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  1. 鳥取市議会 2003-06-01
    平成15年 6月定例会(第6号) 本文


    取得元: 鳥取市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-06
    2003年06月13日:平成15年 6月定例会(第6号) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 箇所)                    午前10時1分 開議 ◯三谷 伝議長 ただいまから、本日の会議を開きます。 日程第1 議案第86号鳥取市固定資産評価員の選任について及び議案第87号人権擁護委員候補者の推薦につ      いて(提案説明) ◯三谷 伝議長 日程第1、議案第86号鳥取市固定資産評価員の選任について及び議案第87号人権擁護委員候補者の推薦について、以上2件を一括して議題とします。  提出者の説明を求めます。  竹内市長。                   〔竹内 功市長 登壇〕 ◯竹内 功市長 ただいま追加提案いたしました議案につきまして御説明いたします。  本案は、いずれも人事に関する案件です。  議案第86号は、職員の人事異動に伴う固定資産評価員の選任について、その職務の重要性にかんがみ、慎重に検討いたしました結果、鳥取市横枕352番地、近藤一郎氏を選任しようとするものです。  議案第87号は、人権擁護委員候補者の推薦について、その職務の重要性にかんがみ、慎重に検討いたしました結果、鳥取市二階町一丁目222番地の2、山家哲彦氏、鳥取市卯垣四丁目229番地、田村康明氏、鳥取市湖山町南一丁目506番地、村上昌代氏、鳥取市宮長101番地、下田隆資氏、鳥取市足山199番地、村田和子氏、鳥取市面影一丁目22番13号、三田三香子氏、鳥取市富安300番地の1、池本道子氏を推薦いたしたいと存じますので、御同意くださいますようお願い申し上げます。  以上、提案いたしました議案の説明といたします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ◯三谷 伝議長 お諮りします。  ただいま追加提案されました2案に対する質疑、委員会付託は省略したいと思います。  御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯三谷 伝議長 御異議なしと認めます。したがって、そのように決定されました。 日程第2 議案第65号平成15年度鳥取市一般会計補正予算から議案第85号専決処分事項の報告及び承認につ      いてまで(質疑・委員会付託
    日程第3 報告第1号繰越明許費繰越計算書についてから報告第5号専決処分事項の報告についてまで(質      疑) ◯三谷 伝議長 日程第2、議案第65号平成15年度鳥取市一般会計補正予算から議案第85号専決処分事項の報告及び承認についてまで、以上21案及び日程第3、報告第1号繰越明許費繰越計算書についてから報告第5号専決処分事項の報告についてまでを一括して議題とします。  これより、21案及び報告に対する質疑に入ります。  通告により、順次、発言を許可します。  武田えみ子議員◯武田えみ子議員 議案第65号の商工費についてお尋ねをいたします。  予算書の25ページに掲示してございます観光費のうちの吉岡温泉活性化事業費200万、予算計上がなされておりますが、この事業の中身を御説明いただきたいと思います。まず初めに、その点をお伺いいたします。 ◯三谷 伝議長 西澤企画推進部長◯西澤能企画推進部長 武田議員の御質問にお答えします。  吉岡温泉活性化事業費200万円の内訳でございますが、大きく分けまして、吉岡温泉街並み整備事業温泉権活用検討事業の2本立てというふうになっております。  まず、吉岡温泉街並み整備事業は、観光客など、吉岡温泉を訪れた方がまちを散策したくなるような小道の整備など、吉岡温泉の温泉地としての魅力向上のために、地元の町内会ですとかが実施するような事業に対しまして、1件当たり50万円を限度として事業費の2分の1を補助しようとするものであります。今回は2件分の補助費ということで100万円を見込んでおります。  もう1つが温泉権活用検討事業でございますけれども、こちらは平成13年度に市が取得いたしました吉岡温泉の温泉権の具体的活用方策、そして、吉岡温泉街並み景観形成について、地元町内会温泉旅館組合等を中心に委員会を組織しまして、街並み景観形成と温泉権の活用の具体的方策について検討しようとするものであります。地元としての提言をまとめ、イメージパースの作成、概算事業費の算出を行った上で市民政策コメントを実施し、街並み景観形成と温泉権の活用についての具体的な方向性を定めることといたしております。こちらも100万円ということで見込んでおるところでございます。  以上でございます。 ◯三谷 伝議長 武田えみ子議員◯武田えみ子議員 部長の御答弁、ありがとうございました。  まず、基本的に、この吉岡温泉を何とか活性化させていこうということは、ここ長年、いろいろな御意見を伺う場もつくられ、何とかしていこうという思いは、市民も、また執行部の方も観光協会の方もみんな一緒だと思うんです。このたび、観光協会が出されておられる冊子の中にも吉岡温泉についてのいろいろなことが挙げられております。  先ほどの部長の御答弁からいきますと、小道の整備ということに50万を限度でということですが、2件当たりですよね。2件当たりでということは、小道をひょっと行ったらもう終わりということの、そういう、私が申し上げたいのは、もう少し何とかならんですかいなという気持ちがあるんですよ。ちょっとしたら、もうそれでおしまいと、こういうのではなしに、1つの小道ができたら、あっちの小道はどうなんだと、こういうことになるわけでしょう。散策していただこうと思ったときに、こっちの小道はマル、こっちの小道はいかまいかなと、こういう雰囲気の吉岡温泉の小道の整備では何のための整備になるんだということなんです。100万で本当に、部長、いいですかいなという気持ちがあるんですよ。  それともう1つは、温泉権の、本議場でも議論がありました。取得をする目的も全くなしに何で取得するんだというので、やっとこさ、ここで、さあ、その活用策を考えましょうかなということですから、それはいいといたしまして、今、御存じのとおり、周辺に大変たくさん温泉を活用したことでいろいろと皆さんの足が向いているところがございます。  そういうことをずっと考えていったときに、今、国民の健康への思いというのは大変強いものがありますので、吉岡のこの温泉を活用して、あんまり大きなどんという施設でなしに、汗も流した後、例えば体育館とかテニス場だとか、いろんなところがあって、特に吉岡の周辺はありますよね。そういうところを活用して、時間も湖山池湖畔のところは4時ごろになったら、次は宿泊客優先だから使わせていただけないというような現状もあって、いろいろ市民からも苦情があるんですが、あともう少し時間的にもゆったりと温泉につかって健康、リフレッシュできるような、そういうようなことも考えていってはどうかなと。そういうことをもっともっと根本的に吉岡の本当に活性化を考えていったときにしなきゃいけないのに、ここで200万ちょっとつけていただいてお茶を濁されたらちょっと困るなというような思いがあるんです。  これから先の吉岡温泉活性化に向けての計画、この温泉権のも、これはいつまでに結論を出してやっていこうとなさるのか、小道は、今回は1つだけれども、あとこっちの小道のもすぐいい案が出てきて予算がつけられますよというような、そういう見通しがあるのかどうか、そのあたりももう少し聞かせていただけますか。  よろしくお願いいたします。 ◯三谷 伝議長 西澤企画推進部長◯西澤能企画推進部長 武田議員の御質問にお答えします。  今、大きく2つ御質問をいただきました。  