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  1. 仙台市議会 2007-10-19
    市民教育協議会 本文 2007-10-19


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※協議会の概要                             開会 午後1時19分                             閉会 午後2時27分 ◯委員長  引き続き、協議会を開会いたします。  まず、企画市民局より報告を願います。 2: ◯企画市民局長  仙台市安全・安心街づくり推進会議におきまして、いわゆる迷惑行為抑止策につきまして検討を進めておったところでございますが、この度、仙台市安全・安心街づくりにおける迷惑行為抑止策検討についてという形で報告書がまとまり、仙台市に報告されましたので、その内容につきまして市民生活課長から御説明いたします。 3: ◯市民生活課長  お手元の資料2に基づきまして御説明いたします。資料の1ページをお開きください。  第1といたしまして今回、迷惑行為抑止策検討した趣旨について記載しております。近年歩きたばこ、ごみのポイ捨てなどの迷惑行為に対し個人のマナーモラルのみに頼るだけではなく、罰則付き条例の制定などより効果的な対策を講じてこれら迷惑行為をなくしていくべきとの要望が市民から寄せられております。迷惑行為はすべてが犯罪であるとは限らないものの、迷惑行為を放置しておくことで社会全体の規範意識を低下させたり、重大な犯罪の発生を誘引する可能性もあることから、罰則付き条例の制定も含め、迷惑行為抑止策について検討したものでございます。  この問題につきましては、法律との関係、あるいは街づくりの視線といったものも含みながら、幅広く議論すべきものと考えまして、仙台安全安心街づくり条例の規定により設置されました、安全・安心街づくり推進会議において専門部会を設置するなどいたしまして、これまで審議してまいりましたが、このたび、その結果が仙台市に報告されたものでございます。  次に、検討対象とした迷惑行為及び検討に当たっての視点について資料の6から7ページに基づいて御説明申し上げます。迷惑行為にはさまざまなものがあり、また何を迷惑行為と感じるかは個人によっても異なりますことから、推進会議においては市民意向調査において抑止すべき迷惑行為と感じている割合の高い10項目、具体的には暴走族の騒音、違法駐車歩きたばこポイ捨て自転車マナー違反公告物など落書き繁華街客引き違法駐留空き家空き地の雑草に関する抑止策について検討を行っております。また、迷惑行為抑止策検討するに当たっては7ページに記載しておりますように、対応方法対応法律条例罰則等あり方三つの視点に加え実効性の確保の観点からも審議を行っております。  続きまして、検討結果について御説明申し上げます。資料の8から10ページをごらんください。10行為迷惑行為検討いたしました結果、新たに罰則による規制検討すべきもの、現行の施策転換による取り組みを継続しながら、罰則による規制検討すべきもの、三つ目として新たな罰則による規制以外の対応によるもの、以上大きく三つに分類して意見がまとめられております。  (1)の新たに罰則による規制検討すべきものといたしましては、歩きたばこポイ捨て落書きの3項目が挙げられております。  次に、(2)現行の施策展開による取り組みを継続しながら、罰則による規制検討すべきものとして違法駐輪が挙げられております。  最後に、(3)といたしまして新たな罰則による規制以外の対応によるものとして、暴走族の騒音、違法駐車自転車走行マナー違反公告物等繁華街客引き空き家空き地の雑草の6項目が挙げられております。  引き続き10ページでございますが、その他(4)といたしまして、迷惑行為全体に対する意見として、各迷惑行為抑止について市民周知する際にはよりわかりやすく、かつ効果的に伝えること。また、市民関係機関団体等が連携し学校教育及び家庭や地域におけるモラル意識の涵養など、そのための環境づくりを行うことが必要であるとの意見が付されております。  さらに、(5)といたしまして監視システムあり方については、費用対効果の観点も含めて規制かつ効率的に運用できるような手法を十分検討する必要があるなど、その運用については慎重に検討する必要があるとの意見が付されております。  