札幌市議会 2023-02-27
令和 5年(常任)文教委員会−02月27日-記録
○
村松叶啓 委員長 ほかに
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
村松叶啓 委員長 なければ、
質疑を終了いたします。
ここで、
陳情2件の
取扱いについてお諮りいたします。
取扱いは、いかがいたしますか。
(「継続」と呼ぶ者あり)
○
村松叶啓 委員長 それでは、
陳情2件を継続
審査とすることにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
村松叶啓 委員長 異議なしと認め、
陳情2件は、継続
審査とすることと決定いたしました。
ここで、理事者交代のため、
委員会を暫時休憩いたします。
――――――――――――――
休 憩 午後1時43分
再 開 午後1時44分
――――――――――――――
○
村松叶啓 委員長 委員会を再開いたします。
次に、議案第25号
札幌市児童福祉法施行条例等の一部を改正する条例案を議題といたします。
質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
村松叶啓 委員長 なければ、
質疑を終了いたします。
次に、討論を行います。
討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
村松叶啓 委員長 なければ、討論を終了いたします。
それでは、採決を行います。
議案第25号を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
村松叶啓 委員長 異議なしと認め、議案第25号は、可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第29号
札幌市立学校設置条例の一部を改正する条例案を議題といたします。
質疑を行います。
◆
池田由美 委員 議案第29号
札幌市立学校設置条例の一部を改正する条例案の
質疑をさせていただきます。
これまで、障がいのある幼児の受入れや他施設との連携、研修などの幼児教育の質の向上など、市立幼稚園の役割の重要さから、市立幼稚園の閉園について我が党は反対をしてきました。
本市の市立幼稚園の今後の在り方に関する方針に特別な教育的支援を必要とする幼児が増えていると報告されており、市立幼稚園の役割が一層求められていると考えます。障がいがあることで就園先を見つけることに苦労されているお話も伺っているところです。
そこで、
質問いたしますが、閉園する地域での教育的支援を必要とする幼児の就園
環境が狭まっていくのではないかと考えますがいかがか、伺います。
◎廣川
児童生徒担当部長 閉園する地域での特別な教育的支援を必要とする幼児の就園
環境の整備についてお答えをいたします。
特別な教育的支援を必要とする幼児の受入れは、私立の幼稚園においても行っておりますことから、
教育委員会では、支援を必要とする幼児への適切な
対応や指導方法について助言等を行う幼児教育支援員を各市立幼稚園に配置をし、私立幼稚園等への訪問支援を実施しているところでございます。
また、この訪問支援等へのニーズの高まりを踏まえ、
令和2年度策定の市立幼稚園の今後の在り方に関する方針に基づき、
令和3年度から幼児教育支援員を増員することで、私立幼稚園等に対する支援体制の強化を図っております。
市立幼稚園の閉園後におきましても、市内の私立幼稚園等に就園を希望する特別な教育的支援を必要とする幼児に対する適切な
対応がなされるよう、引き続き効果的な訪問支援等を実施してまいりたいと考えております。
◆
池田由美 委員 私立幼稚園では、人的な配置や専門性などの点から、市立幼稚園での助言などの支援、そういった訪問支援なども含めて、今、進めていくという
答弁もございましたけれども、人的な配置や専門的な点から障がいのある幼児の受入れをちゅうちょする場合も考えられる、また、そういった声も聞いているところです。
そういう中で、どんな場合でも受け入れてくれる市立幼稚園の存在は非常に重要であり、特別な教育的支援を必要とする幼児への支援は、民間任せではなく、市立幼稚園が主体となって受け入れていく、そういった
方向に進めるべきではないかと考えるところです。
1区1園の公立幼稚園が2区で1園となる市立幼稚園の閉園は、特別な支援を必要とする幼児の受入先がさらに狭まり、必要な支援が途切れる懸念もあることから、市立幼稚園は閉園すべきではないと申し上げて、
質問を終わります。
○
村松叶啓 委員長 ほかに
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
村松叶啓 委員長 なければ、
質疑を終了いたします。
次に、討論を行います。
◆
池田由美 委員 私は、議案第29号
札幌市立学校設置条例の一部を改正する条例案に反対する立場で、討論を行います。
