入善町議会 2006-12-01
平成18年第7回(12月)定例会(第4号) 討論・採決
今回、減債基金繰入金の減額を行っております。これによって、今年度は財政調整基金、減債基金ともに取り崩しをせずに済んだとのことであり、財政運営が健全に行われているあかしとして当局の努力を高く評価するとともに、今後も健全財政の堅持に努めていただきたいというものであります。
次に、歳出についてであります。
上原保育所の工事費については、建築から29年が経過し、老朽化による修繕費とのことでありますが、園児の安全対策の点からも適切な対応をお願いするとともに、14保育所全体の調査を行い、保育所の修繕・改築をどうすべきなのか、長期的な視点も踏まえて十分協議してほしいとのことです。
次に、食育推進会議条例の制定についてであります。
町では、食育に対し積極的に取り組んでおられ、この条例も県下に先駆けて制定されるとのことであり評価するものでありますが、推進委員については各団体の代表等で構成するのではなく、食育にかかわりのある方、造詣の深い方など、斬新な方を選任してほしいというものであります。
当局には、当委員会で出されました意見等を町政に生かしていただきますようお願いし、総務常任委員会の審査報告といたします。
5:
◯議長(
元島正隆君) 次に、産業教育常任委員長
長田武志君。
〔産業教育常任委員長
長田武志君 登壇〕
6:
◯産業教育常任委員長(
長田武志君) それでは、第7回入善町議会
定例会産業教育常任委員会に付託されました諸案件について、審査結果を報告いたします。
当委員会で付託案件について慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の審査報告書のとおり、議案第66号 平成18年度入善町一般会計補正予算(第3号)のうち当委員会に付託された部分、議案第68号 平成18年度入善町下水道特別会計補正予算(第2号)、同じく議案第69号 平成18年度入善町農業集落排水特別会計補正予算(第1号)につきましては、賛成全員で可決すべきものと決しました。
それでは、審査の過程で出されました御意見を御報告いたします。
今回、新規就農者が増えたことから、新規就農者激励費の増額がなされております。今後も引き続き、農業に携わる若者の育成に努力していただきたいというものでございます。
次に、入善中学校体育館棟の耐震補強、大規模改造工事についてであります。
来年度予定していたこの工事が、今年度前倒しで予算づけされたということで、当局の努力を評価するものであります。
なお、工事中は体育館の使用ができませんので、生徒や一般開放の利用者に影響のないように進めていただきたいということ、また今後、普通教室棟、管理棟等の工事も計画されていますので、少しでも早く完了されるよう努力をお願いしたいということでございます。
当局には、当委員会に出されました意見等を町政に生かしていただきますようお願いいたしまして、産業教育常任委員会の審査報告といたします。
以上です。
7:
◯議長(
元島正隆君) 以上をもって、それぞれの常任委員長の審査報告を終わります。
(討 論)
8:
◯議長(
元島正隆君) これより討論を行います。
上程された案件すべてまとめて御意見があれば承ります。
〔「議長」と呼ぶ者あり〕
9:
◯議長(
元島正隆君) 14番
九里郁子君。
〔14番
九里郁子君 登壇〕
10: ◯14番(
九里郁子君) 私は、日本共産党を代表し討論いたします。
議案第71号 入善町重度心身障害者等医療費助成条例の一部改正についてと、議案第72号 富山県後期高齢者医療広域連合の設置については反対、陳情第5号 防災・生活関連を中心とした「公共事業」への転換と公共サービスの民間化に反対する陳情書と、障害者の福祉・医療サービスの利用に対する「定率(応益)負担」等の見直しを求める国への意見書についての陳情書は採択すべきものとして意見を述べます。
議案第71号は、65歳以上の中度障害者で現役並み所得者に医療費1割負担を求めるもので、福祉の後退であり認めることはできません。
議案第72号についてであります。ことしの通常国会で、政府・与党は改革医療法を強行しました。その中で、現行の「老人保健法」にかわるものとして、新たに「高齢者の医療の確保に関する法律」が制定されました。この法律の施行は再来年、2008年4月からとなっております。この新しい医療制度は、75歳以上の高齢者が、すべての健康保険から脱退させられ、独立した医療保険に移され、新たに保険料を支払わされるとしています。その保険料は、厚生労働省の試算では、平均して1カ月6,200円、年間7万4,000円になります。しかも、この保険料を1カ月1万5,000円以上の年金受給者から天引きするとしております。わずかの年金から、既に介護保険料が天引きされている高齢者にとっては過酷な負担と考えます。さらなる高齢者いじめであり、長寿がまるで悪いことでもあるかのような制度ではありませんか。これで社会保障と言えるでしょうか。税の再分配を行い、社会保障の充実こそ必要であります。