まず、街並み整備事業の方ですけれども、50万を限度とした助成を2件ということで、非常に少ないのではないかということですけれども、今考えておりますのは、例えば町内会とか旅館業組合とか、ある程度の固まりで事業を考えていただいて、それを申請していただく。それで、例えば町内会の合意で、まずここをやりましょうと。ここは補助を受けてやりましょうと。その他の部分については、例えばそれぞれで取り組みましょうというような形で、すべてに市の補助を入れるというのではなく、まず、地元の発意のもと、核となる部分といいますか、中心となる部分は補助を入れていただいて大きな整備をしていただく、その周辺はそれに合うような形で小規模な整備をしていただく、そういう連鎖的といいますか、そういう形で街並みを整備していただく、その呼び水といいますか、そういうような形で御活用いただければというふうに考えております。  また、この先の補助、助成の方策等につきましてはまた鋭意検討していきたいというふうに思っております。  それから、温泉権の活用でございますけれども、先ほど御説明いたしましたように、まず、地元であるとか、あるいは有識者に入っていただいて委員会を立ち上げ、検討していただくというようなスキームになっておるんですけれども、その際には、まず、議員も御指摘のあったような周辺の施設との連携というのは当然視野に入れていかなければならないというふうに考えております。  なお、今後のスケジュールですけれども、この補正予算をお認めいただければ、この6月の下旬には委員会を立ち上げまして、大体8月ぐらいまで3回ぐらい委員会を開催いたしまして一定の方向性を出しまして、9月に市民政策コメントをかけまして、その意見も踏まえて10月、11月ぐらいでその結果を取りまとめたいというふうに考えております。その過程でまたいろいろな御意見等を賜ればと思っております。11月に結果を出しまして、16年度以降、可能なものから事業に着手していくというようなことで考えております。  以上でございます。 ◯三谷 伝議長 高見則夫議員◯高見則夫議員 それでは、今回提案されております23ページ、議案第65号、農林水産業費の中山間地域総合整備事業費について、その事業の場所、内容、効果、これについてまずお尋ねをいたします。  次に、付議案の25ページ、議案第78号の辺地に係る公共的施設総合整備計画の変更についてお尋ねをいたしますが、まず、その変更の中の事業の法的根拠と、それから、計画の立案の経過、それから、契約変更をされるその理由、まずその点をお尋ねいたします。 ◯三谷 伝議長 谷口商工農林水産部長◯谷口博司商工農林水産部長 高見議員さんからの中山間地域総合整備事業の内容についてのお尋ねでございました。  中山間地域総合整備事業は、場所は明治地区におきまして、平成11年度から本年度まで5カ年で継続してやっているものでございます。本件で提案させていただいております1億898万円の追加の補正予算によりまして本年度での完成を行おうというものでございます。  その事業内容でございます。圃場整備、それから、簡易水道施設の整備、防火水槽の設置というものでございます。  その効果でございます。総合整備事業ということでございまして、この地区の生産基盤の整備並びに生活環境の整備を図るというものでございます。  以上でございます。 ◯三谷 伝議長 西澤企画推進部長◯西澤能企画推進部長 高見議員の辺地に係る公共的施設総合整備計画についての御質問にお答えします。  この辺地に係る公共的施設総合整備計画は、昭和37年法律第88号辺地に係る公共的施設総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律に基づきまして、辺地に該当する地域を定め、他の地域との格差是正を図ることを目的として総合的に公共的施設を整備するため策定する計画であります。  同法に基づき整備を進めますと、辺地対策事業債という起債充当率100%、元利償還に要する経費の80%が地方交付税の額の算定に用いる基準財政需用額に算定されるという極めて有利な起債が受けられ、本市も積極的に活用しているところであります。鳥取市では現在、高路、岩坪、河内、細見の4地区が辺地地域としてなっております。  今回は、平成13年度に策定しました計画の変更をお諮りしておりまして、当初計画では4地域5事業の施設整備を盛り込んでおったんですけれども、今回は新規に整備が必要となった高路地区移動通信用鉄塔施設整備、河内及び岩坪地区農業集落排水処理施設整備、これを追加するものでございます。  以上です。 ◯三谷 伝議長 高見則夫議員◯高見則夫議員 わかりました。補正予算の関係については、農林水産業費の中山間地の関係についてはよくわかりました。  それでは、辺地の関係について二、三お尋ねをいたします。  まず、部長さんの方に、辺地とはどういうところを指しておられるのか、辺地の定義、これをまずお伺いをしたいと思いますし、その中に公共施設というものはどういう施設を持ち込むのか、そういうことが決められておるのかどうか、それをお尋ねいたします。  なお、平成8年から総合計画が出ていたということでありますけれども、前がわかるかどうかはわかりませんけれども、その進捗状況といいましょうか、取り上げ状況といいましょうか、そういうものの経過がわかれば、お尋ねをいたしたいと思います。  このように、特別措置を受けることは非常にいいことであるわけでありますから、遅きに失したぐらいでありますから、どんどんこういうことはやらなきゃいけない、生活環境条件整備、住民の皆さんの生活や福祉の向上を図るためには大変重要な事業であろうというふうに私は思っておるわけであります。  ただ、この78号の中を今見ると、総合整備計画が3つ出ております。高路と、それから河内と岩坪が出ておるわけであります。その3つのそれぞれの共通事項が、市街地より遠隔である、それから、交通機関はバスのみである、それから、主要産業は農林業であると。もう1つ大事なことがあるわけです。他の地域と比較して住民の生活・文化の水準は著しく低い地域であると、こういう表現がされておるわけであります。まず、これは行政文書ですから、一般の人が見ることはないわけです。しかし、我々議会の中にこれは出ておるわけです、3つの条件が。そのようなことを行政の方が地域間の区別をすることがどうなのかということを私は聞きたいわけなんです、この表現を。ですから、そういう表現を変更されるお考えはないのか、お尋ねをいたします。 ◯三谷 伝議長 西澤企画推進部長◯西澤能企画推進部長 高見議員の御質問にお答えいたします。  まず、辺地の定義でございますけれども、法第2条に「交通条件及び自然的・文化的諸条件に恵まれず、他の地域に比較して住民の生活・文化水準が著しく低い山間地、離島、その他へんぴな地域で、住民の数その他について政令で定める要件に該当しているものをいう」というふうに定義されております。その政令において定められる要件とは、1、当該地域の中心を含む5平方キロ以内の中に50人以上の人口を有すること、2、辺地度点数、これは役所、医療機関、郵便局、小・中学校、駅または停留所までの距離が遠いなど、いわゆるへんぴな程度を示す点数、この辺地度点数が100点以上であることなどが規定されております。  次に、整備を進める公共的施設でございますけれども、こちらも法律におきまして、電灯用電気供給施設、道路、診療施設飲用水供給施設、その他政令で定める施設として、政令の方で電気通信に関する施設であるとか、公民館、保育所、下水処理施設消防施設レクリエーション施設などが定められております。  なお、直近の平成8年度から12年度までの5カ年分の計画の進捗状況でございますけれども、この計画では15の事業計画が策定され、このうち市道細見線安蔵森林公園など、12事業が終了しております。また、ほかの3事業は、今期の計画へ継続されたもの、または廃止されたものがございます。  最後に、今回の議案に書いております表現について御質問がございました。  まず、これらの地域でございますけれども、共通して、市街地から10数キロ離れており、学校、市役所、医療機関などの公共施設公共交通機関の利用に不便があるというのは事実であろうかと思います。  