6:
◯市民生活課長 仙台市では
平成15年8月以降、
市内中心部に
歩行禁煙モデルストリートを設定し、キャンペーンを実施するなど
歩行禁煙、その他
迷惑行為の
周知には努めてまいったところでございます。今回の
報告書におきまして、先ほど御
指摘のございました
モラル意識の涵養であるとか、その
環境づくりの
必要性、それからそういった実施に向け適正かつ効率的な
運用方法について
検討するように求められる
意見が付されておりますので、今後
仙台市の方で
検討するに当たってはそういった点、十分に考慮しながら効果的な
抑止策について総合的に
検討してまいりたいと考えております。
7: ◯すげの
直子委員 出された
検討結果には
迷惑行為の
歩きたばこ、
ポイ捨て、
落書きについては
罰則による
規制を
検討すべきものというふうになっています。
歩きたばこなどは子供を連れて歩いておりますと本当に危険を感じるものですし、こういう
行為をなくしていく努力は必要だと思います。
モデルストリートでも効果が上がっているという結果も出ていますし、
市民との
協力協同で
迷惑行為をなくしていくという努力にこそ、力を注いでいくことを求めておきたいというふうに思います。
8:
◯山口津世子委員 1点だけ確認を、また、教えていただきたいと思います。
自転車走行の
マナーについてですけれども、これも7番目に載っております。そして
死傷者数とか
負傷者が年々ふえているという話もありますけれども、13ページには
自転車走行の
マナーの悪さという中で、
仙台市の
条例は特にないんですが、個々に法律として酒気帯びだとかいろんな
罰則等もあります。これを本市としては
自転車を利用する方たちにどのように啓発をし、
自転車に乗る
マナーについて、いろいろ
徹底をしてこられていることがあったら教えてください。
9:
◯市民生活課長 本市におきましては、これまで
走行ルールの
周知や
運転マナー向上のため、
交通指導隊による
交通安全教室の開催、
高校生に対する
自転車交通ルール読本の配布あるいは春秋の
交通安全運動期間を中心として各区におきまして、
警察署、
交通指導隊、
安全協会などの
関係団体と連携いたしまして、
自転車利用者への
街頭指導、チラシの
配布等を行ってきておりますが、今後その
取り組みをさらに強化してまいりたいと思います。
10:
◯山口津世子委員 特に最近、非常に
自転車による、太白のモールの近くなんですけれども、私も歩いていて非常に
マナーの悪さとか、ちゃんと
自転車と
歩行者とすみ分けしているにもかかわらず、入りまじって動いているという状態も時々、しょっちゅう目にするわけなんですね、やはりこういうことをきちっと教えていくということが大事だと思っております。中には大人の方でお酒を飲んで車は非常に厳しくなっておりますので、
飲酒運転は大変なことになるということで、車は置いていくんですが、
自転車だったら帰りに乗っても大丈夫だろうというので、フラフラしながら乗っているのも時々見受けることもあるんです。このようなことは違法ですよということを、やはりもっともっと
周知してあげなければいけないと思っていますので、ぜひこういう
周知の仕方、
罰則もあるんですよということをしっかりと
周知できるような方法を、もっと考えて取り組んでいただきたいということを
お願いして終わります。
11:
◯委員長 ほかに質問はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
12:
◯委員長 なければ、次に
教育局より
報告を願います。
13:
◯教育長 教育委員会からは
報告事項2件ございます。
まず私の方から、
教員の
懲戒処分につきまして御
報告申し上げ、引き続き
地域で輝く
学校づくりにつきまして
教育指導課長より御
報告いたします。
初めに
懲戒処分事案について御
報告申し上げます。
平成19年8月30日
市立小学校教諭が
児童買春容疑で逮捕された
事件につきまして、先月この場で御
報告いたしましたしたけれども、
平成19年9月19日嫌疑不十分で不起訴となったことを受けまして、10月12日付で停職6カ月の
懲戒処分を行ったところでございます。
当該教諭が
ツーショットダイヤルを利用しまして、結果的に18歳未満の
女子高校生を買春したという事実は
教員として許されない
