入善町議会 2015-03-01
平成27年第9回(3月)定例会(第4号) 討論・採決
その理由については、いまだ原因が解明されていない難病も数多くあることから、特定の疾病を対象に含めるよう意見書を提出することは差し控えるとして、難病に苦しむ方や家族の大変さを考え、対象拡大に向けた趣旨についてのみ賛同するというものであります。
以上、総務常任委員会の審査報告といたします。
5:
◯議長(
中瀬範幸君) 次に、産業教育常任委員長 野島 浩君。
〔産業教育常任委員長 野島 浩君 登壇〕
6:
◯産業教育常任委員長(野島 浩君) 本
定例会におきまして、産業教育常任委員会に付託された諸案件について、審査結果を報告いたします。
当委員会で付託案件について慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の審査報告書のとおり、議案第1号 平成27年度入善町一般会計予算のうち当委員会付託部分、議案第3号 平成27年度入善町簡易水道特別会計予算、議案第4号 平成27年度入善町育英奨学資金特別会計予算、議案第5号 平成27年度入善町下水道特別会計予算、議案第6号 平成27年度入善町農業集落排水特別会計予算、議案第8号 平成26年度入善町一般会計補正予算(第7号)のうち当委員会付託部分、議案第10号 平成26年度入善町下水道特別会計補正予算(第4号)、議案第11号 平成26年度入善町農業集落排水特別会計補正予算(第2号)、議案第14号 飯野コミュニティ防災センター条例の制定について、議案第15号 横山地区交流防災センター条例の制定について、議案第16号 入善町教育委員会教育長の勤務時間その他の勤務条件及び職務に専念する義務の特例に関する条例の制定について、議案第29号 入善町手数料条例の一部改正について、議案第30号 入善町体育施設条例の一部改正について、議案第31号 野中地区交流センター条例の一部改正について、議案第33号 公の施設の指定管理者の指定について、議案第34号 町道路線の認定、廃止及び変更について、以上16件については、賛成全員で可決すべきものと決しました。
以上、産業教育常任委員会の審査報告といたします。
7:
◯議長(
中瀬範幸君) 以上をもって、それぞれの常任委員長の審査報告を終わります。
(討 論)
8:
◯議長(
中瀬範幸君) これより討論を行います。
上程された案件全てまとめて御意見があれば承ります。
1番
井田義孝君。
〔1番
井田義孝君 登壇〕
9: ◯1番(
井田義孝君) 私は、日本共産党を代表して、議案第1号 平成27年度入善町一般会計予算、議案第2号 平成27年度入善町国民健康保険特別会計予算、議案第20号 入善町の職員の給与に関する条例の一部改定について、議案第25号 入善町国民健康保険税条例の一部改定についての議案4件について反対し、そのほかの議案については賛成し、請願第1号、請願第2号、陳情第1号及び12月議会より継続審査となっていた「難病医療法における助成対象の拡充を求める陳情」については採択すべきとの立場で意見を述べます。
一般会計予算については、町独自の課題に取り組みながら、より住みよい入善町を目指して、町長はじめ役場の皆さんは努力されたと思います。
しかし、大企業と一部富裕層のみが恩恵を受け、富裕層と庶民、都市と地方の格差を拡大するアベノミクスを進める国の予算の影響は、町の新年度予算にも影響を与えています。特に社会保障の分野で後退しており、町民の暮らしから見ると、賛成することはできません。
歳入では、地方交付税の増額は1,000万円にとどまり、町税が4,800万円も減った分を補完できていません。
そもそも地方交付税とは、地方自治体運営の自主性、独立性を保障するために国が財源を平らにならすのが趣旨であり、町は堂々と国に増額を要求すべきであります。
また、消費税8%増税の激変緩和措置だったとはいえ、民生費国庫補助金は3,400万円以上も引き下げられ、その結果、低所得者への臨時福祉給付金は月1万円から6,000円に、子育て世帯臨時特例給付金は1万円から3,000円へと大幅に引き下げられました。今後も消費税は8%のままなのにです。
町は、要支援1、2の人の通所介護について、町の総合事業に移っても、これまで同様のサービスを受けられるとしてきましたが、その保証がないことが明らかとなりました。
厚生労働省が要支援の人の通所介護に支払われる報酬を20%以上も引き下げたためです。これは町長の責任ではありませんが、要支援の人へのサービスが低下しないよう、町としても手だてを講じる必要があります。
私の一般質問に対し、「要支援の人は短時間サービスでよい」という旨の回答がありましたが、受け皿となるべき町独自サービスを安上がりで済まそうという内容であるとすれば、許されるものではありません。
改善が求められている臨時保育士の待遇も、11年目の正規職員が月22万4,000円なのに対して臨時保育士は16万8,000円と低水準のままです。中には10年以上も臨時のままで働いている方もおられます。民間では法律上認められない異常な事態であり、いまだ解消されていない保育所の入所制限とともに一刻も早く改善されるべきです。
また、学童指導員の現場からも求められている専門職員の配置予算も検討されていません。
以上のような理由で、一般予算には反対せざるを得ません。
さて、議案第2号 平成27年度入善町国民健康保険特別会計予算及び議案第25号入善町国民健康保険税条例の一部改正についてですが、現在でも高過ぎると批判のある国保税が1世帯当たり1万421円も上がることとなり、町民の負担が増すこととなります。
円安による物価上昇や消費税の増税、年金の実質削減で、町民の負担は増すばかりです。町の一般会計からの繰り入れを増やしてでも、住民負担増を食いとめるべきです。
しかし、国保税値上げの最も大きな原因は国庫負担の削減であり、国保財政と町民の健康のため、国庫負担の引き上げを強く求めていくべきです。
また、議案第20号 入善町の職員の給与に関する条例の一部改正については、職員の給与を2%引き下げるものであります。
昨年の物価上昇率は2.7%であり、2%の引き下げとなれば、実質給与は4.7%もの引き下げになります。政府は、民間には給料を上げろと言っておきながら、公務員だけは下げるというのは理屈に合いません。
地方公務員の給与は、ここ10年間で次々に引き下げられてきました。総務省の地方公務員給与実態調査から推計すると、20年から25年勤務の町村の一般行政職の年間給料と期末勤勉手当を合わせた額だけで、10年前と比べて約33万円、6.3%も減っています。丸々1カ月分の給料が消えたことになります。公務員の給与引き下げは地方経済にも影響を及ぼします。これでは景気回復にはつながりません。
さて、請願第1号 介護報酬引き下げ撤回・介護労働者の処遇改善と人材確保に関する国への意見書提出を求める請願、請願第2号 安全・安心の医療・介護の実現と夜勤改善・大幅増員に関する国への意見書提出を求める請願ですが、介護現場の実態を無視した介護報酬の引き下げで町内の施設も大幅な減収となり、事業の存続が危ぶまれる事態となっています。町内の高齢者の行き場がなくなってしまうのではと本当に心配です。
