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  1. 大分市議会 2018-09-25
    平成30年決算審査特別委員会( 9月25日 厚生分科会)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成30年決算審査特別委員会( 9月25日 厚生分科会)                   決算審査特別委員会 厚生分科会記録 1.開催日時    平成30年9月25日(火) 午前10時1分開議〜午前11時9分散会 2.場所    第2委員会室 3.出席委員    分科会長 倉掛 賢裕  副分科会長 橋本 敬広    委  員 安部 剛祐  委  員  長田 教雄    委  員 堀  嘉徳  委  員  斉藤 由美子    委  員 安東 房吉  委  員  スカルリーパー・エイジ    委  員 衛藤 延洋 欠席委員    なし 4.事務局出席者
       書記 安田 真一    書記 濱口 祐多 5.審査案件等    厚生分科会における要望事項及び事務事業評価結果について                 会議の概要                              平成30年9月25日                              午前10時1分開議倉掛分科会長   おはようございます。ただいまから厚生分科会を開会いたします。  本日は、20日及び21日の厚生分科会で出されました分科会要望及び事務事業評価における分科会評価結果について協議を行います。  なお、本日は執行部を入室させておりませんので、御了承ください。  それではまず、厚生分科会要望について協議を行いますが、その前に、皆さんのお手元にお配りしております文教分科会要望事項を読みます。  「児童生徒及び保護者の抱える問題は、多岐にわたり、かつ、複雑化してきているため、学校に配置されるスクールソーシャルワーカーだけではなく、他の部局関係機関との連携した対応が今まで以上に必要となることから、児童相談所に係る検討を含めた総合的な支援体制構築に努めること」ということで、本分科会でもいろいろと皆さんから御意見をいただきました児童相談所に係る要望事項が上がってきております。  これを受けて、本分科会でも、児童相談所の件については皆さんにいろいろお諮りした上で、児童相談所は、今、庁内検討委員会が立ち上がっていることから、賛否的なものを今の段階では分科会としては上げるのは慎重になったほうがいいのではないかということで触れずに来たわけです。そうした中、文教分科会からこういうふうに上がってきているので、副分科会長協議した結果、事務事業評価子ども家庭支援センターにおいては児童相談所の件には触れておりませんが、本分科会からの要望として、児童相談所をもしつくった際には、皆さんも視察に行った際に、重々課題を認識しておられることと思いますが、児童相談所単独ではなく、児童相談所が保護した子供たちのアフターケアのための施設整備も含めて検討しないと、なかなか児童相談所そのもの機能が十分に果たせないということも多分御理解いただいていると思いますので、そうした周辺環境の整備なり、周辺環境も含めて総合的な検討をお願いしたいということを分科会要望として厚生分科会から上げてはいかがかと、提案をさせていただきますが、いかがでしょうか。御意見をいただきたいと思います。 ○エイジ委員   児童相談所自体には直接触れずに、そのほかの整備を進めるというようなことですか。 ○倉掛分科会長   いえ。今、庁内検討委員会児童相談所設置については検討しているようだが、検討するに当たっては、周辺環境も含めて総合的に検討してくださいよと。児童相談所については、国のほうからつくれ、つくれと言われていて、そこに関しては財源的措置もあると思うのですけど、周辺環境施設云々になったときには、これは財源措置がありませんので、そこが結局課題だということを横須賀市なんかでも言われていたので。そういったことも含めて検討してほしいということを要望として上げてはどうかと思います。  だから、つくれ、つくるなではなくて、検討するには総合的にもっと多面的に、もっと包括的に十分に検討をして、その上でどうするのかという結論を出してほしいということです。 ○エイジ委員   児童相談所つくることだけが目的ではなくて。 ○倉掛分科会長   そうです。だから、一番大事なのは子供たち環境が整うことなので、その形が児童相談所なのか、子ども家庭支援センターなのかはともかくとして、そうした児童相談所を仮に大分市でつくるとするならば、児童相談所をつくりました、出口はありません、出口をつくる際には財源ありませんという話になっても全く意味がない。  