福岡県議会 2019-02-18
平成31年 農林水産委員会 本文 開催日: 2019-02-18
執行部の
説明を求めます。
岡本農林水産部長。
41
◯岡本農林水産部長 第一
号議案、平成三十一年度福岡県一般会計暫定予算のうち、
農林水産部所管分について御
説明いたします。暫定予算につきましては、四月から七月までの四カ月間に必要な行政運営経費を計上しております。
まず、六
款農林水産業費でございますが、合計で三百三十九億九千九百万円余をお願いしております。その主なものについて御
説明いたします。
平成三十一年度暫定予算に関する
説明書の二百二十五
ページをお願いいたします。一項
農林水産業企画費でございます。一目
農林水産業総務費二十三億一千九百万円余は、農業次世代人材投資資金の交付、福岡の食の魅力発信及び九州北部豪雨で被災した朝倉地域の復興支援に要する経費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百二十七
ページをお願いいたします。二目農山漁村振興費二十七億一千九百万円余は、農地や水路の保全のための共同活動に要する経費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百二十八
ページをお願いいたします。三目安全対策費三千三百万円余は、病害虫の防除対策に要する経費などでございます。二百二十九
ページに参りまして、四目団体指導費一億九千六百万円余は、農林漁業関係の制度資金に要する経費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百三十
ページをお願いいたします。五目農林業総合試験場費四億六千八百万円余は、試験場の試験研究や管理運営に要する経費でございます。
次に、二百三十一
ページに参りまして、二項
農業費でございます。
一目農業総務費二十二億七千三百万円余は、農業関係の職員費や
農業委員会の活動に要する経費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百三十三
ページをお願いいたします。
二目園芸振興費二十四億二千百万円余は、収益性の高い園芸産地を育成するための生産及び流通施設、鳥獣被害を防止するための侵入防止柵等の整備に要する経費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百三十四
ページをお願いいたします。三目水田農業振興費二十四億五千百万円余は、水田農業の経営力を高めるための機械
施設整備及び農地集積の推進に要する経費でございます。二百三十五
ページに参りまして、四目経営技術支援費四千八百万円余は、農業改良普及に要する経費などでございます。
次に、一枚めくっていただきまして、二百三十六
ページをお願いいたします。三項
畜産業費でございます。一目畜産総務費三億四千四百万円余は畜産関係の職員費などでございます。二百三十七
ページに参りまして、
二目畜産振興費四億三千万円余は、収益力向上や生産規模拡大のための畜舎等の整備及び高病原性鳥インフルエンザなど、家畜伝染病の防疫対策に要する経費などでございます。
次に、一枚めくっていただきまして、二百三十九
ページをお願いいたします。四項
農地費でございます。
一目農地総務費五億一千八百万円余は、農地関係の職員費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百四十
ページをお願いいたします。
二目農村整備費七十六億百万円余は、ため池や農業水利施設等の整備に要する経費や国営
事業に係る県負担金などでございます。
次に、一枚めくっていただきまして二百四十二
ページをお願いいたします。五項
林業費でございます。
一目林業総務費五億一千百万円余は林業関係の職員費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百四十四
ページをお願いいたします。
二目林業振興費一億八千二百万円余は、特用林産振興施設の整備に要する経費などでございます。二百四十五
ページに参りまして、三目
森林整備費二十二億七千九百万円余は、森林及び林道の整備、松くい虫被害木の抜倒駆除に要する経費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百四十七
ページをお願いいたします。
四目治山費三十九億三千五百万円余は、治山施設の整備に要する経費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百四十九
ページをお願いいたします。五目森林環境費四億六千八百万円余は、荒廃森林の再生に要する経費などでございます。その下、六目緑化対策費一億四千二百万円余は、森林公園や緑化センターの管理運営に要する経費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百五十
