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  1. 常総市議会 2018-11-01
    常総市:平成30年11月定例会議(第14回会議) 本文


    取得元: 常総市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              〔議長風野芳之君議長席に着く〕  開 議 ◯議長(風野芳之君) おはようございます。  御報告申し上げます。ただいまの出席議員数は20名であります。    ─────────────────────────────────                 午前10時00分開議 2 ◯議長(風野芳之君) これより第14回会議を開きます。  別紙会議日程により議事を進めます。    ─────────────────────────────────  日程第1 一般質問 3 ◯議長(風野芳之君) 日程第1に入ります。  昨日の会議に引き続き一般質問を行います。通告順に従いまして発言を許します。  なお、質問並びに答弁は簡潔明瞭に行うよう、議事進行に御協力をお願いいたします。  最初に、14番遠藤正信君。                〔14番遠藤正信君登壇〕 4 ◯14番(遠藤正信君) 皆さん、おはようございます。14番の遠藤正信でございます。通告に基づきまして質問いたしたいと思います。  初めに、小中学校不登校の現状について伺います。  文部科学省によると、不登校とは、また病気や経済的な理由を除き何らかの要因で登校しない、登校したくても登校ができない、不登校のカウントは年間30日以上欠席した児童生徒を不登校とするとあるが、その点について初めに質問いたします。答弁のほう、よろしくお願いします。 5 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。教育長。
                〔教育委員会教育長岡野克巳君登壇〕 6 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) おはようございます。それでは、遠藤議員の御質問にお答えさせていただきます。  まず初めに、不登校問題につきましては、教育委員会、これは県、文科省といたしましても重大な、現実的な課題としてとらえております。そして、このような場で発言させていただけることも、その重大なことを共有できるものとして感謝申し上げます。  今の御質問で、まず不登校の定義、まさしく今、遠藤議員がおっしゃってくださったとおりでございます。そして、不登校のカウントにつきましては、年間30日以上ということで、これは統計上の定義としてそのとおりでございます。 7 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 8 ◯14番(遠藤正信君) 答弁ありがとうございました。それでは、通告をしておりました小学校、中学校の児童生徒の不登校人数は、現在常総市では何人か。それから、データがあれば過去5年、10年、不登校者数の推移についてお尋ねをいたします。  また、あわせて、要因はどういったものか、同じでありますけども、原因についてはどういったあれが考えられるか、その点について答弁をお願いいたします。 9 ◯議長(風野芳之君) 教育長。             〔教育委員会教育長岡野克巳君登壇〕 10 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  二つ、あったかと思います。まずは人数、そして要因ということですが、人数につきまして、先ほど申し上げましたとおり年間30日という定義がございますので、今年度の数字はまだ流動的ということで、ちょっと控えさせていただきたいと思います。  小学校、中学校ごとに、ちょっと5年間の数字を申し上げますので、よろしくお願いいたします。まず小学校ですが、5年間というのは25年度から29年度ということで、25年度最初から申し上げます。小学校、10名、16名、9名、13名、21名。中学校、申し上げます。55、45、59、61、63ということで推移してございます。  続きまして、要因という質問でございますが、直近の29年度では、いじめがゼロ、いじめを除く友人関係が34、教職員との関係が2、学業の不振が15、進路に係る不安が1、部活動の不適応が2、学校の決まりが2、家庭に係る状況が28人となっております。これは、一人に一番当てはまると思われるもの一つということで、数字的には全部足すと先ほどの統計と一緒になるはずですが、ただし、要因につきましては、これはさまざまな要因が複雑に絡んでおりますので、あくまでも今は統計上ということで申し上げました。  以上でございます。 11 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 12 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございました。やはり全国的に、それでは茨城県の教育委員会の報告では、小学校が2年連続、中学校では5年連続ふえたと伺ったが、常総市は今そういった状況で聞いてあったとおりだと思います。  それで、その不登校の要因で、いじめを除く友人関係をめぐる問題ですから、いじめはゼロであるという報告でありました。現実的に、私もこれ、実を言うと質問する経緯というのは、やはり保護者から、なかなか先生にも言えない、親にもなかなか言わなかった。しかし、親としてみれば現実的に何とか普通の子どものように学校に行ってほしい、いろいろな、るるお話も伺いました。私も、正直言って経験もございます。過去にもね。そういったとき、どうしても、まだやっぱり保護者、父兄の、やはり御年配の方がいらっしゃればまだ楽観的というか、いやあ、学校のことだけじゃなくて、社会に行ってからの問題だから、そんなに厳しく言わなくても。でも、私もやはりそのときに考えたことは、自分自身だったらどうなのかなという判断でお話をした経緯があるんですね。実際問題、ここは、常総市はいじめはないというような私も御報告はいただいたわけでありますけども、やはりこの進学校、例えば高校とか──大学ぐらいになったらそう問題はないでしょうけども、実際問題は言えなかったという、そういう回答も相当あるんですね。  ですから、そういったところを心していただきながら、いじめは除くということで、一番多いのが友人関係の問題であるというふうに、常総市の場合は今御説明あったとおりだと思うんです。ですから、そういった考えたときの、要するに、今実際問題常総市にはかしのきスクールがありますよね。だから、学校教育に関して、また集団教育になじめないと断定しては失礼かとも考えますが、では、角度を変えて、次の第2のほうに入っていくわけですけども、共通した教育委員会なのでお話ししますが、初めにかしのきスクールに通う児童生徒の人数と過去の5年間の経緯について、もし述べられる部分があったら教えていただきたいと思います。 13 ◯議長(風野芳之君) 教育長。             〔教育委員会教育長岡野克巳君登壇〕 14 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) 遠藤議員の御質問、かしのきスクールについてでございます。  かしのきスクールは、正式名称は常総市適応指導教室というものでございます。通称かしのきスクールということで、簡単に言いますと、石下庁舎の西側にある、お城の北側といいますか──にある適応指導教室でございます。  ここには、さまざまな要因で学校に通学できない児童生徒が通室しております。その人数ということでしたので、まず最初、直近の今年度につきましては9名が通室してございます。ちなみに、25年度から、先ほどと同じように数字をちょっと言わせていただきますと、14、24、24、19、18、そして30年度が9という人数でございます。  昨年度通室しておりました中学校3年生につきましては、全員が目的の進路に進むことができたという状況がございます。あくまでも不登校ということで、それを全否定するのではなくて、義務教育の中で、それを終わった時点で自立、将来に向けて自立ということで、学校教育との中で適応指導教室が設置されているということで御理解いただければと思います。  以上でございます。 15 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 16 ◯14番(遠藤正信君) 答弁ありがとうございました。やっぱり、それでは不登校児童生徒の学校復帰ということは、最大の目標であると思うんですよね。不登校の生徒に対して、児童に対して。私、考えるのは、結果のみを目標にせずに、将来的、社会的自立の視点に立ち、そして児童生徒のさまざまな状況に応じた支援の働きこそが、私も最も大切と考えるわけであります。  現実的に、県の数字から見ると常総市はそんなに推移が大きく変わっているわけではございません。しかしながら、少しずつふえていることも事実でありますので、そういった観点で、それでは教育長に、大変失礼ですけども、その義務教育の定義というか、それならば、今私も話したんですが、全くそのとおりかどうか知りませんけども、そういったところで述べていただける部分がありましたら簡潔に答弁をいただきたいと思います。 17 ◯議長(風野芳之君) 教育長。             〔教育委員会教育長岡野克巳君登壇〕 18 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) お答えさせていただきます。  遠藤議員の質問の流れから一応理解しまして、義務教育の定義ということで、将来自立に向けてということを踏まえますと、基本的には進級や卒業の問題かと私、今ちょっと解釈させていただいて、お答えさせていただきます。  義務教育の中では、基本的に進級、修了という言葉も使いますけども、卒業の認定は、日本という国の中では現実どのようになっているかと申し上げますと、簡単に言いますと年齢主義ということが根底にございます。ですから、入学する年齢が来たら小学校に入学する、そして適切な義務教育を受けて進級をする。それで、進級の認定はどのようにするのかということですが、現実的に出席日数のようなきちんとしたスケールがあるわけではございません。簡単に一言で言いますと、児童生徒の平素の成績を評価して進級を認めるということになっております。ですから、学校に通っていない、通えない、適応指導教室に行っている子でも、そこで義務教育の中の学習を受ける、時には担任がそちらに出向いていったり、不登校の子でも家庭訪問して適切な課題のやりとりをする、そのような現状はございます。卒業につきましても、平素の成績を評価して卒業を認定するという状況でございます。  以上です。 19 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 20 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございました。やはり、こうして悩んでいる方もいらっしゃると思うんですね。子どもさんが親の思うように、どうしても他の子、隣の子とか、近所の子どもを比較して、どうして我が子どもは学校になじめるというか、行けないんだろうと、なかなか親にもそういう話もできないと。しかし、親としても無理無理学校へ連れていっても、やっぱり大変な負担になって、途中帰ってくるというようなお話でした。だから、どういうふうな規定で、自立することはもちろんでありますけども、目標というのは卒業するだけではないかもしれません。一つの過程として、やはり義務教育は皆さんのお子さんと一緒のように、切実な願いとして卒業させてあげたいと思うのが親ではないでしょうかと私は考える次第なんですね。  そういった形で、現実的に年齢主義と、それだけ端的に言っては失礼だと思いますけども、そういった、私も経験したときは実際思いませんでした。何とかして子どもを連れていってあげよう、可能ならば一緒に授業に出るなり、何らかの形でと、こういうあれもありました。いろいろな先生の御配慮や、いろいろな周りのそういうサポートがあって、通常、正規の学校のほうに通うことができたと、こういう私も経験というか、ありました。  ひとつ、そういった形で、今人数的には確かに少ないようでありますけども、今、教育長からは、例えば学校に出席できない、結果的に、かしのきスクールがどうというんじゃないですが、そちらも、いずれの形でも不登校という範囲にある、その形であっても、先生が自宅に向かって、いろいろな形で最小限のそういった教育というんですかね。道徳を教えていただけるということで、そういった知らない人もいらっしゃると思うんですね。どうかひとつ、そういった形で、最終的なそういう経過をあれして教えていただくならば、多分おっしゃっていると思うけど、やはり父兄のほうもそんなに慌てないし、少し構えて、親が何としてもそうさせてあげたいと、子どもは学校へ行きたくないと言っても、行かせたいという気持ちと、なかなかかみ合わないというか。ですから、やはり一つ言えることは、保護者に対して、父兄に対してやっぱりゆとりを持って、悠然と、楽観主義というか、そういう気持ちで子どもに接していただければ、少し悩みも解消するのかなと、今感じた次第でございます。  どうか、いろいろな形で、たくさんのそういう諸問題もあったり、経験豊富な皆様の、先生のもとで教育をしていただいているわけでございますので、自信を持ってそういった形で常総市の教育を今後とも継続して進めていただきたい、こういう要望をして第1の質問は終了したいと思います。ありがとうございます。 21 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。  遠藤正信君、質問を継続してください。 22 ◯14番(遠藤正信君) それでは、第2項目の質問に移りたいと思います。  第2問目には、公共施設命名権ネーミングライツ、現状についてということで質問させていただいております。  実はちょっと、これは外れるかもしれませんけども、このネーミングライツ、この部分については、私は広報紙の、要するに広告についてということで平成19年3月に第1回目の質問をさせていただきました。実際問題、これから答弁のところで出てくれば、先に言ってはあれでしょうけども、ネーミングライツについては既に常総市は3年契約をされて、実績もあるということは事実でありますけども、ちょっとその経緯についてお話をさせていただきたいと思います。  短いものですから、ちょっと若干読んでみたいと思うんですが、19年3月に、広報紙への有料広告の掲載は昨年7月末で全国の市町村の14.9%を占めていると。しかし、まだ常総市はそういったことは実施されていないと。当市においても健全な財政運営を進めるため、広報作成費用の財源の一部確保や地域経済の活性化につながるものと思われるから、有料広告を掲載してはどうかということで、実は第1回目の質問をしているんですね。  