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  1. 木更津市議会 2018-12-01
    平成30年12月定例会(第5号) 本文


    取得元: 木更津市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1      ◎開議の宣告 ◯議長(斉藤高根君) 議場の皆さん、おはようございます。ただいまの出席議員数は23名であります。法定数に達しておりますので、これより本日の本会議を開きます。  なお、欠席の届け出がありましたので、報告いたします。石井 勝議員が欠席。以上であります。                                (午前10時00分)   ─────────────────────────────────────── 2      ◎議事日程の報告 ◯議長(斉藤高根君) 本日の議事日程は会議システムに登録のとおりであります。   ─────────────────────────────────────── 3      ◎会議録署名議員の指名 ◯議長(斉藤高根君) これより日程に入ります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議規則第80条の規定により、國吉俊夫議員渡辺厚子議員を指名いたします。   ─────────────────────────────────────── 4      ◎一般質問 ◯議長(斉藤高根君) 次は、日程第2、一般質問を行います。   ─────────────────────────────────────── 5           ◇石 川 哲 久 君 ◯議長(斉藤高根君) 本日の質問者は石川哲久議員ですが、質問の中で資料を使用したいとの届け出がありましたので、これを許可いたしました。資料については、会議システムに登録のとおりであります。  それでは、石川哲久議員、質問席へお願いいたします。石川議員。 6 ◯3番(石川哲久君) 議場の皆様、おはようございます。一新の会の石川でございます。12月議会本会議の最後の質問者になります。答弁が終わりました部長方も、安心しないで、しっかりと耳を澄まして聞いてください。
     私は、従来から、活力とやさしさのあふれるまちづくりを目指してきております。港から駅西口一帯中心市街地は、木更津の原点であります。その再生は、魅力ある木更津づくりの一丁目一番地の課題であると思います。私の地元の問題でもあります。本日は、その再生を期待して、大綱1つで質問を伺います。  木更津市は、古くから海上交通の要衝として、港から発展してまいりました。さらに、駅が開設されて以来、西の港と東の駅、この間の市街地は一段と活況を呈してまいりました。しかし、昭和50年代からは、モータリゼーションの進展により、ライフスタイルの変化が見られ、郊外への住宅地の開発、あるいは大規模店舗の立地が進み、中心市街地の空洞化が進行してしまいました。また、さらに、平成9年、アクアラインの開通でフェリーが廃止され、駅と港を結ぶ人の流れが変わりました。平成12年、そごうを初めとする駅周辺の大規模店舗が撤退するなど、衰退が一層進んできてしまいました。近年、ようやく中心市街地の活性化が再認識され、さまざまな構想が打ち出されておりますけれども、残念ながら、十分な成果がいまだ見られておらない状況だと思います。  まちづくりは、1年を通して、1週間全体を通して、職業と生活を営めることが大切でありまして、休日の観光客だけに向けた都市づくりでは成り立たないわけであります。改めて、中心市街地の再生を正面から捉えて、施策を進められようとしていることは、今までとの相違を期待して、高く評価をいたしたいと思っております。  そこで、大綱1つ、具体的に伺います。  まず、第1に、中心市街地活性化計画について伺います。  1番目、市としては、中心市街地の西口・みなと口について、どのような将来像あるいはビジョンを目指しているのか、そのあり方について、具体的なイメージが市民に伝わりますよう、ご説明をお願いいたします。  2番目、その実現に向けて、中心市街地活性化協議会を組織し、その計画策定に向けていると思われますが、その委員構成、また、そこでどのような議論がなされているのか、伺います。  3番目、その議論を踏まえて、その計画はいつまでに誰が作成するのか、その実現に向けた取り組みとして、何を選択し、どのように整備していくのか、活性化に向けたスケジュールについて、具体的に伺います。  次に、パークベイプロジェクトについてです。  1番目、昨年に調査報告書がつくられ、市は、中心市街地活性化の一つとして、パークベイプロジェクトを進められております。その中で市は何を目指しているのか、市民にわかりやすくご説明を願います。  2番目、その実現化に向けた取り組みとして、まず鳥居崎海浜公園から取り組まれているようでございますけれども、なぜ鳥居崎海浜公園から取り組むのか、伺いたいと思います。  3番目、そこで、民間のデベロッパー等に示す使用条件として、その公募の方針の内容とスケジュールについて伺います。  4番目、富士見通りの整備について伺います。パークベイプロジェクトの一つの事業で、富士見通りの整備が挙げられております。その目指す方向は何か、どのように進めるのか、あと、地元の意見はどのようなものか、伺いたいと思います。  次に、都市居住の促進策についてであります。  1番目、中心市街地活性化の要素の一つは、まちなか居住であります。人口を呼び戻す一つの施策として行われている、街なか居住マンション建設補助事業について、確認にはなりますが、その制度を伺います。  2番目、その実施状況として、現在2棟の建設補助事業を実施中と承知しておりますが、その建設戸数、全体事業費、また、これまで市が補助した市の負担額及び今後の見通しについて伺います。  3番目、制度運用改善についての考え方です。まちなか居住を促進するためには、今後とも適切な運用が必要であると思いますけれども、その財源確保も大変だと思います。制度の見直しや継続期間について伺います。  次に、交通対策について伺います。  1番目、やはり、中心市街地の活性化の要素として、交通のアクセスも重要であります。昨年度、市は、地域公共交通網形成計画を策定し、郊外の交通不便地域の新たな交通システムから着手していると伺っておりますけれども、まちなかに住まう高齢者や、観光客などの来訪者の利便性の向上を図るためには、市街地での循環バスが不可欠であると考えております。そこで、地域公共交通を議論している協議会において、その委員構成、実施状況、協議会での議論について伺います。  2番目、具体的に、循環バスについては、6月議会一般質問において、地域公共交通ネットワーク再構築に向け取り組む中で検討する、とのご回答があったわけでございますけれども、具体的にどのようなスケジュールで実施されるのか、お伺いいたしたいと思います。  3番目、中野畑沢線中央工区の整備についてでございますが、西口の再生・整備に当たり、中野畑沢線中央工区の整備は不可欠であります。現在、拡幅未整備の215メートルの区間について、早期整備を図るべきとの思いで、本路線の整備についての見解を伺います。  最後に、津波防災対策でございます。  旧市街地は防災上の弱点として、地震による津波の浸水被害が予想されています。資料として出させていただいておりますけれども、まずは津波被害想定はどのようになっているのか、伺います。  津波被害が予想される場合、避難が遅れた方のための一時避難する津波避難施設はどれだけあり、収容人数は、予想される避難者に対して、どのようになっているのか、伺います。  市では、津波ハザードマップを作成しておりますけれども、その内容や津波避難ビルの考え方について、市民に十分周知して素早い行動を促すことが、減災につながると思います。どのように考えているのか、伺いたいと思います。  計画は実施するための第一歩でございます。中心市街地の再生・整備をしっかりと進めていくことを期待して、ご答弁をお願いいたします。よろしくお願いいたします。 7 ◯議長(斉藤高根君) 質問は終わりました。当局の答弁を求めます。渡辺市長。          〔市長 渡辺芳邦君登壇〕 8 ◯市長(渡辺芳邦君) 議場の皆様、おはようございます。  それでは、石川哲久議員のご質問に、ご答弁申し上げます。  私からは、まず、大綱1、中心市街地の再生・整備についての中項目1、中心市街地活性化基本計画について、お答えいたします。  近年、急速な少子高齢化の進行やライフスタイルの多様化が見られる中、今後は、子どもから子育て世代、高齢者も含めた多くの人にとって、暮らしやすく、人と環境にやさしい持続可能なまちを目指し、コンパクトなまちづくりを進める必要があると考えております。