6:
◯答弁(
都市圏魅力づくり推進課長) 今回の
提言につきましては、平成27年に
広島市が観光庁からグローバル
MICE都市に選定されたということ、それから
MICEの誘致、開催の支援、充実
強化ということで
広島市が取り組む中で
広島商工会議所が、昨年9月に
MICEの委員会を設置して
提言をされました。
西飛行場跡地の活用方法の検討につきましては、一昨年に民間事業者と跡地利用計画を定めて取り組んできたものでございます。こうしたことから西飛行場跡地利用計画を策定するときにこういった話がなかったというよりは跡地利用計画をつくる中で民間事業者から跡地活用の提案を募集し、実現可能なにぎわい創出ということで話を進めてきたところでございますので、その際にこうした
MICEという話には至っておりません。
7:
◯質疑(
佐藤委員) そのときに話が上がったとしても実現性が問題で、県としては今回進めようとしている水陸両用飛行機を運航し、
中心部を遊覧するような事業を実現されていたと思います。今動いていないと思うのですけれども、改めて西飛行場跡地の一番南側のところが今どうなっているのか、どういう経緯だったのかお伺いします。
8:
◯答弁(
都市圏魅力づくり推進課長) 御指摘のありました、西飛行場跡地の「新たな
産業(にぎわい)ゾーン」については昨年実施いたしました公募では事業予定者の選定には至らず、
広島市とともに民間事業者へヒアリングを行い、ヒアリングで出た意見をもとに今後の対応について検討してきたところでございます。
こうした中、現時点におきましては、7月豪雨災害で出た土砂の仮置き場という形で活用しているところでございます。こうした中、今回の
提言が出てきました。
9:
◯質疑(
佐藤委員) 我々は、南側の
地域に3億円で陸揚げスロープを設けるという、水陸両用機ありきの事業選定については反対させてもらいました。もともとそんなスロープをつけたら水陸両用機を導入する計画以外の事業者が手を挙げるわけがないです。それ以外の提案は、はなから拒んでしまうような状況だったので、県としては水陸両用機ありきで「新たな
産業(にぎわい)ゾーン」の計画を進めてきたのだと思います。それにもかかわらず別の外部の有識者での選定委員会がなされ、実現性や、採算性などの面で不可能ではないかということで却下されたのだと思います。
自分たちが正しいと思ってやってきたことが、外部から実現できないと言われたというのが現状だと思いますが、県としては、このことをどう思っているのでしょうか。今後、この件に関してどうしようと思っているのか、また追加で選定しようとしているのか、お伺いします。
10:
◯答弁(
都市圏魅力づくり推進課長) 今回の
広島商工会議所の
提言は、5,000人
規模を超える学術
会議、学会、
イベントに対応できる
複合施設や、10万m2を超える大
規模な
展示面積を含む
ハードの設備とソフトの
強化、これらに県、市、民間が
連携して取り組むというものでございまして、県としても県、
広島市、経済団体、
関係機関が
連携して進めていく必要があると考えています。これを進めていく理由は、
産業の
振興面におきましては
展示会や見本市を開催できる場所が
広島市にあれば県内全域から、あるいは県外企業や海外企業が集まり、商談などを通じて新たなビジネス機会が生まれ、人的交流が生まれるとともに、イノベーションの創出といったことも期待できるということがございます。こうしたことから、西飛行場跡地が
候補地として上がっていることも踏まえ、これからどのような対応をしていくか、検討しているところでございます。
11:
◯質疑(
佐藤委員) 私が聞きたいのはそういうことではなくて、もし
商工会議所から今回の提案がなかったとして、「新たな
産業(にぎわい)ゾーン」を今後どのようにしようとされていたのかを聞きたかったのです。
12:
◯答弁(
都市圏魅力づくり推進課長) 選定委員会における今回は候補者なしという結果を踏まえ、民間事業者等に「新たな
産業(にぎわい)ゾーン」をどのように活用したらうまく使うことができるかヒアリングを行ったところでございます。
その結果を踏まえ、「新たな
産業(にぎわい)ゾーン」については改めてどのように使うか検討している最中に豪雨災害があり、工事がストップしています。
