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  1. 甲府市議会 1996-03-01
    平成8年3月定例会(第7号) 本文


    取得元: 甲府市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-20
    検索結果一覧 トップページ 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成8年3月定例会(第7号) 本文 1996-03-22 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 48 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長飯沼 忠君選択 2 : ◯予算特別委員長末木隆義君) 選択 3 : ◯議長飯沼 忠君選択 4 : ◯議長飯沼 忠君選択 5 : ◯議長飯沼 忠君選択 6 : ◯依田敏夫選択 7 : ◯議長飯沼 忠君選択 8 : ◯議長飯沼 忠君選択 9 : ◯岡田 修君 選択 10 : ◯議長飯沼 忠君選択 11 : ◯森沢幸夫選択 12 : ◯議長飯沼 忠君選択 13 : ◯山田 厚君 選択 14 : ◯議長飯沼 忠君選択 15 : ◯議長飯沼 忠君選択 16 : ◯議長飯沼 忠君選択 17 : ◯議長飯沼 忠君選択 18 : ◯議長飯沼 忠君選択 19 : ◯議長飯沼 忠君選択 20 : ◯議長飯沼 忠君選択 21 : ◯議長飯沼 忠君選択 22 : ◯議長飯沼 忠君選択 23 : ◯市長山本栄彦君選択 24 : ◯議長飯沼 忠君選択 25 : ◯議長飯沼 忠君選択 26 : ◯総務委員長(川名正剛君) 選択 27 : ◯議長飯沼 忠君選択 28 : ◯議長飯沼 忠君選択 29 : ◯天野丈重君 選択 30 : ◯議長飯沼 忠君選択 31 : ◯石原康武君 選択 32 : ◯議長飯沼 忠君選択 33 : ◯岸本 力君 選択 34 : ◯議長飯沼 忠君選択 35 : ◯保坂昌新君 選択 36 : ◯議長飯沼 忠君選択 37 : ◯議長飯沼 忠君選択 38 : ◯森沢幸夫選択 39 : ◯議長飯沼 忠君選択 40 : ◯議長飯沼 忠君選択 41 : ◯議長飯沼 忠君選択 42 : ◯助役(浅川紫朗君) 選択 43 : ◯議長飯沼 忠君選択 44 : ◯収入役(中山 進君) 選択 45 : ◯議長飯沼 忠君選択 46 : ◯代表監査委員(古屋 進君) 選択 47 : ◯議長飯沼 忠君選択 48 : ◯議長飯沼 忠君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:            午後1時00分 開 議 ◯議長飯沼 忠君) これより本日の会議を開きます。  報告事項を申し上げます。  市長から追加議案提出について通知がありました。  提出議案は、議事日程第24 議案第37号から日程第26 議案第39号までの3案でありますので、朗読を省略いたします。  次に、森沢幸夫君外10名から甲議第6号 甲府市議会委員会条例の一部を改正する条例制定についてが提出されました。  印刷の上、お手元に配付してありますので、御了承願います。  次に、小沢綱雄君から3月5日、都市構想に関する調査特別委員を辞任したい旨届け出がありましたので、同日許可いたしました。  以上で報告を終わります。  これより日程に入ります。  日程第1から日程第21までの21案を一括議題といたします。  21案に関し予算特別委員長の報告を求めます。  予算特別委員長 末木隆義君。        (予算特別委員長 末木隆義君 登壇) 2: ◯予算特別委員長末木隆義君) 去る3月6日の本会議において、当委員会に付託されました議案第1号から議案第10号までの平成8年度各会計予算10案及び条例11案について、3月12日から19日までの8日間にわたり、慎重に審査した経過と結果について御報告いたします。  委員会は冒頭、総括質問を行いましたが、以下その大要について申し上げます。  まず、現況の逼迫した予算の中で、公債費が年々増嵩の傾向にあり、これが財政の硬直化を招いていないかとただしたのに対し、公債費比率は15%をめどとし、それ以上高い比率にならないように各事業の計画的執行に配慮をしている。しかし、市民要望の強いものは、優先して事業執行をしなければならないものもあるので、予算の効率的執行に努め、市債への依存を抑える形で今後も努力していきたいとの答弁がありました。  なお、これに関連し、庁舎建設のための基金積立については、新総合計画の中で庁舎建設の位置づけを明確にするため、新年度の早い時期に庁舎建設のための検討委員会を設け、結論を出していきたい旨の表明がありました。  次に、新総合計画の策定にあたり、21世紀に向けての新しい都市像をどう構築するかということに対しては、交流人口を主眼において、リニア、中部横断道、雁坂トンネルの高規格道路、これらを軸にして甲府市がこの地域連係軸の中でどういう位置づけになるかを念頭に置いて策定する必要がある。したがって審議会の中でも十分論議を尽くし、変革の時代を乗り切っていきたいとの表明がありました。  次に、中学校完全給食の実施については、市長から実施の表明があり、具体的に実施に向けて動き出してきたが、その時期、方法等についてどう考えているかとただしたのに対し、過去、鷹野、秋山、河口、原市政と4代にわたる本市の懸案事項であり、現場等を含めて山積する種々の問題もあるので、時期、方法については議会をはじめとする関係者の意見を聴取しながら、慎重に決定をしていきたいとの表明がありましたが、この問題については市長の公約でもあるので、早い時期に原案を作成し、議会に提示すべきだとの強い意見が出されました。
     次に、北部山岳地域の森林の保護育成についてただしたのに対し、この地域の山林は、本市の水源涵養林として、水道水等の確保に重要な位置を占めると同時に、なおかつ市民の緑の中での憩いの場ともなっているので、これの保護育成については、基金を設けて植林、伐採、下刈り等の事業を実施し、山林が荒廃しないような方策を積極的に講じ、子孫に美林を残すようにしていきたい旨の答弁がありました。  次に、高齢化社会の中での公的介護保険制度のあり方については、現在、国の老人保健福祉審議会で被保険者、費用負担、保険給付等の諸問題について論議をしているので、それらがはっきりしたところで本市としての具体的な方策を樹立していきたいとの考えが示されました。  これに関連して、本市においても高齢化がますます進展しているので、先ごろ定めた高齢者保健福祉計画の実施を着実に進めていくべきだとの意見がありました。  このほか、主な要望・意見は次のとおりです。 1 都市基盤整備事業の中で、進捗状況がおもわしくない事業については、  新総合計画の中でその位置づけをはっきりさせ、実現に向けて年次的な  実施を行うこと。 1 阪神・淡路大震災を教訓に、地域防災計画の中で、震災時における電  気・ガス、水道等のライフラインの確立についての検討を関係機関と早  急に行うこと。 1 総合計画審議会委員の選任にあたっては、女性代表、定住外国人等の  参加も視野に入れて行うこと。  以上が総括質問の大要であります。  次に、各条例案の審査の結果を申し上げます。  議案第18号及び議案第20号から議案第29号までの条例11案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しましたが、議案第18号 甲府市駐車場条例の制定については、利用に際し混乱を生じさせないよう、条例に基づいた厳正な運営と従来どおり各種イベント開催時の使用を求める意見がありました。  次に、平成8年度各会計別予算の審査の経過と結果について申し上げます。  平成8年度の予算額は、  一般会計  総額  659億6,272万1千円  特別会計  総額  660億8,456万1千円  総  計     1,320億4,728万2千円  これを平成7年度当初予算と比較しますと、一般会計で1.9%、特別会計で10.8%の伸びであり、両会計を合わせて全体では6.2%の伸びとなっております。  景気は緩やかな回復傾向にあるといわれておりますが、市税収入の伸び悩み、国や県からの交付金の減少など、本市を取り巻く財政環境には大変厳しいものがあります。  なお、平成8年度予算の編成及び執行にあたっての山本市長の所信は、既に本会議において表明されたところであります。  まず、一般会計予算について申し上げます。  歳入については、景気の低迷や国の政策減税により、市税収入が伸び悩む一方、市債への依存傾向が強まり、幾つかの財政指標の数値が前年度を下回っていることを踏まえ、本市の財政状況をただしたのに対し、公債費比率の上昇や財政力指数が1を下回ることは、積極的な事業展開がなされた結果でもある。