仙台市といたしましては、今回推進会議から検討計画検討結果の報告をいただきましたことから、今後迷惑行為抑止に向け周知、啓発を重ね、また、実態調査を実施しながら罰則付き条例の制定も含め、効果的な迷惑行為抑止策についてさらに検討を進めてまいりたいと考えております。 4: ◯委員長  ただいまの報告に対し、質問等があればお願いいたします。 5: ◯すげの直子委員  1点だけ伺います。推進会議に出された意見として罰則による規制だけでなく、行政、市民事業者地域団体等が連携し、迷惑行為抑止に向けた意識の高揚と環境づくりを行うことが必要である。また、監視システムについても市民からは日常生活全般が監視され、ぎすぎすした社会になるおそれがあるとの意見が半数近くあり、運用については身長に検討する必要があるとされています。  こういう観点での検討が十分にされるべきだと思いますが、検討はされてきたのかどうか伺います。
    6: ◯市民生活課長  仙台市では平成15年8月以降、市内中心部歩行禁煙モデルストリートを設定し、キャンペーンを実施するなど歩行禁煙、その他迷惑行為周知には努めてまいったところでございます。今回の報告書におきまして、先ほど御指摘のございましたモラル意識の涵養であるとか、その環境づくり必要性、それからそういった実施に向け適正かつ効率的な運用方法について検討するように求められる意見が付されておりますので、今後仙台市の方で検討するに当たってはそういった点、十分に考慮しながら効果的な抑止策について総合的に検討してまいりたいと考えております。 7: ◯すげの直子委員  出された検討結果には迷惑行為歩きたばこポイ捨て落書きについては罰則による規制検討すべきものというふうになっています。歩きたばこなどは子供を連れて歩いておりますと本当に危険を感じるものですし、こういう行為をなくしていく努力は必要だと思います。モデルストリートでも効果が上がっているという結果も出ていますし、市民との協力協同迷惑行為をなくしていくという努力にこそ、力を注いでいくことを求めておきたいというふうに思います。 8: ◯山口津世子委員  1点だけ確認を、また、教えていただきたいと思います。  自転車走行マナーについてですけれども、これも7番目に載っております。そして死傷者数とか負傷者が年々ふえているという話もありますけれども、13ページには自転車走行マナーの悪さという中で、仙台市の条例は特にないんですが、個々に法律として酒気帯びだとかいろんな罰則等もあります。これを本市としては自転車を利用する方たちにどのように啓発をし、自転車に乗るマナーについて、いろいろ徹底をしてこられていることがあったら教えてください。 9: ◯市民生活課長  本市におきましては、これまで走行ルール周知運転マナー向上のため、交通指導隊による交通安全教室の開催、高校生に対する自転車交通ルール読本の配布あるいは春秋の交通安全運動期間を中心として各区におきまして、警察署交通指導隊安全協会などの関係団体と連携いたしまして、自転車利用者への街頭指導、チラシの配布等を行ってきておりますが、今後その取り組みをさらに強化してまいりたいと思います。 10: ◯山口津世子委員  特に最近、非常に自転車による、太白のモールの近くなんですけれども、私も歩いていて非常にマナーの悪さとか、ちゃんと自転車歩行者とすみ分けしているにもかかわらず、入りまじって動いているという状態も時々、しょっちゅう目にするわけなんですね、やはりこういうことをきちっと教えていくということが大事だと思っております。中には大人の方でお酒を飲んで車は非常に厳しくなっておりますので、飲酒運転は大変なことになるということで、車は置いていくんですが、自転車だったら帰りに乗っても大丈夫だろうというので、フラフラしながら乗っているのも時々見受けることもあるんです。このようなことは違法ですよということを、やはりもっともっと周知してあげなければいけないと思っていますので、ぜひこういう周知の仕方、罰則もあるんですよということをしっかりと周知できるような方法を、もっと考えて取り組んでいただきたいということをお願いして終わります。 11: ◯委員長  ほかに質問はございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 12: ◯委員長  なければ、次に教育局より報告を願います。 