ツイート シェア
  1. 名護市議会 2015-03-04
    03月13日-06号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    平成27年第178回名護市定例会第178回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月 日│       平成27年3月4日 水曜日 午前10時       │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場 所│         名 護 市 議 会 議 場         │├─────────┼───────────────────────────────┤│開       議│      平成27年3月13日 金曜日 午前10時0分      │├─────────┼───────────────────────────────┤│散       会│      平成27年3月13日 金曜日 午後4時38分      │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 27名 欠  席 0名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───┐│議席番号│    氏  名    │出 欠│議席番号│    氏  名    │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  1  │  大 城 松 健  │ 出 │  15  │  吉 元 義 彦  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  2  │  比 嘉 勝 彦  │ 出 │  16  │  宮 城 安 秀  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  3  │  屋比久  稔   │ 出 │  17  │  比 嘉  忍   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  4  │  川 野 純 治  │ 出 │  18  │  小 濱 守 男  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  5  │  金 城  隆   │ 出 │  19  │  神 山 正 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  6  │  宮 城 さゆり  │ 出 │  20  │  比 嘉 祐 一  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  7  │  宮 里  尚   │ 出 │  21  │  大 城 敬 人  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  8  │  翁 長 久美子  │ 出 │  22  │  金 城 善 英  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  9  │  岸 本 洋 平  │ 出 │  23  │  大 城 秀 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  10  │  仲 里 克 次  │ 出 │  24  │  岸 本 直 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  11  │  東恩納 琢 磨  │ 出 │  25  │  渡具知 武 豊  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  12  │  仲 村 善 幸  │ 出 │  26  │  宮 城 弘 子  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  13  │  神 山 敏 雄  │ 出 │  27  │  長 山  隆   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  14  │  比 嘉 拓 也  │ 出 │    │           │   │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員       12番 仲村 善幸  13番 神山 敏雄 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条第1項による出席者              市 長  稲 嶺  進               副市長  親 川  敬  総 務 部 長    山 里 將 雄   企 画 部 長    中 本 正 泰 こども家庭部長    山 城 実千代   市民福祉部長     野 原 健 伸 産 業 部 長    金 城  進    建 設 部 長    仲 村 善 文 水 道 部 長    岸 本  健    消  防  長    照 屋 秀 裕 企 画 部 参 事    仲宗根  勤    農 業 委 員 会    大 城 博 和                      事 務 局 長              教育長  座間味 法 子 教 育 次 長    石 川 達 義議会事務局出席者 事 務 局 長    岸 本 健 伸   次     長    荻 堂 盛 行 議 事 係 長    宮 城 佳 織   庶 務 係 長    上 地 宏 樹 議  事  係    比 嘉 陽 平   庶  務  係    宮 城  瞬  臨 時 職 員    仲宗根 みなみ   臨 時 職 員    小橋川  誠 ○屋比久稔(議長) ただいまより本日の会議を開きます。 日程により一般質問を行います。16番 宮城安秀議員、一般質問を許します。 ◆16番(宮城安秀議員) おはようございます。それでは宮城安秀、礎之会、議席番号16番、これより一般質問をさせていただきます。質問の事項1 豊原区から公民館雨漏り補修の要請について。質問の要旨(1)平成25年11月7日付で公民館の雨漏り補修について要請されておりますが、市の対応について答弁を求めます。質問の事項2 二見以北の生産者農家におけるカボチャ被害について。質問の要旨(1)二見以北のカボチャ農家イノシシ被害が絶えず、大変生活に支障を来しております。農業振興を目指す市当局に対策を講じてほしいとの要望がありますが、当局の対応を求めます。質問の事項3 やまびこ久辺保育園隣りの空き地利用について。質問の要旨(1)旧久志給食センター解体後の空き地が放置されているようですが、地域の父母から整備し駐車場として利用させていただきたいとの要望がありますが、当局の答弁を求めます。質問の事項4 普天間飛行場代替施設に係る市長権限で阻止できる懇話会について。質問の要旨(1)普天間飛行場代替施設に係る市長権限で阻止できる懇話会が昨年2月に設立され1年近くになりますが、経過報告と成果について答弁を求めます。質問の事項5 市長施政方針について。質問の要旨(1)市長施政方針で「民意を尊重することは政治の基本であるとともに、私の信念のよりどころでもあります。」とのことですが、辺野古区が以前テント村撤去の区民(民意)の署名でもって市長に要請いたしました。同じ民意だと思いますが、違いがあるとすればどこが違うのか市長の答弁を求めます。質問の事項6 キャンプ・シュワーブへの普天間代替施設の移設に係る反対運動について。質問の要旨(1)海上保安庁や警察の警備に対して、市長は過剰警備だとの発言ですが、どのような警備が過剰か市長の答弁を求めます。質問の要旨(2)キャンプ・シュワーブ前歩道にて反対運動を展開している件で、第176回定例会の私の一般質問にて、市長は「違法性はない」とのことでしたが、認識は変わりないか市長の答弁を求めます。質問の要旨(3)反対運動員の逮捕者が名護警察署に拘束され警察署包囲行動が行われました。その行動に対する市長の見解を伺います。質問の要旨(4)区民や地域住民から、反対運動に対する苦情が辺野古区事務所に寄せられ、辺野古区から市に対して撤去要請書が出されておりますが、当局の対応を求めます。以上、一次質問で二次質問は自席から行いたいと思っております。議長にお願いいたします。質問の事項の1、2、3は一括して4からは要旨別でお願いします。 ○屋比久稔(議長) 質問者の通告により事項1から3までは一括、事項4からは要旨別に市当局は答弁をお願いいたします。市当局の答弁を求めます。石川達義 教育次長。 ◎石川達義(教育次長) おはようございます。それでは質問の事項1の要旨(1)と質問の事項3の要旨(1)についてお答えいたします。まず初めに、質問の事項1の要旨(1)について。豊原区からの公民館の雨漏りにつきましては、区より連絡を受けて平成25年10月24日に区を訪問し、天井からの水が流れ出た跡を確認しております。同年、11月7日には区から名護市へ文書で要請があり、屋上の壁のひび割れによる雨漏りがあり、区独自で応急処置を行ったが不十分とのことでございました。それを受け、平成25年11月26日付で公民館が築10年でひび割れがということなので、名護市としても何らかの対応を検討していきたいが、詳細な調査等に時間を要するという旨の回答をしております。今年度に入って6月、7月にも担当者が二度ほど区を訪問し、雨漏れ箇所の天井部分にカビが生えているというのも確認をしております。その際、建築の専門家も同行した調査を十分行うことができずに対応が遅れている状況にあります。したがいまして、今後は早目に建築の専門職員と同行の上、現場調査を行いどのように対応していくかを区と協議の上、検討していきたいと考えております。次に質問の事項3、要旨(1)について。平成25年度に元久志学校給食センター解体工事を行った後、その跡地はアスファルト整備をしていく予定でございましたけれども、隣接しているやまびこ久辺保育園建築工事と重なり、資材置場として使用したいという申し出があったため、アスファルト整備を延期しておりました。今回、保育園建築工事も完了しましたので、議員ご指摘のとおり保護者が安心・安全な送迎ができるよう、平成27年度の早期に元久志学校給食センター跡地アスファルト整備をして、駐車場として有効活用できるようにしたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 暫時休憩いたします。休 憩(午前10時8分) (音響設備のふぐあいにより休憩)再 開(午前10時16分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。金城進 産業部長。 ◎金城進(産業部長) おはようございます。私のほうからは質問の事項2の要旨(1)についてお答えいたします。昨日の宮里尚議員の答弁と一部重複する部分がございますが、ご了承ください。イノシシの被害につきましては、例年より早い10月ごろから被害が出始めており、サトウキビやカボチャなどへの食害が多く、特に久志地域の全域から多くの被害報告を受けております。その対策としまして、名護市鳥獣被害防止対策実施隊のメンバーを中心に、仕掛けわなや猟銃による駆除活動を重点的に実施してきております。また、1月からはわな免許保有者に依頼をしまして、二見以北地域の巡回を強化するなど、イノシシの個体数を減らすための取り組みを進めてまいりました。現在の実績としましてイノシシを40頭捕獲しております。また、対策の1つとしまして、久志区において鳥獣被害防止総合対策事業というのを導入して、4農家によるワイヤーメッシュを使ったイノシシの侵入防止柵を現在整備しているところでございます。今後、侵入防止柵の整備につきましても事業導入の要件をクリアできる補助について、関係機関と協議しながら順次、整備を進めていきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) 答弁ありがとうございました。まず豊原区の要請の件なんですけど次長、区長の話だとまだ現場を見にきていないということを言っていたんですが、事務方へ確認をすると一度は行ったということを言っていたんですけど、区長も恐らく変わったのか、変わって後に行っていないのか。一度は行ってみて、話をして、その現場の状態を見ていただきたいなと思っております。事項3の保育所の件なんですが、地域の方からすれば砂利になって雨水がたまっているので、子どもたちがけがしたら、砂利のけがというのは痛々しいところがありますので、ぜひそこのところもアスファルトをお願いしたいと思っております。次長の答弁だと、今回アスファルト施工できるということでありますので、よろしくお願いします。次に、二見以北のカボチャ被害ですけど、地元にこういったカボチャ農家カボチャ畑が300坪ぐらいあるらしいのですけど、安部、嘉陽もそういった被害を受けているということらしいのです。カボチャ被害というのは自力、自分のできる範囲内でもいろいろ駆除をやっているということなんですが、なかなかその効果が出てこないということであります。まず、カボチャの出荷までですが、大体沖縄のほうは気候的にも2月から3月が出荷で、種植えが10月から11月ごろにまず種植えして、2月から3月までが出荷。ちょうどその時期というのは台風が少ない、ほとんどないと言ってもいいだろう。そして害虫も少ないらしいのです。そういうことからして沖縄は適している。また5月以降になると九州、鹿児島あたりが盛んになってくるそうで、そして北海道のほうは大体12月から1月ごろというようなことも言っておりました。そういうことからすると出荷のシェアが本土のほうになるらしいのです。しかし、価格の面でどうしても対抗できないと。要するに海を越えて運賃等々もあって、時期をずらして出荷することもできないとおっしゃっておりました。そこで、農家の方たちが自助でイノシシ対策をするとなると、結構な予算がかかるらしいのです。例えば柵をしたり、あるいは仕掛けは猟友会のほうにお願いしているらしいのですけど、なかなかそれでもイノシシというのは駆除できない。そして被害も大体300坪で全滅した場合に300万円、100坪大体100万円ぐらいの損害が出る。今回、聞いてみたところによると、被害を受けた方たちが67名ぐらいいて、そのうち3名の方が安部、嘉陽、そして二見、その人たちが全滅してしまって、残りは全滅に近い、あるいは半分がイノシシにやられているというようなことで、主流的な存在らしいです。そのカボチャの出荷というのは。名護市においても生産農家の100億円の利益を上げるんだということで一生懸命頑張っているところでございますので、ぜひ補助していただいて、対策してもらいたいと思っておりますので、よろしくお願いします。行政的には恐らく皆さん方もいろいろ地域の方と接触して、いろいろ話もしていると思うのですが、そこのところをしっかり協議していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。次は質問の事項4をお願いします。 ○屋比久稔(議長) 質問の事項4について、仲宗根勤 企画部参事。 ◎仲宗根勤(企画部参事) おはようございます。質問の事項4、要旨(1)についてお答えします。市長懇話会は昨年の2月25日に弁護団の任意による行為で、名護市長を支援したいとの申し入れがあり、最初の打ち合わせ会を開催しました。その後、4月14日に第1回の会議が開催され、昨年10月7日までの間、計9回の懇話会を開催しております。この懇話会は、あくまでも弁護団による任意の会議でありまして、名護市が弁護団から特定の成果を求めるものではありません。これまでの会議の主な内容につきましては、昨年4月に沖縄防衛局から名護市に出されました協議書、許可申請書等の5件の取り扱いについて意見を交わしてきました。1つ目には甲種漁港施設占用許可申請書、2つ目には法定外公共物占用協議、それから3つ目には漁港の区域内における行為の協議、4つ目にはキャンプ・シュワーブ内における埋蔵文化財の有無について、それから5つ目には建設事業に係る岩礁破砕許可申請に添付する市長意見についてということで、以上5件の話し合いをされました。また、その後の動向によりまして、ボーリング調査の件、アスベストの問題、それから埋め立ての停止等について意見交換をしてまいりました。なお、それぞれの方向性等については助言をいただきましたが、そのことを実行するか否かについては市の今後の検討事項として取り組んでいるところであります。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) 9回も開催されたということでございますが、これは参事、オブザーバーで市も参加しているわけですよね。オブザーバーで。そういうことからして、その懇話会の成果をまだ出してはいないということではあるのですが、ただ、9回の開催があったということでございますので、それはそれでいいと思うのですけど、ただ、その懇話会の根底には、市長が新たな基地は造らせないというスタンスの中での懇話会だということで、私はそういった認識ですが、先ほど言った美謝川の切りかえやベルトコンベアの方針が決まっていないとの説明でしたが、市長も施政方針のほうでも美謝川の切りかえやベルトコンベアの方針が決まっていないとの説明をしております。そういうことで、現在滞っているような文言もありました。私もその件で防衛局のほうに確認をしたところ、その美謝川の件は協議のもと平成26年9月3日に取り下げた経緯があったそうで、さらに防衛局からその協議申請の3件の提出があったようで、1件目は漁業区域内での環境調査に必要な協議、2件目に辺野古ダム周辺の環境整備に必要な協議、3件目には辺野古漁港ヤードの整備に伴う漁港施設の占用等に必要な申請。これが現在、市のほうに提出されているということでございました。そしてその中で、市のほうから回答が得られなかったというのは、10月31日に名護市と協議をしてきた中で、形式的な理由で審査不明で、再度の提出を求めるということがあったというようなことであります。そして11月7日に提出しますと。市のほうから不明なところがある、わからないところがあるということで市のほうから出てきたものだから、その件に関しては11月7日に提出しますというようなことで答えて、その文章でわからない部分があり、それを市のほうに現在確認中だが、それ以来返事がないというようなことであったのですが、現在、私からすると市のほうが今ボールを預かっているのではないかと思うような気がするのですけど、いかがですか参事。 ○屋比久稔(議長) 仲宗根勤 企画部参事。 ◎仲宗根勤(企画部参事) まず、その文書のやり取りがあったことは事実です。それと10月30日に、11月7日までに再提出するよう文書で求めておりましたが、その後、防衛局のほうからはその書類の提出はございません。今現在、やはり名護市としては不備な分を再提出、要するに追加の資料として出すのではなくて、公印を押した書類で再提出してくださいというスタンスでずっと求めております。しかしながら防衛局のほうはそのことに答えておりません。それから11月27日には、9月3日付で出した書類の中で美謝川の切りかえ等については、これは書類を取り下げますということも言ってきているわけです。したがって、そこでは名護市としては、ほかの件についての書類提出を今求めているところであり、先ほど議員がおっしゃったボールが名護市にあるのではなく、防衛局にあるものと理解しております。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) 手元にある資料、これが先ほど言った平成26年11月6日に出された沖縄防衛局から名護市企画部殿という形で出ております。その中でいろいろ読んでも何ですから、下のほうに記とあって、平成26年10月30日付、広報第149号において日付及び押印が欠けている等、あるいは協議書等の体裁的に不備があります。その「等」というのはどういうことですかというようなことも尋ねたということなのでしたが、まだ回答がないと。それはそれでいいのですが、ただ私が今回、市において名護市における行政的な行政手続法の中で審査基準、名護市の審査基準と標準処理期間、これの説明をお願いします。市としてその標準期間が設定されていると思うのです。それの説明をお願いします。 ○屋比久稔(議長) 仲宗根勤 企画部参事。 ◎仲宗根勤(企画部参事) 行政手続法による事務処理期間の標準期間というのがございます。ございますが、今回示されているその中では、やはり名護市として正式に審査できる書類を受け取っていないということから滞っているということなのです。通常はそういう書類を受け取りますと、一月ないし三カ月以内にその処理をして、相手者に対して回答をするというのが通常です。そういうことでご理解いただきたいと思います。
    ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) そうしますと、市としては正式なものではなかったから、そういった返答はしていないということではあるのですが、それとは別に市としての先ほどの標準期間、あるいは審査期間、あるいは標準処理期間を条例で定められているということでありますので、後ほどその資料を提出していただきたいと思います。というのは、私もその名護市の処理の仕方、あるいはその処理の期間がいつまでなのか、そういったのも精査したいということでありますので、その資料の提出をお願いしたいと思っております。どうですか。 ○屋比久稔(議長) 仲宗根勤 企画部参事。 ◎仲宗根勤(企画部参事) 後ほど資料を提出いたします。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) 次お願いします。 ○屋比久稔(議長) 質問事項5について。仲宗根勤 企画部参事。 ◎仲宗根勤(企画部参事) 質問の事項5、要旨(1)についてお答えします。普天間飛行場の移設につきましては、昨年行われた名護市長選挙県知事選挙、衆議院選挙の全ての選挙において辺野古への新基地建設に反対する候補者が当選し、名護市民、沖縄県民の民意がはっきりと示されたものと理解しております。また、辺野古漁港に隣接する護岸に設置されたテントについては、撤去を求めている辺野古区の住民がいらっしゃることも承知しております。新基地建設反対の座り込みやテント村の撤去を求める声への対応など、双方の主張がぶつかる事案については、平等に対応するのが市の基本的立場であると思っております。したがいまして、市といたしましては今後も双方の意見を聞きながら話し合いの機会を設けるなど、調整役となってまいりたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 暫時休憩いたします。休 憩(午前10時32分) (再び音響設備のふぐあいにより休憩)再 開(午前10時40分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) 議長、私が通告書で市長に答弁を求めているわけですから、事務方ではなくて次からは市長に答弁させていただきたいと思っております。今回、市長、事務方がそういった話で両方平等だということで話をしておりましたが、片や区民というのは客観的な立場で要請している。片やただ主観的にただ基地は反対だからということで、そういった考えでの発言をされている。これは本来、辺野古区が大変迷惑しているからという形でこれまでやってきているのに、それを平等というのは全くおかしい話で、本当に名護市として、こういった判断をするというのはまずおかしい。これまでの議会の経緯を見てみますと、平成19年5月21日に辺野古区からテント村の撤去要請が出されております。平成23年7月20日に辺野古区行政委員会にて平成23年8月20日までにテント村を撤去させることを全会一致で決議しております。同年11月に18名の行政委員会の皆さんでテント村へ撤去要請に行っております。そして、そのときに向こうの代表者は「本当に区民に対して大変迷惑をかけているのは承知しています」ということで、相手も理解はしているわけです。迷惑をかけているのを。それを平等というのはおかしい話で、それから平成24年3月2日に区長を中心に30人余りの区民代表で、大人が974名、そのうち763人の署名を持って市長にその撤去要請を出しております。これが区の民意であるわけです。そういうことからして、市長は昨年の9月定例会にあって、ある議員への発言で「選挙の結果を無視するということは、まさしく民意を無視することであります」というようなことを言っております。私たちはその区としても、これが民主主義だということで市長のほうにも訴えている。市長はそういうことで、全く動こうともしない。日本の中の沖縄県、沖縄県の中の名護市、名護市の中の辺野古区であります。そういうことからして、民意がどう違うのか、この件は市長にお願いします。 ○屋比久稔(議長) 稲嶺進 市長。 ◎稲嶺進(市長) 民意というのは、辞典で調べると「人民の意思」となっております。今回の施政方針で述べているところは前段があります。その前段の文脈を抜きにして、その一部を切り取ってと言いましょうか、それでは市民に伝わらないと思います。ここではその前段としては名護市民、沖縄県民が示した新基地建設反対の民意はウチナーンチュのアイデンティティーと子孫の未来を守るという確かな決意のあらわれであります。その後に民意はと続いているのです。したがってここで言っているのは、いわゆる選挙の結果で示した民意というものを言っているのです。ですからそれは今おっしゃるように、辺野古から出されているものについては民意ではないということとは違います。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) 辺野古での民意とは違うというのはちょっとよくわからないので、それでは市長、選挙結果の民意と名護市の中の辺野古区の民意とどう違うのですか、この辺お願いします。 ○屋比久稔(議長) 稲嶺進 市長。 ◎稲嶺進(市長) さっきも言いましたけれども、同じ民意には違いありませんということを言っているのです。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) わかりました。同じ民意だというようなことで市長も言われております。そうであるのであれば、市長が常々政府が民意を無視したとか言っておられます。辺野古区もテント村を撤去していただきたいという民意もあります。ぜひそういった観点から、テント村の撤去も市長も区民の民意をしっかりと捉えて要請していただきたいと思っております。それでは質問の事項6、要旨(1)をお願いします。 ○屋比久稔(議長) 仲宗根勤 企画部参事。 ◎仲宗根勤(企画部参事) 質問の事項6、要旨(1)についてお答えします。どのような警備が過剰かということですが、まず第一に、けがをさせるような行為が挙げられると考えられます。また、海上での長時間拘束、カヌーを曳航(えいこう)して沖合で解放するなどの行為は、カヌーが普通に操作できる状態でない沖合ということからして、生命の危機という事態にもつながりかねず、過剰な警備と言えるのではないかと考えております。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) 抗議行動に行ったのは、市長が前回防衛局のほうに抗議へ行き、そしてまたその後に海上保安庁のほうへも抗議に行くということで、行ったのかどうか、これは確認はしていませんが、いずれにしても市長のマスコミ等々での報道によると、「あまりにひどい」と、「過剰」だということをおっしゃっておりますが、まずその経緯とでも申しましょうか、海上での警備において、どういったことが話されているかというと、海上保安庁によりますと、まずそのフロートがあるわけです、フロート。臨時制限区域です。その制限区域を示すフロートがあり、そこに警戒船というのがございます。これは3名1組で、民間の方が警戒船に乗っており、その中には船長、そして警戒員、警戒要員というのがいて、その方たちは1カ所のところでずっととまっているわけです。そうすると反対抗議で来た反対派の方々が、そのフロート、いわゆる臨時制限区域に近づいてくると。そこでハンドマイクで「近寄らないでください」と、「大変危険ですから近寄らないでください」ということで、そこで一旦はとめます。しかし、それを無視して入ってくる。当然、制限区域でありますので海上保安庁のほうもそのフロート内で移動をさせる。フロート内に侵入するのは違反行為ですから、海上保安庁の方が強制的にかつ安全にフロート外に移動するということであります。その抗議行動が激しければ激しいほど、同等の行動をしなければならない。そういうことからして、同じように過剰だという形で見えるかもしれません。結局、その抗議行動が激しければそういったような行動をしなければならない。そういうことからして、警戒船の方たち、あるいは海上保安庁の方たちは安全を期して外に出そうという行為をしているわけであって、それをまず理解していただきたいと思っております。そしてキャンプ・シュワーブゲート前での警備のほうも、いろいろ違反行為がたくさんあるのです。陸上のほうも。まず、基本的には警察も海上保安庁も消防士も安全確保のために行っている行為なのです。その人命救助によって、確かにけがをするケースもあるかもしれない。しかし、それが過剰だというのには当たらない。もし市長のいう「過剰」だというのなら…。 (議場内から発言あり) 司法の場でこれの判断が下されて、初めて過剰だという客観的なその事実が出てくるわけです。それをまさに「過剰だ、過剰だ」ということで、皆さん方は言っているのですけれども、そこで市長に「過剰」だということをおっしゃっているのですが、市長にもう一度、どこを持ってどこの根拠を持って過剰だと言っているのか。ひとつ市長、答弁お願いします。 ○屋比久稔(議長) 稲嶺進 市長。 ◎稲嶺進(市長) 先ほど参事が答弁したとおりであります。これはいろいろ制限区域内に入ると、そこから出てもらうということは、それはあろうかと思います。その場合にも、けが人が出ているだとか、それから長時間の拘束であるとか、あるいはまたカヌーを沖合まで引っ張っていって、そこで解放するとかというのは、これはやはり普通ではないのではないですかということです。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) おかしい話ですね。違反者を外に出すのは当然の話であって、それを移動するのは当然の話で、その行為が過剰だというのはおかしい話で、そのような認識で、市長は当初から普天間代替施設は造らせないというような主観が入ってしまって、そういった見方をしているのです。市長の基地反対はそれはそれで構わない。個人の自由であって。ただ、そういった行動に出る前に、その条文をしっかりと確認しての行動なのか、その発言なのか、どこをもって先ほどいった過剰だと言っているのか。先ほど言ったこのけがにおいても、海保あるいは警察のその行為によってのけがなのか、あるいは反対行動をしている人たちがスクラムを組んでいる中での転倒、あるいはその中での接触の行為なのか、そういったのも確認しないといけない。そういったこともなくて、市長の過剰警備だという判断というのは、これはいささか私には理解できない。そういうことからして、県のほうでも警察本部長に確認しても、安全を期して警備を行っていると言っていますので、先ほど私が言ったように、もし過剰警備でけがをしたというものであるならば、しっかり司法の場に訴えて、そこで判断を下せば、それがまさに客観的な判断になると思うのです。そういうことからして、市長の今の答弁というのは、私はちょっとおかしいと思っております。また同じことを尋ねても同じ返答しかしないだろうし、議事録に沿った形で市長の今の答弁を持っていますので、それはそれでいいでしょう。次、お願いします。 ○屋比久稔(議長) 要旨(2)について、仲宗根勤 企画部参事。暫時休憩いたします。休 憩(午前10時55分) (発言に対する問答)再 開(午前11時1分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。仲宗根勤 企画部参事。 ◎仲宗根勤(企画部参事) 要旨(2)についてお答えします。道路法、道路交通法は一般的には道路管理者、警察当局によって運用されているものと思慮しますが、歩道でのいわゆる座り込み等に関しましては、例えば首相官邸前での座り込みの例などもございますし、実際に交通の妨げとなる状況なのかなど、一概に違法性を判断することは難しいと考えられ、道路管理者、警察当局においては慎重に対応されるものと認識しております。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) 市長は、今答弁したように違法性はないという認識ですか、市長。 ○屋比久稔(議長) 稲嶺進 市長。 ◎稲嶺進(市長) あれは176回議会のときに参事が答弁をして、その範囲だと私は答弁をしております。それは、あのときの状況は、そういうことだったということです。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) 全く信じられないような発言であります。道路法でこれは個別の中におかれても、道路法の32条に適用する道路の占用の許可ということでございます。私は前回、その違法性はないですかと聞いたら、「そういった許可は必要ないんだ」ということで言っておられました。私もそのときには、ちゃんと確認しないといけないなということで二次質問はしなかったんですが、これは市長、全く信じられない行為なんです。道路交通法においても、全くの違反。例えば道路法、先ほど言いました道路法なのですけれども、道路の占用許可、道路に次の各号のいずれかに掲げる工作物、物件又は施設を設け、継続して道路を使用しようとする場合においては、道路管理者の許可を受けなければならないと。例えばテント、のぼり、あるいは横断幕、ポスター、その他いろいろございます。これが道路法でございます。しっかり事務方はそういったのを確認しないと大変ですよ、名護市は。それから、道路交通法76条、禁止行為。これも警察のほうでいろいろ言われております。例えば道路でのどういった行為が禁止されているのかというと、車道中央での妨害、あるいは路上の抗議行動、道路に寝そべり、座り込み、しゃがみ込み、そして立ちふさがり、これが実際、日常的に行われている。そして、私のほうでいろいろ情報を収集したところ、工事用ゲート前にて集会を開く行為とか、あるいはゲート前を封鎖する行為、そして車両交通上の無許可のデモ行進、あるいは入域妨害、そういったものも含めて交通の妨害をしている。警察の道路交通法における妨害とか、あるいは道路法においても妨害、そして市長がこういうように座り込みをしている、一緒に。反対行動して一緒に座り込みしてポスターを持っている。そういうことからして、今の道路法、あるいは道路交通法に市長が違反して、こういった反対行動をしているというのは、まさに信じられない行為なのです。市長、名護市の長がそういった違反をしている。職員にどう指導をしていくのか、本当に私は信じがたい。それでも今、私が読み上げた法的根拠、それを私は持って「違反ですよ」と言っている。先ほど市長がおっしゃられた「違反はしていない」と。では違反をしていなければ、どんな根拠を持って違反をしていないと言うのですか、市長。 ○屋比久稔(議長) 稲嶺進 市長。 ◎稲嶺進(市長) 先ほども言いましたけれども、176回の議会で参事が答弁をして、私は「参事が答弁した範囲の認識であります」というようなことを答弁いたしました。そのときには、そういういろいろな情報を集めながら参事も答弁をしていたと思いますので、私もそのような範囲の認識ということを言ったということでございます。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) それで市長はこういったことで違法ではないと、そして参事が言ったから市長もそうだというのは、その条文も確認していない、あるいは要請がないのかどうか、そういったのも確認しない。今回、陸上においても名護警察署あるいは北部国道事務所のほうで撤去を求めている。そういった違法性があるから撤去を求めているわけで、それをただ参事が言ったから私もそうだと思うというのは、本当にこれは名護市の長として、私はこれでいいのかなと思っております。特に市長がこういったポスターを持って抗議をするというその行為が、例えばその現場の中には下請けをしている方もいるわけです。あるいは請け負っている会社もあります。そういった人たちが自分の生活のために細々と生活をする。そして名護市に市民税あるいは固定資産税、いろいろな税金を納める。水道料もあるでしょう、子どもたちの給食費もあるでしょう。そういったものも一生懸命仕事をするために中に入ろうとする。しかし、市長が先頭になって、こういった阻止行動をする。これは市長が税金を納めなくてもいいよと、納めさせない行為をしているのではないかという思いがするわけです。市民というのは、この厳しい状況で、どういった仕事でもありつきたい。これが基地内であろうが、外であろうが仕事は仕事なのです。それを市長が妨害をするというのは、これはあってはならない話なのです、市長。今の答弁だと、市長が違法性がないという認識だと、本当に名護市は大変これから心配だなという思いがします。市長ははっきり認識して、議事録にも載っているだろう。そしてまた市民もこの市長の今の答弁を聞いてがっかりしているのではないかという思いがします。また同じことを聞いても同じことしか言わないだろうと思っておりますので、次、お願いします。 ○屋比久稔(議長) 要旨(3)について。仲宗根勤 企画部参事。 ◎仲宗根勤(企画部参事) 要旨(3)についてお答えします。反対運動員名護警察署に逮捕されたことは、報道等により承知しております。そのことを受けて、反対運動員による警察署の包囲行動については、個々人の意思を表現するための行動が、結果としてそのような形態としてあらわれたものであると市としては認識しているところであります。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) 今の答弁だと、個人の自由だから市としてはそういった認識であるというようなことであるのですが、警察署を包囲するということ、これはあってはならないことなのです。警察署を包囲するとなると、例えば、警察署にはいろいろな方々が出入りする。一般の人たちは、例えば盗難届あるいは紛失届、あるいは各証明書等々の申請にも行くわけです。警察の公務としても、事件・事故が発生したときに出動する。また、いろいろな事情で緊急を要する事案が出た場合にも、1分1秒を争う事態にも出動する。名護市の北部の治安を守る警察を、警察署を包囲するということ自体、本当にこれは信じられない行為で、そしてまた今の発言によると、全く名護市は関与しないと。警察、消防、そして先ほど言った方たちは本当に名護市の安心・安全を求めるためのその公務なのです。それを包囲して、それに何も全く市長が関与しないとなると、本当にこれは私はあってはならない、そういうことをまず踏まえて市長、もう一度市長の認識をお願いします。 ○屋比久稔(議長) 稲嶺進 市長。 ◎稲嶺進(市長) 先ほど参事が答弁をいたしました。個々人の意思を表現するための行動が結果としてあのような形態としてあらわれたものだと思っています。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) 全く私の一般質問の通告書が生かされていない。みんな参事が答弁して、ただ市長は参事が言ったとおりだと。市長のかわりに参事が市長を務めているのかなという思いもするわけでございます。本当に今のような緊急状態にあっても全く市が関与しない、これはおかしい話になっているのです。これをただ個人の自由だからということで放置する。これは本当に名護市としては安心・安全あるいは住みやすい名護市をつくるということをこれは瓦解する表現です。そういったこともあって市長の認識というのが、市長、基地反対はいいわけです。基地反対する、これはこれでいい。ただ、それとは別に、それは置いておいて、本当に名護市民の安心・安全な名護市をつくるという観点から物事を考えていただきたい。ただ、そういった人たちがそういった行為をしているから、それを放置するというのは、これはおかしい話で、こういった抗議行動をして、もし緊急事態で何かあった場合どうするのですか、また違法拘束と言っているのですけれども、ちゃんと現場へ行って見てから言ってください、市長。そういうことで、市長、憲法12条にも表現の自由とか、それがいろいろうたわれている、本当に障害のないように保つことがこの保護されている権利だとうたわれているわけでございますので、ぜひそういったものも含めて、今の市長の答弁だと信じがたいような答弁で、私はがっかりしております。また同じことを聞いても「参事の答弁のとおり」という同じことを繰り返すだろうと思っておりますので、次お願いします。 ○屋比久稔(議長) 要旨(4)について。仲宗根勤 企画部参事。 ◎仲宗根勤(企画部参事) 要旨(4)についてお答えします。平成27年2月27日付で「キャンプ・シュワーブゲート前構築物等の撤去、違法駐車の取り締まりについて」の要請書が辺野古区から市へ提出されております。ゲート前構築物等の撤去、違法駐車の取り締まりにつきましては、それぞれ沖縄総合事務局北部国道事務所、名護警察署が所管するものと理解しております。市といたしましては、市が権限を行使できるものではないため、権限を有する道路管理者、交通管理者に辺野古区から要請書があったことを文書でお伝えしております。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員。 ◆16番(宮城安秀議員) それはそれで同じ答弁しかしないだろうと思っております。まず、辺野古区からいろいろと苦情も出されております。反対する人たちがどういったことをしているかというと、先ほど言ったように駐車違反、あるいは妨害等々も含めてやられております。そして道路中央で反対運動を展開しています。(写真を提示)こういった形で道路中央でマイクを持って、これは朝の出勤時だったのですけど、道路中央でマイクを持って、これが名護向け反対側が辺野古向けなのですけれども、道路のど真ん中でこう、並んで反対運動を展開している。そしてまた辺野古区長から私にいろいろ苦情も入っております。辺野古区の苦情も今回いろいろ出されている中で、特に区民からの苦情というのを少しばかり読み上げていきたいと思っております。「1月23日金曜日、午前11時ごろ、母は心臓の持病があり、月に一度の定期検診と薬の処方に名護の病院に予約日となっておりましたので、午前11時ごろキャンプ・シュワーブゲート前に来たら、30分以上車をストップさせられてしまった。病院の予約時間に合わせられなくて、その日は定期検診もできず薬の処方もできませんでした。心臓なので薬がないと命にかかわります」というようなことで、今回、辺野古区からもこういった形でいろいろ出ております。その中で辺野古区の投書箱にこういったものも入っておりました。「稲嶺市長様、市運営の基本方針を拝見させていただきました。その中に安心・安全なまちが掲げられており、市民の安全・安心の確保を図ると思います。名護市民が日常安全に安心して暮らせるまちを目指しているものと思います。市長が新たな基地はいらないというのも安全・安心なまちづくりが根底にあっての発言だと思っております。また、基地に対しての考え方についても一人一人の思いがあり、どういう形で表現するかについても自由だと思います。しかし、その表現方法が一般市民の生活に影響をもたらせる現実をご存じでしょうか。私の娘はシュワーブ内で仕事をしています。娘の話では、同僚の(女性)が出勤時、7時ごろゲート入り口で反対活動の人たちに囲まれたそうです。何かしら大声を発していたそうですが、恐怖から何を言われたかわからずにいたそうです。ただただ、車から離れるのを待ったそうです。」相手がですね。「数分の出来事かもしれませんが、その女性の恐怖を想像してください。私の娘はまだそういう状況に遭遇していませんが、次は娘が取り囲まれる気がし、不安が募り怒りを感じています」ということで、いろいろ訴えております。基地に入るだけで「殺人者」と罵声を浴びせられるとか、いろいろこの中でも言われております。そして最後のほうには「反対の方たちの行動は正義のようにもてはやされておりますが、現実、一般市民の生活に恐怖と迷惑を与えている行動について、議論されない現状に憤りを感じています。市長としての立場でこういう現状についてどう考えているのか。そしてどう対処していくのか回答をいただきたいと思っております」ということで時間もございませんので、今回いろいろ私も一般質問質をさせていただき、本当に辺野古区が大変迷惑している、先ほど来、いろいろ区民からの苦情もありました。そしてまた現実に私もこの前、辺野古の緑地帯に一里塚がございます。キャンプ・シュワーブのこの辺野古入り口のほうにですね。そこに立って立ち小便をする。そういった行為も現実に見ました。本当にマナーも守れない人たちに私たち区民は相当迷惑している。そこで、海上保安庁においては何度か注意して聞かなければ免許を剥奪するとか、あるいは陸上においては駐車違反、市民が駐車違反をしたときには切符を切るのに、そういった行為もやらない。警察のほうでも今回徹底的に違法駐車があった場合には、違反ですから、切符を切るのは当然でありますので、警察署としてもしっかり取り締まりをやっていただきたいなということでお願いしまして、私の一般質問はこれで終わります。 ○屋比久稔(議長) 16番 宮城安秀議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午前11時23分) 再 開(午前11時32分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。15番 吉元義彦議員、一般質問を許します。 ◆15番(吉元義彦議員) 皆さん、こんにちは。ただいま議長のお許しを得ました。15番 吉元義彦、あけみおの会の吉元義彦でございます。大変緊張しております。きょうは名桜大学の関係の質問ということで、比嘉理事長がお見えでございます。大変緊張しております。ありがとうございます。きょうはまた公立中学校の卒業式ということで、8校ですか、中学校の生徒の皆さんが義務教育を卒業して大きく羽ばたくということで、前途を祝してこの場から「おめでとう」ということで、今後の期待を込めて頑張っていただきたいということを切に要望したいと思っております。それでは通告に従いまして一般質問をさせていただきます。まず事項1 施政方針について。(1)「平成26年度の予算額が400億円規模に拡大した。再編交付金に頼らなくても良好な財政運営を保っている」と述べておりますが、その根拠とこれまで国から示された再編交付金は今まで年度ごとにいくらか伺います。また、中期財政計画が策定されているか伺います。(2)「地方創生に取り組んでまいります。」となっておりますが、具体的に示してください。