経常経費率や投資的経費率を示す指標を各都市と比較すると平均的な範囲に入っており、本市の財政状況が直ちに危険な状況とは言えないとの答弁がありました。  さらに、公債費比率の上昇は義務的経費としての公債費が増加していることを意味するものであり、これは財政硬直化の要因になるが、本市はどの程度の数値を目安としているかとただしたのに対し、投資的経費率で30%、一般財源比率で11~17%を目安としており、市債は歳入の10%を超えないような財政運営に努めていくとの答弁がありました。  また、最近の大型事業に伴う市債の償還を見越した財政見通しをただしたのに対し、長期的には厳しい状況も予想されるので、行財政の見直しと効率的な行政執行に努め、健全な財政が保たれるよう今後とも一層の努力を続けていくとの答弁がありました。  次に、公債費比率の抑制が必要との観点から、市債の中には高利の借り入れがあり、重点的な繰上償還を行う必要があるのではないかとただしたのに対し、一般会計の市債のうち、政府資金や公営企業金融公庫資金は、高利であるとの理由による繰上償還は認められていないが、公営企業会計にあっては、その経営状況を勘案する中で繰上償還が認められるケースもあるので、平成8年度予算ではこれを活用した繰上償還を予定しているとの答弁がありました。  これに対し、一般会計には縁故資金による高利の借り入れも相当あるので、金融機関との協議により、低利での借換や繰上償還を積極的に行うことを求める意見がありました。  このほか、主な要望・意見は次のとおりです。 1 中小企業振興資金貸付事業は、特別会計制度の導入を検討すること。 1 市債の未償還元金の計画的な削減を図ること。 1 固定資産税に係る課税明細通知を早期に実現すること。 1 税収確保のためにも、定住人口の増加対策を講ずること。  次に、歳出について各款に従って順次申し上げます。  総務費については、インターネット情報センターの設置に関し、マルチメディア社会への行政の対応をただしたのに対し、システムの構築は民間主導で行い、行政はこれを支援する側に立つことを基本としている。しだがって、市民がシステムを利用するに際しては、機器の準備は市民自身が行い、行政は利用の促進を図るための環境を整えることを任務と考えているとの答弁がありました。  また、多くの自治体が情報化を進める中、本市が行う場合の特色をただしたのに対し、中小企業が多い地場産業の製品開発能力の向上を目指し、キャドシステムの導入を考えている。このシステムにより、コンピューターを援用しての設計やデザインも可能となるので、地場産業の競争力向上に役立つものと考えているとの答弁がありました。  これに対し、市民の間にシステムを利用できる者とできない者とで、情報格差が生じないよう十分な配慮を求める意見がありました。  次に、事務のOA化の一環として戸籍の電算化が予定される中、プライバシーの保護対策についてただしたのに対し、8年度は戸籍原本からの入力作業を予定しているが、この作業は通産省の定める基準を満たした業者への委託を予定している。また、電算の運用にあたつては、既に定めてある保護規定以外に、戸籍事務に関する特別な規程を設け、万全を期していくとの答弁がありました。  これに対し、電算処理により個人情報がネット化されると、情報が流出する危険性も増大するので、ハード及びソフトのいずれにおいても十分な対策を要望する意見がありました。  次に、女性政策の推進に関し、女性の活動拠点となるセンターの建設計画をただしたのに対し、8年度は調査研究費を計上しているが、早期の建設に向け努力していく。また、建設にあたっては、女性問題懇話会や女性団体連絡協議会からの要望や意見を踏まえて検討していくが、公民館等への併設も考えているとの答弁がありました。  これに対し、公民館との併設により、センターが単に貸し館中心となるならば、せっかく建設しても女性の地位向上には何ら役に立たないものとなってしまう。ポリシーをもった施設が建設されるよう当局は十分な検討をすべきであるとの意見がありました。  このほか、主な要望・意見は次のとおりです。 1 地方分権への対応として、さらなる職員の能力向上を目指し、研修制  度の充実・強化を図ること。 1 マルチメディア社会に対応した行政システムの構築を目指し、パソコ  ン、ワープロの積極的な導入を図ること。 1 外国人は、住民登録上は世帯の構成員として管理されていないので、  外国人登録と住民登録の一体的な管理・運用を検討すること。 1 住民票をはじめとする証明吉の交付については、日曜日や祝祭日でも  行えるよう自動交付機の導入も含めて検討すること。  民生費については、(仮称)心身障害者総合福祉センター建設に関連し、城東通り藤川橋西詰からの進入路は歩道もなく、現状のままでは狭隘のため、車いす利用者などが通行する際は、極めて危険な状況であることを多くの委員が厳しく指摘し、市道の改善見通しについてただしたのに対し、周辺整備については、現在庁内関係部局と協議を重ねている。今後は、市道に沿う藤川を管理する県などに対し、整備促進に向け、さらに働きかけを行っていくとの答弁がありました。  これに対し、進入路の拡幅整備は、センター建設地を旧少年鑑別所跡地に決めた時点で、解決のめどをつけておくべきであった。今後は、センターを利用する障害者の安全確保のため、また、地元からも工事着工までに拡幅すべきとの要請もあるので、周辺整備は必要不可欠であることを強く認識し、早期整備に向けて緊急に取り組むことを強く要望する意見が多数ありました。  なお、運営については、2台のリフト付きバスを開所にあわせ購入し、センターでのサービスを必要とする障害者の利便を図りたい旨の方針が示されました。  これに対し、在宅の寝たきり障害者の利用についてただしたのに対し、現段階では、人員、車両などの面からセンターでの送迎は困難であるため、ボランティアか家族が送迎することにより各種サービスを受けられるが、運営方法については、今後さらに研究していくとの答弁がありました。  次に、乳児医療費助成金が3歳未満児まで引き上げられたことに関連し、助成金の支給方法についてただしたのに対し、従来の1歳未満児乳児医療費助成制度と同様に、国保加入者については市内医療機関での窓口無料化、国保以外の医療保険加入者については、加入保険ごとに給付制度が異なるため、申請による償還給付となり、制度的に本市独自での窓口無料化は困難な状況であるとの答弁がありました。  これに対し、すべての受給者が、診療機関での窓口無料化扱いとなるよう関係機関と協議し、制度の改善を検討するよう要望がありました。  次に、福祉総合相談窓口の設置見通しについてただしたのに対し、現在福祉部内のサービス調整チームで研究を進めているが、当面の対応としては、職員一人ひとりが総合相談窓口的役割を果たせるよう、日常業務の中で研鑽を重ね、来庁者に不便を来さないよう取り組んでいるとの答弁がらりました。  このほか、主な要望・意見は次のとおりです。 1 地域福祉推進のための地区社協への助成金については、活動実績を勘  案し配分すること。 1 青少年の育成については、地域との有機的連係を図り、きめ細かな施  策を講ずること。 1 ボランティア活動の育成を推進すること。 1 多世代同居世帯住宅融資資金は、融資限度額の引き上げを検討するこ  と。 1 ホームヘルパーの賃金体系を確立すること。 1 同和対策推進事業の委託料は、特定団体の内部啓発費の性格が強いの  で、事業の公正化を図ること。  衛生費については、リサイクル推進員制度に関し、ごみ集積所の責任者としての任務の理解度をただしたのに対し、本制度はごみの分別排出の徹底を図るため、昨年9月にスタートしたが、推進員に対する具体的な説明は、一部の自治会でしか行われていないので、任務や役割が十分理解されていないと思われる。今後、全地区において説明会を開催するとともに、マニュアルを作成・配布する等、推進員の認識を深めていきたい。また、本年1月にはリサイクル推進員連絡協議会も発足し、各地区相互の情報交換の場が設けられたので、これらを活用しながら、意識啓発に努めていくとの答弁がありました。  これに対し、推進員制度の機能が十分発揮できるよう行政のサポートを要望する意見がありました。  次に、容器包装リサイクル法に先行して実施するペットボトルの回収経費と、この処理に伴う国庫補助をただしたのに対し、資源ごみの回収に合わせて試行的に実施するものであり、費用は現行の委託料の中で賄われる。また、この事業への国の補助制度はないが、今後補助が得られるよう県を通じて働きかけていくとの答弁がありました。  次に、ごみ収集業務の民間委託の状況をただしたのに対し、資源ごみと有価物の収集・運搬処理業務及び中心街の可燃物と事業系のごみの収集・運搬を委託している。