滋賀県議会 2019-03-07
平成31年 3月 7日県民生活・土木交通常任委員会-03月07日-01号
◆
川島隆二 委員 事故をされたのは、
ビワイチをしていた男性ですか。
◎久保
道路課道路保全室長 そうです。
ビワイチの最中に事故に遭われたものです。
◆
川島隆二 委員 そうすると、いわゆるママチャリではない
ロードバイクのような
自転車で行っておられたわけでしょう。それでタイヤをとられたということですか。
◎久保
道路課道路保全室長 ロードバイクに乗られて、
ビワイチをされている最中に事故に遭われたものです。
◆
川島隆二 委員 ビワイチでのこういう事故は、これ以外にも結構あるのですか。
◎久保
道路課道路保全室長 警察の調べですけれども、
ビワイチの
ルート上において、警察に届けがあった
自転車に係る
人身事故の件数は、直近の平成30年で23件となっています。
○
佐藤健司 委員長 私から、1点確認させてください。こうしたことを受けて、
ビワイチを安全にやっていただくために、同様の箇所がないかという
緊急点検はしていないのですか。
◎久保
道路課道路保全室長 過年度に
パトロールを行い、把握した約400カ所の
危険箇所について既に修繕を完了しています。今年度は、
歩道側あるいは
車道側についても、
土木事務所の職員が
自転車に乗って
パトロールを実施し、把握した約40カ所の
危険箇所について修繕を完了したところです。
今後、引き続き
パトロールによる点検、
危険箇所の把握、修繕というサイクルを繰り返して、
安全確保に努めてまいりたいと考えております。
(3)採決
起立全員で原案のとおり可決すべきものと決した。
6 議第91号
河川法第4条第1項の一級河川の指定の変更または廃止について意見を述べることにつき議決を求めることについて
(1)
当局説明 伊吹流域政策局河川・
港湾室長
(2)質疑、
意見等
◆
富田博明 委員 廃止された土地はどうなるのですか。
◎伊吹
流域政策局河川・
港湾室長 この一帯は、
圃場整備事業で行われており、川が完全につけかわっていますので、従前の土地は農地や農道になっている状況です。一部、
普通河川という形で残っている部分もあります。
(3)採決
起立全員で原案のとおり可決すべきものと決した。
休憩宣告 12時09分
再開宣告 12時59分
7 滋賀県における
建設工事従事者の安全および健康の確保に関する
計画(案)について
(1)
当局説明 辻本監理課長
(2)質疑、
意見等
◆
川島隆二 委員 魅力発信事業は
先ほどの当初予算でもありましたが、開始した当初からは、だんだんと予算が減っています。それで、また
魅力発信ということなのですが、その辺の
整合性はどうなのですか。
◎辻本
監理課長 魅力発信の予算につきましては、具体的には、秋に
建設フェスタ等を開催していますが、そうした経費については、平成30年度と平成31年度では同様となっています。
◆
川島隆二 委員 その前についてはどうですか。
◎辻本
監理課長 建設産業団体連合会との
経費負担を同等にしていこうと、今は県の負担が多くなっていますが、県の負担を少なくして、
建設産業団体連合会の負担を大きくする形で調整を進めてきています。
建設産業団体連合会からは、実際の経費以外に、実際の出展や出役もしていただいていますので、そういったことも加味すると、今、県が60%ほど出していることになりますが、将来的には五分五分くらいに絞っていかなければいけないと思っています。これは、
建設産業団体連合会と調整しながら進めていきたいと考えております。
◆
川島隆二 委員 調整して五分五分にしていくとのことですが、それは
向こう側から言ってきたのですか。県側から言っているのでしょう。
当然、団体も
魅力発信をきちんとしなければいけませんが、県の
計画にうたうのであれば、その辺も加味して考えなければいけないと思います。別に団体をゼロにしろとは言いません。団体も出さないといけないものは、出さないといけません。
◎辻本
監理課長 団体から県の負担を求められるのは当然かと思いますが、団体にも主体的に進めていただくことが必要です。今は一緒にやっておりますが、予算の協議の中で、団体の意見も聞きながら検討していきたいと思います。
