各務原市議会 2007-06-22 平成19年第 3回定例会−06月22日-03号
「団塊の世代」を命名した作家で元経済企画庁長官の堺屋太一氏は、団塊の世代イコール黄金の10年が始まるとし、団塊社会を取り巻く社会の構造や定年退職を迎えた後の生活を充実させるコツなど、また、今後の社会経済についても、団塊世代など高齢の新しい労働者を上手に活用していく会社が2010年代の勝ち組になるとも述べております。
「団塊の世代」を命名した作家で元経済企画庁長官の堺屋太一氏は、団塊の世代イコール黄金の10年が始まるとし、団塊社会を取り巻く社会の構造や定年退職を迎えた後の生活を充実させるコツなど、また、今後の社会経済についても、団塊世代など高齢の新しい労働者を上手に活用していく会社が2010年代の勝ち組になるとも述べております。
かつてダニエル・ベルは「脱工業化社会」と言い、堺屋太一氏は「知価社会」へと予測し、最近では一般的に「知識社会」と表現されていますが、私の言葉を使えば、「文化・芸術化時代」であります。つまり、文化力、文化創造力が、よりよき人生と経済、そして都市を成長させる原動力になると言えましょう。
その時代潮流をずっと、未来を透かして見ますと、明らかに「知価社会」、これは堺屋太一の言葉でございますが、ほかの学者は「知識社会」の到来と呼んでおります。私もそのとおりだと思いますね。それをまた別の言葉で言いますと「文化」ということだと思います。
堺屋太一さんは、それは知価社会とおっしゃいました。私の言葉を使うと、文化・芸術化情報社会に突入しています。もう20年前から突入している。人々の気風、人々の需要はそうです。生産活動は、それに日本はついていかない、ここに現在の平成不況と呼ばれる一番の原因があると私は思っている次第でございます。したがって、そういうことでございますから、都市各務原市は国を待っておってはおくれます。
これを、約30年前、あのダニエル・ベルは「脱工業化社会」の到来と見抜き、堺屋太一氏は「知価社会」と言いました。 文明史は明らかに農業化社会から工業化社会へ、そして既に脱工業化社会、あるいは知価社会、あるいは文化・芸術化情報社会へ移行しています。 世界一の工業化社会日本、その産業構造の変遷を就業構造で見てみますと一目瞭然であります。
前大臣の堺屋太一さんは、今から20数年前に「知価社会」ということをおっしゃった。世界でこの書は、今ベストセラーになっています。あるいは、1970年前後にダニエル・ベルという有名なアメリカの社会学者は「脱工業化社会」ということを申しました。そのいずれも正確な、人々にわかりやすい説明が私の頭では感じられません。
そういう新しい時代、新しい社会を、仮に、かつてダニエル・ベルがおっしゃったように脱工業化社会、あるいは堺屋太一さんがおっしゃったような知価社会と呼びますならば、工業化社会から脱工業化社会、あるいは知価社会へ大きくぐっと面かじが切りかわっているのが、私はバブルがはじけてから今日までの15年前後の社会状況であると思います。 新しい時代は新しい統治形態を必要といたします。
元経済企画庁長官の堺屋太一さんの最近の著書の中で、「20世紀を生きてきた我々が想像もしなかった別の時代がやってきた。国家や企業・地域・家族が、これまでつくり上げてきた組織や価値観が崩壊し始めた」と述べておられます。そして、「日本は今、何をなすべきか」と4点ほど挙げておられます。 1番目に「時代が変わった。
つまり、大きな要因は、明治以来の富国強兵、戦後の規格大量生産社会に適応させるために、連綿と続いてきた画一的な教育手法───堺屋太一さんの言葉を借りれば、「均質型没個性教育」が成熟社会に入り、価値観の多様な時代には適合しなくなった。システムとしての義務教育それ自体が問われ始めた、まさに制度疲労でございます。と、私は思っています。