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  1. 福岡県議会 2019-02-18
    平成31年 農林水産委員会 本文 開催日: 2019-02-18


    取得元: 福岡県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-07
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1    平成三十一年二月十八日(月曜日)    午 前 十 一 時 一 分 開 会 ◯堀 大助委員長 おはようございます。  それでは、定足数に達しておりますので、ただいまから農林水産委員会を開会いたします。  当委員会において審査を要します案件は、お手元に配付いたしております付託議案一覧表付託請願一覧表及び陳情一覧表のとおり、議案十三件、請願二件及び陳情一件であります。御確認願います。  これらの審査をお手元配付審査日程案のとおり、取り進めたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 2 ◯堀 大助委員長 御異議がありませんので、そのようにさせていただきます。  なお、執行部より提出されました議案及び所管事務調査の資料をお手元に配付いたしております。御確認願います。  それでは、まず、請願審査を行います。  当委員会に付託されております請願は、お手元配付一覧表のとおり、継続審査中のもの二件であります。  それでは、継続審査中の請願番号第四号の二「一条工務店白旗山メガソーラー開発に関する請願」外一件を一括して議題といたします。  この際、何か質疑はありませんか。高瀬委員。 3 ◯高瀬菜穂子委員 請願番号第十八号の一の飯塚市馬敷「金比羅山」の林地開発許可に関する請願について質問いたします。  前回、質問いたしましたが、その際に、この業者が十一月に経済産業省に提出した計画書と、県が十一月二十六日に森林審議会森林部会で報告した内容とが異なっているということを指摘いたしました。パネルの数が全く違っておりまして、経済産業省には多くのパネルを置くという計画になっておりました。このことについて、どちらかが虚偽ということになると考えます。この件についての事実関係、経過についての御説明をお願いします。 4 ◯堀 大助委員長 成末農山漁村振興課長。 5 ◯成末農山漁村振興課長 今、委員から話がありました二種類の図面について御説明いたします。まず、飯塚市の馬敷における林地開発許可申請書審査の経緯について簡単に話をさせていただきます。平成三十年の七月九日に林地開発許可申請書が提出されました。県では、森林法に基づいて、災害の防止、水害の防止、水の確保、環境の保全、この四つの要件を満たしているか審査した結果、いずれも基準を満たしておりましたので、十一月二十六日に森林審議会に諮問をして、森林審議会からは適当と認めるとの答申を受け、十二月十日に林地開発許可をしております。この間の審査審議は、全て七月九日に提出された林地開発許可申請書の図面でもって行っております。  次に、高瀬委員が前回の委員会で示された図面について御説明させていただきます。県では、開発の申請者に対して、開発の目的や手続の状況を確認するために、それが確認できる書類の提出を県に求めています。開発申請者は、平成三十年の十一月六日に再生可能エネルギー開発事業計画書に係る書類を経済産業省九州経済産業局へ提出しておりまして、十一月の二十一日にその写しを県に提出して、うちが受理をしております。この書類に、申請者が誤って、県へ提出した林地開発許可申請書に添付した図面とは異なった図面を添付してうちに出しております。高瀬委員が示された図面は、この九州経済産業局で提出された書類に添付された図面の写しであります。申請者に確認をいたしましたが、提出書類確認ミスをしましたということでありました。なお、申請者は、ことしの一月十日に、九州経済産業局へ図面を修正、提出をしております。繰り返しになりますが、審査審議許可申請書に添付された図面で行っております。 6 ◯高瀬菜穂子委員 県のほうは、最初に出された計画書に基づいて審査をしたということなんですが、この業者は、申請書を出す前の六月の時点での住民説明会でも、そこにパネルを置くことはあり得ないというふうに言われているんですよね。何度も繰り返し言っている。そういう業者さんが、十一月に経済産業省に出す図面を間違ってミスをして出すということがあるのかということについて私は大変疑問です。そして、その写しについては、県の審議会が行われる前に、十一月二十一日の時点で県は受理をしていたわけで、そのことについてチェックが行われなかったということについても重大ではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。 7 ◯成末農山漁村振興課長 今、委員がおっしゃったように、十一月二十一日に出された書類のチェックが甘かったのではないかということはおっしゃるとおりで、今後そういうことがないようにしっかりと書類のチェックはやっていきたいと思います。
    8 ◯高瀬菜穂子委員 その後、この業者さんは、一月十日に経済産業省に出し直した、訂正をしたということなんですけれども、前回の委員会の際には、一月八日でしたか、もう出したということで、いつ出したのかということで、ここでちょっと議論になったかと思うんですけれども、あの時点では出していなかったということを確認したいと思います。それで、この業者さんがその後、一月二十六日に住民説明会をしているんですが、その住民説明会の中身というのが、やはり住民の声をしっかり聞こうという態度ではないというのを、議事録を読んでいてちょっと驚くんですね。例えば、飯塚市の環境保全条例に基づいて、今、自然環境審議会が行われています。その自然環境審議会の結果を待つということはできないのですかという質問に対して、飯塚市の審議会があろうとなかろうと県の許可があるから関係ないんだというような趣旨のことを住民に言っている。住民のほうから、しかしながら、住民との合意をとるということについては、事業計画策定ガイドライン太陽光発電ガイドラインでも何度も繰り返して強調されていることではないのかと言われたら、それには法的拘束力はありませんというようなことも言っているということで、県は、県の森林審議会の際に、飯塚市のほうから法令遵守をしっかりやるように指導してほしいという要請を受けて、そのように業者に指導したというふうに書かれております。そのように指導したと思いますが、その確認と、それから、そういう確認をした業者が住民説明会でそういった発言をするということについてはどのようにお感じになりますか。 9 ◯成末農山漁村振興課長 まず、最初に質問のありました図面の修正の提出ですけど、前回の委員会のときに確認をしている段階では、一月八日の時点で経産省のほうに図面の提出を持っていったということでしたが、経産省のほうで図面のほかの書面の修正を言われたので、そことあわせて修正提出をしたのが一月の十日で、一月の十日に図面と書類をあわせて受付をしていただいたということです。