ページをお願いいたします。七目狩猟費一千万円余は、有害鳥獣の駆除対策や狩猟免許の交付に要する経費でございます。
次に、二百五十一
ページに参りまして、六項
水産業費でございます。一目水産業総務費四億二千五百万円余は、水産関係の職員費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百五十二
ページをお願いいたします。二目水産業振興費三十二億一千四百万円余は、漁場の整備や水産資源づくりに要する経費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百五十四
ページをお願いいたします。三目水産業協同組合指導費六十万円余は、水産業協同組合の検査指導に要する経費などでございます。その下、四目漁業調整費三千万円余は、海区漁業調整
委員会の職員費や管理運営に要する経費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百五十六
ページをお願いいたします。五目漁業取締費一千四百万円余は、漁業の取り締まりに要する経費などでございます。その下、六目
水産海洋技術センター費一億五千七百万円余は、センターの管理運営や試験研究に要する経費などでございます。一枚めくっていただきまして、二百五十八
ページをお願いいたします。七目漁港管理費一億二千万円余は、漁港施設の管理に要する経費などでございます。二百五十九
ページに参りまして、
八目漁港建設費六億七千六百万円余は、漁港施設の整備に要する経費などでございます。
ページが飛びまして、三百六十五
ページをお願いいたします。十一
款災害復旧費のうち、
農林水産部所管分につきましては、合計九十三億九千五百万円余をお願いしております。その主なものについて御
説明いたします。一項
農林水産施設災害復旧費でございます。
一目耕地災害復旧費六十八億八千六百万円余は、農地農業用施設の災害復旧に要する経費でございます。一枚めくっていただきまして、三百六十六
ページをお願いいたします。
二目林道災害復旧費二十四億四千八百万円余は、林道の災害復旧に要する経費でございます。三百六十七
ページに参りまして、三目林地荒廃防止施設災害復旧費六千万余は、治山施設の災害復旧に要する経費でございます。
続きまして、
債務負担行為を御
説明いたします。
ページが飛びまして、四百三
ページをお願いいたします。
農林水産部所管分の
債務負担行為は、上から四行目、農業近代化資金利子補給から、一枚めくっていただきまして、四百四
ページの下から四行目、漁業近代化資金利子補給までの十二件で、
限度額の合計は十二億八千六百万円余でございます。その主なものは、上から三行目、農地利用推進
事業損失補償の八億六千三百万円余で、これは福岡県農業振興推進機構が全国農地保有合理化協会から農地の借入資金を借り入れる際に必要な損失補償であります。また、その四行下、県営ため池等整備
事業費の二億円は、県営ため池等整備
事業の工期が翌年度以降にわたることから、
債務負担行為を設定するものでございます。
以上で
農林水産部所管分の
説明を終わります。よろしく御
審議のほどお願いいたします。
42
◯堀 大助委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
43
◯堀 大助委員長 特にないようですので、以上で第一
号議案所管分の質疑を終わります。
次に、第八
号議案「平成三十一年度福岡県就農支援資金貸付
事業特別会計暫定予算」、第九
号議案「平成三十一年度福岡県県営林造成
事業特別会計暫定予算」、第一〇
号議案「平成三十一年度福岡県林業改善資金助成
事業特別会計暫定予算」及び第一一
号議案「平成三十一年度福岡県沿岸漁業改善資金助成
事業特別会計暫定予算」、以上四件を一括して議題といたします。
執行部の
説明を求めます。
岡本農林水産部長。
44
◯岡本農林水産部長 第八
号議案、平成三十一年度福岡県就農支援資金貸付
事業特別会計暫定予算から、第一一
号議案、平成三十一年度福岡県沿岸漁業改善資金助成
事業特別会計暫定予算までの四件について一括して御
説明いたします。
先ほどの平成三十一年度暫定予算に関する
説明書の四百五十三
ページをお願いいたします。福岡県就農支援資金貸付
事業特別会計について御
説明いたします。この
事業は、農業経営を開始するために貸し付けた資金の管理、回収を行うものでございます。暫定期間中の予算額は、歳入歳出ともに二百万円余をお願いしております。
ページが飛びまして、四百五十七
ページをお願いいたします。福岡県県営林造成
事業特別会計について御
説明いたします。この
事業は、県土の保全及び森林資源の培養を図ることを目的に、県営林の経営を行うものであります。暫定期間中の予算額は、歳入歳出ともに五千四百万円余をお願いしております。
ページが飛びまして、四百七十一
ページをお願いいたします。福岡県林業改善資金助成
事業特別会計について御
