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  1. 木更津市議会 2018-12-01
    平成30年12月定例会(第6号) 本文


    取得元: 木更津市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1      ◎開議の宣告 ◯議長(斉藤高根君) 議場の皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員数は23名であります。法定数に達しておりますので、これより本日の本会議を開きます。  なお、遅刻の届け出がありましたので、報告いたします。石井 勝議員が遅刻。以上であります。                                (午前10時00分)   ─────────────────────────────────────── 2      ◎議事日程の報告 ◯議長(斉藤高根君) 本日の議事日程は、会議システムに登録のとおりであります。   ─────────────────────────────────────── 3      ◎会議録署名議員の指名 ◯議長(斉藤高根君) これより日程に入ります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議規則第80条の規定により、篠崎哲也議員田中紀子議員を指名いたします。   ─────────────────────────────────────── 4      ◎諸報告 ◯議長(斉藤高根君) 次は、日程第2、諸報告を行います。  監査委員から、12月17日付けをもって、平成30年度第2回監査報告について、送付がありました。会議システムの諸報告に登録してあります。  次に、市長から、本日付けをもって、専決処分の報告について、2件の送付がありました。会議システムの諸報告に登録してありますので、ご了承を願います。  次に、平成30年度各常任委員会及び議会運営委員会、並びに各特別委員会行政視察結果報告を行いますが、詳細につきましては、既に各委員長より、視察結果報告書を受理しておりますので、ここでは簡潔な報告とさせていただきます。  それでは、まず、座親政彦総務常任委員会委員長からご報告をお願いいたします。座親委員長
             〔総務常任委員会委員長 座親政彦君登壇〕 5 ◯総務常任委員会委員長(座親政彦君) 議場の皆さん、おはようございます。  総務常任委員会では、本年10月24日から26日まで、静岡県磐田市、富士市、島田市におきまして、行政視察を実施いたしましたので、ご報告いたします。  まず、磐田市におきましては、広報戦略プランについて、視察してまいりました。  磐田市では、市の仕事を市民に知らせることは非常に大切なこと、職員がどんなに一生懸命仕事をしても、それが市民に伝わらなかったら、仕事をしていることにはならないとの、当時の副市長の言葉が発端となり、あわせまして、これまでの一方的な広報から、市民との良好なコミュニケーションの形成を果たせる広報へと変えていくことが不可欠であるとの認識から、広報に力を入れ始めるきっかけとなったということでございます。  スマートフォン個人保有率の急速な増加により、現代社会は情報があふれており、わかりやすくタイムリーな情報提供が必要となる一方で、情報取得手段が限られている人への対応も必要であり、「磐田がしてきたこと、していること、これからのこと」というチラシをつくり、さまざまな機会を見て、全職員を挙げて、市の取り組みのPRに努めているとのことでございます。広報戦略で大切なことは、まずは職員の意識改革とのことでありました。人口減少局面におきまして激しさを増している地域間競争は、本市も例外ではなく、立地特性や自然環境をセールスポイントにして、企業誘致や移住・定住施策が進められている中、市役所がどのような仕事をしているのか、これからの市をどうしていこうと考えているのか、わかりやすく知らせることが必要であると、考察をしたところでございます。  次に、富士市におきましては、防災対策の取り組みについて、視察してまいりました。  富士市では、1976年に東海地震発生の懸念が発表されてから、地震対策に力を入れており、総合防災訓練地域防災訓練対象地域ごと土砂災害防災訓練津波対策訓練災害ボランティア訓練、抜き打ちの職員参集訓練防災啓発イベントの開催、地域では、市の取り組みに加えまして、地域防災会取り組みが長年にわたり行われており、防災の意識の高さを感じたところでございます。  また、災害派遣トイレネットワークプロジェクト「みんな元気になるトイレ」という、全国の市町村でトイレトレーラーを配備し、助け合いのネットワークをつくる取り組みは、本市でも協力していくべきだと考えたところでございます。  防災・減災において大切なことは、日頃の訓練を通し、市民も職員もまず何をすればよいのかを知ること、さまざまな場面で女性の意見を取り入れること、地域防災会の防災力の維持・向上であるとのことでございます。防災において完璧はなく、少しでも減災できるように、取り組んでいく必要があります。ハード対策では限界があり、ソフト対策警戒避難体制をしっかり周知していくことが、市の大切な業務であると同時に、職員は実際に被災地に赴き、体験し、フィードバックすることが重要であります。議員は、市・地域の取り組みが円滑に進むよう、時にはリーダーシップを発揮し、市・地域の防災力の向上に尽力することが必要であると、考察いたしたところでございます。  最後に、島田市におきましては、ICTコンソーシアム事業について、視察してまいりました。  島田市では、人口減少社会においても、地域経済の持続的発展を可能にする仕組みを構築することを目的として、地方創生推進交付金を活用した取り組みをされており、人材育成や仕事の創出など、人や金の域内循環を創出するものと理解をいたしたところでございます。特に、クラウドソーシングの仕組みは、さまざまな働き方が増えている中で、自身のライフスタイルに合わせた仕事をマッチングできる点や、子育てしながら働くワーカー同士の情報交換の場として、島田ICTコンソーシアム拠点C-BASE」を設け、顔が見えにくくなるICTの取り組みの中で、コミュニティの形成ができる点において、意義のあるものでございますが、仕事の創出や質の担保、事業の自立など、課題も多くあると感じたところでございます。  産業や雇用の創出、人や金の流れの誘導は、本市では、らづ-Bizやアクアコインで取り組んでいるところでございますが、これからも人や金の大都市への流入は続いていくと言われており、地方都市の取り組みに終わりはございません。島田市の取り組みを初め、地方都市の取り組みは、今後も注目すべきものと、考察いたしたところでございます。  以上をもちまして、総務常任委員会行政視察結果報告を終わります。 6 ◯議長(斉藤高根君) 次に、渡辺厚子教育民生常任委員会委員長からご報告を願います。渡辺委員長。          〔教育民生常任委員会委員長 渡辺厚子さん登壇〕 7 ◯教育民生常任委員会委員長(渡辺厚子さん) 議場の皆様、おはようございます。  教育民生常任委員会では、10月2日から4日の3日間にわたり、兵庫県加古川市、また、NPO法人箕面こどもの森学園、そして、愛知県碧南市において、行政視察を実施しましたので、ご報告いたします。  まず、兵庫県加古川市におきましては、見守りカメラ及び見守りサービスについて、視察いたしました。加古川市では、過去に発生した悲惨な事件等を踏まえ、市民の安全・安心に対する関心が非常に高い状況であったことから、小学校の通学路や学校周辺を中心に、約1,500台の見守りカメラを設置し、子どもの安全を確保することで、安心して子育てができるまちを目指しておりました。