13: ◯教育長  教育委員会からは報告事項2件ございます。  まず私の方から、教員懲戒処分につきまして御報告申し上げ、引き続き地域で輝く学校づくりにつきまして教育指導課長より御報告いたします。  初めに懲戒処分事案について御報告申し上げます。平成19年8月30日市立小学校教諭児童買春容疑で逮捕された事件につきまして、先月この場で御報告いたしましたしたけれども、平成19年9月19日嫌疑不十分で不起訴となったことを受けまして、10月12日付で停職6カ月の懲戒処分を行ったところでございます。当該教諭ツーショットダイヤルを利用しまして、結果的に18歳未満の女子高校生を買春したという事実は教員として許されない行為でございまして、社会的に大きな責任を負うべきものでございます。本人は退職届を提出してございまして、処分と同日付で辞職いたしました。他の公務員以上に高度な倫理観自立心の保持が求められる教員が、今回のような事件を引き起こし市民皆様の信頼を大きく損なうことになったことにつきまして、大変残念なことでございまして、市民皆様、また議員の皆様に心からおわび申し上げます。  市教委といたしまして、引き続く飲酒運転事故また今回の不祥事を受けまして、教育公務員としての服務規律の確保を図るために、10月15日仙台教育センターに全校の代表者を集めまして研修会を実施し、各学校での伝達講習会とその報告を義務づけたところでございます。今後さらに不祥事再発防止のための指導徹底を図りまして、信頼の回復に向けて全力を傾け取り組んでまいる所存でございます。 14: ◯教育指導課長  次に、地域で輝く学校づくりにつきまして、資料3に基づきまして報告させていただきます。  教育委員会では平成16年度から、この地域で輝く学校づくりプラン事業を進めてまいりました。その目的は学校における教育活動の成果などを保護者地域社会などに広く公開するとともに、地域の方と一緒に活動することを通して、信頼される学校づくりを目指すことにございます。また、学校教育資源地域への提供など、学校地域の中でより生かされるような基盤づくりと、市民とのパートナーシップによる教育活動の充実にも努めているところでございます。本事業は年間を通してすべての市立学校、幼稚園で取り組むこととなっておりますが、11月を推進重点期間と位置づけております。内容につきましては地域との交流会地域清掃活動教育講演会養護老人施設での交流会職場体験活動など地域の特色を生かした取り組みを考えております。詳細につきましては資料裏面の11月推進重点月間取り組み内容一覧にお示ししておりますので、後ほど御高覧いただきたいと思います。  さらに、教育委員会取り組みといたしまして表の下の方にございますとおり、12月18日に教育フォーラムin仙台を開催いたします。今年度は社会を支える25歳を目指してと題し、自分づくり教育、これは生き方教育仙台版でございますが、これをテーマに実施いたします。教育委員会では本年度4月からこの自分づくり教育を推進するために、三つ研究会を立ち上げ、学校地域、家庭それぞれがどのような視線を展開できるかを検討してまいりました。当日はそれぞれの研究会の座長からこれまでの検討の成果について提言をいただき、連携のあり方について考えてまいります。  なお、貴重講演者として東北大学の菊池武一教授指導公表者として文部科学省宮下総括調査官をお招きし、進むべき方向性の示唆をいただく予定でございます。自立した社会人を育てていくことを目指し、教育委員会といたしましてこの自分づくり教育に今後力を入れていく考えでおります。委員皆様にも後日御案内を差し上げますので、ぜひ御臨席賜りますようお願い申し上げます。 15: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等があればお願いします。 16: ◯小野寺健委員  私からは懲戒処分について質問させていただきたいと思います。  毎月のように報告があるというのは非常に遺憾なことですが、今回の事案に関して停職6カ月といった御判断をされたということをお聞きして、この間の飲酒運転物損事故をされた先生が懲戒免職になって、今回起訴はされていないんですが、しかしながら教育者としての倫理観を問われるような事案において、今回の停職6カ月ということに関して、どうも整合性がとれないなというような感じを受けます。  