(3)「学校給食施設の再整備について計画実現に取り組むこと」について伺います。(4)「経済金融活性化特別地区制度について、県内外から関心が高まっている。企業誘致活動や地域の経済産業基盤の構築に取り組む」となっているが、具体的に示していただきたい。(5)「市内中小企業・小規模企業の経営基盤の安定強化」について伺います。事項2 農業行政について。(1)去った2月26日に開催された農業者と農業委員会との意見交換会について伺います。ア 農家の参加人数。イ 農家から出された主な意見。(2)2013年に名護市は「アグーの里」宣言を行っておりますが、現在名護市における飼養状況について伺います。(3)「アグーの里」宣言を行った観点から、アグー養豚農家への支援など、助成制度はあるのか伺います。事項3 名桜大学開学20周年について。(1)名桜大学開学20年及び公立大学法人化の効果について、稲嶺市長の評価を伺います。ア 平成27年3月現在の就職内定率について。イ 公立大学法人移行後の入学状況について(倍率、県別、地区別等)伺いたいと思います。ウ 北部市町村の推薦枠はどうなっているのか伺います。(2)名護市から事務組合に拠出している名桜大学の運営に係る負担金のうち、名桜大学財政運営基金に関して、金額、預け入れ金融機関、運用収益の活用方法について伺います。(3)名桜大学財政運営基金の運用のための金融機関の決定方法について伺います。事項4 北部広域圏事務組合基金について。(1)目的、基金額、現在残高について伺います。(2)運用方法について伺います。事項5 市民会館使用料の減免について。(1)名護市民会館の設置及び管理に関する条例施行規則第14条第2項で、「入場料(会費制を含む)を徴収する場合は減免しないものとする」となっているが、その定義について伺います。以上、一次質問とし二次質問は自席より行います。よろしくお願いいたします。 ○屋比久稔(議長) 市当局の答弁を求めます。山里將雄 総務部長。 ◎山里將雄(総務部長) それでは事項1、要旨(1)についてお答えします。まずは再編交付金についてでございますけれども、再編交付金につきましては平成20年度に13億9,021万1,000円、それから平成21年度に3億7,701万7,000円が交付をされております。再編交付金に頼らなくても良好な運営を保っているというその根拠ということでございますけれども、これはさきの議会の決算報告の中で、いわゆる財政の健全化比率の5つの指標についてご説明申し上げましたけれども、その数値につきまして改めて言いますと、実質赤字比率については赤字が全くないということで、黒字であるということで問題なしと。それから、連結実質赤字比率についても、これも赤字でありませんので問題なしということであります。それから実質公債費比率につきましては、健全化の基準値が25%に対して6.7%という非常に低い数値になっておりまして、これも全く問題ないということであります。それから将来負担比率、これは健全化比率が350%となっておりますけれども、名護市の場合は23.4%という低い数字でありまして、全く問題がないということでございまして、名護市の財政の状況は非常によい状態を保っているということでございます。それから基金につきましても、実は今、学校の耐震化事業を8年間で行う予定のものを3カ年間で前倒しを行っております。これにつきましては、これまでの健全化の取り組みの中で、ある一定の財政の力を、余力といいますか、それを確保できましたもので、それを充てることも必要だということでありまして、ある程度の財政的な指標が悪化することも計算の上で、そういう判断をしてその事業に取り組んでおります。しかし、結果としまして、それでも基金が平成26年度末で74億円ほどになりまして、全く平成25年度末と比べても全く減っていないという状況であります。そういう状況の中で、名護市の財政は今は問題なく健全性を保っているということでございます。それから、財政計画についてでございますけれども、中期財政計画につきましては、現在の財政収支状況を分析し、現在から将来の財政の問題点を捉え、財政運営の健全化確保への対応策を明らかにすることを目的とし、毎年度これは策定をしております。5カ年間の計画ではございますけれども、景気や国の予算、施策、地方財政等の動向に対応するため、毎年これは見直しといいますか、毎年つくり直しているということでございます。財政計画、中期財政計画につきましては、きちんとつくっているということを報告したいと思います。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 企画部長。 ◎中本正泰(企画部長) それでは私のほうからは事項1、要旨の(2)、(4)、事項3、要旨の(1)、(2)、(3)、事項4、要旨の(1)、(2)について答弁させていただきます。まず事項1、要旨(2)についてでございます。地方創生につきましては、さきの大城秀樹議員の一般質問の答弁と重複する部分がありますけれども、ご了解をよろしくお願いいたします。平成26年11月28日に「まち・ひと・しごと創生法」が施行され、12月27日には同法に基づく「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」及び「まち・ひと・しごと創生総合戦略」が策定され、閣議決定されております。長期ビジョンは日本の人口の現状と2060年までの将来の姿を示し、人口問題に関する国民の認識の共有を目指すとともに、今後取り組むべき将来の方向を提示したものとなっております。また、創生総合戦略は長期ビジョンが提示する日本の将来像に向け、平成27年度から今後5カ年の目標や施策の基本的方向、具体的な施策をまとめたものとなっております。地方自治体におきましては、まち・ひと・しごと創生法第10条に基づき、国が定めました長期ビジョン及び総合戦略を勘案した上で、地方人口ビジョン及び地方版総合戦略を策定するよう努めなければならないとされております。本市といたしましても平成27年度中に今後の本市の人口動向を分析し、将来展望を示す名護市人口ビジョンと名護市総合戦略を策定し、その中でさまざまな分野の方々の意見を広く聞きながら、具体的な方向性や施策を検討していく予定としております。次に要旨の(4)でございます。平成26年4月に経済金融活性化特別地区に本市が指定されてから、県内企業及び県外企業から特区認定について多くの問い合わせがございます。また、現在、金融関連産業におきまして1社が事業認定を受け、情報関連産業で1社が事業認定を申請している状況であります。マスコミからの問い合わせや報道により、関心の高さがうかがえるところでございます。平成26年度の企業誘致活動につきましては、沖縄県主催の国内企業向け企業誘致セミナー、国外で開催された金融環境投資セミナーへの参加のほか、国内最大の情報通信関連産業イベントでありますシーテックジャパンへの出展。名護市に関心のある企業を招聘(しょうへい)して行われる名護市企業招聘セミナーの開催を実施いたしました。今後も引き続き本市の経済金融活性化特別地区を国内外に広報し、企業の本市進出を推進してまいります。地域の経済産業基盤構築につきましては、平成25年度にマルチメディア館及びみらい1号、2号、3号館の光ファイバー地中化埋設事業を実施し、さらに平成26年度にはマルチメディア館、みらい1号館及びみらい3号館にUPS設置事業、これは無停電電源装置でありますけれども、を実施し、台風等災害による光ファイバーの断線や停電を防ぎ、事業継続性を高め、地域の経済産業基盤構築に寄与しております。また、今年度より約500名収容可能なみらい5号館の整備を進め、平成29年度に供用開始を予定しております。金融情報通信関連企業誘致及び集積に向けた地域の経済産業基盤の構築に取り組んでまいりたいと考えております。次に事項3、要旨の(1)アについてお答えいたします。3月下旬の就職内定率は集計中でありますので、2月末現在の状況をお答えいたします。学科ごとの状況は、国際学群は60.2%となっており、前年同月は41.7%でありました。スポーツ健康学科は51.1%で前年同月は38.8%でありました。看護学科は93.0%で前年同月は83.3%でございました。いずれも前年同月より約10%以上増加しており、全体の内定率は65%で前年同月より12.9%の増となってございます。次に要旨(1)イについてお答えいたします。名桜大学は平成6年に開校し、平成22年に公立大学法人として生まれ変わりました。公立大学法人化初年度の平成22年度入学志願者数は1,238名で、県内924名、県外314名であり、県内の内訳は北部地区176名、中部地区473名、南部地区275名となっております。平成27年度入学志願者数は1,759名で、県内が586名、県外1,173名となっております。県内586名の内訳は、北部地区116名、中部地区318名、南部地区152名となっております。県内志願者数は減少傾向にありますけれども、平成27年度県外志願者数は1,173名であり、平成22年度の314名に比較しますと4倍近くまでに増えております。全体としては平成22年度1,238名の志願者数が平成27年度においては1,759名と伸びてございます。定員455名に対しての倍率は、平成22年度2.7%、平成24年度5.2%をピークに平成27年度は3.9%となってございます。次に要旨(1)のウについてお答えをいたします。推薦入試の種別といたしまして、北部推薦枠が設置されております。学科ごとの定員は国際学群17名、スポーツ健康学科15名、看護学科15名でございます。北部推薦枠合計47名となっております。試験内容といたしましては、小論文と面接試験を行っていると聞いております。次に事項3、要旨(2)についてお答えいたします。平成26年4月時点の名桜大学財政運営基金積立額は26億4,617万1,000円であり、沖縄県農業協同組合に預け入れております。運用収益につきましては、大学の教育・研究に資する大規模な改革資金や大学の不測の事態に備えた対策等の資金としております。次に事項3、要旨(3)についてお答えいたします。名桜大学財政運営基金預け入れ先金融機関の決定につきましては、名護市金融協会加盟4行と北部地域で広く利用されております沖縄県農業協同組合に対し、大口預金、預金に係る利率調査を行い、最も高金利を提示した金融機関を選定しております。次に事項の4、要旨の(1)についてお答えいたします。ふるさと市町村圏基金は、ふるさと市町村圏の振興整備のための事業の推進に資することを目的としております。ふるさと市町村圏基金額は5億円であり、出資内訳は名護市2億円、北部11町村2億円、沖縄県1億円となっております。ふるさと市町村圏基金の現在残高は5億567万4,000円となっております。次に要旨の(2)についてお答えいたします。ふるさと市町村圏基金の運用方法につきましては、基金積立額の3億円は国際復興開発銀行発行のユーロ債で運用し、1億11万3,000円につきましては、沖縄県農業協同組合へ定期預金とし、1億556万円は沖縄銀行へ無利息型普通預金として預け入れをしている状況でございます。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 教育次長。 ◎石川達義(教育次長) それでは、私のほうからは質問事項の1の(3)と事項5の(1)についてお答えいたします。まず初めに事項の1の(1)について。教育委員会では、最大調理能力4,000食の学校給食施設を2施設配置することで、学校給食施設の再整備を行いたいと考えており、計画実現に向けて取り組みを進めているところでございます。現在、名護市にある5つの給食センターは、全て老朽化が進んでいるため、2施設目の完成後は、現在ある給食センターは全て廃止する予定となっておりますが、1施設目が完成する際には5つの給食センターのうち2から3施設を廃止する予定となっております。1施設目の具体的な整備スケジュールにつきましては、平成28年度に基本設計、実施設計、造成設計等を行い、平成29年度から30年度にかけて造成工事や建築工事を行う予定となっております。2施設目については、1施設目の建設と並行して進めながら、早期の完成に向けて検討を進めてまいりたいと考えております。続きまして事項の5、要旨の(1)について。名護市民会館の設置及び管理に関する条例施行規則の使用料の減免につきましては、第14条1項の規定に定められた内容と減免の額は次のとおりでございます。まず1点目に、市及び教育委員会が主催する行事に使用する場合は全額免除。2点目に、学校教育法に規定する学校が教育目的に使用する場合は7割減額。3点目に、本市に所在する教育団体が社会教育に関する事業を主たる目的として使用する場合は5割減額。4点目に、法律に基づく社会福祉団体がその事業目的のために使用する場合は5割減額、5点目に、国、地方公共団体が使用する場合は3割減額。以上が使用料の減免の対象となっております。また、条例施行規則の第14条の2項の規定におきまして、先ほど述べました規定にかかわらず、入場料(会費制を含む)を徴収する場合は減免しないものとするとなっております。入場料とか会費を徴収する場合は減免しないということになっております。なお、市民会館では小・中・高等学校の吹奏楽演奏会、福祉資金造成チャリティー公演、研修会などチャリティー的な催し物含め多種多様な行事が開催されておりますが、それらの催し物につきましても入場料(会費制を含む)を徴収する場合は減免しないものとするという規定に基づいて会館運営を行っておりますので、ご理解のほどよろしくお願いしたいと思っております。 ○屋比久稔(議長) 金城進 産業部長。 ◎金城進(産業部長) 私のほうからは事項1の要旨(5)、事項2の要旨(2)、(3)についてお答えいたします。まず事項1の要旨(5)ですが、本市では平成25年12月に中小企業・小規模企業の振興や支援に関する基本理念、基本的施策、それから市の責務や中小企業の役割といったものを明確にした「名護市中小企業・小規模企業振興基本条例」を制定しました。これに引き続き、今年度の事業としまして条例に掲げた理念を具体的施策に反映させるため、関係団体からなる中小企業・小規模企業振興ビジョン策定懇話会を立ち上げ、市内事業者や業界団体と意見交換を踏まえながら「名護市中小企業・小規模企業振興ビジョン」を取りまとめしているところでございます。振興ビジョンの策定に当たりましては、これまでに市内の中小企業・小規模事業者に対してのアンケート調査や直接事業者からの意見を聞くための地域部会を開催してきております。この地域部会は名護・屋部地区、羽地・屋我地地区、東海岸地区の3つの地区に分けまして、各地区で10名程度のさまざまな業種の方々と合計9回において意見交換を行い、その中で各地域の課題を洗い出し、課題解決に向けた施策提案の取りまとめを行っているところでございます。市内の中小企業・小規模企業の多くは、人材の確保や育成、また販路開拓に関する悩みを抱えており、次年度はそれらの課題の解決に向けた支援事業を実施していく計画となっております。具体的な支援内容といたしましては、雇用に関する支援、販路開拓支援のほか商品開発支援、商店街再生に向けた支援、創業支援などを行っていく予定でございます。次に事項2の要旨(2)についてですが、まず名護市における養豚農家は、平成26年12月現在で17戸で2万1,000頭の豚が飼育されております。そのうち、いわゆるアグー豚を飼育する農家は北部農林高等学校を含めまして6戸で約4,200頭のアグー豚が飼育されている状況となっております。割合にしますとアグー豚の飼育農家は戸数で35%、頭数で20%となっております。次に要旨(3)ですが、名護市では支援としまして、1つ目として優良種導入に対する補助、2つ目として家畜伝染病の予防に対する補助などを行っております。しかしながら、アグーに特化した助成制度は現在のところ県を含めてもまだございません。アグーは外来種と比較してコレステロール値がかなり低く、またブランド豚としても定着していますので、消費拡大の方法を講じた上で生産拡大につながる支援を検討していきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 大城博和 農業委員会事務局長。 ◎大城博和(農業委員会事務局長) それでは事項2の(1)についてお答えいたします。農業委員会との意見交換会については、農業者のほうから20名、うち法人関連が4名いらっしゃいました。それと関係団体のほうからは11名、団体数としては県や農協初め7団体に参加していただきました。その中で出ました意見を要約いたしますと、まず拠点産地の認定を受けた品目の継続的な生産振興に力を入れてほしいと。それと、農地を取得するには農地法の3条資格で下限面積が50アール以上となっていますけれども、その初期投資としては厳しいところがあると。別段の面積の検討もしてほしいという意見がありました。それと生産部会とか、共通の話題で話し合える情報交換できる場所、また、ときには生産者だけではなくて流通・加工・販売業者の皆さんも含めていろいろと意見交換できる場所をつくってほしいという意見もありました。それと農業振興に関する施策を具体的に実施する場合には受益者、利用者の意見をしっかりと聞いていただきたい、酌み上げていただきたいという意見。それと農業の振興という言葉をよく耳にしますけれども、農家所得を全体的に上げていくにはどのような努力が必要なのかとか、そういう関係団体機関からのアドバイスもいただければいいなということで意見がございました。大体内容としては以上であります。 ○屋比久稔(議長) 15番 吉元義彦議員。 ◆15番(吉元義彦議員) 再質問をさせていただきます。さきほど総務部長から財政については名護市の今の現状においては心配ないと答弁をされているわけですが、中期計画についても単年度で毎年見直しされて策定をされているということを伺っているわけでありますけど、これは議会には提出はされてないですよね。それと特に財政を見る場合については、収支の均衡、それから弾力性、行政水準、財政運営の効率性、長期安定性などを見ないといけないわけですよね。特にこの長期安定性を見る場合においては、中期の計画はどうなっているかということを我々は見る必要があるので、ぜひこの中期計画についての指標を提示できるのかどうか、この件をお願いします。 ○屋比久稔(議長) 山里將雄 総務部長。 ◎山里將雄(総務部長) 中期財政計画につきましては先ほど答弁したとおり、これまでにもつくってきております。ただおっしゃるとおり、議会には出しておりません。これは財政計画そして実施計画、そして予算編成に結びつけるという一連の流れの中で毎年きちんとつくっているものではございますので、そういう使い方といいますか目的としていたものですから、議会にはお示しをしておりませんでしたが、それは別に構わないですので、財政計画、今年度の最新の財政計画を皆さんにお配りをさせていただきたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 15番 吉元義彦議員。 ◆15番(吉元義彦議員) それと、特に予算は大変大きく膨らんではいるのですよ。しかしながら一括交付金の交付とか、先ほどあった耐震化事業とか、そういった事業費が大きく伸びてきて予算が膨らんできている中身があるわけですよ。そうすると借金もその反発で膨らんできているわけですよ。そういう観点からすると、名護市の借金もどんどん今膨らんでいっている。このあたりが、いわゆる弾力性については市長の裁量で使える予算というのは硬直化されていっているものですから、そのあたりは今後心配される要因なのかなと私は見ているのですが、向こう2年、3年後あたりはどうなのかなということをお聞かせ願えませんか。 ○屋比久稔(議長) 山里將雄 総務部長。 ◎山里將雄(総務部長) 借金といいますか、地方債の残高ですけれども、これは数字上は確かに伸びております。これも先ほど言ったとおり、これまでの健全化の取り組みの中である程度の余力を持って、これをいわゆる行政需要に充てようという、そういう判断をした中で今の事業をやっておりますので、ある程度の悪化というものは、悪化といいますか指標が少し高くなるというのは、これは我々の計算の上でのことでございます。ただ、これも確かに数字上は増えておりますけれども、これも以前の議会の中でも説明したものではありますけれども、臨時財政対策債という、これは実質的な借金にはとらわれない起債がございまして、この数値がかなり上がっておりますので、実質的な部分ではそんなに大きな負担にはなっておりません。それが示されるのが、ちょっと財政的な専門用語になって少し難しいかもしれませんけれども、実質公債費比率というのがございまして、これが実質的な名護市の借金の状態を表す指標なのですが、これも非常に低いところで推移しています。先ほど言いました6.7ポイントという、25ポイント以上が危ないところなのですけれども、非常に低いところにありますので借金の状態としても今のところ全く問題ないと考えております。 ○屋比久稔(議長) 15番 吉元義彦議員。 ◆15番(吉元義彦議員) わかりました。先ほど申し上げた中期計画については、ぜひ議会にも提出をお願いしたいということを申し上げたいと思います。それから地方創生については中本部長がおっしゃっていた名護市版も今年度いっぱいにつくるのですか、策定されていくのかな。ということで、やるということでありますから、それをまず期待して、特にこの地方創生については人口の減少が大変危惧されている中で、特に名護市は経済金融活性化特区もいただいている。それから、この地方創生の中には使い勝手のいい優遇措置もあるわけですから、そういう優遇制度を生かしてすばらしい名護版を使って人口の増大に向けて取り組んでいただきたいという要望を申し上げたいと思っております。それから、次に学校給食施設の整備について、ちょっとここでお尋ねをさせていただきたいと思います。先ほどこの学校給食については教育次長のほうから平成29年度から設計ですか、平成31年に供用開始という答弁をずっと以前から、この一般質問の中で当初から3名ほどの一般質問の中に入っているのですが、今回、私どももこの現場へ入ってみると、大変心配しているわけです。そこで、まずは経緯というのですか、今までを振り返ってみると、まず指摘を受けているということは、県の教育委員会からまずは老朽化している施設ということで指摘を受けているということ。それから、現に壁の塗装の剥離とか壁、床の破損などが現実にあるということ、危険性が高いということで指摘がされている。そういうことから、これは平成19年に久志学校給食センターの廃止条例が議会に提案されているわけ。それで継続審査に持ち込まれて、11月21日に議会の臨時議会において廃止条例が可決されたわけよね。そこで久志学校給食センターの廃止が3月31日に実施されている。平成21年3月31日に、教育委員会では名護市学校給食施設再整備基本計画策定というのが、川野議員の配られているこの基本計画というのがあります。これを見てみると、どうなっているかというと、皆さんのほうにも配られていると思います。これの8ページをまずごらんになってみてください。この中で教育委員会は市民の懇話会を立ち上げられているわけです。8回も開催されて、名護市学校給食施設再整備に向けた提言をされているわけですよね。そういう経緯を踏んで、次にどういうことを進めてきているかというと、この21ページをごらんになってください。再整備スケジュールというのがちゃんと組まれているのです。21ページの学校給食施設再整備スケジュールの中では、第4次名護市総合計画前期基本計画の中で第1学校給食センター(仮称)ですが、これは4,000食規模の久志地域、基本設計から設計工事まで、前期基本計画の中でもやっているというスケジュールになっているでしょう。