東京都
教育委員会では、
オリンピック・
パラリンピック教育の集大成として、東京で開催される大会を直接観戦する体験を通じて、
子どもたち一人ひとりに人生の糧となるかけがえのないレガシーを残していくことを目的に、東京2020
オリンピック・
パラリンピック競技大会の競技を
学校単位で直接観戦する機会を提供いたします。それに伴い、本区では世界的な祭典である東京2020
オリンピック・
パラリンピック競技大会を日本で実際に体験できることは、一生に一度あるかどうかという大変貴重な機会であることを鑑み、
区立学校全児童・生徒を対象として東京2020
オリンピック・
パラリンピック競技大会における児童・生徒の
競技観戦を実施することといたしました。
実施方法は、都から指定された日時で、学校または
学年単位で移動し、
競技観戦を実施いたします。ただし、天候や
気象条件によっては、
競技観戦を中止する場合があります。今後は、都から割当の
確定通知が各地区の
教育委員会に送付される予定です。割当の
確定通知が送付されましたら、
教育委員会から
保護者宛てにも通知を出す予定でございます。当初、都教委は10月に決定が出される予定でしたが、
競技会場等の関係により確定が遅れておりますので、途中経過として本日ご報告をさせていただきました。
また、
熱中症対策や交通費、児童・生徒の
安全確保については今後検討し、全児童・生徒が安全に
競技観戦ができるよう努めてまいります。
続きまして、1点、
令和元年11月29日、12月2日の
こども文教委員会で、資料を
教育委員会事務局指導課にてご案内した第8回
小学生駅伝の協力及び出場校に変更がありましたので、
お知らせをいたします。
変更後のご案内については、先日、
令和元年12月5日
付け事務連絡、第8回
小学生駅伝大会の協力及び出場校の変更についてをお配りさせていただいたところでございます。つきましては、
事務連絡のとおりに協力校が
出雲中学校陸上競技部に、また、出場校の蒲田小、南蒲小、新宿小が第1部に、第2部が相生小、おなづか小、東蒲小と、そこのところが1部と2部の変更がありましたので、そちらの
お知らせでございます。
◎中村
子育て支援課長 それでは、
こども家庭部資料1番、(仮称)大田区
子育て支援計画の素案についてご報告をいたします。
まず、
資料全編が147ページと大変長いものになっております。初めのページから27ページまでが、全体
計画素案の概要をまとめております。
タブレットのページで28ページから146ページまでが素案の本編となっております。説明の最中、多少前後してご説明申し上げますが、よろしくお願いいたします。
初めに、
タブレットのページ、2ページをお開きください。
2ページ、3ページ、見開きでご覧いただいております。大きな項目、計画の概要でございます。
まず初めに1、計画の
位置づけは、
現行計画と同様に
次世代育成支援対策推進法に基づく「
市町村行動計画」と
子ども・
子育て支援法に基づく
子ども・
子育て支援事業計画等をあわせた計画となります。
一つ目のマル印ですが、
次世代育成支援対策推進法に基づく
行動計画は、
母子保健、教育、
子育て環境の整備など、様々な分野の施策を体系化して、少子化に対する区の施策の全体像をあらわしていくものでございます。
二つ目のマル印、
子ども・
子育て支援事業計画は、
子ども・
子育て支援法に基づく
保育サービスの提供など、事業について需要量を見込み、その
供給計画を策定するものでございます。
現在、本区は平成30年度までの
基本計画、おおた
未来プラン10年と令和3年度からの新
基本計画をつなぐおおた
重点プログラムを推進しておりますが、
子育て分野における
個別計画の
位置づけとなります。
本編の4ページ以降に法的な
位置づけ、
関連改革との連携について記載がございますので、それは後ほどご覧いただけたらと存じます。
次に、項目の2、
基本理念です。「すべての
子どもが尊重され、保護者の愛情に包まれて健やかに育ち、その育ちを地域全体で応援するまちにします」といたしました。この中には、三つの要素を含めております。
一つ目として、
子どもの
権利条約にある
子どもの人権の尊重。二つ目として、
児童虐待が増えている状況を踏まえた保護者の
第一義的責任の再確認。三つ目として、地域全体で子育てを支援をする
まちづくり。この3点を含めております。
次の項目、3、
基本目標でございます。
次世代育成支援対策推進法の中において、
市町村行動計画の内容など、策定に指針がございます。この計画では、これらの視点と盛り込むべき項目を踏まえて、施策の内容や
提供主体などを検討し、次の五つの
基本目標を掲げました。出産、乳児、幼児、
小学校学齢期、中学校及び
高等学校学齢期の五つの
成長段階、
発達段階に着目して施策を体系化いたしました。お示しいたしました(1)から(5)までが
基本目標となります。
次に、項目の4、全体指標につきましては、計画全体の成果を指標といたしまして、
子育て環境や支援に対する満足度といたしました。満足度は、昨年
計画策定に先立ち実施しました
アンケート調査の中で伺っております。数値は46.7%でした。この満足度を60%にすることを目標といたしました。このほか、後段のページに出てまいります
個別目標それぞれに
成果指標を設定いたしました。
隣の3ページ目になります。
こちらは、5、
計画期間は、令和2年度から6年度までの5年間となります。
次に、項目の6、計画の特徴についてでございます。
現行計画との違い、見直した点は主に4点ございます。
まず一つ目として、
基本理念、先ほど触れました内容に見直しております。
二つ目として、
施策体系及び
基本目標の見直しについてでございます。こちらは、
タブレットを一つおめくりいただきますと、計画を体系にしたもの、左側になりますが、色分けのものがございます。右半分が
現行計画で、左の
点線囲いが
次期計画でございます。色分けして対応しております。右側の
現行計画には、下の段、紫色で
基本目標6に
ひとり親家庭、障がい児、外国人などに関して、特に支援を必要とする
子どもと家庭をサポートしますと掲げていますが、
次期計画では、これらの家庭を区分して示すのではなく、他の
基本目標にそれぞれ置き込みをいたしました。
共生社会の実現の観点から変更したものでございます。
次に、
個別施策の
位置づけでございます。ご覧いただいておりますそれぞれ左側の
次期計画の
基本目標の中に、例で申し上げますと、一番上の緑色の部分、
基本目標1に対して六つございます。
基本目標はそれぞれに対照させて、五つに対して15の
個別目標を下げております。
個別目標には、さらに後段に出てまいります体系図でお示しします205の
個別施策を
位置づけております。各施策は、本編の第4章となります。
タブレットでは58ページ以降にお示ししてございます。それぞれの施策は、家庭の養育力の強化、補填の
構成要素を軸に整理いたしまして、施策を
子どもの
成長段階順に並べかえております。
次に、
成果指標の設定についてでございますが、目標の達成度を検証・評価するためには、
成果指標が必要であると考えました。15の
個別目標に対して、客観的に検証するために指標の設定をいたしました。それぞれの
成果指標は概要の5ページから19ページのそれぞれの
個別目標のページにお示ししております。
続いて、項目2、施策の展開でございます。この
施策展開、各項目につきましては、15の
個別目標ごとに
