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  1. 鳥取市議会 2000-09-01
    平成12年 9月定例会(第7号) 本文


    取得元: 鳥取市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-06
    2000年09月27日:平成12年 9月定例会(第7号) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 箇所)                     午前10時1分 開議 ◯本多達郎議長 ただいまから本日の会議を開きます。 日程第1 議案第99号平成12年度鳥取市一般会計補正予算から議案第115号業務委託契約の締結についてま      で及び議案第117号工事請負契約の締結についてから議案第119号工事請負契約の変更についてま      で(委員長報告・質疑・討論・採決) 日程第2 平成12年請願第3号日進小学校早期全面改築を求める請願から平成12年請願第5号米価の下落      を抑えるため、自主流通米値幅制限の復活を求める意見書提出についての請願まで及び継続審      査中の請願(委員長報告・質疑・討論・採決) ◯本多達郎議長 日程第1、議案第99号平成12年度鳥取市一般会計補正予算から議案第115号業務委託契約の締結についてまで、及び議案第117号工事請負契約の締結についてから議案第119号工事請負契約の変更についてまで、以上20案、並びに日程第2、平成12年請願第3号日進小学校早期全面改築を求める請願から平成12年請願第5号米価の下落を抑えるため、自主流通米値幅制限の復活を求める意見書提出についての請願、以上3請願及び継続審査中の請願を一括して議題とします。  各委員長の報告を求めます。  総務企画委員長20番河越良二議員。                   〔20番 河越良二議員 登壇〕 ◯20番 河越良二議員 総務企画委員会に付託されました議案につきまして、本委員会での審査の結果を御報告します。  議案第113号住居表示を実施すべき市街地の区域及び住居表示の方法について、本案は適切な措置と認め、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第99号平成12年度鳥取市一般会計補正予算のうち本委員会の所管に属する部分、本案は、一部委員の反対がありましたが、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、報告を終わります。 ◯本多達郎議長 福祉環境委員長16番両川洋々議員。                   〔16番 両川洋々議員 登壇〕 ◯16番 両川洋々議員 福祉環境委員会に付託されました議案につきまして、本委員会での審査の結果を御報告します。  議案第99号平成12年度鳥取市一般会計補正予算のうち本委員会の所管に属する部分、議案第102号平成12年度鳥取市老人保健費特別会計補正予算、議案第108号社会福祉事業法等の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、以上3案は、いずれも適切な措置と認め、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。
     以上、報告を終わります。 ◯本多達郎議長 文教経済委員長25番武田えみ子議員。                  〔25番 武田えみ子議員 登壇〕 ◯25番 武田えみ子議員 文教経済委員会に付託されました議案につきまして、本委員会での審査の結果を御報告します。  まず、議案について申し上げます。  議案第99号平成12年度鳥取市一般会計補正予算のうち本委員会の所管に属する部分、議案第103号平成12年度鳥取市農業集落排水事業費特別会計補正予算、議案第118号工事請負契約の変更について、以上3案は、いずれも適切な措置と認め、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、請願について申し上げます。  平成12年請願第3号日進小学校早期全面改築を求める請願は、その趣旨を妥当と認め、全会一致趣旨採択の上、執行機関に送付すべきものと決定しました。次に、平成12年請願第5号米価の下落を抑えるため、自主流通米値幅制限の復活を求める意見書提出についての請願は、全会一致で不採択すべきものと決定しました。