計画書の文言でございますが、今回の計画書は、国に提出するため、今御説明いたしました条文の定義をそのまま引く形で、他の地域に比較して住民の生活・文化水準が著しく低いというような表現を用いております。ただし、当然これらの地域固有に文化が存在し、立派に受け継がれているというようなことは十分認識しておるところであります。しかしながら、法律の表現をそのまま用いた、法律の定義をそのまま用いたということでありますけれども、ただいま高見議員の御指摘がありましたように、誤解を非常に招く表現であるというふうに考えておりますので、18年度以降の次の5カ年計画の策定時にはこの表現を見直すよう検討したいというふうに考えております。  以上です。 ◯三谷 伝議長 高見則夫議員◯高見則夫議員 わかりました。一応説明はわかったわけですけれども、この法律、いわゆる辺地に係る特別措置の法律が昭和37年、非常に古いわけなんです。今、第2条を引用されて説明されたわけですから、第2条の関係もわかりました。わかりましたけれども、しかし、こういう文言、表現が適当であるかどうか、これは考えなきゃいけない。今回、これを見ますと、全部、条例の2条が引用されておるわけです。こうしなければ通さない国や県の体質があるのかどうか、これが問題であろうと思っているんです。だから、これを通さなければ起債の充当率やそういうものに差し支えがある、交付税の関係等に差し支えがあるからこれを書けというふうな行政指導をされておるということになると、私は問題があろうと思っております。  今おっしゃったように、各地域にはそれぞれの固有の文化があるんです。生活もあり、文化があるわけです。それは大切にして、それぞれの地域の方が守っておられるわけですよ。より低位な地域ということをここで定義づけられるということについては、言い過ぎかもしらんですけれども、ちょっと偏見ではないでしょうか。私はそういうふうに考えておるわけでして、だとするならば、本地域内の生活・文化の高い地域がどこなのか、どこを基準にして、ここは格差が低いというふうにされておるのか、もしよかったらそのことを、どこが基準だということをお聞きしたいと思っています。  それから、起債充当率が100%、さらには交付税措置が80%でございますから、これは非常にいい事業であろうと。補助をもらうためにはいい事業であるということは考えられますけれども、これから国や県に申請される段階ではやっぱり十分こういうことについては注意してもらいたい。できれば、37年のこの法律の内容について一部改正を求められるような内容であればいいと思って、そういうアクションを起こしてもらえたらというように思っております。  それから、そういうふうなことでありますが、ただ、辺地の基準の点数があるわけです。これは、今さっきおっしゃったように、いろんなことがあるわけです。だったら、その項目をこの部分に引用されりゃいいじゃないですか。無理に、より低い地域だ、低位の状態にある地域だというようなことを言われんでも、こういうことがあるから基準に合った地域だというふうな表現をされたらいいと思います。もし、そのことについて回答がありましたら、お願いします。 ◯三谷 伝議長 西澤企画推進部長◯西澤能企画推進部長 まず、どこが基準として生活・文化水準の高い、低いかというようなお話でございますが、この法律上の定義の問題として見ますれば、市街地というのは、先ほど申し上げたような、公共施設であるとか、駅であるとか、そういったものがある、いわゆる利便性が高いと。それに対して、市街地から遠く離れたところというのは、公共施設もなく、アクセスも遠い、あるいは駅等の利便性という意味ではちょっと不便があるというようなところで、そのあたりにいわゆる格差というか、あるものだというふうに考えております。  それから、このような表現を使わなければ県や国が受理しないのかどうか、これはまだ確認しておりませんが、恐らくそのようなことはないのではないかと思っております。そのようなことから、先ほども表現は検討したいというふうに申し上げたところでありますけれども、確かに法律自体古いというようなこともあって、その文言が適当かというところについて十分な検討をせずに法律の定義をそのまま用いたというのが現状でございますので、そのあたりについて誤解を招く表現であったというところは反省しております。次回に向けて、そこは国や県とも話をし、表現の訂正に向けて検討したいというふうに思っております。  以上です。 ◯三谷 伝議長 村口英子議員。 ◯村口英子議員 議案第69号鳥取市簡易水道事業給水条例の一部改正について質問をいたします。  簡易水道の別表1の73円を431円と、平成8年から据え置いているということがありましても、大変大きな引き上げ幅だなと思っています。それから、さらに別表2の従量料金もそれぞれ30円が41円になり、15円が26円になるということで、みんなそれぞれ上がっています。それから、別表3野坂の従量料金が、これがまとめて50円が61円になるというようなことでして、引き上げになっているということですね。それから、尾崎を、今まで別表2にあったものなんですが、別表3の方へ移行された、変更された。これらの引き上げの問題、それから、変更された理由、それを伺いたいと思います。  それから、2点目は、今回、料金引き上げというのが審議会ではなくて簡易水道事業運営協議会、ここで決められて、そして8月から実施するということのようなんですけれども、審議会を開催せずにこの協議会にゆだねられた、その理由、そしてまた、その後、どういう形で合意形成がされていったのか、その辺を教えていただきたいと思います。 ◯三谷 伝議長 谷口商工農林水産部長◯谷口博司商工農林水産部長 村口議員さんからの簡易水道の給水料金の関係で御質問をいただいております。順次お答えを申し上げます。  まず、今回の料金の改定の理由からお答えを申し上げたいと思います。  先ほど御質問でも触れられましたが、現行の料金は平成8年6月に定めたものでございまして、市の方針といたしまして、おおむね5年ごとの見直しということで来ておりまして、そういった時期に参りましたので、このたび改定をさせていただきたいというものでございます。  簡易水道の管理運営につきましては、市の鳥取市環境事業公社に管理の委託をいたしておりまして、効率的な管理運営ということで行っておりますが、毎年多額の赤字が生じておるということで、今回の水道料金によります健全な管理運営を図るということで改定を行いたいというもので御提案をさせていただいたものでございます。  それから次の、通常、審議会で料金は検討されるのだが、今回の簡水の料金は簡易水道の運営協議会で検討したが、その理由はということでございます。  本市の簡易水道は、まず1点目に、運営管理を地元独自で行っておられる地区が多いということがございます。全体20地区ございます。そのうち12地区が地元独自の管理ということでございます。それと、2点目に、受益者が限られておるということで、給水人口、受益人口ということになりますが、約3,300人ということで、本市人口の比率は2.2%といった、そういった限定された受益者であるといった、こういった2点のことから、現在、明治、神戸等、新たに簡易水道の事業を実施しております地区も含めまして、地元の実際に利用されておられる地域の代表者23人で構成いたします鳥取市簡易水道事業運営協議会ということで、料金の改定について御検討いただいたというものでございます。  地元に対します周知ということでございます。  これは、6回にわたりまして審議をしておりますが、折々に市の方で御提案しました案につきまして、地元に持ち帰っていただいて、地元の方で説明会を開いていただいて、この料金について御協議いただいたと。当然、希望がある地区には市の職員が出向きまして、直接説明をさせていただいたという経緯もございます。ですから、このたびの料金改定、こういった受益者の方だけのいわば合意といいますか、御理解をいただきたいという思いで、地元利用者の代表ということで、こういった審議会ということではなくて事業運営協議会という形で審議をしていただいたというものでございます。 ◯三谷 伝議長 村口英子議員。 ◯村口英子議員 なかなか説明いただいても、私も理解がしにくかった部分があるんですが、例えば、ここは大体A・B・Cのブロックに分けられているようなんですけれども、Aブロックが5地区あって、それが73円が431円になると。こんな大幅な値上げをどうして住民の皆さんが納得されたんだろうと思ったわけなんですが、実はこの73円というのは塩素分だけで、実際にはそれぞれの地区が自分たちで管理をするということから、別に余計にお金を取っていったり、修繕のために積み立てるお金も取っているというようなことを聞かせてもらったんですが、そうしますと、今、A・B・Cのブロックになっていって、順次、改修が必要な場合にはすべて改修して、AブロックもBブロックもCブロックの方へ変えていくと。料金も統一料金にしていくんだということを伺ったんですけれども、そうしますと、現在の料金表というのは、先ほども申しましたように、大変まちまち、なかなか1回聞いてもちょっとすぐには理解がしにくいような複雑な料金体系になっているわけですね。これは今後どういうふうに見直しをされようとしているのか、5年後先なのか、それとも、もっと早くに見直しされようとしているのか。  それからもう1点は、5年後ということになると、合併後になっていくわけなんですけれども、なるべく早くに見直すということになりますと、合併したほかの町村は鳥取市よりさらに複雑怪奇な料金体系になっていると思うんです。一体それとはどういう形で整合性をとっていかれるのか、そのあたりを質問したいと思います。 ◯三谷 伝議長 谷口商工農林水産部長◯谷口博司商工農林水産部長 村口議員さんの重ねての御質問にお答えを申し上げます。  今、御質問で御指摘がありましたように、大変、3方法といいますか、3ブロックごとに料金が違っておりまして、なかなか複雑でございます。ただ、一部地元管理でやっておられる部分が結構、いわば金額で計算を仮にしてみますと、標準的な、例えば1カ月25立米使った場合の料金を実質的な負担の額として計算いたしますと、そう今回の引き上げ額はここにあらわれておりますような大変な率ほどにはなりません。実質的には3地区とも同じような値上げの幅ということになろうと思います。  今御質問がございました料金体系の統一化に向けてのお話でございます。  今お話がございましたように、20地区で3つのブロックでございますが、内訳を申し上げますと、いわゆる統一料金、鳥取市が管理いたしております地区、これが8地区でございます。それから、地元管理でいわゆる従量料金、使った量に合わせまして料金をいただいている地区が7地区、同じく地元管理で定額、同じ定額料金で徴収している地区は5地区ということでございます。さらに、この地元管理、今7地区と5地区の合わせて12地区すべての料金は、これは異なっております。大変複雑になっております。こういった料金体系になっておりますのは、過去、長い経緯がございます。こういったことがございますので、従来から、新たに改修等で整備しました地区につきましては順次、本市管理の統一料金地区に編入をいたしまして統一化を図ってきております。  まだ残っております12地区、今後の統一化に向けての見通しということでございますが、なかなか地区によりまして、一気に統一料金に編入ということを仮にした場合、急激な負担増につながるといった地区も出てまいることも想定されますので、これから、先ほど申し上げました鳥取市の簡易水道事業運営協議会の中で根気よく検討を重ねてまいりたいというふうに考えております。  ただ、このたびの協議会で一応報告をいただいておりますが、その中で附帯意見ということで、多かった意見といたしましては、上水道区域への編入について検討されたいという強い希望も出ておりました。  それから次に、合併ということが来年10月に迫っておりまして、その合併に伴いまして料金体系をどのように整合を図っていくかということでございます。  まだ今検討中、調整中ということでございますが、簡易水道料金体系、ほかの8町村におきましても本市と同様の状況には変わりございませんで、料金体系も地区によりまして異なることが十分考えられます。現在、料金の調整案を9月に開催予定の合併協議会に提案するということで、各町村の、鳥取市も当然含めまして、実態把握を行っているという段階でございます。最終的にはこの簡易水道料金の調整というものは合併協議会で議論されるということになりますが、現段階で感じますことは、現行料金は長年にわたりまして各地区それぞれの事情によりまして設定されてきたものでございまして、なかなか短期間での一元化は難しいのではないかなと、そういった印象を持っています。時間をかけまして段階的に統一を図っていくという必要があるものと考えております。  以上でございます。 ◯三谷 伝議長 藤原繁義議員。 ◯藤原繁義議員 私は、議案第67号の水道事業会計の補正予算についてお尋ねをしたいと思います。  特にこの水道問題は、本議会でも10名に上るそれぞれの議員さんが水道事業管理者、市長の基本的な態度というものについてかなりの議論を重ねられたと思います。  ところで、今回の補正予算はどうかといえば、工事中止をして、それに伴う補償を含めた補正予算約4億979万ですか、ということですから、市民は極めて関心を持っておるだろうと思います。したがって、それぞれ各項目にわたっての予算の積算根拠を丁寧に御説明いただきたいと思います。
    ◯三谷 伝議長 近藤水道事業管理者。 ◯近藤 光水道事業管理者 藤原議員さんの御質問にお答えします。  ただいま丁寧にということもございましたが、順次丁寧に入っていきたいと思いますが、初め、まず大まかにから入っていきたいと思いますが、今おっしゃいましたように、総額補正予算は4億979万円余の金額でございます。  その内訳は、主に5つに分けて御説明をまずしますと、最初、1番目には、ずっと議論しています浄水方法の決定に係る経費、この中には今後の実験費用等も含まれております。それが1,716万円をお願いしております。  それから、2つ目は千代川流域の水道水源の保全に係る経費、いわゆる上流対策。1番と2番を合わせますと、1番は対症療法といいますか、対症治療、それから、2番は予防といいますか、この2つ、よく車の両輪に例えるといろんな施策で言われます対症療法と予防療法というふうな感じで考えておりますが、そういったことで、2つ目の上流の保全に係る経費、いわゆる条例を策定しようという作業の準備に入っていますが、それらに係る経費が300万円をお願いしております。  それから、3番目、冒頭言われましたこの急速ろ過でスタートしていました工事の一時中止、これに伴います精算金といいますか、既に各会社が実際にいろんな経費を支払われた額につきまして、まだ精査中のものも一部ございますが、含めました金額、これが5,630万円余。それから、大半は、残りの2億5,610万余は国庫補助金返還金でございまして、実は、さきの3月議会で議決いただきましたが、国の受け入れ体制がまだ整っていないということで、残念ながら、前年度中にお返しできなかったということで、新年度に入ってから受け入れ体制を整えるということでございまして、このたび、再度御提案申し上げたものが2億5,610万円余の国庫補助金返還金でございます。契約解除の方の実損は5,630万余、合わせて3億1,240万余を3番目に計上しております。国庫返還といいますのは、昨年度、予算をもらったけれども、中止に伴って仕事ができなかったという、その分の国庫でございます。  4番目、これは江山浄水場で土木造成工事を中途で中断しておりますが、それの保全対策ということで7,200万円。中身は、まだ切り取ったのり面、あるいは盛り土したのり面等が完成しておりませんので、大雨が降りますと、雨がたたきつけて土砂が流れて下流に迷惑をかけるというおそれがありますものですが、暫定的なのり面保護、こういったもの、あるいは、泥水が下流の田んぼに出ないようにする、沈砂池とか、現場の仮水路とか、いろんなものを含めまして7,200万円を4番目にお願いしております。  