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  1. 鳥取市議会 2005-03-01
    平成17年 3月定例会(第1号) 本文


    取得元: 鳥取市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-06
    2005年03月07日:平成17年 3月定例会(第1号) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 箇所)                    10時1分 開会 ◯福田泰昌議長 ただいまから平成17年3月鳥取市議会定例会を開会します。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  請願・陳情について申し上げます。  3月4日までに受理した請願・陳情は、お手元に配付の請願・陳情文書表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託しますので、報告します。 日程第1 会期決定 ◯福田泰昌議長 日程第1、会期決定を議題とします。  お諮りします。  本定例会会期は、本日から3月25日までの19日間にしたいと思います。御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯福田泰昌議長 御異議なしと認めます。したがって、会期は19日間に決定しました。  お諮りします。  議案調査のため3月8日及び3月16日、委員会開催のため3月23日及び3月24日、以上4日を休会にしたいと思います。御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯福田泰昌議長 御異議なしと認めます。したがって、3月8日、3月16日、3月23日及び3月24日を休会することに決定しました。 日程第2 議案第4号平成17年度鳥取一般会計予算から議案第101号損害賠償の額及び和解についてまで      (提案説明◯福田泰昌議長 日程第2、議案第4号平成17年度鳥取一般会計予算から議案第101号損害賠償の額及び和解についてまで、以上98案を一括して議題とします。 提出者説明を求めます。
     竹内市長。                   〔竹内 功市長 登壇〕 ◯竹内 功市長 皆さん、おはようございます。  平成17年度3月市議会定例会提案説明をさせていただきます。  本定例会に提案いたしました諸議案説明に先立ちまして、所信の一端を申し述べさせていただきます。  昨年11月1日、9市町村合併により、山陰最大の20万都市鳥取市が誕生いたしました。  私は、就任以来、「市民の立場に立つ」、「市民生活を大切にする」、「まち魅力と活力を」の政治信念のもと、市民が主役の新しい市政の実現に一貫して取り組んでまいりました。特に合併以降は次の3つのことに力を注いでまいりました。  第1は、合併直後の各地域へのごあいさつを初め、市長アワー地域づくり懇談会などを通じて、広く市民皆さんに直接お会いし、地域の実態の把握に努めてまいりました。新たに鳥取市となった地域のたくさんの方々から、地域の実情や課題について、数多くの御意見・御提案をいただいてまいりました。  そうした過程の中で、私は、除雪を初めとする身近な行政サービスの低下に対する市民皆さんの不安を取り除くように努力し、また、地域の将来と今後の鳥取市の発展に対し、夢と希望を持っていただけるよう訴えてまいりました。  第2は、行財政改革に積極的に取り組み、具体的な方向づけを行いました。  国の三位一体改革の進展などに伴い、一段と深刻さを増した本市財政状況を踏まえて、本年1月21日には緊急財政対策を発表しました。一般財源の大幅な不足が見込まれる中で、歳出全般にわたる徹底した見直しを行い、平成17年度予算歳出総額の抑制に取り組む方針を打ち出しました。  平成17年度からの3年間を行財政改革の集中的な実施期間と定め、市町村合併によるスケールメリットを生かしながら、将来にわたって持続可能な健全財政基盤を構築する固い決意のもとで、平成17年度当初予算を編成いたしております。  第3は、行政透明性高め説明責任を果たすために、より一層の情報公開を進めました。  平成17年度の当初予算編成につきましては、総務部長段階からの査定状況予算案の内容を、また、行財政改革取り組みにつきましては、行財政改革大綱及び実施計画の案を、それぞれホームページで明らかにしております。第8次鳥取総合計画の策定においても、情報公開市民参画をこれまでになく徹底して取り組んでおります。  なお、市長交際費につきましても、本年1月より公開を始めたところであります。  今後も積極的に情報公開を進め、議員各位を初め、多くの市民皆さん本市行政の内容や今後の方針についての認識を共有することにより、市民が主役の新しい市政の推進に努めてまいります。  