2:
◯答弁(
財産管理課長) 国から示されました
公共施設等総合管理計画につきましては、昨年度から県のほうで
県有施設の
利活用について
検討を進めておりまして、今年度、その
利活用の
方策をまとめようと考えております。その中に国が示す
公共施設等管理計画の
内容も盛り込んだ形となるよう
検討を進めているところでございます。
公共施設総合管理計画の
策定につきましては、
委員御
指摘のように、先月22日に
総務省から
指針が示されておりまして、今週にも
会議が予定されており、現在、
情報収集を行って
検討を進めているところでございます。
1点目の御
質問で、
計画策定に当たっての
留意事項に示されています
行政サービスの
水準の
検討についてでございますけれども、当面、現行の
サービス水準の低下を招かない範囲で
検討を進めてまいりたいと考えております。
それから、2点目でございますけれども、
議会や
住民との
情報共有につきましては、
公共施設等総合管理計画の
内容を盛り込んだ
県有施設の
利活用方策の
策定を行うに当たりまして、
策定の
状況等について、適宜、
議会へ
情報提供を行いながら進めてまいりたいと考えております。
それから、3点目でございます。
市町との広域的な
検討についてでございますけれども、県内の
市町との
連絡会議等を設けるなど、
市町間及び県と
市町との
公共施設等の
利活用方策について、ともに
研究や
情報交換を行ってまいりたいと考えております。
3:
◯要望(
宮委員) わかりました。
現状維持ということで一安心をいたしているところなのですが、2番目にお答えいただいたところの
情報共有のところです。やはりここで特段触れておりますように、要は
策定段階というところがポイントで、もう結論に近いものが想定されているときに、こんなふうにしようと思うということでは、同意というよりも、
地元からすれば、それは説得になりますから、むしろこういう新しいことをやろうと思っているときには、どちらかを選ばざるを得ないというようなところまで、要するに、対象の
施設がピックアップされた時点で、その理由について共有しておかないと、それこそボタンの
掛け違いから始まって、不測の事態が生じることになりはしないかという心配をしております。これは昨年度からもう自主的な作業を内部的に進めていると伺っておりますので、時を見て早い
段階で、ぜひ
地元も含めて、あるいは
関係市町も含めてやるほうが、3番目におっしゃられた
連絡会の機能としてもいいものになるのではないかと思いますので、
早目の提示というものを考えておいていただきたいということを
要望いたしておきます。
4:
◯意見(
山木委員) これは僕の
意見ですが、
広島城のお堀のところに花の精というのが建っているのです。おとといの土曜日にその花の精で
環境団体が主催する
花供養祭があり、
岸田外務大臣も出席され、盛大なものとなったようです。この祭りは、戦後、原爆の跡の廃墟になった
広島を花と緑にあふれる
広島にしたいという思いから、その
団体が始めたということです。とにかく花と緑のあふれる
広島市にしたいということで、
行政はずっとやってきたと思うのですが、近ごろ何か非常に木や花が粗末にされている気がしています。
それで、同じ時刻にこの
県庁の前で、TPPの集会を
農協主催でやっておりました。そして、ぱっと見たら、南側の大きな
クスノキがずぶずぶ切られていた。何を考えてこんなことをするのだろうと私はびっくり仰天しました。県のせっかくの
財産です。あれだけ大きくなるには時間がかかっているわけですから。昭和31年、
県庁ができ上がったときに、附属の
庭園計画をしたわけです。あのとき設計したのは荒木さんという大阪の
造園家で、すばらしい、
日本で一、二の
造園家であったそうです。しかし、だんだんその面影がなくなってきた。要するに、適正な
庭園の
維持管理がなされていないということなのです。大きくなったから、邪魔くさいから枝を切れというくらいの発想でやったのだろうと思うのですが、本来なら、
庭園というのはそういうものではなく、その
樹木にとって一番適正な
管理というのがあり、枝の切り方でも、ケヤキと
クスノキではもう全然
管理の仕方が違うのです。だから、そういうことがわかっている
造園業者に発注するのならいいのだけれども、そうでない、ただ安ければいいというような
造園業者はたくさんいて、そういう
業者はみんなチェーンソーでずばっと切ってしまう。こんな
管理をしていたのでは、もちろんいい緑は育たない。
私は、
正面玄関前に
駐車場をつくると言われたときに、建物の
正面玄関というのは顔ですよ、この顔のど真ん中へ
駐車場をつくるというばかなことを発想した人がいる。こんなばかなことをしてはいけない。なぜかと言えば、そのぐらいの意義がある。前は
ヤシの並木になっていたのです。これも
造園設計の上で
設計者が決めることですが、それを1本、2本枯れたら、みんな切って捨てている。
竹下知事の時代までは、補植していたのです。
ヤシの木が枯れたら補植して、きちんと
設計者の意図を守っていた。ところが、その後は枯れたら切ればいいと、どんどん切ってしまうようになった。今ではもう全部切って
駐車場にされている。みずからの顔に
駐車場をつくるというばかなことをよくやれるものだと私は思う。あのときもちょっと文句を言ったのだけれども、表には出さなかった。
だけれども、今回のように、あそこまでやってしまうのはいけないと思うのです。やはり
広島市も一生懸命緑でやってきましたけれども、今100メートル
道路を見ても、
樹木の本数がもう半分以下になっています。あの100メートル
道路の木々は
供木運動といって、
全国から木を寄附してもらったのです。その寄附してもらった木を植えて、みんなで育ててきたわけです。大きくなれば弱い木は枯れるということで自然淘汰されていくので、数が少なくなるのはしようがないとしても、市の剪定の仕方もおかしなところがたくさんありますが、まだきれいに育っているところもたくさんある。これは
県民、市民の
財産であるわけですので、切ってゼロにすることはないです。
三原市で木が倒れて人が亡くなったというようなこともありましたので、
管理者にとっては
安全性を厳しく考えるようになるとは思うのですが、木が枯れそうなのか、倒れそうなのかというのは、
樹木医に聞けばすぐわかりますから、そういう診断をしてから
樹木をよくわかった
業者へ発注して、もっときちんと調べてやるというようなことをぜひやってもらいたい。
これからも見させてもらおうとは思いますけれども、とにかく今後とも花と緑のあふれる
広島市にしていってほしいと思っていますので、ちょっと
意見を言わせてもらいました。
答弁があれば、
答弁してください。
5:
◯答弁(
財産管理課長) 今後は、
委員の御
指摘を踏まえまして、
樹木医と相談しながら、かつ
安全面も確保しながら、緑の景観に配慮して
対応を
検討してまいりたいと考えております。
(5) 閉会 午前11時31分
発言が指定されていません。
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