成果指標、主な事業、今後の方向性をお示ししております。
まず一つ目、
基本目標1、安心して子育てできる生活と育児の支援を行いますの中の
個別目標1-1、
子育て家庭に対する
相談体制の充実でございます。この
個別目標の
成果指標は、
子育て相談件数で、現在値6万7,155件に対しまして、5年後の目標値を8万件といたしました。このページの2として、主な事業を掲載しております。さらに、右側に今後の方向性をお示ししております。こちらの
個別目標に関して本編をご覧いただきますと、少々
タブレット、ページが飛びますが、60ページ、61ページのところをご覧ください。
本編では3ページにわたり掲載しております。ここで見ますと、右側のページから、今お開きいただいています
タブレットの60ページ、61ページの2枚が見えますが、右側の61ページに先ほど申し上げました
基本目標1、
個別目標1-1に対して、3ページにわたり記載がございます。中ほどに
オレンジ色で現状と課題を加えて
アンケートの調査結果などをあわせてまとめております。例えば、ご覧いただいておりますページ、お示しした
帯グラフの左側をご覧ください。子育てする上での
相談相手の有無を伺った結果、就学前の児童、
小学校児童、いずれの保護者も9割以上で
相談相手がいると答えています。その一方で、子育てについて心配なことの有無、右側の
帯グラフですが、こちらでは6割が心配事があると回答しており、
相談相手はいるものの子育ての悩みは、なかなか
相談相手では解決し切れない難しい問題となっていることが伺えます。こうした分析のもと、今後の方向性をお示ししています。
一つ、
タブレットをめくっていただきますと左側のページに今後の方向性を示し、具体的に取り組む事業を掲載いたしました。これらの具体的に取り組む事業の
重点事業、そして右のページには、その他の
取り組み事業として重点以外の事業、この事業の説明を巻末にお示ししたようなページをつけております。
このように、各
個別目標の一つずつに対して、施策の2、本編の展開のほうではお示ししております。
お手数ですが、先ほどご覧いただいておりました目標の、
タブレットのページでいきますと、13ページをご覧ください。12、13ページが見開きになっております。右側に
基本目標3とさせていただいております、保護者と
子どもの健康の確保及び増進を図ります。こちらの
基本目標では、主に、おおた
健康プラン第3次における
母子保健計画からとなっております。
また、ページをおめくりいただきます。
タブレットでいいますと16、17ページの見開きのページになります右側、
基本目標4、豊かな人間性をはぐくみ、未来を創る力を育てます。こちらはおおた
教育ビジョンからの
成果指標や今後の方向性を転載し、整合を図ったものとさせていただきました。
ご覧いただいています概要版では、19ページまでの各
施策展開の中で記載させていただいております。本編では第4章にあたるものとなります。
続いて、
タブレットの20ページ、21ページの見開きをご覧ください。こちらは、大きな項目の3、
子ども・
子育て支援事業の推進ですが、こちらでは、教育・保育及び
支援事業計画に定める
法定事項にかかわる需要量の見込みや
確保方策を定め、実績2か年、
計画期間5か年分を掲載しております。概要版では、
タブレットの20ページから27ページまで、七つを掲載いたしました。後ほどご覧いただければと思います。
そして、このページの主な、本編のほうになりますが、
タブレットでは98ページ以降となっております。少々飛びますが、98ページをご覧いただけますでしょうか。まず、ここの第5章が
支援事業計画にあたるものとなります。
表紙一つおめくりいただきますと、右側に
子ども・
子育て支援事業計画で定める事業を紹介しております。
またページを、二つおめくりいただきますと、(1)から始まります各供給量の見込みと
確保方策をお示ししております。(1)から(13)まで、
タブレットのページが続いております。こちらが、
法定事業と言われる13の事業についてのそれぞれの
確保方策となります。
これまでご説明申し上げました計画の素案は、今年度に入り各部局や、本計画を所管する所管課を構成員といたします
庁内検討会で検討いただき、さらに区長の
付属機関として議会から、本委員会からの正副委員長、また、学識や
子育て関係団体からの推薦、区民、保護者など公募、これらを構成員といたします大田区
子ども・
子育て会議において、多くのご意見を賜りながら作成してまいりました。
最後に、今後の予定といたしまして、
最終ページにお示しをいたしました。本
委員会報告の後、来年の1月15日までの間、
区民意見公募手続(
パブリックコメント)を実施いたします。
パブリックコメントの実施とあわせまして、
区民説明会も予定しております。12月17日、火曜日、午後2時半から4時まで、12月20日、金曜日、夜6時半から8時までの2回、いずれも本庁舎の会議室で開催をいたします。
パブコメや説明会などで区民の皆様からご意見をいただき、さらに検討して、
子ども・
子育て会議で最終案に向けた
意見聴取を行い、進めてまいりたいと考えております。引き続きよろしくお願いいたします。
○田村 委員長 それでは、
教育委員会からの報告に対する質疑をお願いいたします。
◆田島 委員
資料番号1番の
放課後子ども教室の
弁当持参についてなのですけれども、今のご報告で、1番の実施に至る背景のところの
安全対策というところが
アレルギーなどをちょっと上げられていたかと思うのですけれども、具体的にはどのような
安全対策を講じる予定でしょうか。
◎元木
教育総務部副参事〔
教育地域力担当〕
アレルギー対策なのですけれども、一番重要なのは
アナフィラキシーの対策だと考えております。まず、児童館ではお弁当のおかずの交換はいけないということをまず保護者の皆様に周知をさせていただいて、
アレルギーの対策をしていきたいと考えております。
また、お弁当の取り違え、それからおかずの交換、実際に現場であるかもしれませんから、職員による見守りで事故を防いでいきたいと考えております。
あわせて、
業務委託の職員なのですけれども、
アレルギーに関する研修を実施して、万々が一なのですけれども、児童が
アナフィラキシーショックを発症したときには、
エピペン等を児童が持っている、ふだん持っている
エピペンを職員が投与できるという形で考えているところでございます。
◆田島 委員 保護者の
アンケートでも要望が強くて、ニーズが高いということでございますので、安全に配慮して進めていただければと思います。
一体型の
放課後子ども教室なのですけれども、大体これ、区内は何か所ぐらいになるのでしょうか。
◎元木
教育総務部副参事〔
教育地域力担当〕 一体型なのですけれども、今、46校でございます。
◆田島 委員 46か所全て準備を整えて、来年の夏休み以降から進めていくということだと思うのですけれども、
放課後子ども教室は一体型だけではなくて、単独型もあるかと思うのですけれども、単独型についての対応はどのように進められていく予定でしょうか。
◎元木
教育総務部副参事〔
教育地域力担当〕 単独型なのですけれども、学校の中にスペースを確保するというのがちょっと厳しい学校もございますので、それらの問題に対処しながら検討していきたいなと思っております。
あわせて、先ほど委員から連携型のお話をいただいたのですけれども、実は
放課後子ども教室は3タイプございまして、一体型、それから近隣の