8 みどりとみずべの将来ビジョンについて
(1)
当局説明 岩崎都市計画課長
(2)質疑、
意見等
◆節木三千代
委員 エリア区分の図ですけれども、活用については赤で
エリア分けがされているのですが、
琵琶湖そのものの
保全としてはどうなるのでしょうか。活用が中心になる
エリアがかなりあるのですが、
保全という視点からの対応についてはどのように考えたらいいですか。
◎岩崎
都市計画課長 琵琶湖の
保全という視点は、非常に重要だと考えております。同じ
活用エリアでも、大きなビルのようなものがどんどん建つといった
イメージのものだけではなく、周辺の環境になじんだ活用の仕方や
琵琶湖の自然を生かした活用の
あり方もあるのではないかということで、今後、それぞれの詳細な
エリア区分の精査に当たり、
地域ごとに共有を図ってまいりたいと考えております。
◆節木三千代
委員 どんどんビルが建つとは思っていないですけれども、
保全が大事だと思います。
民間活力を導入して
集客施設の整備を図る考えだと思うのですが、
保全はどうなるのかと思います。やはり
自然環境の
保全をきちんとしていかなければならないと思うのですが、
エリア分けしてしまうとどうでしょうか。
◎岩崎
都市計画課長 しっかりと
琵琶湖のよさを保つことは大前提であると思います。これまで
保全重視でされてきたところもあり、さらに
琵琶湖を楽しんでいただくために
利活用エリアを定めて、地域にふさわしい活用の仕方や利用の仕方を共有する動きを促していく形に、今後つなげていきたいと考えております。
◆節木三千代
委員 私は、
保全と活用は相反するのではないかと思います。既に湖畔にはいろいろと
レストランなどもできていますが、
活用エリアにおける
民間活力導入の
あり方として、さらにどのような
イメージを持てばいいのですか。
◎岩崎
都市計画課長 土地ごとにかなり利用の規制もあります。大津の湖岸の
エリアですと、比較的、市街化区域で都市的な活用がされ、既にそういった状況が進んでいるところもあります。
一方で、そうしたところから離れた部分においては、周りの環境を生かした形で楽しんでいただける活用の仕方もあるのではないかと考えています。そういった意味では、スポット的にどういった施設を活用の核に持ってくるのかは、今後、民間や市町の意向も踏まえながら、検討していくものと考えております。
◆
川島隆二 委員 イメージとして、例えば、活用は
レストランなどの
建築物を建てる、利用は遊歩道などをつくる、
保全は特に手を入れないでそのままの形を残すという
イメージでいいのですか。
◎岩崎
都市計画課長 保全につきましては、しっかりと
維持管理をしていくことが大事だと思います。全くほったらかしにするではなく、
保全の一つとして管理も大事だと考えております。
◆
川島隆二 委員 利活用の
イメージは
先ほどの感じでいいですか。
◎岩崎
都市計画課長 おおむね
委員がおっしゃった
イメージでよいと思います。利用につきましては、
自然環境を十分利用する
イメージです。
休憩所程度のもので、特に大きなものは建てず、散策やサイクリング、
遊泳等で利用される
イメージです。活用につきましては、飲食、
宿泊等ができる施設という
イメージです。
◆
川島隆二 委員 保全のところでも、例えば西浅井で
リゾートホテルなどをやりますという話があれば、
区分けを変えるのですか。
◎岩崎
都市計画課長 区分図の
区分けにつきましては、ずっと固定とは考えておりません。必要に応じて、今後、見直していくことを考えております。
ただ、この
エリアの中で、
琵琶湖周辺の
エリア区分が周りの市等と共有できましたら、できるだけ同じ
方向性で動いていきたいと考えており、調整させていただきたいと思っております。
◆
川島隆二 委員 その
区分変更に関しては、ハードルは高いのですか。
◎岩崎
都市計画課長 一旦、こういう形でお示しさせていただいて、また
関係機関、各市と調整し、
検討会議等を経ることになります。プロセスによりますが、どういう
必要性があるのかを十分検討した上で、変更という流れになるかと思います。
○
佐藤健司 委員長 これをもって全てのことがおさまるわけではないでしょう。別にこれを見直したからと言って、何でも建物が建てられるわけではないですから、誤解がないようにきちんと説明してください。
