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  1. 山形市議会 2003-06-10
    平成15年建設委員会( 6月10日)


    取得元: 山形市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-17
    平成15年建設委員会( 6月10日) 建設委員会   日   時   6月10日(火) 10時31分〜10時58分 場   所   第5委員会室 出席委員    石沢秀夫鑓水一美渡辺 元,丸子善弘今野誠一高橋 博,         鈴木善太郎渡辺弥寿雄酒井靖悦 欠席委員    なし 当局出席者   建設部長都市開発部長下水道部長水道部長関係課長等 委員長席    石沢秀夫 審査事項    1.議第48号  工事請負契約締結について(公共下水道第                  6001工区(脱臭設備工事)         2.議第50号  山形市営住宅条例の一部改正について         3.報告事項         (1)山形土地開発公社債務保証状況等について         (2)山形土地開発公社平成14年度決算及び平成15年度事            業計画等について         (3)市営駐車場共通回数券導入について         (4)市営住宅家賃滞納者への訴訟進行状況について         (5)都市計画道路整備状況について
            (6)財団法人山形水道サービスセンター平成14年度決算及            び平成15年度事業計画等について         4.行政視察について         5.その他      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 1.議第48号  工事請負契約締結について(公共下水道第6001工区(脱臭設備工事)  浄化センター所長から説明を受けた後,質疑に入った。その主な内容は次のとおり。 ○委員   コンポスト販売利用の仕方など,どういう長期計画を持っているのか。また,今回は脱臭設備老朽化が激しくて更新ということであるが,処理場全体の老朽化については,どのような状態であり,今後どのような計画更新していくのか。 ○浄化センター所長   更新については,計画的にやっていく予定である。コンポストの生産,販売については,季節変動が著しい商品であり,地元消費を目指し,普及促進に努めているところである。前年度,前明石ケーキ処理場コンポストを乾燥・造粒している製品化設備新設工事を行い,消費者のニーズに合った製品を造って,品質向上に努めている状況である。 ○委員   こういった施設周辺の環境の状況もあるし,清掃工場のようなものとは言わないが,新たな建設計画改修となれば,にわかにはできないだろうと思う。長期的な見通しの中で計画を立てていく必要があると思うがどうか。 ○浄化センター所長   建物や機械などには耐用年数があるので,耐用年数が来たものについては更新していく考えである。 ○委員   地元でもコンポストを使っている人が多少いるが,水銀土壌に残るということで,あまり長く使うと土壌汚染につながる,という声が聞こえてくる。誤って下水に流れた水銀が,汚泥の中に混入するということが心配されるが,完全に除害されているのか。 ○浄化センター所長   水銀については,除害設備を設置しているので,対策は万全である。 ○委員   汚泥の産物ということでの抵抗もあるようなので,安全面をもう少し宣伝していって欲しい。  大要以上の後,全員異議なく同意すべきものと決した。 2.議第50号  山形市営住宅条例の一部改正について  住宅課長から説明を受けた後,質疑に入った。その主な内容は次のとおり。 ○委員   条例改正についてはいいが,現在,薬師住宅の中に入っている商店については,いつまで営業できるのか。 ○住宅課長   床屋商店の2つの店舗が入っているが,床屋については移転の書類にハンコを押していただいて合意しており,8月末までに移転していただくことになっている。商店については,現在交渉中で,まだ合意には至っていない。ただ,今年度で除却する計画をしているので,除却するまでの間には交渉をまとめたいと考えている。よって,営業については,最大延びても10月いっぱいくらいまでで,できるだけ早く交渉がまとまるよう努力していきたい。 ○委員   間もなく銅町住宅が完成し,入居が開始され,その際に優先されるのが,現在,薬師住宅に入っている入居者であり,一部残る方もあると思うが,かなりの方が銅町住宅移転すると思われる。