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  1. 仙台市議会 2018-11-21
    都市整備建設協議会 本文 2018-11-21


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※協議会の概要                              開会 午後1時40分                              閉会 午後2時32分 ◯委員長  引き続き協議会を開会いたします。  まず、建設局より報告願います。 2: ◯建設局長  建設局からは大橋の防護柵、欄干でございますけれども、これのかさ上げ事業について御報告いたします。  広瀬川にかかる大橋は仙台城址などへの観光ルートになっているほか、通勤通学に利用される生活道路でもございます。現在、市民や来訪者の方が安心して通行していただけるよう、防護柵かさ上げ行い安全性を高める検討を進めておるところでございますので、こちらを報告させていただきます。  詳しくは道路保全課長より御説明いたします。 3: ◯道路保全課長  私のほうからは大橋の防護柵、欄干かさ上げ事業について資料2に基づき御説明いたします。  まずは概要でございます。  広瀬川にかかる現在の大橋は、昭和13年に完成して以来、青葉山や仙台城址に向かうメーンルートとして多くの市民の方々や来訪者の方々がお渡りになり、また、多くの市民の皆様に親しまれ、平成12年度には市都市景観賞も受賞しております。  しかしながら、大橋の防護柵の高さは現状水準よりも20センチほど低いことから、大橋を安心して御利用いただけるよう防護柵かさ上げを検討しているところでございます。  今後、市民説明会においてかさ上げする欄干のデザイン考え方なども含め、かさ上げ事業の概要を説明し、皆様からいただいた意見も参考に設計を進めてまいります。  一つ目ですが、大橋に関する主な経過について御説明いたします。  現大橋は鉄筋コンクリート製の三連アーチ橋として昭和13年に完成いたしております。平成12年度には市都市景観賞を受賞し、平成27年から平成28年には耐震補強を含む大規模な修繕工事を行っております。また、ことしの8月には防護柵かさ上げ事業について欄干のデザイン考え方を含め、市の景観総合審議会への報告を行っております。  続きまして、事業の概要について御説明いたします。資料の裏面をごらんください。  現在の防護柵の高さは左上の写真のように90センチであり、現行水準高1.1メートルより20センチほど低い状態です。大橋には全部で4カ所のバルコニーが設けられており、歩行者の方々の中には橋の途中で立ちどまり、右上の写真のように広瀬川やその周辺の景色を楽しまれたり、カメラ撮影をされる方も多く見受けられます。そういったことから、欄干を現行基準の1.1メートルまで現在の防護柵の上に20センチのかさ上げを行い、安全性の向上を図りたいと考えております。  防護柵かさ上げのイメージにつきましては、下のイメージ図をごらんください。かさ上げに当たっては周辺の景観に配慮するとともに、既存の防護柵と同じ素材、同じデザイン、同じ色合いにするなど、違和感のないデザインにしたいと考えております。  また表面にお戻りください。  最後に、今後の進め方について御説明いたします。
     まず、今後市民を対象といたしました説明会のほうを来月16日、日曜日の午前10時半から11半まで、仙台国際センター会議棟3階しらかし2において開催いたします。年明けの2月にはかさ上げデザインなどについて市景観総合審議会報告し、平成31年度にはかさ上げ工事に着手する予定でございます。 4: ◯委員長  ただいまの報告に対して質問等はございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 5: ◯委員長  なければ、次に交通局より御報告願います。 6: ◯交通事業管理者  南北線の漏電による全線運休事故調査結果及び今後の対応について御報告申し上げます。  交通局では、本年4月18日に発生した地下鉄南北線全線運休事故に関しまして、事故原因究明及び今後の再発防止対策等の検討を行うため、局内に高速鉄道事故等調査委員会を設置し審議を重ねてまいりました。このたび当該委員会での審議結果を踏まえ、交通局としての対応を取りまとめましたので、御報告申し上げます。  詳細につきましては資料3により施設課長より説明いたします。 7: ◯交通局施設課長  では、お手元の資料3に基づき南北線の漏電による全線運休事故調査結果及び今後の対応について御説明させていただきます。  