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  1. 常総市議会 2018-11-01
    常総市:平成30年11月定例会議(第13回会議) 本文


    取得元: 常総市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              〔議長風野芳之君議長席に着く〕  開 議 ◯議長(風野芳之君) おはようございます。  御報告申し上げます。ただいまの出席議員数は19名であります。    ─────────────────────────────────                 午前10時01分開議 2 ◯議長(風野芳之君) これより第13回会議を開きます。  別紙会議日程により議事を進めます。    ─────────────────────────────────  日程第1 会議録署名議員の追加指名について 3 ◯議長(風野芳之君) 日程第1に入ります。会議録署名議員の追加指名について、11月28日第12回会議において指名をいたしました17番喜見山 明君が本日欠席でありますので、会議規則第88条の規定により、議長において追加指名をいたします。  20番中村安雄君を指名いたします。    ─────────────────────────────────  日程第2 一般質問 4 ◯議長(風野芳之君) 日程第2に入ります。  一般質問を行います。一般質問の通告者は全部で17名であります。通告順に発言を許します。  なお、質問並びに答弁は簡潔明瞭に行うよう議事進行に御協力をお願いいたします。  最初に、12番中村博美君。                〔12番中村博美君登壇〕 5 ◯12番(中村博美君) 皆様、おはようございます。12番中村博美です。傍聴にお越しくださいました皆様、また生中継を御覧いただいています皆様、お忙しいところ、お時間をおとりいただきましてまことにありがとうございます。
     通告に従いまして、本日は大きく二つの質問をいたします。最初に大きな1番、子育て世代が常総市に移り住む施策についてを質問します。この質問は、当初に申し上げますが、多くの子育て世代の方々に常総市に移り住んでもらい、今ある子育ての環境の維持をしてほしいということにつながります。  単刀直入に言いますと、本年8月29日、市議会において説明された第二保育所の閉所(案)を中止して、第二保育所の今後についてを保護者と地域と一体での話し合いに戻してほしいという考えでこの質問をいたします。そして、それと並行に今ある子育て支援制度の継続と新たな支援制度の創設を早急に取り組んでほしいとの考えで質問をしていきます。  それでは、着実に成果の上がっている施策、いきいき住マイル補助金制度について質問します。この質問に際し、執行部より資料をいただきました。少し説明をいたします。  平成29年4月よりさらに1年7カ月前にさかのぼりますと、平成27年9月10日発生した常総市豪雨水害です。ここから人口が流出し、人口減少傾向の歯どめ策としての施策となっています。平成29年には、5月から12月の8カ月で24件が転入され、既に住んでいる方62件も申請され、そのうち新築が79件、中古住宅購入が5件、修繕が2件で合計86件が申請されまして、平均の補助金額は50万7,000円となっています。そして、平成30年には11月19日付ですが、30件が転入され、既に住んでいる方が88件申請されて合計で申請が118件、そのうち新築が108件、中古住宅購入が9件、修繕が1件で合計118件の方々が平均53万円を補助金として交付されたことになります。この数字は、あっと驚くほどの数字ではないかもしれませんが、このように子育て世代の方々が常総市に転入されている。平成29年は24件、平成30年は30件ですよね。すごいですよね。若い世代は常総市に魅力がなくなったとばかり聞かされている中で、このような数字が出ていることは、まだまだ常総市すてたもんじゃないなと希望がわいています。このすばらしい取り組みの発表は、事業期間が平成29年4月1日から平成33年3月31日とうたわれていますが、あと2年で終わるのですか。最低10年は継続してほしいと思います。こういう事業は4年で見直すという決まりなどあるのですか。それらを含めて、質問1)いきいき住マイル補助金制度はいつまで続けるのか尋ねる、御答弁、よろしくお願いします。  それでは、一問一答方式ですので質問席に移ります。 6 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。市民生活部長。              〔市民生活部長柴 典明君登壇〕 7 ◯市民生活部長(柴 典明君) おはようございます。中村博美議員からの御質問でございます、いきいき住マイル補助金制度はいつまで続けるのか尋ねるについてお答えさせていただきます。  いきいき住マイル補助金制度は、常総市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン総合戦略及び常総市復興計画に位置づけられた施策で、平成29年度から平成32年度までの4年間の時限事業として実施しております。平成32年度以降は、これまでの実績と成果を考慮いたしまして、上位計画の見直しに合わせ検討していきたいと考えております。  以上でございます。 8 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 9 ◯12番(中村博美君) ありがとうございます。復興計画も含まれているということで、その復興計画で着実に常総市に来てくださる方がふえているということで、今検討をしていただくということなんですけど、こういう事業はもちろん神達市長がつくってくださった事業ですけど、4年で見直さなくちゃならないという決まりなんかがあるんですか。ちょっと質問の中に入れたんですけど、何かあるんでしょうか。お答え願います。 10 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 11 ◯市民生活部長(柴 典明君) ただいまの御質問にお答えいたします。  特に4年でということはございません。ただ、先ほど申し上げたように、一度立ちどまって考えることも必要なのかなというふうに現時点では考えております。  以上でございます。 12 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 13 ◯12番(中村博美君) ありがとうございます。検討するということでありますし、4年で縛るということはないということなので、10年と今私は言いましたけど、10年じゃなく、これからもずっと続けていけたらいいなと思っています。こういうところに市民の人の税金を使わせていただくということは、私はもう市民の方も反対されないんじゃないかなというふうに思いますので、ぜひ継続を希望しますのでよろしくお願いします。1)は終わります。  それでは、次の質問に移ります。  1)の質問のときに常総市に平成29年は24件の方が転入、30年は30件の方が転入してくださっていると話しましたが、その中で県外からの移住者の方がいらっしゃいますね。市外からもうれしいのですが、県外からはさらにうれしいと私は思っています。質問2)いきいき住マイル補助金申請の県外からの移住者、平成29年5件、平成30年4件の実態をお尋ねいたします。答弁、よろしくお願いします。 14 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。市民生活部長。 15 ◯市民生活部長(柴 典明君) ただいまの御質問にお答えいたします。  いきいき住マイル補助金申請県外移住者、平成29年は5件、30年で4件の実態を尋ねるということについてお答えいたします。  いきいき住マイル支援補助金につきましては、平成29年度に86件、本年度は11月19日現在で118件の申請をいただいております。これまで、平成29年から現在まで合わせますと204件の申請となります。県外から転入された9件のうち5件につきまして、申請されたご夫婦いずれかの御実家が常総市にあり、いわゆるUターンによる3世代同居、近居による申請であります。そのほかの4件につきましては、これまで市内のみならず市外、県外に向け、常総市の魅力を情報発信してきた結果であり、本事業の成果として受けてとめております。定住促進を推し進める上で、今後も常総市の魅力を発信することが重要と考えております。  以上でございます。 16 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 17 ◯12番(中村博美君) ありがとうございます。9件のうち5件はUターンで3世代ですね。これはすばらしいですね。今、子育てに悩んでいる若いお父さんお母さんがいらっしゃって、いろいろな事件が起きていますけれども、この3世代同居というのはすごくいいですよね。この辺がもっとふえるといいのかと思います。それから魅力の情報発信をしてくださっているということで。  次に移ります。今、魅力発信をしていて市外から県外から来てくださっているということが、私も本当にこんな大勢の方が来てくださっているとは思っていませんでした。それでも、県内の他市町村でも若者移住、人口増と、あちらこちらの市で叫ばれていますよね。何か競争みたいになっていましたね。その競争に打ち勝っていかなくてはならないということです。  私は何回もいつも言うんですけど、私は生まれが大阪で、21歳まで大阪にいて、茨城に来て一番よかったのは空気です、空気。この空気が最高だと思ったんですけど、空気のよい、そして特に常総市は田園地帯が広がっていまして、常磐高速をおりて相野谷のほうからこっちを見ると筑波山が遠くにあるけど真っ平らで、これも一般質問で何回も言っているんですけど、真っ平らな田園風景を友達が車に乗って来たときに、すごいと言うから、何がすごいんですかと言ったら、真っ平じゃないって。長野県の友達なんですが、長野はもう山、山、山なので、この真っ平らというのが何か心が落ち着くような気がするんですよね。こういうのも売りに、空気が売り、真っ平らが売り、こういうのがあると思うんですけど、きっとここにずっと生まれて住んでいる方はあんまり思わないのかなと思います。東京の方には空気と真っ平らを売り物にするのがすごくいいと思いますので、もう一度、県外から移住者の方の魅力の情報を発信していますっておっしゃったけど、県外の移住者の方の周知をもう一度、今の真っ平らと、それから空気と、ちょっとこれは悲しいことなので言えないんですけど、土地が安くなったんじゃないですかね。持っている者にとってはすごく、私なんかはこんな小さいのしか持ってないからさほど影響はないんだけど、大きな土地を持っていらっしゃる方は本当にこの土地価格が下がるというのがすごく悲しいことですけど、新しく土地を購入される方にはいいんじゃないか。これはあまり周知のあれにはならないんですけど、もう一度質問3)県外移住者への周知方法を尋ねます。よろしくお願いします。 18 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。市民生活部長。 19 ◯市民生活部長(柴 典明君) それでは、県外移住者への周知方法を尋ねるについてお答えさせていただきます。  市外在住の住宅取得希望者への周知につきましては、市ホームページでの情報発信はもちろんのこと、茨城県が運営するホームページ茨城移住びにおいてもいきいき住マイル支援補助金を含めた住まい、子育て、医療等の各種移住支援情報を発信しております。また、住宅ローン金融優遇措置で連携しております常陽銀行、筑波銀行、茨城県信用組合の3金融機関や宅地建物取引業協会、建築士会、建設業協会に加入している市内の事業者にもチラシ等を配布し、住宅取得希望者への周知を行っております。こういうものが当初からずっと引き続きチラシは銀行のほうでお願いをしているところでございます。  本年6月21日と9月21日に株式会社リクルートが発行した注文住宅検討者向け情報誌SUMMO注文住宅にも制度概要を掲載、こちらがそのものになるんですが、これに掲載をしていただいて、茨城県内の書店及び通販サイトにて販売されております。当然、常総市の宣伝などもここに載せていただいております。  今後につきまして、市ページやSNS等を活用しながら、県内だけでなく県外に向け、全庁的に積極的にPRに努めていきたいと考えております。  以上でございます。 20 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 21 ◯12番(中村博美君) すごいですね。たくさん周知してくださっているのを今初めて聞いたんですけど、先ほど言いましたけど、取り合い、負けずに頑張りましょうね。今、住なびやSUMMO、緑色のかわいい丸いのですね、スーモちゃん。そういうところに載せているというのは、若い方ってこういうことをすごくよく見ていらっしゃるんですよね。ましてや、今は住宅金融ローンが1.6%、すごいですね。私が家を建てたときは5.5%で、半分どころじゃないもんね。こういうところも、皆さん家を買いたい、建てたいという人はよく御存じですけどね。  あと固定資産税ね、先ほど言わなかったけど、いきいき住マイルで家を建ててもらうと固定資産税が平成29年は1件に7万3,150円、30年は1件に5万7,500円ぐらいの補助がされているということで、この辺も言うのを忘れたんですけど、やっぱり常総市に家を建てたいと思う人にとっては、本当にいきいき住マイルの補助金や固定資産税の補助はすごくいいと思いますし、頑張ってもっともっとふやしていただいて、そして継続していただきたいと思っていますのでよろしくお願いします。  次の質問に移ります。  何年前になるのか、平成何年というのはちょっと記憶にないんですけれども、長谷川市長時代に私の中妻地区にリバーサイド中妻という名称で子育て世代の方々に常総市で宅地を区画整理して売り出しましたね。息子や娘の同級生が家を建てられました。いきいき住マイル補助金制度に似た特典があったと記憶しています。が、そのように子育て世代に売り込めるような市の土地はまだあるのですか。質問4)住宅として利用できる市の所有地は現在あるか尋ねる。よろしくお願いします。 22 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。総務部長。               〔総務部長荒木悟志君登壇〕 23 ◯総務部長(荒木悟志君) おはようございます。中村博美議員の御質問にお答えいたします。  現在の状況といたしましては、市所有地において宅地分譲をしているところはございません。ただ、売却を進めている土地は11件あります。そのうち敷地面積が250平方メートルから500平方メートル程度の一般住宅向けの土地は数件ございます。活用する予定のない市有地、いわゆる遊休公有地につきましては、市のホームページへ掲載し募集をするとともに、インターネットによる官公庁オークションへの参加、さらには金融機関の発行する公有不動産情報への掲載など積極的に売却を進めているところでございます。  以上でございます。 24 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 25 ◯12番(中村博美君) ありがとうございます。私はあまりよくわからないので、もう一度細かくお聞きしたいんですけど、市の所有地はないけれども売却を進めているものが11件というのは、これは市の持ち物じゃないと今おっしゃったけど、持ち物なんですか。そうなの。ないと言ったのは違うの。市の持ち物が11件あるんですね、ばらばらに。まとまってはいないけどということですね。  そうですか。こういうものを市が売却できる土地をふやすという方法というのはどんな方法があるんですか。ごめんなさい、ちょっと私、全然そういう方面はわからないのでお答えください。 26 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 27 ◯総務部長(荒木悟志君) お答えいたします。  今の答弁では、分譲しているところはないという答弁で、売却しているところはありますということです。基本的に売却するというのは行政目的で使っていない土地ということで、学校とか庁舎は売れませんので、何も使っていない未利用地が売却対象となっているということなので、用途がなければ売却するということで、今のところ用途がすべてありますので、そういうものについては売却できないということになります。  以上です。 28 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 29 ◯12番(中村博美君) ありがとうございました。すみません、よくわからないので説明を聞きましてわかりました。そういう250から500平米の土地が11件あるということですね。売り出していただきたいと思います。よろしくお願いします。あるということなので期待しています。  それでは、次の質問に移ります。  昨年9月の一般質問でも私は子育て支援を取り上げました。そのときの合計特殊出生率について1年3カ月ぶりに質問します。現在、常総市の合計特殊出生率を後で教えてくださいね。これを2ポイントに引き上げるのは本当に大変なんですが、我が国の中で2.8ポイントを実現している市町村があるのですよね。執行部にも話しましたのでそちらでも調べてあると思いますが、岡山県の奈義町です。奈義町子育て応援宣言と名づけて、子育て支援に関する政策を充実させています。神達市長も公約に子育て支援制度の拡充と充実を挙げていらっしゃいますね。また、さまざまな集まりのごあいさつの中でも常に子育て支援と若い世代の人口増を話されています。それがいきいき住マイル補助金制度だと思っていますし、すごく成果が上がっていると私も思っています。それでも、もう少しというか、もう少しじゃなく大胆に大なたを振るっていただきたいというのがきょうの質問なんですね。  常総市の出産祝金は第1子5,000円、第2子1万円、第3子以降が2万円ですよね。これが先ほど述べました合計特殊出生率2.81の奈義町では、第1子10万円、第2子15万円、第3子20万円、第4子30万円、第5子40万円、ここまで第5子までくるんですね。常総市と比べることもできないような祝金になっています。お隣の坂東市では3子以上に50万円を支給していますね。しかし、出産祝金がないところもたくさんあります。やっぱり若い世代の人を取り込むには出産祝金の増額が大変有効かなって思います。ここで市長、うんなんて言っていただきたいけど、本当考えてくださいね。私は常総市は幾らにしてとかってそんなことは言いません。でも、1子が5,000円、2子が1万円、3子以降が2万円なんていうのは、いただけるのはありがたいんですけど、本当にこの辺で魅力のある金額にしていただいて、常総市で子どもを産もうというふうなことにつながっていけばいいなと思っています。  そこで、質問5)合計特殊出生率について、2040年に2.1ポイントにしますよという目標なんですね、常総市は。22年後ですよ。とっくに88歳に私はなっているから、いられればいいなと思うんですけど、22年後では遅い。スピーディーな施策、大きな施策はないか尋ねます。執行部と市長にお尋ねしますのでよろしくお願いします。 30 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。保健福祉部長。              〔保健福祉部長吉原克美君登壇〕 31 ◯保健福祉部長(吉原克美君) おはようございます。それでは、中村博美議員の5)スピーディーで大きな施策はないかの御質問にお答えいたします。  常総市では、平成28年6月に策定しました常総市まち・ひと・しごと創生人口ビジョンにおきまして、合計特殊出生率の目標値を2040年に、議員も先ほどお話ししていた内容なんですが、2.1と設定しております。これは、国や県の目標との関係をかんがみながら、常総市の目標値としたところでございます。それに伴いまして、常総まち・ひと・しごと創生総合戦略におきまして四つの戦略を掲げております。  一つ目は安定した雇用を創出する、二つ目として新しい人の流れをつくる、三つ目として若い世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえる、四つ目としまして、時代に合った常総市をつくり、安心な暮らしを守るとともに、常総市と他の地域を連携するとなっております。こちらを踏まえまして、雇用を創出する面では、今後アグリサイエンスバレー構想があり、道の駅をはじめ新規就農者の増加やベンチャー企業などの進出など雇用促進が見込まれます。また、地域大学との連携をし、幅広い仕事に関するセミナーや研修会を実施し、就職、起業、操業を促し、地域でも仕事の確保にも努めております。  次に、新しい人の流れをつくるにおきましては、先ほど議員の御質問にありましたいきいき住マイル補助金を支給し、定住促進を図り、その他豊田城の整備、各種イベントの開催などを実施しております。また、若い世代の子育て支援といたしましては、平成30年度からの新規事業といたしまして、多子世帯の保護者の経済的負担の軽減を図るとともに、安心して子育てできる環境づくりとして、少子化対策に資することを目的とした多子世帯応援金事業を実施しております。本事業以外にも多子世帯の保育料軽減、すくすく医療費の助成、常総ほっとサタデー教室など、常総市に子育て世代の定住を促進するための施策を実施しております。また、時代に合った常総市をつくるためには、自主防災組織の強化、常総ふるさと市民登録を実施するなど、全庁を挙げて幅広い施策を実施しております。  今後におきましても、各事業の効果を検証し、見直しを図りながら、子育て世代が必要とする事業を模索し、さらに充実した子育て支援が実施できるよう積極的に取り組んでまいります。  なお、先ほど質問の中にありました常総市の合計特殊出生率につきましては、最近の公表されているデータでは、平成20年から24年までで1.39という数字になっております。  以上でございます。 32 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 33 ◯12番(中村博美君) ありがとうございます。答弁の当初からがっかりしちゃいました。国や県の目標と見合わせて22年後に2.1にしますということですね。それじゃ、もう国や県と合わせていたらこんなになっちゃうのは当たり前ですよね。私たちの常総市では、そうじゃなくスピーディーにやりたいというそういうのは、1番から4番まですごいです、もう私は。これはすごいと思っていますので、これもずっと継続していただいた上で、さらにスピーディーな何かがなくちゃ、国や県と合わせていて目標22年後に2.1にしますというんじゃ、本当にゆっくりゆっくり過ぎると私は思っていますので、その辺をもう最初から今がっかりしちゃったので、市長に御答弁いただきたいんですけどよろしくお願いします。何かスピーディーな。5番です。 34 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 35 ◯市長(神達岳志君) おはようございます。中村博美議員の質問にお答えをさせていただきます。  まず、いきいき住マイル補助金について大変な評価をいただきまして本当にありがとうございます。常総市の人口減少、また特に若い世代の人口減少は本当に大きな課題と地域各自治会もそうですけれども、大きなお祭りが継続できないとかいろんな課題があります。こういう部分にメスを入れるためのいきいき住マイル補助金が成果を出してきたということは本当にありがたいことでありますし、もっともっとこれはスピードをもって前向きな施策を現在も定期的に検証、検討を重ねているところであります。  ただ、大きな視点でとらえると、日本全国が人口減少、特に若い世代の減少、少子化が進んでいます。また、近隣自治体も同じように、つくばエクスプレス沿線沿いはふえているけども、その周りはほとんど44市町村では茨城県では人口減少というものも現実であります。これは、先ほど中村博美議員も地域間競争の時代になっているというふうにお話をされましたけれども、確かにそういう一面もございました。ただ、もう全国が人口減少と言っている時代としては、自治体間競争の時代ももはや終わっているんじゃないかというのが私の考えです。  例えば、建設業者のダンピングと同じで、あっちの業者よりもこちらの業者が安い、安い、安いと言ってデフレを起こしました。それで借金が残りました。ばらまき政策もいずれの政党のときには行いました。それによっても借金が増大をしました。今やらなきゃいけないのは、常総市だけでなくて広域連携として、茨城県南西エリアとして、どういうふうな魅力を発信して、全体的な部分で大きなエリアで人口増をつくっていくかというのも大きなこれからの課題になってくると思います。つくばが何万円やったから常総市でも何万円、坂東市が30万やったから常総市が50万円、これをやっていたらば、まさに私たちの子や孫の世代に借金を残すことにつながっていく。そういう部分からして、大きな広域連携の中でどういうふうにしていくか、また地域の特色をどういうふうに出していくか、それは金額だけの問題ではなくて環境整備も含めてさまざまな検証をして、常総市の特色としては多子世帯が多い。イシダさんの御家族のように、子どもを1人産んでいる家庭は2人、3人、4人と産んでくれる方がほかの自治体よりも多いんですね。そういった部分で多子世帯の補助金、出産の一時金よりもそちらのほうが効果があるという部分でそちらを制度化して今行っているところであります。  