行為でございまして、
社会的に大きな責任を負うべきものでございます。本人は
退職届を提出してございまして、
処分と同日付で辞職いたしました。他の
公務員以上に高度な
倫理観と
自立心の保持が求められる
教員が、今回のような
事件を引き起こし
市民の
皆様の信頼を大きく損なうことになったことにつきまして、大変残念なことでございまして、
市民の
皆様、また議員の
皆様に心からおわび申し上げます。
市教委といたしまして、引き続く
飲酒運転事故また今回の
不祥事を受けまして、
教育公務員としての
服務規律の確保を図るために、10月15日
仙台市
教育センターに全校の
代表者を集めまして
研修会を実施し、各
学校での
伝達講習会とその
報告を義務づけたところでございます。今後さらに
不祥事再発防止のための
指導徹底を図りまして、信頼の回復に向けて全力を傾け取り組んでまいる所存でございます。
14:
◯教育指導課長 次に、
地域で輝く
学校づくりにつきまして、
資料3に基づきまして
報告させていただきます。
教育委員会では
平成16年度から、この
地域で輝く
学校づくりプラン事業を進めてまいりました。その目的は
学校における
教育活動の成果などを
保護者や
地域社会などに広く公開するとともに、
地域の方と一緒に活動することを通して、信頼される
学校づくりを目指すことにございます。また、
学校の
教育資源の
地域への提供など、
学校が
地域の中でより生かされるような
基盤づくりと、
市民とのパートナーシップによる
教育活動の充実にも努めているところでございます。本事業は年間を通してすべての
市立学校、幼稚園で取り組むこととなっておりますが、11月を
推進重点期間と位置づけております。
内容につきましては
地域との
交流会、
地域清掃活動、
教育講演会、
養護老人施設での
交流会、
職場体験活動など
地域の特色を生かした
取り組みを考えております。詳細につきましては
資料裏面の11月
推進重点月間の
取り組み内容一覧にお示ししておりますので、後ほど御高覧いただきたいと思います。
さらに、
教育委員会の
取り組みといたしまして表の下の方にございますとおり、12月18日に
教育フォーラムin仙台を開催いたします。今年度は
社会を支える25歳を目指してと題し、
自分づくり教育、これは
生き方教育仙台版でございますが、これをテーマに実施いたします。
教育委員会では本年度4月からこの
自分づくり教育を推進するために、
三つの
研究会を立ち上げ、
学校、
地域、家庭それぞれがどのような視線を展開できるかを
検討してまいりました。当日はそれぞれの
研究会の座長からこれまでの
検討の成果について提言をいただき、連携の
あり方について考えてまいります。
なお、
貴重講演者として東北大学の
菊池武一教授、
指導公表者として
文部科学省の
宮下総括調査官をお招きし、進むべき
方向性の示唆をいただく予定でございます。自立した
社会人を育てていくことを目指し、
教育委員会といたしましてこの
自分づくり教育に今後力を入れていく考えでおります。
委員の
皆様にも後日御案内を差し上げますので、ぜひ御臨席賜りますよう
お願い申し上げます。
15:
◯委員長 ただいまの
報告に対し、何か
質問等があれば
お願いします。
16:
◯小野寺健委員 私からは
懲戒処分について質問させていただきたいと思います。
毎月のように
報告があるというのは非常に遺憾なことですが、今回の
事案に関して停職6カ月といった御判断をされたということをお聞きして、この間の
飲酒運転で
物損事故をされた先生が
懲戒免職になって、今回起訴はされていないんですが、しかしながら
教育者としての
倫理観を問われるような
事案において、今回の停職6カ月ということに関して、どうも
整合性がとれないなというような感じを受けます。
今回の
処分の基礎的なものと、そういった
懲戒処分に関する
基準を前年につくっていられて、今回それに当てはめたのだと思うんですが、その
基準がどうも現実に合っていないのではないかという感じがあります。本来であればこの
基準が
教員の皆さんにやってはいけないよという
抑止力にならなければいけないものが、逆にそういうものが余り感じられないというところがありますので、この
基準について見直していくことも必要ではないかと思うのですが、その点についてお答えをいただきたいと思います。