初めに、事故発生状況お客様への対応状況でございます。  発生日時平成30年4月18日水曜日17時16分ころ。発生場所でございますが、資料中ほどの図をごらんください。八乙女駅の南側約300メートル、黒松トンネルの北側約50メートルの地点でございます。今回の事故では約7万人のお客様に影響があり、対応としましてはJR東日本による代替輸送と市バスによる振りかえ輸送を行っております。それから、現場検証につきましては資料に記載のとおりでございます。  次に、高速鉄道事故等調査委員会開催状況でございます。  平成30年5月9日に第1回を開催後、最終となった平成30年11月6日の第4回まで、事故原因事故発生に至った問題点再発防止策等を審議していただきました。  3番目に、究明された事故原因でございます。  直接的な原因としては、架線に電気を送るケーブル信号通信ケーブルを収容している側溝の下に埋設されており、側溝が沈下したことで押しつぶされ損傷し漏電したことでございます。また、側溝が沈下した原因は、側溝下盛り土材東日本大震災及び雨水により一部沈下流出したことによります。  裏面をごらんください。4番目に、再発防止のための施設の改善でございます。  改善前と改善後の図をごらんください。  1)として、架線に電気を送るケーブルに側溝の重さがかからないよう、信号通信ケーブルを収納する側溝の上部を横断させるルートに変更します。これは6月21日までに完了しております。  2)として、盛り土の沈下によって生じた側溝下のすき間をモルタルで充填し、沈下を抑止します。これは7月31日までに完了しております。  3)として、バラスト砕石の下に敷設されているゴムマットの影響で雨水側溝に雨水が流れない状況となっておりますが、ゴムマットを一部撤去することにより雨水が当該側溝の下に回り込まないよう排水経路を改善するものです。これは年内に完了の予定です。  5番目に、今後に向けた改善でございます。  まず、鉄道の施設についてでございます。  1)としまして、架線に電気を送るケーブル老朽化による劣化は認められなかったことから、更新時期の前倒しは行わないこととし、今後更新する際にはケーブルルートなどについてより安定的な構造となるよう検討いたします。  2)としまして、今回の事故も含めた技術情報の継承、共有化に向けて、職員の教育訓練等取り組みの充実を図ります。  次に、情報の伝達についてでございます。  1)としまして、情報収集・発信の一元管理及び事故等発生時の体制確保担当業務明確化に向け、異常時対応マニュアルの再整備を行います。  2)としまして、再整備する異常時対応マニュアルに基づく情報伝達訓練を行い、その実効性を確認します。  最後に、お客様への対応の改善でございます。  お客様への対応については、交通局内における業務の連携、バスの振りかえ輸送、運行情報を初めとする広報などの体制が十分ではありませんでした。当時の状況についても現在も検証を行っているところであり、今後お客様への対応に関するマニュアルの見直し及び訓練を年度内に実施することとしています。  なお、調査結果報告書をあわせてお配りしておりますので、後ほど御高覧くださいますようお願いいたします。 8: ◯委員長  ただいまの報告に対して質問等はございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 9: ◯委員長  なければ、以上で報告事項関係を終了いたします。  この際、当局から報告を受けた事項以外で皆様から何か発言等がございましたらお願いいたします。 10: ◯野田譲委員  それでは、私から数点質問をさせていただきます。  その前に水道局がいらっしゃいいますので、先日、10月31日、1日、2日と豪雨被害に遭った姉妹都市の宇和島に訪問させていただきました。市長、議長からねぎらいの言葉をいただきました。それはまさに先発隊で行った水道局次長以下職員の皆様、そしてまた水道事業管理者、後に現地を視察に行かれたと聞いておりますけれども、それに対しましてまさに仙台市の皆さんのノウハウ、本当にお役に立ったということを高橋副委員長とともにお邪魔をさせていただきましたけれども、ねぎらいの言葉をいただき、くれぐれもよろしくということをお伝えしてほしいということでございましたので、この場をかりて御報告させていただきたいと思います。  それでは、数点質問させていただきたいと思いますが、11月16日に水道事業管理者のほうから電話にて御報告をいただきましたけれども、仙台市の発注工事資材単価ミスということで御報告をいただきました。詳しく水道局の部分については御説明をいただきましたけれども、都市整備局のほうから後に会派のほうに資料が記者会見発表資料ということで置いておりましたが、これちょっと詳しく御説明をいただけますか。 