さて、富山県後期高齢者医療広域連合は、県内のすべての市町村で組織され、再来年から実施される後期高齢者医療制度のうち、保険料の決定、医療給付等中心部分を運営するための組織であります。
本来、広域連合は市町村の意思で自発的に発議するものであります。これまでの広域連合は市町村の判断で脱退もできました。ところが、後期高齢者医療制度の問題では、国が法律で市町村に広域連合設置と加盟を義務づけ従わせようというもので、地方自治の本旨に反するものとの疑念を抱かざるを得ません。また、一部事務組合である新川広域圏事務組合や新川地域介護保険組合では、組織する市長と町長で理事会が組織され、首長が政策決定に加わることができます。そして、各市や町の住民の意思や意見がそれなりに反映される仕組みになっております。
ところが、この広域連合には、そうした理事会のような権限を持つ組織はありません。市町村長の投票で選出される広域連合長が大きな権限を持ちます。そうではなく、各市町村長による理事会の設置など、住民の意思が反映される仕組みが新たに必要であります。
また、広域連合には議会が置かれます。自治法では、議員は有権者が直接選挙で選ぶことができるとしておりますが、広域連合規約では、議員は市町村の首長や助役または議会議員のうちから選出するとなっております。さらに広域連合議会の議員定数は24名、入善町の定数は1名だけであります。もし町長や助役が議員になれば、それは住民の代表とは言えません。町議会の中から選ぶということになれば、町議会議員が広域連合の議会で決めてきたことを町長にその実行を迫るということになり、町行政と町議会の立場が逆転することになります。ですから広域連合を組織する地方公共団体がどんなに小さな団体であっても、定数が2名以上で、町当局と町議会の双方から1名ずつ広域連合議会に送らなければ、民主的な配分とは言えません。
さらに町議会への報告義務、情報公開の徹底などを保障することは不可欠と考えます。また、高額療養費制度のもとで、入善町の国民健康保険事業などでは、限度額以上の高額医療費を払わなくても済む委任払い制度が、住民生活に大いに役立っており、喜ばれております。広域連合では、これを後退させてはなりません。
次に、陳情第5号についてであります。
これは、防災事業、生活関連を中心とした公共事業を推進し、地域住民の生活向上と産業発展を築くために、政府関係機関へ意見書を提出してほしいというものであります。
公共事業を実施する上で重要なことは、一部の大型開発を優先するのではなく、防災体制をはじめ生活関連対策の充実で、国民に安全・安心で、平等・公平なサービスを提供することであります。
行財政改革の名のもとで、大幅な人員削減や民間化を進めることは、国民の安全・安心が保障されなくなるだけでなく、都市と地方の格差を増大させるばかりであります。公共事業は防災や生活関連を中心にし、民間に任せるのではなく、自らの責任で実施することが国民の安全・安心を保障することであり、入善町議会の名で政府関係機関へ意見書を提出すべきと考えます。
陳情第6号は、障害者自律支援法について、障害者の福祉・医療サービスの利用に対する応益負担等の見直しを求める意見書を提出してほしいというものであります。
この陳情書は、富山県内にあるすべての障害者団体が連名で提出されております。
私は、陳情書の主要部分を読み上げまして、賛成討論といたします。
障害者・家族が親亡き後の子どもの将来のために、少ない収入を切り詰めて蓄えた350万円以上の預貯金があることで、軽減措置の対象から除外されることになりました。
たとえ軽減の対象になっても従来以上の負担増となり、しかも、障害の重い人ほどサービス利用を必要とすることから負担が重くなり、このことがわずかな年金での生活を圧迫し、結果的にサービス利用を断念するといった、あってはならない問題が全国各地で起こっています。
また、施設利用者に対しては、応益負担以外に食費等が全額自己負担となり、補足給付などの措置があっても負担の不安は解消されず、退所を余儀なくされる問題も生まれています。
私たちは、応益負担が社会福祉の理念を根底から否定するものであることを繰り返し訴えてきました。何ゆえ、障害者のサービス利用が益になるのか、納得できる説明もありません。
こうした障害者と障害者家族の方々の当たり前の願いを真摯に受けとめ、意見書を関係機関へ提出すべきと思います。