どうなっているの、これ。そして、この下のほうに第2学校給食センター。これが第4次名護市総合計画の後期基本計画の中でも配置の場所、規模の検討、基本設計、設計工事に入っているとうことは皆さん示しているでしょう。一体どうなっているの、これ。次長。それと、次のページの22ページを見てください。関係法令の中に(ア)から(エ)まであります。この食品衛生法に今の現状のセンターが抵触する部分はございませんか。綱渡りしてやっていませんか、答弁願います。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 教育次長。 ◎石川達義(教育次長) 21ページの学校給食施設の再整備のスケジュールの件なのですけれども、教育委員会としてはそういう計画を立てておりますけれども、この間に3・11の東日本大震災のそういう状況もありまして、まず教育委員会ではやはり子どもたちの安心・安全を優先するということで、学校施設の耐震化事業をまず優先に進めようということで、これまで取り組みを進めてきているわけです。そういうことで、まず学校の子どもたちが毎日を過ごす施設を改築をして、その後に給食センターの再整備に取り組もうということで、計画は立てましたけれども、そういうことで、やはり社会の情勢等々もありますので、そういうことで今、教育委員会では考えているところでございます。それから再整備に係る法令等の件でございますけれども、耐震化事業後にそういうことで施設を整備するということでございますので、今現在ある施設を使うということでありますので、法令には抵触しないようにきちんと修繕等を図りながら今、衛生法も含めて安心・安全な給食を提供しているところでございます。 ○屋比久稔(議長) 15番 吉元義彦議員。 ◆15番(吉元義彦議員) 次長、耐震化というのですが、耐震化はいつから始まったのですか。それと市長、これは市長が教育長のとき、市長は特に建男元市長から特命を受けて教育長がこの学校の統廃合の問題、それからこの給食センターの統廃合の問題に特命を受けて教育長に任命されたと僕は記憶しております。これは市長は大変な重荷を背負って、特に私はこの当時、市議会議員であったのですが、今の大城敬人議員、それから岸本洋平議員や宮城弘子議員とか民生教育常任委員会の中で喧々諤々やりました。そういう経過を経てこういうことをまとめ上げて、これを優先すべきだったと僕は認識しているのですが、これを見てびっくりしているのです。僕はもうでき上がるような環境のもとで進んできているのかなと思っていたら、案の定、前回の定例会で神山敏雄議員が一般質問の中で聞いてみると、平成31年ということを聞いてびっくりして、唖然としているのですが、どうなのですか市長。本来なら市長はこれを優先すべきだったと僕は見ているのですが、耐震化構造から、そこの安全はどうなっているの。もう一度お願いします。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 教育次長。 ◎石川達義(教育次長) 耐震化については平成24年度からやっております。そういうことで、食の安心・安全については今ある施設ではありますけれども、しっかりと法令に従って我々は法令で定められた項目に従って、きちんとした給食を提供しておりますので、そのことについて完成するまでは今の施設を利用して法律に抵触しないような形で、しっかりと子どもたちの給食を提供していきたいと、そのように考えております。 ○屋比久稔(議長) 15番 吉元義彦議員。 ◆15番(吉元義彦議員) 市長、これで本当にいいのですか。全然納得がいきません。耐震化は平成24年度からと言いましたよね。先ほど来経過も申し上げました。それから財政的にも余力が十分ありますということをおっしゃっていました。そういう中で、市長があれだけ教育長時代にこの問題の解決をやろうという熱意、信念というのですか、この思いはどこにいったのか私はわかりませんが、どういうわけで後回しにしたのか、市長、これは政策的な問題も絡んでいくと僕は思いますので、ちょっと市長からご答弁願えませんか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 教育次長。 ◎石川達義(教育次長) 先ほど答弁したとおり、教育委員会としては子どもたちの安心・安全を優先して、まずは耐震化の事業を優先しているということがありますので、その事業を終えない限り、今、職員も一生懸命学校の校舎の建築に取りかかっておりますので、私たちは一生懸命努力しておりますので、まずはそれを終えて、それ以後に給食センターの再整備に取りかかるということでございます。その間、いろいろと老朽化はあるかもしれませんけれども、しっかりと法律を守って、法に触れないような形できちんと学校の子どもたちに給食は提供していきたいと、そのように考えております。 ○屋比久稔(議長) 15番 吉元義彦議員。 ◆15番(吉元義彦議員) わかりました。これだけ言っても私どもの思いが通じないということは、市長、この5カ所の現場を回られたことはありますか。これは答弁できるでしょう。 ○屋比久稔(議長) 稲嶺進 市長。 ◎稲嶺進(市長) 教育長時代には全ての給食センターを回っております。 ○屋比久稔(議長) 15番 吉元義彦議員。 ◆15番(吉元義彦議員) わかりました。そういう市長の政策であればこれ以上申し上げません。では、次に農業問題です。農業問題について産業部長、一時90億円余りあった我が市の農業粗生産額。今は60億円ちょっとということで落ち込んでいる。特に落ち込みの品目については耕種が大きいのか、6、4ぐらいという話も聞こえるのですが、この落ち込みの要因としては、先ほど農業委員会の意見交換会でもあったような農家の減少もいろいろあると思うのですが、特に私も一時JAにもいて、その当時は営農普及センター、それから役所、それからJA、そういう連携がしっかりととられていたのです。そういう中で農業振興計画というのがあって、それを遂行することでいろんな、時期的にもいい時期だったのかな、そういうことがあって、施設もどんどん入れて端境期を狙った農業を推進してきたのですが、今、そういう中で、この連携がうまくいっていないのかなと私は思うのですが、以前に、建男市長時代に、このコーディネーターを名護市の産業部に導入したらどうかという話をしたのですが、そういう考え方はないのでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 金城進 産業部長。 ◎金城進(産業部長) 議員ご指摘のように、落ち込みの要因として、これは農家数の減少と高齢化。高齢化というのも今、非常に進展していると思っております。その中で市としてはもうかる農業を実現しようということで、農家数を増やしながら粗生産額を伸ばすことを課題として農家やJA、それから沖縄県農林水産振興センター、それから農業研究センター等の関係機関との連携については非常に重要だと考えております。そういった機関との話し合いの場を設けているところではございますが、議員がおっしゃるようにコーディネーターの設置については、連携を深めるという意味で、その仕組みづくりの中で検討していきたいと考えています。 ○屋比久稔(議長) 15番 吉元義彦議員。 ◆15番(吉元義彦議員) 遊休施設あたりもハウス補助事業で導入して、特にランを栽培された農家あたりが、今、うまく生産ができなくて遊休化しているものがあると思うのです。そういうこととか、あるいはまた先ほどもあった経済金融活性化特区をいただいているわけですから、これは農業にも該当するわけでしょう。そういう制度を活用して企業を誘致できればまた波及効果も出てくるのかなと思うのですが、特に皆さんが屋部に工場適地で網をかぶせているところがあるわけですが、あの地にもぜひ大宜味の結の浜ですか、そのあたりに農業団地を入れてやって成功している事例もあるわけですから、そういうことも含めてぜひ活用できるような企業を誘致できないかなと考えているのですが、そういった考え方はないでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 金城進 産業部長。 ◎金城進(産業部長) 屋部の工場適地につきましては現在、まだ1社しか入居していない状況で、市のほうも平成25年に企業立地戦略策定調査という調査をして、工場適地への誘致のいろいろな条件整備、どういった条件整備をしようかということで企業へのアンケートもしてきております。現在1社がそこの誘致に対して関心を持っている企業もいて、市としても積極的に誘致に向けて動きたいと思っていますが、大宜味村でやっているような貸工場のような、ああいった企業の要望としては安価で借りられる土地とか、あとは流通、それから製造とかこういう貸工場の要望はございますけど、なかなか市としてもそこまでの投資ということはまだまだ厳しいのかなと思っていますが、しかしながら、その工場適地については工業用水も引かれていますし、今、名護市が受けました経済金融特区の中に製造業も入っていますので、そういった制度も活用しながら積極的に誘致については市としても取り組んでいきたいと思っています。 ○屋比久稔(議長) 15番 吉元義彦議員。 ◆15番(吉元義彦議員) 特に大宜味村の結の浜に入っている企業の中では、あれはカイワレですかね、カイワレを栽培している企業があるのですが、あれも大分成功しているような感があるのです。そういうこともありますので、ぜひ企業の誘致、せっかくのいい制度を生かして、活用してそういうことをぜひお願いしたいと思います。それと時間も少ないのですが、3条資格の件、先ほど50アールの件が出ておりましたが、これを緩和できるような方法があるのかどうかお伺いします。
    ○屋比久稔(議長) 大城博和 農業委員会事務局長。 ◎大城博和(農業委員会事務局長) 下限面積につきましては、法定事項ではありますが、また規則のほうで別段面積を定めることができると。その場合はやはりどうしても市街地近郊とか、それから小規模の農家がどうしても増えてきた場合、そういったときには、そういった別段の面積、それを農業委員会のほうで協議をして定めることができるとありますが、今のところ大体そのすれすれのラインといいますか、それと今農地をあまり分散して小規模化すると後々の農地の利用集積とか規模拡大とか、そういったものの影響も考えながら慎重にセンサスの調査結果も見ながら検討させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○屋比久稔(議長) 15番 吉元義彦議員。 ◆15番(吉元義彦議員) わかりました。それから名桜大学の基金の件ですが、ぜひ効率よく運用していただけるように、それから果実についてはまた学生のために活用できればということも含めてお願いをしたいと思います。それと、大学の理事会等には副市長が出席されているのですか。ぜひそういう内容等も含めて理事会あたりにはこの報告もちゃんとされているのですか、この辺お聞かせ願いたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 親川敬 副市長。 ◎親川敬(副市長) 名桜大の理事会は組織運営体の最高決定会議でありますので、そこにはそれぞれの必要な議案として上がってきて、決算を含めていろいろな議案が上がってきています。その中で私も確認をしながら、また発言もしながらいい運営をしていただきたいと思って、いろいろな発言もさせてもらっています。 ○屋比久稔(議長) 15番 吉元義彦議員。 ◆15番(吉元義彦議員) 一般質問を終わります。 ○屋比久稔(議長) 15番 吉元義彦議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後0時35分) 再 開(午後1時30分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。8番 翁長久美子議員、一般質問を許します。 ◆8番(翁長久美子議員) 皆様こんにちは。ただいま議長のお許しをいただきましたので、議席番号8番、市民の響、翁長久美子、一般質問をさせていただきます。その前に、二、三所感を述べさせていただきます。去った2月23日、24日と行われました名護市議会市民意見交換会では、開かれた議会としての初めての開催でしたが、市民からの活発な意見、要望をちょうだいし、開催について喜ばれ、第1回目としては大成功だったと私は思います。議員並びに議会事務局の皆様、お疲れさまでした。これからも与えられた課題と要望を検討しながら、定期的に市民との意見交換会を開催できるようにともに頑張りましょう。さて、昨年は選挙に始まり選挙に終わった慌ただしい1年でしたが、全ての選挙で辺野古移設反対の候補者が当選をしました。中でも10万票という大差をつけ圧勝した県知事選挙で、オール沖縄の民意はしっかりと反映されるものと期待をしたのもつかの間、政府は「選挙結果は関係ない、埋め立て工事に向けて粛々と進める」と発表。民主主義国家について考えさせられる年となりました。地元並びに県に寄り添い理解を得ながらと常にうその発言をしている政府。翁長県政になって一度も面談をしない。それは地元である稲嶺名護市長もこの5年間同じ扱いをされ続けているのが現状であります。政治は公正・公平が基本であり、主義・主張が違うのであれば、なおさら論議を交わす必要性は大きいと考えるのは私だけではないと思います。連日、新聞やテレビでは辺野古移設問題が報じられています。県知事の停止命令の無視、埋め立て区域内潜水調査拒否、40トンものトンブロックの投下を追加、そして昨日、3月12日ボーリング調査再開とこんな不合理なことが許されていいのでしょうか。今回の一般質問では、辺野古基地問題に関連したものが多くありますが、中でも過剰警備について私の言葉で触れておきたいと思います。私が2カ月余りゲート前で体験したのは、非暴力で抗議している私たちに対して、背後から膝蹴り、拳での強打、腕を背後に引っ張るなどの行為を私は全て体験しました。これらは行き過ぎた警備、暴力と言えるのではないでしょうか。現場で多くのことを体験させていただき真実を知りました。「名護市議が許可証なしに基地内に入れるのなら、私も同じ名護市議なので入れてください」と機動隊員に嘆願すると、「反対派は関係ない」という答えが返ってきました。これを偏見というのではないのでしょうか。夜中に国道を封鎖し、市民の通行妨害をするのも県警であり、抗議する私たちが国道を封鎖すれば道交法違反で逮捕され、または排除されるのが現状であり、私たち抗議者が封鎖をしているのではありません。押し合いで機動隊の肩に間違って手が触れただけも「公務執行妨害だ」と大げさに声を上げているのは機動隊です。抗議団の指揮者である山城博治さんがいつも「我々の戦いは非暴力の戦いです。決して手を挙げてはいけません」と話されています。私たちが手を挙げれば公務執行妨害で捕まり、ゲート入り口に引かれたイエローラインを越えれば逮捕される。それは十分に理解をしています。国民、県民の税金で収入を得ている防衛局、県警、国道事務所、そして名護署までがイエローラインを越えた基地内の米国側から、守るべき国民、県民を威嚇、監視をしている。こんな異常ともいえる絵図を誰が想像できたでしょう。県民同士がいがみ合い、「上司の命令です、済みません」と言っていた、1時間ごとに24時間巡回をしている国道事務所職員の胸の内を思うと心が痛みます。辺野古問題で質問されている皆様、どうぞ現場へ行きご自分の目と耳と体で現状を把握してはいかがでしょうか。私は2カ月間、辺野古で過ごしたことで感じたのは、子どもたちの未来、名護市の未来に基地は必要ないという思いです。この思いを胸に、最後まで諦めずに辺野古断念に向け頑張りたいと思います。それでは質問に入ります。今回は新規事業の内容について多く質問をさせていただいております。また重複する質問もございますが、ご答弁のほうよろしくお願いいたします。質問事項1 施政方針より「教育・子育て支援」より。要旨の(1)文武両道プロジェクトにつて、「小学生のスポーツ活動が始まる前のすき間の時間を活用し、保護者や指導者がチームの小学生に対して学習支援を行い、文武両道を推進する」とありますが、ア 実施に向けてのタイムスケジュール。イ 実施場所。ウ 対象団体数。エ 周知方法をお伺いします。要旨の(2)放課後学習支援教室について、「中学生を対象に放課後の時間を活用したボランティアによる学習支援を実施し、学力の底上げを図る」とありますが、ア 実施に向けてのタイムスケジュール。イ 実施場所。ウ ボランティアの募集方法。エ 周知方法をお伺いします。事項の2 同じく施政方針より「地域経済の再生と雇用・観光振興」より。要旨の(1)ウエディング歓迎支援事業について県外または海外の観光客が名護市で婚姻届を提出するケースが増えており、そのようなカップルに対し、名護市に訪れた記念となる演出を行う歓迎支援を実施する」とありますが、ア 観光客カップルの件数。イ 記念証書とウエディング歓迎パネルのイメージと設置場所。ウ 周知方法を伺います。要旨の(2)自転車を活用したまちなか観光推進事業について、「観光客が自転車を利用して気軽にまちなか散策ができるよう、公共施設や市街地周辺の宿泊施設を結ぶレンタサイクル導入に向けて実証事業を行う」とありますが、ア レンタサイクルの台数。イ 保管・返却場所。ウ 利用料金。エ 周知方法をお伺いします。事項の3 同じく施政方針より「文化・スポーツ活動の推進」より。要旨の(1)スポーツ団体指導者講習会について、「スポーツ指導者の育成支援を行い、スポーツ活動の推進を図る」とありますが、ア 対象となるスポーツ団体の数と指導者数。イ 実施種目。ウ 実施場所をお伺いします。事項の4 施政方針「くらし・環境」より。要旨の(1)新設廃棄物処理施設整備事業について、建設予定地域住民への説明会が昨年度より行われておりますが、ア 3候補地及び隣接行政区の説明会は終了しましたか。イ 平成27年度におけるタイムスケジュールをお伺いします。要旨の(2)ごみ袋の形状変更について。ア 何月からの試験導入になるのか。イ 価格について。質問事項の5 新基地建設反対。要旨の(1)昨年は選挙の年でした。名護市民を含む県民がオール沖縄で「新基地建設NO」の民意が示されたにもかかわらず、今、辺野古では新基地建設に向けてのボーリング調査が再開されています。40トンもの巨大なトンブロックの投下によりサンゴ礁の破壊が複数箇所で確認され問題視される中、3月5日にはまた2個のトンブロックを投下。かけがえのない自然豊かな大浦の海が壊されていくことに、多くの市民・県民が心を痛め、国に対して反発を強めているところです。何ができるのか、何をすべきなのか私も自問自答しているところですが、市長の思い考えをお伺いします。要旨の(2)再編交付金に関しては打ち切られた事実があるにもかかわらず、昨年の市長選では相手候補者を支持する方々が、街頭演説やチラシで「稲嶺市長は再編交付金を受け取ってないから財政難である」と現在に至ってもお話しされているようなので、再度経緯をお伺いいたします。事項の6 公共施設の開館時間・休館日について。要旨の(1)21世紀の森体育館、B&Gプール、スポーク、児童センター、中央図書館についてお伺いします。市民ニーズに合わせてそれぞれ開館時間や休館日は決定されたと思われますが、時代とともに生活環境も変わり、開館時間や休館日についても5年ないし10年で検討する必要があると考えますが、各施設の状況をお伺いします。ア 各施設の開館時間、休館日決定までの経緯をお伺いします。イ 供用開始から開館時間、休館日の見直し検討をされているのか。ウ 中央図書館の平成27年度より見直し、決定までの経緯。事項の7 住居表示について。要旨の(1)市内行政区において住居表示の見直しが行われていますが、平成27年度において住居表示の見直しが行われる予定行政区があるかお伺いします。以上を一次質問とし、二次質問は自席にて行います。よろしくお願いいたします。 ○屋比久稔(議長) 市当局の答弁を求めます。石川達義 教育次長。 ◎石川達義(教育次長) 質問の事項の1、要旨(1)、(2)、事項3の要旨(1)、事項6、要旨(1)についてお答えいたします。まず初めに、事項1の要旨の(1)のア、イ、ウ、エについて。既に名護市校長会での事業説明、各小学校スポーツクラブ連絡協議会や各小学校に個別で事業説明を行っているところですが、タイムスケジュールとしましては、再度4月に事業の周知、実施団体の募集、ボランティアの募集を実施し、各スポーツ少年団体との連絡調整を行い、6月から学習支援活動の実施を予定しております。実施場所については、各小学校に協力いただき教室等の学校施設を中心に実施する予定でございます。対象団体数は、市内小学校のスポーツ少年団体や文化系団体を対象としております。それから周知方法は、各小学校スポーツクラブ団体連絡協議会、スポーツ少年団体登録をしている団体、小学校単位PTAや各競技団体の総会等に出向き周知を図っていきたいと思っております。続きまして事項1の要旨(2)のア、イ、ウ、エについて。実施に向けてのタイムスケジュールについては、現在、名護市校長会にて事業説明を行っております。再度4月に各中学校の担当者に事業の周知、ボランティアの募集を実施し、各中学校と調整を行い5月から学習支援活動を実施の予定をしております。実施場所については小学校と同じく各中学校の教室等を予定しております。それからボランティアの募集方法については、名桜大学のボランティア交流会での名桜大学生のボランティア募集や、各中学校PTA会員へのボランティア募集をしていきますけれども、また、学校・家庭・地域連携事業の地域コーディネーターによる地域人材の発掘も並行して行ってまいりたいと思っております。それから周知方法については、校長会にて事業説明を実施しておりますけれども、新年度4月で、再度、各中学校へ出向いて担当者に周知説明を行っていきたいと思っております。続きまして事項の3の要旨の(1)のア、イ、ウについて。近年、子どもたちのスポーツ環境については、さまざまなクラブが日常的に活動し、体を動かす環境は充実しておりますが、メンタル面や栄養面、トレーニング論、技術論など多岐にわたる知識が求められており、子どもたちに対する指導方法も大変複雑化しております。そこで、子どもたちをしっかりサポートできる指導者の育成に向けて、名護市体育協会と連携し平成27年度予算において「子ども夢基金」を活用し、スポーツ団体等の指導者に対する講習会の開催に取り組んでまいりたいと考えております。議員ご指摘の対象となる団体数及び指導者数でございますけれども、講習会については1回50名程度の2回を予定しております。小学生のスポーツ活動にかかわる指導者を中心に、なるべく多くの団体の指導者に参加してもらえるよう取り組んでまいりたいと考えております。実施種目につきましては、講習会の内容等を考えておりますけれども、子どもの能力を安全によりよく伸ばすため、指導者の役割やトレーニング論、技術論、スポーツ指導者に必要な医学的知識等の基本的な事項を予定しております。それから実施場所につきましては、名護市体育協会とも調整を図りながら21世紀の森体育館で実施していきたいと考えております。続きまして事項の6、要旨の(1)のア、イ、ウについて。21世紀の森とB&Gプールにつきましては、現在、午前9時から午後9時までの開館となっており、毎週火曜日と年末年始の12月29日から1月3日までを休館日とし、祝日も開館をしております。両施設につきましては、平成19年度より指定管理者制度を導入しておりますが、それ以前までは開館時間は同じですけれども、祝日は休館日となっており、利用者への不便が生じておりました。