次に、
受賞の理由でございます。
取り組みの名称は、
仙台市における
環境負荷低減に向けた
公共交通推進の
取り組みでございまして、
せんだい都市交通プランにおける
各種施策について、
地下鉄東西線開業を見据えたハード、
ソフト両面からのさまざまな
交通環境対策を総合的な
交通まちづくりの中に位置づけ、中長期的な視点で継続した
取り組みを行っていることが評価されたものでございます。
主な
評価内容といたしましては、
地下鉄東西線の
整備及び鉄道と連携した
バス路線網のの再編、
駅前広場、
パークアンドライド駐車場、駐輪場など
交通結節点の
機能強化、ダテバイクによる
端末交通のサポート、せんだいスマートによる多様な
対象者への総合的な
モビリティーマネジメント施策等でございます。
次に、
表彰式等でございます。来る2月22日、
東京都内で開催されます第9回
EST普及推進フォーラムにおきまして、
受賞団体の表彰及び
受賞講演が実施される予定でございます。
参考に、過去の
国土交通大臣賞受賞団体をお示ししてございますので、御参考いただきたいと存じます。
5:
◯住環境整備課長 私からは、
仙台市
耐震改修促進計画、
平成28年度から
平成32年度までの策定に係る
中間案の
取りまとめ及び
市民意見の
募集について御説明を申し上げます。
この
計画は、
耐震改修促進法に基づき、
地震による
建築物の
倒壊等の被害から市民の生命、身体及び財産を保護することを目的として、
建築物の
耐震化に向けた
取り組み、あるいは
地震に対する
安全性の向上のための啓発、知識の
普及といったことに関する事項などについて策定するものでございます。
本市では、現
計画を
平成20年4月に策定いたしましたが、今年度末で
計画期間満了となることから、
東日本大震災での教訓あるいはその後の
法律改正などを踏まえ、現
計画の実績と課題を検証し、
地震に強い
都市づくりに向けてさらなる
取り組みの強化を図るために
次期計画、新
計画として策定いたします。
このたび
中間案を
取りまとめましたので、これを公表して
市民意見を
募集いたしますので、御説明するものでございます。
これまでの主な経過といたしましては、
平成7年に制定された
耐震改修促進法で、
平成17年にこの
計画が制度化されました。本市では、
平成20年4月に現在の
計画を策定、その後
平成25年5月には
耐震改修促進法が改正され、不特定多数の方が御
利用いただく
一定規模以上の
建築物について
耐震診断を義務化するなど一部改正が行われました。また、
平成25年に同じく国の
基本方針を改正され、
耐震化率の
目標が引き上げられてございます。
概要について、別添の資料で御説明いたします。
A3二つ折りになっている資料でございまして、これを見開き、見ていただきます。見開きをしていただきまして、左上には先ほど申し上げました
耐震改修促進法などの
上位計画に基づき策定するという位置づけを記載してございます。
中段には
取り組みの
方向性を記載しております。
方向性につきましては、
住宅あるいは
民間特定建築物と申しますか、不特定多数の方が御
利用になる
一定規模以上の
建築物、また
市有建築物、これらに対する
取り組みの
方向性に加え、後ほど御説明いたします
地震時に通行を確保すべき
道路の
耐震化についての
方向性、また
ブロック塀など
建築物以外についての
安全対策の内容についての
方向性、また
啓発等についての
取り組みの
方向性について記載してございます。
左下に記載しておりますのが
目標でございます。今回の改正といいますか、
次期計画策定について特に着眼すべきポイントは二つございまして、そのうちの一つがこの部分でございます。現在の
計画では、今年度末までに
住宅、
民間特定、市有、それぞれについて
ごらんのような
目標の
耐震化率を設定しておりました。実績といたしましては、
ごらんのとおりおおむね達成している
状況でございます。これらの
状況及び国の設定した新たな
平成32年度の
目標などを考慮、勘案いたしまして、
ごらんいただいたような95%、95%、100%という
目標を設定する。これまでの
目標を一つかさ上げするというところでございます。
右側のページを
ごらんいただきます。先ほど申し上げました
取り組みの
方向性の
