山梨県議会 2018-09-01
平成30年9月定例会(第6号) 本文
同 小 泉 久 司
同 安 本 美 紀
同 杉 山 肇
例月現金出納検査の結果について(報告)
このことについて、地方自治法第二百三十五条の二第一項の規定に基づき、平成三十年七月分例月現金出納検査を平成三十年八月三十日に実施しました。
その結果は次のとおりですので、同法同条第三項の規定により報告します。
一般会計、特別会計、公営企業会計及び基金に係る平成三十年七月分現金出納状況は、別添歳入歳出計算書、試算表及び基金に属する現金保管状況調書のとおり、概ね適正に処理されていたことを認めます。
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7
◯議長(
河西敏郎君)次に、会議規則第七十六条の規定に基づき、各常任委員長から、第七十号議案ないし第七十九号議案、諮第一号議案及び諮第二号議案に係る審査の結果について、お手元に配付の委員会報告書のとおり提出がありました。
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総 務 委 員 会 報 告 書
本委員会に付託された事件は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第七十六条の規定により報告します。
記
┌───────┬───────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │審査の結果│
├───────┼───────────────────────────────────┼─────┤
│ │ │ │
│ 第七十一号 │山梨県議会議員及び山梨県知事の選挙における選挙運動の公費負担に関する条│ 可 決 │
│ │ │ │
│ │例中改正の件 │ │
│ │ │ │
│ 第七十二号 │山梨県個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例中改正の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第七十五号 │平成三十年度山梨県一般会計補正予算第一条第一項歳入歳出予算の補正額及び│ 可 決 │
│ │ │ │
│ │歳入歳出予算の総額並びに同条第二項歳入各款及び歳出中総務委員会関係のも│ │
│ │ │ │
│ │の、第二条繰越明許費の補正中総務委員会関係のもの並びに第三条地方債の補│ │
│ │ │ │
│ │正 │ │
│ │ │ │
│ │ │棄却すべき│
│ 諮第一号 │審査請求に関する諮問の件 │ │
│ │ │ものと答申│
│ │ │ │
│ │ │棄却すべき│
│ 諮第二号 │審査請求に関する諮問の件 │ │
│ │ │ものと答申│
│ │ │ │
└───────┴───────────────────────────────────┴─────┘
平成三十年十月二日
総務委員長 水 岸 富美男
山梨県議会
議長 河 西 敏 郎 殿
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教 育 厚 生 委 員 会 報 告 書
本委員会に付託された事件は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第七十六条の規定により報告します。
記
┌───────┬───────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │審査の結果│
├───────┼───────────────────────────────────┼─────┤
│ │ │ │
│ 第七十号 │山梨県附属機関の設置に関する条例中改正の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第七十三号 │山梨県養護老人ホームに関する基準を定める条例中改正の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第七十五号 │平成三十年度山梨県一般会計補正予算第一条第二項歳出中教育厚生委員会関係│ 可 決 │
│ │ │ │
│ │のもの及び第二条繰越明許費の補正中教育厚生委員会関係のもの │ │
│ │ │ │
└───────┴───────────────────────────────────┴─────┘
平成三十年十月二日
教育厚生委員長 桜 本 広 樹
山梨県議会
議長 河 西 敏 郎 殿
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農 政 産 業 観 光 委 員 会 報 告 書
本委員会に付託された事件は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第七十六条の規定により報告します。
記
┌───────┬───────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │審査の結果│
├───────┼───────────────────────────────────┼─────┤
│ │ │ │
│ 第七十五号 │平成三十年度山梨県一般会計補正予算第一条第二項歳出中農政産業観光委員会│ 可 決 │
│ │ │ │
│ │関係のもの │ │
│ │ │ │
│ 第七十八号 │訴えの提起の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
└───────┴───────────────────────────────────┴─────┘
平成三十年十月一日
農政産業観光委員長 永 井 学
山梨県議会
議長 河 西 敏 郎 殿
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土 木 森 林 環 境 委 員 会 報 告 書
本委員会に付託された事件は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第七十六条の規定により報告します。
記
┌───────┬───────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │審査の結果│
├───────┼───────────────────────────────────┼─────┤
│ │ │ │
│ 第七十四号 │山梨県建築基準法施行条例及び山梨県の事務処理の特例に関する条例中改正の│ 可 決 │
│ │ │ │
│ │件 │ │
│ │ │ │
│ 第七十五号 │平成三十年度山梨県一般会計補正予算第一条第二項歳出中土木森林環境委員会│ 可 決 │
│ │ │ │
│ │関係のもの及び第二条繰越明許費の補正中土木森林環境委員会関係のもの │ │
│ │ │ │