また、介護職員の待遇を抜本的に改善して、2025年までに県内で1万人の介護職員を増員することは急務となっており、請願第1号は採択すべきと考えます。
同時に、夜勤など、医療、介護の業務の過酷さから体を壊して退職する職員が後を絶たず、医師、看護師、介護職員が不足しています。地域の医療、福祉の体制を守るためにも、請願第2号も採択すべきと考えます。
また、陳情第1号は、生活困窮者の自立を支援する東部生活自立支援センターの機能拡充、その一環として、生活保護、就学援助世帯の子どもの学習支援を求めるものであり、賛成すべきと考えます。
継続審査となっている「難病医療法における助成対象の拡充を求める陳情」について、今回選定されなかった難病の患者、家族は選定を強く望んでおり、また、軽度者の除外は、適切な治療を受けられずに重度化を招く懸念もあることから、意見書採択に賛成するものであります。
以上で私の討論を終わります。
10:
◯議長(
中瀬範幸君) ほかにありませんか。
11番
松澤孝浩君。
〔11番
松澤孝浩君 登壇〕
11: ◯11番(
松澤孝浩君) 本3月定例議会に付託された議案第1号 平成27年度入善町一般会計予算並びに議案第34号 町道路線の認定、廃止及び変更についての全ての議案に賛成をするものであります。
また、請願第1号ないし請願第2号については不採択すべき、陳情第1号についても不採択すべきと決することを提案します。
そしてまた、平成26年陳情第4号については、趣旨採択すべきものと思います。
まず、議案第1号について、賛成の立場から若干意見を申し述べたいと思います。
まず、平成27年度入善町一般会計予算でありますが、笹島町長が就任後、初めての予算であり、笹島町長の選挙公約であり、テーマでもある「もっといい街、住みよい入善」をまちづくりの基調とし、「地域基盤づくり予算」(ストップ人口減少)として編成したと、町長から提案理由が述べられました。
前町長であります米澤町長が策定された総合計画をもとに、7代目町長として、笹島町長の意欲を感じる予算というふうに高く感じるものであります。
平成27年度一般会計予算額は108億4,340万円、対前年度比1億6,240万円、1.5%の増であります。
主な財源となる歳入では、前年度と比較して町民税では、個人町民税は給与所得の回復の兆しが見られる中、2.8%の増、一方、法人町民税については法人税割の税率引き下げにより4.1%の減、また、固定資産税においては評価がえの影響から3.5%の減であり、町税全体では前年度比1.5%の減の31億6,634万円を見込んでいるとのことであります。
地方交付税においては0.4%の増、地方消費税交付金については税率の引き上げにより39.6%の増、地方譲与税では4.5%の減であります。
税収等の不足を補うために、財政調整基金、減債基金からの基金繰り入れを中心とし、50.3%増の8億8,390万円を財源に充てておられます。
依然として予断を許さない厳しい財政状況の中で、健全財政を維持し、後世に大きな負担を残さぬような予算執行に当たっていただきたいと思います。
さて、笹島町長が掲げる主な事業として、新たに、子どもたちの健やかな成長と子育てを支えるため、結婚、妊娠、出産、子育てに対する切れ目のない支援の流れをつくり出す取り組みであります。
これまで自治体にとってタブーとされていた結婚、人生の節目節目に積極的に町がかかわり、妊娠、出産、子育てに結びつけることで人口減少に歯どめをかけるとのことであります。
新たな取り組みとして、結婚活動支援事業、不妊治療費助成、乳幼児在宅育児支援制度の創設、子宝支援の拡充、第3子以降の保育料無料化、そして小学校6年生までの学童保育への受け入れなどに着手される当局の取り組みを高く評価するものであります。
これらの事業は、数年ですぐに結果があらわれる事業ではありませんので、粘り強く継続的な取り組みを求めるものであります。
また、失敗を恐れずに新たな事業に職員が一丸となり遭進していただきたいと思います。
次に、経費削減についてでありますが、前例や慣習にとらわれず、住民サービスの向上につながる事務事業の見直し、庁費等の削減に努めるとのことであります。
今回、議会に提出されました資料で、行財政改革大綱、入善町職員定員管理計画、行財政改革実施計画などが示されたところであります。
これまでも、行財政改革については議会で大変議論が活発に交わされ、議会の代表質問、一般質問においても議論がなされていたところであります。
笹島町長が目指す方向性が、今まさに示されたところであります。
中でも、組織機構改革では、行政サービスの向上を図るために、「結婚・子育て応援課」「がんばる農政課」「キラキラ商工観光課」などを新設し、統合による業務の効率化に努めるとともに、窓口サービスの向上を目指すために、1階のワンフロア化、女性職員の制服化などさまざまな取り組みをなされますが、これはまさしく笹島町長が職員時代に経験したものを生かして取り組まれていると感じます。
役場のイメージアップを図るとともに職員の向上につなげ、町民から「役場が変わったよ」と言っていただけるように願うものであります。
また、補助金、助成金については、前例や慣習にとらわれず見直すとの町長の考えでありますが、見直しに際しては、各種団体の理解のもとに協議を重ねて執行に当たっていただきたいというふうに思います。
今回の予算は、町長が新たに挑戦する予算であります。その中においても、新たな事業に着手する中において必要となる財源の確保に当たっては、それぞれ大きな問題点があるというふうに思います。
議案にもありましたとおり、町長の給与の改定、そしてまた職員の給与の改定の中に、町長はじめ職員が一丸となって、新たな事業の財源の確保に努力しておられることも、また高く評価するものであります。
しかしながら、町長の改革は、改革として町民に示すだけではなく、町民の理解なくして、これは押しつけにならざるを得ません。そのためにも、まちづくり懇談会や広報を通じて、これから笹島町長が目指すまちづくりの原点を示していただき、理解していただき、協力をいただくような方向性を出していただきたいというふうに思います。
次に、陳情第1号 生活困窮者自立支援法の下、富山県に東部生活自立支援センターの拡充と「子どもの学習支援事業」推進の意見書採択を求める陳情書であります。
東部生活自立支援センターが実施する相談事業については、現在、入善町では隔週ごとに出張相談が実施されているところであります。
毎週、終日に拡充することは本当に理解できることでありますが、広範囲を担当する自立支援センターの人員にも限りがある中、現在では、町社会福祉協議会においても、相談があった場合には面談し、対応しているところであります。
必要に応じて自立支援センターや厚生センター、役場等が連携し、十分な対応ができていることから、これに反対するものであります。