今回の処分の基礎的なものと、そういった懲戒処分に関する基準を前年につくっていられて、今回それに当てはめたのだと思うんですが、その基準がどうも現実に合っていないのではないかという感じがあります。本来であればこの基準教員の皆さんにやってはいけないよという抑止力にならなければいけないものが、逆にそういうものが余り感じられないというところがありますので、この基準について見直していくことも必要ではないかと思うのですが、その点についてお答えをいただきたいと思います。 17: ◯教育長  委員指摘の点でございますけれども、この処分基準につきましては昨年2月から施行されてございます。その作成に当たりましては、一般の公務員と比べまして教育公務員であるといったような観点から、厳しい基準を定めたところでございまして、この点に関しては御理解いただきたいと考えてございます。  また、抑止力ということに関しましては、この基準を設けることによりまして、こんな行為を行ったらこのような罰則が適用されるということを、教員に示すことによりまして抑止力が発揮されると考えているわけでございますけれども、こういった不祥事再犯防止に関しまして再三にわたる通知、通達のほかにも今月15日には先ほど申し上げましたように、服務規律の確立に向けての研修会を実施しまして、まずこの懲戒処分基準の存在とその趣旨についての徹底を指示しているところでございます。  また、各学校での校内研修徹底に関しましても指示しているところでございまして、懲戒処分基準に関する趣旨設定のほかに、再犯防止に関する各学校での取り組みといったようなことを粘り強く、継続して徹底していくということが重要と考えてございまして、これからそういった取り組みの方を引き続き行ってまいりたいと考えております。 18: ◯小野寺健委員  ぜひお願いをしたいと思います。何か起こるとやはり学校の中でお子さんたちが一番困ると思います。今回のことをよく見ると学校がお休みになると、どうも先生方もそういった事案を起こしやすいというようなこともあると思いますので、これからまだ冬休みは早いですけれども、冬休みに向けて教育委員会が全体となって学校代表者を呼ぶだけでなくて、各学校に入っていただいて指導をもう少し強めていただきたいと思いますが、その点についてお答えいただきたいと思います。 19: ◯教育長  委員の御指摘のように、休日ですとか長期休業中に勤務時間を離れたような場所での不祥事が重なっていることに関しましては、やはりこれは慢心の気持ちの中での自覚のない職員がふえているということの事実があると考えてございます。このことを踏まえまして学校への指導を工夫して徹底してまいりたいと考えてございます。  学校に対しましては、200校すべての学校に入るというのはなかなか難しいと考えてございますけれども、先日不祥事が発生した後、地区ごと講習会を手分けして市教委の方から職員の方が入りまして指導してまいりましたけれども、こういったよりきめ細かな工夫の方を続けてまいりたいと考えてございます。 20: ◯委員長  ほかに質問はございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 21: ◯委員長  なければ、以上で報告事項関係を終了いたします。  この際、当局から報告を受けた事項以外で皆様方から何か質問等がありましたら、お願いいたします。 22: ◯鈴木勇治委員  私からは2点ほどお伺いしたいと思いますが、先に通学路の問題についてお伺いしたいと思います。  最近もそうなんですが、どうも子供たちが夕刻に不幸な事件に遭ったりというふうなことが多いと思います。特に夏から冬の暮れるのが早いというこの時期に非常に多いときでありますけれども。そんな中で教育委員会では通学路学校指定をしていろいろ安全対策安心対策を行っておられる方もいますけれども、まず小学校通学路指定されているところですね、これは今どの程度あって、また最近の動きとしてどのようになっているかデータ的なものですがお示しください。 23: ◯学事課長  小学校指定通学路でございますが、現在仙台市内で1,000キロ超という長さになってございます。それから現在の傾向でございますけれども、現在はどちらかというと新設校が設置された場合、あるいは新しく都市計画道路が開通する等の交通事情の変更があった場合に適宜見直しを行いまして、追加で指定するということを行ってございます。 