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  1. 仙台市議会 2018-11-21
    健康福祉協議会 本文 2018-11-21


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※協議会の概要                              開会 午後2時20分                              閉会 午後2時58分 ◯委員長  引き続き協議会を開会いたします。  社会福祉法人中山福祉会のその後の現状について、健康福祉局及び子供未来局から御報告いただきたいと思います。 2: ◯健康福祉局長  社会福祉法人中山福祉会にかかわりますその後の状況につきまして、口頭で御報告をさせていただきたいと思います。  10月の当委員会におきまして私からこの法人に対する事実確認などの調査を進めておりますけれども法人代表者についての法的手続も始まっており、その推移を注視しながら必要な検討を進めてまいりたいというふうに報告をさせていただいておりました。本日はこの法的手続でございます仮処分申し立て現状について、やはり口頭報告をさせていただきます。  法人からは、去る11月1日に1回目の審尋が開かれ、今月末にも2回目の審尋期日が設けられ、手続は続行するというふうに伺っておりまして、決定までにはなお時間を要するというふうに見込まれるところでございます。  私どもといたしましては、引き続き裁判所におけます法的手続の今後の状況を注視をしながら法人に対する調査を進めるとともに、必要な再発防止策についての検討を行ってまいりたいと存じます。 3: ◯子供未来局長  子供未来局からは中山とびのこ保育園における保育状況につきまして口頭で御報告を申し上げます。  中山とびのこ保育園については、昨年度末に複数の職員が一斉に退職した経緯もあり、今年度定例監査以外にも機会を捉えて担当職員が複数回保育園を訪問し、保育状況確認するとともに、その都度必要な助言指導を行ってまいりました。  先週14日にも担当職員保育園を訪問しましたが、必要な人員体制が確保された上で適切に保育提供され、子供たちが落ち着いて生活する様子が確認されたところであり、現状において保育提供は特段の問題もなく行われているものと認識しております。  子供たちが安心して日々の生活を送ることができる環境において安定的に保育提供がなされていくことが何よりも重要なことと考えておりますことから、引き続き保育園の訪問や電話等による状況把握に努めるとともに、必要な助言指導を行ってまいりたいと存じます。 4: ◯委員長  ただいまの健康福祉局並びに子供未来局からの報告に対しまして質問等はございませんか。 5: ◯鈴木勇治委員  今、健康福祉局、それから子供未来局から御報告がありました。何かさっぱりいい方向に向かっていかないなという感じもするんですが、とはいえ園のほうは安定的に保育されているというふうなことでございましたんですけれども、まず、マスコミでもいろいろ報道されているんでありますけれども、たしか以前に私も御質問をさせていただいたときにパワハラの問題はお話をさせていただいたんですけれども、まず、この記事を含めてどういった感想をお持ちなのか、お答えをいただきたいと思います。 6: ◯総務課指導担当課長  この新聞記事にございます元理事長からのパワハラにつきましては、4月下旬に市としても情報提供を受けまして法人側からお話を聞いております。報道でも元理事長退職理由パワハラではなく体調不良等説明しておるようでございまして、本市としても残された資料からパワハラ認定することまでは困難であると、このように考えているところでございます。 7: ◯鈴木勇治委員  パワハラ認定された場合は市としてはどういったことを行おうというふうなことになるんですか。何か簡単な指導だけで終わるのか。ことしはパワハラで終わったような感じもするんですけれども、いろいろなニュース、スポーツ界もそのとおりでありますけれどもパワハラの問題、非常に自己申告といいますか、そういったものがないとなかなか難しいというところもあるんでありますけれども、これだけ騒がれているということからすると、やはりきちんと事実関係認定していかなければならないなというふうに思うんでありますけれども、どうでしょうか。 8: ◯健康福祉局長  パワハラの問題はやはり加害者被害者というその関係の中での被害者権利救済をどうするのかという問題と、そういう行為が行われた事業所をどうしていくのかというふうなことと分けて考えなければならないというふうに考えてございます。  