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  1. 鹿児島県議会 2021-12-20
    2021-12-20 令和3年産業経済委員会 本文


    取得元: 鹿児島県議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 七、審査経過        …………………………         午前十時九分開会        ………………………… ◯西村委員長 定足数に達しておりますので、ただいまから産業経済委員会を開会いたします。  本日、当委員会に付託されました案件は、議案第一一七号令和三年度鹿児島一般会計補正予算(第十号)であります。  ここで、審査日程など協議のため暫時休憩いたします。         午前十時九分休憩      ────────────────         午前十時十分再開 2 ◯西村委員長 再開いたします。  審査日程につきましては、お手元に配付しております審査日程案のとおり進めてまいりたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 3 ◯西村委員長 御異議ありませんので、そのように進めることに決定いたしました。  それでは、ただいまから審査を行います。  議案第一一七号令和三年度鹿児島一般会計補正予算(第十号)のうち、商工労働水産部及び農政部関係議案一件を議題といたします。  初めに、商工労働水産部長総括説明を求めます。 4 ◯平林商工労働水産部長 それでは、お手元に配付しております令和三年第四回県議会定例会提出議案等の概要、追加提案分、下に商工労働水産部と記載されました資料に基づきまして御説明を申し上げます。  令和三年度十二月補正予算案追加提案分の内容でございます。  今回の補正予算は、国の補正予算に伴い、総合的なTPP等関連政策大綱に基づく施策の実施や、防災・減災、国土強靱化の推進に要する経費を計上しているところでございます。
     一、補正額でございます。  表の太枠部分を御覧ください。  補正額は、一般会計で十一億三百八万円の増額補正を提案しております。  二、主な補正の概要でございます。  当部からは、広域漁港整備事業広域漁場整備事業水産基盤機能保全事業漁港施設機能強化事業漁港海岸保全事業など、港漁漁場課所管公共事業を計上しているところでございます。  以上で、商工労働水産部関係総括説明を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。 5 ◯西村委員長 次に、農政部長総括説明を求めます。 6 ◯松薗農政部長 おはようございます。  それでは、お手元に配付してございます令和三年第四回県議会定例会産業経済委員会資料、下のほうに農政部、右上に補正関係追加提案分と書いてあります資料に基づきまして御説明申し上げます。  一ページを御覧ください。  令和三年度十二月補正予算案追加提案分についてでごさいます。  今回の補正予算は、本県における高病原性鳥インフルエンザの発生に伴う緊急防疫対策等に要する経費について、早急に予算措置を行う必要が生じたこと、及び国の補正予算に伴い、TPP等関連対策や、防災・減災、国土強靱化のための五か年加速化対策に対応するため、本議案を追加提案させていただいているものでございます。  一の総括表に記載してございますが、令和三年度の補正額の欄にありますように、四十億八干万円余りの増額補正をお願いしております。  この追加提案分増額補正額を含めました本年度の十二月補正後の予算額は、補正後A欄の一番下になりますけれども、特別会計を含めて五百五十一億七千百円余りとなり、前年度対比九二・六%となります。  次に、二の予算議案について御説明申し上げます。  (一)国補正関係事業でございますが、一の農地利用基盤整備等に関する施策の畑地帯総合農地整備事業につきましては、畑作農業経営競争力強化のため、国営かんがい排水事業と連携するなど、畑地かんがい区画整理農道等基盤整備を推進するものでございます。  次の経営体育成基盤整備事業につきましては、中、大型機械の導入による高生産性農業の展開を図るため、経営体の育成に資する水田圃場整備等を推進するものでございます。  次に、二の農業災害防止等に関する施策の県営ため池等整備事業につきましては、農地、農業用施設人家等への災害を未然に防止するため、老朽化したため池用排水路等整備するものでございます。  