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  1. 山形市議会 2003-06-10
    平成15年産業文教委員会( 6月10日)


    取得元: 山形市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-17
    平成15年産業文教委員会( 6月10日) 産業文教委員会   日   時   6月10日(火) 11時20分~15時00分 場   所   第4委員会室 出席委員    菊池文昭長谷川幸司斎藤淳一五十嵐吉信高橋啓介,         加藤賢一長瀬洋男加藤 孝,佐藤 稔,尾形源二 欠席委員    なし 当局出席者   商工観光部長農林部長教育長教育部長関係課長 委員長席    菊池文昭 協議事項    1.請願         (1)請願第8号  食糧法改悪に反対し,国民主食・お米を守                   ることについて         (2)請願第9号  学校事務職員及び学校栄養職員給与費等に                   ついて         2.報告事項         (1)財団法人山形コンベンションビューロー平成14年度決算            及び平成15年度事業計画等について         (2)社団法人山形農業振興公社平成14年度決算及び平成            15年度事業計画等について
            (3)金井公民館及び鈴川公民館改築事業状況について         (4)財団法人山形スポーツ振興事業団平成14年度決算及び            平成15年度事業計画等について      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 1.請   願 (1)請願第8号  食糧法改悪に反対し,国民主食・お米を守ることについて   さらに調査研究の必要を認め,継続審査すべきものと決した。 (2)請願第9号  学校事務職員及び学校栄養職員給与費等について                休 憩  11時55分                再 開  13時00分  願意妥当であるとの意見と,さらに調査研究すべきとの意見があり,採決した結果,賛成多数で採択すべきものと決した。なお,意見書案文については,正副委員長に一任することにした。 (3)そ の 他   委員から,土壌残留性農薬対策問題では,出荷前の検査基準値を超えたために出荷ができななかった農家がいることを聞いた。転作や検査料への補助だけでなく,県の指導を受けているのに出荷できずに困っている農家への所得補償などを含めた早急な対策を講じるように,国,県に意見書を提出してはどうかとの提案があり,全員異議なく了承された。なお,意見書案文については,正副委員長に一任することにした。 2.報告事項 (1)財団法人山形コンベンションビューロー平成14年度決算及び平成15年度事業計画等について   観光物産課長から,別紙資料に基づき報告があった。 (2)社団法人山形農業振興公社平成14年度決算及び平成15年度事業計画等について   農政課長から,別紙資料に基づき報告があった。 (3)金井公民館及び鈴川公民館改築事業状況について   社会教育課長から,次のような報告があった。  [報告概要]  金井公民館は現在の位置から北に200mに進んだ西側となり,本年5月30日付けで教育財産として買取りを完了し,敷地面積は,約4,000㎡となる。建物延べ床面積は,1,099㎡,鉄骨造り2階建てとなる。概観は,旧陣場街道に見られる白壁の蔵をイメージしてデザインされている。室内は,1階に200名を収容できる多目的ホール調理実習室図書学習室事務室のほか,世代を超えた地域活性化を図るために高齢者のための憩い部屋と子どもの部屋をつなぎあわせた計画を進めている。2階には,洋室和室研修室を備え,その他,バリアフリー化を目指し,建物全体における段差解消身障者対応エレベーター,更に,各階身障者用トイレ設置し,駐車場身障者用2台も含め,全体では80台の駐車スペースを確保する予定である。工事発注スケジュールは,9月の議会工事請負契約同意を受ける予定でいる。完成は,平成16年の夏ごろを予定している。  鈴川公民館は,北側と西側隣接地を取得し,用地を拡張した改築となるが,用地は5月11日に教育財産として買取りを完了している。敷地面積は,3,536㎡となっている。概観は,シンプルで機能的なデザインとなっており,特に建物の外部や内部からの見通しの良さ,明るい開放感を重視したものとなっている。延べ床面積は,1,500㎡,鉄骨造り2階建てとなっている。