それと、業者が一月の二十六日なりの地元説明会の中での発言というか、地元合意に対する姿勢ですけど、やはり私、許可をおろした者としても、まずは地元の合意がないと、工事とか、そういうものも順調に進まないと思いますので、今までも業者にはきちんと地元と合意をとるようにという指導はしていますが、今後も、今の一月二十六日の話を受けて、業者に対してはきちんと指導していきたいと思います。 10 ◯高瀬菜穂子委員 ほかにも、この計画には調整池が必要なんですけれども、調整池をつくる計画になっている場所に里道があって、その里道についてはまだ払い下げが完了していないと。そして、この里道は、まだ住民の皆さんは、地域で必要な道であるということで、払い下げをしないようにしてほしいというふうなことにもなっている。そうすると、調整池ができないということになりますから、こういった計画について森林法上は問題がないのかもわかりませんけれども、調整池がない中でパネルを置くということになったら大変なわけで、そういった完了していない中で許可が進むということについて、私は大変疑問も持っておりますし、心配もしております。何度も繰り返しましたように、この地域は土砂災害危険区域にも接しているということで、大変地元の方は心配をしておられるわけで、そのことは当然の心配だと思います。県の荒廃森林再生事業対象地でもあったところなんですよね、ここは。それを用途が変わったということで、お金も払って、そして用途変更されたと聞いております。この業者さんがこういった姿勢でもって、幾つもミスが重なったり、住民への姿勢が問われたりしているということを重ねて指摘をさせていただきまして、県のきちんとした指導を強く求めます。私は、本来ならば、これだけのことがあれば許可を取り消していただきたいと思うわけですけれども、そうならないとおっしゃるので、それならばきちんと指導していただくということを強く求めて発言を終わります。 11 ◯堀 大助委員長 ほかに何かありませんか。松本委員。 12 ◯松本國寛委員 委員長、ちょっと確認していただきたいんですが、虚偽とミスとがマッチングしていないようなんですが、どちらが正しいんですか。 13 ◯堀 大助委員長 高瀬委員の発言の中でミスと虚偽という使い方があったという。 14 ◯松本國寛委員 いえ、高瀬委員は虚偽の申請をされたとおっしゃっているけれども、成末課長はミスがあったという受けとめ方なので、これは大事なことだと思うので、じゃ、僕から質問しますが、それはどっちなんですか。ミスなんですか、虚偽なんですか。 15 ◯堀 大助委員長 成末農山漁村振興課長。 16 ◯成末農山漁村振興課長 ミスです。 17 ◯松本國寛委員 了解しました。 18 ◯堀 大助委員長 ほかに何かありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 19 ◯堀 大助委員長 ほかにないようですので、以上で本件の質疑を終わります。  それでは、これらの請願については、どのような取り扱いにいたしましょうか。      〔「継続審査」と呼ぶ者がある〕 20 ◯堀 大助委員長 ただいま十中委員から「継続審査」という意見がありましたが、いかがでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 21 ◯堀 大助委員長 御異議がありませんので、継続審査と決定いたします。  以上で、請願審査を終了いたします。  次に、陳情についてであります。  「奥山等のスギ・ヒノキ等放置人工林を、森林環境譲与税(仮称)を使って一定面積皆伐し、天然林に戻すことを求める陳情書」をお手元に配付しております。御確認願います。  この際、何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 22 ◯堀 大助委員長 特にないようですので、以上で本陳情についての質疑を終わります。  次に、議案の審査を行います。  第四八号議案「平成三十年度福岡県一般会計補正予算(第三号)」所管分を議題といたします。  執行部説明を求めます。岡本農林水産部長。 23 ◯岡本農林水産部長 第四八号議案、平成三十年度福岡県一般会計補正予算のうち、農林水産部所管分について御説明いたします。  今回の補正予算は、国の補正予算を最大限活用し、農林水産業競争力強化や防災・減災対策の実施に伴う増額のほか、災害復旧事業公共事業など所要額が確定したものについて減額を行うものでございます。  六款農林水産業費で五十六億二千八百万円余の増額。  十一款災害復旧費当部所管分で二十五億五千八百万円余の減額をお願いしております。  その主なものについて御説明いたします。お手元の平成三十年度補正予算に関する説明書の百七十ページをお願いいたします。六款農林水産業費、二項農業費でございます。一目農業総務費で三億四千七百万円余の減額をお願いしております。その主なものは、右側説明書の上から二番目、農業委員会等運営費の三億五千四百万円余の減で、これは農業委員会活動経費などの確定によるものでございます。その下、二目園芸振興費で二十三億百万円余の増額をお願いしております。その主なものは、右側説明書の一番下、園芸作物振興対策費の二十三億一千三百万円余の増で、これは国の補正予算に伴い、台風に耐える強度を有するハウスや集出荷施設等の整備に対して助成を行うものでございます。  一枚めくっていただきまして、百七十三ページをお願いいたします。三項畜産業費でございます。二目畜産振興費で五億三千三百万円余の減額をお願いしております。その主なものは、右側説明書の一番上、畜産振興総合対策費の五億三千百万円余の減で、これは収益力強化に必要な施設の整備につきまして、事業計画の見直しにより事業が延期されたことなどによるものでございます。  次に、一枚めくっていただきまして、百七十四ページをお願いいたします。四項農地費でございます。一目農地総務費で一億七千六百万円余の減額をお願いしております。これは農地関係職員費の減によるものでございます。百七十五ページに参りまして、二目農村整備費で三十三億三千八百万円余の増額をお願いしております。これは農業農村整備関係公共事業の増でございます。右側説明書では、上から十一番目、担い手育成基盤整備事業費以降となりますが、国の補正予算及び国庫認証に伴い、それぞれ事業ごとに増減が生じております。  次に、一枚めくっていただきまして、百七十七ページをお願いいたします。五項林業費でございます。一目林業総務費で一億八百万円余の減額をお願いしております。その主なものは、右側説明書の一番上、林業関係職員費の減によるものでございます。その下、二目林業振興費で一億六千四百万円余の減額をお願いしております。その主なものは、右側説明書の一番上、木材需要拡大対策事業費の一億三千七百万円余の減で、これは木造公共施設整備費の減によるものでございます。  一枚めくっていただきまして、百七十八ページをお願いいたします。森林整備費で五億三千万円余の増額をお願いしております。その主なものは、右側説明書の上から二番目、造林事業費から、四番目、県代行林道開設費までの増で、これも国の補正予算に伴うものでございます。  百七十九ページに参りまして、四目治山費で三億六千五百万円余の増額をお願いしております。その主なものは、右側説明書の一番上、治山事業費の増で、これも国の補正予算に伴うものでございます。  ページが飛びまして、百八十三ページをお願いいたします。六項水産業費でございます。六目水産海洋技術センター費で二億四千八百万円余の増額をお願いしております。