このときの答弁はこういった答弁でございました。広報紙への有料広告掲載は、財政難の進む中、自主財源の確保の意味合いからここ数年掲載する自治体がふえてきているが、しかし、公共性の高い広報紙に企業広告を掲載することで行政の公平、中立性を保てるか、また地元タウン誌、業者への圧迫など課題があり、慎重に検討する必要があると、こういう答弁なんですよ、第1回目。実際。もう今は、どこの市町村も広報紙に掲載するというのは当たり前のようになってきているんですね。  実は私も、検討するということを言われました。答弁者にかなり、しつこいようでありますけども、今度は自席に行って、ここはどうだ、ああだということを言いました。でも、現実なかなか進まない。検討というのは結果じゃありませんので、私は今度、じゃあ茨城県でどういったところがあるんだということで、一番近くの結城市をはじめ、いろいろな実施しているところへ行ってまいりました。しかし、まだ、それでも自信をつかめないので、福島県の二本松、そして私の生まれたところの山形県の米沢市にも行ってまいりました。しかしながら、いろいろな形で、今、マスコミにも騒がれるけど、問題あると困るので、私は即さま、米沢市は生まれ故郷でありました。私も同級生が、役所にいる人がちょうど退職した時期なんですね。それで、遠藤さん、地元へ来たんだから、少し、米沢市も変わったから、時間があれば案内しますと言われたんですが、いやいや違いますと、私は公務で来たのですぐ帰らせてもらいますということで、新幹線の米沢駅まで送っていただいて、すぐ帰ってきた経緯がございます。  それで、再び平成20年12月に質問させていただき、そして今の結果に至っているわけでございます。この当時、副市長はその後、県の出向で副市長としてこちらに配属されました。大変広報紙に関しては、啓蒙して、公示してもなかなか埋まらないというか、広告を出される業者が少なくて最初は非常に苦労したというお話も伺いました。私自身もそういった形で企業に行った趣がございます。  そういった意味から、今回は公共施設の命名権者を今後公募する考えはあるかどうかをお聞かせいただきたいです。答弁のほう、よろしくお願いいたします。 23 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。教育部長。             〔教育委員会教育部長沼尻秀子君登壇〕 24 ◯教育委員会教育部長(沼尻秀子君) おはようございます。遠藤議員の御質問にお答えいたします。  既にスポーツ振興課が所管する吉野サン・ビレッジサッカー場については、遠藤議員がおっしゃるように、これまでもネーミングライツスポンサーがございました。現在も吉野サン・ビレッジサッカー場については、平成29年度に人工芝の全面張りかえを実施し、改めて命名権者を募集しているところでございます。今後は、それ以外の社会体育施設についてもネーミングライツスポンサーを募集するとともに、体育館などへの有料広告についても、実際、現在も実施はしているところですが、さらにお願いすべく積極的に営業をしまして、新たな財源確保に努めてまいりたいと思います。  以上でございます。 25 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 26 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございました。やってもらえるということですから、これ以上のことはありませんけども、現実、私もこの質問に当たって、茨城県でも近隣の市町村でかなり積極的に推進している話も伺っておりますので、もしよろしかったら、これ以上の答えはないと思うんですけども、そういった状況があったら、茨城県でのあれ、ありましたら教えていただけますか。 27 ◯議長(風野芳之君) 教育部長。 28 ◯教育委員会教育部長(沼尻秀子君) お答えいたします。  県内には、4市7施設がございまして、近隣では土浦市営球場がJ:COMスタジアム土浦、またつくば市のフットボールスタジアムつくばがセキショウ・チャレンジスタジアムと命名されています。  以上でございます。 29 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 30 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございました。実はちょっと議長にもお許しを得ましたので、新聞に掲載されてあるものが若干ありました。これは土浦市の例であります。今、つくばの例もおっしゃられましたけども、市は命名権により施設の運用資金などを調達する考え、あわせて優良スポンサーのブランド力により知名度の向上を図ると。11施設を公募していると、こういうふうにあるんですね。金額的には、年間で30万から、やはり100万、100万以上のものがあると、こういうふうに掲載されておりました。ぜひ検討して、常総市も今、推進はしているんですが、なかなか回らないところも。  このマル英サッカー場に関しては、3年間、消費税を含まず、年100万ということでここに掲載されておりますよね。ぜひこういった形で公募していただき、かつ、市の広報紙の話に戻りますけども、当初は常総市の執行部もさっきお話ししたような状況でありました。今はこういった形で、やはり施設の運営、そういうスポーツ振興であればそういった形の運用資金などにも活用できるわけであります。ですから、私は今回共助というか、やはり広告なんかを考えると、一般紙にはたくさん土曜日とか入ってきます。でも、必要なものはやはり保管して、計画すると思うんですけど、必要ないものは、失礼ですけど、私の例だけですけども、別に必要ないというか、さっと目を通して、ぱっとそのままに処分されるというような感じなんですね。だから、広報紙の場合なんかはやはり大切にとっている人が多いと思うんです。まして、この公共施設のネーミングのスポンサーのあれというのは看板、私もつくばなんか行くときは非常に、あのマル英さんのあれ、見えましたよね。ああ、すばらしいんだな、やはり地元に貢献し、そして事業の拡大を図りながら、健全なそういう経営方針を立てておられるということで、ですから、どうかそういった形で、もうちょっとアピールしながら、ぜひ実行に移していただきたいことを希望しまして質問を終わりたいと思います。大変ありがとうございました。 31 ◯議長(風野芳之君) この際、暫時休憩といたします。                 午前10時29分休憩    ─────────────────────────────────                 午前10時39分再開 32 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、8番小林 剛君。                〔8番小林 剛君登壇〕 33 ◯8番(小林 剛君) おはようございます。8番小林でございます。通告に基づきまして、職員等包括管理業務委託について質問をいたします。  まず初めに、職員数とその総支給額についてということで、職員数については一般職員、臨時職員、再任用、期日、障がい者雇用についてお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 34 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。総務部長。               〔総務部長荒木悟志君登壇〕 35 ◯総務部長(荒木悟志君) おはようございます。小林議員の御質問にお答えいたします。  平成29年度の職員数と給与支給額につきましては、一般職員が493人で約24億9,956万円、保健師・社会福祉士・建築技師・土木技師などの技術職員が31人で約1億5,601万円、再任用職員が常勤職員5人、短時間勤務職員19人の合計24人で約5,852万円、臨時職員が短時間・短期間のものを含めまして376人で約4億1,621万円です。臨時職員を含めました総職員数につきましては924人で、給与の総支給額が約31億3,030万円となっております。  以上でございます。 36 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 37 ◯8番(小林 剛君) ありがとうございます。先ほど申し忘れました。質問を簡潔に行いますので、答弁のほうも簡潔によろしくお願いします。  今の答弁から、常総市の人口から、また規模からいってこの職員数は適正かどうかについてお聞きします。 38 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 39 ◯総務部長(荒木悟志君) 適正であると考えております。 40 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 41 ◯8番(小林 剛君) それでは今、適正ということですので、これは後でまた聞きたいと思います。  それでは、この技術職員と障がい者就業の給与、これは一般職員と同じかどうか、お聞きします。 42 ◯議長(風野芳之君) 人事課長。 43 ◯人事課長(植竹順一君) 答弁させていただきます。  専門職につきましては、専門性もございますので、事務職より多少、4号給ほど高くなっております。それで、障がい者については事務職と同じ給料となっております。  以上となります。 44 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 45 ◯8番(小林 剛君) ありがとうございました。これは、技術職員も一緒なのかなというふうに思ったので、やはりそれなりに勉強もして、時間も使って、お金もかけてということなので、手当は特別につけるべきかなというふうに思っていたんですが、そのようにやっているということで了解しました。  それでは、2番目、技術職員について伺います。  技術職員として採用しているのか、これは初めから。それとも、たまたま資格を持っていたからその課に回したとか、採用後、必要に迫られて取得させたものかということでお答えいただきたいと思います。 46 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 47 ◯総務部長(荒木悟志君) 最初から採用しているところです。 48 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 49 ◯8番(小林 剛君) わかりました。建築技師が2名、土木技師が3名ということですが、これではちょっと少な過ぎるような気もするんですね。電気関係であるとか、設備とか、そういうプロの知識を持った職員、こういう職員も必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 50 ◯議長(風野芳之君) 人事課長。
    51 ◯人事課長(植竹順一君) 答弁させていただきます。  まず、建築技師ですが、やはり今年度募集をいたしました。それで、1級建築士の資格を対象としました建築技師、それとやはり1級建築士の資格だとかなりハードルが高いですので、大学等で専門課程を学んだ者を対象としました建築技術者の募集を行いました。しかし、残念ながら応募者はなかったところです。  それで、電気等に関しましても、今後必要性に応じまして募集、採用をしていきたいと考えております。  以上となります。 52 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 53 ◯8番(小林 剛君) わかりました。電気関係や設備関係というのは、やっぱり管理する上ではいろいろな知識を持った人が必要ではないかなというふうに思いますので、これは引き続きふやしていったらいいかなというふうに思っております。  それでは、3番目の障がい者雇用についてお聞きします。  障がい者雇用について、その率については、ことし4月に2.5%という枠ができたと思うんですけども、その枠はクリアしているように思います。それで、この障がい者就業13名のうちの障害者手帳を持っている方は何名いらっしゃいますか。 54 ◯議長(風野芳之君) 人事課長。 55 ◯人事課長(植竹順一君) 答弁させていただきます。  最初に、対象者といたします障がい者について、身体障害者につきましては、身体障害者手帳1級から6級に該当する者となっております。知的障害者につきましては、児童相談所などで知的障害者と認定をされた者、そして精神障害者につきましては、精神保健福祉手帳の交付者となっております。  それで、その内訳等につきましては、厚生労働省からのプライバシーに配慮した障害者把握・確認ガイドラインに準じた適正な取り扱いを行うこととなっております。その中で、個人の情報を雇用状況の報告以外では利用してはならず、実際の障がい者数の数も個人が特定される可能性があるため、公表することはできないとされております。このことについては、先日茨城労働局にも確認をいたしましたので、御理解のほどお願いいたします。 56 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 57 ◯8番(小林 剛君) 障害者手帳を何名持っているかというだけでも、個人情報ということになるということですか。じゃあ、この手帳の種類を聞こう。 58 ◯議長(風野芳之君) 挙手した上で答弁願います。人事課長。 59 ◯人事課長(植竹順一君) 答弁します。  そちらについても確認いたしたところ、個人情報に当たるため公表できないということになっております。 60 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 61 ◯8番(小林 剛君) それでいいんですね。わかりました。それでは、手帳を持っているのが何名か答えられないということですね。それと、手帳は持っていなくても数には入るんですよね。それはどういう状況の方でしょう。 62 ◯議長(風野芳之君) 人事課長。 63 ◯人事課長(植竹順一君) 当市におきましては、毎年6月1日現在で全職員に対して障がい害者の法定雇用率報告のために協力をいただいているところです。それで、報告は任意ですので、報告があった職員につきましては本人同意のもと手帳の確認及び報告を受けているので、手帳の取得者のみの報告となっております。 64 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 65 ◯8番(小林 剛君) ということは、全員手帳を持っているということですね。 66 ◯議長(風野芳之君) 人事課長。 67 ◯人事課長(植竹順一君) 当市については、持っている人のみ報告しております。 68 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 69 ◯8番(小林 剛君) その人がその雇用枠に入っているということは、今プライバシーに反すると言っていましたけども、もう既に漏れちゃったんじゃないですか。