青森県議会 2011-11-21
平成23年文教公安委員会 本文 開催日: 2011-11-21
23
◯渋谷委員
確認しますけれども、これは災害時でも使えるということでよろしいですよね。
24
◯青山生活安全部長
災害時等で派遣された場合、現場の状況を画像でいち早く災害
対策本部等に報告すること等には有効だと思います。
以上です。
25
◯渋谷委員
済みません、ちょっと聞き方が悪かったんですけれども、例えば災害時、停電したり、
電話とかの情報とか、いろいろ不通になったりしますよね。そういうときでも問題なくこれは
警察官同士やりとりできるような
システムになっているのかどうか。
26
◯青山生活安全部長
災害等でも十分活用できるようになっております。
27
◯渋谷委員
大変すばらしい機材ではないかと思っておりまして、やっぱりこの迅速、正確、こういうことが犯罪でも災害でも求められるものだと思いますので、ぜひとも、まだ本県は300台ということでございましたけれども、これは
警察官の、
警察の能力アップということで非常に重要だと思いますので、一日も早く全
警察官にこれが普及して、情報の共有をできるように努力していただければなと思います。
以上です。
28
◯工藤委員長
ほかにありませんか。──
吉田委員。
29 ◯
吉田委員
11月4日の新聞に、明の星高校の生徒さんたちが「児童を虐待から守ろう」というキャンペーンをしているという記事を拝見しました。11月中は児童虐待防止の推進月間ということだそうで、いろんな新聞、また、いろんな広報を通じて、家庭とかにも伝えていることなのですけれども、今私から言うまでもなく、本当に悲しいことなんですけれども、虐待というのが本当に多くなっております。いろいろ、わかっていても、そのことの解決に結びつかないうちに子供が本当に亡くなってしまったということも今までいろいろありました。いつも疑問に思っているのが、いろんな立場の人たちが連携をうまくできないものだろうかということをすごく考えておりました。
この虐待のことについて、
警察でも取り扱っているということを私も本当にわからないでおりました。そのことについてお伺いしたいと思います。
1点目として、1月から10月の間に
県警察で取り扱った児童虐待の件数と検挙の状況についてお伺いいたします。
30
◯青山生活安全部長
吉田委員の御
質問にお答えします。
本年1月から10月末までの本
県警察における児童虐待
事案の取り扱い件数と検挙状況でありますが、取り扱い件数は217件で、前年同期と比べ37件の増加、被害児童の人数は321人で、前年同期に比べ3人の減少となっております。
また、そのうちで刑事
事件として取り扱った件数は、傷害致死1件、傷害2件の計3件となっております。
以上です。
31 ◯
吉田委員
それでは、2点目として、
警察で児童虐待を受理した際には、一般的にどのように対応しているのかお伺いします。
32
◯青山生活安全部長
御
質問にお答えします。
警察では、児童虐待についての通報や相談を受理した際には、児童の安全確保を最優先とした対応を行っております。
児童の泣き声がするなど児童の安全が少しでも疑われる
事案につきましては、
警察職員が直接出向いて児童の状況を目視確認するとともに、虐待事実が判明した被害児童については、児童虐待を所管する児童相談所に速やかに通告するなど、児童の保護に万全を期しております。
その結果、本年10月末までの通告件数は145件、272人で、前年同期に比べ31件、60人と、いずれも増加しております。
また、児童相談所は、児童の安全確認や一時保護を行う際には、
警察署長に援助要請を求めることができることとされており、本年10月末における援助要請の件数は、児童の安全確認に関するものが1件で、前年同期と同数となっております。
県警察といたしましては、今後も、児童相談所、教育関係、医療機関等の
関係機関と緊密な連携を図りながら
取り組みを強化してまいることとしております。
以上です。
33 ◯
吉田委員
ただいまの答弁にありましたように、この種の
事案で一番大切なことはやはり児童の安全だと思います。そのために
関係機関が本当にうまく連携していくということが大事だと思いますし、それから、24時間対応しているというのが
警察だけになっておりますので、ぜひこれからもその連携をうまくして子供たちの命を守るために頑張ってほしいと思います。
それから、私も今知ったんですけれども、虐待とかってあるんじゃないかなと周りの人が思ったときに、まず相談する場所というか通報する場所が、児童相談所にまずするんですけれども、
警察にするというのもやはり一般の人は余りわかっていないんじゃないかなと思いますので、そのような方法というかお知らせなんかもしていただければ、子供たちの命が本当に助かるんじゃないかなと思いますので、今後も引き続きよろしくお願いしたいと思います。
終わります。
34
◯工藤委員長
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
ないようでありますから、これをもって
警察本部関係の審査を終わります。
執行部入れかえのため、暫時休憩いたします。
○休 憩 午前11時37分
○再 開 午前11時40分
35
◯工藤委員長
休憩前に引き続き、
委員会を開きます。
それでは、
教育委員会関係の審査を行います。
執行部から
報告事項があります。──橋本教育長。
36 ◯橋本教育長
委員長のお許しを得まして、
職員の懲戒処分について御報告をいたします。
9月の本
委員会において、弘前市の中学校の養護教諭が、生徒の負傷等に対しまして給付される災害共済給付金を横領した件につきまして御報告をいたしたところでありますが、事実確認の上、10月12日付で免職の懲戒処分を行いました。また、
当該職員の
監督を怠った校長及び教頭5名に対し戒告の懲戒処分を行いましたので、御報告いたします。
なお、同日、服務規律の確保につきまして市町村
教育委員会及び県立学校長に対して改めて通知を発出し、特に、現金の取り扱いについては、一連の事務を1人の
職員に任せきりにしない校内
体制を構築することをお願いしているところであります。
県
教育委員会といたしましては、教
