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  1. 調布市議会 2003-12-01
    平成15年12月 1日総務委員会−12月01日-01号


    取得元: 調布市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    平成15年12月 1日総務委員会−12月01日-01号平成15年12月 1日総務委員会    午前10時10分 開議伊藤 委員長   それでは、ただいまより総務委員会を開会いたします。  開議に先立ちまして、説明のための職員の出席を求めておりますので、御了承をお願いいたします。  当委員会審査をいただく案件は、お手元に配付しております継続審査一覧表のとおり、陳情3件であります。よろしく御協力のほどお願いいたします。  審査の順でございますが、一覧表により順次審査をいただきたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   御異議なしと認め、さよう決定いたします。  ここで傍聴の許可についてお諮りいたします。  今のところ傍聴申し出はありませんが、審査の途中で傍聴申し出があった場合は、正・副委員長にその可否の決定を一任させていただきたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   御異議なしと認め、さよう決定いたします。  これより審査に入ります。  陳情第3号「清潔で公正・公平な国民奉仕を貫く公務員制度確立を求める意見書提出陳情」、平成15年第2回定例会より継続審査の件を議題といたします。  審査に入る前に、本件につきまして、理事者の方で報告事項等がありましたら発言をお願いいたします。はい、小山職員課長。 ◎小山 職員課長 
     それでは、陳情第3号「清潔で公正・公平な国民奉仕を貫く公務員制度確立を求める意見書提出陳情」につきまして御説明申し上げます。  本陳情は、平成15年第2回定例会から継続審査となっているものでございます。前回の閉会中の委員会につきましては、公務員制度改革に関する政府動向といたしまして、当初予定していた第 156回通常国会への公務員制度改革関連法案提出を見送りといたしたことを御説明申し上げました。その中で、法案提出を見送ったという理由といたしまして、審議が不十分とする与党の了承が得られなかったこと、また、当初から法案提出に反対していた人事院や連合などの労働団体との協議も不調に終わり、法案提出する環境にないと政府が判断したことによって、こうした見送ったという経過を申し上げました。  その後のスケジュールについては、政府として法案国会提出に向け努力をしていくとの姿勢を示しながらも、はっきりとした日程の表明にまで及んでいない旨、御説明を申し上げましたが、この事態は現在に至るまで変わっておりません。こうした状況もと、本年10月初旬に、金子行革担当大臣を初めとする行革推進事務局幹部労働団体連合公務員制度改革対策本部役員との交渉が持たれ、小泉首相笹森連合会長との政労トップ会談で合意されました政労協議の意義が金子大臣によっても確認され、その実現への意思が表明されたとの情報も伝えられております。  また、連合側から提出された意見では、1番目にして、近代的労使関係を築くには、ILOが勧告したように、労働基本権確立によって国際労働基準を満たすことが必要であること。2番目といたしまして、能力・実績主義人事制度を導入するというのであれば、労使間の話し合いを保証する仕組みが重要であること。3番目といたしまして、政・官・業の癒着をなくすには、天下りを禁止し、キャリア制度を廃止すべきであることの課題が示されました。これらについて政労協議で論議するよう要請があったのに対しまして金子大臣は、指摘されたこれらの課題については大臣自身も重要なポイントであると理解しており、これまでの経過の中で、ボタンのかけ違いや行き違いもあったが、政労話し合いでじっくり相談しながら進めさせていただくとの考えが示されたとも伝えられております。  以上でございます。 ○伊藤 委員長   ありがとうございました。  それでは、質疑意見を求めます。ありませんか。はい、漁委員。 ◆漁 委員   今、小山さんから説明いただいたように、現状まだ国会の中で、行革大臣と、この陳情提出者とはまた違う連合という団体のようですけども、トップ話し合いの中では、それぞれの課題を主張して認識し合いながら、なお話し合い継続していくという動きのようでありますので、なおそれらの動きを見きわめながら、結論を出していくのが正しいのではないかと、そんなふうに受けとめております。見解だけ。 ○伊藤 委員長   あとの方。はい、鮎川委員。 ◆鮎川 委員   今の漁委員がおっしゃられたとおり、私も国の動向を見ながら、今後もさらに議論を重ねていく必要があると思いますので、継続を求めたいと思います。 ○伊藤 委員長   ほかの方。大河委員。 ◆大河 委員   今、両委員からもお話がありましたように、審議が不十分だということの内容から、逆に政府労働団体の方で話し合うべき内容も明示されたようですので、十分御協議いただいた中で、私たち自身もよりいい方向に持っていけるよう考えていきたいと思いますので、私も継続し、推移を見守ったらと思いますので、よろしくお願いします。 ○伊藤 委員長   宮本委員、どうでしょうか。はい、宮本委員。 ◆宮本 委員   私も皆さんと同じ意見で、まず国の動向をもう少し、不十分な審議ということですから、それを見守りながら、ここでは継続がいいと思います。 ○伊藤 委員長   ほかに発言はございませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   お諮りいたします。  本件につきましては継続審査とすることに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   御異議なしと認め、陳情第3号につきましては継続審査とすることに決しました。  続きまして、陳情第7号「内部告発制度導入に関する陳情」、平成15年第2回定例会より継続審査の件を議題といたします。  審査に入る前に、本件につきまして、理事者の方で報告事項等がありましたら発言をお願いいたします。進藤職員課主幹。 ◎進藤 職員課主幹   陳情第7号「内部告発制度導入に関する陳情」について御説明申し上げます。  公益通報者保護制度検討委員会は、本年5月19日に公益通報者保護制度具体的内容についてを取りまとめ、国民生活審議会消費者政策部会に報告いたしました。