24: ◯鈴木勇治委員  それでは、中学校ということでは通学路指定というのは行われていないのだろうと思うんですけれども、中学生の通る道というのも同じように安心・安全を保たなければならないというふうなことも含めて、お話をお伺いしているわけですが、今言った小学校指定通学路というのはどのように完了されておりまして、どのような対策を講じられているか、改善するということを行っておられるのかお示しください。 25: ◯学事課長  通学路の管理でございますけれども、一般的には道路管理者が道路としての管理を行っておりますが、その他に学校では通学路安全点検を定期的に行いまして、そちらにいろいろと修繕が必要な箇所等がありましたら、それを関係機関に御要望するというようなことを行っております。 26: ◯鈴木勇治委員  区役所で直接的にやっているというお話でございました。  それと2年前に、全市として点検をしたということのお話でしたが、たしか二、三年前だったと思います。愛宕中学校でも同じようにいろんな痴漢行為があったりとかということで、区役所の方で即座に動いて点検をし、改善されたところがある。確かに改善されたところが多いだろうと思います。しかし、通学路の案件を持ち込みますと区役所の方でもその部分の予算が少ないということもあろうかと思いますけれども、後回しというのが現実だろうというふうに思います。どちらかというと一度生活道路といったところを優先して、その次ということで指定通学路になるというところの街路灯の設置とか、あるいは舗装の改修とかが行われるわけでありますけれども、先ほどお話ししましたとおり子供たち安心・安全が非常に危うい状況であります。教育委員会としても通学路指定をし、この安全安心を保たなければならないということの中でありますから、もう少し積極的に働きかけなり、あるいは予算づけの時点で財政当局との働きかけというふうなことは、もっともっと積極的に行われるべきじゃないかと思います。おおむね区長さんがいらっしゃると思いますけれども、たしか街路灯かなんか修繕の枠を含めて1千万円弱ぐらいしかないというふうな状況も聞いておりますけれども、もし、どの区でもよろしいですから、この程度という予算を示せればお答えいただきたいと思います。 27: ◯泉区長  予算の総額というのは持っていないのですが、照度アップ事業というのをやっておりまして、これは各区とも共通にやっていると思うんですけれども、17年度から5カ年で照度アップをやっていまして、泉区におきましては照度アップを特に通学路からやっていこうということです。  現在2,186灯といいますか、必要なものがございますが、今までのところ51%ほど改良してございます。ですから、この5カ年の中であと20、21年、今年度の後半を残しまして、合わせて例えば通学路については照度アップ事業を完成する予定でございます。 28: ◯鈴木勇治委員  泉区では積極的にやっているということでございますね。  本当に1年とは言えないんですね。加古川市の幼児殺害問題も、これは通学路ではないかもしれません。しかし、道を明るくするこれは我々大人の役目だろうというふうに思います。  特に先ほどお話ししました教育委員会では通学路というのをお持ちでありますから、指定をしているわけですから、その予算づけという点ではもっともっと積極的に財政当局には働きかけていただきたいと思いますし、また、いろんなデータを蓄積して働きかけお願いしたいなというふうに思っております。確かに大変財政事情の中でありますけれども、今の問題は安心安全というところでありますから、ぜひこれをお願いしたいと思いますけれども、教育長、いかがでしょうか。 29: ◯教育長  先ほど御答弁申し上げましたように、整備が必要な箇所につきましては、随時区役所お願いして整備していただいたところでございますけれども、やはり先日の事件もございましたように、今後とも子供たちが安全に通学できるような通学路の整備につきまして、必要な協力の方を関係機関に対して働きかけを行っていきたいと考えてございます。 30: ◯鈴木勇治委員  強く働きかけお願いしたいですね。いつでも聞くと働きかけを行っていく程度で終わっちゃうし、検討しますで終わっちゃうので、非常にこれから一番大切なところでありますから、これについてはぜひ、予算編成時期になってくるわけですからよろしくお願いをしたいと思います。  