11: ◯都市整備局参事技術管理室長  今回の資材単価の誤りについて、まずこれまでの経過を御説明させていただきたいと思います。  4月26日に今回の事案が発覚したところでございます。こちらは工事発注課のほうから工事予定価格算出に使用する資材単価についての問い合わせがございまして、そちらのほうを精査しましたところ誤りがあることが判明したところでした。ほかの単価にも同様の間違いがないかどうかを調査しましたところ、99品目で単価の誤りが判明したということでございます。  早速区あるいは企業局も含めました契約担当課のほうに、64件当時契約手続中だったものがありましたけれども、この手続の中断を要請させていただいたところでございます。  翌日には記者発表をさせていただきまして、手続を中断している64件の調査を開始させていただいたところでございます。  さらに、5月10日につきましては、調査を進めていく過程の中で水道局資材単価でも同様の誤りが33品目あったということが判明しまして、先ほどの99品目と合わせまして132品目の誤りがあったということがわかったということ、そして64件、現在は全て契約を結び工事のほうを行っているということになりますが、その64件の調査結果とあわせて記者発表を実施させていただいたところでございます。  5月21日、本委員会におきまして以上の御報告をさせていただいたところでございますが、その中で誤った単価を使用していた期間がさかのぼって平成29年4月からということが判明しておりますので、そこまでさかのぼった調査を行うということを御報告をさせていただきまして、今般その結果がまとまりましたのでこちらのほうを記者発表させていただいたというところでございます。  まず、その調査の結果でございますけれども、平成29年4月から平成30年4月までの全発注案件、こちら2,883件あったわけなんですけれども、こちらのほうについての調査結果といたしましてまず誤りのある単価、先ほどの132品目ですが、こちらを使用していたものが590件ございました。うち水道局単価の誤りに起因するものは66件ございました。  このうち入札の結果に影響が生じてしまったもの、つまり本来落札すべき業者さんでない方が契約をしてしまったものが30件ございました。さらに、こちら最終的な支払いの金額に差が生じてしまったものが292件あったということが判明いたしまして、こちらのほうを記者発表させていただいたというところでございます。 12: ◯野田譲委員  まさに先日記者発表した資料に基づいての御説明でございましたけれども、まさにこれは64件が残されていた部分全てわかったので記者発表ということでありますけれども、21社が本来落札の機会を逃すということであったようでありますが、この問題というのは水道局の場合は職員のミスだということ、市発注の部分については委託業者ミスだということでございますが、この委託業者を選定するのに何か公募とか何か、随契とか何か、そういう入札とかあるのかどうか、お聞かせください。 13: ◯都市整備局参事技術管理室長  委託業者の選定でございますけれども、こちらは入札に基づいて競争性を確保する中で選定を行ったところでございます。こちら東京に本社のある調査会社ということでございまして平成28年度の業務から入札に参加していたというところでございます。  それまでは大手の調査会社2社のほうがメンバーに入っておりまして、それの入札の結果としまして一番安価だったこの調査会社平成29年度分、そして平成30年度分の調査を行っているというものでございます。 14: ◯野田譲委員  入札によって安価な部分の業者が選定されたという、その業者がこのようなミスをしたという、その補償的なものを今後どういうふうに進めていくのか、お示しください。 15: ◯都市整備局参事技術管理室長  本件につきましては、発注者である私どものチェックの漏れがあったという事実も大きいところがあるとは思いますけれども、調査会社につきましては契約書の中に瑕疵担保に関します規定がございます。この中で、当然今回の件につきましては正しい成果物を納品できなかった、そして、その結果発生した工事支払額に差が生じてしまうというふうな重大な事件があった、さらには、入札の結果が異なったものになってしまったと。それらの影響を鑑みますと、きちんとこの差額につきましてもこの調査会社のほうに求めていきたいなというふうに考えてございます。 16: ◯野田譲委員  ぜひそういう部分はしっかりと取り組んでいただきたいと思います。  