分類別に、それぞれの具体的な施策を記載してございます。
住宅については、大きくは
耐震診断に対する助成、また
耐震改修に対する助成と記載してございます。
民間特定建築物についても同様でございます。
右下のところを
ごらんいただきます。こちらが2点ある今回の大きな
改正点のうちの一つでございます。
緊急輸送道路などにつきまして、
地震時にも一定の通行を確保すべき
道路ということで位置づけしているというところまでは現在の
計画と同じでございます。現在の
計画では、このうち消防署から
市立病院までの
単線部分だけを特に重点的に、あるいは優先的に取り組む部分として、
耐震診断に対して
補助対象としてきたところでございますが、今回は少しこれを拡充させていただきまして、右側の図に青い線でお示ししている太い線、細い線、合わせてでございますが、こちらを特に優先的に
沿道建築物の
耐震化を
促進すべき
道路といたしまして、高
規格幹線道路、すなわち
高速道路などと市内の主要な
防災拠点を結ぶ部分をネットワーク化して、これに位置づけまして、さらにその中の
太線部分、こちらが
補助対象道路として拡充いたしまして、こちらについては周辺の
高速道路などと
中心部を結ぶアクセスの機軸となる
幹線道路でございますが、特に優先的に
取り組みを図っていくというところでございます。
裏面を
ごらんいただきます。
こちらには、先ほど御説明いたしました
ブロック塀など
建築物以外についての
取り組み、
安全対策の
取り組み、下のほうには啓発、知識の
普及などについて記載してございます。
資料の3にお戻りいただきます。4番の
市民意見募集の概要でございます。
募集期間は1月25日から2月22日まで。
提出方法、
周知方法などは一般的なものと同様、郵送、ファックス、
電子メール、または
ホームページなどに掲載ということでございます。また、
意見等の取り扱いにつきましては、その
対応方針とあわせて市の
ホームページにより公表する予定でございます。また、
パブリックコメントのほかに、本
計画に関係する団体への
意見聴取を実施する予定でございます。
今後の予定でございます。
市民意見募集は、ただいま申し上げました1月から2月、3月に策定して公表という段取りで考えてございます。
6: ◯副
委員長 ただいまの報告に対して
質問等はございませんか。
7:
◯庄司あかり委員 私からは、
仙台市
耐震改修促進計画の
中間案の
取りまとめ、そして
市民意見の
募集について数点お伺いしたいと思います。
東日本大震災を経て策定する
耐震改修促進計画であるわけですから、やはり教訓を踏まえ、施策を前進させるものとしていただきたいと思います。
まず、
建築物の
耐震化率の実績についてですけれども、2015年度実績は
住宅で約90%と書かれています。残る10%は戸数で言うとどれぐらいになるのか伺います。
8:
◯住環境整備課長 約5万戸となります。
9:
◯庄司あかり委員 約5万戸の
耐震化を進めるということが課題であります。
平成32年度、2020年度までの
目標を95%とするという今回の
計画になっています。
耐震化率を引き上げるには、
耐震改修を進めるということも非常に重要なのですけれども、古い建物で
改修を選ぶよりも解体したほうがいいとお
住まいの方が望むような
住宅については、解体への助成をすることも一つの支援ではないかと思いますけれども、この点はいかがでしょうか。
10:
◯住環境整備課長 耐震化に向けた助成というのは、
住宅の
安全性を確保するというところを目的にしているものでございまして、
解体費用の助成は考えていないところでございます。
11:
◯庄司あかり委員 目標の95%をどのように達成していくのかということとあわせて、その
住宅の
所有者の方の要望にも応えながら、
支援策としてぜひ検討していくべきだと思います。
旧
耐震基準である1981年6月1日
改正施行前の基準というのは、昭和53年、1978年の宮城県
沖地震のときに、宮城県
沖地震を受けて見直された基準だと言われています。今回の
東日本大震災を受けて、
耐震基準の
見直しの
必要性はあると考えているのか、
仙台市の認識について伺います。
12:
◯住環境部長 東日本大震災でも全壊や大
