湯梨浜町議会 2016-09-08
平成28年第 6回定例会(第 1日 9月 8日)
日程第35 議案第 107号 財産(土地・建物)の貸付について
日程第36 議案第 108号
物品売買契約の締結について
日程第37 報告第8号 平成27年度
湯梨浜町健全化判断比率の報告について
日程第38 報告第9号 平成27年度
湯梨浜町資金不足比率の報告について
日程第39 報告第10号 平成27年度
湯梨浜町一般会計継続費精算書の報告について
日程第40 諮問第1号
湯梨浜町人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることに
ついて
───────────────────────────────
出席議員(12名)
1番 増 井 久 美 2番 寺 地 章 行
3番 河 田 洋 一 4番 浜 中 武 仁
5番 入 江 誠 6番 松 岡 昭 博
7番 酒 井 幸 雄 8番 上 野 昭 二
9番 浦 木 靖 10番 會 見 祐 子
11番 米 田 強 美 12番 光 井 哲 治
───────────────────────────────
欠席議員(なし)
───────────────────────────────
欠 員(なし)
───────────────────────────────
事務局出席職員職氏名
副主幹 ────── 足 立 祐 子 臨時職員 ───── 岩 本 佐登美
出納室副主幹 ─── 蔵 本 幸 代
───────────────────────────────
説明のため出席した者の職氏名
町長 ─────── 宮 脇 正 道 副町長(
福祉事務所長)仙 賀 芳 友
副町長(地方創生担当)山 根 孝 幸 教育委員長 ──── 前 田 三 郎
教育長 ────── 土 海 孝 治 総務課長 ───── 蔵 本 知 純
企画課長 ───── 森 輝 信 みらい創造室長 ── 岩 﨑 正一郎
町民課長 ───── 重 松 雅 文
子育て支援課長 ── 丸 真 美
健康推進課長 ─── 瀬 戸 隆 行 総合福祉課長 ─── 米 増 誠
長寿福祉課長(
地域包括支援センター所長)
───── 竹 本 恵 子 産業振興課長 ─── 前 田 啓 嗣
会計管理者(兼)出納室長
建設水道課長 ─── 小 林 長 志 ─ 川 田 信 行
水明荘支配人 ─── 中 山 明 総務課参事 ──── 尾 坂 英 二
生涯学習・
人権推進課長
教育総務課長 ─── 西 原 信 男 ─── 山 田 昭 彦
農業委員会事務局長─ 杉 原 寛
代表監査委員 ─── 礒 江 俊 二
───────────────────────────────
午前10時16分開会
○議長(光井 哲治君) おはようございます。
ただいまの出席議員数は12人です。定足数に達しておりますので、ただいまから平成28年第6回
湯梨浜町議会定例会を開会します。
これから本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
─────────────・───・─────────────
◎日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(光井 哲治君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
本定例会の
会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、9番、浦木靖議員、10番、
會見祐子議員を指名します。
─────────────・───・─────────────
◎日程第2 会期の決定
○議長(光井 哲治君) 日程第2、会期の決定を議題とします。
本定例会の会期については、去る8月31日に
議会運営委員会を開催し、協議しましたので、
議会運営委員長から報告を求めます。
寺地委員長。
○
議会運営委員会委員長(寺地 章行君) おはようございます。ただいま議長の報告のとおり、8月31日、
議会運営委員会を開催、協議した結果を報告をいたします。
本定例会の
町長提出議案は、現在、決算認定が18件、補正予算6件、条例改正3件、そのほか5件、報告3件、諮問1件の合計35件でございます。一般質問は5人です。陳情は、新たなもの1件でございます。
会期は、本日8日から26日までの19日間といたしたいと思います。
本日の日程は、お手元に配付いたしておりますが、この後、陳情の委員会付託をして、決算認定、補正予算、条例関係等の
町長提出議案説明と報告を受け、契約1件と諮問1件を審議、採決し、本日は散会といたします。
12日に一般質問を行い、13日はその予備日といたします。14日から22日は委員会審査及び議事の都合により休会とし、23日に提出議案及び
陳情審査報告等の審議、採決を行い、最終日の26日は予備日とする会期日程でございますので、御協力いただきますようにお願いを申し上げます。
以上、報告といたします。
○議長(光井 哲治君) お諮りいたします。ただいまの寺地委員長の報告のとおり、本定例会の会期は、本日8日から26日までの19日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 異議なしと認めます。よって、会期は、本日8日から26日までの19日間と決定しました。
─────────────・───・─────────────
○議長(光井 哲治君) ここで、9月議会定例会の開会に当たり、町長より挨拶のお願いを申し上げます。
宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) 皆さん、おはようございます。
朝夕はめっきり秋の気配を感じるこのごろですが、相次ぐ台風の襲来というようなこともございまして、今が最盛期の梨やブドウに悪影響が出ねばということを心配して過ごす日が続いております。
議員各位におかれましては、御多用のところ、本日、この9月定例町議会にお集まりをいただき、ありがとうございます。
また、けさは7時15分に
避難準備情報を出し、町民の皆さんに不安をお与えしたことと思います。4時から7時までの時間帯に時間雨量30ミリ程度の雨が降り続いておりまして、日本海の満潮時が6時前ということがございまして、橋津川の樋門を水位が高くなっててもあけることができないと、海側のほうが高いということで、水位がどんどん上がって、
避難準備情報を出す事態になったと。水位的には
東郷池氾濫注意水位というのがございまして、松崎あたりでいうと70センチのところまで来たら一応その段階と、それからまたどんどん上がっていけば、それに応じて必要な対応が出てくるということでございます。幸いにも雨も小降りになりましたし、満潮の海と陸側の逆転現象も解消されてきたので、8時過ぎには樋門を開きましたから、今、水位はわずかずつですが下がっているところでございます。これが70センチを切るというようなところに至れば、けさのまた情報提供は解除という形で対応することになろうと思っております。そのようなことがございました。
それでは、慣例により6月定例町議会以降の町政の動きあるいは出来事等について御報告いたします。
まず、イベント、
スポーツ関係では、6月の
ハワイトライアスロンin湯梨浜大会、サッカーの
湯梨浜カップU10大会、7月の郡民体育大会、8月の
ジュニアグラウンド・
ゴルフ発祥地大会、東郷湖
ドラゴンカヌー大会、9月の
全国ベテラン卓球東郷大会がありました。このうち、
トライアスロン大会は8回を数えるのですが、今大会が最後ということで、競技団体、参加者の皆さんからとても残念がられました。郡体では、男子が3位、女子が2位でございました。ベテラン卓球での最高齢の参加者は91歳の男性の方でございました。
また、
地域イベントとしては、7月には不動滝祭り、今滝祭り、石脇、宇野、ハワイと続く海水浴場開き、水郷祭、とまり夏まつり、さらには地域の祭りがありました。このうち、海水浴につきましては、好天が続き、よかったのではないかと思いましたが、天候がよ過ぎてといいますか、日差しが強過ぎてといいますか、一部海水浴場では去年よりも悪かったというようなお話も耳にいたしたところでございます。
そのほか、燕趙園では、7月末から夏休みふれあい動物園が開催され、20日余りで2万人の入園者がございました。子どもたちに貴重な機会を提供するのはもちろんですけれども、それと同時に、龍鳳閣等、付近の店舗へも経済的な効果があったということも伺っておりまして、主催された皆さんに感謝しているところでございます。
産業の関係では、7月には、梨の日記念行事、二十世紀梨導入110周年
記念生産者大会、ピオーネブドウの初出荷、8月には二十世紀梨の初出荷がありました。また、梨及び
ブドウ生産者の方の代表と知事のところへ「二十世紀梨」、「新甘泉」、「シャインマスカット」のできばえの報告に行きました。いずれもとてもいいできばえで、全国の皆さんに楽しんでいただき、最後まで高単価で取引されることを祈っています。
まちづくり関係では、7月に町内3カ所で町長と語る会を開催、8月には、未来創造会議を通じて御指導をいただいている福井昌平さんが
チーフプロデューサーを務められました「ミラノ万博の日本館」、これが金賞をとったということなどもございまして、
公益社団法人全日本広告連盟日本宣伝賞の特別賞を受賞されたというのを機に御講演をいただきました。東郷湖・はな基金など、まちづくりに向けた貴重な提案なども話していただきました。
防災面では、6月の東伯郡の消防操法大会には、我が町の代表として第8分団と第1分団が参加、第8分団は2位となり、県大会へも出場し、3位という成績でございました。
国際交流関係では、7月の
ハワイアンフェスティバルハワイinゆりはま、8月、
アロハメイツ事業での町内の中学生14人のハワイ郡訪問などがございました。