現在の委託率は収集量の33.7%であるが、分別収集が進むに連れ伸びていくとの答弁がありました。  また、今後の委託化についてただしたのに対し、各世帯から排出される生活系ごみ収集業務は、市民サービスを第一に考えた場合、直営により処理しなければならないと考えているが、分別排出の徹底やリサイクル化等の進展に伴い、委託により市民サービスが向上するものは検討していきたいとの答弁がありました。  これに関連して、ごみの有料化についての考え方をただしたのに対し、全国的に有料化を実施している自治体は、分別排出が行われていないところに多い。本市はリサイクル推進員制度を活用する中でごみの分別排出の徹底を図っていくので、現時点では有料化の必要性がないとの答弁がありました。  次に、リサイクルプラザの運営方法についてただしたのに対し、本年12月のオープンまでに運営形態及び運営方法等を決定するが、取扱品目としては、当面、家具・自転車等を考えているとの答弁がありました。  これに対し、高齢者の雇用対策としてシルバー人材センターを活用するとともに、より多くの雇用が図られるよう取扱品目を限定しないよう要望する意見がありました。  このほか、主な要望・意見は次のとおりです。 1 健康まつり等各種事業における記念品は、その事業の趣旨等を考慮し  選定すること。 1 地球温暖化の防止やオゾン層を守るため、フロンガスの回収に積極的  に取り組むこと。 1 EMボカシをより一層普及させるため、製造は他機関等の協力を得る  中で量産体制を検討すること。  農林水産業費については、農業先端技術開発事業である苗木のウイルスフリー化への投資と農家収入の増加をもたらす経済的効果をただしたのに対し、当初市内のぶどうすべてを改植した場合を想定して試算をした経過はあるが、醸造用ぶどうの需要の減少等、環境が大幅に変化した現在は算定してないとの答弁がありました。  これに対し、状況が変化したとはいえ、経済的効果を計ることは必要であり、投資と比較検討をすべきであるとの意見がありました。  次に、北部山岳地域における森林の保護育成についてただしたのに対し、過疎化・老齢化が進み、森林作業に従事する者は女性を含めても10人足らずであり、経済性の低い林業に従事するものは少なく、今後の見通しは非常に厳しいとの答弁がありました。  これに関連し、水源涵養林として守り育てるため、多くの市民にボランティア活動として、森林作業への参加を呼びかけていくべきであるとの強い意見がありました。  このほか、主な要望・意見は次のとおりです。 1 森林は木材生産より、水源涵養・市民憩いの場として重きを置くこと。 1 森林保護のため、市独自の民有林買い上げ策を検討すること。 1 産地認証制度等、ワインの消費拡大の具体的方策を検討すること。 1 イノシシ防除については、被害者の窮状を把握し、十分な対策を講ず  ること。  商工費については、中小企業振興資金の融資枠の大幅削減についてただしたのに対し、市中金利の低下に伴う繰上償還や景気低迷による需要の減少を勘案し、平成5年度以降の融資実績に基づいたものであるとの答弁がありました。  これに対し、中小企業者の置かれている状況の把握に努めるとともに、融資制度の改善を行い、融資を受けやすくする方途を検討するよう要望する意見がありました。  次に、本市が出資しているアイメッセの市内商工業者に対する役割についてただしたのに対し、市内商工業者をはじめとする利用状況は良好であり、また、多くの市民・県民が訪れており、交流施設としての目的は果たされているとの答弁がありました。  次に、南部工業団地における地下水利用の見通しについてただしたのに対し、水資源の実態調査を行う必要があるため、農地組合と調査の方法等についての協議を行っている。新年度の早い時期に、調査に入れる見込みであるとの答弁がありました。  これに対し、現在、井戸水の使用が認められておらず、水道水だけの使用では採算が合わないため、厳しい状況下の企業にとっては大きな負担になっているので、早期に問題を解決すべきであるとの意見がありました。
     次に、伝統産業に従事する技能・技術者の育成についてただしたのに対し、人材開発センター等関係機関と連携をとりながら人材育成には努めているとの答弁がありました。  これに対し、地場産業への助成や伝統技能・技術の継承者育成を目的としたマイスター制度の導入を積極的に図るよう要望する意見がありました。  このほか、主な要望・意見は次のとおりです。 1 観光案内所の設置場所について検討すること。 1 駐車場案内システムの効果的活用を図ること。 1 中心街活性化に積極的に取り組むこと。  土木費については、道路や側溝の整備に関しては、住民からの要望が非常に多いと思われるが、どのような対応をしていくかとただしたのに対し、限られた予算の中ですべてに対応することはできないので、緊急性や危険度等を総合的に判断する中で、より効果的な整備を図っていきたいとの答弁がありました。  これに対し、側溝や道路の整備は市民生活に密着したものなので、積極的な予算措置を強く求める意見がありました。  次に、都市計画街路事業については路線数も多く、投資効果があらわれにくいのではないかとただしたのに対し、現在、国庫補助対象事業として5路線7工区の認可を受けているため、引き続き補助を受けるためには、毎年これらの路線を整備していく必要があるとの答弁がありました。  これに対し、市民に快適な生活環境を提供する視点に立ち、用地国債の活用などにより財源確保に努め、重要度等を考慮した集中的な整備を要望する意見がありました。  また、善光寺町敷島線については、特に建設省の防災対策緊急計画の緊急避難路としての性格や、新図書館の主要道路としての位置づけもされているので、より一層の整備促進を要望する意見がありました。  次に、北海道で落石による悲惨な事故が発生したことに伴い、本市の落石防止対策をただしたのに対し、市道においては落石防護棚の設置工事や岩盤の亀裂部分への接着剤の注入等の措置を講じている。また、道路パトロールにより常に危険があるかどうか監視するとともに、大雨や地震発生の非常時にはパトロール回数を増やすなど、安全確保に努めているとの答弁がありました。  このほか、主な要望・意見は次のとおりです。 1 水上野外音楽堂の跡地は、市民の憩いの場として活用できるよう芝生  広場として整備すること。 1 動物園内の歩道橋は、ベビーカーや車いすが通行できるようスロープ  化等を検討すること。 1 高校総体期間中は、道路工事を行わないよう関係機関と調整を図るこ  と。 1 千塚公園整備事業は、スムーズに工事に入れるよう事前に周辺道路の  整備を行うこと。 1 急傾斜地にある住宅の安全対策を講ずること。 1 甲府中央4E地区再開発事業に合わせ、古府中環状浅原橋線の整備促  進を図ること。  消防費については、次の要望・意見がありました。 1 災害リスクマップを早期に作成の上、全世帯に配布すること。 1 非常備消防の重要性を考慮し、消防団員の各種手当の増額を図ること。 1 国に対し、非常用貯水槽の設置基準の制定と補助制度の創設を働きか  けること。 1 現在の広域行政の区域をさらに拡大した、緊急支援体制を研究するこ  と。 1 ヒートポンプ設備を備えた事業所と災害時における利水協定を検討す  ること。 1 防災関連資機材の整備を今後とも計画的に進めること。  教育費については、切実な社会問題となっている、いじめ・不登校児対策について活発な論議が交わされる中、この問題は、今日の時代背景やさまざまな家庭環境にも起因するが、学校教育の中で鋭意取り組むべき課題であるとの指摘に対し、社会環境の変化から、人との関わり方、社会への適合がうまくできない子供が増えてきていることを重く受けとめ、生徒と教師のふれあい活動や自然体験学習などを通して、豊かな心や思いやる心の醸成になお一層努めるとともに、道徳教育の充実や学校生活全般の中でのしつけ教育に意を注ぎ、子供の健全育成に取り組んでいく旨の答弁がありました。  これに関連して、いじめ相談の方法として「いじめ110番」を設置する考えはないかただしたのに対し、現在、いじめなどの教育上の諸問題の相談活動として、教育指導センター、教育研修所及び教育委員会内での電話相談や来室相談、また、顧問カウンセラー4名を小中学校ブロック別に配置しての訪問相談などにより、父母、学校関係機関と連係を図り、望ましい解決の方向性を見いだすよう取り組んでいるとの答弁がありました。  これに対し、子供の声には、教育現場での適切な指導、助言が十分発揮できるよう、教職員の資質の向上に努めることを強く要望する意見がありました。  次に、南公民館図書室の運営状況についてただしたのに対し、図書館本来の役割である蔵書の貸し出しが、人的配置不足などから行えず、現在の図書室は、閲覧のための自習席が勉強部屋化しているのが実態である。