被害者の権利を救済するということになりますと、やはりこれは当事者間の紛争と申しましょうか、裁判所なりで必要な手続を踏んでいただく中で決まっていくというふうなことに基本的にはなろうと考えておりまして、一方でパワハラという行為が事実認定をされたということの中では、そのような行為が起きてしまった事業所のあり方を私どもとしてもやはり問題として捉えていかなければならないだろうというふうに考えておりまして、簡単な指導ではないかとは思いますけれども、そのような行為が起きないようにしていくためのその事業所内体制についてさまざま検討していただくような、そういうふうな指導助言をしていくことになるものというふうに考えてございます。 9: ◯鈴木勇治委員  基本的には労基署の問題ということになるのかなと思うんでありますけれども労基署のほうには、労基署に聞いてみないとわからないのかな。どういったことが被害者側から話が行っているのかどうなのかというふうなことになると思いますけれども。市が労基署に訴えるということはないんでありますでしょうから、基本的にこの労基署はどう捉えているというふうに情報を得ているんですか。
    10: ◯総務課指導担当課長  本人から話を聞いた限りでは、パワハラにつきまして労基署のほうにお話をさせていただいて認定は難しいというお話をいただいているというところは聞いてございます。 11: ◯鈴木勇治委員  実はこの間、ちょっと私も市長が記者会見でいろいろお話をしているというふうなことをマスコミでも報道をされておりますけれども、どうも市長も含めて他人事のように聞こえてしようがないんですよね。やはり早急に、仮処分という裁判所の問題はあるんですけれども、ただ行ってみると安定的に運営されているという、それだけではなくて、やはりもうイメージがこれだけ特区の保育所でありながら、一番最初に何か問題あるようなマスコミ報道というのもあるわけですから、やはりもっと強い何か指導といいますか、やっていかないと、この法人側はずるずる進んでいくような、そんな感じしか持っていないんでありまして、何か強い手立てを講じていただかないといけないなと思うんですけれども、その辺は健康福祉局長、そして、それぞれに指導という立場のある子供未来局長、どのようにしていこうとお考えなのか、お答えいただきたいと思います。 12: ◯健康福祉局長  まず、お話しのパワハラという問題につきましては、先ほど指導担当課長からお答えを申し上げたように、我々としても必要な事実確認をしていく中で、なかなかパワハラとして認定していくということは難しいだろうというふうな感触は持っているところでございます。  また、その他の不適切な経理の問題というようなことも含めまして、先ほど御報告を申し上げましたように今法人に対して私ども事実確認の作業を進めております。強い対応策といいますか、私どもとしては指導監督官庁としてこの法人に対して必要な指導を行うというふうなことになるわけでございますけれども指導を行うためにはやはり指導を受ける側の体制の問題というものもやはり重要だというふうに考えております。  その体制という問題につきまして、まさに現在裁判所において代表者が誰であるのかというふうなことを含めて現在法的手続が進行中であるという中で、やはりその趨勢を見きわめていかなければ必要な指導を有効に行うこともなかなか難しさが生じているというのが私どもの今の現状認識でございます。  私どもといたしましては、これも先ほどお話し申し上げましたように、裁判所手続を注視をしながら、しかるべき時期を捉え、我々が把握をした事実関係に即して、先ほどパワハラの事実認定は難しいというふうなことの感触は持っておりますが、パワハラと疑われるような行為が行われたということとかも視野に入れながら、そういうふうなことが起きないような体制をどういうふうにつくっていけるのかということも必要に応じ、私どもの行う指導の中に含めて考えながら、適切な指導を強く行ってまいりたいと考えてございます。 13: ◯子供未来局長  子供未来局のほうで指導監督といいますか、監督している保育施設というのは大体市内に300カ所以上あるわけでございます。そういった中で、この中山とびのこ保育園については昨年度年度末の問題もございましたので、その年度末についてもいろいろと関係者から事情を聞くなどして、お話が寄せられたときには状況確認に努めております。  そして、今回も今年度の4月に情報が寄せられた際にも事情聴取をし、あるいは健康福祉局と連携して定例監査の時期を早めて内容について確認をし、そして、保育内容については定期的に訪問して、さらに必要に応じて園の関係者から話を聞くなどして状況確認に努めてまいったところでございます。  今後も保育運営というものをしっかりと責任を持ってやっていかなければいけないということでございまして、その点については通常の視察よりも何倍も手間暇といいますか、労力をかけて私どももこの保育提供が担保されるように努めてまいりたいというふうに思っております。 