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  1. 山口県議会 2001-10-01
    10月03日-01号


    取得元: 山口県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-15
    平成 13年10月定例会◇ 提出された議案報告等の件名   議   案    十月三日提出のもの議案第 一 号 平成十三年度山口一般会計補正予算(第二号)議案第 二 号 平成十三年度流域下水道事業特別会計補正予算(第一号)議案第 三 号 平成十三年度の建設事業に要する経費に関し市町村が負担すべき金額を定めることについて議案第 四 号 開発行為等の許可の基準に関する条例議案第 五 号 政治倫理確立のための知事資産等公開に関する条例の一部を改正する条例議案第 六 号 山口県の事務処理特例に関する条例及び理容師法規定に基づく衛生上必要な措置を定める条例の一部を改正する条例議案第 七 号 山口県の事務処理特例に関する条例の一部を改正する条例議案第 八 号 山口県議会議員及び山口県知事選挙における選挙運動公費負担に関する条例の一部を改正する条例議案第 九 号 貸付金返還債務の免除に関する条例の一部を改正する条例議案第 十 号 山口税賦課徴収条例の一部を改正する条例議案第 十一号 山口使用料手数料条例の一部を改正する条例議案第 十二号 ふぐの処理の規制に関する条例の一部を改正する条例議案第 十三号 柳井川周防高潮対策排水機場新築工事請負契約締結について議案第 十四号 西の河原川周防高潮対策排水機場排水機器製作輸送据付工事請負契約締結について議案第 十五号 辻並川総合開発事業湯免ダム建設工事請負契約締結について議案第 十六号 宇部港廃棄物埋立護岸築造工事請負契約締結について議案第 十七号 萩ウェルネスパーク体育館等新築工事請負契約締結について議案第 十八号 損害賠償の額を定めることについて議案第 十九号 特例市の指定に関する同意について議案第 二十号 平成十二年度電気事業会計決算について議案第二十一号 平成十二年度工業用水道事業会計決算について議案第二十二号 平成十二年度中央病院事業会計決算について議案第二十三号 平成十二年度精神病院事業会計決算について議案第二十四号 教育委員会委員任命について議案第二十五号 公安委員会委員任命について    十月十九日提出のもの議案第二十六号 政治倫理確立のための山口県議会議員資産等公開に関する条例の一部を改正する条例   報   告    十月三日提出のもの地方自治法第百二十一条の規定により、今期定例会会期中、議案等説明のため出席を求めた者並びにその委任または嘱託を受けた者の職氏名報告地方自治法第百八十条第二項の規定による専決処分二十件の報告地方自治法第二百四十三条の三第二項の規定による県が出資等を行っている法人の経営状況説明する書類山口男女共同参画推進条例第十六条の規定による男女共同参画推進状況及び男女共同参画に関する施策についての報告山口環境基本条例第十二条の規定による環境状況及び環境の保全に関する施策についての報告    十月十日提出のもの地方公務員法第八条及び第二十六条の規定による職員給与等に関する人事委員会報告及び勧告地方自治法第二百三十五条の二第三項の規定による現金出納検査報告   意見書案    十月九日提出のもの米国における同時多発テロ事件に関する意見書案    十月十九日提出のものセーフガードの本発動に関する意見書案WTO農業交渉で新しい貿易ルールを求める意見書案私学助成制度充実強化に関する意見書案    平成十三年十月山口県議会定例会会議録 第一号      平成十三年十月三日(水曜日)                              議事日程 第一号      平成十三年十月三日(水曜日)午前十時開議  第一 会議録署名議員指名  第二 追悼言葉  第三 会期決定の件  第四 議案第一号から第二十五号まで(説明・第二十四号採決)  第五 副議長選挙                              本日の会議に付した事件  日程第三 会期決定の件(十七日間)  日程第四 議案第一号から第二十五号まで  日程第五 副議長選挙                 会議に出席した議員(五十二人)                          柳   居   俊   学 君                          山   手   卓   男 君                          畑   原   基   成 君                          亀   永   恒   二 君                          吉   井   利   行 君                          末   貞   伴 治 郎 君                          伊   藤   博   彦 君                          藤   山   房   雄 君                          吉   田   和   幸 