また、見守りタグという発信機を持った子どもや高齢者が、見守りカメラ付近を通過すると、位置情報をアプリやメールで家族にお知らせする、見守りサービスも実施しておりました。これらの事業実施については、多額の財政支出が伴っているものの、設置前と比較すると大幅に犯罪件数が減少しており、市民の安全・安心の確保につながっておりました。  次に、NPO法人箕面こどもの森学園において、子ども一人ひとりの個性を尊重した教育について、視察いたしました。  箕面こどもの森学園では、通常の学校教育である一斉授業とは異なり、フレネ教育イエナプラン教育の考えを取り入れて、主体的に学ぶ力を養うため、子どもたちが自分で選択し、計画を立てて、学習を行うとともに、学校の行事についても、全校集会やクラス会で、子どもたち自身が納得するまで話し合って、決めておりました。今後、こうした特色ある教育環境を経験した子どもたちが、どのように成長していくのか、進展を見ていきたいと感じたところであります。  最後に、愛知県碧南市において、まちかどサロンについて視察いたしました。  碧南市では、家に閉じこもりがちな、ひとり暮らしの高齢者の方などが、まちへ出る機会を増やせるよう、地域の交流場所として、2ヶ所のまちかどサロンを開設しておりました。まちかどサロンでは、シルバー人材センターで製作された商品の販売や、歌声サロン認知症カフェの開催など、高齢者の参加を促すために、多くの自主事業を工夫して実施しておりました。また、認知症カフェでは、認知症サポーター養成講座の受講者がキャラバンメイトへとステップアップし、カフェの活動に積極的に携わっているなど、本市でも参考とすべき点が多い視察でありました。  以上をもちまして、教育民生常任委員会行政視察結果報告を終わります。 8 ◯議長(斉藤高根君) 渡辺委員長、ありがとうございました。  次に、岡田貴志建設経済常任委員会委員長からご報告を願います。岡田委員長。          〔建設経済常任委員会委員長 岡田貴志君登壇〕 9 ◯建設経済常任委員会委員長(岡田貴志君) 議場の皆さん、おはようございます。  建設経済常任委員会では、本年10月23日から25日まで、福島県の南相馬市、秋田県横手市において、行政視察を実施いたしましたので、ご報告いたします。  まず、南相馬市においては、スマートコミュニティモデル事業について、視察してまいりました。  南相馬市では、平成24年に策定された、南相馬市再生可能エネルギー推進ビジョンの基本方針の一つとして、スマートコミュニティモデル事業に取り組んでいるとのことでありました。災害公営住宅防災集団移転住宅において、スマートコミュニティモデル事業を実施しており、太陽光発電により、住宅の共用部分の電気に使用をしており、また、売電収入は住宅の維持管理費に充てているとのことでありました。本市では、家庭における省エネルギーの推進では、住宅用太陽光発電設備家庭用燃料電池システム等の導入に対し、補助金を交付しておりますので、公共施設等において、統合や修繕の中で、省エネルギー推進の観点から、導入費用と維持管理費軽減のバランスをとりながら、再生可能エネルギーの導入について研究すべきではないかと考察いたしました。  次に、横手市においては、公共施設市民サポーター制度について、視察してまいりました。  横手市では、道路や公園等の公共施設において、住民が施設の管理を支援するサポーターとなって、施設の環境美化を担う制度を実施しております。ごみ収集や除草等の簡単な作業を、天候や体調に合わせ、できる範囲で無理なく実施をしていただき、市は物品の支給や活動の周知をしているとのことでありました。横手市では、合併後に、自治会等に対し、地域解決型の補助金を交付しており、制度的に重複する部分もあり、制度設計の見直しも検討しているとのことでありました。本市においても、住民が道路等を管理する、道路アダプトプログラムの参加団体の募集を行っておりますが、登録者は少なく、また、地域自治を目的とした補助金等も、まちづくり協議会等の地域の団体へ交付していることから、支援内容の差別化や補助金の一本化等、関係部局間のさらなる連携が求められるものと考察をいたしました。  以上をもちまして、建設経済常任委員会行政視察結果報告を終わります。 10 ◯議長(斉藤高根君) 次に、三上和俊議会運営委員会委員長からご報告を願います。三上委員長。          〔議会運営委員会委員長 三上和俊君登壇〕 11 ◯議会運営委員会委員長(三上和俊君) 皆さん、おはようございます。  平成30年度議会運営委員会行政視察結果を報告いたします。  議会運営委員会は、10月17日から19日までの3日間にわたり、北海道の芽室町議会及び帯広市議会において、議会改革の取り組みについて、行政視察を実施いたしましたので、ご報告をさせていただきます。  まず、芽室町議会ですが、議会改革度調査ランキングにおいて、4年連続、全国1位の議会であり、先進的な取り組みが進められております。今回は、特に災害時における議会の対応について、それから、議会ICT推進計画についてを、視察してまいりました。  まず、議会の災害時対応基本計画ですが、芽室町では、近年、北海道でも例外ではなくなっている台風、また、東日本大震災により被害を受けたことから、議会の意思決定、そして議決機関としての機能を、災害時においても維持していくため、議会及び議員の行動指針を策定しておりました。もう一つの議会ICT推進計画については、情報公開や住民参加などを推し進めることを目的に、そのツールとして、ICTに関する計画が策定され、推進が図られていました。  なお、これらの取り組みの背景として、住民にとってあるべき議会の姿について、しっかりと議論が交わされ、市民と全議員が共通の認識と揺るぎない信念を持つことによって、進められたものであると感じたところでございます。  次に、帯広市議会ですが、地方分権や議会を取り巻く環境の変化に対応していくため、これまでも改革が進められてきました。これらの改革を取りまとめ、さらに進化させるため、議会基本条例が制定され、政策研究会市民意見交換会などの実施、また、全国的には珍しい委員会活動も行われるなど、基本条例に示す基本方向を実現していくことを念頭に、検討が行われ、取り組みが展開されていると感じたところでございます。  これら2つの議会の取り組みや方向性は、異なるように見えますが、どちらも、そのまちにおける議会のあり方を議論し、そこから、必要な取り組みなどを見出しております。今回の視察により、さまざまな取り組み手法やツール、そして、そこに至るまでの背景を理解することができました。本市議会が今後、改革を進めていくに当たっては、本市が向かうべき方向を認識して、個々の取り組みやツールを検討していく必要があると感じたところでございます。今回の視察で得た情報や知識を十二分に活かし、本市の状況に即した方法により、意見交換会を開催するなど、議会に望まれる必要な取り組みを議論していくべきと思います。また、効果的な方法を研究・討論して、議会基本条例に示した、議会の使命と理念の達成に向けた、取り組みを進めてまいりたいと思います。  以上をもちまして、議会運営委員会行政視察結果報告とさせていただきます。 12 ◯議長(斉藤高根君) 次に、近藤 忍基地対策特別委員会委員長からご報告を願います。近藤委員長。          〔基地対策特別委員会委員長 近藤 忍君登壇〕 13 ◯基地対策特別委員会委員長(近藤 忍君) おはようございます。  基地対策特別委員会では、石川県小松市及び近畿中部防衛局小松防衛事務所において、行政視察を実施しましたので、概要をご報告いたします。  小松市は、日本海側唯一戦闘機部隊が所属する、航空自衛隊小松基地が所在している自治体です。11月6日に視察を行った小松市役所では、本市とは比べものにならないほど、多岐にわたって、防衛省交付金や補助金を活用していること、基地所管課だけでなく、事業を実施する担当部局でも、補助制度の理解が進んでいることなどが、印象的でした。