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仙台市議会
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2004-05-21
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総務財政委員会 表紙 2004-05-21
市民教育協議会 本文 2004-05-21
健康福祉委員会 表紙 2004-05-21
健康福祉委員会 名簿 2004-05-21
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総務財政協議会 本文 2004-05-21
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市民教育委員会 名簿 2004-05-21
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平成4年第2回定例会〔 委員会審査報告書 〕 1992-06-23
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仙台市議会 2004-05-21
公営企業委員会 本文 2004-05-21
取得元:
仙台市議会公式サイト
最終取得日: 2021-07-24
1: ※会議の概要
◯委員長
ただいまから、
公営企業委員会
を開会いたします。 本日の
日程
は、お手元に配付の
審査日程
のとおりであります。 なお、
委員会終了
後、引き続き
協議会
を開催し、
委員会審査事項
以外の
所管事項
について、
当局
からの報告及び
質問等
を願いますので、よろしくお願いいたします。 《閉会中
継続審査
について》 2:
◯委員長
それでは、これより
審査
に入ります。 「
ガス供給施設
の
地震対策
について」及び「
ひと
にやさしい
地下鉄
・
バス
について」であります。 なお、「
ガス供給施設
の
地震対策
について」は、
前回
の
委員会
において
審査
を行いましたので、本日は、「
ひと
にやさしい
地下鉄
・
バス
について」
当局
より
説明
を願います。 3:
◯交通事業管理者
本日は、
ひと
にやさしい
地下鉄
・
バス
について
交通局
の
取り組み
を御
説明
申し上げます。 これまでも
高齢者
の方、あるいは
身体障害者
の方を含めまして、あらゆる方が
利用
されやすいよういろいろ取り組んでまいったわけでありますが、先月のこの
委員会
で御報告申し上げました
交通バリアフリー計画
もその一環でございます。
交通局
の
取り組み
について、
施設課長
より御
説明
申し上げますのでよろしくお願いいたします。 4:
◯交通局施設課長
それでは、
資料
1に沿って御
説明
いたします。 本格的な
高齢化社会
が到来するとともに、
身体障害者
の自立と
社会参加
の
要請
が高まりを見せる中で、
公共交通機関
においても
高齢者
の方や
身体障害者
の方が、安全かつ円滑に
移動
できる手段を確保することが求められております。また、
本市
が目指しております、
公共交通機関
を基軸とする
交通体系
の構築を
推進
する上におきましても、
高齢者
の方や
身体障害者
の方に限らず、すべての
方々
が安全かつ快適に
移動
できる
公共交通
となることがその
前提条件
となるものと
考え
ております。 これまでに、
バリアフリー
に関する
社会的意識
や
社会的要請
の
進展
、あるいは
変化
に応じまして、
高齢者
、
身体障害者等
の
公共交通機関
を
利用
した
移動
の
円滑化
の
促進
に関する法律、いわゆる
交通バリアフリー法
、
本市
の
ひと
にやさしい
まちづくり条例
、国で定めました
公共交通機関旅客施設
の
移動円滑化整備ガイドライン
といった
法令等
が定められてきております。 もともと昭和の
時代
から
ガイドライン
は定められていたわけでございますが、
平成
8年に
ひと
にやさしい
まちづくり条例
、
平成
12年に
交通バリアフリー法
が施行されてまいりまして、こうした動きに合わせるように
ガイドライン自体
が重ねられてきたということでございます。それぞれが求める
整備水準
は、
時代
が新しくなるたびにどんどんグレードが上がってきたという
状況
でございますけれ
ども
、
交通局
といたしましては、どのような方でも
地下鉄
や
バス