◎岩崎
都市計画課長 イメージとして
エリアを区分して、今後、
琵琶湖の周りについて利用、
保全、活用をしていきましょうということです。
皆さんが
イメージを共有して、いろいろな
施策等を進めていくことになりますので、
エリアが変わったからといって、即決的に変わるものではありません。
◆
井阪尚司 委員 保全と利用はわかるのですが、活用の部分でさまざまな主体との連携とあります。赤の部分は、特に南湖に多いのですが、県民の
皆さんや一般の方々が自由に水辺に近づけるかどうかがポイントだと思っています。海の
海岸線は、本当は自由に歩けるみんなのものであるのに、占有していくとみんなが歩けなくなる、それは本来の姿ではないのではないかとある学者が言っておられました。南湖でこれをやってしまうと、一般の人が近づけなくなる部分がふえていくのではないかと思います。この表示の仕方はわかりにくいです。
◎岩崎
都市計画課長 独占的に
湖辺域を使う
イメージではなく、できるだけ多くの方々に来ていただいて、
にぎわいを持たせるということです。活用の
エリアは、
皆さんにできるだけ来て、親しんでいただいて、さらに
にぎわいが出てくるということですので、今後、誤解がないよう十分に説明させていただき、資料にも書き込んで、
イメージをしっかりとお伝えしたいと思っております。
◆
井阪尚司 委員 そういう表示をしてください。ここは占有で通れない、ここはみんなで
利活用できるといった表示であれば、県民の
皆さんもわかりやすいでしょうが、このままではわかりにくいと思いますので、工夫をお願いします。
占用許可を受けているところは歩けませんが、本当は、
琵琶湖は自由に歩けるはずです。こういった形でどんどんやっていくと訳のわからない状態になります。
◎岩崎
都市計画課長 先ほども申し上げましたとおり、活用の
エリアは、活用を図る者が占有するものではありません。あくまで、いろいろな方に来ていただいて、楽しんでいただくという
イメージが大事かと思います。しっかりと誤解がないように、今後、説明や資料のつくりも工夫していきたいと思います。
◆
井阪尚司 委員 湖辺域でも、占有されていて
一般市民が入れないところがあるでしょう。
一般県民からすると、そうした表示が欲しいのです。
◎川浦
土木交通部長 イメージをわかりやすく言いますと、
活用エリアであれば、大津の
プリンスホテル前を想像してください。あの区域は、
プリンスホテルも含めて活用していく感じで、ここの表現では赤色に塗られますが、あそこは
プリンスホテルがあり、その前に
道路があって、水に親しむ公園もあります。
今後、市町と県で、線の幅の中でしっかりと
役割分担をしますので、赤のところは独占的にするという考えではありません。誤解のないように、しっかりと整理しますので、よろしくお願いします。
○
佐藤健司 委員長 私からもお願いしておきます。新年度、
民間活力導入に向けた
意向調査があるのですけれども、最近いろいろな形で
サウンディングをしていただくのですが、誰に対して
サウンディングをしているのかが余り見えません。例えば、後で
PFIの
意向調査の結果の報告がありますが、どこの
建設業者にどういう形で聞いたかがわかりません。
サウンディングをするときに、いろいろな
アイデアを持っておられる方がいるのですが、本当に県が思う対象だけでいいのかどうか。聞き方にもよると思います。
今、細かい話もありましたが、
エリア区分の大まかな
イメージを初めて示した形なので、できる、できない、法令上はどうかという話は別にして、これから具体的にどういう活用の方法があるのか、幅広に聞いていただければと思います。やはりいろいろな
アイデアを持ち寄っていただくことによって、どのように実現させるのかとか、こういうところまでは少し難しいとか、具体の
イメージの落とし込みができると思います。
今は、
エリア区分の
イメージを示していただいた段階として、これはこれで良としますが、次の段階では、県の考えていることだけでは多分立ち行かないと思いますので、幅広く
意見聴取ができる形をお願いしておきたいと思います。
◎岩崎
