大分市議会 2010-03-25
平成22年厚生常任委員会( 3月25日)
平成22年
厚生常任委員会( 3月25日)
厚生常任委員会記録
1.開催日時
平成22年3月25日(木)10:01開議~12:12散会
2.場所
第2
委員会室
3.
出席委員
委員長 安部 剛祐 副委員長 今山 裕之
委 員 河野 広子 委 員 松下 清高
委 員 安東 房吉 委 員 田島 寛信
委 員 河越 康秀 委 員 衛藤 良憲
委 員 仲家 孝治
欠席委員
な し
4.説明員
(環境部)
児玉環境部長、
横江環境部次長、
古賀環境部次長、
山月環境部次長兼
水質分析センター所長、
藤澤環境対策課長、
奈良環境対策課参事、
新地清掃管理課長、
村谷清掃管理課参事、
伊藤清掃施設課長、
河野清掃施設課参事、
阿部清掃施設課参事、
宮野清掃業務課長、
藤沢清掃業務課参事、
堤清掃業務課参事、
大塚清掃業務課参事
5.
事務局出席者
書記 澤野 充幸
6.
審査案件等
予算議案
議第1号 平成22年度大分市
一般会計予算 〔承認〕
第1条
歳入歳出予算の補正
歳出 第 4款 衛生費のうち
環境部所管分
議第15号 平成21年度大分市
一般会計補正予算(第4号) 〔承認〕
一般議案
議第18号 大分市
地球環境保全基金条例の制定について 〔承認〕
議第26号 大分市
手数料条例の一部改正について 〔承認〕
議第33
号ごみ収集車の購入について 〔承認〕
報告事項
・
事業仕分けについて
・
廃食用油回収調査事業について
・おおいた市民一斉
省エネチャレンジ2009(冬)の実施報告について
・由布市の
産業廃棄物処理場計画について
会議の概要
平成22年3月25日
午前10時1分開議
○
安部委員長
おはようございます。ただいまから
厚生常任委員会を開会いたします。
これから、審査に入りますが、説明員は最初に所属と氏名を告げてからの発言をお願いいたします。
ここで、
児玉環境部長より発言を求められておりますので、これを許可いたします。
○
児玉環境部長
おはようございます。
審議前の貴重なお時間をいただき、環境部を代表して一言ご
あいさつを申し上げます。
安部委員長、今山副委員長を初め委員の皆様方には、平素より
環境行政の推進はもとより、市政各般にわたり格別の御指導、御高配を賜っておりますことに対しまして、衷心よりお礼を申し上げます。
まず、職員の不祥事についておわび申し上げます。
去る2月6日午後9時50分ごろ、
清掃業務課職員が飲酒運転し、駐車中の軽乗用車に接触、乗っていた女性にけがをさせたとして、
懲戒免職処分を受けましたことはまことに遺憾であり、委員の皆様方を初め市民の皆様に心よりおわび申し上げます。再びこのような事件を起こさないよう、所属長が職員一人一人と個別面談を行い、改めて注意を喚起したところでございます。
また、各家庭には、御家族の協力を求める手紙を送付し、職場と家族一体となって二度とこのような事件を起こさないよう徹底を図ったところでございます。今後とも綱紀の粛正及び服務規律の遵守を守り、市民の皆様の信頼回復に努めてまいる所存でございます。
さて、この1年を振り返りますと、本年度の
新規事業でございます環境に優しい
自動車導入推進事業は、募集開始から約5カ月で予算枠に達しました。
また、
段ボールコンポストや
大分市民環境大学は予定を上回る応募があり、市民の皆様の環境への関心の高さが伺え、心強い思いをしているところでございます。
また、地域における
環境意識の高揚並びに
コミュニティの活性化を図る生ごみの
コミュニティ回収事業は、昨年度は広内地区、今年度は竹中の高城地区に設置したところでございますが、22年度以降は、当面この2つの地区の
取り組み状況を検証してまいりたいと考えております。
環境部といたしましては、
地球環境保全に関する事業や
ごみ減量リサイクル推進事業など
市民生活に密接にかかわる幅広い事業を
市民協働で推進する中、順調に推移した1年であったと考えております。
今後とも、
委員皆様方の
環境行政に対する御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、ご
あいさつといたします。
それでは、今回、御提案しております議案の概要について御説明申し上げます。
まず、
予算議案でございますが、議第1号、平成22年度大分市
一般会計予算、第1条、
歳入歳出予算、歳出第4款の衛生費のうち
環境部所管分に係る予算につきましては、85億2,030万円を計上いたしております。
これは、平成21年度当初予算比較いたしまして、2億2,021万円の減となっております。主な経費といたしましては、1項
保健衛生費5目
環境対策費といたしまして、水質、
大気汚染、騒音・振動等の
測定事業費、
環境監視測定機器整備事業費、地球環境問題への取り組みといたしまして、緑の
カーテン設置費、
電気自動車購入費補助金などを計上いたしております。
また、3項清掃費では、
ポイ捨て防止や
不法投棄監視ネットワーク事業に係る経費、
福宗環境センター、
佐野清掃センターの運営・
維持管理経費、
ごみ収集車両更新購入費、生ごみの
減量対策といたしまして
家庭用生ごみ処理器購入費補助金、
段ボールコンポスト普及事業費、
有価物集団回収運動促進事業では、新
年度モデル地区での
廃食用油回収調査事業費などを計上いたしております。
さらに、4項
上水道費1目
上水道施設費では、
水道事業会計への
各種繰出金を計上いたしております。
次に、議第15号、平成21年度大分市
一般会計補正予算第4号、4
款衛生費では、
一般議案の議第18号と関連いたしますが、大分市
地球環境保全基金積立金を計上いたしております。
続きまして、
一般議案でございますが、議第18号、大分市
地球環境保全基金条例の制定について、議第26号、大分市
手数料条例の一部改正について、議第33号、
ごみ収集車の購入についてを御提案申し上げております。これら詳細につきましては、後ほど
担当課長より順次説明をいたさせますので、慎重御審議の上、御承認賜わりますようお願い申し上げます。
また、
報告事項といたしましては、
事業仕分けについてほか3点がございます。
これら詳細につきましても、後ほど
担当課長より説明いたさせますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
○
安部委員長
それでは、審査に入ります。最初に
予算議案の審査を行います。
議第1号、平成22年度大分市
一般会計予算、第1条、
歳入歳出予算、歳出第4
款衛生費のうち
環境部所管分の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
藤澤環境対策課長
[
説明書② 198ページ~ 1項
保健衛生費について説明]
○
新地清掃管理課長
[
説明書② 232ページ~ 3項清掃費について説明]
○
安部委員長
質疑、意見はありませんか。
○
河越委員
2つあります。1つは、
環境対策費という形で3億8,000万ほどあるけど、中身を見ると結構専門性の強い
オキシダント測定とか、ちょっと上げたら切りがないけれども、幾つかあるんですが、最終的にはその
業務委託をやるわけだけど、そのコストというのか、それが妥当かどうかというのはどういうふうに、要するに金額、通常で言ったら
予定価格みたいな形をどう設定するのだろうかという、素朴な疑問があるのですが。
それと、もう1つ、そういったものにライバルというか、同業者的なものがあるのだろうかというのが、まず2つ聞きたいのですが。
○
奈良環境対策課参事
まず、
水質分析につきましては、ほとんどが
水質分析センターでやっております。あとできない部分につきましては、大気の測定とか、
ダイオキシンとかは
委託分析で民間業者にお願いしていますが、これにつきましては、
分析機関が3社以上ありますので、入札でもって決めております。
○
河越委員
ちょっと上げたら切りがないようだが、
業務委託、
業務委託とずっと出ているけど、通常考えると、
大気汚染等を調べたりするのは、設置するときに
それなりの専門性のある業者がすると思うけど、そうしたら、それから先の運用における委託というのも設置したところに頼むのですか。
○
奈良環境対策課参事
大気汚染であれば、NOxとか
硫黄酸化物を
自動測定器で24時間365日
連続測定をしておりますが、それの設置は入札で業者を決めて設置をしてもらって、
あと維持管理をまたやってもらっているんですけれども、