を
利用
しやすくなるように、
施設
や
車両
の
整備
にあたりましては、これら
法令等
の求める
整備水準
の適合に努めてきたところでございます。 次に、2、これまでの
取り組み
についてでございます。
交通局
におきましては、これまでも
ひと
にやさしい
まちづくり条例
や
交通バリアフリー法
の施行に先んじまして、
高齢者
の方や
身体障害者
の方などの
移動
の
安全性
や
利便性
の向上に向けた
取り組み
を進めてきたところでございます。 2ページをごらんください。まず(1)
地下鉄事業
における
取り組み
の1)
エレベーター音声案内システム
の
設置
でございます。
本市
の
地下鉄南北線
は、全国の
地下鉄
に先駆けてすべての駅に
エレベーター
を
設置
した先進的な
地下鉄
でございますが、その
エレベーター
内に
視覚障害者
の方に
改札口
や
駅構外
にある主な
施設
の
方向
をお知らせする
音声案内システム
を
設置
しているところでございます。 2)
階段段差
の
明瞭化
でございますが、これは
地下鉄駅舎
の
階段
の
段鼻部
を踏面の色と
明度差
が大きい石などに交換し、弱視の方にも
階段段差
が
認識
しやすいように改善しているものでございます。 3)
介護用ベッド
の
設置
は、多
機能トイレ
内にございましたベビー
ベッド
を移設して、
障害者
のおむつがえなどに使用できる折り畳み式の
ベッド
を
設置
しているものでございます。
4)
新型券売機
への更新は、
接客面
の
形状
を傾斜させたり、
車いす使用者
の方も
乗車券
を購入しやすいように、硬貨の
投入口
を低い
位置
に
設置
した
券売機
に更新いたしまして、
利用者
の方が容易に操作できるようにしているものでございます。 5)
車両連結部
への
外ほろ
の
設置
は、
ホーム
と
車両連結部
のすき間から
視覚障害者
の方などが転落するのを防止するために
設置
しているものでございます。 3ページに移りますが、次に(2)
バス事業
における
取り組み
でございます。 1)
上屋
・
ベンチ
の
設置
につきましては、
利用者
の方が多く、歩道の幅が広い
箇所
にある
バス停留所
に
設置
しているものでございます。 2)ノン
ステップバス等
の
導入
は、
高齢者
の方や
車いす使用者
の方でも乗降が容易になるようにノン
ステップバス
や
ワンステップバス
の
導入
を行っているものでございます。 以上のような
取り組み
によりまして、
現状
におきましては
交通バリアフリー法
の
移動円滑化基準
や、
ひと
にやさしい
まちづくり条例
の
整備基準
といった標準的な
整備基準
をほぼ満足させる
状態
となっております。 続きまして、3、
仙台
市
交通局交通バリアフリー特定事業計画
による新たな
取り組み
の
説明
に入らせていただきます。 先月の
常任委員会
で
計画
の
策定
を御報告いたしました
仙台
市
交通局交通バリアフリー特定事業計画
は、
高齢者
の方や
身体障害者
の方などが
地下鉄
や
バス
を
利用
して
移動
する際の
安全性
と
利便性
を向上させるために、原則として
平成
22年度までに実施する具体的な
内容
を定めたものでございます。
策定
に当たりましては、
法令等
におきまして、
整備目標
、
整備
が望ましいとされている
事項
、すなわち
ひと
にやさしい
まちづくり条例
に言う
整備
の
目標
となる指針や
移動円滑化整備ガイドライン
において、
整備
が望ましいとされている
内容
で、
現状
ではまだ
対応
していない
事項
につきましても、できる限り盛り込むように考慮したものでございます。具体的な
内容
につきましては、6ページと7ページにございます
事業計画一覧表
を御参照願いたいと存じますが、本日は、その中でも主な
取り組み
につきまして何点か御
説明
させていただきます。 まず(1)
地下鉄事業
における
取り組み
のa)
駅施設
の
整備
から
説明
をさせていただきますが、1)二段
手すり
の
設置
は、
高齢者
の方や
肢体不自由者
の方など歩行に制約のある
利用者
に配慮いたしまして、
階段
や
傾斜路
に
設置
するものでございます。 2)
休憩用いす
の増設につきましては、現在の
地下鉄
の
駅舎
には、
ホーム階
の両端に4連の
いす
が背中合わせに
設置
されているところでございますが、
高齢者
の方や妊婦の方、
内部障害者
の方などが
利用
しやすいようにコンコースや