今後もそういう部分で、いろいろなどうしたらばふえるかという部分も含めて、先ほど奈義町のお話もありました。茨城県では常陸太田の事例も出ました。でも、常陸太田の事例よりも奈義町の事例よりも常総市で行っている子育て支援制度というのは切れ目のない、出産から育児、小学校入学、中学校入学、こういう切れ目のない制度としては、全体的な子育て費用というのは他自治体に負けていない部分があります。そういった部分では、先ほど中村博美議員がお話をされたように、これだけ住みやすい常総市なんだというものを情報発信していくということが今まで足りなかった、そういう部分にこれから大なたを振るっていきたいというふうに考えております。  以上です。 36 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 37 ◯12番(中村博美君) 御答弁いただきました。今、奈義町の資料にもあるんです。本当に妊娠期から乳幼児期、就学期まで子育ての家庭の立場に立った切れ目のない支援、今市長がおっしゃったように、一番これが大事なんですよね。私も思っています。何度もこんにちは赤ちゃん事業でしっかりとお子さんが生まれた方に100%家庭訪問してくださいねと言い続けているのもここら辺なんですよね。せっかく生まれたお子様が育児に悩んだお母さんにとって命をなくされるということも本当にあるんですよね。だから、そういうことがみんな妊娠から出産、育児の切れ目のない支援だと思っていますので、市長からそういう答弁をいただいてありがたかったです。お金で、ここにもありますけど、これ鹿嶋市ですね。子宝手当、最後に6番で質問するんですけど、常総市の手当は3番目からですけどね。これは子宝さん、平成24年10月から第3子以降に月2万円ずつあげているんだもんね。3人、4人、5人いる人は月6万円もらえるという、こういうのを鹿嶋市ではやっているんだけど、今、市長もおっしゃったように、お金が幾らじゃなく、安心してここで子育てができるというのが一番いいですよね。そういうところを本当にありがたいと思っています。  最後、安定した雇用の創出ということで、これが一番大事だと、これも大事だと思っていますので、この辺力を入れていただきたいと思います。  それでは、大きな一番の最後の質問になります。  先ほど述べました、昨年9月の子育て支援の質問のときに、子どもを3人以上産むことは非常に勇気が要って大変だという私の訴えに、市長は多子世帯子育て応援金を創設していただきましたということですね。本当にありがとうございます。申請は11月1日から11月30日だったと思いますが、質問、多子世帯応援金の申請状況を尋ねる、よろしくお願いいたします。 38 ◯議長(風野芳之君) 答弁を求めます。保健福祉部長。 39 ◯保健福祉部長(吉原克美君) それでは、質問の6)多子世帯子育て応援金の申請状況についてお答えさせていただきます。  本事業は、議員も先ほどおっしゃったように、多子世帯における第3子以降の児童が義務教育期間にある保護者に対し応援金を支給することによりまして、経済的負担の軽減を図り、安心して子育てができる環境づくりを推進することを目的として今年度から開始している市単独の事業であります。  今年度の対象受給者数は410名、支給予定額は501万円となっております。11月28日現在で申請されている方の人数は301名、申請金額で370万円でございます。  また、先ほど議員から申請期間は11月という話でしたけれども、その中で申請のなかった対象者につきましては、再度案内通知を出しまして、2月中に申請していただくように随時申請期間を設ける予定でございます。  以上でございます。 40 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 41 ◯12番(中村博美君) ありがとうございました。何か100名弱の人たちが申請していないということですね。私、思うんです。広報を見ていらっしゃる方のパーセンテージ、もちろん市では把握していらっしゃると思うんですけど、私もあるところで120人ぐらい集まっていらっしゃる方に健康の広報を書いたときに、広報を見てくださいましたかと言ったら、120人くらいいらっしゃって3人ぐらいがはいって手を挙げた。それは何%なんでしょうね。いや、こんなものなのかなと思って、本当にがっかりした経験が私もあるんですね。本当に漏れのないようにやっていただきたいというのをお願いします。  これらさまざまな質問をしたのは、先ほども申しましたけれども、人口減少、市長からも人口減少は全国のものだ、全国で人口減少なんだよということで、もちろん当市も人口減少になっているんですけど、当市はいろいろもらいますと世帯数はふえているんですよね。平成27年から平成30年では世帯数がふえているので、300までいかない、250ぐらい世帯数ふえている。だから人口が減っているんですね。だから、大きな数の5人、6人の世帯がなくなって小さな世帯がふえたのかなと思っているんですけど。人口減少ですね。人口減少だからと言って、少数の者を切り捨てるというのは私は違うかなって。これは第二保育所の話なんですけど、保護者の方に寄り添って、人口が減るから切り捨てるよというのではなくて、そういうところにきょうはつなげたいと思っていましたので、ぜひ子どもを育てる世代の人たちをふやしていただきたい。切にお願いいたします。  新たな施策を早急に進めていただいて、常総市の子どもをふやしていただきたい。これが大きな1番の一番言いたいことですのでよろしくお願いします。  大きな一番目の質問は終わります。ありがとうございました。 42 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に入ります。答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  中村博美君、質問を継続してください。 43 ◯12番(中村博美君) 大きな2番、高齢者支援について質問します。  高齢者の医療費や介護保険の増大の中、健康を維持し、スポーツに親しんでいらっしゃる高齢者の方も大勢います。介護認定も受けずにいるけれど介護保険はしっかりと納めていますとその方たちはいつも言われます。でも健康だから幸せだよというお言葉もその方たちからは返ってきます。その方々が各種試合に勝ち抜いて茨城県の代表として全国大会に出場されることは常総市としてもとても名誉なことだと思っています。国体では37競技、ねんりんピックは27種目あります。ねんりんピックは競技と言わない、種目は囲碁とか将棋とかもあるのでねんりんピックは27種目。ことしは富山県で開催されました。ねんりんピックには本県の選手団145名が参加されました。  そこで、質問1)本県選手団として60歳以上の国体やねんりんピックに出場している当市の人数を5年分お尋ねします。よろしくお願いします。 44 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。保健福祉部長。
    45 ◯保健福祉部長(吉原克美君) それでは、大項目2番高齢者支援につきまして、中村議員の1)にお答えいたします。  本県選手団として60歳以上の国民体育大会に当市より出場された方は、過去5年間の正式種目ではおりませんでした。グラウンドゴルフ等の公開競技につきましては、当市のグラウンドゴルフ協会から平成29年度及び今年度に合わせて2名の方が出場されておりますが、平成28年度以前の出場者につきましては、茨城県体育協会におきましても、公開競技のため把握ができないとの回答を得ておりますので御理解をお願いいたします。また、同じ理由によりまして、経費につきましても把握されておりません。  続きまして、ねんりんピックに出場された方につきましては、平成26年度に2名、平成27年度に2名、28年度、29年度の出場者はなく、今年度は4名の方が参加しております。経費は毎回開催地も変わりまして、出場種目によって宿泊日数を異なるため、参加者によって金額は異なります。平成27年度の山口大会にグラウンドゴルフで参加された方の場合は総額で8万3,694円、今年度富山大会での同種目では8万6,937円でした。このほか、今年度水泳で参加された方の総額は9万8,437円、ダンススポーツで参加された方の総額は8万6,847円となっております。  以上でございます。 46 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 47 ◯12番(中村博美君) ありがとうございます。国体はないけれども、29年、30年に2名ですね。その方の経費は把握していない。そうですか。ここなんですよね、ここ。この方に実際にお聞きしたんですけど、ねんりんピックとか国体は、これは写真の切り抜きなんですけど、みんなユニフォームを着て入場行進しますよね。そのユニフォームをもらえるんですよねと聞いたら、ユニフォームも購入して交通費、宿泊費すべてで20万円ぐらいかかったんだよっておっしゃったんですね。20万円かかって補助は全くなかった、自前で20万円。今、質問のときにお話ししましたけど、高齢者の方がスポーツに親しんで、市の代表、県の代表として国体に行ってそんな御高齢の皆さんが20万もかけて、僕は行けない、私は行けないいというふうに辞退する方が出てくるのかと思うんですけど、それを把握していらっしゃらなかったというのはとても残念でございますということで、そんなふうなあれなんですね。これってあれですか、高齢者の方だから高齢福祉課とかそういうので、これから何か検討していただくというようなことはできないのでしょうか。お答えいただけますか。 48 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 49 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 高齢福祉、担当課としましては、現在のところ、そういった補助制度がありませんので、関係各課との協議をしてまいりたいと思っております。  以上でございます。 50 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 51 ◯12番(中村博美君) 制度ないんですよね。お聞きしたらね。課長からお聞きしていたので。制度がないというんだったら、何か皆さんで相談して制度をつくってもらいたいと思います。今の話、お金じゃないよっていうふうなことを言われるかもしれないんですけど、こんなにねんりんピックで、今お聞きしたように8万円から9万円、約10万円かかっている方もいらっしゃってね。だから、選ばれたけれども行けないというふうな方がいるんじゃないでしょうかね。これで、ねんりんピックの8名の方に、質問2)に移りますね。金銭的支援はあったか尋ねます。 52 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 53 ◯保健福祉部長(吉原克美君) ねんりんピックにつきましては、県内の窓口であります茨城県社会福祉協議会にあるわくわくセンターから経費の一部の補助があります。こちらの上限は2万7,500円で、今年度参加された4名の方に対しましては一律2万7,466円の助成がされております。また、種目によっては、出場者の所属する競技団体から金銭的な支援を受けている方もいらっしゃるという形です。当市の金銭的支援につきましては、文化スポーツ振興基金でねんりんピックの出場者にも過去に2万円を上限として交通費等の支援を行っております。今年度参加された方につきましても、既に申請をお受けしているというような状況であります。  以上でございます。 54 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 55 ◯12番(中村博美君) では、ねんりんピックのほうは県から2万7,500円、文化スポーツから2万円というものが出ているんですね、この4名の方に。じゃ4万7,500円ぐらいは出ているんだけど、9万8,437円かかっている水泳の方なんかはやっぱり5万円以上自己負担して行かれているという計算だよね。文化スポーツ基金の中で、約10万円かかっていらっしゃって、県から2万7,500円、市から2万円、自己負担は5万円超えますよということで、もう少し検討できないのかなというふうに思いますので、部長から文化スポーツ基金に相談をしていただくことはできますか。いかがですか。 56 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。自席でお願いします。簡潔にお願いします。 57 ◯市長公室長(小林昭仁君) 文化スポーツ振興基金の所管となりますので私からお答えします。  現在の要綱等につきましては、上限2万円ということで決定しておりますので、他市町村との関係もございますし、あと財源的なものもございますので、今後検討が必要かなと思われます。要綱等を見直しをしてからでないとということがございますので、この辺を御理解いただきたいと思います。  以上です。 58 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 59 ◯12番(中村博美君) ありがとうございます。高齢福祉課の課長、一番最初に言いましたよね。介護認定も受けていないので介護保険は何も使っていないけれども、介護保険は払っているよっていうこういう方々のために、何か制度を検討していただくことはできますか。 60 ◯議長(風野芳之君) 高齢福祉課長。 61 ◯高齢福祉課長(増田和彦君) ただいまの質問にお答えさせていただきます。  先ほど部長からもありましたように、高齢担当課といたしましては、近隣市町村の実施状況等も見ながら、また関係課と協議をしていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。 62 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 63 ◯12番(中村博美君) そうですよね。市では単独でなかなか難しいのはよくわかっています。  では、最後の質問です。今の近隣の市町村、県内市町村の金銭的支援はあるか尋ねます。お願いします。 64 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 65 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  隣接しております市町村の支援の状況についてでございますが、自治体により担当課、場所によりましてスポーツ関係とか生涯学習課とか、そういった部門がありますけども、資金の基準及び金額についても、やはりさまざまな状況でございます。下妻市につきましては、国体、ねんりんピックともに基本額3万円に加え、旅費として5,000円、守谷市につきましては、両大会とも1名に対して1万円、坂東市及びつくばみらい市は両大会とも自己負担額の2分の1、つくば市は、ねんりんピックにつきましては、来年度になりますが1名に対し2万3,000円、国体につきましては報奨金といたしまして開催地により5,000円、または1万円を支給しているというような状況で、八千代町につきましては両大会とも支給は行っていないという状況になっております。  以上でございます。 66 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 67 ◯12番(中村博美君) ありがとうございます。さまざまですね、本当に。今、坂東市とつくばみらい市は半分補助しますよ、経費の半分ということは、一番お金がかかる9万8,500円の人は半分だとやっぱり5万円弱ということになるのかな。変わらないのかなと思いますけど。  最後に、当市でも各種目でよい成績をおさめていただいて、茨城県の代表として出場される方々が金銭的に心配しなくても挑戦できるような、勝ち抜いたんだけど、いろいろな支援はもらうけど5万以上のお金は必要なのよね、必要なんだよねというところ。ゼロとは言いませんけれども、私が今言いましたように、常総市で単独でできるのは、介護保険は納めているけど何も使ってないという、この高齢福祉課の方に期待をするしかないのかなと思います。これを全庁で検討していただいて、ぜひ大きな支援をしていただきたい。そして挑戦する人がふえるように私は思っています。それが常総市の元気をつくる、常総市の医療費の削減につながる、健康づくりすると医療費の削減につながりますよっていうのは、私もずっと言っていますよね。健康な人、健康寿命を延ばして医療費の削減をして、そこで浮いた分をこういう方たちに支援をして頑張っていただいて、よし、じゃ私も挑戦するよ、僕も挑戦するよというふうな元気な御高齢の皆さんを育てていくという意味で、ぜひ全庁で検討していただきたいと思います。  最後にそれをお願いいたしまして私の質問は終わります。ありがとうございました。 68 ◯議長(風野芳之君) この際、暫時休憩といたします。                 午前10時58分休憩    ─────────────────────────────────                 午前11時10分再開 69 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。    ───────────────────────────────── 70 ◯議長(風野芳之君) 一般質問に入る前に、市民生活部長及び保健福祉部長より発言の申し出がありましたので、これを許可いたします。市民生活部長。              〔市民生活部長柴 典明君登壇〕 71 ◯市民生活部長(柴 典明君) 先ほど中村博美議員からの御質問であります、県外移住者への周知方法を尋ねるという質問で、茨城県信用組合のところで、間違えまして茨城県信用金庫と発言してしまいましたので訂正をよろしくお願いします。  私のほうからは以上です。 72 ◯議長(風野芳之君) 続いて保健福祉部長。              〔保健福祉部長吉原克美君登壇〕 73 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 先ほど中村博美議員の高齢者支援の中で、ねんりんピックの経費につきまして、平成27年度の山口大会にグラウンドゴルフで参加された方の総額を8万694円と発言しましたが、正確には8万3,694円の誤りでした。大変失礼しました。申しわけありませんでした。 74 ◯議長(風野芳之君) 一般質問を継続いたします。  次に、13番岡野一男君。                〔13番岡野一男君登壇〕 75 ◯13番(岡野一男君) 皆さん、おはようございます。13番岡野一男でございます。  私は今回3点ほど通告してございます。1点目はあすなろの里に設置しております物産館についてでございます。2点目は小中学校の運動会、そして3点目は水道事業の広域化、この3点でございます。一問一答方式でやらせていただきます。  最初は、あすなろの里に設置してあります物産館でございます。当初の計画と実績についてお尋ねをするわけでございます。この物産館、売店をリフォームいたしまして新たに名産品の販売等、そういうことを目的にしてつくられたわけでございます。このリフォームですよね、一般住宅で言えば。このリフォームにかかった費用、経費についてはどのくらいかかったか。まず一問一答方式で質問させていただきます。よろしくお願いします。 76 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。経済環境部長。              〔経済環境部長宮田道夫君登壇〕 77 ◯経済環境部長(宮田道夫君) 改めましておはようございます。それでは、岡野一男議員のあすなろの里物産館の改修経費についてお答えいたします。  あすなろ物産館の改修工事費は499万円でございます。 78 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 79 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございます。499万ですね。大変すばらしくぴったりですね。予算を見ていきますと、物産館の予算は500万です。きちんと当初の予定どおり、予算の計上どおりつくられたというわけでございます。それはそれでわかりました。  開館日というのはいつされたんですか。お願いいたします。 80 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 81 ◯経済環境部長(宮田道夫君) 開館日につきましては、時間をかけてよりよいものとするため、また改修工事の工期等もありまして、9月15日にオープンいたしました。 82 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 83 ◯13番(岡野一男君) よいものをつくりたい、そういうことで9月15日、予定していたよりも時間がかったということでオープンしたというふうな御答弁でございます。  それでは、9月15日から現在までの稼働の日数とその売上高を教えていただきたいと思います。 84 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 85 ◯経済環境部長(宮田道夫君) それでは、売上高、稼働日数についてでございます。  稼働日数、11月18日までで22日でございます。これは土曜、日曜、祭日において開店しております。売上高でございます。9月で約29万円、10月が19万円、11月は18日現在で約10万円となっております。 86 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 87 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございます。稼働日数22日間といいますと、実績はどうですかとお尋ねしてもなかなか答えにくい実績かなとは思います。それでも9月には29万、10月に19万、11月に10万ということでございますね。これは想定していた額なんですか。ちょっと足りないのかなとか、その辺を教えていただきたいと思います。 88 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 89 ◯経済環境部長(宮田道夫君) 先ほど言いました11月18日現在までの合計金額が58万8,050円で、1日平均にいたしますと約2万6,000円でございます。当初の計画といたしましては、月26万を想定しております。9月の開館月に関しましては、9月15日からで29万円でしたが、10月19万円、11月はまだ18日現在のところ10万円というところでございます。 90 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 91 ◯13番(岡野一男君) 当初の計画では月26万、土曜、日曜営業ということでございますから、今までの計算をしていきますと1日平均2万6,000円。ですから、ちょうど26万ですよね。ぴったりです。これはこの季節であって言えることだと思うんですよね。繁忙期になればまた違った数字も出てくるかと思いますが、市としてはこれは当初の予定どおりの売り上げだというふうにお答えしたと理解してよろしいですね。  それでは、次の質問に移ります。この物産館の事業主体はどこなんでしょうか。 92 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 93 ◯経済環境部長(宮田道夫君) 事業主体でございます。水海道あすなろの里に委託契約をしておりますので、事業主体はあすなろの里ということになります。 94 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 95 ◯13番(岡野一男君) 財団法人にはあすなろの里の管理及び運営について委託をしております。さらに、そのほかにこの物産館の業務の委託契約を結んでいるということであろうかと思います。当初の予算では7月から物産館は稼働するということで、予算書のほうも277万8,000円というふうに計上されております。これは7月からという当初の説明でございました。それが繁忙期を避けてというか、通り越して9月から稼働したということで、現在の1日平均売上高が2万6,000円となったわけでございます。  この事業主体なんですが、今委託契約を結んだからあすなろの里だというお話でございます。そうしますと、内容についてすべて責任はあすなろの里にあるというふうに理解してよろしいんでしょうか。 96 ◯議長(風野芳之君) 商工観光課長。 97 ◯商工観光課長(古谷 篤君) お答えいたします。  あすなろの里に委託契約はしておりますが、予算的には商工観光課の予算も使っております。あすなろの里との契約は農政課でやっておりますので、当然物産館のそういったものに関しては商工観光課、農政課、あすなろの里、三者でいろいろ進む方向も決めていきますので、三者という形のほうがよろしいかと思います。 98 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 99 ◯13番(岡野一男君) 三者で共同体でやっていくというお話でございました。ただ、委託されたほうのあすなろの里、今の業務手いっぱいだと思うんですよね。その中で、さらに物産館の管理、運営をしていかなければならないということの多忙をきわめることになりますよね。確かに私もオープンのときに行きましたら、応援部隊といいますか、来ておりまして、皆さん一生懸命やられておりました。それはそれでいいんですが、通常はすべてあすなろの里の人員の中でカバーされているというふうに理解してよろしいんでしょうか。 100 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 101 ◯経済環境部長(宮田道夫君) 先ほど委託契約のお話をいたしました。委託契約金277万8,000円のうち、売店の2名分の人件費も含まれての委託でございます。 102 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 103 ◯13番(岡野一男君) 販売員2名の負担金もその中に入っているということだから、あすなろの里の業務については支障がないということだろうと思いますが、例えばあそこでは製造部門もあります。そういうことで、もし万が一、今までそういうことはなかったんですが、そこで何か事故でもあった場合、そういう場合はその委託先のあすなろの里が責任を持つのか、この三者で持つのか、先ほど言いました共同体で持つのか、あるいは市で持つのか。その辺の責任の所在というものを教えていただきたいと思います。 104 ◯議長(風野芳之君) 商工観光課長。 105 ◯商工観光課長(古谷 篤君) お答えいたします。  委託先にお願いしているのは市のほうでございますので、最終的には市の責任という形になるのかと存じます。 106 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 107 ◯13番(岡野一男君) 最終的には市がすべての責任を負うということになろうかと思うんですが、そういう御答弁でございました。  実際に責任は持つけども、その営業活動、利益を追求するといいますか、499万投資をしております。そして、さらに年間の委託のほうでも277万8,000円というふうな金額でございます。これを投資していて、その営利企業といいますか、営利を目的とするメリットというのがあすなろの里のほうにお願いして出てくるものなんでしょうか。その点をお伺いいたします。 108 ◯議長(風野芳之君) 商工観光課長。 109 ◯商工観光課長(古谷 篤君) お答えいたします。