説明いたします。この
事業は、林業者や木材業者が必要な機材などを購入する場合に無利子の貸付を行うものでございます。暫定期間中の予算額は、歳入歳出ともに三千三百万円余をお願いしております。
ページが飛びまして、四百七十五
ページをお願いいたします。福岡県沿岸漁業改善資金助成
事業特別会計について御
説明いたします。この
事業は、漁業者が漁船などを購入する場合に無利子の貸付を行うものでございます。暫定期間中の予算額は、歳入歳出ともに八千六百万円余をお願いしております。
以上で
説明を終わります。よろしく御
審議のほどお願いいたします。
45
◯堀 大助委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
46
◯堀 大助委員長 特にないようですので、以上で第八
号議案外三件についての質疑を終わります。
次に、第二七
号議案「福岡県国営土地改良
事業負担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
執行部の
説明を求めます。
岡本農林水産部長。
47
◯岡本農林水産部長 第二七
号議案、福岡県国営土地改良
事業負担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について御
説明いたします。
福岡県議会定例会議案その二の十七
ページをお願いいたします。また、条例の具体的内容の
説明につきましては、お手元に配付されております
委員会資料の二十
ページで申し上げますので、御参照願います。この条例を提案いたしました理由は、土地改良法の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令の制定に伴いまして、所要の規定の整備を行うものであります。具体的な内容につきましては、土地改良法施行令の改正により特別徴収金の額と算定方法に関する準用規定の整理が行われたことなどにより、条文の追加や移動が生じたところでございます。また、施行令の条文の一部を、現代用語を用いた平易な表記に改められております。これに伴い、土地改良法施行令を引用し、国営土地改良
事業の実施に当たり、県が受益者から負担金の一部を徴収する場合の額などを定めている福岡県国営土地改良
事業負担金徴収条例の条項等に影響が生じたことから、同法の改正後の条項や条文の表記に合わせて条例を改正するものでございます。
なお、新旧対照表は、
委員会資料の二十一
ページから二十三
ページに記載のとおりでございます。御
審議のほどよろしくお願いいたします。
48
◯堀 大助委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
49
◯堀 大助委員長 特にないようですので、以上で第二七
号議案の質疑を終わります。
次に、第三九
号議案「専決処分について(交通事故による損害賠償)」を議題といたします。
執行部の
説明を求めます。
岡本農林水産部長。
50
◯岡本農林水産部長 第三九
号議案、交通事故による損害賠償の専決処分について御
説明いたします。
同じく議案その二の五十六
ページをお願いいたします。また、具体的な内容の
説明につきましては、
委員会資料の六十七
ページで申し上げますので、御参照願います。
本件交通事故は、平成二十九年十二月十二日の午後五時五十二分に、朝倉市古毛の主要地方道鳥栖朝倉線の才園橋交差点において発生したものでございます。事故の発生状況でございますが、事故現場の見取り図をごらんいただきたいと思います。朝倉農林事務所職員が、公用車で用務先から帰庁するため県道を走行していた際、交差点を横断する被害者を発見したため、ブレーキをかけ、とっさに右にハンドルを切って回避しようとしましたが、車の左前方部に接触したものでございます。被害者は病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
損害賠償についてでございます。その後、被害者の御遺族と協議を重ねてまいりました結果、損害賠償金として二千四百十九万八千二百九十一円を支払うことで和解をいたしたところでございます。この損害賠償金につきましては、県が加入する自賠責保険及び任意保険から支出することとしており、県費の支出はございません。
第三九
号議案の
説明につきましては以上でございます。よろしく御
審議の上御承認賜りますようお願いいたします。
なお、職員の交通事故の防止につきましては、今後とも、指導教育を徹底して、再発防止に努めてまいる所存でございます。よろしくお願いします。
51
◯堀 大助委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
52
◯堀 大助委員長 特にないようですので、以上で第三九
号議案の質疑を終わります。
以上で、本
委員会に付託されました全議案の質疑を終了します。
