エスカレーターでございますが、
南北線17駅に75機ございます。そのうち更新時期を迎えております49機につきまして平成23年度から更新を順次開始し、平成35年度に完了する予定でございます。今年度末には28機の更新を完了し、
進捗率57%に達する予定でございます。
次に
トイレでございますが、平成29年度から平成32年度で改修すべく、今年度末には18カ所中6カ所が完了し、
進捗率は33%となる見込みでございます。
案内表示器でございますが、平成18年度から平成20年度に地震、
火災等の緊急時の情報も表示可能な
表示器を新設しており、現在1回目の更新を行っているところでございます。
次の
ページから写真にて更新の
ポイントを御説明させていただきます。
まず、
エスカレーターの更新の写真でございまして、左が更新前、右が更新後の写真です。更新の
ポイントとしては
省エネルギーのための
自動運転、これは人が近づくと動き出す、そういう機能の追加、それから、バリアフリーのための
音声案内機能の追加、
エスカレーターの
運転方向を示す
侵入可否表示の追加がございます。
また、
エスカレーターの更新では、
エスカレーターを支えている
トラス構造部材を再利用することで、工期やコストの縮減に取り組んでおります。
エスカレーターステップの更新においては、
ステップ両端の黄色い線の部分に段差を設け、靴や衣服の挟み込みを防止するよう改良し、
安全性を高める工夫をしております。
次に、
トイレ改修でございます。
トイレ入り口の写真でございまして、左が改修前、右が改修後の写真です。改修の
ポイントとしては、赤い点線の丸で囲んだ部分の階段を撤去して、どなたでも使いやすいように
入り口の段差を解消するとともに、表示を大きくわかりやすく改善しております。
これは
トイレ内部の写真ですが、左が改修前、右が改修後の写真です。改修の
ポイントとしては、改修前は
車いす対応の
トイレはひろびろ
トイレ1カ所でしたが、改修によりひろびろ
トイレに加えて
男子トイレ、
女子トイレにも設置し、
車いす対応トイレは合計で3カ所となります。また、
お客様のニーズに合わせて全ての便器を洋式化しております。
車いす対応、
オストメイト設備などの機能を分散させることで、ひろびろ
トイレに利用が集中せず、より円滑に御利用いただけるものと考えております。
これは
可変式案内表示器の更新の写真でございます。
ホームの頭上には左側の写真のように
案内表示器がございます。右側の写真のように
お客様からの御要望が多かった
列車発車時刻を新たに表示するものとし、あわせて行先表示4カ国
語対応や
液晶画面によります
鮮明化を図ります。これらは現在、各駅順次整備中でございまして、4カ国
語表示等は更新後表示を始めておりますが、
発車時刻を表示できるのは平成31年3月の全
駅更新後からの予定としております。
次は、安全を支える施設・設備の
更新スケジュールでございます。
信号保安設備は列車の安全な運行を支える設備でございまして、平成20年度から始めて平成30年度に1回目の更新を完了する予定でございます。なお、11月12日に故障した設備に関しては、平成23年度に1回目の更新が完了しておりました。現在、故障の原因について調査を進めているところでございます。
電路設備は電車に電気を供給する設備でございまして、平成27年度から始めて平成41年度に更新を完了する予定としております。
変電設備は
電力会社の電気を列車を走行させる電気に変換する設備でございまして、平成24年度から始めて平成38年度に更新を完了する予定としております。
次の
ページから各
設備更新の状況を御説明いたします。
まず、
信号保安設備でございます。この写真は
トンネル内の
信号機を更新している状況でございます。左が更新前、右が更新後の写真となり、更新後は
省エネルギーや
視認性の向上を図るため
LED信号機を採用しております。更新により
システム全体の
信頼性を向上させます。
次に、
電路設備でございます。この写真は左が
地上区間における
電車線を示し、右側が
トンネル内の
電車線を
夜間作業で更新しているものでございます。
電車線は架線に電気を流し、車両に電気を供給するものですが、架線の摩耗などによる
設備劣化を改修すべく、電線のみならず電線を支えているアームや電柱の更新も行っております。このほか、駅舎に電気を供給する
高圧配電線、それから
トンネル内の照明などに電気を供給する
低圧配電線につきましても順次更新していきます。
次に、
変電設備でございます。この写真は
受電設備を更新している写真でございます。左が更新前、右が更新後でございます。