二ページを御覧ください。  (二)その他の事業でございますが、一の生産性向上に関する施策の高病原性鳥インフルエンザ緊急防疫対策事業につきましては、高病原性鳥インフルエンザの発生に伴い、県内養鶏農場への蔓延防止のための発生農場における殺処分等防疫措置消毒ポイントを設置するとともに、制限区域内の清浄性確認検査等を実施するものでごさいます。  次の養鶏農家緊急支援対策事業につきましては、高病原性鳥インフルエンザの発生に伴う鶏等の移動制限により、出荷遅延等の影響を受けた農家に対して、家畜伝染病予防法に基づき、売上げ減少額や費用の増加額等を助成するものでございます。  次の高病原性鳥インフルエンザ防疫対策事業につきましては、高病原性鳥インフルエンザ蔓延防止を図るため、県内養鶏農場等の一斉消毒やネズミ駆除等を実施するものでございます。  以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。 7 ◯西村委員長 続きまして、議案について、関係課長説明を求めます。  漁港漁場課長説明を求めます。 8 ◯吉村漁港漁場課長 漁港漁場課関係補正予算案につきまして、お手元に配付しております議案等説明書追加提案分により御説明申し上げます。  以降、関係課長説明もこの議案等説明書追加提案分により御説明申し上げます。  それでは、一ページをお開きください。  第八目水産基盤整備費水産物供給基盤整備事業費につきましては、漁港や漁場の整備に要する経費でございますが、国の補正に伴う補正でございます。  二ページをお開きください。  漁港海岸保全事業費につきましても、国の補正に伴う補正でございます。  以上で、漁港漁場課関係説明を終わります。よろしくお願いいたします。 9 ◯西村委員長 次に、畜産課長説明を求めます。 10 ◯田中畜産課長 畜産課関係につきまして御説明申し上げます。  資料の三ページをお開きください。  第三目家畜保健衛生費補正額六億二千三十一万五千円の家畜伝染病予防事業につきましては、出水市での高病原性鳥インフルエンザの発生に伴い、県内養鶏農場への蔓延防止のための発生農場における殺処分など、県内養鶏農場の一斉消毒などの防疫措置や、鶏等の移動制限により出荷遅延などの影響を受けた農家に対する緊急支援の実施に要する経費の補正でございます。  以上で、畜産課関係説明を終わります。よろしくお願いします。 11 ◯西村委員長 次に、農地整備課長説明を求めます。 12 ◯山下農地整備課長 農地整備課関係について御説明申し上げます。  四ページをお開きください。  第二目土地改良費の二十四億九千五百九十二万円の増額補正でございます。これは、県営土地改良事業費の一、経営体育成基盤整備事業及び二、畑地帯総合農地整備事業の二事業で、国の補正に伴う補正でございます。  以上で、農地整備課関係説明を終わります。よろしくお願いいたします。 13 ◯西村委員長 最後に、農地保全課長説明を求めます。 14 ◯新川農地保全課長 農地保全課関係について御説明申し上げます。  五ページをお開きください。  初めに、第二目土地改良費の三億一千五百万円の増額補正でございます。これは、県営土地改良事業費の一、県営かんがい排水事業に係る国補正に伴う補正でございます。  次に、第三目農地防災事業費の六億四千九百四十万円の増額補正でございますが、県営農地防災事業費の一、県営ため池等整備事業など五事業に係る国補正に伴う補正でございます。  以上で、農地保全課関係説明を終わります。よろしくお願いいたします。 15 ◯西村委員長 以上で説明が終わりましたので、委員の皆様から、議案に対する質疑がありましたらお願いいたします。  なお、質疑に当たりましては、関係調書のページ及び事業名等も併せてお知らせくださるようお願いいたします。 16 ◯松里委員 一ページの二、広域漁港漁場整備は国の補正に伴う補正です。実施箇所が四漁港となっていますが、阿久根漁港を除く三漁港について御説明をください。  それから、二ページの漁港海岸保全事業枕崎漁港海岸など二漁港海岸ということになっておりますが、一漁港海岸内容等を教えてください。 17 ◯吉村漁港漁場課長 委員から御質疑ありました広域漁港整備事業に関しましては、阿久根漁港のほか、牛根麓、江口、葛輪の四漁港となってございます。  海岸対策につきましては、枕崎漁港のほか、海潟漁港を予定しているところでございます。以上です。 18 ◯松里委員 分かりました。 