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  1. 山梨県議会 2018-09-01
    平成30年9月定例会(第1号) 本文


    取得元: 山梨県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-11
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいタブが開きます) 平成30年9月定例会(第1号) 本文 2018-09-19 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ窓表示 ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者一覧に移動 全 46 発言 / ヒット 0 発言 表示発言切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示 すべて選択 すべて解除 1 ◯事務局長(笹本 稔君) 2 ◯議長白壁賢一君) 3 ◯議長白壁賢一君) 4 ◯議長白壁賢一君) 5 ◯議長白壁賢一君) 6 ◯議長白壁賢一君) 7 ◯議長白壁賢一君) 8 ◯議長白壁賢一君) 9 ◯議長白壁賢一君) 10 ◯議長白壁賢一君) 11 ◯議長白壁賢一君) 12 ◯議長白壁賢一君) 13 ◯議長白壁賢一君) 14 ◯議長白壁賢一君) 15 ◯議長白壁賢一君) 16 ◯議長白壁賢一君) 17 ◯副議長久保田松幸君) 18 ◯副議長久保田松幸君) 19 ◯副議長久保田松幸君) 20 ◯副議長久保田松幸君) 21 ◯白壁賢一君 22 ◯副議長久保田松幸君) 23 ◯副議長久保田松幸君) 24 ◯副議長久保田松幸君) 25 ◯副議長久保田松幸君) 26 ◯副議長久保田松幸君) 27 ◯副議長久保田松幸君) 28 ◯副議長久保田松幸君) 29 ◯副議長久保田松幸君) 30 ◯副議長久保田松幸君) 31 ◯副議長久保田松幸君) 32 ◯副議長久保田松幸君) 33 ◯議長河西敏郎君) 34 ◯副議長久保田松幸君) 35 ◯議長河西敏郎君) 36 ◯知事(後藤 斎君) 37 ◯議長河西敏郎君) 38 ◯議長河西敏郎君) 39 ◯指定管理施設出資法人調査特別委員長山田一功君) 40 ◯議長河西敏郎君) 41 ◯議長河西敏郎君) 42 ◯小越智子君 43 ◯議長河西敏郎君) 44 ◯議長河西敏郎君) 45 ◯議長河西敏郎君) 46 ◯議長河西敏郎君) ↑ リストの先頭へ ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ◯事務局長(笹本 稔君)平成三十年九月山梨県議会定例会の開会に当たり、議長から御挨拶申し上げます。       ○議長 白壁賢一君の開会の挨拶 2 ◯議長白壁賢一君)「やうやうに残る暑さも萩の露」、高浜虚子の句であります。  時折ほほに触れる清らかな風に初秋を感ずるところであります。  本日ここに九月定例県議会が招集されましたところ、議員並びに知事を初め執行部各位には、御健勝にて御参集を賜りましたことをまずもってお喜び申し上げます。  さて、まずは、県と教育委員会で発生いたしました障害者雇用の水増し問題の件についてであります。  くだんの問題で、県と県教育委員会の幹部は今月五日、我々議員に事態を説明いたしましたが、本日ここに参会されている議員の皆さんが、充足かつ全てを理解して、その帰路についたでありましょうか。  まさに「県民の信頼を踏みにじった」また「対応がずさんである」など、その対処を批判する声が相次いだことは、もっともであります。  国のガイドラインで定められた障害者手帳や指定医らの診断書を確認せず、職員を障害者数に算入していたとのことであり、法定雇用率を達成するため水増ししたと思われても仕方ない側面があります。  事の中心にある人事当局は、県庁きっての重要なセクションであり、その失態にあいた口が塞がりませんし、その任命権者に猛省を促したいと思います。  人事当局の責任は重大でありますが、もっとも、議会としてのチェック機能をすり抜けていたという面から言えば、我々には何ら落ち度がないとは言い切れません。  私は、他の三十六府県でも、同様な事例が相次いでいるということを聞いた際、これは何かあると思っておりましたが、報道されている基準となる国のガイドラインが曖昧であり、明確でないため、恐らく、このような事態に陥ったのではないかと想像しております。  国の落ち度はゼロなのでしょうか。真相は闇であります。  そもそも障害者といっても、障害者手帳を取得することに抵抗感のある方、メリットを感じず、障害者年金だけ受給を希望する方もおられるわけであり、手帳保有の有無が全ての根拠でよいかどうかについても、しっかりと議論する必要があるのではないでしょうか。  また、地方が迷わないように指示するのが、国の役目であります。  なお、改善策として、知事部局で約二十人、県教育委員会で約四十人を非常勤嘱託職員として雇用し、来年度中に法定雇用率の達成を目指すとのことでありますが、拙速に障害者雇用を進めることがよいのかという疑問を抱く方もいるはずであります。  民に障害者雇用を義務づけている中、企業に対しての障害者雇用納付金制度もあることを考えますと、民業圧迫となり得ないのでしょうか。これは、県女性職員の管理職登用の数値を上げるために、やみくもに、女性だからといって、そのキャリアや能力の考慮なしに人事上のアドバンテージを与えるとするならば、かえって男女共同参画の理念から外れ、本末転倒であるのと同じであります。  二度とこういった違法行為が起きぬよう、肝に銘じて努力することを願います。  次に、ここ最近、世界経済情勢が、徐々にではありますが、雲行きが怪しくなってまいりました。  米国による対中制裁の第三弾の発動、関税の報復合戦、世界経済は高いリスクを負っております。
     私の地元にある大手ロボットメーカーの業績予想や、来年十月に控えた消費税の導入、国内の景気はいつ失速するやもしれません。  内閣府の県民経済計算によれば、県内総生産成長率、いわゆるGRPの移動平均は、平成十八年から二十年に対して平成二十五年から二十七年の三年間は、本県はマイナス三・七%、全国四十四位であり、下から三番目の数字であります。一位の宮城県はプラス一三・〇%、二位の三重県はプラス八・八%であります。  GDP、GRPを成長、維持するためには、生産性の向上、人口の増加の維持が必要であります。  もともと財政基盤が弱い内陸県の本県においては、財政不如意の中、しっかりと継続して行財政改革を断行し、大胆に、必要なところへ人と金を回すべきであります。  また、強みをさらに強化することとして、リニア中央新幹線建設や中部横断道延伸、二〇二〇年の東京オリンピック・パラリンピックなどが挙げられますが、さまざまな波及効果を確実に生かし、QOLの向上や経済の活性化を図り、GRP向上のため、オール山梨で努力することが重要であります。  今さら申すまでもなく、知事が提案し、決定は議会がするというのが、地方自治の仕組みであります。  何よりも、県民の代表である我々は県民に対し、常に説明責任を持ち、我々の決定に不服があれば、選挙を通じて排除されるわけであります。県民の声を確実に県へつなぐこと。そして、この山梨県がよい方向へ進むよう、しっかりとチェックするのが我々の役目でありますが、山梨をよくしようとするその思いのベクトルは、知事執行部と同じ方向を向いております。  議員各位におかれましては、改めて、議決権の行使、議決行為に関する責務を感じていただければと思います。  最後に、大規模なイベントと重複、オーバーブッキングにより、議員の出席がかなわないケースが最近、見受けられるため、過日、吉原副知事に対して、各行事へ多くの議員の出席がかなうよう配慮について、文書にて申し入れをさせていただきましたが、この際、改めて、議員が参加する行事においては、各行事の開催日時が極力、重複しないよう、県庁内で意思疎通を図ることについてお願いを申し上げますとともに、議員各位も御多忙のところとは存じますが、積極的な御参加を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。  今定例会におきましては、総額十一億五千万円余の一般会計補正予算案や、山梨県附属機関の設置に関する条例の改正の件などが提案されております。  議案の内容につきましては、後刻、知事から詳細にわたって説明されることと存じますが、議会といたしましては、八十一万県民の福祉増進の見地から十分の検討を加え、県民の要望する諸施策を県政運営上に力強く反映すべく努力してまいりたいと思います。  議員各位の熱心な御審議により、適正にして妥当な議決に到達しますよう念願するものであります。  日中の暑さと、朝夕の寒暖の差が著しい季節となってまいりました。  皆様には御自愛の上、本県議会の審議に御精励いただきますよう、お願い申し上げまして、開会に向けての挨拶とかえさせていただきます。       ─────────────────────────────────────── 3 ◯議長白壁賢一君)ただいまから、平成三十年九月山梨県議会定例会を開会いたします。  この際申し上げます。  