│ 第七十六号 │平成三十年度山梨県恩賜県有財産特別会計補正予算 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第七十七号 │平成三十年度山梨県流域下水道事業特別会計補正予算 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第七十九号 │和解の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
└───────┴───────────────────────────────────┴─────┘
平成三十年十月一日
土木森林環境委員長 大 柴 邦 彦
山梨県議会
議長 河 西 敏 郎 殿
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8
◯議長(
河西敏郎君)次に、会議規則第九十二条第一項の規定に基づき、総務委員長から、請願審査の結果について、お手元に配付の請願審査報告書のとおり提出がありました。
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総 務 委 員 会 請 願 審 査 報 告 書
本委員会に付託された請願は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第九十二条の規定により報告します。
記
┌───────┬──────────┬───────────┬─────┬──┬───┬──────┐
│ │ │ │ │ │ │処理顛末報告│
│受 理 番 号│ 件 名 │ 請願者の住所氏名 │審査の結果│意見│送付先│ │
│ │ │ │ │ │ │請求の適否 │
├───────┼──────────┼───────────┼─────┼──┼───┼──────┤
│ │「ライドシェア」と称│ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │する白ナンバーでのタ│ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │クシー類似行為の容認│ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│第三十─三号 │を旨とした規制改革の│ (略) │ 採 択 │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │自粛に関する意見書の│ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │提出を求めることにつ│ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │いて │ │ │ │ │ │
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│ │北富士演習場での「日│ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │英共同訓練」中止の決│ │ │ │ │ │
│第三十─四号 │ │ (略) │ 不採択 │ │ │ │
│ │議を求めることについ│ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │て │ │ │ │ │ │
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│ │ │ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │私学助成制度の堅持及│ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │び充実強化に関する意│ │ │ │ │ │
│第三十─五号 │ │ (略) │ 採 択 │ │ │ │
│ │見書の提出を求めるこ│ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │とについて │ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
└───────┴──────────┴───────────┴─────┴──┴───┴──────┘
平成三十年十月二日
総務委員長 水 岸 富美男
山梨県議会
議長 河 西 敏 郎 殿
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9
◯議長(
河西敏郎君)次に、会議規則第七十四条の規定に基づき、各常任委員長、決算特別委員長及び議会運営委員長から、閉会中の継続審査申出書について、お手元に配付のとおり提出がありました。
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閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 総合計画について
2 県民生活の安定対策について
3 北富士演習場対策について
4 土地対策について
5 防災対策について
6 男女共同参画について
7 県の行政機構及び人事管理について
8 県税の賦課徴収について
9 公有財産の管理及び運用について
10 私学・科学振興対策について
11 市町村に対する技術的助言について
12 世界遺産富士山について
13 リニア実験線及びリニア中央新幹線について
14 警察の施設、装備及び活動状況について
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
平成三十年十月二日
総務委員長 水 岸 富美男
山梨県議会
議長 河 西 敏 郎 殿
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閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 請願 ゆきとどいた教育を求めることについて
2 社会福祉施設の整備充実とその福祉対策並びに地域福祉対策について
3 保健衛生の抜本的対策について
4 県立学校の管理運営について
5 社会教育、青少年教育、学校教育及び体育の振興について
6 芸術、文化の向上について
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
平成三十年十月二日
教育厚生委員長 桜 本 広 樹
山梨県議会
議長 河 西 敏 郎 殿
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閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 農業及び水産業の振興対策について
2 商工業の振興対策について
3 労働者の福祉及び雇用対策について
4 観光の振興対策について
5 クリーンエネルギーの導入促進及び省エネルギー対策について
6 電気事業、温泉事業及び地域振興事業について
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
平成三十年十月一日
農政産業観光委員長 永 井 学
山梨県議会
議長 河 西 敏 郎 殿
