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  1. 常総市議会 2018-11-01
    常総市:平成30年11月定例会議(第15回会議) 本文


    取得元: 常総市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              〔議長風野芳之君議長席に着く〕  開 議 ◯議長風野芳之君) おはようございます。御出席をいただきましてありがとうございます。  御報告申し上げます。ただいまの出席議員数は20名であります。    ─────────────────────────────────                 午前10時00分開議 2 ◯議長風野芳之君) これより第15回会議を開きます。    ─────────────────────────────────  日程第1 一般質問 3 ◯議長風野芳之君) 日程第1に入ります。  昨日の会議に引き続き一般質問を行います。通告順に従いまして発言を許します。  なお、質問並びに答弁は簡潔明瞭に行うよう、議事進行に御協力をお願いいたします。  最初に、20番中村安雄君。                〔20番中村安雄君登壇〕 4 ◯20番(中村安雄君) おはようございます。本日は悪天候の中、雨の中おいでいただいて、傍聴の皆さん、大変ありがとうございます。傍聴の皆さんがいるかいないかは大変な、私どもとすれば張り合い、やりがいのある、発言の内容が非常に乗れるというふうに思います。大事な点が二つございますので、お聞きをいただきたいと思います。  特に、市民の広場、要するに竹村酒造の前の広場、4,300平方メートルありますが、この広場に市民の憩いの場所をつくろうというのは8年前の計画であったわけであります。その後、選挙によってこの話題が消えてしまった、要するに戦いの中で敗れてしまったということで、予算までついたものを返上するというような最悪の事態になったところでございます。  過去をずっと振り返りますと、正しく市長選挙が、市民の立場でもって選挙が行われることが望ましいんですが、どうも材料にするんですね、そのやろうとすることに対して。こういった市長が当選することによって、毎度毎度後退しちゃうんですね。前進しない。議会はそれを一定の人数は、多数決の中で多くの議員が賛成をして、それに支持をしておきながら、結果的には断念せざるを得ないというふうな思いをして今まで来ております。それで、8年前に計画したものが、現在にまで至って広場のまま、イベントの会場ですとか、そういったことで使っているということで、活性化にあまり期待がされていないことは確かだと思います。  その後、カスミの店舗が移転をされました。それによって、このカスミの跡地も4,700平方メートル、両方合わせますと約9,000平米、2,700坪ですね。これが、市のほうで使えばというようなことでカスミのほうからのお話があったということでございます。そういったことがありまして、問題を進めようとしてきたわけですが、その前に水海道の公民館、この公民館耐震強度がないということです。それと、私は二、三日前に行って現状を見てまいりました。もう到底これは建物で、公民館らしい建物ではないですね。いかにももう雨漏りはあるし、それから壁は崩れているし、よくよくなっていないと。  当時、あそこに武道館がありまして、土地の面積が約2,000平方メートルということだそうでありますから、当時はいいんでしょう、それで。昭和48年、ですから50年近くも前の話になりますが、これは自転車を使ってあの場所へ行けばそれで済んだのでしょう。今は自動車の時代なんですよね。到底、人が集まれば車の駐車場のスペースが必要になってくるというようなことになります。それで、今はわきにカスミの店舗があります。広い駐車場もあります。そうなりますと、あの公民館を使って、不足した駐車はカスミのほうへお願いして、カスミのほうへとめてもらうんだという話を聞きました。そういった実情ですから、今の時代には全く合っていないという。  それと、武道館があります。この武道館は、昭和7年に建設をしたそうであります。全くこれはもう土台まで腐れていますね。文化財に指定されているということでありますが、指定された文化財、哀れ哀れで、あのようなものを文化財で指定しておくほうがおかしいかなと。むしろ、ある程度やっぱりそういった面は改修しなければならないんじゃないのかなというふうに、私は目で見てそういうふうな気持ちになったところでございます。
     そういうわけで、まずもって、にぎわい再生竹村酒造前の話の前に、公民館のことをどういうふうに考えているか。公民館を担当している課があるわけですから、それらを私が通告したことによってちゃんと調査をして、恐らく回答ができる、答弁ができるようにしてきてあるというふうに思いますので、その内容等について、とりあえず水海道公民館の実態をここで先に聞かせていただきたいというふうに思います。それから質問に入ります。よろしくお願いします。 5 ◯議長風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。教育部長。             〔教育委員会教育部長沼尻秀子君登壇〕 6 ◯教育委員会教育部長沼尻秀子君) おはようございます。中村安雄議員の御質問にお答えいたします。  水海道公民館については、中村議員が御指摘のとおり、1階桁行き方向に対する耐震不足が確認されているほか、階段の明かり取り窓の雨漏りや駐車場不足など、さまざまな問題を抱えております。  また、平成15年に国の登録有形文化財に登録された武道館については、登録した趣意にかんがみ、保存が最優先される施設であることを国・県からも指摘を受けており、今後の維持管理について協議をしているところでございます。  これらの課題を解決し、地権者との協議を加速させるために、専門的な知見や改修あるいは移転などの具体的手法を構築する必要がありますので、そのための公民館等施設活用方針検討調査委託費を今回御審議いただく補正予算に計上いたしました。今後は、これらの調査に基づいた事業の構想と実現に向け、歴史的な資源の活用、市民の広場の有効活用などを全庁的に取り組んでまいります。  以上でございます。 7 ◯議長風野芳之君) 中村安雄君。 8 ◯20番(中村安雄君) ありがとうございます。ただいま、一部予算化をしたということでありますが、その予算化をした内容は、移転をするのか、あそこで修理をしてそのものを使うのか。公民館については建てかえということになります。武道館に対してはどういう扱いをする考えでありますか、その辺。  できれば、私はこの際、腐食した土台等も見れば、公民館の解体をして移転をするという形と同時に、その武道館もそういう形をとって、あそこをまるっきり、2,000平方メートルを空けて、カスミのほうに使用させると。こちらのほうの大きい9,000平方メートルのほうにすべてを持ってくれば、一体的な形で多目的な施設だとか、そういったもので公民館の役割も果たせるし、みんなそのほうがなおさら使い勝手がいいし、皆さんからも評価がされるのではないかというふうに思うんですが、今の予算的なもののとらえ方、どういったことをその予算に反映させるのか、答弁してください。 9 ◯議長風野芳之君) 生涯学習課長。 10 ◯生涯学習課長土井義行君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  移転あるいは現地改修含めて、どのくらい費用がかかるものなのか、あとは将来性を見込んでどちらがより望ましい結果になるのか、それも含めたコンサル調査事業の委託と考えております。  以上です。 11 ◯議長風野芳之君) 中村安雄君。 12 ◯20番(中村安雄君) ということで、そうしますと、どちらかはこれからこの内容を精査していくということで、決まってくるということだと思います。  では、本格的に入りますが、このカスミ跡地の問題、そして竹村酒造の跡地の問題、きょうは傍聴の方、商店会の方々、ライオンズクラブの皆さんもおいでいただいております。要するに、行政の運営の仕方に問題があり過ぎるんですね、こうやって今まで考えますと。私は36年市会議員をやっています。7人目の市長でございます、神達さんは。そうやって7人の市長が変わってきているんですよ。こんな期間の短い、市長の回転の早いところはどこにもない。要するに長く続かないですよ。何でそうなるのかというと、選挙のときに、選挙をまさに攻撃に使うんですよね。自分の主義、主張を市政方針に持ってきて、それでもって市民に訴えて選挙の票をもらえばいいのに、人のことを陥れてから自分で票を稼ごうと、これはやり方としては、確かにそうすれば自分の票がふえますから、それでいいかもしれない。しかし、市民の考えている市政じゃないんですよ、それは。そういったことをやっていれば。そうじゃなくて、やはり市政を担当する人が市政を前向きに、市民のためになるような市政を運営できなきゃ役割が果たせないんだよ。そういう市長はやってなければいいんだ、もともと。そういったのが当選してくるから問題が起きているわけですから。そうじゃなくて、やはりちゃんと前向きに、きちんとやれるような、そういう体制をつくって物事に取り組んでいただきたいというのが市民の願いですよ。  だから、言えば、あそこに建物が本当は建つわけだった。これも予算も6,600万つけた。それも返上しちゃったんですよ。もらえるものまで返した。これも選挙のためにそういった方向が変わったからこそ、そういうことになったんですよ。そうじゃなくて、やはりきちんとした集会する場所があれば、これで満足できる部分もあるわけです。そして、商店街のにぎわいにも大きく貢献ができる。でも、今生涯学習センターが天満町にありますが、これだって大きい建物を本来は建てるわけであったのがああいうふうになった。しかも、あれは145席しか席がないんですよ。そこへいすを持ち込んでも200、せいぜいいっぱい座っても200だ。そうすると、200以上の会合をやるとすると、石下へ行ってくださいですよ。石下へ行くのは、石下にはありますよ。中央公民館が石下にありますよ。それから、地域交流センターがありますよ。これで間に合いますよ。でも、水海道の市民にすれば納得いかないですよ、それでは。何でも石下へ行ってください。  だから、石下の皆さんが逆だったら、やはり水海道にしかなければ、石下だって何人か集まる場所ぐらいつくってくれよというのが当然、当時の地元の考え方として当たり前なんだ、それは。そういうことなんか、わからないわけないだろう。それをどう考えているか、そんなこと。単純な話だ、そんなの。  あとは予算の問題ですよ。これは私、今坂東市の市会議員の選挙をやっていますよ。市長があいさつに来たから、坂東市は庁舎を70億もかけてよくつくったねと言った。70億ですよ。財政は大変、坂東市は厳しいんですから。常総市よりも坂東市は大変なんですよ。それなのにそんなお金をかけた。うちのほうの庁舎は、これは16億か何かですよ、恐らく。とんでもない、4倍ぐらいかけた。金はないのによく使ったなということを言いたいわけですが、そんなあいさつはできないから、坂東市の選挙の場所では言えないですから言わないが、本当はそういうことですよね。お金もないのに使えるだけ使って、違ったこと、子育ての問題だとか、学校教育の問題、みんなそうですよ。高齢者の問題だって大変でしょう。介護保険の問題やら、もうすべてが大変な時代に入ってきているんですよ。そういうときにそんな借金、70億もの金を使って、よくあんたら、議会も議会でよくそれを認めたなと、議員に対しては言った話ですが、そういうことですよ。  だから、うちのほうだって、常総市だってそうなんだよ。6,600万だって、もらった金、ただで返す。何を考えているんだ、頭狂ったのがやっているからこういうことになるんだという話、言いたくなる。そのぐらいもったいない金を、そういうふうに残念ながら返してしまったということですよ。  いずれにしても、市長が今度は神達市長ですから、このことは何回となく、これは私、6回目ですから、このこと、言っていることはね。このことに対して、本当に市民の立場を考えて、何でも石下へ行けじゃなくて、一定の五、六百人ぐらいはせめて入るぐらいの、ここの大きい場所に施設をつくって、それで市民の立場で考えてやってください。選挙の応援を、それで相手方の市長が立候補してきて反対したら、その市長のことは徹底的に今度は市民サイドで、みんなで応援して、反対の反対をやりますから。絶対に当選させないから、そんな人間が出てくれば。そういう意気込みでやりますよ。とにかく市民の願いをかなえるような、まちのこの衰退した姿を見れば、何としたって何とかしてやりたいということになるでしょう。駅通りは電気がなくて暗くてしようがないからといって、この間は防犯灯か何かつけてもらった、そういったこともありました。水海道の駅におりたら真っ暗で、懐中電灯つけて歩かなきゃならない、何を言ってんだ、そんなおかしなことが。おかしいだろう、それは──ということになるわけですよ。  いずれにしても、私の演説ばかりになっちゃいますから、答弁をいただきたいと思います。そういうことから、また質問しますから。お願いします。市長答弁のほうがいいかもしれないな。 13 ◯議長風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 14 ◯市長(神達岳志君) おはようございます。中村安雄議員の御質問に答弁をさせていただきたいと思います。  この課題については、中村安雄議員はじめ多くの市議の皆さん、また、きょう傍聴にお越しの皆さん、あちこちの皆さんからもお声をずっといただいているところでありますし、私としても水海道公民館に行くたびに、また市民の広場に行くたびに、忸怩たる思いをしているところでございます。  前回も、前々回も答弁をさせていただきました。中村議員からも御指摘があったとおり、あそこは、言えばいわくつきの場所になってしまった、政争の具になってしまった、これが市民の今現在の不幸を生んでいるという部分は事実であると思います。選挙のたびにやろうとしていることがつぶされてきた、それがもう十数年来、この常総市は続いている、そういった部分でいつの間にか、つくばみらい、守谷に置いていかれてしまったということも現実ではないかなというふうに思います。  その上で、私は前回も答弁させていただいたとおり、市民の皆さんからわき上がるような運動を期待しております。私の覚悟としては、今回補正予算も計上させていただきました。しっかり前進させるためには、専門的な見地から、課題が毎年毎年これは放っておけばどんどんふくらんでいく。公民館だけでなくて、その前は報徳銀行の跡地もあった。これからはもっと、もう図書館も老朽化してきた、その後ろに二水会館もある。全体的な、公民館だけの問題でなくて、常総市全体の公共施設がこれだけ老朽化をしてきた、それを全体的に改修するとなると100年分ぐらいの借金をしなければいけない。そういった課題が、もうこの十数年来とまってきたこういう課題を一歩ずつ解決していくことが、20年、30年先の子どもたちのためにもなるのではないかということで、公共施設包括指定管理も含めて、公共施設を専門的な見地から、どうやって将来設計をしていくかということを今進めているところであります。  あそこの公民館、武道館も含めて、この中心市街地を、あそこの市民の広場だけをどうすればいいか、また公民館だけをどうすればいいかという問題でなくて、市街地にどういうふうに人を回流させるか、来ていただけるか、そして歩きやすくするかという観点からも含めて、まちづくり全体を含めてコンサルタントにお願いをして、また、どういうふうなケースをやった場合にはどのくらいの費用がかかるのか、それも試算をした上で、市民の皆さんとともにいろいろなアイデア、意見を、市民の皆さんからいただける材料をつくっていきたいと、この補正予算で思っています。それを皆さんにお示しをして、Aタイプがいいのか、Bタイプがいいのか、Cタイプがいいのか、こういう案をお示しさせていただいて、市民の皆さんに議論をしていただいて、こういう形がいいという合意形成ができれば、前に大きく前進する予算化に含めて頑張ってまいりたいというふうに思います。  以上です。 15 ◯議長風野芳之君) 中村安雄君。 16 ◯20番(中村安雄君) ありがとうございます。答弁をいただきました。前進がこれによってするものというふうに期待はいたします。  問題は、幾つもの課題はあると思います。今の商店街、姿が見えなく、大分衰退してしまったというのも一つ大きい原因だと思いますが、こういった状態を保っていると、周りがどんどん、水海道以外の地域、守谷ですとか坂東市であるとか、そういった周りがどんどん繁栄する、学園もそうですが、そういうことで取り残されちゃうんですね、このような形をとって長年放置をしているということになりますと。  空き店舗の活用等も何店かあったという報告はあります。空き店舗の何店かの開店よりも、廃業していく数のほうがはるかに多いんですよね。私は商工会の関係でもって、その姿をずっと見てきました。この廃業していく店舗数がすごいんですね。新しく加入する店舗というのはほんのわずかですよ。それだけ店舗数が少なくなってきている、工業、商業の中でそういった数字が明らかに示されてきているわけでありますから、よほどこのことを、まちの中のつくり方をいい方向で考えていただかないと、復旧、復興にはつながらないのかなというふうに思います。  幸い、大水害が3年前にあったわけですが、この場所は意外と高いんですね。肉眼で見て高いとか低いとかわからないですが、水が入って初めて高低差がはっきりしたわけでありますから、そういう意味で、この高低差ということは大変水害のときには大事なことの経験を味わったわけですが、堤防も平成32年には95%まで完成するということを言われていますから、今後はないだろうとは思いますが、ただ、異常気象というのは、何か異常じゃなくて、平常が異常になっちゃったぐらい、1カ所に雨が600ミリも1,000ミリも降るというふうなことが現実に起きているわけですから、やはり相当覚悟をしながら防災にも取り組んでいく必要があると思いますが、この間の水害ではこの市民の広場はほとんど水害に遭ってこなかったというようなことであったわけでありますから、そういうことも考えながら、私は坂手のほうですから、坂手のほうは高台ですから、幾ら大水が来ても大丈夫だよと言えば、高台のほうは安全かもしれないけど、まちの中もやっぱり中心市街地という立場であれば、これらはやっぱりにぎわいがあって、昔のにぎわいまでは戻らないにしても、一定のにぎわいはちゃんと戻していきたい、これは政治の力でできることとできないことがあります。政治が力を入れても、民間の皆さんがそれに追随して、お店の経営等もなければにぎわいは戻らないし、買い物も満足にできるお店がなければ、買い物にも行かないということになるわけですから、これは相乗的な力を発揮するようなことができなければ、いい地域にはならないというふうに思います。  いろいろな面で大変危機を感じるような、アメリカのトランプさんが一言言うと、とんでもなく株が上がったり下がったりするような、今までないような世界経済になってきているわけですから、これはもうそういったことが当たり前みたいに思われるようになってきているだけに、大変辛い。米なんかも、今度は来年からオーストラリアから、7月から8月に新米が入ってくる、それは8,000トンだけは約束された。