そこが、分科会としても無責任につくれ、つくるなと言えない部分だろうと思います。 ○衛藤委員   今の分科会長言葉にありましたけど、つくる、つくらないも含めて、もっと周辺的なことも含めた課題は大きいんだよということですよね。 ○倉掛分科会長   そうです。 ○衛藤委員   文教分科会児童相談所言葉が出た翌日、文教分科会委員から聞きまして、全体的なことを含めた中でその言葉が入っているというような雰囲気でした。いきさつも議論経過も全部話してもらって確認をとったのですけど、全体を含めた中での児童相談所に関する発言だったというニュアンスだったので、そういうことであれば、この分科会としては触れなくてもいいのかなと思っていました。ただ、皆さんの中で、厚生分科会でも、きちんと整理して、つくるとかつくらないとかいうことではなく、もっと課題を把握すべきということであれば、それはそれで私はいいと思います。 ○倉掛分科会長   私が気になっているのは、厚生分科会で、児童相談所をつくれという意見で一致しているわけでもないし、そういう中で、文教分科会からこういう要望が上がると、結果として、議会としてはつくれとなっているではないかとなるのが微妙だと思ったのです。  本分科会は、児童相談所について、昨年の事務事業評価あたりからずっと委員会も含めて、文教分科会以上に検討なり審議してきたわけですし、その課題も含めて見てきたわけです。執行部としても、国から言われて、いずれは結果としてつくらざるを得ないというか、つくる方向に少なくとも動いているのは皆さん御理解の上だと思います。  だけど、何が課題かといったら、つくる、つくらないというよりは、ちゃんとそれが機能するのかどうか。それから、そのための財源措置まで含めてちゃんと検討してくれるのかどうか。さらに、そのときの人員も、今でさえ人員配置が足りないのに、その財源すら確保できていないのにどうなるのか。そこら辺も含めてしっかり検討してほしいということです。  厚生分科会としては、ちゃんと機能する、そういう子供たち支援体制をつくってほしいという思いがある。そのために必要であれば、児童相談所設置がもちろん理想的だけれども、その辺を執行部側は慎重に、十分協議検討してほしい。安易に、国から言われて、つくれと言われるからつくりましたというのではなく、中身をしっかりしてほしいということを本分科会からは言っておいたほうがいいと思います。 ○堀委員   つくる上では課題が多いですから慎重に検討してということですね。 ○安部委員   課題整理をして。 ○倉掛分科会長   そこが一番問題なのではないのかということです。 ○衛藤委員   今、分科会長が言ったように、44人の議員が誰もノーとは言わないと思うのです。みんな思い一緒だろうと思います。  私は、財源のこともあるけれども、職員のモチベーションです。例えば異動で事務職の職員が配属されたときに、ちゃんとそこで頑張ろうという思いを持てないと私はだめだと思うのです。配属されたけれども、子供たちのためにならないような状況であればまずいと思うので、そういう何か認識というか、それを今の時点から職員に持ってもらうことが大事だと思うのです。  だから、今、言われたようなことであれば、当該部局に限らず、職員全体にそういうことの意識づけにはなるのではないかと思いました。 ○斉藤委員   私は、この文教分科会文言は非常に整理されていると思うのです。というのが、児童相談所検討ではなく、「児童相談所に係る検討を含めた総合的な支援体制」なのですから、今、分科会長がおっしゃったことを含めている文言だと私は思っています。  分科会でも申し上げましたが、児童相談所ができると、DVの支援は別物になっていくのです。児童相談所厚生労働省ですが、DVは内閣府の男女共同参画局になりますから、ものとしては別になるから、児童相談所をつくったときに、そのほかのいろいろな機能も含めて、十分に考えてやってくださいということを考えると、総合的な支援体制構築というのはこれに入ると思うので、文言的には私はこれでとてもよいのではないかと思います。 ○堀委員   厚生分科会として児童相談所にかかわることの要望をつけ加えるということが、今の議論でよろしいのですか。それとも、この文教分科会要望事項文言がいいかどうかを検討するということですか。 ○倉掛分科会長   いえ。文教分科会については、とりあえず今、要望事項が上がってきています。厚生分科会から要望事項を上げるのか、上げないのかが1点。本分科会から上げる際に、文教分科会正副分科会長会議協議して、厚生分科会から上げていますが、文教分科会要望はどうしますかと。2つ分科会から上げますか、それとも、もう厚生分科会から上がっているので、ダブらないようにしますかという協議をするか。 ○堀委員   私は斉藤委員と同じで、この文教分科会要望事項はいい表現だなと思います。