去る八月三十一日付をもって、警察本部長に就任されました原幸太郎君を御紹介いたします。        (警察本部長 原 幸太郎君、自席にて起立、一礼)       ─────────────────────────────────────── 4 ◯議長白壁賢一君)これより本日の会議を開きます。  直ちに日程に入ります。  日程第一、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員に猪股尚彦君、望月利樹君、古屋雅夫君、以上三人を指名いたします。       ─────────────────────────────────────── 5 ◯議長白壁賢一君)次に、日程第二、諸般の報告をいたします。  去る九月十四日付をもって、河西敏郎君から、議会運営委員の辞任願いの提出がありましたので、委員会条例第十一条第一項ただし書きの規定により、許可いたしました。       ─────────────────────────────────────── 6 ◯議長白壁賢一君)次に、監査委員から、地方自治法第二百三十五条の二第三項の規定に基づき、例月現金出納検査結果の報告が、お手元に配付のとおりありました。       ─────────────────────────────────────── 梨監第四百十一号 平成三十年七月二十四日    山梨県議会議長  白 壁 賢 一 殿                              山梨県監査委員   佐  藤  佳  臣                              同         小  泉  久  司                              同         安  本  美  紀                              同         杉  山     肇              例月現金出納検査の結果について(報告)  このことについて、地方自治法第二百三十五条の二第一項の規定に基づき、平成三十年五月分例月現金出納検査を平成三十年六月二十九日に実施しました。  その結果は次のとおりですので、同法同条第三項の規定により報告します。  一般会計、特別会計、公営企業会計及び基金に係る平成三十年五月分現金出納状況は、別添歳入歳出計算書、試算表及び基金に属する現金保管状況調書のとおり、概ね適正に処理されていたことを認めます。       ─────────────────────────────────────── 梨監第四百九十八号 平成三十年八月二十三日    山梨県議会議長  白 壁 賢 一 殿                              山梨県監査委員   佐  藤  佳  臣                              同         小  泉  久  司                              同         安  本  美  紀                              同         杉  山     肇              例月現金出納検査の結果について(報告)  このことについて、地方自治法第二百三十五条の二第一項の規定に基づき、平成三十年六月分例月現金出納検査を平成三十年七月三十日に実施しました。  その結果は次のとおりですので、同法同条第三項の規定により報告します。  一般会計、特別会計、公営企業会計及び基金に係る平成三十年六月分現金出納状況は、別添歳入歳出計算書、試算表及び基金に属する現金保管状況調書のとおり、概ね適正に処理されていたことを認めます。       ─────────────────────────────────────── 7 ◯議長白壁賢一君)次に、会議規則第七十六条の規定に基づき、指定管理施設・出資法人調査特別委員長から、審査の結果について、お手元に配付の委員会報告書のとおり提出がありました。       ───────────────────────────────────────            指定管理施設・出資法人調査特別委員会報告書  本委員会に付託された事件は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第七十六条の規定により報告します。                記 ┌───────┬────────────┬─────────────────────────────┐ │ 事件の番号 │   件    名   │       審  査  の  結  果         │ ├───────┼────────────┼─────────────────────────────┤ │       │            │                             │ │       │            │ 今般、指定管理施設及び出資法人について審査を行ったとこ │ │       │            │                             │ │       │            │ろ、出資法人については、いずれの法人もおおむね設立の趣旨 │ │       │            │                             │ │       │            │に沿って一定の経営努力のもとに運営されていた。また、指定 │ │       │            │                             │ │       │            │管理施設については、いずれの施設も管理の業務及び経理の状 │ │       │            │                             │ │       │            │況について、おおむね効果的、効率的な運営がなされており、 │ │       │            │                             │ │       │            │利用者の満足度が高い施設も多かったが、一部、誘客に向けた │ │       │            │                             │ │       │            │取り組みに改善を要するものがあった。           │ │       │地方自治法第二百四十四条│                             │ │       │            │ 委員からは、指定管理施設の人員配置及び人件費については、│ │       │の二第三項に規定する指定│                             │ │       │            │職員の職務・職責や施設の状況等を踏まえ確認し、翌年度以降 │ │       │管理施設の管理の業務又は│                             │ │       │            │の適切な運営につなげるべきである、また、施設については、 │ │ 議第七号  │経理の状況及び地方自治法│                             │ │       │            │今後、老朽化に伴い、施設の修繕費が増えていくと予想される │ │       │第二百二十一条第三項に規│                             │ │       │            │ので、計画的に修繕を行っていく必要がある、などの意見が出 │ │       │定する法人の経営状況の調│                             │ │       │            │された。                         │ │       │査に関すること     │                             │ │       │            │ 平成二十六年度から当特別委員会を毎年度設置し、今年度ま │ │       │            │                             │ │       │            │でに対象となる指定管理施設・出資法人を全て審査したところ │ │       │            │                             │ │       │            │であり、これまでの委員会の審査結果を踏まえ、県は、引き続 │ │       │            │                             │ │       │            │き、指定管理施設及び出資法人がその目的に沿った運営が行わ │ │       │            │                             │ │       │            │れるよう、業務内容や経営状況等を的確に把握し、適切な指導 │ │       │            │                             │ │       │            │監督に努め、より効果的かつ効率的な運営を図っていくことを │