しかしながら、指定管理者制度への移行に合わせて、より多くの市民の皆さんに利用していただくということを目的に休館日に関する規定の見直しを行い、先に述べました休館日への変更をし、現在まで運営されております。現在は21世紀の森体育館、B&Gプールの開館時間や休館日については、市民から特段要望等がありませんので、開館時間や休館日の見直しについては今のところ検討はしておりません。次に、中央図書館についてですが、中央図書館は平成11年3月の開館から16年が経過し、その間、開館時間については5年前から子どもたちの夏休み期間中については午前10時の開館を30分早め9時30分から開館を実施しておりました。また、館内で開催される講演会やイベント時のアンケートや、意見箱に寄せられた市民や利用者の声を受け止め、教育委員会内で検討した結果、正式には平成27年、今年の4月1日からですけれども、試験的に今年の1月からは開館時間の延長と祝日の開館を実施しております。具体的には、これまで10時の開館を午前9時に繰り上げ、土日も5時までだったのを午後7時までと開館時間を延長しております。それから、これまで閉館しておりました祝日の日にも開館を実施しております。これからも市民ニーズに応えられるよう、開館時間や休館日について利用者の皆様の意見も伺いながら検討していきたいと思っております。 ○屋比久稔(議長) 金城進 産業部長。 ◎金城進(産業部長) 私のほうからは事項2の要旨(1)と(2)についてお答えいたします。要旨(1)のアですが、市民課の戸籍係によりますと、平成26年度のこれまでにおいて、海外在住の外国人が結婚式のために来沖し、名護市役所で婚姻届を出したカップルの件数が23件となっております。内訳としまして香港が22件、オーストラリアが1件とのことでございます。また、国内のカップルの件数につきましては、名護市に本籍がない方ということで集計しますと158件ございますが、その方が全て観光客かどうかはちょっと判別できません。ちなみに平成25年度に県外から沖縄県にリゾートウエディングに来られた方は全体で804件ございまして、そのうち海外からのリーガルウエディングにつきましては157組ございます。そのうち名護市には外国含めて名護市以外の本籍の方が144組、名護市のほうで婚姻届を出しているということをお聞きしております。それからイの記念証書及び歓迎パネルにつきましては、複数の種類を準備しまして英語や中国語など、多言語で対応できるように考えております。その歓迎プランにつきましては足元を飾るパネルと卓上用を利用しまして、市内の景観地や公共施設などに持ち運びして撮影できるように貸し出しを行いたいと思います。次にウの周知方法ですが、県内のウエディング事業者に対しまして名護市の事業をお知らせすることによって、事業者が窓口となり名護市でのリゾートウエディングをPRしていただくとともに、歓迎を受けたカップルのツイッターやフェイスブックなど、個人のインターネットを活用した口コミでの拡散効果によって名護市の観光イメージのPR効果があるものと期待しています。次に要旨(2)ですが、市営市場を中心とするまちなかには歴史文化などの史跡、名所などの観光スポットや飲食店が多数点在しております。ただ、市街地周辺には駐車場が少ないために、レンタカー利用の多い観光客にとってはまちなかへの利便性が悪く、市街地へ誘客する1つの課題と考えております。そこで手軽な移動手段である自転車を市街地周辺の観光レンタサイクルとして導入することにより、観光客の移動の利便性向上や市街地への誘客、回遊性が高まることが期待されます。市街地における誘客促進や観光消費拡大を目的に、名護市では来年度、観光が気軽にできる、気軽にまちなか散策や買い物ができるように、今回の観光レンタサイクル導入に向けての実証事業を計画しているところでございます。実証事業の主な内容としましては、市営市場や市街地周辺の4カ所の宿泊施設へ各5台程度の無料レンタサイクルを配置いたします。自転車の貸し出しや返却などの管理につきましては、それぞれの施設で行うことを考えております。また、無料レンタサイクルの実証実験中などのサインを貸出先の施設のフロントへ設置しまして、利用者への周知を図っていきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 企画部長。 ◎中本正泰(企画部長) それでは私のほうからは事項4の要旨(1)、(2)、事項5の要旨(2)について答弁いたします。まず事項4、要旨(1)についてであります。名護市環境審議会の答申を受けて建設候補地として安和区、為又区、二見区の3候補地を選定しております。また3候補地に加え安和・勝山区環境保全対策委員会の設置を行っていることから、勝山区そして現焼却施設の協定を結んでいることから、中山区を関係区としております。以上の5地域におきまして役員説明会、役員向け先進地視察、住民説明会及び住民向け先進地視察の工程にて説明を行っていきました。安和区、為又区、二見区につきましては予定した全ての工程を終えております。中山区におきましては役員及び区民説明会は開催しておりますけれども、先進地視察の呼びかけ等は行いましたが応募がなく、視察の実施には至っていない状況です。勝山区におきましては役員説明会を開催後、区民説明会及び先進地視察の実施について区との調整を行ってきましたが、区の意向により実施には至っていない状況でございます。次に質問の事項4、要旨(1)のイについてお答えいたします。平成27年度は3候補地からの選定について、現在、審議中でありますが4月中旬には1カ所に決定する予定としております。決定後は建設予定地との合意形成に向けた地域説明会を実施し、10月までには基本合意を目指すところでございます。なお、候補地として上がった他の2地区及び関係区に対しても、建設予定地決定後に選定経緯について説明会を実施する予定としております。また、循環型社会形成推進地域計画の策定につきましては、今後の廃棄物の発生抑制やリサイクルの推進、最終処分量の抑制等に関する目標等を設定することになっております。当該地域計画は、平成28年度以降の施設整備事業に関する循環型社会形成推進交付金を受けるために必要な計画となっていますことから、10月策定を予定しております。次に、要旨の(2)アでございます。何月からの試験導入になるのかということにつきましてですが、有料ごみ袋の取っ手つきにつきましては、家庭用指定ごみ袋の10リットル、20リットル、30リットル、45リットルに限り平成27年度から試験的に導入してまいります。4月から製造する予定でございまして、6月ごろから店頭販売が実施できるようにしていきたいと考えております。次に、要旨のイ、価格についてでございます。現行の価格につきましては収集運搬費、焼却処理費、埋め立て処理費のごみ処理に係る経費の3割を受益者負担として、ごみのキログラム当たり処理費を指定ごみ袋の容量であるリットル当たりに換算し、1リットル当たり1.2円と設定しております。指定袋規格の容量に1.2円を乗じて料金が設定されており、現行の価格といたしましては、袋10枚入り1組につき10リットルが120円、20リットルが240円、30リットルが360円、45リットルが540円、70リットルが840円、90リットルが1,080円となっております。取っ手つきごみ袋の値段につきましては、現行どおりと考えております。また、有料ごみ袋の料金改定につきましては、平成27年4月施行を目標に検討しておりましたけれども、県内他市においても料金改定を検討している状況にありますことから、市といたしましては他市の動向を確認しつつ進めていくということで検討を行っているところでございます。次に事項の5、要旨の(2)についてお答えいたします。再編交付金につきましては、平成22年の稲嶺市長就任の際の方針といたししまして、新規事業は実施していないと。ただ、既に進められている継続事業については事業完了まで交付を求めるということでございました。この方針に沿うものとして、平成21年度から繰り越して実施する事業と平成22年度分の事業につきましては、その交付を求めておりましたが、結果的には不交付となった経緯がございます。しかしながら、再編交付金で不交付となったこれらの事業につきましては、他の財源に切り替えて実施したものもあり、再編交付金が交付されていないから財政難ということでは決してございません。再編交付金に頼らなくても良好な財政運営を維持しており、今後も他の補助メニューを活用しつつ、必要な事業を行ってまいりたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 仲宗根勤 企画部参事。 ◎仲宗根勤(企画部参事) 私のほうからは事項5、要旨(1)についてお答えします。大浦湾における沖縄防衛局の民意を顧みない行為につきましては、多くの県民、市民と同様、市としても大変遺憾に思っております。昨年の市議会議員選挙、県知事選挙、衆議院選挙において示された結果からは、これ以上の基地負担には耐えられないという多くの市民、県民の願いが再確認できました。新基地建設中止に向け何ができるか、何をすべきかについてですが、市としましては、沖縄県と連携し新基地建設中止に向け、引き続き検討を進めてまいりたいと考えておりますが、何より大事なのは市民、県民が同じ目的に向かって結束することにあると考えております。 ○屋比久稔(議長) 野原健伸 市民福祉部長。 ◎野原健伸(市民福祉部長) それでは私のほうからは質問事項の6、要旨の(1)スポークの開館時間等についてお答えしたいと思います。まず、アのほうでございますが、名護市スポーツリハビリテーション施行規則で開館時間や休館日を決めているということでございます。それからイについてでございますが、供用開始から現在までに見直しを行っているということでありますので、その内容を報告したいと思います。まず開館時間につきましては、平日の開館時間につきましては名護市スポーツリハビリテーションセンター開所当初は、午前9時から午後9時までとなっておりましたが、仕事をなさっている方々の利便性を考えまして1時間延長し、現在は午後10時までとなっております。月曜日から土曜日までですけれども、毎月第2、第4金曜日を除いた期間は午前9時から午後10時、それから日曜日、祝日につきましては午前9時から午後9時となっております。それから休館日につきましては、開所当初は年末年始、12月29日から1月3日のみでしたが、平成24年11月より施設の安全面や衛生面の強化として設備及び備品のメンテナンスや清掃を重点的に行うということで、定期休館日を設けているということでございます。先ほど申しました毎月第2、第4金曜日が定期休館日。それと年末年始の12月29日から1月3日が休館日ということになります。今後も市民のニーズの把握に努めて、適切に対応してまいりたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 山城実千代 こども家庭部長。 ◎山城実千代(こども家庭部長) では、私のほうからは質問事項の6の児童センターについて、要旨(1)のア、イについてお答えいたします。児童センターの開館時間、休館日につきましては「名護市児童厚生施設設置条例施行規則」に基づくこととなっておりますが、開館時間につきましては午前10時から午後5時30分までとなっております。休館日につきましては、毎週月曜日が定期休館日となっております。月曜日が祝日に当たるときはその翌日が休館日となります。また、年末年始の12月29日から1月3日と、国民の祝日の日及び慰霊の日については休館日となっておりますが、当該施設が児童厚生施設であることから、平成23年度より5月3日から5月5日までの連休の期間においての5月3日、5月4日も開館することとして規則改正をした経緯がありまして、こどもの日にちなんだイベント等を行っております。休館日については、毎月発行している名護市児童センターだより等で利用者にお知らせをしているところであります。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) それでは質問の事項の7の要旨の(1)について答弁をいたします。住居表示制度は、住居表示に関する法律第2条により市街地においてまちをわかりやすくしたり、郵便物の誤配送防止などを目的に実施される制度であり、従来の地番にかえて建物などを住居番号で表示するものでございます。名護市においては、主に住宅密集地であり住所の混乱が著しい市街地を中心に平成元年度から平成12年にかけて東江、城、港、宮里、大南、大東、大西、大中、大北の順に実施をしております。質問の平成27年度に住居表示の見直しはありませんが、新たに住居表示を実施する場合については、市街地の形成状況や土地利用の状況を見ながら、必要性及び時期について検討してまいりたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 8番 翁長久美子議員。 ◆8番(翁長久美子議員) ありがとうございました。それでは二次質問をさせていただきます。文武両道プロジェクトについてなのですが、これは小学生が対象なのですけれども、この実施場所は小学校の教室だと。これはすき間の時間となっていますけれども、これはスポーツが行われる毎日ということなのでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 教育次長。 ◎石川達義(教育次長) 文武両道プロジェクトについては小学生ですので、小学生の場合はスポーツ少年団等で活動する場合は授業が大体3時半ぐらいに終わりますけれども、地域の方々の指導者が多くて、この方々は仕事が終わって5時以降に来るものですから、どうしてもその間、1時間か1時間半ぐらい時間があります。その時間を活用して1時間か30分ぐらい予習・復習などの学習活動をしていただくということで、毎日ではございませんで、週1回から2回、2回ぐらいを考えております。 ○屋比久稔(議長) 8番 翁長久美子議員。 ◆8番(翁長久美子議員) 週1回か2回、できれば毎日やっていただきたいのですけれども、そのボランティアはどの…、これに関連しますので中学生の放課後の学習支援についてはボランティアを名桜大学とおっしゃっていましたけれども、小学校のほうのボランティアはどのようにするのでしょうか。これは時間帯がちょっと早いですよね。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 教育次長。 ◎石川達義(教育次長) 小学校のスポーツ少年団にかかわっている父兄の皆さん、保護者の皆さんで旦那さんは仕事をしていますけれどもお母さんは仕事をしていないという部分がありますので、そういう方々、保護者の皆さんを活用してやっていくということで今は考えております。 ○屋比久稔(議長) 8番 翁長久美子議員。 ◆8番(翁長久美子議員) とてもいい事業なので、ぜひこれはやっていただきたいのですけれども、できれば退職教員の皆さんとかに呼びかけをして、できる限り指導に当たっていただけないかお願いしていただければと思いますけれども、このボランティアは全くの無償のボランティアなのでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 教育次長。 ◎石川達義(教育次長) 1回につき1,000円の謝礼を考えております。 ○屋比久稔(議長) 8番 翁長久美子議員。 ◆8番(翁長久美子議員) であれば、退職教員の皆さんにちょっとお声をかけて、地域連携、地域貢献をしていただきたいなと私の考えですけれども、提案でお願いします。それからウエディング事業なのですけれども、歓迎支援事業ですね。このほうの記念証書はイメージ的には名護は桜ですよね、桜のイメージとか、そういうイメージ的な構想もあるのでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 金城進 産業部長。 ◎金城進(産業部長) 記念証書のデザインはこれからなのですが、やはり名護市をイメージさせるような花とか名護の自然とか、そういったもので喜ばれるようなデザインにしていきたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 8番 翁長久美子議員。 ◆8番(翁長久美子議員) ぜひ、桜はやはり沖縄県名護市が一番早いということで昔から言われていますので、それを本部町にとられないように、桜をぜひ名護市のイメージとしてデザインしていただきたい。それと、名護親方のキャラクターがどこかに入ればいいかなとも思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。それから自転車のレンタサイクルなのですけれども、私たち市民の響で2月2日から4日まで視察に行ったのですけれども、岡山市で岡山市コミュニティサイクル「ももちゃり」というのを計画して、実施しておりますが、ここは大都市ですから台数も全然違いますし、それとサイクルポートが17カ所あって、それがICカードを使って無人で返却、借りるというのを全部実施されておりますが、予算的にはちょっと大きいのですが、類似事業の先進地も行政のほうで視察をして参考にしていただきたいと思います。ここは観光客だけではなく市民が買い物にちょっと使ったり、それと用事をするために少し借りたりを月でやったり、毎日1回100円、月のレンタルが1,000円とか6カ月が5,000円、1年だと9,000円ということで契約をしているのです。こういう実例がありますので、当市の事業は観光客のレンタサイクルになっていますけれども、この実証実験が終わったら、市民に広くレンタサイクルができるような事業を目指していただきたいと思います。せっかく自転車指導レーンもできていますから、ぜひよろしくお願いいたします。これは料金的には観光客にはどのように提供するのですか。 ○屋比久稔(議長) 金城進 産業部長。 ◎金城進(産業部長) 今回は実証実験という名目でやりますので、市のほうでホテルとかに無償で貸与して管理はホテル側でやるのですが、今回、利用者についても無料です。その中で利用者のアンケートをとって、今後どう展開できるかといういろいろな情報収集をしたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 8番 翁長久美子議員。 ◆8番(翁長久美子議員) わかりました。ありがとうございます。この事項3のスポーツ団体指導者講習会について、私ちょっとこの質問を間違えたのですけれども、実施種目と書いてありますけれども、実技の指導だと思ったのです。そうではなかったみたいですね。精神面とかそういうことですね、栄養面とか。これはとてもスポーツ団体の指導者をやる方はほとんどボランティアでやっている方たちなので、ぜひ予算を使って、知識の向上を行政側でやっていただくととてもありがたいと思います。小学生、中学生にしてもこの指導に当たる方たちは仕事をしながら3年ぐらいやっていくのですけれども、このスポーツ指導者をやるときに資格とかは必要ですか。ボランティア、スポーツ少年団とかほかの団体がありますよね。その方たちの資格とか、指導資格とかも必要なのでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 教育次長。 ◎石川達義(教育次長) まずスポーツ少年団には沖縄県の体育協会とか、スポーツ少年団の講習を受けて指導者の資格を得るというような形になっておりますけれども、それを取る間は指導しながら1年、2年かけて取ってくださいというような形になっております。そういうことで議員がおっしゃるとおり、指導者はボランティアでございますので、そういった形で今、そういう講習会が北部ではないと。ほとんどが中南部でやられておりますので、そこに行くのも大変だし、時間、また費用もかかるということがありまして、ぜひこれを北部で我々はやっていきたいと思いますけれども、その辺も県との調整がありますけれども、できればそれに持っていきたいのですけれども、できなければまた独自で指導者の役割であったりトレーニング論、それからスポーツ指導者に必要な医科学的知識とかスポーツと栄養とか、そういった形できちんと大学でその辺を教えている先生方含めて当たっていきたいということで考えております。 ○屋比久稔(議長) 8番 翁長久美子議員。 ◆8番(翁長久美子議員) 私がなぜこの資格の話をするのかといいますと、やはり私もスポーツ指導の障がい者スポーツ指導とかウォーキング指導、水泳、いろいろ資格は持っているのですけれども、やはり資格を取るためにはお金がかかるのです。こういうふうにボランティアをやる方というのは無償で、無償というか自分のお子様がいらっしゃるからそのスポーツにかかわって指導に入るわけですよね。ですから、ぜひこの資格云々ではなくて、実技に関しても今、名桜大学というのがちゃんとありますので、そこの大学生たちがとても優秀な生徒たちがたくさんいて、今は名桜大学はほとんどのスポーツが全国で評価されていますよね。九州でも優勝したりしていますので、そういう学生たちをボランティアとして実技のほうにもどんどん入れていって、ボランティアで指導しているこのスポーツ指導者の方たちの負担を軽減してあげるような形で、ぜひこの実技等も一緒にこれと同時にできるような形でお願いしたいと思います。次はごみ袋の件なのですけれども、これは形状変更で私は何度も質問をさせていただいて、今回やっていただくのですけれども、これは北谷町のごみ袋なのですけれども、北谷町も昨年からやられているのです。これは名護市のごみ袋と材質はあまり変わらないと思うのですけれども、嘉数グラビヤのほうでこれは印刷をされているのですけれども、名護市はどこを使っていらっしゃるのでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 企画部長。 ◎中本正泰(企画部長) 市の場合には新年度予算に計上いたしますので、まだ契約という形は予算可決後の新年度になりますけれども、県内でできる業者が1社、先ほどおっしゃった業者ですので、そちらを今考えているところであります。 ○屋比久稔(議長) 8番 翁長久美子議員。 ◆8番(翁長久美子議員) 先ほど部長のほうから説明があって、リッター当たり1.2円を掛けた値段だということでお伺いしたのですけれども、北谷町では300円、沖縄市では200円、豊見城市で216円、この中で豊見城市は本土の業者にお願いしたらしいのですけれども、この価格、私たちが市民から聞かれたときに、はっきりちゃんとした説明ができないのです。その内容について、どうにか周知方法として市民のひろばでもいいですので、少しその内訳をはっきり書いていただきたいのですけれども、どうでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 企画部長。 ◎中本正泰(企画部長) 先ほどもちょっと答弁しましたけれども、当初、価格の見直しもあわせて検討をしておりましたけれども、今は1.2円という形でその料金体系をとっているのは、県内11市の中では名護市があります。ほかのところは先ほどおっしゃったような価格をとっているところもございますし、ですから平成27年度にこの価格についても見直しをしようと考えておりまして、この見直しの考え方ができましたら、それを持ってまた広報していきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 8番 翁長久美子議員。 ◆8番(翁長久美子議員) ぜひよろしくお願いします。毎日ごみは出したくないですけど出るものですから、ごみ袋にお金をかけるというのは、ちょっと主婦としては痛いので、ぜひよろしくお願いいたします。次に、この基地問題に関しての中で再編交付金についてなのですけれども、きょう午前中も吉元議員のほうに答弁をいただきましたけれども、名護市の財政は健全なのかどうなのかというのをもう一度ご答弁お願いします。 ○屋比久稔(議長) 山里將雄 総務部長。 ◎山里將雄(総務部長) 今期の議会でも、それからこれまでにも名護市の財政状況について、いろいろ議員の皆様からご質問をいただいております。その都度お答えしているとおりです。名護市の財政の状況は、今現在、何ら問題ないと考えております。 ○屋比久稔(議長) 8番 翁長久美子議員。 ◆8番(翁長久美子議員) ありがとうございます。それから、次の事項6の公共施設の開館時間・休館日についてなのですけれども、今回これを上げたのは、図書館も開館時間の変更はあったのですけれども、9時から19時というのは、お仕事をしている方たちにとっては、19時という時間帯は早いのです。その開館時間を、私はせめてプールの時間とかは全部21時になっていますよね、体育館そしてプール。その開館時間をあと2時間どうして延ばせなかったのか。それと児童センターとこの中央図書館についての休館日なのですけれども、今、学校の行事でほとんど日曜参観とかが行われていて、土曜日に運動会の予行練習をして、日曜日に運動会、そして月曜日は振替休日と。ほとんどが月曜日は代休になっているわけです。そうしたら、家で若い夫婦のおじいちゃん、おばあちゃん、預かるほうの。おじいちゃん、おばあちゃんは孫たちを遊びに連れていくところがないと、結構多くの人からお話をいただいております。それで今回これを取り上げさせていただいたのですけれども、この児童センター、中央図書館についての休館日、もう一度ご検討願えないのかなと考えているのですけれども、どうでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 教育次長。 ◎石川達義(教育次長) 今のは2点ありました。中央図書館の19時をどうして21時にできなかったかということなのですけれども、これについては内部でいろいろ議論がありました。そういうことで21時という話もありましたけれども、やはり子どもたちが利用するということがありまして、21時となるとまた青少年健全育成含めてどうかなという話がありまして、それについては今後、次の課題としてまた検討していくことになっております。それから、月曜日の休館の件ですけれども、その話も議論の中に出ておりまして、最近はハッピーマンデーということで月曜日が休みが多いということがありまして、そういうことでいろいろな方々から月曜日に休みなので、利用する場所がないということがありまして、これも火曜日に持って行こうかという議論がありますけれども、とりあえず中央図書館については今年から始めておりますので、その様子を見ながら、どうしても火曜日ということで内部の中でも意見もありますので、これもこれからの検討課題ということでお願いしたいと思っております。 ○屋比久稔(議長) 山城実千代 こども家庭部長。 ◎山城実千代(こども家庭部長) 児童センターにおける開館時間・休館日の見直しの検討ということでございますけれども、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準に沿って専門職員の配置数の確保等もあることから、関係課と意見交換、調整をしながら対応を考えていきたいと思っております。 ○屋比久稔(議長) 8番 翁長久美子議員。 ◆8番(翁長久美子議員) 図書館を使うのは子どもたちだけではないです、次長。ぜひ一般の方たちも多く使っていますので、この閉館時間は延ばしてもその途中に放送を入れるなり何なりして、帰宅を促すという方法もありますので、ぜひその開館時間と休館日についてはそれぞれ児童センター、中央図書館についてはまたご検討ください。よろしくお願いします。それから住居表示についてですけれども、私がこの住居表示についてとり上げたのは、為又のほうでやってほしいなということで声が上がったので、これを取り上げさせていただきましたけれども、どんどん伸びている、発展している為又区ですので、まだまだ先になるということでお返事をしておきます。これで私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○屋比久稔(議長) 8番 翁長久美子議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後2時31分) 再 開(午後2時43分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。4番 川野純治議員、一般質問を許します。 ◆4番(川野純治議員) 皆さん、こんにちは。午後の2番手となりました。ただいま議長のお許しを得ましたので、4番、ニライクラブ、社会民主党、川野純治、ただいまより一般質問をさせていただきます。その前に一言だけお願いいたします。昨日、きょうの新聞でもご存じのとおり、政府、沖縄防衛局ボーリング調査を再開いたしました。これに対して私たちは民意に背くこの安倍政権、防衛局の強行な姿勢に対して強く抗議するものであります。私たちはしっかりと翁長県政、そして稲嶺進市政とともに民意を背景にしながら、私たちは辺野古の新基地建設反対に向けて最後まで頑張り抜くことを私自身も決意をしまして、通告に入りたいと思います。皆さんご存じのとおり、私の一般質問通告は非常に文章を長たらしく書いてありますが、これにつきましては市当局にしっかりと趣旨をはっきりさせることと同時に、また傍聴に来られている皆さんにも一般質問の趣旨をしっかりとわかっていただくためにこういう文章として書いておりますので、ご了承をお願いしたいと思います。それでは質問の事項1 施政方針-「教育・子育て支援」についてであります。要旨(1)「学校給食施設の再整備につきましては、建設予定地が決定されたことから、引き続き計画実現に向けて取り組んでまいります。」とあります。ア 建設予定地が国道329号二見3差路付近の市有地に決定されたことは承知しております。2018年(平成31年)4月より供用開始を予定しているとのことですが、具体的な整備スケジュールを明らかにしてください。イ 名護市学校給食施設再整備基本計画では、2施設目は羽地地域とされていますが、2施設目建設予定地の検討は進められていますか。ウ 新給食センターの運営について、民営化を前提とした動きがあり、給食現場ではさまざまな憶測と情報が錯綜(さくそう)しております。運営については従来どおり、食の安全と安心を確保し、子どもたちへの健康で、伝統と地域文化にも対応した給食を提供するため、直営方式を求めますが、教育長の見解を伺います。エ 新給食センターの規模について、計画では1施設4,000食の規模となっております。大規模調理数では、結局のところ大量供給の本土産農産物や冷凍食材への依存度が高まる危惧もあります。食材の地産地消を促進するためにも、また子どもたちの食育を推進するためにも、現在のきめ細やかな給食の提供を保障すべきだと思いますが、1施設4,000食は適正規模と考えているのでしょうか。オ 「学校給食施設再整備に伴う廃止対象施設について(依頼)」の標記のある平成27年2月18日付事務連絡文書が教育次長名で市内学校給食センター栄養士各位宛てに出されています。そこでは、現在5施設ある給食施設を2施設へ統合するため、それに伴い既存の給食施設を随時廃止する必要があり、廃止対象施設について現場職員の意見を取りまとめてほしいとの内容となっております。依頼内容は「廃止する給食施設の優先順位づけ」報告期限は「平成27年2月27日」となっています。①現場からの報告内容はどのようなものだったでしょうか。②給食現場との話し合いの場は持たれましたか。③現場との話し合いの結果、名護市学校給食施設再整備基本計画の見直しもあり得ますか。続きまして事項の2であります。施政方針-「保健・医療・福祉の充実」について。要旨(1)「重要課題である北部地区の医師不足の解消につきましては、(中略)平成27年度においては、本市とゆかりのある医師の名簿を作成し、今後の誘致活動に活用してまいります。」とあります。ア 北部保健医療圏の医療体制については、全国的な課題でもある医師不足を第一義的原因として極めて憂慮すべき事態が続いております。北部保健医療圏の現状と課題については、入院患者の流出が2次保健医療圏見直し基準の20%を上回る状況となり、その中でも周産期医療やがん医療が顕著です。医師不足が、結局のところ診療制限を招き、症例の減少や医師個人への負担増となり、患者数の減少などで病院経営への圧迫、他保健医療圏への影響へも波及しております。「本市とゆかりのある医師の名簿を作成」とありますが、基礎データはあるのですか。イ どのような「誘致活動」を考えているのでしょうか。続きまして要旨の(2)「基幹病院設立に関する取組につきましては、「北部地域における医療体制の確保に関する研究会」からの答申を踏まえ、積極的に関係機関と連携を図ってまいります。」とあります。皆さんの手元にこの研究会の報告書が配られていると思います。また傍聴席の皆さんにも配っております。なお、傍聴席の皆さんには続きましてのやんばる物産の分も資料として配っております。学校給食の基本計画はちょっと分厚いので、これは割愛させていただきました。なお、研究会の報告につきましては、私が議員調査という立場でこれは取得したものです。当初、市当局に文書の資料の提供を求めましたけれども、これは県の所管にかかわる問題ですので、市としては手続が必要だということでありましたので、私の調査権の範囲で議長の許可を得ながら、そしてこのコピー等に関しましては市民福祉部の協力を得て皆さんのほうに提供しておりますので、ぜひこれは今後の医療問題についての重要な資料ですので、ぜひごらんいただきたいと思います。そこでア 北部保健医療圏における医療提供の現状と課題については、先ほど皆さんのお手元にあります「報告書」のとおりであると思います。「報告書」の中では、県立北部病院と北部地区医師会病院の統合を結論づけているのですが、「3回の会議やアンケート等を通して、基本的な方向性の提言を報告書としてとりまとめた」ということで、少し「結論ありき」という気が私はしております。この研究会には、稲嶺進名護市長が、北部広域市町村圏事務組合理事長の立場で委員として参加されております。先ほども言いましたとおり、県の所管の研究会にも当たるのですけれども、市としてもこの辺に答えていただきたいと思って書いております。①この研究会の組織的位置づけはどうなのか。②設立の根拠はどこにあったのか。③「報告書」のもつ権能はどういうものなのか。そして④「研究会」の活動は「報告書」作成で終了したのか、についてお伺いしたいと思います。続きましてイ 沖縄では県立病院が「最後のとりで」となり、全国でもまれな「たらい回し」がない地域となっております。不採算部門の医療、つまり特に救急、小児、そして周産期、あるいは離島・へき地医療を提供できるのも、こうした県立病院の公益性が担保されているからであります。名護市「公的病院等運営助成事業」は、北部地区医師会病院の救急医療に対する運営費助成を行うものですが、第262回臨時会、昨年の8月、補正予算では単費支出で3,800万円を可決いたしました。そして今度の新年度予算でも単費で4,987万円が計上されております。市民の命を守るための名護市の取り組みを大いに評価したいと思います。同時に、今後統合問題などの課題もしっかりと議論を深めていく必要がありますが、喫緊の課題であります、この医療体制の維持強化については、県立北部病院への支援強化も極めて大事だと言えます。沖縄県への強い要請行動、予算の確保、医師の確保など、北部広域市町村圏事務組合の中核都市である名護市がもっとリーダーシップをとるべきだと思っております。市長の見解をお伺いしたいと思います。ウ「報告書」の中では、「北部保健医療圏の医療機関の状況」の項で、「当該地域には、特定人を対象とした一般病床が愛楽園(419床)、と名護療育園(80床)があるが、一般の人が利用しないので、参考にとどめる。」とこの報告書の中のデータからは外されております。この文章については、若干偏見を助長するような表現があるということを厳しく指摘しておきたいと思います。沖縄愛楽園につきましてはご承知のとおりハンセン病元患者さんたちの療養所で国立の施設であります。地域に開かれた医療施設として一般外来も実施しております。また、名護市立屋我地診療所が休診中もしっかりとサポートしてきた実績もあります。保険適用の入院床も限定的な3床ではありますが確保されております。北部地域の医療問題を考える上で、「愛楽園将来構想」の早期の具体化は決して無縁ではありません。愛楽園の病院機能をしっかりと維持させながら、介護を含む慢性期病床として活用する方策をしっかりと名護市の医療・福祉政策に据えるべきだと考えます。「愛楽園将来構想の促進」は平成25年度施政方針に初めて打ち出されたものの、その後の施政方針から消え、具体的な取り組みが見えません。この間、「将来構想」の具体化については、全庁的な調整を取りまとめるために企画部所管事項として確認してまいりました。この間の取り組み、並びに新年度はどのような取り組みを考えているのかについて企画部長にお伺いいたします。ちなみに、来る3月26日、人権・平和を発信する資料館として沖縄愛楽園交流会館が開館いたします。私たちは議会の最終日なので、この式典には参加できなくて非常に残念でありますが、この愛楽園交流会館企画運営委員には健康増進課の伊波勝枝課長も運営委員として参加していただきまして、行政の側からのサポートもしていただきました。また、名護博物館の皆さんにも、この資料館展については非常に協力をいただきました。本当にありがとうございました。ぜひまた議員諸公の皆さんも3月議会終了後はぜひ資料館にまた足を運んでいただいて、歴史と文化そしてこのハンセン病に対する適切なる理解をお願いしたいと思っております。続きまして質問の事項3であります。「道の駅許田」やんばる物産不明金問題についてです。要旨(1)平成27年3月4日付で名護市より「やんばる物産株式会社の不明金問題に関する調査報告書(中間報告)」が議会へ提出されました。それによると、「不明金問題については、やんばる物産株式会社の特定の従業員による売上金の窃盗ないし横領であると思料される。」と認定しております。これは先に議会に提出されたやんばる物産株式会社の「調査報告書」と同様であります。しかし、なぜ1,903万5,000円もの現金の窃盗ないし横領を特定したのに、また被疑者とされる元従業員は否認しているにもかかわらず、5,000円を受け取り残額1,903万円を「債権放棄」したのか、という素朴で根本的な問題については納得がいかないと多くの市民からも指摘されております。多額の債権放棄の際は、会社法第362条4項で「取締役会は、次に掲げる事項その他の重要な業務執行の決定を取締役に委任することができない。」とし、その1号に「重要な財産の処分及び譲受け」と規定しておりますが、前取締役社長は独断で処理(債権放棄通知書の送付)をしております。明らかに会社法違反です。「会社報告」によれば、「役員としての責任の重大性に鑑み、取締役の地位を辞任」したとありますが、たとえ役員を辞任したからといって、法的責任は消えないのではないでしょうか。事実、やんばる物産株式会社に対しては、1,903万円に加え「売上金の過少申告による延滞税も課せられている」(「中間報告」)の損害が発生しております。そこでア「売上金の過少申告による延滞税」の金額を明らかにしてください。イ「会社報告」にもあるように、「責任の重大性に鑑み」前代表者及び常務取締役、取締役支配人は辞任しましたが、それは「解任」ですか、それとも自発的な辞任だったのでしょうか。ウ「中間報告」によれば、「やんばる物産株式会社としては、特定の従業員に対して既に債権放棄をしている以上、当該従業員に対する民事上の責任追及は不可能であり、債権放棄を行った当時の代表取締役及び常勤取締役に対する任務懈怠(けたい)責任の追及を検討する。」とありますが、①当該従業員に対する刑事上の責任(窃盗罪または業務上横領罪)を問うことは法律的に現在でも可能なのでしょうか。続きまして②当時の常勤役員の「任務懈怠責任の追及」とありますが、これは会社法違反に基づくものと理解してよろしいでしょうか。エ「中間報告」によれば、「筆頭株主としての改善提案」として4点(1)第三セクターとしての会社運営体制の見直し、(2)名護市、派遣職員の役割、(3)再発防止策と進捗点検組織の設置、その中でも①外部監査体制の確立、②役員再任の見直し、(4)情報開示と民主的統制(報告の拡充)、その中では①議会への報告拡充、②市民への情報公開という形で挙げられております。①この「中間報告」は、議会決議に対応したものでもありますが、改善提案については十分な理解と実行が求められております。やんばる物産株式会社取締役会並びに株主にも報告をしていただきたいと思います。②この問題への市民の関心は非常に高いものがあります。早速「中間報告」を名護市のホームページに公表してください。同時に「市民のひろば」4月号でもその旨を告知してください。③「中間報告」の作成に多くの労力が割かれたことを多としますが、全容解明に向けてはまだまだ道半ばだといえます。今後の方向性を明らかにしてください。以上、一次質問とし二次質問は自席より行います。よろしくお願い申し上げます。 ○屋比久稔(議長) 先の通告により一問一答、事項別の申し出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いいたします。市当局の答弁を求めます。石川達義 教育次長。 ◎石川達義(教育次長) それでは質問事項の1、要旨の(1)のア、イ、ウ、エ、オについてお答えいたします。まず初めに、アの整備スケジュールについて。教育委員会の施設整備事業につきましては、学校施設の耐震化を最優先事業として進めており、平成27年度までにそのことに業務が集中している状況にあります。耐震化事業終了後、平成28年度から学校給食施設の施設整備に取り組んでいきたいと考えております。具体的な整備スケジュールにつきましては、平成28年度に基本設計、実施設計、造成設計等を行い、平成29年度から平成30年度にかけて造成工事や建築工事を行う予定となっております。次にイの2施設目の建設予定地について。2施設目の建設予定地につきましては、羽地地域を第一候補として検討を進めているところでございます。次にウの民営化について。新給食センターの運営方法につきましては、現場の方々の意見を聞きながら、食育の観点や食の安全・安心、また財政面等を含め総合的に判断し、調理部門や配送部門等について従来の直営方式か民間委託方式かを決定していきたいと考えております。次にエの適正規模について。名護市学校給食施設再整備基本計画においては、共同調理場の適正規模を2,000食としており、2,000食規模を2献立をつくる方針となっております。現在においてもその方針は変わっておらず、そういう意味では4,000食は適正な規模だと考えております。なお、近年、他市においても給食センターの建てかえが行われており、平成24年度には沖縄市と石垣市がそれぞれ6,000食と、今年度は南城市が5,000食規模の給食センターを建設しております。また宜野湾市が7,000食規模の給食施設建設に向けて取り組みを進めているというところでございます。また、現場の調理員からは4,000食を1献立でつくることについては前向きな意見が多いため、1献立か2献立にするかどうかについては、現場の方々の意見を聞きながら決定していきたいと考えております。地産地消の取り組みについては、他市の取り組みも参考にしながら、より地産地消が促進できるよう取り組んでまいりたいと考えております。次にオの①の現場からの報告内容について。ご質問にあるとおり、平成27年2月18日付事務連絡文書において廃止する給食施設の優先順位づけを、栄養士及び主任調理員に依頼しております。これにつきましては、現場の意見を聞きながら進めていきたいという考えによって依頼したものであります。主任調理員からは報告期限内に回答をいただいておりますが、栄養士からはまだ回答をいただいておりません。主任調理員からの報告内容につきましては、施設の老朽化や構造等の課題について多くの意見をいただいており、いただいた意見を参考にしながら、よりよい施設整備に向けて取り組んでまいりたいと考えております。次に②の給食現場との話し合いについて。栄養士との話し合いについては今月、3月19日木曜日に話し合いを持つ予定となっております。今後とも栄養士や調理員などの現場の方々との話し合いの場を設けていきたいと考えております。次に③の基本計画の見直しについて、名護市学校給食施設再整備基本計画につきましては当時の栄養士、調理員、地域保護者等と意見交換をしながら、平成21年度に策定したものであります。策定から6年が経過し、学校施設の耐震化事業の優先や社会状況も変化しておりますので、計画内容については再度見直しを行う時期に来ており、計画の変更もあり得ると考えております。 ○屋比久稔(議長) 4番 川野純治議員。 ◆4番(川野純治議員) ありがとうございました。給食センターの再整備につきましては、午前中も吉元議員からかなり遅いのではないかという声がありました。その前の長山隆議員からも同じような意見があったと思います。老朽化して現場は本当に大変な状況にあるということがあります。そこはしっかりともう一度議会のほうからの要望も聞いて、せっかくプロジェクトチームでやっているわけですから、また頑張っていただきたいと思います。そこで私はこの建設のスケジュールというのも今回、特に運営のあり方について集中的に質問したいと思いますが、先ほどの私の通告のウのほうなのですが、今後、直営方式か民営かは検討したいとありますが、この時期になってまだこういうことを言っているからこそ、現場では老朽化していろいろ現場が大変な状況の中で、また新たな疑念や不安を現場の皆さんに与えているというのが今の教育委員会に私も文句を言いたいぐらいのことなのです。やはり皆さんがしっかりと計画、もう皆さんも6年たって、当時の状況とは違ってきて、策定していた現場の栄養士さんたち、栄養士さんたちは県費ですので、2年か3年かで異動しますよね。ほかの町村にも行かれたりするわけですけど、やはり現場の皆さんもこの基本計画の中身は余りよく知っていないのではないか、理解していないのではないかということも僕はちょっと思っているのです。それであえて今回、この計画書も議員の皆さんにも配っていただいたのですけれども、私が議員になる前につくられた計画書でありました。今見ました。確かに見まして、非常にまとまった経過もあって、まとまったという計画であります。計画がまとまっていないと問題でもあるのですけれども、そこでやはりしっかりとこのスケジュールも遅れている状況の中で、新たにまたこういう民営化するのではないかという不安を与えるというのは、これは非常に問題ではないかと私は思っています。そこで、もちろんいろいろな条件を検討するということでありますが、まず計画書の中では再整備の基本計画の「(4)で合理的に運営ができる施設であること」、13ページです。その中では、合理的な中身としては、学校給食の食器洗浄業務を一元化していく。これは資格も要らないということで、この一元化ということと、配送業の民間委託というのを具体的に書かれているのですけれども、今聞くと、この新給食センターの運営そのものを丸ごと民営化するというようなニュアンスもあるのですけれども、その辺はどうなのですか。まずそこをはっきりさせていただきたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 教育次長。 ◎石川達義(教育次長) あくまでも民間委託を今考えているのは、考えといいますか、検討しているのは配送と調理部分です。