ホーム階
の
通行
に支障がない
箇所
に
休憩用
の
いす
を増設するというものでございます。 次に、4ページになりますが、3)点字触
知案内板
の
設置
は、
知覚障害者
の方が主な
駅施設等
を
認識
する助けとなりますように
駅構内
に
設置
するものでございます。 4)
オストメイト対応洗浄器具
の
設置
は、多
機能トイレ
内に
オストメイト
、すなわち
人工肛門
、
人口膀胱
を造設された方が御
自分
に装着されていたパウチを洗浄されたり、御
自分
の衣服などを汚してしまった際には、汚れを落とすことができるような
洗浄器具
を
設置
するものでございます。なお、
仙台
駅、泉中央駅及び長町南駅には、既に
設置済み
になっております。 以上、御
説明
いたしました
駅施設
の
整備
につきましては、特に
仙台
駅を例にとりましてイメージしやすいように御用意いたしましたが、この
資料
の
最後
におつけしております、A3版の
仙台
駅における
整備計画内容
でございます。これは
仙台
駅において、今後
整備
していく
内容
をその
平面図
に落とし込んだものでございますが、この
資料
によりましてさらに
説明
をさせていただきますと、
平面図
では左上の
階段
のあるところから
ふき出し
が出ております
写真SA
―1
階段
の
手すり
を二段にしますというところは、先ほど御
説明
いたしました二段
手すり
の
設置
でございます。 その
右隣
、
SS
―4
エスカレーター
の
昇降口
前後に
注意喚起用ブロック
を
設置
しますは、
視覚障害者
の方に配慮いたしまして、これまで
設置
しておらなかった
箇所
にも
設置
するものでございます。
SA
―2幅4メートル以上の
階段中央
に
手すり
を
設置
しますは、
幅員
の広い
階段
におきまして、より安全に
利用
できるように新たに
手すり
を
設置
することとしたものでございます。
SA
―7
ベビーチェア
を
設置
しますは、赤ちゃんを連れた方が
トイレ
で用を足される際にその乳児を座らせておくための
ベビーチェア
を男女それぞれの
トイレ
の
トイレブース
内に1カ所ずつ
設置
するものでございます。
SA
―6
押しボタン形状
を変更しますは、
トイレ
の汚物を水で流す際に、現在押し
ボタン形
の
形状
のものを
靴べら形
に変更しまして操作しやすくなるとともに、あわせて
操作説明
を明示するものでございます。 中段に移りまして、
左側
の
SS
―1
電光掲示板
を
設置
しますは、
聴覚障害者
の方などに配慮いたしまして、
駅出入り口
や
改札口
などに
運行状況等
の
案内設備
を
設置
するものでございます。
SA
―3
傾斜路
に二段
手すり
を
設置
しますは、先ほど御
説明
いたしました
階段
への
設置
と同様のものでございます。
SA
―8乗
車券等挿入口
の
明瞭化
を行いますは、
改札口
の
挿入口
の識別を容易にするために
挿入口
を縁取って挿入しやすくするものでございます。
SS
―2点字触
知案内板
を
設置
しますは、先ほど御
説明
いたしたとおりでございます。 下段の一番
左側
、
SS
―3
ホーム縁端警告ブロック
を
設置
しますは、
視覚障害者
の方が
ホーム
から転落することを未然に防止するために
設置
するものでございます。
SS
―1
電光掲示板
を
設置
しますは、先ほど御
説明
しました
駅出入り口
や
改札口
のほか、
ホーム
にも
運行状況
の
案内設備
を
設置
するものでございます。
SA
―4
休憩用いす
を
設置
しますは、先ほど御
説明
いたしたとおりでございます。
SA
―5
転落防止柵
を増設しますは、
列車停止位置
以外の
ホーム縁端
に増設するものでございます。 以上、
仙台
駅における
整備計画
の
内容
を
説明
させていただきました。
資料
1に戻っていただきまして、4ページの中ほど、b)
車両
の
整備
に移らせていただきます。
車両関係
の
整備
につきましては、いずれも現在、
臨時計画
により実施しております
車両改修
にあわせて実施するものでございます。 1)
文字
による
案内表示器
の
設置
は、
聴覚障害者
の方に配慮して
車両
内において
文字
による
案内表示器
を
設置
し、
運行状況等
に関する
情報
の
提供
を行うというものでございます。 2)
車いすスペース
の
設置
は、
車いす使用者
の方が、安心して
利用
できるように、
車両
内に
車いすスペース
を
設置