現在,薬師住宅には,20世帯中国からの帰国者等が住んでいるが,ほかの入居者との間でトラブルが日常的に発生していると聞いている。以前から,町内会でも市長陳情しているが,人間関係の問題ということもあり,また,言葉も通じない,生活習慣違い等,なかなか難しい面がある。器物損壊など悪らつな行為もあると聞いているが,この20世帯のうち,どのくらいが銅町住宅移転することになるのか。 ○住宅課長   銅町住宅は,薬師住宅の建て替えということで,基本的には,現在,薬師住宅入居している方々が,銅町住宅に入っていただくことになる。ただ,薬師住宅178戸のうち,銅町住宅が118戸,現地に残る住宅が60戸である。20戸の中国からの帰国者等のうち,今回,銅町住宅移転するのは15世帯予定している。トラブルの件は承知しており,市としても適宜対応しているが,お互い感情的になっている面もあり,なかなか解決が難しい状況である。 ○委員   町内会行政が介入するべきものではないと思うが,住宅完成移転後,どうなるのか。 ○住宅課長   銅町町内会からは,118戸移転してくれば,新たに銅町住宅だけの自治組織を作るように言われているので,その旨,入居者説明していきたい。 ○委員   銅町住宅高齢者世話付住宅を設けており,銅町デイサービスセンター床続きになるわけであるが,緊急通報システム生活援助員の派遣について,銅町デイサービスセンターとはどのような結び付きになっていくのか。 ○住宅課長   高齢者世話付住宅ということで,1日1回,生活援助員が電話をしたり,緊急通報があった場合には駆け付けたりする。緊急通報は銅町デイサービスセンターの方につながるようになる。 ○委員   頼んでもいないのに勝手に住宅に入り込まれるということはないのか心配であるが,プライバシーの問題は大丈夫なのか。 ○住宅課長   高齢者世話付住宅入居者は,生活援助員が必ず付くことになり,必要ないという方は入居できない。また,緊急通報があったときだけ駆けつけるようになっており,生活援助員が勝手に入っていくということはないので,プライバシーについては心配はない。 ○委員   これまで薬師住宅に入っていた方々が,全部銅町住宅に移るわけであるが,家賃が高くなることから,家賃減免制度については,入居者の立場に立って進めていって欲しいと思うがどうか。 ○住宅課長   家賃が急に高くなるということもあり,激変緩和措置として,5年間にわたってスライドしていく。また,入居説明会でも家賃減免制度について併せて説明している。 ○委員   このたびの地震の影響で市営住宅被害はなかったのか。また,現在,本市では市有施設耐震調査を進めているが,これから市営住宅耐震調査を行う計画はあるのか。 ○住宅課長   地震被害はなかった。市営住宅耐震調査計画については,改修時にあわせて耐震調査も行いたいと考えているが,予算的なこともあるので,3カ年計画で採択してもらえるよう努力していきたい。  大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決した。 3.報告事項 (1)山形土地開発公社債務保証状況等について (2)山形土地開発公社平成14年度決算及び平成15年度事業計画等について   (建)管理課長から,別紙資料に基づき報告を受けた。 (3)市営駐車場共通回数券導入について   道路維持課長から,別紙資料に基づき次のような報告を受けた後,質疑に入った。  [報告概要]  市営駐車場は,現在,香澄中央大手町山形東口交通センター済生館前・山形西口駅前広場の6カ所がある。このうち,山形西口駅前広場では回数駐車券導入していない。香澄中央大手町は3カ所共通つづり式回数券を,山形東口交通センター済生館前は磁気式ではあるが,当該駐車場のみ有効の回数券を発行している。これまでは,回数券の方式の違いもあって,共通駐車券導入が難しかったものである。  利用者からは,すべての市営駐車場に使用できる回数券導入について要望があった。これに対し,このたび一部の機器変更によって駐車券の共通化が可能になったこと,また,これまで回数券制導入していなかった山形西口駅前広場駐車場についても,若干の変更を行うことによって,回数券導入が可能との結果を得たことから,全駐車場磁気式共通回数券導入を行うこととしたものである。  これにより,利用者利便性が大きく向上され,より多くの市民の方から利用していただけるようになり,市営駐車場,そして,回数券をこれまで以上にご利用いただけるものと考えている。  なお,今回の共通回数券の実施については,7月1日を予定しており,新たな共通回数券のデザインについては,別紙資料のとおりとなっている。 ○委員   便利になって大変良いが,機器変更に伴う設備費用はどの程度か。 ○道路維持課長   香澄駐車場大手町駐車場については変更の必要がなかったので,4カ所の合計で,約100万円の設備費用が掛かる。 (4)市営住宅家賃滞納者への訴訟進行状況について   住宅課長から,次のような報告を受けた。  [報告概要]  昨年6月と9月に議決をいただいた北部住宅等家賃滞納者5名,および,今年1月に専決処分を行った飯塚住宅家賃滞納者1名,計6名への訴訟進行状況について報告する。  いずれの訴訟も,原告である市が勝訴したが,6名とも自主的な明け渡しはしていないため,内容証明郵便により明け渡しを要請しているところである。これに応じない場合は,強制執行に踏み切る予定である。  ほかに,専決処分した家賃滞納者が2名おり,うち1名は家賃を滞納しているほか,犬を飼い,自動車を放置するなど,大変迷惑を掛けている。訴訟は4月9日に始まり,5月28日に口頭弁論を行う予定であったが,来なかったため,7月9日に再度行う予定である。  もう1名は,薬師住宅家賃滞納者で,昨年12月に明け渡すという申し出があったため,訴訟を取りやめたが,現在も明け渡しておらず,訴訟することにし,弁護士に依頼しているところである。  今後とも,市営住宅の公平・公正な維持管理をしていく考えである。 (5)都市計画道路整備状況について   都市計画課長から,別紙資料に基づき報告を受けた。 (6)財団法人山形水道サービスセンター平成14年度決算及び平成15年度事業計画等について   経営推進課長から,別紙資料に基づき報告を受けた。 4.行政視察について ┌────┬─────────────────┬────────────────┐ │    │     1   班       │     2   班      │ ├────┼─────────────────┼────────────────┤ │日  程│6月23日(月)〜6月25日(水)│7月2日(水)〜7月4日(金) │ ├────┼─────────────────┼────────────────┤ │    │石澤秀夫委員長丸子善弘委員,  │鑓水一美委員長渡辺委員, │ │メンバー│高橋博委員渡辺弥寿雄委員,   │今野誠一委員鈴木善太郎委員  │ │    │酒井靖悦委員           │                │ ├────┼─────────────────┼────────────────┤ │視察場所│広島広島市,神奈川県横須賀  │長崎大村市,長崎諫早市   │ ├────┼─────────────────┼────────────────┤ │    │〈広島市〉            │〈大村市〉           │ │    │@ 西風新都建設について    │@ おおむら道路里親制度    │ │視察項目│〈横須賀市〉           │A 街区公園リフレッシュ事業  │ │    │@ 電子入札システムについて   │〈諫早市〉           │ │    │A 特定建築等行為条例について  │@ 諫早駅周辺地区西部開発地区│ │    │                 │ 整備について         │ └────┴─────────────────┴────────────────┘  以上のように決定した。 5.そ の 他 (1)道路維持予算について ○委員   道路維持は,市民にとってすぐ目に付き,身近な問題であり,陳情の数は膨大で,予算はぎゅうぎゅう詰めになっており,今後の課題と思われるが,どう考えていくのか。 ○委員   大変重要な問題であり,予算編成時に,我々も強く申し入れを行っていく必要があると思う。道路維持予算はどれくらい減らされてきているのか。 ○建設部長   道路新設改良費は,当初予算ベースでみると,平成14年度がピークで約19億円であった。15年度は約16億円と減っている。今後,補助事業として該当なるよう,国に働きかけていきたい。なお,側溝・水路についての改善要望は,5月末で522件来ており,金額としては約25億円必要となる計算であるが,当初予算ベースで14年度の4億2,000万円に対し,15年度は2億500万円となっており,9月補正予算での対応を考えている。 (2)道路側溝蓋について ○委員   側溝蓋を整備したところでは,車が走るとガタガタと音がして,夜遅くだと非常にうるさいとの苦情もある。市に苦情は来てないか。 ○建設部長   確かに,細い路地などでは,深夜うるさいと苦情は来ている。側溝に蓋を付ける場合,騒音が出るということは了解済みで,住民の理解を得て整備している。現場確認のうえ,ゴムパッキン等である程度は対応しているが,側溝掃除でガタが来ることも多い。今後,音の出にくい蓋の開発等を研究していきたい。...