次に、請願第1号 介護報酬引き下げ撤回・介護労働者の処遇改善と人材確保に関する国への意見書提出を求める請願書についてであります。
今回の引き下げで、「介護職員の処遇が今後悪化するのではないか」「介護の経営が危なくなって、要介護者が施設に入所できなくなるのではないか」「必要なときに介護サービスが受けられなくなるのではないか」といった国民に不安の声があるのも事実であります。
しかしながら、今回の改定では、事業者に支払われる介護報酬は、総額では2.27%の減となったものの、その内訳は、介護職員処遇改善加算を拡充し、月1.2万円を増やすための分で1.65%の増となり、良好なサービスを提供する事業者への加算や、地域に密着した小規模な事業所の配慮のための分でも0.56%の増であります。
このことから、各介護サービスの収支の状況や施設の規模、地域の状況に応じてめり張りをつけることで、サービスごとの料金を適正化にするために4.8%減となったところであります。
また、介護事業者の利益を示した収支差率は、2013年決算では、介護老人施設では8.7%、通所介護では10.6%となっており、一般的な中小企業の収支差率の2.2%、これは2012年の統計でありますが、全企業でも4.0%であることを比較すると、高水準になっている傾向があります。
確かに介護関係者にとっては、利益が残ることにより、施設の更新時に必要な経費と言われる内部留保の資産が必要なこともわかりますが、適正な水準と言えるか、疑問を感じるものであります。
また、確かに介護関係者にとっては、介護報酬がプラス改定であることにこしたことはないと思いますが、仮にプラス改定した場合に、65歳以上の高齢者の負担金は全国平均で月5,800円程度の増、介護報酬では全国平均5,550円程度の増を見込んでおります。
今回の改定により、介護保険料は年間1人当たりで3,000円の負担が軽減されるとも報道がなされているところであります。この軽減がなければ、同じ介護保険料を負担している40歳から64歳までの人たちにも大きな影響が及ぶわけであります。
国民の税負担と介護保険の負担増は避けては通れないことも事実でありますが、制度を運営していくためには、給付と負担のバランスが重要であり、介護報酬を一概に引き上げればいいというものではないと思います。給付と負担の両面を合わせ、バランスをよく見て、介護給付を抑えても、介護の質を落とさないという工夫を模索する必要があると感じます。
以上で、請願第1号については反対するものであります。
次に、請願第2号 安全・安心の医療・介護の実現と夜勤改善・大幅増員に関する国への意見書提出を求める請願書についてであります。
本請願に記載されているように、医療分野の雇用の質を向上させ、深刻な人手不足を早急に解消することは、喫緊の課題であることは間違いありません。しかし、単純に大幅増員をすれば問題が解消するというものではないと私は感じるものであります。
また、看護師などの夜間勤務をする方の処遇、労働環境や労働条件の改善などは大変重要な問題と考えるが、その理想を実現しようとすれば、医療報酬の上昇は避けては通れないものであります。
医療スタッフが健康で安心して働き続けられる環境を整備することについては異論はないものですが、基本的には、病院が労働基準法にのっとった基準の範囲内で工夫すべきと考えます。
また、福祉サービスは、人が人に対して行う事業であり、処遇の改善については、さらなる議論が必要と考えます。
国家戦略として位置づけられた医療・介護等の産業特性に配慮し、多面的な質の向上と、それに見合った賃金体系の改善等、国の取り組みを注視していきたいと考えるものであります。
以上のことから、本請願には反対するものであります。
次に、平成26年陳情第4号 難病医療法における助成対象の拡充を求める陳情書であります。
2月12日、国会で安倍総理が行った施政方針演説では、「難病の皆さんへの医療費助成を大幅に広げ、小児慢性特定疾病について新たに107疾病を助成対象とし、7月には、新たに300の難病についても拡充を目指す」と表明しております。
実際、1月からは指定難病については56疾病から110疾病に対象が拡充され、この夏には約300疾病まで拡大される見込みであります。
また、小児性慢性特定疾病についても、1月時点で514疾病から704疾病へと拡大されております。
難病に苦しむ方、それを支える家族の大変さを考えると、対象の拡充は的を射た施策と考えます。
いまだ原因も解明されていない難病も数多くあり、特定の疾病だけを対象に含めるよう意見書を提出するのはいかがなものかと考えるものであります。
したがって、対象拡大に向けた趣旨については賛同することといたして、趣旨採択すべきものと思います。
以上で討論とさせていただきます。
12:
◯議長(
中瀬範幸君) ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
13:
◯議長(
中瀬範幸君) 御意見が尽きたものと認めます。よって、討論はこれにて終結します。
(採 決)
14:
◯議長(
中瀬範幸君) これより採決をいたします。
まず、議案第1号 平成27年度入善町一般会計予算について、それぞれの常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
15:
◯議長(
中瀬範幸君) 起立多数であります。よって、議案第1号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第2号 平成27年度入善町国民健康保険特別会計予算について、総務常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
16:
◯議長(
中瀬範幸君) 起立多数であります。よって、議案第2号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第3号 平成27年度入善町簡易水道特別会計予算ないし議案第7号 平成27年度入善町後期高齢者医療特別会計予算までの議案5件について一括して採決します。
これらの議案について、それぞれの常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
17:
◯議長(
中瀬範幸君) 起立全員であります。よって、議案第3号ないし議案第7号までの議案5件は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第8号 平成26年度入善町一般会計補正予算(第7号)ないし議案第11号 平成26年度入善町農業集落排水特別会計補正予算(第2号)についてまでの議案4件について一括して採決します。
これらの議案について、それぞれの常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
18:
◯議長(