懸念材料が含まれた文言になっていると思いますので、本分科会からこういう表現で上げるのは特にやぶさかではございません。あとはその整理として、文教分科会一緒に上げるのか、本分科会だけ上げて、向こうの分をいただくのかというところはあるかと思います。 ○倉掛分科会長   文教分科会からこの児童相談所に関して要望で上がってきていますが、本分科会としては、今まで分科会要望とか事務事業評価では一言も児童相談所という文言を出していないのです。 ○堀委員   本分科会が担当になるでしょうから、表現の問題も出てくると思いますが、これに近い文言でしたら、本分科会から上げても、個人的には、私の会派も含めて差しさわりはないと思います。 ○倉掛分科会長   個人的には、この文教分科会要望事項に関しては、もうちょっと文言整理が必要だと思っています。それはどういうことかというと、児童相談所に係る検討と書いていますが、実際には庁内検討委員会ができているというのが1点。それから、もっと文言整理をするなら、本市にはまだ児童相談所がないのに、検討するとしている。 ○安部委員   これは決算審査なので、決算でお金の支出を伴ったことに関しての評価ないし要望なのだと思います。そこで、文教分科会のほうがこの予算を持っているのか。というのが、先ほどから分科会長が言われるように、この分科会で基本的に議論している話なので、この文言が、文教分科会において、決算の中で出てくる話なのかというのが一番大きな疑問です。 ○斉藤委員   だから、「児童相談所に係る検討」になっているのではないのですか。児童相談所そのものを、先ほどから言われているように、つくれ、つくらないというのではなくて、それに関する検討ということで、ワンクッション置いてあるのかなという気がします。だからといって、文教分科会から出ているから厚生分科会で出さないのかとなると、それは検討が必要であると思います。 ○倉掛分科会長   児童相談所そのものがまだ本市にないので、「児童相談所に係る検討」と言っている時点でつくれと言っている文言に私は捉えているのです。現在の大分県下でいうと、児童相談所は県の中央児童相談所中津児童相談所しかなくて、現在ないものに対して「係る」としている時点で、もうでき上がっているとか、設置前提の次の検討という文言だと私は捉えるのです。  だから、児童相談所という今ないものを文言で出すということは、児童相談所設置に係る検討だと思うのです。ここで言うところの「係る」は、多分、児童相談所設置、それから周辺検討ということなのだろうと思うのです。 ○安部委員   文教分科会にその予算があるのであれば、また、それをちゃんと使ったのであれば、こういう書き方もいいと思う。子ども家庭支援センター等が中心となって今後児童相談所ができていくということになるのであれば、あえて文教分科会でこの文言を出す必要があるのかということを正副分科会長会議でもんでもらいたいと思います。 ○倉掛分科会長   ちょっと確認をとらせていただきたいと思いますが、いろんなものを含めた意味での児童相談所設置検討に係る要望を、文教分科会ではなく本分科会から上げるということについて、文教分科会との協議は私と副分科会長に一任していただいて、厚生分科会として、児童相談所分科会要望を上げるということ、これを皆さん了承いただいていいですか。  今から、本分科会から上げる要望の内容について検討していきたいと思います。 ○安東委員   文教分科会におろしてもらえるのですか。 ○倉掛分科会長   それはまた協議しないとわからないです。 ○安東委員   同じことを2つ分科会から出すと違和感がある。 ○倉掛分科会長   だから、これを上げるのであれば厚生分科会から上げたほうがいいだろうというのが、まず大前提です。今まで議論をしていなくて文教分科会から上がってきて、これはメンツがという話ではないのです。今まで厚生常任委員会でやってきたと。その中で議論をしてきているし。 ○安東委員   文教分科会と話して、これを出してきたのかなと思った。 ○倉掛分科会長   いやいや。けさ、そのすり合わせをちょっとしました。 ○長田委員   まだ話し合いはしてないのか。 ○倉掛分科会長   文教分科会との話し合いはしていないです。それは、この後の正副分科会長会議での話になります。その前段階で、厚生分科会としても上げていますよと。 ○エイジ委員   こうやってまたぐこともあるのでしょうけど、厚生分科会が主体で動いている案件に関して、文教分科会から同じような内容が出てくるところに違和感があるのです。 ○斉藤委員   ただ、厚生分科会の中でも学校との連携というのは出ましたので、落としどころはやっぱり必要だと思います。だから、そこまでの部分はもちろん文教分科会から言っていただかないといけないですよね。 ○倉掛分科会長   これも私の案ですが、児童相談所に関する文言はまた後ほど整理するにして、仮に本分科会から、さっき言ったような「総合的、包括的に検討してほしい」という要望を上げたとするならば、文教分科会文言でいうと、「他の部局関係機関連携した対応が今まで以上に必要となることから、関係機関等との総合的な支援体制構築に努める」とか、「十分な連携をとった支援体制構築に努めること」というような文言にしていただいて、「児童相談所」というのは、厚生分科会から上げさせてくださいというところにできないことはないと思います。 ○安東委員   共通の要望というのはないのかな。 ○倉掛分科会長 