それでは、知事等に対する保留質疑がありませんので、引き続き議案の採決を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
53
◯堀 大助委員長 御異議がありませんので、これより議案の採決を行います。
それでは、準備のためしばらく休憩いたします。そのままでお待ちください。
〔暫 時 休 憩〕
54
◯堀 大助委員長 再開いたします。
それでは、これより議案の採決を行います。
まず、採決の方法についてお諮りいたします。
採決は、一括して行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
55
◯堀 大助委員長 御異議がありませんので、そのようにとり行います。
それでは、第一
号議案所管分、第八
号議案から第一一
号議案まで、第二七
号議案、第三九
号議案、第四八
号議案所管分及び第五九
号議案から第六三
号議案までの以上十三件について、原案のとおり可決することに賛成の
委員は御起立願います。
〔賛 成 者 起 立〕
56
◯堀 大助委員長 起立多数であります。
よって、第一
号議案所管分外十二件は、いずれも原案のとおり可決されました。
これで、議案の採決を終わります。
以上で、本
委員会に付託されました議案の
審査は終了いたしました。
なお、採決いたしました議案に関する
委員長報告につきましては、正副
委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
57
◯堀 大助委員長 御異議がありませんので、そのように決定いたします。
次に、
所管事務調査を行います。
「収入保険制度の加入状況について」を議題といたします。
執行部の
説明を求めます。冨永団体指導課長。
58 ◯冨永団体指導課長 収入保険制度の加入状況について
説明いたします。
委員会提出資料、
所管事務調査の一
ページをお願いいたします。本年一月一日より開始されました収入保険制度につきまして、本県の加入状況が明らかになりましたので、御報告するものでございます。
まず、一のこれまでの取組をお願いします。県としては、できるだけ多くの農家が、自身の経営に合ったセーフティネットに加入することが重要と考えております。そういった中、国は、平成二十九年六月に、品目の枠にとらわれず、自然災害に加え、価格低下などによる経営全体の収入減少を補てんする収入保険制度を創設し、平成三十一年一月から開始することとしました。
この収入保険制度ですが、概要を下の参考のほうに記載しておりますので、下の概要のほうをごらんいただきたいと思います。制度開始は本年一月一日からで、保険期間は、個人が一月から十二月までの暦年の一年間、法人は法人の
事業年度の一年間となっております。対象者は、青色申告を行っている農業者で、補償内容は、農業者ごとに保険期間の収入が、過去五年間の平均収入である基準収入、これを一定割合下回った場合に、その下回った金額の一定割合を補てんします。なお、この一定割合とは、下に米印を書いておりますが、農業者の方が九割から五割の範囲で選択しますが、今回加入された農業者の方におきましては、ほとんどの方が最高限度の九割を選択しているところでございます。加入申請期間は、保険期間開始月の一カ月前までとなっていますが、初年に限り開始月の前までとなっております。個人の場合であれば、前年の十月から十一月末まで、ただし、初年については十二月末。法人につきましては、法人の
事業年度開始月の一カ月前までで、具体例で言いますと、例えば四月から三月までの
事業年度でありましたら二月末までなんですが、ただし、初年度は三月末までいいということになっているということでございます。
また、一のこれまでの取組のほうに戻っていただきたいんですが、新たにこういった収入保険制度ができましたので、県では、できるだけ多くの農家が自身の経営に合った制度を選択できるよう、各制度の周知を進めてきたところでございます。具体的には、(一)から(三)になりますが、まず、農業共済組合と連携いたしまして、
説明会を千六十七回、延べ二万七千六百八十人に対して開催しまして、この制度周知を通じて制度に関心を示した農家三千九百九十経営体に対して、農業共済組合が戸別訪問を実施しました。このうちの七百七十五経営体については、農家の要望に応じて収入保険に加入した場合の試算を示したところでございます。
次に、二の本県の加入状況です。一のこれまでの取組によりまして、昨年十二月末の本県の加入状況は六百四十一経営体となっております。加入した主な経営体は、米・麦の共済や野菜価格安定制度など、品目別に複数の制度を利用していた複合経営農家、また、果樹共済を利用していた果樹農家となっております。また、加入を見送りました主な理由としましては、制度初年ということで、制度に興味はあるものの、もう少し検討したいという様子見の方が多くおられました。
次に、三の今後の取組です。県では、農業共済組合と連携し、引き続き青色申告の促進、また、制度の周知を図ってまいります。また、今回加入を見送った農家に対しましては、加入の判断に役立つよう、制度開始後の状況を丁寧に
