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  1. 青森県議会 2013-01-21
    平成25年建設委員会 本文 開催日: 2013-01-21


    取得元: 青森県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-01-04
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ○開 会  午前11時00分 ◯熊谷委員長  おはようございます。  ただいまから建設委員会を開きます。  慣例により、会議の記録署名委員を指名いたします。相馬委員松尾委員にお願いいたします。  本日の審査案件は、特定付託案件であります。  なお、本日は、成田県土整備部長が欠席しております。  特定付託案件について質疑を行います。  質疑は議題外にわたらないように簡明に願います。  なお、答弁者は、挙手の上、「委員長」と呼び、次に職名を言って発言を求めてください。  質疑はありませんか。──越前委員。 2 ◯越前委員  まずは、新年を迎えて初めての委員会でありますので、遅ればせながら、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いを申し上げます。  それでは、早速、時間が限られておりますので。  本年1月14日、本州南岸で急速に発達いたしました低気圧の影響で、首都圏を中心に大雪となる大荒れの天候となりました。首都圏のJR各線等の運休や首都高速の通行どめなどが相次いで発生したり、車のスリップ事故や歩行者の転倒が多発し、多くの方がけがをするという事態になったことは御案内のとおりでございます。  本県各地域におきましても、昨年に匹敵するような、あるいは上回るような大雪に見舞われているところでありまして、県内各自治体においては既に豪雪対策本部が設置されるなど、雪による災害や事故を未然に防ごうと日々、対策などに追われているところでございます。  県が管理する国県道における今冬期の除排雪については、私も雪が降る前の昨年11月の当委員会において取り上げ、除排雪計画等をお伺いしたところですが、実際に12月、1月と雪が降る時期になりまして、私が住むむつ市大湊地区においては、先日、小学校などの始業式の前に通学路の歩道の除排雪状況を調査いたしましたが、しっかりと歩道の排雪が行われ、児童を初めとする歩行者の安全確保に着実に取り組んでいただいていることを確認いたしました。非常にありがたく、心から敬意を表するとともに、感謝を申し上げる次第でございます。  そこで、これから真冬を迎えるに当たりまして、県が管理する国県道における今冬期の除排雪実施状況について、3点ほどお伺いいたします。
     まず、第1点でありますが、県内におけるこれまでの降雪状況について、まず最初にお伺いいたします。 3 ◯佐々木道路課長  今冬の1月15日現在の県内5指定雪量観測点、青森、弘前、五所川原、むつ、野辺地の5指定雪量観測状況ですが、平均累計降雪量につきましては、過去5年間の平均221センチメートルを上回る247センチメートルとなっており、豪雪であった昨年度の284センチメートルに次ぐ降雪量となっております。  観測地点ごとの降雪量につきましては、青森が327センチメートル、弘前が348センチメートル、五所川原が283センチメートル、むつが124センチメートル、野辺地が154センチメートルとなっており、青森、弘前、五所川原では過去5年間平均を上回っており、特に弘前では昨年度を上回る降雪量となっております。 4 ◯越前委員  これまでの5年間の平均を上回る大雪であるということを御答弁いただきました。  そこで、第2点でありますが、ただいまの答弁を踏まえまして、県内における県民局ごとのこれまでの除排雪の執行についてはどのような状況になっているかお伺いをいたします。 5 ◯佐々木道路課長  1月15日現在の除排雪執行状況につきましては約12億8,000万円で、過去5年間の平均約9億9,000万円を上回り、豪雪であった昨年度の約15億円に次ぐ状況となっております。  県民局ごとでは、東青地域県民局が約3億7,000万円、中南地域県民局が約2億7,000万円、三八地域県民局が約9,000万円、西北地域県民局が約2億6,000万円、上北地域県民局が約1億9,000万円、そして下北地域県民局が約1億円となってございます。 6 ◯越前委員  ただいま御答弁いただいたように、除排雪執行状況についても、予算が大変多く注がれております。それだけ雪が多いということになるわけですが、そこで、第3点はこの冬期における歩道確保についてはどのような取り組みを行っているのかお伺いをいたします。 7 ◯佐々木道路課長  歩道除雪につきまして、市町村を通して小型除雪機を貸し出しして、地域住民の協力により歩道除雪を行うスクラム除雪を推進してまいりました。しかしながら、歩行者の多い通学路であるにもかかわらず、道路が狭いため歩道除雪が困難な場所につきましては、始業期前などの適切な時期に排雪等を行っております。これから寒さのピークを迎えることになりますので、引き続きパトロールの強化をするとともに、地域住民からの情報を得ながら、冬期歩行空間の確保に努めてまいります。 8 ◯越前委員  冬期間には車道の除雪も大変重要でありますけれども、今、申しましたように、小学校、中学校、高校等々、公共施設の近辺における歩道の除雪も大変重要な課題でございます。やはり冬期といえども、歩行者が安全に歩道を歩けるような態勢を常につくることがやはり大変重要であろうと考えておりますが、予算のかかる問題でありますから、当然、その辺については十分承知はいたしておりますが、昨年に増す豪雪になろうとしている、もう豪雪になっているわけでありまして、各地域においても豪雪対策本部を設置して取り組んでいる。県でも、既に豪雪対策本部を設置されたということでございます。これからさらにさらに真冬日を迎えるに当たって、この車道、歩道の除排雪体制については、今まで以上に意を用いて取り組んでいただきたいと思います。  そこで、歩道についてはスクラム除雪を行っていくんだと、地域の協力体制をとりながら歩道の除雪に取り組んでいきたいという御答弁でございました。スクラム除雪も大変重要なことだと思いますが、歩道の除雪機の貸し出しにしても、また、貸し出された側にしても、先般、申し上げましたが、歩道そのものに除雪機を入れても、住宅密集地においては、雪を排雪する場所がない。となると、当然、排雪用のトラック等が必要になってくるわけですが、やはりスクラム除雪をとる場合に、それら空白地のない地域において除雪機を導入した場合の、歩道の雪を排雪する際のあり方、どのような形で取り組んでいくかということも大変重要であろうと思いますが、その辺については、スクラム除雪を行っていく中でどのような検討がなされておられるのか、この点についてお伺いいたします。 9 ◯佐々木道路課長  歩道がないところ、あるいは歩道の少ないところ、狭いところといいますのは、結局、我々も量を見ながら、やはり排雪をせざるを得ない場面があるものと考えてございまして、そういったときには、やはりこれからもパトロールの強化に努めながら、地域住民の皆様からの情報も得ながら、順次、排雪の計画を立てて歩道の確保を図っていくということを考えてございます。 