変電設備は
受電設備にて
電力会社から電気を受ける
受電設備、それから
車両用の電気をつくる直流き
電設備、
駅舎用の電気をつくる
高圧配電設備がありますが、更新により
信頼性と
メンテナンス性の向上を図ってまいります。
次は、施設・設備の定期的な点検でございます。主な検査、
点検項目はそれぞれの写真の上のほうにお示ししているとおりでございます。
写真左側は軌道の
検査状況、右側の写真は
土木構造物の
検査状況でございます。
続きまして、左側は
エスカレーターの
点検状況、右側は
電気設備の
検査状況でございます。
点検の最後になりますが、車両でございます。
写真左側は
重要部検査において車体と台車を切り離し、車体を持ち上げている状況でございます。平成29年12月に東海道新幹線で台車に亀裂が入った事案を受け、
交通局みずから
点検箇所をふやすなどの対策も行っております。
写真右側は車軸についているブレーキの
点検状況でございます。
次に、その他の施設・設備の更新でございます。
情報通信設備としては、
列車無線設備や
ITVカメラの更新などもございます。平成15年度から平成20年度にかけて1回目の更新を行っておりますが、設備の
耐用年数としては10年から15年程度ですので、平成31年度から2回目の更新を予定しております。
エレベーターにおいては、平成29年度におおむね更新を完了し、設置時期が開業後であった黒松駅のみ平成33年度ごろの更新を予定しております。
最後に、車両の更新でございます。開業後16年から26年のあたりで
冷房設備や
車いすスペースの設置など大
規模改修を行っております。車両の
耐用年数としては40年が目安となっており、
予定表にも赤い矢印で示すとおり、今後車両の更新を進めていく予定でございます。車両の更新においては
省エネルギーや
安全性、
快適性の向上を目指して、今年度仕様の検討に入ったところでございます。
以上、
南北線の
取り組みについて御説明申し上げましたが、東西線とともに今後も安全・安心で快適な
地下鉄を目指して設備の更新や日々の
保守管理に努めてまいります。
5:
◯委員長 ただいまの説明を含めて本件について
質問等はございませんか。
6: ◯すげの
直子委員 南北線のところで
設備更新とか点検なども含めてやっていただいていることですとか、
トイレなども非常に使いやすく改修をしていただいているということで御報告いただいたところなんですけれども、
冒頭管理者からもお話ありましたし、後でもその報告もあるんですけれども、残念ながら4月18日に続いて11月12日、
南北線で2回目の
運行トラブルがあって、ちょうど
通勤通学の時間帯ということもあって、約5万人に影響したという事態がありました。
仙台駅の
信号保安システムの
制御装置で、
予備系統も含めて通信異常が発生して
自動運転ができなくなったというふうに報道されておりまして、先ほどの御報告の中で問題の
システムについては7年前に更新もされていたということなんですけれども、改めてこの11月12日、何が起きてこうなったのかというか、そして
原因究明含めて今どのような対応をされているのかということをお伺いしたいと思います。
7:
◯電気課長 列車同士の衝突を防ぐための
自動列車制御装置、これが故障したため
北行線五橋駅から台原駅間の信号が停止となり、列車が走行できなくなったことから、
当該区間を15キロで
徐行運転したものでございます。
原因につきましては現在
メーカーとともに調査を行っている最中でございます。まだ原因のほうは特定できておりません。
8: ◯すげの
直子委員 今
メーカーのほうに調査もしていて、
原因究明はこれからということなんですけれども、何か人為的なミスがあったわけではないということでいいのかどうかということを確認しておきたいと思います。
9:
◯電気課長 故障した
自動列車制御装置でございますけれども、平成23年度に更新を行っており、その後も定期的な点検を行っております。しかしながら、故障前に
点検等の作業は行っていないことから、
人為的ミスではないものと認識しております。
10: ◯すげの
直子委員 定期点検はしているということなので
人為的ミスではないというふうなことなんですけれども、
原因究明はこれからということなので、しっかりやはりしていただいて、ぜひ
再発防止に取り組んでいただきたいというふうに思うところですが、きょう快適で安全・安心という点で、その4月の際にもたくさんの
地下鉄利用者に影響が起きて、そして、そのときも多くの声がいろいろ寄せられたということで、