説明してまいります。
説明は以上です。よろしくお願いいたします。
59
◯堀 大助委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
60
◯堀 大助委員長 特にないようですので、以上で本件の質疑を終わります。
次に、「県産農林水産物の輸出促進について」を議題といたします。
執行部の
説明を求めます。松崎輸出促進課長。
61 ◯松崎輸出促進課長 それでは、県産農林水産物の輸出促進について御
説明いたします。
委員会提出資料、
所管事務調査の二
ページをお開き願います。
一の輸出取組の概要ですけれども、国内の人口減少に伴う消費の減少が懸念される中、県内農林漁業者の所得向上を図るため、国内の販売だけでなく海外での販売拡大を目指して、輸出の取組を積極的に進めているところです。
それでは、具体的な取組について御
説明いたします。二の平成三十年度の主な取組についてですけれども、まず最初に、(一)の量販店での販売促進等の取組です。本年度、現在までの実績と二月に
計画が整っているものといたしまして、香港、台湾、シンガポールなど六カ国・地域におきまして販売促進フェアを二十三回開催
計画しておるところです。このうち、九州各県と連携しましたフェアを香港で開催し、タイでも二月下旬から開催する
計画となっております。また、後ほど御
説明いたしますけれども、輸出解禁となりまして初めて輸出しました米国への柿、タイへのみかんの販売促進フェアも開催しており、そのほかベトナムへの梨の販売も開始したところです。また、八女茶や植木、花き、県産酒などの県産農林水産物を香港など国内外九カ所の商談会に出展しております。写真は、米国での柿、タイでのみかんのフェアの販売状況と香港での八女茶の商談会の出展の状況でございます。
次に、(二)の飲食店等でのPR試食会及び福岡フェア等の開催の状況です。まず、1)の香港におきましては、アの高級中華料理レストランに現地のシェフなど五十名を招待し、唐泊恵比寿かきなどの水産物や、博多なす、八女茶など、県産食材のPR試食会を開催いたしました。その後、このPR試食会で提供しましたメニューを同店で福岡フェアとして一般消費者に提供しております。フェア終了後にも、唐泊恵比寿かきと甘鯛につきましては、通常のメニューとして使っていただいているところです。また、イの人気スイーツ店とも協同いたしまして福岡キャンペーンを開催し、とよみつひめや八女茶などを使用したケーキが約二カ月間、八十七店舗で販売されました。次の2)のタイでは、日本料理の人気店に現地メディアなど十六名を招待し、博多和牛のPR試食会を開催しております。その後、このときのメニューを博多和牛フェアとして一般消費者にコースメニューで提供いたしました。写真は、香港での県産食材のPR試食会と人気スイーツ店の福岡キャンペーンのポスター及びタイでの博多和牛のPR試食会の状況でございます。
三
ページをお開きください。次の(三)は欧州の茶専門店での八女茶の常設コーナー設置の取組です。イギリス、フランス、ドイツの三カ国で、記載の日から八女茶の常設コーナーを設置しまして、玉露と煎茶を展示、販売いたしております。また、これに伴いまして、記載の量の八女茶が輸出されたところです。写真につきましては、イギリスの茶専門店の常設コーナーの設置状況でございます。
次の(四)は、バイヤーの産地への招へいの取組です。みかんやあまおう、八女茶、博多和牛、水産物、日本酒などのバイヤーを、生産現場や鮮魚市場、酒蔵などに招へいしまして、産地の歴史や生産状況などを紹介し、PRや商談会を行いました。写真は、植木及び博多和牛のバイヤー招へいの状況でございます。
次の(五)の県産材輸出実証ですけれども、福岡、佐賀、長崎の三県合同によりますトライアル輸出への支援を継続して実施したところです。
最後に、(六)の県産農産物の輸出向け産地の拡大の取組では、まず、残留農薬基準及び植物検疫に対応しました輸出向け産地の育成のために、展示ほの設置や機械整備の支援を行っております。展示ほにつきましては、JA粕屋の台湾向けいちごの圃場など、県内六カ所に設置いたしました。写真は、そのJA粕屋の台湾向けいちごの展示ほの設置状況でございます。
また、先ほど御
説明いたしました輸出解禁となりました品目に対しましては、産地への支援を行っているところです。1)のベトナム向けの梨につきましては、二十九年の一月に輸出解禁され、三十年の八月に四百二十キロが、2)の米国向けの柿につきましては、二十九年の十月に解禁され、三十年十月に五百二十二キロが、3)のタイ向けのみかんにつきましては、三十年の八月に解禁され、三十一年一月に千キロがそれぞれ初めて輸出されたところです。いずれの産地におきましても、品目により対応は異なっておりますけれども、産地における助言、生産における助言、生産園地や選果こん包施設の登録の支援、トラップ調査、園地検査、輸出検査などの支援を行いまして、生産者やJAなど産地一帯となって輸出体制を整え、初輸出に至ったところです。写真は、梨及び柿の園地検査の状況とみかんの輸出検査の状況でございます。今後とも、このような各分野での幅広い取組を通じまして、より一層の輸出拡大を図っていきたいと考えております。