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閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 環境対策について
2 林業の振興対策について
3 治山治水事業について
4 県有林野の管理運営対策について
5 道路、橋りょうの新設及び維持管理について
6 河川の管理、改修及びダムの管理並びに砂防事業について
7 都市計画事業及び下水道事業について
8 住宅事業及び建築事業について
9 土木施設災害復旧事業について
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
平成三十年十月一日
土木森林環境委員長 大 柴 邦 彦
山梨県議会
議長 河 西 敏 郎 殿
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閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 認第一号 平成二十九年度山梨県一般会計及び各特別会計歳入歳出決算認定の件
2 認第二号 平成二十九年度山梨県公営企業会計決算認定の件
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
平成三十年九月二十八日
決算特別委員長 渡 辺 英 機
山梨県議会
議長 河 西 敏 郎 殿
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閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 議会の運営に関することについて
2 議会の会議規則、委員会条例等に関することについて
3
議長の諮問に関することについて
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
平成三十年十月五日
議会運営委員長 臼 井 成 夫
山梨県議会
議長 河 西 敏 郎 殿
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10
◯議長(
河西敏郎君)次に、知事から、同第四号議案ないし同第六号議案について、お手元に配付のとおり提出がありました。
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11
◯議長(
河西敏郎君)次に、臼井成夫君外八人から、議第十一号議案ないし議第十四号議案について、お手元に配付のとおり提出がありました。
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12
◯議長(
河西敏郎君)次に、日程第三、副
議長辞職の件を議題といたします。
地方自治法第百十七条の規定により、久保田松幸君の退場を求めます。
(久保田松幸君退場)
13
◯議長(
河西敏郎君)お諮りいたします。副
議長の辞職を許可することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
14
◯議長(
河西敏郎君)御異議なしと認めます。よって、久保田松幸君の副
議長の辞職は許可することに決定いたしました。
(久保田松幸君入場)
15
◯議長(
河西敏郎君)久保田松幸君から、副
議長退任の挨拶をいたしたい旨の申し出がありますので、これを許します。久保田松幸君。
(久保田松幸君登壇)
16
◯久保田松幸君 副
議長を退任するに当たりまして、一言、御挨拶を申し上げます。
このたび、一身上の都合により、副
議長を辞職させていただきます。
在任中は、議員各位から一方ならぬ御支援と御協力をいただきまして、おかげをもちまして、その重責を果たすことができましたことに、厚く御礼を申し上げます。
一議員としては経験のできない貴重な経験をさせていただきました。また、多くの方々と知り合うこともできました。
辞職を決断しました理由については、望月勝、白壁賢一
議長のお二方の
議長の議会改革を支えてまいりましたが、白壁
議長の辞職により一段落となったためと、また、高木晴雄副
議長の山梨市長選出馬に伴い、急遽、昨年九月二十一日に副
議長に就任し、一年を超え、三百八十日間、職を努めてまいりましたが、期間的にも十分と考えたからであります。
今後は、一議員として、県民福祉の向上と県勢のますますの伸展のため、また、愛する南アルプス市のさらなる発展のために、誠意尽力してまいる所存でございます。
どうか従前にも増して、御指導、御鞭撻をお願い申し上げまして、退任の挨拶とさせていただきます。
まことにありがとうございました。
17
◯議長(
河西敏郎君)ただいま副
議長が欠員となりました。
この際、副
議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
18
◯議長(
河西敏郎君)御異議なしと認めます。よって、副
議長の選挙を日程に追加し、選挙を行うことに決定いたしました。
副
議長の選挙を行います。
選挙は、投票により行います。
議場の閉鎖を命じます。
(議場閉鎖)
19
◯議長(
河西敏郎君)ただいまの出席議員は三十六人であります。
会議規則第三十一条第二項の規定により、立会人に塩澤浩君、
桜本広樹君、古屋雅夫君、以上三人を指名いたします。
投票用紙を配付いたさせます。
(職員、投票用紙を配付)
20
◯議長(
河西敏郎君)念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。
投票用紙の配付漏れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
21
◯議長(
河西敏郎君)配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めさせます。
(議事調査課長、投票箱を点検)
22
◯議長(
河西敏郎君)異状なしと認めます。
これより投票に移ります。職員の点呼に応じて順次、投票願います。
点呼を命じます。
(次長の点呼に応じて投票)
23
◯議長(
河西敏郎君)投票漏れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
24
◯議長(
河西敏郎君)投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。塩澤浩君、
桜本広樹君、古屋雅夫君、立ち会いを願います。
(立会人三名立ち会い、開票)
25
◯議長(
河西敏郎君)選挙の結果を報告いたします。
投 票 総 数 三十六票
有 効 投 票 数 三十五票
無 効 投 票 数 一票
有 効 投 票 中
安 本 美 紀 君 三十五票
以上のとおりであります。
この選挙の法定得票数は八・七五票であります。よって、
安本美紀君が山梨県議会副
議長に当選されました。
議場の閉鎖を解きます。
(議場開鎖)
26
◯議長(
河西敏郎君)ただいま副
議長に当選されました
安本美紀君に、会議規則第三十二条第二項の規定に基づき、告知をいたします。
(事務局長、当選告知書を伝達、承諾書受理)
27
◯議長(
河西敏郎君)ただいま副
議長に当選されました
安本美紀君を御紹介いたします。
安本美紀君。
