5:
◯質疑(
小林委員) まじめにやってきたところがばかを見るわけではないですが、要するに、今後、何を
目標として、何を基準として米の
生産調整をやっていくかという大きな概念が崩れ去っていくような感じを受けるわけです。本県として、このことをどうやって
生産者の皆さんに伝達し
説明していくか、国の
方針についてどう理解を求めていくか、
大変至難のわざだと思います。それはどう受けとめられていますか。感想をお願いしたいと思います。
6:
◯答弁(
農産課長) まず、国の
説明がございました前に、各県から
意見を出してほしいということがございまして、
生産調整に協力してきた
農業者に対して、こういう形での
算定では
説明ができない、
説明に苦慮するという
意見も出しておりますし、また、先ほど申し上げましたように、
過剰作付の23
府県のうち、7県は
増加のほうに配分されているわけです。達成県は
増加分はなしということで、こういうことを続けられると、
過剰作付が温存されますし、やがては米の
需給調整というものが
崩壊してくるおそれがあり、こういう
意見も国のほうにも言っておりますし、また
農業者、
市町に関しましては、米価を守っていくには調整していってみずからが取り組んでいただきたいともうお願いするしかないと考えております。
7:
◯要望・
質疑(
小林委員) 私ども大変遺憾に思うわけでありまして、ぜひ
とも国のほうに強く我々の
意見を伝えていただきたいと要望しておきたいと思います。
もう一つは、TPPについて
資料を出していただきまして大変ありがとうございます。1,390項目の中での集約的なものだと思っていますが、この中でもやはり甚大な被害になるというのは明白だと思っておりまして、中国5県の
知事会でも
国民的議論が
方針決定の前には必要であるとも言っておられます。
生産者、農家の方も戦々恐々としておりまして、
農業がだめになり、
農村部が
崩壊していくところを目の当たりに見るような
状況になると私も数多く聞いております。この前申したとおり、ぜひとも県としても強い態度で国と話し合っていただいて、県民の
議論をきちんとなされて
方針決定をしていただきたいと強く要望しておきたいと思います。よろしくお願いいたします。
それと、
農林水産業チャレンジプランでございますが、10年間にわたっての計画ですが、
現状の
農業、
農村、中
山間地を見たときに大変な
状況にあるということは御承知のとおりであって、順風満帆な
状態ではない中でどうやっていくか、力強くうたっていただいております。
現状は、本当にあと数年するともう
崩壊してしまいそうな
状況でございまして、
チャレンジプランにも書いてありますが、
農村、
農業、
水産業も含めてでありますが、
自分たちで飯が食っていける構造にしていくことです。これが政治、農政に求められていると思っております。これがなかったら魂が抜けたようなものであって、もう
崩壊は目に見えている。若い
人たちは定着しなくなるだろうし、加速度的に
崩壊現象が起こってしまうだろう。絵にかいたもちにならないような
状況の中でやはり実施していただきたいと思いますし、繰り返しになりますが、飯が食える
状態をつくり出していく。意図的にでも戦略的にも
若者たちが定着できるような
農業体系に持っていっていただきたい。もうこれしか中
山間地域、
農村を守ることができないであろうと我々も感じているわけであります。その点も強く要望しておきたいと思います。御
意見がありましたら、お聞かせ願いたいと思います。
8:
◯答弁(
農林水産局長) このたび2020
農林水産業チャレンジプランを策定することができました。この過程におきましては、
関係団体、それから
市町を含めて
議論をしてまいりました。
県行政だけではすべてを実行することはできないという思いのもとに、このプランの策定過程においてもそれぞれの関係者との
議論を交えながらつくってまいりました。
今、委員から御指摘のように、飯が食える、つまり産業として自立できる農林
水産業を確立していく、これこそが地域を守る根本になるということを強く思っております。もちろん地域対策は県全体で取り組むべきものでございますけれども、やはりその根幹になりますものは業として成り立つ農林
水産業がそこに発揮されて初めて成り立つものであるという強い思いをもちまして、我々農林水産局はその中心となって努力してまいりたいと考えております。
9:
◯要望(
小林委員) 局長の力強い決意をお聞きして、我々もきちんとやっていかなくてはいけないという思いになったわけであります。ぜひとも、執行部の皆さん、力を合わせ一丸となってこの難局を乗り切っていただきたいと再度お願いして質問を終わります。
10:
◯要望(
福知委員) 一つだけ要望がありまして、質問が出れば関連で要望させていただこうと思っていたのですが、
資料番号2の事業仕分け等を踏まえた見直し
方針案についてであります。農林水産局に限った話ではないかもしれませんが、私自身、西区内で仕分け人による事業仕分けがどうなのか、あるいは県議会の検証がどうなのかということについて、県民、西区民に限ったという部分もありますけれども、アンケート調査をさせていただきました。仕分け人の事業仕分け、そして県議会の検証、ともにしっかりやってくれという
意見が大勢を占めております。引き続き、しっかりやっていかなければいけないと思うわけでありますけれども、その中の御
意見として、事業仕分けあるいは県議会の検証の結果が県の施策にどのように反映されたのかしっかりと県民の皆さんに示してほしいという御
意見を多数いただきました。これから
平成23年度当初予算編成において見直しを検討していくということですので、しっかりと検討していただくように要望するとともに、県民の皆さんにその結果が明らかになるように情報発信をしていただくように、農林水産局だけの話ではないのですけれども、ひとつ要望しておきたいと思います。よろしくお願いします。
(5) 閉会 午前11時17分
発言が指定されていません。 広島県議会 ↑
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