今、後は、図書館ネットワークの中に位置づけ、分館的機能が発揮できる体制づくりを研究していくとの答弁がありました。  これに対し、地域における公民館図書室の果たす役割を十分認識し、運営面の強化、蔵書の充実を図るよう要望がありました。  さらに、図書館の蔵書内容が各家庭のパソコンで検索できるシステムの構築を検討するよう要望がありました。  このほか、主な要望・意見は次のとおりです。 1 成人式の運営方法を検討すること。 1 商科専門学校の入学試験制度のあり方を研究すること。 1 甲府商業高校のスポーツ振興のため、指導者は選手・父兄との信頼関  係を築くこと。 1 学校保健室へ冷房設備を設置すること。 1 小学校給食調理室の改善を研究すること。 1 総合市民会館の自主企画事業は、地元の文化・芸術グループに公平に  発表の場が提供できるよう選定すること。  国民健康保険事業特別会計予算については、国が進めている保険料の平準化は低所得者の家計を圧迫するため、慎重に行うよう要望する意見がありました。  住宅新築資金等貸付事業特別会計予算については、貸付制度であるにもかかわらず償還率が非常に低い現状は、制度自体に欠陥があるためであり、属人主義による事業運営では地域改善を目指す制度本来の目的が達成できない。したがって、属地主義に基づき、公平で明朗な運営ができるよう、県に対し制度の改善を強く働きかける必要があるとの意見がありました。  中央卸売市場事業会計予算については、次の要望・意見がありました。 1 中央卸売市場の果たす役割が広域的であることから、運営費に対する  県補助が得られるよう、強く働きかけを行うこと。 1 市場の活性化のためにも、場外取り引きの解消に向け努力すること。 1 組織改革による影響があらわれないよう、万全な体制を整えること。  下水道事業会計予算については、公共下水道への未接続世帯対策をただしたのに対し、未接続となる主な理由は、新築・改築の予定や最近においてし尿浄化槽が設置されたこと等によるものである。対策としては実態調査等により未接続世帯を把握し、文書による指導を行ってきたが、新年度からは嘱託職員による継続的な指導も行い、解消に努めていきたいとの答弁がありました。  これに対し、法定期限内に接続されるようきめ細かな指導を行い、結果として使用料の増収が図られるよう、より一層の企業努力を求める意見がありました。  このほか、主な要望・意見は次のとおりです。 1 合流式区域における雨水の割合を再検討の上、公費負担率の引き上げ  を図ること。  なお、交通災害共済事業特別会計予算、老人保健事業特別会計予算、土地区画整理事業用地先行取得事業特別会計予算、病院事業会計予算及び水道事業会計予算については、特に質疑はありませんでした。  以上が、平成8年度の一般会計予算及び各特別会計予算の審査における質疑の大要であります。  この後、反対、賛成の討論があり採決の結果、  議案第1号 平成8年度甲府市一般会計予算  議案第2号 平成8年度甲府市国民健康保険事業特別会計予算  議案第4号 平成8年度甲府市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算  議案第5号 平成8年度甲府市老人保健事業特別会計予算  議案第6号 平成8年度甲府市土地区画整理事業用地先行取得事業特別会計予算  議案第7号 平成8年度甲府市中央卸売市場事業会計予算  議案第8号 平成8年度甲府市病院事業会計予算  議案第9号 平成8年度甲府市下水道事業会計予算  議案第10号 平成8年度甲府市水道事業会計予算 の以上9案については、いずれも多数をもって当局原案のとおり可決するものと決しました。  次に、議案第3号 平成8年度甲府市交通災害共済事業特別会計予算については、全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。  最後に市長から、審査の過程で出された委員各位の貴重な意見等については謙虚に受けとめ、今後の市政執行にあたり十分留意するとともに、景気の低迷による厳しい行財政環境のもとではあるが、市民生活に密着した多様な要望に的確にこたえていくため、全職員一丸となって市政の推進に努力するとの決意表明がありました。  終わりに臨み、高齢化社会がますます進行し、福祉関係事業への市民要望は、今後、一層増大することが予想されます。  景気は緩やかな回復基調にあるといわれておりますが、平成8年度予算においては、財政状況をあらわした幾つかの指標も、依然として厳しい状況を示しており、審査の過程でも、多くの委員から長期的展望に立った財政運営により、安心してこれからの超高齢化社会が迎えられるよう、当局に十分な対応を求める意見が出されております。  市民の一人ひとりが、ゆとりと豊かさを実感できる甲府市の建設に向け、市長を先頭に全職員が英知を結集して市政の執行にあたられるよう、特に要望して報告を終わります。 3: ◯議長飯沼 忠君) 以上で報告は終わりました。  ただいまの特別委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか───質疑なしと認めます。  これより日程第1 議案第18号から日程第12 議案第3号までの12案について一括採決いたします。  12案に対する委員長の報告は可決であります。  12案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) 4: ◯議長飯沼 忠君) 御異議なしと認めます。  よって、12案は委員長報告のとおり可決いたしました。  これより討論に入ります。  日程第13 議案第1号から日程第18 議案第10号までの6案に関し、討論の通告がありますので順次発言を許します。石原 剛君。  石原 剛君。            (石原 剛君 登壇) ○石原 剛君 日本共産党を代表して議案第1号 甲府市一般会計予算、議案第2号 甲府市国民健康保険事業特別会計予算、議案第4号 甲府市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算、議案第5号 甲府市老人保健事業特別会計予算、議案第7号 甲府市中央卸売市場事業会計予算、議案第10号 甲府市水道事業会計予算の6案に対して反対の討論をいたします。  甲府市政は、長引く不況の荒波から市民生活と中小零細事業者を守る防波堤の役目を果たすことが求められています。  平成8年度予算は、そのために役立つものとなる必要があります。こうした観点に立ち、主な項目を挙げて反対をいたします。  まず、議案第1号 甲府市一般会計予算歳入には、消費譲与税が含まれていますが、これは消費税の強行と抱き合わせで導入されたもので、国税三税の減税を穴埋めするにすぎず、弱いものいじめの大衆課税である消費税の性格をかえるものではありません。また、使用料には消費税の上乗せがされていますが、これは国に対して納める必要がないものにまで転嫁されたもので、消費税率の引き上げが来年に予定されている折、その地ならしの役目をするものといわざるを得ません。加えて使用料・手数料については、新たに市立高等学校の入学審査手数料や授業料、市立幼稚園保育料の引き上げ分などが含まれています。  将来を担う子供たちの教育の機会均等を図る上で、父母の負担を低く抑えることが求められており、さらに不況によって子育て世代の家計が最も影響を受けている実態を見ても、これらの値上げを認めることはできません。  次に、同和対策事業にかかわる予算として、一般会計では第3款民生費、社会福祉総務費、同和対策事業費委託料233万円、第8款土木費、住宅管理費、住宅新築資金等貸付事業特別会計繰出金7,138万円、特別会計では甲府市住宅新築資金等貸付事業特別会計に反対するものです。  以上はたびたび指摘したところですが、市の他の事業に見られない極めて不公正で不明朗な事業であり、改善されなければなりません。今回の予算審議の中で、明らかになったように、平成7年度の償還率は、10.6%、15年にわたる償還率は59.9%と著しく低く、全く返済をしないものが全体の2割の79人もいる現状は、他の貸付制度には見られない極めて異常な事態です。  属地主義に基づく公正、公平な同和行政、広範な市民への積極的な啓発活動事業の一般行政への速やかな移行を求めてこれらの予算に反対します。
