三条市議会 > 2018-11-26 >
平成30年市民福祉常任委員協議会(11月26日)
平成30年総務文教常任委員協議会(11月26日)

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  1. 三条市議会 2018-11-26
    平成30年総務文教常任委員協議会(11月26日)


    取得元: 三条市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-27
    平成30年総務文教常任委員協議会(11月26日)                  総務文教常任委員協議会記録 1 日   時  平成30年11月26日(月)午後1時30分 1 場   所  第3委員会室 1 出席委員   野嵜久雄委員長 野崎正志委員長          久住久俊 馬場博文 岡田竜一 名古屋豊 西沢慶一 1 欠席委員   佐藤宗司 1 委員外議員  長橋一弘 1 説明のための出席者          栗山教育部長 遠藤教育総務課長 大谷課長補佐 1 職務に従事した議会事務局職員          目黒主任 竹谷主事 1 議   題   三条コメリ捧賢一記念少年スポーツ育成基金条例制定について 1 議事の経過                                開  会 午後1時30分 ○(野嵜久雄委員長) ただいまから総務文教常任委員協議会を開会いたします。  ただいまの出席委員数は7名であります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――
    ○(野嵜久雄委員長) 協議に入ります前に、教育部長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ○(栗山教育部長) 本日は何かと御多用のところ、総務文教常任委員協議会を開催いただきまして、まことにありがとうございます。  本日、お願い申し上げます案件につきましては、三条コメリ捧賢一記念少年スポーツ育成基金条例制定についての1件でございます。このことにつきましては、既に報道等で御案内のことと思いますけれども、先般株式会社コメリ、故捧賢一会長の御遺族様からいただきました寄附金もと寄附者意向に沿って運用するための基金を設置したいと考えておりまして、このため条例制定をお願いしたいというものでございます。  詳しい内容につきましては、後ほど教育総務課長から説明いたしますので、よろしくお願い申し上げます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ○(久住久俊委員) よろしいですか。協議に入ります前に、総務部長を通じてお話を内々にしておきましたが、既にある基金で故人の名前を冠したのは記憶の限りではアークランドさん、それから共和工業さんの基金があろうかと思います。この種の基金がどのぐらいあるのか、そしてまたどのぐらいその基金が次に挙げられているのか等の資料をいただければ――それと高儀さんからも何か理科教育に充てるという1億円の寄附がありましたけど、その種の資料を用意していただければ協議もスムーズになるのではないかと思いますので、委員長団のほうでお取り計らいをよろしくお願いいたします。 ○(野嵜久雄委員長) 配付をお願いします。   〔資料配付〕 ○(野嵜久雄委員長) これより協議に入ります。 ――*――*――*――*――*――*――*――*――*――*――三条コメリ捧賢一記念少年スポーツ育成基金条例制定について ○(野嵜久雄委員長) それでは、三条コメリ捧賢一記念少年スポーツ育成基金条例制定についてを議題といたします。  説明をお願いいたします。 ○(遠藤教育総務課長) それでは、12月定例会に提案させていただきます三条コメリ捧賢一記念少年スポーツ育成基金条例制定について説明させていただきます。 資料をごらんいただきたいと存じます。まず、1の制定趣旨でございますが、学校等のよりよいスポーツ環境整備を通じて少年の健全な育成を図るため、捧賢一氏の遺志に基づく寄附金もと三条コメリ捧賢一記念少年スポーツ育成基金を設置することから、本条例制定するものでございます。今回の寄附金額につきましては2億円でございます。学校などのスポーツ環境整備を通じて次代を担う子供たち健全育成に寄与したいという本年5月に亡くなられました株式会社コメリ捧賢一氏の遺志に基づくものとして、11月19日に御遺族様から御寄附をいただいたものでございまして、寄附者意向に沿って確実かつ効率的に運用するため、基金を設置させていただくものでございます。  また、基金名称につきましては、寄附者の御意向も踏まえた中で、このたびの御寄附が非常に高額なものでございますし、学校等スポーツ環境整備にとって極めて大きな貢献をいただくものであることから、その功績を顕彰する意味も込めまして、コメリ捧賢一記念という名称を冠することとさせていただいたところでございます。  