10 ◯越前委員  学校が始まって、保護者の方々、学校関係者の方々が一番心配するのは、やはり子供たちの安全な登下校、特に国道、県道に面するところにある幼稚園、保育園、また小学校、中学、高校については、通学路としても重要な道路ですから、当然、歩道の除雪については意を用いた取り組みが大変重要だと思っているわけであります。どうかひとつ、今年度も大変な豪雪の状況になっているわけですので、特に車道の除雪、また歩道の除雪についても、県民の安全を確保するために具体的かつ積極的に取り組んでいただきたいと、この点について要望しておきたいと思います。  そこで、関連する質問ですけれども、昨年に匹敵する大雪に見舞われていることは、先ほどから申し上げているところで、県では、1月18日午後3時に道路雪害対策本部を設置したところでございますが、対策本部を設置する基準並びに対策本部設置後における具体的な取り組みについてお伺いをいたします。 11 ◯佐々木道路課長  豪雪災害時における体制としましては、県内5指定観測点のうち、2分の1以上がおおむね警戒積雪深に達した場合を目安として警戒体制をとり、道路雪害対策本部を設置することとなっております。  平成25年1月18日午前8時現在で、青森県内指定雪量観測点のうち1カ所、弘前が警戒積雪深を超えて、そして2カ所、青森及び五所川原が近づきつつある状況になっておりまして、また、県内6地域県民局のうち3地域県民局、中南、東青、西北ですが、それぞれの県民局が地区警戒体制をとるということから、今後の気象状況報道等を含めて総合的に判断し、警戒体制に移行して、道路雪害対策本部を設置したところでございます。  対策本部設置後の取り組みとしては、職員、除雪業者による道路パトロールの強化、除排雪体制の強化、排雪計画運搬トラック調整のための関係市町村との連絡強化、さらに大変になったときの緊急体制に向けた準備として、除排雪優先路線の決定、借り上げ機械の増強の検討、除雪機械オペレーターの増員の検討などとしてございます。 12 ◯越前委員  今年度は豪雪対策本部を設けなければならないほどの豪雪になっているわけですが、地方自治体において、除排雪の経費が予想以上にかかり、自治体からも、予算の確保について何とかしてもらいたいという強い要望等が出されておるところです。したがって、今冬期においても、予算の確保に向けた取り組み、もう一つは、先般も市町村長からお話があったんですが、冬期間に除雪した雪を雪捨て場に捨てるわけですが、それがビルディングより高い高さまで積み上げられて、春になって解けるまでに4月、5月、6月と、約3カ月ほど処理がかかると。それらに対する経費はほとんど見込まれていない。そういう中で、除雪費と同じように、この除排雪対策に対する経費がかさんで、大変、地方の財政を緊迫させている状況にあるということを訴えられました。なるほどなと思ったわけです。この点についても、やはり県として予算の確保、地方自治体に対する支援体制なども国等に要望しながら予算を確保して当たっていくべきではないかなと思っているわけですが、この件について、県ではどのように考えているか、一言、御所見を伺いたいと思います。 13 ◯佐々木道路課長  委員おっしゃるとおり、除雪費の要望につきましては、今、予定している状況としては、1月29日になりますが、青森県から福井県の日本海側の県が合同で国交省に、社会資本整備総合交付金プラス別枠での予算獲得ということで要望に行くという予定を立てていますし、2月7日には知事を筆頭に総務省と国土交通省に除雪の予算の獲得に向けた要望に行くということで、今、考えてございます。 14 ◯越前委員  予算の確保についても、これからしっかりと取り組んでいくと計画されて、これから実施に向けて行くわけですが、どうかひとつ、地方自治体の緊迫する財政状況の中で、地域住民の安全、安心を守るためにも、車道、歩道の除排雪は大変重要な課題であります。そのためにも、予算の確保は重要な課題だと考えておりますので、ただいま御答弁ありましたように、これからの日程に従って強力な要望活動を行う中で予算を確保し、しっかりとした今冬期における除排雪体制をとっていただきたいと強く要望しておきたいと思います。  続きまして、除排雪に関連しまして、凍結防止剤の散布についての質問でございます。  本県の警察本部のまとめによりますと、平成23年度、12月から2月までの3カ月間で1,600件の交通事故が発生し、そのうちスリップ事故は696件となっています。さらに、696件のうち356件が車両相互追突事故となっていまして、1割のスピードダウン、2倍の車間距離、3分早目の出発ができていれば追突事故にならなかったケースもあるのではないかと言われております。やはり路面の凍結がスリップ事故につながっているケースが非常に大きいと私は考えるところでございます。  県においてはスリップ事故の防止策に取り組んでいただいているところですが、県が管理する国県道における今冬期の凍結防止剤散布について、次の2点についてお伺いをいたします。  まず、第1点ですが、凍結防止剤散布に対する箇所選定の考え方と散布基準についてはどのような考え方の中で基準のもとに取り組んでいるのか、この点についてお伺いをいたします。 15 ◯佐々木道路課長  凍結防止剤散布箇所につきましては、急勾配、急カーブ及び日陰部や交差点などのスリップ事故が起きやすい箇所を選定しています。このうち特に勾配が急な箇所については、砂箱ですとか凍結防止剤自動散布装置を設置しているところでございます。  散布車での散布につきましては、路面が凍結している、あるいは凍結するおそれがある場合で、朝夕の通勤時間帯を基本としてございます。引き続き気象状況を注視しながら、適時適切な凍結防止剤の散布に努めてまいりたいと考えています。 16 ◯越前委員  そこで、関連する質問ですが、第2点は、各県民局ごと凍結防止剤散布箇所について、どのような考え方の中で散布をなされておられるか、この点についてお伺いをいたします。 17 ◯佐々木道路課長  今冬の県管理国県道凍結防止剤散布箇所につきましては、県全体で2,586カ所、延長に直しますと426キロメートルとなっています。  各県民局ごとの箇所につきましては、東青地域県民局が524カ所で81キロメートル、中南地域県民局につきましては323カ所で39キロメートル、三八地域県民局では634カ所で73キロメートル、西北地域県民局が580カ所で85キロメートル、上北地域県民局が352カ所で106キロメートル、下北地域県民局が173カ所で42キロメートルとなってございます。 18 ◯越前委員  凍結時における凍結防止剤の散布は本当に重要だと思いますが、私もやっぱり凍結した際には、ブレーキをかけてもとまらない状況はたびたびあるわけです。そういうことによって衝突事故、また、飛び出し事故等が発生するわけでございます。そういう意味では、適時適時凍結防止剤を散布することは非常に重要なことであると思いますが、融雪水を出しているところ、例えば青森駅と新町通りもそうですが、水を出して融雪している箇所はいいんですが、それとつながる道路がしばれることによって、道路がわだちになったり、そのことによってスリップ事故衝突事故を起こすということがございます。例えば、むつの本町通りも水を出しておりますが、通りはいいんですが、それから支線に入る、また、国道338号にかかわる部分では、今、言ったように、ちょうど切れるところが凍結して、そのことによって車が事故を起こすということがたびたび起きています。