中瀬範幸君) 起立全員であります。よって、議案第8号ないし議案第11号までの議案4件は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第12号 入善町長等の給料の特例に関する条例の制定についてないし議案第19号 入善町行政組織条例の一部改正についてまでの議案8件について一括して採決します。
これらの議案について、それぞれの常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
19:
◯議長(
中瀬範幸君) 起立全員であります。よって、議案第12号ないし議案第19号までの議案8件は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第20号 入善町の職員の給与に関する条例の一部改正について、総務常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
20:
◯議長(
中瀬範幸君) 起立多数であります。よって、議案第20号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第21号 入善町個人情報保護条例の一部改正についてないし議案第24号 入善町国民健康保険条例の一部改正についてまでの議案4件について一括して採決します。
これらの議案について、総務常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
21:
◯議長(
中瀬範幸君) 起立全員であります。よって、議案第21号ないし議案第24号までの議案4件は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第25号 入善町国民健康保険税条例の一部改正について、総務常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
22:
◯議長(
中瀬範幸君) 起立多数であります。よって、議案第25号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第26号 入善町心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正についてないし議案第34号 町道路線の認定、廃止及び変更についてまでの議案9件について一括して採決します。
これらの議案について、それぞれの常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
23:
◯議長(
中瀬範幸君) 起立全員であります。よって、議案第26号ないし議案第34号までの議案9件は委員長報告のとおり可決されました。
次に、請願第1号 介護報酬引き下げ撤回・介護労働者の処遇改善と人材確保に関する国への意見書提出を求める請願書、請願第2号 安全・安心の医療・介護の実現と夜勤改善・大幅増員に関する国への意見書提出を求める請願書、陳情第1号 生活困窮者自立支援法の下、富山県に東部生活自立支援センターの拡充と「子どもの学習支援事業」推進の意見書採択を求める陳情書の請願2件及び陳情1件について一括して採決します。
これらの請願、陳情について、総務常任委員長の審査報告は不採択であります。よって、原案について採決します。
請願第1号ないし請願第2号及び陳情第1号について、原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
24:
◯議長(
中瀬範幸君) 起立少数であります。よって、請願第1号ないし請願第2号及び陳情第1号は不採択と決しました。
次に、さきの12月
定例会で継続審査となっておりました平成26年陳情第4号 難病医療法における助成対象の拡充を求める陳情書について、総務常任委員長の審査報告は趣旨採択であります。よって、原案について採決します。
平成26年陳情第4号 難病医療法における助成対象の拡充を求める陳情書について、原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
25:
◯議長(
中瀬範幸君) 起立少数であります。
次に、趣旨採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
26:
◯議長(
中瀬範幸君) 起立多数であります。よって、平成26年陳情第4号は趣旨採択と決しました。
─────────────────────────
同意案第1号ないし同意案第3号
27:
◯議長(
中瀬範幸君) 次に、日程第2 同意案第1号 入善町固定資産評価審査委員会委員の選任についてないし同意案第3号 入善町教育長の任命についてまでの同意案3件についてを議題といたします。
(提案理由の説明)
28:
◯議長(
中瀬範幸君) ただいま上程した案件について、提案理由の説明を求めます。
笹島町長。
〔町長 笹島春人君 登壇〕
29: ◯町長(笹島春人君) 同意案第1号 入善町固定資産評価審査委員会委員の選任について申し上げます。
入善町固定資産評価審査委員会委員の上田卓治委員は、平成27年3月21日をもって任期満了となります。
つきましては、同氏の後任として、入善町中沢350番地1 金森一洋氏を選任いたしたいので、地方税法第423条第3項の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。
任期は、平成27年3月22日から平成30年3月21日までの3年間であります。
金森一洋氏は、昭和19年7月31日生まれで70歳であります。入善町職員として勤務され、税務課長などを歴任し、豊富な知識を持っておられますので選任したいと考えております。
御同意いただきますようよろしくお願いを申し上げます。
次に、同意案第2号及び同意案第3号について申し上げます。
林副町長、滝本教育長には、米澤前町長の任期中に引き続き、私が町長に就任後も約半年間、町政運営を支えていただいたところであります。
入善町の発展に多大な御尽力を賜りましたことに対し、衷心より感謝申し上げる次第であります。
両氏から、3月31日付をもって退職したい旨の申し出がありましたので、後任の選任及び任命について御同意をお願いするものであります。
まず、同意案第2号 入善町副町長の選任についてでありますが、現副町長 林 榮佐雄氏は、平成27年3月31日をもって任期満了を迎えられることから、その後任として、入善町今江85番地 梅津将敬氏を選任いたしたく、地方自治法第162条の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。
任期は、平成27年4月1日から平成31年3月31日までの4年間となります。
梅津氏は、昭和31年1月14日生まれの59歳で、昭和53年4月1日に入善町職員に採用され、秘書政策室長、企画財政課長などを歴任、平成24年4月からは参事の職についておられます。