その主なものは、右側説明書の上から二番目、施設整備費の二億五千八百万円余の増で、これは地方創生拠点整備交付金を活用し、水産海洋技術センター機能強化を図るための施設整備を行うものでございます。一枚めくっていただきまして、百八十五ページをお願いいたします。八目漁港建設費で二億五千六百万円余の増額をお願いしております。その主なものは、右側説明書の一番上、漁港修築事業費の増で、これも国の補正予算に伴うものでございます。  ページが飛びまして、二百四十一ページをお願いいたします。十一款災害復旧費、一項農林水産施設災害復旧費でございます。一目耕地災害復旧費で二十一億三千百万円余の減額をお願いしております。これは右側説明書団体営事業費の二十億六千二百万円余の減と、その下、県営事業費の六千八百万円余の減は、年度内災害復旧事業費の確定によるものでございます。その下、二目林道災害復旧費で三億五千九百万円余の減額をお願いしております。これも年度内災害復旧事業費の確定によるものでございます。  続きまして、債務負担行為について御説明いたします。ページが飛びまして、二百六十三ページをお願いいたします。追加に係る分として、上から二行目の治山事業費から漁港修築事業費までの三件、総額で十五億一千百万円余の限度額をお願いしております。これらは、国の補正予算に伴い、平成三十一年度に予定している事業の前倒しを図るため、債務負担行為を設定するものでございます。  続きまして、繰越明許費について御説明いたします。  資料が変わりまして、薄いほうの冊子になりますが、福岡県議会定例会議案その四の十八ページをお願いいたします。繰越明許費補正の追加に係る分でございます。農林水産部所管分は、上から四行目になりますが、六款農林水産業費、一項農林水産業企画費から、一枚めくっていただき、二十ページの下から六行目、六項水産業費までの三十五件と、ページが飛びまして、二十四ページの上から六行目、十一款災害復旧費、一項農林水産施設災害復旧費の二件、三項庁舎等災害復旧費のうち、農林業総合試験場災害復旧費と農業大学校災害復旧費の二件でございます。総額で百九十七億九千九百万円余をお願いしております。これは今回の国の補正予算に伴うものに加え、用地買収借地交渉に日時を要したこと等から、翌年度に繰り越しをお願いするものでございます。  次に、変更に係る分でございます。二十五ページに参りまして、農林水産部所管分は、一番上、六款農林水産業費、四項農地費から五項林業費までの六件でございます。変更後の繰越明許費は、総額で六十六億七千七百万円余をお願いしております。これは既に繰り越しの議決をいただいた事業のうち、先ほどの追加に係る分と同様の理由により繰越額の変更をお願いするものであります。  なお、繰り越しいたします工事につきましては、事業効果早期発現が図られるよう事業の促進に努めてまいります。  以上で農林水産部所管分説明を終わります。よろしく御審議のほどお願いいたします。 24 ◯堀 大助委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 25 ◯堀 大助委員長 特にないようですので、以上で第四八号議案所管分の質疑を終わります。  次に、第五九号議案独立行政法人水資源機構筑後川下流用水施設管理業務に要する経費の負担についての議決内容の一部変更について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。岡本農林水産部長。 26 ◯岡本農林水産部長 第五九号議案独立行政法人水資源機構筑後川下流用水施設管理業務に要する経費の負担についての議決内容の一部変更について御説明いたします。  福岡県議会定例会議案その五の六ページをお願いいたします。本事業費の経費の負担につきましては、既に議決をいただいておりましたが、管理業務に要した経費の確定に伴い、関係の市や町が負担すべき金額を変更する必要が生じましたので、独立行政法人水資源機構法第二十六条第三項の規定により、県議会の議決を求めるものであります。  なお、市町別の負担額は、六ページに記載の別表のとおりであります。  以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 27 ◯堀 大助委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 28 ◯堀 大助委員長 特にないようですので、以上で第五九号議案の質疑を終わります。  次に、第六〇号議案「農業農村環境整備事業の経費の負担についての議決内容の一部変更について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。岡本農林水産部長。 29 ◯岡本農林水産部長 第六〇号議案、農業農村環境整備事業の経費の負担についての議決内容の一部変更について御説明いたします。  七ページをお願いいたします。本事業の経費の負担につきましては既に議決いただいておりましたが、事業計画の変更に伴い、受益の市や町が負担すべき金額の一部を変更する必要が生じましたので、地方財政法第二十七条第二項の規定により県議会の議決を求めるものであります。  なお、事業別、市町別の負担額は、七ページから十一ページに記載の別表のとおりでございます。  以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 30 ◯堀 大助委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 31 ◯堀 大助委員長 特にないようですので、以上で第六〇号議案の質疑を終わります。  次に、第六一号議案「県営土地改良事業の経費の負担についての議決内容の一部変更について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。岡本農林水産部長。 32 ◯岡本農林水産部長 第六一号議案、県営土地改良事業の経費の負担についての議決内容の一部変更について御説明いたします。  十二ページをお願いいたします。本事業の経費の負担につきましては既に議決をいただいておりましたが、事業計画の変更に伴い、受益の市や町が負担すべき金額の一部を変更する必要が生じましたので、土地改良法第九十一条第六項において準用する同法第九十条第十項の規定により県議会の議決を求めるものであります。  なお、事業別、市町別の負担額は、十二ページから十七ページに記載の別表のとおりでございます。  以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 33 ◯堀 大助委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 34 ◯堀 大助委員長 特にないようですので、以上で第六一号議案の質疑を終わります。  次に、第六二号議案「県営林道開設事業の経費の負担についての議決内容の一部変更について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。岡本農林水産部長。 35 ◯岡本農林水産部長 第六二号議案、県営林道開設事業の経費の負担についての議決内容の一部変更について御説明いたします。  十八ページをお願いいたします。