17:
◯教育長 委員御
指摘の点でございますけれども、この
処分基準につきましては昨年2月から施行されてございます。その作成に当たりましては、一般の
公務員と比べまして
教育公務員であるといったような
観点から、厳しい
基準を定めたところでございまして、この点に関しては御理解いただきたいと考えてございます。
また、
抑止力ということに関しましては、この
基準を設けることによりまして、こんな
行為を行ったらこのような
罰則が適用されるということを、
教員に示すことによりまして
抑止力が発揮されると考えているわけでございますけれども、こういった
不祥事の
再犯防止に関しまして再三にわたる通知、通達のほかにも今月15日には先ほど申し上げましたように、
服務規律の確立に向けての
研修会を実施しまして、まずこの
懲戒処分の
基準の存在とその趣旨についての
徹底を指示しているところでございます。
また、各
学校での
校内研修の
徹底に関しましても指示しているところでございまして、
懲戒処分の
基準に関する
趣旨設定のほかに、
再犯防止に関する各
学校での
取り組みといったようなことを粘り強く、継続して
徹底していくということが重要と考えてございまして、これからそういった
取り組みの方を引き続き行ってまいりたいと考えております。
18:
◯小野寺健委員 ぜひ
お願いをしたいと思います。何か起こるとやはり
学校の中で
お子さんたちが一番困ると思います。今回のことをよく見ると
学校がお休みになると、どうも
先生方もそういった
事案を起こしやすいというようなこともあると思いますので、これからまだ
冬休みは早いですけれども、
冬休みに向けて
教育委員会が全体となって
学校の
代表者を呼ぶだけでなくて、各
学校に入っていただいて
指導をもう少し強めていただきたいと思いますが、その点についてお答えいただきたいと思います。
19:
◯教育長 委員の御
指摘のように、休日ですとか
長期休業中に勤務時間を離れたような場所での
不祥事が重なっていることに関しましては、やはりこれは慢心の気持ちの中での自覚のない職員がふえているということの事実があると考えてございます。このことを踏まえまして
学校への
指導を工夫して
徹底してまいりたいと考えてございます。
学校に対しましては、200校すべての
学校に入るというのはなかなか難しいと考えてございますけれども、先日
不祥事が発生した後、
地区ごとの
講習会を手分けして
市教委の方から職員の方が入りまして
指導してまいりましたけれども、こういったよりきめ細かな工夫の方を続けてまいりたいと考えてございます。
20:
◯委員長 ほかに質問はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
21:
◯委員長 なければ、以上で
報告事項関係を終了いたします。
この際、当局から
報告を受けた事項以外で
皆様方から何か
質問等がありましたら、
お願いいたします。
22:
◯鈴木勇治委員 私からは2点ほどお伺いしたいと思いますが、先に
通学路の問題についてお伺いしたいと思います。
最近もそうなんですが、どうも
子供たちが夕刻に不幸な
事件に遭ったりというふうなことが多いと思います。特に夏から冬の暮れるのが早いというこの時期に非常に多いときでありますけれども。そんな中で
教育委員会では
通学路を
学校で
指定をしていろいろ
安全対策、
安心対策を行っておられる方もいますけれども、まず
小学校の
通学路に
指定されているところですね、これは今どの程度あって、また最近の動きとしてどのようになっているかデータ的なものですがお示しください。
23:
◯学事課長 小学校の
指定通学路でございますが、現在
仙台市内で1,000キロ超という長さになってございます。それから現在の傾向でございますけれども、現在はどちらかというと
新設校が設置された場合、あるいは新しく
都市計画道路が開通する等の
交通事情の変更があった場合に適宜見直しを行いまして、追加で
指定するということを行ってございます。
24:
◯鈴木勇治委員 それでは、中
学校ということでは
通学路指定というのは行われていないのだろうと思うんですけれども、中学生の通る道というのも同じように
安心・安全を保たなければならないというふうなことも含めて、お話をお伺いしているわけですが、今言った