都市計画課長 委員長におっしゃっていただいたように、これがスタートラインであると考えておりまして、今後のいろいろな調査や検討を踏まえて精度を高めていきたいと思っております。また、随時、報告させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
9
民間活力による
都市公園の
活性化(
公園協議会)について
(1)
当局説明 北川都市計画課公園緑地室長
(2)質疑、
意見等 なし
10 (仮称)滋賀県
住宅確保要
配慮者賃貸住宅供給促進計画(案)について
(1)
当局説明 小川住宅課長
(2)質疑、
意見等 なし
11 新庄寺(長浜)
県営住宅建替事業に係る
PFI導入可能性調査について
(1)
当局説明 小川住宅課長
(2)質疑、
意見等
◆
川島隆二 委員 今、
指定管理はどこかが受けているのですか。
◎小川
住宅課長 今は
指定管理の5年目です。平成27年度から平成31年度までの
指定管理です。
◆
川島隆二 委員 維持管理などを
PFIに入れずに、工事だけで行うのはなぜですか。
◎小川
住宅課長 VFMが6.89%であることから、
PFIにすることにより、従来方式よりも国庫の配分が重点的にされるメリットがあります。
○
佐藤健司 委員長 指定管理の状況を説明してください。ここの団地だけではなく、全体の団地を
指定管理にしているからでしょう。その辺をきちんと説明してください。
◎小川
住宅課長 指定管理そのものが、滋賀県下全ての
県営住宅を対象としておりますので、この
PFIからは除いています。
◆
川島隆二 委員 では、最終的にでき上がった後は、これも入れ込んで
県営住宅全部を
指定管理に出すということですか。
◎小川
住宅課長 おっしゃるとおりです。
◆
川島隆二 委員 ちなみに、読み方は「しんじ
ょうでら」ではなく、「しんじょうてら」ではありませんか。
◎小川
住宅課長 団地名としては、「しんじ
ょうでら」団地です。
○
佐藤健司 委員長 指定管理はそのまま継続して、建てかえだけにわざわざ
PFIを用いようとしているのですが、
先ほどの答弁で少し触れていただいたように、
社会資本整備総合交付金が重点配分されて
財源確保の
確実性が高まることはわからなくはありませんが、こうしたものは、わざわざ
PFIでしなくても直営で建てかえればいいのではありませんか。
VFMが6.89%と言っても、あくまで国の
計算式に入れ込んだ数字でしょう。
コスト縮減の
可能性にしても、
民間事業者のアンケートでも、ありと答えたのは半分だけではないですか。
今、確かにルール上、検討するようになっていることは理解しますが、このように
維持管理で全く
VFMが見込めない事業で、わざわざこのようなことをする必要があるのでしょうか。直営であれば、分離発注になるのでしょう。そういう意味では、地元企業の参画の機会が失われることにもなりかねないでしょう。
今、何でも
PFIですが、そもそも本当にこのような建てかえだけでやる必要があるのかどうか。ほかの部であれば、言われたから機械的に計算してこう出しましたという話でしょうが、やはり
土木交通部だからこそ、本当にどういった事業手法がいいのか、しっかりと検討していただきたいのですが、いかがでしょうか。
◎川浦
土木交通部長 御指摘の件、我々は県内企業の活用を促進していく立場でもありますので、しっかりと考えていきたいと思います。
ただ、一つの要因として国庫補助の配分がいいというメリットもありますので、その辺の兼ね合いを十分に見きわめながら判断していきたいと思います。
12 第2期滋賀県河川整備5ケ年
計画(案)について
(1)
当局説明 伊吹流域政策局河川・
港湾室長
(2)質疑、
意見等
◆
川島隆二 委員 国土強靭化の3カ年の予算からすると、整備
計画は前倒しする方向ですか。
◎伊吹
流域政策局河川・
港湾室長 国土強靭化の予算は、平成30年度の補正予算、あるいは平成31年度、平成32年度にあるかと思いますが、この赤色の部分が平成30年度の当初予算ベースで考えたものです。さらに、国土強靭化の予算や補正予算を活用しまして、この黄緑色の部分について、前倒しで事業ができるように頑張っていきたいと思います。
◆節木三千代