また、江川総合運動場拡張整備事業の参考として、本市と同じく、基地周辺財産において開設された総合運動場、スカイパークこまつ翼などについて、現地視察を行ったところでございます。  次に、7日に視察を行った、近畿中部防衛局小松防衛事務所については、昨年まで、金沢市に金沢防衛事務所として立地しておりましたが、本年より、管轄区域で所管事務の最も多い小松市へ移転しており、住民目線で見ると評価できる点でありました。また、全国に先駆けて、基地周辺財産の民間への貸し出し制度を創設しており、本市でもその利活用が見込まれることから、今後の動向について注視してまいりたいと思います。  なお、視察内容の細部については、会議システムに登録してある視察報告書をご覧ください。  以上で、基地対策特別委員会行政視察結果報告を終わります。 14 ◯議長(斉藤高根君) 次に、草刈慎祐広域行政等特別委員会委員長からご報告を願います。草刈委員長。          〔広域行政等特別委員会委員長 草刈慎祐君登壇〕 15 ◯広域行政等特別委員会委員長(草刈慎祐君) 議場の皆さん、おはようございます。  広域行政等特別委員会では、本年11月1日に、香川県さぬき市にあります、香川県東部清掃施設組合において、一般廃棄物の広域処理について、行政視察を実施いたしましたので、ご報告いたします。  香川県東部清掃施設組合は、自治体が抱える、共通したごみ処理施設の問題を解決するために、設立されました。組合が設置、管理運営する香川東部溶融クリーンセンターは、溶融システムにより、多種多様なごみ処理と安定した操業により、広域処理を実施しております。低炭素型シャフト炉の導入により、低炭素社会を推進するとともに、全てのごみの資源化をしております。また、起こり得る可能性の高い災害に最も有効な、溶融システムを導入しており、災害時の廃棄物処理体制をしっかり考慮し、整備がされていると感じました。溶融飛灰を業者委託により資源化しているため、最終処分の必要がないことから、環境保全の取り組み事例としても参考になりました。君津地域広域廃棄物処理施設では、埋め立て処理を県外で行っていることから、参考にすべきと考えますが、一般廃棄物の処理業者があるのか、疑問が残るところでもあります。  また、持続可能な循環型社会をつくるため、一人ひとりができる、ごみの減量化やリサイクル推進に向けた、分別への心がけが必要と考えられます。その判断基準は人それぞれで、自治体がどこまで求めるのか、難しいと考えますが、継続的な啓発活動の実施など、減量化対策への取り組みは、必要であると強く感じました。ごみ処理の広域化と、資源循環システムは、今後の廃棄物処理事業の展開において、大いに参考になると考察いたしました。  以上をもちまして、広域行政等特別委員会行政視察結果報告を終わります。 16 ◯議長(斉藤高根君) 次に、平野卓義地方創生特別委員会委員長からご報告を願います。平野委員長。          〔地方創生特別委員会委員長 平野卓義君登壇〕 17 ◯地方創生特別委員会委員長(平野卓義君) 議場の皆さん、おはようございます。  地方創生特別委員会では、10月29日から30日までの2日間、京都府福知山市において、持続可能な公共交通網の再編についてを、また、亀岡市において、バス交通について、行政視察を実施いたしましたので、ご報告いたします。  それでは、初めに、福知山市の、持続可能な公共交通網の再編についてを報告いたします。  福知山市は、京都府の北西部、兵庫県との県境に位置しており、人口は7万9,000人、京都府で2番目に誕生した市であります。視察事項の持続可能な公共交通網の再編についてでありますが、福知山市は、本市のおよそ3.9倍の面積の広さから、20台のスクールバスのほか、市直営バス自主運行バスのほか、保育園バスを市が一括管理、所有をしております。自主運行バスについては、3つの地区の運行協議会が地域で独自に運行しており、市民の生活の足としての役割を担っております。市バスについては、平成18年に1市3町が合併したときに、町営バスから市営バスへと引き継いだバスであります。幹線道路を走行していることから、バス停まで出てくることが困難な方には利用しづらく、時間帯によっては誰も乗車していないこともあり、一部の地域において市バスの運行を見直すとともに、ドアツードア方式である個別輸送の試験的な運行を行っているとのことです。  また、同じ地域で、スクールバスの空き時間を市バスとして活用したり、高齢者の公共交通機関の利用促進を図る目的として、3,000円分の乗車券を敬老乗車券として500円で販売するなど、さまざまな取り組みを実施しておりました。持続可能な公共交通網の再編としての課題は、地域のニーズをしっかりと把握し、市民の需要に応じた移動手段の確保が重要なことから、行政と地域、バス事業者が一緒に取り組み、真摯に課題解決している姿が印象的でした。  次に、亀岡市のバス交通についてでありますが、亀岡市は、京都市の西隣に隣接し、大阪府とも隣接していることから、暮らしや経済、観光に便利なまちであります。周辺は山に囲まれた盆地で、京都府最大の農地を有していることから、市内中心部をコミュニティバスが走り、郊外及びその周辺地域をふるさとバスが運行しております。どちらのバスも、通勤・通学の足としての維持確保のため、民間路線バス廃止後に、市が事業主体となり、民間バス会社に運行委託を行っております。バスの利用者は少なく、経常収益から経常費用を差し引いた行政負担額は多額であり、収益率は50%以下であることから、バスの乗車率を上げるために、かなり苦慮しているとのことでした。対策の一つとして、小学生を対象に、一人ひとりの移動手段や社会全体の交通を、人や社会、環境にやさしいという観点から見直し、改善していくために、自発的な行動をとれるような人間を育てることを目指した教育活動である、モビリティ・マネジメント教育を実施しており、市民の意識から改革していこうという取り組みは、本市の地域公共交通網形成計画の基本方針及び計画目標にもなっていることから、大変参考となるものでした。  今回も前回に引き続き、地方公共交通の行政視察・調査を行ってまいりましたが、路線バスは、市民の必要最低限の生活交通であることを再認識するとともに、路線バス以外にもデマンド型の公共交通に取り組んでいくなど、地域の実情に応じた公共交通の再編の早急な解決が課題となっていることを、強く痛感するとともに、視察に伺った市職員の地域公共交通に対する熱意と地域住民の熱い思いが強く伝わってきました。こうした中で、行政や地域公共交通活性化協議会が地域とのパイプ役となって、喫緊に取り組んでいくべき課題であることを、改めて痛切に感じるとともに、持続的に使命感を持って、地域公共交通機関の課題に取り組むべきであることを、改めて強く再認識いたしました。  以上をもちまして、地方創生特別委員会行政視察結果報告を終わります。 18 ◯議長(斉藤高根君) 最後に、白坂英義議員政治倫理条例策定特別委員会委員長よりご報告をお願いします。白坂委員長。          〔議員政治倫理条例策定特別委員会委員長 白坂英義君登壇〕 19 ◯議員政治倫理条例策定特別委員会委員長(白坂英義君) 議場の皆さん、おはようございます。  議員政治倫理条例策定特別委員会では、本年11月8日から9日まで、愛知県の半田市、新城市において、議員政治倫理条例の運用について、行政視察を実施いたしましたので、ご報告いたします。  両市における、議員政治倫理条例制定に至った経緯は、実際に議員の問題行動によるもの、議会基本条例に基づくものであり、実際に審査請求があると、調整や説明に相当の時間と苦労を要することや、審査事案の内容も多岐にわたり、市政に関する反対運動から議員間での審査請求の出し合いに至ることもあるとのことで、審査請求の人数要件は慎重な議論が必要とのことでありました。