内容としては、
信楽高原鐵道線の
施設整備や
維持管理の委託に必要な経費の
補助です。
◆
井阪尚司 委員 8,500万円の中には、以前にお聞きした10年間で6,000万円というものは含まれているのですか。それとは別ですか。
◎四塚
土木交通部管理監 信楽高原鐵道につきましては、
平成25年に国の
上下分離の認可を得ました。その段階で、県で6億円の基金を積んでいただきまして、その
事業の中で来年度の
事業も実施させていただく計画です。10年間の
事業の内数です。
◆
井阪尚司 委員 今、10年のうち6年くらいが過ぎるのでしょう。
近江鉄道の議論も進んでくると思いますが、
信楽高原鐵道は
一つの例になると思います。先ほど
木沢委員もおっしゃっていたように、いろいろな話し合いが進められています。
市町からの
要望は結構上がってくると思うのですが、
市町が
まちづくりにきちんと位置づけているかどうかは大きな
ポイントです。
それから、沿線の
住民の
皆さんに、年1回でも2回でも乗ろうと思っていただかないといけません。
信楽高原鐵道でもそうですが、県としてもそうしたアピールをする
方向で考えていただければと思います。例えば、私は、県庁へ来るのに、車で名神を通ってくるのが一番早いのですが、できるだけ
草津線に乗って来るようにしています。そのように何か
一つでも努力をしていかないと、維持できないと思います。
その辺について、
市町あるいは
住民の
皆さんに対して、どのような
方向性で訴えていただくのか、考えがありましたらお聞かせください。
◎
渡辺 交通戦略課長 各
地域鉄道、JRの維持あるいは
利用の改善につなげるためには、
利用促進の
取り組みが極めて重要だと考えております。そのために、174ページの2番にあります
鉄道利用促進事業にも取り組んでおりまして、例えば
草津線や湖北の
鉄道、あるいは
湖西線等の
利用促進を進めているところです。
そうした中で、
近江鉄道あるいは
信楽高原鐵道においても、このたびNHKのドラマ「スカーレット」もありますし、そうした機会もしっかりと捉まえながら、できるだけ
利用者がふえるような形でPRをしてまいりたいと考えております。
○
川島隆二 議長 この前、新聞に出ていたのですが、2023年に
敦賀に
北陸新幹線が来ます。これに向けて長浜、
米原といった
湖北方面において、どのように
観光誘客を図るかで、昔の
江若鉄道の
廃トンネルなどの
歴史産業遺産を上手に使ってという話がありました。この
廃トンネルをうまく
利用できる道筋をつけていくと、
観光につなげられる感じがしているのですが、どうでしょうか。
また、今後、
北陸新幹線が
敦賀に来たときには、
鉄道戦略をどうするのですか。
◎
渡辺 交通戦略課長 2023年の春に、
北陸新幹線が
敦賀開業です。それに向けまして、2
方向でいろいろとあります。
敦賀より西の小浜から京都までが開通するまでは、
敦賀で
新幹線がとまりますので、そこからどうつなげていくかという話があります。
1つの
方向として、まず
米原の
方向に旅客が乗りかえて移動してくる
ルートと、もう
1つは
湖西線を向いて、京阪神の旅客が
サンダーバード等に乗りかえるということがあります。
結論としては、そうした機会をしっかり捉えて、
利用促進につながるさまざまな
イベント等の
取り組みを行うこととしており、先日も
北陸、中京の6県と名古屋市も含めた
協議会でも、しっかりと
アクセス向上に向けた
取り組みについて議論しております。また、
湖西線につきましては、県議会でも知事から
答弁等もしておりますが、さまざまな
観光誘客の
取り組み等を考えていくとしています。
そのあたりもしっかりと踏まえ、御提案のあった
廃トンネルの活用についても
実効性の高い
取り組みができればと考えているところです。
◎三和
道路課長 廃トンネルですが、
バイパス道路を
整備して、旧道に
トンネルがある場合、
道路管理者としましては、基本的には、旧道は
市町に移す、あるいは
廃道にするという形を考えております。市や
民間で活用される場合には、
道路管理者として