学童保育と連携する連携型、それから単独というものがございます。今回、お弁当を持参するところなのですけれども、合計で44校になる予定でございます。
◆田島 委員 多分、いろいろなタイプの
放課後子ども教室があるということなのですけれども、特に、
アレルギーに関しては、やはり保護者もかなり心配なところがあるかと思いますので、引き続き
安全対策を講じていただきまして、着実に進めていただきたいと思います。
◆秋成 委員 関連なのですが、
エピペンなのですけれども、例えば親御さんは自分の
お子さんのお弁当なので気をつけてつくられると思いますが、やはりおかずの交換等、心配な部分が残るのかなと思います。例えば、
ランドセルで学校に登校しますが、
放課後子ども教室は多分
ランドセルではないのかなと思うのですけれども、やはり親御さんにそれをきちんと持ってくるような周知も必要になるかと思います。
1点、例えば
エピペンを担任の先生とかが打つときにも、学校のほうですね、かなりちゅうちょしてしまうというのがあると伺うので、そういった業者を対象とした研修ではないのですけれども、業者に対しての説明会みたいな、そういうのは医師会とか学校医とか関係、関連、手伝っていただいて、そういったのはできるものなのでしょうか。
◎元木
教育総務部副参事〔
教育地域力担当〕
アレルギーについては、保護者の皆さん、非常に関心が高いというのと、それからご心配があるというのは我々のほうでも認識をしております。
先ほどもお話させていただいたのですけれども、
アレルギーに関する研修は業者のほうに受講させた上でやっていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
◆清水 委員 私も職員の研修について、
大変心配をしています。
放課後子ども教室を受けた事業者が、当初そういった研修等を把握して事業を受けていないと思うのです。その辺について、事業者から何か研修を受ける時間の確保とか聞いておられますでしょうか。
◎元木
教育総務部副参事〔
教育地域力担当〕 この事業なのですけれども、
教育委員会と
こども家庭部が連携してやっております。
こども家庭部では、
アレルギーについての研修等も行っております。あわせて、
教育委員会のほうでも
学校給食の方の研修でありますので、そちらにも参加をさせて、事業者の
アレルギー対策をとっていくという形を考えているところでございます。
◎柳沢
こども家庭部副参事〔
放課後居場所づくり担当〕
放課後ひろばの一体型、
学童保育の部分につきましては、これは従前からお弁当の持参がございますので、当然
アレルギー児童の
受け入れに関しましては、これは
アレルギー児童の有無にかかわらず、全体で
職員研修、これは
委託事業者も含めて実施しているところでございます。
さらに、
アレルギー対応につきましては、マニュアル、そういったものも毎年研修を実施しているところでございます。
さらに、
アレルギー児童の
受け入れにつきましては、保護者の方と
アレルギーについての確認表、これは当然
主治医等からの
意見書等も踏まえて確認をしまして、具体的な対応、さらに
エピペンが必要な
お子さんにつきましては、登館時に
エピペンをきちんと持参していることを毎日確認して、
安全対策を徹底的に対応しているところでございます。
◆清水 委員 もう既に、そういったことについては十分に対応されていると。その上に立って、放課後の児童のほうがお弁当を持参するということで、今もやっているということですけれども、新たな事業になりますので、その辺については十分によろしくお願いします。
それと、
一つ心配なことが、弁当の、要するに夏場だったりすると、つまり安全の、違う意味での安全ですね、お弁当がちゃんと衛生的に管理できるかというのが若干心配なのですが、クーラーが設置されている教室だと思うのですが、そういった
アレルギーだけではなく、お弁当の管理について、
衛生管理について、何か区は考えていることはありますか。
◎元木
教育総務部副参事〔
教育地域力担当〕 まず食中毒なのですけれども、食中毒の三原則というのがありまして、つけない、増やさない、殺すというのが大原則になります。まず、つくっていただくときに細菌をつけないというところが一番重要かなと考えております。あわせて、細菌を増やさないというところでは、つくっていただいたお弁当に保冷剤をつけていただいて
温度管理をすると。こちらのほうでも、先ほど委員からありましたけれども、冷房、それから、また具体的には様々な状況があると思うのですけれども、
温度管理を徹底して、必ず食中毒が起きないようにという形で考えているところでございます。
◆清水 委員 保護者が十分に気をつけていただいて、お弁当をつくっていただくというのは前提なのですけれども、やはり夏休みの期間、お弁当をつくるというのは親御さんにとっても本当に大変なことで、夏休みでも
学校給食があればいいななどという実感は、働いている
お母さんたちはお持ちではないかなと思いつつも、やはり
子どもの
安全確保の意味では、保護者の皆さんに十分に注意していただくようによろしくお願いします。
それともう一つ、食べる場所なのですが、どういう施設を使うかによっては学校によって違うとは思いますが、できれば食育の面から言いますと、食べるところというのはちゃんとあったほうがいいと思うのですが、例えば
ランチルームみたいなもので食べるなどということはできないのですよね。いつも遊んでいる、そこの居場所で、はい、ご飯の時間ですよといって、いろいろなものを片づけて、同じところで食べるということになるのでしょうか。そこだけ教えてください。
◎元木
教育総務部副参事〔
教育地域力担当〕 こちらについては、
こども家庭部とも連携をさせていただいて、例えばですけれども、学童室で一緒に食べさせていただくというところを考えているところでございます。
◆清水 委員 食育の観点という話をしましたけれども、おなかいっぱいになればいいやというのではなくて、食事を一緒にみんなで楽しんで食べると、長い休みの期間、親御さんが働いているという
子どもですから、その辺についても、ちょっと
ランチルーム等が使えるようなことがあればいいかなというのと、それから指導員の皆さんにもそういう雰囲気づくりだったり
衛生管理、きれいに、机だったら整えて、きれいに拭いてからお食事をするとか、もちろん手を洗ったりもするでしょうけれども、親御さんの要望が強いのは重々わかります。しかし、安全で楽しい時間になっていただきますように、要望します。
○田村 委員長 どうですか。
資料番号1番、2番、3番とありますけれども。
◆荒尾 委員 資料の3番についてですけれども、
オリンピックの児童・生徒の
競技観戦ということで、AからDのゾーンがここで示されていますけれども、いろいろな競技が対象になっているのだなというのを改めて見させていただきました。
これは競技だったり、あと日時というのは、指定された日時となっているのですけれども、いつごろに通知されるのかというのは、まだ全然わからないのでしょうか。
◎岩﨑
指導課長 当初、10月を予定されていたのですが、大会委員会のほうでの会場の調整等が入っているようで、この間の室課長会では1月ごろには出せるのではないかというご案内をいただいているところです。
◆荒尾 委員 1月ごろということなのですけれども、12月10日の朝日新聞の記事で、
オリンピックとパラリンピックの