平成17年度は市町村合併の実質的な初年度であり、新市まちづくり計画に盛り込まれた事業が本格的に始まる一方、新鳥取市が将来にわたって持続可能な発展を遂げ、将来像である「人が輝き まちがきらめく快適・環境都市 鳥取」を実現するための基礎固めの1年であります。  合併により人口20万人を超える山陰の中核都市となった新しい鳥取市は、この合併を契機として地方分権に則した自立的なまちづくり推進するため、平成17年10月1日を目標に特例市への移行を目指します。そのために必要となる特例市の指定に係る申し出の議案を今議会に提案しているところであります。  特例市となることにより、県から新たな権限が移譲され、自治体としての自己決定権が拡大します。環境保全まちづくりにおいて、これまで以上に地域の実情に応じた施策を展開することが可能となり、市民皆さんに対して、よりきめ細かな対応や事務処理迅速化を図ることができるようになります。  さらに、平成17年度には新たなまちづくりの方向を示す第8次鳥取総合計画を策定し、本市の今後の基礎固めといたします。この第8次鳥取総合計画は、合併後の新市にとって初めての総合計画であり、平成18年度からの5年間を対象とした、新市の一体的な発展推進するための重要な基本計画であります。  計画策定に当たっては、議員各位を初め、広く市民皆さんの意見を取り入れながら、新市まちづくり計画で示された9つの施策からなる夢のある20万都市づくりビジョンをさらに充実・強化するとともに、同計画に盛り込まれた事業について、緊急性事業効果等を十分に吟味した上で位置づけてまいります。  また、行政評価システムにより、各種施策事業効果について継続的に検討を行うとともに、マニフェストの手法を取り入れ、可能な限り数値目標期限等を明示し、市民にわかりやすい計画といたします。  中国横断自動車道姫路鳥取線の用瀬第1トンネル貫通式が去る3月5日に盛大に開催され、私も出席いたしました。このトンネルの貫通に代表されるように、姫鳥線は、鳥取・智頭間、大原・佐用間で急ピッチに整備が進んでおります。志戸坂峠道路完成も間近となっており、姫鳥線鳥取・佐用間約62キロが、第8次鳥取総合計画の期間中に開通することが確実となってまいりました。長年の懸案である姫鳥線整備が、官民挙げての強力な取り組みにより大きく進展していることは、まことに御同慶の至りであります。  また、私は、山陰自動車道鳥取青谷間平成17年度中の事業着手を、国土交通省に対し強く働きかけてきたところであります。  これらの路線とあわせて、鳥取・豊岡・宮津自動車道駟馳山バイパス完成は、今後の本市発展にとって欠かすことのできないものであり、引き続き早期開通に向けて最大限の努力を重ねてまいります。  こうした中で、本年2月、地元経済界から、2009年、平成21年に県東部地域全体の活性化のための姫鳥線完成記念イベントとして、市民総参画の広域地域交流博覧会を開催すべきとの提言をいただいたところであります。  これらの高速道路整備は、人・物などの交流を飛躍的に活発化し、観光客の増加や農林水産物の出荷などの面で大変有利な条件となるばかりでなく、企業誘致地元産業振興にとっても新たな可能性を開くものであります。地域活性化に結びつけるための準備に、官民挙げて積極的に取り組む必要があります。これらを踏まえて、私は、次の5点を今後の新市まちづくりの基本的な考え方としたいと思います。  まず第1点は、個性を生かしたまちづくりであります。  鳥取市には、人、自然、歴史文化産業地域などの豊かな個性が息づいています。鳥取砂丘に代表される、ここにしかない、いわゆるオンリーワンの地域資源もあります。これらの個性本市の大きな財産であり、限りない魅力を秘めているとともに、さらに大きく育て次代に引き継ぐことにより、本市の均衡ある発展につながると考えます。こうした豊かな個性を生かし、市民が愛着と誇りの持てるまちづくりを進めてまいります。  2点目は、連携交流による活力あふれるまちづくりであります。  市民皆さんが、特色ある歴史文化産業などについて、互いにそれぞれのよさを理解し合い、地域間の連携を強めることによって、一体感が高まり、人、物、情報などの新たな交流が生まれると考えます。  また、高速道路整備の促進やケーブルテレビ網などの情報基盤整備を通じて、これらの交流を活発化させることで新しい文化産業が創造され、さらに国内外の都市地域との連携を強化することにより、本市は大きく躍進すると考えます。こうした連携交流を深めることにより、本市文化産業観光など各分野において、多くの人々を引きつける魅力を一層高め、活力あるまちづくりを進めてまいります。  第3点は、市民が主役の協働によるまちづくりであります。  さまざまな市民皆さんの自主的な活動ボランティア団体NPOなどの多様な活動こそが、これからのまちづくりを進める上での大きな原動力であります。