常任委員会の場でも議論をさせていただいたんですけれども、今回もちょうどこの時間帯に
地下鉄を利用しようとした方から、例えば駅の
ホームに何のお知らせもなくて、放送もされていないということで、改札を入って初めて事態を知ったというようなお声もお聞きをしているところです。
こうした
運行トラブルが起きた際に、やはりそういう情報を
利用者にいち早く伝えるというのは基本的で大事なことだと思うんですけれども、その辺の対応がどうだったのかということをお伺いしたいと思います。
11:
◯営業課長 駅での対応でございますけれども、
トラブルが発生し
徐行運転が開始されてから、
駅構内での
案内放送や
ホワイトボードへの
書き出し、
あと拡声器での
駅務員呼びかけなどを行い、さらには出勤前の
駅務員を呼び出すなど
人員確保に努めたほか、
交通局本局に出勤する途中の職員を急遽駅の応援に当たらせるなど、
お客様対応を行ったところでございます。
しかしながら、
トラブル発生直後は情報の収集や報告などで
駅構内の全ての
お客様にお知らせすることが困難な時間帯もございました。
駅での対応は4月の事故での反省を生かし構内での案内に努めましたが、駅に向かう
お客様への
情報発信には体制が不十分であったことからおくれが発生した状況もあり、御不便をおかけしたところでございます。
12: ◯すげの
直子委員 その直後は
情報収集とか報告とか、そっちの業務があって、多少
ホワイトボードでの
書き出しとか
拡声器での呼びかけに入るまでもちょっと時間差もあったところで、もしかしたら何もなかったというお声も出たのかなというふうにも思うところではあるんですけれども、先ほども申し上げましたが、やはりこういう情報をどれだけ早く市民の
皆さんにお伝えできるのかというところが大変大事ではないかなというふうに思います。
前回も指摘をしたんですが、やはり
駅務員が2人という状況ではやはり対応は難しいんではないのかと私は考えております。今回と4月と2回起きて、教訓や
再発防止、こういうことが起きないようにするというのが大前提でありますけれども、今回2回起きて、やはり御当局として教訓とか改善していかなければならない点なども見えてきているものがあるんじゃないかというふうに思うんですけれども、現時点で何かお考えになっていらっしゃることがあればお示しいただきたいと思います。
13:
◯営業課長 地下鉄の運行に異常が発生した場合ですけれども、やはり情報の発信が重要でございまして、その情報の発信については現在4月の事故の反省をもとに
情報伝達のあり方について
マニュアルの見直しを進めており、SNSの活用といった新たな
情報発信のツールについても検討を進めております。今回の反省を踏まえ、
情報伝達訓練などを通じ
非常時対応の強化を図ってまいりたいと考えております。
14: ◯すげの
直子委員 いろいろやはりこういうものがあるたびに
マニュアルを見直して検討もして改善もしていくということが非常に大事だというふうに思いますので、ぜひ市民の
皆さんにとって安心・安全で快適な
地下鉄となるようにさらに御努力をいただきたいということを求めて終わります。
15:
◯石川建治委員 私からも幾つか質問させていただきたいと思います。
先日、
委員会で名古屋市の
地下鉄を視察させていただいて、同様の改良が仙台でも進められているということで、
取り組みとしてはいいのかなというふうに思っておりますが、その中で幾つかお聞きしたいんですけれども、例えば
エスカレーターの更新ということなんですが、問題はその
エスカレーターの
安全利用をどうしていくのかということが一つの大きな課題になっているんだろうというふうに思っております。
エスカレーターの利用については
マナーの問題だという視点が非常に強調されているんですが、実は
エスカレーターを歩いたり走ったりというのは非常に危険な行為であって、他の
利用者の
安全確保ということにも非常に大きな課題になっているわけです。
そういった面では、
エスカレーター利用のことを
マナーというところに集約をされるのではなくて、
安全対策として考えていくべきだろうというふうに考えておりますが、まずもって
エスカレーターの現状とそれに対する
取り組み、そしてまた、安全という視点についてもし御見解があればお伺いいたします。
16:
◯営業課長 エスカレーターの御利用に当たりましては、歩かずに、ベルトにつかまり、立ちどまることが衝突を避けて安全に利用できる正しい
利用方法でございます。これまでも
ポスターの掲示や
駅構内放送により行ってきたほか、2列で御利用していただけるよう呼びかけるキャンペーンにも取り組んでまいりましたが、委員御指摘のとおりなかなか浸透していないのが現状でございます。