君                          大   西   倉   雄 君                          横   山   豊   治 君                          伊   藤       博 君                          三   木   康   博 君                          石   﨑   幸   亮 君                          松   原       守 君                          西   本   輝   男 君                          塩   満   久   雄 君                          水   野   純   次 君                          加   藤   寿   彦 君                          友   田       有 君                          二   木   和   夫 君                          宮   﨑   幹   嗣 君                          佐 々 木   明   美さん                          小   泉   利   治 君                          久 保 田   后   子さん                          藤   本   一   規 君                          重   宗   紀   彦 君                          松   永       卓 君                          西   嶋   裕   作 君                          池   田   親   男 君                          新   谷   和   彦 君                          田   中   文   夫 君                          桑   原   孝   行 君                          近   間   一   義 君                          三   村   真 千 代さん                          島   田       明 君                          田   中       貢 君                          斉   藤   良   亮 君                          岸   田   淳   子さん                          橋   本   憲   二 君                          守   田   宗   治 君                          藤   谷   光   信 君                          武   田   孝   之 君                          久   米   慶   典 君                          橋   本   尚   理 君                          竹   本   貞   夫 君                          河   野   博   行 君                          秋   野   哲   範 君                          村   田   哲   雄 君                          長 谷 川   忠   男 君                          森   中   克   彦 君                          河   村   敏   夫 君                会議に欠席した議員(なし)                欠員(一人)                議案等説明のため会議に出席した者                    知事          二 井 関 成 君                    副知事         綿 屋 滋 二 君                    出納長         河 野   勉 君                    総務部長        藤 井 俊 彦 君                    総務部理事       東 邦   郎 君                    企画振興部長      瀧 井   勇 君                    企画振興部理事     辻 田 昌 次 君                    環境生活部長      小 倉 淑 夫 君                    健康福祉部長      佐久間 勝 雄 君                    