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  1. 仙台市議会 2007-10-19
    健康福祉委員会 本文 2007-10-19


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから健康福祉委員会を開会いたします。  本日の日程は、お手元に配付のプリントのとおりであります。  なお、委員会終了後、引き続き協議会を開催し、委員会審査事項以外の所管事項について当局からの報告及び質問等を願いますので、よろしくお願いいたします。              《閉会中継続審査について》 2: ◯委員長  それでは、これより審査に入ります。  「子供行政について」であります。  本件について、子供未来局より説明願います。 3: ◯子供未来局長  それでは、子供未来局より継続審査事項でございます子供行政に関し、本日は高校生居場所に関する意識調査について御説明申し上げます。  平成18年4月の子供未来局の設置に合わせまして、従来よりヤングテレホンなどの相談事業や、ふれあい広場街頭指導就労支援など青少年非行防止、及び健全育成活動に取り組んでまいりました。青少年指導センターに、子育て何でも電話相談児童青少年健全育成団体に対する指導育成等事業を加え、子供相談支援センターといたしたところでございます。  子供相談支援センターでは、乳幼児期から青少年期までの幅広い年齢層子供に関する相談支援等に取り組んでおりますが、今回、思春期の年齢に当たる子供たち、特に高校生につきまして、どのような場所でだれとどのように過ごしているかなど、その生活実態を含めた意識調査を実施いたしたところでございます。その意識調査につきまして、ただいまより御報告申し上げたいと思います。詳細につきましては、お手元資料1-1及びパワーポイントに基づきまして、子供相談支援センター所長より御説明申し上げます。 4: ◯子供相談支援センター所長  御説明いたします。説明に入ります前に、資料訂正が1カ所ございますので、よろしくお願いいたします。資料1-1の2ページをお開きください。2.方法の欄でございますが、2行目になります、対象仙台市内高等学校生活指導研究会に「加盟校する」と記載されていますところを「加盟する」と訂正をお願いいたします。  では、資料に基づきまして説明に入らせていただきます。  平成18年4月1日に、青少年指導センター相談部門を充実拡充し、子供相談支援センターが開所されるのに伴い、中高校生居場所HAS事業が移管されてまいりました。同年の8月からHAS事業を開始するため、数校の高等学校を訪問し、直接生徒にチラシを配ったり、市政だよりや電光掲示板などへの広報活動に努めてまいりましたが、十分な成果を上げることができませんでした。そこで、原点に立ち戻り、今の高校生がどのような場所で、どのような過ごし方を、まただれと過ごしているのかなどを調べ、今後の青少年活動の充実を図るため調査実施の運びになりました。  目的は、高校生が平日の放課後、休日をどのような場所でどのような過ごし方をしているのか。また、その場所に何を求め、だれと過ごし満足しているのかを知る目的高校生に対する意識調査を実施するためのアンケートを作成いたしました。アンケート内容資料1-2のページ22から23に載っておりますので、後ほどごらんいただければ幸いです。この調査結果を今後の青少年施策や展開の基礎資料にしたいと考えております。  意識調査方法対象についてですが、仙台市内高等学校生活指導研究会に加盟している仙台市内の40校の中から、市内5区に設立されている学校数に比例する形で18校を抽出いたしました。1校につき各学年1クラスを抽出し、1,986名の高校生アンケートへの回答を依頼いたしました。期間、方法内容はここに示しているとおりです。  次に、アンケート回収率についてですが、調査対象生徒数は1,986名で、有効回収数が1,873名でした。回収率は、94.3%の高い数字になっております。性別、学年学校区、在住区はここに示しているとおりです。  次に、アンケートの結果と考察に移らせていただきます。  平日の放課後に主に過ごす場所二つ選んだものが図1-1の表です。ほとんどの生徒学校自分の家で過ごす、77.1%になっております。休日に主に過ごす場所二つ選んだものが図1-2の表です。平日の放課後学校で過ごしていた半数の生徒が、商店街駅周辺友だちの家、ゲームセンターカラオケボックスへ移っていることがこの二つの表からうかがえます。