するものでございます。 (2)
バス事業
における
取り組み
でございますが、これまでと同様、
バス停留所
への
上屋
、
ベンチ
の
設置
やノン
ステップバス等
の
導入
を引き続き進めていきますことに加え、1)
旭ヶ丘バスターミナル施設
の
整備
といたしまして、
地下鉄
の
駅施設
と同様に、
階段段差
の
明瞭化
や、二段
手すり
の
設置
などを行ってまいります。また、5ページ目の2)
バス
ロケーション
システム
の
導入
は、
バス待ち
の
いらいら感
を解消できるように、
バス接近表示器等
を通じて、路線上の
バス
の
走行位置情報
を
提供
する
システム
を
導入
するものでございます。 続きまして、(3)心の
バリアフリー化
を
推進
する
取り組み
でございますが、これは
地下鉄事業
、
バス事業共通
の
取り組み
となるものでございます。
交通バリアフリー特定事業計画
におきましては、これまで
説明
してまいりました
ハード面
の
整備計画
だけでなく、1)職員の
接遇
、
介助研修
の強化、2)
マナーアップ運動等
の
啓発活動
の
推進
、3)
交通ボランティア活動
の支援、そして4)
バリアフリー情報提供
の
推進
といった
ソフト面
からの
取り組み
についても定めたところでございます。こうした
取り組み
により、どんな方でも安全かつ快適に
地下鉄
や
バス
を
利用
できる
環境
をつくるようにしてまいる
考え
でございます。 なお、
交通バリアフリー特定事業計画
には盛り込んではおりませんが、
地下鉄
駅における
ホーム可動さく
の
設置
につきましては、これまで一部の
階段わき等
の
ホーム幅
が狭小な
箇所
については、
可動さく
を
設置
すると乗降する
利用者
の
通行スペース
が確保できなくなるため、
設置
が困難であると御
説明
してまいったところでございます。しかし、国が
設置
しておりました
ホームさく設置促進
に関する
検討会
の
検討
結果が昨年の12月にまとまり、
ホームさく
の
設置
に当たって
検討
すべき
事項
が整理され、国においても
設置促進
の
方向性
が明確になってまいりましたので、
本市
といたしましても、先ほど申しました混雑時における
利用者
の
流動性確保
といった
問題点
もございますが、
設置
の
可能性
を
検討
してまいることといたしました。 以上、
ひと
にやさしい
地下鉄
・
バス
についての
取り組み
について
説明
してまいりましたが、4、
最後
に、
交通局
では
交通バリアフリー特定事業計画
に定めました
内容
を着実に
推進
していくことと同時に、新たな
技術開発
の
進展
や、
利用者
のニーズの
変化
にも的確な
対応
を図りまして、
ひと
にやさしい
地下鉄
・
バス
の実現に向けて、今後も必要な
取り組み
を不断に重ねていく
考え
でございます。 5:
◯委員長
ただいまの
説明
に対しまして、
質問等
はありませんか。 6:
◯正木満之委員
先月の
委員会
で、
優先席
と
専用席
の問題について
議論
させていただきました。十分なものではなかったと思っているんですが、私は、
ひと
にやさしい
地下鉄
・
バス
を本当に実現する上で、乗車している
一般
の人と、席を譲られる対象になっているような
方々
との間で、いろんな
意味
で
マナー
が前進する
取り組み
が必要なんだと思って、先日は
議論
させていただいたんですが、
地下鉄
のすべての
座席
を
優先席
にした
横浜
へ行ってきました。乗せてもらったし、
当局側
の発表した
資料
を見せていただきましたし、乗っておられる
一般
の
方々
の感想な
ども
聞きました。先般のこの
委員会
では、すべての
座席
を
優先席
とすることで新たな
議論
が起きているというのが
当局
の
皆さん
の御
説明
だったんですが、
マナー
を向上させていって、元気な人がそうじゃない人に席を譲るということは当たり前のことだと思うんですが、そういう
気持ち
を発揮できる
環境
をつくっていくことが大事なんだと思っています。そういう
意味
では、全部
優先席
にすることがいいかどうかわかりませんけれ
ども
、
当局
の
皆さん
がそういう
意味
では問題があるという御
議論
でしたので、私が本来最初に
指摘
したような
専用席
と
優先席
の違い、それから今の
優先席
の
マナー
を向上させていく上で、本当に十分なものなのか、
当局
の皆様に改めてちょっとお聞かせ願いたいなと思っています。いかがでしょうか。 7:
◯高速電車部長
優先席
、それから
専用席
ということで
前回
も御
指摘
いただき、今回もその辺の
議論
をさらに深めたいという
お話
だと理解しておりますが、
基本
にございますのは譲り合い、ということがなければ
優先席
も
専用席
も
社会
の中で根づかないだろうというふうに我々
考え
てございます。その中で我々が
専用席
について
考え
ておりますのは、
前回
も
お話
しましたが、札幌のように込んでいる中でもあいてしまう。できるだけ有効にお使い願いたいという思いが、多くの方に育っていっていただきたいと
考え
ているわけで、
前回
このように御
説明
いたしましたが、それで、奪ってしまえば本当に座りたい人が座れないということになって、これはどっちが先かという
議論
になりかねないということなんで、
基本
にあるのはやはり
社会
で譲り合うという
気持ち
、情勢がまず大切だろうということで、
交通局
といたしましては、そのような
アプローチ
を今回の
バリアフリー特定事業計画
の中で強く
推進
していきたい、それから
専用席
というものにつきましては、我々
設置者
、
事業者
として、こうあるべきだ、こうでなければいかん、これはだめだという押しつけになりやしないかと。我々の
基準
でものをすべて判断してしまうということについてはいかがなものかと。やはり
社会
のコンセンサスをとりながら、そのような
取り組み
をしていくという
アプローチ
が必要であろうと、このような
認識
をしているわけでございます。 8:
◯正木満之委員
市民的道徳
というか、共通する人間性あふれる行為が
障害
を持っている方を初めお年寄りの
方々
に席を譲るという、小さいころから言われていることですから、本来的に言えば
大人社会
で範を示すことが当たり前なんだと思います。私もいろんな地域の
地下鉄
などを
利用
することが多いんですが、
優先席
か
一般席
かの判別があまり明確でない
環境
ってありますよね。乗った途端にあいたところに座るというのが通常の
システム
ですから、本来であれば座らなくてもいいぐらいの健康な
方々
でもあいていれば座るというのは避けられないんだと思うんですよね。座った後に
障害
のある方が来てあけてほしいなと思ってもなかなかうまくいかないことがあるので、私はそういう場合に大事なのは、
設置
している
事業者
の側が本来的にあけてほしいと言ってほしいと。そういうことがあって初めて周りの人がその声を後押しする
意味
でいろんな声をかけるんだと思うんですね。ですから今の
優先席
というのは、あいてるときはどうぞ活用してくださいという
当局
の
考え
ですから、あいていれば誰でも座ると、座ったら
最後
、お疲れの方はなかなか席を立つというのは勇気がいるんだと思います。すべての
座席
を
優先席
にした
横浜
で起きているのも、
横浜
市
当局
の
皆さん
がアンケートをやったのをいただいてきたんですが、いろんな
意見
がありまして、その中でやっぱりほかの人が譲ればいいんだから譲る気がないという
気持ち
があるんだということが比率でも出ているんですね。
極少数
ですけれ
ども
そういう
気持ち
は現実として起きているわけで、
横浜
みたいに
全席優先席
にすることで
マナーアップ
を図ろうという
取り組み
だと思いますが、それがやはり
設置者
の側の
気持ち
も御本人の
気持ち
も
一緒
になったときに初めて
マナー
がどんどんできていくんだなと思っているんです。それで
仙台
市のような限定した
優先席
の
設置
の
システム
が
マナー
を育てていくものになるのかならないのかということを検証していく必要があるんだと思うんですね。私は結論を急ぐつもりはありませんので、私自身もいろんな
市民
の
皆さん
から聞いてみたいと思っています。そういう
意味
では、
当局
の
皆さん
も新聞であれだけいろいろ
議論
が起きているんですから、
優先席
のあり方について、
専用席
という
システム
もあるということも例示しながら
市民
の
意見
を聞いてみる必要があるんじゃないかなと
考え
ているんですが、そういう点でお
考え
はありませんか。 9:
◯高速電車部長
御
指摘
の点、重々必要なことであろうと
認識
をいたしております。今必要なのは、我々が
設置
しております
優先席
というものは一体何なのか、それからそれが
優先席
だと、我々としてどのようにして御
利用
の
皆さん