また、審査結果の公表については、ホームページや議会だよりなどで行っておりますが、ホームページに実名を載せるべきかについても、配慮が必要な場合もあるとのことで、苦労がうかがえました。  半田市議会では、条例遵守の誓約書については、書くか書かないかは、議員に任せているようですが、書かない場合は、その旨を公表することで、議員の姿勢を市民へ明らかにしているとのことであります。また、審査会の審査結果が辞職勧告の場合は辞職手続をとらなければならないと、条例により規定されており、厳しい条例でありますが、強制力はないようであり、条例の運用面については、十分な検討が必要であると感じました。  倫理条例を制定する上で難しい点は、地方自治法や公職選挙法等の中で、市議会としてどこまで自らを律することができるか、公正・透明な議会を市民に示せるかであります。倫理条例がなくてもそれを示すことが、議員に求められる資質であると考えますが、一つの基準として、議員、市民、執行機関の役割を定めることは、大きな意義があると考えます。木更津市議会においても、議員の政治倫理の確立と向上、市民に信頼される公正で民主的な市政の発展のため、条例制定の取り組みを加速させていくべきとの考察に至りました。  以上をもちまして、議員政治倫理条例策定特別委員会行政視察結果報告を終わります。 20 ◯議長(斉藤高根君) 以上で行政視察結果報告は終わりました。   ─────────────────────────────────────── 21      ◎議案第82号~議案第87号・議案第89号~議案第105号の       委員長報告 ◯議長(斉藤高根君) 次は、日程第3、議案の審議に入ります。  議案第82号から議案第87号及び議案第89号から議案第105号を、一括して議題に供します。  ただいま議題に供されました案件につきましては、それぞれ所管の委員会に付託し、審査願い、その報告書は会議システムに登録のとおりでありますが、その経過並びに結果について、各委員長からご報告を願います。  まず、座親政彦総務常任委員会委員長から、ご報告を願います。座親委員長。          〔総務常任委員会委員長 座親政彦君登壇〕 22 ◯総務常任委員会委員長(座親政彦君) 私からは、総務常任委員会に付託されました、議案6件の審査結果について、ご報告いたします。  委員会は去る11日に開催をいたしました。審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を聴取した後、慎重なる審査を行いました。  まず、議案第82号 平成30年度木更津市一般会計補正予算(第3号)のうち当委員会所管事項でございますが、歳入につきましては、財政調整基金繰入金等の増額、同報系無線デジタル化整備事業債の減額、歳出につきましては、ふるさと応援寄附金事業費等の増額、一般職人件費は人事異動等による減額分が給与改定による増額分を上回るため減額、債務負担行為につきましては、市民会館指定管理料の追加、地方債につきましては、同報系無線デジタル化整備事業の変更をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第89号 職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本案は、平成30年の人事院勧告及び千葉県人事委員会勧告を踏まえ、本市の一般職の職員の給与の額等並びに特別職の職員で常勤のもの及び市議会議員の期末手当の支給率を改定するため、関係条例の整備をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第90号 木更津市職員の分限に関する手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本案は、地方公務員法第28条第4項の規定に基づき、職員の失職の特例を定めるため、関係条文の整備をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第91号 附属機関設置条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本案は、木更津市地域福祉計画策定委員会の名称変更、及び担任する事務を追加するため、関係条文の整備をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第97号 木更津市民会館の指定管理者の指定についてでございますが、本案は、木更津市民会館の指定管理者を指定しようとするため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を得ようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  最後に、議案第104号 平成30年度木更津市一般会計補正予算(第4号)のうち当委員会所管事項でございますが、歳入につきましては、財政調整基金繰入金の増額、地方債につきましては、大規模改造事業(小学校債)の変更及び(中学校債)の追加をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  以上で総務常任委員会の報告を終わります。 23 ◯議長(斉藤高根君) 次に、渡辺厚子教育民生常任委員会委員長からご報告を願います。渡辺委員長。          〔教育民生常任委員会委員長 渡辺厚子さん登壇〕 24 ◯教育民生常任委員会委員長(渡辺厚子さん) 私からは、教育民生常任委員会に付託されました、議案10件の審査結果につきまして、ご報告申し上げます。  委員会は去る12日に開催いたしました。審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を聴取した後、慎重な審査を行いました。
     最初に、議案第82号 平成30年度木更津市一般会計補正予算(第3号)のうち所管事項でありますが、本案に関する当委員会所管事項は、歳入については、保育園運営費負担金等の増額及びコミュニティ助成金等の減額を、歳出については、子どものための教育・保育給付費等の増額及び国民健康保険特別会計職員給与費等繰出金等の減額を、債務負担行為については、金田地域交流センター指定管理料等の追加をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第83号 平成30年度木更津市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)でありますが、本案は、歳入については、普通交付金の増額及び職員給与費等繰入金の減額を、歳出については、一般被保険者後期高齢者支援金等分等の増額及び一般被保険者医療給付費分等の減額をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第84号 平成30年度木更津市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)でありますが、本案は、歳入については、高齢者医療制度円滑運営事業費補助金の増額及び事務費繰入金の減額を、歳出については、後期高齢者医療広域連合連携システム管理費の増額及び一般職人件費の減額をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第85号 平成30年度木更津市介護保険特別会計補正予算(第2号)でありますが、本案は、歳入については、介護保険制度改正に伴うシステム改修事業補助金等の増額及び事務費繰入金等の減額を、歳出については、居宅介護サービス給付費負担金等の増額及び地域密着型介護サービス給付費負担金等の減額をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第92号 