そんな勝手なことをやられるから、農業の衰退も進行してしまうというようなことになるわけですから、政治のトップは何を考えているんだといえば、押し切ることはできないで、やはり世界の圧力に屈しなければならないところもあるのかなというふうには思っております。  いずれにしても、私のきょうの主体的に言っていることは、このカスミ跡地ですね、それと竹村酒造の前の土地をいかに早急に動かすか。それと同時に、水海道公民館の移転等も、多目的な施設のつくり方をすればそれらも一緒に移動することが可能だと。公民館の利用率が大変高いんですよね。公民館、何で高いのかなと思ったら、公民館は無料ですから、どこでもね。生涯学習センターを使おうとすると有料になります。だから、その無料の魅力はまた別ですよね。公民館というのはそういったことで、各公民館、みんな無料で使用ができるというふうなことになっているようでありますから、それはそれで、多目的な施設の中に公民館も入れてですね。  今、あそこの場所、さっき言ったけど、公民館の場所はもう自動車が入る場所じゃないですよ、あれだけ面積がないところでは。やはり車が二、三百台はとまれるということになれば、今のこのカスミの跡地と竹村酒造の前の市民の広場の場所であれば、300台ぐらいは車が入るでしょうよ、それは建物のつくり方ですから。300台入るというのは、これはもう人を集めるのには最適な場所なんですよ。だから、生涯学習センターだって、満車になってほかへ車を預けるというようなことになるわけですから、もう車社会ですから、どうしたって駐車場のスペースは必要だと。この市役所の面積が1万5,000平方メートルあるんだそうですが、そっち側の企業の土地を買収したから、職員の駐車場がそっちで間に合っているということであるわけですから、やっぱりそういった面で、駐車場、人の流れと車の置き場、駐車場というのは一体的だというふうに思います。  そういうことでありますので、とりあえずそういうことも考えて、予算の執行に当たっては私も考えているような方向で、あそこの2,000平米の、今の公民館と武道館のところにあまりこだわらないで、あの文化財をどうやったら動かせるんだということをよく検討、協議をして、土台も腐れているんだということもよく実態を訴えながら、そういった方向で努力をしてくださいよ。じゃないと、ただやりましたなんていう話では済まない。ちゃんとした方向を持って、そういう念願のもとにやれば不可能はないんだ。あとは金だけだ、予算だけだ。そういったこともありますから、そのつもりでひとつ大いに期待にこたえてください。ということで、答弁はいいでしょう、何回も同じような答弁になりますが、そういうことで期待していますから、その件は終わります。御苦労さまでした。 17 ◯議長風野芳之君) 次の質問に移ります。答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。  中村安雄君、質問を継続してください。 18 ◯20番(中村安雄君) 次に、常総市には工業団地がたくさんございます。この工業団地の中に、さらに今現在、坂手等については工業団地の企業誘致を進めてきております。石下地区にも工場関係はたくさんあります。私どもの水海道地区にも、大生郷の工業団地、面積と量をちょっと申し上げますが、大生郷の工業団地は75.4ヘクタール、75町歩ですね。花島が8.5ヘクタール、8町歩なんですね。内守谷が63.3ヘクタール、63町歩、坂手が31.2なんですが、坂手は今回西幹線道路の開通に伴って面積をふやしておりますので、約57ヘクタールになります。31が57ということですから、25ヘクタールぐらい坂手は面積がふえるわけであります。  特に坂手の地区は、どこも工業団地は高台ですから水害等の問題はないんですが、道路の整備がされていなかったということもあります。今回、354、岩井街道から玉台橋の通りまで、4.9キロの道路が整備をされております。354から坂手の工業団地の中の貫通道路まで、1,200メートルを茨城県が道路を進めています。私どもの坂手から内守谷の玉台橋の通りまでが、3.7キロが常総市の予算をもって道路の建設をされていると、両方合わせますと4.9キロですね。これが、坂手から玉台橋の通りまで、3月までに開通する。最初は12月までに開通する約束はしたんですが、それが工業用水管とかというようなものが、配管されているものの移設が必要だということでおくれているわけですね。  私がきょう質問しようとしていることは、工業団地として指定された区域に企業が入ってくれば、それなりの恩恵があってもいいのではないかと。要するに、こっち側の自治体側は大変な恩恵があるんですよ。というのは、これは企業誘致をすれば、土地を譲渡して、売って、そこへ会社が入ってきます。会社が入ってくると、そこで固定資産税がまず行政側へ入ってきます。その上、その建物等を建てますから、それらも固定資産税につながる。そして、会社の事業税だの法人税というふうな税金が入ってくるということで、大きい会社になりますと何億円かの金が市のほうに入ってくるということで、大変財政を確立するために大事な、財源を確保するのにこれほど早い仕事はないんですね。企業誘致、これを大いに進めるべきだということになるわけですが、圏央道インター周辺の開発等についてはまた別の形になるというふうに思いますが、この私どもの川の西側へ工場誘致をするところについては、皆さん、あまり御存じないと思いますが、税金のことをちょっと申し上げます。どのくらい税金が、固定資産税が大きくはね返ってくるかということですね。  坂手の工業団地と内守谷と菅生と3カ所ありますが、まず大生郷の工業団地、先ほど申し上げました75.4ヘクタール、この1平方メートルの評価額が1万4,400円ですね。1万4,400円ということは、1,000平米で1,440万円、課税するのにその負担率が70%ということは、1,008万円、掛ける税金は1.4%、固定資産税です。1,000平米で14万1,000円というのがこの工業団地の大生郷の税金でございます。1平方メートル141円。これは、一般的に農地とかなんかですと、1,000平米で1,000円ぐらいなんですよね。1,000円から1,200円。だから、言えば140倍ぐらいの税金が、1反歩で1町4反歩の税金が入ってくるということになるんだよね。1,000円が14万、140倍か、そういうことですね。これが大生郷の今の工業団地の課税額だそうでございます。  花島なんかになりますと、14万1,000円が12万7,000円、坂手は12万8,000円、ほとんど花島と変わらないですね。12万8,000円です。1反歩の、1,000平米の、300坪の税金の話ですからね。これが12万8,000円。  内守谷は東京にちょっと近いですから、私どもより。税金がちょっと高くて、14万4,000円、坂巻さん、よく覚えておいてください。ということですからね。というのは、内守谷の工業団地の課税額でございます。  これは、工業団地の指定された場所なんですよね、この場所は。ところが、指定されない場所、例えば今、石下の広域農道を渡ったところに企業ができていますね。リスカなんかも建っていますね。あそこのところなんかはどうなんですか、工業団地としての指定はないですがということでちょっと調べましたら、9万9,000円、要するにちょっと安いということですね。  その後、もっと場所のいいところで調べても、やはり菅生のほうの交差点のところあたりでも90円ですね。だから、12万8,000円を基準にすると、坂手は40%ぐらいなんですね。それから、菅生のいいところで70%ぐらい。こういった税金。それにしても、すごい税金がこういうふうにかかってくるんですよ。これは景気が悪くてもよくても、この固定資産税の評価額が違わない限りは税金が同じに入ってきますから、これはすごくありがたい話ですね。だから、企業誘致をして、そしてここで雇用ができることですよね。人がここで働くことができる、その場所になるわけですね。だから、そういったことで、とにかく人口が常総市も5,000人から減っているわけですから、人口減少を抑えるという意味からも大事なことだと。  そして、財政を確立するためにも大事だ。先ほどのカスミの跡地と市民の広場のところへ何かつくってくれよと言えば、お金の問題になってくる、資金の問題になってくるわけですから、こういったことを積み上げて財政を確立していくということ、これは造成も何にもかからないんですよ。ただ、その会社が金をここへ運んでくれるのと同じなんですよ、この企業誘致は。また、そしてここへ住みついてくれれば、今度は個人の課税もふえてくるわけですから、これも大事だ。  だから、私は、人口減少になっているときに、市役所の職員がほかのところへ住んでいるということは困るんだという話をしたことがあるね。できれば常総市へ住んでくださいと。常総市で給料をもらって、ほかの自治体へ税金を払っていたんじゃ困るんだということ。これは私だけじゃないよ。守谷の市長も言っているし、あっちのほうの市長も言っていますよ。ほかへ行かないで、なるべく地元へ住んでくれ、これは人口が減っているのを知っていて、職員の皆さんそうやってやられると困るんだよと。ここに座っている方、市役所の人もいるかもしれないから、あまり目の前で言うのも失礼か知らないですが、でも、願いはそういうことだというふうにみんな考えています。  だから、そういった面で、ひとつこの工業団地、何とか税金の集まるように、誘致に対することに対して答弁をしていただかないと困りますので、企業誘致、財源の確保、雇用の創出とか、自治体に多大な恩恵を与えると考えるが、市の考えはいかがですかということが1番ですね。県内自治体では、企業誘致に対して、ほとんどの自治体が固定資産税を3年ぐらい免除しているんですね。そういったのが多いんですが、当市はそれがないようですから、その辺を考えて、どうかひとつ取り組んでください。それを答弁のほうでお願いします。 19 ◯議長風野芳之君) 中村議員、小項目の1番のほうより答弁させますので。これより答弁を求めます。市長公室長。               〔市長公室長小林昭仁君登壇〕 20 ◯市長公室長(小林昭仁君) おはようございます。それでは、中村安雄議員の大項目2の1)の答弁のほうをさせていただきたいと思います。  企業誘致につきましては、平成28年に策定いたしました常総市まち・ひと・しごと創生総合戦略におきまして、安定した雇用の創出を戦略として掲げており、圏央道常総インター周辺開発などによる働く環境づくりを進めてまいります。議員御指摘のとおり、企業の進出による固定資産税等の税収入や雇用創出につきましては、当市にとりましてもとても重要なものであると認識はしております。  以上でございます。 21 ◯議長風野芳之君) あわせまして、2番のほうも答弁させます。市長公室長。こちらでやってください。 22 ◯市長公室長(小林昭仁君) それでは、二つ目の御質問に答弁させていただきます。  議員御指摘のとおり、当市におきましては、現時点で工業団地に空きがなく、固定資産税の減免制度の創設には至っておりません。  なお、固定資産税の減免制度の県内状況ということですので、内容につきましては、行っている市町村につきましては、課税免除や奨励金等を合わせますと37の市町村になっております。期間につきましてはまちまちなんですが、3年間が一番多く、長いものでは5年間という自治体もございます。  当市でも、企業誘致を促進するために近隣市町村の状況を調査・研究し、新たな産業用地の確保とともに、固定資産税の減免制度創設について適用する区域の検討、または新たな企業誘致をする区域検討、あと優遇措置の年数、税率・交付率の検討等を関係部署と連携しながら進めてまいりたいと考えております。  なお、当市の企業誘致に関する優遇制度につきましては、雇用促進奨励金というものがございます。これは平成23年度から実施しているものであり、市内在住の若年者の雇用促進を図るために、40歳以下の若年者を新たに正規雇用した工業団地内に立地する事業者に対して、一人10万円を奨励金として交付する制度です。  今後につきましても、本市に進出される企業が立地しやすい働く環境づくりに向けて取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 23 ◯議長風野芳之君) 中村安雄君。 24 ◯20番(中村安雄君) ありがとうございます。今後、取り組んでまいりますということでありますが、要するに、私は今回坂手に企業誘致をした企業から、常総市はそういった優遇措置はないんですかというような質問をされました。私は、企業側とすれば、私らは県のほうからは5人以上の企業で、土地の取得に対して2,000万円の補助金の優遇措置があるんだよということを言われたんですね。坂東市でさえあるんだよと、だから、何で常総市だけはそういったことに対する措置をしてくれないんですかというような尋ね方がありました。なるほどといって、私、調査をしたら、今44市町村の中で37地区がそういった対象に入っておったということで報告がありました。だから、やっぱり企業とすれば、坂東市から常総市に来ている会社が今回あそこで建設をされて操業していますが、そういったことが県からあったんだから、私らは坂東市にあるのも知っているが、常総市のほうはどういうふうでそういったことがないんですかということですから、これはやっぱり工業団地に指定したところに企業誘致をしてあるわけですから、単なるその辺に倉庫を建てて企業が商売始まったわけじゃないんだよ。だから、それらを指定したということについては、指定したなりのやはり恩恵を一部与えたらいいんじゃないかと。  別に3年間だとか、いいんですよ、それは1年でも2年でも。やるか、やっていないかの話だから。そういったことは考えるべきだと思うんだけど、他市でやっていてここはやらない。だから、何でも周りとの比較対照というのは、すぐなるんですよね。一番先にその辺がなりますから、優遇措置なんていうのは目立つんだ、特にそういった面では。だから、できるだけそういった形で、固定資産税の免除が一番多いよね、確かに私こう見ましてもそういうことが多いですが、現金であげるとかというのはあまりないようですが、でも、いろいろな項目があるんだよね、この優遇措置の中には。だから、そういった中で取り入れやすいもの等があれば、ぜひとも対応してやっていただければ、まだまだこれから何社も入ってきますから、24ヘクタールぐらい、坂手だけでも面積がふえているわけですから、面積がふえた分に今後入ってきます。道路が完成しますと大変便利な地域になってきますので、坂手だけじゃなくて内守谷もそうですし、その地域の中で新たな進出があれば、そういう形をとってやれば、長期にわたると負担が大きくなりますから、2年ぐらいでもいいのかなというふうに思うんですよね。  そういうことで、県からそんな恩恵があったんだと、市は何もないんですかということを言われますと、やっぱり私らも地元に誘致をして、皆さんから支持を受けて喜んでいただいている企業が、あまり喜んでいただけないような形でも困るなというふうに思ったものですから、これを万全を期してひとつ実行していただけますようにお願いしたいんですが、答弁はどうですか、やっぱりあっちのほうで言ってもらったほうがいいんじゃないですか。 25 ◯議長風野芳之君) 市長公室長。 26 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  議員の御指摘のとおり、何度も言っていますが、企業誘致に関しましては本当に市にとっても非常に税収をアップする上では効果的なものと、これはとらえております。  その前に、企業誘致の優遇措置ですが、行う場合には対象要件や対象事業を精査した上での要綱を作成しなきゃいけないところから始まります。議員の皆様御承知のとおり、常総市においては二つの都市計画区域があるということも踏まえながら、そこを考慮しながら、また議員の皆様方に御指導いただきながらになってくるんですが、その辺を考えながら進めていきたいということがあります。また、10年、20年を考えた上での税収ということであれば、非常に、本当に効果があるものと認識はしておりますので、その辺は考えていきたいなと思っております。  以上です。 27 ◯議長風野芳之君) 中村安雄君。 28 ◯20番(中村安雄君) 今までが全くなかったんだということですよね。落合市長の時代に工業団地をつくったのがもともと始まり、大生郷もそうですし、内守谷もそうですね。それによって企業誘致はされたんですが、当時住宅地は全く考えなかったんですね。企業誘致を優先してきたということですが、今考えれば住宅地もちゃんとつくっておければよかったのかなというふうに思いますが、地域住民という形じゃなくて、ほかの地区から雇用がされているということでありますから、そういったことなんですが、でも、幸いにして川の西側は今回の水害等、決壊しなかったら水が入らなかったですが、でも、昭和13年には大洪水が起きたんだという、私は昭和15年生まれですから、その前に大洪水があったんだということは、川の東側、西側、全滅したそうですね。でも、高台は水が入らないわけですね。そういったことが過去にもあったわけでありますが、安心して企業活動が取り組めるということであるということであれば、この高台の場所の企業誘致は全く、一番理想にかなっているというふうに思います。  ということと同時に、災害があればそういった避難の場所にもできるというようなことでありますから、何とかそういった優遇措置をとらえて、少しでも企業に喜びを与えていただきたいと。きょう、私、質問していること、企業側はちゃんと確認していますから、ネットに出ると思いますから、そういう意味で、せっかくですから市長、答弁してください。この話、大変大事なことで。 29 ◯議長風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 30 ◯市長(神達岳志君) 答弁させていただきます。  中村議員御指摘のとおり、人口減少の中、税収が落ち込んでいく中、市民サービスを充実させていくにはやっぱり税収増というものが大きな課題になっています。そこに大きく今寄与していただいているのが、落合市長時代につくられたこの工業団地であります。この工業団地のおかげで、市民サービスが継続し続けられるという部分は本当にありがたいというふうにも思っておりますし、今回の坂手地区も、先ほどお話があったように固定資産税も1,000円だったものが14万、140倍の税収をもういただいているということも大変、市にとっても、市民にとってもありがたい税収でありますし、インター周辺開発も、今まで田んぼだった、1,000円だったところを、もう既に14万の形でもう税収を、固定資産税で、宅地としていただいております。  こういった部分も含めて、これからどうやって税収増を図っていくかという部分に関しては、今御指摘のとおり企業誘致または住宅地の造成というものが本当に大きな税収にもつながってくるというふうに考えておりますから、それも一たん立地をしていただければ、2年、3年で終わりということでなくて、これも20年、30年という形で税収を納めていただけるということをかんがみれば、少しでも誘致をしやすい環境づくりというのは常総市にとっても、市民にとっても大切な案件であると認識しておりますので、いろいろな形での今、市長公室長から答弁させていただいたとおり、精査をした形で、企業の皆さんに優遇措置というものを検討してまいりたいというふうにも思いますし、立地をしていただいた企業の皆さんが継続して常総市で企業を営んでいただいていけるように、その環境整備もスタートいたしました。