このような市民活動行政とが協働し、さまざまな課題を克服しながら、新しいまちづくりを行っていくことが重要であります。  ともに助け合い、暮らしに身近な課題を解決しながら、心豊かに安心して暮らせる地域社会を築くため、市民事業者行政がそれぞれの役割を担って、互いにパートナーシップを深め、一人一人が生き生きと暮らすことのできる、きらめきのあるまちづくりを進めてまいります。  第4点は、自主性を生かした自立するまちづくりであります。  地方自治の新たな時代を迎えて、鳥取市は、計画的なまちづくりと健全な財政運営に努め、市民の生活をしっかりと支えつつ、持続的に発展する自立した自治体となるよう都市経営に努めることが重要であります。  また、市民事業者皆さんコミュニティー活動に積極的に参加し、みずからのまちづくりはみずからの手で行う意識を持って活動することで自立した地域が生まれると考えます。  市民皆さんが、地域コミュニティーの中でそれぞれの役割を果たしながら、自主的な活動を行い、みずからの選択と責任に基づき、自立できるまちづくりを進めてまいります。  最後、5点目は、世界と手を結び、未来へ飛躍する夢のあるまちづくりであります。  日本海地域有数中核都市となった本市は、高速交通網整備が進み、鳥取空港鳥取港などの基盤も整った、陸・空・海の交通の要衝となります。こうした基盤を生かして、関西圏山陽圏などの国内はもとより、韓国、中国などの北東アジア地域において、存在感の高い小さな世界都市鳥取となることを目指します。  人や物、歴史文化などの本市魅力を高め、山陰の発展をリードし、未来に向けて飛躍する夢のあるまちづくりを進めてまいります。  以上の基本的な考え方に基づき、私は、議員各位市民の皆様と力を合わせて、夢があり誇りの持てる20万都市づくりに、引き続き全力を尽くす決意であります。  続きまして、当初予算の概要について説明を申し上げます。  平成17年度の当初予算は、国の三位一体改革の影響による臨時財政対策債を含めた地方交付税総額の減少、景気の低迷による市税収入の伸び悩み、基金残高の大幅な減少など、非常に厳しい財政状況の中での編成作業となりました。  市町村合併後の初の当初予算となるところから、編成に当たっては、新市一体化の促進と均衡ある発展市民との協働による市民生活向上行財政改革推進歳出総額の抑制、この3点を基本的な考え方に据え、政策的な優先度緊急度を十分に吟味した上で、市民にとって真に必要な施策事業には重点的に配分すると同時に、めり張りをつけながら市民サービスのさらなる向上を目指す、新しい20万都市基礎固め予算としたところであります。  その結果、一般会計予算規模は841億6,900万円で、前年度の旧9市町村の当初予算合計額に比べ、52億8,165万円の減、伸び率ではマイナス5.9%で、緊縮型の予算となっております。  また、特別会計企業会計を合わせた総予算規模は1,585億7,439万円で、前年度当初予算に比べマイナス3.3%となっております。  当初予算編成後の一般会計基金残高は58億2,375万円となりましたが、取り崩して一般財源として利用できる財政調整基金減債基金は底をついた状態であり、今後は基金に頼れない厳しい財政運営をしていかなければならない状況になりました。  一方、借金の返済に当たる公債費は127億4,578万円で、歳出総額の12.9%を占めておりますが、平成16年度をピークに減少してきており、今後も事業の厳選や交付税措置の高い有利な市債を活用することにより、低減に努めていきたいと考えております。  次に、主な事業について、あすを担う人づくりのための教育の充実、安全・安心で生き生きとした暮らしの実現、市民との協働による新しい地域づくり文化交流によるにぎわいづくり地域の特性を生かした産業振興まち・むらの活性化の5つの柱に沿って御説明申し上げます。  最初に、あすを担う人づくりのための教育の充実であります。  21世紀に羽ばたく子供たちが、豊かな心や創造的で広い視野を持ち、たくましく成長していくことを望み、規範意識道徳観をよりよい方向に形成できるように積極的に取り組んでいくとともに、学力の向上に向けた施策や特色ある学校づくりを進めます。  具体的には、モラルやマナー、ルールを大切にする風土(人)づくり事業や、学力向上推進事業を新たに実施するとともに、小学校1・2年生と中学校1年生における30人学級の継続や、自立と創造の学校づくり推進事業、小・中一貫校の研究、小規模校における特別転入制度も引き続き進めてまいります。  また、福部中学校屋内運動場増改築事業、小・中学校耐震診断調査を継続して実施するとともに、新たに城北小学校校舎増改築事業に着手いたします。  さらに、本年5月に移転オープンいたします市立中央図書館の閉館時間を午後6時から7時へ1時間延長するほか、市民体育館及び地区体育館の利用時間の拡大を行い、施設利用者の利便を図ることといたしました。  