せっかく対策を講じているものの、一方では事故につながるという危険性もございまして、しばれるときは、やはりその箇所における除雪をきちんとやれる体制をとっていただければ大変ありがたいなと思うんですが、この点についてはどのような対策を講じておられるのか、お伺いしておきたいと思います。 19 ◯佐々木道路課長  消雪パイプ等で路面が凍ってないところと交差するような道路の部分は、どうしても段差ができる、そして、その部分が盛り上がるという現象が出ていまして、どうしても通行する場合の障害が出てくるという場合が多いと感じています。それらにつきましては、県道だけではなくて、市町村道との交差の部分ということもございますので、やはり適時適切にパトロールしながら、関連市町村との情報交換をしながら、必要なところの除雪をするような連絡体制を強化していきたいと考えてございます。 20 ◯越前委員  ただいま答弁あったように、ひとつ、その点についても、連絡体制を強化しながら、しっかりと対応していただきたいと強く要望を申し上げておきたいと思います。  次に、防災関連推進事業についての質問ですが、本事業につきましても、昨年5月21日に行われた当委員会で私が取り上げたところでございます。豪雨や地震災害時に孤立するおそれのある集落は、このときの質問の中で、275集落あるとの御答弁をいただいているところであります。このことは翌日以降の新聞各紙で大きく報道され、県民に注目されたところでもあります。また、先月の当委員会において、津波対策における避難経路避難場所の確保についても取り上げたところですが、大規模地震発生時において実際に避難した場所が孤立するおそれが発生するという課題が当然のごとく出てくるものと考えるところです。そこで、豪雨や地震発生時における孤立するおそれのある集落等の解消について、次の2点についてお伺いをいたしたいと思います。  第1点は、これまでどのような取り組みを行ってきているのか、まず最初にお伺いをいたします。 21 ◯井上整備企画課長  災害時におきまして、各地域の役場及び支所は重要な防災拠点となることから、防災公共においては、集落や避難所と役場との間の道路交通を重視いたしまして、その間の危険箇所が崩落した際に、役場への経路が分断される集落や避難所が孤立するおそれのある集落・避難所と定義いたしまして、平成23年度までに全て抽出したところでございます。この結果が275集落ということでございます。  この孤立するおそれのある集落・避難場所をつくらないためには、集落や避難所、役場との間について、地域の実情を反映した危険箇所のない最適な経路を確保することが重要と考えているところでございます。このため、地域県民局単位に県・市町村で構成される県民局ワーキンググループを設置し検討を進めているところでございます。平成24年度は、12市町村において、現在、ワーキングを実施しており、避難経路避難場所の検証や孤立した際に輸送手段となる臨時ヘリポートの候補地などの検証を行い、必要な対策について、防災公共推進計画に設定していくこととしております。平成25年度には、残る28市町村においてワーキングを実施しまして、県内全域において計画策定を終了する予定となっているところです。 22 ◯越前委員  24年度、12町村で検討されているということですが、震災から早2年になろうとしているわけですが、そういう意味からすれば、2年もたって、まだこのぐらいしか進んでいないのかという見方にもなります。それぞれの自治体における事情もあると思いますが、いずれにしても、やはり自然災害原子力災害、さまざまな災害がいつやって来るかわからないわけですので、おととしの大震災を契機にして、防災公共に関して非常にシビアに、そしてまた具体的に対応していかなければならない重要課題だと考えているわけで、そういう意味からすれば、市町村取り組みはまだまだ進んでいないという現状の中で、さらに取り組みを具体化していかなければならない。具体化していかないと、総合的に県の防災計画がまとまらないわけですから、残る28市町村ワーキングに取り組んでいくということですが、積極的な取り組みをお願いしておきたいと思います。  そこで、第2点でございますが、今年度、調査並びに検討していることを今後どのように生かしていくのか、今後具体的にどのように取り組んでいくのか、この点についてお伺いをいたします。 23 ◯井上整備企画課長  孤立集落孤立避難所をつくらないためには、集落や避難場所から役場への経路を確保することが重要でございます。また、いつ何時発生するかわからない災害に対処していくためには、孤立集落等と役場等の間で救援物資や病人の搬送を可能とする輸送手段を確保することも重要になります。このため、集落、避難所、役場間の経路上にある危険箇所の安全対策を実施するほか、危険箇所を回避することを可能とする道路整備などを実施してまいります。また、徒歩や小型船舶でさえも避難が不可能な地区につきましては、避難経路の確保、それから救援物資などの輸送を可能とします臨時ヘリポートの確保などの対策も実施することとします。さらに、豪雨や地震時には避難所自体が被災するおそれもあると考えることから、危険区域内にある避難場所については、変更や新設といった最適な避難場所の確保についても対策を検討してまいります。  具体的には、例えば国道279号易国間地区の災害防除事業やむつ尻屋崎線岩屋バイパス事業などが現在実施されておりますが、これについては、防災公共として位置づけられると、私たちは現時点で考えております。これらの事業については、引き続き進捗を図っていくこととなります。また、それ以外の事業につきましても、防災公共推進計画に位置づけられた事業につきましては、県と市町村の適切な役割分担のもと、優先度を設定しまして、緊張感を持って実施してまいりたいと考えてございます。 24 ◯越前委員  具体的な御答弁をいただきまして、ありがとうございます。  そこで、ただいまも御答弁の中にございましたが、防災公共をより具体的に、より確実なものにしていくためには、その地域地域の実情に応じた、より具体的な対策が必要であると私は考えております。真に、避難経路避難場所の設定はできているのかという問題、それから、今、答弁の中にも多少触れられておられましたが、食料や資材等の確保は果たして万全であるのかという問題等、より具体的に地域住民にわかりやすく避難のしやすい体制づくりに取り組むことが今後の重要な課題であると私は考えておりますが、県としては、この避難経路避難場所の設定について、どのように考えて、今後、具体的に取り組んでいくのか、この点について、再度、お伺いをいたします。 25 ◯井上整備企画課長  現在、地域の実情に精通した市町村──これは防災担当部局と土木担当部局あわせてですが──市町村と一体となりまして、孤立集落や避難所、危険箇所、既存の避難経路、ヘリポート等の候補地等を入れた図面を作成いたしまして、箇所ごとに最適な避難路、避難場所を検証しているところでございます。その結果を踏まえて設定することとしております。  県としては、市町村とのワーキングの結果を踏まえ、真に最適な避難経路避難場所を確保するための優先度の高い危険箇所対策、ハード、ソフトを含めてですが、これを防災公共推進計画に位置づけ、それぞれが必要な対策を進めていくこととしています。