    │       │            │                             │ │       │            │求めるものとする。                    │ │       │            │                             │ └───────┴────────────┴─────────────────────────────┘   平成三十年九月六日                    指定管理施設・出資法人調査特別委員長  山  田  一  功     山梨県議会議長  白  壁  賢  一  殿       ─────────────────────────────────────── 8 ◯議長白壁賢一君)次に、六月定例会において可決されました「教職員定数改善、少人数学級推進及び義務教育費国庫負担制度拡充を図るための意見書」外一件は、衆参両院議長及び関係行政庁宛て、それぞれ提出し、その実現を強く要望しておきました。       ─────────────────────────────────────── 9 ◯議長白壁賢一君)次に、知事から、第七十号議案ないし第七十九号議案、認第一号議案、認第二号議案、諮第一号議案及び諮第二号議案について、お手元に配付のとおり提出がありました。       ─────────────────────────────────────── 10 ◯議長白壁賢一君)次に、知事から、報第四十六号ないし報第六十五号について、お手元に配付のとおり報告がありました。       ─────────────────────────────────────── 11 ◯議長白壁賢一君)次に、地方自治法第二百三十三条第五項及び山梨県行政の全般に係る総合的な計画の議決等に関する条例第四条の規定に基づき、平成二十九年度主要施策成果説明書・総合計画実施状況報告書の提出が、お手元に配付のとおりありました。       ─────────────────────────────────────── 12 ◯議長白壁賢一君)次に、知事から、地方自治法第二百四十三条の三第二項の規定に基づき、県が出資している法人の経営状況説明書の提出が、お手元に配付のとおりありました。       ─────────────────────────────────────── 13 ◯議長白壁賢一君)次に、地方自治法第百二十一条の規定に基づき、議長から、今定例会に知事及び各執行機関に対し出席を求めたところ、お手元に配付のとおり出席並びに委任の通知がありました。       ───────────────────────────────────────            地方自治法第百二十一条の規定に基づく説明員 知         事   後  藤     斎   副知事       吉  原  美  幸                            副知事       柵  木     環                            公営企業管理者   宮  澤  雅  史                            総合政策部長    平  賀  太  裕                            県民生活部長    立  川  弘  行                            リニア交通局長   岡     雄  二                            総務部長      鈴  木  康  之                            防災局長      若  林  一  紀                            福祉保健部長    小  島     徹                            森林環境部長    井  出     仁                            林務長       島  田  欣  也                            エネルギー局長   市  川  美  季                            産業労働部長    佐  野     宏                            観光部長      弦  間  正  仁                            農政部長      三  井  孝  夫                            県土整備部長    垣  下  禎  裕                            会計管理者     樋  川     昇 教   育   長     市  川     満   教育長職務代理者  和  田  一  枝                            教育長職務代理者  野  田  清  紀                            教育委員会委員   武  者  稚枝子                            教育委員会委員   三  塚  憲  二                            教育委員会委員   加  藤  正  芳 人事委員会委員長      信  田  恵  三   人事委員会委員   井  出  與五右衞門                            人事委員会委員   中  島  琢  雄 公安委員会委員長      赤  岡  利  行   公安委員会委員   石  川     恵                            公安委員会委員   武  田  信  彦                            警察本部長     原     幸太郎 監  査  委  員    佐  藤  佳  臣 監  査  委  員    小  泉  久  司 選挙管理委員会委員長    中  込  まさゑ    選挙管理委員会委員 中  村  良  二                            選挙管理委員会委員 鈴  木  政  孝                            選挙管理委員会委員 小宮山      博       ─────────────────────────────────────── 14 ◯議長白壁賢一君)次に、日程第三、会期決定の件を議題といたします。  お諮りいたします。今定例会の会期は、本日から十月五日までの十七日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) 15 ◯議長白壁賢一君)御異議なしと認めます。よって、会期は十七日間と決定いたしました。  ただいま決定いたしました会期中の議事は、お手元に配付の会期並びに議事予定表によりたいと思います。御了承願います。       ───────────────────────────────────────      平成三十年九月定例会会期並びに議事予定(会期十七日間) ┌───────┬──┬──────────────────────┬────────────────┐ │       │  │   議    事    予    定   │                │ │  月  日 │曜日├────────────┬─────────┤   備        考   │ │       │  │ 本   会   議  │ 委 員 会 等 │                │ ├───────┼──┼────────────┼─────────┼────────────────┤ │       │  │(1) 開会        │         │                │ │       │  │            │         │                │ │       │  │(2) 知事提出議案上程  │         │                │ │       │  │            │         │                │ │ 九月十 九日│ 水│(3) 知事提案理由説明  │正副委員長会議  │                │ │       │  │            │         │                │ │       │  │(4) 委員長報告     │         │                │ │       │  │            │         │                │ │       │  │(5) 採決        │         │                │ ├───────┼──┼────────────┼─────────┼────────────────┤ │       │  │            │         │代表質問(九月二十五日)発言通告│ │   二 十日│ 