     議案第2号甲府市国民健康保険事業特別会計予算については、中間所得者層の保険料の軽減を理由にした最高限度額の引き上げと応益割の引き上げ、入院給食費の一部自己負担などが盛り込まれた予算です。  甲府市の国保は、従来所得の少ない人への保険料負担を少なくするため、応益割の比率を低く抑えてきました。応益割の料率の引き上げを含む今回の予算は、低所得者層にとっては、さらに加重な保険料の負担となるばかりでなく、厚生省のいう応能・応益5対5への平準化に大きく道を開くものであり反対です。  国保会計とともに、議案第5号 甲府市老人保健事業特別会計予算には、入院給食費の一部負担が盛り込まれており反対です。  年金生活の高齢者にとっては、他の一部負担に入院給食費が加わることで、金の切れ目が命の切れ目となるような状況が生まれています。65歳以上の医療費無料化を全国に先駆けて行っている甲府市は、高齢者が安心して医療機関にかかれるように図るべきです。  次に、議案第7号 甲府市中央卸売市場事業会計予算、議案第10号 甲府市水道事業会計予算は、消費税転嫁の予算です。特に卸売市場会計では、市民から仮受した消費税のうち、国庫に納入しない分も発生しているという消費税の矛盾があらわれています。消費税は廃止されるべきであります。  よって、本予算に反対します。  以上をもって、6案に対する反対討論といたします。 5: ◯議長飯沼 忠君) 次に、依田敏夫君。            (依田敏夫君 登壇) 6: ◯依田敏夫君 議案第1号、議案第2号、議案第4号、議案第5号、議案第7号、議案第10号に対する賛成の討論を行います。  バブル崩壊以降、日本経済はかつてない長期の経済不況に見舞われております。中央と地方、また民間と公共を問わず、政治、経済のあらゆるところにその影響があらわれております。本市もここ数年来市税収入をはじめ、国や県の補助金、交付金は伸び悩み、平成8年度予算は前年度に比べ全会計の合計で6.5%、一般会計だけでは1.9%の増であります。  また委員会審査の中でも明らかにされましたとおり、長期的な財政見通しには大変厳しい状況が推測されます。本市はこれを見越し、行財政の見直しによる効率的行政執行が重要であるとして、今までにない大幅な組織のリストラを行うとともに、財政運営においては大規模な基金の繰替運用による起債の繰り上げ償還、または有利な市債の選択的活用など、きめ細かな対策を講じております。  また新たな事業としては、心身障害者総合福祉センター建設事業への着手、公営住宅の計画的建設、3歳未満児までに引き上げた医療費助成など、どれをとっても市民が待ち望んでいたものであり、苦しい財政状況にもかかわらず市民本意の市政を推進する山本市長の英断が各所に示されております。  次に、特別会計でありますが、住宅新築資金等貸付事業については、債還率等に関し議論がありましたが、その事業は国の法律や山梨県の制度に基づいて実施されているものであり、本市の努力だけでは限界があります。これまで当局も相当の努力を重ねていることを考慮せざるを得ません。また、事業会計に計上されている消費税は、高齢化社会での税のあり方、直間比率のあり方など、我が国の税制度の全体の中で論議されるべきものであり、消費税だけを取り上げて論じた場合、全体を見失う危険があります。地方公共団体としては、法を遵守する立場にあり、消費税が計上されていることをもって、この予算に反対することは到底できません。  したがって、以上の観点から、議案第1号、議案第2号、議案第4号、議案第5号、議案第7号、議案第10号には賛成するとともに、執行段階においては、委員会での論議を十分理解されて取り組まれることを要望し、賛成討論といたします。 7: ◯議長飯沼 忠君) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。  これをもって討論を終結いたします。  これより日程第13 議案第1号から日程第18 議案第10号までの6案について、起立により一括採決いたします。  6案に対する特別委員長の報告は可決であります。  6案は、特別委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。             (賛成者 起立) 8: ◯議長飯沼 忠君) 起立多数であります。  よって、6案は特別委員長報告のとおり可決いたしました。  次に、日程第19 議案第6号から日程第21 議案第9号までの3案について討論に入ります。  3案に関し、討論の通告がありますので、順次発言を許します。岡田 修君。  岡田 修君。             (岡田 修君 登壇) 9: ◯岡田 修君 議案第6号、8号、9号の3案について反対の討論を行います。  市財政を取り巻く情勢と市民生活を守る市政の役割については、先ほどの石原 剛議員と同じであります。  議案第6号 甲府市土地区画整理事業用地先行取得事業特別会計予算については、来る当てがない県外企業の進出を前提にしたアーバンスタディセンター建設用地取得の予算で、当局が建設計画を明確に示すことができない予算で反対するものです。  次に、議案第8号 甲府市病院事業会計予算については、弱いものいじめの消費税転嫁に反対します。  消費税は、病院事業の経営にとって、平成8年度だけで7,500万円の赤字を押しつけるもので、廃正されるべきものです。  最後に議案第9号 甲府市下水道事業会計予算についてです。  本予算は、下水道料金の16.1%の値上げを組み込んでいます。これは前回の料金引き上げから4年間の甲府市の消費者物価上昇率の7倍、金額にして1世帯7,850円もの大幅な値上げであり、長期不況と、昨年来の公共料金の値上げに苦しむ市民にとって、到底受け入れられないものです。言うまでもなく下水道は公共施設であり、その建設費は本来道路や河川と同じように公費で賄われるべきものです。そして市もそのことを当然として昭和50年代までは資本費・つまり建設費にかかわる元利償還金は、下水道料金の算定に組み入れず、維持、管理費だけを受益者の負担としてまいりました。ところが市は、昭和60年からは国庫補助率の削減を理由に、資本費を下水道料金の算定基礎に組み入れ、その割合をふやし、今回は資本費の30%、前回は27.5%を市民負担に回しました。下水道の建設費は公費で負担されるべきです。また、市財政と市民生活を圧迫する国庫補助率の復元、現行の県費補助率3%、県が他市町村で行っている流域下水道並みの25%に引き上げるよう真剣に国、県に働きかけるべきです。  以上で3案に対する反対討論を終わります。 10: ◯議長飯沼 忠君) 次に、森沢幸夫君。             (森沢幸夫君 登壇) 11: ◯森沢幸夫君 議案第6号、議案第8号、議案第9号について賛成の立場から討論いたします。  まず議案第6号 甲府市土地区画整理事業用地先行取得事業特別会計でありますが、この事業予算には、アーバンセンター建設用地取得のための費用が計上されております。  ここ数年来の景気の低迷により、アーバンセンター建設計画は、大幅なおくれを生じておりますが、地方拠点都市整備事業の一環に組み込まれるものであり、交流人口を活発にし、これを取り込む中で21世紀のまちづくりを目指す本市にとっては、大変重要な事業であります。新総合計画の策定の段階で、新たな計画が示されるとは思いますが、百年の計に立った事業が展開されることを期待しております。  次に、議案第8号 甲府市病院事業会計予算でありますが、新病院建設を中心としたものであり、新病院建設事業は、第三次甲府市総合計画レインボー7大プロジークトの中で福祉、医療、保健のネットワークシステムの確立の基本事業として位置づけ、21世紀の本市にふさわしい新病院の建設を目指して事業の推進が図られてきたものであります。  本事業は、これから高齢化が急速に進展する本市にとって、また、高度医療の充実を求める市民要望に沿ったものであり、必要不可欠なものであります。厳しい財政状況下にあるとはいえ、最優先事業として行わなければならない事業といえます。  次に、議案第9号 甲府市下水道事業会計予算でありますが、下水道事業は、その特殊性からして初期投資が非常に多い上、事業の完成に長い年月を要するため、財政負担が重くのしかかります。しかし、市民生活の快適性は、トイレの水洗化に代表されるといっても過言ではなく、市民要望の最も強いものの一つであります。本市は昭和29年に事業に着手し、以来その時々の市長も積極的に取り組んだ事業でもあります。  この結果、平成6年度末に普及率75.85%に達することができ、全国的に見ても、この普及率は高く評価できるものであります。市債の未償還残高が多いことには心配もいたしますが、初期投資を多額に必要とするため、いたし方がない面もあり、苦しい財政であってもいろいろな方途を講じて着実に実施していく必要があります。  よって、今回提案された議案第6号、議案第8号及び議案第9号については、妥当なものであり、当局原案のとおり賛成をいたします。 12: ◯議長飯沼 忠君) 次に、山田 厚君。            (山田 厚君 登壇) 13: ◯山田 厚君 私は、平成8年度の予算のうち、特にどうしても納得することができない3議案についてのみ反対の立場から討論を行います。  