一定の道筋をつけるなど、
支援はさせていただきたいと考えております。
○
川島隆二 議長 平成23年に
北陸新幹線が
敦賀に来て、
米原へという流れの中で、
米原から
敦賀までの間の
利便性を高める方策については、これからも
要望を続けていくと思いますが、その辺はどうですか。
◎
渡辺 交通戦略課長 御
指摘のとおり、これまでからJR東海あるいはJR西日本に対しましても、さまざまな
要望をしているところですが、
北陸新幹線の
敦賀開通をしっかりと踏まえた形で、今後、さらに
要望を充実させていきたいと考えております。
○
川島隆二 議長 道路、河川、砂防については、去年と新
年度予算が余り変わらないのですが、恐らく向こう3年は、
国土強靭化で国からしっかりと
予算がついてくると思います。この3年間は、3つの
整備について、どういう計画で考えておられるのですか。
◎川浦
土木交通部長 3カ年でトータル7兆円という話もあり、今、国で仕わけされている
状況です。
本来は、新
年度予算に積まなくてはいけない
部分ですが、その辺がまだ見えてこないため、今回の当初
予算については、そこを除いた
部分で上げさせていただいています。
平成31年度分の
強靭化の
部分が見えてきた際には、速やかに議会へ上程し、
補正を上げさせていただきたいと考えているところです。
○
成田政隆 副
分科会長 174ページの
鉄道利用促進事業ですけれども、先ほどの話ともかかわると思うのですが、
琵琶湖環状線について、これまでの
取り組みをどう生かして、来年度どのようなことをするのか、改めて伺います。
また、2番目の
観光誘客強化推進事業について、もう少し詳しく教えていただきたいと思います。
◎
渡辺 交通戦略課長 まず、
琵琶湖環状線を活用した
集客交流促進事業です。
米原駅周辺の開発に取り組む中で、
在来線の
鉄道駅につきましては、
琵琶湖環状線の
開業効果や
北琵琶湖の
地域資源を生かした
観光誘客が
一定ありますが、
少子高齢化や
人口減少社会の進行により、
利用者が減少していくことが懸念されております。そういったことを踏まえまして、
観光の
誘客事業や
地元の
利用促進事業に取り組んできたところです。
これまでの具体的な
取り組みとして、
鉄道を生かした
北琵琶湖地域活性化推進委員会を設置して、フォーラムや
フォトコンテストを実施してまいりましたし、
北琵琶湖周遊キャンペーンとして、
北琵琶湖地域の
パンフレット作成や
駅ポスターを活用した
情報発信、レンタサイクルの
利用促進等も行ってきたところです。
さらには、
地元の
利用促進として、子供のころから
鉄道への理解を深めてもらう
取り組みということで、
小学校の
体験学習、
運賃補助等を実施しておりますし、
SL北琵琶湖号の
観光誘客等も実施してきたところです。こうした中で、来年度におきましても、
湖北地域振興協議会などを通じて、さらに効果を高めるような
取り組みを継続していきたいと考えております。
それから、
公共交通を活用した
観光誘客の強化推進
事業ですが、これにつきましては、具体的には5点あります。まず1点目に、
湖西線の広域
観光キャンペーン
事業を実施いたします。それから、2点目として、今走っておりますSHINOBI−TRAINの
関係、3点目として、
SL北琵琶湖号の
関係、4点目として、
滋賀琵琶湖
鉄道の旅として広域発信
事業を実施します。それから、5点目として、SHINOBI−TRAINを活用した誘客発信
事業を実施します。
○
成田政隆 副
分科会長 先ほど
川島議長からもありましたが、やはり湖北や
湖西線においては、便数が少ないことが
観光に影響しています。
ダイヤ改正で
利便性を高めることがなかなか進んでいない中ですので、こうして
予算をつけるからには、やはり
利便性が高まっていかなければなりません。ダイヤが改善されて、本数がふえなければどうにもならないと思いますので、しっかりと
取り組みを進めていただきたいと思います。
また、先日も
湖西線が風でとまっておりましたが、風
対策を合わせてやっていくことで、