続いて、ある書物についてお伺いをいたしたいと思います。草薙厚子さんという方が書いた単行本なんですね。これは題名を申し上げますと「僕はパパを殺すことに決めた奈良エリート少年自宅放火事件の真相」ということで、この本は2006年6月20日に奈良県で発生した事件のドキュメンタリーというか、そういった書物ですね。この方は法務省の東京少年鑑別所法務教官ですね、地方局のアナウンサーなんかを経てフリージャーナリストということで書いたわけなんであります。  ちょっとこの書いてある中身、情報といったものに違法性があるような情報の取り方で書いているというか、私としてはかなり強く違法性があるんじゃないかなと思っているんです。というのは出てはならない供述調書が出たり、精神鑑定書を第三者に開示してはいけないものが書かれているということで、いわゆる中身については賛否両論があるということでございます。ただ、犯罪を起こした少年ということの心理的な内面と行動の本当の部分というのが書かれているということで、賛成する方も多い、あるいは家族のあり方ということも含めてこれは公開した方がいいんだということで賛成している方も多いことは確かでありますけれども、この書物に関してなんですが、仙台市内の各図書館でこの著書の購入状況についてはどうなっていますでしょうか。 31: ◯市民図書館長  ただいま委員指摘になられました著書につきましては、仙台市全体の図書館としまして6冊ほど購入して所蔵いたしております。 32: ◯鈴木勇治委員  6冊あるというのは図書館に1冊ずつ配布しているというか、そこで一般市民が見れるようになっているということでございますか。 33: ◯市民図書館長  所蔵していない図書館もございますけれども、各図書館で所蔵しておりまして利用者の方に閲覧に供しているところでございます。 34: ◯鈴木勇治委員  ここでこの書物がいい、悪い、あるいはどのような所感をお持ちですかというようなことは、教育委員会の方には今回は問いただすということはありませんけれども、これは12月に一般質問ででもお話しさせていただきたいというふうに予約をしておきます。  図書館でこういった今話題になっているというか、賛否両論がある本を閲覧に供するかどうかというふうな意思決定というか、こういったところというのはどのようなところで行われておりますか。 35: ◯市民図書館長  図書館で購入いたします本では、図書館は本来、あらゆる図書を収集いたしまして整理保存いたしまして市民皆様に利用に供することが目的でございますので、原則としてはまず供するというのがあると思いますが、ただいまございましたように、この本につきましては社会的にいろいろな話題になっているということで、私どもも早い時点で把握をいたしておりました。ただ、こういったものを私どもとしても、例えば選定基準がございますし、また、図書館が7館ございますけれども、それぞれの館長にもお集まりいただきまして内部で協議いたしまして、今回の場合ですとこの図書自体が店頭での販売が禁止されたということではない、また、図書館での閲覧というものを禁止された、求められたものではないという一つの事実がございましたので、こういったことをもとにいたしまして従来どおり閲覧に供するというのを確認したところでございます。  いろいろ話題になった場合には、こういった基本的なものを考えながらその都度検討して、話題としているところでございます。 36: ◯鈴木勇治委員  先ほどお話ししましたとおり、賛否両論があるというふうなことは事実でありますし、実際、三、四日ほど探して歩いたんですけれども、店頭に置いてないというか売り切れというお店が多かったというくらいで、いわゆる売れたということだそうでありますけれども、こういった書物、私もどうすべきかという明確な意見は持ちあわせていないところでありますけれども、ぜひ、願わくばこういった本を選ぶときに、もう少し公開するというわけではないんですけれども、こういった問題がありますよとか、あるいはこういったところにメリットありますよということで、教育委員会全体で共有できるようになればありがたいなと。  当然、これは図書館にあれば学校にも必要だという部分も出てくるでしょうし、実際この質問の打ち合わせのときにお伺いいたしましたところ、まだ見ていないという方もいらっしゃる。当然、局長さんはこれをごらんになりましたか。 