2番目の柱は、安全・安心で生き生きとした暮らしの実現であります。  昨年、新潟県を襲った新潟県中越地震は、阪神・淡路大震災以来の大規模な地震災害であり、また、台風23号による兵庫県円山川堤防決壊は、豊岡市に予想を超える被害を及ぼしました。これらの甚大かつ深刻な自然災害の発生を踏まえ、改めて合併後の市民の安全を守る防災体制の再編・強化を図らなければなりません。  具体的には、自助、共助、公助の考え方に沿って、新しい20万都市全体の防災の基本となる地域防災計画を策定するとともに、防災マップを作成し全戸配布いたします。  また、自主防災会活動を引き続き助成するほか、いわゆる国民保護法に基づき、鳥取国民保護対策本部等の設置に関する条例も制定することといたしたところであります。  また、少子高齢化高度情報化などの社会状況の変化に対応する事業も積極的に展開してまいります。  具体的には、新しく子育て支援に配慮した保育料軽減措置児童虐待防止などの育児支援、5歳未満児通院医療費助成のほか、基本健康診査対象者拡大自己負担額の軽減、障害者特別医療助成対象者の拡大などを実施することといたしました。  さらに、単位老人クラブ活動助成費を充実させるほか、新しく高齢者パワーリハビリテーションモデル事業お笑い健康道場介護予防事業も開始いたします。  環境面においては、新エネルギー・省エネルギー対策、ごみの減量化・再資源化といった資源循環型社会への対応や、新たな可燃物処理施設の建設、安全な水道水の提供のための浄水場建設にも取り組んでまいります。  旧町村地域におけるケーブルテレビ網整備につきましては、平成18年度供用開始を目指して工事を進めてまいりますとともに、携帯電話不感地区の解消に向けても順次取り組みを進めてまいります。  3番目の柱は、市民との協働による新しい地域づくりであります。  これからの地域づくり原動力は、地域住民のパワーであるとの認識のもと、市民行政協働をキーワードに、従来にも増して市民参画及び市民活動推進に積極的に取り組んでまいります。  地域コミュニティーをさらに活性化し、個性を生かしたまちづくり推進するために、きらめくまちづくり事業補助金コミュニティー活動支援事業補助金を新たに創設するとともに、町内会集会所建設等に係る補助金も充実することといたしました。  また、市民活動団体や自主的に企画・運営する研修経費等助成や、くらし110番事業を引き続き実施するほか、市民参画のもとで新しい市民歌・市の木・市の花・市民憲章を制定し、新市一体化を図ります。  さらに、公の施設の管理について、広く民間事業者NPO法人ボランティア団体等でも行えるようにした指定管理者制度を積極的に導入し、民間活力を生かした効率的・効果的な管理運営を進めてまいります。  4番目の柱は、文化交流によるにぎわいづくりであります。  地域歴史や伝統に根差した文化振興し、すぐれた芸術に触れることは、心や生活を豊かにするのみならず、地域活性化につながるものと考えております。  そこで、城下町としての鳥取市の歴史について認識を深めるとともに、市街地魅力を高めるため、本市の貴重な文化遺産である鳥取城跡や、市街地に残る歴史的な建物の保存整備を引き続き進めてまいります。  また、本年11月には、合併を記念して、文化団体との協働による第1回鳥取市民きらめき文化祭(仮称)を開催することとしております。そこでは、地域の特色ある伝統芸能の披露や、子供から大人まで参加できる合唱を中心とした参加型のプログラム、また、文化芸術作品の発表や展示も企画しております。  観光振興につきましては、鳥取砂丘の新たな情報発信施設サンドパルとっとりが4月にオープンし、これまで以上に砂丘の魅力を紹介するほか、鳥取砂丘全体の観光基地として大きな役割を果たすものと期待しております。  現在、鳥取商工会議所などと共同して取りまとめている鳥取砂丘整備構想に基づき、今後とも鳥取砂丘整備に強力に取り組んでまいります。  また、吉岡温泉活性化起爆剤として、地元計画しておられる露天ぶろ施設整備に対して新たに助成を行うとともに、名勝である白兎海岸道の駅において、観光にぎわい拠点となる白兎の館(仮称)の建設を進めることとしております。  国際交流につきましては、本年は日韓友情年2005と位置づけられ、国を挙げてさまざまな取り組みが行われることとなっておりますが、本市にとりましても清州市姉妹都市提携15周年に当たり、日韓産学官連携交流フォーラムの開催やチャーター便を活用した市民交流、また、中学生による交流事業や清州市で開かれる国際工芸ビエンナーレへの出展などの事業を予定しております。  5番目の柱は、地域の特性を生かした産業振興まち・むらの活性化であります。  懸案となっておりました新津ノ井工業団地に、新市の将来像である環境都市にふさわしい環境関連企業誘致決定いたしました。