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  1. 熊本市議会 2003-09-22
    平成15年第 3回環境水道委員会−09月22日-01号


    取得元: 熊本市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成15年第 3回環境水道委員会−09月22日-01号平成15年第 3回環境水道委員会           環境水道委員会会議録 開催年月日   平成15年9月22日(月) 開催場所    環境水道委員会室 出席委員    8名         中 松 健 児 委員長    藤 山 英 美 副委員長         落 水 清 弘 委員     鷲 山 法 雲 委員         東   美千子 委員     税 所 史 熙 委員         主 海 偉佐雄 委員     西   泰 史 委員 議題・協議事項   (1)議案の審査(1件)      議第 260号「平成15年度熊本市一般会計補正予算」中環境水道委員会付託分   (2)報告案件(地方自治法第243条の3第2項の規定による)(2件)      報第 30号「財団法人熊本地下水基金の経営状況について」      報第 31号「財団法人熊本水道サービス公社の経営状況について」   (3)所管事項の調査
                                午前10時00分 開会 ○中松健児 委員長  ただいまから環境水道委員会を開きます。  今回、当委員会に付託を受け審査いたします議案は、補正予算1件であります。  それでは、審査の方法についてお諮りいたします。  審査の方法としては、議案並びに報告案件について順次執行部の説明を聴取した後、戸島町のパークゴルフ場の現地視察を行い、その後、議案について質疑を行い、引き続き所管事務の質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。 ◆税所史熙 委員  せっかくパークゴルフ場視察に行かれますので、あそこは物すごく広いんですよ。だから、すべて、ついでですので、例えば九電が使っているところ、ごみを一時保管したところ、未開発のところ、パークが駐車場に使っているところ、それからハチミツ屋が入ってるところ、その横が、今度の議案に上がっております教育委員会土地開発公社から取得する案件でございますので、委員会は別ですけど、そこも含めてひとつ視察をしていただきたいなと思いますが、よろしいでしょうか。同じ敷地でございますので。 ○中松健児 委員長  今、税所委員さんから御提案がございました。埋立敷地一帯を見ようという御提案でございますが、それでようございますか。          (「はい」と呼ぶ者あり) ◆西泰史 委員  それに対して説明は可能ですかね、全体の。 ◎日田義博 環境事業部長  図面を用意して説明したいと思います。 ○中松健児 委員長  それでは、一応図面等は用意して、概略は説明したいというようなことでございますが、執行部はそうすることでようございますか。          (「はい」と呼ぶ者あり) ○中松健児 委員長  それでは西委員さん、それでようございますか。          (「はい」と呼ぶ者あり) ○中松健児 委員長  それでは、そういうことを含めまして、執行部の方よろしくお取り計らいをお願いいたします。  それでは、そのようにとり行います。  まず、議案についての総括的な説明を両局長にお願いします。 ◎大橋道雄 環境保全局長  ◎源寧生 水道事業管理者  (総括説明) ○中松健児 委員長  次に、議第260号「平成15年度熊本市一般会計補正予算中当委員会付託分の説明を求めます。 ◎藤森利一 環境企画課長  (平成15年第3回定例会委員会説明資料に基づき説明) ○中松健児 委員長  以上で議案の説明は終わりました。  引き続き、報第30号「財団法人熊本地下水基金の経営状況について」の説明を求めます。 ◎若田秀夫 水保全課長  (平成15年第3回定例会議案書に基づき説明) ○中松健児 委員長  次に、報第31号「財団法人熊本水道サービス公社の経営状況について」の説明を求めます。 ◎渡邉雅信 首席水道審議員兼総務課長  (平成15年第3回定例会議案書に基づき説明) ○中松健児 委員長  以上で報告案件の説明は終わりました。  この際、執行部より特に報告したい旨の申し出があっておりますので、これを許可することに御異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○中松健児 委員長  それでは、執行部の報告事項の説明を許可します。 ◎花田豊 建設課長  (精算払い工事(緊急工事)の発注のあり方について報告) ○中松健児 委員長  以上で執行部の報告事項の説明は終わりました。  それではこれより現地視察を行いますので暫時休憩いたします。                            午前10時23分 休憩                            ───────────                            午後 1時28分 再開 ○中松健児 委員長  それでは委員会を再開いたします。  これより質疑を行います。  まず議第260号中当委員会付託分、報第30号、報第31号について質疑をお願いいたします。 ◆西泰史 委員  関連ということになるかもしれませんけど、水道サービス公社の事業内容で、以前、外部監査等で指摘されていた中で、特に委託事業再委託なんていうのが一部あったようにも聞いております。そういう外部監査での指摘事項で改善された部分があったら教えてくれませんか。この14年度までできちっと改善されてるのかどうか、お答えをいただければと思います。 ◎渡邉雅信 首席水道審議員兼総務課長  外部監査で指摘を受けた大きい項目では、収支精算方式を見直ししてくださいということがあったかと思います。それにつきましては、今、検討中でございます。  2点目が、収支の差額について予算再分析をきちんと行うようにということがございました。これについては、現在、公社の方と水道局の方で再分析を行っているというところでございます。  3点目が、公社から水道局への報告が結果報告で、十分な報告がなされてないが、精算金の発生理由の説明についてもきちんと報告をするようにということでしたので、今はきちんと報告がなされております。  最初に申し上げました収支精算方式というのが、やはり一番の問題かと思いますが、現在それにつきましては鋭意取り組んでいるところでございます。 ◆西泰史 委員  水道サービス公社には再委託の分はなかったですよね、確認ですけど。水道局から委託して、それを再委託というのはないですよね。 ◎渡邉雅信 首席水道審議員兼総務課長  再委託はございます。再委託につきましては、現在、検針業務、塩素測定業務、それと環境整備と申しますか草取りの業務、それと水の科学館の管理業務、量水器の取りかえ、開閉栓業務、この5つの業務を現在再委託をやっております。 ◆西泰史 委員  本来ならば、水道局から委託をしたわけですから、それがさらに再委託ということは、結果として、いわゆる丸投げ状態になっているんじゃないかということも思われますけども、再委託のあり方というのは適正なんでしょうか。  これはたしか下水道技術センターでもかなり厳しく指摘をされておりまして、あちらの場合は、下水道部、要するに市の方に事前に相談をし、許可をとるということになってますけども、本来、委託した業務が再委託をされるというのは、そもそもが好ましくないというのが外部監査の統一した指摘じゃなかったかと思います。その辺の見解と、もし適切じゃないという御判断であるならば、どういうふうに対処されるのか、お答えください。 ◎渡邉雅信 首席水道審議員兼総務課長  ただいまの再委託のお話でございますが、平成11年、外部監査からお話がありましたときに、水道局はOB、プロパー、それと委託をうまく使って費用低減に貢献しているということで、おおむね良好な委託状況であるという、いわばお褒めの言葉をいただいてもおります。そういう形で再委託をうまく使いながら運営していくということについては一定の効果があるんじゃなかろうかというふうに思っております。  それと、ただいま申し上げました5つの業務につきましては、きちんとした管理、指導をやっておりまして、そういう部分で、丸投げとかいう状況は全くありません。きちんとした管理、運営をやっているということでございます。 ◆西泰史 委員  委託、その管理はきちんとやっているのは、どこがやっておるんですか。 ◎渡邉雅信 首席水道審議員兼総務課長  水道サービス公社でございます。 ○藤山英美 副委員長  当委員会に付託されているのは予算が1つだもんですから質疑もなかなか難しいですけど、300万の10割補助ということで、おいしい補助金かもしれませんけど、環境部行政を進めるに当たって、300万でその事業が全うできるかというところの心配が若干ありますので、そこはどんなふうに計画されておりますか。 ◎藤森利一 環境企画課長  ただいまの御質問でございますが、おっしゃいますとおり、環境庁の10分の10の補助ということで今回上げさせていただいたものでございますが、国におきましても、京都議定書のCO2削減6%というものがいよいよ批准をされるというところに来ておりまして、ぜひとも地方自治体の方でも啓発を進めてもらいたいということで、この10分の10の補助の制度ができたと聞いております。  私どもといたしましても、これの考え方なんですが、基本的には、地域の方が地元に根づいた自助努力で削減についての活動を行ってもらわないといけない。そのために、今回の場合は一応家庭の主婦ということで、女性をターゲットにしたような形にしておりますが、300万という金額がそのために足るかどうかというのはちょっとあれなんですが、できるだけマスメディアとか、あるいは地域情報誌を使いまして積極的に訴えていきたいと思っております。  また、6月議会の方で御承認いただきました節電機器がございます。通常100ボルトのところに103ボルトぐらいの電圧が来てますんで、それを100ボルトに落とす。そして、これも一応補助ということで、市と国と個人負担で、3分の1の補助。これのPRも兼ねてさせていただきたい。その相乗効果によりまして、幾らかでもCO2の削減に向けて努力したいといいますか、推進を図っていきたいと思っております。 ○中松健児 委員長  ほかに議案にかかわって、ございませんでしょうか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○中松健児 委員長  それでは質疑はないようでございますので、これより所管事務についての質疑をお願いいたします。 ◆税所史熙 委員  水道局の緊急工事の発注のあり方について、ちょっとお尋ねしたいんです。今まで組合に建設業の許可がなかったというようなことで、8月5日に申請を出されて、9月に許可を取っておられますが、これはあくまでも許可であって、業者というのは事業開始届等が出ないと業者じゃないと思うし、また官公庁の仕事をするのに組合員の資格が要るんじゃないかな。監理課で能力審査を受けなくちゃならない。そうすると、1年ぐらいではできないんじゃないかなというふうに思いますが、そこのところの解釈をひとつ説明していただきたいと思います。 ◎東軍三 技術部長  管工事協同組合の建設業法に基づく許可、先ほど説明したとおりでございますけれども、9月9日付で、一応、水道施設工事業と管工事業という2つの業種について取得をされました。  これは一応、税所委員、御指摘のとおり許可を取ったという段階でございますので、管工事組合自身がこれから指名競争入札に参加したいということになれば、当然、経営資格の審査、指名願いの提出、それから市内部でのいわゆる資格審査という手順を踏む必要がございますけれども、今のところ、私どもと管工事協同組合との間の1対1の、いわゆる委託業務という関係で業務をお願いいたしております。したがいまして、管工事協同組合自体指名競争入札に参加するということではございませんので、その点御理解をいただきたいと思います。  それから、管工事協同組合自体が指名願いを出して受注をしたいということになりますと、今御指摘がございましたような手続が必要になってくるかと考えております。 ◆税所史熙 委員  よく市役所、水道局も指定業者というふうに言われていますが、そこのところの定義づけをひとつ。管工事組合そのものがその指定業者だというような、指定業者じゃないと役所の仕事をできないんじゃないかという認識があるもんですから、そこのところはいかがなんでしょうか。 ◎東軍三 技術部長  私どもがいわゆる指定工事業者と呼んでおりますのは、水道局の関係の部分だけで申し上げますと、いわゆる熊本市水道局給水装置工事指定工事店というのがございます。これについては、国家試験を受けた業者さんが、それなりの設備等を所有しまして水道局に申請をするという中で、いわゆる水道指定工事店という許可を与えております。これは協同組合自身ではなくて、それぞれ協同組合傘下の個別の業者さんがそういうふうな手続を踏んでおられます。  したがいまして、先ほど申し上げましたように、繰り返しになりますが、管工事協同組合自体がそういった資格を必要とするという状況ではございません。それぞれの傘下の業者さん、個別、個別が営業をなさる、あるいは業務をなさる上での必要資格だと理解をしております。 ◆税所史熙 委員  組合受注ではないという解釈ですよね。個人、組合員が受注という形。 ◎東軍三 技術部長  そうでございます。 ◆税所史熙 委員  組合が官公庁の仕事をするのは、官公需適格組合というのがあるんですが、その適格組合を取らないと官公庁の仕事をする資格がないんじゃないかな。組合として受注する資格がないんじゃないかなというふうに思ったもんですが、そこのところだけはっきりしていただいて、今後のマスコミのえさにならないようにしておいていただきたいなと思います。 ○中松健児 委員長  重々、その付近のはっきりしたところをですね、よろしく取り扱いお願いいたします。 ◆西泰史 委員  先ほどの話は、いわゆる緊急工事その他ということだろうと思うんですけど、緊急工事の発注を委託業務というとらえ方、定義づけでいいんですか。 ◎東軍三 技術部長  御指摘のように、この辺については私どもも若干の疑問を持っております。しかしながら、ここ数年の流れといたしまして、こうした緊急工事、それから保安勤務の業務、こういったやつを一括して管工事組合に委託業務という形で、今のところは発注しております。  しかしながら、今回いろいろ御指摘がございました点については、とりあえず緊急的な課題だけを整理しようということで、この問題については私どもも非常に重要な問題だと認識をしておりまして、今後引き続いて検討する必要があると考えております。  その方向性については、今のところ私がこの場でどうだこうだという段階ではございませんけれども、確かに御指摘のとおりそういうふうな問題があるんではないかということは認識をいたしております。 ◆西泰史 委員  いずれにしても、適正に処理されるように善処方を要望しておきます。 ◆鷲山法雲 委員  余りよくわからんとですけど、この水道局の指定業者というのは何社ぐらいあるんですか。そして、それはランクというのがやっぱりあるんですか。 ◎東軍三 技術部長  水道局の指定工事店と申しますのは、いわゆる給水装置工事指定工事店でございまして、現在360社ほどございます。これは、熊本市内の業者さんだけではなくて、今はどこの業者さんでも、それぞれ仕事をやりたいという自治体に申請をすれば取れるようなシステムになっておりますので、熊本市内、熊本市外、それから県外の業者さんもそういった指定工事店という形で申請がなされております。それが現在で360社ほどございます。  それから、その業者さんについてのランクは特にございません。ランクをつけておりますのは、水道施設工事という水道局が発注します工事の、いわゆる指名競争入札に参加する業者さんについては、金額とそれから取り扱いの口径に応じましてABC、3ランク、今ランクをつけております。このランクをつけております業者さんについては、180社ほどが指名願いを出されておりますので、先ほど申し上げました指定工事店全部が指名願いを出しているということではございません。 ◆鷲山法雲 委員  指定業者になるためには何か要るんですか。 ◎東軍三 技術部長  まず国家試験をパスする必要がございます。給水装置工事振興財団というのがございまして、そこが年に1回、国家試験を行います。これをまず受験していただく。そして合格された方については主任技術者という名称が与えられますので、この主任技術者がまずおいでになるということと、それから幾らかの機械力といいますか、道具といいますか、そういった資材力があるところについては許可をおろすというふうな建前になっております。そういった手続を経まして許可された業者が360社ほどに上っているということでございます。 ◆東美千子 委員  リサイクルについてお尋ねいたします。  これから、循環型社会の形成というのが大きな役割かと思うんですけども、リサイクルがまだまだじゃないかと思います。特に、今現在リサイクルされています瓶、缶、ペットボトル、このあたりが家庭用の一般ごみを出すごみステーションに置き去りにされたままという地域があちこちに見られますけども、このあたりについてどう対応されているのかということ。  それから、家庭から出す燃やすごみの中に、瓶、缶、ペットボトルがまだたくさん入っていると思います。それから事業所から持ち込むものの中にもたくさん入っているんじゃないかと思いますので、そのあたりの対応。  それから、そういうものをどんどん環境工場の方に持ち込みますと、工場の延命はどうなっているのかなというのがちょっと気になります。