規模半壊は多数発生したものの、津波による被害が多かったと考えられ、それ以外では実際に倒壊した例は少なかったことから、
基準等の
見直しを求めることは考えてございません。
13:
◯庄司あかり委員 地震による
住宅の倒壊での被害ということよりも、今回の特徴は津波や
宅地被害だったということなのだと思います。そういうことで、この
耐震基準の
見直しは必要ないということでありますけれども、
東日本大震災で、ひびですとかゆがみが生じたという
住宅も多くございます。そうした
住宅にお
住まいの方は、相次ぐ
地震でひびが広がったり、揺れを大きく感じたりすることもあって、次の大きな
地震にこの
住宅が耐えられるのかと、
耐震上問題はないのかと不安を感じていらっしゃいます。現在行っている
耐震診断への助成は、旧
耐震基準で建築された
住宅に対してですので、震災を受けて
耐震診断を受けたいという
住宅の方も対象にして、
耐震診断を受けられるように助成すべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。
14:
◯住環境整備課長 過去の
地震でも多く被害がございましたのは、旧
耐震の
建築物でございます。また、最初に御答弁申し上げましたが、旧
耐震でまだ
耐震性が十分でないものが5万戸あるという
状況でございます。こういう中で、まずはやはり旧
耐震のものに優先的に取り組んでいきたいと。新
耐震のところについては、今後の
研究課題であろうと考えております。
15:
◯庄司あかり委員 まずは、
危険性も高い旧
耐震のものを対象にしていくということですけれども、今回この
中間案について
市民意見の
募集も行いますし、
関係団体への
意見聴取も実施されるということですので、ぜひそういった皆さんの
意見も参考にしながら、よりよい
計画にしていただくことを求めて
質問を終わります。
16: ◯副
委員長 ほかに
質問等はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
17: ◯副
委員長 なければ、以上で
報告事項関係を終了いたします。
この際、当局から報告を受けた事項以外で、皆様から何か
発言等がございましたらお願いいたします。
18:
◯相沢和紀委員 地下鉄東西線が開業して1カ月以上がたつわけです。雪の混雑の中で
乗客数が伸びたという報道もされております。
その一方で、
バスの便に対していろいろと
意見が多く寄せられているとも聞いております。その中で、1点確認しておきたい点があります。それは、私も
利用しているわけですけれども、
仙台駅に向かって五橋方向から来る
バスが、
仙台駅の
乗車停留所、それから次の
電力ビルに曲がらずに直進をして、
五番丁通を直進して
広瀬通へ行って、そこで左折をして、
広瀬通駅で下車をするとなりました。そしてまた
二番丁通に戻って、
商工会議所前でおりて従来の
ルートに戻るわけですけれども、こういった
バスルートの
変更が起きたわけであります。
そうした際に、
電力ビル、ここは前にも
一般質問で取り上げたことがございましたけれども、大変多くの
バスが、ひっきりなしに
利用する
バスが多かったわけです。震災前の
質問で調べたときには、1日平均で
市営バスだけで1,050本の
バスがとまっておりました。土曜日でも730本、日曜日でも680本ほどありました。今回の
ルート変更によって、どの程度の本数になったのか、まず伺っておきたいと思います。
19:
◯輸送課長 今回の
ルート変更によりまして、
電力ビル前北行きの
通過便数は平日565便、土曜日406便、休日370便となっております。
20:
◯相沢和紀委員 今伺ったように1,050本から565本ですから約半分、土曜日においても730本から400本ですから6割程度とかなり減りました。このことによって混雑が解消され、スムーズな流れになったと私自身も感じております。
しかし一方で、今なお
ルートの
変更を知らずに、慌ててボタンを押しておりられる方も中に見受けられます。もちろん
交通局として
バスの中で、
仙台駅の手前、五橋あたりで
車内アナウンスがあって、
ルートが
変更になりましたということはされているのですけれども、こういった
ルート変更に伴う苦情といいますか、
問い合わせ等はどの程度来ているのか伺っておきたいと思います。
21:
◯輸送課長 12月6日の
ダイヤ改正以降、なぜ
変更したのか、どのように変わったのか、周知が不足している、もとに戻してほしいといったお
問い合わせや苦情というものもいただいておりました。件数については、それほど多いものではございませんでした。その際は、
交通混雑や事故の
危険性などの
変更に至った諸事情を丁寧に御説明いたしまして、御理解いただくように努めておりました。1月以降につきましては、そのようなお
問い合わせ等もいただかなくなっております。
22:
◯相沢和紀委員 苦情が少なくなったというか、年明けてからはそういった苦情や
問い合わせもないということになれば、かなりなれてきたのかなとは理解いたします。
問題は、
広瀬通駅に向かう便が多くなったということなのですけれども、そこは今、
都市整備、
建設局で進めている
エックス橋から
西道路に向かって流れる路線ですけれども、信号が
連動制になっているんですね。そうすると、一般の乗用車は非常に流れがいいんですけれども、停車をして再スタートするときに、その流れの中ですぐに
バスが発車できないという
状況が見受けられます。この
変更が行われて1カ月足らずでありますけれども、そういったことを加味しても、
バスの
所要時分として
短縮効果がきちんと確認されているのか、伺っておきたいと思います。
23:
◯輸送課長 御
利用の方からは、以前よりおくれなくなったとの評価をいただいておりまして、所要時間の短縮などにつきましては、今後評価をしていきたいと思っております。
24:
◯相沢和紀委員 二番丁通、
電力ビル前も半分になったわけで、先ほど私のほうからも言いましたが、かなりスムーズになりました。乗り降りも非常に楽になったかと思います。両方合わせて、ぜひ検証していただいて、
バス事業を含めてより安全、そしてまた、より迅速、早いスピードで
運送事業ができますことをお願いしておきたいと思います。
25:
◯木村勝好委員 私から
東西線に関連することで二、三お尋ねしたいと思います。
開業してまだ1カ月半ということですので、
東西線全体の
経済効果なり何なりについて評価を下すのはちょっと早過ぎるのかなと思いますけれども、ただいずれにしても、乗客の確保あるいは収入の確保については、不断の努力を継続していかなければならない、
最大限努力をしていかなければならないということは確かなのだろうと思っております。
今までもいろんな
質問をさせていただきましたけれども、ちょっと違う視点で何点かお尋ねしたいと思います。
一つは、
地域情報ボードの
利用の
促進についてであります。本
委員会での
議論等も踏まえて、開業に伴って
東西線の全部の駅、さらに言えば、
南北線の全部の駅にもこれを
設置したのではないかと思いますけれども、
設置の
状況はどういうふうになっていますか。
26:
◯交通局営業課長 地域情報ボードの
設置状況につきましては、
東西線開業前に
南北線17駅、
東西線13駅、全ての駅に
設置を行ったところでございます。
27:
◯木村勝好委員 設置されたのはいいんですけれども、たまたま私の目につくところだけがそうなのかもしれませんが、例えば私が乗り降りしている
薬師堂の駅なんかの
情報ボード、何も張られていないんですよね。ほかで見たときも、余り張られているように見えない。これについて、当然、
設置すればいいという話ではないわけです。使ってもらわなければいけないわけですから。
設置をしました、こういうふうに使っていただきたいということを、どういう形で周知を図られていますか。
28:
◯交通局営業課長 地域情報ボードの
運用開始前に、
交通局の
ホームページに
運用開始の掲載をしたほか、各駅の
地域情報ボードに
利用方法について掲示をしております。また、
市民局に依頼いたしまして、12月2日に開催されました
仙台市
連合町内会会長会の正副
会長会の際に、申し込みの
方法等についての資料を配付しております。また、
経済局にも
情報提供を行っている
状況でございます。
29:
◯木村勝好委員 やっぱりこういうものは使っていただかないと、
設置した意味がないわけですから、今の程度ではなかなか周知が徹底していかないのだろうな、浸透していかないのだろうなと思います。例えば各
区役所に対して、お宅の区ではこういう駅について