小学校の
指定通学路というのはどのように完了されておりまして、どのような対策を講じられているか、改善するということを行っておられるのかお示しください。
25:
◯学事課長 通学路の管理でございますけれども、一般的には
道路管理者が道路としての管理を行っておりますが、その他に
学校では
通学路の
安全点検を定期的に行いまして、そちらにいろいろと修繕が必要な
箇所等がありましたら、それを
関係機関に御要望するというようなことを行っております。
26:
◯鈴木勇治委員 区役所で直接的にやっているというお話でございました。
それと2年前に、全市として点検をしたということのお話でしたが、たしか二、三年前だったと思います。
愛宕中学校でも同じようにいろんな
痴漢行為があったりとかということで、
区役所の方で即座に動いて点検をし、改善されたところがある。確かに改善されたところが多いだろうと思います。しかし、
通学路の案件を持ち込みますと
区役所の方でもその部分の
予算が少ないということもあろうかと思いますけれども、後回しというのが現実だろうというふうに思います。どちらかというと一度
生活道路といったところを優先して、その次ということで
指定通学路になるというところの
街路灯の設置とか、あるいは舗装の改修とかが行われるわけでありますけれども、先ほどお話ししましたとおり
子供たちの
安心・安全が非常に危うい状況であります。
教育委員会としても
通学路の
指定をし、この
安全安心を保たなければならないということの中でありますから、もう少し積極的に
働きかけなり、あるいは
予算づけの時点で
財政当局との
働きかけというふうなことは、もっともっと積極的に行われるべきじゃないかと思います。おおむね区長さんがいらっしゃると思いますけれども、たしか
街路灯かなんか修繕の枠を含めて1千万円弱ぐらいしかないというふうな状況も聞いておりますけれども、もし、どの区でもよろしいですから、この程度という
予算を示せればお答えいただきたいと思います。
27:
◯泉区長 予算の総額というのは持っていないのですが、
照度アップ事業というのをやっておりまして、これは各区とも共通にやっていると思うんですけれども、17年度から5カ年で
照度アップをやっていまして、泉区におきましては
照度アップを特に
通学路からやっていこうということです。
現在2,186灯といいますか、必要なものがございますが、今までのところ51%ほど改良してございます。ですから、この5カ年の中であと20、21年、今年度の後半を残しまして、合わせて例えば
通学路については
照度アップ事業を完成する予定でございます。
28:
◯鈴木勇治委員 泉区では積極的にやっているということでございますね。
本当に1年とは言えないんですね。加古川市の幼児殺害問題も、これは
通学路ではないかもしれません。しかし、道を明るくするこれは我々大人の役目だろうというふうに思います。
特に先ほどお話ししました
教育委員会では
通学路というのをお持ちでありますから、
指定をしているわけですから、その
予算づけという点ではもっともっと積極的に
財政当局には
働きかけていただきたいと思いますし、また、いろんなデータを蓄積して
働きかけを
お願いしたいなというふうに思っております。確かに
大変財政事情の中でありますけれども、今の問題は
安心安全というところでありますから、ぜひこれを
お願いしたいと思いますけれども、
教育長、いかがでしょうか。
29:
◯教育長 先ほど御答弁申し上げましたように、整備が必要な箇所につきましては、
随時区役所に
お願いして整備していただいたところでございますけれども、やはり先日の
事件もございましたように、今後とも
子供たちが安全に通学できるような
通学路の整備につきまして、必要な協力の方を
関係機関に対して
働きかけを行っていきたいと考えてございます。
30:
◯鈴木勇治委員 強く
働きかけを
お願いしたいですね。いつでも聞くと
働きかけを行っていく程度で終わっちゃうし、
検討しますで終わっちゃうので、非常にこれから一番大切なところでありますから、これについてはぜひ、
予算編成時期になってくるわけですからよろしく
お願いをしたいと思います。
続いて、ある書物についてお伺いをいたしたいと思います。