議案第6号 土地区画整理事業用地先行取得事業、この事業の主な内容である(仮称)アーバンスタディセンター用地取得の予算に反対します。  議案第8号 甲府市病院事業、この事業における新病院建設費とそのための約24億の企業債の予算に反対します。  議案第9号 下水道事業、そのための約52億の企業債の予算に反対します。  私は、さきの本会議での質問で明らかにしましたように、今日の甲府市の厳しい財政事情をもたらした主要な原因は、甲府市が今まで行ってきだ基礎体力以上の大規模事業の繰り返しであり、そのための市の長期的な借金及び利子払いに原因があると考えます。  毎年100億円ほどの借金が累積し、利子の支払いも90億円を超え100億円近くになっております。甲府市の市税収入は、約330億円ですから、この血税の約3分の1が利子払いで失われていることになります。甲府市は、1年365日、毎日毎日2,600万円の利子の支払いをしているのです。この利子の支払いの六日分の財政があれば、甲府市の使用料や手数料の公共料金値上げを今回しないで済んだはずです。ようやくとこのたび実現しました3歳未満児までの医療費無料化ですが、利子に払う金額の三日から四日分もあれば、甲府市単独でかねてより実現できていたはずです。未設置地区の留守家庭児童会の開設問題も、わずか半日分の利子払いの財政ですべて解決できていたはずです。  新年度も一般会計の職員給与を人員削減や諸手当のカットで削減しています。しかし、日々行政の先端で働いている職員の皆さんの賃金を削ったり、肝心の人手をさらに削ることよりも、今回二日分の利子払いをしなければ、そんな過酷なことはしないで済んだはずです。このことを繰り返していいとは絶対になりません。この主要な原因であるものに、何の対策も立てられていないばかりか、新年度においてもさらに繰り返されようとしています。これでは健全財政でないばかりか、大変危険な状態に進んでいるといえます。  また、甲府市の総合計画との関係です。平成12年度までの計画であった第三次甲府市総合計画が、今回年度途中で、新たな甲府市総合計画を作成することが明らかにされました。今までの計画のその途中で、新たに計画をつくり直すということはどういうことでしょうか。今までの計画がこのままでは実行できなくなった。簡単な年度間の調整や小手先の調整では間に合わなくなった。だから新しい計画が必要とされているということだと考えます。  例えば甲府市の人口においても、第三次総合計画では約23万人を目指しており、平成8年の今ごろでは22万人を目指していたはずです。それが2月末の現在では、20万人を切ってしまい、19万人台になっています。当然第三次総合計画ではなく、新しい総合計画としてやり直し、再出発していかなければなりません。そして第三次総合計画を点検し直し、なぜそうなったのかを総括と反省をすべきだと思います。そして新たにしっかりした新総合計画で再出発しなければならないはずです。  しかし、巨額な借金による大規模事業が、第三次計画のそのままで新年度でも継続されるのはおかしいではありませんか。その反省や総括はどこにいったのでしょうか。かねてより強調されている事務事業の見直し、簡素化、スリム化はどうなったのでしょうか。これでは新総合計画はつくる前から大規模事業とその借金の支払いに、財政上は縛られてしまい、新しい計画が成り立たなくなることは目に見えています。せめて新総合計画を立てるまでの1年間は、巨額な借金による大規模事業を抑えなければ意味をなしません。総合的な計画が定まっていない中での大規模事業は、市政全体を危険なものにすると思われます。  甲府市のある家庭での小さな話を聞きました。「おしっこ」と3歳の息子が言うので、お父さんがトイレに連れていった。大きいのと小さいの供用の便器に子供かおしっこをしたのです。お父さんが水洗の水を流しました。すると、その3歳児が、口をとがらせて「お父さん、水を流しちゃいけないんだよ」と、お父さんに抗議をしたのです。  お父さんは、「おかしいなあ」と思ってお母さんに訳を聞くと、「だって小さな子供のおしっこで一々流していたら、水道代がもったいないでしょう。だから」とのことでした。お父さんは、「おれの給料も低いんだよな、なさけなかった」と話していました。  しかし、庶民の給料も低いでしょうが、甲府市の上下水道の料金も高いのです。平均家庭の2か月で約4,000円ほど甲府市は、近隣の市町村と比べて高くなっています。他の自治体に比べて甲府市の労働者なら、4,000円の賃下げと同じことになります。年金生活者なら4,000円の給付金のカットに等しいものです。しかも甲府市の公共料金は、現状の財政構造のままでは、下水道典型としてさらに、さらに値上げされることになります。  中央の政策にも問題があります。政府自治省の官僚は、地方分権といいながらも、さまざまな仕事を自治体に押しつけ、財政措置も行わず、逆に国庫からの支出を削減しています。そして、国庫から財政をおろさない、そのしわ寄せを次のやり方で自治体を誘導しています。  地方債で何でもやらせること、職員数の削減、賃金のカット、臨時職員の劣悪な労働条件をそのまま放置すること、福祉、教育などの生活関連予算を削減すること、受益者負担の名のもとに、公共料金を相次いで値上げさせること、そして困難な抜け道を安易に市町村合併に求めること、これでは市民生活を守り、公共の福祉の向上を目指す自治体とはいえないものになります。残念ながら甲府市はこの流れにつかっています。いや、むしろみずからこの深みにはまり込んでいるようです。  議案第6号 アーバンスタディ計画は、借金による元利合わせて総額90億円もの大事業計画ですが、その計画そのものが地域振興とは関係ない問題ある計画です。しかも現状では見通しが立たず、計画を廃棄してよりいい撤退の方法を考えるべきであり、認めることはできません。  議案第8号の新病院の建設は、新総合計画ができるまでは、1年間は見送るべきです。同じく議案第9号の下水道事業の巨額な借金は、同じく新総合計画ができるまでは、1年間は厳しく抑制するか凍結すべき必要があると考えます。  市民生活の最も基本である医療や下水の事業に、基本的に反対するものではありません。さらにしっかりと改善、充実させなければなりません。しかし、現状の実施方法に明らかに問題があり、新総合計画の中で練り直し、むしろ優先順位を決めて集中的に行うべきと考えます。無計画な借金によるやみくもな大規模事業は、かえって事業内容そのものを破壊し、甲府市民や多くの市職員の負担を高め、生活を圧迫することになりかねません。  よって、議案第8号、第9号は認められません。  以上です。 14: ◯議長飯沼 忠君) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。  これをもって討論を終結いたします。  これより日程第19 議案第6号から日程第21 議案第9号までの3案について起立により一括採決いたします。  3案に対する特別委員長の報告は、可決であります。  3案は、特別委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。             (賛成者 起立) 15: ◯議長飯沼 忠君) 起立多数であります。  よって、3案は特別委員長報告のとおり可決いたしました。  次に、日程第22 甲選第1号 甲府市選挙管理委員会委員の選挙を行います。  本件については、現在の選挙管理委員会委員が、本年3月17日をもって任期満了となりましたので、この際、地方自治法第182条第1項の規定により選挙を行うものであります。  選挙すべき委員の数は、4名であります。  お諮りいたします。  選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思いますが、これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) 16: ◯議長飯沼 忠君) 御異議なしと認めます。  よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。  重ねてお諮りいたします。  指名の方法については、議長において指名することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) 17: ◯議長飯沼 忠君) 御異議なしと認めます。  よって、議長において指名することに決しました。  甲府市選挙管理委員会委員に  甲府市上石田三丁目16番3号   保坂 昌新君  甲府市羽黒町1390番地     剣持 庸雄君  甲府市善光寺町3019番地の3  富岡 榮子君  甲府市上石田二丁目35番13号  山田 泰良君  以上の4名の諸君を指名いたします。  お諮りいたします。  