木│議案調査        │         │                │ │       │  │            │         │正午まで            │ ├───────┼──┼────────────┼─────────┼────────────────┤ │       │  │            │         │代表質問(九月二十六日)発言通告│ │   二十一日│ 金│議案調査        │         │                │ │       │  │            │         │正午まで            │ ├───────┼──┼────────────┼─────────┼────────────────┤ │   二十二日│ 土│休日のため休会     │         │                │ ├───────┼──┼────────────┼─────────┼────────────────┤ │   二十三日│ 日│休日のため休会     │         │                │ ├───────┼──┼────────────┼─────────┼────────────────┤ │   二十四日│ 月│休日のため休会     │         │                │ ├───────┼──┼────────────┼─────────┼────────────────┤ │       │  │            │         │一般質問(九月二十七日)発言通告│ │   二十五日│ 火│代表質問        │         │                │ │       │  │            │         │正午まで            │ ├───────┼──┼────────────┼─────────┼────────────────┤ │       │  │            │         │一般質問(九月二十八日)発言通告│ │   二十六日│ 水│代表質問        │         │                │ │       │  │            │         │正午まで            │ ├───────┼──┼────────────┼─────────┼────────────────┤ │   二十七日│ 木│一般質問        │         │請願受理正午まで        │ ├───────┼──┼────────────┼─────────┼────────────────┤
    │       │  │(1) 一般質問      │決算特別委員会  │                │ │   二十八日│ 金│            │         │                │ │       │  │(2) 議案・請願委員会付託│(普通・企業会計)│                │ ├───────┼──┼────────────┼─────────┼────────────────┤ │   二十九日│ 土│休日のため休会     │         │                │ ├───────┼──┼────────────┼─────────┼────────────────┤ │   三 十日│ 日│休日のため休会     │         │                │ ├───────┼──┼────────────┼─────────┼────────────────┤ │ 十月 一 日│ 月│常任委員会       │各常任委員会   │                │ ├───────┼──┼────────────┼─────────┼────────────────┤ │    二 日│ 火│常任委員会       │各常任委員会   │                │ ├───────┼──┼────────────┼─────────┼────────────────┤ │    三 日│ 水│常任委員会       │各常任委員会   │                │ ├───────┼──┼────────────┼─────────┼────────────────┤ │    四 日│ 木│総合調整        │         │討論発言通告正午まで      │ ├───────┼──┼────────────┼─────────┼────────────────┤ │       │  │(1) 委員長報告     │         │                │ │       │  │            │         │                │ │    五 日│ 金│(2) 採決        │議会運営委員会  │                │ │       │  │            │         │                │ │       │  │(3) 閉会        │         │                │ └───────┴──┴────────────┴─────────┴────────────────┘       ─────────────────────────────────────── 16 ◯議長白壁賢一君)ここで、副議長と交代いたします。        (議長、副議長と交代) 17 ◯副議長久保田松幸君)日程第四、議長辞職の件を議題といたします。  白壁賢一君から、本日をもって議長を辞職したい旨の願い出がありました。  地方自治法第百十七条の規定により、白壁賢一君の退場を求めます。        (白壁賢一君退場) 18 ◯副議長久保田松幸君)お諮りいたします。議長の辞職を許可することに御異議ありませんか。        (「異議なし」と呼ぶ者あり) 19 ◯副議長久保田松幸君)御異議なしと認めます。よって、白壁賢一君の議長の辞職は許可することに決定いたしました。        (白壁賢一君入場) 20 ◯副議長久保田松幸君)白壁賢一君から、議長退任の挨拶をいたしたい旨の申し出がありますので、これを許します。白壁賢一君。        (白壁賢一君登壇) 21 ◯白壁賢一君 「心だに誠の道にかなひなば 祈らずとても神やまもらむ」、菅原道真の言葉であります。私の信念が正しいと思ったら、神に祈らなくても、神が守ってくれるという意味であります。  私が議長として、ここまで全うできたのも、神の御加護ということであります。  第百二十六代山梨県議会議長に就任させていただき、長い間、二百七十六日間。そして約束したこと、当初、所信表明で、何項目か皆さんにお約束したことを全て滞りなく完遂することができました。  これも、ひとえに皆様方の御協力があってのたまものと感謝申し上げる次第であります。  ちまたでは、いつものごとく、たらい回しだとか早くやめたとか、いろんな言葉がありますが、私は当初から、このお約束を全て終わらせた段階で、この議長の職を辞そうと考えていたところであります。本来ですと、六月までには終わらせたかった。しかしながら、さまざまな諸般の事情があり、九月までかかってしまったということであります。  県民の皆様に改めておわびを申し上げたいというふうに思います。私の力不足だったということであります。  といいながらも、これは皆様方の御協力があって、全てができたということであります。  最近の新聞等、テレビ等でもそうですが、たらい回し。じゃ、たらい回しと言われないためには何年やったらいいのか。きょう、ある、議長になられる候補の方が、四年間しなさいという話がありました。  人間、人々の進化論というのがあります。例えばアフリカで二十万年前に人類が発生して、それからだんだん動いてきました。今から約二万年前と言われていますけれども、ホモサピエンスが出てきまして、今の人類につながるわけでありますが、例えば十万年間、一人の人類と言われる人がずっといったとしたら、多分、この進化はなかっただろう。人の命は限界があり、次の人がまた新たに生まれて、その人が、あの人の前の人の失敗を繰り返さずに、さらに前の人のやったことにプラスしながら、御自身の発想をつけ加えていく。そして進化することが、人類の今の進化につながったということであります。  山梨県も、私よりも優秀な方が三十五人おられます。ということは、皆さんの後ろには約一万という方の負託が、ずっしりと肩に背負われているわけです。それだけ優秀な方々がここに来ているわけですから、ここにいる方々、誰が議長になっても、この山梨県の進化はとまらないというふうに考えております。  一年が短い。四年が長い。次に来るのは、この中の人が誰がやっても、すばらしいものができる。そして、これからやっていかなきゃならないことは、三期だけが議長対象者とならない。例えば今、少子高齢化の中でいきますと、先ほども申しましたが、これから山梨県の経済もどういう状況になるかわからない。