先ほど未
解決凶悪事件と冒頭申し上げましたが、県内における未
解決凶悪事件は現時点で何件あるのでしょうか。
6:
◯答弁(
刑事部長)
平成5年以降となりますけれども、現在、未解決になっておりますいわゆる
捜査本部を設置した
事件は10件でございます。
7:
◯質疑(
日下委員) 先日、
県外調査で警視庁に行かせていただきましたけれども、警視庁で未解決
事件を専門に
捜査をする特命
捜査対策室というのが、来月2日に発足することとなったそうでございます。特命
捜査対策室というのは、従来
捜査一課だけでは次々と起こる
事件の対応に追われて未解決
事件の
捜査がなかなか進まないことや、時効
制度の見直しの議論も大きくなっていることなどを理由に全国で初めて、警視庁がつくったものです。
広島県内でも未
解決凶悪事件が10件あるということを教えていただきましたが、最近はDNA鑑定もさらに進んでいる中で、
犯人の逃げ得は許せないという強い姿勢を県民に打ち出すためにも、そういった県民の安心・安全を守るという観点からも、この警視庁での初めての取り組みを
広島県内でも今後考えていくべきではないかと思いますが、そこら辺の考えをお示しください。
8:
◯答弁(
刑事部長) 警視庁の事例を視察されたということで、我々も興味を持ちながら、いい
捜査手法があればということは考えておりますけれども、現段階では広島県警は警視庁に比べて相当に体制も規模も違いますので、限られた
捜査員によって
捜査をしているということであり、
情報の内容とか角度によって柔軟に
捜査員を投入していく、あるいは重点的に
捜査員を投入していくという形で現在は
捜査を進めております。
9:
◯要望(
日下委員) 最後に要望でございますけれども、先ほどの10件は時効まであと10年から15年、20年とさまざまだと思うのですが、遺族の苦しみ、また親族も大変そのことで日々苦しんでおられると思います。私たちも
事件があったときはすぐ目にして心に残るのですが、すぐ忘れてしまうということもあります。時効までこの10件につきましては広島県警として全力を挙げて取り組んでいただきたいことを強く要望して終わりたいと思います。
10:
◯質疑(
川上委員) 私には
警察官の友達がおりまして、本当に過労で大変御苦労されている。なぜこうなっているのかといいますと、犯罪がふえて、なかなか住民との協力体制ができないというところに問題があるのではないかと思うのですけれども、
警察が住民といいコンセンサスがとれないのは、スピード違反のネズミ取りをしたり、住民の信頼を失うような行為を多くすることにあるのではないかという思いがあります。予防のためとはいいながら、私はそういう思いを前々から持っている。だから、それはもうやめなさいと言っているのです。
そこで、お尋ねしたいのですけれども、県から補助金が出ている
警察の外郭団体は広島県に幾つぐらいあるのですか。わからないのならいいですが、防犯協会とか交通安全協会とかがあるでしょう。
防犯協会、交通安全協会、そういう団体はたくさんあるのですけれども、きょうは防犯協会についてお尋ねしたいのです。なぜ、防犯協会について質問するのかといいますと、福山市の箕沖に港ができているのですが、そこに港湾防犯協会というのがありまして、先般、そこの会長が、中国人がたくさん上がってこられて、箕島の方を歩かれているけれども、自転車はなくなる、野菜はなくなると、大変なのです。防犯協会として中国語の看板をかけたり、
チラシを上がった人に配ろうと思っても
お金がないと言うのです。どの署長のときかは知りませんけれども、僕は
警察へ行って、何とかこれに対応されたらどうですかというお願いをしたのです。防犯協会には
お金がないということがありますので、先般も少し県警で調べてみましたら、今から5~6年前は広島県も600万円ぐらいの助成を防犯連合会にしていた。どんどん減らされて、今は110万円ぐらいになっている。そして、防犯協会の組織を見ますと、防犯連合会があって、各自治体が防犯協会というのをつくっているのですけれども、福山市を調べてみますと、福山市だけでも330万円の防犯協会に対する助成をしているのです。連合会にはそうしたやらなければいけないことが非常にたくさんあるのですけれども、なぜ、広島県はここまで予算を削られたのかということに非常に不信を持っているのでこういう質問をしているのです。この辺についてどう思いますか。