同氏は、人格、識見ともに高く、また、町政の中枢にかかわる行政経験などを十分に積んでおられ、町政全般に関して豊富な知識と卓越した指導力をお持ちであることから、副町長として適任であると考えております。
次に、同意案第3号 入善町教育長の任命について御説明申し上げます。
現教育長の滝本恒平氏が、一身上の都合により平成27年3月31日をもって入善町教育委員会委員を辞職されるため、平成27年4月1日施行の地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律附則第3条及び同法による改正後の地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、入善町入膳5131番地16 池原哲男氏を入善町教育長に任命いたしたく、議会の同意を求めるものであります。
任期は、平成27年4月1日から平成30年3月31日までの3年間となります。
池原氏は、昭和24年8月21日生まれの65歳で、昭和47年4月から多くの小学校で教鞭をとられ、上青小学校、石田小学校などの校長を歴任しておられます。
また、同氏は、教育現場はもとより、指導主事や社会教育主事としての経験も十分に積んでおられ、人格、識見ともに高く、教育全般にわたる豊富な知識をお持ちであることから、教育長として適任であると考えております。
つきましては、梅津氏を副町長に選任、池原氏を教育長に任命することについて、議会の同意を賜りますようお願いを申し上げて、提案理由説明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
30:
◯議長(
中瀬範幸君) ここで暫時休憩いたします。全員協議会を開催しますので、全員委員会室へ御参集ください。
午後 2時26分 休憩
─────────────────────────
午後 2時44分 再開
31:
◯議長(
中瀬範幸君) 休憩前に引き続き開議いたします。
お諮りいたします。ただいま上程されている案件は、事案の性質上、質疑、討論を省略して、直ちに採決といたしたいが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
32:
◯議長(
中瀬範幸君) 御異議なしと認めます。よって、同意案第1号ないし同意案第3号までの同意案3件は直ちに採決することに決定いたしました。
(採 決)
33:
◯議長(
中瀬範幸君) これより採決いたします。
まず、同意案第1号 入善町固定資産評価審査委員会委員の選任について、原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
34:
◯議長(
中瀬範幸君) 起立全員であります。よって、同意案第1号は原案のとおり同意することに決定いたしました。
次に、同意案第2号 入善町副町長の選任について、原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
35:
◯議長(
中瀬範幸君) 起立全員であります。よって、同意案第2号は原案のとおり同意することに決定いたしました。
次に、同意案第3号 入善町教育長の任命について、原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
36:
◯議長(
中瀬範幸君) 起立全員であります。よって、同意案第3号は原案のとおり同意することに決定いたしました。
ただいま同意案が議決されました。副町長の選任の同意を受けた梅津将敬君、教育長の任命の同意を受けた池原哲男君が
発言を求めておられますので許可いたします。
最初に、梅津将敬君から御挨拶をお願いいたします。
〔梅津将敬君 登壇〕
37: ◯(梅津将敬君) 一言御挨拶申し上げます。
今ほどは、私の副町長選任に対する議会の御承認をいただき、心より感謝申し上げます。
改めて副町長という責任の重さを認識しているところであります。
ついては、笹島町長が目指す「もっといい街 住みよい入善」の実現のために、役不足ではありますが、一生懸命努力してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。(拍手)
38:
◯議長(
中瀬範幸君) 続いて、池原哲男君、お願いいたします。
〔池原哲男君 登壇〕
39: ◯(池原哲男君) ただいま御同意を賜りました池原でございます。
新しい教育委員会制度が始まる今、このような大任を賜りますことは、私にとりましてまことに栄誉なことでありますとともに、その大きな責任に身の引き締まる思いでおります。
今後は、議員の皆様方の御指導、御鞭撻をいただきながら、法改正の趣旨を生かした教育委員会にしてまいりたいと思います。
私自身は大変微力ではございますが、皆様方の御理解と御協力を得ながら、誠心誠意務めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
40:
◯議長(
中瀬範幸君) お二人には、入善町政のさらなる発展のため、御尽力を賜りますようお願いいたします。
─────────────────────────
諮 問 第 1 号
41:
◯議長(
中瀬範幸君) 次に、日程第3 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。
(提案理由の説明)
42:
◯議長(
中瀬範幸君) ただいま上程した案件について、提案理由の説明を求めます。
笹島町長。
〔町長 笹島春人君 登壇〕
43: ◯町長(笹島春人君) 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について御説明を申し上げます。
現、人権擁護委員5名のうち3名の委員が平成27年6月30日をもって任期満了となります。
このことを受け、さきに富山地方法務局から後任者の推薦について依頼がありましたので、次のとおり推薦いたしたく御提案申し上げます。
人権擁護委員候補者として推薦する方々は、入善町新屋 小堀隆洋氏 68歳、入善町青木 松原 章氏 65歳、入善町下飯野新 松原さつい氏 65歳であります。
小堀隆洋氏と松原 章氏は再任で、松原さつい氏は新任であり、任期は、平成27年7月1日から平成30年6月30日までの3年間であります。
3名の方々は、人格、識見ともに高く、社会の事情に通じ、人権擁護委員として活発な活躍が期待できる候補者でありますので、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の御意見をいただき、法務大臣に推薦したいと考えておりますので、御審議のほどよろしくお願いを申し上げ、説明とさせていただきます。
44:
◯議長(
中瀬範幸君) お諮りします。ただいま上程された案件は、事案の性質上、質疑、討論を省略し、直ちに採決いたしたいが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
