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  1. 山形市議会 2003-06-10
    平成15年産業文教委員会( 6月10日 産業文教分科会・予算)


    取得元: 山形市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-17
    平成15年産業文教委員会( 6月10日 産業文教分科会予算産業文教委員会 産業文教分科会予算)   日   時   6月10日(火) 10時00分〜11時13分 場   所   第4委員会室 出席委員    菊池文昭長谷川幸司斎藤淳一五十嵐吉信高橋啓介,         加藤賢一長瀬洋男加藤 孝,佐藤 稔,尾形源二 欠席委員    なし 当局出席者   商工観光部長農林部長教育長教育部長関係課長,         関係室長 委員長席    菊池文昭 協議事項    1.議第45号  平成15年度山形一般会計補正予算         2.報第3号  専決処分承認について(平成14年度山形市農                 業集落排水事業会計補正予算)      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 1.議第45号  平成15年度山形一般会計補正予算  〇第1条一般会計歳出 第6款農林水産業費 第1項農業費   農政課長から説明を受けた後,質疑に入った。その主な内容は次のとおり。 ○委員   県産そば種取り事業は,一過性のものか,通年のものなのか。
    農政課長   一過性のものである。 ○委員   そばへの転作部分で,他と比べると収穫率が悪いと。反別の収穫率が,生産量が低いと新聞に書かれていた。全国的に見て,山形市の場合,技術的な問題とか。うまく指導がいっていないのか。また,品質もあるが,山形そばの値段は,どうか。 ○農政課長   県平均で比較すれば収量は,低いと思うが,山形市の場合は,2俵半から3俵,最上地方では,1俵弱と落ちてた。山形市の場合,少なくとも2俵ぐらいは取れているはずで,70から90kgの収穫があったので,全国平均になると思う。また,そば輸入物は非常に安く,国産品では,1俵が8,000円平均と聞いているが,山形産は,昨年は12,000円で売れている。 ○委員   減反政策そば転作するのは,山間部などが多く,内陸部水田には適さないというが,どのような指導をしているのか。 ○農政課長   そばは,水気のないところが適地で,いいものができる。水田からの転作には,いろいろ工夫を重ねて,水はけを良くする排水対策に万全を期して,収量をあげるようにしている。 ○委員   収穫後,消費は,どこでどのように消費されているのか。 ○農政課長   山形市内そば粉消費量は,生食で1,000トンある。今,供給できるのは,100トン弱で,14年度には,70トンと,生食全体の1割くらいしか供給できていない。しかし,幻のそば出羽かおり」としての付加価値をつけ,11月1日から2週間くらいの期間を限定して,提供している。 ○委員   残留性農薬への対策事業で,キュウリの栽培ができずに転作を余儀なくされている農家状況はどのくらいあるのか。また,安全農産物出荷集団化には,20人程度集団化を考えているが,仮に15人でしか集まらない場合はどうなるのか。 ○園芸畜産振興室長   残留性農薬問題による転作農家戸数対象面積の把握していないが,作物転換圃場移転などの対策を考えている。また,集団化人数は,作物によって,農家数が少ない場合もあり,15人程度でも認めるとの県の回答がある。 ○委員   緊急支援事業の中に,土を入れ替えたり,圃場を移動するときは,どの程度補助率,いくらの補助金があるのか。 ○園芸畜産振興室長   事業補助率は,市で5分の1を補助する場合,県が5分の2を補助する。圃場移転事業では,土壌の分析に5アールあたり3万円を上限補助。既存の圃場客土入替えには,一反歩あたり170万円を上限補助作物転換には,ハウスの整備に1反歩あたり300万円を上限補助するものなどがある。 ○委員   そばの「出羽かおり」は,消費者に定着してきたが,消費量に比べて生産量が少ない。転作補助支援があり,米を作るくらいの収入があるから作っているのが現状である。この状況をどのように考えるのか。 ○農政課長   15年度には140haから150haくらいの作付けを予定している。そば連作障害があるので,今後は,大豆とそばのローテーションを組んだ対応策を考えている。 ○委員   残留農薬関係で,出荷前の検査濃度がオーバーし,出荷できない農家はないのか。 ○農政課長   出荷前の検査基準値以上の農薬が検出された農作物は,廃棄処分となり,市場には出荷されないよう措置をしている。 ○委員   残留濃度0.067ppm以下で作っていいと指導を受けて作付けし,生産物検査した結果,廃棄して市場に出せない。これは,非常に大きな問題だ。まして自分に責任がない部分では,農家は全く働く気がなくなる。市は,どのような対応を考えているのか。 ○農政課長   現段階では,早急な対応策を県に強烈に申し入れをしているが,問題が落ち着いた段階で,更にしっかりした対応策を併せて申し入れする。 ○委員   作っている人からすれば死活問題である。市場に出せない状況では,買取りの問題含めて補償していかないと大変な問題である。対象面積は把握しているのか。 ○農政課長   今までの情報収集によると面積で30アール,農家戸数では8軒ほどである。これらの生産者には,何らかの救済措置を講じる必要があると考えている。  〇第1条一般会計歳出 第10款教育費 第1項 教育総務費   学校教育課長から説明を受けた後,質疑に入った。その主な内容は次のとおり。 ○委員   心の教室相談員を一中,四中,六中,八中,高楯中,蔵王一中の6校に配置したが,その6校を配置した根拠は何か。 ○学校教育課長   相談員については,国でスクールカウンセラーを配置している学校と県で教育相談員を配置している学校がある。それらが配置されてない学校の中で少人数校を除いた学校へ配置しようと考えている。 ○委員   教育相談室青少年課相談事業との結びつきはないのか。また,子ども疾患だけでなく,教職員疾患はないのか。 ○学校教育課長   総合学習センター相談窓口では,主として児童生徒及び保護者相談に応じている。また,教職員疾患については,昨年度,特別休暇を取得した者が若干名いたが,年度内に復帰している。今後もケアをはかっていきたいと考えている。 ○委員   青少年相談窓口は,プライバシーの厳守が大切である。窓口を設置する場所を含め,考えていくべきではないか。また,教職員の心のサポートは行っているのか。 ○学校教育課長   まず相談窓口については,たいへん重要なことだと考えている。総合学習センターには,3つの専用相談室が設置されており,プライバシーが守られている。守秘義務には十分努めている。また,教職員の心のサポートは,周囲とのコミュニケーションを図りながら取り組んでいる。相談窓口教職員共済病院である東北中央病院に設置している。 ○教育部長   青少年課窓口への相談の中で,学校と関わってくる問題であれば,学校教育課学校とも連携をとって対処している。 ○委員   緊急地域雇用創出事業も含め,相談員人選などはどのような基準で行っているのか。 ○学校教育課長   かつては,身近な近所の方などにお願いしていた。しかし,あまりにも身近であるが故に,親御さんが逆に相談しにくいとのことであった。そのような経緯もあり,現在は,教員経験者等を中心に配置を行っている。 ○委員   どうしてこの人が相談員なのだろう,と言う意見が他から出てこないようにだけ人選には気を使って欲しい。 ○委員   子どもたちをケアする事業も大切だが,問題を抱えた子を持つ親の会というのもある。これに対し,家庭への財政負担をかけない取り組みをしていってはどうか。 ○学校教育課長   これについては,スクーリング・サポートネットワーク整備事業の中に取り入れて対応していこうと考えている。  大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決した。  〇第1条一般会計歳出 第10款教育費 第6項 社会教育費   社会教育課長から説明を受けた後,質疑に入った。その主な内容は次のとおり。 ○委員   山寺文化財に指定されているのは,寺院の建造物以外にもあるのか。 ○社会教育課長   山寺は,史跡であり名勝である。山全体が文化財との位置づけである。 ○委員   平成16年度の山寺修復事業への補助はどのようになるのか。 ○社会教育課長   国からの内示では,概算であるが,今年度が4,000万円,来年度が9,200万円で合計1億3,200万円になる。全体の修復事業のうち,国が70%,県が15%,市が7.5%,所有者が7.5%を負担する。 ○委員   今回の修復工事補助をもらうのに国に申請してどれくらいの時間がかかっているのか。 ○社会教育課長   文化庁の職員が昨年の秋に来形した折,山寺を見てもらうチャンスにも恵まれた。その後の申請であり,時間はさほど経っていない。  大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決した。 2.報第3号  専決処分承認について(平成14年度山形農業集落排水事業会計補正予算)  農村整備課長説明を了承し,全員異議なく承認すべきものと決した。...