それから、それに伴って環境工場の職員のダイオキシン対策は立てられているんだろうかということが気になりますので、4点になりますか、よろしくお願いいたします。 ◎土屋文明 減量美化推進課長  今、先生お尋ねの、瓶、缶、ペットボトル等ごみステーションに残っているというようなことでございますが、基本的には、ペットボトルにつきましては月に2回、曜日を定めまして収集しております。それから、瓶、缶につきましては資源物のごみ収集日といたしまして月に2回、これも収集日を定めております。  その収集日以外に出される瓶、缶、ペットボトルにつきましては、これは逆に言いますとごみ出しのルール違反という形になるわけでございます。これにつきましては、違反シールを張りまして、2週間ほどそのまま放置して引き取りを促すという形になります。その後にどうしてもまだ残っているというものにつきましては、各クリーンセンター、業者あるいは私どもで持っておりますまち美化車等を配置しながら収集しております。 ◎杉村和道 東部環境工場長  ダイオキシン類の対策の件でございますけれども、平成13年に厚生労働省が策定しましたダイオキシン類ばく露防止対策要綱に基づきまして、私どもの工場におきましても、工場内の職員と、あと産業医、これは市民病院の先生にお願いをいたしておりますけれども、職員と産業医から成りますダイオキシン類対策委員会を工場内に設置しております。また、出入りの業者もおりますので、さらにダイオキシン類対策協議会というものを設けまして、その対策を業者も含めて検討、実施しております。  また、そのほかにも、新任の職員が参りましたときには研修を実施いたしまして、ダイオキシン類の防止対策を研修、実施しております。さらに、健康診断も2回、職員に受けさせております。 ○中松健児 委員長  工場の延命云々がちょっとあったですね。 ◆東美千子 委員  それと、燃やすごみにまざっている資源物、そのあたりに対する対策は何かお考えかなというのと、先ほどのお答えの中で、ごみステーションで燃やすごみを置くところと、瓶、缶を置くところが別のところがありますよね。だから、瓶、缶置き場じゃないところに瓶、缶を出された場合は、ずっと放置されている状況があちこちにあるんですよ。それに対しては何か方策をとっておられるのかなと思います。 ◎土屋文明 減量美化推進課長  今、先生御指摘の件についてでございますが、燃やすごみ置き場につきましては熊本市内に約1万4,000カ所ございます。それから、埋め立てあるいは資源物収集ごみステーションといたしましては約6,000カ所あるわけです。合わせますと、約2万カ所になるわけでございますが、ごみの種類によりまして、それぞれごみ置き場が異なる場合があるということです。中には、燃やすごみ置き場資源物置き場が同じところもあります。これにつきましては、燃やすごみのステーションにおきましては、約30戸以上を対象にごみ置き場は1カ所と考えております。また、不燃物等につきましては、50戸以上につきましてごみ置き場1カ所という形にしております。ですが、なかなか場所によってはそういう取り扱いができないもんですから、現状ではそれが少しずつふえているというような状況にございます。  先ほどの燃やすごみ置き場に資源物があるということでございます。これにつきましては、市民に対しましての私どもの啓発等も必要でございますが、やはり自治会等におきましてもそういう啓発が必要ではないかと考えております。そういうことで、現在ごみ減量推進員さんの方が熊本市内に約500名いらっしゃいますので、そういう方たちと、研修というか話し合いをしながら啓発に努めてまいりたいと思っております。 ◆東美千子 委員  ということは、その辺については、各自治会、住民の方たちで何とか頑張ってくださいというところですね、ルールを守らない人に対しては。 ◎土屋文明 減量美化推進課長  市民の皆さんに徹底するのは非常に難しいことかと思います。そういうことで、講座とか、あるいは出前講座とか、そういうものを利用しながら啓発に努めているところでございますけれども、もちろんごみ出しのルール違反等につきましても、当然自治会長さんあたりからの苦情等も入ってきております。そういう場合につきましても、できるだけまち美化車というのを委託事業として持っておりますので、そういう中での収集あるいは啓発という形で進めていくということになるかと思います。 ◆東美千子 委員  じゃ、そこに民間に委託してらっしゃる方が取りにいくということは今のところはないわけですよね。
     リサイクルについてはすべて民間で行うとありますけども、これからリサイクルがすごく重要になってくるかと思いますので、このリサイクルをより効果的にするためには、民間でずっとやっていっていいものかななんていうのをちょっと思うんですが、その辺のお考えはございますか。 ◎土屋文明 減量美化推進課長  燃やすごみ等につきましても、もちろんまち美化車等を配置しておりますが、各クリーンセンターでもその対応はやっているわけでございます。そういうことで、まち美化車等で対応できない場合につきましては、3クリーンセンターございますんで、それぞれの燃やすごみのステーションにつきましてはそちらの方でも対応していただくという形になります。 ◆東美千子 委員  これからの課題かと思いますけども、まだ本当に市民のルールが守られてないというのが一番の原因かと思うんです。瓶、缶、ペットボトルがやっぱり燃やすごみの中にかなり混入しておりますので、事業者からのごみにも随分混入してるんじゃないかと思います。環境工場の方、延命対策の方はどうされていますでしょうか。 ◎杉村和道 東部環境工場長  搬入されるごみにつきましては、早朝に搬入される業者の方がおられますけれども、それにつきましては、私どもの職員が早朝に工場に行きまして、業者のトラックから搬出される分につきましてはチェックをいたしております。その中には、ほとんど瓶、缶等は入っておりませんで、もう90%以上、100%近くは、朝搬入される分については守られているものと思います。  それとあと、延命化の分についてでございますけれども、年に1回、定期保守点検を、長期間耐えられるように、お金もかなりかかりますけれども実施をいたしております。 ◆東美千子 委員  それから、家庭のごみを堆肥化する装置の補助がされていますよね。それが、ことしの分はもうなくなったという話を聞いたんですが、予算措置とそれから活用状況をお知らせください。 ◎土屋文明 減量美化推進課長  生ごみ堆肥化容器のことかと思います。これは、上限2万円ということでございますが、その補助率が2分の1ということでございます。昨年度までは各四半期ごとに定めまして、年間350基を定めておりましたが、昨年度、その応募状況が余り芳しくございませんでしたので、今回はそういうことを定めずに、市政だより等におきまして随時募集をしてきたところでございます。その結果、大体年間350基ぐらいになるわけでございますが、350基の申し込みが現在あっております。あとは、キャンセル等がありました場合、随時募集をかけていくというような形に今年度はさせていただいております。 ◆東美千子 委員  まだ4月から半年たっていない状態で、もう終わりましたということになれば、住民の方が、そういうのはおかしいんじゃないかという声がやっぱり聞こえてくるんですよね。だから、年間計画が去年よりも多くなったということでしょうけども、せっかく市民の方がリサイクルをやってみようという心構えを持ってらっしゃるときに、ことしの分は終わりましたというだけで終わらずに、何か対策は立てられないもんでしょうか。 ◎土屋文明 減量美化推進課長  現在はいっぱいでございまして、あとキャンセル待ちがどれだけあるかわかりません。ただ、堆肥化容器といいますか、生ごみの堆肥化につきまして別枠で100万ほどの費用がございます。そちらの方につきましては現在60万ほどの残がございますので、今後、財政等とも話し合いをしながら、そちらの方の費用といいますか、そちらの方を流用させていただければと思っております。 ◆東美千子 委員  これがもう2月、3月となれば、ちょっと来年度まで待ってくださいとも言えると思うんですが、まだ今の状態で、もうことしの分は終わりですと言ったときに、自分で取りつけられる方はいいんですけど、いや、もう損した、やめたという方が出てこられると、せっかくの心構えを持ってらっしゃる方に対してもったいないなという気がしますので、ぜひ予算措置の方をお願いしたいと思います。 ○中松健児 委員長  東委員さん、いいですか、ごみにかかわっては。 ◆東美千子 委員  もう一つ。大型ごみが有料化になりましたけど、有料化になってからの受け付け件数とその実働件数あたり、わかっていたら教えてください。 ◎續幸弘 事業管理課長  大型ごみについての申し込みの件数を申し上げますと、平成13年度の10月から有料化をいたしておりますが、13年度、半年分でございますけど、8,815件、それから平成14年度、2万4,888件、それから平成15年度、8月いっぱいまででございますが、1万3,354件となっております。 ◆東美千子 委員  実働件数としてはわかりませんか、クリーンセンターの方から。この件数はイコール実働件数じゃないですよね。 ◎續幸弘 事業管理課長  大型ごみの方は、蓮台寺のクリーンセンターの方から取りにいっておりますけど、今、申し上げましたのが新規の申し込みの件数です。実際に排出されている個数は、申し込み件数より、1回当たり2個とか3個とかいうのもありますので、多うございます。ほぼ実働というふうに解していただいてよろしいかと思います。 ◆東美千子 委員  申し込んで取りに来ていただくまでが長いんですよという声を聞きますが。遅いときには3週間ぐらいかかっているといううわさも聞いておりますが、いかがでしょうか。 ◎續幸弘 事業管理課長  大型ごみの方の収集日は、現在、大体その地区の埋め立てごみの収集日にあわせておおむね設定するようにしております。したがって、2週間に1回回ってくるような形になりますんで、申込日次第では、長ければ3週間近く先になることがございます。直近にもう埋め立てごみが済んでいれば、ちょっと長くなることがございます。 ◆東美千子 委員  ありがとうございました。今の件は、少し住民の方に説明不足かなと思います。ただ待たされただけの苦情が来るようだと、ちょっと説明不足かなと思います。ありがとうございました。たくさん聞かせていただきましたけど、ただ、本当にルールを守れば何でもないようなことばっかりなので恐縮なんですけども、やはりまだまだ市民の方への啓発活動が必要じゃないかなと思います。  近所の方は、注意したらいたずらされると困るから、やっぱり注意できないとおっしゃるんですよね。特に、通りがかりの人がぽんと投げていくのなんかを見てても注意するのが怖いとおっしゃいますので、そのあたりがもう住民だけで何とかしなさいというには環境的に世知辛くなったのかなと思います。このごみ収集につきましては、リサイクルを含めまして、行政の役割をもっとこれからは広げていかないと無理かなと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○中松健児 委員長  それでは、最後は要望ということでいいですね。 ◆税所史熙 委員  ごみということじゃなくて、環境という問題でよろしゅうございますか。  実はここに、新しい熊本づくりへ向けての市民の意識調査という報告書があっております。この結果を見ますと、環境保全局に関してのまとめが上がっております。この中に今後取り組むべき施策というふうに出ておりますが、このアンケートをとられて、今後どうされるのか。指針がありましたら、ひとつ御報告をいただきたい。 ◎大橋道雄 環境保全局長  環境保全局の方として、今後の環境保全の大きな課題と申しますのは、一つは水の問題でございます。それから、市民生活に密着したのがごみ問題でございます。  そういう意味では、水関係等につきましては、先般、基本プランの方向につきまして明示いたしまして、本年度中には保全量につきますプラン案を策定する予定でございます。それとあわせて、ごみ関係につきましては、今回の本会議でも随分議員の方々の御質問もございましたが、特に今、東先生の方からお話しありましたように、ごみの減量・リサイクルと、これを大きな方向として進めなくてはいかん。そういう意味で、ごみ減量・リサイクルを踏まえた基本計画策定委員会を先般立ち上げて、今年度中には進めていくということにいたしています。そういう面を踏まえながら、環境保全に取り組んでいくということを基本としたいと思っています。 ◆税所史熙 委員  冒頭に結論じみたことを聞きましたが、この設問をされた内容を、回答をされた人はみんなわかっていて回答されたのかどうか、その感覚はどんなもんでしょうか。例えば、郵送の調査が34%しか回答が来てない。学生さん700人にとられたけど、学生さんが本当にわかっているのか。ごみ減量・リサイクルを今、熊本がどれだけやっているのか。緑保全と緑化の推進事業、どれぐらいやっているのか。良好な生活環境の保全事業、これは私もよくわかりませんが、こういう設問の仕方で、わかっていて回答されたのか。執行部の方の考えをひとつお聞かせいただきたい。  これは意識調査ですので、これをとられて、これからの熊本市の環境の仕事をしていかれると思うんです。この意識調査というのは物すごく大事なものじゃないかなと、私はそういうふうに思うんですが、果たしてこれから先の取り組むべき施策は、これでわかっていくとかなと思いますが、いかがなもんでしょうか。 ◎田中汎史 技監  市民アンケートの中を先生ごらんになっておりますけど、地球環境問題等につきましても、詳しく6項目の地球環境問題というものが例示されておりまして、それについても市民の方々、どうかといいますと、非常に詳しく御存じのようでございます。また、環境問題に関しましては、市民の意識というものは非常に高いと考えております。  ただ問題なのは、環境問題におきましては実践という問題が非常に重要であるということで、一つの事項につきましては、環境そのものについては、市民の方々の御認識は高いのじゃないかと考えております。 ◆税所史熙 委員  まず、このアンケートをとられるのに選ばれた学生さん700人というのは、何か根拠があったわけですか。学生さんというと、まだ税金も払っていない、すねかじりの人が大分おられる。そういう中で、熊本市民の意識調査をされる。また、例えば、自治会長さん全部とってみたとか、PTA会長さん全部とってみたということであると、かなりその回答率もよく、現状も知っておられて回答されると思いますが、この調査の方法、これでやっぱり一番ベターだったんでしょうか。 ○中松健児 委員長  サンプルの抽出の仕方についての、いろいろ論議されて意識調査されたと思うんですが、そこらあたりにかかわった方。こういうのが知りたいということで意識調査されたと思うんですが、担当の方がおられましたら……。 ◆税所史熙 委員  抽象的になったろうと思いますが、良好な生活環境の保全事業。報告では、減らす、現状維持、ふやすというふうで、無回答が63と出ております。無回答は3%ぐらいですけど、減らすとか、現状維持とか、ふやす、これは本当に現状がわかっておられる人の回答なのかなというのが私は一番疑問でございますので聞くわけなんですが。そういう意味でお尋ねしたわけでございます。 ◎大橋道雄 環境保全局長  今般の調査につきましては、企画課で調査をいたしたというふうに理解しておりますが、そういう中で、この環境保全という視点での市民意識も高いというような数値は出ております。私どもの方も、以前からの環境モニター制度等々、あるいはいろんな意味で、私ども各地域の方にも出前講座等も進めております。そういうのが徐々にでも浸透してきておるのかなとは思っております。  そういう中で今後の方向として、環境保全の視点から市民のその意識調査を踏まえた戦略を検討していかなくちゃいかんというふうに、今その内容について詰めておるところでございます。 ◆税所史熙 委員  そういう取り組みがあるから調査をとられたんでしょうけど、これだけの報告書を出されるんですから、結果等もある程度煮詰まっているんじゃないかな。例えば、環境事業部には関係ありませんが、熊本市政の評価なんてありますが、熊本を何を基準にして評価するのか、非常に疑問だな。これを1回とられると、事業が非常に難しくなるんじゃないかな。今後その事業をされるのに、このアンケートに沿ってされるんであれば、非常に難しい問題じゃないかなと思ってお尋ねをしたわけでございますが。そういう意味で、結論を先に聞いたわけです。この報告書は今後取り組むべき施策なんていう非常にいいタイトルでございまして、読んだだけではどぎゃん取り組みをするのかよくわかりませんので、そういうような考えで聞いたわけでございます。  一番大事な市民のアンケートが中途半端になり、またそれが方向性が出ないとなると、大体、なんばしよっとかというような話になってこようかと思いますんで、やっぱり企画課だけじゃなくて、環境は環境事業部と。そういうところを煮詰めて、やっぱりアンケートをどこにとるべきか。逆に市会議員にとれということであれば、市会議員がみんな意識しているのかという問題もありますけど、やっぱりそういうことも考えながら、これだけ重要な報告書が出ている中で、抽象的であると本当に難しゅうございますので……。これの煮詰まった報告書がまたいつか出てくるんだろうと思いますけど、そういうところを考えて、この次の報告書を出していただきたいと思います。 ○中松健児 委員長  最後の件につきましては要望ということで、ぜひその趣旨を今後に生かしていただきたいと思います。 ◆西泰史 委員  最初に、6月ですか、予算が出ました白川中流域の水源涵養推進事業ですか。