本事業の経費の負担につきましては既に議決をいただいておりましたが、事業計画の変更に伴い、受益の市や町が負担すべき金額を変更する必要が生じましたので、地方財政法第二十七条第二項の規定により県議会の議決を求めるものであります。  市町別の負担額は、十八ページに記載の別表のとおりであります。  以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 36 ◯堀 大助委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 37 ◯堀 大助委員長 特にないようですので、以上で第六二号議案の質疑を終わります。  次に、第六三号議案「漁港関係事業の経費の負担について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。岡本農林水産部長。 38 ◯岡本農林水産部長 第六三号議案、漁港関係事業の経費の負担について御説明いたします。  十九ページをお願いいたします。本件を提案いたしました理由は、平成三十年度工事として施工する漁港関係事業につきまして、地方財政法第二十七条第一項の規定に基づき、受益の市に対し総事業費の一部を負担させるに当たり、同法第二十七条第二項の規定により県議会の議決を求めるものであります。  なお、事業別、市別の負担額は、二十ページに記載の別表のとおりであります。  以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 39 ◯堀 大助委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 40 ◯堀 大助委員長 特にないようですので、以上で第六三号議案の質疑を終わります。  次に、第一号議案「平成三十一年度福岡県一般会計暫定予算」所管分を議題といたします。
     執行部説明を求めます。岡本農林水産部長。 41 ◯岡本農林水産部長 第一号議案、平成三十一年度福岡県一般会計暫定予算のうち、農林水産部所管分について御説明いたします。暫定予算につきましては、四月から七月までの四カ月間に必要な行政運営経費を計上しております。  まず、六款農林水産業費でございますが、合計で三百三十九億九千九百万円余をお願いしております。その主なものについて御説明いたします。  平成三十一年度暫定予算に関する説明書の二百二十五ページをお願いいたします。一項農林水産業企画費でございます。一目農林水産業総務費二十三億一千九百万円余は、農業次世代人材投資資金の交付、福岡の食の魅力発信及び九州北部豪雨で被災した朝倉地域の復興支援に要する経費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百二十七ページをお願いいたします。二目農山漁村振興費二十七億一千九百万円余は、農地や水路の保全のための共同活動に要する経費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百二十八ページをお願いいたします。三目安全対策費三千三百万円余は、病害虫の防除対策に要する経費などでございます。二百二十九ページに参りまして、四目団体指導費一億九千六百万円余は、農林漁業関係の制度資金に要する経費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百三十ページをお願いいたします。五目農林業総合試験場費四億六千八百万円余は、試験場の試験研究や管理運営に要する経費でございます。  次に、二百三十一ページに参りまして、二項農業費でございます。一目農業総務費二十二億七千三百万円余は、農業関係の職員費や農業委員会の活動に要する経費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百三十三ページをお願いいたします。二目園芸振興費二十四億二千百万円余は、収益性の高い園芸産地を育成するための生産及び流通施設、鳥獣被害を防止するための侵入防止柵等の整備に要する経費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百三十四ページをお願いいたします。三目水田農業振興費二十四億五千百万円余は、水田農業の経営力を高めるための機械施設整備及び農地集積の推進に要する経費でございます。二百三十五ページに参りまして、四目経営技術支援費四千八百万円余は、農業改良普及に要する経費などでございます。  次に、一枚めくっていただきまして、二百三十六ページをお願いいたします。三項畜産業費でございます。一目畜産総務費三億四千四百万円余は畜産関係の職員費などでございます。二百三十七ページに参りまして、二目畜産振興費四億三千万円余は、収益力向上や生産規模拡大のための畜舎等の整備及び高病原性鳥インフルエンザなど、家畜伝染病の防疫対策に要する経費などでございます。  次に、一枚めくっていただきまして、二百三十九ページをお願いいたします。四項農地費でございます。一目農地総務費五億一千八百万円余は、農地関係の職員費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百四十ページをお願いいたします。二目農村整備費七十六億百万円余は、ため池や農業水利施設等の整備に要する経費や国営事業に係る県負担金などでございます。  次に、一枚めくっていただきまして二百四十二ページをお願いいたします。五項林業費でございます。一目林業総務費五億一千百万円余は林業関係の職員費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百四十四ページをお願いいたします。二目林業振興費一億八千二百万円余は、特用林産振興施設の整備に要する経費などでございます。二百四十五ページに参りまして、三目森林整備費二十二億七千九百万円余は、森林及び林道の整備、松くい虫被害木の抜倒駆除に要する経費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百四十七ページをお願いいたします。四目治山費三十九億三千五百万円余は、治山施設の整備に要する経費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百四十九ページをお願いいたします。五目森林環境費四億六千八百万円余は、荒廃森林の再生に要する経費などでございます。その下、六目緑化対策費一億四千二百万円余は、森林公園や緑化センターの管理運営に要する経費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百五十ページをお願いいたします。七目狩猟費一千万円余は、有害鳥獣の駆除対策や狩猟免許の交付に要する経費でございます。  次に、二百五十一ページに参りまして、六項水産業費でございます。一目水産業総務費四億二千五百万円余は、水産関係の職員費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百五十二ページをお願いいたします。二目水産業振興費三十二億一千四百万円余は、漁場の整備や水産資源づくりに要する経費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百五十四ページをお願いいたします。