次に、平成12年請願第4号激増する野菜等の緊急輸入制限セーフガード)の発動を求める意見書提出についての請願は、引き続き調査研究を要するため、全会一致で閉会中の継続審査に付すべきものと決定しました。  以上、報告を終わります。 ◯本多達郎議長 建設水道委員長19番橋尾泰博議員。                   〔19番 橋尾泰博議員 登壇〕 ◯19番 橋尾泰博議員 建設水道委員会に付託されました議案につきまして、本委員会での審査の結果を御報告します。  議案第99号平成12年度鳥取市一般会計補正予算のうち本委員会の所管に属する部分、議案第100号平成12年度鳥取市土地区画整理費特別会計補正予算、議案第101号平成12年度鳥取市下水道事業費特別会計補正予算、議案第109号鳥取市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について、議案第110号鳥取市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について、議案第111号鳥取市改良住宅等の設置及び管理に関する条例の一部改正について、議案第114号業務委託に関する基本協定の締結について、議案第115号業務委託契約の締結について、議案第117号工事請負契約の締結について、議案第119号工事請負契約の変更について、以上10案は、いずれも適切な措置と認め、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第104号平成12年度鳥取市水道事業会計補正予算、議案第112号鳥取市水道事業給水条例の一部改正について、以上2案は、一部委員の反対がありましたが、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定しました。  なお、議案第104号平成12年度鳥取市水道事業会計補正予算、及び議案第112号鳥取市水道事業給水条例の一部改正については、本議場でも一般質問及び質疑で取り上げられるなど、特に重要な案件でございますので、審議の経過を御報告します。  9月4日に採水した千代川表流水より、恐れておりましたクリプトスポリジウムが検出されるという厳しい現実に直面し、水道局よりその後の検査体制の強化、情報発進の確立など対応策の報告がなされましたが、いつ起きてもおかしくないクリプトスポリジウムの危機に対処するため、鳥取市が市民の安全と生活を守るため進めております浄水場の1日も早い完成が必要との意見が述べられました。  また、水道事業審議会審議経過水道料金改定案の数字の根拠、審議会での水道局の説明が適切であったかを追及するなどの質疑もあり、活発な論議がなされました。  このような現状を踏まえ、浄水場建設に関する国庫補助金相当額をできるだけ早期に全額還元し、市民負担の軽減を図るべきであるとの強い意見が多数出されました。  よって、その趣旨に沿った給水条例早期改定により、水道料金の再値下げを図られますよう、建設水道委員会として強く要請します。  以上、報告を終わります。 ◯本多達郎議長 企業会計決算審査特別委員長21番福田一郎議員。                   〔21番 福田一郎議員 登壇〕 ◯21番 福田一郎議員 企業会計決算審査特別委員会に付託されました議案第105号平成11年度鳥取市水道事業決算認定について、議案第106号平成11年度鳥取市病院事業決算認定について、議案第107号平成11年度鳥取市老人保健施設事業決算認定について、以上3案は、審査日数を要するため、閉会中の継続審査に付すべきものと決定しました。  以上、報告を終わります。 ◯本多達郎議長 中心市街地活性化に関する調査特別委員長30番沢根岩男議員。                   〔30番 沢根岩男議員 登壇〕 ◯30番 沢根岩男議員 中心市街地活性化に関する調査特別委員会に付託されました請願につきまして、本委員会での審査の結果を御報告いたします。  平成12年請願2号まちづくり条例早期制定を求める請願は、全会一致でその趣旨を妥当と認め、採択の上、執行機関に送付すべきものと決定しました。  以上、報告を終わります。 ◯本多達郎議長 これより委員長報告に対する質疑に入ります。  通告により順次発言を許します。  14番村口英子議員。 ◯14番 村口英子議員 文教経済委員会、委員長の方に質問いたしたいと思います。請願についてです。  1つは、激増する野菜等の緊急輸入制限セーフガード)の発動を求める意見書提出についての請願が継続審査になりました。