19 ◯前野委員 農政部農地整備課ですが、財源内訳を見ますと、国庫が大方なんですけれども、特定とあります。この特定の財源は何なのか、教えてください。  それから、農地保全課も同じく財源の内訳を教えてください。かなり一般財源が低いわけですけれども、これらについての説明をしていただきたいと思います。 20 ◯山下農地整備課長 特定財源のお尋ねでございます。  この特定財源の内訳としましては、市町村土地改良区等の負担金分担金並びに県の負担分のうちの起債分が入っております。以上でございます。 21 ◯新川農地保全課長 農地保全課についても同じような形になるんですけど、特に防災事業という関係で、起債等の充当も使いながら一般財源の支出を抑えているところでございます。以上です。 22 ◯前野委員 ありがとうございます。  それから畜産課です。三ページですけれども、鳥インフルエンザが発生した農場等への支援ということも含まれていると思うんですが、これも財源の内訳を教えてください。  それから、発生農場の方々が事業を再開できるような助成措置になっているのか、個人負担があるのかないのか。  それと、一羽当たりの補償額と言っていいんでしょうか、支援額と言っていいんでしょうか、それについても分かる範囲で教えてください。 23 ◯田中畜産課長 農家緊急支援ということで、発生農場以外の周辺農場で影響を受けた農家に対しては、出荷遅延とかそういったもので商品性が低下して、通常出荷に比べて取引価格が低下した場合の売上げ減少額、それから、出荷予定日から出荷日までの飼料費増加額に対して、国と県で二分の一ずつ助成することとしております。  それから、発生農場に対しましては、農家が殺処分した鶏について、飼育日数等による評価額を算出し、その全額を国のほうから直接農家に交付するという形になっております。以上です。 24 ◯前野委員 国庫と一般財源に分けてありますが、この一般財源は何ですか。 25 ◯田中畜産課長 この中には農家緊急支援とそれからもう一つ、発生に伴う緊急防疫対策事業がございます。この中で、発生農場防疫措置や殺処分にかかる費用、埋却の費用、それから消毒ポイントの設置、運営、消毒の実施の費用など、国庫の対象とならないものがあります。それ以外は県と国で半分ずつ負担するということになっておりますので、そういったところで一般財源が発生するという形になります。以上です。 26 ◯前野委員 ありがとうございます。  農家負担はないんですね。 27 ◯田中畜産課長 周辺農家経営支援、それから発生農場手当金、こういったところへも農家負担は発生しないことになっております。 28 ◯瀬戸口委員 畜産課養鶏農家緊急支援対策事業についての予算額算定根拠というのを教えていただきたいと思います。 29 ◯田中畜産課長 養鶏農家緊急支援対策事業算定根拠につきましては、いわゆる肉用鶏農場支援ということで、いわゆるブロイラーを飼っている農家への支援ということで、鶏の飼養期間が延長したことによる売上げ損失額などに対して、約一億二千百万円ほど計上しております。  それから採卵鶏農家支援、卵を出荷する農家への支援として、卵の品質低下による売上げの損失に対して約一千万円、それから、ひなを供給する育雛農場というのがございまして、こういった育雛農場支援ということで、飼料費の増加に対して約三千六百万円を見込んでおりまして、合計約一億六千七百万円を計上しているところでございます。  今後、こういった対象農場に対しましては、できるだけ早い時期に交付できるよう努めてまいります。 30 ◯田畑委員 提案理由説明で軽石に関する予算もと言っていましたけど、これは漁港漁場課保全事業の中に入るんですか。軽石関係にどの程度の予算が組まれているのか。  それと、今、軽石の影響がある漁港は何漁港あるのか教えてください。 31 ◯吉村漁港漁場課長 暫時休憩願います。 32 ◯西村委員長 暫時休憩いたします。         午前十時二十八分休憩      ────────────────         午前十時二十八分再開 33 ◯西村委員長 再開いたします。 34 ◯吉村漁港漁場課長 軽石につきましては、漁港漁場課補正予算の十一億円の中には入っておりません。廃棄物リサイクル対策課のほうで、今回の補正予算に計上するという形で御審議いただく予定となっております。  軽石が確認された漁港といたしましては、県管理漁港が六漁港市町村管理で十六漁港、未指定漁港として七漁港でございます。以上です。 