ツイート シェア
  1. 姫路市議会 2019-03-19
    平成31年3月19日厚生委員会−03月19日-01号


    取得元: 姫路市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-11
    平成31年3月19日厚生委員会−03月19日-01号平成31年3月19日厚生委員会 平成31年3月19日(火曜日) 厚生委員会 第3委員会室 出席議員  有馬剛朗三木和成蔭山敏明白井義一、  川西忠信塚本進介竹中隆一細野開廣、  苦瓜一成 開会                9時00分 意見取りまとめ (1) 請願第18号の撤回について ・請願第18号については、請願人からの取り下げの申し出を全会一致で承認すべきものと決定。 (2) 付託請願審査について ・請願第30号については、賛成少数で不採択とすべきものと決定。 (3) 意見書提出について ○委員長   先日の委員会において、委員から子ども医療費助成所得制限撤廃を求める意見書提出すべきとの意見があったが、各委員意見を聞きたい。 ◆委員   市民の命と健康を守ることは自治体の重要な仕事である。一般的なサラリーマンの家庭収入子ども医療費無償化の対象から外れてしまうのはいかがなものかと思う。
     姫路市が新たな総合計画の策定のために行った市民アンケートにおいても、安心して子育てしやすい環境にするために重要なこととして、子育てにおける医療や教育の経済的負担が軽いこととの回答が最も多く挙げられた。  厚生労働省子ども家庭局のホームページに各自治体子ども医療費無償化に対する所得制限について記載されているが、全国1,741自治体中1,463自治体、約84%が所得制限を設けていないとのことである。また、姫路市近隣でも所得制限を設けていない自治体が多く、設けているのは姫路市と上郡町だけである。  先日の厚生分科会においても、約3億6,500万円あればすべての子ども医療費無償化できるとの答弁があった。これは、平成31年度当初一般会計予算の約2,215億円からすると0.16%にすぎない。また、平成29年度の一般会計決算において57億4,000万円余りの黒字があったことも考えると、約3億6,500万円は捻出できない金額ではないと思う。  次期市長所得制限撤廃し、すべての子どもたちが安心して医療にかかることのできる制度を制定してもらうため、意見書提出してもらいたい。 ◆委員   姫路市のような規模の都市ですべての子ども医療費無償にしないというのは恥ずかしいことであると思う。全国的にもおくれている。意見書提出することを検討してもらいたい。 ◆委員   等しくすべての子ども医療費無償化すること自体には反対しないが、高額な所得を得ている世帯の子どもについても所得制限撤廃して医療費無償にすることは財政的な面から慎重に考える必要があると思う。保育料給食費を無料にしようという議論もなされているため、福祉施策全体を考慮し、もう少し慎重に議論を重ね、改選後の議会や新市長とで議論していくべきではないか。現段階で当該意見書提出することについては反対である。  他都市子ども医療費助成についても、通院の場合は自己負担しなければならないような自治体もあるので、他都市制度と比較した議論も必要だと思う。 ◆委員   意見書提出することには反対である。  このタイミング提出するべきかという問題と、ほかの福祉医療に関する施策も検討すべきという問題から、改選後の市長と協議していったほうがよいと考える。 ◆委員   選挙で選ばれ、その任期の間は意思表示をするというのが、議員の権限であり権能であることから、意見書提出するタイミングにこだわるのは、自分たち権能を制限してしまうことになり、議会制民主主義に反すると思う。  タイミングというのはそれぞれが思うタイミングでよいと思う。制度創設当初は所得制限を設けることもやむを得なかった子ども医療費助成制度について、現在の姫路市の財政状況をかんがみると、大きな負担ではあるが財政的には問題ないと考えたため、現時点所得制限撤廃すべきだと考えた。意見書提出しても平成31年度予算には反映できないが、新市長に一刻も早く議会意思を伝え、それを市政に反映させるための検討課題になればと考えている。  新しい体制で議論すべきだという意見も理解できるが、長い間議論してきて、その中で出た判断を新しい市長や新しい議員に理解してもらうことが議会制民主主義の王道ではないかと思う。  我が会派は、所得制限を設けることには反対である。  例えば、姫路市における障害者バス等優待助成事業には所得制限を設けていない。これは姫路市の障害者福祉政策として障害者の人が1歩でも外に出て活躍してほしいという思いをこの制度に込めたものである。  それと同じで、子ども医療費無償化というのは、所得にかかわらず、すべての子ども姫路市民の宝として大事に育てたいという思いがある。そのためにも命にかかわる医療については平等に手厚くすべきであり、所得制限撤廃したい。  この問題については長年議論しているが、今期は特に子ども医療費助成する制度ができた一方、その制度には所得制限という不備があると考えるので、その不備の部分について、議会として意思を示す必要があるのではないか。  もし、所得制限撤廃という文言に抵抗があるなら、所得制限を設けることについて見直ししてほしいとしてもよい。 ◆委員   家庭収入の違いで子どもに差をつけるのはおかしいと思う。  このたび、同趣旨の請願第18号は請願人から取り下げ願い提出されたが、これまで複数回の委員会において継続審査とされている状況からすると、全委員が重要な問題であると認識しているのではないかと思う。所得制限撤廃するという文面について異議があるならば、所得制限を見直すという形でもよいとは思う。 ◆委員   私は現時点意見書提出するよりも、新しい議会議論して、新しい市長意見を伝えるべきだと思うので、文面について言及するつもりはない。 ◆委員   兵庫県下41市町中、所得制限を設けているところと設けていないところが半々くらいであることや、意見書提出したとしても平成31年度予算への反映は難しいことを考えると、新しい議会、新しい市長でこの問題については議論してもらいたい。 ◆委員   この問題については新しい議会議論してもらうほうがよいと思う。 休憩                9時27分 再開               11時05分 ◆委員   私は、意見書提出することには賛成である。 ・厚生委員会委員提出者として子ども医療費助成所得制限撤廃を求める意見書提出することについては、可否同数委員長採決により提出しないことに決定。 (4) 閉会継続調査について ・別紙のとおり、閉会中も継続調査すべきものと決定。 (5) 委員長報告について ・子ども医療費助成所得制限撤廃を求める意見書提出に関する議論内容を盛り込み、それ以外の内容については、正副委員長に一任することに決定閉会               11時09分...