施設は,1階に約200名を収容できる多目的ホール,他に図書学習コーナー,吹き抜けのコミュニティホール地域まちづくりルーム,さらに,事務室調理実習室相談室高齢者のための憩い部屋などを考えている。2階には,洋室和室研修室会議室を配置している。その他,バリアフリー化を目指した街づくりの観点から,建物全体における段差解消身障者対応エレベーター,更に,各階への身障者用トイレ設置を行っていく。駐車場身障者用2台も含め,全体では55台の駐車スペース計画している。工事発注スケジュールは,金井公民館同様に,9月の議会工事請負契約同意を受ける予定でいる。完成は,平成16年の夏ごろを予定している。 ○委員   公民館のグレードが時代とともに上がっていくことは良いが,村木沢公民館飯塚公民館などの建設は,待っているのに順番も定まっていない状況にある。合併も控えており,今後も山形方式が継続されるのか。 ○社会教育課長   今後は,公民館建築年次が早く,老朽化が進んでいるところから取り組んでいく必要があると考えている。財源確保整備手法を十分に総合的に検討した上で,進めていくことになると思う。2巡目に該当する公民館は,10館ほどある。また,機能性などは,地区の使い勝手に合わせ,要望を聞きながら整備している。 ○委員   総合的,財源的というが,総合的に山形市は何を優先するのか。財源的には,いつ建てることができるかわからない。2巡目に該当する10館もある中で,見通しを示さないのはどうなのか。 ○社会教育課長   当面は,金井鈴川の2つの公民館完成後に,検討していきたい。 ○委員   公民館必要性をどのように考えているのか。2巡目に該当する公民館が10館残っているというが,これまでも要望が出ていると思う。また,各公民館敷地面積基準はあるのか。 ○社会教育課長   公民館必要性は,①社会教育事業としての生涯学習の推進。②市長部局の仕事やPRの窓口。③地域づくりの自主的な活動の場。以上の3つ機能として上げられる。公民館規模は,人口規模により決定しており,今回の金井も,南沼原を参考に敷地面積建物規模などを決定している。 ○委員   財源的に,総合的にというが,古くなって困っているところもあるし,きちんと計画を示すべきだと思う。面積の件も,人口規模に合致しているのか。 ○教育部長   鈴川公民館が他に比べて面積が広いのは,五十鈴公民館ができる際に,地元の浄財も含めて建設した経緯があり,それを加味して面積を決定したことによる。また,五十鈴公民館をどのように利用するかの課題は,これからと考えている。 ○委員   五十鈴公民館の見解が曖昧だったが,具体的にはどうとらえているのか。社会教育委員会からの答申には,公民館面積などの数値目標が出ている。駐車台数80台の数字もクリアーしていないのは,なぜか。また,社会教育法そのもの時代遅れの感が免れないが,これからの公民館在り方について,基本的にどうする考えなのか。合併後についても,他市町の公民館との整合性をどのように図っていくのか。 ○社会教育課長   鈴川公民館は,五十鈴公民館機能を包含する形で大きくなった経緯がある。原則は,一地区公民館に変わりはないが,当面,五十鈴公民館は残して活用していくことを地区方々も必要と考えている。新しい鈴川公民館がオープンした後,教育施設として使っていくのか,別な使い方があるのかなど,地区方々と十分に協議しながら決めていきたい。駐車台数がクリアーしていない点は,地区方々の希望で住宅地の中にある利便性から現在地での改築を決定した。周辺部用地買収に協力をいただいたが,4,000㎡に満たなかった。3,500㎡を確保し,堰の付替えをしながら最大限の有効活用を図ったところである。また,社会教育法の枠の中で公民館の位置付けをし,社会教育活動を実施してきたが,時代の流れの中で,生涯学習住民軸足を置いた活動の形で重点的に展開されつつあると承知している。今後は,施設在り方利用在り方を模索していきたい。山形市内には公民館が29あり,2市2町が合併すると,50近くの数になる。それぞれに歴史的,文化的な活用がされており,山形市の公民館と一律的に同じレベル,同じ使い方は難しい。今後,十分に検討をしていく必要がある。 ○教育部長   鈴川公民館駐車場は55台となるが,地元に説明をし,台数が少なくても早く建設してほしいとの要望で現在に至っている。これからの公民館在り方については,鈴川公民館をひとつのモデルケースとして,住民主導の中で地域方々が中心となる運営方式を研究し,地域と一緒に検討していきたい。 ○委員   行政手法の進め方として,諮問委員会諮問をして,具体的に面積を確保しなさい,駐車場整備をしなさいという数値目標が出されている答申に対して,内容の相違があることをどう考えるのか。名称は公民館だが,地域軸足を移せば移すほど,地区コミュニティセンターとなっていくし,教育委員会社会教育法で持っている背景が徐々に薄れてきていると思う。