私自身も大生郷、坂手、内守谷、花島、すべての工業団地を企業訪問させていただいて、工場長また経営者の皆さんとの意見交換も定期的に行っているところでもございます。そういった部分からしても、常総市に来ていただいている企業の皆さんが働きやすい環境づくりの整備、その一つとして税収の優遇措置、固定資産税も含めて検討してまいりたいと思います。  以上です。 31 ◯議長風野芳之君) 中村安雄君。 32 ◯20番(中村安雄君) ということで、大変ありがとうございます。要するに、今、国会でも問題になっておりますし、これは実行されるというふうに思いますが、人手不足ですよね。人口減少もそうですが、人がいないということで、今後はこの人手不足によって日本の中小企業のすごい数の企業が倒産するだろうというふうなことを言われていますね。  確かに、私の坂手工業団地には、日本ハム食品がございます。この企業には外国人が400から500人ぐらい来ていますね。ここで労働しているわけですが、この人たちの子どもが学校へ上がりますよね。当然学校へ上がらなきゃならない。その前に、保育所の問題とかなんかということになります。そういったことまで関係してくるわけですね。保育所をつくりたいんだという話もあります。これは今の企業と全く一体的な話になってきますから、そういった面も、今後やはりその期待にこたえて、就労する企業に勤務されている、子どもの、それらの保育とか、そういった教育面の問題等もこれは必要なわけですから、それらも今後一つの課題だというふうに思います。  だから、そういうふうなものが今後、今依頼されているところもありますから、それらによって、国が大変この保育施設に力を入れているような話も出てきておりますので、それらが可能になれば、また勤務する、雇用されている、労働している皆さんも安心して子育てができるだろうと。だから、子どもがやはり健全に成長することが親としての務めですから、そういったことも考えて、そういった保育関係、学校関係の教育等にもつながってくるというふうなことだと思いますので、それらにも努力をしていただきたいし、私も努力していきますから、そういう面でも御理解をいただきたいというふうに思います。教育長の答弁は結構でございますが、とりあえずそういった教育、大変大事なところでありますから、御理解をいただきたいというふうに思います。  大変、皆さんのすばらしい答弁をいただきまして感謝申し上げます。ありがとうございました。以上で終わります。 33 ◯議長風野芳之君) この際、暫時休憩といたします。                 午前10時56分休憩    ─────────────────────────────────                 午前11時05分再開 34 ◯議長風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、21番堀越道男君。                〔21番堀越道男君登壇〕 35 ◯21番(堀越道男君) 21番堀越です。議長の許可がおりましたので、一般質問に入ります。
     まず最初に、学童保育ということについてです。  まず、現状について、特に待機児の問題なんかが、いるのかどうなのか、そこらをお聞きしながら随時質問させていただきますので、この程度にしておきます。 36 ◯議長風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。保健福祉部長。              〔保健福祉部長吉原克美君登壇〕 37 ◯保健福祉部長(吉原克美君) おはようございます。それでは、堀越道男議員の御質問の1番目、学童保育の現状及び待機児童の状況につきまして、お答えをいたします。  平成30年度の児童クラブの状況につきましては、公立が10カ所で18施設、民間が3カ所で3施設、合計13カ所で20施設におきまして、学校の授業日・土曜日・長期休業日・振替休業日に、公立が午前8時から午後6時30分まで、民間が最長で午前7時から午後7時15分まで運営をしております。  次に、利用登録者数につきまして、平成30年11月30日現在でございますが、水海道小児童クラブが189名、三妻小児童クラブが106名、大花羽小児童クラブが69名、豊岡小児童クラブが77名、絹西小児童クラブが197名、菅生小児童クラブが54名、岡田小児童クラブが81名、石下小児童クラブが112名、豊田小児童クラブが81名、飯沼小児童クラブが56名、石下幼稚園につきましては51名、さくら保育園につきましては42名、東さくら保育園につきましては17名、合計で1,132名となっております。  また、議員御質問の待機児童につきましては、現在のところ発生はしておりません。  以上となります。 38 ◯議長風野芳之君) 堀越道男君。 39 ◯21番(堀越道男君) ありがとうございました。相当な、1,132名という人数で推移していると、しかも待機児はゼロだと。常総市の状況は、非常に満足な状況的になっているのかなというふうに思うんですが、茨城県全体としては新聞にあるとおり395人が待機児だということが載っておりました。この現状の……。 40 ◯議長風野芳之君) 堀越道男君、少しマイクをお近づけいただきたい、お願いいたします。 41 ◯21番(堀越道男君) そういう状況を見たとき、この2番の問題に入ります。この間、その学童保育の、いわゆるクラスの40人に対して職員が2人というようなこととか、それから資格ですか、そういうものがなくてもいいような、本当は必要なんですが、そういうのをなくてもいいというような基準の緩和が出てきているんですが、そういうのについてちょっと当市の対応はどうあるのかということをお聞きしたいんですが。 42 ◯議長風野芳之君) これより答弁を求めます。保健福祉部長。 43 ◯保健福祉部長(吉原克美君) それでは、堀越議員の御質問の基準緩和につきまして、お答えいたします。  児童クラブの設置基準につきましては、児童福祉法第34条の8の2第2項の規定に基づき、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準におきまして、放課後児童支援員の数につきましては、先ほど議員がおっしゃったとおり、支援の単位で2名以上配置すること、また、そのうちの1名を除き、放課後児童支援員を補助する補助員をもってこれにかえることができることと規定をされております。  現在、国では内閣府地方分権改革有識者会議の専門部会におきまして、待機児童解消の施策として児童福祉法を改正し、厚生労働省令で定める職員の配置や資格について、従うべき基準から参酌すべき基準に改める方針が示されているようでございます。  当市といたしましては、現在待機児童が発生していないため、基準緩和を引用せず、現状のまま配置基準を維持し、実施してまいります。今後も児童が安心して過ごせる環境を整え、特に安全に配慮しながら児童の発達段階に応じた主体的な遊びや生活が可能となる場を設けまして、健全な育成が図られるよう努めてまいります。  以上でございます。 44 ◯議長風野芳之君) 堀越道男君。 45 ◯21番(堀越道男君) 非常に安心しました。基準緩和でやられますと、要するに40人でも1人でもいいようなことになったり、あるいは資格のない人が受けるというふうになると、やはり子どもたちの安全あるいは命を守る上で大変なことなので、そこらはやらないということなので非常にこれは安心しました。  そこで、次の質問に入ります。ここからがちょっと、論争していきたいと思うんですが、この間、市としては学童保育をやっている皆さんに対してアンケートを行いました。5月24日付で出されております。この内容についてちょっと、どうとらえているのかお願いしたいと思います。 46 ◯議長風野芳之君) 保健福祉部長。 47 ◯保健福祉部長(吉原克美君) それでは、堀越議員のアンケートの結果をどう見ているのかにつきまして、お答えをいたします。  先ほど議員がおっしゃいましたとおり、平成30年5月に児童クラブを利用する保護者を対象に、今後の児童クラブの運営につきましてアンケート調査を実施しました。調査の結果といたしましては、朝夕の利用時間の延長、土曜開所施設の拡大、夏休み等のおやつの提供、体験活動の充実、支援員の充実などの運営内容の拡充を求める意見や要望等の回答をいただいております。今後、調査結果に基づきまして、平成30年度の指定管理者の更新時期にあわせ、運営内容の見直しについて検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 48 ◯議長風野芳之君) 堀越道男君。 49 ◯21番(堀越道男君) 今の内容については、そういう親の要望ということで出されたということはあるんですが、一つ大きな問題として、要するにこのアンケートの問7と問8にかかわりますね。問7では、いろいろこういう学童クラブの利用について、料金等含めてですよ。それを、内容を充実するのには有料化は必要と考えておりますがと、文章の恣意的な文言が入る、こういう問いかけがある。さらに問8では、利用料を負担していただく場合、月額でどのくらいが適当とお考えになりますか、御意見をお聞かせくださいと。  これ、自由欄ならいいんですよ。でも、ここには、一つには月額5,000円から1万円程度、2番目には、利用料を負担するとすれば利用をやめる、この二つなんです。二択なんですね。こんなアンケートってあるんですかね。これは明確に、脅かしに近いですね。要するに、内容をよくしたければお金を取るんだということで、それも5,000円から1万円だという、この吹っ掛けなのに、それが嫌ならば学童保育に預けませんよと、こういうアンケートってね。これを見たときはびっくりしましたが、こういう内容で、その答えとしては、内容の充実とかありましたけれども、あまりにも乱暴過ぎるという意見がありました。とてもじゃないが、これでは預けられないというようなことがあります。そういう面での、有料になると辞退というふうにならざるを得ないような方の声がいっぱい出ておりますよね。  学童保育というのは、基本的に、できたのは日本では本当にここ何年か、制度的にやられたのは4年ぐらいですよね。その前はいろいろなボランティアだとか、いろいろな有識者とか、そういう必要だという人が学童保育というのはつくってきたんですが、これは先進国の、例えばフランスの状況なんか見ますと、フランスの政策に入っちゃいますが、フランスは特殊出生率が2をずっと10年来維持していて、さらに発展しているわけですね。ここの考え方が、この学童保育について、あるいは保育全般についての考え方がすばらしいんですよね。フランスは、保育という理論を極めたのが1700年代ですね。要するに産業革命が起こって、いろいろやりますと、当然その子どもたちを見られないような状況が出てくるという中で、宗教家たちが、それでは子どもたちを預かろうという、託児所というのを開設するんです。さらにそれをもっと発展させていくのには、1945年、戦争が終わったときに、これからはやはり子どもたち、産めよふやせよという時代になるということもあったんだろうと思うんですよね。それで、保育所の整備ができたんですね。1945年、戦争が終わった段階で。日本は山河敗れて、大変な状況、焼け野原になっているときに、そういうことを政策的にフランスはつくっていった。  それで、フランスの保育所というのは何のためにあるのかといったら、一番は何と言ったってお母さんの負担を減らすことなんだということね。お母さんもやっぱり仕事をしている、その仕事を守るんだということですよね。それが第一番の根本です。そして、2番目が、子どもたちの集団的な活動を保障するというのが2番目になる。これが一番、その時代につくられたんですね。ですから、今でもそういう出生率を高める上に当たっても、いろいろな雇用の問題から、賃金の問題から、育休の問題から、全部すべてそろって完備してくるんですが、いずれにしても主観がそういうところにある。だから、やはり根本的には、学童保育の体制というのも国として挙げて充実させてくるわけです。  ですから、これを見ますと、アンケートのやつでその利用料金の値上げは、管理費、要するに時間的に延びる、その時間の延びる単位を、人件費めいたものまで含めて値上げするような方向にあるんですが、これはやっぱりおかしいと思うんですね。これはやはり、ここは公費でちゃんと負担していく、人件費はね。というのがやはり基本だろうと思うんです。そういう面で、有料化ということが、この間の全協のときにも若干出ておりましたけれども、そういう設備だとか何か、管理をよくするために、あるいは時間を延長させるためにはどうしても有料化が必要なんだという論理でいくのかどうなのかということをもう1回聞きたいんですが、その点についてどうですか。 50 ◯議長風野芳之君) 保健福祉部長。 51 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 4)の回答という形で回答させていただきます。  有料化するのかについてでございますけども、先ほどのアンケート結果にもありますように、児童クラブを利用する保護者からは、まず利用時間の延長、開所施設の拡大等、児童クラブの運営拡大を求める意見、または体験活動や支援員の質の向上などの運営内容の充実を求める意見が多数出されております。この保護者の約7割の方々は、有料になっても拡充してほしいとの要望を出されておりまして、これらの要望に対応するためには支援員の増員等を含め新たな負担が必要となります。  以上のようなことによりまして、児童クラブを利用する児童及び保護者が安全で安心して利用できるよう、また要望に対しての実現を図るために、今後は利用者からサービス拡充部分に対しての費用負担をいただくことも視野に入れまして、今後十分に審議していかなければならないものだと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 52 ◯議長風野芳之君) 堀越道男君。 53 ◯21番(堀越道男君) だから、その論理はだめだということですよね。要するに、最低限の有料というのは、これはあるかもわかりませんが、例えばおやつ代だとか、そういうものに対するものは、まあまああるかもしれません。フランスでもおやつは有料です。でも、全体の人件費にかかわるものとか時間の延長だとか、そういうものについて、これはフランスは国のお金ですよね。ちゃんとして、保障されている。それが当たり前なんだと思うんですよね。何でこの有料化というのを。  この間、茨城新聞に載りましたね。常総市のことが載っておりました。学童保育について、県内で無料は常総市と、もう一つどこだっけ、2市あって。ただ、筑西市などは有料、あるいはひたちなかでしたっけか、これは10月から有料になるなんていうことがありましたが、理念的なものも含めて、この有料化ということが、先ほど言ったように施設の7割の方が内容を豊かにしてほしい、当たり前だよね、これね。それから、時間も延長したいというのは若干あるかもわかりません。これは今の働く人の労働環境にあわせてやらなきゃならないとなりますと、7時から19時というふうに、民間がやったような時間帯というのはやっぱり保障しなきゃならないというふうに思うんですよ。それを、やれふえたからって、その分についてお金を取るとなれば、九千幾らなんていう根拠がわからないと書いてあった内容もありましたよね。これはおやつ代どころじゃなくて、そういうところの人件費に使うということになるわけでしょう。これはやはり学童保育という姿から見て、やはり問題なんじゃないか。  子ども会議なんかでもはっきり言っていました。ある委員は、無料というので、何で常総市の特徴として訴えられないのかと、こういう意見がありましたよ。すばらしいですね。これを売りにしたらいいんじゃないかということなんですよ。それをつぶすというのは、普通の学童保育になるというか、特色がなくなりますね。だから、そこらのところで、市のほうの考え方として、何回も言いたくなるけども、国の言いなりになって何でもやるということになれば、はっきり言って発展は望めませんよ。中村議員から出た岡山県の奈義町は、何で子どもが3%にも、どうしてああいうふうになったのかというと、あそこは合併しないで頑張ったんですよね。合併しない小さな町がいっぱい集まって、おれたちはどう生きるんだということを真剣に考えて、結局自分のところの財産を豊かにしようということでやって、そこに若い人がどんどん駆け込んできて、むらづくりのやり方に納得をして、そこで子どもを産み出すという、そういうことになる。  これは、合併したところなんていうのはだめなんですよね。合併しないで、歯を食いしばってやったところほど頑張れる内容が出る。国の言うように、今言ったように地方創生なんていうことで、まち・ひと・しごと、いろいろなことで雇用をふやせばいいとか、流通があるといいと言っているけども、あれはみんな財界がつくり出したシナリオですから。全国でそんなことやれば、どこも特色がなくなります。そうすると、常総市の考え方なんていうのはありませんよ、言うとおりやっていてね。最後は滅びていくんです。合併で自治体消滅したんですよね。それ以外には消滅しません。どんなに財政がなくなって何したって、自治体はつぶれないんです。合併でつぶれるんです。実際に今、そうなっていますね。  そういう流れが、その奈義町でもそうなんですが、やはりコミュニティが小さいんですね。歩くところに、町長にもすぐに会いにいける、それでいろいろなお話ができる、それに答えられるという、そういうコミュニケーションが場としてしっかりしているんだというのが、やっぱり生き残る、要するに大きく発展する町なんですよね。これが私どものほうのいろいろな研究の中では言える話になっています。  ところが、今は広域連合だ、何だかんだということで、いろいろなところで広く広くしようとしている。財政力を強くするんだ、何をつくるんだといったって、結果的にはすかすかになっていくんですよね。これも大きな、骨太政策として出てくるんだけども、内容は骨粗鬆症になっちゃっているということですよね。そういうふうな方針で、常総市もこの学童保育について、せっかくこれだけの人数が集まってきているわけですが、先ほど言ったように有料化すれば、ここへ預けられないという人が、声があるんですよ、実際に。その声についてはどうこたえていくんですか。 54 ◯議長風野芳之君) 保健福祉部長。 55 ◯保健福祉部長(吉原克美君) ただいまの堀越議員の御質問にお答えいたします。  保護者の要望の拡充部分のこともありますので、そのような中身を含めまして今後ちょっと審議していく所存でおりますので、これは有料化も含め、いろいろな点も含め審議してまいりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 56 ◯議長風野芳之君) 堀越道男君。 57 ◯21番(堀越道男君) すっきりしない答弁で、また同じようなことを言うようになっちゃうかもわからないですが、ただ、有料化という全国の流れで、内容というよりも受益者だからということでお金を取るというような論理、それから施設整備の費用だとか、あるいは時間外の、時間延長した、要する費用ですよね。人件費ですよね。そのために加わるというのは、やはりどう言ったっておかしいといいますか、その流れはやめるべきだと、もっと働く人の軽減のためにやるというところにお金を注ぐ、公費を入れるというのが筋だと思いますよ。それがフランスのそういうことなんですよ。  