また、地方創生の関係では、まず、生涯活躍のまちの推進について、7月に知事公舎で湯梨浜町における地方創生に係る基本協定締結の調印式が行われました。
一般社団法人コミュニティネットワーク協会、
株式会社コミュニティネット、鳥取県、湯梨浜町、この4者が協定を締結したものでございまして、地方創生及び
移住促進事業の推進、湯梨浜町への
地域プロデューサー派遣、情報提供及び住民に対する情報発信や町の事業への支援等について交わされたものです。今後都市圏等で活動を展開していく上で、広範囲で、そしてなおかつ強力に推し進めることができ、とても力強く感じています。
また、これは国際交流にもかかわることですが、7月末から8月上旬の間に私と職員がモンゴルとサイパンを訪問いたしました。
グラウンドゴルフを通じた交流、普及啓発と、そして2021年ワールドマスターズゲームズへ向けた国際大会への参加要請ということが内容でございましたけれども、モンゴルについては、ことしの大会への参加を約束していただけますし、サイパンにつきましても来年の大会にはぜひ伺うということで、いずれも前向きな御返答をいただきました。とりわけモンゴルにおかれましては、国の体育関係組織、例えば
オリンピック委員会ですね、モンゴルの、それの委員を務めておられた方がちょうど今
シニアスポーツの関係のトップの職をなさっておられまして、現在のところ、ウランバートルを中心に300人ほどの愛好者ですけれども、これを広げていきたい、国中に広げたいというような構想を持っておられまして、道具の購入はどうしたらいいかとか、いろんなルールのことですとか、お話をさせていただきまして、タイミング的にとてもいい時期だったというふうに思っております。
また、もう一つありがたかったことは、こうやって広めたり、あるいは関係をつくっていこうとするときに、1対1の話だけでやっていきますと、湯梨浜はもう幾つものところと交流をしなければならなくなって、スタミナがもたないというようなことにもなりかねませんが、このモンゴルにつきましては、実はモンゴルは中国のほうよりもロシアの衛星国のレスリングの強い国ですとか、そういったところとの人の行き来が多いというようなことで、そのロシアの周囲の国とか、あるいはポーランドに行っておられるモンゴルの方とか、そういう方たちが自分たちのところでも広げたいということで、私たちに会いに来てくださいますし、ことしの大会にもお見えになるということで、町が直接対応しなくても、そこを起点にまた広がっていくというような形がとれて、とてもありがたく思ったところです。
大会のこともそうなんですが、いつまでも湯梨浜が一人でやっているっちゅうことじゃなくって、やっぱり核となる国の組織があって、そこが周辺国との関係を、あるいは近隣の国との関係を高めて、世界的により広がりを持たせていくという手法が大切ではないかと思っておりまして、ある意味、国際的な機関の設立みたいなことも本当に近いうちに念頭に置いて、できる手法を考えねばということを思っているところでございます。ちょっと話が長くなりましたが。
それから、最後に、これは国政に関することですけれども、7月には
参議院議員選挙がございました。改めて候補者の見えない選挙というようなことを肌で感じましたし、選挙で選ぶほうにとっても選ばれるほうにとってもメリットがなく、人口による一票の格差の議論だけで合区にするのは、やはりいかにも乱暴な気がいたしたところでございます。次期選挙までにぜひとも改善をしてほしいと考えております。
以上のようなことがございました。
今定例会には、先ほど議運の委員長からお話ございました。平成27年度
湯梨浜町一般会計歳入歳出決算など18会計の決算認定と平成28年度一般会計など6会計の補正予算、
湯梨浜町税条例の一部を改正する条例など3件の条例改正、その他4件を提案させていただくこととしております。また、新中学校の建設工事に係る請負契約の承認もできれば追加提案させていただきたいということを考えております。よろしく御審議賜ることをお願いしまして、9月定例会に当たっての挨拶とさせていただきます。本日はありがとうございます。
─────────────・───・─────────────
◎日程第3 諸般の報告
○議長(光井 哲治君) 次に、日程第3、諸般の報告をします。
議員派遣の報告について、お手元の議員派遣報告書のとおり報告します。
─────────────・───・─────────────
◎日程第4 陳情の付託
○議長(光井 哲治君) 日程第4、陳情の付託を行います。
今期定例会において受理した陳情は、お手元の陳情文書表のとおり、所管常任委員会に付託します。
本日は、日程第5から日程第35までの31議案については、提案理由の説明のみといたします。
─────────────・───・─────────────
◎日程第5 議案第77号 から 日程第22 議案第94号
○議長(光井 哲治君) 日程第5、議案第77号、平成27年度
湯梨浜町一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第22、議案第94号、平成27年度
湯梨浜町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定についてまでを一括議題とし、町長の平成27年度決算に対する評価及び提案理由の説明を受け、引き続き監査委員の決算審査意見の報告を求めます。
順次、平成27年度決算評価及び提案理由の説明を求めます。
宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) それでは、平成27年度決算に対する評価を申し上げます。
平成27年度決算認定を提出するに当たり、昨日、遅くなりましたが、要旨をお配りさせていただいております。それをごらんいただきながらお聞きいただければ幸いでございます。
平成27年度は、地方創生に関連して、平年ベースとは別枠で、地域消費喚起・生活支援型、地方創生先行型基礎交付、地方創生先行型上乗せ交付から成る地域住民生活等緊急支援交付金が事業費ベースで1億1,600万円余りあり、さらに地方創生加速化交付金事業への着手も加わって、平年ベースでは取り組むことのできない盛りだくさんの事業を実施することができた年でした。
また、第3次湯梨浜町総合計画、過疎地域自立促進特別措置法の有効期限延長に伴う
過疎地域自立促進計画、地方創生により人口減少を克服し、持続的発展可能なまちづくりを図るためのまち・ひと・しごと創生総合戦略の策定など、今後5年間のまちづくりの目標たるべき重要な計画の策定に力を注いだ年でもございました。
以下、決算における主な事業の概要と、それに対する感想を分野ごとに申し上げたいと思います。
まず、まちづくりにつきましては、天女のふる里づくりに関して、「伯耆国羽衣天女伝説」の発刊、天女モニュメントの設置着手、大阪・神戸米国総領事館広報担当領事をお迎えしての日米友好ハナミズキの記念植樹などを行いました。また、ウオーキングリゾート構想推進の一環として、地方創生加速化交付金を活用し、チェジュオルレの徐明淑理事長を招き、町民のウオーキングへの関心を高め、ウオーキングリゾート構想を推進するための講演会を開催いたしました。ハード面では、東郷湖周沿いにトイレを設置したほか、県による藤津地区県道への歩道設置工事も進められました。これらのことは、我が町の観光資源のストーリー化、あるいはウオーキングリゾートとしての魅力の向上につながっていくものと考えております。
次に、移住・定住の促進では、地域おこし協力隊による地域の活性化を図ったほか、地方創生先行型では、若者夫婦・子育て世代の住宅新築、購入支援を行い、当初予定した件数を上回る20件の申請があり、町外からの転入者もあったことから、有効な施策であったというふうに感じております。
また、地方創生の加速化分で生涯活躍のまち、日本版CCRCの推進に着手したのも大きな事柄でございます。
次に、住民の安全・安心の面から、まず、防災関係では、574名の方の御参加をいただき、泊地区で総合防災訓練を実施しました。当日は、実際に訓練開始と同様の時刻に震度4の地震が発生し、より緊張感のある訓練になったというふうに思っています。
また、新たに自衛官OBを活用した地域防災対策の強化を図り、北溟中2年生を含む34回の地区講習会や訓練指導、新たに3つの自主防災組織の結成など、より細やかな減災・防災力の向上に努めました。
ハード面では、景宗寺長和田線の落石防止対策工事の概成、とうごうこども園の開園に伴う花見小学校前線の改良工事の完成のほか、県による東郷湖周の浸水対策工事、藤津地区急傾斜地崩壊対策工事、筒地の地すべり対策工事なども進められました。
次に、産業振興の面から、まず、農業に関しましては、地方創生上乗せ分で、後継者のいない高齢農家の果樹園を借り受けて栽培する仕組みを構築する東郷梨地域連携栽培プロジェクトを活用して、ブランド化と販路拡大を図るための施設や作業の省力化を図るための機械設備などへの支援を行いました。また、遊休農地の解消に努め、新川・浜地区を中心とした砂丘地約8ヘクタールと、それから水田を畑地転換した4ヘクタールに権利設定を行い、今年度から芝栽培と枝豆の栽培に結実したところでございます。さらに、農地を守るための集落営農組織化を推進し、2組織増の12組織となったほか、多面的機能支払交付金事業に取り組む集落も7組織ふえ、24組織となりました。新規就農予定者も新たに5人がアグリスタート研修や農大での研修を行っています。これらの事柄は、職員の頑張りや新規施策の実施等により着実に成果を上げつつあるというふうに感じています。東京の千疋屋で東郷二十世紀梨が販売されるようになったのも喜ばしいことでございました。