ご質問の、どのような市街地を目指すのかについてでございますが、木更津駅周辺は公共交通の結節点であり、すぐれた都市機能の集積を活かしたコンパクトなまちづくりを実践できる、重要な地区であります。また、歴史と文化を育んできた、みなとまち木更津の顔でもあることから、本市の中心市街地として、商業、行政、医療・福祉、文化など、高次な都市機能とその集積を図り、さまざまなライフスタイルに対応可能な、質の高い居住環境を提供する、安心で快適な生活拠点を目指してまいります。内港周辺地区においては、にぎわいの親水空間として、海の自然と開放性のある公園を活用した、魅力ある水辺空間を創出し、みなとの魅力向上を図ってまいります。今後の中心市街地まちづくりの方向性については、木更津市基本構想や都市計画マスタープランに沿って、都市機能の増進と経済活力の向上を、総合的かつ一体的に推進することに主眼を置き、コンパクトなまちづくりの実現に向け、官民一体となって、取り組んでまいりたいと考えております。  次に、中心市街地活性化協議会についてでございますが、この協議会につきましては、中心市街地の活性化に地域ぐるみ取り組み、推進するための組織であり、木更津商工会議所を初め、商店街振興組合地元自治会交通事業者、観光・金融関係、学識経験者等、多岐にわたる分野からの参画をいただいております。委員からは、中心市街地を、市民が誇りと愛着を持てるまち、未来に希望を持てるまち、清潔感のある美しいまちに再生したいといった、目指すべきまちの姿についてのご意見を初め、それぞれの立場から見た、中心市街地の課題などのご指摘もいただいております。  次に、活性化に向けたスケジュールについてでございますが、現在、協議会委員のご意見を踏まえた、まちづくりのビジョンとその実現に向けた取り組み内容を示す、中心市街地活性化基本計画を策定し、来年度末には国の認定を受けるべく、取り組んでいるところでございます。この計画が、国の認定を受けた認定基本計画に位置づけられた場合には、計画事業によっては、国からの重点的な支援を受けることができますので、民間事業者市民活動団体等に広くご参画をいただき、官民協働で、中心市街地活性化を推進してまいりたいと考えております。なお、計画期間は、平成32年度から36年度までの5年間を予定しており、この期間に実施できる事業を計画に掲げてまいります。  次に、中項目2、パークベイプロジェクトについて、お答えいたします。  初めに、市は何を目指すのかとのお尋ねでございますが、このパークベイプロジェクトにつきましては、官民連携のみなとまち木更津プロジェクト推進協議会において、市の基本構想に位置づけた、みなとまち木更津再生プロジェクトの実現に向け、検討・協議した結果、内港の将来のあるべき姿として取りまとめていただいたものでございます。  本協議会からの提案を受け、本市においては、現状のまちづくりの方向性や、みなとまち木更津再生への実効性の観点から、主に、次の3点を、目指すべきものとして取り組むことといたしました。  1点目が、内港周辺の都市公園等公共空地に、民間の優良な投資を適切に誘導することで、いわゆるPark-PFI制度を活用し、市民にとって、より利便性が高く、魅力的な公園として、整備を図っていくこと。  2点目が、木更津駅西口からみなとへ続く、富士見通りの整備を一体的に行うことで、中心市街地の活性化を図っていくこと。  3点目が、パークベイプロジェクトコンセプトが、自然と共生した食・健康・レジャーをテーマとすることから、先ほど申し上げました取り組みによりまして、みなとを中心に、本市が掲げるオーガニックシティの推進を図っていくこと。  以上3点を踏まえ、市が率先して取り組むことで、民間参入を促し、木更津発展のシンボルである、みなとを活かして、木更津駅及びみなと周辺の一体的なまちづくりを進め、市民はもとより、観光客の回遊性を誘発し、にぎわいや活力に満ちた、みなとまち木更津の再生を図ってまいりたいと考えております。  次に、実現に向けた重点化についてでございますが、昨年度、民間事業者へ、ヒアリング等によるマーケティング調査を実施したところ、鳥居崎海浜公園が最も民間の進出意向が高かったことなどを参考に、木更津港港湾計画との整合性や対象公園における諸条件等を踏まえ、親水性が高く、富士見通りに直線的につながる、鳥居崎海浜公園から着手をしてまいりたいと考えております。  次に、鳥居崎海浜公園における公募の方針についてでございますが、今年度中に、本公園の整備の考え方、集客施設のデザイン、官民の役割分担、選考基準等の公募条件について、整理したいと考えております。  次に、富士見通りの整備についてでございますが、地元自治会商店会関係者を構成員とする、検討会を設置し、パークベイプロジェクトコンセプトを踏まえた、富士見通りデザイン等について、協議・検討をいただいているところでございます。10月末に開催した検討会においては、老朽化したアーケードを撤去してほしい、無電柱化を検討すべきだ、バリアフリーに配慮した通りにしてほしい、などの意見をいただいたところでございます。今年度末には、本意見等を踏まえたデザイン等を取りまとめ、再整備に当たっての設計・工事等につなげてまいりたいと考えております。  私からは以上でございます。その他につきましては、関係部長から答弁いたします。 9 ◯議長(斉藤高根君) 次の答弁者、渡部都市整備部長。 10 ◯都市整備部長(渡部史朗君) 私からは、大綱1、中項目3、都心居住の促進について、お答えいたします。  まず、マンション建設補助事業の制度概要についてでございますが、本制度につきましては、木更津駅周辺の商業地域を対象区域とし、敷地や既存の建築物の権利を有する複数の権利者により組織された、団体が交付対象となります。また、主な補助要件としましては、国の補助制度であります優良建築物等整備事業のうち、共同化タイプに該当するもので、敷地の面積が1,000平方メートル以上で、空地面積が敷地面積に対し40%以上確保されていること、建築物は3階建て以上の耐火建築物または準耐火建築物で、延べ面積の2分の1以上を住宅の用に供することなどでございます。補助対象となる経費につきましては、1点目としまして、事業計画書作成などにかかわる調査設計計画事業費、2点目としましては、建築物の除却などに係る土地整備事業費、3点目としまして、共有部分等の整備にかかわる共同施設整備事業費となっております。  次に、マンション建設補助事業実施状況についてでございますが、現在実施しております、富士見2丁目地区の補助事業につきましては、地上12階建て、建設戸数が84戸、事業費は約26億円となっております。また、木更津1丁目地区の補助事業につきましては、地上14階建て、建設戸数が39戸、事業費は約16億円となっております。なお、これら2件の補助事業に対しまして、平成29年度に交付した補助金のうち、国の交付金を除く市の負担額は、6,140万円となっております。今後の見通しにつきましては、平成31年度末に補助事業の完了を予定しており、平成30年度及び31年度に、合わせて4億8,630万円を負担する見込みとなっております。  次に、今後の運用についてでございますが、制度の見直しにつきましては、都心居住の促進を図るとともに、地権者の方などが補助事業を円滑に進められるよう、補助金の一部を前金払いとして交付するための手続を追加いたします。また、厳しい財政運営が見込まれる中、今後も本制度を広く地権者や事業者の方に活用していただくため、物件ごとに、交付する補助金に限度額を設定いたします。なお、改正後の補助金交付要綱につきましては、平成31年4月1日から施行する予定でございます。また、本制度の継続期間につきましては、今後、市の財政状況やマンション建設の動向を踏まえ、検討してまいりたいと考えております。  次に、中項目4、交通対策のうち、中野畑沢線中央工区についてでございますが、本路線につきましては、主要地方道木更津富津線新宿交差点から富士見通り交差点までの約500メートルの区間で、道路幅員は25メートルの整備計画となっており、現状は、新宿交差点から南側約285メートルについては、平成16年度に暫定形での供用を開始しておりますが、富士見通りまでの残りの区間約215メートルにつきましては、多額の移転補償費などが想定されたことから、当時の財政状況から判断し、整備を見送った経緯となっているものでございます。市としましては、本路線の整備は、交通利便性の向上など、中心市街地再生に欠かせないものと考えており、本路線周辺の土地利用状況の大きな変化を見逃すことなく、整備再開に向け、前向きに取り組んでまいります。  私からは以上でございます。 11 ◯議長(斉藤高根君) 次の答弁者、山口企画部長。 12 ◯企画部長(山口芳一君) 私からは、大綱1、中項目4、交通対策のうち、地域公共交通活性化協議会について及び網形成計画実施スケジュールについて、お答えいたします。  