木更津市役所出張所設置条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、木更津市役所金田出張所の移転に伴い、木更津市役所金田出張所の位置を変更するため、関係条文の整備をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第93号 木更津市児童遊園設置条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、こすず児童遊園の廃止等に伴い、関係条文の整備をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第96号 木更津市立中学校設置条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、木更津市立清川中学校と木更津市立中郷中学校の統合等に伴い、関係条文の整備をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第98号 木更津市金田地域交流センターの指定管理者の指定についてでありますが、本案は、木更津市金田地域交流センターの指定管理者を指定しようとするため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を得ようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第99号 木更津市営江川総合運動場陸上競技場の指定管理者の指定についてでありますが、本案は、木更津市営江川総合運動場陸上競技場の指定管理者を指定しようとするため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を得ようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  最後に、議案第104号 平成30年度木更津市一般会計補正予算(第4号)のうち所管事項でありますが、本案に関する当委員会所管事項は、歳入については、ブロック塀・冷房設備対応臨時特例交付金の増額を、歳出及び繰越明許費については、小学校空調整備事業費等の増額及び設定をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  以上で教育民生常任委員会の報告を終わります。 25 ◯議長(斉藤高根君) 最後に、岡田貴志建設経済常任委員会委員長よりご報告をお願いいたします。岡田委員長。          〔建設経済常任委員会委員長 岡田貴志君登壇〕 26 ◯建設経済常任委員会委員長(岡田貴志君) それでは、私からは、建設経済常任委員会に付託されました、議案11件の審査結果について、ご報告いたします。  委員会は去る13日に開催をいたしました。審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を聴取した後、慎重なる審査を行いました。  まず、議案第82号 平成30年度木更津市一般会計補正予算(第3号)のうち当委員会所管事項でありますが、歳入については、観光地魅力アップ整備事業補助金等の増額、歳出については、霊園維持管理運営費等の増額、公共下水道事業特別会計繰出金の減額、債務負担行為については、小櫃堰公園指定管理料の追加をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第86号 平成30年度木更津市公設地方卸売市場特別会計補正予算(第2号)でありますが、歳入については、一般会計繰入金の増額、歳出については、一般職人件費の増額をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第87号 平成30年度木更津市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)でありますが、歳入については、処理場改築単独事業債の増額、未普及解消下水道事業費補助金等の減額、歳出については、一般職人件費の増額、清見台2号幹線(雨水)建設事業費等の減額、定期償還利子の財源更正、地方債については、下水道事業の変更をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第94号 木更津市小櫃川流域に係る水道水源の水質の保全に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、農薬取締法の一部を改正する法律の施行に伴い、関係条文の整備をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第95号 木更津市林道の管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、林道の一部を木更津市道路線に編入することに伴い、林道の一部を用途変更するため、関係条文の整備をしようとするものであり、新火葬場建設に伴うものであるため、建設について住民合意を得たとは言えない状況であるので、進めるのは問題であるとの反対意見がありましたが、賛成者多数をもって原案を可と認めました。  次に、議案第100号 小櫃堰公園の指定管理者の指定についてでありますが、本案は、小櫃堰公園の指定管理者を指定しようとするため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を得ようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第101号 業務委託契約の締結についてでありますが、本案は、木更津市公共下水道木更津下水処理場の建設工事に係る業務委託契約の締結に伴い、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を得ようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第102号 市道路線の廃止についてでありますが、本案は、用途廃止に伴い市道路線を廃止するため、道路法第10条第3項の規定により準用する同法第8条第2項の規定により、議会の議決を得ようとするものであり、議案第95号と同様の反対意見がございましたが、賛成者多数をもって原案を可と認めました。  次に、議案第103号 市道路線の認定についてでありますが、本案は、新設される道路及び開発行為により築造された道路並びに千葉県から帰属された道路を市道に認定するため、道路法第8条第2項の規定により、議会の議決を得ようとするものであり、議案第95号、議案第102号と同様の反対意見がありましたが、賛成者多数をもって原案を可と認めました。  次に、議案第104号 平成30年度木更津市一般会計補正予算(第4号)のうち当委員会所管事項でありますが、歳入については、道路賠償責任保険金の増額、歳出については、道路施設内事故に係る賠償金の増額をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  最後に、議案第105号 損害賠償の額の決定及び和解についてでありますが、本案は、市道陥没による運転手の負傷について賠償し、和解するため、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、議会の議決を得ようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  以上で建設経済常任委員会の報告を終わります。 27 ◯議長(斉藤高根君) 以上で各委員長からの報告は終わりました。   ─────────────────────────────────────── 28      ◎議案第82号~議案第87号・議案第89号~議案第105号の       質疑・討論・採決 ◯議長(斉藤高根君) ただいま行われました各委員長報告に対するご質疑はありませんか。          〔発言する者なし〕 29 ◯議長(斉藤高根君) 質疑がありませんので、各委員会に付託されました案件について、一括して討論を行います。  なお、田中紀子議員より、討論の中で資料を使用したいとの届け出がありましたので、これを許可いたしました。資料については、会議システムに登録のとおりであります。  それでは、まず、反対者の討論を求めます。佐藤議員。          〔23番 佐藤多美男君登壇〕 30 ◯23番(佐藤多美男君) 私からは、議案第95号、議案第102号、議案第103号、この3議案について、反対討論を申し上げます。  議案第95号 木更津市林道の管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第102号 市道路線の廃止について、及び、議案第103号 市道路線の認定についての3議案は、いずれも新火葬場建設整備にかかわるもので、関連しておりますので、一括して討論を行います。  3議案とも、新火葬場建設の工事用進入道路の用に供するための措置であります。このことは、委員会審査の中でも、私の質疑に対する答弁で明白であります。  なお、市道路線の廃止及び認定については、全ての路線について反対するものではありません。新火葬場建設に関する廃止・認定路線の、市道135号線と市道234-2号線の2路線が問題であります。  新火葬場建設については、市単独であればまだしも、4市広域の大型火葬場は、交通、環境などの生活に悪影響を及ぼすと反対の声が強く、住民合意がないままに進めるということは、民主主義に反します。しかも、4市広域の大型新火葬場建設に伴い、1つには、市道の拡幅事業、2つには、都市計画道路建設事業、3つ目には、波岡地区各自治会区長会から要望されている、環境整備関連事業費を含めた、財政計画が全く曖昧なままであります。このまま進めるなら、火葬場広域化のスケールメリットどころか、逆に、本市財政悪化の一大要因になることは目に見えております。  よって、新火葬場建設整備に直結する、関連の3議案には反対であります。  以上です。 31 ◯議長(斉藤高根君) 次、賛成者。草刈議員。          〔4番 草刈慎祐君登壇〕 32 ◯4番(草刈慎祐君) 私からは、議案第95号 木更津市林道の管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第102号 市道路線の廃止について、議案第103号 市道路線の認定について、議案第104号 平成30年度木更津市一般会計補正予算(第4号)の4議案について、賛成の立場から討論をさせていただきます。  まず、議案第95号、議案第102号、議案第103号では、近隣住民のご理解をいただいて、現在進められております、(仮称)木更津市火葬場整備運営事業に伴い、一部林道の市道編入や市道廃止・認定するものも含まれております。住民要望でも上げられました、近隣住民の生活安全確保や工事車両の搬入道路も含まれております。市道の整備事業は、木更津市民はもとより、近隣3市の住民が共用する新火葬場の供用開始が平成33年度に迫る中、建設地である木更津市が決められたスケジュールで整備することが責務と私は考えるものであり、賛成をいたします。  次に、議案第104号 平成30年度木更津市一般会計補正予算(第4号)についてですが、議案では、歳入歳出予算にそれぞれ14億1,257万6,000円を追加計上するものであり、その内訳には、木更津市小中学校空調整備事業費14億687万2,000円が含まれております。この木更津市小中学校空調整備事業は、木更津市の宝である市内児童・生徒の生命を守り、教育環境を改善する、大切な事業であります。私たち、会派羅針盤では、いち早く市民の皆様からの声を聞き、現状を把握し、3年前から市長当局に要望活動を行ってまいったものでございます。また、同僚議員からも同様の声があったものと思われます。国庫補助金を活用しての本事業ではありますが、財政状況が逼迫する中でのご英断に感謝申し上げるとともに、少しでも早い実用化をお願いいたしまして、私からの賛成討論とさせていただきます。 33 ◯議長(斉藤高根君) 次、反対者。田中議員。          〔8番 田中紀子さん登壇〕 34 ◯8番(田中紀子さん) 私からは、議案第89号 職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、反対討論をします。  公務員は、給料を上げろなどのストライキはできません。労働基本権の制約があるからです。そのかわり、社会状況に合わせた期末手当などを支給してもらえるように、人事院や千葉県人事委員会が自治体に勧告します。この勧告は、一般職の職員に対してで、今回は勤勉手当と期末手当の改正です。  資料をご覧ください。  この12月議会に、千葉県内37市において、一般職員の期末手当について、議案が上程されているか、調べてみました。各議会のホームページにアップされている情報、つまり県民・市民が知り得る情報の中で調べてみました。12月に議案が上程されず、3月議会で行う自治体もあるようです。また、各議会のホームページで、議案一覧から調べたものであることを申し添えます。  反対理由のその1、勧告は一般職の職員だけなのに、木更津市は特別職の常勤、議員の期末手当も一緒の議案にしています。12月議会において、県内37市では、単独の議案でそれぞれ審議している議会が多いことは、この表を見ても明らかです。まとめて1つの議案にしているのは、木更津市と市原市だけです。県議会でも、9月議会で、職員と議員を分けることにし、議員は議員発議となりました。議案を分けるべきです。  反対理由のその2、市長などの特別職の常勤は給料です。議員は報酬であり、生活費ではありませんが、法律では、議員は期末手当をもらうことができます。その場合は、額は市の条例で定めることになっています。なぜ議員の期末手当のアップ率は、職員の勤勉手当と期末手当の合計のアップ率にしたのか、裏付けとなる条例はあるのか、大綱質疑のときに質疑したところ、条例はないということで、今までの慣例であることがわかりました。  以上の理由から、まず、議案を分けること、そして、議員の期末手当の増減の率についての決め方を、条例で定めることを申し添えて、反対とさせていただきます。 35 ◯議長(斉藤高根君) 次、賛成者。高橋議員。          〔19番 高橋てる子さん登壇〕 36 ◯19番(高橋てる子さん) 私からは、議案第82号 平成30年度木更津市一般会計補正予算(第3号)について、賛成はしますけれど、の立場で意見を言わせてもらいます。  金田地域交流センターの指定管理料3,000万円は、センターの施設規模からすれば、安いのかもしれませんが、そこに職員2人分の人件費を加えると、年間4,200万円を超えます。金田公民館の管理運営費との差額がそのまま経常費を押し上げることになります。中央公民館の仮住まいの費用2,000万円の補正額も同じです。交流センターは、計画段階から民間活力の導入を視野に入れるべきでした。議会もセンターの将来像が見えていれば、計画の再検討などの手があったとは思いますが、仕方がありません。今年2月に策定された指定管理者制度運用ガイドラインの中にも、民間からのアイデア、提案等に関する評価項目の設定という項目がありますので、今後どのように経常的経費を抑えていくのか、皆で知恵を出し合うべきです。  特に交流センターは、多くの議会が視察しています岩手県紫波町の補助金を使わないことで有名なオガールプラザを参考に、クリニックの開設や農産物あるいは本市の特産物の直売所など、立地の優位性を活かした経費削減策を検討すべきです。