2つ目は、米価の下落を抑えるため、自主流通米値幅制限の復活を求める意見書提出についての請願が不採択となりました。いずれも全会一致であります。それぞれどういう理由で継続審査、並びに不採択になったのか。また、特に農業者団体、JAなどのこうした人たちの意見を聞いた上で参考になさってこうした結果になったのか、そのあたりをお尋ねします。 ◯本多達郎議長 文教経済委員長25番武田えみ子議員。                  〔25番 武田えみ子議員 登壇〕 ◯25番 武田えみ子議員 14番村口議員の御質問にお答えをいたします。  平成12年請願第4号激増する野菜等の緊急輸入制限セーフガード)の発動を求める意見書提出についての請願、及び平成12年請願第5号米価の下落を抑えるため、自主流通米値幅制限の復活を求める意見書提出についての請願、以上2請願は、本委員会において慎重に議論を重ねたところでございます。  まず、平成12年請願第4号激増する野菜等の緊急輸入制限セーフガード)の発動を求める意見書提出についての請願でございますが、セーフガードの発動には、農林水産省におきまして重大な損害等の事実の十分な証拠が必要であり、さらに政府において調査の上、損害立証、また他品目の関税引き下げなどの代償措置が必要となってまいります。  また、農林水産省経済局長が、与党の農林水産物貿易対策特別委員会価格低迷に悩む野菜の産地から要望が出ております一般セーフガードの発動について「価格下落の原因は、気象による国内生産の増大であり、セーフガードの発動要件に至っていない」と述べ、輸入の増加については「注意深く見守っている」としており、本委員会といたしましては、このような現状を勘案いたしまして、議論を重ねた結果、本請願は全会一致継続審査と決定しました。  次に、平成12年請願第5号米価の下落を抑えるため、自主流通米値幅制限の復活を求める意見書提出についての請願でございますが、値幅制限の廃止は、「自主流通米取引に関する検討会」の報告を受けまして新しいシステムが採用され、食糧庁が実勢反映方式と名づけての導入であります。それは、国と農業団体との合意形成が図られ、決定いたしました経過がございます。  これらの点から見まして、本委員会といたしましては、本請願は全会一致で不採択すべきものと決定いたしました。御理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 ◯本多達郎議長 14番村口英子議員。 ◯14番 村口英子議員 御答弁ありがとうございます。  それでは、セーフガードの発動につきまして、その価格の下落の原因が、どう言うんでしょう、気象によるものだと。こうなりますと、本当にこの気象のおかげで豊作になったことが喜べない、農業者にとっては大変厳しいというか、絶望的な判断だなあと、このように私は思うわけです。既に、都道府県段階農協連合会の動きとして、群馬や大阪では農協中央会が国に対しても要請しているということは注目をされています。  また、私、さっき農業者団体などの御意見も聞かれたのかとお尋ねしたんですが、それについては御答弁ありませんでした。私は、JAいなばの西山組合長さんにお尋ねしましたらば、このセーフガードについては、議会の方に出す動きもあったわけですけれども間に合わなかったと。鳥取市だけでではいけないなと、あとの議会に対しても出したいという思いで、準備がおくれてしまって間に合わなかったんだということをおっしゃっておりました。  本当にこれは必要なことなんだということで、議会に対しては間に合わなかったけれども、農水省に対して要請行動をして、そして石破政務次官も前向きな発言をしているということであります。で、県の農林部の調査によりますと、県が奨励してまいりました白ネギやブロッコリー、シイタケ、こうしたものなどが中国など東南アジアから相当量入荷しているということです。量としてつかめないというのは、スーパーマーケットなどの量販店が直接仕入れという形で、県の農林水産部がつかむことができないけれども、こうした大幅な外国農産物の輸入によりまして価格が下落をして鳥取では影響を受けていると、こういう報告もあります。ですから、本当に損失の問題は事実をその気になって調査すれば、私は出てくると思うわけであります。  また、値幅制限の復活についても、農業団体と合意したんだと、これについては下部団体からさまざまな突き上げがあったのは御承知です。やっぱり西山組合長さんの話聞きますと、新米が出てまいりましたが、8月末に不落札になったのが出てきたそうです。