手帳を持っている人の確認をして、それを雇用枠のほうに、自己申告があって、手帳を確認して、それで入れているのであれば、全員手帳を持っているというふうに判断していいんですかね。 70 ◯議長(風野芳之君) 人事課長。 71 ◯人事課長(植竹順一君) 繰り返しになりますが、当市では手帳の取得というか、報告があったものだけの数を報告させていただいています。 72 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 73 ◯8番(小林 剛君) 報告があったものだけ報告しているというのは、どこに報告しているんですか、これ。今、私はそれを確認しているわけなんですけども。 74 ◯議長(風野芳之君) 人事課長。 75 ◯人事課長(植竹順一君) 報告につきましては、6月1日現在の数字を、ハローワークを通しまして厚生労働省のほうに報告をしております。 76 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 77 ◯8番(小林 剛君) わかりました。ただ、先ほど聞きたかったのは、障がい者雇用では手帳を持っている持っていないにもかかわらず、雇用の枠の中に入るということですよねということなんです。それは、例えばどういうものがあるのか。 78 ◯議長(風野芳之君) 人事課長。 79 ◯人事課長(植竹順一君) 手帳を持っていない障がい者につきましては、例えば児童相談所などで知的障害者と判定を受けた者となります。 80 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 81 ◯8番(小林 剛君) ということは、手帳を持っていますよね。それと、これは採用時から障がい者として雇用しているのか。採用後、その枠に入った者もいるのかどうか。いるとすれば、どういう人が入っているのか。 82 ◯議長(風野芳之君) 人事課長。 83 ◯人事課長(植竹順一君) お答えします。  当市においては、今までのところ障がい者を対象とした採用試験は実施しておりません。事務職で採用試験を受けて、それで採用になった職員のうちに、もともと手帳とか持っている者もいますし、市に就職後に体をこわしたりで手帳を取得した者もいます。  以上です。 84 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 85 ◯8番(小林 剛君) 採用時からではないということで、その後に確認して枠のほうに入れたということと、それはわかりました。その後で、それは恐らく採用時にすぐにわかることだと思うんですよね。それから、採用されて何年か後に何らかの理由で障がい者になったという方もいると思うんですが、それはどういった障がいの方なんでしょうかということをお聞きします。 86 ◯議長(風野芳之君) 人事課長。 87 ◯人事課長(植竹順一君) お答えします。  事故等で身体のほうに障がいを受けた人もいますし、やはり最近多いのは、心の病で長期療養休暇を取得していて、まだその手帳までの交付には至っていないんですが、障がい者雇用の雇用率に入るような職員もいるのが現状であります。 88 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 89 ◯8番(小林 剛君) わかりました。このことは、国や県、これは障がい者雇用で水増しがあったということを報道されておりますけども、常総市にあってはいかがなものなのかということで、これはこの場で、個人情報ということで知り得ないので、なかなか一般質問の中では難しいのかなというふうに思います。しかし、これを調べる方法はあります。ということなので、水増しが常総市はないということでよろしいのか、水増しはあるということなのか、これは議事録に載りますので、慎重に答弁をお願いしたいと思います。 90 ◯議長(風野芳之君) 人事課長。 91 ◯人事課長(植竹順一君) お答えいたします。  今年9月に、やはり再点検の依頼がありました。この中で、当市では手帳の確認と本人からの報告を受けているため通報書の修正は必要ないことから、その旨を報告いたしました。そのため、水増しはしておりません。よろしくお願いします。 92 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 93 ◯8番(小林 剛君) 水増しはないということでよろしいかと思います。ありがとうございます。なかなか言い切れるのか、言い切れないのか、ちょっと心配だったんですが、それをこの場では信用していきたいというふうに思います。  それでは、4番目の質問に入ります。包括管理業務委託とはどういうものか。  これは、執行部のほうから提案がなされました。それで、東村山のほうにも研修に行ってまいりました。また、建設経済委員会、総務委員会では長野のほうにも研修に行っております。このことについて、市民は包括管理業務委託とはどういうものか、わからないかと思いますので、ここで説明をしていただきたいというふうに思います。 94 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。総務部長。 95 ◯総務部長(荒木悟志君) それでは、包括管理業務委託についてお答えいたします。  人口減少による税収や普通交付税の減少、さらに急激な少子高齢化の進行による扶助費などの経常経費の増大によりまして、市の財政はますます厳しさを増しているところであります。  しかしながら、当市の多くの公共施設は建設後30年を超えておりまして、老朽化が進行している状況で、行政といたしましては将来にわたり市民のために公共施設を適切に維持し、公共サービスを提供し続けていく必要がございます。公共施設を適切な状態に維持管理していくためには、建設後も建設費用の数倍と言われる維持管理費用が必要となってきます。この問題に対応するためには、選択と集中の観点から施設総量の削減や配置の見直し、機能の複合化や長寿命化による費用の平準化など、公共施設マネジメントを推進することによって限られた予算を効率的に配分し、緊急度の高いものから順次投資していく必要があると考えられます。  現在、公共施設を維持管理するための業務は、施設を所管している課においてそれぞれの仕様によって業務がおのおの個別に発注されている状況でありますので、包括施設管理業務はそれを一本に取りまとめて管理委託するものであります。多くの公共施設を包括的に管理することにより、公共施設の状況や課題が統一化された仕様によりまして評価・検証が可能となりまして、公共施設の更新問題・最適化を推進していくための重要な基礎的情報が得られることとなります。  さらに、建築物の維持管理についての専門業者と官民連携を進めることによりまして、これまで施設管理に携わってきた職員を他の業務へ充当することが可能となり、施設管理に係る職員の人件費の削減を図ることができるようになります。これは、より安全、安心な施設を提供できるとともに、市税収入の最適投資にもつながることから、市民の方にとっても大きなメリットであると考えているところです。  以上でございます。 96 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 97 ◯8番(小林 剛君) ありがとうございます。それでは、想定される包括管理業務委託の範囲と契約額はどのように見ているのか、お聞かせ願います。また、契約年数もお願いします。 98 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 99 ◯総務部長(荒木悟志君) お答えいたします。  現在検討しております包括施設管理の業務範囲は、道路・水路・上下水道・公園街路などの土木分野の維持管理業務を除きまして、市全体の公共建築物における設備機器の維持管理や法律で定められた保守点検業務などが該当になります。市全体で86施設247業務が委託範囲と考えております。  予算額につきましては、来年度予定されております消費増税や昨今の人件費高騰による変動などを考慮しながら、各課による施設維持管理に係る平成31年度当初予算要求額を参考に現在検討中ではございますが、平成28年度の契約をベースとしますと約1億2,000万円の既存経費に、各施設の定期巡回や24時間体制による緊急対応、適切に維持管理するための修繕計画の提案業務、施設を有効活用し、収支や利用状況を改善する提案業務などの包括施設管理事業者の管理経費として3,000万円を計上いたしまして、合計年額1億5,000万円で5年間の複数年度契約としたいと考えているところでございます。 100 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 101 ◯8番(小林 剛君) ありがとうございます。年間1億5,000万掛ける5年の契約ということですね。そして、この管理業務の委託を受けられる業者というは、これは市内にはおりませんよね。 102 ◯議長(風野芳之君) 行政経営課長。 103 ◯行政経営課長(小林寛明君) 御質問にお答えいたします。  市内では、この包括委託を請け負う業者、管理業者になると思うんですが、いないと考えております。  以上です。 104 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 105 ◯8番(小林 剛君) これを、心配なのは、大手の業者が受けたときに、今は市では個別に事業とか修理とか、そういうものは発注しているということを、一括で今度は市内にはいない業者が、大手が、今度はそこから振り分けるということでよろしいでしょうか。 106 ◯議長(風野芳之君) 行政経営課長。 107 ◯行政経営課長(小林寛明君) 御答弁を申し上げます。  おっしゃるとおりでございます。 108 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 109 ◯8番(小林 剛君) そうなりますと、市内業者への発注が減るのではないかという心配があるわけですね。その辺、どうなんでしょう。 110 ◯議長(風野芳之君) 行政経営課長。 111 ◯行政経営課長(小林寛明君) 御答弁申し上げます。  この包括施設管理業務につきましては、やはり初めての試みということもございまして、昨年度対話型による市場調査ということで10事業者にそういった聞き取りを、包括委託のほうを請け負う希望というか、考えのある10事業者に聞き取りを行いましたところ、すべての事業者がやはり地元の、今既存の施設管理等を行っている地元の事業者と連携して進めたいということでございました。  以上でございます。 112 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 113 ◯8番(小林 剛君) わかりました。これまでは適正であるという職員数、先ほど適正であるというふうにお答えいただきましたけども、適正である数で今まで仕事をやってきたわけですね、管理の業務。そうしますと、職員の今までやってきた仕事の量が減るということですと、職員を減らすということでよろしいでしょうか。 114 ◯議長(風野芳之君) 行政経営課長。 115 ◯行政経営課長(小林寛明君) 御答弁させていただきます。  現在、施設管理等を行っている職員なんですけども、16課で20名程度に及んでおります。その中で、施設管理を専門的に行っている部署は学校教育課と生涯学習課なのかなと考えております。それ以外の施設を所管しているところについては、ほかの業務の片手間にやっているという状況ですので、この包括委託ができれば職員数は減るのかなと考えております。 116 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 117 ◯8番(小林 剛君) 減らさなくちゃならないでしょうね。それと、先ほど専門的な職員を採用すべきだと言ったのは、この前、全協の中でも、教育委員会に設計とかそういう話を聞いたってわかるわけないですよね。職員の中でそれに答えられないわけでしょう。だから、やっぱりそういう専門職、専門的な人を入れたらどうかということなんです。  また、財政厳しき折というふうなことでありましたけども、皆さんの自宅はどこかに管理委託していますか。自分のうち、自分で管理していますよね。それで、修理とかあれば自分で発注しているんでしょう。そういうことだよね。だと思いますよ。ということで、市外、県外の業者に市民の貴重な血税を払うよりは、その血税でつくった大事な公共施設は市が管理すべきだというふうに思っております。そのためには、資格や技術を持った職員を採用または取得させ、包括管理課の設置を提案して、小林の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 118 ◯議長(風野芳之君) この際、暫時休憩といたします。                 午前11時08分休憩    ─────────────────────────────────                 午前11時20分再開 119 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