指定管理者に手を挙げた民間団体の収益見積もりが、3,300万円から4,650万円もあったように、稼ぐことができる施設です。3年後ではなく、指定管理者の指定期間中であっても、指定管理料の見直しに挑戦してください。  中央公民館も、電気代だからしょうがないと経費を出し続けていくのでは困ります。職員の配置を見直す、あるいはコミュニティセンター化するなど、公民館の見直しを早急に実施すべきです。  以上を申し添えて、消極的に賛成いたします。 37 ◯議長(斉藤高根君) 次、反対者。          〔発言する者なし〕 38 ◯議長(斉藤高根君) 賛成者。田中議員。          〔8番 田中紀子さん登壇〕 39 ◯8番(田中紀子さん) 議案第82号 平成30年度木更津市一般会計補正予算(第3号)について、賛成討論します。  毎年、1,000人ずつ後期高齢者医療に後期高齢者の加入があり、9月までで昨年の1.5倍であり、後期高齢者の短期人間ドック事業は、例年以上に伸びているため、増額補正ということでした。10月4日付け、千葉県後期高齢者医療広域連合から、市町村広域医療担当課長宛ての通知によると、平成31年度は4分の3、平成32年度は平成29年度の国の交付金の4分の2、平成33年度は助成廃止というような状況がこれからあるようなことが、知らされています。また、最近のニュースでは、75歳以上が加入する後期高齢者医療制度で、低所得者の保険料を軽減する、特例の見直しについて、政府の対応策が固まりました。来年の10月の消費増税後、実質的に2段階で特例を廃止し、負担が増える人は保険料引き上げを1年間先送りします。消費増税による負担増と重なるのを避ける狙いとのことです。今後、国からの助成がなくなるというこの状況下では、市が主体的に今後考えていかなければなりません。今回は補正なので、今までと同じということですが、後期高齢者の健康寿命を延ばすことの一環として、人間ドック事業への予算は欠かせないものと考え、賛成いたします。  次に、議案第104号 平成30年度木更津市一般会計補正予算(第4号)について、賛成討論します。  小学校と中学校のエアコン設置に向けた補正予算です。とても大きな事業ですが、国庫支出金があるというものの、借金と預金をおろして、やっと財政確保ができたという状況で、今回の補正予算となりました。今後の財政の見通しも注視しつつ、子どもたちの学びの環境の充実になると期待を込めて、賛成いたします。 40 ◯議長(斉藤高根君) 次、反対者。          〔発言する者なし〕 41 ◯議長(斉藤高根君) 賛成者。          〔発言する者なし〕 42 ◯議長(斉藤高根君) 討論終局と認め、採決いたします。  まず、議案第82号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立を願います。          〔賛成者起立〕 43 ◯議長(斉藤高根君) 起立全員であります。よって、議案第82号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第83号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立を願います。          〔賛成者起立〕 44 ◯議長(斉藤高根君) 起立全員であります。よって、議案第83号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第84号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立を願います。          〔賛成者起立〕 45 ◯議長(斉藤高根君) 起立全員であります。よって、議案第84号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第85号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立を願います。          〔賛成者起立〕 46 ◯議長(斉藤高根君) 起立全員であります。よって、議案第85号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第86号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立を願います。          〔賛成者起立〕 47 ◯議長(斉藤高根君) 起立全員であります。よって、議案第86号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第87号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立を願います。          〔賛成者起立〕 48 ◯議長(斉藤高根君) 起立全員であります。よって、議案第87号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第89号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立を願います。          〔賛成者起立〕 49 ◯議長(斉藤高根君) 起立多数であります。よって、議案第89号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第90号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立を願います。
             〔賛成者起立〕 50 ◯議長(斉藤高根君) 起立全員であります。よって、議案第90号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第91号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立を願います。          〔賛成者起立〕 51 ◯議長(斉藤高根君) 起立全員であります。よって、議案第91号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第92号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立を願います。          〔賛成者起立〕 52 ◯議長(斉藤高根君) 起立全員であります。よって、議案第92号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第93号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立を願います。          〔賛成者起立〕 53 ◯議長(斉藤高根君) 起立全員であります。よって、議案第93号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第94号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立を願います。          〔賛成者起立〕 54 ◯議長(斉藤高根君) 起立全員であります。よって、議案第94号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第95号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立を願います。          〔賛成者起立〕 55 ◯議長(斉藤高根君) 起立多数であります。よって、議案第95号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第96号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立を願います。          