(
安本美紀君登壇)
28 ◯副
議長(
安本美紀君)副
議長就任に当たりまして、一言、御挨拶申し上げます。
ただいま、多数の皆様方の御推挙により、山梨県議会第百十四代副
議長に御選任を賜りましたことに衷心より御礼を申し上げます。
この重責を与えられましたことを心から光栄に存じますとともに、その果たすべき役割の重さに身の引き締まる思いでございます。
もとより微力ではございますが、皆様方の御支援をいただきながら、河西
議長とともに、公正かつ秩序ある議会運営に努めますとともに、県議会としての役割が円滑に果たせますよう懸命に努力をしてまいる所存でございます。
議員並びに知事を初め執行部各位の御支援、御協力をお願い申し上げまして、就任の挨拶とさせていただきます。
まことにありがとうございました。
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29
◯議長(
河西敏郎君)次に、日程第四、知事提出議案、第七十号議案ないし第七十九号議案、諮第一号議案、諮第二号議案及び日程第五の請願を一括して議題といたします。
ただいま議題となりました議案及び請願の審査の経過並びに結果について、各委員長から報告を求めます。
まず、総務委員長の報告を求めます。総務委員長、
水岸富美男君。
(総務委員長
水岸富美男君登壇)
30
◯総務委員長(
水岸富美男君)総務委員会に付託されました議案及び請願の審査の経過及び結果につきまして、御報告申し上げます。
まず、審査の結果から申し上げますと、お手元に配付の委員会報告書のとおり、第七十一号議案、第七十二号議案及び第七十五号議案につきましては、原案のとおり可決すべきもの、諮第一号議案及び諮第二号議案につきましては、棄却すべきものと答申するものと決定いたしました。
また、請願につきましては、請願審査報告書のとおり、採択すべきもの二件、不採択とすべきもの一件と決定いたしました。
次に、審査の経過から、主なるものについて、その概要を申し上げます。
第七十二号議案、山梨県個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例中改正の件についてであります。
「条例改正により個人番号の利用範囲等に二つの事務が追加されるが、経緯はどのようなものか」とただしたのに対し、「就学支援金の支給事務は、マイナンバーの利用の法定利用の事務であり、来年四月から全国統一のシステムを利用して運用が開始される予定である。今回の入学準備サポート事業給付金及び学び直し支援金の支給事務は、この法定利用事務の類似事務であり、このシステムを利用できるため、事務の効率化や申請者の負担を軽減できることを踏まえて、個人番号の利用範囲等の見直しを行った結果、独自利用事務として追加したものである」との答弁がありました。
次に、第七十五号議案、平成三十年度山梨県一般会計補正予算のうち、やまなし移住・定住総合ポータルサイト構築事業費についてであります。
「新たに開設する移住・定住総合ポータルサイトの特徴は何か。また、情報発信に当たって、どういう点に配慮していくのか」とただしたのに対し、「新しいポータルサイトの特徴として、主に若者に向けたスマートフォンで閲覧しやすいデザインや、フェイスブックなど人気のソーシャルメディアを組み込む。また、市町村が独自に入力できるページを設け、各市町村自身の必要性により更新できる設計とし、市町村情報を充実させるとともに、移住者等が必要とする仕事や教育などの情報も厚く紹介していく。また、移住の成功例だけでなく、移住した人たちが困っている情報なども市町村から集めた上で、移住者等に対し、提供できるよう配慮し、ポータルサイトを構築していく」との答弁がありました。
次に、諮第二号議案、審査請求に関する諮問の件についてであります。
「今回の審査請求は、職員による犯罪行為がもととなっているが、今後、こういった不祥事が起こらないよう、どのように取り組んでいくのか」とただしたのに対し、「職員が行動する際の基本となる考え方や行動規範を明示した山梨県職員行動基準を活用した職場研修の実施などにより、県職員として必要な倫理観の保持・向上に努めているが、今後も、我々は公のために務めているという精神をより強く持って職務を遂行していくということを日常から強く訴えかけ、職員の不祥事の根絶に向けて、粘り強く取り組んでいきたい」との答弁がありました。
以上をもちまして、総務委員長の報告といたします。
31
◯議長(
河西敏郎君)総務委員長の報告が終わりました。
次に、教育厚生委員長の報告を求めます。教育厚生委員長、
桜本広樹君。
(教育厚生委員長
桜本広樹君登壇)
32
◯教育厚生委員長(
桜本広樹君)教育厚生委員会に付託されました議案の審査の経過並びに結果につきまして、御報告申し上げます。
まず、審査の結果から申し上げますと、お手元に配付の委員会報告書のとおり、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、審査の経過から、主なるものについて、その概要を申し上げます。
第七十五号議案、平成三十年度山梨県一般会計補正予算のうち、不登校対策検討事業費についてであります。
「不登校対策における検討会を設置するとのことだが、どのような点について検討を行うのか」とただしたのに対し、「不登校児童生徒に対する支援体制のあり方について、多角的に調査・検討を行う予定であり、具体的には、本県の不登校の現状と課題等の整理、学校、市町村、関係機関が連携した不登校の支援ネットワークづくりの検討、小中学校から高校までの継続した支援のあり方の協議、他県の事例を含めた効果的な不登校対策についての情報交換を行う」との答弁がありました。
次に、公立高等学校授業料不徴収交付金返還金についてであります。
「今回、返還金が発生した原因は何か。また、県に対して損害は発生しないのか」とただしたのに対し、「この交付金は、公立高校の授業料を無償化するため、平成二十二年度から二十五年度までの入学生を対象に、公立高校の授業料相当額が、国から地方公共団体に交付されるものである。平成二十七年度に交付金の対象となる生徒は、平成二十五年度に入学し、進級した生徒、すなわち全日制では三年、定時制では三・四年生であるが、一部の学校からは、対象ではない一・二年生を含めた全校生徒の数が報告され、その誤りに気づくことなく国に報告したことにより、返還金が生じた。今回の返還金は、誤って受け入れた金額を返還するものであり、国からは、加算して返還することは求められていない」との答弁がありました。
次に、子どもの心のケア総合拠点整備事業費についてであります。
「今回、予算計上しているシンポジウムの開催やリーフレットの作成について、その具体的な内容と目的はどういったものか」とただしたのに対し、「シンポジウムは、子供の心の問題を専門とする医師による基調講演や、医療・福祉・教育等関係者によるパネルディスカッションを予定しており、いずれも、身近な地域での支援体制の構築につながる内容としたい。また、シンポジウムが一過性のものとならないよう、総合拠点の役割や整備内容、支援ネットワークの構築などについて記載したリーフレットを作成し、配布する。これにより、幅広く子供の心の問題について周知を図るとともに、子供の心のケアに関する支援体制の整備を加速していく」との答弁がありました。