ということは、二度三度、議長をやっていただく方が出て、おかしくない。  さらに申しますと、一期、二期の方でも、優秀な方が──優秀なそのはかりはどこなんだというと、ビジョンがあり、リーダーシップがある方がいたら、その方にやっていただければいい。これが、山梨県の発展の種になるというふうに確信しています。  きょう、ここで一時間やると、多分怒られますので、この程度にさせていただきたいと思いますけれども、いずれにしても、私がここまでできたのも、あれもそれもこれも、あっちもこっちも、全て皆さんのおかげであります。  少し変わった捉え方をされる方がおられたり、世間をおもしろおかしくマスメディアも取り上げるために、本当によかったねというところの一部分を切り抜いて、きょうは、たらい回しのところで話をしましたという記事になっておりますけれども、私は決してそんなことはないと思います。やることをやる。一年二年、何もしないで、だらだらやるよりも、短期間で、自分の考えたことを、中でしっかりと、その方向に導く。これがベストだというふうに考えております。  人それぞれ、価値観が多様化しておりますが、だんだんこれから、また道州制の話も出てくるでしょう。山梨県がどういう方向に行くか、よく考えていったときには、我々が今までと同じことをせずに、これからさらに新たな考え方を持った議長さんが出て、さらに進化させることが肝要であると思います。  長くなりましたけれども、私の退任に当たっての皆様方に対するお礼と感謝と御挨拶を申し上げました。  大変、長い間ありがとうございました。 22 ◯副議長久保田松幸君)ただいま議長が欠員となりました。  この際、議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。        (「異議なし」と呼ぶ者あり) 23 ◯副議長久保田松幸君)御異議なしと認めます。よって、議長の選挙を日程に追加し、選挙を行うことに決定いたしました。  議長の選挙を行います。  選挙は投票により行います。  議場の閉鎖を命じます。        (議場閉鎖) 24 ◯副議長久保田松幸君)ただいまの出席議員は三十六人であります。  会議規則第三十一条第二項の規定により、立会人に大柴邦彦君、山田一功君、小越智子さん、以上三人を指名いたします。  投票用紙を配付いたさせます。  念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。        (職員、投票用紙を配付) 25 ◯副議長久保田松幸君)投票用紙の配付漏れはありませんか。        (「なし」と呼ぶ者あり) 26 ◯副議長久保田松幸君)配付漏れなしと認めます。  投票箱を改めさせます。        (議事調査課長、投票箱を点検) 27 ◯副議長久保田松幸君)異状なしと認めます。  これより投票に移ります。職員の点呼に応じて順次投票願います。  点呼を命じます。        (次長の点呼に応じて投票) 28 ◯副議長久保田松幸君)投票漏れはありませんか。       (「なし」と呼ぶ者あり) 29 ◯副議長久保田松幸君)投票漏れなしと認めます。  投票を終了いたします。  開票を行います。  大柴邦彦君、山田一功君、小越智子さん、立ち会いを願います。        (立会人三名立ち会い、開票) 30 ◯副議長久保田松幸君)選挙の結果を報告いたします。       投 票 総 数           三十六票       有 効 投 票 数          三十票       無 効 投 票 数           六票       有 効 投 票 中         河 西 敏 郎 君       二十九票         小 越 智 子さん         一票  以上のとおりであります。  この選挙の法定得票数は七・五票であります。よって、河西敏郎君が山梨県議会議長に当選されました。  議場の閉鎖を解きます。        (議場開鎖) 31 ◯副議長久保田松幸君)ただいま議長に当選されました河西敏郎君に、会議規則第三十二条第二項の規定に基づき、告知をいたします。       (事務局長、当選告知書を伝達、承諾書受理) 32 ◯副議長久保田松幸君)ただいま議長に当選されました河西敏郎君を御紹介いたします。河西敏郎君。        (河西敏郎君登壇) 33 ◯議長河西敏郎君)議長就任に当たり、一言、御挨拶を申し上げたいと思います。  ただいま多数の皆様の御推挙により、山梨県議会の第百二十七代議長に御選任賜り、厚く御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。  このことは、私にとりまして身に余る光栄であります。責任の重さに身の引き締まる思いでございます。  先ほど、白壁前議長の退任の挨拶がありましたけれども、公正公平な議会運営と、議会改革に向けた数々の御功績に対し、心から敬意を表するものであります。大変お疲れさまでありました。
     私は議長の要職の就任に当たり、私の政治信条であります忍耐と勇気を肝に銘じながら、午前の所信表明会で述べさせていただいたとおり、これまでの議会改革の流れを受け継ぎ、議会の機能強化や公正公平な議会運営に全精力を注いでまいる所存でございます。  もとより微力でありますが、議員並びに知事を初め執行部各位の御指導、御協力を賜りますよう、お願い申し上げます。  就任の御挨拶とさせていただきます。どうかよろしくお願いいたします。ありがとうございます。 34 ◯副議長久保田松幸君)ここで、新議長と交代いたします。        (副議長議長と交代)       ─────────────────────────────────────── 35 ◯議長河西敏郎君)次に、日程第五、知事提出議案、第七十号議案ないし第七十九号議案、認第一号議案、認第二号議案、諮第一号議案及び諮第二号議案を一括して議題といたします。  知事から、上程議案に対する提案理由の説明を求めます。知事、後藤斎君。       (知事 後藤 斎君登壇) 36 ◯知事(後藤 斎君)平成三十年九月定例県議会の開会に当たり、提出いたしました案件のうち、主なるものにつきまして、その概要を御説明申し上げますとともに、私の所信の一端を申し述べ、議員各位並びに県民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げたいと存じます。  全国で大規模な災害が頻発し、大きな脅威をもたらしております。  七月には西日本豪雨、今月四日には台風二十一号、そして六日には北海道胆振東部地震により、大きな被害が発生いたしました。  亡くなられた方々に対し、心から御冥福をお祈り申し上げますとともに、御遺族の皆様にお悔やみを申し上げます。  また、被災された方々に対しまして、衷心よりお見舞いを申し上げますとともに、一日も早く日常生活を取り戻すことができますよう、心よりお祈り申し上げます。  本県としても、災害を受けた自治体や被災された方々に対しまして、引き続き、最大限の支援を行ってまいります。  さて、本年に入り、本県ゆかりのスポーツ選手が、国内外で大いに躍動しております。  二月の平昌冬季オリンピックにおいて、スピードスケートの菊池彩花選手が、女子チームパシュートで日本初、そして、冬季オリンピックとしては県勢初の金メダル獲得という快挙をなし遂げてから、山梨県勢の目覚ましい活躍が始まりました。  先月、ジャカルタで開催されましたアジア大会では、競泳男子の江原騎士選手や、競泳女子の鈴木聡美選手を初めとした本県ゆかりの選手など、総勢二十二名の選手が十五種目でメダルを獲得し、まさにメダルラッシュと呼ぶにふさわしい、すばらしい成績を残されました。  また、十月六日から始まるアジアパラ競技大会には、走り高跳びの鈴木徹選手が日本代表として出場されることとなっており、大いに活躍を期待しております。  さらに、高校生など若い力も、着実に育ってきております。  先月まで三重県で開催されておりました全国高校総体では、山梨学院高校がサッカー男子で四十三年ぶりの優勝を果たしたほか、日川高校、吉田高校や日本航空高校で、ウエイトリフティング男子や空手の個人・団体で優勝者を次々と輩出しております。  こうした本県ゆかりの選手の活躍は、県民にとっての誇りであり、東京オリンピック・パラリンピック大会まで残り二年を切った中、大会出場が期待される選手の皆様が、さらに力をつけ、世界の強豪を相手に大いに活躍されることを期待しており、県としても、こうしたスポーツ選手の育成に、より一層尽力してまいります。  次に、当面する県政の課題についてであります。  まず、県の障害者雇用についてであります。  先般、国の中央省庁において、厚生労働省が示している指針に反して、障害者手帳等を持たない対象外の職員を障害者に含めていたとの報道を受け、本県では、改めて職員の障害者手帳等の所持状況につきまして、確認作業を行ったところであります。  その結果、知事部局等及び教育委員会において、障害者として算入した職員百六十一人のうち四十五人については、手帳等の確認をとることができず、算定方法が不適切であったことに加え、障害者雇用率が障害者雇用促進法で義務づけられた法定雇用率を下回ることが明らかとなりました。  