マナーにつきましては
お客様に御協力をいただくことが基本となりますが、
マナー啓発ポスターの掲示について工夫するほか、さまざまな
取り組みを検討し、引き続き粘り強く啓発を進めてまいりたいと考えております。
17:
◯石川建治委員 正確な名称は覚えていないんですけれども、
エレベーター協会で実は
実証実験をやりまして、現在のように片側に寄って片側をあけて歩ける
スペースをとるという利用と、並列に並んで
エスカレーターを歩かずに利用するというふうにした場合に、並列で並んで利用したほうが時間的には非常に短く効率的に移動できるということが明らかになっております。
だとすると、単に歩かないでとかと言うだけではなくて、例えば具体的なそういう数値をもって、あるいは絵をもって、写真などをもって知らせるということが重要なんじゃないかというふうに思っているわけです。
例えばそういったものが
ホームの
地下鉄の
待ち時間の間に、
ホームにあります例えば広告のところに大きくそういった写真を載せながら、こちらのほうがより効率的で安全ですということの
啓発ポスターといいますか、大きなものを掲示をすると。そのことによって
待ち時間の中でゆっくり見ることができるだろう、あるいは
地下鉄の車両の中にそういったものをちゃんと示していくということを繰り返し続けていくことが
エスカレーターの
安全利用につながるのではないかというふうに考えますけれども、その辺ぜひ今後検討して具体化していくべきではないかと思いますが、その辺についての考えをお伺いいたします。
18:
◯営業課長 今委員から御指摘のありました
エスカレーターのそもそもの乗り方でございます。こちらにつきましてもどのように
お客様にお知らせしていけばよいのか、いろいろ検討をしながら今後の
啓発活動に生かしていきたいなと考えております。
19:
◯石川建治委員 次に、先ほど説明いただいた9
ページの
案内表示器の更新なんですが、事前にお聞きしましたら
ホームにある
案内表示器の更新をすると、こんなふうに考えていましたということだったんです。
私が思うのは
駆け込み乗車です。ラッシュ時も含めてなんですけれども、どうしても
出発直前に車両に飛び込んでくるという非常に危険な行為が後を絶ちません。それはどちらかというと
エスカレーターや、あるいは階段をおりていくときに
地下鉄が進入してきた音であったり風であったり、そういったものを感じて急に駆け出していくということもあるわけでして、そういった面では
ホームの
表示器だけでは十分ではなくて、例えば改札前とか、改札から
ホームまで行く間にそういったものを何らか
安全対策ができないものかというふうに考えていました。
このことについてお聞きしましたら、改札前のところに次の電車が来ます、その次の次の電車が何分ですという時間表示をすると。その時間表示をするときに到着1分前にはそれを消して繰り上げていくという説明をいただきました。そのことによって1分間のタイムラグがあるから慌てて行くということはなくて、次の電車に乗りましょうというふうな誘導をしたいという思いなんだろうというふうに思うんです。
その辺を今度するとなると、何だと、まだ到着していないのに
表示板が変わってしまっているんじゃないかということにもなりかねないので、この辺はぜひそういう説明、1分早めに変わりますよという説明は事前にやはり周知したほうがいいのではないかというふうに思っておりますので、その辺ちょっと、これが正しいのかどうかわかりませんけれども、
駆け込み乗車をなくすという視点からすると必要なのではないかと思いますが、その点についてはいかがか伺います。
20:
◯電気課長 駆け込み乗車防止のために早めに時刻を切りかえる、ぜひこういった情報も
ホームページなどを通じて市民の皆様にお知らせしたいと考えております。
21:
◯石川建治委員 去年の
決算委員会のときだったと思いますけれども、
車両点検の時期を見直して
長期スパンに変えていきますということでありました。そのときに大丈夫なんですかという心配をして質疑をさせていただきました。いわば物質というのは使い始めからもう既に劣化が始まるわけで、数十年という長い期間使うとなればその
故障リスクなどについては非常に高まってくるわけでして、そういった面では日常の点検というもの、
定期点検をより丁寧にしていく必要があるんだろうというふうに思うんです。
そういったことをしないとなかなか難しいのではないかというふうに思っておりますので、ぜひその点についてのこれからの