次に、訪問薬剤管理指導推進事業費についてであります。
「訪問薬剤管理指導の現状と事業の目的は」とただしたのに対し、「訪問薬剤管理指導は、地域の薬剤師が医師や歯科医師の指示により療養者の自宅等を訪問し、個々の療養者に合わせて薬剤の管理、指導を行うものである。本県には、四百五十程度の薬局があるが、平成二十八年度において、訪問薬剤管理指導を実施している薬局は百七カ所であり、人口十万人当たりの全国平均約十八カ所に対し、本県は十二・六カ所と大きく下回っており、今回の事業により、本県の訪問薬剤管理指導を行う薬剤師の増加を支援していく」との答弁がありました。
以上をもちまして、教育厚生委員長の報告といたします。
33
◯議長(
河西敏郎君)教育厚生委員長の報告が終わりました。
次に、農政産業観光委員長の報告を求めます。農政産業観光委員長、永井学君。
(農政産業観光委員長 永井 学君登壇)
34
◯農政産業観光委員長(永井 学君)農政産業観光委員会に付託されました議案の審査の経過及び結果につきまして、御報告申し上げます。
まず、審査の結果から申し上げますと、お手元に配付の委員会報告書のとおり、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、審査の経過から、主なるものについて、その概要を申し上げます。
まず、第七十五号議案、平成三十年度山梨県一般会計補正予算のうち、産業集積促進助成金についてであります。
「産業集積により雇用の創出を図るとのことであるが、想定される企業はどういう業種で、どのくらいの雇用数を見込んでいるのか。また、このまま推移すると、県費の支出がふえていく可能性があるが、どのように考えているのか」とただしたのに対し、「製造業、情報関連産業、物流業が中心で、今年度は九月補正予算で計上した七社を含む合計二十一社で四百五十八人が雇用される見込みであり、助成金制度により、企業の立地の増加や雇用の拡大を生んでいるという効果があるものと考えている。現在も企業からの相談を多く受けており、来年度以降も相当の支出があるものと見込まれる中で、これまでの事業効果を検証し、今後の制度のあり方について検討していく」との答弁がありました。
次に、外国人留学生就活応援ポータルサイト構築事業費についてであります。
「外国人留学生が本県で就職活動するに当たって、容易に情報が収集できる環境を整備するためにポータルサイトを立ち上げるとのことだが、外国人留学生をターゲットとする理由は何か。また、この事業が県内企業の人材確保にどのように結びついていくのか」とただしたのに対し、「若者の県内定着などに係る事業は、既にさまざまな形で行っているが、全国的な景気回復基調や少子高齢化を背景とした人手不足、若者の強い東京圏や大企業志向もあり、県内企業における人材確保が非常に難しくなっている。県の行った調査において、多くの県内企業が、外国人留学生の採用に高い意欲、関心を示していることを踏まえ、外国人留学生を有望なターゲットとして県内企業の人材確保を支援することとした。このポータルサイトの構築を通して、外国人留学生の県内就職の促進・強化を図る中で、幅広い人材確保に結びつけていきたい」との答弁がありました。
以上をもちまして、農政産業観光委員長の報告といたします。
35
◯議長(
河西敏郎君)農政産業観光委員長の報告が終わりました。
次に、土木森林環境委員長の報告を求めます。土木森林環境委員長、
大柴邦彦君。
(土木森林環境委員長
大柴邦彦君登壇)
36
◯土木森林環境委員長(
大柴邦彦君)土木森林環境委員会に付託されました議案の審査の経過及び結果につきまして、御報告申し上げます。
まず、審査の結果から申し上げますと、お手元に配付の委員会報告書のとおり、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、審査の経過から、主なるものについて、その概要を申し上げます。
第七十五号議案、平成三十年度山梨県一般会計補正予算の道路橋りょう管理費のうち、東京オリンピック自転車競技ロードレースコース整備事業費についてであります。
「本県内での東京オリンピック大会自転車競技ロードレースの開催を見据え、コースとなる県管理道路の環境整備を行うとのことだが、整備を行う目的と、具体的にどのような整備を行うのか」とただしたのに対し、「オリンピック大会で要求される施設水準を満たすだけでなく、競技では富士北麓を走行することから、世界遺産富士山を初めとする周辺の美しい風景にふさわしいコースとなるよう、路面舗装や、景観のための樹木の枝打ち及びガードパイプへの変更、また、安全に配慮するための側溝の改修など、競技コースとなる道路の環境整備を行う」との答弁がありました。
また、「オリンピック大会に関連した整備にかかる費用であるが、オリンピック組織委員会や国などからの費用負担はあるのか」とただしたのに対し、「オリンピック組織委員会からは、日常的な維持管理の範囲での協力を要請されており、組織委員会からの費用負担はない」との答弁がありました。
さらに「オリンピック大会は国家プロジェクトであり、国道の補修であるから、国費を充てるべきではないか」とただしたのに対し、「国にオリンピック大会の整備のための補助制度はないこと、来年度の当初予算に計上したのでは、来年夏に開催されるテストイベントに間に合わないことなどを勘案し、県単独費で対応することとしたが、今後については、国に対し、予算措置を要望していく」との答弁がありました。
次に、森林居住環境整備事業費等の繰越明許費についてであります。
「森林環境部において、治山、林道工事などの公共事業の執行目標は設定しているのか。また、執行状況はどうか」とただしたのに対し、「治山、林道工事など、公共事業の執行箇所は主に山間奥地であり、冬期間の施工が困難となる箇所も多いことから、事業効果の早期発現を図るために、本年度上半期における執行率の目標を当初予算の八五%に設定した。この九月末で目標を上回る九〇%以上を執行している」との答弁がありました。
また「繰り越し理由について、関係機関との調整によるとの説明があったが、具体的にどのようなことか」とただしたのに対し、「南アルプス林道は、十一月上旬までバスやタクシーが通行しているため、関係する市や観光協会と協議し、安全上の配慮から、通行終了後に発注せざるを得ず、また、河川区域内での工事の実施に当たっては、河川管理者との協議の結果、渇水期に施工する必要がある」との答弁がありました。
さらに、「昨年度同時期と比べて、繰り越しの箇所数や金額はどうか」とただしたのに対し、「件数はわずかに増加しているが、金額的には減少した。早期発注を目指しており、今後も件数、金額とも減らしていきたい」との答弁がありました。
以上をもちまして、土木森林環境委員長の報告といたします。
37
◯議長(
河西敏郎君)土木森林環境委員長の報告が終わりました。
これより、各委員長の報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
38
◯議長(
河西敏郎君)質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。
発言の通告がありますので、順次
発言を許します。