     あすなろ物産館は、あすなろの里と本当に共同体というふうに私どもは認識しております。確かに物産館は単独ではなかなか厳しい面もあると思います。当然、あすなろの里の入園者数がふえてこそ物産館の売り上げもふえていくということだと思います。一方では、常総市の名産品、こういったもののPRを積極的に進めたいということも含めてございますので、あすなろの里と一体となって常総市をPRしていきたいというふうに考えております。 110 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 111 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。あすなろのお客様がお土産品があまりないというふうなことで、この物産館を設置したというお話、そこに市内の名産品を持ってきたということだろうと思いますが、さてその名産品でございます。売り上げといいますか、それは出品している店舗、企業にとって妥当な売り上げになっているのか、その点は調査しておりますか。 112 ◯議長(風野芳之君) 商工観光課長。 113 ◯商工観光課長(古谷 篤君) お答えになるかわかりませんが、一応納品という形で現在販売しております。販売手数料20%いただくという形で、通常市内の商店の方が、例えばどこかの道の駅に置く場合も20%から30%手数料を取られて納品しておりますので、同様な形でやっておりますので、特段そういった意識はないのかなと存じます。 114 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 115 ◯13番(岡野一男君) 2割の手数料をいただいているということでございます。売り上げが伸びないと出店するほうもメリットがありませんからね。これはしっかりと共同体のほうで頑張っていただきたいと思うんですね。  このあすなろの里につくりました物産館が当初第1号店というふうに聞いています。今後、どこかに物産館というものを2号店、あるいは3号店という形でつくられていくのか、その辺をお伺いしたいと思います。 116 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 117 ◯経済環境部長(宮田道夫君) 現時点ではあすなろ物産館以外の計画はございません。しかし、アグリサイエンスバレー構想の中核拠点施設と位置づけます道の駅に物販スペースを置いて、名産品を販売していきたいというふうな考えを持ちまして、関係各課、商工会、市観光物産協会と検討していく必要があると考えております。 118 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 119 ◯13番(岡野一男君) ちょっと先の長い話で見えないんですが、私は第2号店、あるいは第3号店というのはすぐさまやっていくのかなというふうに期待をしていたわけでございます。当初の予定どおり1日平均2万6,000円ということで来ているんだということであれば、市としては成功しているんじゃないかというふうに思っているのかな、そして物産館をほかにも広げていきたいというふうに見ているのじゃないのかなと思っていたわけなんですね。  これは、やはり地の利なんですよ、こういう物産館は。名産品を扱う店舗関係はね。あすなろの里はちょっと奥まったところにあります。皆さん、あすなろでいろいろな研修したりということでやって来られます。目的を持ってあそこに来られます。その方たちは真っ直ぐ来るんですが、わざわざ名産品を求めにあすなろの里の正門まで来るのかと言えば、ちょっと疑問です。そういうことを憂慮いたしまして、第2号店、第3号店というものは違うところに持っていくのかなというふうに考えていたわけなんですが、現在のところ想定していない、近い将来でしょうけども、道の駅ができればそこに持っていきたいんだというふうなお話でございます。それではちょっと何のための物産館をつくったのかなというふうに考えるわけでございます。ただ単にあすなろの里の入園者のためのお土産店をつくったのか。それにしては499万というのは大きな投資でございます。その辺がちょっと一つ疑問に思ったところでございます。  もう少し言えば、実はあすなろの里の入園者よりも隣の自然博物館のほうが非常に入園者は多いんです。向こうは規模も大きい。そういうことも含めていけば、先ほど広域連携というお話もありました。観光物産を目的にした広域連携を坂東市と契約しながら、坂東市のほうにも同じようなものをつくっていったほうが私はより効果的に市内の名産品を来園者の方々に味わうといいますか、選んでいただけるんじゃないかなというふうに思っているわけでございます。こういうふうな地域連携というような形の中でやっていく考えはあるのかどうかお伺いしたいと思います。 120 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 121 ◯経済環境部長(宮田道夫君) まず、あすなろ物産館以外にということなんですが、現在、お城のイベントがあるときはなるべく出店しているという状況で、現在も進んでいるところでございます。  続きまして、自然博物館についてですが、あすなろと菅沼の橋でつながっております。自然博物館と連携したイベントを企画するなど、また博物館にあすなろの道案内や物産館のPRポスターなどを掲載したものを置いて、博物館からあすなろの里に来られる方をふやし、また物産館の売り上げも伸ばしていきたいというふうに考えております。 122 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 123 ◯13番(岡野一男君) ちょっと物足りないというか、答弁なんですが、商工観光課で企画をいたしまして市内の名産品を取り扱っていく、地域経済を振興させていくということを考えてみれば、私はもう少し一歩も二歩も踏み込んでやっていただければなというふうに思うわけなんですよね。将来的な道の駅よりも、まず身近にある既存の施設を活用しながら、名産品を扱い、市内の経済の振興、発展につなげていただければというふうに思うんですよね。いろいろな事業の中でこういう名産品を取り扱っているということでございますが、私は市の行事の中で、交流センターとかそういうところでやっているのは見かけますけれども、移動物産館とかそういうものも含めながら私は地域振興につないでいってほしいなと思うんですよね。別にあすなろの里の物産館が悪いということではありません。これをきっかけにいたしまして、どしどし当市の名産品をPRしていただきたい。そのことが念頭にありまして今回の質問になったわけです。  行政というのは、営利を目的としているものではございませんが、投資をするのであればある程度の効果も想定していっていただきたいと思います。例えば、移動物産館など今後やっていくのかどうか、もっと大きくですよ、もっと大きくやっていくのかどうか、その辺のところをお尋ねいたします。 124 ◯議長(風野芳之君) 商工観光課長。 125 ◯商工観光課長(古谷 篤君) なかなかはっきりした答えが言えないというのは非常に心苦しいんですけれども、確かに商工観光課だけでなくて観光物産協会がございまして、この中の役員会とか事業企画委員会というところがあるんですけども、その中でも確かに名産品を販売する場所をつくりたいというお声がありまして、いろいろ検討はしていました。例えば、水海道駅の構内に出店ができないかとか、あとTXの1階部分、守谷の名産品を売っているところがあるんですが、そういったところにも出店できないかとか、そのほかにも物産協会の会員の店の中に名産品を売るスペースなんかをつくれないかとか、こういったいろいろ検討はしておりました。ただ、運営管理の問題、人件費の問題、売り上げ目標、販売する商品等、そういったさまざまな課題がありましてなかなか事業化には進んでいないというのが現状です。  ただ、議員御提案の移動物産館、これは大変おもしろい案、考えだと思いますので、これは今後も物産協会を含めまして検討していきたいというふうに考えております。 126 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 127 ◯13番(岡野一男君) やはり頼りにするのは行政であり、担当である商工観光課でございます。これからもとまらないで次へ進んでくださいよ。こっちのほうで、はいっていう返事がありますけども、行政のほうでもとまらないで、あすなろの里だけでいいんじゃなくて、次へ進んでください。それだけお願いいたします。1点目の質問を終わります。 128 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移ります。答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  岡野一男君、質問を継続してください。 129 ◯13番(岡野一男君) それでは2点目の小中学校の運動会について質問を行います。  全国的には運動会の開催時期が秋から春に移行している学校がふえているというふうに聞いております。ことしの夏は特に暑かったということもありまして、秋開催の学校でも競技数を減らしたり、そういうことで時短を取り入れたということも聞いております。また、茨城県では来年国体が開催されます。そういうわけで、秋開催の学校でも検討している、また自治体もあると聞いておりますが、当市の状況をお尋ねいたします。 130 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。教育長。             〔教育委員会教育長岡野克巳君登壇〕 131 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) 岡野議員の御質問にお答えさせていただきます。  まず、茨城国体に関しましての件ですが、茨城県国体の総合開会式が9月の最終土曜日28日笠松のほうで行われる予定と認識しております。それに関しまして、常総市内の小中学校の運動会を動かすというはっきりした動きは現在ございません。  あと、もう一つ春開催ということの現状ということですが、これは岡野議員も御存じのとおり、常総市内では絹西小学校、水海道小学校が春開催ということに至っております。簡単に2校の経緯を申し上げますと、絹西小学校の場合には、実はグラウンドの拡張工事が入ったときに、秋の開催が物理的にできないということでその年度の開催を春に行ったという現実でございます。その次の年からということですけれども、春に行った実績を踏まえて、学校、PTA、地域と相談してそれが継続しているという現状でございます。また、水海道小学校の場合には、平成22年夏を契機として熱中症対策ということで十分検討した上で、そのときから行っているという現状でございます。  以上です。 132 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 133 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。国体の開会式が9月28日ということですね。それに関連して、例えば変更する予定は今はないということですね。学校行事は1年前から決めていると思うんですよね。ですから、早目にお尋ねしようかなと思っていたわけでございます。そして、現在行っているのが絹西小学校、水海道小学校の2校です。教育長答弁にありましたように、私の地元の絹西小学校、学校建設といいますか工事の関係で秋開催ができないということで春になった経緯があり、その後もずっと春で通しております。水海道小学校の経緯を今伺いました。暑かったからというお話でございます。今はちょっと涼しくなり、あるいは寒くなっておりますので、ことしの猛暑は少し忘れかけてはいるんですが、ことしも大変暑かったというふうに記憶してございます。そういうわけで、季節とかあるいは行事とかで運動会の時期も変わってきたのかなと思います。現在、絹西、水海道の2校でございますが、そのほかの学校はどんなふうな様子といいますか、考え方をお持ちなのかお尋ねをいたします。 134 ◯議長(風野芳之君) 教育長。             〔教育委員会教育長岡野克巳君登壇〕 135 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) お答えいたします。  春か秋かということで、ほかの学校も、当然熱中症対策についてはかなり深い議論を現実的に委員会も含めて随時しております。それで、当然春のメリット、秋のメリット、その裏返しも当然ございますが、その辺を十分踏まえて現実に至っているという状況でございます。例えば、春に実施の場合には熱中症のリスクの軽減が物理的にされるであろうと、また秋に集中していた学校行事の分散化も図れるというか、一つ減るというメリット、しかし一方では、春に行った場合には、特に小学校低学年の生活習慣、学習習慣等でまだまだ運動会を実施するに当たっても不安があるということもございます。また、中学校においては、実際に総合体育大会、あるいは修学旅行等の学校だけではちょっと決められない行事等との兼ね合い等でデメリットとしてあるのも現実でございます。だからといって、暑さ対策を全く無視しているということはこれはございません。例えば、春でも、今の時期ですから暑いときがあります。実は秋でも当然あるわけですけれども、そのときにまず練習の中でどう対応するか。これは長い時間の練習はやらない、簡単に言うと1校時単位以上の練習は継続して行わないなど、そのときの天候によって明確に校長会等で、あるいは教育委員会と学校で認識をともにしている状況です。運動会当日も、例えば幼稚園も含めてですけれども帽子をかぶせるとか、テントの中の日陰を積極的に利用させるとか、水分の補給とか、環境省で出されている熱中症のリスク等も数的にきちんと踏まえた上で、対応等も細かく確認して行っているのが現状でございます。  以上です。 136 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 137 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。児童生徒数は大変減少しております。これは人口減少社会ということでありますから、比例して減少している、減少傾向にあるというのは当然のことかなと思っております。ただ、私は絹西小学校管内の住民ですので、いつも500人規模の子どもがおりますから大変にぎやかな運動会を経験しております。ただ、その減少化傾向ということで子どもが数が少ない学校もあろうかと思います。そういうことが一つ。  それから、今教育長もお話しされたように、暑さ対策、異常気象はこれからも続くだろうと思います。そういうことが今後も懸念されておりますので、プログラムの構成とか、あるいは時短、暑さのために時間を繰り上げるとか、子どもの数が少ないので競技数を少なくして早目に終わらせるとか、そういう対策も練られておるんでしょうか。 138 ◯議長(風野芳之君) 教育長。             〔教育委員会教育長岡野克巳君登壇〕 139 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) お答えいたします。  二つ視点があるかと思います。まず、児童数の多い、少ないでの時間短縮、これについては明確というかそれだけの理由での時短を目的とした議論はしておりません。小さい学校でも地域の中の一つの行事として位置づけられていたり、大きい学校ではもちろん一人一人をどう生かす、成果発表の場として限られた時間を有効に使うかということで、児童数の多い、少ないでは時短について明確に議論をしておりません。ただ、本当に小さい学校でいろいろな形で児童に活躍させたりとか、ある意味では活躍の場をたくさんつくるという、これは時間とは関係なく、結果的には児童の活躍の場をたくさんつくるというような意味では行われております。  もう一つ、熱中症に関してですが、これは熱中症に限らず、突風やいろいろな自然災害等が明確に危険性が予想される場合には、ためらうことなく対応するということでは指示も認識も共有している状況です。ですから、熱中症の場合には、早く終わればというのも当然あると思います。この天気ではちょっとこの種目を省略して、早く終わるというよりも早くクールダウン、この時間帯はクールダウンさせようとか、そういう意味での対応は今年度に限らずこれまでも行ってきている、共有している状況です。 140 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 141 ◯13番(岡野一男君) 今の教育長の御答弁、教育委員会としての御答弁なのか、その辺を少し思ったんですよね。と言いますのは、学校行事、運動会は教育委員会がいろいろ指導はするわけでしょうけれども、現場であります学校長が判断したり、あるいは保護者の人と協議しながら最終的には学校側で判断されるのかなというふうに思います。こういうことで、学校のほうから、例えば校長会等において、ことしの夏は異常に暑かった、今後来年以降もこういうものが続けば変更したいとか、そういう要望といいますか学校側の声というのはあるんでしょうか。 142 ◯議長(風野芳之君) 教育長。             〔教育委員会教育長岡野克巳君登壇〕 143 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) お答えいたします。  まず最初に、岡野議員が、私の答弁が教育委員会としてなのか学校なのかという部分、お気づきいただいたことを私は非常にうれしく思っております。実は、この答弁をするに当たって教育委員会としてトップダウンの答弁はしたくなかった。これはあくまでも学校行事、児童生徒一人一人をしっかり見ていてくれている校長を筆頭とした学校行事で、今一生懸命やっていただいているといういい意味での認識がありましたので、そこにまさしく気づいてくれたというのは本当にありがたく思っております。  さて、校長会から、あるいは学校からいつやったらいいか、あるいはどんな工夫をしたらいいかということは、これは年間行事を決める際、あるいは随時意見交換をする場面はございます。簡単に言いますと、来年度の行事の中で文化祭はいつになるか、あるいは保育所や幼稚園の運動会はいつになるか、当然暑さ対策はどうしたらいいかということも含めて、リアルタイムで教育委員会と共有して、これは意見というよりも児童生徒がどう健康面でやっているかという部分では、随時行っているというのが現状でございます。ただ、その中で明確にこうしなくては困るというような熱中症対策に特化した強い要望はございません。 144 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 145 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。学校側とよく協議していただいている、そういう感じを受けましたので大変ありがたく思っているし、感謝しております。全県的には春に移行している市町村が多くなっております。この近辺ですと、古河、取手、つくば、守谷、境というふうに聞いております。そういうわけで、検討する価値はあるんじゃないかというふうに思いまして質問しているわけなんですが、今後は学校側ともよく協議しながら、この問題につきましては検討していただきたいというふうに思います。  これで質問を終わります。 146 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移ります。答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  岡野一男君、質問を継続してください。 147 ◯13番(岡野一男君) それでは、3点目の水道事業の広域化についてお尋ねいたします。  初めに申し上げたいんですが、水は空気と同じように国民共有の財産でございます。すべての国民は現在から将来にわたって水の恩恵を受けているものでございます。水道事業に求められているのは安定性、安全性、そして持続性でございます。この崇高な業務を行えるのは自治体の水道事業でございます。冒頭申し上げたいことは、現在個別委託を実施しておりますが、私は包括委託を想定している、そういう質問ではないというふうに申し上げまして、具体的な質問に移りたいと思います。広域を導入する考えはあるかということで細かく質問をいたします。  人口減少社会に突入したということでございます。そして、節水機器の普及によりまして使用水量が減少しているということだと思うんですが、これは事実であるかどうかお尋ねをいたします。 148 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 149 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 岡野議員より御質問をいただきました使用水量の減少につきましてお答えをさせていただきます。  近年、当市におきましては人口減少、節水機器の普及による有収水量の減少に伴う大きな使用水量の減少はございません。  以上です。 150 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 151 ◯13番(岡野一男君) 有収水量の大きな変更はないということで、現在も推移はしているというふうに理解してよろしいわけですね。  それでは、2番目に施設の老朽化というものを懸念しておりますが、更新の進捗状況はいかがですか。 152 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 153 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 御質問いただきました施設の更新の進捗状況につきましてお答えをさせていただきます。  8月定例会議で御報告をさせていただきました水道事業経営戦略の更新計画や毎年実施をしております電気計装機器の年次点検の結果によりまして、計画的かつ効率的に更新をしているところでございます。 154 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 155 ◯13番(岡野一男君) いい言葉ですね、計画的、効率的に更新。  それでは、耐震化の進捗状況はいかがですか。 156 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 157 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 耐震化の進捗状況につきましてお答えをさせていただきます。  水道施設の耐震化につきましては、平成27年度に実施をした水道施設詳細耐震診断で一部に耐震性の低い施設があることが判明をしております。この施設の更新を検討しているところでございます。また、耐震性の高い配水管の布設状況は、管路全体の5.5%でございます。そのため、道路改良等による布設替が生じた場合におきまして、耐震性の高い配水管に布設替を順次しております。先ほども御説明申し上げましたが、水道事業経営戦略の更新計画においても、老朽管の布設替については、耐久性の高い配水管への更新を平成31年度より計画をしているところでございます。 