障害者雇用につきましては、県が先導役となり、積極的に推進すべき立場であるにもかかわらず、不適切な処理をしたことにつきまして、障害のある方々を初め、県民の皆様に心から深くおわびを申し上げます。  今後は、厚生労働省の指針に基づき適切に対応する中で、明年度には法定雇用率を達成できるよう、障害のある皆さんに対する雇用の具体的な拡充方策に早急に取り組むとともに、働きやすい職場環境づくりを積極的に進めるなどの取り組みを通じて、全ての県民の皆様がともに支え合い、誰もが生きがいを持って暮らすことができる共生社会の実現に向けて、最大限努力してまいる考えであります。  次に、防災対策の推進についてであります。  まず、豪雨災害対策についてであります。  今月四日、台風二十一号が上陸し、本県に観測史上最大級の暴風と、記録的短時間大雨情報が発表される激しい雨をもたらし、ハウスやブドウ棚の倒壊などの農業被害が発生しました。  本県においては、幸いにも目立った人的被害はなかったものの、ここ数年、台風などの影響による豪雨災害が全国で頻発し、その被害の深刻さの度合いも増してきております。  特に、西日本を中心とした七月の豪雨では、広島県や岡山県、愛媛県を中心とした西日本の広い地域で、多くのとうとい人命が失われ、建物やライフラインに大きな被害が発生しました。  県では、災害発生後、直ちに警察広域緊急援助隊を広島県に派遣し、その後も被災県や国などからの要請に基づき、臨床心理士の資格を持つ教諭や、土木系の技術職員、さらに保健師のチームを派遣しており、今後も、被災地からの要請に基づき、積極的に各般の支援を行ってまいります。  こうした災害は、近年、多発する豪雨災害への対策を一層強化していく必要性を再認識させるものとなりました。  そこで、本県においても、豪雨対策における重点課題を直ちに抽出したところであり、河川や砂防施設などのハード対策に加え、ソフト対策として、住民に提供する防災情報の内容やその発信手段の充実についても、速やかに着手しているところであります。  具体的には、避難判断の目安となる水位を設定する河川について、十河川程度を追加指定するとともに、県内全域の中小河川において、高齢者施設などの要配慮者利用施設が所在する箇所などを中心に、簡易型水位計二百基を可能な限り前倒しして設置を進めております。  また、市町村長とのホットラインの開設や、ハザードマップの認知度向上など、防災情報の効果的な提供に特に力を入れ、災害発生時の逃げ遅れゼロを実現してまいります。  次に、富士山火山防災対策についてであります。  富士山の噴火に伴う土砂災害を防ぐため、これまで国に対し、山梨県側の砂防事業の国直轄化を粘り強く要望してまいりました。  この結果、国において、平成三十年度予算で山梨県側の直轄砂防事業が予算化され、六月には本格的に事業が開始されており、ハード対策が大きく前進いたしたところであります。  また、住民の広域避難等のソフト対策を充実するため、今月三日、富士山における大規模噴火の発生を想定し、国、地元の八市町村及び防災関係機関などから約二百七十名の参加を得て、富士吉田合同庁舎に現地災害対策本部を設置するなど、これまで以上に大規模かつ、より実践的な総合図上訓練を実施いたしました。  本年度は、さらに、総合図上訓練と連動させた地元市町村との実動の避難訓練を十一月に実施することとしており、富士山火山防災対策をさらに充実させてまいります。  次に、東京オリンピック・パラリンピックへの対応についてであります。  東京オリンピック大会の自転車競技ロードレースについては、去る八月九日に大会組織委員会から、道志村及び山中湖村を通過するコースが公表され、これにより、史上初となるオリンピックの本県開催が正式に決定したところであります。  オリンピックの本県開催は、私にとりましても、この上ない喜びであると同時に、本大会まで二年を切り、来夏には、本番と同様の状況で行われるテストイベントが迫っていることから、大会の成功に向け、身の引き締まる思いであります。  今後、大会の開催に向けた準備を一段と加速させることとし、大会組織委員会や道志村、山中湖村などと緊密に連携し、県ロードレースアドバイザーに委嘱した今中大介氏の助言も得ながら、万全の体制を構築してまいります。  ロードレースコースの環境整備については、テストイベントや、二〇二〇年の本大会に向け、道路の補修などに必要な経費を九月補正予算に計上し、着実に整備を進めてまいります。  また、聖火リレーにつきましては、大会直前の二〇二〇年六月二十七日及び二十八日の二日間、県内で実施されることが、去る七月、決定したところであり、県では、その後、直ちに検討委員会を設置し、現在、県内のルート案などの検討を進めているところであります。  さらに、県民総参加によって大会を盛り上げていくため、先日、県や市町村などの行政に加え、スポーツ、消防、医療、教育、経済など幅広い分野からなる官民一体の組織として、東京オリンピック・パラリンピック山梨県実行委員会を立ち上げたところであります。  この実行委員会において、自転車競技ロードレースの円滑な運営に向けた準備のほか、フラッグツアーなどを開催することにより、県全体の機運醸成やおもてなしの向上などを図ってまいります。  これらの取り組みを通して、東京オリンピック・パラリンピック大会の開催に向けた準備を官民一体で着実に進めていくとともに、本県の魅力を世界に発信してまいります。  次に、人口減少対策についてであります。  私の知事就任以来、人口減少対策を県政の最重要課題として位置づけ、さまざまな施策を積極的かつ計画的に展開してきたところであります。  県内就職に係る協定を締結した首都圏の大学の増加などにより、本県出身学生のUターン就職率が上昇傾向にあるとともに、本県への移住希望についても、常に全国トップレベルの御評価をいただくなど、一定の成果はあらわれつつありますが、人口減少という大きな流れにあらがうためには、息長く、継続した取り組みが不可欠であると考えております。  この課題に官民一体で対応するため、去る七月に、県内の団体・企業・市町村など多様な主体をつなぐ人口対策アクティブネットワーキングやまなしを構築し、現在、五十九団体の参加をいただいております。  こうした中、県議会におかれましては、昨年四月の人口減少対策政策委員会の設置以来、県外調査や有識者からの意見聴取などを交え、移住・定住促進など人口減少対策に係る検討を重ねられ、七月には県に対し政策提言をいただいたところであります。  この御提言を踏まえ、まずは情報発信の強化に速やかに着手することとし、本県の移住・定住情報や外国人留学生向けの県内就職情報の効果的な発信に要する経費を九月補正予算に計上しており、人口減少対策の一層の充実強化に取り組んでまいります。  次に、県立育精福祉センター児童寮への指定管理者制度の導入についてであります。  育精福祉センターは、昭和二十九年に開設されて以来、本県の知的障害者支援における中核的な役割を担ってまいりました。  このうち、成人寮につきましては、平成二十五年に指定管理者制度を導入した一方、児童寮については、県直営による運営を続けてまいりましたが、本年五月、育精福祉センター家族会から、児童寮についても指定管理者制度を速やかに導入し、成人寮との一体的な管理・運営を求める要望がございました。  これを受け、県では、児童寮が抱える課題や役割を一つ一つ整理する中で、今後の児童寮の運営について検討してまいりました。  特に、児童福祉法の改正により、平成三十三年四月以降、十八歳以上の入所者は全て障害者施設やグループホームなどへ移行しなければならないため、障害者支援のノウハウを持つ事業者による複合的なサービス提供が必要となっております。  また、既に指定管理者制度を導入している成人寮では、民間のノウハウを活用した柔軟で迅速な施設運営やサービス提供に対し、家族会からも高い評価をいただいております。  こうしたことから、県といたしましては、児童寮についても、平成三十二年四月から、公募による指定管理者制度を導入することとし、その後、成人寮との一体的な管理・運営のための体制整備を進め、成人寮の現在の指定管理期間終了後の平成三十四年四月から一体的な管理・運営を行うことにより、育精福祉センターが今まで以上に、知的障害のある方やその御家族への支援の中核としての使命を十分に果たせるよう、体制の整備を進めてまいります。  次に、不登校児童生徒への対応についてであります。  小中学校における一年間に三十日以上欠席した不登校の児童生徒は、本県においては八百人を超えており、本県・全国ともに増加傾向にある中、児童生徒一人一人の思いや願いに沿った、きめ細かな支援の充実が必要であります。  こうした状況に対応するためには、小中学校を運営する市町村の不登校対策を県が積極的に支援するなど、県と市町村が一体となった対策が不可欠であることから、本年三月に開催された総合教育会議において、県の不登校対策における役割を整理するべきとの方針を示したところであります。  そこで、本県の体制を一層充実するため、県が運営する適応指導教室の今後のあり方や、市町村や福祉等の関係機関との連携強化など、さまざまな課題への対応について幅広く検討する委員会を設置することとし、県を中核とした不登校対策のあり方について、早急に協議を進めてまいります。  次に、安全登山対策についてであります。  