競技観戦について、辞退相次ぐという記事があったのですけれども、当初は、島しょ部の学校以外、全ての学校で観戦を希望していたということだったのですが、そのうち暫定の通知が、8月に暫定の通知があったときに、幾つかの学年と学校で辞退をするということが報道されています。これは
オリンピックが夏休みの時期とも重なるからというので、熱中症の心配をしてのことで辞退をしたということが記事で書かれていたのですけれども、あと、移動手段が公共交通機関を使って移動してくださいということがすすめられていて、そうなった場合に、混乱も生じるのではないかということで、混乱を招き、熱中症リスクもあるからということを心配して辞退をされる学校があったということなのですけれども、大田では、こうした辞退しますという学校は今のところは出ているのでしょうか、出ていないのでしょうか。
◎岩﨑
指導課長 区内ではありません。
◆荒尾 委員 夏の時期で、暑い時期に開催される
オリンピックだということで、マラソン競技も札幌に会場変更があったということも報道されていますし、屋内でする競技はまだ何とかなると思うのですけれども、屋外の競技場でやるホッケーだったり、あと、メインスタジアムでの陸上競技などについては、やはり暑さ対策、
熱中症対策というのは十分にとらなければいけないと思うのですけれども、大田区の
教育委員会として、暑さ対策というのはどのように取り組む考えでいらっしゃるのでしょうか。
◎岩﨑
指導課長 暑さの対策については、東京都
教育委員会とも連携を図りながら、先ほどご説明したとおり、暑さについても検討しているところでございます。区として、運動の制限、熱中症の予防のガイドラインのほうもつくっておりますので、そちらも検討しながら、また、東京都
教育委員会との連携を図りながら、安全に
子どもたちが観戦できるように、今、準備をしているところでございます。
◆荒尾 委員 暑さ対策でちょっと提案があるのですけれども、例えば首に巻く、水にぬらすとひんやりするようなものを、競技場に行く児童・生徒の分だけでも用意して、それを配布して巻いてもらうとか、あと飲み物の持参だったり、あと用意できれば用意するということを、そういう具体的な対応も必要かと思います。やはり
オリンピックを楽しみにしている
お子さんたちはたくさんいらっしゃると思うのですけれども、何よりもやはり
安全対策は十分に対応していかなければいけないと思っています。
子どもたちが本当に楽しめる
オリンピック観戦になれればいいと思っておりますので、ぜひそこのところの対応をよろしくお願いいたします。要望です。
◆清水 委員
保護者宛てに通知を出すとなっていますけれども、保護者によっては
子どもの体調を心配して休ませたいと、そういう保護者の声があったときには、例えば夏休み期間中だったりすれば、保護者が
子どもを休ませるということはもう十分考えられるということで、よろしいのですよね。
◎岩﨑
指導課長 そうですね。基本的には、皆さんが参加できればと思いますが、状況によってはそういうことも考えられるということでございます。
◆清水 委員 それで、今、荒尾委員から交通手段についての質問があったのですが、ちょっとこれも報道でしかわからないのですが、大田区
教育委員会としては、
競技観戦については公共交通手段、つまりバスの借り切りとか、そういうのはしないということですか。
◎岩﨑
指導課長 基本的に公共交通機関を使うということが、東京都のほうで示されていることですので、あと、バスの確保もなかなかできないというところがありますので、その中でどう対応していくかというところで、先ほどお話ししたとおり、検討しているところでございます。
◆清水 委員 本当に
熱中症対策、区のガイドラインと、あと
オリンピック観戦にあたっては、例えばペットボトルの問題にしてもガイドラインに沿ってやると、
オリンピックのほうではそれはできないという事態も出てくるのではないかと思うのですが、それでも区はガイドラインに沿って
熱中症対策ができるのでしょうか。
◎岩﨑
指導課長 暑さ対策、交通費等について、安全・安心に
子どもたちが観戦するということを中心に、大田区
教育委員会としても東京都
教育委員会のほうに要望しているところでございますし、都の
教育委員会としても
子どもたちが安全に実施できるように説明会ですとか、実踏というのも今考えているというお話は伺っております。連携を図りながら、
子どもたちが安全に、また充実した観戦となるように今後も検討を進めているところでございます。
◆清水 委員 あってはならないことですけれども、例えば熱中症等にかかってしまう児童が出たりとか、そういった最悪の事態になったときの責任というのは、
教育委員会でしょうか、
オリンピックのほうでしょうか。
◎岩﨑
指導課長 基本的に学校で
子どもたちを連れて行くということになりますが、一義的な責任は学校にあるというところですが、それはもちろん
教育委員会でもありますし、会の運営とかというお話でいえばその辺もかかわってくるのかとは思いますが、まずは安全に運べるように体制を整えるのが大田区として行っていくことでございます。
◆清水 委員 今年も大変暑かったので、熱中症等が児童・生徒にも発生しました。公共交通手段を使って、そして競技を観戦するということについての危険性というのは想像できると思いますので、先ほどの新聞報道のような辞退する区や学校、区によっては全校参加しないという区もあるという報道も聞きました。そうしますと、やはり区そのものものの、
教育委員会そのものの姿勢が、やはり今後問われるのではないかと思いますので、まだ具体的な提案がない、都の
教育委員会からも具体的な計画が出されていないということですけれども、大田区としても、大田区
教育委員会としても、どのように対応するのかを十分に検討していただきますこと、とにかく命にかかわる問題ということですので、今日は要望しておきますが、東京都から明確な連絡等があったときには、委員会のほうにもいち早くご報告ください。
◆渡司 委員
オリンピック・パラリンピックの観戦に関して辞退される自治体が相次ぐ中で踏み切っていただいて、私はとても感謝を申し上げたいと思います。昭和39年に
子ども時代に体験した方たちのお話でも、やはりそれはもう直に体験した方の思い出だったり、世界を意識したり、いろいろな体験というのは本当にすばらしいことで、その機会を与えていただけるということに、まず本当にありがたいなというところと、それから、学校の先生だけで引率されることは、もう非常に困難な状況が予想されると思うのですけれども、チケットもいろいろな面で制約が多い中で、本当に会場まで引率するだけとか、お水だけ運ぶ人とか、そういうボランティアとかの活用も多分必要になってくるのだろうなと思うのですけれども、学校支援地域本部とか、いろいろなPTAとか、地域の方とかの協力も得ていただきながら、
子どもたちの安全を学校だけに任せるのではなくて、体調を整えるところからご家庭とか、いろいろな健康管理という面でも学習になると思いますので、広いスパンで、いろいろな方たちに協力をもらいながら、
子どもたちにすばらしい体験をさせてあげてほしいということを、まず要望させていただきたいのが一つ。
もう一つは、多分、オリパラを見に行かれる時数的な問題は、土曜日授業とかも始まりましたので、時数確保に関してはあまり心配はないのかなと思いますけれども、例えば社会科見学とか、遠足のカテゴリーとして実施するのであれば、年間行事の中でオリパラがある年は、遠足にかえてオリパラ観戦するとか、社会科見学にかえるとか、そういう教育課程との関連というのはどのようにお考えですか。