三目水産業協同組合指導費六十万円余は、水産業協同組合の検査指導に要する経費などでございます。その下、四目漁業調整費三千万円余は、海区漁業調整委員会の職員費や管理運営に要する経費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百五十六ページをお願いいたします。五目漁業取締費一千四百万円余は、漁業の取り締まりに要する経費などでございます。その下、六目水産海洋技術センター費一億五千七百万円余は、センターの管理運営や試験研究に要する経費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百五十八ページをお願いいたします。七目漁港管理費一億二千万円余は、漁港施設の管理に要する経費などでございます。二百五十九ページに参りまして、八目漁港建設費六億七千六百万円余は、漁港施設の整備に要する経費などでございます。  ページが飛びまして、三百六十五ページをお願いいたします。十一款災害復旧費のうち、農林水産部所管分につきましては、合計九十三億九千五百万円余をお願いしております。その主なものについて御説明いたします。一項農林水産施設災害復旧費でございます。一目耕地災害復旧費六十八億八千六百万円余は、農地農業用施設の災害復旧に要する経費でございます。一枚めくっていただきまして、三百六十六ページをお願いいたします。二目林道災害復旧費二十四億四千八百万円余は、林道の災害復旧に要する経費でございます。三百六十七ページに参りまして、三目林地荒廃防止施設災害復旧費六千万余は、治山施設の災害復旧に要する経費でございます。  続きまして、債務負担行為を御説明いたします。ページが飛びまして、四百三ページをお願いいたします。農林水産部所管分債務負担行為は、上から四行目、農業近代化資金利子補給から、一枚めくっていただきまして、四百四ページの下から四行目、漁業近代化資金利子補給までの十二件で、限度額の合計は十二億八千六百万円余でございます。その主なものは、上から三行目、農地利用推進事業損失補償の八億六千三百万円余で、これは福岡県農業振興推進機構が全国農地保有合理化協会から農地の借入資金を借り入れる際に必要な損失補償であります。また、その四行下、県営ため池等整備事業費の二億円は、県営ため池等整備事業の工期が翌年度以降にわたることから、債務負担行為を設定するものでございます。  以上で農林水産部所管分説明を終わります。よろしく御審議のほどお願いいたします。 42 ◯堀 大助委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 43 ◯堀 大助委員長 特にないようですので、以上で第一号議案所管分の質疑を終わります。  次に、第八号議案「平成三十一年度福岡県就農支援資金貸付事業特別会計暫定予算」、第九号議案「平成三十一年度福岡県県営林造成事業特別会計暫定予算」、第一〇号議案「平成三十一年度福岡県林業改善資金助成事業特別会計暫定予算」及び第一一号議案「平成三十一年度福岡県沿岸漁業改善資金助成事業特別会計暫定予算」、以上四件を一括して議題といたします。  執行部説明を求めます。岡本農林水産部長。 44 ◯岡本農林水産部長 第八号議案、平成三十一年度福岡県就農支援資金貸付事業特別会計暫定予算から、第一一号議案、平成三十一年度福岡県沿岸漁業改善資金助成事業特別会計暫定予算までの四件について一括して御説明いたします。  先ほどの平成三十一年度暫定予算に関する説明書の四百五十三ページをお願いいたします。福岡県就農支援資金貸付事業特別会計について御説明いたします。この事業は、農業経営を開始するために貸し付けた資金の管理、回収を行うものでございます。暫定期間中の予算額は、歳入歳出ともに二百万円余をお願いしております。  ページが飛びまして、四百五十七ページをお願いいたします。福岡県県営林造成事業特別会計について御説明いたします。この事業は、県土の保全及び森林資源の培養を図ることを目的に、県営林の経営を行うものであります。暫定期間中の予算額は、歳入歳出ともに五千四百万円余をお願いしております。  ページが飛びまして、四百七十一ページをお願いいたします。福岡県林業改善資金助成事業特別会計について御説明いたします。この事業は、林業者や木材業者が必要な機材などを購入する場合に無利子の貸付を行うものでございます。暫定期間中の予算額は、歳入歳出ともに三千三百万円余をお願いしております。  ページが飛びまして、四百七十五ページをお願いいたします。福岡県沿岸漁業改善資金助成事業特別会計について御説明いたします。この事業は、漁業者が漁船などを購入する場合に無利子の貸付を行うものでございます。暫定期間中の予算額は、歳入歳出ともに八千六百万円余をお願いしております。  以上で説明を終わります。よろしく御審議のほどお願いいたします。 45 ◯堀 大助委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 46 ◯堀 大助委員長 特にないようですので、以上で第八号議案外三件についての質疑を終わります。  次に、第二七号議案「福岡県国営土地改良事業負担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。執行部説明を求めます。岡本農林水産部長。 47 ◯岡本農林水産部長 第二七号議案、福岡県国営土地改良事業負担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。  福岡県議会定例会議案その二の十七ページをお願いいたします。また、条例の具体的内容の説明につきましては、お手元に配付されております委員会資料の二十ページで申し上げますので、御参照願います。この条例を提案いたしました理由は、土地改良法の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令の制定に伴いまして、所要の規定の整備を行うものであります。具体的な内容につきましては、土地改良法施行令の改正により特別徴収金の額と算定方法に関する準用規定の整理が行われたことなどにより、条文の追加や移動が生じたところでございます。また、施行令の条文の一部を、現代用語を用いた平易な表記に改められております。これに伴い、土地改良法施行令を引用し、国営土地改良事業の実施に当たり、県が受益者から負担金の一部を徴収する場合の額などを定めている福岡県国営土地改良事業負担金徴収条例の条項等に影響が生じたことから、同法の改正後の条項や条文の表記に合わせて条例を改正するものでございます。  なお、新旧対照表は、委員会資料の二十一ページから二十三ページに記載のとおりでございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 48 ◯堀 大助委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 49 ◯堀 大助委員長 特にないようですので、以上で第二七号議案の質疑を終わります。  次に、第三九号議案「専決処分について(交通事故による損害賠償)」を議題といたします。  執行部説明を求めます。岡本農林水産部長。 50 ◯岡本農林水産部長 第三九号議案、交通事故による損害賠償の専決処分について御説明いたします。  