〔賛成者起立〕 56 ◯議長(斉藤高根君) 起立全員であります。よって、議案第96号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第97号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立を願います。          〔賛成者起立〕 57 ◯議長(斉藤高根君) 起立全員であります。よって、議案第97号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第98号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立を願います。          〔賛成者起立〕 58 ◯議長(斉藤高根君) 起立全員であります。よって、議案第98号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第99号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立を願います。          〔賛成者起立〕 59 ◯議長(斉藤高根君) 起立全員であります。よって、議案第99号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第100号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立を願います。          〔賛成者起立〕 60 ◯議長(斉藤高根君) 起立全員であります。よって、議案第100号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第101号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立を願います。          〔賛成者起立〕 61 ◯議長(斉藤高根君) 起立全員であります。よって、議案第101号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第102号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立を願います。          〔賛成者起立〕 62 ◯議長(斉藤高根君) 起立多数であります。よって、議案第102号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第103号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立を願います。          〔賛成者起立〕 63 ◯議長(斉藤高根君) 起立多数であります。よって、議案第103号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第104号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立を願います。          〔賛成者起立〕 64 ◯議長(斉藤高根君) 起立全員であります。よって、議案第104号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第105号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立を願います。          〔賛成者起立〕 65 ◯議長(斉藤高根君) 起立全員であります。よって、議案第105号は原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────── 66      ◎議案第88号の質疑・討論・採決 ◯議長(斉藤高根君) 次は、付託省略議案について審議を行います。  まず、議案第88号 人権擁護委員候補者の推薦についてを議題に供します。  ご質疑を願います。鈴木議員。 67 ◯10番(鈴木秀子さん) 私からは、今回、委員に再任される生田まゆみ氏の人権擁護に対する考え方、取り組みなどの姿勢がわかりましたら、お尋ねいたします。 68 ◯議長(斉藤高根君) 当局の答弁を求めます。地曵市民部長。 69 ◯市民部長(地曵文利君) 今回推薦しようとする生田氏でございますが、主任児童委員として、小学校でのPTAやボランティア活動にかかわってきたことから、子どもやその家庭にかかわる人権問題に関心を持っておられるとのことでございます。今後の取り組みといたしましては、これまでの経験を活かし、人権教室などの子ども向け啓発活動に一層力を入れていくほか、大人に関する人権問題の活動機会を増やしていきたいと伺っております。  以上でございます。 70 ◯議長(斉藤高根君) ほかに。          〔発言する者なし〕 71 ◯議長(斉藤高根君) 質疑終局と認め、次に討論を行います。  まず、反対者の討論を求めます。          〔発言する者なし〕 72 ◯議長(斉藤高根君) 賛成者。          〔発言する者なし〕 73 ◯議長(斉藤高根君) 反対者。          〔発言する者なし〕 74 ◯議長(斉藤高根君) 討論がありませんので、採決いたします。  議案第88号を、原案のとおり同意することに賛成の方はご起立を願います。          〔賛成者起立〕 75 ◯議長(斉藤高根君) 起立全員であります。よって、議案第88号は原案のとおり同意されました。   ─────────────────────────────────────── 76      ◎市長あいさつ ◯議長(斉藤高根君) 以上をもちまして、今期定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。  ここで、閉会に当たり、渡辺市長より挨拶があります。渡辺市長。          〔市長 渡辺芳邦君登壇〕 77 ◯市長(渡辺芳邦君) 12月市議会定例会の閉会に当たりまして、ご挨拶を申し上げます。  議員各位におかれましては、去る11月29日以来、20日間にわたりまして、熱心にご審議を賜り、提案いたしました全ての議案につきまして、原案どおり可決賜りまして、まことにありがとうございました。  また、本会議あるいは各委員会で賜りました、数々のご意見、ご要望、またご提言につきまして、今後の事務事業の執行に当たりまして、十分配慮してまいる所存でございますので、今後ともご指導、ご協力を賜りますようお願いをさせていただきながら、挨拶とさせていただきます。  ありがとうございました。   ─────────────────────────────────────── 78      ◎閉会の宣告 ◯議長(斉藤高根君) これにて、平成30年12月木更津市議会定例会を閉会いたします。長期間にわたりまして、ご苦労さまでございました。                                (午前11時17分)   ───────────────────────────────────────      ◎本日の会議に付した事件  1.会議録署名議員の指名  1.諸報告  1.議案第82号~議案第87号・議案第89号~議案第105号  1.議案第88号  1.市長あいさつ  1.閉会 上記会議録を証するため下記署名いたします。  平成  年  月  日      議     長   斉  藤  高  根      署 名 議 員   篠  崎  哲  也
         署 名 議 員   田  中  紀  子 Copyright © Kisarazu City Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...