説明は以上です。よろしく御
審議をお願いいたします。
62
◯堀 大助委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
63
◯堀 大助委員長 特にないようですので、以上で本件の質疑を終わります。
次に、「県産農林水産物の販売促進について」を議題といたします。
執行部の
説明を求めます。城石福岡の食販売促進課長。
64 ◯城石福岡の食販売促進課長 県産農林水産物の販売促進につきまして、今年度の取組状況、これまでの実績と現在実施中のものも含めまして御
説明申し上げます。
資料の四
ページをごらんいただきますようお願いいたします。今年度も東京、大阪、両事務所の福岡よかもん・よかとこプロモーションセンターと緊密に連携を図りながら、福岡の食の販売促進を進めているところでございます。県内外の外食
事業者への売り込みに加えまして、今年度はアンテナレストラン福扇華をオープンし、販売促進の取組を強化しております。
まず、(一)外食・中食
事業者に対する販売促進でございます。外食
事業者に対しましては、延べ四十五
事業者のシェフや仕入れ担当者を県内産地に御案内した後、東京と大阪におきまして、県産食材を料理して試食していただくシェフと生産者の交流会を開催いたしました。あわせまして、料理業界誌「料理王国」に産地や食材の紹介記事を掲載いたしました。こうした取組の結果、表にお示ししておりますとおり、首都圏、関西圏、県内等、合わせて延べ五百七店舗におきまして、あまおうや天然魚、博多和牛等を使ったフェアが開催されました。
フェアなどの事例を記載させていただいております。一つ目は、現在開催中の首都圏、関西圏及び県内の高級レストラン二十店舗で同時に本県産食材を使った料理が提供されます福岡県レストランキャンペーン、それから高級スイーツ店キルフェボンでの三年連続となりますとよみつひめを使った商品の販売でございます。また、ことしは、初めてキウイフルーツ博多甘熟娘を使った商品も販売をされました。
次の
ページをお願いいたします。事例の二つ目でございますが、実りつくしが県内のロイヤルグループ三十四店舗で取り扱っていただくなど、取引が拡大しているところでございます。
次に、中食
事業者などへの販売、販促でございます。本年度、これまでに六者で、表に示しておりますようなスイーツ、ドリンク、即席麺などの新商品が開発、販売されました。
次に、(二)アンテナレストラン福扇華を活用した福岡の食の魅力発信についてでございます。昨年十一月二十一日のグランドオープンから一月末までに五千人以上のお客様に御来店をいただき、福岡の食、魅力を体験いただいております。平均いたしまして、一日にランチでは七、八十人、ディナーでは四、五十人のお客様にお越しいただきました。お客様からは、お魚が新鮮でおいしい、福岡のお酒が豊富でおいしいといった感想をいただいております。リピーターや新規顧客の確保のため、県人会や県ゆかりの企業等に対するアプローチ、メディアでの広報、イベントの開催、フェイスブックなどSNSでの情報発信を行っておりまして、引き続き効果的な広報、PRに努めてまいります。今後も、こういった福岡の食をPRする取組を進めることによりまして、県産農林水産物の販売促進、消費拡大を進めてまいります。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
65
◯堀 大助委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
66
◯堀 大助委員長 特にないようですので、以上で本件の質疑を終わります。
次に、「
森林環境譲与税の活用方針について」を議題といたします。
執行部の
説明を求めます。村田林業振興課長。
67 ◯村田林業振興課長 それでは、
森林環境譲与税の活用方針について御
説明いたします。
所管事務調査の六
ページをお願いいたします。まず、一の趣旨でございます。県では、平成二十九年九月議会における議決を経て、平成三十年度以降も福岡県森林環境税を継続し、今後荒廃するおそれのある森林の整備に取り組んでいるところであります。また、国は、森林整備などに必要な地方財源を安定的に確保するため、平成三十一年度税制改正において、森林環境税及び
森林環境譲与税を創設し、平成三十一年度から市町村及び都道府県に対して
森林環境譲与税を譲与するとされております。その使途につきましては、市町村は、
森林環境譲与税を、間伐や人材育成・担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発などの森林整備及びその促進に関する費用に充てなければならないとされております。このため、県としましては、両税がそれぞれの役割分担のもとで効果的に活用されるよう、使途のすみ分けを行い、市町村に対し、譲与税の活用方針を示すこととしております。