要するに、お母さん方の労働時間を保障する。要するに、仕事をやめて子育てにいけば、それだけ社会的に損失だと思うんですよね、フランスは。それよりも働かせてやって、そういうところに掛けるお金は、それはむだでも何でもないと。それは逆に投資だと、子どもたちに対する投資だという考えで、将来的にお金が返ってくるということになる。だから、まずそういう働く母親がいて、母子家庭の皆さんなんか言っていますよね。とてもじゃないが預けられなくなるよというふうな声がある。それも無視して有料化するのかということを改めて問いたいというふうに思うんですが、一応そういう審議するというなら、そこを含めて十分やっていただきたいということをお願いしたいと思います。  以上です。 58 ◯議長風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。  堀越道男君、質問を継続してください。 59 ◯21番(堀越道男君) 次に、道路の交通安全の問題について入ります。  現在、鬼怒川緊急対策プロジェクト工事として堤防のかさ上げ工事が行われております。それに伴って交通規制も非常にやられておりまして、通勤・通学あるいは日常的な生活に大変な不便を来しております。特に朝夕の交通量が、やっぱり交通ラッシュのときに今追い打ちをかける状況になっております。通常でも渋滞があって苦労していたのに、さらに上回った状況に今なっていると、困難を来している状況だと。市長がやってくれた時間帯無料化というのは非常に大きな貢献を実はしているわけなんですが、やっぱり8時過ぎますと本当に、また車が戻ってきまして大変な渋滞になっております。このことがまたさらに続くのかなというふうになります。  今の状況は、私どもの豊岡というよりも、坂手の皆さんのほうがもっと苦労しているなというふうな考えはあるんですよ。そう言っても、うちのほうの道路として見た場合、朝ラッシュのときに、8時過ぎると無料化が終わりますので、やっぱり流れてきて渋滞になるんです。そうしますと、やはりいろいろ、それぞれの、南側から出てくる人らの苦労というのが大きいというふうに思うんですよね。一番あそこは出やすいところというのが、シバタ靴屋さんというか、あそこの信号のあるところにやはり回ってきます。ただ、あそこの道路は残念ながら4メートルの幅しかありません。そして、あそこは、昔はあの道路の南のほうは山で、道路がなくなっちゃった。住宅開発によって道路ができたところで、ですから、道路の幅というのも狭くて、いろいろセットバックしてきてくれているんですが、4メートルで終わっています。片方は、東側はブロック塀で、しかも西側は住宅でそこそこまであるというふうなところで、もう広げようがないんですね、実はね。あの土地の人にすれば、おれは精いっぱい広げたよというふうに言われておりまして、なかなかうまくいかないというのがあります。  そこへ、やはり大目坂方面から右折に入り込む、それから豊水橋側からだと左折に入ります。これはブロック塀と、それから住宅があって全然見えないんですね、前方がね。その道路の先が。そこにもぐり込んでくるとなると、そこに車が待っているわけですから、信号待ちしてね。それも今までですと二、三台だったのが、やはり五、六台というふうに、この交通の規制によって回ってくる車が多いということもあって、非常に危険な状況にもなってきます。右折する人なんかも急いで入りますからね、前の車が全然見えない。そこで入ると、要するに幅が4メートルですから、4メートルでも皆さんぴったり西側にくっつけてとまっているということはありませんので、ある程度余裕を持って置きますので、とてもじゃないが通り切れないというふうなことを目にしております。  それだけに、やはりその交通の対策をやるためには、一つは提案なんですが、あそこに豊水橋側から来たら左折はしないでほしい、大目坂側から上がってきたら右折はしないでほしい、こういうような看板はやはり必要なんじゃないかなというふうに思うんですよね。そういう点での対応の仕方、そしてまた、これからの年末だとか何かというふうな、あるいは期間も6カ月の工事をやるわけですから、そうなるとやはりいろいろな今後の安全性というのを考えますと、交通指導員か何か、あるいは信号機、工事用のがよくあると思うんですが、ああいうものでも含めて、右折する車ですね、どうしようもなくて出る方、例えばうおまつさんの前の一久苑から上がってくるところの道路、右折する人の状況を見ますと、ものすごい神わざ的な感じであそこを右折します。さらには、浜街道なんかの西中の陸橋のところですか、あそこの右折もやはりそういう困難が考えられるわけなんですが、そういう面で、やはり何らかの対策というのは必要なんじゃないかなというふうに思うので、そういう看板あるいは交通指導員といいますか、そういう方が立っていただく、あるいはよく工事現場であるような信号機、なかなか信号機の設置を言っても、無理で無理でだめだと、要するに前々から言っているんですが、信号機がいっぱいあると渋滞をつくるんだと言っているんだけども、そんな理屈になるのかなというふうに改めて思うんですが、いずれにしてもそういう対応がとられるべきじゃないのかなということを質問させていただきます。  以上です。 60 ◯議長風野芳之君) これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 61 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 御質問いただきました堤防工事の交通安全対策につきまして、お答えさせていただきます。  平成27年9月の関東・東北豪雨災害では、常総市若宮戸地区で溢水、また三坂町地先で鬼怒川の堤防が決壊をし、市の3分の1に当たります40平方キロメートルが浸水をいたしました。このことから、国、県、7市町が主体となり、ハードとソフトが一体となった緊急的な治水対策、鬼怒川緊急対策プロジェクトを実施しております。現在も市内各所で堤防工事を国の下館河川事務所が実施をしております。議員の御指摘されている堤防工事につきましては、坂手町地内の豊坂排水樋管から豊水橋に通じる堤防道路の工事箇所ということでございます。こちらの箇所につきましては、下館河川事務所と常総市が共同で行っている工事でありまして、堤防のかさ上げ工事とあわせまして市道を拡幅する工事を下館河川事務所に委託をして実施しております。  工事を実施しております下館河川事務所に確認しましたところ、平成31年3月29日までの期間で工事を行うと伺っております。施工期間中は堤防道路の市道及び堤防道路に出る市道は通行どめとなるため、関係地域の地元区長とも調整を図りながら、下館河川事務所と市で協力をして、各種案内板の設置や迂回路の地域の皆様にチラシでお知らせするなど行っております。下館河川事務所からは、地域住民の皆様の安全面・環境面に十分に配慮しながら、期間内での完成を目指し工事を進めていると伺っております。しかしながら、議員御指摘の交差点につきましては、国道354号線へのアクセスする信号機の交差点でもございます。通勤時間帯には車が混雑しているのも事実確認しております。当市といたしましては、下館河川事務所と調整をし、議員から御提案をいただいたように迂回路の誘導案内板の追加や、必要に応じての臨時の信号機を設置するなどの対策を検討してまいります。  いずれにしましても、地域住民の皆様の生活になるべく影響のないよう進めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 62 ◯議長風野芳之君) 堀越道男君。 63 ◯21番(堀越道男君) 非常に意のある、大変大きな答弁をいただきましてありがとうございます。いずれにしても、工期が3月29日ということで、一番、これからますます寒さもあるということもあって、そういう交通事情も複雑になるなというのもありますから、余計にそういう点、やっぱり事故を起こしてはなりません。そういうことでの要望であります。ありがとうございました。 64 ◯議長風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方、議場にお入りください。  堀越道男君、質問を継続してください。 65 ◯21番(堀越道男君) 次に、動物愛護条例という関連で質問させていただきます。  当市の現状ですか、あるいはまた課題ということで、まずそういう取り組みについての対応をお願いしたいというふうに思います。 66 ◯議長風野芳之君) これより答弁を求めます。経済環境部長。              〔経済環境部長宮田道夫君登壇〕 67 ◯経済環境部長(宮田道夫君) それでは、当市の現状と課題ということにつきまして答弁させていただきます。  平成30年4月に常総市動物の愛護及び管理に関する条例が施行されまして、市民の動物に対する愛護意識の高揚を図り、また行政、飼い主、動物取り扱い者、獣医師、市民ボランティア、また地域住民、動物愛護団体などが協働いたしまして、人と動物の共生するまちづくりを目指しているところでございます。  今年8月に、市民ボランティア、また県登録の動物愛護推進員、市内の動物愛護団体、市内の獣医師で構成された常総市動物愛護協議会を立ち上げまして、研修会や、新しい飼い主を探す犬・猫譲渡会などの活動を通しまして、市民の動物に対するモラルの向上に努めているところでございます。  現在、インターネットの掲示や広報等で啓発、さらに10月から毎月第1日曜日に、少しでも命を助けたいという願いを込めまして犬・猫譲渡会を開催し、収容された犬や猫を新しい飼い主に譲渡するなど、さまざまな活動を行っているところでございます。  また、茨城県では、茨城県犬猫殺処分ゼロを目指す条例を平成28年12月28日に施行し、犬猫の殺処分の頭数を減らすための取り組みをより一層進めているところでございます。  今後とも、茨城県や関係機関などさまざまな取り組み活動を実施していきたいというふうに考えておりますので、皆様の御協力をお願いします。 68 ◯議長風野芳之君) 堀越道男君。 69 ◯21番(堀越道男君) 常総市の流れを教えていただきましてありがとうございました。いろいろ譲渡会だとか、うちでもそういうのがありまして、いろいろお世話になっているなというふうに思っております。  その現状と、私は特に次のことでお聞きしたいんですが、常総市では花島地区に保護犬用のシェルターをつくっております。ここには十数匹の保護犬が今いるわけですけども、このシェルターを常総市で持っているというのは、県内でも1カ所ぐらいだということを聞きます。そういう面では非常に、これは条例との関係も含めて、すばらしい政策だなというふうに私は思います。しかし、聞いてみますと、仏をつくっても魂入れずのような施設になっているんじゃないかということですね。一つ立派な建物があるんですが、これが最初、風で非常にすーすーしているような状況になって、非常に寒い状況が続いていて、犬を保護するのに非常に難儀をしたというふうなことで、やはりペットも飼ってみますと、野原で寒さに打ち勝ってなんていうようなことではなりませんよね。やっぱり環境を整えて暖かいところでというのが温情だろうというふうに思います。今はそうなっていると思うんですね。それがなかなかなかったというのがあって、犬猫団体がそこは何とか手を尽くしてやったということなんですが、そのほかに、入り口の右側に水道の洗い場があるわけなんですが、その洗い場、コンクリートで丸く縁が張られてあるんですけども、要するに排水が全くないんですね。粘土質のところの上に砂利を乗っけただけで、水が出るととにかくあふれる状況にあるということで、非常にやっているほうでは、そこを何とか改善したいという希望があるんですが、それもただつくればいいというだけの状況で、いまだに放置されているということになっております。実際に見ましても、水を入れたらとてもうんじゃって、泥でぐじゃぐじゃになる、しかも排水がないわけですから、そこであふれる状況にもなるということで、その改善ができないかということが寄せられておりますが、そういうことについてのお考えがありますかということです。 70 ◯議長風野芳之君) 生活環境課長。 71 ◯生活環境課長(文藏栄一君) お答え申し上げます。  ただいま議員のほうより花島の一時収容施設の水回りですね、排水関係で問題があるということで御質問いただきましたが、現状、砕石等を入れまして浸透式ということで、そこまで支障はないのではないかということで私どものほうは考えております。ただ、直近の情報で議員より御指摘をいただきましたので、これから現地のほうをいま一度見て、よりよい方法を考えていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 72 ◯議長風野芳之君) 堀越道男君。 73 ◯21番(堀越道男君) だから、浸透式でやろうとしたというのはわかるんですが、ただ、通常浸透式といったって、その場に置いて砂利を乗っけただけでは浸透はしないよね。やはり蒸発散でも何でもやるということで、横穴掘って、ずっとパイプでもやって、それで暗渠式的なものをやるならば話は別だけども、その場でですからね。当然うんじゃって、非常にそこではやりづらいということがありますので、ぜひともその改善はお願いしたいというふうに思います。  その上で、先ほど譲渡会だという形でいろいろ説明がありました。確かに野良犬あるいは野良猫の保護というのは、先ほど言ったように、みんなが動物と共生する社会をつくろうということで、それを積極的に私らも受けとめたいと思うし、やらなきゃならないというふうに思います。  うちでも、この間随分野良猫が多くなりまして、3匹世話をしまして、1匹、あさってあたり譲渡するんですが、見られなくて、放置できなくて、要するに野良猫がいっぱいふえてごみ置き場を荒らすんですね。それで、やっぱり困っちゃうというのもあったので、うちの女房がじゃあというわけで、えさをくれ出したんですね。そしたら、足にまとわりつくような状況もあるし、近所からは怒られるという、そういう迷惑されているんですが、そういう状況の中でも、やはり命ですからね。これは無下にできない。それと、やはりごみ置き場が荒らされては、やっぱりこれはみんなにも迷惑になりますし、そういう面から考えてやっているんですが、ただ、譲渡するに当たっては、やっぱり去勢しなきゃならないですね。字を間違っているのかな、避妊じゃなくて不妊なのかな。  いずれにしても、そういうことでやはり去勢をしなきゃならない、これは当然だろうと思うんですが、そういうことでやりますと、今は大体2万から3万かかりますよね。猫の場合ですよ。そうしますと、それが個人負担になると。やった場合には、今度は獣医師会のほうへ、県のほうへはがきを出してやると、幾らですかね、2,000円か5,000円ぐらいのお金がバックされるというだけなんですね。うちのように、この間2匹続けてやりまして、それなりにお金が出たんですが、そういうようなことが、やはり今のこの条例との関連で見ますと、命を救おうとなるとそういうことが今後どんどん出てくると思うんです。県には、そういう中で、条例といいますか、基金があるそうですね。不妊に対してのお金が出ているということなんですが、それもやはり相当数が多くて、あっという間になくなるような状況になっているそうです。そういう面では、もっともっとということになりますが、やはり市独自でこの不妊手術に対しての補助というのがあるべきだなというふうに思うんですが、そういうことでの制度ができるかどうかお伺いしたいと思います。 74 ◯議長風野芳之君) これより答弁を求めます。経済環境部長。 75 ◯経済環境部長(宮田道夫君) それでは、不妊去勢手術関係の補助について答弁いたします。  常総市では、独自の不妊去勢手術補助金は現在のところ実施しておりませんが、先ほど議員がおっしゃった茨城県の制度です。茨城県獣医師会による補助制度、それと茨城県と連携して行う地域猫活動推進事業による補助制度の二つの補助制度を活用し、現在対応しているところでございます。  まず、茨城県獣医師会の補助制度につきましては、先着1,000頭で助成額が1頭につき2,000円となっております。当市におきましては、平成29年度の実績で61頭分実施しております。  また、次に県と連携して行う地域猫活動推進事業につきましては、平成30年9月末現在におきまして、常総市で3地域の申請を受けまして、64頭分の不妊去勢手術券を交付いたしまして、野良猫の減少に努めているところでございます。  今後とも関係機関と連携を強化いたしまして、犬や猫の殺処分頭数を減少させるための各種施策を推進していきたいと考えているところでございます。 76 ◯議長風野芳之君) 堀越道男君。