158 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 159 ◯13番(岡野一男君) 耐久性の高い管に順次布設をしていくということだと思いますね。さて、それを管理運営している人員でございます。全国的に水道職員の人員は少なくなってきているということを聞いております。当市の状況はいかがでしょうか。 160 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 161 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 必要な人員の確保につきましてお答えをさせていただきます。  当市の現状といたしましては、事務職、技術職の人員は現時点では確保できております。また、定期的な排泥作業や個人の水道台帳の整理などのために再任用職員、臨時職員の方々の継続的な確保も必要となっておりまして、現在は確保されております。なお、検針、収納業務や施設の管理等につきましては、民間事業者に委託をしております。 162 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 163 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。施設の老朽化問題、耐震化も含めて大きな問題はこれから多々きているかと思います。そして、有収水量、世帯数はふえていると思うんですけれども、人口的には1人当たりの水量は減少していく傾向にあろうかと思います。その中で、単独で市の水道事業を運営していくのがいいのか、あるいは広域化も一つの選択肢のものであるんじゃないかというふうな質問をしたいと思います。  今、一部個別委託はしているというお話でございますけれども、これらの今抱えている問題に対して広域化というものをどのように考えているのかお尋ねをいたします。 164 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 165 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 広域化につきましてお答えをさせていただきます。  茨城県におきまして、保健福祉部生活衛生課が所管をし、水道事業の広域連携についての制度、先進事例など県内全体の説明会や県内を四つのブロックに分けて勉強会や意見交換会を実施しております。常総市につきましては、県南西ブロックになっておりまして22の市町が参加しております。ブロック会議の中で、営業業務関係、給水装置関係、維持管理関係、防災関係等の調査研究を行っているところです。その中で、お互いに共通する事項での連携等の話し合いも行われておりますが、広域化に当たりましては課題も出されているところです。当市における広域化につきましては、選択肢の一つと認識をしておりますが、茨城県をはじめ近隣市町村とも状況を共有するなどの連携を図りながら、慎重に見きわめてまいりたいと考えております。  以上です。 166 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 167 ◯13番(岡野一男君) 広域化については検討しているという御答弁でございます。ちょっと具体的に御質問いたしますが、水道事業というのは水道法によりまして市町村経営が原則でございます。部長がおっしゃったのは、広域連携ということを想定してのことだと思うんですが、広域化ということについて、市町村経営が原則というのは法的にはクリアできるんでしょうか。その点をお尋ねいたします。 168 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 169 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えいたします。  議員おっしゃるとおり、水道法により市町村経営が原則ということになっておりますが、現在県内でも茨城県南水道企業団、湖北水道企業団の二つの広域企業団がありますので法的には問題はございません。 170 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。
    171 ◯13番(岡野一男君) 広域連携については何ら支障がないということでございますね。さっき部長の御答弁の中で、県内4ブロックに分けていて当市が入っているところには現在22市町が加入しているというふうなお話でございます。この4ブロックというのはどのようなブロックであるのか、その概要についてお尋ねをいたします。 172 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 173 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えをいたします。  当市が加入している県南西、ほかに県央、鹿行、県北の四つのブロックでございます。 174 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 175 ◯13番(岡野一男君) その中で加入しているということでございますね。加入している市町村については、それぞれ施設の状況、人員の配置、料金、そういうところでこの広域化については温度差はあるかと思いますよね。具体的に域内の協議会の中でどのような課題が出されているのか、その点をお伺いいたします。 176 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 177 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えをさせていただきます。  県南西ブロックの中におきましても、県南地域と県西地域では温度差があるというふうな認識をしております。要因につきましては、県水の用水給水単価が県南と県西で違うというのが大きな要因と思われます。  以上です。 178 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 179 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございます。国においては、広域化に向けていろいろの会合の中で広域化を進めたらどうかというふうなことを聞いております。具体的な財政支援というものは国は出してきているのか、わかっている時点でその内容をお尋ねいたします。 180 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 181 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えをいたします。  先日、新聞等でも報道がございましたが、今後統合を進めた市町村に対しまして国庫補助金の対象となる事業などがあるということでございます。  以上でございます。 182 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 183 ◯13番(岡野一男君) 統合された場合は国庫補助の対象になるということで、一つの弾みがついてきているのかなと思いますが、ただ今部長答弁にもありましたように、温度差はあるということでございます。これは仕方がないかと思いますよね。施設の状況とか料金の違いとか、あるいは人員の配置とか、そういう問題もありましてなかなか具体的には進まないかなとは思うんですが、ただ市単独でお互い協議をしていくだけでは前に進まないと思いますので、国、あるいは県の協力体制もしっかりと欲しいなというふうに思っているわけでございます。  なぜこんなことを申し上げたかと言いますと、人口減少に伴いまして収入が少なくなるということに加えて施設の老朽化、あるいは災害時の対応等、市単独では水道事業の遂行は非常に難しくなってきているのではないかということの中で、今回の質問を行ったわけでございます。  思い出していただきたいことは23年の福島原発の事故、そのときには空気中に大量の汚染物質が出たということで問題になりました。今でも空間放射線量は計測されていると思います。また、水害のときに最も必要でありましたのは水でございます。このように空気、水、私たちの生活に必要不可欠なものでございます。水の事業、水供給の中で安定性、安全性、そして持続性を確保でき、さらに市民の命を守れるのはこの自治体だけでございます。そういう中で、広域化というのもこの事業遂行に当たっての一つの解決策ではないかということで今回質問を行ったわけでございます。今後もこれらの問題を含めて広域連携の道を探りながら進めていっていただきたいということでございます。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 184 ◯議長(風野芳之君) この際、暫時休憩といたします。                 午後0時10分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時00分再開 185 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。    ───────────────────────────────── 186 ◯議長(風野芳之君) 一般質問を継続いたします。  次に、18番石川栄子君。                〔18番石川栄子君登壇〕 187 ◯18番(石川栄子君) 18番石川です。通告に従いまして質問を行います。きょうは3点について質問を行います。  まず、1点目ですが保育所問題について質問をします。保育所のことにつきましては、本当にもう昔々のお話になってしまいますけど、私が結婚する前のことなんですよね。ポストの数ほど保育所をつくってほしいという市民の皆さんの願いを受けて、水海道市内まちの中を若い職員の皆さんとともに署名を持って歩いたことがありました。今考えますと、市の労働組合の方だったんじゃないかなと思います。市民に役立つところ、そのような市役所を目指して市民の声に耳を傾け、その声、願い実現のために働く、市民の公共福祉の充実のために働く、当時、市職労の皆さんはそんな思いだったのかなと思います。こうした取り組みがあって、市民の声が落合市政を動かし、ポストの数ほどというふうにはなりませんでしたけれども、近隣で六つの公立保育所があるのは常総市、市の職員の方々もそれを誇りに思っているというふうに思います。  そして、私も間もなく結婚をし、完成した第二保育所に2歳になる長女を預け、続いて第2子である長男も入所いたしました。当時2代目の父母の会の会長として二、三年は務めさせていただきました。その間、水道から濁った水が出たりして、これでは小さい子に飲ますことはできないということで、役員の皆さんともども市役所にお願いに上がったこともありました。また、保育士から子どもの成長を促すもろもろのことも学ぶことができ、母親大会にも第二保育所父母の会でバス1台となり、参加をし、親育ち等々についても学ぶことができ、新しい保育所で親子ともども楽しく有意義なひと時を過ごすことができた。本当によい思い出の場所であります。第二保育所を何とかなくさないでほしい、これがお母さんの声であり、私の思いとも重なってまいります。  そしてあれから50年、今度は執行部の手で保育所をつぶす、31年閉所案が浮上いたしました。第1回話し合い、4月27日、入所式が済んだ後、子どもたちもやっと落ち着いてきたころ部長の話で、それは突然でしたから、保護者の皆さんは本当に驚き、次々に手が挙がり、不安、不満、怒りの声でした。区長からもこの保育所がなくなったら地域がさびれる、子育てに逆行する等々の意見が出たことについては、以前もお伝えしましたので省きますが、賛成の方はいないようでした。最後に、保護者の皆さんから、みんなの声をとにかく聞いてほしいのでアンケート調査をしてほしい、こういう意見が出されました。そして、アンケートを行っていただきましたが、選択肢は閉所しかなかった。閉所について1年後、2年後、3年後、4年後しかなくて、仕方なく3年後にしたとか、自分の子があと4年なので4年というところに丸をつけたとか、47人中27人しか答えが戻ってこない状況なのに、何回も話し合いを持ちますよと言った割には5カ月もたってから、9月21日2回目の保育所での話し合いでは、80%の方々が閉所を希望していると強調いたしまして、話し合いというよりも既に決定事項のお知らせのようだったんですね。1回目のときと打って変わってなかなか意見も出ず、終わっても帰るに帰れずという状況でした。しばしどうしようと思い悩む様子だったんです。保護者の思いが反映されていないようなアンケートであり、執行部側の思いが見え見えのものであり、結果であったというふうに思うわけです。  そこで、第1点目の質問なんですが、第二保育所というのを先に入れてもらって、第二保育所での保護者の声が反映されないアンケートは問題があり、再度アンケート調査を行うべきと思うがどう考えるかということで質問をさせていただきます。答弁よろしくお願いいたします。一問一答です。よろしくお願いいたします。 188 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。保健福祉部長。              〔保健福祉部長吉原克美君登壇〕 189 ◯保健福祉部長(吉原克美君) それでは、石川栄子議員の1)保護者の声が反映されないアンケートは問題があり、再度アンケート調査を行うべきと思うがどう考えるかにつきましてお答えをいたします。  このアンケートにつきましては、先ほど議員がおっしゃいましたとおり、4月に開催されました第1回の保護者説明会の中で実施してほしい旨の意見が多数あったため、第二保育所施設再編計画に関するアンケートとして実施いたしました。アンケートの内容につきましては、施設の再編について、第二保育所の閉所時期について、お子様の定員についてのほか、その他の意見として自由記載欄を設けた内容といたしました。保護者の声は、その他の御意見のところで幅広く、多大なる御意見もちょうだいいたしております。このアンケートの結果を真摯に踏まえまして、当初平成31年度末の閉所を2年間延長いたしまして、平成33年度末閉所ということで第2回の説明会におきまして説明をし、保護者と話し合いを行ってまいりました。  このようなことから、保護者の話し合いについてはいろいろと意見をちょうだいしておりますので、再度アンケート調査を行う考えは今のところございません。  以上でございます。 190 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 191 ◯18番(石川栄子君) 実際には、丸をつけるところは本当に閉所しかなかったというのは事実であります。例えば、第二保育所を継続させてほしかったとか新築してほしいとか、そういった選択肢はないということで、下に御意見をお書きくださいという欄がありましたものの、これでは本当に市民の声をしっかり聞くという立場には立っていないんじゃないかというふうに思うんですよ。そういった意味では、やっぱりきっちり保護者の皆さんの声を聞くためには、そういうことも選択肢に入れてアンケートを行うべきなんじゃないかなというふうに思うんですがね。いかがでしょうか。 192 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 193 ◯保健福祉部長(吉原克美君) ただいまの御質問にお答えします。  アンケートの中には、現状維持で再編はしないほうがいいという項目もありました。  それと、先ほど第2回の保護者説明会というお話をいたしましたが、その後、別な形で保護者の意見等を聞く場もございますので、その中でいろいろな意見をお聞きしておりますので再度改めてアンケートを行うことは考えておりません。  以上でございます。 194 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 195 ◯18番(石川栄子君) そうすると、保護者の声ってどういう声だったんですか。実際に聞いた声というのは。本当の声というのは。 196 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 197 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  保護者の意見、先ほどアンケートの中で多くあったのは、やはり31年度末の閉所を延ばしてほしいというのが先ほど議員の質問の中にあったとおり、多数を占めております。その後、第2回の説明会以降では、まず最初に33年度ではなく1年間の延長をしてほしいという声、その後には閉所云々をちょっと考えてくれないかというような御意見もあったと思います。  以上でございます。 198 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 199 ◯18番(石川栄子君) このアンケートでは自分たちの声が反映されていないので、保護者の皆さんは自分たちでアンケートをやり直そうかという意見まで出ていたんですよね。これは、現在2人のお母さんである第二保育所の保護者の方なんですが、自分は今2人お子さんを持っているんですが、もう一人産みたいと考えたとき、近くに中学校があって小学校もあって、学童クラブもあるのに何で保育所なくすのよと。はっきりこうおっしゃいました。そして、これについて、この方の発言はエゴだとか、エゴと言った方がいたかいないか、これは定かではありませんが、それはとんでもないことだというふうに思うんですよ。これは、本当に真剣な心からの叫びなんですよね。もう一人産むか産まないか命がかかっている問題です。この声、心からのこの声に何と答えたのかなというふうに思うんですけど、いかがですか。 200 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 201 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 第二保育所閉所の件につきましては、私どもは市全体の適正配置を考えております。確かに説明会の中で多少の行政サービスの低下にはなるというような話はさせていただきました。ただ、5年、10年先を見据えて、当然子どもの出生数ですか、変わればそのときに適正配置というのを考え直すかもわかりませんけれども、そのような形でまず適正配置を考えて、保育所の定数というのが575人のところ約150から170で月の変移はありますけれども、定数が満たされていないという状況は六つの保育所でありますので、やはり適正配置、そういったものを考えると市の方向性としては、閉所ですか、そういった形を考えざるを得ないというようなことでございます。  以上でございます。 202 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 203 ◯18番(石川栄子君) 定数が減っている、少子化なので減っているということでございますが、それにしては、実際にこの常総市では、お母さんたちは保活が大変だって言っているんですよね。保育所探し、就活は就職探しですけれども、特にゼロ歳、1歳、2歳児の保育所探しなんですよね。産休、育休明けから預かってくれるところがないと安心して子どもを産み育てることができない。さっき、子育て、切れ目ない支援と言っておりましたけれども、ここで切れちゃうんじゃないですか。  結局、ここで子どもを預けられなければ働けませんから、ちゃんと今までのところに同じく勤めることはできません。子育てのために仕事を途切れさせるというか、仕事をやめて子育てに専念しなくちゃならない、あるいはちょいパートくらいで我慢しなければならない。ここが問題だと私は思うんですよ。定数削減、定数が減っている割には何でここに待機児がいるの。ここのところをきちんと考えてやっていくということができなければためなんじゃないかなと思うんですよね、待機児がいる現状でしょう。  そこについてどう考えるのか、これもお聞きしたいというふうに思います。 204 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 205 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  議員おっしゃっているとおり、ゼロ、1、2歳ですか、待機児童というのは、今のところいるというのが現状でございます。市では、そのために第二保育所の閉所は考えておりますが、第六保育所においては、その部分の強化という形で増築工事を予定しております。また、当然適正配置という形で、弱い部分については強化をするということでやっておりますのでよろしくお願いします。  以上でございます。 206 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 207 ◯18番(石川栄子君) でも子どもは育っちゃうからね。第六保育所を改修して未満児を預かるまでには未満児じゃなくなっちゃっていますよね。  だから、事実は、もうどこにおいてもこうした待機児が出ないように充実をさせていくという施策が一番必要かなというふうに思うんです。待機児がいるのに何で第二保育所閉所なのよということで、お母さんたちも言っているんですが、その問題、閉所の問題とあわせますとちょっと矛盾というか、考えちゃうんですが、どうなんでしょうかね。 208 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 209 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 先ほど申し上げました定数割れといいますのは、大きく言いますと3歳以上のほうの定数割れが原因でございます。ゼロ、1、2歳児については、やはり待機児童の問題がありまして、その部分については第六保育所を予算のほうでお願いするかもわからないんですが、32年度開所に向けて増築工事を行うというような形になっております。  そのような形で、待機児童については、そういった部分の増築をやって補うというような形で考えておりますのでよろしくお願いします。  以上でございます。 210 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 211 ◯18番(石川栄子君) あとは、増築と職員、きちんと。特にゼロ、1、2歳児を担当する職員の皆さんはやっぱりきちんと正規の職員で募集するべきだというふうに私は思うんですが、その点についてはいかがですか。 212 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 213 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 議員のおっしゃいますとおり、現在、保育士の資格で職員の募集をかけても集まらないという状態が続いております。そのため、やはり適正配置をしながら、その分余剰になったという言い方おかしいですけれども、保育士を待機児童対策としてゼロ、1、2歳児に回すことは可能となりますので、やはりそれも適正配置の一つかなと思います。  以上でございます。 214 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 215 ◯18番(石川栄子君) 他市におきましても、常総市でも何年か前に正規の職員で募集したら本当に何倍集まったんでしょうね。応募がかなりありました。これ事実ですね。あと、東京なんかも正規の職員で募集すると保母さんはやっぱり集まって応募者が多いそうです。やっぱりパートに幾らか上乗せするとか、そういう状況では自分のきちんと身分を保障されるような、そういうところでの募集ということになれば、保母さんが少ないんだ、少ないんだと言うけどそんなことはないんじゃないかなというふうに私は思うんですけどね。どうしても第二保育所は閉所というところで落ち着くんですか。 216 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 217 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  現在は、市の方向性として閉所という形で持っておるということでございます。  以上でございます。 218 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 219 ◯18番(石川栄子君) わかりました。  それでは、2点目の質問に移らせていただきますけれども、これはお母さん方と御一緒して市長室に伺ったので市長の答弁をいただきたいんです。市長室での話し合いのときだったんですが、市長は閉所は4年後から5年に延期しますと、市長自身おっしゃいました。そういうお話でしたよね。実際に5年後なのか、5年延長なのかどうかということでお聞きしたいと思います。 220 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 221 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 私のほうからすみませんが答弁させていただきます。           〔「市長答弁はないんですか」と呼ぶ者あり〕 222 ◯議長(風野芳之君) 答弁を聞いてください。 223 ◯保健福祉部長(吉原克美君) ただいまの第二保育所の閉所を4年後から5年後に延期するかにつきましては、第二保育所全体の保護者説明会を2回して、保護者との話し合いの中で閉所時期についての御意見を伺ってまいりました。その後、保護者の一部の方から平成33年度末の閉所を1年間延長してほしいとの要望があったことは、今議員がおっしゃったとおり認識をしております。しかしながら、平成31年度現在の入所希望者の状況を見ますと、継続児である5歳児が15名、4歳児が11名、3歳児が5名、2歳児が3名、あと新規希望児である1歳児が2名、合計で36名となっております。現在の2歳児が卒園する平成33年度末には入所児童数が極端に減少することが推測されます。  このような児童数の減少状況が見込まれる中、保護者の要望の閉所を5年後に延期することにつきましては検討を行ってまいっておりますが、少数の子どもの保育環境を考えた場合、良好でない状況が想定されます。公立保育所に通うすべての児童におきまして、今後とも平等に良好な保育が確保できるよう取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 224 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 225 ◯18番(石川栄子君) 実際、市長室で市長自身は5年延長しますというのはおっしゃいました。その後、多分市長は公務があって抜けられました。大方、お話は終わったころですけどね。間もなく執行部のほうから5年延長では子どもの数が少なくなる、今おっしゃったとおり。したがって先生の数も減り、所長もいません、運動会もできない、他のイベントも難しい状況となるというふうに言われました。だから、お母さんと私どもは実際4年だねということで納得をしたわけなんですよね。それでいいわけですよね、今のお答えはね。  そうしますと、市長が独断でそうおっしゃったという話なのかなというふうに思うわけなんですが、私は市民の皆さんの声をしっかり聞くということが市役所の一つの仕事の大事なところなんだなって思うんですよ。市役所の仕事って一体何なんでしょう。皆さんは、例えば残してほしいという第二保育所のお母さんの願いじゃない方向に今進んでいくわけですから、実際に市役所の仕事って一体何なんでしょうということで改めてお聞きしたいと思うんですが、答弁をお願いできますか。 226 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。