維持管理につきましては、設置したメーカーでないと機械の内容がわかりませんから
維持管理することができませんので、それにつきましては、随契で
維持管理をお願いしているという状況です。
○
河越委員
だから、そうなるだろうと、今、予測はしておって、答えをもらったけど、そのときの例えば単価というか、そういうのをどうして検証するのだろうかと思ってですね。
○
奈良環境対策課参事
これまでは、設計とかでやっていたのですが、やっぱり随契ということになりますと、どうしても業者が限定されますから、競争が働きませんから、値段が決まってしまうというようなことがありますので、他都市の状況とかも見まして、来年度からは
一般競争入札でやっていきたいというふうに考えております。
○
河越委員
来年度から。これは長年にわたってずっと出ているんですよ。今答えをもらって、そうかなと思っていたのですけれども、確認したような形だけど。この辺は通常で言うと
予定価格というのか、物品のことでも結構やかましく言ったけど、ほかで
それなりに苦労しているのに、この部分も一番模索というか、来年からすると言ったけど、遅いなと思うよ。他都市のこともあるよね。通常こういったことというのは、大分だけの話じゃないから、もっともっとそこに頭を置いて、いろいろな面で、厳しい時代となると、やっぱり一方的な部分で金額が決まるというのは、
けしからん話だなと思う。
来年度って言ったよね、今。ちょっとよろしく頼みます。これは大きいから。それぞれ積み重ねていくと。極めて専門性が高くて、
一般競争入札って言ったけど、それでも限られると思うんです、普通の感覚から見たらね。
だから、こういうのはよりシビアに、この金額というところまでは、もう答えないでいいですけれども、本当によろしくお願いします。
もう1個。
佐野清掃センター。以前から建設のときからいろいろ言われて、要は
ランニングコストの推移というか、この3、4年の中でどう変わってきているのかというのを知りたいんですが、何かその辺の資料はありますか。
○
伊藤清掃施設課長
今は、この場に資料を持ち合わせておりません。改めて提示させていただくということでお願いしたいのですが、よろしいでしょうか。
○
河越委員
それで結構です。ただ、今資料がないので、数字的な細かいのはわからないでしょうけど、どういう傾向になっていますか。当初の予測であるとか、そういった面の大まかなことだけ言ってもらえませんか。
○
伊藤清掃施設課長
佐野清掃センター、
清掃工場ですが、平成15年4月から稼働を始めまして今に至っておりますが、確かに最初の数年間というのは、非常にそのときのいろんな消耗品等の
市場価格その他もいろいろ関係するわけでございまして、推移としては順調であったと私も記憶しております。
昨年度の当初予算におきましても、一番よく言われています
コークスの単価にしても、
市場価格の変動をもろに受ける状況もございまして、昨年度は6万5,000円
トン当たりです。これは、溶融炉の熱源として
コークス、あるいは灯油を使わねばならないという炉の特性もございますので、どうしても消耗品として要りますので、その辺が御案内のように
市場価格に結構左右されるという部分もありまして、若干変動はしてきている。
ただ、いわゆる
ランニングコストとおっしゃいましたけれども、年間の
佐野清掃センターに係るコストというのは、そんなに大きく変動はしておらないというふうに考えております。
先ほど年度の推移とおっしゃいましたが、
河越委員、15年度からと、当初からという意味ですか。ここ数年間ということでよろしいでしょうか。
○
河越委員
厳密に言えば最初からになるけれども、当初この話が、私がそのときにここの委員会におったかどうかというのは定かじゃないけれども、結構議会として注目していたときがあります。部長はよくわかっていますよね。それ以後、聞いていないので、ちょっとどうかなと思ってですね。
私も毎回毎回そういう質問していたわけじゃないのですが、私から見ると3、4年という感覚にはなっているんですけど。
それで、最終的にはそういう具体的なデータを、後ほどで結構ですから見せてくれるというので、見てみたいのですけれども。
話にも出た
コークスというのは、相場というのかな、変動するのは。相場で動くから一概に言えないでしょうけれども、当初分別がかなり進んだことによって、熱源というか、どんどんと入れないといい形で燃焼しないということで、
コークスの使用が多くなったとかいう話が出たけど、その辺の値段もさることながら、
コークスの使用量もデータの中に入れて欲しいということです。
トータルでかかった値段もさることながら、
コークスがどれだけの量、何トンとか、それがふえていっているのかも見たいので、要求しておきます。答えはいいです。
○
安東委員
関連して私も聞きたかったので、同じデータをもらいたいと思いますが。
○
安部委員長
みんなにお配りするように。
○
河野委員
それとセットで、ごみの量も対比していかないとね。
○
河越委員
それはくれるよね、当然。
○
安東委員
もう1つ、
空き缶回収報償費です。これはまだずっと続けるんですね。実は昨年、学校現場ではやめるといううわさを聞いているのだけど、ずっと続けるんですか。
○
新地清掃管理課長
空き缶回収につきましては、昨年、
関係部局、それと
小中学校担当課に一応この事業につきましては、当初の目的を達したという趣旨から22年度をもって終了したいという説明を行っています。
○
安東委員
それなら、243ページの、いわゆるこの
空き缶クリーン作戦というのは、また違うわけ。
○
新地清掃管理課長
243ページですね。一緒ですね。
予算資料243ページの4の
空き缶クリーン作戦推進事業。今、説明申し上げたのと一緒でございます。
○
安東委員
それは終結するということ。
○
新地清掃管理課長
はい。実はこの事業は先ほども説明しましたけど、57年から立ち上げた事業でございます。当初は、登校中に
空き缶回収していただくということになっていたのですが、最近の状態を見ますと、家庭から持ってくるというケースもありますんで、22年度で当初の事業を達成したという判断から終了したいということです。
○
安東委員
22年度で終了させると。
○
新地清掃管理課長
22年度で終わりです。
○
安東委員
今、学校にある
回収ボックスは全部なくしていくということですか。
○
新地清掃管理課長
回収ボックスは、学校での説明会の中で、結局、
空き缶回収がなくなった場合、今までそれを運営費に充てておるという部分がありますので、何かほかの方法はないのかという質問等を受けました。
今、
有価物集団回収運動事業をやっています。新年度から
廃食用油も進めようとしているんですが、そういうのをやっている
学校関係が何団体かあります。そういった部分に支出をされれば、当然私どものほうもそういった事務手続、内容等の説明はありますということでしておりますし、
ネット等について今までのように学校で使用するということであれば、一応差し上げるようにしていますけれども、要らないということであれば、市のほうで回収します。
○
安東委員
この空き缶の
クリーン作戦にかわる何かそういう報償費がでるような部分はあるということですね。
○
新地清掃管理課長
それは
有価物集団回収運動事業として、今、約600団体、市内の老人会、子供会、自治会。私の記憶によりますと小中学校で8団体ぐらいですか、そういう
有価物集団回収をやっております。そういった部分に移行すれば、それに対する報償金が出ますので、そういったものに移行したいと考えております。
○
安東委員
有価物には具体的にどんなものがあるのですか。
○
新地清掃管理課長
缶・びん、ペット。市で行っています資源物、缶・びん、ペット、それから古紙布類、雑誌とか、そういったものになります。
○
安東委員
はい、わかりました。
○
衛藤委員
ごみ政策、
環境政策の基本的なことで、ちょっと部長に答弁を求めたいけど、
河越委員が言ったことに関連するけど、平成15年ぐらいに
ガス化溶融炉方式を
佐野清掃センターに新日鐡の機械を導入したわけです。当初からいろんなことがうわさされていて、当時の議事録を見ても、当時の
環境部長がいろんな説明をしているわけです。1つには、非常な高熱で何でも燃やせると。通常燃やしたら
ダイオキシンが出るけど、高熱のため
ダイオキシンもそんなに出ないという利点もあるという説明をしている。
それから、もう1つは、