    77 ◯21番(堀越道男君) そうすると、独自にはつくらないということなんですか。いろいろ話はしても、いわゆる獣医師会のものと、わずか2,000円ですよね。3万もかかるんですよ。そういうのがある中で、これは共生しようということで、一緒に住もうということですから、やっぱりそれはもう情でもって、野良猫があれば確保しなきゃならない、逆に言うならそういうことでしょうね。その場合に、やはり去勢させるというのは一つの義務だというふうに私は思うんですよ。やっぱり、そこらに放して幾らでも子ども出されれば、これは大変。年に3回も産むんですって、猫ってね。2回かと思ったら3回も。それも三、四匹一緒に産みますからね。だから、そうなるとどんどんふえていっちゃうというのもありまして、そこらのところ、やはりちゃんと対応しなきゃいけないわけで、そういう面での努力というのはある中で、もうちょっとそこら辺を、県がなくなっちゃっているような状況が今ある中で、市独自の施策というのがやはり必要なんじゃないかなというふうに改めて思うんですが、どうですか、その点は考えないということでしょうか。もう一回。 78 ◯議長風野芳之君) 生活環境課長。 79 ◯生活環境課長(文藏栄一君) お答え申し上げます。  確かに動物愛護の精神から申し上げますと、こういった補助制度というのは大変有効なのかなとは考えております。ただ、まず法的なことからお話しさせていただきます。国のほうで動物の愛護及び管理に関する法律ということで、こちら愛玩動物がみだりに繁殖して、適正に飼育することが困難とならないよう、繁殖に関する適切な措置を講ずるよう努めなければならないとあります。また、先ほど来お話の中でも出ておりますが、茨城県の犬猫殺処分ゼロというふうな条例の中でも同じようなことがうたわれております。また、これをもとにした市の動物の愛護及び管理に関する条例に関しましても、人と動物が共生できる環境づくりに努めなければならないとございます。また、特に議員からお話のありました猫に関しましても、こちらは屋内で飼育することに努めるのが望ましいとあるんですが、これをやむを得ず屋外に出そうとする場合は、みだりな繁殖の防止ということで、その措置を講ずることとされております。これらのことから、犬猫の不妊去勢手術は飼い主である個人の責務であるとうたわれるところでありまして、私もそのように考えるところでございます。  しかしながら、先ほど来、議員からお話もいただいております、実際問題、迷い猫、迷い犬を見かねまして、飼い犬そして飼い猫として面倒見ていらっしゃる方が多くいらっしゃるのも事実でございます。これらの行為自体、これは動物愛護の精神に合致することでもありますので、県内15の、近隣の市町村等の事例もよくよく確認いたしまして、よりよい方向性を探るように研究してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 80 ◯議長風野芳之君) 堀越道男君。 81 ◯21番(堀越道男君) 猫の場合、うちの中で飼うと、その人の義務だというのもあるんですが、うちなんかは、うちの猫もいるんですよ、2匹もね。私になついていないんですよ。野良猫は逆になつくんですよね、困っちゃうことに。ぶん投げておくわけにはいかない。要するに、どこかのうちで飼われていた猫なんだけども、おばちゃんが入院して、その後だれも面倒を見る人もいなくなった、そういうのがうちのほうでは多くなります。その猫がどんどん外へ出されて、迷い猫になって、うちには猫のえさもありますから、当然入り込んでくるというのがあるわけです。よく野良猫は、うちに入ってきます。そのたびに、うちでは去勢をして、それで皆さんに預けているというふうなことを繰り返しているわけなんですが、直近でもそういうのがありますので、そこのやはりやるのに、ある面では積極的にやっていきたいというふうに思うんですよ。それにはちょっとお金がなという、やっぱり頭に出てきちゃいますよね。そうすると、何だというふうになっちゃうので、そこらのところを、そういうのを救っていただきたいというふうに思うわけなんです。ですから、いろいろな事例もよく研究しながら、やっぱり必要だということでぜひともつくっていただきたいなというふうに改めてお願いをして、この質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 82 ◯議長風野芳之君) この際、暫時休憩といたします。                 午前11時56分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時00分再開 83 ◯議長風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、9番新田宏安君。                〔9番新田宏安君登壇〕 84 ◯9番(新田宏安君) 9番新田です。通告に従いまして、大項目1常総市の入札契約等における予算づけに関して質問したいと思います。また、2番目として道の駅の研究成果ということで質問をしていきたいと思います。  特に、1番の入札については、市民の方との対話の中で、やっぱり市役所はいいよなとか、それから、おれら税金のために働いているようなものだというような苦情ですか、そういうことを耳にすることがよくあるから、こういった質問をきょうはさせていただきたいと思いました。  今現在、市当局としてはこれからの少子高齢化、ひいてはその中で税収不足が見込まれるという中で、業務の見直しや、また包括管理業務委託等さまざまな取り組みをしているようであります。これは市民からの声や意見を取り入れて質問するわけですが、メスを入れて見直すべきは税の使い方、これが一番じゃないかというようなことをおっしゃる方がおります。特に、さまざまな形で担当部署における契約、これは合算すると相当の金額になると思います。この辺をもう少し工夫といいますか、勉強できないかという観点で、順に一問一答にて質問させていただきたいと思います。  まず、大項目の1番の1)契約の発注の根拠ということで書いてありますが、ちょっと自分もどういった書き方がいいのかなということで迷った部分なんですが、この質問はどこのだれさんに発注するとか、その根拠というのはそういう意味ではありません。発注のプロセスといいますか、スタイルといいますか、その辺がどうなっているかということなんです。これを何かの法的規制とか、縛りとか、あったりする中での発注業務なのかなということをちょっと1)として伺いたいと思います。  順次質問しますので、どうぞ答弁のほうよろしくお願いします。 85 ◯議長風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。総務部長。               〔総務部長荒木悟志君登壇〕 86 ◯総務部長(荒木悟志君) それでは、新田議員の御質問にお答えいたします。  市の発注する建設工事・業務委託・物品売買等の調達に関する契約につきましては、議会の議決を経た予算に基づきまして、その額の範囲内において経済性、公平性の原則に従いまして最も有利な相手方を受注者として締結をしております。  なお、契約の手続に関しましては、常総市契約規則をはじめとして地方自治法に定められている契約に関する規定のほか、公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律や公共工事の品質確保の促進に関する法律などの法令に基づきまして、適正な事務の遂行に努めております。  以上でございます。 87 ◯議長風野芳之君) 新田宏安君。 88 ◯9番(新田宏安君) ありがとうございました。1)番はそういうことで、大体1)番についてはわかりました。  2)番に進みたいと思うんですが、予算はどのようにして決まるのかということですが、まずいろいろな物品購入にしても、業務の委託なり、各種工事にしても、まずやるかやらないかということを先に決めるというような形だと思うんですが、それではだめだろうと自分は思うんです。というのは、例えば自分の、皆さんのお宅に関しても、自分のうちにしても、リフォームしたいなとか、車買いたいなというとき、車屋さんなら車屋さんに幾らでもいいからやってくれよというようなことはしないと思うんですよ。まず自分で、どのくらいの予算がかかるのかなとか、あとはヤマダ電機、ケーズ電気、どこが安いのかなとか、いろいろ調べてから当然やるんだと思うんです。そういったことに関して考えると、常総市としてはどんな流れで予算が決まってくるかなということがありますので、その点についてお願いします。 89 ◯議長風野芳之君) これより答弁を求めます。総務部長。 90 ◯総務部長(荒木悟志君) それでは、予算がどのように決まるのかについてお答えいたします。  まず、事業の緊急性や必要性、それから危険性などを踏まえまして、さらに費用対効果を勘案し、優先順位をつけて予算化を決定しております。また、実施計画書をもとに事業評価や事業効果などを検証した上で、予算編成方針に基づき重点事業を予算化しているところでございます。この方針に基づきまして、事業課から提出された予算要求を財政課のほうで取りまとめて、最終的には市長の査定まで踏まえました上で議会へ予算案を提出しているところでございます。 91 ◯議長風野芳之君) 新田宏安君。 92 ◯9番(新田宏安君) ありがとうございます。3)にも関係してくるんですが、結局そういった予算の流れの中で、職員としてはどんな形というか、予算を決めるに当たって、これでいいのかなというような、3)番に絡んできちゃうんですけども、そういうふうな、例えば材料なら材料、どういうふうな予算で考えているんだか、材料は本当にこのくらいでこういう値段なのかなと、今は生コンは立米当たり幾らぐらいだよなとか、いろいろ調べることはできると思うんですよ、いろいろなことが。あと、そこに工事単価とか、いろいろ合算していくんだと思うんですが、その辺の検算というのは職員の皆さんはどのくらい努力しているのかなというのがちょっとありまして。これ、さっきと同じで、予算はどのようにして決まるのかと同じで、リフォームするにしたって、例えば、先ほども言いましたが、人任せにはしないですよね。金幾らかかってもいいから、この工事やりたいんだけどって、これはやらないですよね。自分が一般の市民の人と話したりすると、どうもその辺が納得いかないというか、合点がいかないという市民の方もいるんですよ。だから、その辺はどうなっているのか、ちょっとお答え願いたいと思います。 93 ◯議長風野芳之君) 総務部長。 94 ◯総務部長(荒木悟志君) それでは、予算の査定のほうだと思いますので、査定につきまして御説明申し上げます。  例えば、建設事業を例に挙げますと、過去の決算額や他施設との建設費の比較、また専門知識を有する分野につきましては技術職の職員に助言を求めまして検証を行っているところであります。さらには、今インターネットが普及しておりますので、インターネットを活用して物品等の価格が妥当かどうかを調査したり、他の市町村の事例なんかも参考にして、できるだけ多くの材料を集めまして、さまざまな視点から金額の査定を行っているところでございます。 95 ◯議長風野芳之君) 新田宏安君。 96 ◯9番(新田宏安君) ありがとうございます。それで、3)番の予算の検算なんかの絡みなんですが、先般の全員協議会でも海中の設計とか、ちょっと杜撰過ぎるんじゃないかということで議員の皆さんからもさまざまな意見が出たところなんですが、そうすると、ああいう設計のやり方を市当局の担当者の人は現場へ行って見たりとか、すごい予算なんですけど、何億という、そういう中でそういう検算はしていないんですか。そうすると、ああいう設計の予算の見積もりのやり方だと、実際の工事のほうも見積もり、おかしいんじゃないかなと疑問に思っちゃうような形なんですよね。  例えば、今度も補正予算とかで水海道の公民館の300万なりが出ていますよね。300万というのはどういうふうにして出てくるのか、ちょっと自分らは不思議なんですよ。何を調査して、何をするんだか。職員でできるんじゃないですか、あのくらいのことは。どうもその辺がちょっと疑問だなということなんですが、どうですか、疑問には思わないですか、こういうふうに職員がやらないで、そういうふうに外部のコンサルタントにあれするのかどうかわからないんですが、今、検算して努力していると言いましたが、そのようにはちょっと見えないですよね。その辺はどうですか。どう思いますか。もう一度お願いします。 97 ◯議長風野芳之君) 総務部長。 98 ◯総務部長(荒木悟志君) お答えいたします。  先ほど教育部長からもあったとおり、今回の委託に関しましては公民館のあり方等を検討するということで、常総市の将来的な問題を検討するということで業者にお願いすることになりますが、お願いするに当たっても参考見積もりをとりまして、査定には反映させているところです。 99 ◯議長風野芳之君) 新田宏安君。 100 ◯9番(新田宏安君) 全然、当局としてはそういった価格なり何なりには、一つも疑問を持ったりはしないということで理解していいわけですね。  そうすると、4番になっていくわけですが、市民の人は納税の義務があるわけですよ。そして、その納められた税をどういうふうに使うかというのが担当部署なり、部長なりがいろいろ庁議にかけて、最後には市長が決裁するわけでしょうけど、そして議会に諮るというような流れなんですけど、自分は安くばかりとか、削れということで言っているんじゃないんですが、例えば、これもこの間市民の人に言われたんですが、皆さん、今もう前のことなので忘れている方もいらっしゃると思うんですが、例えば絹西小学校、たった年に一度の運動会のためですよ、3億幾らも使っているんですよ。そんな必要が──3億6,000万でしょう、絹西小学校の運動場拡張だ何だといって。あれ、今でも言う人いますよ。皆さん、よかったよかったって、広がってよかっただけじゃないんですよね。やっぱり、年に一度の運動会のために3億幾らもかける金、常総市にあるのかよというような話も当然出るんですよ。  自分とか積算すると、とてもそんな金は当然かからないですし、4)番の問題になりますが、やっぱり大事な血税であること云々というようなことで書いてあるんですが、やはりその辺、ちゃんと、本当に必要なのかどうかも含めて、また予算が本当にこれでいいのかと、またコンサルタントだ何だで任せきりにしないで、自分らでできることはやったりして、そういうふうにしていかなかったら、これからどんどん、先ほども言いましたが、少子高齢化とかになって税収も上がってこないとなったら、ちゃんと削る、それこそ削るという話になりますが、削るなり、ちゃんとするとかしないと大変なことになっていくのかなと自分は思うものですから、ですから今後、また自分らの議員の働きとしては、チェック機能を生かしながら、どんなふうに予算が決まっていくのかな、これは妥当なのかなということを今後も監視していきたいと思いますので、また職員の皆さんも税のあり方ですか、使い方、本当に真剣にやっているとは思うんですが、市民の目線も考えながらやっていただければなというふうに思いますので、ひとつよろしくお願いします。  以上で1について終わります。 101 ◯議長風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。  新田宏安君、質問を継続してください。 102 ◯9番(新田宏安君) 続けて、2番の道の駅の研究成果ということで、常総市の活性化として道の駅構想、またその近辺のアグリサイエンスバレー構想ということで、やはりこれも市民の方とかに、こちらから話をしないとなかなかそういうふうな話にならないんですけども、市役所内で一部混乱があるようだけど、どうしたんだいとか、そういった話も出たりするんですけど、大方、自分が聞いている限りは、確かに金はかかるんだろうよなという話も出たりする中で、常総市の活性化というんですか、起爆剤というか、何にもないよな。だから、ぜひ何とかみんなでいろいろ意見、問題もあるとは思うが、何とかそこは政治力といいますか、そういうことで成功させたほうがいいんじゃないのという意見があるものですから、今現在はどのような研究成果、自分も皆さん、職員の方とかも行ったのを含めたりすると、単独で行ったところとか含めると10カ所くらい、いいところも悪いところも見てきています。今現在、担当部署としてはどんなふうな研究成果になっているか、伺いたいと思います。よろしくお願いします。 103 ◯議長風野芳之君) これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 104 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 新田議員の御質問にお答えをさせていただきます。  道の駅につきましては、道路利用者の利便性の確保、市民の生活向上への寄与や地域活動支援などの公的な役割を担うとともに、特産品などの物販事業や飲食事業などの収益事業を通して地域の活性化を図る施設でございます。公益性と収益性の両面をあわせ持っております。この収益施設をどうするかが、にぎわいの創出のポイントの一つであると考えております。  これまで、茨城県内をはじめ栃木・群馬・千葉県等の道の駅の事例を視察・研究をしてまいりましたが、にぎわい創出や安定的な収益性の確保に関するノウハウにつきましては民間が得意とすることから、それを最大限生かすために、当市においても先進事例同様、民間事業者による指定管理導入を行いたいということで考えております。  さらに、道の駅につきましては、常総市のアンテナショップとして市内のさまざまな地域資源と来訪者を結ぶ役割もございます。この地域資源とのネットワーク形成についても、指定管理者は民間で養ったノウハウを生かし、行政は地域との間をつなぐことで、道の駅が市全体の活性化拠点となるよう今後も目指してまいります。  以上でございます。 105 ◯議長風野芳之君) 新田宏安君。 106 ◯9番(新田宏安君) ありがとうございました。道の駅についてですが、なかなか市民の、こちらから話題を振り向けないと、そんなに、道の駅がどうした、こうしたという、全協なりで話しているほど市民の人は知識がないというか、知らないというか、そんな感じみたいな雰囲気なんですよね。だから、自分から、実際金はかかるみたいなんだよとか、そういう話も自分もするんです。それでもやっぱり、でもな、何もないからなというふうな意見があることをお伝えしたいと思います。  それで、2)番なんですが、市民の期待にこたえるために明るい話題をということなんですが、やっぱり道の駅、こんなふうで、こんなやり方で、こんなふうだということを、この間小冊子をもらったりして、あれも一読させてもらったんですが、明るい話題ということで書いてあるんですが、あまり大風呂敷広げたような広報なりで載せて、いろいろ、今現在ではまだやれないとは思うんですが、市当局としてはいろいろ見てきた中で、やっていくんだよ、やりたいんですよというようなことをアピール、もっとどんどんしていただければなということで思っているんですが、その辺はいかがでしょうか。 107 ◯議長風野芳之君) これより答弁を求めます。都市建設部長。 108 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えいたします。  道の駅基本計画策定に当たりまして、広く市民の皆様からの御意見、御提案を取り入れるために、市では7月からアンケートを実施いたしました。その結果、市内外の皆様から合計で約1,800件もの御意見をちょうだいできました。また、対話のしやすい場づくりを推進するために、通常の会議形式ではなく、ワークショップ形式による意見交換会を市民団体や農商工団体等の5団体について実施、あわせて、同じような形式におきまして、11月中旬に市民の皆様と市長が対話を行う市民意見交換会を開催したところでございます。  その結果、当市の道の駅に期待しているといった意見を多数いただきました。特に、新たな販路としての機能や、ゆっくりとくつろげる癒しの場として、多くの方が期待をされていることがわかりました。この市民の皆様からの御意見等は、今年度策定の道の駅基本計画に反映させていきたい考えでございます。引き続き、市民の皆様の意見を大切にしながら、この事業を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 109 ◯議長風野芳之君) 新田宏安君。 110 ◯9番(新田宏安君) ありがとうございました。いずれにしても、道の駅、まだまだこれからいろいろ山あり谷ありという感じがするわけですが、いろいろ諸問題を皆さんで英知を出して乗り越えながら、市民の期待にこたえられるよう頑張ってほしいと思いますので、よろしくお願いします。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 111 ◯議長風野芳之君) この際、暫時休憩といたします。                 午後1時24分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時34分再開 112 ◯議長風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、1番関 優嗣君。                〔1番関 優嗣君登壇〕 113 ◯1番(関 優嗣君) こんにちは。議席番号1番関 優嗣です。議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして、今回大項目二つについて質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  それでは、早速大項目一つ目の当市の取り組んでいるプロジェクトチームについてということで質問させていただきます。  昨今、さまざまな場面で耳にすることのある、このプロジェクトチームですが、恐らく市民サービス、または市民の満足度向上を目指すという観点で展開をされていることかなとは思いますが、実際のところ、幾つのプロジェクトチームが発足しているのか、またそれがどのような進捗状況をたどっているのか、これまでほぼお聞きしたことがないように思い、今回質問をさせていただきました。  