    227 ◯保健福祉部長(吉原克美君) ただいまの御質問にお答えいたします。  私どもは市全体のことを考えないと、財政もそうですし、福祉もそうですし、全体を見ながら考えないといけないということで、やはりそういった中で市の方向性として、保育所の閉所を決めているというような状況でありますので御理解のほどよろしくお願いいたします。  以上でございます。 228 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 229 ◯18番(石川栄子君) 地方自治法によりますと、地方公共団体は住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うことというふうにありますね。だから、私的に訳しますと、市役所の仕事って住民の福祉の増進に努めることではないかというふうに思うわけです。だから、子育ての福祉の拠点である保育所をなくしていいのか、福祉を切り縮める仕事をすることになりますが、それでいいんですかということを、全体のことを考えるとは言っても、実際にここで継続してほしいという声にきちんとこたえることができないで、切り縮める仕事をすることになっちゃうわけなんですが、どうなんでしょうかって私は疑問なんですよね。お答えいただければ。 230 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 231 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  保育所全体を考えますと、やはり施設の老朽化、そういったことは現実にあります。それと、少子化が加速するという中で、やはり適正配置等を進めていくというのは、これはお金の問題を言われると怒られてしまいますけれども、必要以上に配置するというのは財政面でも苦しいものもありますので、今後老朽化した保育所等については大規模改修なり、建てかえというのは必要になってきます。そういった市全体を考えますと、適正配置で統廃合というのは必要になってくるというふうに認識しております。  以上でございます。 232 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 233 ◯18番(石川栄子君) 地域の皆さんの意見ですけどね。保護者の皆さんの意見も含めまして、できればこの保育所を残してほしいという声が大方だと思うんですね。そのときの話し合いでも、1億8,000万あれば保育所ができるというお答えありました。財政調整基金という、一般家庭でいえば貯金に当たりますけど22億円あるんだということで、それを使って建てることも可能かと思いますが、それについてはどう考えますかということもあります。  それから、これは大分県のほうなので豊後高田市、ここは住みたい田舎ベストランキングで総合2位、最初から6年連続ベスト3ですね。これは全国自治体で唯一だと。秘密は市の子育て支援なんだというんですよね。子どもを育てやすい市というのが一番住みやすいということなんです。だから、全体的に保育所は減らしていくんだと言うけれども、やっぱり一番使いやすい地域の保育所は残していくべきなんじゃないか。ここで子育てをしたいというお母さんたちが現にいるわけなので、こういうところにやっぱり子育て支援策としてきちんと残していってほしいというふうに思うんです。  実際、国のやり方自身が民営化のほうに動いていて、そっちのほうにしか保育所を建てるときにもお金を出さないとか、国のやり方がまずいと私は思うんですが。だから、こんなに国自身が少子化になってしまったんですから、国の方針どおりにやっていたのではだめだと思うんですよ。国が地域も含めてだけれどもお金を出さない、子育てにもお金を出さないという地域をいじめている、お母さんたちをいじめているようなことをやってくるわけですから。こんなときこそ、常総市は本当に防波堤となって子どもやお母さんを守っていただいて、小さくてもいいから地域で保育所を残してほしいという、そういう声にこたえていかなければ、大事な子育てを担うお母さんたちの声にこたえていくことにできれば一番いいのかなというふうに思うんですが、そこを強くお願いをするところです。改めて後でお願いしたいと思います。  3番目に、移らせていただきます。  今度は第五保育所のことなんですが、第五保育所の今後について民営化の方針が出されました。民営化することで何が変わるんでしょうかということで答弁をお願いしたいと思います。 234 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 235 ◯保健福祉部長(吉原克美君) それでは、3)の第五保育所の民営化することで何が変わるかにつきましてお答えをいたします。  公立保育所の再編計画を行う中で第五保育所は築年数が42年を経過しており、建物の老朽化が目立つ施設となっております。早急な施設整備は必要不可欠な状況とはいえ、また平成16年度から公立保育所に係る運営費は国庫負担、県負担がなくなり一般財源化され、その結果全額市が負担となり市の負担は増大しております。施設の建設費及び改修工事に関しましても、市では国、県からの補助金はないため、財政状況を踏まえますと限られた財源を有効に活用するために社会福祉法人等の民間にゆだね、国、県の補助を受けることは有効な手段と考えられます。さらには、保育ニーズへの対応といたしまして、サービスの拡充や新しいサービスを提供する場合、公立の場合には条例化や予算化するなど時間を要しますが、民間の場合には迅速で柔軟なサービス対応が期待できます。社会のニーズに応じた保育を実施する観点では、民営化をすることによりまして良好な施設整備及び産休明けからの乳児の受け入れなど、今までにない保育サービスの提供が見込まれます。また、公立保育所では、保育士等の確保も困難でありますが、民間では賃金の面におきまして保育士の処遇改善等を行っており、少しずつではありますが賃金増加傾向にあり、保育士確保におきましても期待されることで、毎年課題となっている低年齢児の待機児童の解消にもつながると確信しております。  以上でございます。 236 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 237 ◯18番(石川栄子君) 民間のほうが実際は保育所の先生方の給料も安いというのは事実であります。私が気になるのは、一番に考えなくちゃならないのは子どもたちへの影響だと思うんですよ。近くではたしか3年前ぐらいだったと思うんですが、つくば市の民間保育所で水遊び、お風呂場でだったかな、溺れ死んだという事故が頭に残っております。常総市では、保育所ができてからずっと6カ所ある保育所で、第一ができてからもう50年以上たちますよね。死亡した子は本当に一人もいません。民間の保育所においては、最近、あちこちで死亡事故があったというのを新聞でもお聞きしておりますが、実際に日本全体で死亡事故というのを調べていただくということでしたけど、わかりましたか。 238 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 239 ◯保健福祉部長(吉原克美君) それではお答えをいたします。  平成30年5月28日に内閣府からの通知にあります、平成29年教育保育施設等における事故報告集計の公表及び事故防止対策についての中で、平成16年から平成29年までの保育施設等の死亡事故の報告件数が公表されております。20年間分の資料につきましては見当たりませんでしたので、御了承いただければと思います。  その中で、公立民間の区別がされておりませんが、平成16年から平成29年までの14年間の間で合計で195件となっております。また、195件のうち、認可外保育施設での死亡事故が131件となっており、およそ67%を占めているような状況であります。  以上でございます。 240 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 241 ◯18番(石川栄子君) 明確に認可保育所というふうに途中から切りかわったということもありますよね。だから出ないのかもしれません。でも、131件が認可外保育所ですか。やっぱり多いということですね。だから、民間ではどうしてももうけ優先になるため、なるべく保育士を少なくして、子どもたちはぎりぎりまで多くして効率よく仕事をこなすことが求められます。さらに、国では保育の規制緩和ということで株式会社の参入や民間委託の促進、それから保育所の定数や資格等々の規制緩和で安全水準をさらに落とすようなこともオーケーというふうになっているわけですよね。子ども子育て新システムというのになってから、よけいこの規制緩和が行われたのかなというふうに思うので、この新システムができてから後と前で死亡事故がふえたかふえないかというのも、後で結構ですがお調べしていただければいいかなというふうに思います。  実際に、民間すべてが悪いとは言いませんけれども、民間に死亡事故が多いということはやっぱり命よりもお金ですよね。もうけ優先になっているからじゃないかというふうに思うわけなんですが、実際に子どもを亡くした家族の皆さんは、かけがえのない大切な子どもを亡くした苦しみを一生背負っていくということになるのかなというふうに思うんですよね。  それと、私がどうしても言いたいのは、常総市の子どもを子どもらしく伸び伸び元気に育てる仕事、保育の中身の問題があります。子育てのプロの目で見て一人一人カリキュラムをつくり保育していく、使われていない筋肉を動かして脳の動きに結びつけて、前頭葉というか、単なる動物として生まれた命が人間としていくことができるようになる、一番大切な時期を過ごすところが保育所なんだというふうに私は思うんですよ。私の過ごした第二保育所はそんなよい面を持ったところだったなと思っております。これが公立保育所のよいところなんですよね。お金もうけじゃなくて、いかにいい子ども、常総市を担っていく宝を本当に磨きをかけて本物の宝にしていくという、これが本当に公立の保母さんの仕事なのかなというふうに私自身は思っております。だから、保育所の民営化で子どもたちもそこで働く方々にも、民営化というのはよいことはないんじゃないかなというふうに思うんですよね。保護者の方にとっても長時間保育は別料金だとかね、負担がふえていくんじゃないだろうかと心配なところです。  それから、さっき未満児の待機児は言いましたけれども、そこもしっかりと。これは今すぐ考えてもらわなくちゃ子どもは育っちゃうからとさっき言いましたけど、第六保育所を改修してからの話ではないということをお伝えして、それとお金、お金と言っていると本当に常総市は子育てできない、やっぱり子育てをきちんとやれない市だなというふうになっちゃうので、そこはさっきのほかから越して来た方にスマイル制度というのもあるということ、それだってお金かかるわけです、定住促進に対して。だから、必要なお金は使うと。じゃなくちゃ子育て支援の充実はないということをお伝えいたしまして、次に移らせていただきます。  大きな二番目に移らせていただきます。 242 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  石川栄子君、質問を継続してください。 243 ◯18番(石川栄子君) 2点目です。エアコンの設置についてです。1)は小学校の特別教室への設置はどうなっているかということなんですが、図書室、理科室、音楽室、すべて設置されているということがわかりました。普通教室にも他市に先駆けて設置していただきました。子どもたちの健康にも、また勉強にも専念できるよい環境を用意していただきまして本当によかったというふうに思います。ありがとうございました。  2点目に移ります。2)各学校の体育館への設置はどうなっているでしょうか。体育館は猛暑日の体育の授業、各種の全体行事、災害時の避難所としても使われますから、エアコンの設置は必要だというふうに思います。国会での日本共産党の国会議員の質問に対しまして、文部科学省の参事官の方ですけれども、7割が交付税算入される緊急防災減災事業債というのが活用できるということをおっしゃいまして、この活用できることを自治体に周知したいと述べたそうなんですが、そうした通知は届いていますでしょうか、どうでしょうか。 244 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。教育部長。             〔教育委員会教育部長沼尻秀子君登壇〕 245 ◯教育委員会教育部長(沼尻秀子君) 石川栄子議員の御質問にお答えいたします。  まず、現状では体育館にエアコンを設置している学校はないところなのですが、今回のような酷暑が続けばやっぱり設置について検討しなければならないと考えているところです。文科省からの通知というのは届いております。ただ、その要領の中で、まだ全国的には普通教室への設置が整っていない自治体が多いというところで、普通教室への設置事業を最優先とするというようなことも示されている状況です。  以上でございます。 246 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 247 ◯18番(石川栄子君) わかりました。私のほうとしては、特に水海道小学校なんですが、高台にあって3年前の水害のときには避難所になりました。ですから、これからも水害や地震にも高台は揺れにも強いということで避難所になるかと思います。ここの水海道小学校、西中とか高台にあるところの学校を優先に、避難所となったところ優先にまず設置していただきたいということで、まだまだ普通学級で設置されていないところがあるということなんですが、常総市としてはもう既に設置してあるので、この避難所になったところだけでも先に設置していただけるようにということをお願いして、次に移らせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたしますね。 248 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  石川栄子君、質問を継続してください。 249 ◯18番(石川栄子君) 3点目ですね。公共交通の充実についてということでお伺いします。公共交通の充実がないと、高齢になっても免許証が手放せないし、交通事故が心配です。以前のように市内循環バスの運行ができれば便利なんですが、みんながバスを利用すれば排気ガスの排出も少なくて済み、環境にもよいと思うところです。デマンドとバスの両方の運行が私どもとしては理想的だと思いますが、きょうのところはデマンドタクシーのさらなる充実を求めて質問を行います。  1点目ですが、土曜日、日曜日は各種イベントがある日ですし、各種店舗の大安売りの日でもあります。でも、若い人たちは若い人同士で、あるいは親子連れで出かけたりと、なかなか年寄りまで車に乗せてもらえないよという声をお聞きします。ぜひデマンドタクシーの土日の運行を求めますが、答弁をお願いいたします。 250 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。総務部長。               〔総務部長荒木悟志君登壇〕 251 ◯総務部長(荒木悟志君) それでは石川議員の御質問にお答えいたします。  当市で運行しております予約型乗合交通ふれあい号は、市内の交通空白地帯を解消するとともに、市内全域に公平な移動手段を供給するため、平成21年10月から運行をしております。これまでもふれあい号につきましてはさまざまな御要望をいただいてきましたが、改善を重ねながら市民の足として御利用をいただいているところであります。さらに、利用者の声に耳を傾けるために、本年9月から10月にかけまして実際にふれあい号を御利用いただいている約450名へアンケート調査を実施しましたところ、回答数が293件、うち土日の運行を希望する意見は44件、15%をいただいており、要望の数としては最も多いものとなっております。しかしながら、ふれあい号の運行開始当初から土日運行は事業者の収益を確保するために行わないという約束がございまして、本年4月と9月に開催した事業者会議の際にもその意向が示されております。また、市内のタクシー事業者の現状ですが、近年利用者は減少傾向にあり、日々の運行も市内7社中6社が午後8時までで営業を終えているというほか、土日につきましては平日から50%減車で営業を余儀なくされているということを踏まえますと、理解を得ることは困難であると考えている次第であります。  以上でございます。 252 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 253 ◯18番(石川栄子君) 景気があまりよくないからタクシーに乗る人も減るのかなという感じはしますけどね。逆に、かえってデマンドを動かして土曜でも日曜でも市民の方に利用していただければ、それはその分タクシー業者の方に返ってくることなんじゃないんですか。そうでもないんですか。 254 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 255 ◯総務部長(荒木悟志君) お答えいたします。  タクシー事業のほうが収益は上がるということになります。 256 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 257 ◯18番(石川栄子君) 市民の声も多いということですので、土曜日か日曜日かどちらかの運行を検討していただければというふうに思います。  次に移ります。2)ですね。市外の病院とか施設等への利用のためにデマンドタクシーの運行を始めたところ、あるいは検討しているところがあるとお聞きしました。先日は茨城新聞になか市の運行予定が掲載されておりましたが、坂東市も来年度予定しているということですね。古河は実際には運行しているということもございます。じゃ、当市ではどのように市外への運行について考えているんでしょうか、答弁をお願いいたします。 258 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。総務部長。 259 ◯総務部長(荒木悟志君) お答えいたします。  先ほども申し上げましたが、利用者アンケートを行っております。利用者アンケートでは、市外への運行を希望する意見は7件、2.3%ございましたが、少数でありました。また、先ほど冒頭でも申し上げましたとおり、ふれあい号は民間公共交通を補完し、市内の普通空白地帯を解消することが運行目的でございます。さらに、本年10月からは事業者の廃業により、ふれあい号の車両が1台減少しており、他の運行事業者もそれに対する代替車両を用意できない状況であります。仮に市外へ運行することとなりますと、市内を運行する車両も不足し、本来の運行目的が達成できなくなります。このようなことから、市外への運航拡大は非常に厳しいと考えております。  一方で、利用者アンケートでは、できる限り長く運行してほしいという意見もありますことから、引き続き運行事業者との連携のもと、持続可能な運行形態を模索していくことが重要であると考えております。  以上でございます。 260 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 261 ◯18番(石川栄子君) わかりました。アンケート調査で7件、2.3%と少数だよということでございましたが、実際は市内しか運行しないというのが頭にあってこういう答えになっちゃったのかなとも思われます。駅南に住んでいる方なんですが、筑波大に母親が入院していて、まず自転車で水海道駅まで来て、駅から守谷まで350円、今度は守谷からつくばまで520円、つくば駅からバスで120円かけて筑波大学に行くということで、大体1,000円くらいかかるということなんですね。時間もかなりの時間を要します。ということですから、公共交通ですからね。やっぱり皆さんの利便を図るということも含まれますので、タクシーですと石下駅から大学病院まで片道で3,900円とか4,000円くらい、水海道駅からは5,000円から6,000円もかかるということでしたね。提案としては、毎日じゃなくてもいいですから、1週間に1回くらいは筑波大学とメディカルセンターのほうを回って行けるように。乗車券は片道三、四枚というようなところで提案をいたしますが、検討をお願いして私の質問は終わりにします。ただ、他市でもやっていることなので、検討課題としていただければと思うんですが。では答弁をいただけますか。 262 ◯議長(風野芳之君) 行政経営課長。 263 ◯行政経営課長(小林寛明君) ただいまの御質問にお答えいたします。  市外への運行については、やはり以前からもいろいろ検討はしておりました。ただし、今筑波大と石川議員がおっしゃっていましたけれども、市外の病院は守谷市でも筑波大以外にも大きな病院がございます。そういったところへどのような基準で運行していいかということを考えますと、やはり台数に制限がある以上は私どもとしては市内の交通空白地帯の解消、こちらを最優先したいと考えております。ただ、今のところはということで。  以上でございます。 264 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 265 ◯18番(石川栄子君) 公共交通としての考え方はよくわかりました。でも、やっぱり市民の利便性、だんだん高齢化して病院へかかる人もふえていくという現状を踏まえまして、ぜひ市外への運行というのも検討課題に入れていただきたいということをお願いして終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 266 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午後1時56分休憩    ─────────────────────────────────                 午後2時05分再開 267 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。    ───────────────────────────────── 268 ◯議長(風野芳之君) 一般質問を継続いたします。  次に、3番坂野茂実君。                〔3番坂野茂実君登壇〕 269 ◯3番(坂野茂実君) 3番坂野茂実でございます。議長のお許しをいただきましたので、これより通告に基づき一般質問を行います。通告した質問が大分広範囲にわたりまして、結構な量となりますので早々に質問に入らせていただきます。  今回は、人口減少対策の取り組みについてという項目に6項の通告をしております。1番目に水害以前と現在の常住人口の増減の詳細、水海道都市計画区域と石下都市計画区域の増減の比較及び市全体の常住人口の自然、社会増減についてということでございますが、御答弁をよろしくお願いいたします。 270 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。市民生活部長。              〔市民生活部長柴 典明君登壇〕 271 ◯市民生活部長(柴 典明君) 坂野茂実議員の質問にお答えいたします。  