佐野清掃センター延命のためにあそこに埋まっているものを掘り起こして再度燃やすというようなことも、延命策として考えてもということを言っている。その当時にこの
ガス化溶融炉のいいところだけ言われて、コストの問題はまさに余り議論されていない、触れらてれていないのです。
実際に始まってから、メタルの
処理費用がかかる、
コークスの飛灰の処理もかかる、非常にさっき出たように
ランニングコストがかかるという話で、果たしてこの機種の導入が、そんなことを言ってもしようがないけど、この機種でよかったのかどうか。当時はこれしかないと盛んに言われたけど、日本鋼管の機械もあったわけだけど、果たしてよかったのかという問題。
その後、やっぱり生ごみの堆肥化を進めよう、
リサイクルセンターも立ち上げて
リサイクルを進めようと。それはそれでいいことだけど、基本的なことを伺いたいけど、私は
ガス化溶融炉、あの機械の導入は間違えていたんじゃないかと思う、基本的に。
だから、そこら辺を踏まえて、今後の大分市における
ごみ政策というか、
環境政策全体で、そのどういう方向性を持っているのか。福宗と佐野は何年度ぐらいで限界に達して、新たな収集場を考えなきゃならないという事態になるのか。あるいはそれを回避するためにどういう政策を今から考えているのか、その辺のところを答えてほしい。
○
児玉環境部長
佐野清掃工場につきましては、御案内のとおり助役以下関係の10人が委員となられまして、
選定委員会をつくりまして、その中で
ランニングコスト等も含めて審議する中で、最終的には今の溶融炉に決まったというふうに伺っておりますし、また私どももそういう形で今日まで
維持管理をしてきております。
その後、大分市の
ごみ処理行政を推進するに当たりましては、
一般廃棄物処理基本計画をいうものを策定して、その計画に沿って私ども進めておりますけれども、
ごみ処理基本計画でうたっておりますのは、やはりこれからの社会はごみを有効に利活用する
資源循環型社会、これをやはり目指しながら進めて行くということになっております。
そのようなことから、今後の
清掃工場をどういった形にするかということは、
ごみ減量、
リサイクル、そういったことをやっぱり基本に進めて行く必要があろうかというふうに思っております。
先日、
一般質問の中でも、
バイオマスの利活用の御質問が出ました。当然生ごみが今最重要課題になっておりますので、そういったものの活用に
バイオマスで利活用できないかというようなことも検討課題の1つにはなると思いますが、大分市といたしましては、大きな方向性として
資源循環型社会、そういったものがやっぱり実現できるような
ごみ処理施設であり、またごみの収集の方法等をやはり考えて行く必要があろうかなというふうに思っております。
そういったことを背景にして、今、環境部の
清掃施設課、それから
清掃管理課、
清掃業務課、これを清掃3課と私ども呼んでおりますけれども、3課で次の
福宗環境センターの
清掃工場、これが平成9年の4月に稼働いたしておりますので、そろそろ建てかえの検討に入らなきゃいけない時期に入っております。
それから、佐野の
清掃工場につきましては15年の4月に稼働したということで、
耐用年数から考えますとまだまだ余裕はあるのですが、やはりごみの処理を考えるときには、その2つの工場をどういった形で
維持管理していくかということがやはり必要になってまいりますので、大分市の全体の
ごみ処理を考えるという今必要な時期にきておりますので、
プロジェクトチームを立ち上げました。
それで、今、
プロジェクトチームのほうで、半年ぐらいを目途に検討を重ねております。なかなか厳しいという実感ではございますけれども、1つそういった中で、大分市のこれからのごみの処理の計画をとにかくきっちりと立ててまいりたいというふうに考えております。
そういったことで、大分市の
ごみ処理、これは大分市のみに限らず、由布市さん、それから竹田市さん、臼杵市さんと、広域で処理をしている環境もございまして、そういった
関係団体とも協議しながら進めていこうという考えでおります。
○
衛藤委員
佐野はあとどのぐらいもつと具体的に考えていますか。
○
児玉環境部長
15年の4月でしたので、こういった
溶融炉関係、
清掃施設については、
耐用年数が20年というふうに言われております。これはメンテの関係もございますけれども、おおよそ20年ぐらいという形で考えておりますので、佐野についてはそういう意味から言えば、まだまだ期間があるというふうには考えております。差し当たって、
福宗環境センターの
清掃工場のほう、こちらがもうそろそろやっぱり次の計画を立てておかなければいけないという時期に入っております。
○
衛藤委員
そうすると、溶融炉の機械の件は、20年ぐらいあるとわかったけど、佐野はもう
埋め立てはしてないの、新たに。
○
児玉環境部長
埋め立てはもう19年の4月からあわせ
産業廃棄物、
事業活動から出てくるごみについては、今、受け入れを実質中止しております。そういった形でほとんど今言ったように埋立物が入ってきておりませんので、これは試算をしておりますけれども、ほぼ安心できるといった状態にございます。埋立物はごくわずかでございます。
○
衛藤委員
実質は
埋め立てるものは福宗に持って行っているということですか。
○
児玉環境部長
埋立物は鬼崎の埋立場、それから佐野の埋立場、両方で
埋め立てをしております。
○
衛藤委員
佐野の
埋め立ては、あとどれぐらいもつのですか。
○
児玉環境部長
佐野、それからその鬼崎というふうに、なかなか区別してどれぐらいというようなところは難しいのですが、市民の皆さんから両方の埋立場で私
ども受け入れをしておりますので、両方の
耐用年数を我々試算はしておりますけれども、四、五十年は今のところ大丈夫だというような結果が出ております、今の埋立量でいきますと。
○
衛藤委員
はい、わかりました。
それで、やっぱりごみというのは、いつか私が
一般質問で言ったこともあるけれども、たしか環境部で80億ぐらいかかっているんだよね。22年度はどのくらいになるか知らないけど、やっぱりただより高いものはない。本当に、ただでごみは捨てるけど、さっき言ったように、
佐野清掃センターも200億の金をかけているし、
リサイクルセンターも30億くらいかかっているし、それは
リサイクルも必要なことは思うのですけれども、ぜひやっぱり
プロジェクトチームを立ち上げたということなので、今後の
ごみ政策というか、部長、あえて溶融炉が悪かったとは言えないだろうが、私は溶融炉は間違っていたと思うけど、
ごみ政策は大きな金がかかるわけですから、決して誤りなきように、後でやっぱりあれは
ランニングコストがかかってだめだったというような話になると、非常に我々議員としては、当時の説明で納得した者としては不審に思うわけで、誤りなきよう大分市の
環境政策とかいうか、
ごみ政策をぜひ今後の課題として取り組んでいってほしいということを要望しておきます。答弁要りません。
○
安東委員
今、
プロジェクトチーム立ち上げているということなので、関連して。
佐野清掃工場ができるときに、我々の会派から八女市できているキルン方式を提案していたと思うんです。あのときは八女市は実績がないと、建ててまだ何年もたっていないということで、結局そこはカットされた。そういったほかの方式がどうなのかということを、その辺の検証をしながら今の環境に優しい形をやってほしい。
キルン方式というのは、たしか燃えかすが全然出ないという非常にすばらしい方法だったと思うので、今、八女市がどういう状況になっているか、そこ辺を検討しながら、もちろんそれにこだわらないで、あれから技術も進んでいると思うので、そこら辺で考えてほしいと思う。
私はずっと前から言っているけど、埋立場をどこにつくるかということも、今、水道水源に川の近いところとか、山の上のほうとか、そういうところで本当にいいのかどうかということを検討して、今後の大きな案の中に入れてほしいなと思う。私としては、やっぱり海のほうがより環境には影響が少なくて済むのじゃないかという気がするのです。
○
児玉環境部長
ただいまちょうだいいたしました御提言等を踏まえまして、今後我々検討してまいりたいと考えております。ありがとうございます。
○
安部委員長
私から最後に一言。
産廃問題で大概、今、委員さんおっしゃるように、水源近くで随分トラブルを住民と起こすわけです。大分市もそうやって
埋め立てをやっているという話になると、当然産廃の業者も埋立場をという話になっていくわけです。であれば、大分市として、あえてそういう
埋め立てをしないと、一廃は