     次に、平日の放課後と休日の過ごし方・求めるもの・一緒に過ごす人・満足度をまとめたものが、この表です。  平日の放課後学校公共施設で過ごしている生徒は、「部活動」をしている生徒が最も多く、次に「勉強」の順になっております。自分の家やゲームセンターカラオケボックスで過ごしている生徒は、「趣味を楽しむ」が最も多くなっております。友だちの家や飲食店コンビニで過ごしている生徒は、「友だち家族との会話」が最も多くなっております。公園河原商店街駅周辺で過ごしている生徒は、「暇つぶし」が最も多くなっています。  次に、休日に学校で過ごしている生徒は、ほとんどが「部活動」で81.3%になっております。塾や習い事で過ごしている生徒は、「勉強」で64.4%になっております。自分の家、公共施設ゲームセンターカラオケボックス公園河原商店街駅周辺の五つの場所で過ごしている生徒は、「趣味を楽しむ」が最も多くなっております。友だちの家、飲食店コンビニで過ごしている生徒は、「友だち家族との会話」が最も多くなっております。  次に、平日の放課後と休日に求めるものでは、平日の放課後学校友だちの家、飲食店コンビニゲームセンターカラオケボックス公園河原商店街駅周辺、その他の7項目で「楽しさ」が最も多くなっております。休日では、友だちの家、飲食店コンビニゲームセンターカラオケボックス公園河原商店街駅周辺の5項目で「楽しさ」が最も多くなっています。平日の放課後と休日の過ごす人では、平日の放課後、休日ともに8項目で「友だちと過ごす」が最も多くなっています。  平日の放課後と休日の満足度では、平日の放課後、休日ともに、その他の項目を除いた9項目において、「とても満足」と「まあまあ満足」とを合わせると83.3%から97.0%になっております。  次に、困ったり悩んだりしたときに相談する相手がいるかいないかをあらわしたものが、図2-1の表です。だれかに相談するという高校生は、約7割の1,287名もいることがわかりました。その7割の高校生のうち、だれに相談するか三つ選んだものが図2-2の表です。友だちが最も多く94.3%、次に保護者50.0%、先輩や後輩、兄弟姉妹の順になっております。図2-3の表は、相談相手にこんな人がいればということをまとめたものです。  このことから、身近な人が高校生の大きな存在になっていることがうかがえます。  次に、興味ある活動についてですが、自由な時間を過ごすためにどんな場所があったらといいなと思うところ三つ選んだのが、図3-1の表です。  ひとりで落ち着いて過ごせる場所が最も多く67.6%を占めています。次に、体を動かすことのできる場所51.4%、いろいろな趣味の人や情報と出会える場所音楽ダンスなど家ではできない趣味のできる場所、中高校生が集まって自由におしゃべりできる場所などを求めています。しかし、イベントを企画、運営、発表する場所大人先輩からアドバイスを望む高校生が少ないこともこの表からうかがえます。  次に、平日の放課後や休日に利用する場合、どのような活動興味を持っているかを三つ選んだものが、図3-2の表です。友だちや大学生との会話を求めている高校生が49.1%、運動ダンスなどのスポーツが42.1%、CDなどの音楽を聞くにが41.2%、DVDやビデオを見るが32.8%、楽器の演奏などの趣味を楽しむに20.0%の高校生興味を持っています。会話を求めている高校生が最も多い一方で、人間関係や進路などの相談興味を示している高校生はわずかです。  次に、利用しやすい時間帯についてですが、休日の午後1時から5時までが最も多く、全体の38.7%を占めております。しかし、他の時間帯への希望にはばらつきが見られます。休日の午前10時から午後9時までの時間帯であれば、全体の64.1%、約1,200名の高校生のニーズにこたえることができます。施設を開所する際は、利用時間帯への配慮も必要になってくるのではないかと思っております。  利用しやすい場所についてですが、仙台駅周辺が最も多く、全体の37.6%、705名の高校生が望んでいます。その理由として、「繁華街に近いから」が39.4%、次に「家から近い」が29.8%になっております。この二つを合わせますと約7割、490名の高校生が、仙台駅周辺活動できる場所があればと考えていることがうかがえます。児童館市民センター、体育館や文化センターなどの公共施設にあればいいなと考えている高校生は約2割、140名ほどいます。その理由は、「家から近い」という点をあげております。高校生は、仙台駅周辺市民センター児童館などに青少年の集える施設があればと考えていることがうかがえます。  (4)ではこんな場所があれば、(5)ではこんな活動ができれば、(6)では利用しやすい時間に使用できればについて見てまいりましたが、もし子供たちが望むような場所などがあれば、「利用してみたい」と意欲的に思っている高校生が80.7%、1,511名もいることを改めて知ることができました。  最後に、まとめと今後の施策について述べさせていただきますと、今回の高校生居場所に関する意識調査から、高校生は平日の放課後や休日においてさまざまな場所で過ごしていますが、過ごし方、求めるもの、過ごす人の現状満足しているのもうかがえます。