明年八月に本県で開催される「山の日」記念全国大会を控え、山岳観光の振興に向けて絶好の機会を迎える一方で、本年の夏山シーズンにおいても山岳遭難が相次いで発生しており、登山者に対する安全対策は極めて重要な課題であります。  県では昨年、登山者の意識の高揚を図ることを柱とした山梨県登山の安全の確保に関する条例を制定したところであり、八月には、この条例に基づき、富士山、南アルプス、八ヶ岳の一部区域を安全登山推進区域として指定いたしました。  本年の十月二十日から、この区域に登山する際は、登山届の提出を努力義務とし、さらに明年度の厳冬期には、この区域の一部で提出を義務化する予定であることから、現在、関係団体と連携した各登山口における指導・勧告体制の構築に向け、協議を進めております。  一方、標高が高く、危険度の高い山だけではなく、近年は難易度の低い山においても、道迷いなどによる遭難事故も目立ってきており、登山ファンの裾野の広がりとともに、こうした山における安全確保も、重要な課題であります。  そこで、今後、登山の安全に対する啓発活動も、警察や市町村に加え、民間の力も活用し、幅広い主体との連携のもと、情報発信の強化等の取り組みを進めてまいります。  次に、やまなしパワーの拡充についてであります。  本事業は、本県のエネルギー供給力の充実の一環として、安価な電力の供給による県内企業の活性化を図るため、企業局と東京電力の共同事業により平成二十八年四月に開始して以来、四百社を超える多くの企業に御利用いただいておりますが、本年度末には三年間の事業期間の満了を迎えます。  これまでの取り組みにより、企業等に対し、県内への立地や事業拡大を促進するとともに、雇用の創出に寄与したこと、また、多くの企業から、本事業の継続を要望する声が多数寄せられていることから、東京電力と協議を行い、明年度から三年間、やまなしパワーPlusとし、事業内容を拡充することといたしました。  やまなしパワーPlusでは、電気料金の割引率や対象企業の拡大を行うとともに、環境価値を提供するメニューを新たに創設するなど、内容の充実を図り、従来にも増して企業活動を積極的に支援することで、県内への立地や既存企業の事業拡大を力強く促進してまいります。  また、事業の実施に伴う利益については、引き続き、子育て支援などに活用することに加え、新たに教育分野にも充当するなど、幅広く県民福祉の向上に役立ててまいります。  次に、トップセールスについてであります。  県産品の販路拡大と外国人観光客の誘客を図るため、七月にはインドネシアにおいて、八月にはベトナム・フィリピンにおいてトップセールスを実施してまいりました。  インドネシアにおいては、現地の大手財閥企業のCTコープ社と、観光交流の促進、県産農産物等のインドネシアへの輸出拡大を図るための相互協力に関する合意書を締結するとともに、関連の旅行会社による旅行商品の造成及び同社の農産物等の取り扱いについて意見交換を行いました。  また、今回は県産果実のトップセールスを初めて実施し、インドネシア最大手の果実輸入事業者や現地小売事業者との意見交換を通じて、新たな関係を構築するとともに、高級スーパーマーケットにおいて、現地のマスメディアや消費者を対象とした桃やブドウの試食会を開催し、山梨ブランドの品質の高さを大いにアピールするとともに、誘客に向けた本県観光の魅力もPRしてまいりました。  ベトナムにおいては、現地流通事業者や消費者に対し、県産酒のPRを行ったほか、ホーチミン市等との意見交換を通じて、観光客の誘致や人的交流に向けて関係強化を図ってまいりました。  初めての訪問となるフィリピンにおいては、現地の旅行会社と意見交換を行うとともに、パンパンガ州や、県内事業者が連携事業を展開しているパンパンガ国立農業大学を訪問し、新たな関係の構築を図ってまいりました。  今後も、今回訪問した国の方々との関係を一層強化し、観光、農業、産業など、さまざまな分野で、将来的に大きな実を結ぶよう、継続的なフォローアップに努めてまいります。  次に、提出案件の内容につきまして御説明申し上げます。  今回提出いたしました案件は、条例案五件、予算案三件、その他の案件六件となっております。  条例案のうち、主なるものにつきまして申し上げます。  山梨県附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例についてであります。  がん登録等の推進に関する法律に基づき、がん情報等の利用等に関する事項の調査審議を行うための審議会を設置するものであります。  次に、予算案のうち主なるものにつきまして申し上げます。  子供の心のケアに係る総合拠点の開設を見据え、支援体制のネットワークの構築に要する経費を計上いたしております。  また、病床の機能分化・連携や在宅医療の推進、後発医薬品の使用の推進に要する経費を計上いたしております。  このほか、既に申し上げました東京オリンピック大会自転車競技ロードレースのコース整備、県外からの移住・定住や外国人留学生の県内就職を促進するための情報発信機能の強化、不登校に対する、より効果的な施策や取り組みについての検討などに要する経費を計上いたしております。  以上の内容をもって編成いたしました結果、一般会計の補正額は、十一億円余、既定予算と合わせますと四千六百五十一億円余となります。  その財源といたしましては、地方交付税五億円余、国庫支出金三億円余、県債一億円余などとなっております。  その他の案件につきましては、いずれも、その末尾に提案理由を付記しておりますので、それによりまして御了承をお願いいたします。  さて、本県は、これまで申し上げました当面する喫緊の課題への対応に加え、明年は、本県の将来を左右する大きなイベントを控えております。
     五月には山梨県人会連合会の創立七十周年記念大会、六月には食育推進全国大会、八月には「山の日」記念全国大会が本県で開催されることに加え、夏から秋にかけて、東京オリンピック自転車競技ロードレースのテストイベントやラグビーワールドカップが、それぞれ開催予定であります。  これらの好機を余すことなく山梨の活力に変え、国内外に「山梨ここにあり」と力強く発信するためには、全ての山梨県民の力を結集し、取り組むことが不可欠であります。  私自身、その連携の核として、引き続き、全身全霊を傾け、努力してまいる所存でありますので、議員各位を初め、県民の皆様の一層の御理解と御協力を賜りたく存じます。  何とぞ、よろしく御審議の上、御議決あらんことをお願い申し上げます。 37 ◯議長河西敏郎君)知事の提案理由の説明が終わりました。       ─────────────────────────────────────── 38 ◯議長河西敏郎君)次に、日程第六、指定管理施設の管理の業務又は経理の状況及び県出資法人経営状況の調査の件を議題といたします。  ただいま議題といたしました件について、指定管理施設・出資法人調査特別委員長の報告を求めます。指定管理施設・出資法人調査特別委員長山田一功君。        (指定管理施設・出資法人調査特別委員長 山田一功君登壇) 39 ◯指定管理施設出資法人調査特別委員長山田一功君)指定管理施設・出資法人調査特別委員会に付託されました案件の審査の経過及び結果について、御報告申し上げます。  まず、審査の結果から申し上げますと、お手元に配付の委員会報告書のとおり、「出資法人については、いずれの法人もおおむね設立の趣旨に沿って一定の経営努力のもとに運営されていた。また、指定管理施設については、いずれの施設も管理の業務及び経理の状況について、おおむね効果的、効率的な運営がなされており、利用者の満足度が高い施設も多かったが、一部、誘客に向けた取り組みに改善を要するものがあった。委員からは、指定管理施設の人員配置及び人件費については、職員の職務・職責や施設の状況等を踏まえ確認し、翌年度以降の適切な運営につなげるべきである。また、施設については、今後、老朽化に伴い、施設の修繕費がふえていくと予想されるので、計画的に修繕を行っていく必要があるなどの意見が出された。平成二十六年度から当特別委員会を毎年度設置し、今年度までに、対象となる指定管理施設・出資法人を全て審査したところであり、これまでの委員会の審査結果を踏まえ、県は、引き続き、指定管理施設及び出資法人が、その目的に沿った運営が行われるよう、業務内容や経営状況等を的確に把握し、適切な指導監督に努め、より効果的かつ効率的な運営を図っていくことを求めるものとする」とすべきものと決定いたしました。  次に、審査の経過から、主なるものについて、その概要を申し上げます。  初めに、県出資法人についてであります。  まず、株式会社山梨食肉流通センターについて。  「畜産農家が高収益の出るような海外輸出や、海外からの輸入牛肉・豚肉に対抗するためのブランド化の推進など、もうかる畜産経営を推進する必要があるのではないか」とただしたのに対し、「食肉流通センターでは、現在、牛肉については四つの国・地域に輸出可能で、これまでに二・五トン、豚肉については三つの国・地域に輸出可能で、これまでに三・三トン輸出しており、それぞれ、その中には、本県の銘柄食肉である甲州牛や甲州富士桜ポークも含まれている。