草薙厚子さんという方が書いた単行本なんですね。これは題名を申し上げますと「僕はパパを殺すことに決めた
奈良エリート少年自宅放火事件の真相」ということで、この本は2006年6月20日に奈良県で発生した
事件のドキュメンタリーというか、そういった書物ですね。この方は法務省の
東京少年鑑別所法務教官ですね、
地方局のアナウンサーなんかを経て
フリージャーナリストということで書いたわけなんであります。
ちょっとこの書いてある中身、情報といったものに
違法性があるような情報の取り方で書いているというか、私としてはかなり強く
違法性があるんじゃないかなと思っているんです。というのは出てはならない
供述調書が出たり、
精神鑑定書を第三者に開示してはいけないものが書かれているということで、いわゆる中身については
賛否両論があるということでございます。ただ、犯罪を起こした少年ということの心理的な内面と行動の本当の部分というのが書かれているということで、賛成する方も多い、あるいは家族の
あり方ということも含めてこれは公開した方がいいんだということで賛成している方も多いことは確かでありますけれども、この書物に関してなんですが、
仙台市内の各
図書館でこの著書の
購入状況についてはどうなっていますでしょうか。
31:
◯市民図書館長 ただいま
委員御
指摘になられました著書につきましては、
仙台市全体の
図書館としまして6冊ほど購入して所蔵いたしております。
32:
◯鈴木勇治委員 6冊あるというのは
図書館に1冊ずつ配布しているというか、そこで一般
市民が見れるようになっているということでございますか。
33:
◯市民図書館長 所蔵していない
図書館もございますけれども、各
図書館で所蔵しておりまして利用者の方に閲覧に供しているところでございます。
34:
◯鈴木勇治委員 ここでこの書物がいい、悪い、あるいはどのような所感をお持ちですかというようなことは、
教育委員会の方には今回は問いただすということはありませんけれども、これは12月に一般質問ででもお話しさせていただきたいというふうに予約をしておきます。
図書館でこういった今話題になっているというか、
賛否両論がある本を閲覧に供するかどうかというふうな意思決定というか、こういったところというのはどのようなところで行われておりますか。
35:
◯市民図書館長 図書館で購入いたします本では、
図書館は本来、あらゆる図書を収集いたしまして整理保存いたしまして
市民の
皆様に利用に供することが目的でございますので、原則としてはまず供するというのがあると思いますが、ただいまございましたように、この本につきましては
社会的にいろいろな話題になっているということで、私どもも早い時点で把握をいたしておりました。ただ、こういったものを私どもとしても、例えば選定
基準がございますし、また、
図書館が7館ございますけれども、それぞれの館長にもお集まりいただきまして内部で協議いたしまして、今回の場合ですとこの図書自体が店頭での販売が禁止されたということではない、また、
図書館での閲覧というものを禁止された、求められたものではないという一つの事実がございましたので、こういったことをもとにいたしまして従来どおり閲覧に供するというのを確認したところでございます。
いろいろ話題になった場合には、こういった基本的なものを考えながらその都度
検討して、話題としているところでございます。
36:
◯鈴木勇治委員 先ほどお話ししましたとおり、
賛否両論があるというふうなことは事実でありますし、実際、三、四日ほど探して歩いたんですけれども、店頭に置いてないというか売り切れというお店が多かったというくらいで、いわゆる売れたということだそうでありますけれども、こういった書物、私もどうすべきかという明確な
意見は持ちあわせていないところでありますけれども、ぜひ、願わくばこういった本を選ぶときに、もう少し公開するというわけではないんですけれども、こういった問題がありますよとか、あるいはこういったところにメリットありますよということで、
教育委員会全体で共有できるようになればありがたいなと。
当然、これは
図書館にあれば
学校にも必要だという部分も出てくるでしょうし、実際この質問の打ち合わせのときにお伺いいたしましたところ、まだ見ていないという方もいらっしゃる。当然、局長さんはこれをごらんになりましたか。
37:
◯教育長 内容等に関しましては、新聞等の著評を読んでおりましたけれども、実物は読んでございません。
38:
◯鈴木勇治委員 ですから、教育という部分にも係ってくる問題だと思いますので、ぜひそういった問題があるよというときには、やっぱり
教育委員会全体に伝わるようにぜひ
お願いをしておきたいと思います。終わります。
39: ◯相沢和紀
委員 先週、
仙台市が駅前にありますアエルの売却ということで新聞報道等されたわけでありますけれども、この中に
仙台市が所管をしますエル・ソーラが入っているわけであります。新聞報道には従来どおりの存続させる方針というふうなことで書いてございますけれども、この辺について何点かお聞きしたいと思います。
まず、所管をしていた都市整備局になるのでしょうか、そこから売却の話が事前に相談なりそういったことがあったのかどうか、まずお伺いいたします。
40: ◯男女共同参画課長 正式にどのような事務作業を進めているのかとか、そういったことは都市整備局からお話を受けてはございませんけれども、売却のような話があって、そういうことを進めているということは伺っておりました。
41: ◯相沢和紀
委員 そうしますと、薄々というか内々そういうような動きがあるというふうに認識していたけれども、実際にそれを所管する
企画市民局の方にはどういう問題が生じるとか、こういう問題が生じるとか、今後売却した場合に問題が生じないかとか、事前にそういう相談はなかったというふうなことでよろしいでしょうか。
42: ◯男女共同参画課長 御案内のとおり、男女共同参画推進センターにつきまして、私ども、その
あり方について
検討をいたしていたわけでございます。その中でそういう動きが進んでいるという状況がございましたので、私どもの方としても先日の第3回定例会で2館体制を維持しつつ、その管理運営費を見直していくというふうなことを定めたわけでございまして、エル・ソーラにつきましてもそこに存続をさせていくというふうなことでございますので、そのようなことを都市整備局には
お願いを申し上げておりました。
43: ◯相沢和紀
委員 このアエルを買うというふうになった会社は、不動産を主としたファンドを組んでの資本投機といいますか、資産活用といった会社なわけです。当然、今回の286億数千万円の出資をし、そのフロアを買い取るわけですから当然そこから利益を生み出さなければならない。そしてまた、個人所有、会社所有というふうになるわけですから、固定資産の納税義務も派生をするというふうに考えられます。
これまで
仙台市が直接男女共同参画事業団の方に貸し付けていた額と同じ額で借用できるというふうにはならないんじゃないかと推察いたしますが、どのようにお考えでしょうか。
44: ◯男女共同参画課長 都市整備局の方におきまして、これから相手方と譲渡の中身について詰めていくというふうに伺っておりまして、私どもといたしましてもその作業と合わせまして、新たな所有者から賃借を受ける条件についてこれから協議を進めてまいりたいというふうに考えております。できる限り有利な条件で賃借を受けられるように都市整備局とともに協議を進めてまいりたいというふうに考えてございます。
45: ◯相沢和紀
委員 その固定資産税、そしてその利益の部分を加味すると、私がその
事業者だったら2割ぐらいは上げないともうからないのじゃないかというふうに、単純に思うわけです。この間、エル・パークの存続問題が派生をし、いろいろ議論があって2館体制を存続させるというふうな方向になったわけでありますけれども、今回の家賃の問題が改めて浮上すれば、今後この2館体制の問題についても大きな影響が出てくるんではないかというふうに危惧をするものであります。
また、隣接するところの第一ビルも、再開発でもう一度新しく大きなビルが建つと。そうするとまた人の流れが変わる。当然人の流れが変わればその建物に対する価値も変わるわけでありまして、アエルの31階には中華料理店が入っているわけでありますけれども、そうした展望を目的とした新たな需要というものも想定される。そうすると家賃がまた上がるというふうなことも想定されるわけであります。そういった点について、もう契約が終わって29階、30階分を逆に
仙台市が買い取るというふうなことはできないんだろうとは思いますけれども、ぜひこの問題について、十分な会議を
お願いしておきたいというふうに思います。