1,511名の高校生は、先ほども述べましたように、興味ある活動があれば、利用しやすい場所があれば、また時間の延長ができれば、「利用してみたい」と意欲的に思っている高校生が80.7%もいます。今後、高校生が持つ可能性を引き出すような青少年活動施策にこのアンケート結果を反映させていきたいと考えております。 5: ◯委員長  ただいまの説明を含めて、本件について質問等はございませんか。 6: ◯小田島久美子委員  今、所長から御説明があったことに対して、高校生居場所について何点か御質問をさせていただきたいと思います。  一つ、最初の御説明の前の段階で、高校生居場所HASについて思うような結果が得られなかったという御説明がありましたけれども、そのHASについてなんですけれども、若干簡単に説明をしていただいて、なぜ思うような結果が得られなかったのか、またどういう目的でこのHASを置いたのかというのをお話ししていただければと思います。 7: ◯子供相談支援センター所長  HASの略語について御説明いたします。  HASというのは、子どもの自立・参加支援事業、Home Amusement Shareの頭文字をとったものです。楽しいことやうれしいことをみんなで分け合いながら過ごす家というような意味でございます。  次に、初めの趣旨という部分にお答えいたします。私どもの方でHASを開所した際には、高校生の中でも活動をしていない高校生がいるのでないかというふうに思いました。先ほどもありましたように、部活動勉強などに意欲的に取り組んでいる高校生もいます。残念ながら、なかなかそのような活動場所を求められない高校生もいるのではと思いましてHAS事業を開設した次第でございます。 8: ◯小田島久美子委員  その上で、高校生居場所をつくるための施策を考えている中で、今回のアンケートを実施していただいたということでよろしいでしょうか。 9: ◯子供相談支援センター所長  先ほども言いましたように、十分な成果が上がらなかった。十分な成果というのは、残念ながら利用された子供の数が、延べ人数で70名でした。開所日数は61日間です。そのような部分で、もっと多くの子供たち利用してもらいたいという思いと、先ほど言いましたように、どこにも行けないでいる高校生だけを対象にするのではなく、逆に多くの高校生対象にする居場所というような点を考えてみなければいけないのかなというふうに考えた次第です。 10: ◯小田島久美子委員  1年弱たってみて、今のHASという子供居場所づくりに対して、人数的に数で見れば少ないように思うんですけれども高校生の時期というのは、肉体的にも精神的にも本当に一番難しい、施策というか事業をしていくのには何回も何回も繰り返し議論をしながら進めていく、また成功も失敗も繰り返しても多少仕方のない、要は大人から見れば何をしてあげればいいの、親から見れば何をあなたは望んでいるのと、本人からしても自分はどうなったらいいんだろう、どうすればいいんだろうという一番つかみどころのない時代だなと思うんですけれども、その中で、他都市を見ても余り、高校生に対しての居場所づくりなんか真剣に事業として取り組んでいるところは少なかったように思うんですけれども、それを今度仙台市でこういう形で実施していただいているのはすばらしいことだと思うんですね。  1年たってみて、余り数が出なかったから今ここでHASに対しての評価を出してしまうというのも、私としてはまだもう少し取り組んでいただきたいなという思いもありますし、今回のアンケートの結果を見て、子供のいたい場所というものが、家に近い場所というのが多く回答の中に見られたような気がするんです。その上で、これからそちらの方向の施策も取り組んでいこうとお考えになっているのかどうかお聞かせ願います。 11: ◯子供相談支援センター所長  私どもも、今の高校生が肉体的精神的に大変不安定な状態になっているのではないかと大変危惧しております。私どもの、18年度に開設しておりましたHASにおいては、青葉区BBS会の協力をいただきまして、学生さんに3名来ていただきまして、その中でいろいろな悩みを聞いてあげる、一緒になって遊んだり、そして一緒になって勉強を教え合ったりというようなことに取り組んでまいりました。ただ、私どももこの事業を行う上で、今の高校生がどれほどの思いで、何を考えているものなのか、それを改めて知った上でHAS事業というものを充実させていかなければいけないのかなと考えた次第です。  ただ、私どもにある既存施設というものは限りがございます。相談室が4室、サロン室が1室、それに楽器などが演奏できるような場所が1室、そしてちょっと卓球ができるような、スポーツのできるような部屋ということで1室、そのような既存施設を十二分に活用していくためにも、高校生意識調査を行った次第でございます。 