     一般質問を継続いたします。  なお、4番寺田 洋君から資料の配付を求められたものですから、許可いたしております。  次に、4番寺田 洋君。                〔4番寺田 洋君登壇〕 120 ◯4番(寺田 洋君) 4番寺田 洋です。通告に基づきまして、一問一答方式により一般質問させていただきます。議長の許可をいただきましたので、議員の皆様、行政、執行部の皆様に資料を配付させていただきました。後ほど説明させていただきます。  今回は、定住自立圏構想についてとポイントカードについての2点です。最後に述べますとおり、両方を関連づけて考えてくだされば幸いです。早速質問に入ります。  まず、(1)定住自立圏構想について。  1)本年度、定住自立圏構想を検討するということで予算化されましたが、現在の進行状況を説明願います。また、同時に定住自立圏構想そのものについて、簡単にですが、御説明もお願いいたします。 121 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。総務部長。               〔総務部長荒木悟志君登壇〕 122 ◯総務部長(荒木悟志君) それでは、寺田議員の御質問にお答えいたします。  定住自立圏構想は、人口減少、少子高齢化の進行、さらには地方圏から大都市圏への人口流出といった状況を踏まえまして、中心市と近隣市町村が相互に役割分担をし、連携・協力することにより圏域全体として必要な生活機能等を確保しまして、地方圏における定住の受け皿を形成するものであります。定住自立圏構想は、圏域ごとに集約とネットワークの考え方に基づき、人口の定住を図るために必要な生活機能を確保するという観点から、生活機能の強化、結びつきやネットワークの強化、圏域マネジメント能力の強化といった三つの視点ごとに取り組むとされております。  昨年度から、庁内のプロジェクトチーム会議や近隣5市町との勉強会を開催いたしまして、定住自立圏形成の可能性を検討してまいりました。今年度は、定住自立圏における具体的な取り組みを検討するため、各市町の事業担当者によるワーキンググループ会議の開催を予定しておりましたが、各自治体の事情や定住自立圏構想に対する考え方、連携事業の効果面での思いが異なる状況もありまして、本市と近隣5市すべてでの連携は困難な状況となってしまいました。そのため、現在は医療・福祉、公共交通分野などを中心に連携可能な事業を優先して選定した上で、新たな連携の枠組みによる勉強会を開催しようと考えているところでございます。  以上でございます。 123 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 124 ◯4番(寺田 洋君) 常総市は、この中心市になれる権利を持っていると思うんですが、この定住自立圏構想をやるために中心市が当然中心になってやると。声かけというか、構想自体も中心市がつくる、当然声かけも中心市がやるというようなことだと理解しているんですが、そう思ってよろしいんでしょうか。 125 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 126 ◯総務部長(荒木悟志君) おっしゃるとおりでございます。 127 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 128 ◯4番(寺田 洋君) ということは、去年そのワーキンググループ会議が開催できなかったというのは、常総市に何か問題があったんでしょうか。 129 ◯議長(風野芳之君) 行政経営課長。 130 ◯行政経営課長(小林寛明君) 寺田議員の御質問にお答えいたします。  寺田議員おっしゃるように、私どものほうで音頭をとりまして、近隣5市町と、そのときには企画部門の担当課長を集めまして、それぞれ各自治体で課題となっている、もしくは1市で取り組むよりも連携して進めたほうがいいというような事業を洗い出しまして議論はしたところなんですが、やはり先ほど部長の答弁にもございましたように、なかなか各自治体での一つの取り組みに対する思いが異なるところもありまして、正直申し上げまして5市全体でまとめていくことが困難になってしまったということでございます。  以上でございます。 131 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 132 ◯4番(寺田 洋君) ことしの、30年度の予算関係資料の中でも、新規でこれをやろうといただいていまして、国も当然予算化されていますよね。この予算化も結構金額的には大きいものなので、ほかでも、水戸なんかはやっていると思うんですが、せっかく国が推奨しているのに、なおかつ常総市がこの中心市の権利を持っているということなので、みすみす何もできないというのは非常に残念なことだと思うんですが、今のところその手段が見当たらないのが要因じゃないかと思っているんですけど、手段というか、構想が浮かんでこないというのが。何とか実行に移したいと思って、その一助になればいいと思って今回の質問を、最後のポイントカードもこの一助になればいいと思って質問をしております。  2番目に移りますが、2)来年度、この定住自立圏構想を続けるということでよろしいでしょうか。また、予算化されていますか。また、ことしだめだったので、新たな案を考えておりますか。また、中心市宣言をするつもりはありますでしょうか。 133 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。総務部長。 134 ◯総務部長(荒木悟志君) お答えいたします。  来年度につきましては、引き続き定住自立圏構想における具体的な取り組みを検討するため、近隣自治体の職員との人事交流なども進めながら、さらなる機運の醸成を図るとともに、事業担当者によるワーキンググループ会議の開催や先進地視察の費用を予算化いたしまして、作業を進めてまいりたいと考えております。  また、定住自立圏の形成までの手続としましては、中心地による中心地宣言、その後、連携する近隣自治体との定住自立圏形成協定の締結となりますが、協定を締結するにはそれぞれの議会の議決が必要となってきます。そのため、地方自治法第96条第2項の規定による議会の議決すべき事件を定める条例を制定する必要がございます。そのため、中心地宣言につきましては、連携を想定するすべての自治体において条例が制定された後に宣言をしたいと考えているところでございます。 135 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 136 ◯4番(寺田 洋君) この定住自立圏構想は、極端に言えば2市でも可能ということだと聞いておりますが、そういう大きくやらないで、小さく始めるというような考えは今のところありませんでしょうか。 137 ◯議長(風野芳之君) 行政経営課長。 138 ◯行政経営課長(小林寛明君) 御答弁申し上げます。  先ほど、5市全体ではまとまらなくなってしまったということを申し上げたと思うんですけど、今後の進め方としては、我々としては中心市である常総市と連携のできる事業ということで、まず事業から洗い出しまして、今、寺田議員がおっしゃっていたように、まず2市でもできれば、先ほど部長が申しました三つの視点による取り組みですか、これがそろった時点で連携協定が結べればと考えているところでございます。  以上です。 139 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 140 ◯4番(寺田 洋君) きのうの質問でも皆さんが広域の重要性を説いていましたので、これも広域連携の一つだと思うので、ぜひもう少し、ことしは何とか、ことしというか来年は成果を上げられるように頑張っていただきたいと思います。  1番はこれで終わりにします。 141 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移ります。答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。  寺田 洋君、質問を継続してください。 142 ◯4番(寺田 洋君) 2番に移ります。地域循環型ポイントシステムの導入についてという題目なんですが、結論としましては、きょうはこれを実は言いたかったんですが、先ほど皆様にお配りしたこの伊達まちという、見えますでしょうか。このカードと同様、いや、それ以上のものを常総市ないし先ほど言いました広域で発行してみてはどうかという提案です。  同時に、常総市にもいろいろな種類のカードがありますが、それを1枚に統合するということも行いたいと思っております。結果として、地域の活性化、市民の文化生活の向上、知識の習得等をはじめ、同時に財源の確保という面でも寄与すると思いまして、いいことだけの話なのでぜひとも実行してもらいたいと思っております。  具体的に説明します。まず、このポイントカードのメリットからいきますと、発行側、つまり一般的には企業とか商店会ですが、カードを発行することにより来店促進、販売促進、顧客管理、顧客の囲い込み、常連客の確保等が考えられます。自治体におきましては、市民サービスの向上や市民の意識調査などにつながります。また、利用者側にとりましては、ポイントをため、それを通貨がわりに使用できるというメリットがあり、デメリットは全くありません。  また、これが大変重要なことですが、今回考えているカードにおきましては失効ポイント、これを全額自治体、つまり常総市に還元したいと思っております。また、そういうようなシステムです。これがまちづくりの原資となります。失効ポイントというのは、野村総研の調査によりますれば、1兆円の発行ポイントに対して4,000億円と推定されています。失効ポイントの割合が意外と多いのに驚かされると思いますが、この失効ポイントを自治体に還元します。  このポイントなんですが、いろいろな分野まで応用が可能です。以下、ちょっとポイント獲得のいろいろな事例を説明したいと思います。ポイントの種類ですが、たくさんありまして、最も主なものはショッピングポイントです。普通買い物をしてポイントがつくという。そのほか、健康ポイント、自治体でいろいろ、例えば健診とか予防接種ポイント、乳幼児健診とかもつきますし、健康教室ポイントや日常生活ポイントで、例えば体力をつけるようなポイントもポイントとして還元されます。  イベントポイント、これはイベントに参加したり、千姫まつりだったり、常総市の場合ですと防災イベントですか、それなんかにもつきます。それから、歴史遺産、図書館ポイント、坂野家住宅を見学してもポイントがつきますし、図書館で本を借りてもポイントがつきます。  コミュニティポイントサービスとして、ごみ出しをやったり、買い物お手伝い、おしゃべりポイント、高齢者の見守りポイントとしてもポイントがつきます。  スポーツポイント、ミズノさんを巻き込んでのスポーツ教室や、市が主催する各種大会、市の大会においても参加した場合にはつきます。  ボランティアポイント、それから子ども食堂ポイント、ふるさと納税ポイントと、いろいろなポイントが考えられます。消防団ポイント、消防団に入れば、ポイントももちろんつけるということになると思います。また、ポイントはインターネットショッピング、インターネットを使ってもポイントがたまります。ネットポイントも利用し、ポイントをためること、そしてそれを商品と交換することも可能です。  実際の実施に当たっては、できるものから、全部一度にやろうと思わなくて、できるところから実施していけばいいと思っております。  そこで今、常総市がいろいろ実際に実施している政策について少し還元を考えてみたく、説明をお願いしたいと思っております。  1)市民が健康にかかわる活動に参加した場合、その情報を現在把握、分析しておりますか。また、その評価に見合うサービスはありますでしょうか。 143 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。保健福祉部長。              〔保健福祉部長吉原克美君登壇〕 144 ◯保健福祉部長(吉原克美君) それでは、寺田議員の大項目2の1)市民が健康に係る活動に参加した場合、その情報を把握、分析しているか、またその評価に見合うサービスはあるかにつきまして、お答えを申し上げます。  健康に関する事業は、庁内の各課で展開をしております。その中でも、健診や健康教室につきましては、市民に配布している健康手帳に参加状況や血圧値などを記載し、関係各課で情報共有を図っております。健康に対する意識の改善や行動変容が行われているかの分析は、アンケート調査や健診結果をもとに実施しております。また、平成30年2月定例会議の議員全員協議会で報告いたしました健康プランじょうそうの後期計画の策定に際しましても、幼児の保護者・小中学生・成人を対象に健康意識調査アンケートを実施し、食事、運動、睡眠など健康に関する状況の調査・分析を行いました。  この計画は、健康増進法に基づき、健康づくり・疾病予防を積極的に推進するために10年計画で作成したとなっております。平成29年度には中間評価を行い、市の現状と特徴を踏まえ、新たな課題に対応した今後5年間の取り組みをまとめました。市民が主体となり、健康に対する意識の向上と健康づくりの取り組みを支援するための具体的な指針となっております。  ただいま議員の御質問の、その評価に見合うサービスについてでございますが、当市では現在のところ実施はしておりませんが、他市の事例では健康ポイントを導入し、記念品と交換している事例もありますので、このようなポイント制が広く市民の健康維持・増進につながるか研究してまいりたいと思います。  以上でございます。 145 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 146 ◯4番(寺田 洋君) 説明ありがとうございました。皆様にお配りしている、この伊達まちの資料の中にも、健康に関してさまざま書いてあると思うんですね。特に真ん中の、例えば健康づくりポイント、ボーナスポイントというのもありまして、なぜこれを質問したかといいますと、健康であるということは、要はお金がかからない、これから健康に関するお金がどんどんふえていく中で、これを削るということは財政面からもすごくいいことなので、特にこのポイントカードをつくって健康づくりをして、健康に使われる予算を減らそうと、それも主眼に置いておりますので、部長のほうから答弁をしてもらいました。  2番に移りたいと思います。総務省主管の自治体ポイントサービスについて、市ではどのように考えておりますでしょうか。 147 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。市長公室長。               〔市長公室長小林昭仁君登壇〕 148 ◯市長公室長(小林昭仁君) 寺田議員の2番の質問について、お答えします。  自治体ポイント、こちらは平成29年9月に総務省がスタートさせたポイント制度であり、地域の活性化、生活利便性の向上、一番はマイナンバーカードの普及率促進をねらったものと思われます。内容としましては、住民が御自分のマイナンバーカードにポイントをため、そのポイントを地域の商店街での商品購入や公共施設の利用料及びオンラインでの地域特産物の購入などに利用できるということでございます。県内では現在、笠間市で一部実施しているということを伺っております。本市におきましては、マイナンバーカードと連動させてあわせた運用はしていない状況でございます。  自治体によるポイント制度の運用方法につきましては、寺田議員の御指摘にもございましたが、民間事業者が提供するポイントシステムに市独自で構築した地域ポイントカードを乗せて運用する方法と、総務省が主導する、先ほど説明いたしました自治体ポイントという、マイナンバーカードを活用したポイント制度がございます。この自治体ポイントにつきましても、民間事業者が運用するポイントカードと連動し、そのポイントをマイナンバーの自治体ポイントに交換して使用することが可能となっております。  本市におきましても、今年度庁内でワーキンググループを組織し、マイナンバーカードを活用したポイント制度の調査・研究・検討をスタートいたしました。検討内容では、マイナンバーカードの普及促進と市域の利便性の向上といったプラス効果の一方で、そもそもマイナンバーカードの普及率の低さだとか、あとは財源の確保方法等、導入に当たっての不明点や課題等が抽出されました。