商工業に関しましては、地域消費喚起・生活支援型で20%のプレミアム商品券、道の駅を初めとする5つの駅の商品券を販売したほか、低所得者向け、あるいは多子世帯応援の商品券の交付を行いました。このうち9,600万円で発売したプレミアム商品券につきましては、特産品が当たるスタンプラリーの実施など、商工会の独自の努力もあり、町民1,726人に販売され、使用先の町内店舗数も107店舗と前回を大きく上回りました。
観光面では、地方創生先行型により2021年ワールドマスターズゲームズ誘致に向けた
グラウンドゴルフの国際化、ルールブックの多言語化、国際大会の開催に取り組んだほか、バス会社の協力を得て、大阪・神戸方面への高速バスに町の特産品や温泉、ウオーキングする姿等をラッピングし、町のPR促進を図りました。
また、県の支援を得て、
グラウンドゴルフのふる里公園、潮風の丘の聖地化のためのクラブハウスの改修等にも着手いたしました。さらに、地方創生加速化分では、
グラウンドゴルフとウオーキングを活用したインバウンドの促進を打ち出し、潮風の丘や東郷湖周を生かし、海外からの入り込み客をふやすことにも着手したところでございます。これらのうち、
グラウンドゴルフの国際交流大会には、海外4カ国から128人の参加がございましたほか、国内の外国人21人及び指導員も兼ねた町民の参加24人を加えますと、173人の大会となりました。これらに加え、民間の御努力により、海外からの宿泊客は6,919人、対前年120%と4割以上ふえており、今年度もその傾向は続いております。
なお、圏域の観光客誘致の観点から、中部圏域広域観光のワンストップサービスを提供するため、これまでのとっとり梨の花温泉郷観光協会を解散し、一般社団法人鳥取中部観光推進機構が設立されました。
次に、環境関係では、3年がかりで取り組んできた温泉熱発電施設が中・四国で初めて稼働するとともに、発電後の湯を水明荘におけるCO2削減などの2次利用に結びつけることができました。
次に、健康づくりの面では、健診の受診率の向上に力を入れ、特定健診、各種がん検診のいずれもわずかずつですが、受診率が向上いたしました。これには、職員による広報や啓発活動の強化、保健推進委員との連携等による町民の皆さんの意識の向上、さらには子宮がん、乳がんなどの節目検診なども住民の皆さんの動機づけに役立っているものと思料されます。
なお、国保会計につきましては、医療費の増等により、一般会計から2,000万円の繰り出しと、平成28年度から国保税の増額をせざるを得ませんでした。我が町の平均寿命は男性が79.7歳、女性が87.0歳ですが、県下で見ますと、男性は倉吉市と並んで1位、女性は江府町に次いで第2位であり、次の課題は健康寿命を延ばすことでございます。
そのため、地域消費喚起・生活支援型を活用した
グラウンドゴルフやノルディックウオークのクラブやポールの購入支援、積立貯筋運動教室の開催なども行いました。チェジュオルレの徐明淑理事長によりますウオーキングの講演会も町民の健康づくりに関する意識高揚も狙ったものでございました。
次に、福祉面では、生活保護世帯数81世帯、人数は92人と、前年比で3世帯、人数も3人減少いたしました。一方、障がい者手帳交付者の数は、身体955人、精神199人、知的188人の合計1,342人であり、対前年で37人ふえていることから、障がい者へのサービス、支援等のさらなる環境整備が必要ではということも思っているところでございます。
また、介護保険事業では、保険料の改定と所得段階の細分化を行いましたが、認定者数は当初計画を58人上回る922人となりましたけれども、予算の範囲内で賄うことができました。要因としては、介護報酬の改定、一定以上の所得者の1割から2割への負担増などが影響したものと考えられますが、内容等を再度精査し、今後の介護事業に反映してまいりたいというふうに考えています。
また、今後、地域の中で介護予防や健康づくりリーダーとして活躍していただくため、ゆりりんメイトの養成を行いました。
地域包括ケアシステムの構築につきましては、生涯活躍のまち推進の中で検討に着手いたしました。
次に、子育て支援につきましては、東郷保育所と花見保育所を統合したとうごうこども園が開園したほか、全園認定こども園化に伴い、幼稚園からこども園になったまつざきこども園での3歳未満児の入園が始まりましたが、平成27年度末で18名の3歳未満児が入園され、成果を上げています。また、県とも協力して、第3子以降の保育料無料化を実施したところでございます。
さらに、他町に先んじて実施した1歳未満児の家庭内保育を推進するための家庭子育て支援事業は、86件の利用がございました。このように、保護者の皆さんに好評であること、さらには、この施策はワーク・ライフ・バランスの推進に役立ち、反射的には保育士不足の解消にも資するものであることから、地方創生の対象とならなくなった平成28年度も対象を1歳6カ月児まで拡大し、継続しているところでございます。今年度には追随される町村もあり、県では委員会を設けて全県的な取り組みについて検討をしておられます。平成26年の合計特殊出生率が発表され、湯梨浜町は2.04で、県のトップに返り咲いたのもうれしいことでございました。
次に、教育関係では、羽合小学校の特別支援教室及び放課後児童クラブ用教室の増築並びに5、6年生教室へのエアコン設置のほか、北溟中スクールバスの更新などがございました。また、新中学校及び学校給食センターの建設について、造成工事、基本設計に着手しました。現在は実施設計も完了し、入札手続中であり、冒頭の御挨拶で申し上げましたように、今議会の最終日には工事請負契約の承認議決をお願いしたいということで考えております。
社会教育関係では、公民館冷房設備の更新、新公民館体制の検証等を行ったところでございます。
最後に、財政面について申し上げます。
平成27年度は、地方交付税の合併算定がえに伴う段階的な交付税の減額が始まる年であり、激変緩和措置があるものの、どのような影響があるのかということで注視しておりましたが、地方消費税交付金の増、地方創生制度の創設、ふるさと納税の増などにより、平成27年度一般会計の実質収支は3億円余りの黒字になりました。
これらのうち、地方創生に係る地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金は、これまで着手できなかった事業や将来のため思い切った政策目標による事業推進を行うことができましたが、改めて地元の素材等にしっかりと目を向けることができた点からもありがたいことだと思っています。
また、ふるさと納税は、お礼の品の充実やクレジット決済の導入などにより寄附金額が大幅にふえ、前年、平成26年度対比で、件数が2.1倍の6,812件、金額は3.7倍の1億3,529万円となり、歳入の確保に大きく貢献をいたしました。
なお、決算で黒字となりました3億円余りについては、例年ですと翌年度への繰り越しと、それから財政調整基金の積み立てに2分の1ずつ充てているのですが、全額平成28年度に繰り越し、公債費抑制のため2億1,900万円を起債の繰り上げ償還に充てることといたしたところでございます。
これらの結果、平成27年度末の財政調整基金積立額は約31億9,600万円、減債基金や特定目的基金を加えた基金総額は65億1,200万円余となっています。
さらに、企業債の償還完了と新発債の抑制等により、実質公債比率14.8%、将来負担比率も6.3%と、平成20年度以降、一貫して改善が進んでおります。
平成27年度は、新たなこと、あるいはこれまで懸案であったこと等にも前進が見られる年でした。これらについて考えるとき、大切なことは、情熱を持って粘り強く取り組むことだと考えております。
以上が決算に対する私の評価でございます。
続きまして、決算認定につきまして、御説明を申し上げます。
一括上程をいたしました議案第77号、平成27年度
湯梨浜町一般会計歳入歳出決算認定から議案第94号、平成27年度
湯梨浜町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定まで、全18会計の一般会計及び特別会計並びに2つの公営企業会計の決算認定について提案理由を申し上げます。
平成27年度の各会計の決算につきましては、既に監査委員の審査をいただきましたので、地方自治法第233条第3項の規定及び地方公営企業法第30条第4項並びに同法第32条第2項の規定により、監査委員の意見を付して本議会に決算の認定をお願いするものでございます。
まず最初に、議案第77号、平成27年度
湯梨浜町一般会計歳入歳出決算認定について申し上げます。
歳入総額は96億8,679万4,000円、歳出総額は93億4,218万9,000円で、歳入歳出差し引き残額は3億4,460万5,000円の剰余となっております。このうち翌年度へ繰り越すべき財源の繰越明許費総額は4,452万2,000円でございましたので、実質収支額は3億8万3,000円の黒字でございました。
歳入では、対前年比4.6%の減、額にして4億7,186万2,000円の減となっています。消費税の引き上げに伴います消費税交付金とふるさと納税が大幅な増となっている一方で、地方交付税は5,181万円の減、当初予定した財政調整基金の繰り入れがなかったことによる繰入金の減、地方債はこども園に係る大型の建設事業が終了したことに伴い対前年比5億8,800万円の減となったことが主な変動の要因でございます。
歳出では、対前年比5.7%の減、額にして5億6,895万3,000円の減となっています。総務費では、ふるさと納税の大幅な増加に伴いふるさと湯梨浜応援基金の増や、地方債では長期の起債を繰り上げ償還したことで増となったものの、民生費では、こども園の建設事業が終了したため対前年比4億1,527万6,000円の減、衛生費では、広域連合のごみ処理場建設負担が終了したことに伴い対前年比1億1,173万6,000円の減、農林水産業では、農業振興費と陸上養殖事業の減に伴い対前年比5,443万7,000円の減、また、土木費では、道路新設改良事業と東郷運動公園整備事業の減により対前年比7,753万6,000円の減、さらに、教育費では、新中学校の用地費取得終了に伴い対前年比2億1,791万9,000円の減となったことなどが主な変動の要因でございます。