埋め立てをしないという基本方針をお願いしたいと思います。
そうする中で、産廃もそういう
埋め立てを大分市には持ち込まないという基本姿勢ができるのであれば、お願いしたいと思います。
○
児玉環境部長
埋め立ての関係でございますけれども、基本的には
埋め立てゼロ、やはりそういうふうな方向でやりたいというふうには考えております。なかなか現実的にはできないということはありますが、基本姿勢としてはそういった形でやっていきたい。
現実に、佐野の埋立場につきましては、
佐野清掃工場からは飛灰というものが出ておりますけれども、これはもう全量を今は苅田の宇部興産さんのほうで、これは資源化しております。
それから、
福宗環境センターの鬼崎埋立場のほうも、全量とはいきませんけれども、一部焼却灰については太平洋セメントさんのほうに持って行って、そちらでセメントのほうの資源化で活用いたしております。将来的にはそういった形が望ましいというふうには考えております。ここは財政との関係もございますので、基本姿勢はそういったことでやらせていただきたいというふうに思っております。
○
安部委員長
ほかにございませんか。
○
河野委員
予算の質疑なので、予算書の中身で、243ページの、若干出たんですが、
有価物集団回収運動促進事業の中の22年度からの廃油収集の分です。収集の仕方や地域の取り組みの提案の中身について教えていただきたいと思います。
○
新地清掃管理課長
先ほど部長の
あいさつにもありましたように、
有価物集団回収に新たな品目として
廃食用油をふやすと。この詳細につきましては後ほど報告事案が2番目にありますので、後ほど。
○
河野委員
だって予算の提案でしょう。
○
新地清掃管理課長
詳しい分につきましては、後ほど御説明いたしますけれども、
有価物集団回収というのは、昭和51年度から市民参加型で
リサイクル事業ということで、立ち上げた事業であります。
先ほども説明しましたように、有価物はどういうものかといいますと……。
○
河野委員
そういうことではなくて、私は廃油収集の分について聞いたのです。それは後で説明するのでしょう、
廃食用油。
○
新地清掃管理課長
後の分と重なりますが、説明いたします。
○
河野委員
後って、提案されている中身のところに説明しなくてどうするの。
○
新地清掃管理課長
廃食用油の回収事業を新たに
有価物集団回収に入れるという事業でありますが、今まで家庭から出された燃やせるごみの約70%は生ごみになります。そのうち
一般廃棄物処理基本計画の中に
廃食用油のデータ等はありませんでしたので、22年度から自治会等に協力をお願いして、
廃食用油の排出量や品質調査を行いたいと考えております。
方法としましては、まず22年度はモデル地区として5カ所を設定して、現在、
有価物集団回収を大々的にやっています萩原地区、鶴崎校区の中から各1団体。生ごみ
コミュニティ回収事業を行っています鶴崎の広内自治会、大南の高城自治会、それと新興団地の1団体、5団体がモデル事業として今年度22年度から。
○
河野委員
団地はどこですか。
○
新地清掃管理課長
まだ決まっておりません。
○
河野委員
決まっていない。
○
新地清掃管理課長
現在検討しております。
そして、報償金については、全国的なデータを取り寄せて調べました結果、家庭から出る
廃食用油につきましては、1年間で推定ですけど、0.1から0.5リッターぐらい回収されているという状況にあります。
○
河野委員
1年間で。
○
新地清掃管理課長
はい、1年間です。ですから、平均をとりまして、1世帯当たりの年間排出量を推定として0.3リッター、300ccが出るということを想定して、大分市の20万世帯に対して0.3リッターを掛けて、一応10円の報償金を検討しています。
それで、今回、
有価物集団回収の予算措置として60万円を計上させていただいております。
○
河野委員
具体的に収集の仕方、地域はそういうモデル的に地域を限定するけど、実際に集めるところは自治会とか団体とかで、ほかに収集方法など何か具体的にはなっていないのですか。
○
新地清掃管理課長
御指摘の分につきましては、一応想定はしております。まず、収集方法につきましては、
有価物集団回収をしている団体は、市内約600近くあります。実際稼働しているのは500ほどになりますけれども、22年度は5カ所のモデル地区になります。今行っている
有価物集団回収とあわせて、新たな品目をふやして行う。それで平均にしますと、月に1回程度地元と収集運搬業者との契約の中でしておりますので、そこにお願いして収集するということにしております。
それと、保管方法ですけれども、
廃食用油という関係もありますので、そのまま放置すれば危険性もありますので、ケースをかぶせるとか、保管施設で施錠をするようにするとか、そういったものを今検討しております。
○
河野委員
一定の大きさのタンクを預けるのですね。
○
新地清掃管理課長
その団体に預けて保管していただくことに。外に置くと、
廃食用油ですから危ないものですから、そういった分の施錠がきくようなボックスを考えております。
○
河野委員
また詳しく聞きたいと思います。
もう1点ですね。245ページ、先ほど委員長からも若干出ましたけれども、
産業廃棄物の対策事業費3,465万3,000円の分ですけれども、対策事業に6名の職員の方々がどういうふうな任務でどういうところに配置をされているのか。嘱託職員です。日常の業務内容と勤務地とか、そういうのを聞きたいと思います。
今、水の問題が出ましたけれども、舟平の亀柳の産廃場はガスもですが、水も汚れているんですよね。そういった意味で環境悪化になっている結果というか、報告等が上がっているのか。認識の度合いが、緑が丘の産廃の実行委員さんたちと市の調査とはかなりずれがあるので、その辺伺えたらということでお尋ねします。
○
村谷清掃管理課参事兼
産業廃棄物対策室長
まず、6名の嘱託職員さん、県警のOBの方を3年から4年の契約の中で、市の事業としましては、2名体制で3班に分かれまして、市内全域の処理業者さんはもちろん、排出事業者さん、またもちろん不法投棄あたりの監視を毎日しております。
その中で、産廃だけに限らず、一般廃棄物、家庭ごみあたりも含めた件数が年間400件とか500件上がってくる部分の拾い上げにも監視員さんの業務としての位置づけも上がっております。
産廃業者さんの中には、収集運搬、運ぶだけの業者さんから焼却施設であったりとか、
埋め立てであったりとか、許可を施設数で300から400施設ぐらい
リサイクル施設も含めて出しています。そのあたりを定期的な配分の中に月に1度とか2度ぐらいローテーションで回るような仕組みの中で監視をしております。
それと、舟平最終処分場の水質に関してですが、水質に関しては、県から合併時に移管されて後、浸透水自体の水質の原水というのは、例えばCODで言いますと100とか200で推移して、県の時代に黒い水が出たというような600とかいうレベルの汚れの発生はありません。
毎週1回、原水と処理後の水質測定はやっておりまして、処理水を舟平川に放流する部分の水質については、基準値はすべてクリアした形でありますので、水質による大分市に移管された後に公共用水域への汚染という事実はないものと認識しております。
次に、硫化水素ガスですが、これもまた当時黒い水が発生した時点で、腐っている状態だと推測される中で、もちろん嫌気性ガスというか、硫化水素を含む、そういったにおいを含むガスが発生していたことは事実でございます。
その後、対策として空気に触れるような改善方法をとりながら、ガス抜き管をふやしていっている状態の中で地下からのガスに硫化水素臭を含むガスが発生しておりまして、それの生のガスとしましては、確かに多いところでは数100ppmオーバーのガスが出ております。もちろんそのまま吸いますと有害でありますので、大気に出た瞬間に希釈、飛散されますので、場内で作業をしている部分につきまして、検知管あたりで測定するときは、労働基準法に基づく5ppmという作業環境としての基準がありますけど、そういったレベルの数字には達しておりません。
ただ、悪臭の苦情が絶えないという部分では、悪臭に感じる濃度が0.02。先ほどの作業環境が5で、出ている発生量が数100で、仮に瞬時に希釈されても0.02で人間が感じるものですから、どうしても地域での気象条件によっては悪臭の苦情が絶えないということにはならないのですけれども、発生時点でのガス対策で濃度を落とす装置を指導の中でやっていますので、低下はしているものと思っております。