また、日ごろ市民の皆様とのお話をさせていただく機会の中で、いただいた御相談事などを担当課に伺ってお話をする際にも、時折、今、実はそれはプロジェクトチームで検討しているんですよというような内容のお話を伺うことがあります。そこで思ったので、やはり私たちが日ごろ市民の皆さんと対話をさせていただく中で、市民の皆さんが不安であったり、疑問であったり、はたまた望みであったり、希望であったりというものについて、市は全く目を向けず、ないがしろにしているのではないと、しっかりと市民の皆さんの意見をくみ取って、既に着手しているんだということも市民の皆さんに知っていただくことが市民サービスの第一歩ということにもなるのではないかということで、幾つかお聞きしたいと思います。そういった経緯で今回の質問に至っておりますので、市民の皆さんが聞いてわかりやすい答弁をお願いしたいと思います。  それでは早速、大項目1番の1)番、現在、当市において立ち上がっているプロジェクトチームが幾つあるのか、お聞かせください。 114 ◯議長風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。市長公室長。               〔市長公室長小林昭仁君登壇〕 115 ◯市長公室長(小林昭仁君) 関議員の御質問にお答えします。  庁内でのプロジェクトチームによる取り組みにつきましては、部をまたがる全庁的な重要事項や市長施策にかかわる事項などについて、横断的かつスピード感を持って推進することを目的に、関係課を交えたプロジェクトを立ち上げ、事業の推進及び調査・研究に取り組んでおります。  プロジェクトは平成29年度から取り組んでおり、現在取り組んでいる数は11件ございます。一つ目がふるさと納税プロジェクト、二つ目があすなろの里誘客拡大プロジェクト、三つ目が常総市オールロケプロジェクト、四つ目が子育てプロジェクト、五つ目が光を当てるプロジェクト、6個目が水海道有料道路財源確保プロジェクト、7個目が豊田城利活用プロジェクト、8個目が国体おもてなしプロジェクト、9個目が道の駅プロジェクト、10個目が市民の広場を含めた水海道中心市街地プロジェクト、11個目が石下東部拠点プロジェクトとなります。  以上でございます。 116 ◯議長風野芳之君) 関 優嗣君。 117 ◯1番(関 優嗣君) 初めて11のプロジェクトが立ち上がっているということをお聞きしました。また、そのプロジェクトの内容についても、どのプロジェクトを見ても近々のクリアしなければならない、また、もう時期が迫っている行事などにかかわるようなプロジェクトということで、大変ありがたいと思います。  そのプロジェクトチーム、11個あるということですが、実際そのプロジェクトチームのメンバーというのはどのような構成になっているのでしょうか。できるのであれば、男女比また年代等あわせた上でお聞きできればと思います。よろしくお願いします。 118 ◯議長風野芳之君) 市長公室長。 119 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  プロジェクトの構成につきましては、主軸となる課の課長がプロジェクトリーダーとなり、関係する課長等が構成員になり、全庁体制で行っております。プロジェクトごとに構成員は異なるということになるんですが、一例を申しますと、あすなろの里誘客拡大プロジェクトにつきましては所管の農政課が主軸となって、商工観光課や行政経営課等が入るような、関係部局が構成員に加わっております。  ただ、男女比、年齢比につきましては、各プロジェクトによって担当課が選出された中で決めていくことなので、すみません、そちらのほうは把握していないということが現状でございます。  以上でございます。 120 ◯議長風野芳之君) 関 優嗣君。 121 ◯1番(関 優嗣君) 当然、担当課、主になる担当があって、なおかつ当初より市長が申しております課を超えた、横軸を通した取り組みということも踏まえますと、恐らく今までであれば、一つのことに対してどの課が担当するのかということをはっきりと決めたような形で、それ以外の、担当課以外の部署についてはわからないなと、市役所なんだから何か知っているのかなんていう話をされても、うちら担当課じゃないからわからないんだよというような現実があったのかなと。
     でも、今の答弁をお聞きする中では、恐らく担当課一つにとらわれることなく、幾つかの関連する部署からも選出されて構成メンバーに含まれているのであろうということがくみ取れたわけですが、実際、今回も上がっています子育てであったりとかといいますと、ちょっと語弊があるかもしれませんが、お孫さんを今かわいがっている世代の方がこの子育てについて議論をしたところで、ちょっと現実的じゃないなというようなものもあると思いますので、また、男女差別ということではなく、やはり女性は女性らしい意見、また男性は男性らしい意見というものが当然特性としてあるわけですから、その辺も踏まえた上で今後また新たなプロジェクトチームを当然構成する場面はあるでしょうから、そのようなときにはその辺も考慮した上で結成していただけると、よりよいプロジェクトチームというものができ上がるんじゃないかなと、おのずとして結果、いい政策であったり、活動内容が生まれてくるんじゃないかなと思いますので、その辺の考慮をお願いしたいと思います。  今、29年度より11のプロジェクトチームが発足して、今いろいろと議論、協議をされているということですが、当然プロジェクトチームといいますと、ただ時間を費やすために集まって話をしていればいいということではないと思います。その中で、これまで取り組んできた成果であったり、現状、状況というものがあれば、当然あるでしょうから、お聞きしたいと思います。 122 ◯議長風野芳之君) 市長公室長。 123 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  これまでの成果、現状ということなんですが、プロジェクト11件ございますので、かいつまんでの説明になってしまいますが、お願いしたいと思います。  ここで言うと、あすなろの里誘客拡大プロジェクトにつきましては、あすなろの里誘客拡大プロジェクトは集客増加が当然目標になります。現状の課題や今後の方向性を分析しつつ、民間事業者への意見を伺うサウンディング型市場調査など、官民連携の可能性も含め今検討しているところでございます。  4番の子育てプロジェクト、今回の議会一般質問等でも出ておりますが、子育てプロジェクトに関しましては担当課ごとになっている子育て施策をつなぎ合わせるなど、子育て世帯に対する切れ目のない施策について検討し、多子世帯に向けた当市独自の支援策を構築するとともに、情報発信のあり方や効果的な手法についても調査・研究をしております。  6番の水海道有料道路財源確保プロジェクトにつきましては、市の財政負担軽減を目標として取り組んでおり、市負担額について茨城県と交渉を重ねた結果、若干ではありますが、削減することができました。このほか、財源調達について近隣市との調整や民間企業との連携も含め、調査・研究を行っているところでございます。  8番の国体おもてなしプロジェクトにつきましては、来年度の本大会開催に向け、中島議員の御答弁にもございましたが、花いっぱい運動のほか、本市への来訪者に対するおもてなしや本市の情報発信について調査・研究しているところでございます。  道の駅プロジェクトにつきましては、アグリサイエンスバレー構想における地域農業と道の駅の連携について調査・研究を進めるほか、本年度に策定する基本計画に対し、対話を重視した市民とのワークショップを交えた取り組みを進めておるところでございます。  10番の市民の広場を含めた水海道中心市街地プロジェクトですが、こちらにつきましては市民の広場活用検討協議会での御意見に対する調査・研究のほか、中村議員にもお答えしましたとおり、カスミ跡地水海道公民館なども含め複合的に検討する予定としており、補正予算を計上し調査委託業務を進めているというところです。  各プロジェクトの進捗状況につきましては、庁内にて報告会議を行い、情報共有を図っているところでございます。また、この庁内プロジェクトに取り組んでいる一つの趣旨としましては、課長級における事業のマネジメント力の強化やプレゼン等能力の向上など、職員のスキルアップもあわせて行っているところでございます。  以上です。 124 ◯議長風野芳之君) 関 優嗣君。 125 ◯1番(関 優嗣君) まさに今、答弁いただいたように、今回の一般質問、これまで行ってきました議員の皆さんからもありましたように、4番目に言いました子育てプロジェクトに関しては十分なというか、今現状とすれば十分な対策、対応がとられているということで、ある意味一つの成果として認められるのかなと思いますし、また、有料道路の無料化ということですが、これに関しても、私自身市議会のほうに入らせていただいて一番最初の質問から取り上げさせていただき、また、市長は県議時代からこの分野に関しては積極的に取り組まれてきた、当然選挙に対する公約の中にも含まれた、それの実現ということで、確かにさまざまな議論であったり、反対というものもあったかもしれませんが、ただ、これ、こういう換算の仕方は正しいかどうかわかりませんが、子どもたちの通学路の安全確保ということにつながったことは、これは先ほど堀越議員の質問の中にもありましたように、もうこれは絶対揺るがない事実でありますし、実際そこを通って登下校しているお子さんを持つ親御さんたちとPTAの関係等でお話をする機会があったときに、うちの子どもたちが通っている通学路の車の往来が少なくなって、今まですごく心配だったんだけども、ちょっと安心して胸をなでおろすことができるんだよというようなことを伺ったときに、このことが決して間違いではなかったということの確証なのかなと思います。  確かに4,300万、市民の皆さんからいただいた税金でとなりますと、重いものではありますが、ただ4,300万で、悲しいことに失われてしまったお子さんの命を取り返すことができるかということになりますと、とてもかなわぬことではあります。ですので、この事業、とてもその成果としては認められるのかなと。  また、道の駅についてのプロジェクトですが、これも今後の常総市の展望に関して大きな影響を及ぼすと言っても過言ではない事業ですので、これもまた、さまざま市民の皆さん、賛成、反対、こうしたほうがいい、ああしたほうがいい、いろいろな意見があって当然だと思います。それをいろいろな形で吸い上げ、協議をするプロジェクトとして、今後もしっかりとした運営をしていっていただきたいと思う反面、今、答弁でいただいた11個のプロジェクトの中で、みんな大体、ふるさと納税、あすなろの里、名称がついていたり、何となくこのプロジェクトの名前を聞いただけで何について協議をしているかというのがわかるんですが、後ろからちょっと声もあったんですが、光を当てるプロジェクトというのは一体どんな内容のことなのでしょうか。 126 ◯議長風野芳之君) 市長公室長。 127 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えさせていただきます。  光を当てるプロジェクトに関しましては、豊田城や坂野家住宅といった公共物など地域資源をより活用する方策として、公共物の再発見及びライトアップによる芸術的・幻想的な空間形成を行うことにより、交流人口のさらなる拡大を目的としております。市単独または近隣自治体との広域連携での企画立案も含め、今調査・検討を行っているところでございます。  以上です。 128 ◯議長風野芳之君) 関 優嗣君。 129 ◯1番(関 優嗣君) 公共物、市の財源である施設等にライトアップをするということですが、今そのプロジェクトの中で、恐らく協議はされているでしょうけども、実際常総市内のその施設、どのような、どことどことどこみたいなリストは上がっているんでしょうか。 130 ◯議長風野芳之君) 藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 131 ◯副市長(藤島忠夫君) 関議員の御質問にお答えします。  先ほど11のプロジェクトを申し上げました。これは、それぞれの課が今実施している事業の直接的な事業を実現するためのプロジェクトと、あとは常総市の魅力発信、情報発信という視点のプロジェクトというふうに、二つに分かれます。この光を当てるプロジェクトというのは、昨日、中島亨一議員からも御質問があったような文化芸術を通したまちづくりというものができないかという模索の中での検討項目でありまして、これは市の直接事業ではなくて、そういう実施計画をつくる中で何かそれの先導的な事業展開ができないか、財源も含めた中で、市一財だけでなくてというような考え方で進めております。  直接の御質問は、どこでしょうかということでございますので、常総市の場合ですと検討されたところは石下の交流センターの豊田城、あとは坂野家住宅、あとはあすなろの里、これらを中心に、今ある資源を、芸術性をキーワードに光を当てるということで、その地域資源を磨き上げて、観光資源まで磨き上げられるようなことができないかというような検討をしたわけでございます。これは行政だけじゃなくて、民間の青年会議所の方々、商工会の方々等々の意見交換をしているところでございまして、残念ながらまだ具体的に次のステップを踏むことができないという事業でございますが、今後その仕事の進め方等々を議論して、実現に向けてやっていきたいというふうに思います。  以上でございます。 132 ◯議長風野芳之君) 関 優嗣君。 133 ◯1番(関 優嗣君) ちょっと私の認識が甘いのかと思うんですが、石下の交流センター、既にライト当たっていますよね。ですよね。常総インターおりるときに、幻想的に浮かび上がって、先日も視察に行った帰りに、暗くなってから、常総インターのほうでおりたんですが、あれ、お城、電気ついてるよと、一緒に行ったメンバーで再確認をしたところです。  これ、このプロジェクト内の横軸というものもあるのですか。 134 ◯議長風野芳之君) 藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 135 ◯副市長(藤島忠夫君) 関議員の御質問にお答えいたします。  まず、豊田城のほうのライトアップは私も認識しておりますし、わかっております。これまでのライトの当て方だけで人を呼べるのかということの反省も踏まえておりまして、何かそこに芸術性という担保ができないかという検討をしているということでございます。  横軸の話でございますが、最初、常総市だけでもスケール的な効果というものも十分かどうかということがありましたものですから、他市のそういった近隣市町にもお声がけをさせていただいた中でございますが、具体的な合意等にまだ至っていないということでございますので、この仕事の進め方も含めてこれから新たに横軸等も検討していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 136 ◯議長風野芳之君) 関 優嗣君。 137 ◯1番(関 優嗣君) 29年度から実施をしているプロジェクトということですが、これ全部が用意ドンで11個スタートしたわけではないと思いますが、実際それぞれがいつ立ち上がって、スタートしているのかということは、一つ一つ確認しなくてもあれですけども、それぞれのプロジェクトの最終は決まっていますか。いついつまでという、このプロジェクトの立ち上がっている期間というものは切られておりますか。 138 ◯議長風野芳之君) 市長公室長。 139 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  プロジェクトチームに関しましては、短期間で成果が出るもの、中長期的に方向性、またはその方向に向けた進め方等を検討するプロジェクト等々がございますので、今、最終はどこだと言われるところでのお答えというのは非常に難しいかなと思われます。すみません。 140 ◯議長風野芳之君) 関 優嗣君。 141 ◯1番(関 優嗣君) それであれば、なおさらなんですが、行政と民間、一般企業とは違うのかもしれませんが、一般の民間企業で言えば、恐らく新しい事業を立ち上げる、または新商品、新製品を開発するプロジェクトと言われれば、それぞれの部署であったり、ある部門に長けているメンバーを招集して、その期間はそのプロジェクトに専念させるというような体制があるかと思いますが、恐らく今の行政、常総市のこのプロジェクトの中で言いますと、通常はそれぞれおのおのの部署で通常業務を行いながら、何日何時からこのプロジェクトやるよという招集がかかり、そこへ、その時間だけそこで過ごす。ということは、通常業務からは一時的に離脱というか、離れた形でやっているかと思うんですが、中長期的にという、当然3回会議をやったから決まるということではないでしょうし、それは当然長期的に見なければいけない部分もあると思うのですが、これ、職員の負担にはなっていませんか。 142 ◯議長風野芳之君) 藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 143 ◯副市長(藤島忠夫君) 関議員の御質問にお答えいたします。  先ほど、目標年次、これは一番大事なことだと思います。11のプロジェクトも、先ほど関議員から御紹介あったように、すべてが29年度からではございません。これは私、29年度に副市長に就任しました。神達市長の考え方をまず聞いて、喫緊の主要課題は何かということをまとめた中で、11項目にとりあえずまとめたという経過がございます。その中で、30年度から実施したもの、29年度から実施したものがあるんですが、これは30年度で一たん、このプロジェクトチームで、横軸を通すのは一たん、30年度でそれなりの答えを出して、それぞれ市には課がございます。これこそまさしくプロジェクト担当課でございますので、その担当課にその後の進み具合を円滑にするためにプロジェクトチームを組みましたので、一たん30年度でその総括というんですか、まとめをして、31年度からは今度は縦ぐしのそれぞれの部、課、所管している課の中で具体的な実施をするというふうな運びになっているところでございます。 144 ◯議長風野芳之君) 関 優嗣君。 145 ◯1番(関 優嗣君) 私のとり方なのかもしれませんが、とりあえず今年度でこのプロジェクトには一度区切りをつけるという御答弁でしたが、じゃあ、結果というか、内容的に十分議論をされて、何らかの目標、目的を達成するために結成されるのがプロジェクトであって、じゃあ、この間やったものが今後何らかの形に発展、進展していくような結果が出なくとも、今年度で終わってしまうんですか。 146 ◯議長風野芳之君) 藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 147 ◯副市長(藤島忠夫君) 関議員の御質問にお答えいたします。  このプロジェクトのほうは、プロジェクトチームだけの検討結果ではなくて、市長を交えた庁議メンバー等に途中経過を随時行っております。あわせて、部課長会議等においても特に重要と思われる問題については報告をしているというところでございます。  その結果までということがいいのか、一応30年度である程度の次の方向を明確化すると、それは最終的には市長の御判断もあるでしょう。