1)水害以前と最新の常住人口の増減でございますが、平成27年8月末の常住人口は6万2,686人、平成30年10月末現在の常住人口は6万316人で2,370人の減でございます。ただし、平成30年7月末には対前月比26人の常住人口の増がありました。  次に、水海道都市計画区域旧水海道市と石下都市計画区域旧石下町の常住人口の比較でございますが、まず平成27年8月末現在の旧水海道市の常住人口は3万9,138人、旧石下町の常住人口が2万3,548人でございます。平成30年10月末は旧水海道市が3万7,419人、旧石下町が2万2,897人でございます。比較いたしますと、旧水海道市が1,719人の減、旧石下町が651人の減でございます。  また、常住人口の自然及び社会増減でございますが、人口減少につきましては、出生者数が死亡者数を下回る自然減と、転入者数が転出者数を下回る社会減の二つの要因があります。ここ10年間における当市の人口では、社会減よりも自然減が上回っております。平成27年8月末より平成30年10月末までの出生者数の合計は1,333人で、死亡者数は2,396人となっており、死亡者数が出生者数を1,063人上回っております。また、転入者数は9,091人で、転出者数は9,477人となっており、転出者が転入者を386人上回っております。なお、常住人口につきましては、5年に一度行われます国勢調査で得られた人口を基礎に、毎月の住民基本台帳法に基づく届出、転入、転出、出生、死亡等の増減を加えたものです。国税調査は、住民基本台帳への登録と関係なく実態を反映したものになり、平成28年9月末までは平成22年度に実施された国勢調査を基準とし、10月以降は平成27年度に実施された国勢調査を基準としておりますので、一概に比較することは困難と存じます。  以上でございます。 272 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 273 ◯3番(坂野茂実君) 詳細なデータをいただきましてありがとうございます。今御答弁いただいた数字は復唱することはいたしませんが、私のほうでいただいた資料を調べましたところ、さすがに水害の後、27年12月末までに水海道地区では484人、石下地区では164人の減となっておりまして、この翌年ですよね、28年には水海道113人、石下284人と、こちらは石下のほうが多かったんですよね。29年は水海道157人、石下が146、ここで増しているんですよね。それで30年、ことしが10月までの数字なんですが324、これは水海道ですが、減になっております。かなりことしはふえている状態です。石下地区が165人減と。ふえているというのは、おそらく線引き非線引きの違いで分譲でもあったのかなというふうな推測もされるわけですが。また、自然、社会増減ですが、数年のデータではともに減となっております。一方、ふえているのが外国人の方、こちらは自然、社会ともに増でございまして、若い方の転入が多いのかなというふうな推測もされます。市長が外国人の方、ブラジルの方とよくお話ししておりますが、それにも理由があらわれているのかなという思いがしております。今後、年間300、400減少していくということになりますと、一、二年で確実に6万人を割り込んでしまうおそれが出てきます。今ここでしっかりやるべきことはやっておかないと大変なことになるんじゃないかなというふうに考えております。  続いて、次の質問に入りますが、28年6月に発行されました人口ビジョン総合戦略、こちらに長期的な視点に立ち、早急に打てる手は打ちながら確実かつ継続的に効果を認める施策の展開を図るとありますが、現在実施している早急に打てる手、また確実に効果が見込めるもの、これはどういう事業なのか。また、じょうそう未来創生プラン、30年3月発行ですか、これ。先ほど中村博美議員の場合には2040年に2.1と出生率のお話ししておりましたが、こちらはもっと手前ですね。2025年までに1.65と上昇させるとあるんですが、この数字は可能な数字なんでしょうか。いかがでしょうか。 274 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午後2時16分休憩    ─────────────────────────────────                 午後2時17分再開 275 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
       ───────────────────────────────── 276 ◯議長(風野芳之君) 一般質問を継続いたします。  坂野議員、通告がされてないということで答弁の用意がないようでございます。  もう一度質問をお願いいたします。 277 ◯3番(坂野茂実君) 申しわけございませんでした。  それでは、当市の出生率が現在1.39と公表されておりますが、これは平成20年から24年のものであって、25年から29年のものは31年2月ごろに国から公表されるということでございます。本来の29年度の出生率については、独自の集計をした資料によると、かなり下回っておるということでございまして、危機感を持ってという言葉をよく聞くわけでございますが、それ以上に、もう非常事態と言っても過言ではないと言える現状にあるようです。これほどこれまで2年間、先ほども施策を実施してきて出生率を上げることができなかったということは、確実に見込める施策とした上で進めてきたものが残念ながら確実でなかったということになるわけですが、これは通告していなかったので御答弁いただけなかったんですが、来年2月に国の発表する出生率はどのくらいになるものか大変気になるところでございます。この出生率が1年、2年で結果を出せるものではございません。先ほどの目標に向かってしっかり頑張って、お互いにいかなければならないというふうに感じております。  それでは、2番の結婚から子育て世代の定住を促進する施策についてとの質問に入らせていただきます。  まず、最初は結婚についてお尋ねをいたします。少子化の要因となる根幹は、女性の結婚年齢の上昇、また未婚率によるところが非常に大きいと言えると思います。資料によりますと、本市の現在の女性の年齢別の出生数は25歳から39歳までが約78%を占めておりまして、多い順に30から34歳、続いて25から29歳、35から39歳と続いていくわけですが、その差はわずかなもので、女性の結婚年齢の上昇がここに顕著にあらわれてきます。加えて未婚率の上昇もあり、少子化という結果にあらわれているものと考えられます。  その対策の一つとして、近隣の市町でも進められているのが結婚を支援する事業、ふれあいサポート事業という名称で進められておりますが、その取り組みの成果、これまでにどの程度の成果が見られたのか。比較のために5年ほどの成果をお尋ねいたします。よろしくお願いします。 278 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。              〔保健福祉部長吉原克美君登壇〕 279 ◯保健福祉部長(吉原克美君) それでは、坂野議員の2)結婚から子育て世帯の定住を促進する施策につきましてお答えをいたします。  市長から委嘱を受けました常総市ふれあいサポーターが結婚を希望する未婚の男女の出会いの提供や支援、相談を目的に活動をしております。平成29年度では、婚活の場であるふれあいパーティーを年3回開催いたしまして、91人の男女の御参加をいただき、13組の希望カップルが誕生いたしました。なお、参考までに、過年度でのふれあいパーティーの参加者の希望カップル数は25年度が7組、26年度が9組、27年度が7組、28年度が9組のカップルが誕生しております。また、毎月2回の結婚相談会のほか、地元での結婚相談に応じるなどの活発な活動をしていただきまして、68件の相談、結婚登録の申込者の2組が成婚に至っております。過年度での結婚登録申込者数の成婚数につきましては、26年度で1組が成婚いたしました。25年度、27年度、28年度におきましては、残念ながら成婚には至っておりません。  以上でございます。 280 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 281 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。29年度に関しては3回ですか、ふれあいパーティーが。91人の参加。カップル希望が13で成婚率がりが3ということで、まあまあ比較的多かったのかなと思いますが、やはりでも少ないですよね。1組、ほかはゼロということですのでね。ことしも予算として3万円プラス補正6万円ということですから、最初は1組なのかなと思ったんですが、その後6万円乗せということで若干多目に見たのかなというふうに思っておりますが、今後もひとつこの数字が上がりますように、ぜひ御努力のほうをよろしくお願いいたします。  このふれあいサポート事業なんですが、近隣市町村、村は今はないのか、市町との広域的な取り組み、こちらのほうはあるんでしょうか。また、企業や団体との連携、協力、こちらもいただいているのか、ちょっとお聞かせください。 282 ◯議長(風野芳之君) 市民課長。 283 ◯市民課長(小林日出雄君) お答えいたします。  近隣市町との広域連携につきましては、現在のところ、ふれあいサポート事業との連携はされておりませんが、情報交換等で結婚支援事業の推進を図るために検討していきたいと考えております。また、県内においては、いばらきマリッジサポーター県西活動協議会が組織されており、五霞町、桜川市、下妻市、古河市、常総市、境町、筑西市、八千代町、結城市の9市町において、年度内に12回の婚活パーティーが各市町の施設を会場に開催されており、婚活パーティーや結婚相談が開催される際には当市の広報紙等に掲載など、広く参加者を募るためのサポートを行っております。  企業や団体との連携や協力につきましては、今後ふれあいサポーターの皆様と検討し、幅広い分野での交流の場を広げ、より充実した結婚支援活動を実施していきたいと考えております。  以上になります。 284 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 285 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。結構、幅広くやられておられるようで何よりだと思いますが、9市町年度内12回開催ということですね。やはり同一の市町村だけでやるよりは、幅広く近隣の市町を交えてやられたほうがいいのかなというふうな考えもありますので、あと県や県西地区との連携もとられているということですが、しっかりまた取り組んでいただいて、こちらも10組、20組と成婚数が上がりますよう、そして定住人口が上がるよう、今後もよろしくお願いしたいと思います。大変期待をしております。  続いてですが、働く女性が必要としている妊娠、出産、育児の切れ目ない支援や、そのための環境が整っているでしょうか。お尋ねします。 286 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 287 ◯保健福祉部長(吉原克美君) それでは、御答弁申し上げます。  当市におきましては、先ほど市民生活部で申し上げましたふれあいサポーターによる結婚相談、お見合いパーティーのほか、不妊治療による治療費の助成、出産後の支援といたしまして出産祝金、赤ちゃん訪問、多子世帯の保育料の軽減、子育て支援センター、放課後においての児童の居場所づくりとして児童クラブ等の開設があります。医療面におきましては、インフルエンザ等の予防接種の一部助成のほか、高校生までの医療費の一部を助成するすくすく医療費支給制度、教育面におきましても常総ほっとサタデー教室など、また今年度より多子世帯における3人目以降の義務教育期間の子どもの保護者に対し経済的負担の軽減を図り、安心して子育てができる環境づくりを目的とした多子世帯子育て応援金支給事業を開始しております。  今後も、結婚から子育てまでの切れ目ない支援を全庁的に行ってまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。  以上でございます。 288 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 289 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。私もホームページからしっかり調べさせていただきましたが、確かにこう見ると、不妊治療から始まって出産祝い、児童手当、児童扶養手当とかさまざまな補助事業がございます。先ほど中村博美議員のときだったか、市長からこの切れ目ない連携はほかの自治体には負けないという御答弁がありましたように、大変すばらしい補助事業が行われているものと思っております。  しかしながら、現在本市には産婦人科がなく、多くの妊婦さんが守谷市やつくば市の病院に通院している現状であります。出産前や出産後でも健診等で通院することもかなりの頻度であります。三、四十分の時間をかけて通院するという、大変不便であり、何とかしてほしいという声をお聞きします。また、乳幼児に関しても、以前保護者の方から、子どもが夜に突然嘔吐し、テレフォンサービスに電話を入れたがつくば市の病院を紹介された。地元に大きい病院があるんですが、そこで受けられなかったと言うんですね。また、別の保護者からは、つくば市か取手市しかなく、40分以上かかるところまでやはり車を走らせなくてはならない。その間、高熱を出している子どもを見て心配でしようがなかったと言った後に、私が親の面倒を見る立場でなかったら、こんなところに住んでいないですよと吐き捨てるように言われたことに私も大変ショックを受けました。今、一部の保護者の声をお伝えしましたが、これが真の市民の声だと私は考えております。産婦人科、小児科等の夜間診療を含めた医療の充実、こちらのほうも市民が大変熱望しております。これまでも産婦人科の誘致についてはほかの議員からも一般質問で取り上げられておりますが、一向に進展が見られない。一朝一夕にいかないのは重々承知しておりますが、端的に伺います。現在、市内の病院で休日夜間診療が受けられる体制ができていますか。いかがですか。 290 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 291 ◯保健福祉部長(吉原克美君) ただいまの御質問にお答えしいたします。  市では、茨城県きぬ医師会と休日夜間急患診療業務委託を締結し、きぬ医師会病院内に設置した常総市休日夜間急患センターの運営を行っています。診療時間につきましては、休日については午前8時半から午後5時まで、夜間の診療時間につきましては、午後5時から翌朝午前8時30分までとなっております。ただ、今議員の御質問にあった子どもの病気の質問でございますが、きぬ医師会病院には常勤の小児科医が1名しかいないために、休日夜間診療業務には従事していないというのが現状であります。そのために小児科救急病院を紹介していると聞いておりますのでよろしくお願いします。  以上でございます。 292 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 293 ◯3番(坂野茂実君) 常に各科の先生が張りついているわけにはいかないということでしょうが、たまたまタイミングが悪かったというのもあるんでしょうか。できれば休日夜間並びに地域医療ということで、常総市からも多額の補助というものをしているわけですよね。言うべきことは言って、何とか住民が不便を強いられないような体制をつくっていただければというふうに思います。  続いてなんですが、保育環境について伺います。こちらは中村議員、今石川議員からも出ておりましたが、人口ビジョン総合戦略では子育て支援の保育施設は非常に充実しているとあります。充実しているとする保育環境を保護者や児童、住民に不便を強いるような環境に変える必要があるんでしょうか。理由の一つに少子化を挙げていますが、現在少子化に歯どめをかけようと一丸となって取り組んでいる中でございます。自らその希望を否定するということにもつながっていくのではないでしょうか。子どもの出生は予想ができないんですよね。今年度何人生まれる、来年度何人生まれる、そういう計算ができないのがこの事象でございまして、これは神のみぞ知るというところじゃないでしょうか。1年、2年の期間での廃止計画は無理があるのではないかと私は考えております。特に、現在、ピンポイントで廃止が計画されている地区では、多くの方から廃止反対の声が上がっています。この地区は、アグリ計画を進めている直近の地区でもあり、区域指定もされております。ここで働く方、働こうとする方が職場に近い場所に生活の場とするための施策が必要な地域であるとも考えます。アグリ計画の人の流れを見きわめてからでも遅くはないのではないでしょうかね。  今回の保育所の廃止の計画は、保育環境の拡充を進める中で計画に逆行していると考えます。見解をお伺いします。 294 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 295 ◯保健福祉部長(吉原克美君) ただいまの御質問にお答えしいたします。  第五保育所につきましては、公立保育所の再編計画の中で、入所児童数の減少及び施設の老朽化、またその中での良好な保育環境が見込めないことから、現在のところ閉所の方向で進められております。閉所後の入所児童の受け入れ先の一つにつきましては、ほかの保育所等を検討しておりまして、現在第六保育所におきましては、未満児室の増築工事を予定しております。この増築によりまして、第二保育所に通っている未満児及び新規児童の受け入れは可能になると見込んでおりますので、理解のほどよろしくお願いします。  以上でございます。 296 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 297 ◯3番(坂野茂実君) 今、アグリ構想の途中で人の流れが全く見えないという中での配置計画なんですが、もうちょっと時間をかけて見きわめてからでも遅くはないんじゃないのかなという気がするんですが、子どもは常総市の宝でございます。日本の財産です。近い将来、常総市や国を担っていく子どもたちに、市民からお預かりしている税金を使うことは子どもたちへの投資でありまして、ひとつそこを肝に銘じていただいて熟慮していただきたい、そのように考えております。  すみません、風邪気味なもので声が枯れてきちゃいました。  続いて、3番に入ります。工業団地就労者の定住を促進する策ということでございますが、現在、本市には四つの工業団地があり、平成26年工業統計表市区町村データというものがあるんですが、これによりますと、常総市の従業員30名以上の事業所とありますが、従業者数1万1,676人の方が市内で働いております。本市の現況が56%ということですから、うち6,500人が市内在住されているようです。市外から勤務されている方がおよそ4,800人余りと推測をいたします。これほどのたくさんの方が遠距離通勤、遠距離かどうかわかりませんが市外からの通勤をしているわけでございまして、企業にとっても多額の交通費の支給、こういうものが発生いたします。また、本人にとってもその企業に骨を埋めようとするならば、30年以上通勤することになり、かなり両者にとって負担となるものと思います。この負担を軽くする、そのためにもこの近辺に住まいを建築できるような策はあるんでしょうか。もしあるとするならば実行することはどうでしょう、可能なんでしょうか。お聞きします。 298 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。経済環境部長。              〔経済環境部長宮田道夫君登壇〕 299 ◯経済環境部長(宮田道夫君) それでは、議員御質問の工業団地就労者の定住を促進する施策についてお答えいたします。  多くの労働者を抱える工業団地においては、そこで働く方々、市外の方々を少しでも市内に住んでもらえるようなことができれば、まちの活性化になるというふうに考えております。当市でこのような就労者に対する定住促進の直接の施策は実施していないのが現状でございます。工業団地就労者の居住区に関しまして、大手のある企業に聞き取り調査をいたしました。その内容が市内在住が3割、近隣市町村が3割、その他が4割ということでございます。この聞き取り調査を機会ととらえまして、就労で市外から市内に通勤されている方、企業を通じて積極的に市の魅力をPRしてまいりまして、また現在工業団地の企業からの環境整備や雇用等に関する問い合わせは商工観光課がやっておりますが、今後は住宅の確保に関する相談も受け付けしていきたいというふうに思っております。  さらに、ほかの市では、工場等を新設した場合、従業員に家賃補助として企業に補助金を交付している事例もありますので、今後、工業団地就労者の定住促進に向けての施策等について調査研究をしてまいりたいというふうに思っております。 300 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 301 ◯3番(坂野茂実君) 今後調査研究をしてまいりたいということですが、はい、そうですね。本当に四つの工業団地がありましてたくさんの方が働いているわけですからね。その中の1%でも取り込めれば4,800人のうち48人、48の家が建つというふうに簡単な計算ができますが、取り組めるような形でぜひ進めていただければと思います。  続きまして、4番交流人口増が定住人口増につながるのか否かということです。質問いたします。  現在、本市では交流人口をふやして定住人口をふやそうという試みからさまざまなイベントが実施されております。市内外の住民が集い、楽しい中で交流を図り、本市の名産品やおいしいものを食することで、常総市はおいしいものがたくさんある楽しいまちじゃないかと。また、水害後の復興を認識してもらうためのPRにもなり、また出店された店舗側にもささやかではあると思いますが、売り上げアップにつながっているものと思います。しかし、このイベントの交流人口増が定住人口増に本当につながるのだろうか、非常に疑問に思うところでありますが、ひとつ御見解を伺いたいと思います。 302 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。市長公室長。               〔市長公室長小林昭仁君登壇〕 303 ◯市長公室長(小林昭仁君) 坂野議員の四つ目の質問にお答えします。  交流人口につきましては、坂野議員の御指摘のとおり、各種市で開催されるイベントにお出でいただいている方々、または一時的に観光などで訪れた方々を示すものでありますが、現在市では交流人口拡大に向けて、市内外で行われるキャンペーンを通じた観光客誘致や取手市、つくばみらい市と連携した観光アプリふらっと294の導入、さらには東京都内をはじめとした全国からの視察の受け入れを積極的に行うなど、取り組みを行っているところでございます。また、本市に訪れていただいた方々に一時的な観光から本市に愛着を持ってもらい、さらに本市への関係性を強くしていただけるよう、本年1月から常総ふるさと市民登録制度を開始し、現在900名を超える方々に登録をいただいている状況でございます。このような方々は近年関係人口と定義されておりますが、市といたしましては、ふるさと市民登録者に対して市内の協賛店舗の協力による割引サービス等を提供していただき、さらなる関係の強化を図るとともに、いきいき住マイル補助金といった移住、定住に向けた情報発信を行っております。  今後も、こうした情報発信を継続して行うことにより、交流人口の拡大を入り口として、まずは常総市に来ていただいて常総市を知っていただくことが大事かと思われますので、これが交流人口の拡大から定住人口の増加につながるよう積極的に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 304 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 305 ◯3番(坂野茂実君) 確かに全然知らないところに定住はしないでしょうから、まずは知ってもらうということは非常に大事なことかと思います。今のふるさと市民登録制度がございましたが、今現在どのくらいの方が登録されているんでしょう。 306 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 307 ◯市長公室長(小林昭仁君) 現在、延べ人数で904名の登録者がおられます。 308 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 309 ◯3番(坂野茂実君) 904名。これは市外の方だけですね。わかりました。結構多いですね。  現在、総務省で交流人口増を期待しているとするのは、市外からの旅行者や短期滞在者による交流人口をふやすことでありまして、単発なイベントやお祭りなどを推奨しているのではないと。本市の経済に貢献を期待できるのは旅行者を呼び込むことであります。しかしながら、残念ですが、本市にはそれほどの観光資源も持ち合わせていないのが現状ではないでしょうか。まず観光資源の発掘、整備、こちらが重要な要素を占めるものと思います。  例えば、今話題になっている廃校を活用した宿泊施設、これは結構若い方から年配の方まで、珍しさや懐かしさで結構にぎわっているということをテレビの報道などでお聞きします。