合併との状況を考え合わせていくと,これからの山形市の公民館行政がどうあるべきか,施設整備がどうあるべきかを,考え直す絶好のチャンスだと思うがどうか。 ○教育長   公民館在り方については,これまでもいろいろと協議をし,社会教育法にだけ偏ってきた訳ではなく,コミュニティセンター機能も含めて検討をしてきた。市が公民館整備するとなるとこれまでの経過もあり,しかも教育委員会の管轄で行うとすれば,社会教育委員会議答申した「市民の生涯学習公民館在り方」を基本にして公民館整備することになる。答申の中でも,行政的機能とか,まちづくり機能を持たせるとか,地域コミュニティセンター機能に十分配慮することを記している。鈴川公民館も,地域方々と十分にすり併せをやってきた。設計プロポーザル方式を採り,地域にあった公民館を造らせてもらっている。公民館の今後の建設は,課題として受け留めている。 ○委員   設計におけるプロポーザル方式は,画期的なことだと思うが,提案する側の未熟さからか,ランニングコストが過剰にかからないか心配な面がある。プロポーザル方式の方法を,担当する側がしっかり勉強し,独自の条件設定ができるくらいの組み立てをして出すべきだったと思う。 (4)財団法人山形スポーツ振興事業団平成14年度決算及び平成15年度事業計画等について   体育振興課長から,別紙資料に基づき報告があり,質問に入った。 ○委員   第一小学校体育館温水プール平成16年の2月に完成する予定だが,その際,霞城プールはどうなるのか。平成20年まで使用するつもりなのか。また,南部体育館には,公民館図書館があり,駐車場が常に一杯の状態にあり,駐車違反で捕まる方もいる。非常に苦情が多い。現状は,どうなのか。 ○体育振興課長   霞城プールは,平成17年度まで使用し,18年度に撤去する予定でいる。南部体育館駐車場は狭いと聞いている。周辺駐車場もあるが,対応に苦慮している。 ○委員   第一小と霞城プールを約1年間併用する期間があるが,利用料金の格差があるのか。 ○体育振興課長   第一小と霞城プール利用料金は,同額程度を考えている。 ○委員   南部体育館駐車場不足には,何ら解決策が見出せない。公民館なら地元の方が利用するので,ある程度わかるが,図書館とか体育館とかの施設利用するには,駐車場がないと不便である。公園敷地利用するとか,根本的な解決策を出せないか。 ○委員   3つ施設が1カ所に集まっていることにも問題がある。図書館ひとつにしても,施設の配置の面も含めて考える必要があると思う。 ○教育部長   駐車場設置公園敷地利用できないかを検討したが,地域方々要望などからできないとの結論となった。地下設置についても話しはあるが検討はしていない。施設の統廃合についても,悩んでいる。 ○委員   地下駐車場に何台必要なのかとか。建設経費はいくらかかるとか。調査費用をつけてシュミレーションしなければ,検討したことにならない。委員会として,要望ではなく,きちんとした検討結果を提示してもらわないと,だめだと思う。 ○教育部長   第一小学校でグランドの地下駐車場設置できないかを検討した経緯がある。その際,地下駐車場建設経費と,他に用地を買収して設置する経費を比較検討した際に,用地を求めた方が安いとの判断があったので,具体的には出していなかった。 ○委員   総合スポーツセンター内にあるスポーツ医学相談トレーニングルーム利用者が,19,000人と安定しているというが,利用者のカウントのやり方はどうなっているのか。また,利用の少ない要因に部活動企業団体利用が少ないことをあげているが,民間施設との競合が低迷の原因になっていないのか。さらに,落合,テルサ,ニュータウン,民間における施設との棲み分けを考えていかなければならないのではないか。 ○体育振興課長   スポーツセンターにいるスポーツ医学の先生に相談をかけながら,特色ある事業をやっていけるよう検討していきたい。 (5)そ の 他 ○委員   新聞記事によると,九小のプレハブハウス校舎シックハウス症候群が発症したと報道された。次の日からは,プレハブは使用していないというが,どのような状況なのか。 ○教育部長   シックハウス症候群には,第一小学校建築でも注意を払っているし,プレハブ建築も同様である。建材や塗料は,建設工事共通仕様書及び建設工事管理指針に基づき化学物質放出量の少ない建材等を使用し,プレハブ校舎建設している。九小は,完成後から使用するまでの期間が短かったので,換気が十分でなっかたこともあるので,換気扇を設置した。また,化学物質環境測定を実施したが,厚生労働省指針値以下での発症ということから,医学的な対処と考えている。 ○委員   南沼原小学校プレハブ校舎は,実際視察をしたところ,教室が熱く,本校舎ともかなりの温度差がある。児童生徒教育環境に配慮した柔軟な対応をお願いしたい。...