商工労働部長      上 符 正 顕 君                    農林部長        原 田 公 平 君                    水産部長        渡 辺 純 忠 君                    土木建築部長      西 本 久之輔 君                    出納局長        森 本 佳 文 君                    財政課長        出 口 和 宏 君                    公営企業管理者     前 田 隆 康 君                    企業局長        徳 光   学 君                    教育委員長       山 田   宏 君                    教育長         牛 見 正 彦 君                    公安委員長       小 田   保 君                    警察本部長       富 田 耕 吉 君                    代表監査委員      村 岡 正 義 君                    監査委員事務局長    藤 屋 靖 夫 君                    地方労働委員会会長   加 藤 政 男 君                    地方労働委員会事務局長 吉 冨 克 史 君                    人事委員長山田悟人事委員会事務局長                                森   昌 幸 君                    選挙管理委員長     廣 嶋 彬 智 君                 会議に出席した事務局職員                    事務局長        村 田   博 君                    事務局次長       來 村 正 志 君                    総務課長        伊 藤 純 隆 君                    議事課長        吉 次   薫 君                    調査課長        岡 屋 武 紀 君                    秘書室長        大 村 愼 一 君                    議事課主幹       清 水 英 司 君                    主査兼議事係長     中 田   望 君                    記録係長        松 永 政 彦 君                    主任主事        黒 石 千絵子さん                    主任主事        大 井 良 平 君                    主事          安 達 香奈恵さん     午前十時五分開会・開議議長島田明君) これより平成十三年十月山口県議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。 △日程第一会議録署名議員指名議長島田明君) 日程第一、会議録署名議員指名を行います。 岸田淳子さん、久米慶典君を指名いたします。    弔詞贈呈報告議長島田明君) 既に皆様御承知のとおり、藤井真議長には、病気加療中のところ、去る九月二十二日、薬石効なく逝去されました。 まことに哀悼痛惜の至りであります。ここに謹んで御報告いたしますとともに、故藤井真君に対しまして、お手元配付のとおり弔詞を贈呈いたしましたので、あわせて御報告をいたします。    故藤井真議長に対する黙祷議長島田明君) ここで、故藤井真君の御冥福をお祈りして、黙祷をささげたいと思いますので、御起立をお願いいたします。黙祷を始めてください。    〔黙祷〕 ○議長島田明君) 黙祷を終わります。御着席ください。 △日程第二追悼言葉議長島田明君) 日程第二、故藤井真君に対し、弔意を表するため、議会を代表して、桑原孝行君に追悼言葉をお願いいたします。桑原孝行君。    〔桑原孝行登壇〕 ◎(桑原孝行君) ただいま議長から御報告がありましたとおり、藤井真 副議長には、去る九月二十二日午前四時三十八分、山口県立中央病院において、五十四歳という若さをもって、その生涯を閉じられました。 ここに、私は、議員一同を代表いたしまして、謹んで哀悼言葉を申し上げます。 藤井君、あなたは、五月臨時会において、第五十八代の山口県議会議長に選任され、六月定例会では、島田議長補佐役として、この議場においても、元気な姿で活躍されておりましたので、日ごろ剛健そのものであった、あなたの突然の訃報に接したとき、私どもはしばらく耳を疑い、信ずることができませんでした。ただただ痛恨のきわみであります。 思えば、藤井君、あなたは、昭和二十二年七月二十三日に、現在の徳山市に生まれ、昭和四十一年、県立下松工業高等学校を卒業、武田薬品に勤務され、青年団活動に没頭されるとともに、昭和五十年に、二十七歳の若さで徳山市議会議員に当選され、二期八年間、その若さと情熱を遺憾なく発揮され、徳山市の発展に取り組んでこられました。 