35 ◯田畑委員 畜産課鳥インフルエンザ関係で一斉消毒をするようにされていますけど、何農場ぐらい、いつぐらいからされるんですか。 36 ◯田中畜産課長 県内の百羽以上を飼養する養鶏農場全ての約九百農場に対して配布することとしております。十一月の下旬から配布しておりまして、一月の下旬には配布が終わる見込みとなっております。 37 ◯田畑委員 十一月から配布しているというのはおかしい。今回の予算が決まってから、配布するんでしょう。まだ予算が可決もされていないのに、もう十一月下旬から配布しているというのはおかしな話でしょう。 38 ◯田中畜産課長 この緊急対策につきましては、既定の予算の流用をさせていただきまして、それで予算執行をさせていただいたところでございます。 39 ◯松里委員 先ほど田畑委員から軽石の問題が出ましたけれども、廃棄物リサイクル対策課環境衛生改善費として、国庫と一般財源で三億六千八百万円程度の予算を組んでいますけれども、廃棄物リサイクル対策課予算が本会議で可決して、その補正予算港湾空港課漁港漁場課に配分され、そこを通って市町村とか県の管理に行くという認識でいいんですか。そうすると、二月末の補正にまた計上されてくるんですかね。どういうふうな理解でいいんですか。 40 ◯吉村漁港漁場課長 委員が言われたとおり、今回、廃棄物リサイクル対策課の三億六千万円に関しましては、御審議いただいて可決された後、今後の軽石の処分まで含めた対応の費用に充てていきたいというふうに考えております。以上です。 41 ◯松里委員 それは廃棄物リサイクル対策課が直接やるわけですか、漁港の分は漁港漁場課、港湾の分は港湾空港課に来るんでしょう。 42 ◯吉村漁港漁場課長 失礼しました。  廃棄物リサイクル対策課予算を確保して、それを港湾空港課河川課漁港漁場課などに移し替えて、各関係課に送るという形になっております。以上です。 43 ◯前野委員 農地整備課補正ですけれども、当初予算についてもせんだっての委員会繰越明許が提案されました。これは国の補正予算ですから、令和三年度の補正予算ということになるんですが、もう期間的にあまりないですよね。これは三月議会で繰越し措置を取られて、繰り越した分については単年度で執行するということなんですが、二年にわたるということになってくると、一般的に、事故以外で次に繰越しはできませんよね。当初予算分を繰り越しているのに、また補正が来たときに執行は可能ですか、どうですか。 44 ◯山下農地整備課長 今回、補正でお願いしております、農業農村整備事業費、三十四億六千万円ございますけれども、これにつきましては、できる限り年度内の発注を目指しておりますが、年度内には完成は無理なので、三月議会で繰越しをお願いするように考えております。ただし、今の予定でいきますと、令和四年度内には完了の見込みでございます。以上でございます。 45 ◯西村委員長 ほかに質疑はありませんか。    [「なし」という者あり] 46 ◯西村委員長 ほかにないようですので、議案に対する質疑を終了いたします。  これより、採決に入ります。
     それでは、議案第一一七号について、取扱い意見をお願いいたします。 47 ◯酒匂委員 議案第一一七号につきましては、必要な経費の補正と認められますので、原案のとおり可決でお願いいたします。 48 ◯西村委員長 ほかに御意見ありませんか。    [「なし」という者あり] 49 ◯西村委員長 それでは、採決いたします。  ただいま、議案第一一七号につきましては、可決との御意見がありましたが、可決すべきものと決することに御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 50 ◯西村委員長 御異議なしと認めます。  よって、議案第一一七号につきましては、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、当委員会に付託されました議案の審査を終了いたします。  なお、委員長報告につきましては、文案は当席に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 51 ◯西村委員長 御異議ありませんので、そのようにいたします。  以上をもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。  これで閉会いたします。  御苦労さまでした。         午前十時三十五分閉会 鹿児島県議会 ↑ ページの先頭へ...