初めに、地域公共交通活性化協議会についてでございますが、協議会の委員につきましては、鉄道、バス、タクシーなどの交通事業者や大規模商業施設事業者商工会議所、観光協会、社会福祉協議会等の団体のほか、公募による市民の方など、幅広い分野の方々にご参画いただくとともに、学識経験者や国・県の関連部署の職員など、公共交通に精通した方々にもご就任していただいております。協議会の実施状況でございますが、今年度は、現在までに、6月と11月の2回開催しております。  6月に開催した協議会では、本年3月に策定した、木更津市地域公共交通網形成計画に掲げた事業を具体化するため、交通不便地域における新たな交通システムの導入に向けた、取り組み方針について、ご協議いただいたほか、路線バスのかずさアカデミアパーク線等ダイヤ改正についてご説明いたしました。  また、11月に開催した協議会では、新たな交通システムに関連した、地域でのワークショップの進捗状況や参加者から寄せられた具体的な意見についての報告を行ったほか、烏田方面や金田方面の路線バスダイヤ改正について、説明したところでございます。委員からは、新たな交通システムの導入に当たっては、持続性や公的負担の公平性、安全な運行の確保など、十分な検討が必要とのご意見をいただきました。また、路線バスダイヤ改正に当たっては、沿線利用者の意見を聴き、利用促進を図った上で、協議会で議論し実施すべきであり、やむを得ず先行してダイヤ改正を行う場合であっても、改正後の利用状況を調査し、改めて利便性や効果などの検証を行う必要があるとのご意見が出されました。  次に、網形成計画実施スケジュールについてでございますが、地域公共交通網形成計画では、地域特性に応じた公共交通ネットワークの構築や、誰もが利用しやすい公共交通サービスの構築など、5つの基本方針のもと、15の事業を掲げております。計画推進の初年度となります今年度は、交通不便地域における新たな交通システムの導入に向け、鎌足・金田・富来田地区の3つの地区を対象に、まちづくり協議会を主体とした、地域住民への事前説明やワークショップを実施しているところでございます。このほか、JR内房線巌根駅のバリアフリー化に向けた基本設計業務委託の実施、また、モビリティマネジメントの推進に向け、小学校における路線バスの乗り方教室や市内企業に対する講演など、公共交通に関する利用者意識の醸成に取り組んでいるところでございます。今後は、現在の取り組みを推進しながら、来年度には、地域公共交通再編実施計画の策定を考えているところでございます。この取り組みの中で、市内の公共交通利用状況やニーズを調査し、バス路線の再編にあわせ、市内循環バスについても検討を行ってまいりたいと考えております。  私からは以上でございます。 13 ◯議長(斉藤高根君) 次の答弁者、土居総務部長。 14 ◯総務部長(土居和幸君) 私からは、大綱1、中項目5、津波防災対策について、お答えをいたします。  初めに、被害想定についてでございますが、竹内伸江議員のご質問でもご答弁申し上げましたとおり、市では、1703年の元禄地震をモデルに、浸水の深さ・範囲を想定しており、浸水面積は1,468ヘクタールで、浸水箇所は主にJR内房線より西側を想定してございます。また、本年11月13日に、千葉県が、津波防災地域づくりに関する法律に基づく津波浸水想定を作成し、公表いたしました。この浸水想定では、1,933ヘクタールとなってございます。  次に、避難についてでございますが、津波避難ビルは、あくまでも逃げ遅れた場合の施設であり、津波からの避難の原則は、早く安全な場所に遠ざかることが重要でございます。現在、協定締結などにより、14施設を津波避難ビルとして指定しており、収容可能人数は約1万人を想定してございます。お尋ねの中心市街地では、木更津駅前西口駐車場など3施設を指定しており、収容可能人数は約5,500人でございます。  次に、市民への周知についてでございますが、減災には、議員ご指摘のとおり、市民へ情報を早く正確に伝達することが、重要と考えております。津波ハザードマップについては、ホームページへの掲載、配布を行っておりますが、特に津波浸水想定地区については、地域での防災訓練での出前講座や、市が実施する住民主体の防災訓練などにおいて津波を想定した訓練を行うなど、迅速な行動につなげられるよう、さまざまな機会に周知を図ってまいりたいと考えております。  私からは以上でございます。 15 ◯議長(斉藤高根君) 答弁は終わりました。石川議員。 16 ◯3番(石川哲久君) ありがとうございました。  それでは、再質問に移ります。  まず、最初に、中心市街地活性化について伺います。  目指すところ、あり方についてお尋ねしたつもりでございますけれども、ご丁寧なご答弁をいただきましたけれども、どちらかというと、定性的な表現、あるいは形容詞的な表現が多くて、もう一つ具体的なイメージがつかめなかったように、私は思います。市街地を再生し、活性化する指針となるべき、いわばプログラム、実施計画で、事業計画であってほしいと思います。今まで、例えば平成12年に策定した計画との違いはどこなのか、あるいは、施策のガイドラインとなり得るものなのか、伺いたいと思います。 17 ◯議長(斉藤高根君) 山口企画部長。 18 ◯企画部長(山口芳一君) 平成12年度に策定した計画では、市街地の整備・改善と商業等の活性化を柱としておりましたが、現在作成している計画は、これに加えて、まちなか居住や行政、医療、福祉、文化施設といった、都市福利施設の整備等、より広範な施策を、総合的かつ効果的に推進するものとなります。また、計画期間である5年間に実施する事業について、掲載してまいりますので、施策のガイドラインとなるのみならず、実効性の高い計画となるものと考えております。 19 ◯議長(斉藤高根君) 石川議員。 20 ◯3番(石川哲久君) 実効性の高いものということがポイントになると思います。  再質問の2つ目になります。中心市街地活性化協議会をつくられているわけでございますけれども、何かそこでは具体的な役割を担っているのでしょうか。例えば、そこでの議論としては、市からの諮問に対して答申するとか、あるいは、自主的に建議されるとか。基本計画は、あくまでも市が主体となって策定して、国の認定をいただくんだと思いますけれども、その辺の仕組みについてはいかがでしょうか。 21 ◯議長(斉藤高根君) 山口企画部長。 22 ◯企画部長(山口芳一君) 国へ中心市街地活性化基本計画の認定申請をするに当たっては、協議会のご意見を聴くことが必須となっており、出されたご意見を可能な限り反映して、計画を取りまとめてまいります。また、この計画が国の認定を受けた、認定基本計画となってからは、協議会は、計画に記載された事業を推進するための協議や調整を行う場となります。 23 ◯議長(斉藤高根君) 石川議員。 24 ◯3番(石川哲久君) 今回の基本計画は、公共だけではなくて、民間が行う事業も取り組んで5年間だということで、それによって国からの重点的な支援も期待するということでございますけれども、官民協働で中心市街地の活性化をつくるということですけれども、その中で、一番私が気になりますのは、全体の事業費、中でも市がどのくらいの事業費を負担するのか、その辺についての見通しを伺いたいと思います。 25 ◯議長(斉藤高根君) 山口企画部長。 26 ◯企画部長(山口芳一君) 中心市街地活性化基本計画については、来年度末の国の認定を目指し、取り組んでおり、今年度末には素案を作成した上で、内閣府との事前協議を開始してまいります。計画に盛り込む本市の事業及び概算事業費につきましては、現在作成中であります、総合計画の中の第2次基本計画との整合を図り、位置付けを行ってまいります。 27 ◯議長(斉藤高根君) 石川議員。 28 ◯3番(石川哲久君) 民間の事業も含まれるわけですから、市の事業だけではなくて、幅広く実際の事業が進められるように、十分その辺は見通しを立ててやっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、経済部に伺う形になると思いますけれども、パークベイプロジェクトについて質問をいたします。  実現に向けた第1番目の事業として、鳥居崎海浜公園を先行していくという、ご説明をいただいたところでございますけれども、たしか構想の中では、鳥居崎海浜公園だけではなくて、他の公園も含めた絵があったように思います。全体はどのように考えているのか。実現の時期、あるいは段取り等について伺いたいと思いますし、また、パークベイプロジェクトについての事業費の概算を把握しているのか、その市の負担額は幾らぐらいと考えているのか、ご質問いたします。 29 ◯議長(斉藤高根君) 栗原経済部長。 30 ◯経済部長(栗原由和君) パークベイプロジェクト全体の取り組みについてでございますが、鳥居崎海浜公園につきましては、平成32年度の開業を目指すとともに、富士見通りの再整備に着手したく、現在、策定を進めております第2次基本計画の中で、整理をしているところでございます。