他の議案については特にありません。
以上述べまして、討論といたします。
11:
◯議長(
元島正隆君) ほかにありませんか。
13番
大林政雄君。
〔13番
大林政雄君 登壇〕
12: ◯13番(
大林政雄君) 去り行く平成18年最後の本会議に付議されました議案第66号 平成18年度入善町一般会計補正予算(第3号)ないし議案第69号までの補正予算4件及び条例案件3件について意見を申し上げます。
まず、議案第66号 一般会計補正予算(第3号)は既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれに2億8,407万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を10億4,646万6,000円とするものであります。
内容的には、うるおい館継続費年割額の変更による減額1,585万6,000円、全県的視野に立つ富山県後期高齢者医療広域連合負担金194万3,000円、農業振興のための農業機械施設等整備助成、法人化助成など1,728万5,000円、入善中学校耐震補強工事費2億2,100万円、ほか会計の繰出金につきましては3,696万円が計上されております。財源につきましては、地方交付税1億7,125万8,000円、国庫支出金7,255万8,000円、繰越金1億1,463万3,000円が計上されております。
以上の予算を見るに、明日の入善町をつくる新年度予算に直結する時宜を得た補正と評価するものであります。
しかしながら、本補正は年度末を3カ月後に控えており、時間的に切迫しているので、執行に当たってはそごのないように要望するものでございます。
なお、ここで特に申し上げたいのは、3月定例議会での提案理由中、前年度と新年度当初予算との比較において、黒東小学校耐震補強大規模改造事業が前年度に前倒し措置済みにかかわらず、もしこれを平成18年度で処置したならば、前年度に比較して0.8%の増となるのでありますと、このような強がりな
発言はされておりますが、私が思うに予算は伸びではなくて中身が問題でなかろうかと、このように思うわけでございます。
いずれにいたしましても、いかに町民の期待に応えるかが大きな意味を持つものであります。入善中学校の耐震事業を、伸び率など強気な
発言を引用しないように事前に注意を喚起したいのであります。
次に、議案第67号 国民健康保険特別会計補正予算(第3号)ほか補正2件について申し上げます。
国保特別会計の補正は3,504万9,000円であり、増嵩する療養給付費などに対処するもので、特に異論はないところであります。
続く下水道会計、農業集落排水会計の2特別会計は、一般会計からの繰出金を受け基金積立を行うもので、特に異論はございません。
議案第70号 食育推進会議条例の制定について申し上げます。
本条例は、食育基本法に基づき制定されたもので、先般の新聞、テレビなどの報道によりますれば、我が入善町の条例制定は県下15市町村のトップを切っての措置と紹介されておりますが、食育は知育、体育、徳育の根本であるとの認識に立ち、条例トップの名に恥じない活動を期待するものであります。
続いて、議案第71号 重度心身障害者等医療費助成条例の一部を改正する条例は、障害者自立支援法に基づく福祉・医療のサービスの利用に対する1割負担、定率負担をめぐって見直しが求められております。また軽減措置を要望する声が大きいのでございます。
本条例は、増大する障害者の福祉・医療のサービスの利用に対する応分の措置を図るものとし、現段階においてはやむを得ないものと理解するものであります。
続いて、議案第72号 富山県後期高齢者医療広域連合の設置については、従来まで高齢者医療制度の実施に関する事務は各市町村単独で処理されていたが、今日、県下市町村参加による広域連合を組織し、高齢者医療制度の事務を行うこととする規約を定めるもので、高齢者福祉対策の一歩前進と受けとめるものでありますので、特に異論はございません。
また、陳情第5号は継続審査、陳情第6号につきましては国会の動向、また推移を見極める必要性が不可欠でありまして、継続審査とすべきものといたします。
以上申し上げ、付議全案件に対して賛成するものであります。
以上、終わります。
13:
◯議長(
元島正隆君) ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
14:
◯議長(
元島正隆君) 御意見が尽きたものと認めます。よって、討論はこれにて終結いたします。
(採 決)
15:
◯議長(
元島正隆君) これより採決をいたします。