まず、小越智子さんの
発言を許します。小越智子さん。
(小越智子君登壇)
39
◯小越智子君 請願第三十の四、北富士演習場での「日英共同訓練」中止の決議を求める請願の不採択に反対の討論を行います。
請願は、日英共同訓練の中止と、今後もこのような北富士演習場使用協定に反する訓練は行わないことを県議会の決議とすることを求めています。これは、北富士演習場の全面返還・平和利用という県是から、当然のことであり、不採択とした総務委員会の判断は不適格です。
第一に、日英共同訓練は、請願が指摘しているように、北富士演習場使用協定に反するものだからです。使用協定では、自衛隊及びアメリカ軍の使用は認めていますが、第三国の外国軍隊の使用は認めていません。日英共同訓練は全く書かれておりません。
この使用協定は、ことし三月末に更新されたばかりであり、更新から半年で、使用協定に書かれていないイギリスとの共同訓練を認めることは、使用協定をないがしろにすることになります。
第二に、今回限りだけなのか、不安は払拭されておりません。今回限りとの条件で、地元が受け入れたとしていますが、九月七日に山梨県、北富士演習場対策協議会などが防衛省と取り交わした確認書には、「今回限り」という文言は全く見当たりません。
八月の防衛省の説明でも、「今後、計画が出てきた場合には、改めて御相談させていただく」と明記されています。
第三に、いわゆる地位協定についての覚書の内容は、明らかにされていません。九月七日の防衛省との確認書には、この覚書に基づいて日英共同訓練が実施されるとありますが、地位協定に関する覚書は、先日の議会で九月二十五日までに締結したということを確認していると答弁したように、地位協定を確認せずに共同訓練を認めていたことになります。しかも覚書の内容は、山梨県、地元には、全く報告も公表もされておりません。
そして、この訓練が、日本の安全保障と関係がないものだからです。防衛省は訓練の重要性として、「アジア及びヨーロッパにおけるそれぞれ最も緊密な安全保障のパートナーとして、防衛協力を深めることは非常に重要」とされ、日英の連携強化を目的にしています。
「実弾訓練はない。通常行われている訓練内容を超えるものではない」としていますが、本日の読売新聞の報道にもされているように、「シミュレーターを使って、敵陣地への攻撃の手段を確保する」など、本格的な戦闘訓練、実戦を想定したものです。これは安保法の具体化でもあり、この訓練のもとに自衛隊が海外派遣されれば、外国で殺し、殺される事態を招きかねません。
今回の日英共同訓練は使用協定に違反し、一回限りという保証も不安があり、地域協定の確認も公表されないまま実施されているものであり、演習場の全面返還・平和利用、この県是に反するものであり、県民の代表である県議会が、この共同訓練を容認することは、県民の願いに反するものです。
請願は採択すべきであり、総務委員会での不採択に反対します。
40
◯議長(
河西敏郎君)次に、望月勝君の
発言を許します。望月勝君。
(望月 勝君登壇)
41
◯望月 勝君 私は、第七十五号議案、平成三十年度山梨県一般会計補正予算について、原案に賛成の立場から討論を行います。
去る八月九日に東京オリンピックの自転車競技ロードレースが、本県の道志村と山中湖村を通過するコースで行われることが公表され、史上初となるオリンピックの本県開催が決定いたしました。
競技の開催を通じて、富士山を初めとする、すばらしい自然景観など、本県の魅力が世界に発信されることにより、観光や産業振興につながることと、大いに期待しております。
また、過日設立された山梨県実行委員会を中心に、県全体の機運醸成やおもてなしの向上などを図り、ふるさと山梨の誇りとして、県民の心に深く刻まれる大会となることを切望いたします。
さて、今九月定例県議会に提出されました補正予算を見ますと、まず、先日の自転車競技ロードレースについて、道路の舗装やガードレールの修繕など、コースの環境整備に要する経費を計上し、明年に開催されるテストイベントや、二〇二〇年の本大会に向けた準備を着実に進めることとしております。
また、本県の移住・定住情報や外国人留学生向けの県内就職情報を一元的に登載したポータルサイトの構築に要する経費を計上し、人口減少対策のさらなる充実強化に取り組むこととしています。
この取り組みは、本年七月に県議会が行った人口減少対策に関する政策提言にスピーディに対応したものであり、知事の姿勢を評価するものであります。
そのほか、子どもの心のケアに係る総合拠点の開設を見据えた支援体制構築のためのシンポジウムの開催、質の高い効率的な医療提供体制を推進する取り組み、不登校に対する効果的な施策の検討を行う委員会の設置など、医療・福祉・教育にかかわる予算が計上されており、いずれも県民生活の向上に資するものであります。
以上申し上げましたとおり、今回の補正予算は、当面する県政課題に的確に対応しており、時宜を得たものであると認め、賛成討論といたします。
42
◯議長(
河西敏郎君)以上で、討論を打ち切ります。
これより、まず、第七十二号議案及び第七十三号議案を起立により採決いたします。
本案に対する総務委員長及び教育厚生委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
43
◯議長(
河西敏郎君)起立多数であります。よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第七十号議案、第七十一号議案及び第七十四号議案ないし第七十九号議案を一括して採決いたします。
本案に対する各委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
44
◯議長(
河西敏郎君)御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。
次に、諮第一号議案及び諮第二号議案を一括して採決いたします。
本案に対する総務委員長の報告は、棄却すべきものと答申するであります。
お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり、棄却すべきものと答申することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
45
◯議長(
河西敏郎君)御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり、棄却すべきものと答申することに決定いたしました。
次に、請願第三十の四号を起立により採決いたします。
本請願に対する総務委員長の報告は不採択であります。
お諮りいたします。本請願は委員長報告のとおり不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
46
◯議長(
河西敏郎君)起立多数であります。よって、本請願は委員長報告のとおり不採択とすることに決定いたしました。
次に、請願第三十の三号及び請願第三十の五号を一括して採決いたします。
本請願に対する総務委員長の報告は採択であります。
お諮りいたします。本請願は委員長報告のとおり採択とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