主産地の落ち込みが大変ひどくなってきているそうでして、本格的な収穫時期を迎えることになってこれからが問題だと、このようにおっしゃってます。  そうして、入札が1回、2回、この間3回目があったわけですが、1回、2回とも前年比で1,300円ずつ下がっているんですね。その上ミニマムアクセス米、輸入していますが、10万トンが主食に入っている状況なんです。いわゆる余剰米をつくってこうして下落をさせているという状況にありまして、西山組合長さんの控え目な発言でありますが、余剰米は外国へ援助米にすべきだと。世界の飢餓人口は8億人以上になっている。それからミニマムアクセス米が下落の1つの要因なんだと、こんなようにおっしゃってます。私は、本当に控え目な発言だなあと受けとめさせていただきました。  2年前の1998年に政府が値幅制限を撤廃したところからこういうことになってきたんですが、こうした米価の下落を抑えるために値幅制限の復活が本当に必要だと思います。いわゆる生産調整という名の減反だとか、ミニマムアクセス米、主食にも影響してます。それから農家に米をつくるなということで強制されてまいりましたし、今議会でもいろいろ問題になりましたが、鳥取市ではやられない、鳥取県ではやられないと言われながら、収穫を前にして青刈りも強制されてます。その上、こうした先ほど申し上げました米価の下落は生産費も償えない、こうした状況にあるわけですね。ですから、農民の生産意欲を失って農業離れを生んでいくものであります。これも今議会でしっかり討論されたところであります。  また、輸入農産物の拡大にいたしましても、それでは農家が何をつくれば採算が合うのか、こうした声となっているわけであります。鳥取市が農業を基幹産業としている上で、この市議会が果たす役割は大事だと思うんですが、それぞれの請願を継続、不採択するということでは、私は見識が問われるものだと思うわけですが、こうした農民の切実な願いにこたえていないと私は思いますが、農業者の声にどんなようにこたえていこうとしているのか、その辺までどういう話し合いがされたのか、お尋ねしたいと思います。 ◯本多達郎議長 文教経済委員長25番武田えみ子議員。                  〔25番 武田えみ子議員 登壇〕 ◯25番 武田えみ子議員 14番村口議員の重ねての御質問にお答えいたします。  平成12年請願第4号につきましての、この野菜等、それから請願第5号の米価下落値幅制限の廃止のことについてでございますけれども、初めの緊急輸入セーフガードの方は、先ほどいろいろとお話を伺いました。この閉会中の、またさまざまな中での継続審査ということで、先ほど村口議員もお話しされましたように、生産者からのお声も伺う中でしっかりと審議を重ねていきたいと思います。  また、米価の値幅制限の廃止の請願の方につきましては、不採択という結果でございますけれども、これはもうWTOの世界貿易機関のもとでの、さまざまな食糧事情の中で農業者団体との合意をもとに決まったことの経緯からいたしまして、現行ではこのような結果になるということを御理解いただきたいと思います。  以上でございます。 ◯本多達郎議長 5番谷口満議員。 ◯5番 谷口 満議員 私は、建設水道委員長の報告に対して質問を行います。  議案第104号平成12年度鳥取市水道事業会計補正予算、議案第112号鳥取市水道事業給水条例の一部改正について、以上2案について、委員会における審査の経過をお聞きしようと思っておりましたが、先ほど委員長御報告の中に詳しい報告がありましたので、私は1点について、委員長に報告を求める質問をいたしたいというふうに思っております。  報告の中で、付帯意見として浄水施設早期建設を要望するということが述べられておられたように思います。私は、浄水施設建設問題も含めて本議案の審査の際、委員会すなわち議会の自主性、そして独自性の努力の中で調査、審査が行われたのでしょうか。大変失礼なことになるかもわかりませんけれども、このことを心配ないと、そういう報告をしていただきたいと、このように思います。  よろしくお願いします。 ◯本多達郎議長 建設水道委員長19番橋尾泰博議員。                   〔19番 橋尾泰博議員 登壇〕 ◯19番 橋尾泰博議員 5番谷口議員の御質問にお答えをいたします。  議案について建設水道委員会で独自の審査をしたのかというお尋ねでございますが、この水道の問題につきましては、先ほどの委員長報告でも御報告いたしましたように、市民にとりましても大変重要な問題でございます。