まず、議案第66号 平成18年度入善町一般会計補正予算(第3号)について、それぞれの常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
16:
◯議長(
元島正隆君) 起立全員であります。よって、議案第66号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第67号 平成18年度入善町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)ないし議案第69号 平成18年度入善町農業集落排水特別会計補正予算(第1号)までの議案3件について、それぞれの常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
17:
◯議長(
元島正隆君) 起立全員であります。よって、議案第67号ないし議案第69号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第70号 入善町食育推進会議条例の制定について、総務常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
18:
◯議長(
元島正隆君) 起立全員であります。よって、議案第70号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第71号 入善町重度心身障害者等医療費助成条例の一部改正について、総務常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
19:
◯議長(
元島正隆君) 起立多数であります。よって、議案第71号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第72号 富山県後期高齢者医療広域連合の設置について、総務常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
20:
◯議長(
元島正隆君) 起立多数であります。よって、議案第72号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、陳情第5号 防災・生活関連を中心とした「公共事業」への転換と公共サービスの民間化に反対する陳情書について、総務常任委員長の審査報告は継続審査であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
21:
◯議長(
元島正隆君) 起立多数であります。よって、陳情第5号は委員長報告のとおり継続審査と決しました。
次に、陳情第6号 障害者の福祉・医療サービスの利用に対する「定率(応益)負担」等の見直しを求める国への意見書についての陳情書について、総務常任委員長の審査報告は不採択であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
22:
◯議長(
元島正隆君) 起立多数であります。よって、陳情第6号は委員長報告のとおり不採択と決しました。
─────────────────────────
議員提出議案第7号ないし議員提出議案第8号
23:
◯議長(
元島正隆君) 次に、日程第2 議員提出議案第7号 障害者自立支援法の円滑な運用を求める意見書ないし議員提出議案第8号 地方税財源の充実・強化を求める意見書までの議員提出議案2件を議題といたします。
(趣旨説明)
24:
◯議長(
元島正隆君) ただいま上程した案件について趣旨説明を求めます。
2番
中瀬範幸君。
〔2番
中瀬範幸君 登壇〕
25: ◯2番(
中瀬範幸君)
議員提出議案第7号
障害者自立支援法の円滑な運用を求める意見書
上記の議案を、別紙のとおり入善町議会会議規則第13条の規定により提案理由をつ
けて提出します。
平成18年12月15日 提 出
入善町議会議長 元 島 正 隆 様
提出者 入善町議会議員 中 瀬 範 幸
賛成者 入善町議会議員 長 田 武 志
【提案理由】
本年4月から「障害者自立支援法」が施行され、市町村が事業実施主体として一元化
されたことにより、地域の実情や利用者の状況に応じた柔軟できめ細かなサービスの提
供が期待されている。しかし、サービス提供の必要な重度の障害者ほど負担増となり、
サービスの利用を控える傾向がみられることから、サービス利用者の実態を把握し、利
用者負担の軽減措置の拡充を図るなど、障害者自立支援法が円滑に運用されるよう、国
に意見書を提出する。
議員提出議案第8号
地方税財源の充実・強化を求める意見書
上記の議案を、別紙のとおり入善町議会会議規則第13条の規定により提案理由をつ
けて提出します。