前々から、今回この単価ミスでありますけれども、積算ミス、さまざまな積算ミスが今まで数多くあったことによって指摘もさせていただいてまいりました。ここ1年以内で積算ミスがあったのかなかったのか、あればどれぐらいあったのか、ちょっとお示しいただきたいなと思います。 17: ◯都市整備局参事技術管理室長  本来工事予定価格を算出する業務につきましては、積算ミスなどあってはならないというところは皆さんの意見の一致するところだと思いますが、ただ、残念ながら積算のミスが生じているということも事実でございます。  今般、単価ミスというものがわかりまして、その結果がこれだけの広い範囲に及んだというところをしっかりと反省する必要があるのかなというふうに考えております。  私どものほうで確認しております、平成29年度になりますけれども、そのミスにつきましては合計で7件ほど確認してございます。そのうち入札の中止にまで至ったものも7件ということで、発覚した段階で全て入札のほうを中止にしてございます。 18: ◯野田譲委員  まさに積算ミスというのは、今回の単価ミスにおいても21社がまさに仕事をとれたかもしれない、そういう業者さんなんです。やはり、企業というものは落札をし、そこで利益を得て会社を維持し、従業員の給料を支払っていくわけでありますから、まさに本来とっていればその金額がそのとれなかった会社のものであったというところもあるんでありまして、この積算ミス平成29年度7件あったということでございますけれども、やはり積算ミスをするということの原因については今までも再三指摘をさせていただきましたけれども、再チェック再々チェック、そういうことがこの7件において怠っていたからこの7件の積算ミスが起こったのかどうか、その辺をお聞かせください。 19: ◯都市整備局参事技術管理室長  これまで私どものほうで積算ミスとして報告をいただいているものを分析いたしまして、その主なものといたしましては、幾つかございますけれども、まず一つが数量を計上する際に間違った数量を計上してしまったもの、あるいは単価というものが例えば10メートル当たりだったものを10分の1に割り戻ししないでそのまま使ってしまったもの、あるいは金抜き設計書に本来載せるべきでない情報が間違って掲載されてしまったもの、このようなヒューマンエラーが非常に多く見受けられるところでございます。  言うまでもなく、公共事業についての信頼性を確保するためには、きちんとした予定価格を算出する責務が発注者にはあるというふうに考えてございます。その影響の度合いというものが今回のように本来入札の機会を逸してしまうというふうな大きい影響も考え得るというものもございますので、今後私ども技術管理室、今回技術管理室がまさにミスを起こしてしまったわけなんですが、全庁的な取り組みとしましてこれまでのミス事例集なども活用し、それらを共有することによってミスの防止を全庁的に進めていきたいなというふうに考えてございます。 20: ◯野田譲委員  ぜひミスのないように取り組んでいただきたいと思いますけれども、これから年末にかかってさまざま発注する予定の部署、区役所等々あるかと思います。今までも何度も発注したけれども入札の参加がなくて不調に終わったという件も結構あるように聞いているんですが、この不調に終わる原因というのは地元企業に聞きますれば人手不足とか単価が合わないとかという話を聞くわけでありますが、担当局としてはどういう情報収集をしているのか、なぜ不調に至っているのか。  やはり発注する側としてみれば、この工事は早くこの年次に終わらせたいという思いで発注していると思いますので、その辺の不調に終わっている原因をどういうふうにつかんでいるのか、お聞かせください。 21: ◯都市整備局参事技術管理室長  不調の原因はるる考えられると思います。委員が御指摘のあったところの原因というものも非常に大きいかなと思います。あと、復興事業について県内ではまだ最盛期を迎えておりまして、そちらのほうに人員等が行く中で、どうしても人員的な部分の単価が折り合わないだとか、あるいは多くの工事を抱えてなかなかそちらのほうに入札の参加がなかなか至らないというふうなケースもあるやに伺っております。  私ども機会を設けまして建設地域建設業団体の方とお話をする中でこのような指摘等もいただいておりますし、原因等につきましてもお話し合いをさせていただいているところでございます。その中で、発注者としてどのような対策ができるのかにつきましても意見交換の場の中できちんと業界のお話なども伺いながら、実効性の高い対策というものを進めていきたいなというふうに考えてございます。 22: ◯野田譲委員  今後さまざま発注する予定のものについて、業者さんが参加をして受注したというときに、積算ミスが発覚してとれるものがとれなくなったとか、そういうことのないようにぜひ進めてほしいと思います。  