47
◯議長(
河西敏郎君)御異議なしと認めます。よって、本請願は委員長報告のとおり採択することに決定いたしました。
───────────────────────────────────────
48
◯議長(
河西敏郎君)次に、日程第六、知事提出議案、同第四号議案を議題といたします。
知事から、上程議案に対する提案理由の説明を求めます。知事、後藤斎君。
(知事 後藤 斎君登壇)
49 ◯知事(後藤 斎君)山梨県教育委員会委員の任命について同意を求めるの件につきまして、御説明を申し上げます。
教育委員会委員、和田一枝は、平成三十年十月十六日をもって任期満了となりますので、その後任として、山梨市万力、佐藤喜美子を任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第四条第二項の規定に基づき、県議会の同意をお願いする次第でございます。
よろしく御審議をお願いいたします。
50
◯議長(
河西敏郎君)知事の提案理由の説明が終わりました。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、委員会の付託はこれを省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
51
◯議長(
河西敏郎君)御異議なしと認めます。よって、委員会の付託はこれを省略することに決定いたしました。
これより同第四号議案を採決いたします。
お諮りいたします。本案はこれに同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
52
◯議長(
河西敏郎君)御異議なしと認めます。よって、本案はこれに同意することに決定いたしました。
───────────────────────────────────────
53
◯議長(
河西敏郎君)次に、日程第七、知事提出議案、同第五号議案を議題といたします。
地方自治法第百十七条の規定に基づき、山田一功君の退場を求めます。
(山田一功君退場)
54
◯議長(
河西敏郎君)知事から、上程議案に対する提案理由の説明を求めます。知事、後藤斎君。
(知事 後藤 斎君登壇)
55 ◯知事(後藤 斎君)山梨県監査委員の選任について同意を求めるの件につきまして、御説明を申し上げます。
県議会議員のうちから選任された監査委員、
安本美紀は、平成三十年十月一日をもって退職いたしましたので、その後任として、甲斐市宇津谷、山田一功を選任したいので、地方自治法第百九十六条第一項の規定に基づき、県議会の同意をお願いする次第でございます。
よろしく御審議をお願いいたします。
56
◯議長(
河西敏郎君)知事の提案理由の説明が終わりました。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、委員会の付託はこれを省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
57
◯議長(
河西敏郎君)御異議なしと認めます。よって、委員会の付託はこれを省略することに決定いたしました。
これより同第五号議案について、起立により採決いたします。
お諮りいたします。本案はこれに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
58
◯議長(
河西敏郎君)起立多数であります。よって、本案はこれに同意することに決定いたしました。
(山田一功君入場)
───────────────────────────────────────
59
◯議長(
河西敏郎君)次に、日程第八、知事提出議案、同第六号議案を議題といたします。
知事から、上程議案に対する提案理由の説明を求めます。知事、後藤斎君。
(知事 後藤 斎君登壇)
60 ◯知事(後藤 斎君)山梨県収用委員会委員及び予備委員の任命について同意を求めるの件につきまして、御説明申し上げます。
山梨県収用委員会委員及び予備委員は、平成三十年十一月四日、任期満了となることに伴い、収用委員会委員七名、予備委員二名をそれぞれ任命する必要があります。
このため、委員に甲府市富士見、水上浩一。甲府市丸の内、平嶋育造。上野原市コモアしおつ、後藤聡。甲府市千塚、西川重孝。山梨市市川、市川由美。甲州市塩山下塩後、小林裕二。笛吹市石和町小石和、若狹美穗子を、また予備委員に甲府市緑が丘、東條正人。甲府市千塚、窪田修を任命したいので、土地収用法第五十二条第三項の規定に基づき、県議会の同意をお願いする次第でございます。
よろしく御審議をお願いいたします。
61
◯議長(
河西敏郎君)知事の提案理由の説明が終わりました。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、委員会の付託はこれを省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
62
◯議長(
河西敏郎君)御異議なしと認めます。よって、委員会の付託はこれを省略することに決定いたしました。
これより同第六号議案を採決いたします。
お諮りいたします。本案はこれに同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
63
◯議長(
河西敏郎君)御異議なしと認めます。よって、本案はこれに同意することに決定いたしました。
───────────────────────────────────────
64
◯議長(
河西敏郎君)次に、日程第九、議員提出議案、議第十一号議案及び議第十二号議案を一括して議題といたします。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、提出者の説明並びに委員会の付託は、これを省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
65
◯議長(
河西敏郎君)御異議なしと認めます。よって、提出者の説明並びに委員会の付託は、これを省略することに決定いたしました。
これより議第十一号議案及び議第十二号議案を一括して採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
66
◯議長(
河西敏郎君)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
───────────────────────────────────────
67
◯議長(
河西敏郎君)次に、日程第十、議員提出議案、議第十三号議案及び議第十四号議案を一括して議題といたします。
大柴邦彦君から、上程議案に対する提案理由の説明を求めます。
大柴邦彦君。
(
大柴邦彦君登壇)
68 ◯
大柴邦彦君 今回提出いたしました意見書につきまして、提出者を代表して、その提案理由を御説明いたします。
まず、「「ライドシェア」と称する白ナンバーでのタクシー類似行為を容認する規制改革の自粛を求める意見書」についてであります。
ライドシェアと称する白ナンバーでのタクシー類似行為については、道路運送法で禁止されてきた、いわゆる白タク行為を合法化するものであり、運行管理や車両整備等について、責任を負う主体を置かずに、自家用自動車の運転者のみが運送責任を負う形態となり、安全の確保や利用者の保護等の観点から、大きな問題が生ずることが懸念されております。