平成18年12月15日 提 出
入善町議会議長 元 島 正 隆 様
提出者 入善町議会議員 中 瀬 範 幸
賛成者 入善町議会議員 長 田 武 志
【提案理由】
地方の財政自立のための改革として期待された「三位一体改革」で税源移譲が実現し
たものの、地方交付税が大幅に削減され、地方は極めて厳しい財政状況にある。
真の分権型社会実現には、地方財源の充実強化が不可欠であることから、必要な地方
税財源が確保されるよう、国に意見書を提出する。
26:
◯議長(
元島正隆君) 暫時休憩いたします。
ただいまの議員提出議案の詳細説明を受けますので、議員の皆さんは全員委員会室へ御参集ください。
午後 2時03分 休憩
─────────────────────────
午後 2時08分 再開
27:
◯議長(
元島正隆君) 休憩前に引き続き、開議いたします。
(質 疑)
28:
◯議長(
元島正隆君) ただいま上程した案件について、一括して質疑があれば承ります。
質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
29:
◯議長(
元島正隆君) 質疑がないものと認めます。よって、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま上程した案件については、事情をよく御賢察のことと思います。つきましては、入善町議会会議規則第38条第2項の規定により、常任委員会への審査付託を省略し、直ちに討論、採決の運びといたしたいが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
30:
◯議長(
元島正隆君) 御異議なしと認めます。よって、直ちに討論、採決をすることに決定いたしました。
(討 論)
31:
◯議長(
元島正隆君) これより討論を行います。
議員提出議案第7号ないし議員提出議案第第8号について、一括して御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
32:
◯議長(
元島正隆君) 御意見がないものと認めます。よって、これにて討論は終結いたしました。
(採 決)
33:
◯議長(
元島正隆君) これより採決をいたします。
まず、議員提出議案第7号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
34:
◯議長(
元島正隆君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第7号は原案のとおり可決されました。
次に、議員提出議案第8号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
35:
◯議長(
元島正隆君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第8号は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
選挙第2号及び選挙第3号
36:
◯議長(
元島正隆君) 次に、日程第3 選挙第2号 入善町選挙管理委員の選挙について及び選挙第3号 入善町選挙管理委員補充員の選挙についてを議題といたします。
(選挙理由の朗読)
37:
◯議長(
元島正隆君) 選挙理由を職員から朗読させます。
小林局長代理。
38: ◯局長代理(小林一雄君) 議案書の8ページをごらんください。
選挙第2号 入善町選挙管理委員の選挙について御説明申し上げます。
平成18年12月25日で現入善町選挙管理委員の任期が満了となるため、選挙管理委員の選挙を行うものでございます。
次に、選挙第3号 入善町選挙管理委員補充員の選挙について御説明申し上げます。
平成18年12月25日で現入善町選挙管理委員補充員の任期が満了となるため、選挙管理委員補充員の選挙を行うものでございます。
以上であります。
(選 挙)
39:
◯議長(
元島正隆君) これより、選挙第2号 入善町選挙管理委員の選挙を行います。
お諮りいたします。選挙の方法は、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
40:
◯議長(
元島正隆君) 御異議なしと認めます。よって、議長より指名することに決定いたしました。
これより指名いたします。
入善町選挙管理委員には、入善町入膳5237-6 岩場勝郎君、入善町笹原220-3 島瀬秀夫君、入善町新屋1730 長谷川一郎君、入善町野中55 窪野隆弘君、以上の皆さんを指名いたします。
