46 ◯宝来委員 軽石の件で確認なんですが、国は軽石に関しては全面的に支援をすると表明をされていると思うんですが、県単でしなければならない
事業とは仕分けが出来ているのか、その辺の現状を教えてください。
47
◯小濱港湾空港課長 今回の軽石の件は災害の中でもなかなか前例のないような災害でございまして、どの部分を国の
災害復旧事業で認めてもらえるか今鋭意協議をしております。タンカー接岸時の汚濁防止フェンスのようなああいうシートを貼ったりする作業が災害復旧として認めてもらえるかどうか、逆に言えば維持管理の範疇ではないかといった部分もあって国と協議をしているところです。県といたしましては、小笠原の火山噴火によるものでございますので、
災害復旧事業で何とか認めていただけないかと御相談しているところでございます。
48 ◯宝来委員 沖縄県も含まれますが、当事者はほとんど
鹿児島県ということで、両県でしっかりと、やはり自然災害ということを強く言い切って、少しでも国の
予算で行えるようにしていただきたい。ただ、その決断が下されるまでは県単でいち早く漁業者、離島の住民に迷惑がかからない状況になるように手配していただければと思います。
以上です。
49 ◯上山委員 鶴田委員の質問と重なりますが、再度確認です。
今回の
補正予算ですが、緊急性というよりも防災・減災、国土強靭化対策の二年目
予算を確保したということですから、通常の継続した部分をさらに補強という意味合いでよろしいのかという確認です。今年度出来なかった分を前倒しでやっていくんだという理解でよろしいのか。
50
◯森元公共事業調整監 先ほど申し上げましたとおり、五か年
加速化の二年目分ということで今の継続
事業を引き続きやっていくということがございます。国といたしましては「十六か月
予算」という言い方をしていますが、来年度の当初
予算も含めた形でこの
補正と併せて執行していくということでございますので、県としても前倒しの部分も含めて執行していく考えでございます。
51 ◯上山委員 今回の
補正についても、今年度の十五か月
予算の
考え方と同様であるとの認識でよろしいですか。
52
◯森元公共事業調整監 委員おっしゃるとおり、この五か年
加速化対策に係る
予算が
補正予算に計上されることで、恐らく国も来年度の当初
予算には計上しないことが想定されます。県としても今年度の十五か月
予算的な考えでやっていくということでございます。
53 ◯上山委員 分かりました。
今、公共
事業も含めて人手不足が言われておりまして、やりたいけれどもやれるかどうかという現場では苦労している感じがいたしますので、ぜひ、現場の公共
事業の推進に向けた支援も併せてやっていただきたいと思います。これは要望です。
それと質問ですが、
提出議案等の概要資料二ページに
道路補修事業費で約百十四億円が計上されているんですが、先日もらいました十二月
補正予算案追加提案分の概要資料十一ページに同じ
事業費名で百十二億円と若干違いが出ているんですが、ここはどう見たらよろしいんでしょうか。分かりますか。
54 ◯茅島
道路維持課長 暫時休憩願います。
55
◯鶴丸委員長 暫時休憩。
午前十時四十二分休憩
────────────────
午前十時四十三分再開
56
◯鶴丸委員長 再開いたします。
57 ◯茅島
道路維持課長 今回議案等の概要で御
説明いたしましたものには橋梁の耐震も含めて
道路補修事業として計上させていただいております。純粋な意味の
道路補修事業の
予算額としては、委員がお持ちの十一ページ百十二億円でございます。
58 ◯上山委員 今日頂いた資料には具体的な中身が書いていないので先週もらった資料を見ているんですが、この
道路補修事業は長寿命化対策ということで橋梁や
トンネル等の道路設備の老朽化に対する計画的な点検・補修とあります。この百十四億円の
補正もそういう趣旨でよろしいんでしょうか。
59 ◯茅島
道路維持課長 この
道路補修事業につきましては橋梁、
トンネル、道路附属物、舗装、こうした県が管理します道路の公共施設に関する補修の
事業費ということで御理解いただいて結構かと思います。
60 ◯上山委員 分かりました。
道路補修といいますと身近な道路と考えておりました。こういった
トンネル等以外にも住民の身近な場所あるいは要望等についても応えていただけたらと期待をしているところでございます。
あと最後に、今日頂いた資料の十一ページに
公園整備事業費、
街路事業費もございますが、具体的な場所を教えてもらえませんでしょうか。
61 ◯喜元
都市計画課長 催馬楽坂線の
増額補正を考えております。それから、
公園整備事業費につきましては吉野公園と吹上浜海浜公園の施設の長寿命化対策、谷山緑地において樹林の再生を考えております。
以上です。
62 ◯寺田委員 先ほどから軽石に関係して質疑が展開されていますが、少し概念的なものを教えていただきたいと思います。軽石を「漂着物」と今表現をされていますが、回収して陸揚げすると、あれは産廃になるんでしょうか。
63 ◯本多監理課長 軽石がどういう法的な性格になるかということでございます。
軽石につきましては、環境省と県の環境サイドが話しをしており、