これは7月に協議会を立ち上げて取り組むというお話でしたので、どういう形で協議会を立ち上げ、どういう論議がなされ、今後どう取り組むか、お示しをいただきたいと思います。 ◎若田秀夫 水保全課長  現在、白川中流域の水田活用の協議会を設立しているところでございます。そのメンバーといたしましては、大津町、菊陽町、JA菊池、それから熊本市と県の方、入っております。そういったメンバーでございます。  それから、16年度事業に当たりまして、来年度の面積とか、支援金とかなんかを固める検討会をしている状況でございます。 ◆西泰史 委員  市長答弁では、7月に協議会を立ち上げるという答弁だったと思いましたけど。だから、既に立ち上げたんですか。立ち上げたんだったら、どういうメンバー、何名で、どういう協議をしたのか、16年度の計画はどうなっているのか、そこまで教えてください。 ◎古川泰通 環境保全部長  それでは、私の方から補足をさせていただきます。  7月28日に、実は御指摘のように、連絡協議会発足をいたしております。テルサの方で第1回の連絡協議会が発足をいたしております。  メンバーにつきましては、熊本市でいいますと環境保全局長がメンバーでございまして、それから県は企画振興部長さんです。それから、大津町長、菊陽町長、土地改良区関係です。そういった方が連絡協議会のメンバーとなって、第1回が既に発足をいたしております。  その下にワーキンググループをつくっておりまして、実は先週の金曜日でございましたか、菊陽町で第2回の作業部会がございましたけれども、私も課長も出席をいたしております。名称は幹事会と申しまして、そこで16年度以降の水源涵養政策についての主な検討を進めるわけですけども、大体11月をめどに5回ぐらい幹事会を、あと3回ですね、あと3回ぐらい幹事会をやりまして、11月の末に第2回の連絡協議会を開催したい。  そこで並行しながら、本年度お認めいただいております予算の執行に伴いまして、いわゆる2町の意向調査を進めながら、希望のある農家の方々の取りまとめをずっとやっていきまして、おおむねどれぐらい来年度水張りができるのか、そういったやつをまとめていこうと考えております。  最初、我々が思いましたのは、80ヘクタールぐらいはぜひとも初年度取り組みたいなと、そういう希望でございましたけども、今の状況ですと、地元の方にも非常に意欲的な取り組みをいただいております。  ちょっと御紹介いたしますと、私たちが当初思わなかった地元の受け入れ対策といたしまして、(仮称)白川中流域水田営農推進協議会。構成メンバーとしては、大津町、菊陽町、行政も入って、白川中流域の土地改良区協議会が最初お目当てだったんですが、これに行政の2つも入りまして、なおかつ菊池地域農業協同組合大津中央支所、あるいは菊池地域農業協同組合菊陽中央支所、こういったメンバーで白川中流域水田営農推進協議会と、地元の受け入れ団体ができたわけでして、非常に私どもの考えを受け入れていただきまして、予想よりは少し上方修正ができるような方向で進めることができやせんかなと思っております。  それで、11月の頭ぐらいに県と一緒になりましてシンポジウムの開催、あるいは次年度に目がけての、この段階で今申したことが大体決まっておりますと、協定まではいくかどうかわかりませんが、それに近いような形で次年度の事業計画の一つの取り決めをさせていただければなと思っております。  印象としましては、私たちが思ったよりは、地元の方も受け入れ態勢をみずからつくっていただきまして、非常に円滑に進んでいる状況でございます。 ◎大橋道雄 環境保全局長  今、部長の方から申しましたそういう方向で進めています。ことしじゅうには、来年度予算との絡みもございますので、シンポジウム開催の中で発表できるような方向で、熊本県も熊本市もスピードを上げて進めていこうという方向にございます。 ◆西泰史 委員  わかりました。思っている以上に、何といいますか、上方修正も目標値も可能だというふうな話ですんで、ぜひ実りのあるものにしていただきたいということを要望しておきます。  違う話ですけれども、我が党の磯道議員が本会議でもちょっと取り上げましたが、浄化槽の市町村の整備事業について。これは庁内の協議会等でも、排水対策の協議会ですか、ここででもこれから検討していくという話だったんですが、どう考えても、熊本県も、例の有明海、八代湾も含めますけど、再生の問題も絡んできておりますし、この排水対策というのは極めて重要なところじゃないかと思います。当然、下水道に取り込むということになれば、河内なんかというのは、全くその可能性はない地域がたくさんありますので、しっかりこの辺の排水対策、取り組むべきことなんではないかと思われますが、今後どうされるか、お答えをいただけますでしょうか。 ◎田尻正典 浄化対策課長  今、御質問がありました浄化槽市町村整備推進事業でございますけれども、この合併浄化槽の補助事業というのは2つございます。個人設置型の補助事業と、今御質問の市町村みずからが設置する補助事業の2つがございます。熊本市としましては、63年度から個人設置型でやってきておるような状況でございます。  このたび、新たにこの市町村設置型で対象地域が追加されまして、浄化槽による汚水が経済的、効率的な地域で、環境大臣が認める地域というのが対象地域に加わったところでございます。この対象地域といいますと、下水道整備事業が計画されている地域では、この事業を実施しますと公共下水道による整備はできなくなります。そういった問題がございまして、下水道整備計画区域外が地域としては考えられるのじゃないかと思っております。  これを実施するに当たりましていろいろ課題、問題点等がございますので、下水道計画課、それから耕地課、企画課、水保全課、浄化対策課などで構成しております生活排水処理施設に関する連絡会議で、今後研究してまいりたいと考えております。 ◆西泰史 委員  これからまだ検討ですか。新たな仕組みといいますか、やりやすくなったという部分もありますし、特に、下水道の布設計画に取り込めない地域、これはもう最初からはっきりしております。ただ、これまで個人型に対する助成も進めてきたというふうなことで、この辺の取り扱いはどうするか、これはもうよくわかります。それはそれでわかりますが、さらにこれから先、下水道の事業認可を取るといいますか、区域を広げていくということについて極めて大変だろうと思いますので、個人設置型に比べれば、この市町村整備事業というのは持ち出しは多くなりますけども、下水道事業に比べれば格段に安くできるという意味では大きなメリットがあるというふうにも思われます。一層の研究ということでしたので、早急に結論を出していただきたい。具体的な取り組みをお願いしたいということを要望しておきます。 ◎大橋道雄 環境保全局長  この市町村整備推進事業につきましては、私どもも非常に注目いたしております。そういう意味では、今、委員述べられましたように、私どももこの内容については早く詰めてまいりたいと思っています。 ◆西泰史 委員  CO2の削減の問題ですけども、いわゆる京都議定書が発効するかという見込める状況になってきたというのがありまして、これでいくと日本総体では6%の削減といいますか、たしか90年レベルに比較をして、向こう8年から12年までですか、5年間で6%削減ということになります。もしこれが発効した場合、本市としての取り組みに何らかの変化があるのか、どのような取り組みをしなければならないのか、その辺のところを、関連についてお答えをいただきたいと思います。 ◎藤森利一 環境企画課長  今御指摘のとおり、京都議定書、ことしじゅうにロシアが批准するということになりますんで、そうなりますと国の半数を超えたということで、いよいよ発効すると。そうしますと、2008年から2012年にかけて、6%の国際公約を達成しないといけないということなりますんで、地方自治体としましても、国の全体のその動きに合わせた施策を加速するということは当然必要になってくるだろうと思います。  本市の場合も、地域別温暖化対策推進計画というのを平成7年に策定しております。これは直近のデータで平成12年なんですが、90年レベルに比べまして、全体で3.9%、CO2の排出量がちょっとふえております。ただ、個人レベルでは、1人当たりでは初めてマイナス1.7%ということで、1人当たりにしますと若干効果が見えてきているということになっております。13年度のデータについては今急いで集計をとっております。まだ出てはおりません。  今後の取り組みといたしましては、幾つかの複数の事業を同時並行的に進めていって、相乗的にやっていかないといけないのかなという気はしております。一つには、先ほど来申し上げております節電機器によるCO2の削減効果、それから啓発の推進、それから何よりも大切なことは、市民一人一人の方が実践行動に移していただくということでございますんで、熊本市、昨年の4月から発足させていただいておりますエコパートナーくまもとというのがございますが、その中でもこの地球温暖化の防止というのは大きな目標に掲げておりまして、推進といいますか、協働で進めていきたいと思っております。  