また、吾妻公園、中の島公園につきましては、鳥居崎海浜公園取り組みを検証しながら、第2次基本計画の見直しの中で、財源の手当てを含め、段階的に取り組んでまいりたいと考えております。交流厚生用地につきましては、現状の防潮堤等、海岸保全施設の取り扱い、埋め立て申請に向けた手続、スケジュール等について、県と協議を行っているところでございます。  なお、事業費につきましては、現在、参入意欲のある複数の民間企業とヒアリングを行い、提案内容、条件等を精査しているところでございます。 31 ◯議長(斉藤高根君) 石川議員。 32 ◯3番(石川哲久君) それでは、少し視点を変えますけれども、場所として、一番最初考えられております、鳥居崎海浜公園につきまして、その経緯として、どのような形で開設されて、現在までの状況についての概要の説明をお願いいたします。 33 ◯議長(斉藤高根君) 渡部都市整備部長。 34 ◯都市整備部長(渡部史朗君) 初めに、鳥居崎海浜公園の用地についての変遷でございますが、当初の用地は、昭和初期に千葉県が行った、木更津港の修築工事で生み出され、現在の鳥居の位置から東側周辺を、当時の木更津町が所有しておりました。さらに、昭和32年度から33年度にかけて、千葉県が公有水面埋立事業で築造した、海に面した一帯の用地、約1.9ヘクタールの払い下げを受け、現在に至っております。公園といたしましては、鳥居周辺の用地に児童館や遊具などを設置し、昭和34年度に、鳥居崎児童遊園として開設したのが始まりとなります。その後、鳥居崎海浜公園として、敷地全体の2.56ヘクタールを都市計画決定し、昭和35年度に25メートルプールを開設、その翌年度に児童プールを整備しております。昭和43年度には遊戯広場などの充実を図り、昭和50年度には、千葉県によって、中の島公園とそれを結ぶ中の島大橋及び駐車場の整備が行われました。また、昭和57年度には、同じく千葉県による、富士見大橋の建設に伴い、児童プール等の移設工事を実施し、現在の公園施設配置となっております。  以上でございます。 35 ◯議長(斉藤高根君) 石川議員。 36 ◯3番(石川哲久君) ありがとうございました。鳥居崎海浜公園はそのような経緯の中で、先人たちの多くの努力により整備、維持されてきた、貴重な公共施設であると理解いたしております。もしもこれを活用するならば、活用の仕方として、十分に公共性あるいは社会性のある、市民の多くの方に理解されるような使い方を望むものであります。ちなみに、滋賀県の大津市では、地域により設立されたまちづくり会社、いわゆるTMOによりまして、なぎさ公園を活用した、オープンカフェが運営されているとも聞いております。つきましては、現在、数社のデベロッパーと打ち合わせているようでございますけれども、そこに提示する貸し付け条件や、あるいは、どうデベロッパーを選ぶのかという、審査基準、判断基準をどのように考えて募集されるのか、伺いたいと思います。 37 ◯議長(斉藤高根君) 栗原経済部長。 38 ◯経済部長(栗原由和君) 現在、参入意欲を示している複数社のデベロッパーと、参入条件等の整理を行っているところでございます。また、公募に当たっての審査基準につきましては、事業者からの提案が、市民にとってより魅力的、かつ利便性の高い公園として、一体的な整備が図られるかどうか、集客施設のデザインがコンセプトに合致しているか、また、事業費や管理運営費等における官民の役割分担等が、市が最も意図するものになっているかどうかなどを、判断の基準として考えております。具体的な審査基準等につきましては、専門的な知見を有する有識者に、ご意見、ご助言等をいただきながら、取りまとめたいと考えております。 39 ◯議長(斉藤高根君) 石川議員。 40 ◯3番(石川哲久君) ありがとうございました。ぜひ、その辺につきましては、十分に配慮されて、例えば示談一つにしても、その扱い方、その地元の全体に貢献するような形で、TMOをつくるかどうかわかりませんけれども、いろんな意味での、市民が納得できるような運営を、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  時間がないので、少し飛ばしますけれども、都心居住について伺いたいと思います。
     私は、住宅政策の全般を考えていく上で、持ち家対策だけではなくて賃貸住宅、特に良好な賃貸住宅の促進というものが、若者の定住のためには必要だと思っております。現在、木更津市におきます賃貸住宅の、少し横道にそれるかもしれませんけれども、状況、戸数、空き家の戸数、あるいは家賃の分布、特に中心市街地付近での建設動向等がわかれば、教えていただきたいと思います。 41 ◯議長(斉藤高根君) 渡部都市整備部長。 42 ◯都市整備部長(渡部史朗君) 平成25年に国が実施しました、住宅・土地統計調査の結果では、本市の賃貸の共同住宅等の戸数は約1万7,000戸あり、うち空き室となっているものは、約5,000戸となっております。また、家賃は4万円から6万円が最も多い分布となっております。  なお、近年の立地動向につきましては、平成26年度から平成29年度までの建築確認申請によりますと、賃貸と思われる共同住宅等は、400棟余り建設され、うち10棟ほどが、木更津駅周辺の商業地域に建設されております。 43 ◯議長(斉藤高根君) 石川議員。 44 ◯3番(石川哲久君) 確かに賃貸住宅はたくさんある中で、3割近く空き家があるというような、一つの課題を持っているわけでございますけれども、4年間で400棟ですか、年間100棟ぐらいつくられているわけですが、その10棟ほどが駅周辺にあるという、一つの推測かもしれません、データだと思いますけれども。私の地元にも何軒か賃貸住宅ができておりますが、地元の中ではほぼ満室の状態になっていると思います。  賃貸住宅等につきましての扱いを視野に入れながら、次の質問をいたしたいと思います。  街なか居住マンションの建設補助事業は、市街地の環境整備を図るための、国のいわゆる優建と言われる制度をつくっていますので、制度としては、分譲住宅に限らず、共同賃貸住宅の建設事業も、建設の段階では補助対象になるものと思います。  次に、でき上がったものに対して、居住の段階になってからですけれども、現在、市では、持ち家の方には、街なか居住マンション取得助成制度が用意されていると思います。都心居住の促進を図るということですが、同じく先ほど申し上げましたように、特に若者に都心居住の促進を図るという観点から、地域を限定するなどして、賃貸住宅の入居促進のための家賃補助制度の創設は考えられないのか、伺いたいと思います。 45 ◯議長(斉藤高根君) 渡部都市整備部長。 46 ◯都市整備部長(渡部史朗君) 賃貸住宅につきましては、比較的短期間に入居者が転居することが想定され、賃貸住宅の入居者に対する家賃助成につきましては、慎重な検討が必要であると考えております。  なお、市では、定住意思のある方を対象に、街なか居住マンション取得助成により、都心居住を促進しているところでございます。 47 ◯議長(斉藤高根君) 石川議員。 48 ◯3番(石川哲久君) 賃貸住宅全般については、なかなか大きな課題がございますので、また後ほど別の機会にしたいと思いますけれども、ぜひ、そのような意味で、総合的に都心居住を進めていただきたいという思いは常にございます。  次に、交通対策について、伺いたいと思います。  地域公共交通活性化協議会での議論等々については、ご紹介いただいたわけでございますけれども、結論的に申し上げますと、循環バスについての議論がまだされていないというように思います。なぜいまだ循環バスの議論ができていないのか。本当に市としてはどうなるのか。具体的に、例えば、市がルートの作成を示して、それを協議会の場に示して、議論をするというようなこともできると思いますけれども、いかがでしょうか。 49 ◯議長(斉藤高根君) 山口企画部長。 50 ◯企画部長(山口芳一君) 先ほどご答弁申し上げましたとおり、循環バスにつきましては、バス路線の再編にあわせ、検討を行ってまいりたいと考えております。バス路線の再編には、自治会バス等の新たな交通システムを構築し、交通不便地域における地域住民の生活の足の確保を優先する必要があることから、まずは新たな交通システムの構築に取り組んでいるところでございますので、ご理解を賜りたいと存じます。 51 ◯議長(斉藤高根君) 石川議員。 52 ◯3番(石川哲久君) いろんな協議会の場で多分議論をされると、市民の方は少なくともいろんな意味でサービスを向上してほしい、便利にしてほしいという要望が出るのは、当たり前のことです。また、バス関連事業者については、当然、民間企業ですから、赤字は出せませんということで、無理なものは無理ですとおっしゃいます。市はお金がありません。財政力がありません。