この条例改正には、ひがしなえぼ幼稚園、あつべつきた幼稚園、もいわ幼稚園、手稲中央幼稚園の4園の廃止が含まれた改正案です。
これまで、17園の市立幼稚園が10園に減り、さらに、このたび4園が廃止することとなり、5園となっていきます。1区に1園から2区に市立幼稚園が1園となっていきます。
市立幼稚園は、多様な幼児
教育施設と連携し、
保護者の相談、情報共有、教育研究など、
札幌の幼児教育の質を向上させる役割を担っています。特に、特別な教育的支援を必要とする幼児が増えており、障がいの重度、重複化、多様化の
状況も、本市の市立幼稚園の今後の在り方に関する方針で報告もされており、
保護者からの教育相談、幼児
教育施設での
子どもの状態に応じた指導計画などの教育的支援がますます求められてくると考えます。
さらに、市立保育園が減ることは、障がいがある
子どもたちの受入先がさらに狭くなり、必要な支援が途切れる懸念も考えられます。
以上の理由で、市立幼稚園は廃止すべきではないという立場から、この議案に反対します。
以上で、討論を終わります。
○
村松叶啓 委員長 ほかに討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
村松叶啓 委員長 なければ、討論を終了いたします。
それでは、採決を行います。
議案第29号を可決すべきものと決定することに賛成の
委員の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○
村松叶啓 委員長 賛成多数であります。
よって、議案第29号は、可決すべきものと決定いたしました。
ここで、理事者交代のため、
委員会を暫時休憩いたします。
――――――――――――――
休 憩 午後1時51分
再 開 午後1時52分
――――――――――――――
○
村松叶啓 委員長 委員会を再開いたします。
次に、議案第36号
令和4年度
札幌市一般会計補正予算(第7号)中関係分を議題といたします。
質疑を行います。
◆
池田由美 委員 議案第36号について、1点
質問をいたします。
登園管理システム等のICT業務システム、支援システムとタブレット端末の
導入の
内容について
質問をします。
札幌市認定こども園にじいろにおいて、既にモデル
導入がされていたということでお聞きしておりますが、
札幌市認定こども園にじいろでのICT業務システム、タブレット端末のモデル
導入の効果と課題について伺います。
◎竹田 子育て支援部長 認定こども園にじいろにおけるICTシステムのモデル
導入の効果と課題についてお答えします。
まず、ICTのモデル
導入の効果についてですが、園児の登園管理や
保護者への連絡帳などの機能を活用することにより、手書きではなく、スマートフォンやタブレットを利用して簡単に入力ができるなど、
保護者や職員の負担の軽減につながっております。
次に、課題ですが、
導入当初は、職員がシステムの
取扱いに慣れておらず、操作方法等を把握することに時間を要し、必要な機能を利用するまでに時間がかかっていたところでございます。
このため、他の公立保育所へICTを
導入する際には、研修を実施するとともに、研修動画を全職員がいつでも視聴できるようにすることで、職員が操作を円滑にできるよう工夫してまいります。
◆
池田由美 委員 長く保育士をされてきている方が、便利さと同時に、
保護者や
子どもとの対話の大切さを話されていました。
子どもや
保護者との対話、保育士間のコミュニケーションが十分保障される保育体制は保育の質や安全につながります。
子どもの命と安全を預かる保育は、保育士による
対応が大原則だと考えます。さらに保育士の配置も増やしていくべきだと思います。
また、
子どもの送迎を目的としたバスなどへの安全
対策装置の
設置が義務づけられ、補正予算が組まれておりますが、今後、安全
対策の研修など、本市が十分に関わって進めるべきと申し上げて、
質問を終わります。
○
村松叶啓 委員長 ほかに
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
村松叶啓 委員長 なければ、
質疑を終了いたします。
次に、討論を行います。
討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
村松叶啓 委員長 なければ、討論を終了いたします。
それでは、採決を行います。
議案第36号中関係分を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
村松叶啓 委員長 異議なしと認め、議案第36号中関係分は、可決すべきものと決定いたしました。
ここで、理事者交代のため、
委員会を暫時休憩いたします。
――――――――――――――
休 憩 午後1時55分
再 開 午後1時56分
――――――――――――――
○
村松叶啓 委員長 委員会を再開いたします。
次に、議案第20号
札幌市