その関連の一つとしましては、来月25、26日に環境フェアを開かせていただきますが、初めてエコパートナーと共催みたいな形にしまして、市民レベルでの取り組みというのもその中で訴えていきたい。ですから、行政サイドで考えるようなお仕着せではなくて、市民の方が実際に、NPOの方なんかも入ってますんで、そういった目で、自分たちが体験した具体的にやりやすい方法というものも、その中で実践して進めていきたいと思っております。  それから、これは来年度の事業で、どうなるかというのはちょっとわかりませんが、国の方におきましても、余り補助のことを言うとよろしくないんですが、いろいろな補助をまた考えておりまして、かなりメリットのある補助が、いろいろメニューが今出てきているようでございます。いろいろ情報をとっているところでございまして、そういったものも活用しながら、より積極的にこの温暖化については進めてまいりたいと思っております。 ◆西泰史 委員  積極的に進めていただきたいと思っております。  ただその際、一つちょっと申し上げておきたいといいますか、お尋ねしておきたいのは、これまで熊本市独自で20%削減という目標を出しておりました。達成年次が、たしか間近ではなかったかと思うんです。今お聞きする限りではプラス全体では3.9%ということですから、ここまで来て達成ということはまず不可能だろうし、お聞きすると、20%削減という目標を出したその時点では、科学的根拠がどうかということもありますけども、それなりに周りを見渡せば妥当性のあるものだったと、その当時は。  しかし、ここまで具体的に、排出量の算定等が科学的にできる状況になりましたので、もう一回この目標については、本当に現実的に、しかも今言ったその京都議定書が発効する、国も取り組む、ここにあわせて、本市としての取り組みの目標値も、これはもう市民にははっきり申し上げて、修正を明らかにして、しかし新しい目標は必ず達成をしていくという、そういう方向に切りかえた方がいいんじゃないかと思うんですけど。この点はどうお考えでしょうか。 ◎大橋道雄 環境保全局長  私の方から、CO2削減20%ということで、昨年まで一生懸命熊本市頑張っておりましたというふうに申し上げてまいりました。国際環境都市会議を開催した時点でも、このように精いっぱい努力していくと。それからわずか1年後に軌道修正というのはいかがなもんかなという感じは持ちますが、確かにおっしゃいますとおり、国の方で6%削減。つい先般9月でございますか、熊本城の夜間照明、あれは環の国くらし会議熊本でございましたか、8時から10時まで、全国一斉に有名地の観光施設の夜間照明を全部ストップしてしまおうというようなことがございます。これも大きな目的はCO2削減にあるわけでございます。そういう意味では、国がどんどんこの目標年次であります2008年から2012年までにどうにかして6%を削減するという目標に向かっておりますので、それを踏まえながら、私どもはそれ以上の数値目標で考えていかなくちゃいかんだろうというふうには思っております。  現実的に、20%というのが、この時点で修正を図るのが妥当なものかどうかということになりますと、いかがなもんかなという感じもいたしますが。ただ、そういう時期には来ておるだろうと思います。申しましたように、平成6年、ハイデルベルクへ行きましたときに、世界各国との中で、その当時はCO220%削減というのが大きなうねりとしてあって、熊本市も日本の中でそういう宣言をいたした経緯がございますが、今の目標というのは、果てしなく遠い数値だというふうには感じております。この程度で御容赦お願いします。 ◆西泰史 委員  重ねて申し上げておきます。もう目標が達成できないということがほぼはっきりしているわけですね。それをあえて目標ですというのも、それは何のための目標か。要するに、達成すべきだから目標であって、達成できないとわかっておるのは、これはもう単なる希望でしかないんであって、目標とは違うというような気がしますので、これはもう今の時点で市民にもきちんと説明をした上で、私は修正すべきであるということを強く申し上げておきます。 ○中松健児 委員長  局長、よろしゅうございましょうか。いろいろな問題点があると思いますが、十分御審議いただきたいと思います。 ◆西泰史 委員  それから、ダイオキシンの問題ですが、さきの議会で、例の大江市民センター、基準値オーバーしておりましたけども、その後追加調査をやるということでございましたんで、その結果がどうなったのか。その結果を踏まえて、前回の基準値オーバーの問題、どのように認識されているかをお願いいたします。 ◎藤森利一 環境企画課長  御指摘の大江市民センターのダイオキシンの調査の結果でございます。前回、御報告しておりましたとおり、環境省の調査で全国43地点、熊本県におきましては、熊本市の大江市民センターがその調査地点に選ばれておりまして、年に4回測定をしております。  その中で、10月9日から10月16日、昨年でございますが、そのときの1週間のデータで、2.8という非常に高い値が出たと。これが環境基準が0.6でございますので、非常に高い値で、全国的にもこれは特筆すべき値じゃないかと思うんです。ただこれにつきましては、前回の委員会の中でも御報告いたしましたとおり、近隣で火事が起こっておりまして、どうもその影響があるということで学識者の方の御意見もいただきまして、その後調査をいたしますとお約束したところでございます。  その後、ちょうど議会中でございましたが、6月20日から27日の1週間かけまして、これは本市独自でやはり大江市民センターの方でダイオキシンの調査をさせていただきました。その結果としまして、0.03という結果が得られております。環境基準は0.6でございますので、20分の1の値になると。それで、この0.03がどういった数字かということで、大江市民センターの先ほど申し上げました2.8以外のところと比べますと、例えば、夏は約0.04、それから冬は約0.06、それから春が約0.06でございますので、0.03というのは、6月のデータとしては一般的なデータかなということで、やはりこういった火災というアクシデントが原因だろうというふうに判断をしております。  それで今後の対応なんですが、実は市独自でも調査を市内13カ所で年に2回やらせていただいておりますが、きょうから、これは大江市民センターではございません、市内13カ所でさせていただいておりますが、その期間中は職員が定期的にパトロールをする。それから、近隣の方に火事とかあるいは野焼き等があれば知らせていただくというようなことで、常時そういったアクシデントが発生しないような、あるいは発生してもすぐに把握できるような形をとらせていただきたいと考えております。このような形をとることによって、できるだけ正確なダイオキシンについてのデータを収集したいと思っております。  ダイオキシンといいますのは、御案内のとおり、微量でも人体に非常に影響を与えるということで、市民の方の不安も大きくなるということが十分想定されますので、できるだけ状況把握に努めてまいりたいというふうに考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆鷲山法雲 委員  どんどやは、子飼ではまだ今やっているんですか。どうでしょうか。やめたんですかね。各町内とか学校とか、やはり昔の伝統行事ですので、どんどやをやってくれということで、ずっとやってきておったり、もういろんな苦情が出てきたりして、やめようかとか縮小するとかというのもあるんですよね。こういうのは、市としてはどう考えなさっているんですか。 ◎藤森利一 環境企画課長  野焼きというのは原則禁止というふうになっておりますけども、風俗習慣上または宗教上の行事を行うために必要なもの、例えば、どんど焼きとか、門松、しめ縄などを焼くとか、あるいは農業、林業または漁業を営むためにやむを得ないものとして行われる廃棄物の焼却、麦わらの焼却、そういったものは特例ということで除外されております。廃棄物の処理及び清掃に関する法律ということで、環境事業部の所管になりますか、御指導されているんですが。私どもとしましては、実際燃やされますと、そういう訴えという声があるんですが、法律上はそういうものは除こうと。 ◆鷲山法雲 委員  法律上は対象外というわけですね。なら、法律上は違法じゃないということですか。非常に困るんですよね。あったときは、役所には電話はなかですか。 ◎土屋文明 減量美化推進課長  先ほども環境企画課長の方からありましたように、廃掃法では野焼きは禁止ということになっております。ただ、例外措置として、宗教上の焼却あるいは教育上のどんどやとか、そういうものにつきましては、焼却はいいですよというようなことになっています。  ただ、そういう中でも、やはり地域の方から苦情があれば、どうしてもダイオキシンとかそういうものが発生する要因になるわけでございますので、私たちとしても、できるだけ焼却は慎んでいただけませんでしょうかというような形になるわけでございます。