○
河野委員
監視の体制が6名で、300も400施設もある中では、やっぱ及ばないことがあるんだなというのは、実際、県外産廃物が何10トン、最低で30トンのトレーラーで舟平に入っているけれども、それが一つ一つ大きな固まりになって、圧縮されたのを埋めるものですから、展開の検査とかしないで埋めるでしょう。そういうものの積み重ねで、結局、県から受け継いで悪くなっていないということではなくて、産廃物はだんだん積み上がってくるうちに、後にはひどくなってガスだって、水質だって、悪いものが後に結果として出てくるんだということで、きちんと一回一回の検査だとか、そういう規制だとか、それが重要で、その辺の監視というか、市の監視、あるいは検査活動などの体制を十分にとっていただきたいというお願いです。
硫化水素については、本当に緑が丘を走っても、平野地域を走っても、小屋鶴を走っても、季節と風向きとですごく違いますけれども、卵が腐ったにおいっていいますか、本当にひどいっていうことは明らかに硫化水素があの周辺にやっぱり漂っているということには間違いないので、その辺を水質とも重なりますけれども、どんな公害病にしても後で出るということなので、強化するということでお願いをしておきたいと思います。
○
村谷清掃管理課参事兼
産業廃棄物対策室長
はい。
○
伊藤清掃施設課長
先ほど
河越委員から御質問がありました資料の提供の件ですが、あすの午前中にまでにはお届けしたいと。ちょっとこちらの業務の都合で申しわけないのですが。
○
河越委員
そんなに急がないでいいよ。
○
安部委員長
それでは、よろしくお願いします。
ほかにございませんか。
○松下委員
緑のカーテンの関係ですけれども、22年度は基金を使って、公民館とかそういうところをやるということですけれども、やっぱり普及としては、一般家庭への普及というのも、地球温暖化対策という意味では重要になってくると思いますので、今後の展開として一般家庭に緑のカーテンに対する補助とか、そういったものが実施されるのかどうなのかということを1点お聞きしたい。
それから、給食残渣は、今年度から実施ということでありますけれども、これについての実績と言いますか、そういったものの実態どういうふうになっているのかなということで、今日段階の状況がわかれば教えていただきたいと思います。
それから、先ほど
河野委員のほうからもあった
廃食用油は後で説明をするということでいいんでしょうかね。
○
安部委員長
できたら
報告事項じゃなくて。予算の中に入っているので、説明お願いします。
○松下委員
であれば、
リサイクル業者に処理ということですけれども、その
リサイクルの方法を、どういうのを今時点で考えられているのか。
以上、お教えいただきたいと思います。
○
藤澤環境対策課長
まず、緑のカーテンの市民への補助の考え方でございますけれども、新年度予算に計上いたしておりますのは、ページで言いますと207ページ、ここの8の環境保全推進事業、この中に消耗品費として上げております。255万4,000円でございます。
これは、まず、市有施設に一昨年から取り組んでおりますけれども、今年度はより強化をしたいということで、そちらに市民に範を示されるような形で市の公共施設にまずは設置をするというのが、大きな1点でございます。
それから、委員に御指摘をいただきました、公民館等への設置でございますけれども、これはレジ袋の有料化に伴いまして発生しました益金を1社の企業様から御寄附をいただきました。後ほどまた基金条例のところで御説明は申し上げますけれども、その一部を充てまして公民館等に設置するというのが新年度の計画となっています。
なお、市民への啓発につきましては、同じく一昨年に全戸に配布いたしましたエコな暮し方のガイドブック、これを使って啓発をしておりまして、引き続きやっていきたいと思っております。市民への直接の補助につきましては、経費的にもそう高いものではございませんので、現在のところは考えておりませんけれども、そのような形でまず市が範を示し、環境保全等のPRする中で普及を図ってまいりたいというふうに考えております。
○
伊藤清掃施設課長
給食残渣の資源化事業の実態をというお問い合わせでございます。
この事業は、本年度平成21年度に立ち上げまして、状況としましては、
佐野清掃センターに機械の設置をしております。
東部共同調理場ですか、教育委員会の所管になりますが、そこと丹生小学校、近場のこの2カ所から残飯のうちの米飯の残飯の一部を譲り受けまして、それを24時間の機械処理の中で飼料化するという形で実証を行ってまいりました。
その飼料を実際に豚のいわゆる飼料としてどうなのかということが今年度の1つの実験の目標であったわけでございます。このことにつきましては、右にあります畜産試験場と言っていんでしょうか、正規な名前ちょっとわかりませんが、そこに依頼をしまして、センターのほうにあります生後数カ月の子豚に対しての飼料提供を行っておりまして、実際の飼料としては市販の飼料に混入をさせて、2割、3割ぐらいまでのリミットの中で、この米飯の飼料を混入させて、えさとして与えるのであれば十分であろうというところが大体わかりました。
逆に言いますと、この米飯のみ10割のえさとしてはちょっと使えそうにないというところも実はわかってまいりました。それが、今年度の状況です。
実際のところ、畜産試験場でそうやって肥育しました子豚がたしか5頭だったと思います。3、4カ月後に100キロ前後になりまして、それはことしの年明けの1月に、お世話になった丹生小学校等に精肉化しまして給食に提供させていただいたという格好であります。一定程度肉の質としては、おいしかったよという評価をいただいたところでもあります。
本年度のこの事業は、ドングリの関係で森づくり事業などのほかの事業ともタイアップしまして、ドングリが豚のえさとして非常にいいんだと。イベリコ豚とか言われていますが、そういうこともありまして、そちらにも関与するということで、一定程度公園緑地のほうとタイアップしまして、そちらのドングリの、苗として使えないドングリを一部いただく中で、これを飼料の中に混入するということも実証していこうと。ドングリはかたいものですから、砕くのに手でやってみましたけれども、なかなかそれもできないということで、小さな機械ですけれども、本年度購入をして事業をまた実証実験をやってみようという状況でございます。
○
新地清掃管理課長
有価物集団回収の中の
廃食用油回収事業でありますが、この
リサイクル方法という御質問でありますが、先ほどの説明でちょっと重なる分がありますが、今年度はまず5団体を補助事業で立ち上げます。
その事業は、まず大分市
一般廃棄物処理基本計画の中で、燃やせるごみのうちの70%が生ごみということは、市のほうの調査でも大体把握しています。しかし、燃やせるうちの
廃食用油についてのデータが全然ありません。これをまず把握したいということが第一義でありまして、これを基本計画のほうに定めています。
先ほども言いましたように、全国的な調査をする中で、1世帯当たりの年間排出量が大体0.1から0.5という平均値の中で、推定でありますが0.3リッター、約300ccが排出されるのではないかと考えております。
リサイクル方法としましては、現在
有価物集団回収は517団体実施されておりまして、市内にそういった回収業者が3社あります。また、私どもの調査でこういった
リサイクル業者が3社ぐらいあるということを把握しております。まず、第1に目的は、基本計画に上げていますようにごみを減らすということです。そういう中でどれだけの量が出るかということをまず把握します。
実際に想定したより
廃食用油が多く出たということでありましたならば、まずそれをごみとして燃やすのではなく、石けん等に利用するということを考えております。なおかつ、それ以上に
廃食用油の量が多いということでありました場合は、BDFということも一応視野に入れておりますけれども、それだけの量が出るかというのはちょっと疑問があるところでございます。
○松下委員
緑のカーテンは経費もそう高くないので、補助を考えていないということですけれども、やっぱり有用な取り組みだと思うので、特に啓発、そこら付近はまたやっていただきたいなと思っています。
それから、給食残渣の関係で、今年度は先ほどお話がありましたけれども、22年度の計画で言うと、エコフィードの製造販売の開始というようなことも予定されているようですけれども、先ほどの実証実験というか、そういったものでいくと2~3割ということと単独では無理だろうということですけれども、どういう形での販売とか、そういうのを考えておるのか、ちょっと教えていただきたいと思います。