そして、昭和五十八年四月には、徳山市・都濃郡から、地域住民の衆望を担って、弱冠三十五歳で山口県議会議員に初当選されました。自来、五期連続当選を果たされ、十八年有余の長きにわたって、卓越した識見と旺盛な行動力により、県勢振興のために多大な貢献をされました。 この間、県議会においては、厚生委員長空港等高速交通網調査特別委員長、また、平成五年から二年間は、議会運営委員長として、党派を超えた円満なる議会運営に努められるとともに、議会活性化情熱を傾注されました。 そして、さきの五月臨時会においては、副議長に就任され、いよいよこれから、副議長としてのあなたの手腕を大いに発揮していただけるものと期待していたその矢先のことだけに、返す返すも残念でなりません。 また、あなたは、党人として、自由民主党にあっては、県連の総務会長、そして幹事長という要職を歴任され、党運営の中枢として、敏腕を振るわれたのであります。 これらの数々の御功績により、平成十年には山口県知事表彰を受賞されました。 あなたは、民主党の菅直人幹事長とは、二十歳代からの知り合いだとお聞きしております。地元の青年団活動で、故市川房枝さんに講演を依頼するため上京した際、市川さんに紹介され、それ以来、菅さんがリュックサック一つで訪ねてきて、酒を飲みながら日本の将来を語り合った若き日もあったと聞いております。まさに主義主張を超え、青年団活動を通じて培われた人の世話をすることが、政治家藤井真出発点であったような気がいたします。 あなたは、また、スポーツマンでもありました。中学時代から運動に没頭し、特にハンドボールには熱心でしたが、勉強もよくでき、決してガリ勉タイプではなく、常に弱い者を助け強い者に立ち向かっていく義侠心の強い男で、女子生徒から頼もしがられ、あこがれの的であったようであります。 以前は、我が県議会議員野球部のキャプテンとして活躍され、チームの牽引力として先頭に立たれていた姿が今さらのように思い起こされます。 また、現在まで山口ハンドボール協会会長として、ハンドボールはもとより、県スポーツ界発展に積極的に取り組んでこられたことは、県スポーツ界において、高く評価されているところであります。 一面、花を愛することが人一倍強く、裏山一面に花を植え、それをめでる心の優しい人でもありました。 あなたの娯楽は、囲碁とマージャンであったようです。同僚とジャン台を囲むときの笑顔は、少年のように輝いていたそうであります。その笑顔ももう見ることはできません。 あなたが県議会議員になって以来、特に力を入れてこられた周南合併実現も、ようやく具体的な論議が進展しているとき、その実現を見ずに、志半ばにして、忽然と黄泉の旅に立たれたあなたの無念さと、あなたの御病状を知りながらその苦痛に耐え、看病してこられた奥さん、御家族の御心情を察するとき、生あるものの宿命とはいえ、ただただ天の非情を恨まずにはおられません。 二十一世紀幕あけの今年、山口県の一大イベントであった「山口きらら博」の大成功を見届けるのを待つかのごとく逝かれたあなたの生きざまは、議会人として、また党人として、まことに見事でありました。 五十四歳の生涯を理想と信念のために、議員生活一筋に燃え尽くした藤井君、あなたのほとばしるような情熱と、残された数々の功績は、我々の心の中に深く刻み込まれることでありましょう。そして、県政のとうとい礎として、長く後世に伝えられることでありましょう。 多くの皆さんから「まこちゃん」と慕われた藤井君、どうか安らかにお休みください。 ここに、あなたの生前の御功績をたたえ、満場の諸君とともに、心から御冥福をお祈りいたしまして、追悼言葉といたします。 △日程第三会期決定の件 ○議長島田明君) 日程第三、会期決定の件を議題といたします。 今期定例会会期は、本日から十月十九日までの十七日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長島田明君) 御異議なしと認めます。よって、会期は十七日間と決定いたしました。    諸般報告議長島田明君) この際、諸般報告をいたします。 去る九月三日に逝去されました元山口県議会議長 井川克巳君、九月十三日に逝去されました元山口県議会議長 野原清司君に対しまして、お手元配付のとおり、それぞれ弔詞を贈呈いたしましたので報告いたします。 その他の報告事項は、お手元配付のとおりでございます。 △日程第四議案第一号から第二十五号まで ○議長島田明君) 日程第四、議案第一号から第二十五号までを議題といたします。                            提出者説明議長島田明君) これより提案理由説明を求めます。 二井知事。    〔知事 二井関成登壇〕 ◎知事(二井関成君) まず、藤井真議長の御長逝を悼み、ここに県議会皆様方とともに、謹んで哀悼の意を表する次第でございます。 さて、本日は、平成十三年度一般会計補正予算その他の諸案件につきまして、御審議をお願いするため、お集まりをいただき、厚くお礼を申し上げます。 まず最初に、アメリカ合衆国における同時多発テロ事件により、犠牲となられました方々に、深く哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われた方々に対し、心からお見舞いを申し上げる次第であります。 