     共通はないですね。今までの過去の事例を見ると、大体重なっている分については、基本的には所管がここなので、所管で上がっているものをよそから上げてきても、重なる部分については今まではそうしてきていますよね。同じものを2つ分科会から上げているというのは、余りというか、今までないんじゃないかな。そのための正副分科会長会議だと思います。 ○長田委員   文教分科会は「学校に配置されるスクールソーシャルワーカー」としていますが、厚生分科会は、子ども家庭支援センター問題点がいろいろあって、関係機関ともっと連携をするため、権能強化とか、児童相談所との違いがあるので、それを発展させてはどうかという検討を今やっていると思うので、厚生分科会から要望を出す場合は、その辺をもっと強調したものにする。文教分科会学校ソーシャルワーカーという形で、それは、児童相談所が今後つくられたら連携することになるのだろうけど、厚生分科会はやっぱり子ども家庭支援センター機能強化というものが入る。それで、他の関係機関との連携という形にしたらいい。 ○倉掛分科会長   子ども家庭支援センター機能強化については、今回、事務事業評価のほうでやっています。 ○長田委員   それはそうだけど、今、正副分科会長会議の中でこの要望をどうするかという話をしているから、意見として言っています。事務事業評価子ども家庭支援センターを強化してほしいという話になっているけれども、文教分科会は「学校に配置されるソーシャルワーカーだけではなく」と言っているわけだから、やっぱり厚生分科会で出す場合はそのような文言かなという感じはしたのです。 ○倉掛分科会長   現在、子ども家庭支援センター機能強化というものをやっていっているところではあるけれども、並行して児童相談所に係る検討をしていく。子ども家庭支援センター機能強化を急いでしなさいと。一方では、その間に、児童相談所について、慎重に総合的に包括的なしっかりとした議論検討を進めていきなさいということを分科会要望として上げるということでよろしいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○倉掛分科会長   書記、ほかの件を話している間にその文言整理してください。書記文言整理している間に、本委員会分科会要望についての協議を行いたいと思います。文言は後で確認しましょう。  それでは、お手元に厚生分科会要望事項、正副分科会長案を配付しております。  正副分科会長案書記が読み上げます。 ○書記   まず分科会要望事項1つ目、「保育の質を担保し、市民保育ニーズを把握した上で、待機児童解消に努めること」。  次に、他の分科会と関連する要望事項についてでございます。  「障がい者の就労支援への取り組みについては、商工労働観光部連携し、雇用のミスマッチ解消を図るとともに、継続的な就労に向け、引き続き支援に努めること」。 ○倉掛分科会長   それでは、委員皆さんから御意見等があればお願いします。 ○長田委員   「保育の質を担保し」というのはいいのですが、待機児童解消に関して、広聴広報というのを私が何回も言ったのは、情報公開をもっとやるべきだということなのです。だから、既存施設とか新設とか、そういうことも含めて、情報公開して、効果検証して、そして待機児童解消に努めることということです。13名が待機児童になったこと、その検証結果がまだ余りなされていない。情報公開をやっていないという感じがするので、情報公開し、効果検証をし、市民ニーズを把握した上でというのがいいのかなと思います。 ○倉掛分科会長   長田委員確認ですが、情報公開というのは具体的にどういった情報公開するのですか。 ○長田委員   情報というのは、四百八十何人の待機児童がいて、それを解消するために、既存施設の拡大や新設していく過程の情報公開する。そして、その効果検証をした上で、次の待機児童解消をやるということ。 ○倉掛分科会長   公開する対象は市民でいいのですか。 ○長田委員   もちろん市民です。 ○倉掛分科会長   市民待機児童解消のいわゆるロードマップ公開してということですか。