同じく議案その二の五十六ページをお願いいたします。また、具体的な内容の説明につきましては、委員会資料の六十七ページで申し上げますので、御参照願います。  本件交通事故は、平成二十九年十二月十二日の午後五時五十二分に、朝倉市古毛の主要地方道鳥栖朝倉線の才園橋交差点において発生したものでございます。事故の発生状況でございますが、事故現場の見取り図をごらんいただきたいと思います。朝倉農林事務所職員が、公用車で用務先から帰庁するため県道を走行していた際、交差点を横断する被害者を発見したため、ブレーキをかけ、とっさに右にハンドルを切って回避しようとしましたが、車の左前方部に接触したものでございます。被害者は病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。  損害賠償についてでございます。その後、被害者の御遺族と協議を重ねてまいりました結果、損害賠償金として二千四百十九万八千二百九十一円を支払うことで和解をいたしたところでございます。この損害賠償金につきましては、県が加入する自賠責保険及び任意保険から支出することとしており、県費の支出はございません。  第三九号議案説明につきましては以上でございます。よろしく御審議の上御承認賜りますようお願いいたします。  なお、職員の交通事故の防止につきましては、今後とも、指導教育を徹底して、再発防止に努めてまいる所存でございます。よろしくお願いします。 51 ◯堀 大助委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 52 ◯堀 大助委員長 特にないようですので、以上で第三九号議案の質疑を終わります。  以上で、本委員会に付託されました全議案の質疑を終了します。  それでは、知事等に対する保留質疑がありませんので、引き続き議案の採決を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 53 ◯堀 大助委員長 御異議がありませんので、これより議案の採決を行います。  それでは、準備のためしばらく休憩いたします。そのままでお待ちください。      〔暫 時 休 憩〕 54 ◯堀 大助委員長 再開いたします。  それでは、これより議案の採決を行います。  まず、採決の方法についてお諮りいたします。  採決は、一括して行いたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 55 ◯堀 大助委員長 御異議がありませんので、そのようにとり行います。  それでは、第一号議案所管分、第八号議案から第一一号議案まで、第二七号議案、第三九号議案、第四八号議案所管分及び第五九号議案から第六三号議案までの以上十三件について、原案のとおり可決することに賛成の委員は御起立願います。      〔賛 成 者 起 立〕 56 ◯堀 大助委員長 起立多数であります。  よって、第一号議案所管分外十二件は、いずれも原案のとおり可決されました。  これで、議案の採決を終わります。  以上で、本委員会に付託されました議案の審査は終了いたしました。  なお、採決いたしました議案に関する委員長報告につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 57 ◯堀 大助委員長 御異議がありませんので、そのように決定いたします。  次に、所管事務調査を行います。  「収入保険制度の加入状況について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。冨永団体指導課長。 58 ◯冨永団体指導課長 収入保険制度の加入状況について説明いたします。  委員会提出資料、所管事務調査の一ページをお願いいたします。本年一月一日より開始されました収入保険制度につきまして、本県の加入状況が明らかになりましたので、御報告するものでございます。  まず、一のこれまでの取組をお願いします。県としては、できるだけ多くの農家が、自身の経営に合ったセーフティネットに加入することが重要と考えております。そういった中、国は、平成二十九年六月に、品目の枠にとらわれず、自然災害に加え、価格低下などによる経営全体の収入減少を補てんする収入保険制度を創設し、平成三十一年一月から開始することとしました。  この収入保険制度ですが、概要を下の参考のほうに記載しておりますので、下の概要のほうをごらんいただきたいと思います。制度開始は本年一月一日からで、保険期間は、個人が一月から十二月までの暦年の一年間、法人は法人の事業年度の一年間となっております。対象者は、青色申告を行っている農業者で、補償内容は、農業者ごとに保険期間の収入が、過去五年間の平均収入である基準収入、これを一定割合下回った場合に、その下回った金額の一定割合を補てんします。なお、この一定割合とは、下に米印を書いておりますが、農業者の方が九割から五割の範囲で選択しますが、今回加入された農業者の方におきましては、ほとんどの方が最高限度の九割を選択しているところでございます。加入申請期間は、保険期間開始月の一カ月前までとなっていますが、初年に限り開始月の前までとなっております。個人の場合であれば、前年の十月から十一月末まで、ただし、初年については十二月末。法人につきましては、法人の事業年度開始月の一カ月前までで、具体例で言いますと、例えば四月から三月までの事業年度でありましたら二月末までなんですが、ただし、初年度は三月末までいいということになっているということでございます。  また、一のこれまでの取組のほうに戻っていただきたいんですが、新たにこういった収入保険制度ができましたので、県では、できるだけ多くの農家が自身の経営に合った制度を選択できるよう、各制度の周知を進めてきたところでございます。具体的には、(一)から(三)になりますが、まず、農業共済組合と連携いたしまして、説明会を千六十七回、延べ二万七千六百八十人に対して開催しまして、この制度周知を通じて制度に関心を示した農家三千九百九十経営体に対して、農業共済組合が戸別訪問を実施しました。このうちの七百七十五経営体については、農家の要望に応じて収入保険に加入した場合の試算を示したところでございます。  次に、二の本県の加入状況です。一のこれまでの取組によりまして、昨年十二月末の本県の加入状況は六百四十一経営体となっております。加入した主な経営体は、米・麦の共済や野菜価格安定制度など、品目別に複数の制度を利用していた複合経営農家、また、果樹共済を利用していた果樹農家となっております。また、加入を見送りました主な理由としましては、制度初年ということで、制度に興味はあるものの、もう少し検討したいという様子見の方が多くおられました。  次に、三の今後の取組です。県では、農業共済組合と連携し、引き続き青色申告の促進、また、制度の周知を図ってまいります。また、今回加入を見送った農家に対しましては、加入の判断に役立つよう、制度開始後の状況を丁寧に説明してまいります。  説明は以上です。よろしくお願いいたします。 59 ◯堀 大助委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 60 ◯堀 大助委員長 特にないようですので、以上で本件の質疑を終わります。  