◎岩﨑
指導課長 オリパラの観戦のときの時数についてですけれども、現在、東京都と協議しながら行っているところですが、現在は学校の教育活動ではあるが、教育課程外で、要するに行える方向で、今検討しているところでございます。林間学校ですとか、ああいう形のものの扱いに。ただ、学期中に実際に行かれるところもあるので、そちらについては時数確保ということで、夏季休業中については教育課程の外で行うような形で行えればと、今、検討しているところでございます。
◆渡司 委員 それでは、夏季休業中かどうかというところで判断が分かれるところだと思いますけれども、就業日に行った学校に関して、例えば、では、今年は遠足は行かないとか、そういう判断というのは学校長の判断としてあり得るのでしょうか。
◎岩﨑
指導課長 社会科見学ですとか、遠足等の行事については、行事の狙いがございますので、その狙いが
オリンピックの観戦で果たせるかどうかというところは、学校長なり、
教育委員会との連携の中で検討するところ。観戦だけをもって社会科見学というのはなかなか難しいところがあると思いますので、その辺はどういう教育活動として
位置づけるかというところは出てくると思います。
◆渡司 委員 それもある程度学校長の裁量というところか、それとも大田区
教育委員会としてガイドラインみたいな考え方を示されるのでしょうか。
◎岩﨑
指導課長 先ほど申したとおり、
教育委員会としては基本的には今の観戦自体は夏季休業中に行うもの、また、土日に行うものについては教育課程とは別な形というところで、今お示しはしているところでございます。詳しい内容につきましては、個別に学校長と
教育委員会で判断していくというところです。
◆渡司 委員 都教委からは、その辺に関しては何か通達等は出ているのでしょうか。
◎岩﨑
指導課長 都立学校につきましては教育課程として行うということで、教育課程の一環として行うということですので、欠席者が出れば欠席ということで都立学校は行うと伺っております。
◆渡司 委員 戻って申しわけありません。資料2番の
ものづくり教育・
学習フォーラムについて、ちょっと伺いたいと思います。
18回目というところで、事業の狙いに関しては変わらずというところだと思います。私も第1回から見させていただいている中で、作品発表の場の色合いが強かったものが、だんだんキャリア教育ですとか、いろいろなものにつながっていく広がりを見せていただいて、また、高校とかいろいろな幅広い団体も協力をして、
子どもたちの
ものづくりを支えるという広さと深さみたいなものが出て、すごくありがたいなと思っているところなのですけれども、最近、
ものづくりもICTとか、そういうもののスキルが
ものづくりの中にも非常に必要とされていて、ICT教育推進校の中でも、小学校で、北糀谷小学校などは、3Dプリンターでものをつくるという授業もされていると伺っているのですけれども、そういうICT教育と
ものづくりの、そういうものの発表みたいなものもこういうところでしていただけると、大田区の
ものづくりの人材育成という意味ではとてもおもしろいなと思いますので、ぜひそういう部分も考えていただきたいなというのが一つ。
もう一つは、全国大会がたくさんあって、チャレンジコンテストですとか、ロボットコンテストですとか、いろいろなカテゴリーの全国レベルのコンテストがある中で、単発、
ものづくり教育・
学習フォーラムが、時期が残念ながら学期の終わりのほうなので、ここで何かやろうという気持ちになったときにどうつなげていくのかなというところが課題だと思いますので、
ものづくり教育・
学習フォーラムで、全国で活躍する先輩方の発表を聞いて、自分も全国大会に出てみたいなと思う
お子さんが1年間通じて、来年は自分もここで発表できるようにというモチベーションとか、きっかけづくりになるような取り組みをぜひしていただきたいのですが、いかがでしょうか。
◎岩﨑
指導課長 1点目のICTに関してですが、昨今プログラミング教育が小学校のほうでも順次始められておりますので、舞台発表ですとか、展示のほうでそういったことが出てくることは、今後予想されるところでございますし、各校にもそういうものも
ものづくりの一つとして声かけはしていきたいと考えております。
2点目の全国大会等でございますが、先ほど申したとおり、幾つかの、東京都ですとか、全国のアイデアコンクール等があるのですが、やはり日程的に少し、この大会とのつながりということでは少しずれるところはあるのですけれども、
ものづくりにつきましては2年生が実際には競技に出ていますので、その後の来年3年生になってから、その大会に出場するということは可能でございます。こちらのほうは準備委員会等の先生方を通じて、各校にはお話を進めていきたいと考えています。
◎早川
教育総務部副参事 1点つけ足しで、1点目の
ものづくりとICTのところですけれども、最近、STEAM教育というのが言われていまして、STEAMの略がScience、Technology、Engineering、Art、Mathematicsなのです。そのArtの部分というのが、非常に重視されるというところもありますので、そことも絡めてしっかりやっていくべきだなと思っております。
◆渡司 委員 私の地元の出雲中学校の生徒も全国大会チャレコンに出たりできて、とても地域でも喜んだりできていますので、全国大会の中で、大田区の学校の生徒が常連になっていったりすると、やはり大田区は
ものづくり教育がすごいのだな、やはりまち全体で
ものづくりを支えていこうとしているのだなというPR効果ですとか、いろいろな、それがやはり地域の愛着とか誇りの、
ものづくりフォーラムの狙いにもなっていると思うのですけれども、愛着とかにもつながっていくと思いますので、ぜひ世界を目指すぐらいの気持ちを持って、
ものづくり教育・
学習フォーラムも20回を目指してやっていただければ、大変ありがたいなと思います。
あと、時期的なものなのですけれども、やはり職場体験の発表とか、いろいろな物を考えると、この時期になってしまうのかなと思うのですが、実際、
子どもたちと接していると、
子どもたちが何かつくりたいなとか、何かチャレンジしたいなと思うのは、やはり夏休み前とかそういう時期に気持ちが盛り上がるのですよね、
子どもたちは。なので、そういう時期に何か盛り上がるような、夏休み、これにチャレンジしてみようとか、こういうものをつくってみようみたいなものを各学校のわくわくサマースクールなどでやっていただいているのですけれども、何か連携して
ものづくり教育・
学習フォーラム、寒い時期にやるのですけれども、時期的なものと絡めて何か工夫していただけないかなというところは要望でございますが、よろしくお願いします。
それともう1点は、
ものづくり教育・
学習フォーラムに行かせていただいて、発表校の担任の先生と校長先生、副校長先生はたくさんお見かけするのですけれども、お休みの日ですので、もちろん強制はできないのですが、一般の技術・家庭の先生並びに一般の担任の先生、一般教諭の方がちょっと少なくて残念だなと思いますので、休みですけれども、ぜひ
ものづくりの大田の先生として来ていただけるとうれしいなといつも思っています。
◆清水 委員 先ほど、参加者の総数をいただきましたが、小学生、中学生が何人とかというのはわかりますでしょうか。
◎岩﨑
指導課長 入り口で、ゲートを通った数を数えておりますので、小中の人数というのは、こちらでは把握していないです。