あくまでも法律では例外措置としては設けてありますけども、苦情等が来れば、やはり私たちはそういうお願いに行くという形になります。ただ、その他の焼却につきましては、これはもう禁止になっておりますので、焼却はできないという形になるかと思います。 ◆落水清弘 委員  ちょっと教えていただきたいんですけど、どんどやで、麦とか正月関係のもの、お札とか、ああいうものを焼きますよね。あれは、わらとか紙とか普通の昔からあるものですよね。ああいうもののダイオキシンが出る割合というものは、どれぐらいのものなんですか。 ○中松健児 委員長  ダイオキシン発生の割合を。いろいろな中身によって変わってくると思いますけど、一般的なやつで結構ですから。環境総合研究所の方はいかがでございましょうか。 ◆落水清弘 委員  データがないならいいですけど。 ○中松健児 委員長  落水委員としては、後から資料をちょっとつくってもらうということで結構ですか。 ◆落水清弘 委員  はい、結構です。  実は、市青連のあそこの白川の河川敷でやっていた野焼き、私も実は手伝ってましたもんですから。それで、やめる理由はダイオキシンじゃなかったんですよ。要するに、近所の方々のところに火の粉が飛んだり、わらくずの燃えくずが入ってきたりして、迷惑だからという理由で最終的にはやめたんです。それが理由だったんですよね。  うちの花園でも、どんどや、今3カ所、この間まで2カ所でしたけど、今度3カ所にふえましたですもんね。それで地域の方々は非常に喜んでやってらっしゃる。環境のダイオキシンと、そのどんどやをくっつけるのは、私はいかがなものかと思う方、価値判断をする方なんですよね。大げさに大上段に構えるようなことでもないような気もするんですけど。伝統文化行事として日本人が持っているものですから、それはそれとして大切にしてもらいたい。  しかし、そのダイオキシンの問題も、せっかくだからその場で触れたら、かえっていいかなと思うんです、啓蒙啓発活動として。ですから、うちの場合は、ビニール袋に入れてからは投げ込まんでくれて言うとですよ。私は、わらとか紙とかがどれぐらいのダイオキシンが出るのかは、今お話聞こうとしたぐらいですから全く知りませんけども、多分、紙とかとビニールを比べれば、1000倍、1万倍単位ぐらいにダイオキシンの量は違うと思います、それなりに過去のいろんなところの文献を見た範囲では。ですから、全く出ないとは決して言えないかもしれませんけども。  ですからそういうことを、反対に、伝統文化行事をやっているところに関しては、そういうふうな啓蒙啓発をしていただけるとありがたいな。局長、私の言った意味、わかっていただけましたか。 ◎大橋道雄 環境保全局長  今、熊本市も、地域ごとのまちづくり運動と申しますか、それに一生懸命取り組んでおるところでございますが、そういう中で、先生の方からもお話しございましたように、各地域、伝統的な文化と申しますのもやっぱり必要でございます。先ほどちょっと私どもの方から言いましたように、そういう部分、宗教あるいは伝統的文化等につきましては、法律の中で除外されておるということでございます。  ただ、確かにその中で、ダイオキシンの発生量が大体どの程度になるかとか、そういう分野につきましても、いろんな視点からちょっと検討させて、場合によりましては、いろんなそういうデータも踏まえながらお話をするということも必要だろうと思います。 ○中松健児 委員長  そういういろいろ疑問を感じながら、大体どれぐらいデータとして出るのだろうかな。特に、太宰府なんか、じゃんじゃん燃やしてますもんね、お札であるとか、それからいろいろ。公認されとるのかなというのをあそこに行って思ったもんですから。ぜひデータを、どういうものなのか、探られるだけ探ってもらいたいという要望をしておきたいと思います。 ◆東美千子 委員  今のどんどやのことでちょっと思いついたんですけど、地域のコミュニティーづくりというのを市役所の方はどんどん進めていらっしゃいますけども、ごみの方もそうなんです。自治会とか事業所とか商店街とか、まちづくり推進で環境美化に取り組んでいるところに対して、補助金か何か活動支援されていると思うんですけども、内容をわかってたら教えていただけますか。コミュニティーづくりの一つのきっかけになるかなと思うんですけども。そういうのはないんですか、活動支援みたいなのは。 ◎土屋文明 減量美化推進課長  活動支援というわけではございませんが、子ども会あるいは自治会、老人会等につきましても、集団助成という形で、集団回収をやってらっしゃいますところには、紙1キロ当たり6円の補助を出しております。  ごみのない街の条例ということで、美化協定を結んでおります。これは今現在、今年度で23カ所の地域の方と美化協定を結んでいるわけでございますが、それにつきましては、清掃用具、これはほうきとか、それからちり取りとか、ビニール袋等でございますが、そういうものを支給しております。また、美化協定を結んでいただいたところには、美化協定の看板等を設置しております。 ◆東美千子 委員  それは、商店街とか事業所に対してですか。 ◎土屋文明 減量美化推進課長  それにつきましては、自治会と一緒に取り組んでいらっしゃれば一緒という形になる。ただ、先ほど言いましたように、集団助成につきましては、商店街とかそういうところは対象にいたしておりません。あくまでも地域で取り組んでいただくという形での助成金でございます。 ◆西泰史 委員  これも6月議会で話が出たやつですが、高平台の地下水の浄化対策。土地所有者に、いろんな機器を無償で払い下げて、後々の浄化対策を移管するということでしたので、具体的にこれはもう完了していますでしょうか。 ◎若田秀夫 水保全課長  高平台における浄化作業は、現在、浄化装置の維持管理を熊本市で、浄化装置の電気代を事業者で負担しています。事業者側との話し合いにより、浄化装置の維持管理を含めて、高平台の浄化作業すべてを事業者側の責任で行う旨、合意しており、施設内に設置している浄化装置をそのまま使用して、現在の運転状況を維持することを原則として、文書による契約を予定しているところでございます。
     契約の主な内容は、浄化装置は無償で貸し出しいたしまして、維持管理に必要な費用は事業者の負担とするものでございます。できるだけ早い時期に契約を締結したいと考えております。 ◆西泰史 委員  もう終わったかなと思ってたんですけど、まだだったんですか。具体的に、いつごろそれは完了するんでしょうか。 ◎若田秀夫 水保全課長  できるだけというのが、今年12月いっぱいぐらいには引き継ぎをしたいと考えております。 ◆西泰史 委員  もっと早くできるかと思ったんですけど。いずれにしても、きちっとそれは対応するように要望をしておきます。  別件ですけど、これも6月議会で話題にしたことですけど、例の水道局の資材の管理問題、これはその後どのようにとられたか、改善策をお示しいただきたいと思います。 ◎渡邉雅信 首席水道審議員兼総務課長  戸島の資材倉庫の件につきましては、早速7月1日から赤外線センサーによります機械警備を導入いたしました。それと、出入庫の管理につきましても、従来の年2回の棚卸しに加えまして、新たに主要材料の在庫確認を8月から実施しております。毎日の数量をサービス公社の職員で確認し、毎月の数量の確認を水道局の職員が実施しているということで、8月からの在庫の不一致はあっておりません。  また、これは内部的な問題なんですが、休日・夜間における材料の出庫事務の改善もあわせて行っております。これは、仮出庫伝票使用を、今まであいまいであった分をきちんと義務づけたというところでございます。それと、出庫材料がある場合には、前日までに出庫伝票を作成するということを徹底いたしました。  それと、これは業者の方へお願いしたんですが、返納時には伝票と材料の確認を徹底して、水道局の資材倉庫の方へ持ってきていただくということにいたしました。 ○中松健児 委員長  資材管理につきましては改善措置がとられておるという報告でございます。 ○藤山英美 副委員長  きょう午前中、現場を見せていただきました。その資料の中に、改善報告書というのが入っておりましたけど、15年8月20日受け付けですが、これについては受け付け番号がないんですね。これはどういうことですか。 ◎續幸弘 事業管理課長  申しわけございません。事務上のミスでございます。 ○藤山英美 副委員長  事務上のミスというと、これはもう正式に受け付けてないわけですよね、こういうちゃんとした文書を。基本ができてないと思うんですけど。どういうことですか。 ◎續幸弘 事業管理課長  先ほど申し上げましたとおり事務上のミスでございます。申しわけございません。 ○中松健児 委員長  そのミスの内容をはっきり示してほしいということで、今出ております。 ○藤山英美 副委員長  ただ印鑑だけ打っただけでしょ。