非人道的なテロ行為は、絶対に許されるものではなく、事件発生防止のため、最善の措置がとられるよう、強く願っているところであります。 さて、議案説明に先立ち、御報告を申し上げます。 初めに、山口きらら博についてであります。 七月十四日から、「いのち燦めく未来へ」をテーマ開催をいたしましたジャパンエキスポ山口きらら博」は、目標としておりました入場者数二百万人を大きく上回る二百五十一万四千百七十八人の皆様に御来場いただき、好評のうちに、先月末、七十九日間の会期を無事閉じることができました。 これもひとえに、県議会を初め、県民皆様方、そして市町村や関係諸団体、企業皆様の格別の御支援、御協力のたまものであり、ここに心から深く感謝し、厚くお礼を申し上げます。 山口きらら博は、平成八年九月県議会定例会において、開催を表明して以来、五年の歳月をかけ、全県を挙げて準備を進めてきましたが、この開催を通じ、山口県の元気や魅力県内外に大きくアピールすることができたものと考えております。 御来場皆様からは、自然と融合した会場空間に加え、スーパーテーマ館における「やまぐち元気伝説」や大型夜間イベントきららスターライトファンタジー」を初め、参加体験型を中心とした各パビリオンやイベント等に対し、高い評価をいただいたところであります。 また、世界初となる博覧会会場でのトライアスロン・ワールドカップ大会開催を通じ、スポーツ振興はもとより、国内外の皆様と、さまざまな交流の機会を得ることができました。 特に、「きららネット」に結集された運営ボランティアを初めとする県民皆様スーパーテーマ館に出演された皆様、そしてアテンダント等運営スタッフ皆様など、一人一人の御活躍と心のこもったおもてなしは、来場者に大きな感動を与え、山口きらら博のかけがえのない魅力となりました。 私は、企画段階から目指しておりました県民参加型の博覧会実現できたものと考えており、山口きらら博に結集された県民皆様の力強い元気と情熱が、これからの新しい県づくり、活力ある地域づくりの原動力になるものと確信しております。 私は、今後、山口きらら博開催を通じて得られた数多くの資産を、継承、発展させ、県民皆様と一体となって、いのち燦めく「元気で存在感のある県づくり」に取り組んでいく決意でありますので、一層の御支援、御協力をお願い申し上げます。 次に、行啓及びお成りについてであります。 皇太子殿下におかれましては、第三十七回献血運動推進全国大会に、また、秋篠宮同妃殿下におかれては、山口きらら博に、さらに、清子内親王殿下におかれては、第五十回全国農業コンクール全国大会に、それぞれ御臨席を賜り、いずれの大会も、多くの参加者に感動を与え、盛会裏のうちに無事終了したところであります。 ここに改めて、県議会を初め、格別の御支援、御協力をいただいた多くの皆様方に対し、厚くお礼を申し上げます。 今後は、これら大会を契機として、それぞれの施策のさらなる推進に、一層の努力をしていきたいと考えております。 次に、最近の経済情勢についてであります。 我が国経済の動向につきましては、個人消費はおおむね横ばいの状態が続いているものの、一部では弱い動きが見られ、また、輸出、生産が大幅に減少し、雇用面も依然として厳しい情勢にあるなど、景気は引き続き悪化しているとされております。 こうした情勢を踏まえ、政府は、雇用の安定確保と新産業の創出を目指すため、去る九月二十日、緊急かつ重点的に取り組むべき「総合雇用対策」を決定し、今国会に関連法案や、財政的裏づけとなる補正予算案を提出すべく、目下、作業が進められているところであります。 一方、県内経済につきましては、個人消費が横ばい圏内で推移しているものの、生産の減少傾向が続く中で、企業収益や企業マインドが一段と悪化しており、また、雇用面もさらに厳しさを増しているなど、県内景気は調整が深まっており、中小企業の景況には引き続き厳しいものがあります。 県といたしましては、県内景気・雇用対策について、「山口県景気・雇用対策本部」を中心に、年度当初から、公共事業等の施行促進を図るなど、全力で取り組んでいるところでありますが、現下の厳しい情勢にかんがみ、景気・雇用対策の一層の拡充強化を図ることとし、さきに、中小企業制度融資の金利を過去最低の水準に引き下げるとともに、今回の補正予算においても、国の補正予算に先駆け、緊急雇用対策関連経費を計上しているところであります。 次に、スペイン・ナバラ州との交流についてであります。 ナバラ州は、フランシスコ・サビエルの出身地であり、その御縁で、山口きらら博国際交流館に、ナバラ州ブースを出展していただくなど、交流を重ねてきたところであります。 先般、ナバラ州のミゲル・サンス・セスマ首相が来県された折、山口県とナバラ州の今後の交流のあり方について、親しくお話をしたところ、ともに友情と相互理解を深めることで、意見が一致し、将来の姉妹関係の樹立を希望する旨の共同宣言に署名をいたしました。 今後は、関係分野における交流を一層推進し、早期に姉妹提携ができるよう、努力をしていきたいと考えております。 次に、大泉博子副知事の退職についてであります。 