二の市町村における
森林環境譲与税の活用方針でございます。
森林環境譲与税が森林整備などに必要な地方財源の確保といった創設の趣旨を踏まえまして、主に以下の取り組みに活用していただくこととしております。(一)の森林整備では、県の森林環境税で対象としていない森林での間伐や作業道の整備のほか、放置竹林対策などの地域課題に対応した取組や、四月からスタートする森林経営管理制度を運用するために必要な意向調査など、(二)の木材利用の促進では、公共建築物の木造・木質化や木質バイオマスの利用施設、木材加工施設の整備など、(三)の普及啓発では、森林や木材に関するイベントの開催などに活用していただくこととしております。
最後に、資料一番下に参考として、県で試算しました本県への譲与見込額を記載しております。来年度は、県と市町村を合わせまして約四億五千万円で、その後段階的に増加し、平年度化する四十五年度以降は、約十三億六千万円が譲与される見込みであります。県としましては、今後、市町村に対し、譲与税の活用方針を示し、市町村と連携を図りながら森林の整備を進めてまいります。
説明は以上でございます。御
審議のほどよろしくお願いいたします。
68
◯堀 大助委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。桐明
委員。
69 ◯桐明和久
委員 いよいよ、その譲与税がスタートするということで、当然、特に林業の多いところも大いに期待されておるわけでありますが、ちょっと最近地元で出ているのが、基本的に確認をしてからでいいんですが、五〇%は森林面積、二〇%は林業関係者の作業関係者の比率、残り三〇%が人口配分ということで言われていますが、ざっとした計算では、やはりどうしても人口が多い福岡市が一番この譲与税が多いと。逆に、それは当然今書いてありますように、木材等を利用していただくようにというところだと思いますが、どのくらいの金額に福岡市はなるのか。例えば、それだけのお金を我々は大いに使っていただきたいんですが、もしそれがそれだけ利用できなかった場合はどうなるかをちょっと聞きたいんですけど。
70
◯堀 大助委員長 村田林業振興課長。
71 ◯村田林業振興課長 福岡市の譲与額でございますが、県の試算でいきますと、スタート、来年度、これが六千八百万円程度ですね。その後、徐々にふえまして、平準化いたします平成四十五年度以降は約二億二千万円程度ということです。これはもちろん活用のほうは、今、
委員がおっしゃられました福岡市は森林も多くございますので、まず森林整備に使っていただく。その後は地域の課題として、特に木材利用というところに使っていただくのかなとは思いますが、これは県もそうですが、今回の譲与税に関しましては、それぞれ基金を設置いたします。単年度でもし使い切れなければ、翌年度以降使うということになっています。
72 ◯桐明和久
委員 わかりました。
73
◯堀 大助委員長 ほかに何かありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
74
◯堀 大助委員長 ほかにないようですので、以上で本件の質疑を終わります。
次に、議題にはありませんが、その他として何かありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
75
◯堀 大助委員長 特にないようですので、次に進みます。
「閉会中の調査事項について」、お諮りいたします。
お
手元配付の
一覧表のとおり、八項目について、閉会中もなお調査を継続することといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
76
◯堀 大助委員長 御異議がありませんので、そのように決定し、所定の手続をとることといたします。
次に、「今後の
委員会活動について」、お諮りいたします。
今後の
委員会活動については、正副
委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
77
◯堀 大助委員長 御異議がありませんので、そのようにさせていただきます。
最後に、会議録署名
委員を指名いたします。田中秀子
委員、大城節子
委員、お二人を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。
以上で、当
委員会の議事は全て終了いたしました。
終始熱心に
審査いただきました
委員各位、御協力いただきました
執行部各位に感謝申し上げまして、
農林水産委員会を閉会いたします。
ありがとうございました。
午 後 零 時 十 二 分 閉 会
Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑
ページの先頭へ...