◆清水 委員 何かの機会にわかったら、ちょっとうれしいなと思っております。
それから、企業と連携してくださって協力してくださっているということで、大田区の工連の皆さんや、これは普通の株式、工場の方や、それから大田区建築あっせん事業連絡協議会や、あと洋裁技能士会の方々とか、そういった区内の方々が連携してくださっているというのは、非常にすばらしいなと思っているのですけれども、大体、同じ体験をずっと一つの方がやって、責任を持ってやってくださっているのかなと思っておりますが、その辺で、例えばちょっと区内の、特に
ものづくり中小企業は3分の1以下になっていますので、そういったところで、こういった行事に参加するにあたって、何かご意見等がありましたら教えてください。何もないですか、製造業の方の中で。
◎岩﨑
指導課長 実際、準備委員会の中にも委員の方で来ていただいているところがございまして、本当に意気に思って、
子どもたちのためにということですごくやってくださっている、継続して行っている方も多くいらっしゃいます。ただ、日程ですとか、条件からなかなか参加しにくいというところもありますし、少し入れかわりがあったりとかということもこれまでにはございました。
◆清水 委員 それぞれ、特に
ものづくりやそういう手づくりのそういった会のところでは、高齢化というか、新しい若い後継者の方がなかなか。だからこそ、こういった場がとても期待されていると思うのですけれども、会そのものの運営も厳しくなっているなどという話も時々聞くので、その辺の支援も、教育を支えてくださっている方々への支援も連携してやっていただけたら、
教育委員会からのほうも、こうやって協力いただいているというお礼の意味からも全体を盛り上げることもやっていただけたらなというのが、私の要望です。お疲れさまです。よろしくお願いします。
○田村 委員長
教育委員会のほうはよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○田村 委員長 それでは、次に、
こども家庭部からの報告に対する質疑をお願いいたします。
◆荒尾 委員
子育て支援計画の素案について、
施策体系及び
基本目標の見直しということで、今までの計画では、
基本目標6で支援を必要とする
子どもと家庭のサポートというところを、こういう区別をなくして
基本目標1から5のそれぞれの
基本目標の中で整理をしたということだったのですけれども、あえて支援を必要とする
子どもと家庭をサポートするという目標を取り払って、それで全体の計画の目標の中に置き込んだということの狙いはどういうところにあるのかというのを教えていただけますか。
◎中村
子育て支援課長 やはり、特に支援の必要なご家庭を特別に区分、区別して出すのではなく、冒頭に申し上げました、やはり
共生社会という視点を重視すれば、それぞれの施策の中に落とし込んでいけるものと十分重なっているところがありまして、それらを全て個別の五つの項目の中に世代を分けて置き込んでおります。
例でお示しするとわかりやすいかと思うのですけれども、体系図を載せさせていただいております。
タブレットでいいますと、56、57、見開きのページになります。実は、前の施策の6の中に、個別の事業は30を越える事業が入っておりましたが、新しい施策の例で申し上げますと、例えば
基本目標1の中の安心して子育てできる生活と育児の支援を行いますと、この
基本目標に対して
個別目標の中に、一つは1-4として
子どもの心への寄り添いと保護者の養育への支援という項になっております。この中に、例えば緊急一時保護ですとか、虐待防止ですとか、見守りのサポートですとか、これまで6の中に入っていた項目は、七つ、こちらに置きかえております。特に一番多いのは、さらにその下の1-5、子育て世帯への多様な生活支援という中には、各手当のことですとか、施設のこと、
ひとり親家庭への支援など、この中でいいますと、約10がこちらに入っております。なので、事業や施策、個別の施策がなくなったわけではなくて、移行した中に全て含めておりますので、改めて特別なという形での区別はせず載せております。
また、今のご質問にあったような外国人の方とか、障がいのある
お子さんをお持ちの方が特にご覧になりたい、もう少し集中してそういう目的を持ってご覧になりたい方のために、今回素案の中ではまだページが間に合っておりませんけれども、対象の方に向けたトピックのような形のページを盛り込んでまとめられたらといいなとも考えております。
◆荒尾 委員 区別なく対応するというのは、それはそれでいいことなのかなと受けとめています。
その中で、
個別目標を補強するという形になっていますけれども、私自身、素案自体を読み込めていないので、ちょっと表面的なところでしか質問できないのですけれども、今後、大田区が児童相談所設置ということで、今、一生懸命取り組みを進めていますけれども、そうした中で
子育て支援計画ができたときに、そうした課題のある虐待だったり、あと障がいのある
お子さん、あとひとり親への支援というのを、この計画を実行する上でどのようにしてそうした課題を解決していくのかというのを、新しい計画を進める上でどう考えているのかというのをちょっと教えていただけますか。
◎中村
子育て支援課長 今ご指摘のありました様々なことは、区のおおた
重点プログラムの中でも集中してテーマとして上がっております。例えば、今回の例で申し上げますと、1-1-1、今の体系図のページが、もしご覧いただいていれば、体系図のページの中で申し上げますと、
個別施策は1-1-1、一番上の囲みの中に
子ども生活応援臨時窓口の運営、これはやはり前回の計画よりも後に新たに生まれた新しい事業であったり、二つ目の1-1-2では、大田区きずなメールの発信ですとか、また、特に数が多いところでは、1-1-4の中に、今、お話も出ました大田区
子ども家庭総合支援センター等の整備による虐待への対応、それから、ここの中には新たに加わっております中学校における学級集団調査ですとか、学習の面に関してのこと、学校の中での支援員の配置など、新たに加えたものもございます。
1-1-5の例で申し上げますと、重症心身障がい児(者)短期入所ですとか、在宅レスパイト、こういったものも、
子ども・子育ての計画だけではなくて、様々な区の
個別計画の中で取り上げられていることを計画の中にも反映させていき、
個別計画の進捗を見ながら、子育て全体について考えていきたいと考えております。
◆荒尾 委員 あと、
成果指標を設定するということで、よりわかりやすく、それぞれの目標を検証するということなのですけれども、目標の達成度の
成果指標というのは、今の計画にはないということだったのですけれども、これを導入しようとした理由というのはどういったところなのでしょうか。
◎中村
子育て支援課長 様々、今回、この計画も5か年計画で過去やってまいりまして、その計画年次ごとに何をしたかという実績の報告というのはまとめてございました。なので、区がいたしました計画に対して、計画がどれだけ実行できたか、計画以上のものがあった、あるいは計画に満たなかった、こういった計画の実績報告というのはさせていただきました。しかしながら、やはり区の中で実際に子育てをしていらっしゃる皆さんや区民の方からどういった形で計画に対して、よくアウトカムと言われるようなものが返ってくるのかということは、やはり成果を検証する上では重要なものだと考えたので、使える指標については、それぞれの目標ごとで選ばせていただきました。