大泉副知事には、平成十年七月十日、副知事に就任以来、三年二カ月にわたり、私のよき補佐役として、終始、熱心かつ積極的に県勢進展のため、御尽力をいただいたところでありますが、去る九月二十四日をもちまして、本県を退職されました。 この間、同氏には、男女共同参画推進環境生活、健康福祉の分野を中心に、多くの成果を残されたところであり、今後は、これらの成果を踏まえながら、県づくりに取り組んでいきたいと考えております。 それでは、提出議案の概要につきまして、御説明を申し上げます。 議案第一号は、平成十三年度一般会計補正予算であります。 今回の補正予算は、雇用対策の拡充強化など、当面緊急を要する経費につきまして、所要の補正を行うものであり、その補正総額は十二億七千七百万円、補正後の予算規模は八千二百九十一億八千七百万円となります。 その主な内容といたしましては、まず、緊急雇用対策として、中高年の離転職者等に対し、臨時職業訓練の充実や就職フェアの開催など、再就職に向けた支援策を強化するとともに、今後の県の雇用対策を、効果的、総合的に推進するため、その基本となる山口県雇用促進計画の策定調査に取りかかることとし、六千七百万円を計上しております。 また、大阪教育大学附属池田小学校において発生した事件を踏まえ、学校等の安全管理体制を強化することとし、四千三百万円を計上するとともに、ハンセン病問題の解決に向けて、普及啓発事業や福祉対策の充実を図ることとし、所要の経費を計上しております。 このほか、道路、公園等の補助公共事業につきまして、国の内示確定に伴い、六億一千二百万円を追加計上しております。 一方、歳入予算につきましては、歳出との関連において、国庫支出金五億一千七百万円、県債一億八千四百万円等を追加するほか、所要一般財源につきましては、繰越金四億七千二百万円をもって措置しております。 なお、今後の財政見通しにつきましては、地方交付税において、七月算定の結果、若干の留保をいたしているものの、今後の経済情勢の推移いかんによっては、県税収入の確保が必ずしも予断を許さない状況にあることから、今後の財政運営に当たりましては、歳入財源の一層の確保や行政執行の効率化等を図り、財政の健全化に努めていく考えであります。 議案第二号は、流域下水道事業特別会計について、国の内示確定に伴い、緊急を要する建設改良費につきまして、所要の補正を行うものであります。 議案第三号は、平成十三年度の県が行う建設事業に要する経費に関し、市町村が負担すべき金額を定めることについて、地方財政法等の規定により、県議会の議決をお願いするものであります。 議案第四号から議案第十二号までは、条例の制定及び改正に関するものであります。 議案第四号は、都市計画法の一部改正に伴い、開発許可制度に係る市街化調整区域の立地基準の追加等を行うため、条例を制定するものであります。 議案第五号から議案第十二号までは、条例の一部を改正するものでありまして、 議案第五号は、商法の一部改正に伴い、知事資産等公開に関し、報告すべき事項を変更するため、 議案第六号は、理容師法等の一部改正に伴い、衛生上必要な措置等に係る関係条項を整備するため、 議案第七号は、建築基準条例に基づく事務の一部を関係市長に委任するため、 議案第八号は、公職選挙法施行令の一部改正に伴い、県議会議員及び県知事選挙における公費負担の限度額を変更するため、 議案第九号は、介護福祉士修学資金に係る返還債務の免除対象範囲の拡大等を行うため、 議案第十号は、地方税法の一部改正に伴い、株式等の譲渡所得に係る個人県民税の特例措置等を設けるため、 議案第十一号は、高齢者居住法の施行に伴い、高齢者円滑入居賃貸住宅の登録に係る手数料を新設するため、 議案第十二号は、フグ調理師免許の取得に関し、障害者に係る欠格条項の見直しを行うため、それぞれ関係条例の一部を改正するものであります。 議案第十三号から議案第二十五号までは、事件議決に関するものであります。 議案第十三号から議案第十七号までは、工事の請負契約締結について、 議案第十八号は、損害賠償の額を定めることについて、 議案第十九号は、特例市の指定に関する同意について、それぞれ県議会の議決をお願いするものであります。 議案第二十号から議案第二十三号までは、平成十二年度の企業会計の決算につきまして、地方公営企業法の規定に基づき、それぞれ県議会の認定をお願いするものであります。 議案第二十四号及び議案第二十五号は、人事案件に関するものでありまして、 議案第二十四号は、教育委員会委員任命について、 議案第二十五号は、公安委員会委員任命について、それぞれ県議会の同意をお願いするものであります。 まず、教育委員会委員 山田宏氏は、来る十月八日をもちまして、その任期が満了いたします。 また、公安委員会委員 末永汎本氏は、来る十月十三日をもちまして、その任期が満了いたします。 ここに、両氏の御在任中の御労苦に感謝をいたしますとともに、その御功績に対し、深く敬意を表するものであります。 つきましては、後任の委員任命を要するのでありますが、私といたしましては、高潔な人格、豊富な知識、経験等を考慮いたしまして、教育委員会委員には、山田宏氏の再任を、また、公安委員会委員には、末永汎本氏の再任を、それぞれお願いすることとし、ここにお諮りをする次第であります。 