ここで
教育局にかかわる問題であります。先月の常任
委員会の中で天文台移設にかかわる質問をさせていただきました。その際にPFI事業として今建設、そして来年の7月には開館をしていくという運びになるわけでありますが、その際に契約に関して30年払いということでございますから、長期にわたるので当然そこに係る利率の変動も考慮して契約がなされていました。
平成16年の9月30日に契約された時点、そして今回19年10月1日の時点、そしてそれからさらに10年後をもとにその時々の利率に応じて、この契約料を平均して支払っていくというふうになったわけでありますけれども、先月の
委員会の場で東京スワップレファレンスレート、通称TSRというふうな表現をされておりましたけれども、この利率について答えが後日というふうに回答されましたので、この場で
平成16年9月30日契約締結時の利率と、そして今年10月1日の利率についてお示しいただければと思います。
46:
◯委員長 確認いたします。前段の部分は
意見でよろしいですね。
47: ◯相沢和紀
委員 はい。
48: ◯生涯学習課長 いまお話のありました入札提案時の
基準金利が1.516%でございました。本年10月1日時点での
基準金利が1.857%ということになってございます。
49: ◯相沢和紀
委員 当然、契約時よりも0.25ポイント近く上がったということになれば、全体にかかわる費用がふえるというふうに理解してよろしいわけですね。
50: ◯生涯学習課長 この結果、施設整備費の相当額に係る金利相当額は、約2億8000万円増加するような形になります。
51: ◯相沢和紀
委員 当然、事業主、やる方も利益を追求して参画するわけですから、仕方のないことでございますけれども、今後ともこういったPFI事業について、やはり当初の思い描いた支出にかかわらず、時代そしてまた経済状況によって変化をするんだということについても、ぜひ当局側としても認識をよろしく
お願いしたいというふうに思います。
もう1点、天文台に関して前回もちょっとお話しさせていただきましたけれども、移動天文台ベガ号の関係でございます。これについてはよく
資料を調べましたら、当局のおっしゃったとおり無償貸与をして運用をするんだというふうなことでありました。なお、このPFI事業を担う業者との間で取り交わされた文書の中に、維持費及び税、損害保険料の負担は本市とするという項目がございました。
簡単に言えば、4年後には職員がいなくなってすべて新会社というか事業主が運行、運用するというふうになります。そうしたときに無償貸与としたものがどのような状況にあるかというのを把握する。車だけじゃなくて実際に業務を運用するに当たって、大変分厚い契約書をすべて一語一句わかった上で、管理していかなければならないという大変な問題が生じるんじゃないかなと危惧をいたしました。それに対してどの程度車の更新とかタイヤの更新、交換、細かな部品等についても本当に細かなことになるんだと思います。それをだれが担当するのかというのは、意外と大きな事業の中で見えてこなくなってしまうんじゃないかという、そういう引き継ぎなんかも本当にできていくのだろうかというのが危惧したところでございます。
加えて質問になりますけれども、10年ごとに更新をすると書かれており、いま使われているベガ号は1993年に購入したものでございます。契約書を見ますと4年後に更新となりますから2012年ごろに更新になり、19年間使う計算になります。この契約では10年ごとに交換をするというのは非常に唐突な
内容になっているんじゃないかというふうに思います。差し上げたわけじゃなくて無償貸与ですから、貸しているわけですからぜひ、この件について取り交わした文書にかかわらず、使用年限、状態を見てきちっと精査をして更新に当たっていただきたい。このことについてどのように考えるかお答えいただきたいと思います。
52: ◯生涯学習課長 事業につきましてはモニタリングを毎年実施する中で、いろいろ協議をしながら進めていくことにしておりますので、そのような中で協議をしながら進めていきたいと思います。
53:
◯委員長 ほかに質問はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
54:
◯委員長 なければ、これをもって
協議会を閉会いたします。...