こうしたことから今の状況に至っておりますので、もし今回の
提言がないということであればその動きをそのまま続けていたということでございます。
13:
◯質疑(
佐藤委員) 「新たな
産業(にぎわい)ゾーン」に関しては、1回白紙の状態からスタートしようとされていたのか、そうではなくて、もう水陸両用機等を導入する計画を進めようとされていたのか、どちらだったのかお伺いします。
14:
◯答弁(
都市圏魅力づくり推進課長) まず水陸両用
施設の陸揚げスロープの件につきましては、これまでも答弁させていただいておりますけれども、水陸両用の飛行機だけでなく、マリンスポーツの
振興にも資するという観点から今年度予算を措置いただいていたものでございますので、これにつきましては当初の計画どおり着工するということで進めておりました。
こうした中で「新たな
産業(にぎわい)ゾーン」につきましては、陸揚げスロープなどの活用も念頭に置きながら、今回結果として応募者があらわれなかったことの課題をクリアし、どうすれば民間事業者に入っていただけるかといったことを念頭に検討を進めていくものでございます。
こういったことから南側端のB地区、それから公共
施設の部分につきましては、基本的に当初の計画を念頭に置きながら進めていくつもりでございます。
15:
◯質疑(
佐藤委員) 別に
MICE施設に反対で、今までの計画を進めようということではなくて、逆に
MICE施設のほうがいいのではないかと前々から思っていました。水陸両用機ありきで進めることに我々としては反対でしたし、何よりも反対だったのは、業者が決まる前に陸揚げスロープだけ先につくっておくということです。
今回、豪雨災害がなければ陸揚げスロープを多分つくっていたはずです。スロープをつくった後に、今からほかのものをやろうとされたら、それをでは、何のためにつくったのかという話で、やはりおかしな状況になっていたと思います。
そういうことを考えると、やはり県の計画性というか、やり方は、少しおかしいのではないかと思います。普通に考えても業者等が決まってからそういった必要なものは建設すればいい話なので、業者が決まる前から陸揚げスロープだけつくるという方法がおかしかったと思います。今ストップしているので、今から
MICE施設という方向にかじを切るのは、やろうと思えばできると思います。
ただ、今まで県として努力されてきたわけですから、外部から言われたからすぐに
MICEに切りかえますということにもならないと思いますので、そのあたりをどう考えているのでしょうか。今回の
提言を受けるかどうか、今後のスケジュールはどのようになっているのかお伺いします。
16:
◯答弁(
都市圏魅力づくり推進課長) 今後どのように進めていくのかを含めて、
広島市と調整を行っている最中でございまして、その調整がつき次第改めて
説明させていただければと思います。
17:
◯要望(
佐藤委員) 最後になりますけれども、今までも
MICE施設については、県、市、民間で
連携して取り組んでいますという答弁をしているわけです。ということは
商工会議所とも話し合っているはずです。突然話が出てきましたけれども、
MICE施設をどうするか民間の方々と話をしている中で、西飛行場跡地や
商工センター地区という話は今まで必ず出ていたはずです。
そうした中で、やはり
連携がとれていないからこのようなことになるのではないかと思います。本当に
連携がとれていたら西飛行場跡地をどうするか検討するときに
MICE施設にしましょうという話になっていたはずです。
今後、西飛行場跡地だけでなく、
中心部も含めてそういった
MICE施設、それに関連する
施設を検討していかなければならない状況にあり、市だけに任せているような状況ではなく、県も口を出すのであればきちんと言ってもらわないといけないと思います。この数年の
MICE施設に関する取り組みの進み方を見ていたら全然進んでいないですし、どこがリーダーシップをとって取り組むのかも全くわからないので、そのあたりも今後きちんとしてもらうことを要望します。今度の定例会でいろいろ明らかになるでしょうから、その際に改めて質問したいと思います。
(5) 閉会 午前10時55分
発言が指定されていません。
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