最後の5番目は、水道事業の長期見通しの調査・研究に係る経費ということで、この議会でも答弁申しましたが、水道事業経営の長期見通し、このたびの浄水方法が変更になったり、あるいは、今後の水需要がどうなるか、人口がどうなるか、経済活動がどうなるか、そういったことを総合的に含めまして長期的な見通しを立てるための調査費、これを522万円余、お願いしています。  大まかに言いますと、この5つの項目で総額4億9,079万円余を補正予算としてお願いしております。  以上でございます。 ◯三谷 伝議長 藤原繁義議員。 ◯藤原繁義議員 今、説明を聞いたわけですけれども、いずれになりましても、この工事中止に伴って4億900万という大変な損失補償をこれから市民が負担をしていかなければならなということでございます。今、1カ月の市の水道料金というのは、はっきり記録はしておりませんが、大体3億未満ぐらい前後だろうと思うんですけれども、これははっきりした数字、きょうは記録しておりませんが、大変な額なんですね。  そこで、この一時中止の精算に伴う経費3億1,240万ですか、書いてあるんですけれども、これはこれでもうおしまいなのかどうか、まだあるのかどうか、現在、合意に達したものがこれなのか、この点をお聞きしておきたいと思いますし、それから、特に私は、きのうからもいろいろ御議論がございましたが、この浄水方法の決定に係る実験・調査に今この段階で1,700万余というものを使うというのは、どう考えても私は理解できません。  さかのぼって議論をしてみなければなりませんけれども、この水道問題は、御承知のように、平成8年、厚生省がクリプト暫定指針というものを出して、そこで、鳥取市の水道局は、現状、クリプト汚染のふん便性大腸菌というものがあることを承知の上で、一刻も早く市民の危機管理体制、守らなきゃならんというところから出発しておるんです。その結果、誤解がいろいろ市民の中でもあるようですけれども、当時、急速に賛成した議会というのは、別に緩速浄化装置がいけんといった者はだれもおりません。膜ろがいけんといった者はだれもおらんのです。ただ、クリプト除去率が一番高い急速が99.幾らだと。緩速は当時、45%の除去率の場合もあり得ると。これは、学者や水道局や全国の通用する数字だとおっしゃるから、当然クリプト対策で200億近い金を出すとするならば急速だというふうに決定をしておるわけであります。  しかも、鳥取市議会は、せめてこれだけの事業であるとするならば、3月議会で議決をせずに、多くの市民に水道局、鳥取市が説明を十分果たして、それがある程度徹底してから議会議決したらどうかというのが大方の議員の心の中にあったと思うんです。ところが、水道局はそんな悠長なものでないということです。そこで、議会は議決をして、直ちに市民に説明責任を果たしなさいという異例の附帯意見をつけたことは御承知のとおりだと思います。  ところが、それから今日まで、長い月日がたちましたね。しかも、水道局の今のお考えでは、供用開始は平成22年、10年後でしょう。十年一昔と言いますよね。15万鳥取市民の皆さんはどう思うんですか。あれほど危機管理で一日でも早く早くと言っておきながら、今になってみれば、これから10年先だそうだと。一体、水道局や市議会は何を考えておったんかという、政治に対する信頼を現在失っておると言っても私は過言ではないんです。だから、市長が絶えず市民の主役の市政とおっしゃるけれども、何ぼ言ったって市民はついてきませんよ、こんな状況では。そうでしょう。  そうして、その上で4億数千万の中断費用を持って、さらにこれから検討すると。あんたね、膜ろだろうと急速だろうと、もう既にできておるでしょう。全国の各水道局には、みずからが検査室を持っておりますよ。何をどこに調査されるんですか。しかも、これは市長に対しては失礼になるかもしれませんが、見直しの検討委員会を持たれて、そして膜ろという方針が出て、市長ははっきりと、少なくとも鳥取市議会が、最高議決機関が決定した急速を除外にして、膜ろ1本で水道審議会にかけたでしょう。そして、その水道審議会は膜ろが最善の方法と結論を出したでしょう。何でここでまたぞろ緩速を含めて検討するというようなことがどこにあるんですか。こんなあほげなことをすると、さらにさらに市民の市に対する信頼は失われます。せっかく市長が新しく登場されて、市民の声を聞く、市民の主役の市政、いい言葉ですね。しかし、一方、水道局のこの対応を見たら、市民が、どこが竹内さんが市民の主役の市政かと、こうなるのは当たり前でしょう。  今、ろ過方法をどう決定するかということで、管理者なんかはできるだけ市民に説明責任を果たしたいと、あちこち出られる。しかし、そんな中でアンケートをとられる。一生懸命やられた結果ですから、それが400人だろうと300人だろうと、その市民の気持ちは大切にしたいと思うんです。しかし、これは長期にわたって鳥取市の将来を考えた場合には、かなりの批判があったとしても、これが一番市民のために将来なるんだというんだったら、決断するのが、これが政治なんです。その決断こそ信頼につながってくるわけです。それを、あちらを立てればこちらが立たずというような印象でぐらぐらぐらぐらしておったら、市政に対する信頼はなくなります。  だから、今私が指摘したような議論の中からどういう割り出した答えを出されるのか、もう1遍お聞きしたいと思います。  それから、水道の企業の長期計画展望というお話でございます。  企業の経営を検討することに対して否定も批判もできないと思うんですが、しかしね、管理者、現在、水道局内部で本当にこの長期計画、あるいは現在の水道企業の問題点、そんな研究会を持たれたんですか。あなたがひょいと来られて、ひょいと思いつきでこれに500万使う、そうでないとは思うんですよ、本当は。ところが、そう言わざるを得んのです。  なぜかといいますと、おいでになって間もない誠実な管理者に対して私もちょっとつらいんですけれども、鳥取市の第8回拡張計画、これは、御承知のように、給水人口はちょっとはっきり覚えておりませんが、18万人、当時、これは平成4年から10年の計画ですが、そして、1日最大配水量14万4,000トンですね。そして、1人1日最大配水量を800リッターというふうなことで、そして、そのことによって水道料金を値上げしてきておるわけです。絶えずずっと積み上げてきております。ところが、今の水道局は、あれは、大変申しわけないがとは言いませんけれども、水道局の誤りでございましたと。過剰先行投資したんですと。言葉に言われんけれども、結果では今回、1日最大配水量を8万トン。どこから出た数字ですか。考えてみてごらんなさい。平成11年の急速ろ過決定のときに、私は水道局に言いました。なぜ今までの計画を、あのときは10万4,000トンでしたかな、に減らしたわけですね。なぜかと聞いたんです。しかも、第8回の水道拡張計画のときには、鳥取市は今の千代川水系では水が足らないというので、殿ダムで当時18億というお金を出して、2万トン日量もらおうではないかということがあったんです。いろんな努力をして約10億になったんですけどね。ところがあなた方みずからで2万トン要ると言って殿ダムに参加して、8拡計画から今日6万トン減らしたでしょう、6万トン。こんなことは市民が見ては一体これは何かと言うんです、この点でも。  しかも、8万トンにされたとするならば、恐らく長期計画があるでしょう。企業経営ができておるでしょう。それを今さら、これはちょっと言い過ぎかもしれませんけれども、水道料金をただにしなきゃならんからというような格好で検討するとは思いませんけれども、多くの市民がそう見られても仕方がないんじゃないですか。  余談になってきまして恐縮ですけど、私はこの水道料金を値上げしないという議論は、去年、市長が登場されて、6月議会で非常に厳しい議論をいたしました。水道企業会計の独立採算で、水道料金を値上げしないということは、市民に対する水の供給を将来しないということです、これは。当然、独立採算だったら、水道料金を値上げしなきゃならんのです。