45:
◯議長(
中瀬範幸君) 御異議なしと認めます。よって、諮問第1号は直ちに採決することに決定いたしました。
(採 決)
46:
◯議長(
中瀬範幸君) これより採決いたします。
諮問第1号について、適任であるとすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
47:
◯議長(
中瀬範幸君) 起立全員であります。よって、諮問第1号は適任であるとすることに決定いたしました。
─────────────────────────
選 挙 第 1 号
48:
◯議長(
中瀬範幸君) 次に、日程第4 選挙第1号 下山用水組合議会議員の選挙についてを議題とします。
(選挙理由の朗読)
49:
◯議長(
中瀬範幸君) 選挙理由を職員から朗読させます。
柏原係長。
50: ◯議会事務局調査係長(柏原美矢子君) 議案書の10ページをごらんください。
選挙第1号 下山用水組合議会議員の選挙について、選挙理由につきましては、平成27年1月21日付で入善町長より、下山用水組合議会議員の任期満了に伴う選挙要求があったので、選挙を行うものでございます。
議員定数は18人中、入善町6人と定められており、選挙区分は記載のとおりでございます。
以上でございます。
(選 挙)
51:
◯議長(
中瀬範幸君) これより、選挙第1号 下山用水組合議会議員の選挙を行います。
お諮りします。選挙の方法は、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
52:
◯議長(
中瀬範幸君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。
お諮りします。指名の方法は議長から指名することにいたしたいが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
53:
◯議長(
中瀬範幸君) 御異議なしと認めます。よって、議長より指名することに決定いたしました。
これより指名いたします。
下山用水組合議会議員には、入善町墓ノ木526番地 西島久雄君、入善町下山1111番地 坪野和夫君、入善町下山187番地 金森 昇君、入善町日吉7番地 西島與則君、入善町藤原80番地 池原正昭君、入善町古黒部3343番地 廣川幸英君、以上の皆さんを指名いたします。
お諮りします。ただいま議長において指名しました皆さんを当選人と決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
54:
◯議長(
中瀬範幸君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名しました6人の皆さんが下山用水組合議会議員に当選されました。
─────────────────────────
議 員 提 出 議 案 第 1 号
55:
◯議長(
中瀬範幸君) 次に、日程第5 議員提出議案第1号 入善町議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。
(趣旨説明)
56:
◯議長(
中瀬範幸君) ただいま上程した案件について、趣旨説明を求めます。
14番 谷口一男君。
〔14番 谷口一男君 登壇〕
57: ◯14番(谷口一男君) 入善町議会委員会条例の一部改正について、地方自治法第112条及び入善町議会会議規則第13条の規定により提出するものであります。
提案理由は、入善町行政組織条例の一部改正により、入善町議会委員会条例第2条を改めるものであり、また、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律とあわせ、地方自治法第121条が改正されたことから、入善町議会委員会条例第17条の改正を行うものであります。
内容は、皆さんのお手元にあるとおりでございます。よろしくお願いいたします。
(質 疑)
58:
◯議長(
中瀬範幸君) ただいま上程した案件について、質疑があれば承ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
59:
◯議長(
中瀬範幸君) 質疑がないものと認めます。よって、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま上程した案件については、事情をよく御賢察のことと思います。
つきましては、入善町議会会議規則第38条第3項の規定により、常任委員会への審査付託を省略し、直ちに討論、採決の運びといたしたいが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
60:
◯議長(
中瀬範幸君) 御異議なしと認めます。よって、直ちに討論、採決をすることに決定いたしました。
(討 論)
61:
◯議長(
中瀬範幸君) これより討論を行います。
議員提出議案第1号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
62:
◯議長(
中瀬範幸君) 御意見がないものと認めます。よって、これにて討論は終結いたしました。
(採 決)
63:
◯議長(
中瀬範幸君) これより採決をいたします。
議員提出議案第1号 入善町議会委員会条例の一部改正について、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
64:
◯議長(
中瀬範幸君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第1号は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
議会運営委員会及び各常任委員会の閉会中継続審査について
65:
◯議長(
中瀬範幸君) 次に、日程第6 議会運営委員会及び各常任委員会の閉会中継続審査についてを議題といたします。
議会運営委員長及び各常任委員長から、入善町議会会議規則第74条の規定により、お手元に配付の
一覧表のとおり閉会中の継続審査の申し出がありました。この申出書のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
66:
◯議長(
中瀬範幸君) 御異議なしと認めます。よって、この申出書のとおり決定いたしました。
─────────────────────────
67:
◯議長(
中瀬範幸君) 以上で本日の日程は全て終了し、本
定例会に付議されました議案は全て議了いたしました。
ここで、林副町長、滝本教育長が
発言を求めておられますので、
発言を許可します。
最初に、林副町長、登壇ください。
〔副町長 林 榮佐雄君 登壇〕
68: ◯副町長(林 榮佐雄君) このたび、3月末で副町長職の任期満了を迎えることになりました。本当に長い間、ありがとうございました。