これら多くの問題点を有する行為が無秩序に地域で展開されれば、利用者の安全・安心が担保されないおそれがあるとともに、タクシー事業ばかりではなく、路線バスや鉄道などの地域公共交通の存立が危機に陥り、ひいては地域経済に深刻な影響を与えかねません。
また、特にタクシー事業においては、高齢者や障害者等の交通弱者にとって、日常生活に欠かせない公共交通機関であり、社会生活や地域の経済活動を支える重要な役割を担っており、今後の少子高齢化により、地域における重要性が増すことが予想されます。
よって、国及び政府においては、県民の安全・安心に極めて大きな懸念のあるライドシェアと称する白タク行為の検討については、慎重に対応すること。
地域の公共交通の役割を担っているタクシー事業が、より安全・安心で快適・便利な交通機関として利用者にサービスが提供できるよう、諸施策を講ずること。
これらを実現されるよう強く要望するものであります。
次に、「私学助成の充実強化等に関する意見書」についてであります。
本県の私立学校は、おのおの建学の精神に基づき、特色ある教育を積極的に展開し、公教育の発展に寄与しております。
人口減少社会を迎える中で、今後とも持続的な成長を維持するためには、将来を担う子供たちに、社会の変化に対応できる知識や能力を身につけさせることが、最重要かつ喫緊の課題であり、各私立学校は、国の進める教育改革に、的確に対応していくことが求められております。
しかし、各私立学校とも財政的に限界がある上に、事実上、無償化されている公立高等学校との学納金の負担格差のもとでは、授業料の改定もままならず、一層厳しい局面に立たされております。
我が国の将来を担う子供たちの教育環境の整備については、公教育の一翼を担う私立学校に対する助成措置の拡充が不可欠であり、各都道府県が所管する事項とはいえ、国の全面的な財政支援が求められております。
よって、国においては、私立学校の教育の重要性を認識し、教育基本法第八条の「私立学校教育の振興」を名実ともに確立するため、私学助成に係る国庫補助制度を堅持し、より一層の充実を図るよう強く要望するものであります。
議員各位には、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
69
◯議長(
河西敏郎君)
大柴邦彦君の提案理由の説明が終わりました。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、委員会の付託はこれを省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
70
◯議長(
河西敏郎君)御異議なしと認めます。よって、委員会の付託はこれを省略することに決定いたしました。
これより議第十三号議案及び議第十四号議案を一括して採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
71
◯議長(
河西敏郎君)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
重ねてお諮りいたします。ただいま可決いたしました議員提出議案の条項、字句、数字、その他、整理を要するものについて、その整理を
議長に委任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
72
◯議長(
河西敏郎君)御異議なしと認めます。よって、委任の件はお諮りしたとおり決定いたしました。
───────────────────────────────────────
73
◯議長(
河西敏郎君)次に、日程第十一、閉会中の継続審査案件を議題といたします。
お諮りいたします。本件は、各委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査案件として付議することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
74
◯議長(
河西敏郎君)御異議なしと認めます。よって、継続審査案件はお諮りしたとおり決定いたしました。
以上で、今
定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。
これをもって、平成三十年九月山梨県議会
定例会を閉会いたします。
午後三時三十五分閉会
───────────────────────────────────────
75 ◯事務局長(笹本 稔君)平成三十年九月山梨県議会
定例会の閉会に当たり、
議長から御挨拶申し上げます。
76 ○
議長 河西敏郎君の閉会の挨拶
閉会に当たりまして、一言、御挨拶を申し上げます。
初めに、先週末、県内を襲った台風二十四号による記録的な暴風、土砂崩落等により、犠牲や被害に遭われた方々、大規模な停電等により不自由な生活を強いられた方々に対して、改めまして、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。
また、復旧作業のため、懸命に作業をいただいた方々に対し、心から敬意と感謝を申し上げます。
さて、去る九月十九日に開会された今
定例会も、全ての案件を議了し、ここに滞りなく閉会の運びとなりました。
これもひとえに、議会運営に対します各位の御協力のたまものと感謝申し上げます。
今
定例会におきましては総額十一億五千万円余の一般会計補正予算案や、山梨県附属機関の設置に関する条例の改正の件などが提案され、東京オリンピック・パラリンピック自転車競技ロードレースのコース整備、リニア中央新幹線の建設工事の進捗状況及び開業効果を波及させる取り組み、さらには、ミネラルウオーター税、若者の結婚支援対策、総合球技場整備に向けた県の考え、西日本豪雨を踏まえた防災、土砂災害対策など幅広い分野において、活発な論議が交わされたところであります。
執行部各位におかれましては、可決された案件の適切な執行はもとより、本会議及び委員会で提起された課題や意見、要望等について十分に検討され、今後の県政運営に反映されますよう切望いたします。
さて、今週に入り、免疫にかかわるたんぱく質、T細胞の活動を抑制する遺伝子PD1を見つけ、がん治療薬「オプジーボ」の開発につなげた本庶佑京都大学特別教授が、ノーベル医学生理学賞を受けるという朗報が届きました。
人の役に立つために医学を志したとのことでありますが、学生時代から、ボートレースやゴルフ、麻雀など、まさによく学び、よく遊ぶ、めり張りのあるその人生は大変、理想的であります。
快挙に心より祝福申し上げるとともに、先生方の多大な研究成果と学問に対する真摯な姿勢に敬意を表する次第であります。
九月定例県議会は本日をもって終了いたしますが、議員並びに知事を初め、執行部各位におかれましては、健康に十分御留意され、ますます御活躍されますよう、心よりお祈りを申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
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