あとは、長くやることによって、先ほど御指摘いただいているように通常業務のほかにという部分もありますので、その辺のところを加味して、一応30年度でこのそれぞれのプロジェクトのまとめというものはしていきたいというふうに考えておりますし、それを3月までに行っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 148 ◯議長風野芳之君) 関 優嗣君。 149 ◯1番(関 優嗣君) 何かすっきりしない答弁なんですけども、ただ期間中、議論はしました、この事実は残ると思います。ただ、プロジェクトチームとして、通常業務を離れて、その時間議論を重ねた結果、大した結果と言ったら変ですけども、けつがないまま、とりあえず格好だけまとめましょう。はたまた、一応議論はしていますパフォーマンスに過ぎないプロジェクトが存在しませんかと思ってしまうんですが、確かにこれ、期限を切らずにだらだらとやって、じゃあ何か結論が出るまでプロジェクトチームを続けましょう、このチームはずっと議論を続けてください。これは当然、結果は出ないと思います。いつまでに、どういう、少なくともこれぐらいのところまでのという課題、目標を課せた上でのプロジェクトであればいいのですが、とりあえず議論してみましょう、何か出てくるかもしれませんねというプロジェクトであるのならば、今後プロジェクトチームを組織するには、しっかりとした精査をした上での招集というものをしていただかなければならないのかなと思ってしまった答弁が多々ありましたので、せっかく市民の皆さんのために常総市がこういうことをしていきたいんだというようなことを、当然協議されているし、職員の皆さんもそこに知恵を絞っていただいているのは当然だとは思いますが、なぜかその最終のほうだけがぼやけてしまって見えないというのがすごく残念で、市民の皆さんにこういうふうに進んでいくよと、こういうものが今後取り組まれるよというお示しができないというのはちょっと残念ですので、当然これで終わりということではない、とりあえずの一区切りということでしょうから、また次の2期目、3期目というプロジェクトチームを結成した上で、またよりよいものを生み出していけるのかなと思うのですが、そういった意味も踏まえて、今後このプロジェクトチームについてどのような動きというか、考え方があるか、今後のプロジェクトチームについてお聞かせください。 150 ◯議長風野芳之君) 市長公室長。 151 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  今後についてなんですが、先ほど副市長からも御答弁をしたとおり、一応30年、今やっているものについては30年度で一回切って、その方向性を見出したものを担当課のほうにおろして推進していくという形をとらせていただいておりますので、しかしながら、新たに喫緊の課題が出て、その内容等が多岐にわたるものであれば、当然またそれに対する、例えばなんですが、先ほど来からお話が出ている出生率の問題とか、そういったものについて出た場合には当然その出生率アップの施策に対するプロジェクト、先ほど関議員から御提案があった、そのプロジェクトチームには、例えばですけど、その年代の女性職員を入れるとか、そういう形での方向性というのは今の御提案でありがたくちょうだいしたいと思っておりますので、新たなものについては随時、これは検討していかなければいけないところもあると思います。  以上でございます。 152 ◯議長風野芳之君) 続いて、藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 153 ◯副市長(藤島忠夫君) ただいま、今後の方向性については市長公室長のほうから述べたとおりでございます。ただ、先ほどの私の説明が不足した部分があるので、すみませんが、お時間をとっていただきました。  このプロジェクトのほうは、市長がこれから目指すいろいろな課題について、各課で、残念ながらスピード感がなかったりだとか、そういうことがありましたものですから、いろいろな課題抽出なり、どういう形で物事を進めればいいかというふうな一つの手段としてプロジェクトチームをつくったというところが私の説明で漏れていたものですから、追加させていただきまして、30年度でやめるというのではなくて、30年度に方向性をある程度まとめなければ、いつまでたっても同じ議論で疲労感だけたまるだろうという意味での30年度でございましたので、その点御説明が不足したものですから、お時間をいただきました。  以上でございます。 154 ◯議長風野芳之君) 関 優嗣君。 155 ◯1番(関 優嗣君) 確かに、けつを決めずにだらだらやっても、恐らく、またメンバーが同じであれば、きっと同じ話の堂々めぐりというか、なかなか先に進まないという部分も出てきてしまうので、一度区切りをつけて、また同じメンバーということではなくて、新たに加える、または入れかえる。また、先ほど言ったような年代であったりとか、男性女性という比率の部分も踏まえた上で、また再スタートすることでよりよい意見が出て、充実したプロジェクトチームの展開がされると思いますので、ぜひともその辺を考慮していただいて、今後もプロジェクトチームの取り組みというものをしていっていただきたいと思います。  また、できれば途中途中、報告というわけではないですが、今こんな感じで進んでいますよというような進捗状況などをお聞かせ願える場面がとっていただけると、私たちも市民の皆さんと対話をする中で、大丈夫だ、安心してよ、こういうことをやっているからということで、市に対する安心、安全、また満足度というものも向上すると思いますので、その辺お知らせいただけるようなお願いをしまして、この大項目1番の質問を終わらせていただきます。答弁ありがとうございました。 156 ◯議長風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。  関 優嗣君、質問を継続してください。 157 ◯1番(関 優嗣君) それでは、大項目二つ目の質問に移らせていただきます。  少し前にお聞きしたことで、今、常総市として取り組んでいるイベント、また水害後、いろいろな皆さんがいろいろな思いで常総市を元気づけよう、常総市のみんなで頑張っていこうという思いで取り組まれているイベント等々、何かすごくたくさんあるなというふうに私も認識しております。その一部、常総市として取り組んでいるようなイベントを一度、三つあるものを二つに、または一つにとまとめることで、一つ一つのイベントに対する予算的な措置であったり、人的な、マンパワーであったりというものをより集結することで、今までぼんやりしていたイベントがより注目され、マンネリ化してしまって、どうせきょうのイベントに行かなくても、また来週あるんだよね、また来月あるんだよねというふうな感覚になって、せっかく立ち上げてやっているイベントに対する市民の皆さんの興味、関心というものが薄れてしまう傾向があるのかなというのを感じまして、その話をしていたら、そのイベントの集約というか、整理、精査をすることを今やっているんだよということをお伺いしまして、今現在、今年度行われた市で催しているイベントと、また来年度から、来年度国体等も入って、時期的なもので実施できる、できないというものも出てくるのかもしれませんが、その辺も含めて今年度の実績、また来年度の予定等についてお聞きしたいと思います。 158 ◯議長風野芳之君) これより答弁を求めます。経済環境部長。              〔経済環境部長宮田道夫君登壇〕 159 ◯経済環境部長(宮田道夫君) それでは、関議員の質問にお答えいたします。  まず、今年度の実績及び来年度以降の実施予定についてでございます。  今年度の主なイベントの実績といたしましては、4月に地元高校生が企画・運営した千姫まつりの前日の蕾咲祭、また当日の千姫まつりが来客数約1万2,000人、8月の常総きぬ川花火大会が約11万人、石下将門まつりが約9,000人、11月に行われました常総ふるさとまつりが2万5,000人となっております。  それぞれのイベントは、実行委員会の主催により開催されております。イベントの件数といたしましては、商工観光課、農政課、生涯学習課、スポーツ振興課などが担当しておりますイベントが、今年度まだ実施していないものも含めまして総数31回となっております。  また、来年度、平成31年度の計画でございます。来年度は国体もあります。逆に国体があることによりまして、国体絡みのイベントをやっていきたいということで、今年度と同様のイベントを計画しております。花火大会においては、打ち上げ前に国体の聖火を集める式典を開催するなど、まだ計画段階ではありますが、ほかのさまざまなイベントについても国体を盛り上げる方向性で進めていきたいと考えております。  今後も各イベントにおいて常総市にまた来ていただけるような内容を充実させていきたいと考えております。  以上でございます。 160 ◯議長風野芳之君) 関 優嗣君。 161 ◯1番(関 優嗣君) 来年度も今年度同様の予定で実施をするということですが、それはそれで安心したという部分と、本当にいいのかなと。現に、同日開催──その前に別の質問にかえさせていただきますが、市でイベントをやっている日に違う団体であったりとか、企業であったりとかというところでやられているイベントとブッキングしていたようなイベントもあったのかなと思うのですが、その辺の把握というのはされていますか。 162 ◯議長風野芳之君) 経済環境部長。 163 ◯経済環境部長(宮田道夫君) それでは、お答えいたします。  ブッキング、日程が重なったイベントにつきましてですが、10月21日、スマイルfor常総のハロウィンイベント、市民の広場で開催されました。それと、ふくしまつりが同日になってしまいました。ちなみにハロウィンイベントが1,300人、ふくしまつりが約2,000人でございます。  また、もう一度ありまして、11月4日開催の常総ふるさとまつりと、11月3日、4日、2日間なんですが、JAまつりが11月4日に重なってしまいました。ふるさとまつりが2万5,000人、JAまつり、2日間で1,800人ということでございます。  日程が重なってお客様が分散してしまうというふうな御指摘がございます。また、逆に日程が別々で人数がふえていいのではないかという御意見もあります。しかし、今後、市の主催するイベントにつきましては、他団体、全部市が主催とは限りませんので、他団体とのイベントの開催日などを把握し、また各団体と情報共有して、重複する場合にはその影響を判断いたしまして適切に対応していきたいというふうに考えております。 164 ◯議長風野芳之君) 関 優嗣君。 165 ◯1番(関 優嗣君) そうなんですよね。確かに同じ日に別の会場で二つのイベントが開催されているので、それぞれに目的があって、趣旨の違うイベントをやっていれば、それなりに自分が行きたいほうに行って、もう片方には行かないということも当然あるでしょうし、それであれば、同じ日にやっているのであれば、調整がつけば、会場の問題であったり、もろもろクリアできるのであれば、同じ場所でやったら、それぞれの流れがあったものが1カ所に来ることで、要は今まで参加していなかったイベントに参加したことによって、ああ、こんなに楽しいイベントなのかと、じゃあ、また来たいなというふうな意識にもなっていくでしょうし、それをずっと継続して一緒にやりましょうというのではなくとも、例えば来年度、調整して一緒にやってみませんかというような呼びかけというものもしていっていいんじゃないかなと思うんですけども、どうしても時期的に限られてしまうものというのもありますね。桜の時期であったりとか、梅であったりとか、そういう自然の流れで、どうしても人間の力で調整し切れないものというのもあると思いますが、話し合いで調整がつくのであれば、一度二度試してみるというのも、マンネリ化しているイベントに対する新たな刺激としてもいいのではないかなと思います。  以前は、ちょっと伺ったところによると、農協のJAまつりと市の祭りを一緒にやったというようなときもあって、ただ、場所の問題でちょっと手狭で、なかなか一緒にやり続けるのは難しいなというようなことで、じゃあ、おのおのでやりましょうという、また今の形に戻ったというような経緯も伺ったことがあるのですが、それこそ今、石下の交流センターのあと、今、体育館がある場所も今後解体が進んでいくであったり、それこそ駐車場のほうを使えば十分に広さを確保できるような場所もありますので、その辺を視野に入れた協議をしていって、一度やってみるというのもいいんじゃないかなと思うのですが、どうですか。 166 ◯議長風野芳之君) 商工観光課長。 167 ◯商工観光課長(古谷 篤君) 御答弁いたします。  先ほど部長のほうからもありましたが、当方でかかわっているイベント、こちらは実行委員会形式という形で運営しているイベントがほとんどです。実行委員会のほうには、商店街の方々や市民の方が思いを持って参加していただいておりますので、もしこのイベント等をまとめる場合には、実行委員会の皆様の御理解、それから相手方の調整、大きなイベントになればなるほど、また会場の問題等も出てきますので、これは慎重に協議する必要があると思います。  実際にイベントを一緒にしたのも今年度実例があります。先ほど申しましたハロウィンイベントですね、こちらに常総朝市を組み込んだんですね。それで、うまくいったのかといいますと、実は常総朝市の名前がちょっと隠れてしまいまして、野菜をせっかく売っていたんですが、その部分が少し薄れてしまった、ハロウィンのほうがやっぱり目立ってしまいまして、ちょっとその辺は失敗してしまったなというふうには意識もしますので、どのイベントとどのイベントが一緒になれるのかというのは、これは本当に慎重に協議しないと、このような失敗というパターンもありますし、うまくいけば本当に盛大なイベントになるという可能性もございますので、今後その実行委員会の皆様も含めまして慎重に検討したいとは考えます。  以上です。 168 ◯議長風野芳之君) 関 優嗣君。
    169 ◯1番(関 優嗣君) 同日開催のイベントを一緒にやりましょうという呼びかけも一つですが、単独でやっているイベントに関しても、ちょっと調整をすることで参加者の人数がもっと望めるようなものもあるんじゃないかなというふうに思っているものがありまして、一つ例を挙げさせていただきますと、つい先日行われました、いきいきスポーツフェスタですが、今のこの時期、ちょうどこの秋の時期というのはいろいろな少年団だったり、そういう団体の大会等も、時期もいいということもあって、恐らく混雑している時期なのかなと思います。現にそのいきいきフェスタのときにも、皆さん少年団でふだん着ているコスチュームというか、ユニフォームを身につけて出場されているお子さんたちがいたんですが、限られた種目の子たちだけが見当たらなかったということがありまして、ちょっと歩きながらいろいろな方とお話をしたら、やはりサッカーの大会が重なっているとか、また違う競技の大会が重なっているとかということで、当然市がやっている種目の大会ですから、その大会を欠場してまでいきいきフェスタに来るかというと、そこはまたちょっと違う意味になってしまうと思いますので、その辺、もし確認がとれて調整ができるのであれば、その辺の日程をずらすことで、どこかと一緒にやっているというのではなく、市単独でやっている事業であればその辺の日程、会場等の都合がつけば、その辺をずらすことでさらに、せっかくやっているイベントですから、もっと多くの子ども、選手に出ていただいて、より盛り上がるイベントになるんじゃないかなと思うのですが、その辺も含めて、二つ、それぞれでやっているものを一つにする、また、今までずっとこの時期にやってきたけども、ちょっと時期を見直してみようという、ちょっとしたことで恐らくそのイベント自体の活気であったり、また盛り上がり方というか、参加する、出場する、出向いてくださる方々の見え方も違ってくるでしょうし、当然集客という部分にもつながってくると思いますので、その辺、来年度間に合うものであれば少し御検討いただいて、時期であったり、開催の仕方というものを見直していただいて、せっかくやっているイベントですから、常総市はこんなイベントをやっているんだよというものをより多くの方に、市内外を問わず見ていただけるような方向性で実施していけるような体制をとっていただけるように要望しまして、この大項目2番の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 170 ◯議長風野芳之君) この際、暫時休憩といたします。                 午後2時26分休憩    ─────────────────────────────────                 午後2時40分再開 171 ◯議長風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、2番大澤 清君。                〔2番大澤 清君登壇〕 172 ◯2番(大澤 清君) 皆様、こんにちは。本日最後の一般質問になります。議席番号2番大澤 清であります。よろしくお願いいたします。  通告に基づきまして、今回、空家等バンクについて質問させていただきます。  私は、これまで任期中、平成27年より空き家問題につきましては5回ほど質問させていただきました。本日6回目の質問となります。やはり空き家問題につきましては、日本、社会問題となっておりますので、ぜひ当市においても対策、頑張っていただきたいという思いで6回目の質問とさせていただきます。  現在、当市の法整備状況としまして、平成29年3月、常総市空家等対策の推進に関する条例が制定されました。実質、特措法ができたことにより改正ということになるわけですけれども、それに基づきまして常総市空家等対策協議会も設置されました。そして、平成30年3月には常総市空家等対策計画ができました。その中の基本的施策としまして、一つ目が管理不全予防対策、そして二つ目が適正管理対策、三つ目に利活用対策、この三つの施策が制定されました。今年度から、利活用対策ですね、こちらの中の一つに常総市空家等バンクを設置し、スタートされました。  ちなみに、茨城県内で空家等バンクの設置状況としましては、44市町村のうち現在27の市町村で設置されております。さらに、今年度中に三つの市と町が設置されるということで、30の行政で空家等バンクが行われているということになります。  そこで、1)番の質問です。当市の空家等バンク施行後における現状と実績を伺わせていただきますので、御答弁のほどよろしくお願いいたします。 173 ◯議長風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 174 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 大澤議員の御質問にお答えをさせていただきます。  常総市では、空き家等に関する円滑な取り引きを推進するため、平成30年4月1日に常総市空家等バンク実施要綱を定めまして、同年4月3日に公益社団法人茨城県宅地建物取引業協会との間で常総市空家等バンク媒介に関する協定を締結し、空き家等に係る売買、賃貸借の適正かつ円滑な推進を図りました。その後、5月25日は県西県南の不動産業者を対象として、空家等バンクの趣旨説明を実施いたしました。また、市民の皆様には、広報6月号とお知らせ版7月19日号を通しましてこの制度について広く周知をしたところでございます。  