3つそれぞれのことを言っていたら、いつまでたったって、ものは決まらないわけです。やはり、もう一つ考え方を変えて、「三方一両損」とは言いませんけれども、3者が成り立つような形での案を、まず検討することですから、A案、B案、C案みたいなものをつくって、これであれば幾ら金がかかるかというようなことまで試算して、ぜひ検討を具体的に進めていただきたいと思います。来年度、ひとつ検討されることを強く要望しておきます。  次に、中野畑沢線のことについて、何回も言われておりますので、質問することもないのですけれども、西口地区については、中野畑沢線を初めとして、未整備な状態になっております。西口の活性化については、必要なものでございます。道路全体のインフラについては、やはり中心市街地再生の一つの要になるわけでございますので、今後の西口地区全体における道路整備の方針等について、お伺いいたします。 53 ◯議長(斉藤高根君) 渡部都市整備部長。 54 ◯都市整備部長(渡部史朗君) 市としましては、中心市街地の活性化に向けた取り組みの中で、パークベイプロジェクトを推進するとともに、道路整備につきましても、駅西口から木更津内港周辺の新たな交流拠点へのアクセス向上のため、まずはシンボルロードである富士見通りの再整備に着手し、本路線を道路インフラ整備の核にしたいと考えております。また、富士見通りに連絡する、中野畑沢線などの幹線道路につきましても、整備の機会を逃すことなく、前向きに取り組んでまいりたいと考えております。 55 ◯議長(斉藤高根君) 石川議員。 56 ◯3番(石川哲久君) もちろん道路整備でございますので、地元でもいろんな声があります。ただ、概して言うと早くやってほしい、やらなければまたいけないということでありますので、地元の声を聞くのはもちろんのことでございますけれども、市が主体的になって、しっかりとプログラムを持って進めていただきたいと思います。要望しておきます。  最後に、防災について、少しお伺いいたしたいと思います。  資料として、津波浸水予想区域ハザードマップ、これは市が持っているやつです。この赤くなっているのが、満潮時で津波が3メートル来ると思ったときに濡れてしまう、赤いところが3メートル以上かな、つかってしまうという区域だと思います。ご覧いただきますように、金田の小櫃川の河口のところも赤くなっているんですが、まちの中の特に中心市街地、仲片町から北片町、吾妻公園のあたりは真っ赤になっています。非常に中心市街地については、津波に対する浸水のおそれの多い地域だと思います。  東日本大震災の直後、私の地元の南片町では、町内会と唯一ある高層マンションの管理組合との間で、民民ですけれども、避難協定を結びました。市には登録していません。というのは、民間マンションで、たくさんの人を入れるだけの余力がありませんので、せめて地元の人だけは受け入れることが内々でできるようにしようと意味での、民民協定でございますけれども、そういう形で、津波避難ビルというのは、もちろん、逃げ遅れた方のための施設だとは思いますけれども、たくさんあればいいわけでございますので、先ほど言ったように、数が足りているか足りていないかわからないし、来客も多い中心市街地でございますので、一つの案ですけれども、街なか居住マンションでの建設助成しているものについて、津波避難ビルを指定するというか、お願いするというようなことはできないでしょうか。その辺についての、津波避難ビルを増やすというようなことについての努力を、ご質問いたしたいと思います。 57 ◯議長(斉藤高根君) 土居総務部長。 58 ◯総務部長(土居和幸君) 津波避難ビルにつきましては、災害時のさまざまな状況を考えますと、逃げ遅れた方のために、浸水想定区域内には多くの施設があった方が、防災・減災に有効だと考えております。現在、津波避難ビルの指定につきましては、ホームページにて、候補施設の募集を行っているところでございます。より多くの指定のため、議員ご提案の街なかマンションを含め、浸水想定区域内の堅固で高い建築物に対しまして、指定について、所有者などに働きかけを行ってまいりたいと考えております。 59 ◯議長(斉藤高根君) 石川議員。 60 ◯3番(石川哲久君) ありがとうございます。建物自体をそれほど大きく直さなくても、屋外の直通避難階段を逆に上がれるような形で、でき上がった建物について、その管理者と相談するというようなことで、でき上がってからもできることでございますので、ぜひ、その辺については、防災の観点から、津波避難ビルを増やすような努力を進めていただきたいと思います。  次に、この浸水区域の絵を見ると、つくづく思うわけでございますけれども、今、市が考えている地域防災計画、いろんな方のご質問があるわけでございますけれども、逃げるということが、まず命のことでございますので、第一だというのは十分わかります。ただ、皆さんが恐らく感じているように、木更津の場合の津波というのは、3メートルぐらいが最大かもしれませんが、一気に持っていくというものではなく、つかるという感じだと思うんですよね。こういうものに対して、逃げた後、どうやって一日も早く正常なまちに戻すか、都市活動を維持するか、都心居住、都心再生ということを言っていますと、住宅だけではないので、ここでは商業施設、医療的施設、経済活動が行われているわけでございます。民間の建物でありますので、公共施設のインフラと違って、公共が直ちにお金をもって直すということは、融資ぐらいしかないかもしれない。税金化もないかもしれない。ただ、いろんな意味で、罹災証明書を出したりしながら、民間の建物についてのケアをしていかなきゃいけないはずでございますので、そういうことで考えますと、いわゆる地域防災計画の中で言っている、仮設住宅ではなくて、もう少し概念を広げて、仮設市街地といいますか、そういうような意味で、まちをどうやって当面直していって、早く復興するかと。いわゆる、地震が来る前から事前に復興を考える、事前復興計画というんでしょうか、例えば、静岡県の富士市でもつくられているようだと聞いていますけれども、そういうもので、万全を期すようなことについての努力をできないんでしょうか、お尋ねします。 61 ◯議長(斉藤高根君) 土居総務部長。 62 ◯総務部長(土居和幸君) 議員ご提案の事前復興計画につきましては、大規模災害からの迅速な復興のために、有効であると考えます。ご紹介をいただきました、静岡県富士市の事例なども参考にして、関係部と協議・検討を行ってまいりたいと考えております。 63 ◯議長(斉藤高根君) 石川議員。 64 ◯3番(石川哲久君) 今日はさまざまな面で、中心市街地の活性化ということについて、伺ってまいりました。施設の問題、用途の問題、あるいは特に居住の問題、いろんな意味で、中心市街地についての課題があります。横断的に進めていただきたいと思います。ぜひ、これにつきましては、一つ一つの計画をつくって終わるのではなくて、その計画をもとに、実際の仕事ができるガイドラインとして、5年間なら5年間、財政力を見ながら、しっかり進めていただきたいということを切に要望して、この質問を終わります。  ありがとうございました。 65 ◯議長(斉藤高根君) 以上で一般質問は全て終了いたしました。  ここで10時55分まで休憩いたします。                                (午前10時50分)   ─────────────────────────────────────── 66 ◯議長(斉藤高根君) 休憩を取り消し、本会議を再開いたします。                                (午前10時55分)   ─────────────────────────────────────── 67      ◎議案の訂正について ◯議長(斉藤高根君) 次に、日程第3、議案の訂正についてを議題に供します。  本日付けで、市長から、議案第94号 木更津市小櫃川流域に係る水道水源の水質の保全に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案を訂正したい旨の申し出がございました。  本件について、総務部長から、議案の訂正の説明を求めます。土居総務部長。 68 ◯総務部長(土居和幸君) 私から、議案の訂正につきまして、ご説明をさせていただきます。  資料、平成30年12月市議会定例会議案等訂正説明書をご覧ください。  訂正をお願いいたします議案は、議案第94号 木更津市小櫃川流域に係る水道水源の水質の保全に関する条例の一部を改正する条例の制定についての、附則の部分でございます。  当初、本条例の施行期日につきましては、「農薬取締法の一部を改正する法律附則第1条本文に規定する政令で定める日又はこの条例の公布の日のいずれか遅い日から施行する」としていたところでございます。