なお、両氏の御経歴は、お手元配付をいたしました履歴書のとおりであります。 この際、御報告を申し上げます。 訴えの提起をすること及び交通事故等による損害賠償の額を定めることにつきましては、専決処分により、処理をいたしました。 また、男女共同参画推進条例に基づく年次報告及び環境基本条例に基づく年次報告並びに県が出資等を行っている法人の経営状況説明する書類につきましては、別添のとおり作成をいたしましたので、提出をいたします。 以上、提出議案等につきまして、その概要を御説明申し上げました。何とぞよろしく御審議のほど、お願いを申し上げます。                            委員会付託の省略について ○議長島田明君) ただいま議題となっております議案第二十四号の人事案件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長島田明君) 御異議なしと認めます。よって、議案第二十四号の人事案件については、委員会付託を省略することに決定をいたしました。                            表 決
    議長島田明君) これより議案第二十四号 教育委員会委員任命について同意を求めるの件を採決いたします。本件はこれに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長島田明君) 起立全員であります。よって、議案第二十四号 教育委員会委員任命について同意を求めるの件は、これに同意することに決定いたしました。 △日程第五副議長選挙議長島田明君) 日程第五、副議長選挙を行います。 立会人として、大西倉雄君、藤本一規君を指名いたします。 投票用紙を配付いたさせます。    〔投票用紙配付〕 ○議長島田明君) 投票用紙の配付漏れはございませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長島田明君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。    〔投票箱点検〕 ○議長島田明君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。投票は、単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、演壇に向かって右側の方から順次投票を願います。    〔投 票〕 ○議長島田明君) 投票漏れはありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長島田明君) 投票漏れなしと認めます。よって、投票を終了いたしました。 これより開票を行います。大西倉雄君、藤本一規君の立ち会いを願います。    〔大西倉雄君、藤本一規君の立ち会いの上開票〕 ○議長島田明君) 選挙の結果を報告いたします。    出席議員 五十二人    投票総数 五十二票     有効投票 五十二票     無効投票 なし    有効投票中     二木和夫君 三十三票     三木康博君  十五票     三村真千代さん 四票 以上のとおりでございます。 この選挙の法定得票数は十三票であります。よって、二木和夫君が副議長に当選されました。                            副議長当選の告知 ○議長島田明君) ただいま副議長に当選されました二木和夫君が議場におられますので、本席から山口県議会会議規則第三十一条第二項の規定による告知をいたします。                            副議長のあいさつ ○議長島田明君) 二木和夫君のごあいさつをお願いいたします。    〔二木和夫君登壇〕 ◎(二木和夫君) ただいま伝統ある山口県議会の副議長に選任をいただきました。まことにありがとうございます。感謝と身の引き締まる思いでいっぱいでございます。 もとより微力ではございますが、島田議長さんを補佐をいたしまして、議会の円滑なる運営と県勢の活性化県民福祉の充実のために全力を傾注する決意でございます。 どうか皆様方の本当に温かい御指導と御協力を切にお願いをいたしまして、就任のごあいさつにさせていただきます。まことにありがとうございました。(拍手)    休会について ○議長島田明君) 議案調査のため、十月四日から八日まで五日間休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長島田明君) 御異議なしと認めます。よって、十月四日から八日まで五日間、休会することに決定いたしました。 ○議長島田明君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。 本日は、これをもって散会いたします。    午前十時四十八分散会                地方自治法第百二十三条第二項の規定によりここに署名する。                山口県議会議長    島   田       明               会議録署名議員    岸   田   淳   子               会議録署名議員    久   米   慶   典...