繰り返しになりますが、これら全てを完了するためには相当な時間を要することから、同時に臨時ヘリポートの確保など、集落が孤立した場合の対策についてもあわせて計画に位置づけ、最適な避難経路避難場所の確保に努めてまいりたいと考えてございます。 26 ◯越前委員  この避難経路避難場所についての設定のあり方、また、取り組み方、いろいろと今、御協議をなされて、これから具体化に向かって取り組んでいるとのことですが、先ほどの質問でも申し上げましたが、やはり県土整備部だけでは対応できない問題も当然あるわけですので、これについては、やはり避難道路、避難経路という立場からの県土整備部の提言があってしかるべきだし、その中においても、庁議等における横断的な取り組みをやはりしっかりとやっていただくことが非常に重要であると考えますので、その点は今後──今も取り組んでおられると思いますけれども──機会あるごとに、県土整備部は県土整備部の立場から提言していただきながら、全庁的立場でしっかりと防災公共の対応ができるように取り組んでいただきたいと強く要望しておきたいと思います。  続きまして、下北地域における港湾の整備状況についての質問でありますが、まず、地方港湾仏ヶ浦港についてお伺いをいたします。  下北半島の西海岸に位置する仏ヶ浦につきましては、凝灰岩が長い間の風雨や荒波などによって浸食されてできた巨岩とコバルトブルーの海、岩間にたまったエメラルドグリーンの水が織りなす大自然の造形美が、昭和16年に国の名勝及び天然記念物の指定を受けておりまして、さらに昭和43年に下北半島国定公園、昭和50年に国定公園内の海中公園の指定を受け、昭和44年には地元の佐井村長が長さ26メートル、幅2メートルの桟橋、1橋を建設して、観光客の受け入れを始め、現在では下北半島における一大観光スポットとなっているところです。このような背景によって、県では平成3年に地方港湾仏ヶ浦港として港湾区域の指定を受けて、それ以来、長年にわたり仏ヶ浦港の整備に取り組まれてきているところで、この点については心から敬意を表するところでございます。  そこで、地方港湾仏ヶ浦港の整備状況について、次の2点についてお伺いをいたします。  第1点でありますが、これまでの整備状況は、どのような状況にあるのかお伺いをいたします。 27 ◯奈良港湾空港課長  仏ヶ浦港は、遊覧船が寄港する場合の安全性向上、これを図るために平成3年に地方港湾として指定されまして、これまで遊覧船が接岸する物揚場につきましては、全体延長90メートルのうち70メートルが整備済みとなっており、また、浅い部分の泊地浚渫と歩道105メートルが完成しております。現在は、静穏度向上を目的として防波堤を整備しており、全体延長100メートル、総事業費約13億5,000万円で整備を進めているところでございまして、平成23年度末で50メートルが完成しているところです。今年度は、事業費4,000万円をもって、この防波堤の整備の進捗を図っているところでございます。
    28 ◯越前委員  大変積極的な整備を進めていただいておりますことに対しては改めて敬意を表したいと思います。  そこで、第2点でございますが、この地方港湾仏ヶ浦港の今後の具体的な取り組みについてはどのように行っていくのかお伺いいたします。 29 ◯奈良港湾空港課長  今後につきましては、今、進めております、この防波堤の平成33年度完成を目指しまして、地元佐井村と連携しながら、事業の進捗を図ってまいりたいと考えてございます。 30 ◯越前委員  平成33年度完成を目指して、今、取り組んでおられるということでございます。まだまだかかるなという感じがいたしますが、より積極的にひとつ、取り組んでいただきますように強く要望申し上げておきたいと思います。  次に、地方港湾大間港の整備状況についての質問でございます。  大間港におきましては、下北半島の最北端、すなわち本州最北端に位置する港湾でございまして、昭和39年に国内で最初の外洋フェリーとして大間-函館間のフェリーボートが就航したところでもございます。大間町民、佐井村並びに風間浦村の北通り3町村にとりましては、今も変わらず、この大間-函館間の航路は福利施設の充実する函館市への身近な交通手段であり、買い物や通院など、日常生活に密着した生活航路としての役割を担う重要な航路となっております。また、老朽化した現行船の「ばあゆ」1,529トンにかわる新船が「大函丸」として1,985トンと大型化され、今春の就航を目指して、今、建造が進められているところであります。大間港の整備は防災の観点からも積極的に推進していく必要があるものと考えるところですが、そこで、地方港湾大間港の整備状況についてお伺いいたします。  第1点は、これまでの整備状況についてはどのような状況で取り組んでおられるかお伺いいたします。 31 ◯奈良港湾空港課長  大間港は、昭和28年に地方港湾として指定されまして、これまで根田内地区におきまして西防波堤、それから中央防波堤、2号岸壁などを整備しております。また、大間地区におきましては第1号の物揚場などが完成してございます。  現在は、根田内地区におきまして、先ほど委員からお話がございましたフェリーの新造船がことし4月に就航する予定となってございます。この就航に必要となります根田内1号岸壁──既設の岸壁でございますが──この改良工事、それと泊地の浚渫工事を実施してございます。昨年度末までの進捗率は、事業費ベースで、岸壁については約39%、泊地の浚渫は約76%となってございます。これにつきましても、今年度、新造船の竣工に合わせ今年度中の完成を目指しているところでございます。  また、隣の大間地区におきましては、漁船の大型化等により係留施設の不足が出てございます。これを解消するために物揚場の220メートル増設整備を進めています。昨年度末までの進捗率は、事業費ベースで約21%となってございます。今年度は事業費約1億円をもちまして、本体ブロック235個の製作工事を行っているところでございます。 32 ◯越前委員  新造船の完成も間近でございます。4月から運行されるということで、ただいまの答弁でも、今年度内の完成を目指して、今、取り組んでいるということでございます。より積極的に、予定どおり完成ができるように、ひとつ、取り組んでいただきたいと強く要望しておきたいと思います。  続きまして、地方港湾尻屋岬港の整備状況についての質問でございます。  尻屋岬港は、下北半島最東端の尻屋岬の西側に位置しまして、昭和26年に避難港の指定を受け、整備が始められ、その後、昭和28年に地方港湾の指定を受けて、津軽海峡を航行する船舶の避難港として重要な役割を果たすとともに、尻屋岬港の背後に埋蔵されている無尽蔵といわれる石灰石やセメント製品などの海上運搬に活用される商港的な機能も担っている港湾であると理解しているところでございます。  そこで、地方港湾尻屋岬港の整備状況についてお伺いをいたします。  第1点は、これまでの整備はどのような状況まで取り組まれているのかお伺いをいたします。 33 ◯奈良港湾空港課長  尻屋岬港は、昭和26年に避難港として指定され、また、昭和28年に地方港湾として指定され、これまで5,000トン級岸壁1バース、1,000トン級岸壁1バース、物揚場100メートル及び船揚場60メートルが完成しています。現在は、静穏度向上を目的としまして、防波堤東と防波堤西の整備を進めております。  