続きまして、議案第78号、平成27年度
湯梨浜町住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定につきましては、償還と収納事務のみの会計であり、歳入歳出合計は309万9,000円となっております。この結果、実質収支額はゼロ円の決算でございました。
続いて、議案第79号、平成27年度
湯梨浜町高齢者及び障がい者住宅整備資金貸付事業
特別会計歳入歳出決算認定につきましては、高齢者及び障がい者住宅整備資金の新たな貸し付けはなく、歳出の内容は、既貸付金の償還に係る経費などです。歳入歳出合計は3万9,000円で、実質収支額はゼロ円でございます。
続いて、議案第80号、平成27年度
湯梨浜町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。
歳入は、国民健康保険税、国庫支出金、療養給付費交付金、繰入金などで、歳入合計は22億6,418万6,000円でございます。歳出は、大半を占めます保険給付費、後期高齢者支援金、介護納付金、共同事業拠出金、保健事業費などで、歳出合計は21億9,853万6,000円でございます。この結果、実質収支額は6,564万9,000円の黒字決算でございました。
続きまして、議案第81号、平成27年度
湯梨浜町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。
歳入は、後期高齢者医療保険料、繰入金などで、歳入合計は1億5,867万8,000円でございます。歳出は、後期高齢者医療広域連合納付金などで、歳出合計は1億5,865万4,000円でございます。この結果、実質収支額は2万4,000円の黒字決算でございました。
続きまして、議案第82号、平成27年度湯梨浜町介護保険事業
特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。
歳入は、第1号被保険者介護保険料、国庫支出金、支払基金交付金、県支出金、繰入金などで、歳入合計は18億866万7,000円でございます。歳出は、保険給付費、地域支援事業などで、歳出合計は17億3,541万8,000円でございます。その結果、実質収支額は7,324万9,000円の黒字ということでございました。
次に、議案第83号、平成27年度湯梨浜町温泉事業特別会計歳入歳出決算について申し上げます。
歳入は、温泉使用料、温泉スタンド使用料などで、歳入合計は1,340万8,000円でございます。歳出は、温泉事業、温泉スタンドの管理経費、温泉事業推進基金積立金などで、歳出合計は1,237万1,000円でございます。その結果、実質収支は103万7,000円の黒字決算でございました。
続きまして、議案第84号、平成27年度
湯梨浜町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。
歳入は、使用料及び手数料、国庫支出金、繰入金、町債などで、歳入合計11億872万4,000円でございます。歳出は、公共下水道整備事業費、公債費などで、歳出合計は11億843万1,000円でございます。以上の結果、歳入歳出差し引き額は29万3,000円で、このうち翌年度に繰り越すべき財源の繰越明許費繰越額は29万3,000円でございますので、実質収支額はゼロ円でございます。
次に、議案第85号、平成27年度
湯梨浜町農業集落排水処理事業特別会計歳入歳出決算について申し上げます。
歳入は、使用料及び手数料、繰入金、町債などで、歳入合計は1億7,339万3,000円でございます。歳出は、維持管理費、公債費などで、歳出合計は1億7,339万3,000円でございます。実質収支額はゼロ円です。
次に、議案第86号、平成27年度
湯梨浜町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。
歳入は、使用料及び手数料、一般会計繰入金などで、歳入合計は4,494万6,000円でございます。歳出は、施設維持に係る経常経費、公債費などで、歳出合計は4,494万6,000円でございます。実質収支額はゼロ円でございました。
続いて、議案第87号から議案第92号までの平成27年度
湯梨浜町長瀬財産区特別会計から
湯梨浜町花見財産区までの歳入歳出決算認定について申し上げます。
いずれの財産区においても、歳入は財産運用収入、基金繰入金などで、歳出の主なものは財産区の管理経費でございます。実質収支額は、全ての財産区とも黒字決算でございます。
続いて、議案第93号、平成27年度
湯梨浜町国民宿舎事業特別会計決算認定について申し上げます。
収益的収支は、事業収益は3億816万8,000円、事業費用は3億1,088万8,000円でございます。また、資本的収支の資本的支出におきましては、企業債償還金8,350万円が主なもので、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額について、過年度分及び当年度分の損益勘定留保資金で補填をいたしました。また、損益計算書における当年度損益は272万円の欠損金となりました。
以上のことから、欠損金の処分につきましては、承認後にその額を繰越欠損金として処理することといたしております。
次に、議案第94号、平成27年度
湯梨浜町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について申し上げます。
水道事業の経営状況ですが、収益的収支は、給水収益などの営業収益と営業費用によります営業利益は2,677万9,000円で、それに営業外収益と営業外費用を含めた経常利益は2,481万3,000円で、損益勘定における当年度純利益は2,412万6,000円の黒字でございました。
資本勘定においては、収益的収入はなく、資本的支出のみでございます。資本的支出は、建設改良費では、水道ネットワーク事業に伴う工事費で6,029万9,000円、企業債償還金は1,270万7,000円で、支出合計7,300万6,000円でございます。
資本的収入が資本的支出に不足する額につきましては、過年度分及び当年度損益勘定留保資金と当年度消費税資本的収支調整額で補填をいたしたところでございます。
また、剰余金の処分につきましては、当年度未処分利益剰余金は1億2,596万9,000円でございます。利益剰余金処分額については、減債積立金として1,000万円、建設改良積立金として643万6,000円を承認後にそれぞれ積み立てることといたしております。
また、一般会計への納付金は778万円を予定いたしております。
以上、提案いたしました湯梨浜町一般会計及び特別会計並びに公営企業会計決算につきまして、その概要を御説明申し上げました。御審議の上、御認定を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(光井 哲治君) ここでお諮りいたします。次に、決算認定及び剰余金の処分に係る担当課長の補足説明ですが、内容はお手元の決算書のとおりでありますので、補足説明は省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 異議なしと認めます。よって、決算認定及び剰余金の処分に係る担当課長の補足説明は省略することに決定いたしました。
以上で決算認定及び剰余金の処分に係る提案理由の説明は終わります。
続いて、監査委員の決算審査意見の報告を求めます。
礒江
代表監査委員。
○
代表監査委員(礒江 俊二君) おはようございます。平成27年度の決算につきまして審査を行いましたので、その結果を報告したいと思います。
青色の表紙の冊子がお手元にあろうかと思います。それに従って報告いたします。
まず、1ページですけれども、審査の対象は、一般会計以下、2つの公営企業も含めて18会計でございます。
はぐっていただいて、2ページです。審査期間は平成28年7月6日からということで、12日間の聞き取りを行ったところでございます。
審査結果につきましては、各会計の歳入歳出決算書その他の調書は関係法令に準拠して作成されており、照合した結果、妥当なものと認められたところでございます。予算の執行及び関連する事務の処理はおおむね適正に行われていると認められたところでございます。
また、個別事項につきましては、後のほうに上げておりますので、そこのところで説明いたします。
3ページをお願いします。平成27年度の決算の概要でございます。まず、決算規模でございます。この決算規模につきましては、一般会計と財産区を含みます特別会計でございます。公営企業会計は除かれております。歳入決算額が前年度よりも約1億6,000万円程度、それから歳出決算額が前年度よりも3億円程度減少しているところでございます。下のところに文章でまとめております。とうごうこども園の完成、先ほど説明ありました。新中学校用地の取得完了等が主な要因でございます。一般会計では、町長さんから説明がありました。歳入面では、地方消費税の増、ふるさと納税額の増等があったところでございますし、歳出面では、とうごうこども園の建築工事の終了に伴う県の補助金及び町債の減、それから、合併特例の段階的縮減に伴います地方交付税の減等があった。これは歳入面ですね。それから、先ほど町長さんから説明がありました国保特会並びに介護保険特会で、それぞれ保険給付費が増額となっておりますので、会計規模が拡大しているというところでございます。