○
伊藤清掃施設課長
22年度の予定としましては、佐野地区の近場に養豚業を営んでいる方がいらっしゃいます。そちらの方にも御相談を今差し上げているのですが、実際の養豚業者の方にエコフィードを買い取っていただくと言いますか、提供する形を考えております。その業者の方は、何百頭を飼育しているという話を聞いていますが、飼料の一部としてお使いをいただくということで、市販の飼料ともまぜるらしいのですが、行く行くは当然市場にその豚が豚肉として出回っていきます。その販売の形も何か一定程度追跡ができそうな話も今ちらっと聞いておりますので、そこ辺も含めて実際に販売ルートに乗って販売される値段とか、消費者のリアクションといいますか、そういったことも含めてもしできれば、ぜひ追跡をしてみたいということまで、今計画としては考えております。
○松下委員
はい、わかりました。
○
安部委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
安部委員長
ないようでございますので、討論はございませんか。
〔「なし」の声〕
○
安部委員長
討論がないようでございますので、本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
安部委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定をいたします。
続きまして、議第15号、平成21年度大分市
一般会計補正予算第4号、第1条、
歳入歳出予算の補正、歳出第4款の衛生費のうち
環境部所管分の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
藤澤環境対策課長
[説明書⑤ 18ページ~ 1項
保健衛生費について説明]
○
安部委員長
課長、お伺いしますけれども、
一般議案と一緒に御説明しなくていいですか。これは予算だけで単独でよろしいですか。
一般議案の議第18号、
地球環境保全基金条例の制定をまず御説明いただいて、質疑までを一緒にしたいと思うのですが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤澤環境対策課長
大分市
地球環境保全基金条例の制定についてでございます。
本条例案は、地球温暖化の防止、
資源循環型社会の形成、その他の
地球環境保全に関する施策を推進するための基金を設置しようとするものでございます。
条例案の内容は、基金へ受け入れました現金の管理方法や処分方法について規定をいたしております。なお、平成21年度につきましては、補正予算といたしまして、ただいま御説明をいたしました国からの
地球環境保全対策費補助金8,780万円と、昨年6月1日より開始したレジ袋無料配布の中止に伴い小売業者の1社からレジ袋販売収益金の一部66万円を寄附いただきましたので、これを加えた8,846万円を積み立てようとするものでございます。
また、平成22年度につきましては、8,846万円のうち
地球環境保全対策費補助金に該当します8,780万円を本庁舎の省エネ改修工事に係る費用として、また30万円を各校区の公民館等に設置します緑のカーテン設置に係る費用に充当をし、残額につきましては基金に積み立てておく予定でございます。
○
安部委員長
質疑、意見はありませんか。
○
河越委員
もともと国庫支出金の中で基金にしてくださいよという形での国からのお金であったかどうかを聞きたい。
○
藤澤環境対策課長
この基金につきまして、もともと21年度の補正予算で成立したものでございまして、21年度中に受け入れをして使うのが原則でございますけれども、参りました時期が12月の中旬でございまして、それからいとまがございませんでした。
一方、緊急経済対策の意味合いもございまして、できるだけ早く執行するという方針がありました。こういうことをあわせまして、21年度内に執行ができない場合には基金に一たん受け入れるようというふうな通知が国からあったところでございます。
○
河越委員
だから、慌ててというか、今年度に基金にするためにはこの条例を制定しないと悪いから出したような形になったのですか。
○
藤澤環境対策課長
それもございますし、先ほど申し上げたレジ袋収益金、これももう寄附が決まっておりました。これを受け入れる受け皿が大分市にはございませんでしたので、両方の意味合いをあわせて一括して設置しようということでございます。
○
河越委員
基金に至った経過はわかったけど、今後この8,800万円、今年度提案しているのは基金としてそこに入れ込むけれども、これは中身を見ると、今後は利息の分だけで本来の環境対策、地球温暖化対策について、そういう事業に対して出していくのか、それとも、大きく8,800万円というのを何か大きな事業の中でどんどん使っていくのか、今後の見通しは。
○
藤澤環境対策課長
国からの補助金につきましては、22年度に庁舎の改修で、ちょうど省エネルギー法の改正がございまして、エネルギーの原単位を減少等しなければいけないという事情もありまして、またこの通知自体が、②の79ページをお開きいただけますか。第2款総務費第1項の総務管理費3項の財産管理費の中に79ページの上から8、特定財源の下です、4番目ですか。ここに庁舎設置改修事業(その他)として8,780万円が計上されております。この費用がこの基金条例で積み立てたものの補助金として使う分で計上をされております。
残りの66万円のうちの30万円が、先ほど御説明申し上げました緑のカーテンを設置する分でございまして、その残り36万円については引き続き基金に積み置いておくということでございます。
○
河越委員
そうしたら、今初めて聞くけど、この79ページに書いている庁舎等施設改善事業にもう使うことが決まっているのか。
○
藤澤環境対策課長
補助申請をする段階で、申し上げたように、昨年の12月の段階で国から中核市に対するこの補助金が出ました。これを補助申請の期限が2月というふうに期限を切られています。先ほど申し上げたように、補正予算の対応でありましたために、ことしの2月までに対象事業を決めて申請をしてくださいということでございまして、その中で時間的に検討するいとまもございませんでしたし、先ほど申し上げたことしの4月から省エネ法が改正されるということがありましたので、既に本庁舎の改修計画が、空調設備と給湯の関係ですけれども、これの改修計画が年次で決まっておりました。それを前倒しする形でこの基金を使わせていただきたいということでの計上でございます。
○
河越委員
そういった時期の問題であるとか、国の方針の決定の時期というのはわかるけど、今のこの説明はどっかでしましたか、79ページの説明は。
○
河野委員
総務だから、委員会が違う。
○
河越委員
私だけ、知らないのは。
○
藤澤環境対策課長
会派では御説明申し上げました。
○
河越委員
そうですか。
○
藤澤環境対策課長
こちらの庁舎管理の分は総務常任委員会のほうで御報告を申し上げていると思います。
○
河越委員
ちょっと待って。皆さん聞いていましたか。
○松下委員
会派の説明会ではありました。
○
河越委員
続けて行きます。わかりました。
要はこの何か物々しく条例制定と書いているけど、これはすぐなくなるのか。
○
藤澤環境対策課長
いえ、基金そのものは、基金条例というものは残りますし、これから予定的にと言うと変ですけれども、レジ袋の収益金が引き続き年度を超えて寄附される事態が想定されますし、そのほかにも例えば一般市民の方から大分市の環境対策、環境をよくするために寄附をしたいというような申し出がありましたら、この基金に繰り入れて環境保全活動に使っていきたいということでございます。
○
河越委員
こだわるようで悪いけど、もともと受け入れとして、急遽この基金の制定をして、そこに国からの補助金、国庫支出金か、それを受け入れて受け入れたものの使途は、この79ページに書いているところに出どころが決まっているからというふうに受け取ったけど、それは別個の問題ですか。それはそれとしてこの基金条例というものは、今後とも基金そのものを未来にわたって残していって、御寄附の受け皿として残しておきたいと、そういうことですか。
○
藤澤環境対策課長
そのとおりでございます。
○
安部委員長
よろしいですか。
○松下委員
関連で。先ほどの説明の中で期限がないということでお伺いしましたけれども、あと参考資料として