ただいま議長において指名いたしました以上の諸君を、甲府市選挙管理委員会委員の当選人とされることに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    18: ◯議長飯沼 忠君) 御異議なしと認めます。  よって、ただいま指名いたしました4名の諸君が、甲府市選挙管理委員会委員に当選されました。  次に、日程第23 甲選第2号 甲府市選挙管理委員会委員の補充員の選挙を行います。  本件については、委員の選挙と同様の理由によるものであり、地方自治法第182条第2項の規定により選挙を行うものであります。  お諮りいたします。  選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思いますが、これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) 19: ◯議長飯沼 忠君) 御異議なしと認めます。  よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。  重ねてお諮りいたします。  指名の方法については、議長において指名することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) 20: ◯議長飯沼 忠君) 御異議なしと認めます。  よって、議長において指名することに決しました。  甲府市選挙管理委員会委員の補充員に  甲府市城東一丁目10番5号   鈴木 元芳君  甲府市千塚一丁目7番19号   平出 恭子君  甲府市下飯田二丁目5番29号  鶴田 邦雄君  甲府市下鍛冶屋町974番地   市村 進吾君  以上、4名の諸君を指名いたします。  お諮りいたします。  ただいま議長において指名いたしました以上の諸君を、甲府市選挙管理委員会委員の補充員の当選人と定めることに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) 21: ◯議長飯沼 忠君) 御異議なしと認めます。  よって、ただいま指名いたしました4名の諸君が、甲府市選挙管理委員会委員の補充員に当選されました。  お諮りいたします。  ただいま当選されました補充員の順序は、指名の順によることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) 22: ◯議長飯沼 忠君) 御異議なしと認めます。  よって、さよう決しました。  次に、日程第24から日程第26までの3案を一括議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  市長 山本栄彦君。           (市長 山本栄彦君 登壇) 23: ◯市長山本栄彦君) 本日、追加提案いたしました案件につきまして、御説明申し上げます。  まず、議案第37号「助役の選任について」は、本市の助役、浅川紫朗が本年3月31日をもって退職するので、後任として天野丈重を選任するについて、地方自治法第162条の規定により、議会の同意を求めるものであります。  次に、議案第38号「収入役の選任について」は、本市の収入役、中山進が本年3月31日をもって退職するので、後任として石原康武を選任するについて、地方自治法第168条第7項の規定により、議会の同意を求めるものであります。  次に、議案第39号「監査委員の選任について」は、本市の監査委員のうち、識見を有する者のうちから選任した古屋 進が本年3月31日をもって退職するので、後任として岸本力を選任するについて、地方自治法第196条第1項の規定により、議会の同意を求めるものであります。  以上が、本日追加提案いたしました案件であります。  御審議のうえ、御協賛賜りますようお願い申し上げまして、説明を終わります。 24: ◯議長飯沼 忠君) 以上で説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか───質疑なしと認めます。  ただいま議題となっております日程第24から日程第26までの3案については、総務常任委員会に付託いたします。  暫時休憩いたします。            午後2時20分 休 憩        ─────────・─────────            午後2時40分 再開議 25: ◯議長飯沼 忠君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第24から日程第26までを一括議題といたします。  3案に関し、総務委員長の報告を求めます。  総務委員長 川名正剛君。         (総務委員長 川名正剛君 登壇) 26: ◯総務委員長(川名正剛君) 先ほどの本会議において、当委員会に付託されました案件について、休憩中委員会を開き、慎重に審査した結果について御報告いたします。  議案第37号 助役の選任について、議案第38 号収入役の選任について及び議案第39号 監査委員の選任についての3案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり同意するものと決しました。  以上で報告を終わります。 27: ◯議長飯沼 忠君) 以上で報告は終わりました。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか───質疑なしと認めます。  これより日程第24 議案第37号から日程第26 議案第39号までの3案について一括採決いたします。  3案に対する委員長の報告は、同意であります。  3案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) 28: ◯議長飯沼 忠君) 御異議なしと認めます。  よって、3案は委員長報告のとおり同意いたしました。  ただいま同意いたしました3人の諸君から、あいさつしたい旨申し出がありましたので、これを許可いたします。  最初に天野丈重君。            (天野丈重君 登壇) 29: ◯天野丈重君 天野丈重でございます。  一言ごあいさつを申し上げます。  ただいまは、助役職の選任に関しまして、不詳私を御推戴をいただき、御同意を賜りましたこと身にあまる光栄と存じます。心より厚く御礼を申し上げます。  もとより浅学非才の身でございます。この上は、山本市長のもとにありまして、我が甲府市政が目指しますエコープランの完全遂行に向けまして、市民の手によるまちづくり、県都甲府の名に恥じない行政の執行を旨に、渾身の努力をしてまいる所存でございます。  何とぞよろしく御指導、御鞭捷を賜りたいと存じます。一言ごあいさつを申し上げまして、お礼にかえさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) 30: ◯議長飯沼 忠君) 次に、石原康武君。            (石原康武君 登壇) 31: ◯石原康武君 石原でございます。  ただいまの収入役選任にあたりましては、議員の皆様方には御賛意を賜りまして心から御礼を申し上げます。  今日まで一般職といたしまして、つつがなく過ごさせていただきましたのも、議会の皆様方の温かい御指導があったればこそと、改めてこの席をおかりしまして御礼を申し上げたいと思います。  事後におきましては、収入役の任務を全うすべくこれをきちっと相果していくべく心に言い聞かせておるところでございます。  事後におかれましても、どうぞ議会の皆様方には温かい御指導と、また時には御鞭撻、御叱責を賜ることをお願いを申し上げまして、簡単ではございますが、御礼のあいさつにかえさせていただきます。まことにありがとうございました。(拍手) 32: ◯議長飯沼 忠君) 次に、岸本 力君。 33: ◯岸本 力君 ただいまは、私の監査委員選任にあたりまして御同意、心から感謝申し上げます。  もとより未熟者の私でございますけれども、この重要な責務に対しまして全力投球をもって邁進するつもりでございます。ぜひとも議員の皆様方の温かい御指導、御協力を賜りますようお願い申し上げまして、お礼の言葉にかえさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) 34: ◯議長飯沼 忠君) 次に、先ほど当選されました選挙管理委員会委員の4人の諸君から、あいさつしたい旨申し出がありましたので、これを許可いたします。  (保坂昌新君 剣持庸雄君 富岡榮子君 山田泰良君 登壇) 35: ◯保坂昌新君 栄誉ある甲府市議会の皆さんから、温かい御推選をいただきまして、我々4名が、これから4年間の選挙管理委員会の職務を全うしていきたいと思います。  昭和21年11月27日に自治法が改正されまして、市町村に選挙管理委員会が設置されましたわけでありますけれども、それからちょうど50年。  