今後、都市整備局長、体制としてやはり気を引き締めて、やはり再々チェック含めてすべきだと思いますけれども、御見解を。 23: ◯都市整備局長  今御指摘ありましたこのたびの工事資材単価の誤り、あるいはこれまで年に何件かございました積算のミスにつきまして、昨年度の工事発注分も含めまして多くの工事に影響が生じることとなりましたこと、関係する皆様に多大なる御迷惑をおかけしましたことにつきまして改めておわびを申し上げたいと思います。  今後このようなミスが起きないように、単価算定の過程におけるチェック体制の強化はもとより、先ほど技術管理室長から申し上げましたようにヒューマンエラーに基づくミスというものが生じないような、ミスの事例を参考にしました研修体制の強化、そういったところに力を入れてまいりまして、再発防止にしっかりと取り組んでまいりたいというふうに考えております。 24: ◯岡部恒司委員  6階の建設局さんに激励とエールを込めながら若干お伺いをいたします。  去年だったでしょうか、道路予算幾らなのと聞いて、最高マックスのとき何年にこれくらいだと言って、今これくらいだと自分自身で言ったんですけれども、何かちょっと自信がなかったものですから、私の記憶では平成6年、7年ぐらいが700億円だか800億円だかぐらいあって、最近だと6割ぐらい減ったんじゃないかなと勝手に思い込んでいるんですが、ちょっとこれ確認させてください。 25: ◯道路計画課長  道路関係事業に係る予算につきましては、平成6年度の約600億円をピークに減少しまして、震災前の平成22年度には約237億円になっており、その後のかさ上げ道路などの震災復興事業等によりまして増加があって、今年度につきましては約418億円を計上しているところでございます。 26: ◯岡部恒司委員  復興関係について除いたほうがわかりやすいと思うんで、いずれ近いところの数字でいくと震災前に300億円ですよね。こんなに減ってきているんだということだった。  そこで、今建設局では工事をやっているものがあると思うんだけれども、いわゆる大物というか、大型の道路、大型ってどのくらいなのという基準の判断が違うと思うんだけれども、何となく10億円前後以上のものが大きいものかなと思うんですけれども、そこら辺の大きな道路工事、着手、着工というものが何本ぐらいあって、そんなにこの予算ではないと思うんだけれども、例えばこういう道路がありますよというものをちょっとお教えいただければと思います。 27: ◯道路計画課長  道路事業におきまして現在契約中及び今年度発注予定契約額または予定価格が10億円を超える工事につきましては、東部復興道路整備事業でありますかさ上げ道路6件でございます。 28: ◯岡部恒司委員  復興関係のものは抜きにして話さないと何かぐちゃぐちゃになると思うんです。では、復興関係以外のものはないということ。それから、区役所が行っている工事というのは、これは別なのか。それともそんな大きい工事はないということなのだろうか。そこら辺はいかがでしょうか。 29: ◯道路計画課長  先ほど御答弁申し上げましたのは10億円以上ということでお話しさせていただきましたけれども、ここで3億円というふうなボーダーラインを引かせていただきますと、ここでもかさ上げ道路に関しましては4件ございます。また、仙台駅西口再整備事業に関しましては工事が3件、それと都市計画道路宮沢根白石線浦田工区、ここにつきましては工事が3件ございまして、委員のお尋ねのあります区役所事業につきましては宮城総合支所の発注している工事案件が2件、そのほかございます。 30: ◯岡部恒司委員  いろいろ少なくなった予算の中でやりくりしている御苦労も本当にわかると思うんです。いろいろ地域からも要望があるでしょう。陳情あるでしょう。何となくお願いしに来たわけじゃなくて、地域からの積み上げたものを検討し合ったものを、考えたものを地域の悲願である道路等々要望してきておる。それにどういうふうに対応しているのかなと。  お金が予算がないからだめですと断り切れないものだってあると思うんです。それはたくさんあるような気がするんですけれども、そこら辺区役所だけとは限らないですよね。本庁にだっていろいろな要望が上がってきていると思うんですけれども、答えを出し切れていない要望、陳情、幾つでもあると思うんだけれども、そこら辺の対応の仕方というのはどういうふうになさっているんだろう。 31: ◯建設局長  道路事業につきましては、道路の新設などももちろん行っておりますが、近年は橋梁長寿命化修繕事業など保全系事業に結構シフトしてきているというところではございます。