はぐっていただいて、決算収支でございますけれども、形式収支はいずれも前年度に比べて増加。それから、実質収支も増加。それから、基金につきましては、今年度中に6,000万円の取り崩しがありましたけれども、新たに2億8,000万円が積み立てられた結果、当年度末残高が69億8,600万円ということになっております。起債についても、新規発行額が8億9,200万円に対して24億6,500万円の償還を行った結果、当年度末残高が186億7,500万円余ということになっております。
それから、(3)の予算執行ですけれども、歳入は収入率が99%、それから、歳出は執行率95.8%ということで、おおむね予算に沿った適切な執行がなされたものと認められるところでございます。
財政の構造、5ページです。この財政の構造の対象となる会計は普通会計でございまして、そこのところ、小さい字で説明しておりますけれども、全国の他の市町村と財政状況を比較するために、一般会計と、当町では住宅新築等貸付事業特別会計、それから高齢者及び障がい者住宅特会が、この3つが該当するものでございます。
歳入歳出の構成でございますけれども、歳入につきましては、自主財源がわずかにふえ、依存財源が大幅に減少したと。これは大型事業終了に伴う補助金の減等によるものでございます。それから、歳出につきましては、経常的経費がふえて、投資的経費が大幅に、約半分に減っていると。これは大型事業の終了等に伴うものでございます。
6ページです。財政分析ですけれども、財政力指数につきましては、0.27ということで、昨年度と変わっておりません。参考までに、右端に県下町村平均0.28と上げております。これは平成26年度の平均値でございます。ちなみに、平成26年度、4市の平均値は0.525でございます。当町は比較的法人の数というか、法人が少ないからかなと思っております。ちなみに、日吉津村は0.76、7割を超えてるし、中部地区でも琴浦は0.329、033に近くなって、北栄も0.307ということで、当町よりも財政力指数は高いと。三朝は0.235ということでございます。
それから、経常収支比率が86.8ということでございます。昨年度よりも1.1ポイント上がっているということでございます。下のところで書いております。経常収支比率は、投資的経費が大幅に減となった一方で、起債繰り上げ償還等による義務的経費が増となったことで、結果的に1.1ポイント上がったということでございます。
財政力指数が低下していく、あるいは経常収支比率が増加するということは、財政の硬直化につながる数値でございますので、これらの動向というのは毎年度注視していく数値であると思っております。
起債の状況は、先ほど説明いたしました。大幅な繰り上げ償還を実施したということで、着実に減少しているということでございます。
7ページの債務負担もほぼ例年変わりございません。
8ページに、財政の概要としてまとめております。平成27年度の決算は、前年度に比べて歳入では1億6,000万円余、歳出では2億9,000万円余の減少となりました。これらはいずれもとうごうこども園の完成、広域連合ごみ処理場の完成、新中学校学校給食センターの用地取得終了等による投資的経費の半減によるものであり、財政力指数等各種財政比率も大きな変化はなく、また、起債繰り上げ償還も継続して実施され、起債残高も順調に減少している等々、引き続き堅実な財政運営が展開されていると認めるところでございます。
ちなみに、執行部のほうにも申しましたけども、8月の初旬に琴浦町でありました関学大の小西教授の地方財政講演会に参加いたしまして、当町の財政担当のスタッフも一緒に参加したんですけれども、そこの説明によりますと、今後の地方財政運営、おおむね5年ぐらいの財政運営を見通してみると、その手段として政府の地財計画を分析すると、増加する一方の社会保障経費に対処する地方財源というのは、平成13年以降は人件費の抑制で一応財源を確保して、それを充ててきたんだけれども、これも限界になってきていると、今後は、公債費償還金が全国的に減少している傾向を示しており、これが地方の自主財源確保の大きな要素となるんじゃないかと。この地財計画というのは、政府が交付税を毎年算定する場合の大前提となる計画見通しでございます。ただ、心配なのは、病院事業をやっとる団体、それから下水道債が多い団体、それから第三セクターへの損失処理の多い団体という3つを上げられておりました。全国の市町村の中には三セクに対して年間1,000億規模の損失補償をやられとるところもあるようでございます。その面で、27年度、我が町の決算を分析してみると、特に大きな問題はないなというふうに感じているところでございます。
9ページ以下からは、各会計の決算状況でございます。18ページまででございますが、先ほど町長さんから説明がありましたので省略させてもらいますが、例年どおり、14ページの国保特会につきましては、先ほど保険給付費が増額になってて、会計規模が大きくなっていると言いました。2つ目のぽつのところ、担当課では一生懸命頑張っておられます。町長さんからも報告、評価がありましたけれども、ゆりはまポイントラリー事業あるいは無料クーポン券による女性特有のがん検診向上事業、それから地区の保健推進委員さんを通じての受診券の配布と申込書の回収、それから、私も聞きましたけども、町内くまなく町有車で職員の方が広報をされておる。さまざまな取り組みを展開してきておられまして、一時よりも受診率は確実に上がってきております。ただ、どうしても、先月末でしたか、今月初めでしたか、日本海新聞に、各市町村が手探りの状態ということで、検診の受診とあわせて健康教室というか、体操教室を開催されたり、ダイレクトメールを送られたり、直接保健師さんが未受診者の家庭を訪問して、さまざまな取り組みをやられているみたいです。手探り状態ということでございます。一生懸命行政が頑張っておられることはよく理解しておりますけれども、さらに飛躍的な向上を目指すためには、町民の間で何か健康診断を受けたんかいなとか、がん検診はいつから受けとらんのとかいう気軽な日常会話の話題になるようないい方策はないだろうかと思うところでございます。一番最後、2行に書いております。一案として、地区ごとの受診率を一覧表で公表することで、各地区内で話題となるようなことができんだろうかというふうなことも考えてみるところでございます。
それから、15ページの介護保険特会でございます。これも先ほど町長さんからありました。給付サービス費が増額となったということでございます。
ここでちょっと申しわけありませんけれども、介護保険特会の1つ目のぽつの一番最後の行、14億4,426万3,000円の増額となったことが大きな要因である。この「の増額」という3文字を消していただけないでしょうか。訂正させていただきたいということでございます。これは増額じゃなくて、我が町の介護保険給付費の総額が14億4,400万ということでございます。27が。この3文字を訂正で消していただきたいということで、申しわけありません。
2つ目のぽつ以下からざっと今の状況を概略で説明しておりますけれども、介護認定率、当然のことながら、70代以下は4.9%でございます。ほんで80代前半が22.9パー、80代後半の方が40.0パー、90代以上は63.9パーということで、一挙に80代、90代、上がってまいります。これは当然といえば当然ですけれども、介護認定の状況を見てみますと、要介護2が中心でございまして、比較的健康なお年寄りが多いんかなというふうに概況を見ております。ただ、認定者は、先ほど説明ありました。27年度に52人増加しておりますし、認定度も要介護3あるいは要介護4の増加が著しいと。担当課によりますと、入院されて、退院後に直ちに介護認定の手続をとられ、要介護3、4の認定につながっているようなところがあるようでございます。ここらあたりは注意する必要があると思います。
それで、3つ目のぽつです。27年度は第6期介護保険計画のスタートの年でありましたが、計画当初年から認定者数、それから要介護5、一番認定度の高い要介護5、要介護4、要介護3と、いずれも計画を上回っている状況でございます。この状況がこれからも続く、あるいはこれ以上悪化するということになると、3年後の第7次計画策定時にはまたまた大幅な介護保険料の引き上げという議論が必要になってくるんじゃないかなと思います。国のほうは、きょうのNHKのニュースでも言っておりましたけれども、介護保険の自己負担を引き上げる、それから軽度の者は対象から外すみたいなことを、来年度に向けての検討をみたいなことを、国も今までの負担金から、28年度、一部補助金に切りかえてます。補助金ということになりますと、予算の範囲内においてということで、予算がないということだったら、補助金でも出せませんということは法律違反にはなりません。それを28年度から一部スタートさせておりますけれども、これからどうなっていくか。我が町はずっと介護保険の枠の中で全ての保険サービスをまだ対応してます。全国の市町村とも同じことだろうと思いますけれども、これから国も含めた動向を注意していく必要があるんじゃないかなと思ってます。
それから、飛んでいただいて、19ページの国民宿舎事業特別会計で、先ほど町長さんから平成27年度当期利益が272万円の赤だという報告がございました。はぐっていただいて、20ページでございます。簡単にまとめております。水明荘会計、予算上は3億3,200万円余の売り上げを予定して、2,000万ぐらいの営業利益を見込み、この資金等、一般会計からの繰入金、27年度は2,700万、それから減価償却費をもって8,675万9,000円の企業債償還金の財源に充てようという見込みでしたけれども、営業収入が思うように伸びずに、最終結果、272万円の赤ということでございます。