もちろん、これは場所は市長も常総の宝として明言している青少年の家を活用したらいいじゃないかなと。あの建物をあのまま朽ちるのを待つのではなく、何年かの計画で補修をしながら計画を進めていく、こういうことができれば無理な計画ではないんじゃないかなと思います。また、発災時には二次避難所として活用できる、一石二鳥のおいしい話になるんじゃないかなと思いますが、ぜひこれは御検討いただけるでしょうか。市長にお聞きしたいんですが、市長、どうですか。大丈夫ですか。 310 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 311 ◯市長公室長(小林昭仁君) それでは、私のほうから。  今の御質問なんですが、青少年の家という固執した形ではなくて、既存のお城や長塚節の生家とか、そういった既存のものをうまく利用した形での進め方を検討するところもあるかと思われます。  以上です。 312 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 313 ◯3番(坂野茂実君) 廃校だけでなく既存のものを利用してということですね。できれば宿泊施設とするのであれば大勢の人が泊まれるような場所でないと意味を持たないのかなと考えるところでございます。ぜひ御一考、御検討していただければと思います。  続いて、5番の質問に入ります。市外に対する鬼怒川堤防の安全性の周知、鬼怒川決壊から3年が経過しました。鬼怒川緊急対策プロジェクトによる堤防整備が進められており、来年には特殊な工事が必要な部分を除きほぼ完成の予定というお話を河川事務所に確認しております。今後の鬼怒川の安全性についてどのようにとらえておりますか。伺います。 314 ◯議長(風野芳之君) 質問中でございますので御静粛にお願いをいたします。  これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 315 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 鬼怒川の堤防整備における今後の安全性の考え方につきましてお答えをさせていただきます。  未曾有の水害となりました平成27年関東・東北豪雨災害でございますが、鬼怒川緊急対策プロジェクトによる堤防整備が進んでまいっております。先ほど議員からもありましたように、下館河川事務所から常総市の整備箇所については、平成31年度の出水期までに樋管の改築等が必要な箇所や用地取得で時間を要する一部区間を除き、堤防整備は完了すると聞いております。鬼怒川緊急対策プロジェクトにつきましては、再度災害防止として実施をされておりますので、常総市としましては、平成27年関東・東北豪雨災害の規模の洪水を安全に流せる堤防が整備されることになり、安全性は大幅に向上するものと考えております。今後、上下流部の残りの区間の整備が進んでいくことで鬼怒川全体としての安全性はさらに向上していくと考えております。  以上です。 316 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 317 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。3年前の大水害、連日テレビでライブ中継されまして、危険な川鬼怒川、水害のまち常総という悪いイメージが全国に知れ渡ってしまいました。それも3年が過ぎまして、河川事務所の方の御努力で、もうすぐ整備も終わるということでございますが、この堤防整備とあわせて安全になった鬼怒川、また常総市、こちらをもっとPRしていく、払拭するためにPRが必要じゃないかなと思うんですよ。首都圏50キロ圏、比較的土地も若い世代に購入しやすい価格でありまして、積極的な広報活動を進めてほしい、こう思っているところでございまして、そのための策として整備された堤防の有効利用としてサイクリングロードや川を生かしたレクリエーションによる交流を進める、こちらを重点政策としていますが、近隣市町の連携や計画、こちらのほうはいかがでしょう。 318 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部参事。              〔都市建設部参事穴原一幸君登壇〕 319 ◯都市建設部参事(穴原一幸君) 御質問にお答えいたします。  近隣市町との連携でございますが、川まちづくりを現在一緒に進めております下妻市との連携を進めております。これは、サイクリングロードというのは長い延長にすることで長距離の本格的なコースということで、サイクリングロード自体の魅力向上につながりますので、下妻市とともに連携を進めております。  それから、新しい情報なんですけれども、昨日付けで、きょうの新聞にもニュースで出ておりましたが、鬼怒川プロジェクトに参加している最下流は守谷から最上流は筑西まで全部の7市町を取り込んで川まちづくり、サイクリングロードを連携してやっていきましょうというのが決まりましたので連携が広がっていきます。  それから、現在下妻市と連携して進めていることなんですけれども、サイクリングロード、要は河川堤防に訪れた人たちをまちに呼び込む取り組みというのを下妻市とともに準備を進めている、そのような状況でございます。 320 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 321 ◯3番(坂野茂実君) 下妻市とのサイクリングロードの連携をとっているということで、そうですよね、常総だけのサイクリングロードだけとは、これはいきませんから、そちらのほうはしっかりととっておられるかと思いますが、さらに守谷から筑西と川まちづくりを通じて、またまちに人を呼び込むという計画もあるということです。ぜひそちらのほうは進めていただきたいと思いますが、そういうイベントですか、セレモニー的な事業ですか、なるべく工事終了後速やかな時期に実施をして、またマスメディアを通じて、危険だと思われていたこの常総市を安全なまちになったんだよというようなPRも、これは大変大切なことじゃないかなと思うんですね。近隣、全国にアピールするためにも、ぜひメディアとの連携を強く持っていただいて、この緊プロ完了が本市の今後の発展の起爆剤となるような事業をぜひ展開していっていただければというふうに考えております。  それでは、最後の質問になりますが、6番都市計画の見直しが必要ではないということでございまして、これまでそれぞれの御答弁をいただいてまいりました。何より先決は家を建てる場所があるのか、そちらに行くんじゃないかなと思うんですよね。若者が希望を持って生活の場として居を構えることができる場所、これはあるんでしょうか。本市水海道地区のほとんどが市街化調整区域であります。例外を除き住宅の建築ができないことなどから、転入者の期待はほとんどできない現状です。しかし、本市も区域指定制度、こちらを導入しておりまして、その制度を活用し、条件に合った地区を指定していると思いますが、市内にはその制度を活用している地区がどのくらいあるんでしょう、お聞きします。 322 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。都市建設部長。 323 ◯都市建設部長(木村茂樹君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  区域指定の制度でございますが、石下地区につきましては、非線引都市計画区域でございますので区域指定制度の適用はございません。ということで、水海道都市計画区域内でございますが、川東の地区に11地区、川西地区に12地区、合わせまして23の地区を指定しております。現在までこの23地区において256件が建築をされているところでございます。  以上です。
    324 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 325 ◯3番(坂野茂実君) 水海道川東11地区、川西が12地区ということで256件建っているということですね。256件建っている割には毎年やっぱり減っているんですよね。やはり転出される方のほうが多いんでしょうか、これ。何とか本当に転入者のほうが多くなるというような現状に持っていきたいものですが、若い人のUIJターンなどに対応できる若者向けするニュータウンのようなもの、例えば亀岡ですか、あそこに分譲されたような小規模の区画整理をするような場所、こういうものはあるんでしょうか。もしあるとしたならば、その計画は進められるものなんでしょうか、いかがでしょう。 326 ◯議長(風野芳之君) 都市計画課長。 327 ◯都市計画課長(藤川裕之君) お答えいたします。  これまで宅地分譲目的とした土地区画整理事業でございますが、水海道地区で5カ所、石下地区で8カ所ございます。議員御指摘のとおり、亀岡町は亀岡土地区画整理組合によりまして平成15年から平成18年に施行されました組合施行による区画整理事業でございます。市が施行者となる住宅地開発を目的とした土地区画整理事業を行う計画は現在ございません。しかしながら、健全な市街地を形成するためには、人口減少傾向にある中でも住環境の整備は活性化につながるものと考えております。例えば、きぬの里のニュータウンでは、平成10年の分譲開始から20年が経過して約3,000人、住宅戸数でいうと1,200世帯の住宅開発が行われており、かなりの人口減少対策に寄与しているものと考えております。  本年3月に策定されましたじょうそう未来創生プラン前期基本計画の中でも、水海道南地区における総合的な市街地の形成に向けた検討を進めるというふうにうたわれております。今後は、民間の活力を利用した宅地、住宅地の開発の調査研究を行っていきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。  以上です。 328 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 329 ◯3番(坂野茂実君) そうですね。きぬの里もそろそろ満杯でしょうからね。拡張、拡張で今広げているような状態でしょうから、もしほかにやれるような場所があるのであれば進めていただきたい、ぜひ進めていただきたいと思います。それが人口増になっていくのかなと思います。  時間がありません。最後の質問です。  人口密集地域の周辺に商業地域や施設の計画はありますか。若者を呼び込むには若者受けする施設やショップ、こちらの存在が大きいと思います。近隣の市でも市街化調整区域に大規模店舗や飲食店が林立して大分にぎやかなところがございます。あの辺の地域も若者たちが必要不可欠な場所と言えるのではないかと思い、ぜひ本市でも検討していただきたいと思うが、こちらのほうはいかがでしょうか。 330 ◯議長(風野芳之君) 都市計画課長。 331 ◯都市計画課長(藤川裕之君) お答えいたします。  以前、これは平成16年から平成23年にかけましてですが、水海道南地区におきまして大規模商業施設の出店に向けました開発の検討を行ってまいりました。平成19年にまちづくり3法、都市計画法、中心市街地活性化法、大規模小売店舗立地法の3法が改正されまして、市街化調整区域での大規模開発行為に関する制度が廃止となったことから計画を断念した経緯がございます。  現在、茨城県では、大規模な集客施設の立地に係る都市計画の指針の中で、大規模な集客施設の立地に係る基本的な考え方というものがございます。市街化調整区域と区域区分の定めのない都市計画区域及び準都市計画区域の白地地域の土地への立地は原則不可とする。ただし用途地域内に代替となる土地がないとき、真にやむを得ない場合は地区計画の決定等により立地を可能とするということに現在なっております。先ほどの民間活力による住宅地開発と同様に、今後は民間事業者による商業施設立地の可能性につきましても調査検討を進めてまいりたいと思います。  以上です。 332 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 333 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。条件つきで可能であるというふうにとっていいわけですね。ぜひひとつ進めていただければと思います。南地区ということですので、あの辺はまだ商業地域がございませんので、たくさんの商業地域を入れていただいて若者がいっぱい入ってくるような地域していただければと思います。  最後に、今回の質問においていただきました御答弁が将来の人口減少対策の一つとなることを切に願っております。  また、質問が今回広範囲にわたりまして答弁席に座り切れなかった方がいらっしゃるということを伺っております。大変申しわけございませんでした。  それでは、これで一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 334 ◯議長(風野芳之君) この際、暫時休憩といたします。                 午後3時06分休憩    ─────────────────────────────────                 午後3時25分再開 335 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。    ───────────────────────────────── 336 ◯議長(風野芳之君) 一般質問を継続いたします。  次に、10番倉持 守君。                〔10番倉持 守君登壇〕 337 ◯10番(倉持 守君) 議席番号10番倉持 守です。通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。  本日は3点ほど通告いたしました。そのうちの1点目の質問でございますけれども、アグリサイエンスバレーと道の駅の計画についてということで質問をさせていただきます。  アグリサイエンスバレー構想と道の駅については、アグリサイエンスバレー構想が先行し、そこに29年2月に圏央道常総インターが開通され、圏央道の利用者と国道294号の交通量が多いことから、アグリサイエンスバレー構想の用地の隣に道の駅の計画が準備室を設け、計画を今しているところでございます。道の駅の目的としましては、道路利用者の安全で快適な道路交通環境の提供及び地域振興に寄与するとあります。現在では全国で1,145の道の駅があり、関東地区では175の道の駅があります。近くには下妻の道の駅があります。そして、常総市では道の駅に産業の振興に農業を生かしたまちづくりと位置づけて、常総市でとれた農産物や地域資源を生かした価値創造、市民のための施設を目指し、目的に入れて計画を進めるとしております。その中で、土地取得価格と建設費合わせて約18億円を投入して道の駅を計画中でありますが、予算や運営、アグリサイエンスバレーの事業用地及び農地エリアの産業の進出の進捗状況等をお尋ねしたいと思います。  1の質問の1)でございますけども、アグリサイエンスバレーの企業用地及び農地エリアへの産業の進出の兆しはどうかということで質問をさせていただきます。このエリアは、戸田建設に三位一体の計画として30年に契約を締結いたしまして、10月に産業用地の耕地整理が進められたところでございます。このような中で、1の質問をしたいと思いますので御答弁よろしくお願いします。 338 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 339 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 御質問いただきましたアグリサイエンスバレー用地の企業の両エリアの進出の状況につきましてお答えをさせていただきます。  まず、最初に都市エリアにつきましては、土地区画整理事業の業務代行者である戸田建設株式会社が中心となって企業誘致を行っているところです。当初からこの事業に参画していただいていることもあり、アグリサイエンスバレー構想実現に合致する企業を優先することで、市とも共通認識の上、誘致活動をしていただいております。現時点では、食品関連企業や物流関連企業を中心に協議をしているとのことでございますが、正式契約までには至っていないとお聞きをしております。市としましても、引き続き戸田建設株式会社と連携しながら企業誘致に協力をしてまいりますとともに、雇用の場としても最大限活用できますよう働きかけをしてまいります。  次に、農地エリアにつきましては、農業者の所得増大に寄与する地域農業のモデルケースになる農業生産法人や道の駅との相乗効果をねらい、観光農園を行う農業生産法人などを誘致したいと考えております。現在までに市内認定農業者に募集をさせていただきまして、2社の農業生産法人が進出意向を示されております。今後は、進出予定者としてヒアリングを行いつつ、農地エリア全体の調整も進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 340 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 341 ◯10番(倉持 守君) 今の答弁の中でございますけれども、戸田建設との話の中で、まず企業エリアについてもう少し具体的な話があるのかどうかをお聞きしたいと思います。  それと、あわせてこの農地エリア、今お話しいただきましたけれども、農地エリアについて私が聞きたいのは、今常総市がワークショップとか市民との意見交換会などをやっておるようにお聞きしておりますけれども、実際にここで常総市が何をつくったらいいという、何をつくって道の駅に農産物を持っていきたいか、その辺をお聞きしたいと思います。 342 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 343 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えをさせていただきます。  最初に、都市エリアの企業誘致でございますが、御存じのとおり、基盤整備が夏から始まっております。完成まではまだ期間があるということで、事業協力者の戸田建設でも積極的に誘致活動はしておりますが、相手方の守秘義務等もございますので、市としましても具体的な企業までは聞いていないところでございますが、戸田建設も誘致に向けて最大限の努力をしているというふうに感じております。  続きまして、農地エリアにつきましては、先ほど申し上げましたように、地元の農業生産法人でありますとか認定農業者の方についてヒアリング等を実施させていただいている中で、2社の方に興味を示していただいたということでございます。具体的には2社だけで14ヘクタール全部が埋まるわけでございませんので、その他も含めてプレイヤーとなっていただく方が何をつくりたいのかというのも含めて、来年度以降、土地改良事業の開始に向けて調査検討していきたいというふうに考えております。  以上です。 344 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 345 ◯10番(倉持 守君) 都市エリアについてお聞きしますけども、戸田建設は今のこの31ヘクタールをどのような設計というか、土地の割合、区画、要するに何平米当たりの区画くらいにやるのかという状況はお聞きになっておりますかどうか。 346 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 347 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えをいたします。  先ほど申し上げましたとおり、現在企業の誘致活動を行っている段階でありまして、進出企業の業種でありますとか規模等によりまして、あとはどのぐらいの用地を希望されるかによって区画割の面積等が確定してまいりますので、現時点では正確な区画の面積等は出ておりません。 348 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 349 ◯10番(倉持 守君) 面積、区画等はまだ出てないということで、そういうお話は私としてはなかなか理解し切れないかなという。要するに、もうこの計画がなされてあって、戸田建設にこれを言うのも戸田建設の手に渡ったわけですから難しいかと思います。やはり戸田建設という大手企業がどういう区画をしているのかという設計もいまだしていない。そして、販売価格、道の駅を常総市で買おうとしている今お話しの段階でございますけれども、坪単価13万近く、こういう価格もそれになるかどうかということはまだわからないわけでございますけれども、道の駅のこの前の説明の中では、その辺もちょっとニュアンス的数字が出たと思います。そういう数字からして、戸田建設が幾らで販売するのか、その辺はやはり三位一体の改革ですから、市からも戸田建設に強い意見を私は言ったほうがいいと思います。  要するに、今、この坪当たりの単価を13万という価格を想定しますと、今の近隣の市町村で開発している事業、これに関しましては、公的なことでございますので言っても別に差し支えないかと思いますけれども、坂東市は5万円から6万円の間の販売価格です。下妻市が今開発しております常総市石下地区に近いところでございますけども、これも30ヘクタール近くの土地でございます。これも下妻市から公的情報ではございませんけれども7万円という、そのぐらいの価格でございます。戸田建設が造成費用がかなりかかるということを試算して13万ぐらいの価格で言っているのかと思いますけども、要するに取得価格は皆さんも御存じかと思いますけれども、2万3,000円なにがしの坪単価でございます。そこに造成費用、減歩ということがあるわけでございますので、その減歩もかなりあろうかと思いますのでそういう価格設定なのかと思われます。  しかしながら、やはりこれも常総市、地権者と一緒に開発した事業でございますので、できるだけ早い企業誘致もしていただくようにお願いすることはやぶさかではないと思います。そういうことを踏まえて、常総市として戸田建設にどのような価格にするのか、その辺もはっきりしたこと、区画の部分にどういう企業を呼びたいのか、それももう少し明確にすべきではなかろうかと思いますので、この点よろしくお願いしたいと思います。返事があれば答弁いただきます。 350 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 351 ◯都市建設部長(木村茂樹君) それでは、お答えをさせていただきます。  先ほど企業誘致が決まってから細かい面積というふうにお答えをさせていただいたんですが、当然造成工事、計画書をつくる段階で、道路をどのように入れなくちゃならないかというような計画はできております。それにあわせまして大きなロットはできております。  現在、道の駅が入ると想定されておりますエリアを除いて、企業誘致エリアを大きく三つのブロックに分けております。大きなブロックが三つございますので、企業誘致に合わせて企業の必要な面積に割ることも可能ですし、合わせることも可能ですというところで、現時点は大きなロットで割っているというところでございます。  それと、単価でございますが、単純に事業計画の中で想定される事業費、それを売れる土地の面積で単に割った額でございまして、戸田建設から提示を受けている額というわけでございますので御了解をいただきたいと思います。  それと、企業誘致につきまして、アグリサイエンスバレー事業の構想につきましては、当初から農業との融合による産業団地の形成、食を中心とした内需産業の集積地ということでコンセプトをつくっておりますので、このコンセプトに合うような企業を誘致していただきたいということで戸田建設と共有しておりますので、そのような形で誘致を進めていっていただきたいというふうに考えております。  以上です。 352 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 353 ◯10番(倉持 守君) 答弁ありがとうございました。農業エリアの件でございますけれども、これも早いうちに計画をしないと、道の駅の計画が今進められておるところでございます。常総市として、道の駅に販売をする産物を隣の農エリア、それを見本というか中心にしながら常総市の農業を営んでいる方々に道の駅に出していただきたいという構想があるわけでございますので、市として農業エリアでどういう産物をつくったらいいのか、今調査段階だと思いますけども、これも早急な方向性を示したほうが私はいいのではないかと思っているところでございます。  以上、1の件につきましてはこれで終わりにさせていただきます。  それでは、小項目の2に入りますけれども、道の駅の計画の中で指定管理者を採用するに当たって市としての考えについてということでお尋ねをしたいと思います。  これは、指定管理者という、この前道の駅の全協の中での説明資料等にも指定管理者を用いるような方向性を示している計画がなされております。これについて、指定管理者を用いるに当たっては、常総市としてこの前の全員協議会の中では、今まで管理者には要するに市からお金を支払うというような管理者の体系でありましたけれども、今回の指定管理者採用に当たっては、この前の金額を申しますと約1,500万年間にいただくような試算をしておる、そのような試算勘定で出ておりました。その中で、私以外の議員もそれに見合った金額かどうかというのも質問がされたわけでございます。今回の道の駅構想からしますと、従来の道の駅、これは県行政、国等が指導、補助金等、今の補助金よりは初めスタートの段階の補助金のほうが多かったかなと。