2の制定の主な内容でございますが、基金積み立て基金運用から生ずる収益処理及び基金の処分について、それぞれ定めるものでございます。  3の制定条例案につきましては、裏面のとおりでございます。  4の施行期日につきましては、公布の日からとさせていただくものでございます。  また、この基金の具体的な活用方法につきましては今後寄附者相談してまいりますが、長期間にわたって活用していくことを基本とする中で、学校スポーツ設備整備運動部活動備品購入等への活用などを視野に入れて検討してまいりたいと考えておるところでございます。この基金活用につきましては、平成31年度予算から活用させていただきたいと考えておるところでございます。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ○(野嵜久雄委員長) これより質疑を行います。 ○(西沢慶一委員) 捧さんがおいでになったときに、基金の設置を急いで寄附活用につなげたいというようなことを市長が言っておられたという報道があるんですけれども、急いでというのは何か当てにしているというか、これに使いたいというような、はっきりしたイメージがあってそういうふうに考えられたのかどうか、その点はどうですか。 ○(遠藤教育総務課長) 今現在そういった意味では具体的にこういったものに活用するというものはまだ検討中でございまして、その急ぐという意味寄附金をいただいた中で、その活用をするための条例制定をできるだけ急ぎたいという趣旨だと思っております。 ○(西沢慶一委員) それから、1回使って終わりでなくて、できる限り長期に使い続けていければと考えていますと、毎年相談させていただきたいということを市長さんが言っておられるわけですが、それはどういうやり方で進められるんでしょうか。 ○(遠藤教育総務課長) 今現在もコメリさんのカウンターパートといいますか、担当の方を通じて御遺族相談させていただいているところでございまして、そういった形での相談になるものと考えております。 ○(西沢慶一委員) それから、今資料もいただきましたけれども、アークランドサカモトさんは23年の12月定例会、それから共和松井基金は27年3月定例会で出されて決まっているわけですけれども、アークランドサカモトさんのときには修正案まで出されて議論されたという経過もあるわけです。今回のコメリさんのように基金のところに名前、冠をつけるということを相手から言われなくて、アークランドサカモトさんと共和工業さんの場合には、三条市のほうが配慮といいますか、サービスといいますか、三条市の考えで冠をつけたという経過があるわけですけれども、誰がそれを考えたということについては市長だという答弁がありました。市のほうでは今後も――今回は捧さんが言われているから、それはそれでいいですが、言われなくて一定金額寄附の場合に市でそういうサービスで冠をつけるということについては、基本的な考え方というのは何かあるんですか。それともそのときの市長の思いつきでつけるということになるんでしょうか。その辺はどうなんですか。 ○(栗山教育部長) 基本的には、何もなくても市で考えた中で寄附者様にも御意見を聞きながら、最終的には市の理事者協議の中でしっかり決めていきたいと考えています。 ○(西沢慶一委員) これは議会対応ということで、委員長に申し上げるのがいいのかどうかわかりませんが、株式会社ぎょうせい地方財務実務提要でいうと、資金を提供した企業名称をつけるのは資金を提供する企業の広告ないしイメージアップ、ひいては当該企業収益アップを狙って行われることが通常であろうと考えられますということなんですが、いずれにしろ議会の議決があれば冠基金名称を使うことは法的に可能と考えられますが、そのような名称を使う必要性及び妥当性を十分考慮して慎重に対処する必要があるとうたわれているわけです。今後もいろいろ出てくると思うときに、同じような議論じゃなくて、議会としても一定整理というか、そういう場合の対応整理のために何か議論が必要じゃないかなと思うんですけれども、その辺は委員長に申し上げるのが一番いいのかなと思っているんですが、いかがでしょうか。 ○(野嵜久雄委員長) 今回はたまたまコメリさんの件でうちの委員会でしたけど、以前は違う委員会ということもあったので、これは全議員議会的な中で話し合われたほうがいいんじゃないかなと思っています。 ○(久住久俊委員) 西沢委員の御指摘はごもっともだろうと思います。露骨に言えば、いわゆるこういう冠がつくということは企業イメージアップにつながるわけでありまして、それを狙ってとかということを危惧するためにその規定があるということですよね。でありますから、取り扱いのほうは委員長団に臣従しますが、西沢委員の御質問趣旨に対して、例えば金額でこんげいっぺ、2億円ぶらさげているからね、冠にしたっていいねかやとか、そういうその時々の気分ではなくて、基準といったものを明示しておいたほうがいいのかなということも含めて理事者で御協議なさったほうがいいんじゃないですか。