定期点検などについてはこれまで以上により丁寧にやっていくということは強く求めておきたいと思います。
その上に立って、17
ページで今後の施設・設備の
更新計画について
年度計画が示されております。気になったのは車両の部分です。35年たった平成34年から
車両そのものを更新していきますよということになります。今平成30年です。4年後になると。そうすると、これから車両の設計なども進めていくことになるわけです。
そういったときに、当然ながら車両の
軽量化や、あるいは車両内の利用しやすい
空間づくりというものは必ず中心のものになってくるんだろうというふうに思っておりまして、ぜひともこれまでの
利用状況などを十分に検証しながらやっていただきたいというふうに思うんですが、一つ、以前にも広告なんかでよく私は中づりのことで取り上げたりもしておりますけれども、今東京のメトロなんかも見ればわかるとおり、
紙媒体から
電子媒体といいますか、
映像媒体に変わってきておりまして、そのことの使い勝手のよさというのは非常にあるんだろうというふうに思っております。
そういった面では、広告の効果がどれくらいあるのかというのはぜひとも検証していただいて、
紙媒体でどれくらいの効果があり、そして今非常に進められている
電子媒体による映像による広告の効果というか、そういったものもぜひ検証して、車両の更新時期にはそういったこともぜひ考えていただきたい。
その際に、東京では
乗降ドアの上にそういったものがあるんですけれども、別のところではたしか、堺市に行ったとき見たときの電車には本当に中
づりのなるように進行方向に向かってすっかり見えるような掲示板でした。それだと多くの方々が見る確率が高まるので広告の効果もまた高まっていくんじゃないかというふうに思っております。
そういった面では、そういったことも含めてぜひ検討していただきたいと思いますが、この更新に向けた今後の
取り組み、例えば今言ったことも含めてどのような考えなのか、お示しください。
22:
◯営業課長 今委員のほうから御説明のありました車両に組み込まれたモニターを使ってコマーシャル動画などを映し出すトレインビジョンというものでございますけれども、首都圏におきまして近年このトレインビジョンを導入する業者がふえているというところでございます。
本市でも
南北線の新型車両の検討を始めたところでございますので、これまでの東西線の新型車両の検討経過や他都市の導入状況、さらには広告ニーズとしての先ほど委員からの御指摘のありましたような広告媒体としての状況や、私ども事業者側での運営コストといったものを踏まえまして、今後このトレインビジョンの導入について検討を進めてまいりたいと考えております。
23:
◯石川建治委員 最後に管理者のほうに1点だけお伺いをいたします。
今回のテーマは快適な
地下鉄輸送のため、安全・安心を支える
取り組みについてというテーマで今質疑をさせていただいております。先ほど申し上げたとおり、車両も鉄道設備も長年にわたって使えば劣化をしていくと、事故や故障などのリスクも高まってくるということになります。
以前私申し上げましたけれども、交通事業に携わる者にとって安全は輸送業務の最大の使命であるということを申し上げたことがありました。今回、4月、そして今月起きた事故もそうなんですけれども、このことからこれから問題視されるのは安全なんですけれども、その安全が揺らぐことによって
利用者、市民からの信頼が失われていくということが一番怖いのではないかというふうに思っているわけです。
改めて
地下鉄あるいは
交通局のバスも含めて運行している責任者として、この市民の信頼、
利用者の信頼をしっかりと確固たるものにするために、今後なお一層
安全対策の
取り組みに力を入れていくべきだというふうに思いますが、その辺についての管理者の考えを最後にお伺いいたします。
24:
◯交通事業管理者 私どもバス、
地下鉄を問わず、交通事業に携わる者にとっては安全なサービスの提供ということが何よりも大事でございまして、そこについては私を初め全職員が肝に銘じて日々の業務に取り組んでいるというところでございます。
一方、安全のためにさまざまな設備投資あるいは研修とかコストがかかる面もございます。ただ、このコストを理由に
安全対策を疎かにするということがあっては、大規模な事故につながりかねないということを肝に銘じまして、さらなる
安全対策の
取り組みを進めてまいりたいと考えてございます。
25:
◯委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
26:
◯委員長 なければ、これをもって
委員会を閉会いたします。...