防波堤東につきましては、全体延長843メートルのうち、平成3年度までに643メートルが完成をいたしまして、続いて、平成4年から200メートルを延伸するべく、事業費約20億9,000万円で整備を進めてございまして、昨年度末で148メートルが概成している状況でございます。この200メートル延伸区間の進捗率につきましては、事業費ベースで約77%となっています。  また、防波堤西につきましては、全体延長220メートル、事業費約17億6,000万円で平成5年度から整備を進めているところでございまして、昨年度末で178メートルが概成してございます。進捗率は、事業費ベースで約91%となってございます。今年度は、引き続き事業費1億2,000万円をもちまして、防波堤西のケーソン2函の据えつけ及び1函の新規製作工事を行っているところでございます。 34 ◯越前委員  今、積極的な取り組みの状況については理解したところでありますが、今後、具体的にはどのように取り組んでいかれるのかお伺いをいたします。 35 ◯奈良港湾空港課長  尻屋岬港につきましては、先ほど委員からお話のございましたように、尻屋の背後に存します石灰石を原料として事業者が張りついてございまして、これらのために大型岸壁──5,000トン級の岸壁港ができておるわけですけれども──この静穏度を確保するために、先ほど説明しました防波堤東及び防波堤西、この2つの防波堤の延伸整備が非常に重要な課題と考えてございます。特に防波堤西につきましては来年度の完成を目指してございます。また、沖合の防波堤東につきましては平成27年度の完成を目指しまして、引き続き、地元東通村と連携しながら、事業の進捗を図ってまいりたいと考えてございます。 36 ◯越前委員  ありがとうございました。  まだまだ時間がかかる事業ですので、積極的に取り組んでいただけますように強く要望しておきたいと思います。  最後になりますが、脇野沢川総合流域防災事業についての質問でございます。  脇野沢川は、河道が狭小で現況流下能力が低く、また、旧脇野沢村市街地において急激に屈曲しているために、昭和から平成にかけて、たびたび浸水被害が発生した経緯があります。治水安全度の向上が求められてまいりました。  県におきましては、平成3年度から脇野沢川の改修を開始され、これまで長年にわたり事業に積極的に取り組んできていただいているところであります。地元からは早期の完成が強く望まれているところです。私も震災被害が発生したときや、地元からの要望があったとき、また、工事の状況を調査するために、これまでも何度も現地調査を行ってまいりました。それらを踏まえて、この脇野沢川総合流域防災事業についてお伺いをいたします。  第1点でありますが、これまでの整備の目的並びに整備状況についてどのような状況下にあるか、この点についてお伺いをいたします。 37 ◯白川河川砂防課長  脇野沢川におきましては、旧脇野沢村市街地の浸水被害の防止にあわせて新住宅地の形成など、まちづくりと一体となった治水対策を進めるため、河口から1,700メートルの区間について、平成3年度から河川改修事業に着手しております。  河口部は市街地を迂回する新たな河川を整備しており、これが平成22年度までにおおむね完成したことから、市街地部の治水安全度は大きく向上しております。今年度は中流部に位置する渡向橋から館山橋の区間において、掘削、護岸などの工事を実施しており、今年度末における進捗率は事業費ベースで約88%となる見込みとなってございます。 38 ◯越前委員  進捗率88%、着々と取り組まれていることについては、私も現場を見てよく理解をしているところでございます。  そこで、第2点でございますが、今後、具体的にどのように取り組まれていこうとしているか、この点についてお伺いをいたします。 39 ◯白川河川砂防課長  今後の取り組みでございますが、来年度以降は館山橋のかけかえや館山橋上流の掘削、護岸を実施することとしており、平成27年度の事業完成に向け、地元関係者や関係機関の御協力、御理解を得ながら、引き続き事業の促進に努めてまいります。 40 ◯越前委員  平成27年度の完成を目指して着々と取り組まれていくということでございます。本当に、このかけかえ前と、また工事を行っている状況を見ましても、これが完成することによって、いわゆる大雨災害に対する解消策、そして浸水被害等の解消ということに大きく寄与するものであり、大変重要な事業だと思っております。平成27年度完成を目指して取り組んでいかれるということでありますが、さらにひとつ、意を用いて積極的に取り組んでいただきますように強く要望して、私からの質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。 41 ◯熊谷委員長  午さんのため暫時休憩いたします。再開は午後1時といたします。 ○休 憩  午前11時52分 ○再 開  午後 1時00分 42 ◯熊谷委員長  それでは、休憩前に引き続き、委員会を開きます。  質疑を続行いたします。  質疑はありませんか。──松尾委員。 43 ◯松尾委員  それでは、私からは平成23年度に青森県の住宅リフォームの支援事業が始まりまして、ただ、実際の結果というのは非常に制度の煩雑さというのもあったんでしょう、余り(「不評だったね」と呼ぶ者あり)好評ではなかったということで、平成24年度、新たな気持ちで取り組んでおられるんだと思います。  この青森県安全安心住宅リフォーム促進支援事業の今の状況について、いろいろ質問をしていきたいと思いますが、まず、本年度の住宅リフォーム補助の実施状況について、どのようになっているのかお伺いをしたいと思います。 44 ◯原田建築住宅課長  青森県安全安心住宅リフォーム促進支援事業につきましては、既存住宅の耐震性や省エネ性等の向上によりまして、良質な住宅ストックの形成を図るということを目的としまして、平成23年度より実施をしているところでございます。今年度の事業の実施状況でございますが、23市町村で事業を実施しておりまして、うち19市町村では今年度の受け付けを既に終了しております。今後、残りの4市町村も2月末までには順次、受け付けを終了する予定となっているところでございます。  昨年12月末現在の補助申請件数でございますが、件数は280件、補助申請金額にいたしますと4,623万5,000円となっておりまして、補助予算額の1億2,400万円の約37%となってございます。  市町村ごとの件数の傾向でございますけれども、280件のうち、一番多いところが青森市の117件となっております。また、震災の被災の補修ということもありまして、八戸市が79件と、市部のほうで件数が多いという形になってございます。町村部につきましては数件程度という傾向になっているところです。 45 ◯松尾委員  この住宅リフォームの制度は、もちろん耐震というものがあれば、その部分は倍にして補助をする──10%を20%にするとか──そういう要件もあります。そしてまた、それ以外の部分でも、いわゆる高断熱といいますか、CO2の削減ですとか、そういう目的をしっかりつくって制度を進められているんだと思っておりますが、今、御説明をいただきました、例えば青森市が117件、そして八戸市が79件ということで、おおむね市のほうでよく利用されているような感じを持つんですが、町村のほうで、ちょっと利用率が余り芳しくないような見方もあるんですけれども、その点については、どういったことでこういう状況になっているのかという御見解というのはございますでしょうか。 