にお願いをしたらいいのかという我々の意図がなかなか十分に伝わっていないという面があるんだという分析を現在しておりまして、その点と、今
委員
御
指摘
の点を加えましてですね、十分に
市民
と
議論
をしますような流れをつくって、
優先席
の有効な
利用
ということを図っていきたいと
考え
ております。 10:
◯正木満之委員
次に移りたいんですが、きょう御
説明
いただいた
最後
に強調されておりました点なんですが、
ホームさく
、
可動式ホームさく
の
設置
にかかわってなんです。これまでに私
ども
何回かこの
議論
をさせていただきました。従来の
取り組み
から一歩進んだ御
説明
がありましたので期待したいと思いますし、私たちの
議論
も後の機会に本格的な
議論
をさせていただきたいと思っているんですが、一点だけお伺いしたいんですが、ことしの4月に
福岡
の
市営地下鉄
で
ホームさく
が完成しました。
仙台
市が従来言っていた、幅、
横幅員
の問題と、
福岡
の
幅員
とを
検討
させていただきまして、これなら
仙台
でも十分できるんじゃないかという気がしていました。そういう点では、
福岡
の
建設費
を聞いて、23億余の
費用
だと伺っていましたから、
交通事業者
が主体となった
事業
をやるにしても、国の
補助金
も出ると思いますし、起債ももちろんあるんでしょうし、市からの出資も取れるということになれば、さほど大きな
事業
というふうに
考え
なくてもいいんじゃないかなという気がしておりますし、
一緒
に御
説明
いただいた
ひと
にやさしい
まちづくり条例
を持ってるわけですから、
交通局
の側の負担をはるかに上回る
費用
を出していただいても、安全のために必要な手立てができるんじゃないかなという気がしています。
財政規模
と
ホームさく
ですね、
福岡
の
設置件数
から見れば、
仙台
市で4両
編成
でやっている範囲内で
考え
た時に、
箇所数
だけで単純な計算をしてみたら、十七、八億円で終わるんじゃないかという気がしているんですが、そういうイメージでいいでしょうか。もし御
検討
している
内容
があればお知らせ願いたいと思います。 11:
◯高速電車部長
詳細な数字的な詰めは終わっておりませんけれ
ども
、今現在の
ホーム
に
設置
する場合には二十数億円の
費用
を要するというふうに
認識
をいたしております。ただ、今
委員
御
指摘
のとおり4両
編成
、6両
編成
という違いがあるだろうと、そこの点を踏まえてどうなのかということについては、今後
検討
していきたいと、そのように
考え
ております。 12: ◯副
委員長
今の件でちょっと。私も4月に
福岡
に行って、あ、できたなと思ったんですけれ
ども
、
基本
的に私が思うのは、
仙台
の
ホーム
は狭いと思うんです。私はしょっちゅう
地下鉄
を使うのでわかるんですけれ
ども
、
地下鉄
の
ホーム
から
エレベーター
、
エスカレーター
、そして
階段
で上がっていくところがありますよね。あれがあるところの
ホーム
は本当に狭いですよ。実際、おりてくる人と乗ろうと思う人は、こうやって横歩きしなきゃいけないような
状態
ですよ。あの空間の中に
ホームさく
が果たしてつくれるのかどうか。財政的な問題はともかく、物理的に限界があるんじゃないかと思うんですが、そこをちょっと確認させてください。 13:
◯交通事業管理者
今の
お話
ですね、私
ども
も従来からあの
ホーム
はネックになると、非常に難しいということを一貫して御
説明
してきたわけでございます。その後、先ほどの
説明
にもありましたように、昨年の12月に、国の方で、どっちかというと、そういうきついところでも前向きにできないことはないよというようなことが示されたわけです。ただ、これはですね、単に物理的にできても、例えばラッシュの時間なんかに
ホームさく
ができると、あそこで乗りおりするのはものすごい時間がかかるわけなんです。そうすると
運転間隔
なんかが維持できないという問題がございまして、そのあたりを早速私
ども
も
福岡
の
状況
をつかみつつありますけれ
ども
、その辺をよく研究しまして、やれるかどうか
検討
していきたいということでございます。 14:
◯委員長
ほかにはございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 15:
◯委員長
なければ、これをもって
委員会
を閉会いたします。...
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