その施設自体は直営ということになっておりまして、それについて現場の皆さんとも話し合いをしながら決定していくということでございまして、まだ決定はしておりません。今後、現場との話し合いをしながら進めていくということでございます。 ○屋比久稔(議長) 4番 川野純治議員。 ◆4番(川野純治議員) この計画書の中では配送業務の一部に民間委託というのが書かれているので、これは一つの前提としてありましたが、今、調理部門もということで、新しいまた動きがあったということでびっくりしています。そこで、事前に今までも民営化の方向といいますか、この建物の建設含めてPFI事業で検討されたこともあると思います。施設・建物の合理化といいますか、非常に圧迫した予算の中で、こういう民間活用のPFI事業というのを検討されたことがありますが、その辺については何か、これについては検討したけれども断念したという話も聞いていますが、これについて検討されたかどうかということ、そして検討された結果どうなったのかということも明らかにしていただきたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 教育次長。 ◎石川達義(教育次長) PFI事業と、それからリース方式、DBO方式、それと直営、従来方式ということの4つについて、昨年検討しております。その中でPFI方式は民間が資金調達から設計・建設・運営まで一貫して行う。DBO方式は公共が資金を調達し、設計施工を一括して民間事業に委託するというような方法がありまして、そういうことで検討した結果、PFI方式、DBO方式については市内企業参入が難しいということと、県内では事例がないということ。リース方式については財政縮減の効果が低いなどの理由があって、PFIもリースもDBO方式も採用しないということで、従来どおりの今、教育施設課等で行っている市で建設していくというような方向での決定になっております。 ○屋比久稔(議長) 4番 川野純治議員。 ◆4番(川野純治議員) PFI事業で給食センターをつくった事例をちょっと調べてまいりました。これは島根県の松江市です。これは統合された前の中ですけど、今は松江市なのですけれども、その中ではPFI事業で、PFI事業というのは本当に民間会社が建物から運営から全部やるということで、そのことによって行政の予算を浮かして活用するという、簡単に言えばコスト削減の方法なのですけれども、その中でこの松江市の給食センターはPFI事業で給食センターをつくられております。八雲給食施設株式会社というのが運営するとなっておりますが、そこでは給食センターの運営は従来どおり公共の直営として行われているという事例があります。つまり、会社の建物自体はPFIでやったのですけれども、運営は直営でやるという方式なのです。これはなぜかといいますと、ちょっと読み上げます。「地産地消や食育といった本市の重要方針を維持・継続していくため、給食センターの運営についてはPFIの事業範囲から除き、従来どおり行政が直接実施することとしました。そのことにより給食センターが中核となり、学校や地域が連携して地元の新鮮で安心な食材を使った給食の提供を実現できるからであります」という形でやっております。そういう意味で、今、調理部門という新しい運営、この民間委託も検討しているということでありますが、やはり直営を、運営については直営をしていく、そして子どもたちの安心・安全の食の提供、そして食育の推進、さらには地産地消の促進というためには、これは絶対的な条件だと思いますが、そこを再度確認したいと思います。ぜひ直営でやる前提でこの給食センターを運営していただきたいと思いますが、教育長、どうですか。 ○屋比久稔(議長) 座間味法子 教育長。 ◎座間味法子(教育長) 今、川野議員がおっしゃったように、名護市学校給食施設の再整備検討委員会の懇話会での提言として5項目ありました。1つは学校給食衛生管理の基準を満たすこと。2つ目は、これまで提供してきた献立の維持・向上を図ること。3つ目は食育が推進できること。4つ目は管理・運営の合理化ができること。5つ目は地産地消が推進できるということで、このような提言を踏まえながら計画を立てているつもりでございます。名護市は今後、また陸上競技場とか博物館、児童館の建設等も次々と控えております。そうしますと、川野議員がおっしゃるようにまた直営ということも考えられはするのですが、どうしてもこの質を落とさずに、これらの基準を満たしながら給食提供していくということが必要になってきます。それで、合理化ということが出てくるわけですけれども、合理化を進めたからといって質が落ちるというわけではないと私は思っております。例えば、調理部門を民間委託しても栄養士さんはちゃんと献立を作成して、食材の購入も直接市がやるわけです。そして調理員さんを今考えているのは委託するということでありますので、全部委託というわけではありません。今後どのような運営方法がいいのか、引き続き検討していきたいと思っているところでございます。 ○屋比久稔(議長) 4番 川野純治議員。 ◆4番(川野純治議員) 基本は12ページにあります基本計画、先ほど教育長から言われた5項目で進めていくことに関しては私も異議はございませんので、もっとそういう方針であるならば、やっと新給食センターの建設予定地のめどがついたということであります。そして午前中の吉元議員への答弁でも、学校耐震化の影響でスケジュールが遅れているということでありますが、ぜひこの現場の給食施設、本当に老朽化して安全・安心という意味で、また働く皆さんの労働条件としても非常に劣悪なる条件であります。ぜひ厳しいスケジュールで本当に教育委員会の皆さん、学校耐震化でもさまざまに各学校、また校舎検討委員会とかという形で本当に丹念にやっていただいて本当に多とすることは本当にわかっておりますが、ぜひこのスケジュールの前倒し的な発想と、そして現場の皆さんとの話し合いをしっかりとやっていただきたいと思います。4,000食の話と1献立、2献立の話も本当は地産地消との関係があって、現場からは2献立ということもあります。4,000食は調理員の皆さんはいいのではないかという意見が多いとありますが、献立は通年つくるのですから、やはり一挙に同じ4,000食をつくると、ほとんどフライなどは冷めて、配送して子どもたちのところに来るときは、全然おいしくなくなっているのではないかということも、そういう事例も言われていますので、ぜひこの給食センター、せっかく今、現実化になっていますので、その運営方法も含めてしっかりと現場の皆さんとも話し合い、そしてまたそれは随時また我々も議会の場で点検をし、また提言をしたいと思いますので、しっかりとした給食センターの建設をお願いしたいと思います。では、次、事項2をお願いします。 ○屋比久稔(議長) 野原健伸 市民福祉部長。 ◎野原健伸(市民福祉部長) それでは私のほうからは事項2、要旨(1)のアとイ、それから要旨(2)のアとイについてお答えしたいと思います。まず質問事項2の要旨(1)アについてでありますが、名護市とゆかりのある医師の名簿について、現在、基礎データについてはございません。本事業の取り組みを踏まえまして整備をしていきたいと考えております。それから要旨(1)イについてでありますが、昨日の金城善英議員、それから神山敏雄議員への答弁と重なる部分がありますがご了承お願いしたいと思います。平成27年度におきましては、まずは名護市とゆかりのある医師につきまして情報を収集し医師名簿の作成を行いたいと考えております。市ホームページからの募集告知を行うとともに、関係機関や地域などさまざまな方面からの情報収集を行い、名護市からも関係医師へ交渉を行い事業趣旨にご理解をいただいた方につきましては、名簿への登載をしていきたいと考えております。名簿登載者へは将来的に北部地域の医療機関に従事していただけるよう、市として働きかけられるような体制の構築に結びつけていきたいと考えております。続きまして事項2、要旨(2)アについてお答えいたします。議員のほうからも説明がありましたように、実施主体が沖縄県であるため、沖縄県からの情報提供による答弁内容となりますがよろしくお願いしたいと思います。まず①、②でありますが、北部地域における医療提供体制の確保に関する研究会設置要綱により設置をされているということであります。その目的は沖縄県保健医療計画に基づき北部地域における医療体制を確保するため、県立北部病院及び北部地区医師会病院の病床を活用した新たな基幹的病院構想等を含めた広範な調査・研究を行うことを目的に、北部地域における医療提供体制の確保に関する研究会を設置するとなっております。次に③報告書の持つ機能ということでありますが、県立北部病院と北部地区医師会病院を統合再編し、安定的な医師確保の仕組みづくりについて取り組んでいく必要があると提言がされておりまして、沖縄県におきましては提言を踏まえ公的な役割を担える基幹的病院を整備することを基本にし、検討を進めるということになっております。それから④のほうでございますが、北部地域における医療提供体制の確保に関する研究会は報告書の作成で終了しているということになっております。続きまして要旨(2)のイについてお答えいたします。北部地域における医療体制の確保に関する研究会におきましては、統合再編による病院整備が望ましいとする報告書案が報道によりありました。2015年度に検討会を立ち上げ課題解決に向けた議論を本格化させるとのことであります。名護市といたしましても基幹病院としての役割を担っている両病院の医療体制の維持強化につきましては、市民が安心して受診できる医療体制の確保は最重要課題であり、市民の健康・命を守る上で必要不可欠と考えております。引き続き医療現場における課題等につきまして、名護市としてできる限りの取り組みを行い、沖縄県北部広域市町村圏事務組合との連携を強化し、基幹病院の存続、救急医療の継続・充実へ向けた助成、医師の確保など、さまざまな課題解決に向けて共同で取り組んでまいりたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 企画部長。 ◎中本正泰(企画部長) それでは事項2、要旨(2)のウについて答弁いたします。愛楽園将来構想の取り組みにつきましては、これまでに市民福祉部との調整のほか、県や愛楽園園長、自治会長との意見交換を行っております。その中で医療施設として一般外来への受診のために園を訪れる地域住民のほかにも、近隣地域の団体が園を訪れて入所者との交流が図られているというお話も伺っております。その一方で、園外からの来訪者との交流には消極的な入所者もおられることから、将来構想を進めるに当たりましては、入所者一人一人の気持ちを尊重しながら慎重に進めていく必要があると考えております。沖縄愛楽園将来構想につきましては、平成21年3月に制定され6年が経過しており、その間に外来診療の利用促進拡充、ハンセン病に関する正しい知識等の普及啓発活動の充実と市民福祉部や教育委員会、総務部等で実施している状況がございます。また、議員ご指摘のとおり、社会交流会館の建設を進めており、3月26日には開館記念式典が開催されることとなっております。そして屋我地地域では地域振興の機運も高まっている状況にございます。したがって議会終了後に、まず庁内におきまして関係部課を構成員として連絡会議を開催し、これまでの実績そして次年度以降の予定について確認を行いたいと考えております。そして次年度には、沖縄愛楽園園長もかわられるということもお聞きしておりますので、並びに自治会長、沖縄県、また市民の会等と意見交換を行い、将来構想の実施状況、また実現に向けた意見交換を行っていきたいと考えているところであります。 ○屋比久稔(議長) 4番 川野純治議員。 ◆4番(川野純治議員) ありがとうございました。まず医療問題、この研究会についても県の所管でありますので、非常にちょっと名護市当局と関係ない話。関係ないというわけではないのですけれども、当事者ではないという部分でちょっとあれなのですけれど、まず市民福祉部長に(2)のイ、北部医師会病院に名護市が公的助成を行っております。これについて補助金ですので、査定の中身はまた次、予算の質疑のときにやりますので、収支報告とかそういうのはやはり出すようになっているのかどうなのか、その確認をお願いします。 ○屋比久稔(議長) 野原健伸 市民福祉部長。 ◎野原健伸(市民福祉部長) 国の公的病院等への助成に関する特別交付税措置ということでございますが、「名護市補助金等の交付に関する規則」、それから「名護市公的病院等運営費補助金交付要綱」に基づきまして行っていきたいと思っております。先に補助金交付申請をしていただきまして、担当課のほうで補助金等の交付が法令及び予算、要綱等に定めるところに適合しているかということで審査を経まして、補助金の交付決定はしているところでございます。今後は事業終了後、実績報告書を提出していただき、成果が補助金等の交付の決定内容及びこれに付した条件に適合するものかということで審査をしまして、適合と認めるときは補助金額を確定し交付するということで考えております。十分に精査をしていきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 4番 川野純治議員。 ◆4番(川野純治議員) せっかくの補助金ですので、しっかりと市民の生命の安全、命を守るために救急として使われていくことをしっかりと期待したいと思います。そこで、この研究会の報告書と今後の北部の医療のあり方なのですけれども、この研究会は2つの大きな議題があったと思います。1つは医師不足に対する解決策と、そして医師確保に対する定住条件の整備という大きなテーマがあったと思いますが、先ほど私もちょっと言いましたけれども、ちょっと結論ありきの病院統合で何か全ての解決が見られるような形があると思います。そういう意味では非常に現場もまた困惑した状況があります。例えば中南部でしたら県立南部医療センターと那覇市立病院とか琉大病院とかがあるので、一つの統合とか医療再編というのは可能かもしれませんけど、北部医療圏の中で急性期病院が2つあるということが、何かいかにも2つが共倒れしているような感じでありますけれども、医師不足というのは本当に全国的な問題であるし、制度上の問題でもあると思います。そこで名護市もそういう医師不足に向けての名簿づくりということから始めているわけですけれども、この統合問題につきまして、例えば翁長県知事は公約の中で「医療の充実、健康福祉社会の実現」という欄でこう書かれております。いっぱいありますけれども、「県立病院の経営形態を維持し、充実強化を図るとともに、離島医療、救命救急医療、急性期医療、高度特殊医療機能強化等の施策に取り組みます」という形でしっかりと打ち出されております。そしてまた12月の県議会でも玉城義和県議の質疑に答えて、このとおり実施するということを言われております。そういう意味では名護市長、やはりこの私の通告書に書かれているとおり、この北部圏域の中核都市である名護市長として、この医療問題に対してしっかりと統合問題とは別に、県に対してしっかりとリーダーシップを発揮していただきたいなと思います。どうしても名護市にあるので、全部、北部病院のドクター不足もみんな市長の責任になるみたいな、こう言われるようなことも多々ありますので、そこは県立病院であるところで、本来は第一義的には沖縄県の責任もあります。しかし、そこはやはり地域がしっかりとサポートしていくためには市長の大きな決意とそしてまたリーダーシップが必要だと思います。できましたら1分ぐらいでお願いしたいと思います。
    ○屋比久稔(議長) 稲嶺進 市長。 ◎稲嶺進(市長) 研究会には私も広域圏理事長として参加をしておりますので、これまでの経緯についてと、それからこの報告のまとめについても内容については承知をいたしております。今、川野議員から「ありきで進んでいる」というような話もあったりしますが、我々行政にかかわるものとしては、第一番目に医療は誰のためにという、そのことをやはり考えると、やんばる、住民の安心・安全を守る、あるいは定住環境を整備するためには、やはり医療・教育・福祉というところは欠かせないものだと思っております。そういう立場から、私はそこでも発言をしてきたところですが、市長としてのリーダーシップの話もありますけれども、実はこれまで宮里先生の力もかりながら九州内の産婦人科の教授や、それから琉大の産婦人科の部長など、これまでにお会いをしました。また4月にも面談を今申し入れているというところでございますけれども、できるだけ面識を深くしながらいろいろな形で協力が得られるように、というそのことを今やっております。もう一つは、これはやはり名護市だけでということは非常に無理なもので、やんばるが1つにならないといけないということであります。そのために沖縄県町村会長である本部町長、私、それから医師会の会長、医院長、それから北部病院の医院長、2月にもこの報告を受けた後、懇談会という形で話し合いを持ちました。これからも定期的に情報交換をしながら課題解決に向けていきたいというようなことをお話をしておりますので、そういう立場でこれからも努力をしていきたいと思っております。 ○屋比久稔(議長) 4番 川野純治議員。 ◆4番(川野純治議員) 市長、ありがとうございます。ぜひ今後もこれは日常的な近々の課題でありますので、引き続きリーダーシップを発揮していっていただきたいと思います。それで愛楽園将来構想の件ですけれども、本当に6年も、先ほどの給食の計画ではないですけれども、将来構想の基本計画、将来構想を市がつくって6年も経過しました。これはハンセン病基本法にもあります。地方自治体の責務というのがしっかりとうたわれているのです。もっとスピード性を持って実行していただきたい。私は毎回、この3月議会でも取り上げてやるのですけれども、部長がかわるたびにまた一から出直さないといけないという感もありまして、昨年は仲宗根勤現参事が企画部長のときにわざわざ出張をさせてもらって、研修をしてノウハウを獲得してもらって、やはりこの進め方についてしっかりと部内で意思統一してくれということでやって、企画部が所管になった経過があります。ですから、先ほど中本部長から答弁がありました、議会が終わり次第、すぐ連絡会議を開くということであります。ぜひ新年度は本当にスピード感を持ってやっていただきたいと思います。そういうことをお願いをして、時間がありませんのですみません、最後の事項に行きたいと思います。よろしくお願いします。 ○屋比久稔(議長) 金城進 産業部長。 ◎金城進(産業部長) 私のほうからは質問の事項3の要旨(1)についてお答えいたします。まずアのほうですが、売上金の過少申告による延滞税の金額につきましては、現在、市の専任弁護士を通して、やんばる物産株式会社へ確認中でございます。金額について提供があった際に報告したいと思います。それからイのほうですが、昨年、12月25日に出されましたやんばる物産株式会社の調査報告書の中にも「役員としての責任の重大性に鑑み辞任いたしました」と記載されておりますように、前代表取締役社長及び2名の常勤取締役につきましては、不明金問題の責任を追及された結果、辞任したと理解しております。次、ウにつきましては、窃盗または横領が疑われる元従業員に対しての責任追及につきましては、報告書に記載しておりますとおり、やんばる物産株式会社は民事上、債権放棄をしており、また刑事上は被害届の取り下げを行っていることから、会社として再告訴できない状況にあると考えております。名護市として告発するということにつきましては、法律的に可能とのことでございますが、それにつきましては名護市の専任弁護士からのアドバイスを受けながら検討していきたいと考えております。また、任務懈怠責任につきましては、会社法に規定されている取締役等の責任でございます。次、エの①ですが、中間報告につきましては、やんばる物産株式会社取締役会、株主総会でも報告ができるように、取締役として派遣している市の職員を通して提案していきたいと考えております。②の3月4日付で市議会に提出しております、やんばる物産株式会社の不明金問題に関する調査報告書の中間報告につきましては、名護市商工観光課のホームページ上で公開したいと考えております。また、市民のひろばの4月号での告知につきましては、スペースがとれるかどうか調整中でございます。次、③の今後の方向性ですが、市の専任弁護士による調査を継続するとともに、やんばる物産株式会社の管理体制、当時の管理者の責任など、株主である名護市として法的にどのような対応がとれるか市の専任弁護士にアドバイスを受けながら、今後の対応につきまして検討を進めていきたいと考えています。 ○屋比久稔(議長) 4番 川野純治議員。 ◆4番(川野純治議員) ありがとうございました。引き続き、これは中間報告ですので、最終報告までまだまだ全容解明があると思います。引き続きぜひ市民の皆さんのさまざまな疑念・疑惑にも答えるようにお願いしたいと思うし、また、この不明金問題で役員もかわりましたけど、今後、やんばる物産「道の駅許田」の件も、運営も何か問題が出てきているという声も聞きます。やはり我々は第三セクターとして「道の駅許田」の運営は非常に大事な施設であります。これはやはり名護市に西海岸の玄関の道でもありますし、非常に「道の駅許田」の発展は重要でありますので、今後ともこの問題はしっかりと決着をつけて、本当に地域産業に、そしてまた観光資源にも資するような「道の駅許田」として発展することを願っております。この件につきましては東恩納琢磨議員から私に振られましたけど、こういうことでよろしいでしょうか。次にまた仲村善幸議員がこれについて通告をしていますので、引き続き仲村善幸議員に引き継ぎまして、私の3月議会での一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○屋比久稔(議長) 4番 川野純治議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後3時41分) 再 開(午後3時53分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。5番 金城隆議員、一般質問を許します。 ◆5番(金城隆議員) それでは、ただいま議長からのお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。皆様、こんにちは。議席番号5番、あけみおの会、金城隆、178回定例会一般質問をさせていただきます。その前に少しだけ所見を述べさせていただきます。去った2月23、24日の両日、市民意見交換会を本議会では初めての試みではありましたけれども行われました。参加者の出席状況というのが危惧されている中開催され、多くの成果を上げられたものと思います。今回は広報広聴委員会の岸本直也委員長を先頭に議員各位、また議会事務局の皆様が一体となって取り組んだ成果が市民の評価を得られたものと思っております。今回の成果を踏まえ、反省すべきところは反省して、また次回につなげれば非常によろしいのではないかと思っておりますので、議員各位また全員がこれから頑張って、開かれた議会を目指して行きましょう。よろしくお願いいたします。もう1点、今般、非常に農業大学、またUSJの誘致活動において、名護市の誘致活動が非常に後手に回っているのではないかという市民からの多くの意見があります。それを踏まえて稲嶺市長においては、このさきの2つの問題に対して名護市のトップセールスとして、もっと強力に推し進めていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。それでは一般質問に移らせていただきます。質問事項1 やがじ夢の懸け橋創出事業について。要旨(1)屋我地支所移転後の跡地利用において具体的な計画がなされているのか、お伺いいたします。