10年の12月に答申が出て以来1年9カ月、私ども建設水道委員会といたしましても、閉会中の先進地視察等独自調査をベースに置きながら、水道局から出された資料を参考に、独自性をもって慎重審査をした結果、先ほどもお答えをしたとおり、委員長報告付帯意見をつけての原案のとおり可決すべきものとなったわけであります。  何とぞ御理解を願いたいと思います。 ◯本多達郎議長 これで、質疑を終わります。  これより、討論に入ります。  通告により、順次発言を許します。  13番角谷敏男議員。                 〔13番 角谷敏男議員 登壇〕(拍手) ◯13番 角谷敏男議員 私は、日本共産党議員団を代表して、議案第99号一般会計補正予算、議案第104号水道事業会計補正予算、議案第112号水道事業給水条例の一部改正について、以上3つの議案に反対し、請願第4号激増する野菜等の緊急輸入制限セーフガード)の発動を求める意見書提出について、並びに請願第5号米価の下落を抑えるために、自主流通米値幅制限の復活を求める意見書提出についての2つの請願に賛成しますので、討論を行います。  まず、一般会計についてです。  部落解放研究第34回全国集会補助金77万円は、10月米子市で民間運動団体が行うことに対するもので、同和行政の主体性を守り、公平な行政の上で問題であります。また、同和教育推進費16万円は、来年度県内で開催する第53回全国人権同和教育研究大会の補助金の追加であり、これも前述の理由で認められません。  次に、水道料金引き下げに関する2つの議案についてです。  この問題の焦点は、その引き下げの財源となった浄水施設に対する国庫補助金51億円の扱いです。市長は、審議会の答申を尊重するとして今回は2.5%の引き下げとし、16年度に残りの分を引き下げに充てることを提案しています。  審議会での各委員の発言、意見に見られるように、昨年3月議会以降、市当局は16年度の値上げについては積極的に説明しなかったことが、16年度にこの補助金の一部を充てるとした審議会の結論の要因になっています。また、市長がこうした審議経過の報告を受けながら、適切な指示をしていないことは、一昨年以来の水道問題を考えると市民への情報開示と、ろ過方法の選択での責任は重いと言わざるを得ません。  この9月議会の一般質問でも厳しい指摘や意見に見られるように、この補助金の性格や引き上げられた現在の水道料金、市民生活や経済状態から考えると、議会としては当然、受益者である市民に全額、還元すべきであります。その時期についても、市民の負担感の軽減をより多くの受益者・市民に行き渡るようにするためには、この議会で4.35%の引き下げを決定することが最良な判断と考えます。  最後に、請願についてです。  緊急輸入制限の発動は、独立国としての主権と日本の農業を守るために、今や避けることができない問題です。農産物や加工品の輸入量は、昨年と8年前の比較でも全体的に2~3倍増加は当たり前で、タマネギで6倍、ゴボウ11倍、ナス5倍、ピーマンに至っては2,236倍と言われます。  その中で、例えばタマネギは昨年当初と比較し輸入量は2倍以上に増加し、今年の価格は半分以下に大暴落しています。全国第2位の生産県である佐賀県は、生産調整として全体で3,000トンを廃棄処分にし、その半分を処分したある農協では、価格の下落要因に国内産の豊作と輸入の増加、不況による消費の低迷を挙げ、議会が緊急輸入制限の発動を求める意見書を提出し、群馬県や大阪府の農協中央会も国への要請に動き出していると伝えられるなど、まさに緊急な事態となっています。  また、自主流通米の価格の下落も、農家の経営と暮らしにとっても深刻です。97年に自主流通米入札の値幅制限が7%から13%に緩和され、98年に値幅制限自体が廃止され、大手スーパーの買いたたきによる下落、減反継続に加え、家畜用えさ米での投げ売りの強行にもかかわらず低下の一途をたどり、1俵(60キロ)当たり約6,000円も下落しています。  こうした農家の経営にかかわる問題の背景には、政府の輸入米(ミニマムアクセス)の拡大、WTOがありますが、こうした政策を見直し、米価暴落に実効ある対策が必要です。そのためには、在庫米を国で処分し、食用は輸入米を含め海外援助に回すこと、備蓄ルールを見直し、政府買い入れを大幅にふやすことが必要であり、さらには農家の再生産を保障し、農家の経営と日本の農業の発展のために、値幅制限を復活させるとともに、政府での買い入れと市場価格を下回った米を2万円で下支えすることが、今や焦眉の解決として求められております。議会として国への要請を直ちに行うべきであります。  以上、請願に対する理由を述べ、討論を終わります。