子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例案を議題といたします。
質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
村松叶啓 委員長 なければ、
質疑を終了いたします。
次に、討論を行います。
討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
村松叶啓 委員長 なければ、討論を終了いたします。
それでは、採決を行います。
議案第20号を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
村松叶啓 委員長 異議なしと認め、議案第20号は、可決すべきものと決定いたしました。
最後に、議案第24号
札幌市
子ども・子育て支援法施行条例等の一部を改正する条例案を議題といたします。
質疑を行います。
◆
池田由美 委員 議案第24号で、1点だけ
質問をいたします。
改正
内容の資料をいただいたときに、2番目の改正
内容なのですけれども、保育所等が他の社会福祉施設等を併せて
設置するときの設備共用及び職員の兼務についてというところで1点
質問します。
2010年に
文部科学省によってインクルーシブ教育理念の
方向性が示され、具体的な改善案が出されております。インクルーシブには様々な
取組がありますが、お互いに刺激となって成長し、そういう成長につながること、自分との違いに気づき
理解し合う、そういった効果的なものだというふうに考えるところです。
最初に伺いますが、
札幌市の現状で把握している保育所と併設している社会福祉施設はどういったところがあるのか、伺いたいと思います。
◎加茂 支援制度担当部長 保育所等に併設されております社会福祉施設等についてでございますが、これまで設備等の共用は認められておりませんでしたことから、他の社会福祉施設等との併設
状況について、全件を詳細に把握しているところではございませんけれども、放課後児童健全育成事業を行う施設、児童発達支援事業所、それから、放課後等デイサービス事業所、
高齢者施設と併設されている例があることは承知をしております。
◆
池田由美 委員 学童保育施設や児童発達支援事業所、放課後デイや
高齢者施設ということで、今、
答弁がありました。
保育所がほかの社会福祉施設を併せて
設置するときの設備の共用や職員の兼務についての
留意点について伺いたいと思います。
◎加茂 支援制度担当部長 社会福祉施設と設備や人員を共有しながら保育を行う際の
留意点についてでございますが、このたびの改正は、社会福祉サービスを必要とする児童等の社会参加への支援が進むよう、保育所等に社会福祉施設が併設されている場合に、それぞれの設備や専従の人について、共用、兼務できることとしたものでございます。
この実施に当たりましては、それぞれの施設の設備や人員の基準が守られた上で交流が行われることが前提であることや、対象児童の
保護者に対し、その狙いや
内容等について十分な説明を行い、
理解を得ることが重要であるというふうに考えております。
◆
池田由美 委員 様々な施設での、交流できる保育はお互いにメリットがありますけれども、成長などの
個人差によってトラブルになることも考えられますし、
子どもへの気配りや
言葉かけなどの職員の関わりは非常に重要になるというふうに考えます。
先ほどの
答弁にもありましたけれども、原則、職員は、それぞれきちんと配置がされているということでありました。しかし、そういった特別な
状況の中でトラブルなどの問題が起きることも懸念されますから、職員の配置のところでは今後も十分に検討していくことが重要かなというふうに思っているところです。
そして、インクルーシブ保育を進める際は、
先ほど様々な施設と併設されているという
答弁もありましたから、どういった保育
内容がよいのか十分検討して、そこの施設と進めていくインクルーシブ保育のふさわしい中身をつくっていくことが重要ではないかと考えるところです。
職員不足などの事業所の都合で職員が兼任することがないように、本市として十分関わっていく、このことが必要だと申し上げて、
質問を終わります。
○
村松叶啓 委員長 ほかに
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
村松叶啓 委員長 なければ、
質疑を終了いたします。
次に、討論を行います。
討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
村松叶啓 委員長 なければ、討論を終了いたします。
それでは、採決を行います。
議案第24号を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
村松叶啓 委員長 異議なしと認め、議案第24号は、可決すべきものと決定いたしました。
以上で、
委員会を閉会いたします。
――――――――――――――
閉 会 午後2時3分...