先ほど、参事、財政課長 梅津さんが副町長に選任されましたが、平成11年から12年まで、私がかつて財政課長時代のとき、梅津さんは財政係長として私を補佐してくれておりました。また、平成10年には財政課の前身である企画財政課の同僚として働いておられた当時主幹であられました笹島さんが昨年9月に町長になられ、その町長の推挙により、梅津さんが入善町2代目の副町長に選任されましたことは、何か不思議な縁を感じるとともに、梅津さんの人柄と実力が買われたものと、私事のことのように喜び、感激いたしております。
大変でしょうが、頑張って笹島町長を補佐していただきますようよろしくお願いいたします。
さて、昭和28年、昭和の大合併、入善町が誕生いたしましたが、間もなく財政再建団体となったわけでございます。昭和37年、それが解除され、初めての試験採用で3代目町長 米澤甚吾さんより入善町職員として拝命を受けてから、自来、平成13年度から退職後2年間の体育館専務理事を含みますが、職員から収入役、副町長として53年間の長きにわたり、町関係の仕事をさせていただきました。
その間、町長は、柚木栄吉さん、柚木春雄さん、米澤政明さん、笹島春人さん、実に5代の町長に仕えさせていただきました。
最初の10年間は税務課で、家屋評価、課税・徴集に携わった後、昭和47年7月1日でございますが、後に教育長になられました森税務課長に呼ばれ、役場でただ一人の人事異動発令を受けました。当時、課長に呼ばれたときは、何か悪いことをしたのか、仕事にミスがあったのかと思ったものでございます。
転課を命ぜられまして、そのときちょうど32歳でございましたが、商工労働係として6年間勤務したわけです。当時はまだ、残業手当等も支給されていない時代でございましたが、アイシン新和の福島工場、富山日本電気、日野自動車、入善漁港等の用地交渉に加え、農村工業促進法に基づいた農工一体化計画を作成し、運動公園を100%補助で第1次の整備をしたこと、そして、舟見山城址公園整備など、その主務者として昼夜を問わず働いたことが懐かしく、今忘れられぬ思い出として残っております。
その後、農政課、企画財政課、議会事務局、環境保健課、建設課、2年間の商工会への出向、会計課、用地課、企画財政課、最後は財政課で定年を迎えた次第でございます。
平成15年、最後の入善町の収入役に、地方自治法の改正により、平成19年には初代副町長として2期にわたり、体調も万全でない中、務めることができましたことは、歴代町長、議会議員の皆様、同僚の御理解、御支援、御協力のおかげと思っております。
思い出には限りはございませんが、特に昭和38年の豪雪で、新屋からスキーをはいて役場に来るのに午前中かかり昼間に着いたこと、昭和44年8月11日、夜の8時ごろだったと思うんですが、黒部川福島堤防の決壊をこの目で見ながら、一晩中、柚木栄吉消防団長指揮のもと、堤防の上で警戒したこと、昭和45年2月28日だったと思うんですが、芦崎に台湾坊主と高波で村が大被害に遭ったこと、昭和56年には豪雪で電車がとまり、8号線で黒部市経由、黒部川権蔵橋経由で家に帰ったこと、あるいは、このときは山手線は全部通行どめになったときでございます。また、平成2年ですか、台風19号で、藤保内神社をはじめ、多くの入善町の家屋が倒壊したとき、建設課に警戒を指示したこと、家の瓦は飛び、木も倒れておったんですが、一晩中、そういうことをしたということ、また、平成20年2月24日、芦崎の高波災害では、かけがえのない人命を失うなど、つらかったことなど多くの災害の思い出も、今、走馬灯のようによみがえっております。
しかし、数々の災害の中でも、入善町は農商工バランスのとれた町として発展し、さらに、入善スマートインターチェンジの設置、ウーケ、サンリッツ、京セラ、日本かきセンターなど新たな企業も立地するなど、職員としても、また、一町民としても誇りに思い、大変喜んでおります。
53年間の勤めの中で、本当に多くの人に出会い、そして助けられてまいりました。この出会いを一生忘れることなく、これからは、恩として返していかねばならないと思っておるところでございます。
さて、去る3月14日、半世紀の悲願、念願であった北陸新幹線が開通いたしました。これを契機に、入善町は米やジャンボ西瓜やチューリップ、アワビに加え、深層水カキの町として、全国にPR、発信して、町長が目指されます「もっといい街、住みよい入善」として、さらなる発展と輝かしい未来を開かれるよう念願いたす次第でございます。
町長、議会議員の皆様、職員の皆様、本当にありがとうございました。そして、皆様方の今後ますますの御健勝、御多幸を御祈念申し上げ、退任の御挨拶とさせていただきます。(拍手)
69:
◯議長(
中瀬範幸君) 次に、滝本教育長、登壇ください。
〔教育長 滝本恒平君 登壇〕
70: ◯教育長(滝本恒平君) 任期途中で退任する私に対して、このようにして挨拶の機会を与えていただき、まことにありがとうございます。
御存じのように、本年4月1日より新しい教育委員会制度がスタートいたします。私の在任期間中に新制度に移行する方法はありますが、平成19年10月より教育長を拝命し、ここまで7年半の長きにわたって教育長の職を務めさせていただきました。
これ以上の期間をさらに務めることは、教育制度改革に乗り遅れることが懸念され、教育委員の皆さん、町議会の議員の皆さんの同意を得て、辞任する手はずを整えていただきました。これまで、いろんなことで御指導、御支援を賜り、まことにありがとうございました。
3年前より、「いじめゼロ 不登校ゼロのまち 入善」を掲げ、義務教育期間中の9年間、元気で明るく、日々の学習を楽しく取り組んでくれる入善っ子の育成に、教職員とともに取り組んでまいりました。
おかげさまで、いじめの件数、不登校の出現率が減ってまいりました。いずれ、掲げてまいりました「いじめゼロ 不登校ゼロのまち 入善」が実現するのが近いような感じがいたします。
これまで町議会議員の皆さん、そしてまた、町当局、保護者をはじめ地域社会のいろんな方々より御理解、御支援を賜りましたことに、深く感謝を申し上げますとともに、私の後任である新教育長 池原哲男氏をバックアップしていただきますこと、そしてまた、今まで以上に入善っ子が地域社会に溶け込み、我が郷土を愛し、これからの入善を担ってくれる子どもが一人でも多く誕生することを願って、お礼の挨拶とさせていただきます。
本当にありがとうございました。(拍手)
71:
◯議長(
中瀬範幸君) ここで、今
定例会を閉会するに当たり、一言所感を申し述べます。
今ほどは、林副町長、滝本教育長より、万感の思いを込めて退任の御挨拶がありました。
林副町長には、職員時代を通し、半世紀以上も行政に携わり、要職を歴任してこられました。その尽きぬ情熱は、自身の健康の不安も跳ねのけ、文字どおり全身全霊で町政の発展に人生をささげてこられたと言っても過言ではないと思っております。
飛耳長目、いわゆる自己を高めるため、遠くで起こった出来事にも、常に自分のこととして考える敏感な感覚を備えていたからこそ、エネルギーを保ち続けることができたものと察するところであります。