お諮りいたします。ただいま指名のとおり、当選人と決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
41:
◯議長(
元島正隆君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました4人の皆さんが選挙管理委員に当選されました。
次に、選挙第3号 入善町選挙管理委員補充員の選挙を行います。
お諮りいたします。選挙の方法は、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
42:
◯議長(
元島正隆君) 御異議なしと認めます。よって、議長より指名することに決定いたしました。
これより指名いたします。
補充員には、入善町上野352 小路みつ子君、入善町小摺戸192 寺林すま子君、入善町小杉91 高見敏明君、入善町青木1826 泉征幸君、以上4人の皆さんを指名いたします。
お諮りいたします。ただいまの指名のとおり当選人とし、補充の順序はただいまの順序のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
43:
◯議長(
元島正隆君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました4人の皆さんが選挙管理委員補充員に当選されました。
また、補充の順序はただいま申し上げた順序のとおり決定いたしました。
─────────────────────────
議会運営委員会及び各常任委員会の閉会中継続審査について
44:
◯議長(
元島正隆君) 次に、日程第4 議会運営委員会及び各常任委員会の閉会中継続審査についてを議題といたします。
議会運営委員長及び各常任委員長から、会議規則第74条の規定により、お手元に配付の
一覧表のとおり閉会中の継続審査の申し出がありました。この申出書のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
45:
◯議長(
元島正隆君) 御異議なしと認めます。よって、申出書のとおり決定いたしました。
─────────────────────────
46:
◯議長(
元島正隆君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
さて、今
定例会の閉会するに当たり、一言所感を申し上げたいと思います。
今
定例会中でも取り上げられた官製談合問題であります。首長の多選問題につながるかどうかの結論は控えねばなりませんが、公共工事の入札について、現在、重大な問題が日本中に広がっております。予定価格に絡む執行者側の競争入札妨害行為や、天の声と称されている役所側からの落札者の指示など、談合日本列島となっていると言わざるを得ません。しかし国民のだれもが、このように現在摘発されている不祥事は昔から行われていて表に出たのは氷山の一角と思っている人が多いということであり、信頼されていない社会であると思うと大変遺憾なことと言わざるを得ません。
さて、我が入善町はかねてからこのようなことが起きないようにと、ガラス張りの入札制度を目指し、入札の透明性確保と公正化に取り組んできたところであります。町民の目から安心して信頼できる入札制度として、県下でもいち早く予定価格の事前公表に踏み切ったところであります。議会もこの予定価格事前公表を実施するに当たり、多くの時間をかけ議論を尽くし、当局を後押ししてきたとの自負もあるところであります。
しかし、先日のアクセス21会派の代表質問でも指摘があったように、予定価格の事前公表をすることによって入札価格が高どまりする傾向は否定できず、幾つかの課題を残していることも現状であります。町民からも不信感の声が出ているのも事実であります。
さらに、質問の中に強く指摘があったのは、指名競争入札に関して、現在、町内業者にその指名枠が偏る傾向にある。このことは町内業者の保護育成ということではよいことであるが、しかし短期的にその効果はあるものの、中長期的に見ると町内業者の競争力向上に逆行するという懸念も払拭できないという趣旨の質問でありました。このことなどをかんがみると、町内で働いておられる町民の方々の汗の結晶である税金でまちづくりが運営されていることを念頭に置くならば、町にとって何が大切か当局とともに基本理念を忘れることなく議論すべきであると思うものであります。
さて次に、9月
定例会でも触れた北海道の夕張市の財政破綻であります。
報道によれば、給与の大幅削減と退職手当の年次別圧縮で職員の大半が早期退職を望んでいるということであります。