46 ◯原田建築住宅課長  町村部のほうで件数が市部に比べると少ないということですが、これはやはり、そもそも母数として住宅の戸数、世帯数という違いがあろうかと思います。年度当初の予算の補助をする際に、市町村からも戸数要望をお伺いしてから配分をしている形でございますけれども、やはり世帯数の違いというのが出てきているところがあると思っております。 47 ◯松尾委員  当初の予算額でいくと1億2,500万円を今年度の予算額として見ているわけですが、37%の現状と、あと、残りの23町村のうち、19市町村は今、実施済みで、残りの部分もこれから出てくるということです。この実績かゼロの市町村長ともこの間、少し話をすることがあったんですが、これから何件か出るでしょうという話もございました。それはそれとして、大変いいことだとは思うんですが、いずれにしても、この予算の消化率と言うとちょっと語弊があるかもしれません。ただ、しっかりと予算を使い切る、そしてまた、足りないから補正を組むというぐらい、やっぱり制度が活用されることが非常に望ましいのかなと思っております。  そこで、話はちょっとずれるんですけれども、リフォームのほうから、今度、新規になりますが、県の住宅着工戸数の本年度の状況について、県ではどのように見ているのか、ちょっとお伺いをしたいと思います。 48 ◯原田建築住宅課長  今年度の県の住宅着工戸数ですが、近年に比較して増加傾向を示してございます。昨年1月から11月までの着工戸数は5,117戸になっておりまして、これは過去3年の平均4,535戸に対して13%程度の増加となってございます。その要因は明確ではございませんけれども、昨冬の豪雪による住宅着工時期のことしへのずれ込み、また、住宅エコポイント制度の終了や消費税増税に伴う駆け込み需要等が影響しているのではないかと考えてございます。 49 ◯松尾委員  今、住宅リフォームから新規着工に話を飛ばしてみたんですけれども、なぜそういうふうに話をちょっと動かしたのかというと、ある町村で、もちろん、県の進めている住宅リフォームとはまた制度の中身は違いますけれども、700万円の補助金で2億4,000万円の総額の仕事要因になったそうです。つまり、しっかりと補助制度を使いやすいように変えていく努力、また、効果を引き出すというのが、私はとても大事なことだと思っています。  そこで、住宅リフォーム制度の、効果的に安心できる住宅をふやしていくという一つの趣旨はもちろんなんですが、私はもう一方の部分で、経済効果も当然あわせ持つ必要があるんだろうと思っていますけれども、そういう考え方は県の制度の中にあるのかどうか、確認をしたいと思います。 50 ◯原田建築住宅課長  昨年度から実施しております、この青森県安全安心住宅リフォーム促進支援事業ですけれども、この制度の目的は、良質な住宅ストックを促進していくということで、補助を図っていくということと、委員御指摘のように、リフォーム事業を促進していくことにより、地域住宅産業の活性化にもつなげていこうと考えております。
    51 ◯松尾委員  昨年12月に政権交代をしまして、これからどういうふうに公共事業のありようが進んでいくのかという、そういう見方はあると思います。ただ、政権交代以前からも、やはり住宅関連というのは、経済の裾野が広いということで、これを何とか活性化させていかなければならない。もちろん、これは建築の部分だけではなくて、金融の部分や、また、所得もふえていかなければならないわけですけれども、先ほどのある町村の例でもわかるとおり、意外と潜在的需要は各町村でもあるんだと思います。ですので、やはり制度の周知の仕方、また、制度の活用の煩雑さをできるだけ簡素化していくとか、いろんな方策をとっていけば、かなり進んでいいんだと思います。ことし、昨年よりも伸びて、現在で37%ということですが、また来年度はもっとやはり改善をして、満額消化できるように努力をしていただきたいと思いますけれども、現在の住宅リフォーム補助の状況を踏まえて、今後の制度改善をどのように考えているのかお伺いをしたいと思います。 52 ◯原田建築住宅課長  リフォーム促進支援事業でございますが、やはり平成23年度の実績があまりありませんでしたので、まず、今年度、見直しを実施してございます。今年度見直した点につきましては、県民が利用しやすいように、まず、市町村が窓口となって補助を行う、それに対して県が補助金を負担するという体制としておりますし、補助要件につきましても、防災性能の向上等、限度額を上げております。来年度に向けてですが、今年度の市町村の事業は終わりつつありますので、実際の窓口を担当していただいた市町村に、今後、この事業について意見を聞きつつ、補助要件ですとか手続の課題等を整理しまして、住宅性能の向上を図りつつも、より一層、使いやすい制度となるように検討してまいりたいと考えてございます。 53 ◯松尾委員  ぜひそのようにお願いをしたいと思います。  それでは、次に河川の関係の質問をさせていただきたいと思います。  これまでも馬淵川の治水安全対策ということで、各委員も指摘しておりますが、来年度予算もこれからいろいろ議論をされていく、そういう時期になってきておりますので、ここでひとつ、確認をしておきたいと思います。  馬淵川管理区間の改修事業の進捗状況と今後の見通しについてお伺いをします。 54 ◯白川河川砂防課長  県では、馬淵川中流部の宅地の浸水対策や農地の冠水頻度の軽減を図るため、平成20年度から水防災事業による輪中堤の整備や河道掘削を進めてまいりました。しかし、一昨年の台風15号の大雨により、南部町、三戸町などで270戸の家屋浸水被害が生じたことから、平成23年度に災害対策等緊急事業推進費の採択を受けるとともに、平成24年度からは、これまで進めてきた水防災事業を床上浸水対策特別緊急事業に格上げし、重点的に予算を配分することにより、事業の促進を図っております。  今年度は、南部町剣吉地区、虎渡地区、相内地区、大向地区の4地区で河道掘削を実施しているところで、大向地区のすみやの公園箇所の掘削も含め、年度内の完成を予定してございます。事業の進捗といたしましては、経済危機対応・地域活性化予備費が追加配分されたことから、今年度末においての事業費ベースで約49%となる見込みであり、平成25年度は南部町福田工区の掘削や三戸町川守田地区の輪中堤などを実施することとしております。今後とも、平成27年度の事業完成に向けて、着実に事業を推進してまいります。 55 ◯松尾委員  ありがとうございます。  本年度は4地区の河道掘削を完了し、そして49%の事業費ベースでの達成率になるということでございました。来年度は、輪中堤をしっかり進めていくということなんですが、河道掘削のほうは、今のお話で、4地区については年度内完了なんですが、今年度の河道掘削のほかの部分はどうなっているんでしょうか。もうこれで河道掘削は完了ということなんでしょうか。 56 ◯白川河川砂防課長  河道掘削につきましても、平成25年度以降も引き続き実施して、平成27年度までに完了する予定でございます。 57 ◯松尾委員  切れ間なく予算がしっかりと手当てをされて、それが着実に進んでいくことを心から願っております。昨年は、特に大きな大雨というのは来なかったということで、その時期になって非常に心配をしておりましたが、何事もなく昨年は過ぎることができました。