学ぶべき道しるべとして、後に続く者を照らしてくれるものと信じております。
林副町長には、本当に長い間、ありがとうございました。
また、滝本教育長におかれましては、学校現場はもちろん、教育行政に精通し、教育全般における豊富な経験、さらには県との太いパイプを持って、入善町の教育行政の発展に多大な貢献をいただきました。その指導力は、誰もが認めるところであります。
また、教育長の言葉には、常に子どもの健やかな成長を願う熱い思いがあふれており、根っからの教育者としての姿をかいま見たような気がいたします。
滝本教育長には、本当にありがとうございました。
お二方の偉大な御功績は、このような短かい言葉ではとても言いあらわすことはできませんが、感謝の心を込めてお礼を申し上げる次第であります。
重荷をおろされた後も、健康には十分に留意していただき、ますますお元気で、我々に御助言を賜りますようお願い申し上げます。
さて、今3月
定例会は、予算議会でもあり、「地域基盤づくり予算」「ストップ人口減少」と銘打ち、笹島町長初めての当初予算は、新しいまちづくりの設計図として示されました。
随所に笹島カラーが織り込まれる中、「人を大切にしたい」そんな強い願いが込められているように感じたところであります。
北陸新幹線開業という新しい時代の幕開けとともに、入善町にとっても夢膨らむ絶好のスタートとなることを願うものであります。
あと10日余りで平成27年度が始まります。
地方創生は「三本の矢」のように、町民、行政、議会がそれぞれの立場において、しっかりと力を合わせることなくしてなし得るものではありません。我が町に誇りを持ち、向きをそろえ、分散することなく、いかに力を集中できるか、その本気度が問われております。
皆さんの笑顔があふれ、子どもの声が響く、そんな未来を描きながら、「ありがとう」「おかげさま」に包まれる幸せな町を目指して、それぞれに足元から笑顔の輪が広がることを願うところであります。
以上、若干の所感を申し上げ、閉会の御挨拶といたします。
ここで、町長が
発言を求めておられますので、
発言を許可いたします。
〔町長 笹島春人君 登壇〕
72: ◯町長(笹島春人君) 3月議会
定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
今ほどは、3月議会
定例会に御提案申し上げました案件に御賛同をいただき、議員各位に厚く御礼を申し上げますとともに、各議員からいただきました御意見などを今後の町政運営にしっかりと生かしてまいりたいと考えております。
さて、北陸新幹線が3月14日、開業いたしました。私も、半世紀に及ぶ悲願達成と地元経済の活性化への期待感に胸躍る気分で、黒部宇奈月温泉駅で行われた北陸新幹線出発式に臨んでまいりました。
しかしながら、新幹線開業は決して「かがやき」ばかりではありません。ほかの新幹線沿線では、人や企業などが首都圏や沿線の主要都市に吸い込まれる、いわゆるストロー現象が起きております。さらに、「金沢のひとり勝ち」という言葉に象徴されるように、北陸の都市間格差が拡大する懸念もございます。
今議会では、会派アクセスを代表し登壇された谷口議員をはじめ、地方創生に係る御質問や御提言を数多くいただきました。
谷口議員への答弁で、「地方創生とは、その地域に暮らす住民とともに、将来に対する危機感と現状を打破するためのビジョンを共有し、自立した町をつくり上げることである」と申し上げております。
新幹線開業を地方創生に生かすためには、東京や金沢への一段の集中といった危機感を町民の意識改革の契機とすることが何よりも大切ではないかと感じております。
さらに、野島議員からの御提案にありました広域連携こそが、この危機感を打破し、富山県、そして新川地域の成長につながる積極姿勢となるのではではないかと考える次第であります。
黒部川扇状地に本格的な春が到来いたします。4月11日開幕予定のフラワーロード2015の主会場となる入善スマートインターチェンジ南側の圃場では、チューリップの芽が勢いよく伸び始めております。
桜、チューリップと春を彩る花々が時期を同じくして咲き誇るのは、富山県、そして新川地域の魅力の一つであります。この我々にとって何気ない風景が人をひきつける貴重な価値を持っているのかもしれません。
私たちの暮らす地域の強みを再発見し、さらに磨きをかけるためにも、他の地域を訪ね歩き、すてきな人やもの、情報に触れることも重要であります。
そのためにも、新幹線を最大限活用して、入善町再発見の旅に出かける楽しさを議員並びに町民の皆さん方とともに味わいたいと思っております。
さて、旅といえば、林副町長と滝本教育長が今月末をもって退任され、新たな人生の旅路につかれることとなります。
林副町長におかれましては、昭和37年4月から53年間にわたり町行政に携わっていただきました。
山あり谷ありの人生であったかと思います。特に用地交渉のスペシャリストとして御活躍いただき、その御腐心のかいあって、数々のビックプロジェクトの素地を築いてこられました。まさに、林副町長の歩みとともに入善町は発展してまいりました。
偉大な先輩に対し、心からの賛辞を送りたいと思います。
本当にありがとうございました。
滝本教育長におかれましては、平成16年10月から教育委員に就任され、平成19年10月からは教育長として教育行政の進展に御尽力を賜り、心から感謝を申し上げるところであります。
全小中学校の耐震化や、老朽化し耐震性に不安がある地区公民館の整備、特に舟見中学校と入善中学校との統合問題は、子どもたちの教育環境の整備と地域振興との板ばさみになり、大変御苦労されたものと推察をいたしております。
教育現場だけではなく、それを取り巻く環境を俯瞰できる教育行政のプロとしての手腕に心から敬意を表する次第であります。
お二人には、退任後も、入善町発展のために御支援を賜りますようお願いを申し上げます。
結びになりますが、春に一歩一歩近づいているものの、まだ寒い日がある時節であります。議員並びに町民の皆様方には健康に留意され、暖かな桜やチューリップの季節をお迎えくださいますよう御祈念申し上げて、閉会の御挨拶とさせていただきます。
議員各位には、本当にありがとうございました。
─────────────────────────
閉 会 の 宣 告
73:
◯議長(
中瀬範幸君) これをもちまして、3月3日から開会した第9回入善町議会3月
定例会を閉会いたします。
議員並びに当局には大変お疲れさまでした。
午後 3時21分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
平成27年3月19日
入善町議会議長 中 瀬 範 幸
入善町議会副議長 鬼 原 征 彦
会議録署名議員 五十里 国 明
会議録署名議員 野 島 浩
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