次に、「県産農林水産物の輸出促進について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。松崎輸出促進課長。 61 ◯松崎輸出促進課長 それでは、県産農林水産物の輸出促進について御説明いたします。  委員会提出資料、所管事務調査の二ページをお開き願います。  一の輸出取組の概要ですけれども、国内の人口減少に伴う消費の減少が懸念される中、県内農林漁業者の所得向上を図るため、国内の販売だけでなく海外での販売拡大を目指して、輸出の取組を積極的に進めているところです。  それでは、具体的な取組について御説明いたします。二の平成三十年度の主な取組についてですけれども、まず最初に、(一)の量販店での販売促進等の取組です。本年度、現在までの実績と二月に計画が整っているものといたしまして、香港、台湾、シンガポールなど六カ国・地域におきまして販売促進フェアを二十三回開催計画しておるところです。このうち、九州各県と連携しましたフェアを香港で開催し、タイでも二月下旬から開催する計画となっております。また、後ほど御説明いたしますけれども、輸出解禁となりまして初めて輸出しました米国への柿、タイへのみかんの販売促進フェアも開催しており、そのほかベトナムへの梨の販売も開始したところです。また、八女茶や植木、花き、県産酒などの県産農林水産物を香港など国内外九カ所の商談会に出展しております。写真は、米国での柿、タイでのみかんのフェアの販売状況と香港での八女茶の商談会の出展の状況でございます。  次に、(二)の飲食店等でのPR試食会及び福岡フェア等の開催の状況です。まず、1)の香港におきましては、アの高級中華料理レストランに現地のシェフなど五十名を招待し、唐泊恵比寿かきなどの水産物や、博多なす、八女茶など、県産食材のPR試食会を開催いたしました。その後、このPR試食会で提供しましたメニューを同店で福岡フェアとして一般消費者に提供しております。フェア終了後にも、唐泊恵比寿かきと甘鯛につきましては、通常のメニューとして使っていただいているところです。また、イの人気スイーツ店とも協同いたしまして福岡キャンペーンを開催し、とよみつひめや八女茶などを使用したケーキが約二カ月間、八十七店舗で販売されました。次の2)のタイでは、日本料理の人気店に現地メディアなど十六名を招待し、博多和牛のPR試食会を開催しております。その後、このときのメニューを博多和牛フェアとして一般消費者にコースメニューで提供いたしました。写真は、香港での県産食材のPR試食会と人気スイーツ店の福岡キャンペーンのポスター及びタイでの博多和牛のPR試食会の状況でございます。  三ページをお開きください。次の(三)は欧州の茶専門店での八女茶の常設コーナー設置の取組です。イギリス、フランス、ドイツの三カ国で、記載の日から八女茶の常設コーナーを設置しまして、玉露と煎茶を展示、販売いたしております。また、これに伴いまして、記載の量の八女茶が輸出されたところです。写真につきましては、イギリスの茶専門店の常設コーナーの設置状況でございます。  次の(四)は、バイヤーの産地への招へいの取組です。みかんやあまおう、八女茶、博多和牛、水産物、日本酒などのバイヤーを、生産現場や鮮魚市場、酒蔵などに招へいしまして、産地の歴史や生産状況などを紹介し、PRや商談会を行いました。写真は、植木及び博多和牛のバイヤー招へいの状況でございます。  次の(五)の県産材輸出実証ですけれども、福岡、佐賀、長崎の三県合同によりますトライアル輸出への支援を継続して実施したところです。  最後に、(六)の県産農産物の輸出向け産地の拡大の取組では、まず、残留農薬基準及び植物検疫に対応しました輸出向け産地の育成のために、展示ほの設置や機械整備の支援を行っております。展示ほにつきましては、JA粕屋の台湾向けいちごの圃場など、県内六カ所に設置いたしました。写真は、そのJA粕屋の台湾向けいちごの展示ほの設置状況でございます。  また、先ほど御説明いたしました輸出解禁となりました品目に対しましては、産地への支援を行っているところです。1)のベトナム向けの梨につきましては、二十九年の一月に輸出解禁され、三十年の八月に四百二十キロが、2)の米国向けの柿につきましては、二十九年の十月に解禁され、三十年十月に五百二十二キロが、3)のタイ向けのみかんにつきましては、三十年の八月に解禁され、三十一年一月に千キロがそれぞれ初めて輸出されたところです。いずれの産地におきましても、品目により対応は異なっておりますけれども、産地における助言、生産における助言、生産園地や選果こん包施設の登録の支援、トラップ調査、園地検査、輸出検査などの支援を行いまして、生産者やJAなど産地一帯となって輸出体制を整え、初輸出に至ったところです。写真は、梨及び柿の園地検査の状況とみかんの輸出検査の状況でございます。今後とも、このような各分野での幅広い取組を通じまして、より一層の輸出拡大を図っていきたいと考えております。  説明は以上です。よろしく御審議をお願いいたします。 62 ◯堀 大助委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕
    63 ◯堀 大助委員長 特にないようですので、以上で本件の質疑を終わります。  次に、「県産農林水産物の販売促進について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。城石福岡の食販売促進課長。 64 ◯城石福岡の食販売促進課長 県産農林水産物の販売促進につきまして、今年度の取組状況、これまでの実績と現在実施中のものも含めまして御説明申し上げます。  資料の四ページをごらんいただきますようお願いいたします。今年度も東京、大阪、両事務所の福岡よかもん・よかとこプロモーションセンターと緊密に連携を図りながら、福岡の食の販売促進を進めているところでございます。県内外の外食事業者への売り込みに加えまして、今年度はアンテナレストラン福扇華をオープンし、販売促進の取組を強化しております。  まず、(一)外食・中食事業者に対する販売促進でございます。外食事業者に対しましては、延べ四十五事業者のシェフや仕入れ担当者を県内産地に御案内した後、東京と大阪におきまして、県産食材を料理して試食していただくシェフと生産者の交流会を開催いたしました。あわせまして、料理業界誌「料理王国」に産地や食材の紹介記事を掲載いたしました。こうした取組の結果、表にお示ししておりますとおり、首都圏、関西圏、県内等、合わせて延べ五百七店舗におきまして、あまおうや天然魚、博多和牛等を使ったフェアが開催されました。  フェアなどの事例を記載させていただいております。一つ目は、現在開催中の首都圏、関西圏及び県内の高級レストラン二十店舗で同時に本県産食材を使った料理が提供されます福岡県レストランキャンペーン、それから高級スイーツ店キルフェボンでの三年連続となりますとよみつひめを使った商品の販売でございます。また、ことしは、初めてキウイフルーツ博多甘熟娘を使った商品も販売をされました。  次のページをお願いいたします。事例の二つ目でございますが、実りつくしが県内のロイヤルグループ三十四店舗で取り扱っていただくなど、取引が拡大しているところでございます。  次に、中食事業者などへの販売、販促でございます。本年度、これまでに六者で、表に示しておりますようなスイーツ、ドリンク、即席麺などの新商品が開発、販売されました。  