私は補助金というものは調べてまいりませんのでわかりませんけれども、そういうことで公的施設というような感覚でやったかと思います。道の駅は、先ほど当初私の話の段階にありましたように、初めは道の駅の目的というのは、道路利用者が快適な安全運転のためにつくるのが第一目的であって、そこに行政が行うことで地域の振興ということでつくっていったのがスタートであります。今もそうではなかろうかと思っております。  そういう中で、この指定管理者が従来の指定管理者にお金を払うのではなくて、今常総市は先ほど話ししたように1,500万近くいただくというようなお話でありましたけれども、指定管理者も業者でございます。常総市の発展と農業の振興、商品の提供が何%ぐらい常総市の産物としてここに生かせるのかどうか。それを含めて指定業者の選考に当たっては、まず市から常総市の産物はこれだけ売っていただきたいと指定管理者に。そういうのも、ある程度プロセスの中に入れたほうがいいかなと思いますので、指定業者選考に当たっては指定管理者という従来の感覚ではなくて、常総市の生産物をこれだけ入れて、常総市に指定管理者からいただくお金とかも含めて、スタートする前に、決定される前に指定管理者プロポーザル方式、要するに指定業者を募集したらいかがかなと私は思っております。指定業者の選考に当たって、常総市の農産物を何%ぐらい入れたらいいかということを答弁できればお答えをいただきたいと思います。 354 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 355 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えをさせていただきます。  道の駅の指定管理者につきましては、今年度の基本計画策定によって正式に方針を決定していくこととなりますが、現在の方針といたしましては、民間のノウハウを導入することを目的に、公募型プロポーザルにより選定をしたいと考えております。その中で現在想定をしております募集要件としましては、全協でも御説明をさせていただいておりますけれども、市からの指定管理料は発生しなく、利益等に応じた額を施設利用料として市へ納付していただくこと、地域資源との結びつきの役割を担っていただくことなどを想定しております。なお、地場産品の割合等の条件設定につきましては、通年を通して品ぞろえの確保が必要となるとともに、新鮮な地場野菜などが確保できることが集客力の増加につながると考えておりますので、来年度実施する農商工業者に対する商品供給体制のヒアリング等の結果を踏まえて、指定管理者と農商工業者の連携をしながら、品ぞろえの充実、地場物の導入も含めて充実を図っていきたいと考えております。  以上です。 356 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 357 ◯10番(倉持 守君) わかりました。  それでは、小さな項目の3番目に移ります。  建設に当たっての工事費ということで、建設場所、工事等についてお尋ねをしたいと思います。建設場所については、前の全協のお話で、今の企業用地、農業エリアと同じ方向性のところ、下妻から来ると取手に向かって上り車線ということでお話は伺っております。この中で、今の状況からかんがみまして、その隣に民間集客エリアを企画しているような構想もこの前お伺いしたところでございます。この民間集客エリアは、この前のお話の中では温泉施設のような話もいろいろ細かくすると出ておりますけれども、新聞報道を見まして、今常総市がほかにない道の駅にしたいという構想があるわけでございます。今までの道の駅の構想だけではなかなか下妻にある道の駅との区間を見ますと20キロ、時間にして30分しかかからないところに一応立地しようと思っているところでございます。そして、圏央道、隣接の坂東市にもパーキングエリアと合わせて道の駅の計画が今されようとしております。そういうことを思いますと、常総市の特徴というものをかなりここで出さなければならないというふうに感じているところでございます。  新聞を見ましたところ、道の駅にホテルという新聞掲載があったわけでございます。これは訪日客を見込んでの掲載だったかと思いますけれども、これは11月8日の新聞でございます。それには、マリオットと積水ハウスが道の駅に併設するというような報道がなされました。農村リピーター開拓、常総市にとっては、私は農業を生かしたということでぴったりではなかろうかと、そのように感じたところでございます。そして、ホテル自体もこの圏央道294沿いにはないわけでございます。成田からでも圏央道で40分という時間を要する場所にございます。そういうふうなことを考えまして、民間集客エリアに企画するときには、ぜひ選んでいただきたいという私の希望もあります。構想の中で、その点の答弁をお願いできればと思います。 358 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 359 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えをさせていただきます。  道の駅の総事業費につきまして、倉持議員から18億程度ということでお話がありましたが、15億から18億ということで、執行部としましてはできるだけ抑えた金額で実施できないかということで、今精査をしているところでございます。道の駅を整備検討に当たりましては、設置場所の特性と事業費に対する効果を検討しました。その中で、道の駅は公益性と収益性をあわせ持つ集客施設であるため、利用者にとって魅力的なにぎわいの創出が求められており、本市ではそのにぎわいの創出と特色のある道の駅の設置を検討するため、圏央道常総インターチェンジという新たな玄関口とアグリサイエンスバレー構想エリアである市街化区域に設置することにより、アクセス性と民間集客施設との隣接により、集客の相乗効果が発揮できるものと考えております。なお、民間集客部分につきましては、戸田建設株式会社と協力しながら道の駅と親和性が高く相乗効果が見込まれる、先ほど御意見をいただきましたが、ホテルなどの宿泊施設につきましては、アンケート、あるいは市民の意見の中にもそういう御意見は多数いただいております。宿泊施設とか温泉施設などさまざまな施設について検討してまいりたいと考えております。  倉持議員からありました宿泊施設との連携につきましては、自治体と連携をし、道の駅をハブにした地域の魅力を渡り歩く旅を提案する地方創生事業トリップベース道の駅プロジェクトということでよろしいかと思いますが、それらも踏まえ、今後さらに検討してまいりたいと思います。  事業費につきましても、周辺の市街化調整区域に設置を予定した場合は、土地造成費以外の道の駅の特性上、国道の上下線からのレーンの設置、あるいは進入道路や交差点の改良、調整池、排水処理などの附帯工事がかかることとなります。完成宅地として今回検討しております購入することとさほど差が出ない結果となっております。市としましては、立地場所の特性と民間活力を最大限に生かしたこの箇所で道の駅の整備を進めたいと考えておりますので、御理解のほどお願いいたします。  以上です。 360 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 361 ◯10番(倉持 守君) 設置場所につきまして先に聞こうと思ったんですけども、今の経費ということで先に答弁をいただきました。私も経費、15から18億という莫大な経費を使ってやるのであれば、戸田建設から買うんじゃなくて、隣接のまだ未買収のところ、それも考えの一端ではなかろうかと思ったところでございます。そういう考えもあったんですけども、それも一応計算しているというふうなお話も聞きました、今の答弁の中で。あえてそれは私もそういう計算がしてあるんだったら、それは言ってもしようのないことかなと思っております。  補助金の確認でございますけれども、補助金は前のあれで1億くらいの感じで理解しているんですけども、補助金は全体でどのくらい出るんでしょうかね。 362 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 363 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 道の駅整備にかかります補助でございますが、国交省関係道の駅設置に係る補助につきましては、今まで茨城県においては1億円を上限ということでございますが、金額が幾らになるかというのは今後の調整かなというふうに考えております。  そのほか内閣府、国土交通省、農林水産省、さまざまな省庁の補助金をできるだけ多く獲得できるように、今年度、来年度に向けて研究調査をしていきたいと考えております。  以上です。 364 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 365 ◯10番(倉持 守君) 財政的なことでもう少し詳しくお聞きしたいんですけども、これは行政が行う仕事であって、要するに民間とは違うかとも思いますが、私は民間の考えでお話をさせていただきますと、民間ではかかった額、それを何年で償却するとかいう考えもあるわけですよね。当初の投資した金額。行政としては、1,500万ということで先ほどお話ししましたけれども、償却というものは考えないと思いますけれども、途中でリニューアルもしなくちゃならないということもあるわけでございますので、どのぐらいでこの道の駅を、償却とは言わないんですけども、それをどのぐらいに考えているか話をお聞きできればと思うんです。 366 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 367 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えをさせていただきたいと思います。  議員の御質問につきましては、イニシャルコストの件かと思われますが、道の駅につきましては収益施設と公共性が高く収益性が低い公共的施設が併存する施設ということになっております。県内に13の道の駅がございますが、イニシャルコストまでを回収してという考えの道の駅は調べた結果ございませんでしたが、常総市としましては、リニューアルも含めてのランニングコストにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、年間の使用料等々で賄えるような形で、少なくとも道の駅の中でも収益性の出る施設分ぐらいは、プラスアルファーで納入できるようなことで考えてはおります。  以上です。 368 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。
    369 ◯10番(倉持 守君) それでは、道の駅の質問はこれにて終わりにさせていただきます。 370 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移ります。答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  倉持 守君、質問を継続してください。 371 ◯10番(倉持 守君) 大項目の2番目の質問に移らせていただきます。  RPAロボティック・プロセス・オートメーション、簡単に申しますと、認知技術を活用した主にホワイトカラーの人たちの業務の効率化を進めるための仮想ロボットによる自動化した仮想労働者とも言われております。この点について質問をさせていただきます。小さな1の項目の質問でございますけれども、今現在、住民登録や税務関連の職員のデータ入力にかかわる作業時間は年間に何時間かかっているかということをお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 372 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。市民生活部長。              〔市民生活部長柴 典明君登壇〕 373 ◯市民生活部長(柴 典明君) 倉持 守議員の御質問にお答えいたします。  1)住民登録や課税関連の職員のデータ入力にかかる作業時間ですが、市民課では転入、転出、出生、死亡等の異動に伴う住民登録のシステム入力がございます。平成29年度で年間約3,900時間を要しており、市民課の担当8名、暮らしの窓口センターの担当5名で入力を行っております。  次に、税務課ですが、市民税、固定資産税、軽自動車税等の賦課業務を行っております。データ入力については、市民税は給与支払報告書や特別徴収に係る給与所得者異動届出書、固定資産税については登記済み通知書や償却資産申告書、軽自動車については軽自動車税申告書等の入力業務があります。これらのデータ入力に要する時間は、平成29度で年間約1万3,000時間を費やしているところと見込まれております。  税務課は管理職を除くと市民税係10名、土地係6名、家屋係6名の計22名で対応しておりますが、年間総労働時間は時間外勤務を含め約4万2,000時間であり、データ入力に要する時間の割合は約30.9%であります。特に繁忙期である1月から4月は、市民税及び確定申告の申告相談から納税通知書の発送業務が続きますので、時間外勤務の多い市民税係では1人当たり1月80時間を超える時間外勤務により対応しておるところでございます。  以上でございます。 374 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 375 ◯10番(倉持 守君) 私の問いに今答えていただいた中で、職員のパソコンに携わる時間、入力時間30.9というパソコン打ち込みは大変な時間だと私は思います。要するにパソコンを打ち込むということは、やはり視力のほうもかなり使うわけでございます。そして、また30.9という時間を市民サービスにもう少し持っていけたらなという考えもあるわけです。職員自身もこの30.9というパソコンに向き合う時間は、非常に目の老化、ストレスにもなることかなと思っております。これを踏まえまして、きょうのこの質問ということなんですけども、RPA、つくば市で約半年前ですか、実証実験のような感じでやったかと思われます。そういうことを私もネットから引いてみただけの話なんですけども、つくば市でこれを使ったときに八十何%削減できたというふうなデータを聞いております。いや、これは画期的な打ち込みかなと感心したところでございます。  こういうことを踏まえて2)の質問に移りたいと思います。このRPAを導入することによって、今八十何%という時間が短縮されるということが実証されたわけでございます。これを踏まえて、行政サービスの向上ができるということも実証されたわけでございます。常総市の導入に向けての考えをお聞きしたいと思いますので、御答弁よろしくお願いします。 376 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。               〔市長公室長小林昭仁君登壇〕 377 ◯市長公室長(小林昭仁君) それでは、倉持議員の2)の質問にお答えいたします。  RPAにつきましては、パソコンにインストールしたソフトウエアに人間が行う操作手順を記憶させることにより、人が行うパソコン操作を自動化する技術で、特に繰り返し行う単純で膨大かつ定型的な作業の処理に適していると言われております。この技術を用いることでのメリットは、議員御指摘のとおりでございまして、データ入力等単純作業に費やした時間の削減、入力後のチェックの回数の削減、業務の圧縮を図ることができるとともに人為的なミスを回避できると言われております。  先ほど議員からもありましたように、県内では昨年度つくば市においてRPAの導入実験を行い、本年5月にはその報告書が公表されました。これによりますと、市民窓口業務や税関係業務から抽出した単純で定型的かつ大量の作業において、約8割の時間を削減できた。その結果、繁忙期の超過勤務の圧縮や単純作業の時間をほかの業務に回せるようになった等の効果が見られたという報告書が出ております。  本市といたしましても、本年10月にRPAの導入検討に向けた一歩として職員向けのアンケートを実施いたしました。現状ではRPAに対する理解不足も感じられましたが、一方では現在抱えている業務課題や業務効率化の必要性を認識し、その解決策としてRPAの活用を検討すべきであるという意見も見受けられました。RPAのソフトにつきましては数社から発売しており、その機能もさまざまであります。また、自治体によって業務プロセスの細部は異なる部分もありますので、先進自治体の例を参考にしつつも、本市に最適な導入形態を模索していく必要があると考えられます。  それらのことから、来年度は庁内アンケートの結果を踏まえ、検討グループを組織するとともに、短期ではございますが試行版のソフトを導入し、導入効果の高い業務を選定し、実証実験を行う予定となっております。RPAの導入により、機械ができる操作は機械に担わせること、また市民との窓口対応や相談といった、職員でなければできない業務に充てる時間を捻出し、行政サービスの向上につなげることができることと考えられます。各課に情報提供を行いながら、今後効果が見込まれる業務について検討を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 378 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 379 ◯10番(倉持 守君) 前向きな検討に感銘をいたしたところでございます。期待しておりますので、ぜひRPAの導入をよろしくお願いしたいと思います。この点についてはこれで終わりにいたします。 380 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方の入れかえをお願いいたします。  倉持 守君、質問を継続してください。 381 ◯10番(倉持 守君) 3番目の質問でございますが、中心市街地の活性化についてということで質問をさせていただきます。中心市街地の展望についてということで、最後に市長にお答えをいただきたいと思います。  中心市街地、旧水海道、旧石下、どちらも衰退しているような感じがいたします。中心市街地の活性化ということでは、大分市当局も苦労なさっているかと思います。そして、また市長選においても24年ですか、中心市街地のことを争点とした選挙戦が繰り広げられました。このときは前市長、高杉市長が就任したわけでございます。その前の長谷川市長時代に掲げたにぎわい再生事業が市長選の争点になり、にぎわい再生事業、まちなか再生ということで、市長がかわってからは建物を建設しない、旧水海道のにぎわい広場として現在使っております。この活用はもうほとんどイベント等の活用ぐらいにしか今は使っておりません。市では、この場所に利用計画をカスミの跡地と一体として考えているような構想も前に聞きました。  そして、石下地区におきましては、橋のかけかえがありまして、その橋から駅前に向かって道路拡張して、旧市役所跡地、前は町役場跡地と申すのがいいのかなと思いますけども、商店街の活性化ということも常総市になってからも論議がなされたかと思います。そういう点を含めまして、旧水海道の中心市街地、旧石下の中心市街地の活性化に向けたお考えをお尋ねしたいと思います。 382 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。経済環境部長。              〔経済環境部長宮田道夫君登壇〕 383 ◯経済環境部長(宮田道夫君) それでは、中心市街地活性化について答弁いたします。  常総市では、創業支援に力を入れておりまして、創業支援セミナー、常総創業塾、常総ビジネスプランコンテストを開催いたしまして、空き店舗の活用を推進し、今年度2店舗が開店いたしました。  水海道地区におきましては、市民の広場を中心に市民の広場活用促進協議会を発足いたしまして、イベントの企画等を行っております。その一環といたしまして、常総朝市などのイベントを行うなどしてたくさんの方が訪れてくれるようになりました。また、石下地区におきましては、石下中央商店街の駐車場を利用いたしまして、オープンカフェのように使い、人気パン、野菜、みその販売やサンマなど、またヨガのストレッチの開催など大変盛り上がっております。さらに、常総いいあんばい瓦版の発行によりまして、石下地区、水海道地区両方の市街地の情報の発信を行っております。  こうしたイベントを情報誌を通じまして、商店街の方々が積極的にまちづくりにかかわっていただき、中心市街地の活性化を図っているところでございます。 384 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 385 ◯10番(倉持 守君) 今、部長から答弁いただきましたけれども、この点については、私は何もやらないほうがいいというような考えではないんですけども、このぐらいの支援策ではまちの活性化はできません。そう思っているところでございます。大きな予算を投じるか、もう少し改革的なことをしなければまちの活性化はできないと私は思っているところでございます。  そういうことを踏まえまして、時間もあまりないので市長にお聞きしたいと思います。中心市街地のこれからの活性化に向けた展望を答弁いただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 386 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 387 ◯市長(神達岳志君) 倉持 守議員の中心市街地の活性化策についての御質問にお答えをさせていただきます。  今、部長から答弁をさせていただいたとおり、中心市街地の活性化というのはもう十数年来の常総市、石下も水海道も含めての大きな課題になっています。これは、常総市のみならず旧市街地、昔栄えたまち、集落も含めてですけれども、日本全体的にこの課題がある。でも、その中に復活をしている商店街等々があることも事実であります。その一つの共通点というのは、行政的な支援はもとより、何よりもその商店街に経営をしている個別店主、または若い方々の活躍、こういったものが大きな反響を呼んで人を集めてくる、新しい事業が展開できる、空き店舗が埋まってくる、こういうことが共通点として挙げられます。ですから、商店主、または商店会の皆さんの個別個別のやる気というものがもちろん大前提になければ、どんないい施設をつくってもどんないい環境を整えても、そこで営む経営者の方々のやる気であるとかアイディアであるとかというものがまず第一段階として必要だということで、今のような創業支援塾であったり、この前行った街バルであったり、または市民の広場を市民の皆さんの手で利用促進を図ってもらおうということが、今やらせていただいている施策の大きな柱になっているということでございます。結果も出ています。空き店舗が昨年から始まった創業塾で1店舗が新店舗として飲食店がスタートしました。もうじき、昨年の優勝者であります1店舗が起業支援ということで新しい店舗を飲食店として空き店舗を利用して開業をしていただきます。数々の店舗が減っていく中、2店舗がこういうふうに創業していただいたというのは本当に大きな成果であると、市民のやる気、または夢、これを応援できる事業であったと自負をしているところであります。  また、倉持議員が今お話をされた部分は私も全く一緒でありまして、もっと大きな改革というものをこの先に見据えていかなければいけないというふうにも思っています。それは、常総線の活性化も含めて駅前という部分をもっとより速達性のいい駅、利用頻度のいい駅にするために、常総線の活性化策についても沿線自治体と連携を組んでスタートさせるところでもございます。プラス、地権者の皆さんの意向、大きな地権者が何人かいらっしゃいますけれども借地という問題もございます。ここについても手をつけていって、地権者の意向をより把握をして、相続の問題等々もございますから、そういった部分も含めて10年先、20年先、どういった商店街構成をつくっていくのか。空き店舗、空き地がどのくらいの場所にどれだけあるのか、地主が把握している借地はどのぐらいあるのかという調査に入らせていただきます。そういった部分も含めて、根底の課題であった部分を将来構想に向けた部分として、立地適正化計画というものをスタートさせて、また新たに補正予算でお願いをするコンサルにもお願いをしながら、将来的な商店街の活性化を見据えたまちづくりのあり方も、住宅地計画も含めて検討をしてまいる所存でございます。  以上です。 388 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 389 ◯10番(倉持 守君) 市長の答弁、10年先ということで、10年先とは言わずにもう少し早い時期に中心商店街の中心地を活性化していただきたいと思います。それには、やはりもう少し支援策も講じていただければと思っておりますので、それを添えて本日の質問を終了させていただきます。ありがとうございました。    ─────────────────────────────────  散会の宣告 390 ◯議長(風野芳之君) 本日の一般質問はこの程度にとどめ、散会といたします。ご苦労さまでございました。                 午後4時21分散会 当サイトのコンテンツ(文章、画像、図表)は、常総市議会の著作物です。無断で複製、転載することを禁止します。 Copyright (c) Joso City Council Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...