(拍手) ◯本多達郎議長 17番上田孝春議員。                 〔17番 上田孝春議員 登壇〕(拍手) ◯17番 上田孝春議員 私は、民世会を代表して今回、提案されました議案第104号平成12年度鳥取市水道事業会計補正予算、議案第112号鳥取市水道事業給水条例の一部改正について、委員長報告賛成の立場から討論を行うものでございます。  委員長報告は、水道料金の負担軽減を図るため、水道給水条例の早い改正を条件として求めるものであり、これに賛成するものであります。  本定例会は、市民に極めて関心の高い水道料金の問題が多くの議員から集中的に議論が交わされてまいりました。私たち民世会は、今日まで約51億の国庫補助金の目的、性格、また本会議での議論された経緯、さらに今日の厳しい経済環境、市民生活等を配慮し、速やかに市民に還元することが妥当であると主張いたしてきました。  したがって、以上、述べました理由から、委員長報告のとおり賛成をし、採決に当たりまして、議員各位の御賛同を心からお願いを申し上げまして、賛成討論といたします。(拍手) ◯本多達郎議長 これで討論を終わります。  これより採決します。  まず、議案第104号平成12年度鳥取市水道事業会計補正予算、及び議案第112号鳥取市水道事業給水条例の一部改正について、以上2案を一括して起立により採決します。  お諮りします。  2案に対する委員長の報告は、原案可決です。  2案について、委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                      〔賛成者起立〕 ◯本多達郎議長 起立多数であります。したがって、2案は委員長報告のとおり可決されました。
     次に、議案第99号平成12年度鳥取市一般会計補正予算を起立により採決します。  お諮りします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案について、委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                      〔賛成者起立〕 ◯本多達郎議長 起立多数であります。したがって、本案は委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第100号平成12年度鳥取市土地区画整理費特別会計補正予算から議案第103号平成12年度鳥取市農業集落排水事業費特別会計補正予算まで、議案第105号平成11年度鳥取市水道事業決算認定についてから議案第111号鳥取市改良住宅等の設置及び管理に関する条例の一部改正についてまで、議案第113号住居表示を実施すべき市街地の区域及び住居表示の方法についてから議案第115号業務委託契約の締結についてまで及び議案第117号工事請負契約の締結についてから議案第119号工事請負契約の変更についてまで、以上17案を一括して採決します。  お諮りします。  17案に対する委員長の報告は、原案可決及び継続審査です。  17案について、委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯本多達郎議長 御異議なしと認めます。したがって、17案は委員長報告のとおり決定されました。  次に、平成12年請願第4号激増する野菜等の緊急輸入制限セーフガード)の発動を求める意見書提出についての請願及び平成12年請願第5号米価の下落を抑えるため、自主流通米値幅制限の復活を求める意見書提出についての請願、以上2請願を一括して起立により採決します。  お諮りします。  2請願に対する委員長の報告は、不採択及び継続審査です。  2請願は、委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                      〔賛成者起立〕 ◯本多達郎議長 起立多数であります。したがって、2請願は委員長報告のとおり決定されました。  次に、平成12年請願第3号日進小学校早期全面改築を求める請願及び平成12年請願第2号まちづくり条例早期制定を求める請願、以上2請願を一括して採択します。  本請願に対する委員長の報告は、採択及び趣旨採決です。  2請願は、委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯本多達郎議長 御異議なしと認めます。したがって、2請願は委員長報告のとおり決定されました。 