そうでないとするならば、一般会計から持ってくるとするならば、地方公営企業法第17条に関係してきて、これはなかなか入れることはできんでしょう。だから、ここ、仮に10年間でもええ、8年間でもええ、値上げしないとしますか。そうすると、水道局の財政の弾力性を失っちゃうんですよ、これ。だから、それではいけんということで、その時点で適正料金をはじき出すでしょう。それは、平成15年にさかのぼって出てこなきゃいけんことになっちゃうんです。だから、料金値上げはしないというようなことは、これは企業会計独採性からしたら通らんのです。余分な議論をしましたけれども、そういうことです。  ですから、今おっしゃる、なぜここに来て水道の審議会、検討委員会を設けなきゃならんのか、それが1つと、それから、この経営調査、なぜ今ということを、今私が幾つか問題を指摘したものに答えながらお答えいただきたいと思います。 ◯三谷 伝議長 近藤水道事業管理者。 ◯近藤 光水道事業管理者 ありがとうございます。たくさんお聞きしましたが、2つに絞っていただきまして、お答えしやすくなりました。  まず、なぜ今実験かということについて、最初に水道局の考え方を述べさせていただきます。  これは、本会議でも市長も私も申してきましたけれども、過去の平成8年からの流れ、これはよく承知しております。議会の対応、これも今おっしゃったとおりで再確認、今もいたしました。急ぐという話も一番大きな判断理由であったと。糞便性大腸菌群が出るということで急ぐということも大きな理由だったということもよくわかりました。  しかし、その後、昨年、いろんな市民の声によりまして新しい市長さんが8月から一時中断して見直そうということで浄水施設見直し検討委員会が設けられて、11月にその方向が出たという1つの議論の結果が出たわけでございます。それを受けて水道事業審議会、また別の面から検討していただいたということで、その間には、市長が再三申していますように、情報を公開して、説明会もして、いろんな意見を聞きつつ審議会を重ね、2月に答申が出て、その結果は、今時点といいますか、2月のその時点において最善の方法が膜ろ過という1つの結果が出ました。  確かに平成8年・10年当時も膜ろ過の機能的な優位性は皆さん御承知だったと。しかし、残念ながら、非常に高かったということ、それから、当時としてはクリプトの除去率も急速ろ過の方がすぐれておって、経済性もすぐれておったというような流れで来たんですが、今改めて最善のものは何かと見直してみれば、膜ろ過が機能的・経済的にも優位であるという結果が出ました。  しかし、それは昨年の浄水施設見直し検討委員会の中でもいろんな条件、懸念事項、附帯条件というはっきりしたものはありませんが、報告の中に懸念事項がありました。その中で一番大きなのは、さらに経済的な比較検討をしなさいと。これは昨年の浄水施設見直し検討委員会の報告書の中でございますが、もう1つは、緩速ろ過の機能について、千代川という、集水管を通ってきます伏流水は非常にきれいであるということで、そのきれいな水を緩速ろ過でさらにクリプト対策に対して浄化・除去する場合に、バクテリアがつくる生物膜、これは生きたバクテリアが、他都市のいろんな実験によれば、いわゆる栄養分が少ないがために、強固な膜がつくれるかどうかが懸念されるというこの点、これが非常に判断の影響力があったというふうに私たちも判断しておりまして、この際、膜ろ過の中をきわめるのは当然でございますけれども、やはり緩速ろ過のそういった重要な懸念もあわせて確かめてみたいという、いわゆる純粋な技術的な判断でございます。いろんな政治的な流れがあろうと思いますけれども、今、最善の策をとろうとしている段階で、やはりあわせて、市民の皆様も疑問に思われている点、緩速ろ過の強固な膜以外のいろんな点もあわせて、できれば疑問にお答えしたいという意味で、今さら緩速もという思いもあろうと思いますが、やはりきちんと技術的にチェックしたいという思いでございます。  今時点で最善の方法を市民の皆様に御説明して、できれば早く事業再開に持っていきたいというのが私どもの考えでございまして、確かに当時非常に急いだのに、まだ7年ですね、平成15年ですから。平成22年というふうにシンポジウムでも申しておりますが、あと7年。そんなに10年近くなぜかかるのかということは私どもも各方面から言われます、説明会でも。補助金を出していただいている厚労省からも、何でそんなに遅いのかということは事務的にも相当私どもはプレッシャーを受けておりますし、クリプトに係る法体制も、聞くところによれば、もう少し強化されると。そんなもたもたしておったらいかんよということは事務的に伺っております。  ともかく、ここに至ったら、早く技術的に解明して、大方の市民の皆様に納得いただけて、本議会でも再度お諮りして、再出発できるものであれば早く再出発したいというのが水道局のここ4年、5年にわたっていろいろ市民の皆様の疑問にこたえながら頑張ってきた思いがございます。  それからもう1つは、長期的な財政、あるいは水需要のことはどうかということでございました。  確かに水需要の見通しが、経済情勢、あるいは人口の伸び等でいろいろ条件が変わりつつあります。まず、8万トンというのは何かということで、これは報告書等にもございますが、最近、人口の伸び悩み、それから、経済情勢の停滞によりまして、予想しておった水需要に比べて非常に停滞しているということがありまして、過去7年間の実績を見ますと、1日最大8万トンで、当面はですよ、当面は大丈夫ではなかろうかということで、このクリプト対策で巨額の投資も必要ですので、当面の投資を極力抑えるという意味で必要最小限の8万トンに抑えたらどうかということと、ただ、将来に備えて配管だけは10万トンで対応できるようにしております。浄水施設本体は、どの3つのろ過方法になろうと、とりあえず8万トンというようなことを考えております。  これは当面の対策でございまして、本来の長期見通しはどうかということになりますと、考えられる点が3点ほどございます。8万トンで済まない要因が3点ほど水道局内では議論しております。  それは、1つは経済の停滞、未来永劫どうだろうかと。鳥取市はこのままもう工業団地に企業が来ないんだろうかということ。それは、未来のことはだれもわからないわけでして、やはりある程度の長期的な夢を持って計画は立てるべきであるということで、まず、企業も長期的には幾らか伸びるだろうと。例えば、津ノ井工業団地が完成しましたが、まだ1社も問い合わせがないようですが、ああいったもののほかにも二つ、三つ計画があります。そういったものを、やはり計画は計画として尊重して将来に生かすべきだという考えが1つ。  それから、先ほども簡易水道の話が出ました。やはり市街地から離れた各地区の苦労されている簡易水道の方から上水道につないでほしいという意見は、私どもが地区説明会をするときにも必ず出てくる問題でございます。経済性、投資効果の面はございますが、長期計画としてはやはりそれも考えておくべきではないかと。それが2つ目。  3つ目は合併問題ですね。この合併問題は、今回はそういう編入の議論はしておりません。しかし、長期的な構想の中ではやはりこれは見きわめておく必要があるということで、水道局独自で合併を想定される町村の担当の方とお話はしております。どういうふうな実態で、どういうふうに困っておられるか、あるいは将来どうだろうかということを、これはまだ正式な話し合いではございません。合併の外の話でございますが、やはり長期の話としてその辺も見きわめておく必要があるということで。  長々申しましたが、このクリプト対策のろ過方法の変更をめぐって厚労省に最終的に変更申請ということになれば、こういった長期水需要、長期経済見通し、これをあわせて説明しないと、なかなかろ過方法だけを変更しましただけでは受け付けていただけません。ということで、水道局内ではこういったものを局内で研究しながら、今、長期的なものも対策を練っていますが、水道局自身がプロであろうとおっしゃいます。ありがとうございます。