職員の服務規律の厳正な確保に努め、県教育行政に対する
県民の
信頼の回復に努めてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
37
◯工藤委員長
ただいまの
報告事項及び
特定付託案件について質疑を行います。
質疑は
所管外にわたらないよう簡明に願います。
なお、
答弁者は、挙手の上「
委員長」と呼び、次に職名を言って発言を求めてください。
質疑はありませんか。──
渋谷委員。
38
◯渋谷委員
それでは、私から
質問させていただきます。
まず、今の
報告事項ですけれども、犯罪を犯した、
懲戒免職と。その方本人の問題でもあるし、また、その家族の問題にもなって、やっぱり厳しく厳しく今おっしゃったような
対策を練って、1人でお金を扱わせない、複数にして、それはもう
徹底して厳しくやって、厳し過ぎるんじゃないかと言われるぐらいやらないと今後もこういった事例が続くと思いますので、ぜひともそこは
徹底してこの問題を扱っていただければと思います。これを最後にしていただきたい。そのためには厳しい厳しい罰則と監視、こういうものが必要だと思いますので、ぜひそれはお願いしたいと思います。
それでは、
質問に入ります。
小学校におけるスポーツ
活動について。
小学校におけるスポーツ
活動は、子供たちの成長にとって非常に大切なものであると思います。学校以外にもスポーツ
活動をする場はあると思いますが、学校で
活動できるということは子供たちにとっても保護者にとっても大変よいと思います。
それで、まず最初の
質問ですが、小学校におけるスポーツ
活動の意義についてお伺いします。
39 ◯増田スポーツ健康課長
小学校におけるスポーツ
活動の意義についてお答えいたします。
小学校におけるスポーツ
活動は、次代を担う児童を心身ともに健康でたくましく育てるとともに、生涯スポーツの基礎を培うため多くの児童にスポーツの機会を与えてスポーツに親しませることは大変重要なことであります。
小学校において、主に放課後を活用し、学校教育
活動の一環として
指導者の適切な
指導のもと行われている運動部
活動は、児童がスポーツ
活動を通して健康の保持増進や体力の向上を図ることはもとより、集団の中で規律や
ルールを学んだり、共通の目標に向かって努力し、努力する過程の中で友情を深めたり思いやりの心を身につけるなど、人間形成を図る上からも極めて有意義なものであります。
40
◯渋谷委員
それでは、小学校におけるスポーツ
活動の状況についてお伺いします。
41 ◯増田スポーツ健康課長
小学校におけるスポーツ
活動の状況ですが、
平成22年度小学校スポーツ
活動調査によりますと、小学校で行われている種目は、野球、ミニバスケットボール、卓球、サッカーなど33種目となっております。
その
活動者は、県内小学校4年生以上の全児童数の56.3%に当たる2万1,627人となっております。
なお、学校の実情に応じて多くの教員が
指導しているものの、これまでにない種目や高い技術の習得など児童のスポーツニーズの
多様化に伴い外部
指導者を導入しており、その数は1,445人となっております。
42
◯渋谷委員
それでは、小学校におけるスポーツ
活動を推進するための県
教育委員会の
取り組みについてお伺いします。
43 ◯増田スポーツ健康課長
県
教育委員会では、児童の心身の健全な発育・発達を促したり社会性を身につけさせたりするスポーツ
活動の推進に向けて、
平成20年3月に「スポーツ
活動の指針(改訂版)」を作成し、各学校及び関係団体へ配付するとともに、毎年、市町村教育長会議等、機会あるごとに周知しております。
この指針では、児童の体力や生活全体のバランスを考え、望ましい
活動時間を1日1から2時間程度、
活動日数を5日以内程度とすること、
指導のあり方や外部
指導者の導入に当たっての留意点など、スポーツ
活動を推進する上での方向性やポイントを示しています。
また、スポーツ
活動を推進する上で課題となっている
指導者不足などを解消するためには、
地域に住むすぐれた
指導者の活用など、
地域社会と連携した
取り組みが重要であることから、国の委託を受け、スポーツ人材活用事業を実施しているところです。
本事業では、運動部
活動推進
委員会を設置し、学校と外部
指導者の望ましい連携のあり方を協議するとともに、モデル的に、専門的技術
指導を必要としている学校に対し運動部
活動外部
指導者を派遣し、
地域との望ましい連携のあり方について調査・研究しているところであります。
県
教育委員会としましては、今後とも適正なスポーツ
活動の推進に努めてまいります。
以上でございます。
44
◯渋谷委員
今、学校でのクラブ
活動のほかに、外部にスポーツ少年団とかクラブがあるわけですけれども、私は、このことを考えるとき、事例がございまして、小学校低学年のころ、クラス内で授業をちゃんと聞けない、落ちつかない、いわゆる問題児がいたわけですけれども、ところが、野球をし始めるようになってから見る見るその子が変わってきまして、全くそういう問題がなくなっていったのを目の当たりにしまして、小学校でも、勉強が得意な子、スポーツが得意な子、音楽が得意な子、自信をつけさせるというんでしょうか、そういうことが子供のうちは非常に大事だと思っていまして、そういう意味では、このスポーツ
活動もその大きな要因になるんじゃないかと思っておりまして、ぜひともそういう観点から、子供たちに、小学校でスポーツをやっていれば子供たちもスポーツをやりやすい、仲間もつくりやすい、そういうことがありますので、ぜひそういう観点で今後もこの小学校におけるスポーツ
活動、絶やさないように、そして、もっともっと盛んになりますように
教育委員会のほうで推進していただければと思います。
それをお願いして、終わります。
45
◯工藤委員長
ほかに質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
ないようでありますから、これをもって
教育委員会関係の審査を終わります。
以上をもって
文教公安委員会を終わります。
○閉 会 午前11時50分
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