下のほうの企業経営状況です。営業収益は昨年よりもさらに減少して2億8,400万円にとどまり、経営規模が縮小した結果、営業利益は31万5,000円の赤、事業全体の経常利益は272万円の赤字経営だということでございます。まさに年度末には手持ちの運転資金が事業規模に比べて帳簿上営業に必要な費用額を下回るという危機的な状況に一時的に陥りました。幸い消費税の支払いが6月だった。それから、4月、5月の売り上げが好調だったということで、何とか資金ショートは免れましたけれども、今までは自転車操業の状態と言ってきましたけれども、瀬戸際経営の状態が一時的に見られたということです。
21ページですけれども、昨年というか、専門家による全般的な経営分析を依頼して、さまざまな提言をいただきました。ほいで、現場では水明荘改善計画というのを策定して、さまざまな改善に取り組んでおられます。ただ、分析結果が指摘します組織体制の整備やスタッフの人材再生、それから営業力の強化だとか施設設備の更新、改修等々、根本的な経営改善のためには、現場だけではどうしても限界があります。役場本体、執行部全体で取り組む必要があります。そこのところの取り組みというのは27年度現在でもまだ具体的な着手ということには至っていないというふうに思います。早急に役場挙げてのというか、執行部挙げての取り組みというのを検討を開始される必要があるんじゃなかろうかなと思うところでございます。
各会計の状況は以上でございます。
24ページをお願いします。財産状況ですけれども、これは特に大きな変化はございません。
それから、25ページ、基金ということで一覧表にしております。大きいところ、財政調整基金、それから減債基金が大きく増加して、27年度末、66億8,300万円余ということでございます。
26ページからが審査意見で、文書としてまとめさせてもらったところです。今回3点ございます。
1点目の収入未済金対策については、いつものことでございますが、27年度末現在の滞納状況というのは、現年度、それから滞納繰り越し分についても減少しました。現年度分は件数は減ったものの、金額は多くなったということでございますけれども、いずれにしても減少しております。
(2)でございます。昨年度、下水道受益者負担金の不納欠損されたときに、単独課が町長、副町長の決裁を受けて不納欠損の処分をしたということで、これじゃあ執行部内共通認識として横の広がりにつながらないんじゃないかという指摘をさせていただいたところでございますが、今年度は滞納整理対策本部会議で全ての委員さんが意見を出し合って取り組むという姿勢が見られております。6年目になりますけれども、毎年指摘して、ようやく執行部全体としての共通認識を持ちながらの徴収困難事案の削減対策に取り組む姿勢ができたんかなというふうに思っております。
(3)でございますけど、ただ、これまで議案として提出された案件なり不納欠損の処理をされた案件というのは、名義人、債務者本人が死亡している。それから、遺族の方は相続放棄されている。連帯保証人も亡くなられているということで、明らかに難しい議論をする余地のない案件でございました。これからいろいろ検討されていくときに、やっぱりもう少し頑張ったほうがいいとか、さまざま意見が出てくると思います。それであってもなぜ最終的に権利放棄せざるを得ないのかな、あるいはこれはやっぱり訴訟まで持ち込んででも強行に指導していくべきじゃないかというふうな議論が出てこようかと思います。この案件というのは全ていろいろ事情が違うし、それから、取り組むポイントも一つ一つ違ってきます。こういうことが積み重なっていったら、それぞれ皆さんが知識を持たれたり、積み上げが重要だと思います。引き続きこの体制で、なかなか難しい話で、簡単には右左はできないかもしらんけども、積み上げていくんだという姿勢でもって取り組んでいかれたらというふうに思うところでございます。
それから、30ページ、2点目ですけれども、契約変更に係る事務処理の適正化についてということでまとめさせていただきました。これにつきましては、ことしの6月に28年度第1回定期監査におきまして起案文書あたりを見せていただいたら、変更理由、原因を、変更事項については書いてあるけども、なぜ変更しなければならないかと、その原因等が明確に記載されてないいうこと、それから、支払い遅延防止の手続に特に注意してくださいよということを指摘したところでございますが、今回、決算審査におきましても、特に工事関係でございますけれども、その事務処理について再度詳細な聞き取りを行ったところです。その結果、ここに上げております3点ぐらいの課題があるんじゃないかなということでございます。
まず1点目は、設計変更についてでございます。工事の大小にかかわらず、発注後の現地調査や近隣住民との協議等に伴う設計変更あるいは増額変更や工期延長の案件が数多く見られたところです。行政としてやっぱり最初に事前調査なり住民との地元説明会なんかを通して十分に内容を把握し、課題を把握して発注する必要があるんじゃないか、まず発注しといて後で変更で対応すればみたいな風潮があるんじゃないかということを思うところでございます。
それから、2点目は、変更手続というのは、まず発注者側に請負者と工事監理者のほうから協議書が提出されて、それを受けて発注者が内部で検討して、指示書という形で相手に出していきます。この協議書なり指示書というのは、甲乙双方がきちんと整理して保管しておかなければならないつづりですけれども、それが十分に整理されてないという案件が見られました。聞き取りしたときに、最近の会計検査ではここまで求めないケースが多いんですよてって言われますけれども、県に聞いてみましたら、やっぱり調査官が求めたらすぐ出さにゃいけん書類ですよということでした。ここの書類整備というのは注意しておく必要があるないうことが2点目。
それから、3点目ですけれども、工事請負金額の増額変更ということで、今回どうされるか知りませんけれども、新中学校の請負工事なんかがそうだろうと思いますけれども、全体を建築工事の設計仕様で設計を組まれて、例えば運動場部分、外構部分あたりを土木工事で分離発注しようというときに、建築工事と土木工事の設計書の組み立ての違いというのをよく理解しておく必要があるなと。これはこども園の運動場であったり、潮風の丘でクラブハウスと普通のところと、最初設計は一緒に設計するけれども、発注は分離して発注するというケース、いろいろ可能性があると思います。
まず1点目は、土木関係では実施数量をもとに設計しているため、最終精算が一般的で、職員の中では赤黒って書いて、数量が違ってましたよといって最後精算するんですけれども、建築工事はもとの設計が何々一式っていう項目が多々あります。それはあくまで参考数量だと、ほいである程度許容範囲内であれば、そこまでは変更しないんだと、くぎが100本多かったですよなんていう変更はしませんよということでございます。それを前提に当初受注したり発注したりしてるんですよというのがまず1点。
それから、②のところは、建築設計と土木設計は設計書の組み立て内容が違います。建築設計では、諸経費的要素は直接工事費の中に一部入り込んでます。それから、諸経費ということで各項目にまた入って、2階建ての組み立てになってます。一方、土木工事費では、全て最後のところに諸経費ということでまとめて計上してあります。したがって、一番最後の諸経費のところを分離発注するときに建築工事の仕様から土木工事の仕様に変えるとしたら、けつだけを変えたら、中に入り込んどるところの諸経費も払い、最後の諸経費も払いということで、諸経費が二重払いになるというミスが起きやすいと。ここのところは発注するときに設計書を十分点検して、注意してやらにゃいけんということでございます。これは忠告というところでございます。
それから、3点目でございます。町商工会羽合支所解体補助金についてということ、これは、皆さんよく御存じの町商工会羽合支所及び旧長瀬地区公民館の建物の解体に対して、町が、解体費用が総事業費950万8,320円ですけれども、約7割に及ばんとする69.53%、661万1,000円を町補助金という形で支援したということでございます。この補助金につきましては、私も何か事情があるんかなということで、当初は配付された事業報告書に目を通しておって、これから解体するのに何の行政目的、あるいは何の行政効果を期待して補助金を出すんかな、素朴な疑問でした。ただ、聞き取りあるいは町の内部書類を見せていただいて、その疑問がますます深くなったところでございます。
(2)以下にまとめております。そもそもこの補助金、この問題は、平成26年2月5日付で町の商工会長さん、それから長瀬地区代表区長さん、長瀬地区公民館館長さんの連名で、3月末をもって2階、3階を使用していた羽合支所を閉所するため、今後の管理運営が困難な状況が予想されるので、町に無償譲渡したいという陳情書が提出されました。この陳情に対して町長さん以下執行部も、それから議会も一生懸命検討されたことはよく理解できます。ただ、残念なことは、執行部でもさまざまな代案、受け入れるかどうか、それからどういうふうな活用方法があるか、ずっと検討されております。それから、議会でも1年4カ月、1件の陳情にどうすべきかということで検討はされました。
ただ、はぐっていただいて、32ページ、(3)以下です。残念なのは、執行部、議会とも問題を解決しようということでは一生懸命ばっかりで、基本中の基本であるこの補助金の交付によって何の行政効果を期待したのか、行政目的は何だったのかということの姿勢が欠けてたんじゃないかなと思います。関係書類を見ましても、この議論をした形跡はほとんど認められない。全くないとは言いません。常任委員会でも多少意見は出てました。しかし、早い段階から補助割合をどうするのかという議論のほうに移っていった感があります。どんな経緯があったとしても、まだまだ、鉄筋の耐用年数は通常70年。あの建物はその半分の35年しか使ってない。まだまだ使える建物の費用に対して公金で補助する。それは何を期待して補助するんかという基本姿勢が欠如していたんじゃないか。