ただ、10年に4回も来ているわけですから、やはりそこは、去年よかったからことしも大丈夫ということではなくて、その成果が本当に出るように、また、治水の管理がしっかりできるように、心から願っております。  次に、県が要望している──まあ、地元も要望しておりますけれども──馬淵川の中下流一体管理の実現によってどのような効果が期待できるのか伺いたいと思います。 58 ◯白川河川砂防課長  県では、馬淵川の河川改修の促進とともに、平成18年の洪水被害を受け、馬淵川中流域における安全で安心な地域社会の実現に向け、これまで知事、建設委員会、地元期成同盟会による馬淵川の中下流一体管理の実現を国に要望してきているところでございます。  国による一体管理が実現されると、財政力、技術力の面で大きな効果があり、具体的には、計画的かつ重点的な治水対策、きめ細かな河川の維持管理、的確な洪水予報などの効果が期待できるものと考えてございます。 59 ◯松尾委員  今、一体管理のお話をしたのは、実は水害の後というと必ず出てくるんですけれども、私の地元では、例えばよく説明を聞けば、上流域、岩手県側のほうには治水に関連するダムはないという話は聞くんですけれども、ただ、渇水時、水が少なくなるときには、国交省の河川国道事務所内に渇水対策本部ができて、各ダムを所管している県、町が水の利用の部分について、対策本部を持って、そして一体的に情報を共有してやっていくというものが渇水時にあります。本当であれば、増水時もそういう情報の共有ができるようなものが本当はあるべきなんだろうと、私は思っています。ただ、どうしても国の管理区間はわずか10キロメートル、青森県で中流域、そしてその上流が岩手県ということで、やはり一体管理の必要性というのは、本当に言わずもがななんだと思います。これまでも言ってきておりますけれども、国のほうで全国知事会との話や国交省内での話や、まだまだその部分で、どういうふうに進んでいくのかまだ見えませんけれども、まずは一体管理ができるように、今後とも要望を強めて、その実現に向かっていただきたいなと思っております。地元の中では、岩手のほうで、雨が降ったときに、ダムを開けてるんじゃないかと、そういう話も出たりするものですから。ただ、今回はそういうことではなく、治水に関するダムはないということで、私も説明をしていけるかなとは思っておりますけれども、いずれにしても、そういうことができるように、やはり一体管理、国直轄にするというのを、これからもしっかりと取り組んでいただきたいと思います。  以上です。 60 ◯熊谷委員長  ほかに質疑はありませんか。──相馬委員。 61 ◯相馬委員  さっき越前委員が総体的に除排雪の話をしましたけれども、細かく申し上げたいと思いますが、まず1つは排雪の基準、これは県としてどのような基準を設けているか。それから、先ほどもちょっと出てきたのは、浪岡から弘前のほうへ行くと、ものすごい雪の量で、なかなか自動車も交差できないぐらいになっていると。こういうのを見ますと、どういうような基準で、はっきりした基準はないのかもしれませんが、排雪をしているのか、これがまず1つ目。  それから、中南地域県民局の合同庁舎の前の道路は、県道ですか。(「市道」と呼ぶ者あり)市道ですか。ああ、それでだめなんだな。歩道の除雪がなってないですよ。ああ、そうか。県民局の前だから、県道だと思った。まあ、今、申し上げたところをひとつ、お答えをいただいて、それからまた。 62 ◯佐々木道路課長  県では、主に幹線道路の除排雪を行っておりますことから、交通の支障のないように交通量が少ない夜間の作業を基本としております。  まず、降り始めからはグレーダやトラック等により、高速で除雪をいたしまして、路面の雪を路肩に堆積するということをします。その後、道路幅が狭くなった場合にはロータリ車を使って拡幅除雪を行っております。排雪につきましては、人家連檐部ですとか、いわゆる橋の下に鉄道等がある高架橋等、地理的、あるいは物理的に拡幅除雪に限界があるところにつきましては、道路のパトロールによりまして除雪の状況、路面状況等を確認した上で、今後、降雪が続き、すれ違いが困難になり、そして交通に支障を及ぼすことが予想される場合に実施している状況でございます。 63 ◯相馬委員  さっきの質問のときに、浪岡から藤崎の道路について、雪かさがすごいと、排雪しないものだから、相当の量になっているということですが、その道路についてはどうなんですか、排雪は。 64 ◯佐々木道路課長  多分、委員がおっしゃるのは、国道7号の旧道だと思います。私も現場におりましたときに随分、雪が多い地区であるというのは認識しています。特に浪岡の大釈迦のほうになりますと、またまた雪が多くなるということで、私がいたときは豪雪ではなかったですけれども、しかるべきときに排雪をしたという記憶がございます。ちょっと今、段取りがどうなっているのか、お答えできないんですけれども、今の状態が続くようであれば、いずれ排雪に入ると思っておりますが、ちょっとそこのところがお答えできない状態でございます。 65 ◯相馬委員  歩道の除雪は、県道の場合、市道と違いまして、比較的、歩道の除雪というのは少ないのかもしれません。歩道の除雪についてはどんな形にしておりますか。 66 ◯佐々木道路課長  これまでも申し上げておりますが、いわゆる歩道除雪は、県としては共助という考え方でございます。つまり、官側と民間の方々と一緒になって歩道除雪をするという考え方にしておりまして、県は歩道除雪のハンドガイドの機械を200台以上持っておりまして、それを市町村を経由して、それぞれPTAですとか町内会に貸し出しをするということもしております。しかしながら、どうしても人家連檐部でないところもございまして、通学路で野ざらしのところは、どうしても手が薄くなりますので、そういったところには県でも適宜、必要に応じて、県が持っている搭乗式の歩道除雪機で除雪をしながら、ある程度、ネットワークが図れるようにしているという状況でございます。 67 ◯相馬委員  官と民でということですが、これは間違いなく県道ですけれども、さっぱりだめです。私はそこを歩いているんですよ。お金がないものですから、タクシーに乗らないで歩いているんですけどね。本当に悪いんですよ。だから、結局、車道を歩かなければならないんですが、車道だって狭くなってきているものだから、すごく車に気をつけないと、車も気をつけているんでしょうが、こっちも気をつけないと大変だという状況にあるんですよ。これ、民のほうで、官の意識と違うんじゃないですか。官がそう思っているだけで、民のほうでは、官と民が一緒になって歩道の除雪をするなんていうのは、私は意識はないと思いますよ、見ていますとね。  流雪溝もあるので、歩道で流雪溝のふたをあけて、うかうかしていると、穴に入っていきます、落ちるんだな。ほとんどやっていない。亀甲の通りは県道だよね。私、毎朝歩きます。とてもじゃないが、天気の悪い日、タクシーに乗ったら、金はたくさんかかるは、時間はかかるはで、何もいいことないから、私は歩いているんです。健康のためにもいいですからね。そうすると、ただでないです、歩くときに。民のほうにそういう意識はないと思いますよ。課長、その点、どうですか。 68 ◯佐々木道路課長  ちなみに、流雪溝の話をさせていただきますと、設置当時は、多分、相当、需要があってやってこられた場面もあったかとは思います。