利便性も高まって魅力も発信できると思います。
和邇駅の折り返しの話は、現状どうなっていますか。これからの風
対策の
一つになると思いますが、どのようになっているのか、お伺いします。
◎
渡辺 交通戦略課長 まず、
利用促進の
取り組みについてですけれども、御
指摘のとおり、ダイヤの改善など、
利用者にとって
利便性の高いダイヤをさまざまな形で
鉄道事業者に
要望しておりますが、やはり
利用者が少ないとなかなかのってもらえません。地道な
利用促進の
取り組みが極めて重要と認識しておりますので、これからもしっかりと取り組んでまいりたいと思います。
それから、2点目、
湖西線の風の話ですが、JR西日本の10割負担で防風柵の設置を着々と進めていただいております。
平成30年度終了時点で、合計14.6キロメートルの区間に防風柵が設置されることとなっています。それによって、運行が見合わせられる時間は3分の1に減っている
状況と聞いていますが、引き続き必要な
部分について措置をお願いしてまいりたいと考えています。
JR和邇駅の折り返しについては、現在のところ私から申し上げることは、何も入ってきておりません。
○
成田政隆 副
分科会長 風
対策は、
観光の面でも本当に大事になってくると思います。当初、和邇駅の折り返しは、
平成31年度春からという話がありましたが、その後、進んでいないのでしょうか。県として、情報を把握していないのですか。そうしたところが定まることで、これからの安定した供給と
観光誘客につながっていくと思いますが、どうでしょうか。
◎
渡辺 交通戦略課長 湖西線は風でとまるイメージを
皆さんがお持ちですが、先ほど申し上げましたとおり、風でとまる回数は激減している
状況でもあります。そういったことも
利用者の方に知っていただくため、啓発活動、PRも引き続きやっていきたいと考えております。
○
佐藤健司 分科会長 和邇駅の折り返しについて、わかるか、わからないかでいいですので、答弁してください。
◎四塚
土木交通部管理監 和邇駅の折り返しについては、
委員御
指摘のとおり、
平成31年度中に実施するとお聞きしておりますが、詳細についてはまた確認させていただきたいと思います。
今、風でとまると新快速電車は京都駅どまりとなっていますが、和邇駅の折り返し設備ができれば、堅田駅まで運行するとお聞きしております。実際の運用については、確認をさせていただいて、また報告させていただきたいと思います。
○
成田政隆 副
分科会長 「麒麟がくる」の
関係で、坂本にも多数の方が来られることになると思いますので、しっかりと
湖西線のイメージアップを図っていただきたいと思います。
◆
節木三千代
委員 都市公園
整備事業ですが、金亀公園は彦根の主会場
整備のことだと思います。
補助と単独でわかれていますが、
土木交通部の所管分で金亀公園の
整備の総額は幾らになるのでしょうか。
◎北川 都市計画課公園緑地室長 金亀公園の
事業費全体につきましては、連絡橋で市の受託費もあり、それを含めますと都市計画課で持っているもので、23億円弱となります。
◆
節木三千代
委員 内容をもう少し教えてください。
◎北川 都市計画課公園緑地室長
平成31年度は、第三種陸上競技場の敷地の造成、それに係る地盤
対策、連絡橋の設計と工事費の一部を見ております。そのほかに、
民間活力の導入
調査や事前の工事損失
調査などもこの中で見ています。あと、第一種陸上競技場の
整備費を上げています。
2 議第10号
平成31年度
滋賀県土地取得
事業特別会計
予算のうち
土木交通部所管部分について
(1)
当局説明 浅見
県民生活部次長
(2)質疑、
意見等
◆
節木三千代
委員 土木交通部関連で、彦根の主会場に係る土地の購入および売り払いですが、その辺はどのように見るのか、教えていただきたいと思います。
◎大久保 監理課用地
対策室長 今ほど説明しました特別会計は、
土木交通部所管の分だけでして、主会場の用地については
県民生活部で計上されております。
閉会宣告 11時28分
県政記者傍聴:
滋賀報知、京都
一般傍聴 :1人...