その後、平成30年11月30日に、施行期日を平成30年12月1日と定める、農薬取締法の一部を改正する法律の施行期日を定める政令が公布されたことに伴い、本条例の施行期日を「公布の日から施行する」に、訂正をさせていただくものでございます。  私からは以上です。よろしくお願いいたします。 69 ◯議長(斉藤高根君) お諮りいたします。ただいま説明のございました議案の訂正の件について、承認することにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 70 ◯議長(斉藤高根君) ご異議なしと認め、よって、議案の訂正の件は承認することといたしました。   ─────────────────────────────────────── 71      ◎議案第104号・議案第105号の上程 ◯議長(斉藤高根君) 次に、日程第4、追加議案の上程を行います。   本日送付されました、議案第104号及び議案第105号を上程いたします。   議案は既に配付済みでございますので、朗読につきましては、省略をさせていただきます。   ─────────────────────────────────────── 72      ◎議案第104号・議案第105号の説明 ◯議長(斉藤高根君) それでは、市長から提案理由の説明を求めます。渡辺市長。          〔市長 渡辺芳邦君登壇〕 73 ◯市長(渡辺芳邦君) 本日、今定例会に追加提案をいたしました議案につきまして、提案理由をご説明申し上げます。  議案第104号 平成30年度木更津市一般会計補正予算(第4号)でございますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ14億1,257万6,000円を追加し、補正後の予算総額を461億4,606万7,000円にしようとするものでございます。歳出といたしまして、土木費では、道路施設内事故に係る賠償金570万4,000円を、教育費では、小学校空調整備事業費8億701万8,000円、中学校空調整備事業費5億9,985万4,000円を計上いたしました。  次に、歳入でございますが、これらの財源といたしまして、国庫支出金、諸収入及び市債を計上いたしました。  なお、歳入額の調整のため、財政調整基金繰入金を1億2,324万2,000円増額しております。また、繰越明許費といたしまして、小学校空調整備事業費及び中学校空調整備事業費を設定するものでございます。  続きまして、議案第105号 損害賠償の額の決定及び和解についてでございますが、畑沢1丁目地区の市道陥没による、運転手の負傷について賠償し、和解するため、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、議会の議決を得ようとするものでございます。  両議案につきましては、事業費の積算、損害賠償の額の決定等に時間を要したため、今定例会の初日の上程がかなわなかったものでございます。十分なご審議の上、原案どおり可決賜りますよう、お願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。  どうぞよろしくお願いいたします。 74 ◯議長(斉藤高根君) 以上で説明は終わりました。   ─────────────────────────────────────── 75      ◎議案第82号~議案第87号・議案第89号~議案第105号の       大綱質疑 ◯議長(斉藤高根君) 次は、日程第5、議案質疑を行います。   議案第82号から議案第87号及び議案第89号から議案第105号を一括して議題に供します。  ただいま議題に供されました議案について質疑を願うわけでありますが、その細部につきましては、所管の委員会において審査願うこととし、議員全員が当該議案について共通の認識を持つことを目的として、通告者に限り、大綱について質疑を行います。  それでは、まず、高橋てる子議員、ご質疑を願います。高橋議員。 76 ◯19番(高橋てる子さん) 議案第98号 木更津市金田地域交流センターの指定管理者の指定について伺いますが、その中で、職員の人件費も含めて、金田地域交流センターのランニングコストは幾らか、また、自主事業も含めた収入は、応募した業者の多いところと少ないところでの額は幾らだったのでしょうか、伺います。 77 ◯議長(斉藤高根君) 当局の答弁を求めます。地曵市民部長。 78 ◯市民部長(地曵文利君) 私からは、議案第98号 木更津市金田地域交流センターの指定管理者の指定についてのご質疑にお答えいたします。  1年間のランニングコストにつきましては、指定管理料約3,000万円と、金田出張所に配置を予定する常勤職員の基本給料分約1,000万円を合わせますと、およそ4,000万円でございます。また、申請のあった各団体の収入の見積額につきましては、最も多いところで約4,650万円、最も少ないところで約3,300万円でございました。  以上でございます。 79 ◯議長(斉藤高根君) それでは、次の質疑は田中紀子議員ですが、質疑の中で資料を使用したいとの届け出がありましたので、これを許可いたしました。資料については、会議システムに登録のとおりであります。  それでは、田中紀子議員、質疑を願います。田中議員。 80 ◯8番(田中紀子さん) まず、議案第89号 職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について。  期末手当について見てみました。議案参考資料7ページは職員の期末手当、8ページは特別職で常勤のものの6月の期末手当、9ページは特別職で常勤のものの12月の期末手当についてです。期末手当基礎額に乗じる数が、特別職に比べて職員が少ない理由はなぜでしょうか。  次に、議案第97号 木更津市民会館の指定管理者の指定について。  ホームページには、木更津市民会館の指定候補者の選定に当たっては、応募が現在の指定管理者1団体であったため、当該団体の指定管理者としての適格性について、申請書類の審査やヒアリングを実施し、総合的に審査いたしましたとありましたが、今回は非公募であり、その理由は、既存の大ホール及び集会棟の解体や中規模ホールの整備に伴い、今後の中ホールの運営方針が不確定であることから、指定期間を1年間としており、他社が指定管理を行った場合に、施設運営について、習熟する期間が保てないこと、2番目に、次回の指定管理期間中に今後の中ホールの運営方針を検討するためには、現状の施設運営状況などを深く理解している者が適当であることでした。  そこで、今回、簡易な審査を行い、結果は、議案参考資料24ページに掲載してあります。今回は全て「可」でした。「可」とは、優秀である、満足できる、平均的である場合です。委託事業と違って、1年であっても指定管理です。今までの是正すべきところは、より向上してもらうためにも、選考する場合、考慮したいものです。審査員は可否だけを審査したのでしょうか。それとも、優秀、満足、平均的と審査し、最終的に「可」としたのでしょうか。 81 ◯議長(斉藤高根君) 当局の答弁を求めます。土居総務部長。 82 ◯総務部長(土居和幸君) 私からは、まず、議案第89号 職員の給与に関する条例等に係る、期末手当の支給率についてのご質疑に、ご答弁を申し上げます。  一般職職員につきましては、期末手当のほかに、勤務成績に応じて支給される勤勉手当が規定されており、期末手当と勤勉手当の率を合計すると、特別職で常勤のものの期末手当の率と同じになるということでございます。  続きまして、議案第97号 木更津市民会館の指定管理者の指定につきまして、お答えをいたします。  今回の木更津市民会館指定管理者の候補者の選定につきましては、木更津市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例第2条第1項の規定により、公募を行うことについて、合理的な理由があると認めたため、平成30年6月29日開催の指定管理者制度検討委員会での審議を経た上で、非公募方式で行ったものでございます。今回の選定では、平成30年2月策定の指定管理者制度運用ガイドラインにございます、簡易型の指定管理者候補者選定評価表を用いております。この評価表の採点欄は、ご質疑にもございましたとおり、指定管理者候補者の事業計画書等に対し、優秀である、または満足できる、または平均的である場合には「可」とし、物足りなさを感じる、または劣っている場合には「否」とすることとなっており、おのおのの指定管理者候補者選定委員が、それぞれの視点で評価をしまして、平均的なもの以上と採点した結果でございます。  以上でございます。 83 ◯議長(斉藤高根君) 田中議員。