その後、また、世代交代とか、さまざまな問題があって、なかなか流雪溝そのものの使い方も、確かに一時よりは大分うまくいかなくなっている場面もあると私も聞いておりますが、そういったところについては、市を通じて、少し町内でそういったチラシなども含めて、もう少しPRするなり、あるいは歩道除雪機もそういった形で積極的にPRする必要もあるんではないかなと感じています。 69 ◯相馬委員  市のほうにもと言うけれども、市道の歩道ほど悪いんですよ。弘前中央高校の前、それこそ合同庁舎の前ですが、中央高校の生徒が出てくるときに、私、朝早いものですから、すれ違うわけですが、どっちか待ってないとだめです。それから、でこぼこですから、滑らない靴を履いてないと大変なんですよ。市道の歩道の除雪なんか、全然やられてないと同じですよ。でこぼこで。私はマラソンやったりして体を鍛えているから、あのでこぼこでも何とかいいですけど、そうでない人が私と同じぐらいの年齢になったら大変だと思いますよ。車道には出られない、おっかなくて。あそこの道路は一方通行だから、まだそれでもいい。歩道除雪は結局、生徒はみんな歩道を歩くわけです。そうすると、なかなか大変なんですよ。いっぱいそういうところがあるということはわかります。ですから、なかなか大変だとは思いますがね、下手すると、歩道から滑って車道へ出て自動車にひかれることは滅多にないだろうとは思いますが、大変危険な状況であると。豪雪ですからね、歩道も高くなっているわけですよ。そういうようなことですので、少し歩道について、相当考えていただかないとだめだと思うんですよ。  それから、流雪溝──流雪溝なのか、融雪溝なのか、2つ合わせたんだろうと思いますが、あのふたをあけないと雪が入らないからね──ふたをあけるのはいいんですが、流雪溝のふたあけたところは、回りがぐっと高くて、流雪溝のほうにぐっと低くなる。非常に危険です。ですから、流雪溝、融雪溝を要望するときは、何としても、これがないとだめなんだって、私もやりますからって言ったかもしれませんが、実際はやってないところもあるし、やっても、結局、流雪溝に雪は入れるけども、回りがぐっと高くなってしまっているわけだ。非常に危険です。だから、私はできるだけ離れて通っています。迂闊に流雪溝に入ったりすると大変ですのでね。去年もことしも豪雪ですけれどもね、官だけではなくて、もう一度、きちんとやる必要があるんじゃないかと。滑っていって車にひかれて亡くなったり、子供たちだって流雪溝に落ちたりするわけですよ。そういうことですから、もう一度、徹底していく努力をしないと、どこかで大きな事故になりかねないと思うんですよ。それこそ、合同庁舎の回りはでこぼこで、歩道がかなり高くなっていまして、まあ、高校生ですから、まだ身きくからいいんでしょうけども、私ぐらいの年齢になると、私はまだ身きくほうですよ。身きかなくなれば、大変危険です。これはひとつ、課題として、県と市町村、住民とのきちんとした共通の認識を持たないと大変だなと思っております。大雪が降った日の朝というのは、歩道は使用不能になりますからね。長靴を履いてないと、とても歩けないし、この点については課題として、十分協議等をしていただきたいということを申し上げて要望しておきたいと思います。  次に、消雪剤ですが、最近は随分まいているようです。坂のところは、電気なんかで雪を消していますから、あそこで消雪剤をまく必要はないんですよね。どういう基準でまいているのか、まず、そこからお聞きしたいと思います。 70 ◯佐々木道路課長  消雪剤の散布箇所につきましては急勾配、あるいは急カーブ、それから交差点等を中心に散布をしてございます。 71 ◯相馬委員  急勾配なんて、弘前だと、みんな電気で雪を消してますから、あそこには消雪剤なんかまくことないですよ。しかも、あれ、塩でしょう。タクシーの運転手たちの間で評判の悪いこと。タクシーの運転手に、あなた、たくさん乗っている一人なんで、少しこの実情を訴えてくれと言われているわけですが。前の日だとか、その前に凍ってしまっている上に雪が降ります。ですから、消雪剤は氷になった上に積もった雪を溶かすためにということなんでしょうが、その上を歩いてみて感じませんか。一歩前進、二歩後退ではないんですが、一歩前進、一歩後退です。なかなか進みません。滑って。滑ってというのは、雪が粉々になってしまっているわけですから、なかなか行かない。それはまだいいですよ、それでもね。ただ、タクシーなんかも、下が凍ってしまって、上に雪が降って、それに消雪剤をまくものだから、柔らかくなってしまっている。そうすると、スリップして動かないんです。だから、私、運転手に、ちょっと支払にしてよって。賃走にしていれば、余計に払わなければならないからって、こう、冗談混じりに言うんですけど、やっぱり下が完全に氷になってしまっているから、なかなか前に進めない。また、一回空回りしたら、だめなもんだね。かなりかけても、バックすればと言っても、バックもなかなか思うように行かない。何社か私、乗っていますけど、運転手たちは一様に、あの消雪剤、何とかなんねえもんだかと、こういうような話があるんですよ。あれを始めた動機は何なんですか。 72 ◯佐々木道路課長  消雪剤をまく原因になったのは、御存じだと思いますが、スパイクタイヤが廃止される状況になったときに、それにかわるものを見つけなければならないということで、融解を促進するものということで凍結防止剤──塩ですけれども──融点が低く、低い温度でもある程度解けるということで、路面をある程度滑りにくくするような効果を持たせるために凍結防止剤というものを開発して、それで今、現在、必要なところにまいている状況でございます。 73 ◯相馬委員  あれはあんまり効果ないんだな。よく現場を見てください。  消雪剤をまいたところは雪の色が変わりますからね、ちょっと茶色っぽくなってくる。そうでないところは真っ白で、そのほうが走りやすいんですよ、車も。人も歩きやすい。消雪剤で色が変わっているところは非常に歩きにくいし、しかも、塩ですから、車の金属の部分には非常に悪い影響があると。(「川、水」と呼ぶ者あり)水は、なかなか持ってくるわけにいかないからな。ですから、消雪剤について、苦情といいますか、こういう話は出てないと思いますが、私、弘前市民ですけども、青森県民であり、やっぱりいろんな話が出るんですよ。ですから、もう一度、消雪剤まいたところの状況に応じて、下のほうが氷になってなければいいです。下がアイスバーンで氷になってしまって、その上に雪が降って融雪剤をまくと、上のほうだけがちゃらちゃらして、なかなかだめなものですから。これも今、課長に、あんなの、やめてしまえと言うわけにもいかないと思いますから、あえてそれは申し上げませんが、もう一度、実態を検討してみてください。どういう状況が出てくるのかですね。これは今、やめろと言ったって、坂があるところをやめれば、電気も入っていないところは、融雪剤もないと坂を上れなくなるだろうし、そんなことは今、申し上げませんけど、もう一度、融雪剤の使用の方法について検討していただきたいと要望して終わります。 74 ◯熊谷委員長  ほかに質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり]  ないようでありますから、これをもって審査を終わります。  以上をもって建設委員会を終わります。 ○閉 会  午後 1時40分 Copyright © Aomori Prefecture, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...