14: ◯沼沢しん委員  1点だけ今のお話も伺いながら確認だけさせていただきたいなというふうに思います。  法人のことに関しては、これはもちろん裁判のこととかありますので、それはその推移を見守らなければいけないということもあると思うんですけれども、今ほど子供未来局長お話にもありました保育のところについては、これはもうやはりしっかりと、今力を入れていくという力強い言葉をいただきましたけれども、今お話の中で園の関係者とか、そういったところから必要に応じて話を聞いてとか、あるいは園に訪問してという話もあったんですけれども、これ多分預けている親御さん、保護者皆さんに対してはこれしっかりケアしてあげないといけないんじゃないかというふうに私は思って、多分これまで園に関する報道なんかもあって、保護者皆さんは多分相当不安に感じているんじゃないかというふうに思うんですけれども、この保護者皆さんに対してのケアといいますか、対応というのはこれまで何か行われてきたんでしょうか、お伺いしたいというふうに思います。 15: ◯子供未来局長  こちらの中山とびのこ保育園につきましては、春に保護者会が設置されたというふうに伺ってございますが、保護者会のほうでさまざま御意見があるということで、今月に入ってから園のほうで保護者会に対して説明会をやったというふうに伺ってございます。  保護者会のほうから私どものほうにいろいろと御質問等もございまして、御回答も申し上げているというところでございますが、直接御説明する機会など、これは保護者会のほうから御要望があれば適宜こういった機会を設けるなど、対応してまいりたいというふうに考えてございます。 16: ◯沼沢しん委員  今そういうふうな話ありました、この親御さんたちはこれ確かにいろいろ不安があってもこれ簡単に保育園をかえるとか、そういうわけには多分いかないので、言いたいことをおなかの中にためていることだっていっぱいあるんじゃないかというふうにも思うんです。そういうところも含めてぜひ丁寧にケアしていただきたいなということを改めてお願いをさせていただきたいというふうに思います。 17: ◯高見のり子委員  ただいま健康福祉局子供未来局より社会福祉法人中山福祉会及び中山とびのこ保育園について御報告がありました。現在の社会福祉法人中山福祉会については裁判所での法的手続中であるということであります。  運営法人がそういう状態でありましても、中山とびのこ保育園には約90名の児童が実際保育を受けています。心配されるのはそういった中で適切な保育が行われているのかということだと思います。保育内容について伺っていきたいと思います。  事前に伺った当局のお話では3月末で園長、それから主任保育士含めて6名の保育士がやめたということです。その補充はどうなっているのか、現在の充足率はどうなっているのか伺います。 18: ◯運営支援課長  昨年度末に前の園長、主任を含む保育士6名が退職してございますが、それに伴う職員補充につきましては適切に行われておりまして、本年度当初から保育士配置基準は継続して満たしているという状況保育園運営されてございます。 19: ◯高見のり子委員  今の職員については充足をしている状態だと確認できたと。現在の中山とびのこ保育園子供たち保育環境保育内容について市の認識はどういった認識をお持ちなのか伺いたいと思います。 20: ◯運営支援課長  まず、この間、職員のほうで機会を捉えて保育園を訪問して保育環境あるいは実際の保育状況保育室ものぞきながら確認をしてございました。先週の14日にも通常監査を担当する保育士らが訪問いたしまして確認をいたしておりますが、園内の環境も整理されておりまして、保育士を中心に子供たちが落ち着いて過ごしている状況確認できたというところでございました。  なお、先週訪問した保育士からは子供たち保育士に対する甘え方とかかかわり方、そういったところを見ても信頼関係が形成されているように見受けられたというようなことで報告を受けているところでございます。 21: ◯高見のり子委員  けさも新聞報道がありましたが、11月8日に園主催保護者説明会があったということですが、この保護者の受けとめ、それから保護者の不安の声というのは市のほうには届いているのではないでしょうか、伺います。 22: ◯運営支援課長  法人の例えば代表者の地位をめぐるような裁判の関係でございますとか、法人運営に関する不安を抱えている保護者の方がいらっしゃるということにつきましては、重々承知いたしております。  その上で、現場における子供たちへの処遇あるいは子供たちへの保育提供という部分につきましては、特に大きな苦情でありますとか不安の声などはいただいていない状況でございます。 