なので、まずは道路新設につきましても長寿命化修繕事業につきましても、現在事業中のものをまずはしっかりと進めるということが必要かなと考えてございます。  それで、地域の皆様からの御要望などにつきましては、その緊急性あるいは重要性というものを総合的に勘案させていただいてしっかりと進めてまいりたいというふうに考えております。 32: ◯岡部恒司委員  10年くらいになるだろうか、都市計画道路を随分7階の都市整備局のほうでなくしたよね。あのときだって、そんなにいろいろな苦情とかもめごとはなかったやに聞いています。本当かなと思うんです。  やはり地域住民、市民は一番関心があるのは道路、一番じゃないかもしれないけれども、関心あるものの一つは道路だと思います。だって、行ってきますと家から出ていってすぐのような道路です。一番目立つのは道路ですよ。道路は大切なものであると思っておりますよね。  それを長年都市計画道路を計画したものを廃止にしたと。廃止にしたらしようがない。これから時代が、事情が、道路状況が変わってきて、新しいいろいろな地域から要望が上がってきているはずなんです。それで、この予算で大丈夫かなと本当に心配している。  そして、お話をよく最近マスコミでも新聞紙上でも取り上げられている。東道路ってよく聞くんです。これって今どこら辺まで進んでいるのか。それで、一体これ何のための道路なのか。どこら辺まで進んでいるんだろうか。そこら辺ちょっとお伺いします。 33: ◯交通政策課長  仙台東道路におきましては、今年度より国において地域高規格道路であります仙台東道路の計画段階評価を進めるための調査が開始されてございます。先月10月末には学識経験者から構成されます社会資本整備審議会道路分科会東北地方小委員会が開催されまして、地域や道路交通の状況や課題につきまして審議が行われているところでございます。 34: ◯岡部恒司委員  だから、これは何のための道路という、そのもともとのところを伺いたかったんです。 35: ◯交通政策課長  仙台東道路の意義でございますけれども、今後物流、それから卸売業の中心でございます仙台東部地区につきましては、現在も自動車交通が集中してございまして、東北有数の渋滞箇所と認識してございます。こういった渋滞の緩和、解消に向けまして、こういった課題がございます。  そういったところから、東道路につきましては国において現在調査検討を実施しておりまして、本市といたしましても将来のまちづくりを見据えてしっかりと検討し、国と協議してまいりたいと存じます。 36: ◯岡部恒司委員  まだ全然これからということなんだろうけれども、何となくイメージって湧かないものですか。ここら辺からこう来て、ああ来て、ここにこう行くぐらいの、設計する前のもともとの原案の原案みたいなところぐらいはわかっているのかなと思うんだけれども、そこもまだなんですか。 37: ◯交通政策課長  委員から今御質問がありました東道路のイメージといいますか、将来像といいますか、そういったところからの御質問かと思います。東道路につきましては今後、詳細な時期までは伺ってございませんけれども、国からは地域住民、それから道路利用者など、御意見を伺いながら、先ほど申し上げました小委員会において具体のルートでありますとか構造、そういったものが検討されるというふうに伺っております。  また、東道路につきましてそもそもでございますけれども、この道路につきましては仙台都市圏の自動車専用道路のネットワークの一部として平成6年に地域高規格道路の計画路線として国から指定された路線でございます。対象区間につきましては、仙台東部道路を東の起点といたしまして、それから西のほうに向かいまして本市の中心部を結ぶ区間となってございます。  先ほども申し上げましたけれども、具体的なルート、構造、費用面、そういったものについては今後国において検討してまいるわけでございますけれども、本市といたしましても将来のまちづくりをしっかり見据えまして検討し、国と協議してまいりたいと存じます。 38: ◯岡部恒司委員  国が絡んでくる、中心部に絡んでくるということは、すさまじい工事になるくらいは言えますよね。すさまじいくらいってどのぐらいかと思いますけれども、1億円単位、違いますよね。10億円単位、もっとですね。100億円単位、もっとですね。何千億円単位になると思うんです。すごい工事になると、道路になると思うんだけれども、ここら辺まではなるでしょうと聞いたほうがいいのかな。どうですか。 