この総務省の自治体ポイントにつきましては、マイナンバーカードという大切なカードを利用する仕組みでありますので、民間のポイントカードシステムとの連動も含め、慎重に検討を進めていきたいと考えております。  以上でございます。 149 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 150 ◯4番(寺田 洋君) 自分としては、民間カード、こちらのほうでこれをやってみたいなと思っております。ちょっと説明願いたいんですが、この自治体が行う経済応援ポイント、これに協力している企業名、わかっていれば少し列記願えますでしょうか。 151 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 152 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  現在協力している企業等は、ポイントシステムとしてはございません。  以上です。 153 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 154 ◯4番(寺田 洋君) 自治体ポイントをカードにポイントできる会社というのは限られていまして、カードで言えば、皆さん知っている三菱UFJカードとか住友カード、JCBカード、UC、日本航空、全日空、NTTドコモとか、こういったところのカードが自治体ポイントをカードに落とし込めるということになっております。そのほかもあるんですが、私としてはそのほかの、今言った以外の会社をちょっと考えてはおります。後でもう一度、この伊達まちのカードについては説明させていただきますが、とりあえず次の3番目の質問に移りたいと思います。  ポイントカードを常総ふるさと市民の登録の一助として考えられませんでしょうか。 155 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 156 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。ポイントカードをふるさと市民の登録者拡大に活用できないかという御質問にお答えします。  常総ふるさと市民登録制度につきましては、昨日の坂野議員の御質問に答弁させていただいたとおりでございますが、市外の方を対象に常総市に愛着を持ってもらい、かつ常総市を訪れていただき、交流人口及び関係人口の拡大を図るとともに、地域の活性化や移住・定住につなげることを目的として推進しております。  議員御提案の常総ふるさと市民の登録者拡大のポイントカードの活用を考えられないかにつきましては、とても有効なものととらえております。しかしながら、常総ふるさと市民登録制度のメリットが市外の方に大きく、市民には若干メリットが薄いのかなというところもございますので、また、あと協賛店側にポイントシステム導入に係る費用、経費等想定されるため、企業の御理解、御協力が得られるかといった課題が考えられるかと思われます。ふるさと市民登録制度とポイントカードの組み合わせについては、市民にもメリットのある活用方法の調査・研究を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 157 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 158 ◯4番(寺田 洋君) ありがとうございました。もう一度、この伊達まちカード、ちょっと今度は説明させてもらいます。  地域ポイントの、これが一番わかりやすい例なので皆様に配付したんですが、これを見て簡単にわかるとおり、常総カードを例えばつくるとしますよね。そうすると、その常総カードに対しては、ショッピングすればショッピングのポイントがたまる、先ほど出た健康に関することで、例えば健診をすればたまる、図書館に行けばたまる、いろいろなイベントへ行ってもたまる、伊達市がそのものずばりのものをやっているんですが、この伊達市というのは、人口が3万5,000人ぐらいの小さな市なんですね、ごめんなさい、伊達市ですけど。ここで、会員が1万5,000人もいるんですよね。この市は、平成29年度より介護関連活動に参加することによりましてポイントが付加されるというサービスを開始しまして、健康ポイントのモデルケース的な取り組みをしている市なんですね。  そのほかにも、宮城県の気仙沼市がありまして、ここも人口6万5,000人ぐらいの市なんですが、気仙沼市に参加している加盟店マップ、気仙沼クルーカードという名前で発行しているんですが、73店舗、これは3万枚ぐらい発行しているそうです。気仙沼市では、市役所と商工会と観光協会とが一体となって、観光推進機構をつくって、そこが実際は運営しています。  そのほか、沖縄県の竹富町とか、ここはピカリャ~カード、人口は4,000人ぐらいの小さな町なんですが、26の加盟店がありましてこのカードを運用しています。そのほか、宮崎県のひなたカード、山梨県小菅村のこすげ村人カード等が現在発行されております。  常総市でもこれを考えたいんですが、ただ、まだ広域連携でこのカードを発行しているところはありません。常総市ないし常総広域で実現できれば、全国初の事例ということにもなり、注目度も高いと思われ、市の宣伝にも大きく役立つものと思っております。  先ほど質問しました定住自立圏構想の中で、今述べました地域循環型ポイントシステム、ポイントカードなんですが、これを広域で導入できたらと、これが本当は理想だと考えております。広域連携、ますます重要になってくる中で、今こそやらなければならないときが来ていると思っております。  4番の質問、最後の質問に移ります。地域循環ポイントシステムをできることなら広域連携で導入してみてはという提案ですが、常総市ではどのように考えておりますでしょうか。 159 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 160 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  地元の店舗と協力した地域循環型ポイントシステムにつきましては、地域経済の活性化が期待されるほか、失効となったポイントが自治体に還元される仕組みということで、非常に期待が持てるかなと思われます。本市といたしましても、先ほどの答弁と重複するところもございますが、マイナンバーカードの活用、あと検討とあわせ、各施策推進のために発行されているキッズカードやシニアカードといった既存のカードが多くございますので、それと併用した形での使用ができないかということについても調査・検討してまいりたいと思います。  それと、広域連携ということでお話がありましたが、実際その常総市民が守谷、つくば市のほうに購入に行った場合に、その店舗のほうでも協賛が得られればポイントになるということですので、一番いいのは地元で使っていただくのが、一番効力を発するのかと思われるところもございますので、市単独でそのカードの導入を行うメリット、デメリット、また広域で運用するためのメリット、デメリット、この辺を調査・研究して今後進めてまいれればなと思っております。  以上でございます。 161 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。
    162 ◯4番(寺田 洋君) 先ほども少し言いましたが、使うほうにとっては単にポイントがたまるだけで、メリットしかないんですよ。ですので、始まると意外と普及は早くて、今言った伊達市といい、気仙沼だったりも、あっという間に何万枚というカードを発行できるんですね。市民がたくさんカードを持つようになると、自然にその協力店もこれに参加せざるを得ないというか、参加したほうが得だということになってきまして、相乗効果的に伸びるという可能性があるんですよね。  ポイントなので、範囲が広ければ広いほど市民にとっては有利ですし、自治体にとっても広いほうがやりがいがあるんじゃないかと、お金ももうかりますしね、いいと思うんですよね。幸いうちの市長は、周りの近隣市とも仲よくされておりますので、ぜひ市長のお力をもちまして近隣市に声かけもお願いしたいと思うんですが、市長、いかがでしょうか。 163 ◯議長(風野芳之君) 寺田議員、簡潔な質問をお願いしたいんです。 164 ◯4番(寺田 洋君) はい。 165 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 166 ◯市長(神達岳志君) 寺田議員の質問にお答えをいたします。  大変ありがたい御提案をありがとうございます。この件に関しましては、もう既に近隣の首長とも意見交換を進めてさせていただいております。いろいろな制度上の、運用の面であったりとか、行政的な部分の手続であったりとかという部分も含めて、先ほど市長公室長が答弁させていただいたとおり、たくさん今、県で発行しているカードもございますし、マイナンバーカードの発行率もまだまだ低い現状にもあったり、そういったものを統一的に進める上でも貴重な御提案の機会をいただいたと思っておりますので、積極的にスピード感をもって、広域の連携も含めて調査、研究をしてまいりたいと思いますので、さらなる御指導をよろしくお願いしたいと思います。 167 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 168 ◯4番(寺田 洋君) ぜひよろしくお願いいたします。質問を終わります。 169 ◯議長(風野芳之君) この際、暫時休憩といたします。                 午前11時56分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時00分再開 170 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、15番中島亨一君。                〔15番中島亨一君登壇〕 171 ◯15番(中島亨一君) 15番中島です。午後一の質問ということで、目の皮がたるんでくるんじゃないかと思いますが、しっかり聞いてください。  1番目の質問です。国体とオリンピックに向けた市内花いっぱい運動の推進についてということでお聞きします。  市内の市道・県道に草花を飾ることはどうだろうかということで通告をしておきましたが、茨城国体、いきいきゆめ国体ですね。来年の9月28日ごろ始まる予定でなっていますね。県としても、県民運動としてそういうふうな花をいっぱい植えて、県外から来るお客様をお迎えしようと、おもてなししようというふうな企画を持って活動しておるようでございますが、常総市においても市道・県道、またいろいろな施設においてそういうふうな花を飾って行っていくのはよろしいんじゃないかと。  特に現市長は、県会時代に、常総市の水害のときに先頭を切って花をいろいろなところに飾って、復興の一つの起点にしようということで、市民の広場にみんなで集まって、パンジーやら、ユリやら、そういうものを植えて、子どもたちにも手を貸してもらって、そして市内へ配ったということがございます。ですから、来年9月の国体までにはそういうものをしっかりとやったらいいのかなと。  また、ついでですけども、市内が汚いです。大変に汚いです。これは、2日の日にも市内一斉清掃も行われまして、各自治会でそれなりにきれいにしてはいますけども、特に役所の管轄する地域の中が非常に汚くなっています。一つ例を言いますと、ルートインの先に踏み切りがありますけども、あの踏み切りを越えて学習センターへ行く道、これはもう何回言っても、土を取らないから、後から後から草が生えてくる。また、跨線橋の下ですね。踏み切りを渡って左へ行って、また左へ行ってというふうに、コの字型に回っている道路ですけども、あそこのちょうど図書館のとい面になるんですね。あそこはもう汚い、汚いと何回も言っていますけども、これもきれいになっていません。  やっぱり来年、国体の会場になるわけですから、そこら辺はきちんと、花を飾るにしてもまずごみとか雑草をきれいにして、それからやるべきだろうというふうに思います。花いっぱい運動、みんなで力を合わせて、国体、オリンピックと、それに向かって頑張っていきたいというふうに私も考えておりますが、どのように考えているか御答弁いただきたいと思います。よろしくお願いします。 172 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。教育部長。             〔教育委員会教育部長沼尻秀子君登壇〕 173 ◯教育委員会教育部長(沼尻秀子君) 中島議員の御質問にお答えいたします。  来年、茨城県では第74回国民体育大会が、そして翌2020年には東京オリンピックが開催されることから、市民のスポーツへの関心を高めるため、さまざまなイベントでのPR活動を行っているところです。  また、国体推進の取り組みを進める中で、市民の皆さんと協働することを示す市民協働アクションプランを策定し、市民一人一人が主体的にかかわる大会、おもてなしの心で温かく迎える大会など、五つの基本目標を掲げ、花いっぱい運動を実践しています。  茨城県では、平成29年度から花いっぱい運動の試行栽培が始まり、常総市でも県から配布された花苗を市内小中学校の協力により育て、夏に行われたリハーサル大会の競技会場に飾りました。  また、国体に向け花を育てるボランティア登録をしてくださる市民団体や、北水海道や水海道総合体育館周辺の環境美化活動を積極的に実施する団体など、市民ボランティアの活動が広がっています。今後は、こうした取り組みを支援するとともに、市民の皆さんの協力を得ながら、花いっぱい運動を市内全域に広げてまいります。そして、この運動をきっかけに、ごみのない、きれいなまちづくりに発展させ、継続していけるよう推進していきたいと思っております。  以上でございます。 174 ◯議長(風野芳之君) 中島亨一君。 175 ◯15番(中島亨一君) すばらしい答弁ありがとうございます。もう一つつけ加えれば、私は市道とか県道と言いましたけども、そういう道路にも各自治会なんかの協力を得て、道路もやっぱりきれいになっていると、花なんか植えてあるときれいですよね。  私、高校生のころかな、昭和49年に国体がありまして、そのころ、カンナを植えたんですね。覚えていますか。もう50年近く前ですけども、カンナを植えたんです。赤いカンナとか黄色いカンナとかね。カンナっていうの、わかりませんかね。そういうのを結構いろいろなところに植えてあって、今でも名残が少し市内に見受けられるところもあるんです。ですから、そういうふうに市内の競技会場等はもちろんですけども、市道・県道、または要所要所にそういうものを置いて、常総市って花のあるきれいなまちだなというふうになるといいなと思います。  次の質問に続くわけですけども、前回、私たちの会派で、正政会で中之条へ行ってまいりました。中之条カーデンズというところを拝見しまして、これはすばらしいフラワーパークなんですね。