12: ◯小田島久美子委員  ありがとうございました。私も、高校生の息子が1人、現役の高校生なんですけれども、できれば自分のやりたいように過ごしたいという、母親も父親も学校の先生も、本当に余りかかわってほしくないという意思表示は、我が家でも常に毎日のように行われているんですけれども、今回80%という先ほど所長のお答えがありましたけれども、何らかの居場所を望んでいる、だけれども中には無回答だったり無関心、その子たちを引っ張り込めるような地域の支援もしていかなければいけないと考えたときに、今までもその問題で、うちの会派の議員の方が御質問をされていますけれども高校生居場所児童館との結びつき、また小学校、中学校の休日の開放の仕方、そういう結びつきは考えているのかどうかお伺いいたします。 13: ◯子供施設課長  高校生居場所についてでございますけれども学校、家庭以外の居場所の確保、この必要性については大変重要なものというふうに考えております。  児童館取り組みでございますけれども、各館の取り組み、さまざまでございますけども児童館、単に中高生が集まる場所でなくて、やはり参加できる魅力あるプログラムの提供とか、例えば演劇とかダンスとか、そういうものを提供しているところでございます。  また、休日の関係でございますけれども、これは試行的な点でございますけれども数館におきまして、児童館のお休みのときに中高生居場所として開放しているという状況がございます。  また、逆に中高生につきましては、児童館利用するということではなく、遊びの指導者として児童館に来ていただきまして、ボランティアとしていろいろ事業に参画をしていただいているという状況がございます。今後とも積極的に対応してまいりたいと考えております。 14: ◯小田島久美子委員  私も、今回の質問に当たってインターネットを開いてみたんですけれども、愛知県の高浜市の方では、高校生と一般の子供たち一緒に交流するのももちろん大事なんですけれども、そういうときに高校生が実際そこに行くかというと、なかなか小さい子がいるという抵抗を感じる高校生のお子さんもいるようでして、高浜市では月に2回、高校生中学生のための曜日を決めているようでございました。  隣の富谷町では、ある小学校には毎週土曜日の午後、夜ではなくて午後の時間は、大人も含めての中学生高校生がバドミントンをやったり、先ほど所長からお話があった理想的な運動をしているというケースもありました。ですので、これは児童支援センターだけの考え方の高校生居場所づくりと考えないで、できれば小学校空き時間、それから児童館空き時間を工夫した施策にしていただけるようにお願いしまして私の質問を終わります。 15: ◯ふなやま由美委員  私からも、高校生居場所に関する調査にかかわってお伺いしたいと思います。  まず、従来の青少年指導センターの機能を含んで子供相談支援センター組織改編でできたわけですけれども、これまで青少年指導センターで行ってきている街頭指導相談支援、ふれあいの広場などの事業に加えて、特に体制も厚くした中で相談支援を充実させるという意味合いが含まれていると思うんですけれども、改編後の現状についてお伺いをいたします。 16: ◯子供相談支援センター所長  子供相談支援センターになりまして、子供部分のゼロ歳から青少年部分までというようなことで幅広くなっております。特に、面接相談、また子育て何でも電話相談の2事業については、大変多くの市民の方々から利用されている状況でございます。特に、子育て何でも電話相談におきましては、昨年度995件の電話相談がございました。その中を見ますと、子育てについて悩んでいるものもあれば、逆に親自身が悩んでいる部分二つのものに大別されることがあるのかなというふうに思っております。ただ、乳幼児面接相談については、なかなか電話相談部分だけで終わってしまうケースの方がほとんどのような感じを受けております。 17: ◯ふなやま由美委員  子供相談支援センターができたことによって、乳幼児期を含めた子育て支援の面で気軽に電話相談ができると、そういう意味では役割が広がっているというお話だと思うんですが、先ほどからも御質問ありましたけれども中高生居場所づくりという点でのHAS子供自立支援参加事業が、今は休止をされているという状態で、非常に模索しながら苦労されていらっしゃるんだなというふうに思うんですけれども、18年度は70名ということでしたが、その前ですとか前年度の変化はどのようになっているのかお伺いをいたします。 18: ◯子供相談支援センター所長  平成17年度は、延べ46日間開所しておりまして、延べ2人の利用でございました。 