    84 ◯8番(田中紀子さん) 職員は、期末手当と勤勉手当。だから、それを合わせると特別職と一緒ですよという答弁でした。  では、議案参考資料10ページ、11ページには、議員の期末手当となっています。特別職の常勤の値と同じです。この値の根拠は、人事委員会の勧告に定められたものでしょうか。  それから、議案第97号の方の2回目の質疑ですが、指定管理者制度運用ガイドラインにある、簡易型の指定管理者候補者選定評価表を用いたとのことですが、今回は、現在の指定管理者の継続かどうかの選考でした。参考にした書類は、計画など、今後のことを記載してある書類だけでしょうか。今まで市民サービスに不足はなかったか、クレームや改善要望、モニタリング結果などは参考にしたのでしょうか。  以上です。 85 ◯議長(斉藤高根君) 土居総務部長。 86 ◯総務部長(土居和幸君) まず、1点目についでございます。  議員と特別職の期末手当の支給率の根拠は、人事委員会の勧告に定められたものかとのご質疑でございます。人事委員会の勧告につきましては、一般職に対しての勧告でございます。議員及び特別職についての定めはされておりません。  続きまして、2点目の、指定管理者の選定の際に、改善要望やモニタリング結果などは参考にしたのかというご質疑でございますが、現在の指定管理者の施設管理状況につきましては、本市において、定期モニタリング、臨時モニタリングを実施しており、いずれの結果も良好でございました。また、平成30年2月には、指定管理者が、民間調査会社による第三者モニタリングを実施しております。この調査においては、基本的な管理運営体制、利用者への対応、施設の効用の発揮などの観点から評価を行っており、多くの調査項目では、5段階評価で上から2番目の「すぐれている」との評価を得ているところでございます。これらの結果を踏まえ、非公募方式による指定管理者候補の選定を決定したものでございますので、指定管理者候補者選定委員会においては、事業計画等についてのみ、審査したものでございます。  以上でございます。 87 ◯議長(斉藤高根君) 田中議員。 88 ◯8番(田中紀子さん) 資料を用意しましたので、1ページをご覧ください。  地方公務員法第3条で、職員は、一般職に属する地方公務員及び特別職に属する地方公務員に分けています。そして、第8条を見ると、人事委員会の権限は一般職の職員だけでした。先ほどの答弁でも、職員のことだけを人事委員会は勧告しているということを言っていたので、私も調べてみて、そうだなと思っていたので、資料を用意しました。  つまり、特別職に関しては、人事委員会は勧告していません。  資料2ページをご覧ください。  地方自治法第203条、第204条では、議員や常勤の特別職に期末手当を支給することができると定めています。千葉県の人事委員会の勧告はどんな条例に基づいているのかを示していますが、一般職の職員についてです。  以上のことから、人事委員会の勧告による議案は職員のみです。この議案の提案理由は、「千葉県人事委員会の勧告を踏まえ」とあります。  ところで、常勤の特別職及び議員の期末手当の支給額が変更になるのは、木更津市の条例によるものなのでしょうか。 89 ◯議長(斉藤高根君) 土居総務部長。 90 ◯総務部長(土居和幸君) 市議会議員及び特別職の期末手当の支給率決定方法につきましては、条例等に規定はされておりません。  なお、本市におきましては、これまでも、市議会議員及び特別職の期末手当につきましては、一般職の勧告を踏まえ、改正をしており、過去にも、下げる勧告であれば下げ、上げる勧告であれば上げている状況でございます。よって、今回も、一般職の勧告を踏まえて、改正をしようとするものでございます。  以上でございます。 91 ◯議長(斉藤高根君) 次に、佐藤多美男議員、ご質疑を願います。佐藤議員。 92 ◯23番(佐藤多美男君) 私からは、議案第83号と議案第104号、それぞれ市民部及び教育部について、2議案について、大綱質疑を行います。  最初に、議案第83号 平成30年度木更津市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についてであります。  1つ目には、今回の補正で、納付金が増減があります。医療費納付金が1億円余の減額、それから後期高齢者支援金が4,520万1,000円、介護納付金が2,807万9,000円、これは増額でございます。合計しますと、3,251万4,000円の減額でありますけれども、その減額の理由について、ご説明いただきたいと思います。  第2点目は、基金についてでございます。国保財調基金について、今回は積み立てを3,246万5,000円するというふうなものでございますけれども、この積み立ての理由と、基金現在高について幾らなのか、示していただきたいと思います。  次に、議案第104号 平成30年度木更津市一般会計補正予算(第4号)についてでございます。  特例交付金を活用しました、小中学校教室へのエアコンの設置についてでありますけれども、今回、予算の全額を繰越明許にしてしまった、その理由についてお答えください。  2つ目は、私は、10月12日に、この12月議会では設計委託費を計上して、そして、来年度本工事というふうなことにしたらどうかというふうな、日本共産党木更津市議団で要望書も提出してございます。残念ながら、そういうふうにはなりませんでした。一括設計・一括施工、一括発注方式でやるということでありましたけれども、なぜ今議会に設計委託費を……。せっかく追加で計上したわけですから、その部分はそれでやって、あと残りの施工分は来年度に繰り越しした方が、私は夏までこれが施工できるというふうに思うんですが、なぜそのようにしなかったのか、お答えをいただきたいと思います。  3点目には、そうしますと、来年の夏までには全校で設置は無理だというふうに判断していいのか。また、何らかいろんな知恵、工夫をして、全部とは言わずとも、何校か設置するというふうなことができるのか。その点について、お答えをいただきたいと思います。  以上であります。 93 ◯議長(斉藤高根君) 当局の答弁を求めます。地曵市民部長。 94 ◯市民部長(地曵文利君) 私からは、議案第83号 平成30年度木更津市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についての、ご質疑にお答えいたします。  まず、納付金減額理由についてでございますが、国民健康保険事業費納付金につきましては、県が算定した額を予算計上しております。県の算定は、12月頃に仮係数により算定した試算値と、翌2月頃に確定係数により算定した確定値の、2段階に分けて示されます。当初予算要求時には、平成29年12月の仮係数による納付金額を予算計上したものです。今回の補正につきましては、確定係数により算定した納付金額にしようとするものでございます。  次に、財政調整基金の積み立て理由と基金の現在高についてでございますが、国民健康保険特別会計の補正予算計上の結果、歳入歳出の額に差が生じましたので、基金に積み立てようとするものでございます。また、現在の12月補正前の基金の現在高は、1億7,834万4,236円でございます。  以上でございます。 95 ◯議長(斉藤高根君) 次の答弁者、岩埜教育部長。 96 ◯教育部長(岩埜伸二君) 私からは、議案第104号 平成30年度木更津市一般会計補正予算(第4号)に係る、特例交付金を活用した、教室へのエアコン設置について、ご答弁申し上げます。  初めに、予算全額を繰越明許にした理由についてでございますが、現段階では、普通教室へのエアコン整備を見込んでおります教室数を、小中学校合わせて371教室としております。これらを設計後、工事となりますことから、平成30年度内での施設整備の完了が難しく、予算全額を平成31年度に繰り越しを行うものでございます。  次に、今議会に設計委託費をなぜ補正計上しなかったのかについてでございますが、早期整備完了を踏まえ、発注方法を直営施工方式の設計施工一括方式での整備に取り組みたいと考えております。なお、補正予算におきましては、設計委託費も含まれた予算として上程してございます。  次に、来年の夏までに全校設置は無理かについてでございますが、来年度の夏季までの施設整備の完了は難しいものと考えておりますが、少しでも多くの学校に夏季までに設置ができるよう、設計などの業務の中で、検討してまいりたいと考えております。  私からは以上でございます。 97 ◯議長(斉藤高根君) 佐藤議員。 98 ◯23番(佐藤多美男君) 議案第83号についてでございますけれども、今年度から、都道府県化、いわゆる国保の広域化によりまして、制度変更があり、納付金という形で医療給付費を県に市が支払うというふうな、改定がございました。今までよりも、本市の場合は、実質負担増と、増額になるわけでございますが、しかし、それにしても、1億円の差というのは、非常に大きいのではないかというふうに思うんです。医療費納付金、1次算定、2次算定があって、1億円以上減額。