しかし、やはり技術的にはプロであるかもしれませんが、いろんな経営の中身等はやはり全国的な視野で、よその水道局さんとか企業団体がどういう工夫、知恵を出しておられるかというようなことも情報も欲しいわけです。それが水道局では既にやっているものばかりであれば、それはそれで自信を持つんですが、何か工夫があれば、そういったことも検討をしたいというようなことがあって外部委託というような発想が出てまいりました。まずその辺から、全国がどうかという辺を調べてみたいというような出発点の気持ち、この辺がこのたびの調査費にお願いしておる趣旨でございます。  意思がよく伝わったかどうかわかりませんが、以上で終わります。 ◯三谷 伝議長 藤原繁義議員。 ◯藤原繁義議員 誠実に答弁しよられるのに、これ以上何かと思いますけれども、やむを得ません。  まず、検討委員会で検討するということは、いつ、管理者、緩速ろ過のクリプト除去率が上がったんですか。変わらんでしょう。上がっておるんだったら検討に値するでしょうが、上がっていないでしょう。工事そのものがクリプト対策ですよ。何をおっしゃるんですか。これは何ぼ考えてもわかりません。少なくとも、市民運動や幾つかの市民グループがありますよ。私は結構だと思います。こういう問題に対して積極的に提言していただく、これこそ市民参加の市政ですから、これこそ歓迎すべきです。しかし、幾つかの意見があったとしても、政治家は将来展望でぴしゃっと決断するのが、これが政治ですよ。それをまたぞろ、私は今現在、きょうの11時現在、膜ろを推進の立場にまだ立っておりません。これから勉強しなきゃいけませんが、一体何をお考えになっておるか、わかりません。こんなものに大変な金を使って。すぐわかるでしょう。現在、全国で急速の都市でもいろいろと緩速も持っておりますよ。2つ持っておるところがあるんです。これなんかを考えてみましても、全国で急速400カ所、緩速施設でも約80カ所あるんですよ、現実に。しかも、それぞれが水質検査室を持ってやっていますよ、これ。どこに委託するんですか。みずからが考え、みずからが軽減するという精神がないでしょうがな。こういうことに貴重な水道料金を使うなんていうようなことは、わしは40年間議会におるが、一遍もありません。  これは、せめて膜ろのをいま少しと言われるんだったらわかりますよ。しかも、市長は膜ろを審議会に諮問して、審議会もこれだと言われたでしょう。だから、審議会の答申もおかしいと。私も言ったけどおかしいということで緩速もとおっしゃるんだったら、おかしいと思われる理由を言ってくださいよ。これを聞かなきゃ前に進みませんよ。  それから、この経営分析の問題ですけれども、今一番市民にかかわるのは給水条例でしょう。そういった条例の手直しとかそういうことは、これは内部でできますし、それから、現在、水道局の長期起債、わかっておるでしょう、これ。しかも、あなた方は10万トンから8万トンに減らす。これは、都市の哲学からいったら、鳥取市はもう人口増加も伸び行く鳥取市はできませんということを市民に証明したと一緒です。政治を志すんだったら、そういう観点で物を見ますよ。どこが鳥取市の発展があるんですか。そうでしょうが。  だから、これまで10万の給水人口、市民は鳥取市の伸び行く輝かしい将来を展望したからこそ、少々水道の過剰先行投資があっても、我がふるさと鳥取市のためにというので理解したでしょう。違いますか。この辺になったら市長に聞いてみなきゃなりませんけれども、きょうは付議案ですから、そっちに持っていきませんが、聞いていただいておると思うんです。そうでしょう。さっきも村口さんなんかがおっしゃっておりましたけれども、三山口でもクリプトが発生したですよ。だから、現在の簡易水道でも、あるいは、地球温暖化という時代を迎えて水がなくなったら、上水道になるかもしれません。だけど、鳥取市は8万トン。今までの夢と希望のある展望を幕を引いて一歩一歩退くような都市経営なんていうものはないんですよ、これは。そうでしょう。そういうことだったとするのなら、今すぐ、企業経営の分析だったら早速、これをきちっと言われたら、わしも認めてあげます。すぐ殿ダム2万トン、10億やめなさい、それは。市民の合意が得られませんよ、本当に。何だかかんだか、おかしげなことなんですよ、これ。あんまり議論をしてもいけませんがね。  それから、管理者、この間も出前説明、いろんなことを言われる。ところが、水道を考える会の皆さんや、あるいは純粋ないろんな市民の方々が、なぜ鳥取市は膜ろ過に反対する市民の声を聞こうとしないんだろうかと。だから、同じディスカッションするんだったら、両方合わせてしたらどうかという、わかりやすいお話もいっぱいあります。ところが、鳥取市はそういう市民の声はもうケース外だと言わんばかりに拒否されるというのは、藤原議員さん、どういうことでしょうなと言うけん、それはいろいろ検討しなきゃならんけど、一日でも早く推進しなきゃならんだけどなというようなことを言っておりますけれども。  それから、集まるのが少ないんですけれども、今、9チャンネルや2チャンネルのぴょんぴょんネットがあるでしょう。こういうところで、本当に市民の皆さんに理解を求めるという姿勢があるとするなら、出前説明もええでしょうが、9チャンネルや、あるいは2チャンネルのぴょんぴょんネットで、かくあるべきだとなぜ言われんのですか。怖いですか。  私はそういう点で非常にこの水道局の進め方について、もっと本気で市長と管理者は本当に率直に話し合ってみられるべきです。何かしら、あちらを立てればこちらが立たず。やっぱり政治の哲学というのは、私が言うのは生意気ですけど、決断と実行ですよ、本当に。そういうことがないから、ますますますます、どっちに決めようが、少々市民の批判があったとしても、自信を持って、それが市政に対する市民の信頼につながってくるんです。あっちにもええ顔をし、こっちにもええ顔をして、極端な話ですけれども、それは信頼を失います、個人でも。自分の意見、あるべき姿、決断。古い言葉ですけれども、「政治家は次の世代を考えて政治をする。政治屋はあすの選挙を考えて行政をする。」という古い言葉がございます。そんなことになったら鳥取市はいけんでしょう。せっかく若い新進気鋭の市長が出られたでしょう。それに足を引っ張るようなことがあってもいけませんし、また、市長も自分の考え方だけが通ると思ったら、市民の主役の市政にならんわけですから、こんなちぐはぐちぐはぐしたようなことばっかりしよられたって困ります。  反論的な意見があれば聞きますし、ないとすれば、終わります。 ◯三谷 伝議長 近藤水道事業管理者。 ◯近藤 光水道事業管理者 私自身が土木の技術屋で、非常にまじめ過ぎるという逆の欠点も持ち合わせておりまして、技術に純粋なばかりに、若干逆に自信なげに思われたとすれば、非常にそれは残念なことですが、私は、絶対に大丈夫とか、万一とか、ああいう言葉は使わないように心がけています。自然の世界、技術の世界はまだまだ深いいろんな、人間ではわからんことがあろうと思います。ただ、言えることは、今時点で最も正確な情報を求めて水道局一丸でやっているものですから、何か市民の目から自信がないではないかどうかというふうに映ったとすれば、それはそうではなくて、一生懸命正しい情報、正しい技術を探し求めていると。少なくとも水道事業管理者は。それが自信なげに映ったとすれば、非常に私は残念でございまして、別にうろうろうろうろしているわけではございません。市民のために正しい情報を求めているということでございます。  そこで、言わんでもええと言われたんですけれども、その1つとして、最近の除去率のことだけ1点御報告しておきます。  急速ろ過が現在ではクリプトスポリジウムの除去率は99.0から99.7。これは、出典は厚生省の暫定対策指針の解説でございます。出典を言わないと、学者によって諸説あります、今の世の中は。私どもはやはり厚労省の資料を一番信頼しておりますので、この数字を申し上げます。それから次に、緩速ろ過は今その同じ出典でどう言っているかといいますと、99.99%でございます。膜はどうかということでございますが、膜は99.9999、下4けたございます。これはすべて厚労省の暫定対策指針の解説から出ております。