どういう計画で、どのように待機児童解消していくのかという手法、方法、それを公開するということですか。 ○長田委員   待機児童解消するためにやってきたことの検証もしていないし、ただ事業者を募集して、それを出してやっているような感じがするので。 ○倉掛分科会長   検証するということはわかるのですが、情報公開というのは、どういった情報市民公開するのかというのが、ちょっと私にはわからないので教えていただけますか。 ○長田委員   保護者がきちんとチェックができる体制にしないと、いろんな問題が今後起きてくる可能性がある。今まで待機児童解消ということは分科会要望として出してきた。それが13名という低い数字にはなったけど、待機児童解消はできていない。そういうことを検証する中で情報公開をやったほうがいいのではないかという感じはします。 ○安東委員   今、私も分科会長と同じような気持ちでいるのですが、13人が待機児童として残ってしまったと。その原因の中に情報公開が足りなかったというような、そういう部分があるのですか。 ○長田委員   既存施設とか新設とか、私立の保育園を運営している人に対しての要請、そういうものがなされていなくて、事業者を募集するだけ。そういうことではなくて、業界とかそういう中でやっていくものが、待機児童解消ということ。公立に関しての問題も出てくるだろうという感じはするのだけど。 ○倉掛分科会長   多分、皆さん理解できていないと思います。  その既存新設と、13名というキーワードがたびたび出てきておりますが、検証したほうがいいというのは私もわかるのです。  既存施設新設施設というのを市民情報公開してほしいということなのですか。 ○長田委員   先日の新聞に、企業主導型保育施設についての記事がありました。もちろんそれとはちょっと違うのだけれども、やっぱり全ての保育園も、保護者に対しての公開も必要であろうという感じがするのです。 ○安東委員   例えば、企業主導型がまだ余裕があるという情報を流せば13人が待機児童にならなくて済んだと、そういうことですか。 ○長田委員   総合的にという表現をしてほしいとは言っていないのですが、そのような保育に関することについては、やっぱり地方自治体がしっかり把握せよということを言っている。 ○倉掛分科会長   論点がずれてきているような気がします。  情報公開というものはどういう情報公開を指すのかという議論をしていますので、そこを皆さん御理解いただきたい。 ○斉藤委員   それを踏まえての質問ですけど、その企業主導型はいわゆる認可外保育施設なのですが、認可外保育施設も含めてその情報公開をするべきだとおっしゃっているのですか。 ○長田委員   保育の質の担保をするということは、そういうことなのではないのですかということを言っている。だから、それをこの文言には入れていないけれども、「保育の質を担保し」というのは、そういうことも含めて。 ○斉藤委員   認可保育所保育の質を担保するために設置基準どおりにつくってあるのですよね。一方、認可外というのは緩和をされていて、認可保育所よりは緩くつくられているのですけど、それを一緒情報公開するということなのですか。 ○倉掛分科会長   これは、あくまで決算審査特別委員会厚生分科会における要望事項なので、認可外保育施設に関する予算の関連はありませんので、そこは御認識をいただいておいたほうがいいかと思います。 ○安東委員   まだちょっと腑に落ちないところがあるのですが、この「保育の質を担保し、保育ニーズを把握した上で、待機児童解消を努める」という文言の中に、情報公開をしっかりしてということを入れるのは、文章がなじまない。この「保育ニーズを把握した上で」という部分で、そういった情報をしっかり取り入れてほしいという思いが入っているのではないのかなという思いがあります。 ○斉藤委員   私もそれでいいと思います。 ○長田委員   よく広聴広報をするようにということです。要するに、既存保育所とよく相談をする。増設やら新設をどんどんしていくと、それがまた大変なことになるということがある、そういう意味です。情報公開というのはそういう意味。 ○安東委員   それは、「市民保育ニーズを把握した上で」で、十分意味が通ると思います。 ○長田委員   「市民保育ニーズを把握」ということは、要するに広聴広報をもっとやるということ。それをやっていなかった。 ○倉掛分科会長   長田委員のほうから、広く意見を聞きなさいという話がありましたが、言っていたようにミスマッチというか、マッチングの難しさとか、それから、待機児童解消する際には、マッチングが総合的にうまくできていないので、13名マッチしてない人がいると。