このことから、まさに沈没する船からはネズミがいち早くいなくなるとの例えのとおり、非常に残念な気持ちであります。生涯の職場としてやりがいを持ち、自らの身を投じた市役所という職場をいち早く見捨てるというその心境は、私には到底理解できるものではありません。
このような無責任な行動は、公僕として生涯にわたり職員として住民福祉と元気なまちづくりに尽くすという信念はどこへ行ったのでありましょうか。利潤を追求する企業とは違い、市役所は単なる月給を稼ぐところではないはずであり、住民の幸せを応援するという高い使命を持った職場だと言えましょう。自分一人になってもその崇高な気持ちを持ち続けて、まちづくりの再生の一こまになってほしいと願うものであります。
我が入善町の財政の健全度は、富山県下でも優等生だとの当局の説明であります。これは当局が町の将来像の先を読み、これに基づいて策定した行財政改革工程表に裏づけられたものでその
発言があると思っております。
私たち議会も形ある行革推進にと、昨年、18名から14名と少ない議員となりましたが、当面の単独町政に一点の曇りも生じさせないようにと、今後もチェック機能を働かせ、当局もこれに応え続けていただきたいと求めるものであります。車の両輪とは、このチェック機能を備えた緊張関係がつくり出すものであるのは当然のことであります。議会の議決機関、当局の執行機関としての区別をしっかりと認識し、是々非々の立場で町民の負託に応えていかなくてはなりません。
主人公は町民である、このことを忘れることなく米澤町長以下全職員とともに心一つにして活力ある入善町をつくろうではありませんか。
結びになりますが、年末を控え、議員各位と当局、さらに町民の皆様には御自愛され、来る平成19年は御多幸と御健勝に満ちた年を迎えられますようお祈りを申し上げまして、閉会の御挨拶といたします。
町長が
発言を求められております。
発言を許可いたします。
〔町長 米澤政明君 登壇〕
47: ◯町長(米澤政明君) 12月議会
定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。
国では、郵政改革に続く改革の目玉として道路特定財源の一般財源化が与党の中で協議され、平成20年の法改正を目指すという玉虫色の決着を見たところであります。法改正までにはまだまだ紆余曲折があると思いますが、地方の大きな課題である道路整備事業については深刻な情勢と言えます。とりわけ入善町においては、道路整備に対する住民ニーズは高く、これに応えられないのが現状であります。このような中、地方の状況を国に対し訴えていくとともに、道路整備の財源を確保することが地方の命題と考えているところであります。
そのような中、今月18日には国道8号線バイパスの入善・黒部間が供用開始となります。この道路は、通勤時の渋滞緩和に大きな効果をもたらすとともに、まだ黒部・魚津間が未整備でありますが、県東部の新しい基幹道路となるものであります。入善町においても単なる通過型の道路としてではなく、ETC・スマートインターチェンジの全面開通や、北陸新幹線の開通などをにらんだ活力あるまちづくりにつながる道路としてとらえており、周辺整備など、議員各位の積極的な意見や御協力をお願いするものであります。
さて、今ほど12月議会
定例会に提案いたしました案件に賛同いただき、議員各位に厚くお礼を申し上げます。また、議員各位から町政に対する意見や提案などをいただいたところであります。厳しい国や県などの財政状況から、一自治体だけでは解決できない問題もあるわけでありますが、これらのことを真摯に受けとめ、町政執行に生かしていく所存でありますので、よろしくお願いを申し上げます。
なお、風邪の季節となっております。議員並びに住民の皆さん方には、健康に留意され、健やかな新年を迎えられますよう御祈念申し上げますとともに、町政へのさらなる御理解と御支援を賜りますようお願いを申し上げ、閉会の挨拶といたします。
─────────────────────────
閉会の宣告
48:
◯議長(
元島正隆君) これをもちまして、12月5日から開会いたしました第7回入善町議会
定例会を閉会いたします。
なお、この後、2時30分から全員協議会を開催しますので御参集ください。
議員並びに当局には大変お疲れさまでございました。
午後 2時24分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
平成18年12月15日
入善町議会議長 元 島 正 隆
入善町議会副議長 山 下 勇
会議録署名議員 九 里 郁 子
会議録署名議員 鬼 原 征 彦
発言が指定されていません。 © Nyuzen Town Assembly. All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...