日程第3 議案第120号鳥取市教育委員会委員の任命について(提案説明・採決) ◯本多達郎議長 日程第3、議案第120号鳥取市教育委員会委員の任命についてを議題とします。  提出者の説明を求めます。  西尾市長。                    〔西尾迢富市長 登壇〕 ◯西尾迢富市長 ただいま追加提案いたしました議案につきまして、御説明いたします。  本案は、人事に関する案件でございまして、教育委員会委員の任期満了に伴います後任委員の任命をしようとするものでございます。  したがいまして、それぞれの職務の重要性に鑑み、慎重に検討いたしました結果、教育委員会委員に鳥取市賀露町南4丁目14番16号、米澤秀介氏、鳥取市雲山72番地、松下公紀氏をそれぞれ任命いたしたいと存じますので、満場一致で御同意くださいますよう、お願い申し上げます。  以上、まことに簡単でございますが、提案いたしました議案の説明といたします。御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 ◯本多達郎議長 お諮りします。  ただいま追加提案されました議案に対する質疑、委員会付託は、これを省略したいと思います。御異議ありませんか。                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯本多達郎議長 御異議なしと認めます。したがって、そのように決定されました。  これより議案第120号鳥取市教育委員会委員の任命についてを起立により採決します。  お諮りします。  本案に同意することに賛成の方は起立願います。                      〔賛成者起立〕 ◯本多達郎議長 起立多数であります。したがって、本案は同意することに決定されました。 日程第4 議員提出議案第6号高速道路網等の早期整備及び道路特定財源制度の堅持に関する意見書の提出      について ◯本多達郎議長 日程第4、議員提出議案第6号高速道路網等の早期整備及び道路特定財源制度の堅持に関する意見書の提出についてを議題とします。  お諮りします。  本案に対する提出者の説明、質疑、委員会付託は、これを省略したいと思います。御異議ありませんか。                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯本多達郎議長 御異議なしと認めます。したがって、そのように決定されました。  これより討論に入ります。  通告により発言を許します。  14番村口英子議員。                 〔14番 村口英子議員 登壇〕(拍手) ◯14番 村口英子議員 議員提出議案第6号、高速道路網等の早期整備及び道路特定財源制度の堅持に関する意見書について反対いたしますので討論します。  地域の振興、救急、防災など市民生活に道路が重要な役割を果たしています。しかし、国の予算は高速道路予算を伸ばし、一般道路予算は削減しています。道路整備がおくれていた1950年代に緊急措置として決められた揮発油税、石油・ガス税、自動車重量税などによって賄われている特定財源方式が今日まで続けられています。  車がふえれば道路投資が拡大するという予算の硬直化とモータリゼーションをあおる役割を果たしている特定財源方式に対し、見直しの動きが出てきていることは当然であります。必要な予算は一般財源を大幅に増額させるべきであり、特定財源制度は廃止すべきであります。  以上、反対の理由を述べて討論を終わります。(拍手) ◯本多達郎議長 これで討論を終わります。  これより議員提出議案第6号高速道路網等の早期整備及び道路特定財源制度の堅持に関する意見書の提出についてを起立により採決します。  お諮りします。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                      〔賛成者起立〕 ◯本多達郎議長 起立多数であります。したがって、本案は原案のとおり可決されました。  以上で、本定例会に付議されました案件の審議はすべて終了しました。  これで、平成12年9月鳥取市議会定例会を閉会します。                     午前10時51分 閉会 このサイトの全ての著作権は鳥取市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) Tottori City Council, All rights reserved....