要旨(2)屋我地地域においては、人口の減少、又、過疎化等により、住民の足となる利用のしやすいコミュニティーバスの運行が切望されておりますが、市当局の考え方についてお伺いいたします。質問事項2 国立愛楽園の将来構想について。要旨(1)平成17年11月に懇話会が発足されたということですが、その後の活動状況について、お伺いいたします。要旨(2)このたび3月26日の交流会館並びに資料展示室の完成により、屋我地の活性化のための施設見学にも寄与できるものと思われますが、市当局の考え方についてお伺いいたします。質問事項3 名護博物館について。要旨(1)現在の市博物館は敷地も狭く、建物についても老朽化が進んでおり、資料・展示等についても支障が出ているということですが、今後の建てかえ並びに移転の計画について、お伺いいたします。質問事項4 名桜大学について。要旨(1)名桜大学に北部・やんばるの人材育成のために、医学部及び農学部の設置が要望されておりますが、市当局の考えをお伺いします。質問事項5 地方創生について。要旨(1)今、政府の方で地方創生ということが大きく取り上げられていますが、名護市においての取り組みについて、お伺いいたします。質問事項6 市給食センターについて。要旨(1)市内5施設の建てかえ及び統合について今後の予定をお伺いいたします。要旨(2)給食費の未納の状況はどうなっているのか、お伺いいたします。以上、6質問でありますが市当局の答弁をお願いいたします。二次質問については自席より行ってまいります。よろしくお願いいたします。 ○屋比久稔(議長) 市当局の答弁を求めます。山里將雄 総務部長。 ◎山里將雄(総務部長) それでは事項1、要旨(1)、(2)についてお答えします。まず屋我地支所の跡地利用についてということでございますけれども、屋我地支所は平成28年4月に移転を今予定をしております。その後の跡地利用ということになりますけれども、今現在では跡地利用の検討にはまだ至っておりません。ただ、それまでには当然ながら跡地利用の検討はすべきものと考えておりまして、本年度実施しました屋我地地域の懇談会及びワークショップからも、屋我地の皆様からいろいろな意見が出されておりまして、例えば駐車場で使うとか、イベントの際の駐車で使うとか、あるいは企業の誘致をしたらどうかとか、島内のサイクルポートに使ったらどうかとか、そういった意見をいただいております。そういった地元の方々の意見も聞きながら、跡地利用の計画を進めてまいりたいと考えております。続きまして要旨の(2)でございますけれども、コミュニティーバスについてということで、屋我地地域のバス交通は72系統の屋我地線が名護バスターミナルと運天原を起点に、名護十字路を経由して1日6本が運用されておりますが、利用状況については空席が目立つ、余り利用されていない状況がございます。高齢化が進む屋我地地域では、バス停留所までの距離が遠い、時間帯が利用しづらい等の理由から、路線バスの利用が敬遠されているのではないかと考えております。高齢者の生活を考慮すると、島内の各区に停留するバス運行が必要だと考えております。平成28年4月に開校される屋我地ひるぎ学園の開校前に、次年度は小規模特認校として島外からの児童・生徒の受け入れが始まります。そういった状況がございます中で、平成27年度に、これは実際には平成26年度の事業で繰り越しするということでございますけれども、地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金の地方創生先行型の事業を利用しまして、運行ルート及び運行時間、収支計画、運行計画を含めたコミュニティーバスの試験運行を計画しております。今回試験運行を実施する中で、総合事務局の運輸部と相談しながら、琉球バス、沖縄バスと調整し地域住民の利便性の高い交通手段を検討してまいりたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 野原健伸 市民福祉部長。 ◎野原健伸(市民福祉部長) それでは私のほうからは事項2、要旨の(1)と(2)についてお答えいたします。まず、要旨の(1)でございますが、国立療養所愛楽園の将来構想を検討する懇話会は、将来構想についての方向性を見出し、在園保障等、園の存続に関し調査・検討することを目的に、平成17年11月10日に設置されました。平成18年8月31日までの間に計6回の懇話会が開催をされまして、平成18年8月31日付で、名護市長へ国立療養所愛楽園の将来構想のあり方について、提言をされているところであります。懇話会の役割としましては、役割を終えたということで終了しているところです。市長への提言を受けまして、平成20年11月21日、沖縄愛楽園将来構想策定部会を設置し、平成21年3月に策定を終了しております。その後につきましては、市におきまして各担当部署でハンセン病の啓発と具体的な取り組みをこれまで行ってきたというところでございます。それから、要旨の(2)についてでございますが、これまでの準備期間を経まして、来たる3月26日に沖縄愛楽園交流会館・資料展示室を開館することになりました。交流会館はハンセン病への理解向上、交流促進に資する施設となっております。ハンセン病に関する正しい知識の普及・啓発活動の場として、また人権教育・研修の場として活用できるものということで、大いに期待をしているところでございます。施設見学可能でありまして、多くの方が訪れハンセン病への理解や地域との交流等を深めていただく場として、ぜひ活用していただきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 教育次長。 ◎石川達義(教育次長) それでは私のほうからは事項の3、要旨の(1)及び事項の6の要旨(1)、(2)についてお答えいたします。まず初めに、事項3、要旨の(1)について。現在の名護博物館は1959年に建設され、旧名護町役場の建物を1981年度から改修工事を行い、1983年度に開館した施設です。1985年度に収蔵庫を新築しております。それから1993年度に登録博物館となり、その年度に開催した10周年記念事業の際、2階を改修しクジラ骨格の展示室を設けております。現在の敷地面積は1,800平米でございます。築55年ということで、台風等による大雨の際には雨水が展示室に染みていることはありますが、修繕をしながら運営をしております。新名護博物館建設につきましては、2011年度に新名護博物館基本計画を設定し、その準備を進めております。しかし、さきの議会でも述べたとおり、新名護博物館建設用地の候補地でありました旧沖縄県森林資源研究センター跡地につきましては、沖縄県より等価交換に応じることができないという旨の回答があり断念したところでございます。今後の新名護博物館建設につきましては、過去に挙がった建設候補地を含め適切な用地選定をし、新名護博物館建設検討委員会の中で計画の見直しをしっかりと議論していきたいと考えております。続きまして事項の6の要旨(1)について。この答弁については午前中の吉元義彦議員への答弁とも重なる部分がございますので、ご了承をお願いしたいと思います。教育委員会では最大調理能力4,000食の学校給食施設を2施設配置することで、学校給食施設の再整備を行いたいと考えており、計画実現に向けて取り組みを進めているところでございます。現在、名護市にある5つの給食センターは全て老朽化が進んでいるため、2施設目の完成後は現在ある給食センターは全て廃止する予定となっておりますが、1施設目が完成する際には5つの給食センターのうち2から3施設を廃止する予定となっております。1施設目の具体的な整備スケジュールにつきましては、平成28年度に基本設計、実施設計、造成設計等を行い、平成29年度から平成30年度にかけて造成工事や建築工事を行う予定となっております。2施設目については、1施設目の建設と並行しながら早期の完成に向けて検討を進めていきたいと考えております。続きまして要旨の(2)について。平成23年度の収納率は91.3%、未納は8.7%、平成24年度の収納率は92.2%、未納は7.8%、平成25年度の収納率は93.4%、未納は6.6%となっております。平成26年度9月1日より学校給食費滞納整理等事務処理要綱に基づき、催告書の送付や納付指導を行い、納付相談も受け付けておりますが、経済状況などから数年をかけて分納したいという申し出も多く、現在の未納状況は一気に解消されるものではないと考えております。しかし、厳しい中でも給食費をきちんと納付している世帯もあることを鑑みますと、少しずつでも納めていただけるように、今後も夜間訪問による納付指導の実施や市の広報、給食献立表などで給食費の未納がないように、また、納付相談の受け付けについても呼びかけていきたいと考えております。なお、平成25年度の未納分につきましては、2月末現在で約400万円が支払われており、収納率は95%に達しております。未納のほうはさらに減少しているということでございます。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 企画部長。 ◎中本正泰(企画部長) それでは私のほうからは事項4、事項5について答弁いたします。まず事項4、要旨(1)についてであります。名桜大学及び北部広域市町村圏事務組合へ、名桜大学に医学部及び農学部の設置要望の有無等を確認しましたところ、これまでその内容の要望書等の提出は受けていないということでございました。既存大学の新学部設置につきましては、文部科学省にて基準が示されており、名桜大学に新しい学部を設置する際には文科省の基準を満たしつつ、名桜大学及び北部広域市町村圏事務組合において設置に向け取り組む必要がございます。新たな学部の設置につきましては、厳しい状況があるということを認識しておりますが、機運が高まり具体的に取り組むこととなる際には、名護市として協力できるところは協力していきたいと考えているところであります。次に事項の5、要旨の(1)についてお答えいたします。大城秀樹議員、吉元義彦議員への答弁と重複する部分がございますけれども、ご了解をよろしくお願いいたします。地方創生につきましては、平成26年11月28日にまち・ひと・しごと創生法が施行され、12月27日には同法に基づくまち・ひと・しごと創生長期ビジョン及びまち・ひと・しごと創生総合戦略が策定され、閣議決定されました。長期ビジョンは日本の人口の現状と2060年までの将来の姿を示し、人口問題に関する国民の認識の共有を目指すとともに、今後取り組むべき将来の方向を提示したものとなっております。また、創生総合戦略は長期ビジョンが提示する日本の将来像に向け、平成27年度から今後5カ年の目標や施策の基本的方向、具体的な施策をまとめたものとなっております。地方自治体におきましては、まち・ひと・しごと創生法第10条に基づき、国が定めました長期ビジョン及び総合戦略を勘案した上で、地方人口ビジョン及び地方版総合戦略を策定するよう努めなければならないとされております。本市といたしましても、平成27年度中に今後の本市の人口動向を分析し、将来展望を示す名護市人口ビジョンと名護市総合戦略を策定し、その中でさまざまな分野の方々の意見を広く聞きながら、具体的な方向性や施策を検討していく予定としております。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) ご答弁ありがとございました。では質問の事項1の要旨(1)について。先ほど山里部長も言われたとおり、屋我地では今、夢の懸け橋創出事業について非常に議論がされ、また期待も高まっている中で、今の屋我地支所の跡地利用については、いろいろな提案が出ております。例えば農産物を使った加工場などの建設とか、また2番目にもありますが、コミュニティーバスの運営の拠点施設として利用できないかというところまできておりますので、どうかこの辺のものについては住民の意見を聞きながら、当局の対応をお願いしたいと思っています。また、今、運行バスについて名護市から補助金とかそういうのは出ているのでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 山里將雄 総務部長。 ◎山里將雄(総務部長) 今、名護市からは路線バスについて、いわゆる赤字路線については補助金が出ております。すみません、今の屋我地のその部分も補助金が出ていたかどうかちょっとわからなくなっていましたけれども確認しました。そこもやはり補助金は出ているということでございます。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 企画部長。 ◎中本正泰(企画部長) 今のは72番系統になりますけれども、名護市から1,163万3,000円、県のほうからは344万9,000円ということで、合計して1,508万2,000円という金額が補助として出ております。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) 今のバスの運行については、先ほど言われたように答弁でもありましたけれども、バス停が遠いとか、今、非常に苦情といいましょうか要望が出されている中で、今1,508万2,000円というのがあるわけですから、今後、使い勝手のいいコミュニティーバスの運行にも何とかこれはできないものかと思っているのですが、どうですか。 ○屋比久稔(議長) 山里將雄 総務部長。 ◎山里將雄(総務部長) 先ほど答弁しましたとおり、当然ながら使い勝手のいい、そして地元の皆さんにとっていい形のコミュニティーバスになるように、まずは今言ったとおり試験運行でそれを確かめていきたいと思っています。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) よろしくお願いいたします。では2番目の国立愛楽園の件でございますが、愛楽園では今、外来診療も行われているということでありますが、どうしても偏見ということがあります。その中で実際、今、北部病院とか医師会病院においては診療の待ち時間が非常に長いということで、市民からの要望もありますが、この周知徹底というのですか、名護市の広報で愛楽園に行けば早く診察ができるというようなところもPRできないかと思っておりますが、どうですか。 ○屋比久稔(議長) 野原健伸 市民福祉部長。 ◎野原健伸(市民福祉部長) 議員ご提案のとおり、診療所のほうがということ、診療所のほうよりとかということもあるでしょうから、そこについては利用状況等を踏まえまして、掲載できる分については考えていきたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) さっき懇話会の中に平成30年までの構想として、今の入所者が大体100名以下になると。そして平成36年度には50名以下という想定がなされております。その中で、先ほどのやがじ夢の懸け橋創出事業との関連で、そこを今、中のほうでデイサービスとか福祉の利用に使えないのかという意見も多く出ておりますので、それについて今後の構想としてはどうですか。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 企画部長。 ◎中本正泰(企画部長) 先ほど川野議員にも答弁したところでありますけれども、今後の構想ということでありますので、私のほうから答弁させていただきたいと思います。まず、6年経過したということがございまして、その中で短期、中長期という形で、短期がおおむね10年以内、中長期がおおむね10年以上という目標も設定されておりまして、今、ご質問がございました、例えばデイサービスですか、そういった施設の利用という形もこの中で検討されていく内容になるのかなと思っております。庁内において、まず関係部課で構成した連絡会議を開催しまして、これまでの実績、そして次年度以降の予定について確認を行いたいと考えておりまして、その後、愛楽園また沖縄県、市民の会等との意見交換を行っていきたいと考えているところであります。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) これは県、国、施設は国立でありますので非常にいろいろな事項で難し場面もあるとは思いますが、何とか調整して運用につなげる形に持っていけるように、よろしくお願いをいたします。それでは事項3の名護博物館についてでございます。これは博物館構想については平成21年3月、新名護博物館構想というのが策定されたということでございますが、これも6年たっているわけです。その中で先ほどの答弁では用地の確保がいまだにできていないということでございますが、これは必ず今の用地、想定した用地でないといけないのでしょうか。ほかの地域にでもできないのでしょうか、それについてお伺いします。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 教育次長。 ◎石川達義(教育次長) 一次答弁でも述べましたけれども、県の森林資源研究センター跡地はもう等価交換に応じられないということを県が言っておりますので、名護市としてはそこは断念するということ、今の段階で断念するということでございます。新しいそのほかの用地につきましては、その検討委員会で上がった候補地を含め、名護市の市有地も含めてこれからどこにするか検討していくというような形になっております。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) その用地の確保については市内全域、候補地としては1カ所だけではなかったと思うのですが、選定をもう少し考えていただいて、ほかの地域でもいいのではないかと思っておりますので、よろしくお願いいたします。それでは事項4の名桜大学について。これは今、非常に医療問題で北部医師会病院も医師不足、北部病院も医師不足ということで、せんだって市民の方が北部病院へ救急で行ったのですけど、朝受付をして診察したのが4時だということで、もうこれでは大変だということで、そうしたら看護師の方が「先生がいないんですよ」という言葉が返ってきたらしいのです。そういう意味では地元から人材育成をするという意味で名桜大学に農学部、また今言われている、先ほども言いました農業大学での後継者づくりの問題でも、地元枠をもっと広げていただいて農業従事者を多く育てていくという、将来に向けてですね。そういう政策もとられていいのではないかと思っておりますが、いかがでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 企画部長。 ◎中本正泰(企画部長) 医師の確保、また農業従事者の技術を持った方の確保という意味では夢のあるご提案かなと思っていますけれども、さきほど申しましたように、まだ現段階ではそういう要望という形では受け取っていないというところと、あと、やはり新しい学部を設置していくとうところでは基準もございますし、また大学の新しい学部の開学ということについては、例えば医学部についても厳しいし、また、農学部につきましても、例えば学生の確保であったり、出口保証に係る審査基準とか、そういったものも非常に厳しくなっているとお聞きしておりますので、その部分については厳しい状況があるのではないかと考えております。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) 厳しいという状況は承知しておりますが、我々、名護やんばるのためにはどうしても、やんばるの第1次産業を充実させるためには農業従事者が必要でございますので、将来に向けて何とか検討していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。それでは事項の6です。市給食センターの要旨(1)、これは議員の方々と重複してはいるのですが、議員団で筑紫野市の研修に行ったときに、特に羽地給食センターと比べると大変な差で、皆さん全員が驚いているところでございますが、調理をするところでも汗もあまりかかない、ちゃんとした空調が入っているとか、こういうことも今の羽地の給食センターを見た場合、本当に作業されている方々は大変だなと思っている状況でございますので、ご検討よろしくお願いします。特に羽地のほうから先にやられるのでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 教育次長。 ◎石川達義(教育次長) 1施設目ができましたら、5施設をどのように統合していくかということになると思いますけれども、これについては川野議員のほうにも答弁したとおり、現在、栄養士と調理員たちの意見や話しを聞いております。現場の方々と話をしながら、当然、古いものからということはあるとは思いますけれども、今の段階ではどこをどうするということは決まっておりませんので、現場の人とも話し合いをしながら、どこの給食センターを初めに統合していくかということについてはこれから検討していきたいと思っております。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) ぜひ、今、子どもたちの食の安全を守るということでございますので、特に中学生においては成長期、もちろん小学生もそうですけれども、成長期の大切な時期にありますので、そういう観点から早目の建てかえをお願いしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。要旨の(2)です。給食費の未納状況ということで先ほどパーセントがありましたけれども、93.4%ですか、ありましたけれども、これについて、この未納となっている家庭の状況といいましょうか、状況も調べないとこれはいけないのではないかと思っていますが、例えば生活保護世帯であるとか母子家庭、父子家庭であるとか、そういうものを鑑みて、これも調査しておられるのかどうか。ただ納付書を送っただけでは、これはなかなか解決しない問題だと思っておりますが、いかがですか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 教育次長。 ◎石川達義(教育次長) 給食費については私会計でございまして、公会計ではございませんので税金などのように強制的に調査をやるとか、あるいは差押えをするということはできませんので、いろいろ家庭訪問をしたりしたときに、いろいろと家族の状況を把握をしたりとかという形で情報を収集はしておりますけれども、そういうことで難しい部分があるというのはご理解をしていただきたいと思っております。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) もう1点ですが、この給食費の未納というのは11市の中で我々名護市の状況というのはどういう状況でしょうか。おわかりでしたら教えてください。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 教育次長。 ◎石川達義(教育次長) 11市の状況なのですけれども、現在は95%近く行っておりますので、中では低いほうでございますけれども、平均には達しているということでございます。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) 大変ありがとうございました。これをもちまして一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後4時33分) (一般質問中の疑義の確認)再 開(午後4時38分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。散 会(午後4時38分)...