11:
◯答弁(
生活安全部長) 県からの補助金という話でございますけれども、
平成20年度、
平成21年度は
委員のお話のとおり116万円の補助金でございます。これ以外にも防犯活動に関する費用というのは、県費あるいは国費あたりで、例えば子供の見守り活動支援モデル事業であるとか、地域安全安心ステーション推進事業であるとか、さまざまな形で予算というもの編成をしながら、なおかつ、地区防犯組合、県の防犯連合会、こういったところで会費あるいは賛助金もいただきながら日々活動をしていただいているというのが実態でございます。
12:
◯質疑(
川上委員) 先般、僕はイタリアに行きまして、イタリアという国はアフリカのいろいろな国から国籍のない人がたくさん入ってきて、大変な犯罪が起きている。そこで、どうそれを防いでいるかと聞きますと、住民としっかりとしたコンセンサスができて、大変いい住民組織をつくっている。これは早く言うと防犯組織に当たるのではないかと思うのですけれども、日本の
警察は住所のない人を
捜査するというのは非常に困難を極めている。やはり住民ときちんとしたコンセンサスがとれて、防犯協会のようなものがしっかりと根づいて、うちの近くに変なのが来て困っているといった
情報が隅々から入るような体制づくりというのは必要だと思うのです。
そこで、福山市の防犯協会の会長に何か困っていませんかとお聞きしたら、いろいろな行事に本部長に来ていただいている。いろいろな活動をしたいのですが、本当に資金的に困っている。また、永井福山署長のときだと思うのですけれども、以前は制服の
警察官が市内を巡回していただいて非常に予防防犯に効果があった。しかし、最近の
警察は非常に忙しくてそういう体制にないこともいろいろと言われるのです。基本的には、資金も防犯協会として協力していただきながら一生懸命やっている。いろいろなことをしたいけれども非常に資金が足りないというのが実態だと思うのです。
ことしはしっかりと防犯協会の予算をふやすぐらいのことをやって、やはり地域と一体になっていろいろな協力をしながら犯罪を防いでくれることが非常に重要だと思うのですけれども、この辺についてどう思いますか。
13:
◯答弁(
生活安全部長) 非常に力強いお言葉をいただきましてありがとうございました。限られた予算の中でいかに効率的に執行するかということについては、県防連、あるいは地区防連を所管する部署といたしましてしっかりやっていきたいというふうに考えます。さらに、印刷物の関係でございますけれども、これも予算措置をして、各署に配布しているといった現状でございます。
14:
◯要望(
川上委員)
警察というのは何でこんなに予算折衝を遠慮するのかよくわからない。本部長、しっかり体制をつくって、広島県の安全・安心を保つために必要なものはしっかりいただくということをやらないといけない。僕が県議会議員になって10年になるのですけれども、いろいろな中でおくれているのは
警察行政だと思うのです。先般も質問しましたけれども、庁舎でももう古い、冷房もつかないような庁舎がいっぱいあるのです。知事部局の庁舎を見てください。どこへ行っても立派なものです。
そういうことで、ぜひとも県警本部を挙げて予算獲得に努力して、これを早く言うと県民の安全・安心に結びつくのですからしっかりやっていただきたいということを要望するとともに、最近、医学でも予防医学というのがはやっておりますけれども、予防、防犯含めて大切なことなのですから、それにもっと目を配って、しっかりと予算をつけて、住民と一体になって犯罪を防ぐということが大切だと思うので、こういう意見を言わせていただきました。
休憩 午前11時2分
再開 午前11時6分
[商工労働局・労働
委員会事務局関係]
(5)
当局説明
1) 商工労働局長が
報告事項(3)について、
別紙資料3により
説明した。
2) 雇用人材確保課長が
報告事項(4)について、
別紙資料4により
説明した。
3) 企業立地課長が
報告事項(5)について、
別紙資料5により
説明した。
(6)
質疑・応答
なし
(7) 閉会 午前11時20分
発言が指定されていません。 広島県議会 ↑
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