そういうのを考えると、まちを花で彩るというのもこれから大切になってくるのかなと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。1問目の質問を終わります。 176 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に入ります。答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。  中島亨一君、質問を継続してください。 177 ◯15番(中島亨一君) それでは、2番目の質問として、常総市ビエンナーレ、トリエンナーレの開催について。  常総市まちなか展覧会のような文化芸術を振興する施策を実施してはどうでしょうかということで、今回は、今お話ししました、会派で研修に行った中之条町で、中之条ビエンナーレというのを開催しております。  ビエンナーレというのは、2年に1回開かれる国際芸術祭ですが、これがすごいんですね。調べたら、ビエンナーレを開催する期間というのは1カ月なんです。1カ月に40万人も50万人も、60万人も観光客が訪れると。それが、2年ごとにその観光客の数が上がっている。そうすると、毎年それをごらんになった方々がリピーターとして来ると。そうすると、観光客が平成21年に75万人だったのが、そのビエンナーレを開催しなくても、28年、おととしですね。おととしには94万人と、やらなくてもそれぐらいふえていると。毎年毎年ふえてきているんです。これは、このビエンナーレの恩恵かなと。  もう一つ、これも昔視察に行ったところでございますけども、小布施町というのがあります。今、総務部長が財政課長のときに各家庭向けの予算書をつくってくれました。それは私、小布施町から取り寄せて、向こうは4色カラー刷りのやつだったんですけども、それを常総市でもつくってくださいということでお願いして、今、区長のところに行っていると思いますけども、その小布施町です。この小布施町も、最初観光客と呼べるような人たちは年間に四、五万人ぐらいと聞きました。私の記憶ですからちょっと違ったら申しわけないですが、要するにそんなに人は来なかったんです。  ところが、あそこに豪商で有名な人がおりまして、葛飾北斎の親友と言ってもいいんじゃないかと思うんですが、その方、高井鴻山という方ですけども、その方の庭を使って北斎館という美術館をつくりました。これによって年々観光客がふえて、これも今、120万人の人がやってくるんです。で、栗を、小布施町といえば栗、何か茨城の栗も幾らか行っているような話を聞きました。栗は茨城が日本一でございますので、小布施だけでは消化し切れないのかなと、消化というか、足らないのかなと思いますけども、そういうふうに芸術を愛する、人の心に潤いをもたらす、そのためにはそういうふうな芸術祭をやっていったらいいんじゃないかと。  今、常総市の副市長でおられる藤島さんも、前は県の県北振興監として県北芸術祭を成功させたすばらしい手腕の持ち主でございますので、これからは常総市でもこのビエンナーレ、トリエンナーレ、トリエンナーレは3年に1回ですね。そういうふうな内外の芸術家を集めてそういう展覧会を行っていけば、すごいのかなというふうに思いますので、今後どのようにお考えになっているか、よろしくお願いします。 178 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。教育部長。 179 ◯教育委員会教育部長(沼尻秀子君) お答えいたします。  中島議員の御質問の、これからそういう文化芸術を振興する施策を実施していってはどうかというところなんですが、平成24年、中島議員の御提案により常総市でも常総市の文化芸術条例を施行いたしました。その条例の中で、市は文化芸術に関する施策を総合的に策定し、実施するものと定めております。また、文化芸術推進基本計画を定めなければならないともしております。ですので、まずこの基本計画の策定を進めたいと考えております。  計画の策定に当たっては、常総市文化芸術審議会の意見を聞いた上で定めることになっていることから、平成25年度に審議会を組織し、アンケート調査を含む調査・審議を行いましたが、平成27年の関東・東北豪雨の影響もあり、策定に至っておりません。本年3月に文化芸術審議会を開き、計画の素案について了承をいただきました。今後は速やかに基本計画を策定し、議員の皆様に御報告をさせていただきます。  現在策定を進めている計画案では、新たな文化活動への支援や文化芸術に親しむ環境づくりについても触れております。中島議員の御質問にある芸術祭につきましても、条例に基づき、どのような形で支援ができるか考えていきたいと思います。  以上でございます。 180 ◯議長(風野芳之君) 中島亨一君。 181 ◯15番(中島亨一君) これもすばらしい答弁でございました。ありがとうございます。  条例をつくって、その後、基本計画を定めなければならないというふうな責務があったんですが、いろいろ諸般の事情により基本計画がおくれております。一日も早い基本計画の策定をお願いしたいと思います。  そして、もう一つ、これは芸術祭を行うに関しては、まずその最初になる元手が必要でございます。芸術祭をやるのには、お金がないとできないんです。ですから、これに合わせて基金条例をきちんと決めて、そしてそのもとで多くの芸術の愛好家というか、興味のある方、またいろいろな団体の皆様から御寄附をいただいて、常総市のそういう芸術祭を行ってもらいたいと思います。すぐにということではございませんので、市長、やる気があるか、ないかだけ、よろしくお願いします。 182 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 183 ◯市長(神達岳志君) 中島議員の御質問にお答えをいたします。  中島議員からも以前に御指導いただきました、小布施町の件も含めて、私も勉強させていただきました。常総市にも坂野家住宅もございますし、また河岸で栄えた、水運で栄えたまちということの歴史も、文化も、芸術も、この根底は似ているような部分もたくさんあると。ましてや、これからサイクリングロードも整備されていって、まちじゅうの歴史文化というものを芸術と一緒にあわせて市内外にPRするということは、復興のアピール、PRという部分にも含めて大切なことになってくると思いますので、ぜひスピード感を持って前向きに、この基本計画、まだ途中になっているということでございますから、そこからスタートして、市内にたくさんいる、公民館まつりなんかでもあちこち全部伺うと、すばらしい芸術の皆さんがいらっしゃるということも認識しておりますので、そういった皆さんと手を携えて、市民協働で開催に向けて頑張っていきたいと思います。ありがとうございます。 184 ◯議長(風野芳之君) 中島亨一君。 185 ◯15番(中島亨一君) 市長から今、開催を目指したいということでございますので、開催まで何年かかるかは、これは基金の状況にもよりますから、来年やってくれとか、再来年やってくれとは申しませんけども、やっぱりそういうものを行っていく、人の心に潤いを持たせる、そのための文化芸術、そういう中には当然音楽とかいろいろなものも含まれますけども、そういうものにきちんと手を入れていくということが大切だろうと思いますので、しっかりと前向きな行動をとっていただきたいというふうにお願いをしまして、一般質問を終わります。 186 ◯議長(風野芳之君) この際、暫時休憩といたします。                 午後1時20分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時30分再開 187 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、11番坂巻文夫君。                〔11番坂巻文夫君登壇〕 188 ◯11番(坂巻文夫君) 11番坂巻文夫でございます。一般質問を行います。  けさの新聞を見ていましたら、12月で真夏と出ていましたね。こういうふうな温暖化の中で、温かい気持ちでやらせていただきまして、よろしくお願いいたします。  神達市長の公約についてですが、市長誕生には、ちょうど2年3カ月前、1万2,807票という、当選なさいました。8時5分に一報があったと書いてあります。思い出されますけども、公約については市長も県会の中でいろいろ考えて、こういう公約をしたのかな。六つの提案ということで、時代をつくるということでやったわけですよね。六つの提案、風呂敷も大きく広げたのか、小さく広げたのか、その風呂敷は唐草なのか、紫なのか、どっちかな。それで風呂敷、つぼまるのか、つぼまらないのかということで順次質問していきますので、よろしくお願いいたします。 189 ◯議長(風野芳之君) 坂巻文夫君、質問項目を一つだけ。 190 ◯11番(坂巻文夫君) 防災先進まちづくり宣言ということで、AEDコンビニ全店配置ということで伺いたいと思います。よろしくお願いします。 191 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。市長公室長。               〔市長公室長小林昭仁君登壇〕 192 ◯市長公室長(小林昭仁君) 坂巻議員の御質問にお答えします。  AEDは、皆様御承知のとおり、緊急現場での、一般の人でも簡単に心停止を起こした方に対し電気ショックによる処置を行うことができるように設計された機器で、応急手当て、特に心疾患により突然に心臓がとまった傷病者の命を救うために心肺蘇生を行うとともに、心臓への除細動を速やかに行うことがとても重要なことでございます。  現在、当市では市役所や小中学校をはじめとした市の公共施設47カ所に設置をされております。また、民間においては大規模店舗や医療機関・各種事業所・店舗等に独自に設置されておりますが、現在のところコンビニへの設置はされておりません。今後は、現状の設置状況の周知に努めるとともに、民間独自の設置への促進を進め、コンビニの設置につきましても検討を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 193 ◯議長(風野芳之君) 坂巻文夫君。 194 ◯11番(坂巻文夫君) 今の中で、コンビニのあれは順次進めていくというような答弁をいただいたわけですが、それと、ほかの自治体ですが、どんなふうになっているか、その辺もあわせて答弁していただければということなんですが。 195 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 196 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  他自治体の状況といたしましては、龍ケ崎市、神栖市、水戸市、取手市、利根町など自治体でコンビニ設置がされております。龍ケ崎市におきましては、平成25年度より30台設置しておりますが、実績として実際に使用された例はないということで伺っております。  以上でございます。 197 ◯議長(風野芳之君) 坂巻文夫君。 198 ◯11番(坂巻文夫君) コンビニ設置においては、各市で取り上げてやっているとありましたけども、なかなかそれを実用化するのは非常に難しいのかな、そういうことに遭遇しなかったのかなと思うんですが、もしも、これを導入するとなれば、結構経費はかかると思うんですが、これは公約ですから聞くんですからね。それをわかっていますよね。だから、もし導入する財源は幾らぐらいかかるのか、その辺をお願いいたします。 199 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 200 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  AEDの導入経費といたしましては、1台の月掛けのリース料が約6,000円、市内コンビニが30店舗ございますので、1カ月当たり約18万円、年間にしますと約220万円ほど経費がかかるということになります。  以上です。 201 ◯議長(風野芳之君) 坂巻文夫君。 202 ◯11番(坂巻文夫君) これは、やっぱり市民の安全を考えれば、この6,000円の18万、こういうものもその中に取り入れて考えるのも一つの、公約の、あと1年9カ月残っていますが、それも一つの考え方かなと思います。  市長は、やっぱり公約は、これは果たして当たり前のことと思うんですが、その辺も順次考えていっていただければと思うんです。答弁できますか。 203 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 204 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  コンビニへの設置に関しましては、市長公約として掲げておりますが、コンビニの経営者等々にお聞きしますと、維持管理について、例えば龍ケ崎市の場合は、先ほど私のほうで答弁しましたように30台ほど設置していますが、ただ、自治体のほうで費用を捻出して設置するだけで、コンビニ側は、言葉は変ですが、ノンタッチという形での、維持管理も自治体に任せるといったことも聞いております。その中で、夜間においては特にコンビニに関してはアルバイトの店員が多いということで、その辺の維持管理ができないということも伺っておりますので、その辺もやっぱり慎重に考えていった上で設置を考えなければいけないかなと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 205 ◯議長(風野芳之君) 坂巻文夫君。