あるいは議長団にその辺の指摘はどういうふうにというような、議会全体として取り組むべきだとの今の話はそのとおりだと思いますけども、これを機会に冠をつけることの基準みたいなものをつくったほうがいいんじゃないかという意見もありましたということで、議長団あるいは総務部長あたり意見指摘をしておく必要もあるんじゃないかと思いますけれども、いかがでしょうか。  それでは別の質問です。皆さん誰でも考えつくことなんですけれども、この制定内容です。基金積み立て運用から生ずる収益処理について、お聞きしたいと思いますけれども、途方もない低金利であります。先ほど使っちまえばなくなるとか意見がありました。 基金というものは、そもそも一定金額を常に――いざというときに使えるようにという意味と、金利が2.5%、2.7%の時代には運用益事業をして、基本的に基金は減らさないというような方法もとれたんだけど、今は0.1%とかの低金利時代であります。基金運用から生ずる収益処理について定めたところで幾らにもならないと思うんです。1,000万円で年間の利息が100円台とかの時代でありますから、事業をやる場合には基金を取り崩してやらざるを得なくなる。今までのこの2つの基金なんかも元金を減らして――元金はたしか5億円ずつ共和さんが2年連続で基金を拠出されたと思いますけれども、残高を見ると9億1,200万円ということで相当使われているわけです。この制定内容の(2)、この運用についての収益処理というのは現実運用で生ずる収益はほとんどないわけでありますし、思い切って基金元金を取り崩して事業に充てざるを得ないような状況が今現実に生じているわけでありますので、基金の取り崩しでしか事業ができない今の現況を鑑みて、その辺をどのように考えてこの基金をお使いになっていくのか、その基本的な方針をお伺いしたいと思います。 ○(遠藤教育総務課長) 今久住委員のおっしゃったことはそのとおりで、この低金利の中でなかなか運用益といったものを生み出せる状況ではないと思います。三条市の場合は、基本的に基金につきましては繰りかえ運用という形で運用している中で、その繰りかえ運用に伴う運用益を毎年積み立てさせていただいて、この基金活用という部分では基本的には、長期間にわたって活用させていただくということで、毎年の事業といいますか、取り崩しさせていただく中で予算に充当させていただきたいと考えております。 ○(久住久俊委員) 財務担当ではないし、これ以上何回も答弁を求めてもしようがないとは思いますけれども、この基本構造を十分わきまえた上で、基金を取り崩さなければ事業ができないような状況にあるという認識もとに、必要な事業であればコメリさんもそれを望んでいると思うんです。この基金をずっと残しておいてじゃなくて、必要に応じて臨機応変に使ってもらいたいという気持ちではなかろうかと思いますので、運用益が――今繰りかえ運用のことは意外と皆さん御存じないけど、繰りかえ運用というのは大体庁内にいろんな一時借入金があるわけ、そこに1%でたしか運用していると思います。1%は高金利です。タコが自分の足を食っているようなことで繰りかえ運用お金をため込んでいるわけなんだけれども、そんなことをするよりももう思い切って基金を取り崩して事業に充てるというこの方向をはっきりさせたほうがいいんじゃないかと思います。 今は低金利が解消するような時代背景でなく、しばらく続くと思いますので、寄附者の意思を実現するためには基金を取り崩すのもやむを得ないというような認識でこれからは――ほかの基金もそうですけれども、お進めになったほうがよろしいんではないのかと、これは意見でありますけれども、財政の根本にかかわることなので、教育総務課長にこれ以上答弁を求めるのもなんでございますけども、庁議か何かでそういう協議をすることも考えていかれたらいかがかと思いますが、教育部長のほうではいかがですか。 ○(栗山教育部長) 久住委員の御指摘はごもっともだと思っております。また、先ほど西沢委員から市が寄附を受けた際に1年でどんと2億円を使うのではなく長くというような趣旨もございまして、寄附者意向であるスポーツを通して三条市の子供たちがよりよい学校生活が送れるようにということを十分に意識させていただき、事前コメリさん等とも相談させていただきながら、その基金の取り崩しや活用方法についてもしっかりと検討しながら、毎年度予算に少しずつでも活用できるように取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○(名古屋豊委員) 先ほどの課長説明で、長期間にわたって学校スポーツ関係設備とか、運動部備品等購入に充てていきたいというお話がありましたが、まず確認なんですけど、学校設備とか運動部備品というのは、これまでも一般財源から拠出してきたお金ということになるわけですけど、今回は2億円の寄附基金をつくって、何か新たな事業に充てるということではなくて、今の段階の考えでは一般財源に充てていたものをこの基金から繰り入れるというか、繰り出すという方針なんでしょうか。 ○(遠藤教育総務課長) 寄附者意向の中には、新たなものをという部分もあろうかと思っておりますけれども、これからその寄附者相談させていただく部分もあろうかと思います。