その人たちは待機児童ですが、待機児童に数えられない、希望の園に入れなくて待っている人も相当数いますので、そうしたものを含めて、保育ニーズをしっかりと広く聞いて、把握して、施設整備も含めて考えていく。その上で待機児童解消に努めてくださいという意味でこうした文言にさせていただいたのですが、いかがでしょうか。 ○安東委員   気持ちを酌めば、しっかりという言葉を入れるとか。 ○倉掛分科会長   課題整理とか、そうしたことに関してはこの中には入っていないですけれども、文言として入れるのであれば、「保育の質を担保し、市民保育ニーズを把握し、しっかりと課題整理した上で、待機児童解消に努めること」ということでしょうか。課題整理ということになれば、その中で検証して、その対策を打って待機児童解消に努めるということになろうかと思いますが、いかがでしょうか。 ○エイジ委員   いいと思います。 ○長田委員   きちんと検証をするということが大事なのだと。 ○倉掛分科会長   今、案として出させていただいたのは、「検証も含めて課題整理する」と。もしくは、「市民保育ニーズを把握し、検証し」という、検証という言葉にしたほうがいいのか、それとも、「課題整理した上で待機児童解消に努める」というほうがいいのか。何かこう、もう文言整理になりますので、何かいい案があったら言っていただければと思います。 ○安東委員   検証で悪くはないけど、それだけ入れると何のことだろうという感じになるので、「これまでの取り組みを検証する中」とか、何かそういうのを入れたら。 ○堀委員   そうですね。課題整理しっていうのでつなげたらいかがでしょう。  「市民保育ニーズを把握し、これまでの課題検証する中、整理した上で」。全部盛り込んだけど。 ○倉掛分科会長   全部盛り込むとするなら、頭に持ってきてもいいと思いますけどね。 ○安東委員   それは、どういう並べ方に。 ○堀委員   「これまでの課題検証する中、市民保育ニーズを把握した上で待機児童の……」。 ○倉掛分科会長   それがいいですね。一遍読み上げましょうか。  「これまでの課題検証する中、保育の質を担保し、市民保育ニーズを把握した上で、待機児童解消に努めること」。いかがでしょうか。 ○堀委員 
     だいぶ長田委員の言わんとされることにも配慮されているように思います。 ○長田委員   ありがとうございます。 ○斉藤委員   小さなことなのですけど、「検証する中」とすると、これまでの取り組みをもう一回振り返らないと。「検証しつつ」でいいのではないですか。そうしないと、ちょっと意味合いが大きくなり過ぎる気がする。これまでも、待機児童解消には取り組んできているので、ちょっと踏み込むぐらいでいいのではないかと思います。 ○倉掛分科会長   「これまでの課題検証し、市民保育ニーズを把握した上で、保育の質を担保……」。「十分な保育の質を担保した、待機児童解消」。「担保した」はおかしいかな。 ○斉藤委員   「担保しながら」でいいと思いますよ。今のでいいと思います。 ○倉掛分科会長   「市民保育ニーズを把握した上で、保育の質を保ちながら、待機児童解消に努めること」にしましょうか。「担保しながら」にしましょうか。 ○斉藤委員   「保ちながら」ってあんまり言わないですよね。やっぱり、「保育の質を担保し」っていう表現が一般的。 ○倉掛分科会長   「担保しながら」がいいですか。  それとも、さっき、斉藤委員が言った「しつつ」。 ○斉藤委員   それはどっちでもいいです。検証にかかってくるとちょっと重いと思う。 ○倉掛分科会長   「これまでの課題検証し、市民保育ニーズを把握した上で、保育の質を担保しながら待機児童解消に努める」。  これでよろしいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○倉掛分科会長   それでは、次に、他の分科会と関連する要望事項はいかがでしょうか。このとおりでよろしいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○倉掛分科会長   そのようにいたします。  それでは、さっきの児童相談所に関する分科会要望文言案がまとまりましたので読み上げさせていただきます。  「児童相談所設置に際しては、周辺環境課題の包括的な検討に加え、子ども家庭支援センター機能強化及び他の部局との連携を図ること」。  私から言っていいですか。  「児童相談所設置に際しては」ではなく、「児童相談所設置検討に際しては」としてはどうですか。 ○堀委員   そうですね。 ○倉掛分科会長   「設置検討」。「設置検討」。 ○安東委員   「の」があるほうがいいですね。 ○倉掛分科会長   「周辺環境の整備等、課題の包括的な検討」。 ○斉藤委員   「周辺環境」。「周辺体制」。「周辺環境」でいいのですか。 ○倉掛分科会長   「周辺支援体制等」。 ○斉藤委員   そういうほうがはっきりしていいですよね。「環境」というと、ちょっと広いかな。 ○倉掛分科会長   もう一度読んでみます。  「児童相談所設置検討に際しては、周辺支援体制等、課題の包括的な検討に加え、子ども家庭支援センター機能強化及び他の部局との連携を図ること」。 ○衛藤委員   「設置検討」と言われましたが、私は「児童相談所検討に当たっては」という形がいいと思います。「検討」が後段の部分でももう一度出るので、そこの整理は要るかと思います。 ○倉掛分科会長   「子ども家庭支援センター機能強化及び他の部局との連携を図ること」というのが、「児童相談所検討に際しては」になっているのが気になったので、もう一度、私の案を読み上げさせていただきます。  「子ども家庭支援センター機能強化及び他の部局との連携を図りながら、児童相談所検討に際しては、周辺支援体制等、課題の包括的な検討を行うこと」。 ○堀委員   それいいですね。流れがいいです。 ○倉掛分科会長   児童相談所検討に際して、子ども支援センターの機能強化をしてというのは何かおかしなことになってくるので、現在、子ども家庭支援センター機能強化及び他の部局等の連携も十分に図りなさいよと。「児童相談所検討に当たっては」。「際しては」のほうがいいですか。  切りましょうかね。  「子ども家庭支援センター機能強化及び他の部局との連携を図ること」。ここで切って、「なお、児童相談所検討に際しては、周辺支援体制等、課題の包括的な検討を行うこと」。  整理をして、この厚生分科会の最後に確認します。よろしいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○倉掛分科会長   それでは次に、分科会評価結果について協議を行います。  まず、産休等代替職員雇用費補助金についてです。お手元に正副分科会長案を配付しております。  それでは、正副分科会長案書記が読み上げます。 ○書記   「本事業は、私立認可保育施設職員が出産または疾病もしくは負傷のため長期間の休暇を必要とする場合において、当該職員の職務を行う代替職員の雇用に係る経費を補助することで、職員が産前産後休暇や病気休暇を取得しやすくすることを目的としている。 産前産後休暇や病気休暇を取得した職員及びその代替職員に対して給与を支払う施設の経済的な負担を軽減することにより、適正な職員配置の維持につながり、児童の適切な処遇の確保に寄与している。また、代替職員が配置されることで、産前産後休暇等を取得しやすくなり、働きやすい職場環境の実現につながることから、本事業の必要性は高いと認められる。 昨年度、補助単価の引き上げを行っていることから、さらなる制度の周知を行うとともに、事業者がより利用しやすい制度とすることを求め、継続とした」。 ○橋本副分科会長   それでは、委員皆さんからの御意見があればお願いします。 ○斉藤委員   この「児童の適切な処遇の確保」というのは、ちょっとおかしいのではないかと思うのですけど。適切な職員配置の維持につながり、例えば保育の質の担保に寄与しているとか。 ○橋本副分科会長   引っかかりますね。「適切な処遇」は変な感じ。 ○堀委員   何か変な感じですね。 ○斉藤委員   「保育の質の担保及び保育士の確保に寄与している」というのが正確ではないかと思います。 ○倉掛分科会長   それでは、これまでの協議をまとめますと、「児童の適切な処遇の確保に寄与している」の1文を、「保育の質の担保及び保育士の確保に寄与している」に変更します。正副分科会長で集約の上、分科会評価結果とすることでよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○倉掛分科会長   では、次に子ども家庭支援センター事業について、正副分科会長案書記が読み上げます。 ○書記   「本事業は、18歳未満の子供に関するあらゆる相談を受け、適切な助言・支援を行うとともに、関係機関連携する中、児童虐待の発生予防から早期発見・早期対応、アフターケアに至るまでの切れ目のない支援を行い、子どもの健全な育成を図ること、また、配偶者等からの暴力や暴言など(DV)の相談を受け、DV被害者の保護、救済、自立に向けた支援を行うことを目的としている。 例年、児童虐待やDVに関する多数の相談が寄せられており、市民に身近な相談窓口であるとともに、継続的なソーシャルワーク業務までを行う機関として、本事業の必要性は高いと認められる。 今後は、保健所、学校児童相談所等の関係機関との連携をさらに強化し、指導及び教育を行う児童福祉司(スーパーバイザー)等の専門性の高い人員の確保を含めた相談体制の強化と、相談窓口としての機能の充実を図ることを求め、拡充とした」。 ○倉掛分科会長   委員皆さんから御意見があればお願いします。 ○斉藤委員   最後のところの「相談体制」ですが、「相談支援体制」のほうがよいと思います。スーパーバイザーは相談を受けるだけではないので。 ○倉掛分科会長   「相談支援体制」か、「相談支援体制」。 ○斉藤委員   事務事業評価シートは「相談支援」になっていました。 ○倉掛分科会長   「相談支援体制の強化」。  このほかにありませんか。 ○橋本副分科会長   その後に「相談窓口としての機能の充実」とあるのですが、ここは「相談支援体制」だけでもいいのかなと思います。 ○倉掛分科会長   「相談窓口としての」が要るのか。もう「相談支援体制の強化」を図ることを求めているから。 ○橋本副分科会長 
     「相談支援体制の強化と充実」。 ○斉藤委員   「強化と機能の充実」。 ○倉掛分科会長   「強化と機能の充実を図ることを求め、拡充とした」。  もう一度読み上げます。  下から2行目。「相談支援体制の強化と機能の充実を図ることを求め、拡充とした」。  これでよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○倉掛分科会長   それでは、そのようにいたします。  次に、健康推進員地域活動事業についてです。正副分科会長案書記が読み上げます。 ○書記   「本事業は、市民の健康づくりを身近な地域で推進するため、各自治区に大分市健康推進員を配置し、市民との協働により、健康で安心して暮らせるまちの実現を目指すことを目的としている。 健康推進員は、地域担当保健師と連携を図る中、市民健診やがん検診の受診勧奨のための声かけや健診会場でのサポートを行うことにより、受診率の向上に寄与している。また、健康推進員の養成は、健康づくりに関心のある市民の増加につながるとともに、自ら健康づくりに取り組み、支えられる側から支える側に回ることで、医療費、介護費の削減にもつながることが期待できる。 しかしながら、健診等の受診の勧奨以外の具体的な活動については、他の健康づくり団体等との違いが健康推進員自身や市民に分かりにくくなっているなどの課題もあり、その目的と活動を検証し、明確にすることを求め、継続とした」。 ○倉掛分科会長   委員皆さんから御意見等あればお願いします。 ○安東委員   この最後の2行目のところ、「健康推進員自身や市民にわかりにくく」とありますが、自身もわかりにくいというのはどういうことでしたか。 ○倉掛分科会長   健康推進員自身も何をするか把握していない方が結構いらっしゃるということです。だから、地域から、言葉が悪いけど、都合よく使われる。体育祭の手伝いをしなさいとか、歩こう会を手伝いなさいとか。手伝った挙句、そこで健康推進員として何か講演したり、血圧をはかったりとかはやってない。やっているところはまだいいのですが、手伝いだけをしていて、そういうことをやってないところもあるわけです。  正副分会長案でよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○倉掛分科会長   それでは、そのようにいたします。  最終的な文言整理については、正副分科会長一任とさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○倉掛分科会長   では、先ほど分科会要望案を確認します。  書記、読み上げてください。 ○書記   読み上げさせていただきます。  「子ども家庭支援センター機能強化及び他の部局との連携を十分に図ること。なお、児童相談所検討に当たっては、周辺支援体制等、課題を包括的に検討すること」。 ○倉掛分科会長   これを厚生分科会要望事項として上げてよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○倉掛分科会長   それでは、そのようにいたします。  なお、正副分科会長会議において、分科会要望事項と他の分科会に関連する要望事項について、決算審査特別委員会要望としてどのように取り扱うかを協議、調整することになっております。その際に、本分科会要望事項に若干の文言整理が生じる場合があります。これについては、正副分科会長に一任させていただいてよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○倉掛分科会長   では、以上をもちまして、本日の協議は終了いたしました。  委員皆さんから、その他として何かありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛分科会長   それでは、これにて厚生分科会を散会いたします。お疲れさまでした。                              午前11時9分散会...