委員 全ての河川に言えると思いますけれども、竹木の伐採、堆積土砂の除去は、地元の意見を聞いて緊急性の高いところからするとのことですが、かなりの要望がある中で、どれだけ待てばしてもらえるのか、先が見えない部分があります。
その辺をどのようにされているのか、現状と今後どのようにしていくのか、全体の取り組みについてお聞かせください。
◎伊吹
流域政策局河川・
港湾室長 樹木の伐採や堆積土砂のしゅんせつにつきましては、御指摘のように非常に多くの要望をいただいております。
そうした中で、なかなか十分に応えられていない部分もあるのですが、来年度予算におきましては、そうした
維持管理の部分も一定、今年度よりも上乗せした形で進めていきたいと考えております。要望も聞きながら、少しでも進むように対応していきたいと考えております。
◆節木三千代
委員 予算も少しずつはふやしていただいていると思うのですが、かなり要望は強いので、引き続き進めていただきたいと思います。
それと変更前と変更後ですが、結局、変更前の黄色と緑のところが同等の
イメージで、黄緑になったということですか。
◎伊吹
流域政策局河川・
港湾室長 おっしゃるように黄色と緑色の部分が一つの色となりました。今回の補正予算も含めて、各市町からはどんどん上流を進めてほしいとの要望がありますし、現実に、我々も先の事業を見越して用地買収を行っていくところもありますので、そうした中で、事業準備区間という一つのカテゴリーにしたところです。
◆節木三千代
委員 用地買収には、かなり苦労いただいていると思います。この5ヶ年
計画では、国の予算との関係でさらに河川整備を進めていく考えだと思いますが、
土木事務所では人員についてかなり苦労いただいていますので、ぜひ人をふやすように、よろしくお願いします。
○
佐藤健司 委員長 細かい点ですが、直していただきたいので指摘しておきます。5ページの大津
土木事務所管内の河川整備事業で、①真野川のところの地先名が「大津市真野5丁目から大津市今堅田3丁目」となっていますが、資料のほかの部分では同じ市のところについては全部、記載がありません。⑤のように、「大津市黒津5丁目から上田上桐生町」といった表記となっています。真野川だけ、大津市が二重表記になっているところが2カ所ありますので、消しておいてください。
◎伊吹
流域政策局河川・
港湾室長 修正いたします。
13
委員会の重点審査事項に係る論点整理について
(1)質疑、
意見等
◆節木三千代
委員 大戸川ダムについて、できる限り早く結論を出すべきとの意見もあったと思いますが、私はそういう思いではありません。主な意見に入ってはいますが、勉強会そのものについても必要ないという立場ですので、表現を少し変えていただければと思います。
○
佐藤健司 委員長 これは、
委員のそれぞれの意見を羅列しているだけのものになります。
節木委員の意見も意見として、その中にも入っているのですが、これは、たまたまある
委員の発言をそのまま掲載しているものです。別に、
委員会としての意見ということではありませんので。
◆節木三千代
委員 まとめるわけではないということですか。
○
佐藤健司 委員長 そうです。
委員会において
委員が発言された主な意見を抜粋してそのまま載せているものとして、理解いただきたいと思います。
(2)論点
ホームページの掲載内容については、
委員長に一任された。
14 一般所管事項について
◆
富田博明 委員 今まで議論してきたことですが、特に国土強靭化の予算がこれからついてくるので、やはり一番心配されるのは、土木の技術職員が来年度予算的に確保できているかです。まずは、それについて聞かせていただきたいと思います。
◎嶋寺
土木交通部次長 来年度の技術職員については、従来から増員要望を総務部にしてきたところです。平成31年度採用の新規職員につきましても、今までは上級職しか募集していなかったのですが、初級あるいは経験者採用もするなど、あらゆる手を尽くしてきたところです。その中で、12月に緊急対策も出てまいりました。そうしたことも踏まえて、特別募集も行い、現在、一次選考が終わったところです。土木職員の採用確保に向けて努力しているところであり、今後、適宜、任用職員という形で募集等もかけます。