23: ◯高見のり子委員  ちょっと確認したいんですけれども、11月8日の説明会には仙台市の関係者は参加されていたんでしょうか。 24: ◯運営支援課長  説明会自体には参加はいたしておりませんが、その後、14日に訪問した際に当時のやりとりも含めてきちんと報告をいただいてございます。 25: ◯高見のり子委員  その8日の、本来であれば園主催ではありますけれども、オブザーバーでやはりこういった状況なんですから市が参加をすべきだったのではないかなというふうには私は思います。  仙台市が認可をした保育所であり、安定した保育提供するのは市の責任です。これまでどのように対応して、今後どのように支援を考えていらっしゃるのか具体に伺います。 26: ◯子供未来局次長  中山とびのこ保育園に関しましては、昨年度末の職員の退職に関しまして、当時保護者方々からの不安の声が寄せられたという経緯もございました。私も昨年度幼稚園・保育部長を拝命しておりましたが、私を含め市としても関係者から話を聞きますとともに、先ほど運営支援課長から申し上げましたような適切な人員補充がちゃんと行えるのかどうか、それから、保護者方々にこの状況を丁寧に説明を行うようにというような指導を行いまして、引き続きこのように昨年度から指導してきたところでございます。  このような経緯もございましたので、今年度に入りましても、通常であれば先ほど局長から申し上げたとおり年1回の定例監査対応しておりますが、この監査を前倒しして実施いたしますとともに、それ以外にも担当職員が巡回いたしまして、先ほど運営支援課長から答弁申し上げたとおり保育の様子、細かいところまで確認しまして、その都度必要な助言などを行ってまいりました。  引き続きこうした巡回や電話などによる状況把握に努めて、必要な助言指導を行ってまいりますとともに、保護者方々法人体制に関する不安の声などもございますので、こういった声も我々としてもしっかりと受けとめまして、関係局と連携しながら保護者の不安の払拭などにあわせて努めてまいりたいというふうに考えております。 27: ◯高見のり子委員  中山とびのこ保育園についてなんですが、この間私ども仙台子供たちの安全・安心のよりよい保育の充実を求めてまいりました。いろいろやはり小規模保育園保育園の数が大変多くなっている中で、さまざまな問題が生じてきています。  そういったときに、どう仙台市が責任を持った安全・安心な保育をやはり提供していく責任があるという立場でしっかり対応していただくことをその都度求めてきたわけですけれども、やはり今回の中山とびのこ保育園についてもそうだと思うんです。  先ほど監査、それから巡回等指導といいますか、支援をしていくというお話だったんですが、はっきり言ってこれそのときだけ行って、見て、それでは不十分だというふうに思うんです。やはり状況把握をしっかりするという意味でも、スーパーバイザー一定期間やはりきちんと配置して、それで、その全体をしっかりと把握するといったことが必要であり、スーパーバイザーの派遣ですとか配置を求めたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 28: ◯子供未来局次長  中山とびのこ保育園の現在の現場の保育状況を踏まえますと、私どもとしてスーパーバイザー配置までの対応は考えていないところでございますけれども、適切な指導監査の実施はもちろんのこと、継続して保育状況把握に努めまして必要な助言指導に努めてまいりたいというふうに存じます。 29: ◯高見のり子委員  保護者会もできています。保護者皆さんがやはり不安に思うというのはこれ当然だと思うんです。というのは、もう報道がやはり続いていますので、こういった不安がこれからもやはり増大するということも大いに考えられます。やはり通常対応ではない対応というものが求められると思うんですけれども、どうでしょうか。局長ですかね。 30: ◯子供未来局長  実際にこの園の状況把握という面では通常よりもさらにかなり私どもとしては手厚い対応をしているという認識でございますが、また、保護者に関してもやはりいろいろと、これまでも一部の方を通してですが情報交換を行ってきたところでございまして、保護者方々説明機会というようなお話があれば、それについては十分に対応していきたいというふうに思います。 31: ◯高見のり子委員  ぜひ保護者皆さん子供たちに寄り添った、何よりも安心で安全な保育をできるようにしっかりと支援をしていただきたいことを述べて質問を終わります。 32: ◯委員長  中山福祉会の件につきまして御発言、御質問、ほかにある方いらっしゃいますか。ありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 33: ◯委員長  なければ、以上で報告事項関係を終了いたしたいと思います。  この際、当局から報告を受けた事項以外で皆様から何か発言等がございましたら、お願いをいたします。 34: ◯高見のり子委員  災害援護資金について伺います。  昨年10月から災害援護資金返済時期に来ております。その返済状況についてはこの間ずっと取り上げてきたんですけれども、震災があって借り入れを行った方たちが順調に生活再建を果たしているとは限りません。7年過ぎて年をその分重ねてますます暮らしが大変になり支援が必要な方もいます。本年5月からは仙台市でも返済猶予少額返済が可能となっています。現在の償還状況について伺います。 35: ◯災害援護資金課長  災害援護資金償還状況でございますが、ことし10月末現在の貸付者数は1万5137人、このうち繰り上げ償還により既に完済している方は11.2%に当たる1,699人となっております。  また、納期限が到来した方は7,456人でございますが、このうち納期限までに納入していない方は4,017人であり、そのうち一度も納入していない方は3,092人となっております。  なお、償還の方法といたしましては、年単位または半年単位が原則となっておりますが、償還しやすいように月割りでの償還も認めており、この月割り償還をしている方は2,754人、この月割りよりもさらに少額でお支払いいただく支払い猶予等につきまして申請書を622人にお送りし、既に決定している方は116人となってございます。 36: ◯高見のり子委員  貸し付け総人数が1万5137人で、そのうち10月末現在で納付期限が到来したのが7,456人、そのうち期限まで何らかの理由で納入されなかったのが4,017件、これ53.9%になっています。この4,017人の方たちに何らかの対応が必要になると思いますけれども、どういった対応をしているのか伺います。 37: ◯災害援護資金課長  納期限までに納入がなかった場合につきましては、納期限の翌月に督促状を送付しまして、翌々月には催告書を送付しております。それでもなお納入がない場合には電話納入を促すとともに、納入できない御事情がある場合にはそれらをお聞きしながら状況に応じた償還方法を御案内しているところでございます。  これによりまして、例えば4月末までに納期限納入できなかった方のうち、現時点においては約半数の方が納入をされている状況でございます。 38: ◯高見のり子委員  納期限の翌月に督促状、2カ月後に催告書、3カ月後に電話連絡ということですけれども、それでは支払い猶予少額返済はどの時点で、どのような形で説明を行うんでしょうか、ちょっと確認します。 39: ◯災害援護資金課長  支払い猶予等につきましては、納付書を郵送する際に償還に御不安な方はお早めに御相談いただくということを促す文書を入れて相談を呼びかけているところでございます。  また、先ほど申し上げました電話をする際に、お話しした際に生活状況をお伺いして、償還が難しいというような御事情を伺った場合にもこの制度の御案内をさせていただいているところでございます。 40: ◯高見のり子委員  返済について相談があった方には支払い猶予申請書を10月末時点で622人に送ったということなんです。  先ほど御相談くださいというふうに言うんだというけれども、その段階ではまだ支払い猶予少額返済についてはやはり情報がちょっと不足していると思います。ですから、622人に10月末時点支払い猶予申請書を送っているんだけれども、具体に申請に結びついたのが223件で、決定が116件だという結果が10月末の状況なわけですよね。  なので、これ何で申請書を622人に送ったのに、今申請中の方が223人、決定が116人だけれども、622人に対してやはり少ないと思うんですけれども、なぜこういう状況になるのか伺います。 41: ◯災害援護資金課長  申請書を受け取られてから申し込みを実際されるまでにはある程度の期間があることに加えまして、その申請書を受け取られたものの、この猶予の制度は利用せず通常どおり償還を続けられる方というのも一定程度いることなどによるものと考えております。 42: ◯高見のり子委員  そうすると、支払いが大変だと思っている、そういう方が一体何人いるのかというのが全然わからないんですよね。それでいいのかと思うんですけれども、3カ月後に電話連絡ということなんですけれども、この電話連絡は委託になっていますよね。どちらに委託しているのか、あわせてその対応のマニュアルを御紹介ください。 43: ◯災害援護資金課長  電話につきましては、民間のニッテレ債権回収株式会社という事業者に委託をしてございまして、電話にてその生活状況をお伺いし、償還が困難な御事情があるという場合には本市のほうに御相談をいただくように促していただいております。 