19: ◯ふなやま由美委員  そういう意味では、17年度が2人ということですので、HAS取り組みそのものについて、もっともっと広く知らせて、子供たちに認知されているのかどうかというところも非常に問題になるところだとは思うんですが、ただ参加されている子供さんの中では、やりたいことを行ってお話をしたり自由に遊んだり、自分存在を受けとめてくれる場所が気軽にあるということで、こうした取り組みは発展させることが大事だなというふうに考えています。  本市の子育てすこやかプラン重点項目の中に、中高生居場所づくりを盛り込んでいるわけですけれども、その点での現在までの検討状況はどのようになっているのか、それをお伺いいたします。 20: ◯子供未来局長  高校生の時期の問題、行政として取り組むには、先ほど御発言もございましたけれども、かかわりを持ってほしくないという意識があったりして、なかなか行政高校生とのつながりというものは非常に難しい部分だと考えております。ただ、多分、子育て支援の計画をつくった時期におきましては、さまざまな高校生の問題、高校生をめぐるさまざまな社会的課題というものがクローズアップされておりまして、その中で高校生に少しでも健全に育っていただきたいという思いから、場所づくりということを一つテーマにして計画をつくり、実施してまいったと思います。  基本的には、先ほど申しました児童館でのさまざまな、十分とは申せませんけれども児童館は今、多様な機能を持たなければならないという中で、中高生に特化ずることは非常に難しいわけでございますけれども児童館の中で工夫をした上での取り組みというものに取り組んでまいったところでございます。  さらに、支援センターをつくる中で、所長からいろいろお話しございましたけれども中高生対応というものを支援センター一つの仕事の柱としてHASも含め、それ以外の引きこもりになっているような方々に対する対応とか、非行少年、引きこもりも含めた方々に対する就労支援であるとか、そういう業務に取り組んでまいったところでございます。  今回アンケートを行いましたのは、基本的には所長からお話しありましたように支援センターの業務、非常に難しいところにありまして、原点に返って中高生に対する、特に高校生に対する対応を考えようということでアンケートをしたわけでございまして、基本的には支援センターの今後の事業をどうするかというところに今回のアンケートテーマがあったわけでございますが、局あるいは市といたしましても今後このアンケートの結果を踏まえまして、どうしたら、非常に満足している中で、ある意味では子供たちの、何というのでしょうか、わがままという言葉はふさわしくないと思いますけれども、こんな場所でこんなことができて、こんな時間にという希望ですね、子供たち希望です。それに100%こたえることが本当に行政として必要なのかどうかという疑問も一方であるわけでございますけれども、可能な限り、これからの子供未来局施策の推進の中でこの趣旨を生かして、中高生居場所づくりを中心にした中高生対応を考えてまいりたいと思っているところでございます。  付言いたしますと、実は北部ののびすく、宇宙館につくるよと、廃止になった跡に設置する予定でございますけれども、3階、4階があいてございまして、3階の1部をのびすく仙台ということで、乳幼児施設にするわけでございますが、4階にございますホールのスペース等を生かしながら、北部に偏ったという御批判を受けるかもしれませんが、なるべく高校生などが自然に集えるような場をつくってまいりたいということを今検討しているところでございますので、そのようなものも踏まえて検討しながら、中高生居場所についてさらに推進してまいりたいと考えているところでございます。 21: ◯ふなやま由美委員  今の現時点での検討の状況について、御説明いただいたんですけれども、今回のアンケート調査を見ますと、平日放課後に主に過ごす場所としては、学校と自宅が圧倒的に多いと。しかしコンビニエンスストアとかゲームセンターとか駅周辺と答えた高校生が1割近くで、これを休日で見ると学校自分の家を合わせると6割、コンビニゲームセンター駅周辺は2割という結果になっています。  現状こうなんですが、自由な時間を過ごすために、一人で落ち着けたり、体を動かしたり、趣味や情報を得たりと、そういう市の施設があったら活用したいかという問いには、先ほどからお話しいただいているように8割近くに上るということで、高校生の自発的な気持ちを応援していけるような、受けとめていくような取り組みというものが非常に大事になっているのではないかと思います。  市議会の中でも、これまでも繰り返し中高生居場所づくりについては議論されてきていまして、私も東京都杉並区の「ゆう杉並」を視察したことがありました。明るい吹き抜けで、受付を入ると職員の方が明るく迎えてくれて、おしゃべりやトランプをしたりゲームをしたり、思い思いに過ごして、体育館があったり、学習コーナーも完備されて中高生活動拠点として重要な役割を果たしている施設なんです。