地球環境保全対策費補助金(中核市、特例市)グリーンニューディール基金の交付要綱というのをいただいた中を見ると、23年度末を期限として実施をするということになっているようで、残額あれば返還しなさいということのようですけれども、逆に言えば22年度、23年度までに使えばいいということが1つあるのかなということ。
それと、もう1個お伺いしたいのは、交付の対象となる事業、この第4条の中で実施要領の第3に定める事業というふうになっておるようですけれども、この事業といったのがどういったものか教えていただきたいというふうに思います。
○
藤澤環境対策課長
まず、23年度までにこの予算を使い切ればいいということでございます。それは通知のとおりでございますけれども、先ほど少し触れさせていただきましたけれども、緊急経済対策の意味合いがありますので、早いうちにまとまったお金が市中に出ることが望ましいという判断のもとで、22年度の予算にすべてつぎ込んだという経過でございます。
事業費の使途につきましては、広く
地球環境保全活動に資するものであれば使用可能ですので、そのあたりは予算の決定の中で決めてまいりたいと考えております。
○松下委員
ということは、広く民間であるとか、そういったものとかを含めて本来であれば使用できるということだったということで、説明会の中でも確認しましたが、それでいいのかということと、それと、確かに期間がなかったなあということですけれども、そこまで特定をして申請をしなければいけなかったのかどうなのか、ちょっと関連すると思うので、お聞きしたい。
○
藤澤環境対策課長
地域環境保全対策費補助金でございますけれども、これの使途は、民間事業者にも適用ができるというふうになっております。
ただし、補助金の要件として事業費1,000万円当たりの二酸化炭素の削減量が1トン以上であることというふうな条件が付されております。また、1つの技術だけでなく、複合的な技術を組み合わせて取り組むことが必要だということでありまして、民間に募集をするとなれば、要綱を定めて、それから募集期間をとって、民間の場合は補助率が3分の1でありますので3分の2を自社で都合をして、なおかつ1,000万円当たり1トンのCO2の削減を図るというような設計をするということを考えますと、とても正月を挟んだ1カ月半では難しいというような状況がありました。その後、他都市の状況も調査いたしましたけれども、九州内の各都市のほとんどが市有施設のCO2削減に資するために本市と同様の対応をとっているところでございます。
ただ、1市、熊本市だけは太陽光の補助に使っております。これは、もともと中核市に対する補助金の制度の前にさかのぼりまして、5月に都道府県を対象とした同様の補助制度の通知がありまして、これは5月からたしか10月だったと思います。これだけの期間をかけて検討をすることができましたので、熊本市はその費用を充てたいということで認められたものが今回別に新たに中核市あてに来まして、その分を回したということで対応ができたということで、その他の都市については急遽ということで、本市と同じ対応をとったとのことでございます。
○松下委員
若干関連しますけれども、先ほど言ったように特定の事業として具体的に申請する段階では対象事業を決めて使うということで申請をしなければならなかったのか。
○
藤澤環境対策課長
そのとおりでございます。あらかじめ対象事業を決めて申請をする必要がございました。
○
安部委員長
よろしいですか。
○松下委員
はい。
○
安部委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
安部委員長
ないようでございますので、議第15号、平成21年度大分市
一般会計補正予算第4号、第1条、
歳入歳出予算の補正、歳出第4
款衛生費のうち
環境部所管分の討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
安部委員長
ないようですので、本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
安部委員長
続きまして、議第18号、大分市
地球環境保全基金条例の制定についての討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
安部委員長
ないようですので、本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
安部委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定をいたします。
次に、議第26号、大分市
手数料条例の一部改正についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
藤澤環境対策課長
議第26号、大分市
手数料条例の一部改正について御説明いたします。
議案資料の議26の1ページをお開きください。
この改正の2点目、別表第2の19の項であります土壌汚染対策法に基づく事務に追加するものであります。
昨年公布された土壌汚染対策法の一部を改正する法律に伴う汚染土壌処理業の新規許可申請に係る手数料につきましては、昨年の第3回定例会におきまして議決をいただき既に改正をいたしており、今回は更新許可申請と変更許可申請に係る手数料について追加しようとするものでございます。
このページの下の欄、(2)の法第22条第4項の規定に基づく汚染土壌
処理費用許可の更新の申請に対する審査事務として、汚染土壌処理業許可更新申請手数料1件につき22万4,000円。次のページをお開きください。(3)の法第23条第1項の規定に基づく汚染土壌処理業の許可に関する事項の変更の許可の申請に関する審査事務として、汚染土壌処理業変更許可申請手数料1件につき22万2,000円を追加するものでございます。
次に、議26の3ページの附則をごらんください。施行期日は、土壌汚染対策法の一部を改正する法律の施行日に合わせて平成22年4月1日といたしております。
○
安部委員長
質疑、意見はございませんか。
〔「なし」の声〕
○
安部委員長
ないようですので、討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
安部委員長
討論がないようですので、本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
安部委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定をいたします。
次に、議第33号、
ごみ収集車の購入についての審査を行います。
試行部の説明を求めます。
○
宮野清掃業務課長
議第33号の
ごみ収集車の購入について説明をいたします。
議案の33ページの1をごらんください。これは、
ごみ収集車の更新に伴いまして、中型パッカー車4台、小型パッカー車5台の計9台を購入しようとするものです。
購入金額は、合計で5,661万6,000円です。中型パッカーの1台当たりの単価は706万6,500円で、購入先は市内の有限会社土屋車両です。小型パッカー車の1台当たりの単価は、567万円で購入先は福岡スバル株式会社です。
○
安部委員長
質疑、意見はありませんか。
○
河越委員
自民党会派の勉強会のときに言ったことは覚えているかな。ちゃんと聞き入れたのかな。福岡スバルの話で、いろいろと言ったことは伝わっていますか。課長が説明に来てないのかな。あのとき、だれだったかな。財政かな。
○
宮野清掃業務課長
あれは、財政と法制室のほうが説明に行ったのではないかと思います。
○
河越委員
何か伝わっていますか。
○
宮野清掃業務課長
実際の入札は、契約監理のほうがしておりまして、私どもは予算に応じて契約監理のほうに提出をしております。
○
河越委員
契約監理のほうに言ったのかな。
○
宮野清掃業務課長
はい。
○
河越委員
失礼しました。
○
安部委員長
よろしいですか。
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
安部委員長
ないようですので、討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
安部委員長
ないようですので、本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