37: ◯教育長  内容等に関しましては、新聞等の著評を読んでおりましたけれども、実物は読んでございません。 38: ◯鈴木勇治委員  ですから、教育という部分にも係ってくる問題だと思いますので、ぜひそういった問題があるよというときには、やっぱり教育委員会全体に伝わるようにぜひお願いをしておきたいと思います。終わります。 39: ◯相沢和紀委員  先週、仙台市が駅前にありますアエルの売却ということで新聞報道等されたわけでありますけれども、この中に仙台市が所管をしますエル・ソーラが入っているわけであります。新聞報道には従来どおりの存続させる方針というふうなことで書いてございますけれども、この辺について何点かお聞きしたいと思います。  まず、所管をしていた都市整備局になるのでしょうか、そこから売却の話が事前に相談なりそういったことがあったのかどうか、まずお伺いいたします。 40: ◯男女共同参画課長  正式にどのような事務作業を進めているのかとか、そういったことは都市整備局からお話を受けてはございませんけれども、売却のような話があって、そういうことを進めているということは伺っておりました。 41: ◯相沢和紀委員  そうしますと、薄々というか内々そういうような動きがあるというふうに認識していたけれども、実際にそれを所管する企画市民局の方にはどういう問題が生じるとか、こういう問題が生じるとか、今後売却した場合に問題が生じないかとか、事前にそういう相談はなかったというふうなことでよろしいでしょうか。 42: ◯男女共同参画課長  御案内のとおり、男女共同参画推進センターにつきまして、私ども、そのあり方について検討をいたしていたわけでございます。その中でそういう動きが進んでいるという状況がございましたので、私どもの方としても先日の第3回定例会で2館体制を維持しつつ、その管理運営費を見直していくというふうなことを定めたわけでございまして、エル・ソーラにつきましてもそこに存続をさせていくというふうなことでございますので、そのようなことを都市整備局にはお願いを申し上げておりました。 43: ◯相沢和紀委員  このアエルを買うというふうになった会社は、不動産を主としたファンドを組んでの資本投機といいますか、資産活用といった会社なわけです。当然、今回の286億数千万円の出資をし、そのフロアを買い取るわけですから当然そこから利益を生み出さなければならない。そしてまた、個人所有、会社所有というふうになるわけですから、固定資産の納税義務も派生をするというふうに考えられます。  これまで仙台市が直接男女共同参画事業団の方に貸し付けていた額と同じ額で借用できるというふうにはならないんじゃないかと推察いたしますが、どのようにお考えでしょうか。 44: ◯男女共同参画課長  都市整備局の方におきまして、これから相手方と譲渡の中身について詰めていくというふうに伺っておりまして、私どもといたしましてもその作業と合わせまして、新たな所有者から賃借を受ける条件についてこれから協議を進めてまいりたいというふうに考えております。できる限り有利な条件で賃借を受けられるように都市整備局とともに協議を進めてまいりたいというふうに考えてございます。 45: ◯相沢和紀委員  その固定資産税、そしてその利益の部分を加味すると、私がその事業者だったら2割ぐらいは上げないともうからないのじゃないかというふうに、単純に思うわけです。この間、エル・パークの存続問題が派生をし、いろいろ議論があって2館体制を存続させるというふうな方向になったわけでありますけれども、今回の家賃の問題が改めて浮上すれば、今後この2館体制の問題についても大きな影響が出てくるんではないかというふうに危惧をするものであります。  また、隣接するところの第一ビルも、再開発でもう一度新しく大きなビルが建つと。そうするとまた人の流れが変わる。当然人の流れが変わればその建物に対する価値も変わるわけでありまして、アエルの31階には中華料理店が入っているわけでありますけれども、そうした展望を目的とした新たな需要というものも想定される。そうすると家賃がまた上がるというふうなことも想定されるわけであります。そういった点について、もう契約が終わって29階、30階分を逆に仙台市が買い取るというふうなことはできないんだろうとは思いますけれども、ぜひこの問題について、十分な会議をお願いしておきたいというふうに思います。  