    206 ◯11番(坂巻文夫君) そうですよね。なかなか言うは簡単ですが、実行に移すとなかなか難しいのかなと、これは現状ですよね。結構あるので、順次進めていきたいと思うのでよろしくお願いいたします。  2番のソーラーパネル規制の条例制定とありますけども、これのほうの答弁をよろしくお願いいたします。 207 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。              〔経済環境部長宮田道夫君登壇〕 208 ◯経済環境部長(宮田道夫君) それでは、ソーラーパネル規制条例の制定の進捗状況についてお答えいたします。  ソーラーパネル規制条例の制定ですが、平成28年8月の市長就任直後の10月に茨城県の太陽光発電施設の適正な設置・管理に関するガイドラインが施行されました。このガイドラインによりまして、無作為に太陽光施設の設置がされることなく、市への事前協議などの手続が必要になったため、太陽光発電施設設置業者が市や地域の理解を得ながら施設の適正な設置と管理の自主的な取り組みを求めることになりました。当市におきましても、配置に適さないエリアなど明示されたこのガイドラインに基づき、必要な手続や配慮すべき事項に沿った自主的な取り組みを事業者に求めているところでございます。  このような運用によりまして、市独自の条例制定には至っていないところではございます。今後も近隣自治体の状況を確認しながら、環境保全や地域の皆様の意見などを聞き取り、ガイドラインに沿った指導助言を行ってまいりたいと思います。 209 ◯議長(風野芳之君) 坂巻文夫君。 210 ◯11番(坂巻文夫君) これは条例をつくるか、つくらないかと聞いているので、その辺の条例についてもうちょっと答弁をいただければと思います。よろしくお願いいたします。 211 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 212 ◯経済環境部長(宮田道夫君) 条例策定についてでございます。  条例策定につきましては、県のガイドラインと必要な事項等を検討して策定していきたいと思うんですが、つい先日、茨城県のほうから、茨城県が策定するガイドラインにつきまして見直しに係る意見交換会の通知が来ました。そこに出席しながら、茨城県のガイドラインの見直しにもいろいろな意見を言っていきたいと思うんですが、それに基づきまして、現在行っている近隣市町村の運用状況も注視しながら、茨城県が策定する新たなガイドラインの内容も精査しまして、市独自の条例制定の必要性につき検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 213 ◯議長(風野芳之君) 坂巻文夫君。 214 ◯11番(坂巻文夫君) 部長、どんどん歯切れ悪くなってきたなと思ったんですが、やっぱりその辺は、そういう考えもあるということですよね。部長ね。あんまり下向かれると、ちょっと質問しにくいので、よろしくお願いいたします。  それはそれとして、今度は3番ですが、自主防災組織全地区結成及び防災士取得率の状況についてですが、防災士ですが、先日の11月24日の茨城新聞に出ていたわけですが、全国で15万人も防災士を受けていますということになりますよね。防災士というのは、こっちからしゃべっちゃうとみんなあれなんだけども、2003年度からスタートした資格で、NPO法人日本防災士機構が立ち上げてやったわけですよね。その中で、岩手の県議会では事業計画の中に、議員は防災士の資格取得に努めること、その中で、県議46人の中で35人が取得したと新聞に載っていました。これもあわせて、防災士の取得率、これは何人もやっていると思うんですが、その辺の答弁をよろしくお願いいたします。 215 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。市長公室長。 216 ◯市長公室長(小林昭仁君) 自主防災組織及び防災士の件について、お答えします。  自主防災組織、坂巻議員の居住地である内守谷地区におきましては、先進的な自主防災組織の立ち上げをしていただいているところでございますが、自主防災組織とは自分たちの地域は自分たちで守るという自覚、連帯感に基づき、自主的に結成する組織であり、災害による被害を予防し、軽減するための活動を行う組織となっております。  現在、自主防災組織は市内全域216自治区のうち、113自治区で結成されており、結成率は52.3%となっております。市では、結成率を上げるためにさまざまな結成促進策を講じております。例といたしましては、自治区長連絡協議会総会時に自主防災組織の結成方法についての資料配布、あとは自主防災組織を結成時に利用できる補助金制度等がございます。毎年結成率は上がってきておりますが、今後は各自治体へ直接お伺いして、自主防災組織への理解、または設立から運営・活動に至る全般について相談させていただく機会を積極的に設けるとともに、市長みずからが直接未結成自治区へ働きかけを行っていくことで、組織の結成促進に努めてまいりたいと考えております。  また、防災士につきましては、議員御指摘のとおりNPO法人日本防災士機構による民間資格で、日本防災士機構によると、社会のさまざまな場で減災と社会の防災力向上のための活動が期待され、かつ、そのために十分な意識・知識・技能を有する者と定義されております。また、防災士の資格につきましては、茨城県が開催するいばらき防災大学または民間の講座等を受講後に、試験に合格することで資格を取得することができ、平成30年10月末現在でございますが、市内在住の防災士の人数は200名となっております。防災士の方々には、各地域において自主防災組織結成促進に御協力いただくとともに、組織における訓練の企画、指導、住民への防災知識の普及など活躍をしていただくことを期待しておるところでございます。  以上でございます。 217 ◯議長(風野芳之君) 坂巻文夫君。 218 ◯11番(坂巻文夫君) 細かく説明していただきまして、まことにありがとうございます。その中、組織の形態ですが、最初防災組織においては各自治区という考え方で進めたようなことだったんですが、それからは学校区、大きくなったんですよね。今は、その防災組織の中でどういうふうな変わりようになっているのか。今でも学校区でなっているのか。要するに、内守谷と坂手が一緒の学校区なわけですよね。昔は違っても、今は学校区が同じであれば、かなり学校区では大きくなって、難しくなってくるのかな。その辺だけちょっとお答え、よろしくお願いいたします。 219 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 220 ◯防災危機管理課長(横島義則君) お答えいたします。  推進単位につきましては、まさに議員御指摘のとおりでございます。ただ、現在におきましては、特に学校区単位または単独の自治区単位というふうな区分はしてございません。  ちなみに、実績といたしまして内守谷において旧村単位、また前河原地区におきましては複数の自治区、報恩寺地区におきましても同様の形態が形成されております。  以上でございます。 221 ◯議長(風野芳之君) 坂巻文夫君。 222 ◯11番(坂巻文夫君) ですから、学校区じゃなくて、今度はもうちょっと小さくてもいいのかなということですよね。やっぱり組織はつくりやすくなってくるのかな、さすが先進地だと言われるように、今のところ危機管理課は頑張っているのかなと思います。  今、各防災訓練やったところですね。活動状況、わかればちょっと報告していただければと思います。よろしくお願いいたします。 223 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 224 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  自主防災組織で実施している防災訓練につきましては、組織ごとにさまざまであり、一例としましては資機材の取り扱いの訓練または炊き出し訓練、避難所への参集訓練などと、パーツごとでございます。それがほとんど多く実施されているところかなと思われます。また、本年度より市主催の自主防災組織向け災害図上訓練、この前行ったんですが、及び避難所運営訓練を実施・計画しているところでございます。  以上です。 225 ◯議長(風野芳之君) 坂巻文夫君。 226 ◯11番(坂巻文夫君) さまざまな訓練ですね、本当にこれを、やっぱり備えもしておけば憂いなしという一つの言葉がありますけども、これはやっぱりやっておくべきかなと思います。  水害、27年にありましたけども、その後の結成においてはどのくらいの結成があったか、その辺もお答えよろしくお願いいたします。 227 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 228 ◯防災危機管理課長(横島義則君) お答えいたします。  28年以降の増加数でございますが、28年度におきましては1組織、29年度におきましては6組織、30年度、今現在で2組織でございます。先ほどの答弁とも関連いたしますが、その組織の中で複数の自治区を含む組織もございますので、自治区としては13自治区、結成がされてございます。  以上でございます。 229 ◯議長(風野芳之君) 坂巻文夫君。 230 ◯11番(坂巻文夫君) 水害後も、なかなかやっぱり伸びていないのが現状なのかなと思うわけでございますが、今後の結成促進策はありますか。 231 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 232 ◯市長公室長(小林昭仁君) 先ほどの答弁でもございましたが、これからは直接自治区内に、現場に出向いて、その中で促進を進めていきたいというのが一番のメインかなと思われます。年明け早々にでもその打ち合わせ会を行った上で、順次各自治体へ入っていくような計画をつくって、どんどん伸ばしていきたいなと思っております。 233 ◯議長(風野芳之君) 坂巻文夫君。 234 ◯11番(坂巻文夫君) やっぱり、こういうことを伸ばしていくのは非常に大変だと思うんですが、これは徐々に進めていただければというふうに考えております。  それで、3番の防災士の、これは先ほどもらっちゃったので、現在の取得状況ですが、これは200名と言っていましたもんね。取得の、今回は2月からだっけかな、防災士の申し込みがありまして、前よりはちょっと半年ぐらい早くなったのかなという感じはあるんですが、今回申し込みなされている方、最終締め切り、この間常総出ましたよね。その辺をちょっとお答え願えればと思います。よろしくお願いいたします。 235 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 236 ◯防災危機管理課長(横島義則君) お答えいたします。  ちなみに、年2回、いばらき防災大学ということで県が中心となって進めていただいております。ただ、今回の申し込みにつきましては、会場が日立市ということで、遠方ということで10名程度の申し込みにとどまっております。  以上でございます。 237 ◯議長(風野芳之君) 坂巻文夫君。 238 ◯11番(坂巻文夫君) ありがとうございます。今回はちょっと遠いですね。前回はつくば市だと思うんですが。  それと、防災士連絡協議会ということですね、これはシンポジウムがありましたよね。その日に、9月9日ですか、立ち上げまして、やった状況でございますが、今後連絡協議会の中で市として期待することをよろしくお願いいたします。 239 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 240 ◯防災危機管理課長(横島義則君) お答えいたします。  防災士の皆さん、まず個々の活動自体も大いに期待するところですが、連絡協議会が設置されたということで、その組織を通じて個々のスキルアップ、また協議会としての活動、防災組織の結成促進の補助であったりとか、そういったことを期待しております。  また、外部に対してもアピールする組織を目指してやっていきたいというふうな方針が出ております。  以上でございます。 241 ◯議長(風野芳之君) 坂巻文夫君。 242 ◯11番(坂巻文夫君) みんな下向いちゃうんだけども、おれ、おっかない顔してないよね、普通の顔だと思うんですが、大丈夫ですか。  今度、4番の、これは市長、西部地区に防災拠点整備とあります。この辺はやっぱり大きな財源はかかるし、問題になると思うんですが、その進捗はどうなっているのかなということでありますので、よろしくお願いいたします。 243 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。市長公室長。 244 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  西部地区の防災拠点整備についてでございますが、一般的に定義されている広い意味での拠点と狭い意味での拠点、双方を兼ね備える必要性があると考えております。  現在の進捗状況でございますが、先般の関東・東北豪雨では通信が遮断され、災対本部が機能不全に陥りました。鬼怒川東地区の大半が水没したことから、西地区への代替地の検討も考慮すべきであるということで、議員の皆様方にもいろいろ御指摘をいただいているところでございます。既に今年度、大幅改定を予定しております地域防災計画でも、通信の確保を含めた建物の耐災性の強化や、水海道総合体育館を災対本部の代替地として位置づける計画でございます。また、その水海道総合体育館におきましては、救援物資の受入や流通の集積地として明記する計画でもございます。さらに、避難する住民の受け入れという観点から、あすなろの里、石下総合体育館の避難生活を考慮した住環境の整備等も行っていく予定でございます。  以上でございます。 245 ◯議長(風野芳之君) 坂巻文夫君。 246 ◯11番(坂巻文夫君) 私は、拠点をつくるか、つくらないかと言っているんだけども、新たに整備じゃなくて、新たにそういう、市長が西に防災拠点、西幹線沿線につくるというようなことで聞いたと思うんですが、その辺の新たにということなんですが、その辺はどうなんでしょう。 247 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 248 ◯市長公室長(小林昭仁君) 現段階でという形になってしまいましたので、つけ加えのことを忘れました、すみません。財源の確保等、当時は西側に防災センター等の建設という形での説明をさせていただいておったんですが、現段階では既存の西部地区の公共施設、こちらを利用した上で防災拠点という形での代替性ということで、現段階では考えているということでお願いしたいと思います。 249 ◯議長(風野芳之君) 坂巻文夫君。 250 ◯11番(坂巻文夫君) これは、じゃあ今の、既存の建物をやって、それを使うということですよね。新たには考えないということですか、これ。 251 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 252 ◯防災危機管理課長(横島義則君) お答えいたします。  まず、議会の皆さん、それから検証委員会でも御指摘いただきました喫緊の課題が多々ございます。それは物資の集積所であったり、先ほど公室長の答弁にございました本部の移動であったり、まずはそういった点をクリアしてからというふうに考えてございます。  以上でございます。 253 ◯議長(風野芳之君) 坂巻文夫君。 254 ◯11番(坂巻文夫君) 今、課長が言ったことをクリアできれば、そういうものも考えていくということなのかな。あと、市長も1年9カ月残っていますから、その中でどういう形でやっていけるのかと思うんですが、質問の一番最後にまた市長の意見を聞きたいと思うので、これは別として、執行部もそういう考えもちょっとあるのかなと、ちょっとかな。うんうんだよね。はい、わかりました。  次の質問に、これもやっぱりでかい質問なんだよな。でか過ぎて、なかなか大変かなと思うんだけども。 255 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。  