設置されていますよと。したがって、その周辺の
連合町内会あるいは
町内会、そうしたところに通じて、いろんな
地域団体があるわけですけれども、そこにぜひ周知してくださいということを
区役所を通じてきちんとお願いする。具体的な駅名をちゃんと挙げながらお願いする。例えば若林区については、
東西線で言えば荒井と六丁の目と卸町と
薬師堂と連坊とありますよね。しかし、
南北線の例えば河原町あるいは
愛宕橋も、五橋の半分ぐらいも若林区なわけです。そういうふうに具体的な駅名を提示しながら、各区の例えば
まちづくり推進課長なり何なりを窓口に、いろんな
地域団体に、
町内会はもちろんですけれども、それぞれ
区役所からもお
声がけをしてください、こういうことをやる必要があるのではないかと思うけれども、どうですか。
30:
◯交通局営業課長 委員御指摘のとおり、いまだ活用されていない駅もございますので、今後各
区役所の
担当課に
区ごとの駅名、また
地域情報ボードの
設置位置や具体的な
利用方法について直接説明に赴きまして、各
町内会長が集まる会議の際などに、
地域情報ボードの活用について周知してもらえるよう依頼してまいりたいと考えております。
31:
◯木村勝好委員 それから、この
ボードには
小学校とか
中学校のいろんな行事、例えば運動会がありますよとか、
学芸会がありますよとか、これもオーケーですよね、たしかね。だとすれば、これまた
教育局を通じて該当する駅名なり、
利用方法なりを関係する
小学校、
中学校、
校長会を通じてやるのかどうか知りませんけれども、学校の関係のほうにもきちんとお知らせをする必要があるのではないか。知らないと思いますよ、全然。
32:
◯交通局営業課長 教育委員会とも協議しまして、
地下鉄沿線の小
中学校に対する
情報提供方法について、協議してまいりたいと考えております。
33:
◯木村勝好委員 管理者、何でこんなことを言うかというと、やっぱりせっかく
設置をしたから有効に活用するべきだということと同時に、こういうことの活用を通じて、
地下鉄というものに対して愛着を持ってもらうということがすごく大事だと思うんですよね。いわば
地域情報ボードをセールスするという視点が大事だと思うのですけれども、いかがですか。
34:
◯交通事業管理者 御指摘のとおり、さまざまな
イベントなどで
地域が活性化して、人の移動が増加するということであれば、掲示のメリットも発生するのではないかという考えで、極めて異例の措置ではありますが、本来有料の
イベントボードとして活用できる部分を無料で
地域利用に提供しているものでございます。この点、
庁内各課の
チャンネル等を通じて活用を働きかけながら、この
ボードの推移を見守ってまいりたいと存じます。
35:
◯木村勝好委員 次に、
東西線のいわゆる
換気塔に対する
広告看板の
設置のことについて伺いたいと思います。
南北線の
換気塔へ
広告看板を今
設置していると思いますけれども、現在何カ所程度
設置されているのでしょうか。
36:
◯交通局経営企画課長 南北線の
換気塔の壁面などを活用した広告につきましては、昨年度の実績といたしましては、六つの駅で合計9カ所の掲載がございます。
37:
◯木村勝好委員 その
年間収入はどのぐらいになっていますか。
38:
◯交通局経営企画課長 この9カ所の合計で金額にいたしますと、年間で365万円ほどの収入となってございます。
39:
◯木村勝好委員 そんなに大きな収入ではないかもしれませんけれども、これは
東西線にも当然
換気塔があるわけです。したがって、
東西線の
換気塔についても、
南北線と同様に
営業活動を進めて、例えば同じぐらいの金額の
年間収入を上げることができれば、それはそれで意味があると思うのですが、
東西線の
換気塔への
広告看板への
営業活動、これについてはどういう
取り組みになるのでしょうか。
40:
◯交通局経営企画課長 ただいま
委員よりお話がございましたとおり、
東西線の駅にも
換気塔がございまして、駅により1カ所もしくは2カ所ございます。そのうち全てではございませんが、
道路に面している場所ではこの壁面を活用した広告媒体としての広告価値のあるものもあると思っておりますことから、これらにつきましては、時期を見て広告媒体化することを考えております。
ただ、その時期につきましては、