そしてさらに補助率についても、補助率を何ぼにするか。70%近い補助率にしております、最終的には。そもそも建設時の公的な補助割合に従ったらええじゃないかという議論がずっとありました。建設時の補助割合って、考えてみていただいたらわかります。国や県や町の補助金は、まず、商工会の支所機能に対しては、地域商工業に係る施策、普及活動の拠点として利用、活用するというから補助金が出とるわけです。それから、地区公民館部分については、地域コミュニティー活動の拠点として活用するということから3分の1の町の補助金が出されている。それを壊して撤去する費用に当てはまるという、そこが私は到底理解できない。さらに、結果的に、商工会部分の当初国や県が補助した部分も町が面倒見ましょうと言った結果、7割にも及ぶ補助率になったという、ざっと言うとそういう経過だと思います。
本来だったら、今まで自分たちの建物だということで、所有者が自由に使用収益してきた。それをこれからどうしようかというときに、商工会も地区の自治会も公民館も公的な団体ですから、ある程度採算を考慮入れないでも引き続き公的な利用に活用されたらどうですかって、それを誘導していくのが町の基本姿勢じゃなかったんですかということでございます。
今回の補助金交付は、いまだ有用可能な建物を解体撤去し、当該土地を引き続きみずからの好きなような使用収益のために利用する行為に対して交付するものであり、監査委員としては到底理解しがたいと、ちょっと言葉はきついかもしれませんけども、思います。町は、今回の補助金交付の理由に、商工会が建物を活用しなくなった要因の一つが町村合併によるものであったこと、それから、町が地区公民館制度を廃止したことにより利用がしづらくなったということが内部文書には書いてありました。あたかも町の政策変更による損失補償的意味合いを上げますが、法律的な損失補償というのは、執行部にも言いましたけども、有名な峠の茶屋事件というのがある。今まで国道の峠のところで繁盛しとったレストランなり喫茶店が、トンネルを通されて交通量が激減したからと言って国を相手取った有名な訴訟があります。ほんで自分たちが営業不振に陥ったのはこのトンネルのせいだって国を訴えた事案がありますけども、それは法的な権利の損失じゃないと。今でもよくあるのが、町のほうで鉄道の平面交差のところを高架橋をやったらお客さんが激減したとか。それは法律的な意味で損失補償の対象になりませんよという判例はもう何ぼでも枚挙にいとまがないところです。すなわち今回の町村合併あるいは地区公民館見直しによって使えなくなったんじゃなくて、所有者、当事者たちは勝手に使わなくなった建物を解体したんじゃないかと、それに御丁寧に町は7割に近い公金による補助金という形での交付をしたんじゃないんですかということを言いたいわけです。
(4)ですけれども、以上のように、この補助金の交付については、監査委員としてはいまだ理解に苦しむところでございますけれども、今回の反省をせめて今後の町政に生かすためには、地区集会所と各集落における共同活動施設の更新、整備等に係る普遍的な支援制度の創設を積極的に検討していくべきじゃないかと思っています。各地区における活発なコミュニティー活動の展開は地域活性化の源泉でありますし、元気な湯梨浜町づくり実現の核となるもんでございます。常任委員会の議事録を見ておりましたら、これは加工しておりません。議事録そのものです。町長さんも27年2月23日の常任委員会のときに、地区公民館の建物はこれから老朽化していく。地区公民館と地域の集会所の機能を持っている。だからといって解体費の半分を地区が持つのは困難だと。そのときにも通用するような一定の考え方を持っておきたいと発言されております。今回、反省はあろうかと思いますけれども、この補助金の交付を契機に、旧地区公民館あるいは各集落ごとの集会所の、避難所機能もあります。最近も地震もありました。耐震補強したいとか、いろんな機能で強化整備をしたいという地元の取り組み要求に適切に応えるような政策検討が必要じゃないかなと思うところでございます。
最後に、終わりにということで、総合所見をまとめております。なれというのは怖いもんだということです。慣例による事務処理や問題解決を優先する余り、根本的な対処姿勢や本来の事務処理のあり方等の検討姿勢を忘れ去らせてしまうことが私どももよくあります。経験豊富なベテランの人ほどいろんな経験を積んできておりますから、逆に陥りやすいということも言われます。契約変更に係る事務処理のケースでも、商工会の補助金、解体経費に対する補助金交付についても、このなれからくる対応が大きな要因になっているのではないかとも思うところでございます。多くは小さなミスで終わってしまうかもしれません。ただ、時には大きなミスにつながりかねないと改めて私ども心しておかなければならないと思うところでございます。
この3番目の補助金の案件は、今まで監査委員が文書で指摘したのは、いかにまだ効率的な方法があるかとか、無駄遣いにつながってないかというレベルの意見が多かったですけれども、今回のこの3番目の補助金交付については、私どもは、なぜ行政効果、行政目的が何ぞや、根本的な問題だというふうに思っております。いろいろ行政改革に取り組んでおりますけれども、よく言われます。究極の行政改革は職員の意識改革だと。公務員として、町の職員として、これは当然挨拶をせにゃいけん。自分が機嫌が悪いときでも町民の方には真摯に対応せにゃいけんとかいう当然のことを当然にやっていく。その職員の意識改革というのが究極の行政改革ということ。このことは行政に限らない。きのう、おとといもありましたけれども、民間企業でも同じことだと思う。三菱自動車の省エネのデータ不正、長年にわたった。前任者がやっとる。それをずっと、いいところから3つ目のデータを上げて国土交通省に出してたと。平均をとりなさいというのが相当前から変更になっているにもかかわらず。それが今まではずっと内部で通用しとったかもしれないけれども、今回の取り組みで日産に吸収合併されてしまう。会社自体がなくなってしまうという大きなミスというか、大きな事件に発展していったと。こういうことを教訓もあろうかと思います。当然のことを当然としてきっちり頭の中、みんなの議論の中で素直に展開できるような町の行政運営というのを改めて心しておく必要があろうかなと思った次第でございます。
厳しいことを言いましたけれども、今回の審査結果は以上でございます。
○議長(光井 哲治君) しばらく休憩をいたします。再開予定、午後1時、予定します。
午後0時05分休憩
───────────────────────────────
午後1時00分再開
○議長(光井 哲治君) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。
ここで、監査委員の決算審査意見書に対して町長より処理方針についての発言を求められておりますので、許可します。
宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) ただいま
代表監査委員から、平成27年度の決算審査について御報告がございました。
代表監査委員並びに監査委員には、平素から町行政にさまざまな分野で情熱を持って貴重な御指導、御意見を賜っており、この場をおかりしてお礼を申し上げます。
さて、このたびの御指摘をいただいた事柄については、いずれも大切な事柄だと思っており、早期の改善や適切な執行を心がけてまいりたいと思います。
個別的に、今、私がちょっと考えていることを申し上げますと、まず、収入未済対策につきましては、近年、続けて御指摘をいただき、これまでも取り組んできたとこなんですが、これまでの御意見を受けながら、共通認識を持って困難事案の解決に取り組む姿勢が一応できたということは、歩みは遅かったものの、ようやく一定のところまで来たということではないかというふうに感じています。事案によって異なる課題を有する徴収困難案件を収納整理対策本部会議で議論、全庁的な共通認識を持って権利放棄あるいは訴訟の提起をするのかということを的確に説明できる理由を整理していくことは、基準のスタンダード化といったことにもつながりますし、正確で効率的な業務の執行にもつながるものだというふうに考えております。そしてそれが方針決定ルールの確立になるものだというふうにも思っているところでございます。
したがって、例えば担当課で、どんな名称でもいいんですが、管理表という例えば名前でもいいんですけれども、滞納解消に向けた年間計画とその実績を把握、時効管理ができていないような案件の洗い出しをして、専門家の法的アドバイスにより方向性を含めた基本的事項の整理を行い、滞納整理対策本部では、その管理表に基づき全体で議論しながら方針を決定するとともに、その方針が確実に実行されるよう、進行管理と指導を行うというような方法もございます。実務上どの程度の負担になるかということがありますので、そのあたりを整理しながら方法の一つとして検討し、ルールの確立に努めてはというふうに思っているところでございます。
次に、契約変更に係る事務処理の適正化についてです。
私も工事における設計変更やそれに伴う工事費の変更増などが多いと感じておりまして、どうしてこのように変更契約、とりわけ増額変更が多いのかと、担当あるいは課長に尋ねたりしたこともあります。その理由として、例えば設計を業者委託に出している場合など、現地を頭に入れての業者や関係者との協議ができているのか、あるいは職員の設計書を審査する能力にも課題はありはしないかというようなことを感じています。また、処理上のことについても、これは工事関係以外のことでもあるわけですけれども、経過等の重要な部分を鉛筆書きしたりとか、あるいは附箋紙に書いて張りつけておくというような処理も見かけたりして、注意したりしたこともあります。やはり公文書として保存すべきところは消えないボールペンできちんと書いて保存していく。そのような文書管理のありようというものもきちんと指導していく必要があるというふうにも感じたところでございます。