39: ◯都市整備局長  東道路ルートとか構造、あるいはそれに係る費用ですとか、今御質問あった中身につきましては、今国から示されておりますのは大きな仙台の図面上に太い点線で東側から市の中心部に至るような構想ですよというところまでしかお示しいただいておりませんで、具体にどうなるかというのは今後の検討の中で行われるというふうお聞きしております。  ですので、今の時点で仙台市としてこういうふうなものという、そのイメージも含めてお答えするには至っていないというところでございます。 40: ◯岡部恒司委員  具体には言えないけれどもすごい道路、すごい工事費だと思うんです。やはり恐らく、その意義はいいと思うんだけれども、その予算が心配なんです。恐らく何分の一を国が持って、残りの何分の一を市と県がと、こんなことになると思うんだけれども、さっき言った300億円の仙台の道路予算、300億円しかない。そこからなるのと心配なんです。これ別枠でなるのかどうかなと疑ってしまう。  だって、結構大工事だったら、ここの話の中で言えないと思うけれども、そういう心配をしているということ。結構な事業費だから、それの何%、何十%だってすさまじい工事費、負担額になると思うんです。  そうすると、もともと半分ぐらいになった仙台の道路予算にも影響するんじゃないかと素人ながらに心配しているんですけれども、これもこれからのことだよと言われるけれども、どういうふうな感じでございましょうか。 41: ◯建設局長  御指摘のとおり今後の検討ということになるんではございますが、仙台市の負担は間違いなく出てくるものというふうに考えております。 42: ◯岡部恒司委員  でしょう。そうすると、さっきから言っているいろいろな地域からの道路整備要望があって、そんな余裕なんかなくなってくる。はい、すぐに、というわけないし、かといって、そのままやるんだかやらないんだかわからないような状態で陳情をたなざらしするんでは、やはり地域の方々がかわいそうだと思うんです。  やはり、いろいろさっきも言ったけれども、その地域の悲願として新設道路の要請、要望上がってきているわけだから。だったら、やはりちょっと待ってねと。これからのものだから、これをやっているから、足りないから、これは次にするかとか、長期的か中期的かわからないけれども、その先先ぐらいまで、この時期ぐらいまでには何とかするからとか、何か先の計画というか、そこら辺を与えてあげないと要望した地域、方々には本当に申しわけないなと思うんです。  だから、東道路だっていいものだと思いますけれども、その後々道路予算に大きくかかわってくると。もともと仙台の方の道路というものにすさまじく影響が出るから、そこら辺を非常に心配しているんです。予算がないならないなりに、やはりそれなりの要望者に対していろいろな配慮をしていくべきだと思うんです。そこら辺の気持ち、どうでございましょう、局長。 43: ◯建設局長  地域からの要望をいただいている新しい道路の整備というものにつきましては、先ほどの繰り返しになりますが、当面は今進めている事業を確実に終わらせると。それにつきましては終わらせる年次というものが見えているわけでございますから、仮に道路予算というものが昨年度、今年度並みで推移していくと想定をすれば、この事業は何年ぐらいに終わって、そして、その後これくらいの余裕が出てくるとか、そういった試算は可能でございます。
     ただ、それをこうなりますというふうに公表はできないですけれども、我々のもくろみとすればこういう形で次の事業に着手できるのではないかというような検討はもちろん内部では進めてございます。  ただ、これを何の予算的な担保もなく、これから上がるのか下がるのかもわからない状況で地域の皆様方にお話しすることはちょっと困難であるというふうに考えてございまして、非常に歯切れの悪いお答えしかできていない状況なんですけれども、今後とも国のほうに重点的に交付金、補助金の要望などをさせていただきながら、必要な予算の確保に努めて、地域の皆様の期待に応えられるように取り組んでまいりたいと考えてございます。 44: ◯岡部恒司委員  予算がないからって、そのつらい気持ちは本当に十分にわかるんです。でもやはり、何回も言うけれども、要望を上げているこの方々もいろいろ積み上げて、いろいろ検討しながら考えてきて、地域の悲願として要望を上げてきているんです。だめなものはだめでいいかもしれないけれども、少しでも可能性があるところについては少し不足じゃないのかというところについては、ぜひ地域の方々とお話しして、いつごろには何らかのとか、本当に先々の計画などもぜひお話し合いをしていただきながら、その希望、夢を壊さないでぜひ進めていただきたいと思います。  予算がないのは本当にわかっているんだけれども、でも、地域の方々の悲願である要望、そういう気持ちがあるということ、ぜひ頭の中に入れておいていただいて接していただきたいと思います。 