44: ◯高見のり子委員  本市に紹介をいただいて、きちんと市のほうに連絡が来るようなシステムになっているということですね。確認します。 45: ◯災害援護資金課長  そのとおりでございます。 46: ◯高見のり子委員  私はやはり支払い猶予少額返済申請、これやはり全体からすると、例えば53.9%という10月末で未納の方がいるという、そういった事実から見ますと、やはりこの支払い猶予少額返済の制度の説明が不十分だというふうに思うんです。  先日、災害援護資金返済について相談を受けました。その方は既に納期限を迎えていて、電話をして支払いの相談をした際、少額返済もあるけれども結局は次年度にそのお金の返済は持ち越されるんですよと、後が大変になりますよと。期限内には全額支払っていただくものですよという、こういうことです。そういうふうに言われて、これはそのとおりなんですけれども、そういうふうに言われてしまったら、どうしようと思い悩んでいたんだと。悩んでしまったということなんです。母子家庭でパート収入が8万円で、返済したいけれども本当に生活が大変なんだと、払えないんだというふうに悩んでいる方に実に不適切な説明だと思うんです。  支払い猶予説明をわかりやすく、もっと丁寧にすべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。 47: ◯災害援護資金課長  支払い猶予制度につきましては、それぞれの方の状況を踏まえまして丁寧に説明をしているところでございまして、電話のみならず来所もしくは場合によっては訪問等による説明も行っているところでございます。引き続きわかりやすい説明、丁寧な対応に努めてまいりたいと考えてございます。 48: ◯高見のり子委員  わかりやすい説明というのは、やはり相手が、ああ、頑張って払おうと思ってもらえるような説明じゃないとだめだと思うんです。  周知についても問題があると思います。納入通知書に同封する償還方法の案内も不親切です。繰り上げ償還で利子を減らすメリットや月割り償還についての記載はあるんだけれども返済猶予少額返済の案内がありません。  参考にいただいたんですけれども、これを入れるんです。済みません、資料を。 49: ◯委員長  どうぞ。 50: ◯高見のり子委員  こういったものを封筒に入れるんですけれども、封筒に入れるんですけれども、私は見えません。字が小さい。そして、御相談くださいというものをもっと大きくわかるように書かないとだめですよね。相談先と。  それで、中を見ると書いていないんですよ。返済猶予少額返済についての記述がないんです。これでは全然支払い猶予、せっかく制度があるということの意味がないですね。  なので、これもっと大きくして、わかりやすくするということが必要だと思います。ぜひ皆さん頑張って返済してくださいと、しましょうというふうに、仙台市どうぞ御相談くださいと、そして支払える金額を積み上げていきましょうと、返済していきましょうと、そういう仙台市の姿勢を伝えれば市民も安心して相談できるし、返済もできるというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 51: ◯災害援護資金課長  どのような方が少額でお支払いいただく制度の対象になるかなどがより具体的にイメージできて安心して相談できるよう、御案内の文書を工夫するなど、わかりやすい周知に努めてまいりたいと考えてございます。 52: ◯高見のり子委員  ぜひよろしくお願いします。  さらに、市政だよりなどに制度を紹介することも効果があります。震災で二重ローンを抱えるなど、さまざまな困難を抱える方もいますから、弁護士会などの協力をいただいて、仙台市が主催する災害援護資金返済相談会なども開催してはいかがでしょうか、伺います。 53: ◯災害援護資金課長  御案内につきましては、まず電話、来所、訪問など、これまで行っているものを丁寧に継続していくとともに、ただいま御提案いただいた方法なども含めてどのような方法が効果的なのかといったところを検討しながら償還の事務というものを進めていきたいというふうに考えてございます。 54: ◯高見のり子委員  納期限が毎月やってきて、その対象者も大きくなってきます。貸し付け総人数が1万5137人、この皆さん支払い猶予の制度をしっかりと周知して、安心して返済に取り組んでいただけるよう、これまで以上の市の市民に寄り添った努力を求めて質問を終わります。 55: ◯委員長  ほかに御質問、御発言ございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 56: ◯委員長  なければ、これをもって協議会を閉会いたします。...