坂巻文夫君、質問を継続してください。 256 ◯11番(坂巻文夫君) 次の質問に入らせていただきます。2番でございます。東京直結の鉄道誘致ですね。常総線電化、つくばエクスプレスに相互乗り入れの進捗状況をよろしくお願いいたします。 257 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。市長公室長。               〔市長公室長小林昭仁君登壇〕 258 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  関東鉄道常総線につきましては、皆様御承知のとおり、県西南地域には欠かすことのできない地域資源ということであります。近年は、以前よりも乗客数が減少するほか、駅周辺のにぎわいが衰え、これは当市だけでなく、つくばエクスプレスにかかわらない常総線沿線市が抱える問題として認識はしております。  常総線の電化や複線化、またつくばエクスプレスとの相互乗り入れといった常総線を活性化するための考えが浮上しても、その膨大な事業費などの大きな課題があり、実現に向けた具体的な取り組みがまだ進まない状況ではあります。このまま何も声を上げない、何も取り組みもしない状況が続きますと、市民の関心も薄れ、常総線の維持・存続が危ういとなってしまうのもわかります。しかしながら、常総線は重要な地域資源であり、地域とともにあり続けることが非常に大切であるという考えでおり、電化や乗り入れといった大きな目標、夢を持って地域の皆さんと一緒に常総線を考えていきたいと思っております。  こういったことから、市長公約に掲げております、5月議会でも答弁させていただきましたが、この考えを沿線自治体の首長と共有し、市長就任後、意見交換会を4度ほど行っております。この中では、実現に向けた問題・課題等、議論を繰り返し、沿線市の筑西市、つくばみらい市から紹介されたアドバイザーによる提案等もいただきながら、勉強会を行ってきました。今年度につきましては、首長同士が集まる会合において常総線にかかわるさまざまな意見交換を行っており、今後も継続的に検討を行うとともに、常総線を生かした活性化等も沿線市連携で検討を進めてまいりたいと考えております。  また、本取り組みについては、さらなる機運醸成を図っていく考えであり、関係自治体の首長及び市議会議員の皆様方並びに県議会議員や商工会を交えた期成同盟会の結成を視野に、次年度より準備を進めていきたいと思っております。  以上でございます。 259 ◯議長(風野芳之君) 坂巻文夫君。 260 ◯11番(坂巻文夫君) これもなかなか、やっぱり大変な問題ですよね。何百億ぐらいかかってくるのかなと。これから期成同盟を立ち上げると今言っていましたけれども、室長、30年後ぐらいにできるかな、何とか。 261 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 262 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  目標年度というのが、まだ今のところ見えないというのが現状ですが、この活性化というか、常総線に関しましては、これはどこの首長さんも考えが一緒ということで、特に筑西、下妻においてはこの常総線、有効活用したいという旨のお言葉もいただいておりますので、これはできるだけ早く期成同盟会を立ち上げて、県・国等への要望活動を進めていきたいと思っております。 263 ◯議長(風野芳之君) 坂巻文夫君。
    264 ◯11番(坂巻文夫君) まずは、期成同盟をつくって、それから順次進めていくということになりますけども、かなりやっぱり遠い道のりかなと思うんですが、この問題に対しては、隣にいる堀越議員も質問しましたよね。──そのように言っています。これも順次、やっぱり進めていくのは常総市のメリットかなと思うところでございます。よろしくお願いいたします。  続きまして、3番に移らせていただきます。 265 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方の入れかえをお願いいたします。  坂巻文夫君、質問を継続してください。 266 ◯11番(坂巻文夫君) 3番の出産奨励金、第1子50万の補助という提案の中で、入っているんですけど、これの進捗状況をよろしくお願いいたします。 267 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。保健福祉部長。              〔保健福祉部長吉原克美君登壇〕 268 ◯保健福祉部長(吉原克美君) それでは、坂巻議員の出産奨励祝金、第1子50万円補助につきましてお答えを申し上げます。  まず、現在行っている出産祝金の状況から御説明をさせていただきます。  現在、当市で実施しております出産祝金につきましては、第1子5,000円、第2子が1万円、第3子以降が2万円となっております。条件といたしましては、当市の住民で6カ月以上の住居の定めがありまして、市税等に滞納がない保護者の方としております。  平成29年度の支出額につきましては、288万5,000円となっておりまして、内訳といたしましては第1子が117人、第2子が124人、第3子以降が53人で、合計で294人に支給をしております。  御質問の市長公約に掲げております、第1子に50万円を支給する施策につきましては、市長就任後、子育て支援ということですぐに検討を始めましたが、その中で子育て全体に切れ目のない施策を行うことを考え、まずは一番経済負担の大きい就学児童対策といたしまして、多子世帯子育て応援金支給事業を今年度より市の単独事業として開始をしております。  議員御存じだと思うんですが、この事業につきましては多子世帯の経済的負担の軽減を図り、安心して子育てができる環境づくりを推進することを目的としております。今後につきましても、当市の子育てニーズに沿えるような充実した子育て支援が実施できるよう積極的に取り組んでまいります。  以上でございます。 269 ◯議長(風野芳之君) 坂巻文夫君。 270 ◯11番(坂巻文夫君) 50万はかなりの重みがありますよね。今、ちょっと出生率ですか、29年で見ますと394人ですからね。これ、50万をくれると1億9,700万という数字が出てきますもんね。違いますか。これ、394人。 271 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 272 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 恐らく出生数394人は、1子、2子、3子以降含めた数になりますので、先ほど実際に29年度支給しているのが、ちょっと100人ほど、この出産祝金についてはちょっと条件がありまして、条件に沿わない人が294人中、第1子ですと117名という形になっていますので、実際にはそれ掛ける50万が、まず1子で、1回払いの場合はそのような支出額になると思います。  以上でございます。 273 ◯議長(風野芳之君) 坂巻文夫君。 274 ◯11番(坂巻文夫君) じゃあ、おれ、ちょっと間違ったんだね。わかりました。  ですから、これはなかなか、やっぱり財源が非常に足りないのかなと思いますね。ちょっと調べたんですが、福島県矢祭町というところで、すこやか赤ちゃん誕生祝金というのをやっているんですよね。第1子が10万円、第2子も10万円、第3子50万、ここから違うんだよ、2歳から11歳まで毎年5万円ずつ支給、そういうことですよね。第4子、今度は100万、で、50万、2歳から11歳まで継続的に5万円ずつやるということなんですが、第5子になると、今は5子になると非常にやっぱり少ないと思うんですが、150万になってくるんだよね。で、50万ずつ、やっぱり11歳になるまで、こういうふうなやり方もあるわけですよね。だから、出生したら一遍にどんとやらなくても、何年かに分けてやることも可能なのかな。  市長もこれ言ったので、周りから結構言われるんですよ。市長、子ども生まれると50万くれるってどうしたんだい。おれ、それでかなり票を集めたのかなと思って。みんな、そういうふうに結構言われるんです、やっぱり。だから、ここでそういう質問をやったんですが、いろいろなケース・バイ・ケースでありますので、その辺の考え方、もう一つお願いしたいんですが。 275 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 276 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  人口減少、出生率の低下ですか、そちらの件につきましては、初日の中村議員や坂野議員からも質問を受けておりますが、今後その出生数を上げるというのは、何らかの施策は講じなくてはならないかと考えております。その中で、やはり祝金についても一つの手段といいますか、施策の一つとして検討を踏まえながら、いかに常総市がどこの部分で力を入れれば出生数が上がるか、また定住促進につながるかというのを今後検討していかなければならないかとは思っております。  以上でございます。 277 ◯議長(風野芳之君) 坂巻文夫君。 278 ◯11番(坂巻文夫君) そのとおりですよね。ただ、こういうふうに公約すると、とらえ方は50万がすぐもらえるんだというような頭にあるわけですよね。だから、その辺の考え方かなと思うんですが。これから、やっぱり人口を上げるのにはいろいろな施策をしていかなくちゃならない。坂野議員、中村議員、やっていましたが、私も何とか人口増加につなげたいというふうなことですね。  やっぱり公約と市長が言った経緯があるので、これは聞かなくちゃならないかな、黙っているわけにはいかないんだよ、やっぱりね。私も応援した手前、どういうふうなことで進めていくのかな、ありますので、今のところで、これから長としても考えて、こういうものを施策としてやっていくのかなというところでございます。この問題はこの辺にしておきます。  続けていいですか。2)番。 279 ◯議長(風野芳之君) 続けてください。 280 ◯11番(坂巻文夫君) 幼児教育の推進の進捗状況ということなんですが、よろしくお願いいたします。 281 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。保健福祉部長。 282 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  幼児教育の推進の進捗状況につきまして、お答えをいたします。  幼児教育、費用的な問題につきましては報道により議員も御存じかと思いますが、平成31年10月から幼児教育が無償化となります。常総市におきましても、この件につきましては保護者の方々へ周知を図りながら、準備を進めてまいります。  また、常総市独自の幼児教育の取り組みでございますが、公益社団法人マナーキッズプロジェクトと平成30年7月13日に、常総市から「おもてなしの心」を発信する事業に関する協定書を締結しております。目的といたしましては、常総市が実施する事業にマナーキッズプロジェクトからの御支援をいただきまして、常総市民に美しいあいさつやマナーを広げ、市内におもてなしの心を醸成し、市外に発信することを目的としております。それを受けまして、幼児教育といたしまして、12月7日に第3保育所、12月14日に第6保育所におきまして、体幹運動やマナー教育を実施する予定となっております。  常総市のその他の公立保育所におきましても、保育目標といたしまして心身ともに豊かな子ども、丈夫な体の子ども、思いやりのある子ども、意欲を持つ子ども、自分で考えて行動でき子どもなどを育成できるように保育目標を掲げておりますので、今後もこのような目標を達成できるようにやっていきますので、よろしくお願いします。  以上でございます。 283 ◯議長(風野芳之君) 坂巻文夫君。 284 ◯11番(坂巻文夫君) マナーキッズですね。これに当たっては、私の右隣にいる寺田議員が一番これに対しては第一人者ですよね。そうですよね。──はい、返事をしました。  これは、絹西小学校で第1回目をやっているんですが、私もそこに参加させていただきました。やっぱり子どもたちのあいさつ、姿勢よく、これはよくやるんですよね。それを見習って、親もやるんだよね。非常にいい光景かなと思うんですが、当市役所もあいさつできない人もいるような傾向がありますので、そのマナーキッズの中で、ちょっと何人か行って、やったのがいいかなというのもありますので、その辺はあいさつできる市役所職員ということでお願いしたいなと思います。これはちょっと外れましたけども。  その中で、ちょっと見ますと、幼稚園と小学校1年生から4年生、5年生、6年生ありますけども、全部できるのは、おはようございます、あいさつがほとんどできますよね。これは簡単ですが、小さい人ほどよくこういうあいさつはするんだよね。ある程度年配になってくると、あいさつ、どこかへ忘れてくるんだね。その辺はどこだかわからないけども。  あとは帰るとき、さようなら、これもやっぱり全員がこういう形で進めているのかな。簡単なことですが、これが保育園児でもこの辺はきちっとやっているのかな。その中で、食事をするとき、これはいただきます、当たり前のことなんですが、なかなかこれも幼少からやっていれば自然となさってくるのかなということなんですが、あと、呼ばれたら返事、はい、よくできました。なかなか、これもやっぱり呼ばれても返事を返すという、子どもたちはやりますけども、年齢を重ねてくると難しくなってくるのかな、そういうことですよね。これは見習わなくちゃならないのかなと思うところでございます。  あとは、いろいろお世話になったし、ありがとうございます。この辺も、単純ですが、そういうことが、これは幼稚園、1年生からおりまして、すべてやっていますよね。寺田さん、そうですね。──はい、そういうことです。  ですから、これからもこのマナーキッズを推奨して、子どもたちがあいさつできるような形を進めていってもらえば、どこで会っても、私らが会っても不審者だからあいさつしちゃだめだよと、そうじゃなくて、あいさつすれば大概返ってきますから、そのような形で進めていただければありがたいかなと思います。  若干時間は残っていますが、この辺で私の一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。    ─────────────────────────────────  散会の宣告 285 ◯議長(風野芳之君) 本日の一般質問はこの程度にとどめ、散会といたします。                 午後2時21分散会 当サイトのコンテンツ(文章、画像、図表)は、常総市議会の著作物です。無断で複製、転載することを禁止します。 Copyright (c) Joso City Council Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...