◆渡司 委員 体系図のところで、
現行計画の目標4の青いところで、
子どもの生きる力を伸ばし、未来を担う人材を育成しますということで、それが新しい
次期計画で豊かな人間性をはぐくみ、未来を創る力を育てますのところで、今まであまり表面に出ていなかった教育が、結構表に出ているという印象があるのですけれども、私が感じるところによると、時には、
こども家庭部と
教育委員会の壁であったり、縦割りの限界だったりを感じたりする場面がごくたまにあるのですけれども、このように幼児期・学齢期の教育の充実と教育を表にばんと出てきたことに関して、
教育委員会はどのように取り組まれるのかとか、連携に関して、こういうところを強く押し出すから表に教育という言葉を出したみたいなものがありましたら、ご説明ください。
◎杉山 教育総務課長 私どものほうの新しい
教育ビジョンも6月に策定をさせていただきましたし、先ほど
子育て支援課長のほうからもありましたが、そのビジョンをしっかり見ていただきながら、計画上の連携はもちろんのこと、日常的にもやはり
子どもを取り巻く環境はいろいろと変わってございますので、そういったところの日常的な連携も含めまして、改めて計画の中で
子ども、教育、それぞれの計画、主要な計画の中でお示しをさせていただいた、そのような考え方でございます。
◆渡司 委員 お互いがカバーし合うみたいな、補完し合うではないな、一緒に協働して機能していくという姿勢が感じられて、とても感銘を受けたところでございます。
あと、狙いのところなのですけれども、3ページのところで、
基本理念の見直しというところで、①も
権利条約の批准とかいろいろなことがあっての取り組みだと思いますし、②は保護者が子育ての第一義責任を有することを
基本理念に上げたというところが、とても必要なことを書いてくださったなと感じています。基本的に、保護者の方たちや
子どもを育てている真っ最中の方たちが、サービスの受け手としてのみ自分たちを判断して、どんどんサービスをもっと、もっとと言っていらっしゃる限りは、
子育て環境の満足度は決して上がることはないですし、お互い様の精神で、子育て中の方がお互いに支え合ったり、時にはサービスを受ける側だけれども、時には自分もサービスを提供して支援をする側であるということの気持ちを持って子育てに取り組むのと、取り組まないのでは、すごく大きな違いがあると思うので、ただ、これは誤解も招きやすいですし、決して行政が責任を放棄しているわけではなくて、保護者の方を支えていく気持ちなので、一緒に頑張りましょうということだと思いますので、その辺を、この計画を皆さんに説明していく中でどう工夫されて伝えられるのか、お聞かせください。
◎中村
子育て支援課長 今ご指摘いただきました点は、非常に大事なことだと思っておりまして、まずそのベースにあるのが、
次世代育成支援対策推進法の中にもやはり
基本理念が明確に書かれております。父母、その他の保護者が子育てについて
第一義的責任を有するという基本的認識のもとにという前提がございます。その中で、家庭やその他の場において、子育ての意義についての理解が深められ、ここがまさに子育てしていない方も含めて国民全体に対してそういうことが深められていくこと、そういうことによって社会全体で子育ての喜びが実感できるよう配慮して行うことというのが明確に定められておりますので、この点は法の言葉を引用したとしても、皆様には説明会の場面などでもお伝えしながら、
パブリックコメントをいただいた場面でもこういう言葉を使いながら発信していけたらと思っております。
◆渡司 委員 ぜひ、お願いしたいと思います。決してサービスを受け続けるだけのことが幸せにつながるとは思えませんし、誰かに何かをしてあげることで得るエネルギーももちろんあると思いますし、そういう中でお互いに支え合うという場面とかいろいろな時期によっても違うと思うので、そういう気持ちをぜひ貫いていただけるような計画にしていただきたいと思いますので、お願いいたします。
◆清水 委員 今ご説明いただきました全てのこどもの権利を尊重すると、これがもう何よりの一番の土台だと思っております。
それで、先ほど、
教育委員会と
こども家庭部との問題等のご意見がありましたけれども、私は、やはり福祉部との連携というところで、
子どもの貧困問題についての生活応援プランをいただいたのですけれども、例えば議員が様々なところで、これはどうなっているのと伺うときに、子育て応援のほうは福祉部ですよと、こっちは
こども家庭部ですよと、こっちは
教育委員会ですよと、そういうことがままあるので連携してやってほしいという声がどうしても、私も出さざるを得ないのですが、今回出されました大田区
子育て支援計画とおおた
子どもの生活応援プランとの兼ね合いというか、もう両方進めていくのは当たり前なのですけれども、どのようにこれを
子育て支援計画の中に貧困対策の福祉部のほうの計画が入っているのかを教えていただけるといいのですが。
◎中村
子育て支援課長 今お話いただきましたおおた
子どもの生活応援プラン、これとつながる事業は巻末の近いところになりますけれども、
タブレットでいいますと128ページ以降、一番最後の章なのですが、事業の一覧をお示ししております。その中で、今ありました生活応援プランとつながる事業が、この中に含まれております。例えばの例で申し上げますと、
個別目標1-1-1の中などでは、
ひとり親家庭の相談ですとか、今、離婚と養育費にかかわる総合相談も福祉部のほうでは今年に入ってから活発にやっておりますので、そういった福祉管理課との連携ですとか、それを含めまして
子ども生活応援臨時窓口の運営などに関しては生活福祉課との連携などもございます。
また、別の分野ですが、1-5のほう、子育て世帯への多様な生活支援の中に、ひとり親ホームヘルプですとか、事業の施策ですとかがございます。
生活応援プランの中で、実際に一番よく耳にしますのは、地域で活動していらっしゃる皆様の様々な支援の活動がなかなか
子どもの現場の中で紹介されていないですとか、そういった情報提供やたくさんの視点があることを情報発信していくことを総体として、
相談体制の充実ですとか情報発信の中で含めながら連携していきたいと考えております。
◆清水 委員 それぞれの課が違うから、それぞれの計画でとしないで、もうとにかく大田の
子どもを中心に皆さんお仕事をしておられるわけですから、その辺については大変だと思いますけれども、男女共同参画のプラン等ももちろん家庭の様々な実情にかかわってくると思います。保護者が第一義的というお話が先ほどありましたけれども、再度申し上げますが、
子どもの人権を尊重すると、大田の
子どもたちの幸せのためにそれぞれの計画があるということで、よろしくお願いします。
◆松原〔元〕 委員 数字上のことをお伺いしたいのですが、
タブレットでいうところの147分の22ページの教育と保育の量の見込みと確保の方策のところなのですが、来年度に向かって認可保育所が量の見込みをある程度上回るということで、実質待機児童が、これはゼロになるという認識でいいのかという、これが1点。
あと、一つ前のページの幼稚園なのですが、これから令和6年度までだんだんといいますか、かなりのペースで量の見込みが減っていくという、これはどういった理由があるのかなと、ちょっとお伺いをできればと思います。