ここで教育局にかかわる問題であります。先月の常任委員会の中で天文台移設にかかわる質問をさせていただきました。その際にPFI事業として今建設、そして来年の7月には開館をしていくという運びになるわけでありますが、その際に契約に関して30年払いということでございますから、長期にわたるので当然そこに係る利率の変動も考慮して契約がなされていました。平成16年の9月30日に契約された時点、そして今回19年10月1日の時点、そしてそれからさらに10年後をもとにその時々の利率に応じて、この契約料を平均して支払っていくというふうになったわけでありますけれども、先月の委員会の場で東京スワップレファレンスレート、通称TSRというふうな表現をされておりましたけれども、この利率について答えが後日というふうに回答されましたので、この場で平成16年9月30日契約締結時の利率と、そして今年10月1日の利率についてお示しいただければと思います。 46: ◯委員長  確認いたします。前段の部分は意見でよろしいですね。 47: ◯相沢和紀委員  はい。 48: ◯生涯学習課長  いまお話のありました入札提案時の基準金利が1.516%でございました。本年10月1日時点での基準金利が1.857%ということになってございます。 49: ◯相沢和紀委員  当然、契約時よりも0.25ポイント近く上がったということになれば、全体にかかわる費用がふえるというふうに理解してよろしいわけですね。 50: ◯生涯学習課長  この結果、施設整備費の相当額に係る金利相当額は、約2億8000万円増加するような形になります。 51: ◯相沢和紀委員  当然、事業主、やる方も利益を追求して参画するわけですから、仕方のないことでございますけれども、今後ともこういったPFI事業について、やはり当初の思い描いた支出にかかわらず、時代そしてまた経済状況によって変化をするんだということについても、ぜひ当局側としても認識をよろしくお願いしたいというふうに思います。  もう1点、天文台に関して前回もちょっとお話しさせていただきましたけれども、移動天文台ベガ号の関係でございます。これについてはよく資料を調べましたら、当局のおっしゃったとおり無償貸与をして運用をするんだというふうなことでありました。なお、このPFI事業を担う業者との間で取り交わされた文書の中に、維持費及び税、損害保険料の負担は本市とするという項目がございました。  簡単に言えば、4年後には職員がいなくなってすべて新会社というか事業主が運行、運用するというふうになります。そうしたときに無償貸与としたものがどのような状況にあるかというのを把握する。車だけじゃなくて実際に業務を運用するに当たって、大変分厚い契約書をすべて一語一句わかった上で、管理していかなければならないという大変な問題が生じるんじゃないかなと危惧をいたしました。それに対してどの程度車の更新とかタイヤの更新、交換、細かな部品等についても本当に細かなことになるんだと思います。それをだれが担当するのかというのは、意外と大きな事業の中で見えてこなくなってしまうんじゃないかという、そういう引き継ぎなんかも本当にできていくのだろうかというのが危惧したところでございます。  加えて質問になりますけれども、10年ごとに更新をすると書かれており、いま使われているベガ号は1993年に購入したものでございます。契約書を見ますと4年後に更新となりますから2012年ごろに更新になり、19年間使う計算になります。この契約では10年ごとに交換をするというのは非常に唐突な内容になっているんじゃないかというふうに思います。差し上げたわけじゃなくて無償貸与ですから、貸しているわけですからぜひ、この件について取り交わした文書にかかわらず、使用年限、状態を見てきちっと精査をして更新に当たっていただきたい。このことについてどのように考えるかお答えいただきたいと思います。 52: ◯生涯学習課長  事業につきましてはモニタリングを毎年実施する中で、いろいろ協議をしながら進めていくことにしておりますので、そのような中で協議をしながら進めていきたいと思います。 53: ◯委員長  ほかに質問はございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 54: ◯委員長  なければ、これをもって協議会を閉会いたします。...