要綱施行から8カ月を経過しておりますが、窓口や電話対応による相談や問い合わせが合わせまして二十数件ほどございました。関心を持っていただいていると感じております。利用希望者につきましては、市内外から合計5件の登録がございます。一方で、物件登録件数につきましては、現在まで賃借希望のものが1件にとどまっております。その物件につきましては、千葉県の方が制度を利用して契約に至っております。  以上のことから、この制度のさらなる周知に努め、特に空き家所有者の理解と協力を得ながら、さらなる事業の推進をしていく所存でございます。  以上でございます。 175 ◯議長風野芳之君) 大澤 清君。 176 ◯2番(大澤 清君) まず、常総市空家等バンクについてなんですが、冒頭、大変申しわけないんですが、空家等バンクというのはどういうものかというのをまずわかりやすく簡単に御説明いただければと思いますが、よろしいでしょうか。 177 ◯議長風野芳之君) 都市計画課長。 178 ◯都市計画課長(藤川裕之君) お答えいたします。  空家等バンクでございますが、市町村が中心となって居住者のいない家を活用し、地域振興につなげるために空き家を紹介する制度でございます。2015年に空家等対策の推進に関する特別措置法が施行されたことから、全国でこの取り組みが活発に進められております。自治体によっては、各種助成金の制度など優遇措置や空き物件に関する情報提供を全国に向けてインターネット上に公開し、行っている制度でございます。  以上でございます。 179 ◯議長風野芳之君) 大澤 清君。 180 ◯2番(大澤 清君) 説明ありがとうございます。御答弁の中に、周知方法としまして市民の皆様には広報6月号とお知らせ版7月号で周知していますということなんですが、そのほか何か周知手段はとられているか、お伺いします。 181 ◯議長風野芳之君) 都市計画課長。 182 ◯都市計画課長(藤川裕之君) お答えいたします。  登録物件の情報につきましては、市のホームページ、また全国版空き家バンク、こちらは国交省が民間を使いまして全国に周知しているバンクでございます。アットホーム株式会社やライフルホームズが実際には運営を行っておる制度でございます。また、茨城県では、空き家バンク情報検索システムにて閲覧も可能となっております。  なお、お知らせ版につきましては、12月20日号で再度広報のほうをさせていただく予定になっております。  以上です。 183 ◯議長風野芳之君) 大澤 清君。 184 ◯2番(大澤 清君) インターネットとかを使って周知されているということで確認できました。私も、市のホームページもそうなんですが、全国版空き家バンクのアットホームとライフルホームズの掲載状況も確認させていただいておりまして、ちょっと1件しか載っていなかったので非常に寂しいなとは前から思っていたんですが、それに加えて茨城県の空き家バンク情報検索システムも採用しているということで、今後期待するところであります。  また、窓口や電話等による、相談窓口ですね、二十数件相談があったということなんですが、その相談内容、問い合わせ内容についてちょっと聞かせてください。 185 ◯議長風野芳之君) 都市計画課長。 186 ◯都市計画課長(藤川裕之君) お答えいたします。  まず、所有者からの問い合わせでございますが、建物が古くて家財道具もそのままなんだけれども、登録はできますかといった内容があります。また、壊すのはもったいないので、だれかに利用していただけませんか。また、現在は神奈川に住んでいるんですけれども、常総市内の空き家が古く、除草等も大変なので処分する方法はありませんかといった問い合わせがありました。  また、空き家の利用を希望される方からは、守谷市に住んでいるが、個人で事業を起こしたい、初期投資を抑えたいので倉庫のある住宅を探しています。また、水害の影響で現在は水海道市街地から内守谷町のきぬの里に住んでいるが、子どもの学校区の関係でまた市街地に戻りたいので、市街地の空き家を探しています。あとは、勤務先が常総市なので、埼玉県から引っ越すために市内の住宅を探している。最後に、ドッグランのできるような広い一軒家を探している等々、問い合わせのほうがあります。  以上です。 187 ◯議長風野芳之君) 大澤 清君。 188 ◯2番(大澤 清君) 御答弁を聞いていますと、所有者の方からは三つの内容をお示しいただきましたけれども、利用希望者の方のほうが多いのかなと。さらにまた、移住促進につながるような内容も見受けられましたので、利用希望者ばかり多くて物件がないことにはちょっと話になりませんので、その件につきましてはまたこの後聞かせていただきます。  あと、利用登録者、利用希望者の中で具体的に空家等バンクに登録された方がいらっしゃるというふうに確認したんですが、その希望者の内容、どういったことで希望して登録されたかというのをお聞きしたいと思いますが、お願いいたします。 189 ◯議長風野芳之君) 都市計画課長。 190 ◯都市計画課長(藤川裕之君) お答えいたします。  利用登録者の具体的な内容でございますが、現在つくば市に勤務しているので、常総市の市役所近く、つくば市に近いところかと思うんですけども、市街地の物件を探している。また、購入したらリフォームしたいのですが、あまり高くない物件を希望しているという、これは外国人の方ですが、金額的にも購入希望者の方で300万円から400万円程度の中古物件を希望している方が多いようでございます。  以上です。 191 ◯議長風野芳之君) 大澤 清君。 192 ◯2番(大澤 清君) 内容を伺いますと、もし常総市の物件があるとするならばマッチングできそうな感じもいたします。  そして、これまでの御答弁を聞きますと、利用希望者のニーズはありますと。物件登録数が少ない状況であるということが確認できました。そして、制度に対しまして、利用者がメリットを感じられないことも考えるわけですけれども、そうしたことを行政から所有者に対しましてどのようにアプローチをとっているか、お聞かせください。 193 ◯議長風野芳之君) 都市計画課長。 194 ◯都市計画課長(藤川裕之君) お答えいたします。  所有者の中には、空き家や土地を手放したくないという場合や、相続等の関係で親族との調整がなかなかできないといった場合もございます。それで、積極的に取り組めない事例もございます。そのようなケースも含め、空き家をどのように活用させていくかが課題となっております。この制度のさらなる御理解と協力を得るために、空き家について現状で把握している生活環境課のほうと連携をとりながら、現地を確認し、利活用できそうな物件に関しては積極的に通知文を出し、普及啓発に努めております。現在まで6件の空き家所有者の方に制度の説明等、物件登録の依頼について通知をさせていただいております。  また、常総市では若年夫婦世帯、子育て世帯であれば、いきいき住マイル支援補助金の制度がございます。住宅取得や改修資金についての補助がありますが、空き家に特化したものは現在ありません。空家バンク等利用にメリットが出るような空き家対策助成制度を実施している市町村も県内には多数ありますので、それらを参考にいたしまして助成制度を今後検討していきたいと考えております。  以上です。 195 ◯議長風野芳之君) 大澤 清君。 196 ◯2番(大澤 清君) これまでの質問でも、助成制度につきましてはお伺いしたことがあるわけなんですが、御答弁でも再度助成制度を検討しますということですので、ちょっと幾つか紹介させていただきたいと思います。  いいなと思ったもののみ、ちょっと紹介しますけれども、例えば空き家対策先進都市に近い笠間市なんかでは、空家活用支援補助金交付ということで要綱がございまして、空家バンク登録物件修繕支援事業ということで、登録した物件を修繕、補修、取りかえ等に伴う費用を助成しますということで、修繕費用の2分の1以内、上限50万ということで、それと空家バンク登録物件利用促進事業ということで、登録された物件を取得するのに伴った費用を助成するということ。それと、取得ではなく賃貸借ですね、それに伴う費用も助成しますという助成制度もございまして、それとさらに特定空家とか管理不全状態の空き家ですね、そちらの空家解体撤去補助金交付要綱というのがございまして、解体する場合、補助対象工事の3分の1以内、上限30万円の助成をしております。  それと、常陸大宮市では、空き家対策事業実施要綱ということで、移住奨励金ということで、空き家の登録物件を購入または賃借して移住した際には奨励金を交付しているということもあります。あと、稲敷市なんかでは、家財処分費助成金ということで、やはり空家バンクを通じて成約した場合、家財処分経費の2分の1、上限10万円を補助しております。それと、不動産仲介手数料補助金というのを大子町で交付していたり、高萩市においてはお試し居住推進事業として移住を検討している方へお試し居住ですね、それの促進を図っていて助成も行っているなど、さまざまな助成制度が設けられております。  これまで御答弁いただいた中に、仲介手数料がもったいないとか、さまざまありましたけれども、やはりこの助成制度を活用しているところはそういった困っている市民の方々のニーズをとらえて助成を行っているんだなということが改めてわかりました。  そして、先ほどの御答弁で相続等の関係でなかなか調整できないということもありましたが、やはり私も利活用可能な空き家にしても管理不全の空き家にしても、特定空家にしても、恐らく相続がまとまらない、どうしていいかわからない、そういった人が恐らく多数いらっしゃるのかなと想像しますので、一つの提案ではあるんですが、行政において相続関係図の作成をする際に当然戸籍の謄本とかそういったものを取得するのには当然お金もかかりますし、専門家でないとなかなか難しいこともありますので、そういったことを常総市で職権で、公用扱いで取れるか取れないか、そういったことをやってみたらいいのかなということを検討してもらえればなと思うんですが、その辺いかがでしょうか。 197 ◯議長風野芳之君) 都市計画課長。 198 ◯都市計画課長(藤川裕之君) お答えいたします。  先ほどの相続の相関図の関係なんですけれども、これは2015年に施行された空家対策特別措置法に基づきまして、特定空家に係る行政指導を実施する場合には所有者全員に通知をしなければいけないということがございまして、職権によりまして所有者の把握に必要な戸籍の取得ができます。それ以外の場合につきましては、職権による戸籍の取得は難しいのかなというふうに感じております。  以上です。 199 ◯議長風野芳之君) 大澤 清君。 200 ◯2番(大澤 清君) 法的に厳しいのであればやむを得ないんですが、私が提案させていただいた理由の一つとしては、やはり他の行政との差別化を図ってみたいなというところであります。そういった法的なことを当然無視するわけにはいきませんので、さらに提案するならば、じゃあ相続登記にかかわる助成金として検討するのもありなんじゃないかなと思います。  そして、空家等バンクの登録に対してなんですが、例えば空き地とか利活用できない空き家、特定空家も含め、さらに非住宅、店舗とか倉庫とか、そういったものも空家等バンクに登録すべきではないかと考えるんですが、その辺のところどうでしょうか。 201 ◯議長風野芳之君) 都市計画課長。 202 ◯都市計画課長(藤川裕之君) お答えいたします。  空家等バンクですので、空き家等、その除却した後の更地ですね、土地については登録ができるということになっております。定住促進による地域の活性化を目的として進められている空家等バンク制度でございますので、御指摘の非住宅、店舗等に関しましては現制度の結果を見ながら今後検討を進めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 203 ◯議長風野芳之君) 大澤 清君。 204 ◯2番(大澤 清君) 例えば、利活用できない空き家を例えにするならば、所有権とかしっかりしているならば、やはり解体するのにはお金がかかる、なかなかそちらも捻出できないという場合も当然あるわけですので、現況有姿のままで登録して、売って、買った人に解体していただくとか、そういう流れもできますので、何が何でも、逆に解体の補助金を市から出すというだけでは、もし出すのであれば、そういうことの前にそういった登録の仕方によって解体補助金も出さずに済むということも一つに考えられるということを踏まえて、ちょっと質問させていただきました。  空き地にしても、不動産というのは個人や企業の大切な資産であると同時に、これから常総市の大事な資源として考えるべきと私は考えます。これは、住宅というのは、今農業の6次産業化というふうに農業政策としてありますけれども、実は空き家というのも6次産業化の一つではないかと私は考えておりますので、ぜひ広く制度活用できますよう、この辺につきましては要望とさせていただきます。  そして、2)番の質問に移らせていただきたいと思います。空き家対策に係る組織改革の取り組み姿勢を問うということで、以前、平成29年11月議会で空き家施策の組織改革について前向きな回答がございました。そうしたこともありましたので、その後の進捗状況はどうかという内容です。  ただ、今議会、執行部から組織改革の提案もされておりますので、ちょっと重複しちゃって大変申しわけありませんけれども、その辺について御答弁いただきたいと思います。 205 ◯議長風野芳之君) これより答弁を求めます。都市建設部長。 206 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えいたします。  議員御質問のとおり、昨年の11月議会におきまして組織改革についての御質問がございました。市では、これまで空家等バンクを含めました利活用の推進については都市計画課が担当し、管理不全の空き家対策としては対策計画の策定や対策協議会の運営及び関係5団体との協定締結等につきましては生活環境課が担当しております。  空き家対策につきましては、それぞれの担当課が相互に連携をし、取り組んでおりますが、空き家問題の相談は多岐にわたることから、対応窓口が異なる現体制においては市民の皆様に御負担をおかけしているところでございます。この現状を踏まえまして、本市議会初日の議員全員協議会でお示ししたとおり、組織機構を見直しし、空き家対策を一元化する室の新設を検討しており、今後は空き家対策をワンストップで処理する体制を整え、市民の皆様の利便性向上を図ってまいりたいと考えております。  以上です。 207 ◯議長風野芳之君) 大澤 清君。 208 ◯2番(大澤 清君) そうしますと、この空家等バンクを含めた組織改革──目的とした空き家対策をワンストップで処理できるという組織づくりを実現するならば、結果的に定住促進による地域の活性化や移住促進、つまりは人口減少対策につながる重要な組織編成となるに違いないと私は確信しておりますので、ぜひ組織体制を期待しております。  そして、最後に、時間もたっぷり余っておりますので、神達市長に総括の意味で御答弁いただきたいと思います。お願いします。 209 ◯議長風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 210 ◯市長(神達岳志君) 大澤 清議員の質問に答弁をさせていただきます。  空き家対策については、大澤議員初志一貫、何度もこの質問を議員として、また専門家の立場、観点からもさまざまな、前向きな御提案、また御指導をいただいていますことに本当に改めて感謝と敬意を申し上げたいと思います。  大澤議員が紹介をしていただいたとおり、国において空家の特措法が施行されまして、本年、常総市においても空家の対策協議会が設立をして、これまでその対策協議会においてもさまざまな議論を展開しているところでありますし、進捗状況としては先ほど担当部長からも説明をさせていただいたとおりであります。  この協議会においても、弁護士、または司法書士、行政書士、不動産業者、不動産鑑定士、さまざまな専門家の皆さん、建築士の方も含めていらっしゃいますから、今御指摘のあったさまざまな部分に関してよりスピーディーに、その場でいろいろな法的な問題も解決ができるというメリットとしては、いろいろな形で前向きなことが前進しているというふうにも感じているところであります。  もちろん、この空き家の問題というのは大きく分けて二つ、私はあると思っています。そのうちの一つは、特定空家と言われる、もう存在しているだけで危険性がある、または周りの環境にとって危ない、そういう部分の特定空家をしっかりと行政として把握をして、地域の生活環境を守っていく使命、そのために強制執行までできる法律でもあります。それをしっかりと早期に処理をしていくということが一つ挙げられます。  もう一方では、今、大澤議員が御指摘をいただいたとおり、地域の資源としてとらえて、これを移住促進や、この空き家を利用した地域のコミュニティの創出や、またいろいろな形での空き家を利活用できるアイデアだったりという制度を設計することによって、定住促進につなげるという利活用の部分にあると思っています。  この両輪、しっかりとこれを運営させていくには、今現状スタートしたばかりでありますけれども、市民の皆さんの問い合わせ、傾向も見えてまいりました。そういう部分も含めて、じゃあ、どういった支援制度があれば、こういった定住促進策、また移住促進策に結びつけられるか、または登録制度をもっと周知ができるか、そういう観点で新たな制度を模索する上でも、今担当課が2部署にまたがっているという部分で、その問題は生活環境課、この問題は都市計画課ということでなくて、市民の皆さんから空き家の利活用に関して問い合わせがあった場合にはワンストップで、そこで受け答えができて、その場で解決ができる、またすぐに空家等対策協議会にかけて専門家の皆さんの御意見も周知をしながら、スピード感を持って対応ができる、そういう仕組みづくりとしても組織の編成をお願いしているところでもございます。  いずれにしましても、この地域の資源である空き家という部分は、東京にこれだけ近くて、圏央道も開通をして、そして土地の値段もよかったか悪かったか下がっているという部分も含めて、この地域の特異性としては常総市は立地的にも可能性があるというふうにも感じておりますから、そういう部分も含めて定住促進、またはいきいき住マイル補助金も含めて、制度設計を改めて来年度実施していきたいというふうに思いますので、引き続きの御指導、御鞭撻をお願い申し上げて、答弁にかえさせていただきます。ありがとうございます。 211 ◯議長風野芳之君) 大澤 清君。 212 ◯2番(大澤 清君) 神達市長、ありがとうございます。神達市長が掲げます防災先進都市を目指す以外にも、空き家対策先進都市になりますよう心から御期待、御祈念いたしまして、今回の一般質問を閉じさせていただきます。御答弁ありがとうございました。
       ─────────────────────────────────  散会の宣告 213 ◯議長風野芳之君) 本日の一般質問はこの程度にとどめ、散会といたします。                 午後3時15分散会 当サイトのコンテンツ(文章、画像、図表)は、常総市議会の著作物です。無断で複製、転載することを禁止します。 Copyright (c) Joso City Council Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...