他府県では上級職員の採用試験を年度当初から、7月だけではなく10月にも行うことを公表しているところもありますので、再来年度の募集方法の工夫として、そうしたことも参考にしたいと思います。
あるいは、ことしも既に行きましたが、各大学、専門学校等の平成31年度卒業、平成32年度採用の学生に対して職場のPRを行っており、できる手は尽くして確保に努めたいと思っております。
また、他部局に派遣している土木技術職員についても、
土木交通部の所管に戻せる者は可能な限り戻したいと、現在、協議をしているところです。
◆
富田博明 委員 いろいろと聞いていますと厳しいとは思います。技術職の募集をした場合にも、選べるほど来てもらえる状況ではないと聞いていますが、原因は何だと思いますか。応募してもらえない、民間の土木に行ってしまうのは、なぜだと考えておられますか。
◎嶋寺
土木交通部次長 給与面もあろうかと思いますが、全体的に土木技術職員の学生の数が少ないことが現実にあると思います。土木の専門分野の学部を持つ学校が少なくなっています。今まで私学であれば、1学年150人の学生をとっていたところが90人しかとっておらず、土木技術分野の学生全体のパイが小さくなっています。
ゼネコン、コンサル、あるいは他の自治体や国へ流れると、滋賀県としては、特段の策がない限り、他以上に確保することはなかなか厳しいと思っております。
◆
富田博明 委員 私の地元でも、県庁へ行くか民間へ行くか迷われた方が、結局、給与面から民間に行かれたと聞いています。これは私の勝手な思いですし、ここの部では決まらないと思いますが、技術職は給料表を変えるくらいの気持ちでないと、来てもらえない状況になるのではないでしょうか。なかなか難しいと思いますが、そのくらいしなければ、本当にもう技術職は来てくれないのではないかと思います。
我々も応援させていただきますので、技術職の確保に向けて努力していただきたいと思います。
○
佐藤健司 委員長 今、次長からは他部局の技術職員を引き上げて
土木交通部にという話でしたが、一番危惧されるのは、これから国民スポーツ大会に向けて社会体育施設の整備をしていく中で、美術館の失敗の二の舞は避けていただかなければなりません。
美術館についても、新生美術館整備室に建築課から行っていたにもかかわらずあのようなことになっている状況で、まだ彦根もあれば体育館もある中で、余り目が行き届かなくなれば、また同じ轍を踏むのではないかと心配しています。今度は文化スポーツ部になりますが、その辺は適時適切に目を光らせていただきたいと思います。
もう一つは人材確保の観点ですが、市町の中には事業量がそれほど多くないところもあります。昔は、割と市町との人事交流があったと思います。大津市など、市町から
土木事務所に出向してもらい、県が給料を半額でも持つと言えば喜んで来てもらえる話ではありませんか。連携を深めることもできると思います。
今、いろいろなところで提案しているのですが、真剣に考えてもらえないでしょうか。大津土木でもこれから事業量がふえていく中で、やはり人がいません。関係のない長浜市から来てくれというのは気の毒ですが、少しそういったことも考えてほしいと思います。
◎嶋寺
土木交通部次長
委員長がおっしゃったように、各首長などには事あるごとに、市町からの研修生という形で、
土木事務所で一緒に仕事をしていただきたいとお願いをしているのですが、市町もなかなか目一杯ということで、派遣していただけない状況となっています。今後も、引き続きお願いしていきたいと思いますが、先生方にもお力をお借りしたいと存じますので、よろしくお願いいたします。
◎川浦
土木交通部長 実は、この時期に追加募集するのは7年連続になっています。これは本県に限ったことではなく全国的な問題であり、非常に危機感を持っています。総務部、人事
委員会と連携して、今、
委員長から提案のあったことも含めまして、戦略的な確保、充実を検討してまいりますので、よろしくお願いします。
15 都市再生機構賃貸住宅ストックの活用を求める意見書(案)について
(1)質疑、
意見等 なし
(2)意見書(案)の取り扱いについて
案文配布の文書のとおりとし、
委員会として提出することに決定された。
また、字句等の整理については、
委員長に一任された。
閉会宣告 14時20分
県政記者傍聴:京都
一般傍聴 :1人...