次に、(二)アンテナレストラン福扇華を活用した福岡の食の魅力発信についてでございます。昨年十一月二十一日のグランドオープンから一月末までに五千人以上のお客様に御来店をいただき、福岡の食、魅力を体験いただいております。平均いたしまして、一日にランチでは七、八十人、ディナーでは四、五十人のお客様にお越しいただきました。お客様からは、お魚が新鮮でおいしい、福岡のお酒が豊富でおいしいといった感想をいただいております。リピーターや新規顧客の確保のため、県人会や県ゆかりの企業等に対するアプローチ、メディアでの広報、イベントの開催、フェイスブックなどSNSでの情報発信を行っておりまして、引き続き効果的な広報、PRに努めてまいります。今後も、こういった福岡の食をPRする取組を進めることによりまして、県産農林水産物の販売促進、消費拡大を進めてまいります。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 65 ◯堀 大助委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 66 ◯堀 大助委員長 特にないようですので、以上で本件の質疑を終わります。  次に、「森林環境譲与税の活用方針について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。村田林業振興課長。 67 ◯村田林業振興課長 それでは、森林環境譲与税の活用方針について御説明いたします。  所管事務調査の六ページをお願いいたします。まず、一の趣旨でございます。県では、平成二十九年九月議会における議決を経て、平成三十年度以降も福岡県森林環境税を継続し、今後荒廃するおそれのある森林の整備に取り組んでいるところであります。また、国は、森林整備などに必要な地方財源を安定的に確保するため、平成三十一年度税制改正において、森林環境税及び森林環境譲与税を創設し、平成三十一年度から市町村及び都道府県に対して森林環境譲与税を譲与するとされております。その使途につきましては、市町村は、森林環境譲与税を、間伐や人材育成・担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発などの森林整備及びその促進に関する費用に充てなければならないとされております。このため、県としましては、両税がそれぞれの役割分担のもとで効果的に活用されるよう、使途のすみ分けを行い、市町村に対し、譲与税の活用方針を示すこととしております。  二の市町村における森林環境譲与税の活用方針でございます。森林環境譲与税が森林整備などに必要な地方財源の確保といった創設の趣旨を踏まえまして、主に以下の取り組みに活用していただくこととしております。(一)の森林整備では、県の森林環境税で対象としていない森林での間伐や作業道の整備のほか、放置竹林対策などの地域課題に対応した取組や、四月からスタートする森林経営管理制度を運用するために必要な意向調査など、(二)の木材利用の促進では、公共建築物の木造・木質化や木質バイオマスの利用施設、木材加工施設の整備など、(三)の普及啓発では、森林や木材に関するイベントの開催などに活用していただくこととしております。  最後に、資料一番下に参考として、県で試算しました本県への譲与見込額を記載しております。来年度は、県と市町村を合わせまして約四億五千万円で、その後段階的に増加し、平年度化する四十五年度以降は、約十三億六千万円が譲与される見込みであります。県としましては、今後、市町村に対し、譲与税の活用方針を示し、市町村と連携を図りながら森林の整備を進めてまいります。  説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 68 ◯堀 大助委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。桐明委員。 69 ◯桐明和久委員 いよいよ、その譲与税がスタートするということで、当然、特に林業の多いところも大いに期待されておるわけでありますが、ちょっと最近地元で出ているのが、基本的に確認をしてからでいいんですが、五〇%は森林面積、二〇%は林業関係者の作業関係者の比率、残り三〇%が人口配分ということで言われていますが、ざっとした計算では、やはりどうしても人口が多い福岡市が一番この譲与税が多いと。逆に、それは当然今書いてありますように、木材等を利用していただくようにというところだと思いますが、どのくらいの金額に福岡市はなるのか。例えば、それだけのお金を我々は大いに使っていただきたいんですが、もしそれがそれだけ利用できなかった場合はどうなるかをちょっと聞きたいんですけど。 70 ◯堀 大助委員長 村田林業振興課長。 71 ◯村田林業振興課長 福岡市の譲与額でございますが、県の試算でいきますと、スタート、来年度、これが六千八百万円程度ですね。その後、徐々にふえまして、平準化いたします平成四十五年度以降は約二億二千万円程度ということです。これはもちろん活用のほうは、今、委員がおっしゃられました福岡市は森林も多くございますので、まず森林整備に使っていただく。その後は地域の課題として、特に木材利用というところに使っていただくのかなとは思いますが、これは県もそうですが、今回の譲与税に関しましては、それぞれ基金を設置いたします。単年度でもし使い切れなければ、翌年度以降使うということになっています。 72 ◯桐明和久委員 わかりました。 73 ◯堀 大助委員長 ほかに何かありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 74 ◯堀 大助委員長 ほかにないようですので、以上で本件の質疑を終わります。  次に、議題にはありませんが、その他として何かありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 75 ◯堀 大助委員長 特にないようですので、次に進みます。  「閉会中の調査事項について」、お諮りいたします。  お手元配付一覧表のとおり、八項目について、閉会中もなお調査を継続することといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 76 ◯堀 大助委員長 御異議がありませんので、そのように決定し、所定の手続をとることといたします。  次に、「今後の委員会活動について」、お諮りいたします。  今後の委員会活動については、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 77 ◯堀 大助委員長 御異議がありませんので、そのようにさせていただきます。  最後に、会議録署名委員を指名いたします。田中秀子委員、大城節子委員、お二人を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で、当委員会の議事は全て終了いたしました。  終始熱心に審査いただきました委員各位、御協力いただきました執行部各位に感謝申し上げまして、農林水産委員会を閉会いたします。  ありがとうございました。    午 後 零 時 十 二 分 閉 会 Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...