そういった新たなものの整備というのは基本的には相当高額な予算がかかるようなものがあるのかなと思いますが、これを長く使うという意味では今委員がおっしゃったように毎年度予算の中の一般財源に充当させていただくという部分もあろうかと思っておりますが、それらも含めて今後しっかり検討して、有効に活用できるように考えていきたいと思っております。 ○(名古屋豊委員) 事前に言っておけばよかったのかもしれないんですけど、例えば、30年度予算学校スポーツ関係設備がどれぐらい――学校ごとにいろいろ要望をとって、例えばバスケットボールが古くなったから5個必要だとか、バスケットゴールが割れたからお願いしたいということでリクエストが出てきて、皆さんが箇所づけしていくという流れだと思います。30年度学校スポーツ関係設備にどれぐらいの予算が出ているのか、運動部備品に関しての補助みたいなことについてもどれぐらい出ているのか、実績がわかれば参考になると思うので、聞かせてください。 ○(遠藤教育総務課長) 運動部活動等への活用という意味では、毎年90万円程度を中学校3校ずつですけれども、予算をいただいておりまして、その中で活用させていただいています。 ○(名古屋豊委員) 今のところがポイントだと思うんですけど、つまり90万円を3校ずつで、本来はお願いしたいけど、我慢をしなきゃいけないようなところも出てきているはずなんですよね。だから、今回の基金によってその90万円3校ずつだったものが6校180万円になるのか。それとも一般財源から出ていたこの90万円3校ずつというところにこの基金を充当するのか。そこは学校関係者子供たち保護者が一番気になるところかなと思うんですが、その辺のお考えをお聞きしたいと思います。 ○(遠藤教育総務課長) 先ほど申し上げましたのは、合計90万円を3校でという形でございます。そこへの充当というのもあろうかと思いますけれども、これまでその予算の枠の中で学校のほうからいろんな要望がある中で、なかなか金額も張ったりとかで実現できないものもあろうかと思いますので、そうした部分への活用も含めて検討していきたいと考えております。 ○(岡田竜一委員) 幾つかお聞きします。  制定趣旨の中で学校等とあるので、等というからには学校以外も想定しているのかなと思うんですが、確認なんですけども、例えばスポーツ少年団とか社会教育団体といったところに活用していくというお考えなんでしょうか。 ○(遠藤教育総務課長) 現時点では、そういったところの活用は具体的に想定していませんけれども、将来的な部分で今委員がおっしゃった学校以外のスポーツ少年団ですとか、そういったところへの活用寄附者との相談の中で可能性としてはあるのかなという部分で、今回学校等ということにさせていただいています。 ○(岡田竜一委員) もう一つお聞きします。  スポーツ環境整備という文言で、例えば備品だとか、物理的な物なんだろうなとは思うんですけれども、私の地元の四中は地域の方が自治会を通じて――御存じだと思いますけども、育志の会とかができていて、地域の方からお金寄附していただき、例えば野球部のボールを買うということをやっているわけです。そういった兼ね合いもあるので、ちょっと要望的なことになりますけども、寄附者の御意向もお聞きするというお考えなんでしょうけども、現場のそういった、地元にしてみればこんなお金があるんだったら、うちらが寄附しんたっていいねかねという話にもなりかねないので、その辺を御配慮いただいてぜひ検討していただきたいなと思います。  それと、これは質問ですけども、そういう物理的な物じゃなくて、例えばもうずっと問題になっています、部活動指導者学校の教員の多忙化を解消するという観点もあるわけです。例えば、費用弁償が今どうなっているのか、つまびらかではないですけども、物理的な物以外へのこの基金活用はどうお考えでしょうか。 ○(遠藤教育総務課長) 先ほど御説明申し上げたように、スポーツ環境設備整備ですとか、部活動関係備品購入といったハード面での活用考えておりまして、そういったソフト面での活用は今現在考えておらないところでございます。 ○(野嵜久雄委員長) ほかにございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり)  以上で質疑を終了したいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(野嵜久雄委員長) 御異議がありませんので、以上で質疑を終了いたしました。 ――*――*――*――*――*――*――*――*――*――*―― ○(野嵜久雄委員長) 以上で本日の総務文教常任委員協議会を閉会いたします。                                閉  会 午後1時57分  以上会議の次第を記載し、常任委員協議会運営等要綱第4条第1項の規定により、ここに記名押印する。                  総務文教常任委員会                   委 員 長   野 嵜 久 雄...