安部委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定をいたします。
以上で当委員会に付託されました
環境部所管分の審査は終了いたしました。
ここで、申し出により執行部からの報告を受けたいと思います。
○
藤澤環境対策課長
お手元にお配りしております資料の1ページをお開きください。
まず、
事業仕分けについて御報告いたします。
平成22年度当初予算編成に当たり、庁内の
事業仕分けチームによる仕分けが行われました。環境部に係る事業であります事業番号10から12の3事業について御説明申し上げます。
まず、事業番号10、環境教育等副読本製作事業でございます。環境のほか福祉、消防、交通安全、消費生活について関係課がそれぞれ副読本を作成しておりますが、環境副読本は小学4年の全児童に配布し、6年生までの3年間副教材として活用されてきました。
仕分けの結果は、今後配置される公務用パソコンや電子黒板等を活用するなど効率化に努めるべきとして、要改善とされました。
これを受けて、平成22年度からは冊子の印刷を廃止し、大分市ホームページにデータを掲示し、必要に応じて資料をダウンロードして教材として活用することとなりました。
次の事業番号11、
有価物集団回収運動促進事業は、現行どおりとなりました。
次の事業番号12、
ごみ減量預金制度市民公募事業交付金でございます。ごみの排出量や減量により節約された経費などの情報を公開するとともに、市民からアイデアを募り、事業化のための交付金を交付する事業でありました。仕分けの結果は、実績が乏しい、環境配慮行動に対しては、他の支援事業を活用することが可能として廃止とされたところでございます。
なお、支所、出張所に設置しております看板は表示内容について検討を行い、引き続き市民意識啓発のために活用してまいります。
資料2ページをお開きください。
今回の
事業仕分けにより、要改善、廃止とされた環境部所管の2事業の予算額331万8,000円につきましては、環境副読本のデータ作成、緑のカーテン設置事業、電気自動車購入補助事業、
廃食用油回収調査事業、資源物回収処理事業の各事業に充当いたしております。
○
安部委員長
もう全部行きましょうか。
廃食用油は、さっきの説明でよろしいですか。
〔「異議なし」の声〕
○
安部委員長
次、お願いします。
○
藤澤環境対策課長
大分市市民一斉
省エネチャレンジ2009(冬)の実施報告についてでございます。
4ページをお開きください。
市民協働のまちづくりの6本柱の1つである
地球環境保全の取り組みとして、12月の地球温暖化防止月間中、全市一斉に市民、事業者を対象に地球温暖化の主な原因と言われる二酸化炭素の排出抑制に向け、地球温暖化対策ガイドブックを活用して家庭や事業所で新たな省エネ行動を促進することを目的に、大分市市民一斉
省エネチャレンジ2009(冬)を実施いたしました。
まず、チャレンジ1、12・09もったいない省エネデーでございます。12月9日をもったいない省エネデーとして一般家庭及び事業所、店舗等を対象として省エネ行動に取り組みました。
実施内容といたしましては、(1)1日を通しての新たな省エネ行動の実施、(2)午後8時から午後10時までのライトダウンでございます。取り組みの結果は、当日の天候が終日雨時々曇りでありまして、気温が余り上昇しなかったことなどが影響したと推察され、市内の電力使用量は前日比で4.3%の増加となりました。
なお、この後、この省エネデーの参加状況についてアンケート調査を行いましたところ、何らかの省エネ行動を実践したと回答した市民は59.6%となっており、この向上を図ることが今後の課題となっております。
次は、チャレンジ2、1週間エコアクションでございます。12月7日から12月13日の1週間、市内の小学4年生から中学3年生に
省エネチャレンジ日誌をつけていただき、省エネ行動の取り組み内容について報告をしてもらいました。
結果といたしましては、6,686名の児童・生徒の家庭で省エネに取り組みをいただき、3万5,819キログラムの二酸化炭素を削減することができました。これは、27世帯の一般家庭が1年間に排出する二酸化炭素の量に相当するものでございます。
○
安部委員長
次の報告をお願いします。
○
藤澤環境対策課長
引き続き、由布市の
産業廃棄物処理場について御報告いたします。
資料の5ページでございます。
昨年、第4回定例会の本委員会において御質問のありました由布市挾間町大字谷の
産業廃棄物処理施設の建設計画でございます。
平成21年12月の3日付で大分県
産業廃棄物の適正な処理に関する条例に基づく意見照会が県から本市にあり、庁内関係課の意見を集約し、昨年12月24日付で大分県知事あてに意見書を提出いたしました。
この意見書では、計画地が本市に近接し、
産業廃棄物の搬入道路として本市野津原地区の一部を使用すること、建設計画地が本市の浄水場の取水口の上流域にあること、さらにばい煙、悪臭、騒音や排水による本市への影響が懸念されますことから、本市として当該地域にこの
産業廃棄物処理施設が建設されることは望ましくない旨を回答したところでございます。
その後、県は本年1月26日に当該事業者に対して建設計画区域内の土地利用の状況から実現性が極めて低いことや、県全体の
産業廃棄物の発生量から計画規模の最終処分場の設置は適当でないことなどから、建設計画の事前協議を取り下げるよう事業者に対して勧告をしたとの連絡が本市にありました。県の勧告を受け、当該事業者の動向につきましては、現在まで県等からの情報はございません。
○
安部委員長
ただいまの報告に対しまして、質問はありませんか。
○
安東委員
最初の環境教育の副読本について、この副読本のすべてのページをパソコンに載せるわけですか。
○
藤澤環境対策課長
そのとおりでございます。現状印刷物をそのまま入れるようにしております。
○
安東委員
これは教育委員会に聞かないとわからないけれども、そのために学校で印刷するようになるけど、学校の印刷費等の予算はどうなっているのか。
○
藤澤環境対策課長
環境対策課といたしましては、紙に印刷するということは、地球環境への影響もございますので、できる限り新年度に導入される電子黒板等を使った授業でお願いをしたいというふうにお願いをしております。
○
安東委員
それ接続できるのか。
○
藤澤環境対策課長
はい、可能でございます。
○
安部委員長
ほかにございませんか。ないですか。
〔「なし」の声〕
○
安部委員長
ないようでございますので、ここで、昨年、市議会が開催いたしました市民意見交換会におきまして、市民の皆様から寄せられた意見、質問に対し2月22日の
厚生常任委員会におきまして協議を行いました。
正副委員長において集約した結果をお手元に配付いたしております。
厚生常任委員会質問事項に記載している内容のとおり集約いたしました。
本日は、環境部がおられますので、配付しておりますこの質問事項について、後日回答をお願いしたいと思います。
今後の日程につきましては、後日お知らせしたいと思います。
なお、出された回答につきましては、当委員会で検討した後、議会活性化推進会議へ提出し、ホームページ等で公開することとなります。よろしくお願いをいたします。
それでは、この3月末で退職される方々からのあいつさつの申し入れがありましたので、よろしくお願いをいたします。
○
児玉環境部長
貴重なお時間をいただき、まことにありがとうございます。3月31日付で私ほか10名が退職をいたします。順次
あいさつをさせていただき、最後に11名を代表いたしまして私のほうからご
あいさつさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
〔退職者の自己紹介、
あいさつ〕
○
安部委員長
私のほうから一言ご
あいさつを。
〔
安部委員長あいさつ〕
○
安部委員長
以上で、当委員会に付託されましたすべての案件の審査を終了いたしました。
なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の委員会の継続調査事件について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう議長に申入れをしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
安部委員長
そのように決定をいたします。
以上をもちまして、
厚生常任委員会を閉会いたします。
午後0時12分散会...