受理しとらんていうことですよね。 ◎續幸弘 事業管理課長  ちょっと確認して、後ほど御報告させていただきます。 ○藤山英美 副委員長  一連のこのパークゴルフ場の問題も、そういったちゃんとした対処ができておらんから、こういうことになったと思っております。改善報告というのが出ておりますけど、これがいいか悪いか、ちょっとわからんところもありますが、非常に難しかと私は思っております。内容をちゃんと確認して、今後、やっぱりぴしゃっとやっていただきたいなと思います。  そして、私もこのことについて、一つだけ、局長にはっきりしておいていただきたいと思っております。  きょう、皆さんと一緒にパークゴルフ場を確認しましたけど、百聞は一見にしかずのことわざどおり、会員制のパークゴルフ場は、熊本市の体育施設の条例をもとに設置されたグラウンドまたテニスコートなどの公の施設にまさるとも劣らないような立派な整備がされるなど、現状が大きく変えられていたと思っております。これは、行政財産は用途または目的を妨げない限度においての使用させることができるとした、いわゆる法律による行政財産の目的外使用の限度を大きく逸脱しているのではないかなと思っております。  また、これまで本会議や委員会の中で指摘したとおり、協定書の締結から使用許可に至るまでの一連の執行部対応が不適切で、また使用許可、条件の違反行為について指導不足など、いろいろな面で、本市が協会に特段の便宜を図っているかの疑惑を市民に与えていると思っております。  この点に関しては、今定例会の中で幸山市長や関係局長の陳謝があったんですが、これで問題が解決したとはとらえておりません。背景には、パークゴルフ協会が多くの費用を投じて整備した以上、それを回収せざるを得ない協会側の事情があり、それがため、市として協会に対する改善指導の手綱が緩みがちになったなど、本質的な部分での難しさがあるとともに、このままではさらに新たな問題を喚起する面もあります。放置できない状態だと思っております。  その一方で、パークゴルフという新しいスポーツ人口がふえ、この振興を図る必要もあるし、また埋立処分場を抱えた戸島地区の住民の方々が、長年にわたって要望し続けてこられた地元還元施設としての社会体育施設を建設してほしいという切実な声が、なかなか実現しないといった現実の問題もあるかと思います。  したがって、この問題の根本的な解決としては、現在のパークゴルフ協会への行政財産の目的外使用を取りやめ、新たに戸島地区に、条例による公の施設としてパークゴルフの場を設置し、広く市民に開放するといった以外には方法はないと考えております。我が会派のこれまでの議会における提案あるいは問題提起は、すべてこのことを最終目的としたものであります。そのために、会派を挙げて取り組んできたものでございます。  この問題について、この第3回定例会の一般質問の冒頭で、我が会派の高島議員がお尋ねしたことについて、幸山市長は、戸島埋立処分場の跡地全体の利活用についても教育委員会と検討を進めたいと答弁されました。残念ながら、その時期については言及されておりません。しかし、私は市長とお会いして確認しましたところ、今後、違反があった場合、見つかった場合は、厳正な対処をすると言われました。このことについて、大橋局長のお考えを聞かせてください。 ◎大橋道雄 環境保全局長  質問にお答えします前に、本会議でおわびを申しましたが、改めて、前回当委員会におきましての、パークゴルフ場に関しての質問に対します私の回答は、不適切な発言であったということをおわび申し上げます。  そういう中で、今、藤山先生からの御質問でございますが、このパークゴルフ場につきましては、これまで御説明をいたしましたとおり、昨年の12月、市有財産審議会に諮りまして、公共性等の論議を踏まえた上で、条件を付して正式に使用許可を与えたところでございます。そこに至るまでの経緯の中で、今申されましたように、行政財産の使用を正式な使用許可をせずに安易に協定書で認めたということ、あるいは整備状況等に関します指導監督が十分でなかったということ等につきましては、私の不徳のいたすところでございます。  また、使用許可の条件に合わない点、いわゆる利用料の徴収についてでございますが、利用者から毎回施設管理協力金という名目で徴収したことにつきましては、管理等に必要な経費はあくまで会員会費及び任意の寄附金で充てることを、私どもは責任者に対しまして重ねて指導を行いまして、8月20日付でお手元の改善報告書の提出を受けた。そういう意味で、私どもも改善がなされたと認識をいたしております。その内容につきましては、市長も申し上げたとおりでございます。  今後につきましても、市有財産使用許可書に記載されております許可要件に対しまして、適切な使用がなされるように、私ども事業部、事業管理課が窓口でございますが、厳正に指導をしてまいります。  ただ、高齢者を初めといたしまして、多くの皆様がこのパークゴルフ場を非常に喜んで利用されております。  そういう中で、戸島埋立処分場の跡地全体の利活用につきましても、市長も申し上げましたが、先般6月の委員会の中でも御質問として出ておりましたけれども、今後、教育委員会と十分検討を進めていきたいと思っております。  きょう見ていただきましたとおり、草木が雑然という状況でございます。そういう中で検討を進めさせていただきたいなと思っております。 ○藤山英美 副委員長  今後も、我が会派は重大な関心を持って見守っていきたいと思っておりますので、ちゃんとした管理運営をしていただきたいと思っております。 ○中松健児 委員長  このことについては、視察しまして、現状を委員の方も見ていただいたと思います。  問題点は指摘されておりますとおり、厳正に対処していくということで、またその対処の仕方については、会派としても十分見守りたいということでの要望がありましたので、原局もその真意を受けとめて対応していただきたいということをお願いしたいと思います。  ほかに質疑はありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○中松健児 委員長  ほかに質疑がなければ、これより採決を行います。  議第260号中当委員会付託分について可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○中松健児 委員長  御異議なしと認めます。よって、議第260号中当委員会付託分は可決すべきものと決定いたしました。  以上で当委員会に付託を受けました議案の審査はすべて終了いたしました。  これをもちまして、環境水道委員会を終わります。                            午後 3時11分 閉会 出席説明員  〔環境保全局〕    環境保全局長   大 橋 道 雄    技監       田 中 汎 史    局次長      小 牧 幸 治    環境保全部長   古 川 泰 通    首席環境審議員兼緑保全課長       環境事業部長   日 田 義 博             田 尻 良 孝    首席環境審議員  乗 富 哲 夫    環境総合研究所長 松 原 誠 一    環境企画課長   藤 森 利 一    水保全課長    若 田 秀 夫    水保全課環境審議員田 上 英 充    事業管理課長   續   幸 弘    減量美化推進課長 土 屋 文 明    浄化対策課長   田 尻 正 典    北部クリーンセンター所長        西部クリーンセンター所長             村 上 武 幸             濱 崎 幹 夫    東部環境工場長  杉 村 和 道    西部環境工場長  太 田 政 澄    環境総合研究所次長田 島 幸 治    扇田環境センター所長                                 宮 本 省 司  〔水 道 局〕    水道事業管理者  源   寧 生    局次長      池 永 祐 二    総務部長     濱 田 清 水    首席水道審議員兼総務課長                                 渡 邉 雅 信    技術部長     東   軍 三    経営企画課長   片 桐   徹    水道審議員兼出納室長          料金課長     田 崎 則 生             吉 田   嵩    西部水道センター所長          北部水道センター所長             浅 野 新 造             神 山 維 精    給水課長     田 端 英 二    管理維持課長   竹 原 右 司    水源課長     和 田 邦 明    建設課長     花 田   豊 〔議案の審査結果〕   議第 260号 「平成15年度熊本市一般会計補正予算」中環境水道委員会付託分          ………………………………………………………………(可  決)...