それから昨年9月1日の定時登録で甲府市の有権者が15万四千余人であります。そのうち男性有権者が7万四千余人、女性が8万余人でありまして、このときに女性の選挙管理委員を御推挙いただきましたことについて心から感謝を申し上げ、お礼を申し上げる次第であります。  これからは、公正、公平なる選挙の管理執行と、啓発事業に全力を傾注してまいりますので、議員の皆様方、また当局の皆様方には、旧に倍しまして御指導、御鞭撻のほどを心からお願いを申し上げまして、お礼のごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手) 36: ◯議長飯沼 忠君) 次に、日程第27 甲議第5号を議題といたします。  お諮りいたします。  新病院建設に関する調査特別委員会の補欠委員選任について、委員会条例第8条第2項の規定により、小沢綱雄君を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) 37: ◯議長飯沼 忠君) 御異議なしと認めます。  よって、ただいま指名いたしました小沢綱雄君を、新病院建設に関する調査特別委員会の補欠委員に選任することに決しました。  次に、日程第28 甲議第6号を議題といたします。  森沢幸夫君から提案理由の説明を求めます。森沢幸夫君。            (森沢幸夫君 登壇) 38: ◯森沢幸夫君 甲府市議会委員会条例の一部を改正する条例制定について、提案説明を申し上げます。  この条例は、甲府市事務分掌条例の一部改正に伴い、常任委員会の所管事項を整備するため必要とするものであります。
     内容は、総務委員会所管の部の名称変更及び経済都市開発委員会所管の部の統廃合により整備を行うものであります。  以上で説明を終わります。 39: ◯議長飯沼 忠君) 以上で説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか───質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  本案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) 40: ◯議長飯沼 忠君) 御異議なしと認めます。  よって、甲議第6号については、委員会の付託を省略することに決しました。  これより本案を採決いたします。  本案は、提案のとおり決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) 41: ◯議長飯沼 忠君) 御異議なしと認めます。  よって、甲議第6号については、提案のとおり可決いたしました。  次に、3月31日をもって退職する特別職の諸君から、辞任のあいさつをしたい旨申し出がありますので、順次これを許可します。  最初に、助役 浅川紫朗君。           (助役 浅川紫朗君 登壇) 42: ◯助役(浅川紫朗君) 貴重な時間をいただきまして、退任のごあいさつを申し述べさせていただきます。  私、3月31日をもちまして、栄誉ある甲府市助役を退任することとなりました。平成5年6月、甲府市の助役といたしまして、大変大きな責務をいただき、拝命をしたところでございます。今日まで2年と9か月、この責任の重さに日々微力ではございますけれども、誠心誠意努力を重ねてきたところでございます。  在任中は、数多くの行政課題がございました。この課題の解決にあたり、また事業の推進にあたりまして、議員各位から大変な温かさと強力な御指導、御支援、さらにまた御配慮等々数多い御交誼をいただきまして本日を迎えることができました。  さらにまた山本市長におかれましては、現在の甲府市をどうすべきかということ、さらにまた未来に向かって今の甲府市はどう進んでいくかということを基本に据えられました市政執行の基本につきまして、私ども二千有余の職員は、一丸になって取り組んできたわけでございまして、その際、市長から大変な御指導もいただきました。また御支持もいただきました。時には温かい配慮もいただきました。そういう中で在任中、職員とともども職務を執行できたわけでございまして、本席をおかりしましてこの一緒に取り組んだ職員にも深く感謝の意を捧げる次第でございます。  私は、平成元年に栄誉ある甲府市議会の答弁席に座らせていただきまして、ちょうどこの3月末で7年になるわけでございます。最初は教育長職として議員各位から大変な御指導をいただきました。最後2年9か月は、助役という立場でこの職務を遂行させていただいたわけでございますけれども、今去るにあたりまして、大変幸運の一人であったな、こんなことを今しみじみ感じているところでございます。  月並みの言葉でございますけれども、まだ私も元気でございますので、甲府市政に大きなお仕事はできませんけれども、応援することができましたら、陰ながら努力をさせていただきたい、そんな気持ちでいっぱいでございます。  百有余年の長い歴史と重みのある甲府市議会のますますの御発展と、さらにこれから未来に向かって躍進を遂げていく甲府市のさらなる御発展、さらに議員各位の御健勝と、ますますのこれからの御活躍を御祈念申し上げ、大変措辞でございましたけれども、退任にあたりまして心のあるところを申し上げまして、お礼のごあいさつとさせていただきたいと思います。まことにありがとうございました。(拍手) 43: ◯議長飯沼 忠君) 次に、収入役 中山 進君。          (収入役 中山 進君 登壇) 44: ◯収入役(中山 進君) 収入役の退任にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。  在任中は、議員の皆さん方には公私にわたりまして温かい御指導、御鞭撻を賜りまして本当にありがとうございました。心からお礼を申し上げます。  顧みますと、市職員として30年余、総合計画をはじめ環境問題等、各事業に参画をできたことは、私の生涯の上で感慨無量のことでございます。これもひとえに、市長はじめ議員の皆さん方、さらには多くの先輩・同僚の皆さん方の温かい御支援のたまものと深く感謝を申し上げる次第でございます。  これからは一市民といたしまして、甲府市政の推進のために、微力ではございますけれども協力をさせていただく考えでございます。どうかよろしくお願いいたします。  終わりになりますけれども、甲府市政の限りない発展と、議員の皆さん方のさらなる御活躍、御健勝を心から御祈念を申し上げまして、退任のあいさつとさせていただきます。  長い間、本当にありがとうございました。(拍手) 45: ◯議長飯沼 忠君) 次に、代表監査委員 古屋 進君。         (代表監査委員 古屋 進君 登壇) 46: ◯代表監査委員(古屋 進君) 昨年5月御同意をいただき、監査委員に選任されましたとき、職責を全うできるよう懸命の努力をするという誓いをこの席からいたしました。  事来11か月間、監査業務に携わってまいりました。この間、他のお二人の監査委員とも協力、協調しながら厳正な監査業務を執行できたと、今は確信をいたしております。  これもひとえに、関係各位の御理解と御協力があったからこそだといういうふうに考えています。  終わりになりましたが、甲府市政のますますの発展と、甲府市議会の御隆盛を心から祈念をいたしまして、御礼の言葉にかえる次第であります。どうもありがとうございました。(拍手) 47: ◯議長飯沼 忠君) 次に、総務、民生文教、経済都市開発、建設水道の各常任委員長から、目下委員会において審査及び調査について会議規則第87条の規定により、別紙申出書のとおり閉会中の継続審査及び調査の申し出があります。  お諮りいたします。  各常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) 48: ◯議長飯沼 忠君) 御異議なしと認めます。  よって、各常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに決しました。  以上をもって、本定例会に提案されました議案及び請願等の審査を全部終了いたしましたので、会議を閉じ、3月定例会を閉会いたします。            午後3時01分 閉 会      甲府市議会議長     飯 沼   忠      甲府市議会副議長    清 水 節 子      会議録署名議員     内 藤 幸 男        〃  〃      原 田 英 行        〃  〃      石 原   剛 発言が指定されていません。 Copyright © Kofu City, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...