銘柄食肉については随時PRを行っており、食肉祭りの開催や農業まつりなどのイベントにおいても積極的に出展し、ブランド力の向上と販路拡大に努めている」との答弁がありました。  次に、公益財団法人山梨県体育協会についてであります。  「協会の主な事業の一つに県内スポーツの振興があるが、二〇二〇年のオリンピック・パラリンピック東京大会に向けて、何か新しい事業を取り組んでいるのか」とただしたのに対し、「平成二十九年度から、現在の日本スポーツ協会からジャパン・ライジング・スター・プロジェクトという事業を受託している。この事業は、オリンピックでメダル獲得が期待できる十二歳から十七歳までの人材を発掘するプログラムであり、山梨県はウエイトリフティング競技の拠点県に選ばれている。全国から優秀な選手を集め、東京オリンピックとその先のオリンピックまで見据えてメダル獲得を目指し、競技力を向上していく」との答弁がありました。  次に、指定管理施設についてであります。  山梨県立男女共同参画推進センターについて、「男女共同参画社会実現のためには、女性の活躍とともに、男性が家庭について、どのようにサポートできるかが重要となってくるが、具体的に男性をターゲットにした事業を行っているのか」とただしたのに対し、「毎年六月の男女共同参画推進月間に、家事や育児に取り組む男性を対象としたカジダン・イクメン写真展を開催したり、父親を対象とした親子工作教室を開催したりするなど、男性の家庭における役割の重要性について意識啓発するような講座を実施している。また、昨年度からは、家庭や子育てについての悩みや不安などについて、父親同士が語り合う場として男の”子育て座談会”を新規に立ち上げ、男女共同参画社会に向けた地域のネットワークづくりにも努めている」との答弁がありました。  次に、山梨県立愛宕山こどもの国についてであります。  「利用者満足度では比較的、施設の状況に関する評価が低く、特に遊具に対しては改修の要望も出ている。新しい遊具の設置等を含めて、利用者ニーズに応えていく必要があるのではないか」とただしたのに対し、「五年間の利用実績がほぼ横ばい状況であり、この理由としては、老朽化により施設の魅力が低下していることも一因と考えている。また、遊具の老朽化だけではなく、ベビーカーでの移動が困難であることや、授乳室がないという面もある。施設の利用状況の調査をゴールデンウイーク及び夏季休暇期間に実施しているので、今後、利用者増加に向けて、それらを分析し、愛宕山の施設全体の方向性を検討したい」との答弁がありました。  最後に、お配りした委員会報告書で報告いたしました内容と一部重複しますが、各委員から意見が多く寄せられた指定管理施設に係る事項のうち、特に三点について御報告いたします。  まず、施設職員の人員配置及び人件費についてであります。「異なる施設で同一人物が管理職についていたり、職員が常時一名しか配置されていなかったりなど、人員配置が適正に行われているか、疑念が残る施設が見受けられた。また、人件費についても、職員の職務・職責から見て適正かどうか、施設の状況を踏まえながら考える必要がある」との意見がありました。  次に、施設の老朽化への対応についてであります。「多くの県立施設が老朽化しており、利用者サービスの低下につながるおそれがあることから、大規模修繕や建てかえ等について、大きな決断を持って、早期に計画的に進めるべきではないか」との意見がありました。  三点目は、事業に係る外部委託についてであります。「指定管理施設については、指定管理者に包括的に施設の管理を委任しているが、本来、指定管理者が行うべきと考えられる事業について、外部に委託しているとおぼしき案件が多数見受けられる。外部委託についてはその内容を精査すべきである」との意見がありました。  執行部は、今後、指定管理者制度の実施に当たり、以上の点に御留意ください。  以上をもちまして、指定管理施設・出資法人調査特別委員長の報告といたします。 40 ◯議長河西敏郎君)指定管理施設・出資法人調査特別委員長の報告が終わりました。  これより、委員長の報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。        (「なし」と呼ぶ者あり) 41 ◯議長河西敏郎君)質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。  発言の通告により、小越智子さんの発言を許します。小越智子さん。        (小越智子君登壇) 42 ◯小越智子君 指定管理施設及び出資法人の審査の結果報告に反対の討論を行います。  設立趣旨に基づき運営している出資法人もありましたが、明らかに不適切なものがありました。  県体育協会は、評議委員会が理事会を監督するとしながらも、評議委員は、加盟団体の代表者で大半が占められ、第三者的立場の評議委員は、大学の教授など二名だけです。  評議委員会は最高議決機関であり、理事を選任、解任する責務があります。幅広い立場の評議委員が必要です。体育協会の会長は後藤知事が務めています。会長は、専務理事とともに代表執行理事として、業務執行の責任を負うと明記されています。県からの補助金事業も多く、毎年、体育協会から県への予算要望が提出されています。  補助金を出す者と補助金を受ける者が同一であることは、極めて不適切です。他県では、知事が会長であっても、儀礼的な者と定められていたり、執行理事は、企業の代表者や学識経験者が当たっています。  体育協会を指導監督する者と指導を受ける者が同一であり、公益財団法人として極めて不適切であり、健全な運営とは認められません。  今回、抽出審査した指定管理施設は、いずれも老朽化が大きな問題になっています。  修繕費用が六十万円を超える場合は、県が負担すると規定があるにもかかわらず、愛宕山こどもの国では、二百四十八万円の防護柵修繕を指定管理者が負担していました。  県立八代射撃場は、かいじ国体以来、大規模修繕がなく、トイレはくみ取り、エアコンもない。国体の大会は開催できない老朽化施設です。国体施設として射撃場は必須と答弁がありながら、これまでも今後も、大規模修繕するか否かも定かではありません。  指定管理施設は、民間の自由な発想で、住民サービスを向上させるはずでしたが、施設の管理・運営だけが主となり、事業そのものを外部委託している施設が散見されます。  青少年センターや科学館など、施設のメーン事業を外部委託していました。富士北麓駐車場は、指定管理の主たる業務そのものである駐車場管理業務を外部委託していました。これならば、指定管理ではなく、県直営で業務委託したほうが、効果的ではないでしょうか。  外部委託するのは人件費を削減するためとも推察できます。有能な経験と知識を持ってこそ、事業が展開できます。人材育成を怠り、安易に外部への事業を委託することは、県立の施設として質の低下につながります。  老朽化への対応、経費節減のために、人件費の削減は、もはや限界です。県職員は給与が引き上げられてきたのに、体育協会では、経費節減として賃金カットが続いています。  指定管理施設は非正規労働者が多く、年収二百万円以下も珍しくありません。また、雇用人数そのものを削減する傾向にあり、施設の安全確保の面からも不安があります。  もうかりそうな指定管理施設は、株式会社が管理業務を行い、老朽化している施設は、公益法人の県の外郭団体が受けざるを得ない状況です。  指定管理施設となっても県立の施設であり、安全管理の責任は県にあります。築四十年以上がたち、老朽化している施設を今後、建てかえるのか、大規模修繕するのか。その時期、費用負担を明確にしなければ、ますます人件費削減、外部委託が進み、住民サービスの低下につながり、県立の施設として県の責任が問われる。  良好な運営とは言いがたく、審査結果の報告に反対します。 43 ◯議長河西敏郎君)以上で、討論を打ち切ります。  これより、指定管理施設・出資法人調査特別委員長の報告について、起立により採決いたします。  お諮りいたします。指定管理施設・出資法人調査特別委員長の報告は、これを了承することに賛成の諸君の起立を求めます。        (賛成者起立) 44 ◯議長河西敏郎君)起立多数であります。よって、指定管理施設・出資法人調査特別委員長の報告は、これを了承することに決定いたしました。       ─────────────────────────────────────── 45 ◯議長河西敏郎君)次に、休会についてお諮りいたします。  九月二十日及び二十一日は、議案調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) 46 ◯議長河西敏郎君)御異議なしと認めます。よって、休会についてはお諮りしたとおり決定いたしました。  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  来る九月二十五日、午後一時、会議を開き、代表質問を行います。  本日は、これをもって散会いたします。                                          午後三時二十一分散会 発言が指定されていません。 Copyright © Yamanashi Prefecture, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...