今後も高速道路整備を念頭に置きながら、新たな企業誘致推進するとともに、産学官連携をより一層強化し、地元企業のさらなる振興に力を注いでいきたいと考えております。  また、地域それぞれが持つ特色ある資源、すなわち伝統工芸地元農林水産物、お祭りなどの文化行事魅力ある観光地などを生かした地域活性化取り組みや広域的な連携を強化していく必要もあります。  その取り組みの1つとして、旧町村地域において合併後も引き続き実施する地域振興に係る事業については、地域振興特定予算として、個性あるまちづくりの継続と一層の地域活性化を図るため、特段の配慮をいたしました。  さらに、新しい20万都市の核となる中心市街地活性化につきましては、中心市街地が人の流れを呼び込み、花と緑、にぎわいと活力にあふれるまちの顔としてよみがえるための総合的な取り組みを進めてまいります。  その中で、地元商店街振興組合とTMOと市が連携をとりながら整備を進めてきた弥生にぎわい拠点パレットとっとりがこの4月にオープンいたします。長年の課題となっておりました中心市街地活性化のまさに中核となる施設であり、多くの市民に来ていただき楽しんでいただける、魅力あるスポットとなることを期待しております。  あわせて、17年度には専門的なアドバイザーによる商店の経営診断を行い、さらなる商店街活性化を図る商店街再生支援モデル事業を創設するとともに、弥生公園の再整備を実施し、にぎわいと活力あふれる中心市街地を復活させたいと考えております。  次に、具体的な農林水産業振興策でありますが、地産地行動計画に基づき、引き続き学校給食等での地産地消を推進するほか、昨今被害が増大しているイノシシ対策として、新たに狩猟免許取得費用全額助成制度を創設し、被害の拡大防止を図ることといたしました。  また、新たな就農者を都会からのUターン・Iターンの方にも求め、就農定住促進対策事業に積極的に取り組むとともに、農林水産物鳥取ブランドを確立するための支援のほか、漁業の担い手の育成、漁港の整備、新鮮な水産物の供給など、水産業のさらなる振興にも努めてまいります。  それでは、本定例会に提案いたしました諸議案につきまして御説明申し上げます。  議案第4号から議案第24号までは、平成17年度の一般会計特別会計企業会計予算でありまして、その概要はただいま申し述べたとおりであります。  議案第25号から議案第42号までは、いずれも平成16年度に係る補正予算の案件で、国や県の承認等に係る事務事業経費及びその他の義務的経費決算見込みに基づいて計上しております。  議案第43号から議案第53号までは、合併前の旧8町村に係る各会計決算認定に関するものであります。  議案第54号から議案第101号までは、条例等に関するものであります。主なものを御説明いたします。  議案第54号と議案第55号は、いずれも国の国民保護法に基づき、鳥取国民保護対策本部鳥取緊急対処事態対策本部及び鳥取国民保護協議会について必要な事項を定めようとするものです。  議案第57号は、合併後の市民連携の強化と地域振興を図るための基金を設置しようとするものです。  議案第59号は、先ほど申し述べました鳥取砂丘の新たな情報発信施設サンドパルとっとりの設置及び管理について、必要な事項を定めようとするものです。  議案第72号は、のぞみ保育園とよねさと保育園を廃止するほか、新たに鹿野町にこじか保育園を設置するため、議案第77号は、保育園に統合される浜村幼稚園と宝木幼稚園を廃止するとともに、鹿野幼稚園、勝谷幼稚園及び小鷲河幼稚園を廃止し、新たにこじか幼稚園を設置するため、また、日進小学校増改築工事の完成に伴い住所を変更するため、それぞれ所要の整備を行おうとするものです。  議案第84号は、配偶者から暴力を受けた被害者などを市営住宅の優先的入居者とするため、所要の整備を行おうとするものです。  議案第89号は、特例市の指定に係る申し出に関する案件でありまして、内容は先ほど申し述べたとおりであります。  議案第90号は、覚寺、浜坂及び丸山町の各一部の区域について、町界、町名の整備及び住居表示を実施するため、議案第98号は、駅南庁舎を取得するため、議案第100号は、のぞみ保育園とよねさと保育園を民間へ無償譲渡するため、それぞれ議決を得ようとするものです。  以上、提案いたしました議案につきまして、その概要を御説明申し上げました。
     御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 ◯福田泰昌議長 以上で本日の日程は終了しました。  本日はこれで散会します。                    午前10時36分 散会 このサイトの全ての著作権は鳥取市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) Tottori City Council, All rights reserved....