45: ◯木村勝好委員  今、何百億円という大変壮大な質問の後で、私の質問は何千円ぐらいで済むような話なんですけれども、質問させていただきたいと思います。  東西線の大町西公園の駅から瑞鳳殿まで直線距離だと約1キロだというふうに私は認識しているんですが、なぜか大町西公園の駅に行くと周辺の表示の中に瑞鳳殿というものが入っていないんです。幾ら探しても瑞鳳殿という言葉が入っていない。これは何か理由があって入れていないんですか。 46: ◯営業課長  大町西公園駅の改札を出ますとそこに周辺案内図というものが設置されておりまして、おおむね徒歩で行けるところということで表示のほうをしてございまして、ぎりぎりで1キロ少し超える瑞鳳殿が表示されていないというような今現在状況になっているというところでございます。 47: ◯木村勝好委員  駅の中には全く書いていないんです。今のお話のように駅を出ると歩行者系サインのところにある。普通に考えれば駅にちゃんと表示をして、この何とか口から出れば約1キロだよと。出てみると歩行者系サインのところにも出ているというのが普通の順序だと思うんですが、駅の中に入れていない理由は何ですかと聞いているんです。 48: ◯営業課長  表示板の中に入れていないということに関しましては特段理由はございません。先ほど申し上げたとおりに距離の換算で表示の限界のちょっと外にあるという、そういう状況でございます。 49: ◯木村勝好委員  隣の駅の国際センターのところには仙台城跡というのが2カ所ほど表示があって、仙台城跡までには国際センターから1.2キロなんです。国際センターのほうは1.2キロの仙台城が入っていて、その隣の大町西公園のほうは1キロの瑞鳳殿が入っていない。もう早い話が忘れたんじゃないですか。 50: ◯営業課長  確かに国際センター駅にも同じような案内図がございまして、案内図の中には実は図面の中には仙台城という表記はないのですが、横にございます西の出口から出ますと仙台城跡というのは記載がございます。そこにはちょっと整合性がとれていないという部分があることは私も承知してございます。 51: ◯木村勝好委員  まあいいんだけれども、ここでやりとりすることが主旨じゃないんで、要するに忘れているし、一貫性もないんです。余りよく考えていなかったんでしょう。何でこんなことを私が聞くかというと、仙台城まで1.2キロで、しかも結構なアップダウンがあるんです。だけれども、歩く人はいるんです。いるんです。結構いるんです。なかなか今ウオーキングがはやりだから歩くんです。そういう意味からすれば、瑞鳳殿なんかもっとアップダウンないんです。歩く人いますよ。だから、それつけてやるのが普通でしょう。それで、瑞鳳殿というのは調べてみたら1年間の観光客というのは23万人から24万人いるんです。結構歩いて行く人いるんです。  つまり、私が言いたいのは、皆さんが表示するときの感覚というのは通勤通学のことが頭にあって、もう1キロ以上歩かないだろうと思っているんです。違う目的で歩く人がいるわけだから、そこにも目配りをするべきだと思うし、ぜひそういう人たちも利用してもらうように拾うという努力が、さっきみたいな何百億円の世界じゃないでしょう。1,000円ぐらいで張ればいいだけのことですから。ほとんどお金がかからない。ついでに言えば1キロとか、仙台城とか1.2キロとか、それも入れてやったら親切だと思うんです。そういうことが必要じゃありませんかと。管理者、どうですか。 52: ◯交通事業管理者  私も旅行先では歩くのを得意としておりますので、早急に対応を検討したいと思いますし、また、事前に見ましたら瑞鳳殿のパンフレットのほうには駅から歩いてこれますよというのがないということでもございますので、瑞鳳殿のほうにも働きかけまして、東西線を利用して瑞鳳殿においでいただけるようにしたいと思います。 53: ◯都市整備局長  先ほどの技術管理室長の答弁に数字的なところで少し誤りがありましたので、訂正をこの場でさせていただきたいと思います。 54: ◯委員長  はい。 55: ◯都市整備局長  平成29年度の資材単価誤り以外の積算ミスの件数についてのお尋ねでございましたけれども、その件数について7件というお答えを差し上げましたが、実際には積算ミスのあった件数は14件でございまして、そのうち入札中止に至った件数が7件ということで、おわびして訂正させていただきます。申しわけありませんでした。 56: ◯委員長  ほかにございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 57: ◯委員長  なければ、これをもって協議会を閉会いたします。...