海岸漂着物という取扱いになると聞いております。また、陸揚げされたものに関しては廃棄物ではなく、海岸に漂着した不要物であるということになりますので、いわゆる産業廃棄物あるいは一般廃棄物として処分場に持っていく形にはならないと聞いております。
64 ◯寺田委員 産廃であればその処分先があるんでしょうが、与論では、回収されても島内処理をすることはなかなか難しい状況になるのかなと思っております。その辺はどうなんでしょうか。
65
◯小濱港湾空港課長 回収した軽石でございますが、委員御承知のとおり与論島には処分場がございませんので、今は所有地に集めて仮置きしております。処理をどうするかは現在まだ決まっていないところでございまして、島外へ出すのか、何らかの形で再利用するのかについては、いろいろな機関での検討を参考にしながら今後考えていくことになります。
66 ◯寺田委員 分かりました。
私が言うまでもなく観光で経済が成り立っている島でございますので、その軽石が景観的なものも含めて後々に影響がないようになればいいなと思っております。それと、今回の
補正の中に、もし仮に島外処分をするということであればいわば横持ちのお金、運送費、そういったものなども必要になりますが、今回の
予算で対応できるんですか。
67
◯小濱港湾空港課長 今回の
予算は、先ほど少し御
説明しましたが、タンカーが接岸するときの侵入防止策とそこに漂っている軽石撤去に係る費用を計上させていただいております。
海岸漂着物につきましては、島内の仮の集積場所に持っていく費用を計上しているところでございますので、今後、島外処分になるとその
予算については別途検討しないといけないと考えております。
68 ◯寺田委員 分かりました。
これにて終わりということじゃありません。これは先が見えない、いつどうなるのかというような状況だと話を聞いているので、後々のことを考えたときにどうなるのかなと思ったもんですから質問をさせていただきました。
それから、先ほど来、公共工事に関する発注の関係については、関係団体との懇談会の中でもいろいろな意見が出ております。先ほど鶴田委員からありましたように担い手三法や
建設業界の在り方も含めて、これだけの大規模な
予算が
補正として打たれることは、地域によってはいろいろな商業、インフラ整備が進むということでは非常に先が見えるいい話だなと思っていますけど、じゃ、実態として、それだけの発注量に対して対応が出来るかということに対して世間では厳しい声も聞いておりますので、この在り方については先ほど来質問が出ていますし、
皆さん方から繰越し明許もありましたけど、やはり、関係団体ともよく協議し実態をしっかり把握されて対応していただきますようにお願いを申し上げておきたいと思います。
終わります。
69 ◯成尾委員 私ももう要望に代えますが、とにかく今回は国の
予算に先行して県で
予算化されましたので、先ほど来あるように業者の方々へ配慮し、早め早めにしていただくことは大変ありがたい。一、二月や四、五月は工事がない時期ですので、国の情報を早めに確認し、そこにつなげていけるような発注となるようぜひ努力をしていただきたいと要望いたしておきます。
以上です。
70 ◯おさだ委員 私も要望です。もう言わないと思ってたんですが、今それぞれ論議がありましたので自分も言わせていただきます。
建設業の人材がいないという話もありますが、これだけの大規模な
補正予算を組んでいただいたので、入札の在り方、Aランク、Bランク、Cランクとあるわけですが、その中でしっかりと仕事が配分されるように考えていただきたい、それぞれの企業が恩恵を受けるような形を取っていただきたいという要望です。
以上です。
71
◯鶴丸委員長 ほかにありませんか。
[「なし」という者あり]
72
◯鶴丸委員長 ほかに質疑がありませんので、これで議案についての質疑を終了いたします。
これより採決に入ります。
それでは、議案第一一七号についての取扱い意見をお願いいたします。
73
◯鶴田委員 議案第一一七号につきましては国の
経済対策に基づく
補正予算に対応した公共
事業に関する必要な
補正であると思われますので、原案のとおり可決でお願いいたします。
[「なし」という者あり]
74
◯鶴丸委員長 ただいま議案第一一七号につきましては原案のとおり可決との意見がございましたが、そのように決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」という者あり]
75
◯鶴丸委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第一一七号につきましては原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、当
委員会に本日付託されました
補正予算関係議案の審査は終了いたしました。
なお、委員長報告文案等については当席に御一任いただきたいと存じますが、御異議ありませんか。
[「異議なし」という者あり]
76
◯鶴丸委員長 御異議ありませんので、そのように取り扱います。
これをもちまして、
総合政策建設委員会を閉会いたします。
お疲れさまでした。
午前十時五十四分閉会
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