減額になったことは、それは喜ばしいことですけれども、なぜそのように大きな差が出るのか、お答えをいただければと思います。  それから、国保財調基金でございますけれども、1億7,834万4,236円あります。今回のこの議案が通れば、プラス3,246万5,000円になりますから、現在高では2億1,000万円を突破することになりますね。これだけ国保財調の基金がたまったといいますか、これは近年珍しいことですね。以前は30万円、40万円しか積み立てができなかったというふうなこともあったんですけれども、そうしたことであれば、今後、納付金をどのように活用するのか、決算審査特別委員会では、激変緩和に対応していくとかいうふうなことがありましたけれども、できれば、2億円の財調があるのであれば、被保険者の負担軽減、つまり国保税の引き下げをする活用も図るべきではないかと期待するんですけれども、そういう期待をしてよろしいんでしょうか、お答えをいただきたいと思います。  その次に、議案第104号、エアコン設置の問題でございます。  本市だけなぜ夏までにできないかという、市民からブーイングがあるわけですね。近隣では、夏までには設置するんだというふうな表明をしている中で、先ほどお答えがありましたが、夏季までは難しい、しかし、いろんな工夫を凝らして、何とかというふうな、含みを持たせたようなご答弁でございましたけれども、なぜ本市だけそう遅れをとったんでしょうか。福祉や教育よりも開発が優先ということだったんでしょうか。その辺の事情も含めて、お答えをいただければと思います。  2つ目、もし夏まで間に合わず、子どもの健康に被害、何かあった場合はどうなんでしょうか。市として責任がとれますか。伺いたいと思います。  以上です。 99 ◯議長(斉藤高根君) 当局の答弁を求めます。地曵市民部長。 100 ◯市民部長(地曵文利君) 国民健康保険特別会計につきまして、県が示す納付金につきましては、国が決定する係数と県内各市町の状況をあらわす基礎データなどにより、算定されております。仮係数と確定係数の数値に違いが生じる理由としましては、係数の算出に使う情報について、時点により見込み値が確定値に変わったことや、公費の配分方法の最終調整が行われたことなどによるものです。また、各市町から、基礎データにつきましても、修正等があり、県が算定する納付金額に変更が生じたものでございます。  続きまして、財政調整基金の活用についてでございますが、国民健康保険特別会計におきまして、前年度の交付金につきまして、次年度にその精算の必要性が生じるといった事態もございますので、そのために使用する予定を考えているところでございます。  以上でございます。 101 ◯議長(斉藤高根君) 次の答弁者、岩埜教育部長。 102 ◯教育部長(岩埜伸二君) 初めに、他市と比べて発注がなぜ遅れたのかというご質疑でございますが、本市におきましては、近隣市と比較しますと、本市は学校数も多く、普通教室へのエアコン整備には、学校ごとに電気容量やランニングコストを考慮した空調方式、また、効率的な整備方法での財政負担など、さまざまな検討すべき課題が多いため、精査に時間を要しました。今後、できる限り早期整備に取り組んでまいりますので、ご理解賜りたいと思います。  続きまして、来年の夏までにエアコンが設置できない場合、児童・生徒への体調不良など、どのようにするのかというご質疑でございますが、学習内容に照らした年間の授業日数の大幅な変更はできませんが、夏休みの入り時期を早めることを、校長会と調整を図りたいと考えております。なお、その時期の子どもたちの健康管理には、十分気をつけてまいりたいと考えております。  以上です。 103 ◯議長(斉藤高根君) 佐藤議員。 104 ◯23番(佐藤多美男君) エアコンの設置についてでございますけれども、校長会とも相談しながら、なるべくということなんですが、どういうことをお考えなのか、この予算の措置であっても、努力すれば、何とか夏までに一部、本当は一部であっては均衡を欠きますから余りよくないんですけれども、そういう知恵を絞れば、工夫すれば、できるのではないかということなどもあるわけですね。夏休み期間中はできません。4月からの繰り越しになりましたから。あと、土日やろうたって、エアコンを土曜日・日曜日の設置の工事は、これはちょっと無理でしょう。夏にやるしかないですね。ですから、夏休みをちょっと早めるとかいうふうな工夫で、何としても、出遅れた分、本市は、それを取り返してもらいたいと思うんですね。そういうお考えはございますか、伺います。  あと、詳細については、委員会の方でのご質疑で、よろしくお願いします。 105 ◯議長(斉藤高根君) 岩埜教育部長。 106 ◯教育部長(岩埜伸二君) 議員おっしゃるとおり、その辺を、夏休みの入り等、いろいろ考えまして、できたところから、早期に学校に利用できるよう努めてまいりますので、ご理解いただきたいと存じます。 107 ◯議長(斉藤高根君) 以上で大綱質疑は終わりました。   ─────────────────────────────────────── 108      ◎議案付託・委員会付託省略 ◯議長(斉藤高根君) 次は、日程第6、議案付託を議題に供します。  まず、議案第82号から議案第87号及び議案第89号から議案第105号を、会議システムに登録してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管常任委員会に付託いたします。  なお、付託された各常任委員会におきましては、休会中、日程に従い審査願い、最終日にご報告を願います。  次に、お諮りいたします。議案第88号の人事案件につきましては、委員会付託を省略し、最終日に全体会議をもってご審議願うことにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 109 ◯議長(斉藤高根君) ご異議なしと認め、さよう決定いたします。   ─────────────────────────────────────── 110      ◎議員派遣について ◯議長(斉藤高根君) 次は、日程第7、議員派遣についてを議題に供します。  会議規則第159条第1項の規定により、議員を派遣したいと思います。  初めに、千葉県南市議会議長会議員研修会への派遣でありますが、派遣場所は茂原市民会館、派遣期間は平成31年1月18日、派遣議員は重城正義副議長ほか22名であります。  次に、かずさ四市議会議長会議員研修会への派遣でありますが、派遣場所は富津市役所、派遣期間は平成31年1月25日、派遣議員は重城正義副議長ほか22名であります。  次に、千葉県南市議会議長会正副議長研修会への派遣でありますが、派遣場所は茨城県常総市役所、派遣期間は平成31年1月28日から29日、派遣議員は重城正義副議長であります。  最後に、かずさ四市議会議長会正副議長視察研修会への派遣でありますが、派遣場所は茨城県道の駅ひたちおおた黄門の郷及び茨城県ひたちなか市役所、派遣期間は平成31年1月29日から30日、派遣議員は重城正義副議長であります。  お諮りいたします。議員派遣の件につきまして、ただいま申し上げたとおり、議員を派遣することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 111 ◯議長(斉藤高根君) ご異議なしと認めます。よって、議員派遣につきましては、ただいまのとおり派遣することに決定いたしました。   ─────────────────────────────────────── 112      ◎散会の宣告 ◯議長(斉藤高根君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。  次会は、来る12月18日午前10時から本会議を開きます。  本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。                                (午前11時28分)   ───────────────────────────────────────      ◎本日の会議に付した事件  1.会議録署名議員の指名  1.石川哲久君の一般質問及び当局の答弁  1.議案の訂正について  1.議案第104号・議案第105号  1.議案第82号~議案第87号・議案第89号~議案第105号の大綱質疑  1.議案付託・委員会付託省略  1.議員派遣について 上記会議録を証するため下記署名いたします。
     平成  年  月  日      議     長   斉  藤  高  根      署 名 議 員   國  吉  俊  夫      署 名 議 員   渡  辺  厚  子 Copyright © Kisarazu City Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...