◎杉山 教育総務課長 まず幼稚園のほうの部分なのですけれども、これは利用数の実績の減少のこれまでの推移を鑑みまして、推移をある程度計算をした上でかけ合わせている、いわゆる数字をつくっているということでございます。その関係で、若干減少傾向に見られるというところで、量の見込みとしてございます。
◎早田
こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 保育園の設備計画、開設計画のときに必要量というのを見込みまして、それに合わせて保育園の設置、認可保育園の建設を中心に待機児童対策を考えているところでございますので、必要量というのを見込んでこちらの計画のほうに入れているというところでございます。待機児童解消に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
◆小川 委員 私もちゃんと読み込んでいないので、本当はどこかにあるかもしれないというのがちょっとあれなのですが、さっきの25、26ページの表のところで、
子どもたち、防災関係の備蓄というのは出ているのですが、いわゆる
子どもたち、小さな
子どもたちも、例えば津波の紙芝居だとか、そういうちょっと防災につながるような絵本だとか、そういう教育の場を若干保育園とか幼稚園で設けるとか、そういう計画はありませんでしょうか。
◎津本
保育サービス課長 今、委員おっしゃったように、区立認可保育園の部分については、防災計画の中で月に1回以上、防災計画、防災訓練を行う形になっておりまして、それぞれ
子どもたちの避難訓練とか、防災に対する意識の部分については、そのような形で学習しているといったところでございます。
◆小川 委員 そうしたら、ほかの保育園は、といいますか認可ではないところはあれですよね、小さくなってしまうのでなかなかという感じですよね。
◎津本
保育サービス課長 認証保育所も認可外の部分について、保育施設としてございますので、それぞれ保育指針にのっとり保育計画、防災計画を立てることになっておりまして、そのような形で訓練は行われているといったところでございます。
◆小川 委員
子どもたちは小さくても危機意識とか、やはり本能的に持っていると思うので、特に大田区の場合はこの前の水害とか、ああいうときは多分親御さんと一緒にいらっしゃるかもしれないのですが、やはり地震のときの逆流とか、そういうのは
子どもたちの中では揺れただけと思っていて、その後のことは考えられないと思うのです。なので、その辺の周知とかを全般に行き渡るように、小さなところでも
子どもたちに、恐れさせるのではないのですけれども、ちょっと紙芝居及び絵本、写真とかで見せてあげると割とちゃんと見ると思うので、よろしくお願いいたします。
○田村 委員長 ご要望ですか。
◆小川 委員 要望です。
◆秋成 委員 この数年、議会でも本会議や款別等含めて、各会派が
子ども・子育てというのに加えて親育てといいますか、親育ちという部分が本当に党派を超えていろいろな提案をしてきた中かと思います。先ほども渡司委員が触れられていましたが、計画の概要の
基本理念の見直しの中で、保護者が子育ての
第一義的責任を有すると触れられておりましたけれども、やはり今回、本編でも16ページの
基本目標3で親と
子どもの健康の確保及び増進を図るという部分があったりとか、また
基本目標では、子育てに優しい
まちづくりをつくりますという中では交通安全の関係も触れられています。という中にあって、やはり、例えば親御さんが
子どもと一緒に深夜、平日、飲食したり、出歩いていたりという場面があったりですとか、また、あと交通安全で、今、通園のときの親御さんの携帯とか、かなりの危ない場面があったりとかという中にあっては、例えば、もちろん、これはこれから
パブコメが始まっていろいろな意見が出てくると思うのですけれども、今回、またこの中で事業のいろいろな保育アドバイザーやきずなメールのコラムで囲っていただいているのですけれども、そういった
子どもの睡眠のこと、食事のこと、また、交通的な部分で何か親が気づきとなる形のそういった囲み、トピックではないのですけれども、あってもいいのかなと思ったのですが、要望です。よろしくお願いします。
○田村 委員長 要望でよろしいですか。
◆秋成 委員 はい。
◆田島 委員 ちょっとそもそものところを教えてもらいたいのですけれども、
子ども・
子育て支援法などに基づいて今回、この計画を策定するということなのですけれども、名称について、
子どもが外れているというのは何か意味があるのでしょうか。
◎中村
子育て支援課長 子ども・
子育て支援計画でも、委員おっしゃるように何ら、今、本当に検討段階で、今まさに仮称でございますので、法定的な中で区が行う、自治体が行う
子育て支援計画の
位置づけということなので、このように使っておりますけれども、ここからご意見をいただいて、やはり
子どもは子育てとはまた違うという視点があるかと思いますので、検討を重ねていきたいと思います。ありがとうございます。特に、今、前提として、
子どもを外したということに大きな意味はございません。
◆田島 委員 わかりました。一応、子育てというと保護者とか、この計画でいうと保護者、地域、また行政というそちらの視点からなのですけれども、今の中でちょっと
子どもの視点というのもあったので、そうするとやはり
子どもというのもやはり入れる必要があるのかなと思いました。
あと、先ほど渡司委員の保護者の責任というか、第一義的な責任を負うというところで、そういうところでは、これは
子ども・
子育て支援法自体が
基本理念にそれがきちんとうたってあるというところの法律に基づいての計画というところなので、法律をしっかりと条文をここに明記する必要があるのかなという、そこにしっかりと保護者の義務、責任というのを明確にした上での計画というのを策定したほうがいいのではないかなとはちょっと思ったのですけれども、ほかの条文は載っていたりとかするのですけれども、そもそもの
子ども・
子育て支援法の理念をしっかりともう1回、ここで再確認して、この計画を策定しましたというところで載せたほうがいいのではないかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。
◎中村
子育て支援課長 法の条文ですとか、策定方針ですとか、重要な点についてはやはり引用の形で、項目だけではなくて、読んでいただきたい部分もありますので、考えたいと思いますので、ありがとうございます。
◆田島 委員 そうですね。どうしてもやはり、さっきのお話もあったとおり、行政が責任を放棄しているようなとちょっと受け取られかねないので、きちんと法律にのっとっているというところを、区が言っていることではないというか、勝手に言っていることではないというか、きちんと法律に基づいていると、理念に基づいているところをしっかりと明確にしたほうがいいかなと思いましてお話をさせていただきました。
○田村 委員長
こども家庭部への質疑はよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○田村 委員長 それでは、本日は以上で質疑を終結し、
継続調査事件を一括して継続といたします。
最後に、次回の委員会日程について確認をいたします。次回は、定例日である1月15日、水曜日、午前10時からの開会でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○田村 委員長 では、そのようにさせていただきます。
以上で、
こども文教委員会を閉会いたします。
午前11時27分閉会...