東西線はまだ開業して間もなく、駅の内照広告など既に
設置している、年間を通して広告掲載を頂戴している媒体の掲載率、これの確保を最優先する必要があることなどから、現在運用している広告媒体の申し込み動向、これらを踏まえまして、その時期について検討してまいりたいと考えておりました。
41:
◯木村勝好委員 今のような事情はそれはそれで理解できるのですが、決して忘れずに、タイミングを見ながら、ここもやっぱり収入源として確保していく必要があるのではないかと思います。
同様に、これまた余り大きな金額ではないのかもしれませんけれども、駅名のキーホルダーのことについて伺いたいと思います。
南北線の駅名のキーホルダーというのはもう既につくられていて、1個500円ですかね、これで販売されているそうですけれども、
南北線のキーホルダーは年間どのぐらい売れているものなんですか。
42:
◯交通局経営企画課長 駅名のキーホルダー、
南北線のほうでございますが、年間というよりは、これまでの販売個数でPRをさせていただきたいのですが、
平成20年より販売を始めまして、現在に至るまで
南北線の分で約1万8000個販売してございます。
43:
◯木村勝好委員 1万8000個、掛ける、500円ということですね。これは
東西線についてはもうつくって販売しているのでしょうか。
44:
◯交通局経営企画課長 東西線の駅名のキーホルダーにつきましては、もう既に販売してございまして、
東西線開業前の例えば開業記念のイクスカ、これらの販売などにあわせまして、先行的に販売を行っておりました。開業した12月6日からは各定期券販売所では全ての駅のキーホルダーの販売を、また各駅でもその駅のキーホルダーを販売してございます。
45:
◯木村勝好委員 結構マニアだと思っている私も実は知らなかったんですよね。あれと思ったのは、
南北線の車内には
南北線の駅名のキーホルダーが販売していますよという広告が出ているんだけれども、
東西線のほうは何も出ていないんですよね。
東西線についても、もうちゃんとつくって売っているよというのは、知らせるべきじゃないでしょうか。
46:
◯交通局経営企画課長 ただいまございました
東西線の駅名のキーホルダーのPRでございますが、現在は実際に販売しております、先ほど申し上げました各乗車券販売所または各駅の駅務員室、ここにポスターは掲示してございました。ただ、お話がございました車両内につきましては、確かにまだ掲載しておりませんでしたので、今ちょうど
交通局のPR用のそういったポスターを作成する時期となってございますので、この
東西線の駅名のキーホルダーのPR用ポスターも今回作成いたしまして、車内に掲載していきたいと考えております。
47:
◯木村勝好委員 いずれもそう大きな金額ではないかもしれませんけれども、やっぱり収入を確保するという姿勢はすごく大事だと思いますので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。
最後に一つお尋ねしますけれども、見ていたら、
南北線の駅に
東西線が開業予定ですという広告がある。今も開業予定になっているのです。1カ月半もたっているのだから、開業予定じゃなくて、何か工夫したらいいんじゃないですか。まだ予定になっているよ、全部。どうでしょう。
48: ◯
東西線管理部長
東西線の開業時期のPRということで、
南北線の駅、ホーム階の外構壁、それから階段のところの内照広告20カ所ほど
設置してございます。実はこの広告につきましては、本来民間の広告が入っているようなところなのでございますが、その修正に当たりましては、箇所数が多いということもございまして、約数百万円の経費がかかるということもございまして、実は民間広告への切りかえを期待していたという部分もございます。ただ、現時点で切りかえが難しいということもございますので、現在このフィルムの作成と交換の契約手続を進めてございまして、あす入札が行われることになってございまして、落札者が決まり次第、協議の上、できるだけ早目に直してまいりたいと考えてございます。
49: ◯副
委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
50: ◯副
委員長 なければ、これをもって
協議会を閉会いたします。...