公益通報者保護制度検討委員会では、公益通報者労働契約上の地位の保護策として、解雇などの不利益扱いを禁止、無効とするほか、通報を妨げる労働契約の防止、罰則などの必要性と、罰則を設けるべき法令違反の範囲などを検討してきました。これを受け、現在、内閣国民生活局消費生活者調整課では、平成16年の通常国会へ向け法制化の準備を進めているとのことでございます。内閣国民生活局消費生活者調整課に問い合わせたところ、現在の段階では外部に公表できる内容はないとのことでありました。  現在、公益通報者保護制度制度化されている自治体は、東京都内では千代田区、中野区の2自治体であります。千代田区は、千代田職員等公益通報条例として平成15年8月1日に施行いたしております。中野区は、中野職員公益通報に関する制度として平成15年6月9日に要綱を制定いたしております。両区とも通報者不利益を受けない、公益通報者保護を明記しております。千代田区の特徴は、議会の同意を得た外部行政監察員に独自の調査権を与え、通報者からの情報もとに、公正、中立な立場の調査ができるようにしております。中野区では、相談員は夜間でも連絡がとれるように、市内の弁護士と区長が協定書を交わし、公益通報員として相談に当たっているとのことでございます。また、両区とも個人誹謗中傷私利私欲等の不当な通報に対する判断が大きな課題としております。現在、両区とも制度が導入されてから期間が短く、具体的な事例はないとのことでございました。  以上であります。 ○伊藤 委員長   ありがとうございました。  それでは、質疑意見を求めます。宮本委員。 ◆宮本 委員   ちょっと質問なんですが、千代田区、中野区でこの制度をスタートしているということですが、ほかの都内26市ですとかの状況というのは、何か情報ございますか。 ○伊藤 委員長   進藤主幹。 ◎進藤 職員課主幹   今のところ、詳しくは調査していないんですが、まだ条例なり要綱なりできちっと制度として発足したということでは伺っていません。 ○伊藤 委員長   ほかの方。はい、大河委員。 ◆大河 委員   今の質問と少し関連するんですけれども、形としてあらわれてはいないということですが、やはり今、さまざまなところで、逆に民間でこの制度に関して勉強会がかなり活発にあるように聞いております。ということからすると、他の自治体でも議会に対して、逆に言えばこういった制度を求めているような動きがあるのではないかと思いますけど、そういった動きは余り見受けられないんでしょうか。 ○伊藤 委員長   はい、進藤主幹。 ◎進藤 職員課主幹   武蔵野市でありますとか、三鷹市でありますとか、近隣自治体でも議会の中で論議がされたということでは伺っております。 ◆大河 委員   論議されたことに関しては、まだ結論めいたものは出ていないということですか。 ◎進藤 職員課主幹   結論は出ていないと思います。 ◆大河 委員   今、お聞きしたところ、近隣の市においても、市民としての動きはあるということ。国もこういった動きを始めているわけですので、やはり今のような不況の中で、さまざまな利害がある中で、何かあった場合、民間でもありますけれども、公のところでもこういった動きは必要なのではないかとは思います。ただ、千代田中野でもお話がありましたように、個人誹謗中傷であったり、いろいろな動きもあるので、慎重にそのものについては考えていかなければいけないということで、今、国においても法制度に向けて検討しているということですので、こういう話が来ている中で、調布市としてもさまざまな情報をとりまして、もう少し慎重にこの件については議論していく余地があるのかと思いますので、私はもう少し継続をし、考えてみた方がいいのではないかというふうに考えます。 ○伊藤 委員長   ほかに発言はありませんか。はい、鮎川委員。 ◆鮎川 委員   この制度は、何か問題が起きてしまった後の制度ということで、大変消極的な制度であると思います。本来でしたら、問題というのは起きてはいけないことですし、問題が起きるようでしたら、それを未然に防いでいかなければならないと思います。職員の皆様の倫理観を向上させるような研修制度でしたら、大変望ましい制度だと思うんですけれども、この制度に関しましては、告発者を本当の意味で保護することができるのかといった疑問もございますので、もうちょっと慎重に審査を重ねていく必要があるのではないかと思います。 ○伊藤 委員長   ほかの方で。はい、宮本委員。 ◆宮本 委員   これは非常に慎重に議論をしなければいけない問題だと思いますので、今の段階では、調布市自体もそうですし、近隣各市動きもよく見ながら、もう少し審査を重ねていくべきだと思いますので、継続を主張します。 ○伊藤 委員長   ほかに発言はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   お諮りいたします。  本件につきましては継続審査とすることに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   異議なしと認め、陳情第3号については継続審査とすることに決しました。  続きまして、陳情第13号「調布市議会議会中継に関する陳情」、平成15年第3回定例会より継続審査の件を議題といたします。  本陳情につきましては、前回委員会議会改革協議会検討課題として上がっているので、そちらの議論の進展を見ながら審査していくことにしております。私も出席しておりますので、開催状況を申し上げますと、議会改革協議会は過去7月から毎月1回の開催で、計5回開催されております。現在は改革提案事項検討に入っておりますが、当陳情に関する事項検討は、次回12月24日の開催以降になるものと思われます。よって、当委員会の取り扱いとしましては、その推移を見てということになるかと思いますが、このことについて皆さんから御意見等がありましたらお願いいたします。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   お諮りいたします。  本件につきましては継続審査とすることに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   異議なしと認め、陳情第13号については継続審査とすることに決しました。  以上で当委員会で御審査いただく案件は終了いたしました。  これをもちまして、本日の委員会散会いたします。どうもありがとうございました。    午前10時26分 散会...