学者によっていろいろ諸説があろうと思います。  それから、やはり鳥取の将来、夢、これも私は、当然のことですが、鳥取市民として非常に思いがございます。ということで、鳥取の長期展望という意味で、先ほども申しましたように、3つの伸びる要素があると。企業の進出イコール若者の定住でございますね。鳥取市の活性化、これが原点だろうと思います。それに対する水需要の受け皿がないといけませんね。それから、やはり周辺の簡易水道の皆さん、地区ごとに苦労されている水の問題も、水道局の上水道につながれば非常に安全・安心である、その熱い思いも受けとめなければならない。それから、合併、15万から20万人。すぐ隣まで配管が行っています、上水道の。気高町とか福部、あるいは河原。国府は今でも原水を送っております。そういったことは、今々、合併の協議項目で議論はしていませんが、長期見通しとなる当然その辺は入れなきゃならないということで、そういう見通しを立てますと、やはり殿ダムの2万トンはぜひ必要である。千代川流域全体を見て、水資源開発できるのは最後のチャンスであるということで、工業用水とか発電とか、もちろん治水・防災対策と一緒に参加して、参加しておければ非常に安く水利権が得られるということで、将来の保険として絶対にこれは参加しなければならないというふうに考えておりまして、決して今々のことだけに四苦八苦しているというわけではありません。実際四苦八苦していますよ。8万トンに絞って、できるだけ皆さんに負担をかけたくないという市長の思いもあります。  だから、今と先を分けて当然私どもも考えているわけでございまして、ぜひその辺の御理解をいただきたいと思います。  以上です。 ◯三谷 伝議長 竹内市長。                   〔竹内 功市長 登壇〕 ◯竹内 功市長 お許しを得ましたので、藤原議員さんの御質問に一言だけお答えさせていただきたいと思います。  今、水道事業管理者がみずからの技術職員としての良心にも照らしてこれに取り組みたいと申し上げておったわけでございますけれども、1つは、私はやっぱりこれから、これは提案説明に2点申し上げておりまして、浄水施設の整備が必要だと、私は必要だということをはっきり申し上げておるということと、そのためには、事業化に向けた実験を通じてさらに具体的な検討が必要だという、こういうことを申し上げております。そして、ろ過方法については膜ろ過法が最適であると考えているがということで、これまでの議論を踏まえた1つの私自身の考えも明らかにして、今回、予算を提案させていただいておるわけです。  緩速ろ過について検証するとはいかがなものかという御意見がございましたけれども、やはり鳥取市民のさまざまな御意見に対して市として説明責任を果たしたいという気持ちが私には強いわけでございますし、やはり具体の実験を通じていろいろなことを検証するという段階で、これも1つ加えて説明責任を果たしていく具体的な作業を経ていきたい。また、この説明責任ということにつきましては、去る3月議会でも議決をいただいております市民参画、あるいは市民参加の推進に関する条例でも、市としての責務としてこれを掲げておるわけであります。これからは、市民が主役の市政のもとで市民に対する説明責任ということを果たす1つのよすがと考えております。  もう1つ、8万トンについてのお話に関連して一言お話しさせていただきます。  将来の鳥取の夢ということは私にとって大変大事な事柄でございます。まさにそれを思って、それを考えてこの選挙にも打って出たというところでございまして、市町村合併等も通じまして、夢のある地域づくり、これを考えておりますが、同時にあわせて現在の足元の市民生活ということも大変大事でございます。そのことを考えるがゆえに、また、浄水施設を含む整備もきちんと行って市民生活を守っていくということをこの議場で何回か答えさせていただきました。  それとあわせて、やはり水道料金というものを大切にしていきたいということを申し上げたいと思います。ですから、夢という言葉のもとに過剰な先行投資というようなことはなかなかこれは厳しいことでございまして、現下の市民の生活を考える中で、やはり将来の夢と現在の生活、それが両立するようなことを考えていくのが、これが私の責任であるというふうな考え方を持っております。 ◯三谷 伝議長 藤原繁義議員。 ◯藤原繁義議員 数字もあるし、せっかく市長が答弁されたんですけれども、その数字の点は、管理者、さっき私が聞いたのは、この急速、緩速、膜ろのクリプト除去率ですね。この緩速が99.幾らというのはいつの時点でそうなったんですか。水道局が今まで出したのは、90%のこともあるかもしらんけど、大体45%のときもあるという。だから、これは急速しかないなという当時の判断です。その当時は膜ろはなかったですから。それが、今になったら、水道局みずからが99.9%除去率がありますというのは、市民に対して数字をごまかしたということになるんじゃないですか。これは重大な発言ですよ、私らにとっては本当に。こんなことが軽率にひょいひょいひょいひょい出てくるから信頼が置けんようになるんですよ。これはもう1回、どうしてみても、これはいけません。結果として99.9除去率がある、結構なことですけど、当時、水道局はここの席でそんなことを言われた覚えはないんですよ。ほかのことならいざ知らず、これだけはちょっと。今すぐ答弁できんかどうか知りませんけれども。  それから、市長、私は別に市長の長期展望や施策に対して言っているんじゃないんです。いいかな。市民が今、市政に対する信頼を失いはせんかと。だって、そうでしょうがな。10何万トンから10万トン、8万トン。当時は過剰先行投資だったかもしらんけれども、伸び行く鳥取市20万都市構想を広げなきゃならんから、少々の過剰投資はやらなきゃならんと来たでしょう。  だから、一つも言っておられることが間違っておるとは言いませんよ。そうだからこそ、何か水道行政をめぐって随分後ろ向きでないかというふうに思われても仕方がないと言うんです。私は直接この議会から議論をしておるからわかりますけれども、そうなりますよ、どなたが見ても、これは。そのことを言っておるんですから、逆に誤解のないようにしてください。  終わります。 ◯三谷 伝議長 近藤水道事業管理者。 ◯近藤 光水道事業管理者 先ほど申しました除去率についての年度と根拠につきましては、もう1遍十分確かめてから御説明したいと思います。 ◯三谷 伝議長 これで、通告による質疑を終わります。  ほかに質疑はありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ◯三谷 伝議長 これで質疑を終わります。  お諮りします。  議案第79号鳥取市・河原町・用瀬町・佐治村・智頭町合併協議会の設置について及び議案第80号鳥取市・国府町・福部村・岩美町合併協議会の設置について、以上2案は市町村合併に関する調査特別委員会に付託の上、審査することにしたいと思います。  御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯三谷 伝議長 御異議なしと認めます。したがって、2案は市町村合併に関する調査特別委員会に付託の上、審査することに決定しました。  次に、第65号平成15年度鳥取市一般会計補正予算から議案第78号辺地に係る公共的施設総合整備計画の変更についてまで及び議案第81号工事請負契約の締結についてから議案第85号専決処分事項の報告及び承認についてまで、以上19案は、審査のため、お手元に配付しています議案付託表のとおり、所管の委員会に審査を託します。  なお、請願・陳情についても、文書表のとおり付託します。  以上で、本日の日程は終了しました。  本日はこれで散会します。                    午前11時44分 散会 このサイトの全ての著作権は鳥取市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) Tottori City Council, All rights reserved....