私は、ここで特に感銘を受けたのは、実際に施設づくり、建設も含めた構想段階から高校生たちが主体的に参加をして練り上げてプランをつくっていったという、このプロセスが非常に大事なのではないかと思います。  今回、市が今後、中高生居場所づくりについてプランづくりするときに、どういうコンセプトでどういうものにしていこうかということを、当事者である子供たち自身の気持ちをしっかり受けとめて、子供たちが参加する形で、コンセプトからつくり上げていく、そういう必要があると思いますけれども、この点いかがでしょうか。 22: ◯子供未来局長  先ほど申しましたけれども、北部ののびすくに併設する形の施設づくりに当たりましては、今年度、ジュニアリーダーの方であるとか高校生方々の御意見も、今、伺いながら進めているところでございまして、利用されるためには利用する方のニーズを踏まえるというのは、これは高校生の問題以前の問題として、施設整備なり施策推進の上で必要なことだと思っておりますので、基本的には今後まだ時間ございますので、今後も支援センターと連携しながら、支援センターとのびすくの整備をする課と、子供企画課でございますが、そこが連携しながら、高校生なりの御意見を伺いながら推進してまいりたいと考えておるところでございます。 23: ◯ふなやま由美委員  ぜひ、推進をしていただきたいと思います。現在、錦町庁舎という点で、子供相談支援センターの立地なんですが、高校生自身にとってみても、わかりづらい場所だと。子供たちが認知して行ってみたいなと思うという点でも、場所を探すことから難しくなっているという点があると思います。子供相談支援センターがもっと市民にわかりやすいように、この機能を前面に出しながら、例えば駅前周辺、中央商店街の中だと気軽に子供たちが飛び込んでいけるような、立地も含めた場所の検討なんかも踏み込んでいく必要があると思いますけれど、現地点での局長の御認識いかがでしょうか。 24: ◯子供未来局長  今、錦町庁舎の2階でしたか、あそこはいろいろ経歴があって、いろいろなものになったりして、現在支援センターになっているところで、私どもといたしましては、あの庁舎の古さ等を考えると、あそこで満足しているわけではございません。ただ立地的には市の中心部に近くて、これからどうコマーシャルするかということは、それは前からの課題ですけれども、あの場所をどうアピールしていくかという問題が課題になっておりますが、市の中心部に近くて、自転車等を利用すれば来やすい場所でもあると思いますので、必ずしもあの場所がふさわしくないとは思っておりませんので、少しでも質の向上を図りながら、利用に向けた周知を図りながら支援センター事業の充実を図ってまいりたいと考えているところでございます。 25: ◯ふなやま由美委員  ぜひ、さまざま検討していただきたいと思います。  最後になるんですが、私は子供未来局のあらゆる施策に貫かれる大切な視点として、子供たちの最善の利益を社会全体が保障していくような、子どもの権利条約を生かした取り組みが隅々まで行き渡る施策展開が必要だと考えています。  複雑化する社会の中で子供たちを取り巻く環境は大きく変わって、特に中学生高校生の年代では自分自身に対する否定的な感情ですとか、自己構成感情をなかなか持てない、あるいは葛藤したり、生きにくさやむかつきを感じるような、大変複雑な時代に生きているのだと思うのです。こういった子供たちが、社会の中で必要とされていて、心配なときには飛び込んでいけるし、あとは自由に友達と話し合えたり、そういう中高生居場所づくりのプランについても、子供たち一緒に考えてつくり上げていく、この取り組みが非常に大事ではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。 26: ◯子供未来局長  子供未来局というお話がございましたけれども、未来局はまさにゼロ歳、妊婦から含めてだと思いますけれども、18歳まで、大人になるまでの人生の前半部分を支える局でございまして、そういう意味ではその主人公である児童、子供というものを施策の中心に据えながら、そのニーズに基づいて政策決定し、かつ実施していくことが我々の任務だと思っているわけでございます。  そういう中で、子供たちを取り巻く、特に乳幼児の段階から子供たちを取り巻く社会の大きな変化の中で子供たちが非常に困難な課題を抱えながら生きているという部分もあるわけでございまして、それを一つずつ取り除きながら、その子が健全に育つということが求められておりますので、そのような視点に立って、ゼロ歳、妊婦からですが、施策を積み上げて支援してまいりたいと考えているところでございます。 27: ◯委員長  ほかにございますか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 28: ◯委員長  なければ、これをもって委員会を閉会いたします。...