これらの課題を克服するために、技術的な面では、県から職員を派遣していただいて、町職員の技術力の向上に努めたり、職員を積極的に研修に行かせたりしていますが、何せ一般事務で採用の職員がほとんどですから、困難な点もございます。そのため、ことしは専門職としての土木技師の採用試験も実施したところでございます。人事異動の際にも当該業務への経験あたりに配慮しながら進めており、不適切事例については、職場内研修、これらを、小さな研修でいいですから、5時過ぎてからちょっと5分やるとか、そんなことで共通の認識を深め、スキルを向上していくことも必要じゃないかというふうに考えております。これらを図りながら、進めながら、適切な事務執行に努めたいと考えております。
次に、長瀬地区公民館と商工会羽合支所の解体に対する補助金と今後のルール確立についてです。
補助金支出に至った経緯につきましては、審査意見で
代表監査委員の御指摘のとおりですが、どなたに買ってもらって活用するのか、あるいは借りてもらって活用するのか、あるいは町が使うことはできないのかあたりのことをいろいろ考えてみたんですが、商工会が貸し付ければ五百数十万円の補助金の返還が生ずる。貸し付けたとしても採算性がとれるような貸し付け状況にはならないと、かなりの家賃を取ってもならないということで、その難しさもございました。このような状況で、民間の使用希望もなく、町関係の施設として使うことも、ちょうど自動車道からおりたカーブのところに建物があるものですから、なかなかそこを送り迎えに寄ったりするのは危険だというような反対の意見もあったりいたしまして、そういう方向に進むことはできませんでした。しかしながら、商工会は負担が高額過ぎて困難、長瀬財産区は土地を貸していたということで、基本的には更地にして返してくれればいいというようなスタンスで物事を言われますし、どうするかというようなことを考えて、解体にやむないんじゃないかということに至ったところでございます。
この建物は、他の地区の公民館とその建て方が違っております、基本的に。今申し上げましたように、財産区の土地に町といいますか、地区と町が一緒に本来建てるべきでしょうけれども、地区公民館と商工会の建物を建てたというようなことで、これはほかの旧羽合町時代の地区公民館と発想が違っております。恐らく仄聞したところでは、有利な国や県の補助金、そういうものを使って建てるためにということで、当時の発想としては間違っていたこととは思いませんけれども、いざ実際こうやってその用途がなくなって、それを解体しようとしたりするときに、初めて財政負担の重さに皆さんが困ったということが根底にあろう話でございます。
でもこれを放置しておくことはできないということで、多少理論的にどこまで負担するかあたりを考えたところでございます。商工会については、町が国、県の補助に係る部分を支援し、解体後は駐車場として運営、10年ほどかけて長瀬区と、それから長瀬財産区が負担すべきであろう金額を商工会が運営しながら、解体費はとりあえず商工会が立てかえておいて、それで駐車場を運営した収益を財産区のほうに返すという形で実質的に財産区も、本来自分の土地でもうけた分が入ってくることなんですけれども、お金を使わずにできるという方法でやったわけでございます。
これにより、補助することの公益性という議論もございました。私は率直に言って、御承知のとおり、役場の周りの、互助会が借りて、駐車場を設けたりしておりますけれども、だんだんそこの土地もなくなってきて、駐車場が遠くなっているという現状がございます。羽合地域は開発もありますので、これからどんどん土地がこのあたりに余ってくるということはおよそ考えにくいというようなこともあって、将来財産区のほうが駐車場としてそのまま継続されれば、そうすれば財産区自体の収益にもなりますし、それから役場の駐車場の補完ということにもつながるということ、あるいは商工会、先ほど合併したことを理由にする損失補償ということがございましたが、今、過度の負担による商工会自体の財政の健全性を損なったりすることのないようにしたいと、商工会も公的団体ですから、町の中に元気に商工会員の皆さんが存在して、店を営業していただくということも重要なことであり、そのあたりで商工会への支援もということで考えたところでございます。また、これはへ理屈になるかもしれませんけども、使われなくなった建物が長い間町の入り口部分にあるというようなことも好ましくないことだというふうに考えたこと、これらが私の考えた公益性にかかわる部分だなというふうに、今、振り返って考えております。
御指摘のとおり、次の建物の建設をする場合にどうするかということでございます。先ほど申し上げましたように、旧地区公民館の建物は建て方がさまざまです。ある区のように自分たちで建てて、将来のことを考えて、きちんと減価償却といいますか、そのときに備えた積み立てをしておられるような集落もありますし、あるいは地区公民館と地区集会施設と一緒になっている建物もございます。それとは別に地区公民館が1つあって、周りに地区集会所が存立するという建物もございます。それらは基本的には現在町が持っております修理したりする場合、3分の1の補助というのは当然あるわけなんですが、建物の建てよう等によって、実質の住民の皆さんの負担がどの程度であるべきかというようなことを考えておくことは当時から必要だと思っており、ただ、この長瀬地区公民館の建物については、特殊的なものですが、これは前例にしないということで当時から考えていたところでございます。一方で、ほかの建物を何かあったときにはどうするかということの議論についてはその後続けておりませんでしたので、これを機会に再開して、どのようなことがいいのかということを検討してまいりたいというふうに考えております。
当初1,200万程度を想定されておりましたが、実際に入札しましたらかなりの額が落ちてきたということもございますけども、それは額のことであって、趣旨のことではありませんので、御紹介はしないでおきます。
そのような考え方をいたしております。
○議長(光井 哲治君) 続いて、議案第77号から議案第94号までの各議案に対する総括質疑を会計ごとに行います。
あくまでも総括質疑ですから、なるべく個別質疑は入らないよう、十分に注意をしながら質疑を行っていただきたいとお願いをいたします。
議案第77号、平成27年度
湯梨浜町一般会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
7番、酒井議員。
○議員(7番 酒井 幸雄君) 平成27年度の一般会計について、総括質疑をしたいと思います。
平成27年度の決算については、町長は評価を示されました。総合的に言って、私は町長の評価に賛成したいと思います。ただ、個別の問題については、特別委員会が設置されるわけですので、そこの中でいろいろと議論をしたいと、このように思っております。
職員の皆さん、本当によく頑張られた部分もかなりあるなと、その辺は職員にぜひ町長のほうから感謝を申し上げておいてほしいなっちゅうぐあいに思っております。
ただ、町長がこの評価で述べられておるように、地方創生関係の予算がぐんとふえて、やっと事業に着手できた。その段階でして、前にも申しましたが、これを成功させるか成功させないかは、職員の頑張り、それしかないんじゃないかなっちゅうぐあいに思っております。多くの予算がこれから執行されていくわけですね。そのことについてのこの決算に当たっての町長の考え方というのをちょっと聞いておきたいと思いますし、27年度、多くの予算を使って事業を展開してきました。行政の仕事というのは、行政の仕事によって住民の皆さん、また法人、企業、大きな損失をこうむったり、破産や倒産をする。そういう事態があっちゃならないわけでして、これはどうしても阻止せにゃいけん。そのためには事業を行うに当たって細心の注意が必要になってくるわけです。その辺に対してどのような考え方で取り組んでおられるのか。これは個別な問題じゃなしに、基本的な問題としてきちんと姿勢を示していただいておきたい。予算の執行によって住民の皆さんが泣くようなことのないような形をぜひつくらなければなりませんので、そのことを伺っておきたいと思います。
もう一つ、財政的にも非常に頑張られてある程度方向が見えてきて、将来負担率も大幅に下がってきた。ただ、監査委員もちょっと報告されとる中で気になるのは、湯梨浜町でも土地開発公社、その部分は27年度も1億7,000万円返してもらってるけど、民間でいえば完全な粉飾決算のようですね、こういうやり方は。単年度転がしとか一夜で黒字に見せかける。夕張はこういうやり方をあちこちでやったために、今の状態になったようです。これに対する町の方向性もぜひ今回の特別委員会の中で示してほしいな。そのように思っておりますので、そのことも伺っておきたいと思います。将来に対するこれは負担になってしまうもんですので。
○議長(光井 哲治君) 宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) 仕事がふえて、しかも比較的これまでやったことのない、みずからが開拓しなければならないような仕事もあります。そういった意味からいうと、本当に今職員は部署に応じて大変な頑張りを見せてくれていると思っております。そういう観点からそれを看過できるかというと、ちょっとなかなかもうきつくなってるなということは私も幾つかの職場について感じております。
たまたま今年度これから職員採用するわけなんですけれども、実は退職する数も管理職が課長級が結構、8人でしたかね、退職するというような事態でして、これを8人をぐっと課長に一遍に上げるというのも実は大変なことだと思っております。それはこれまでそういうことがなかったもんですから、ある程度課長補佐できちんと経験して何年かたってぴゅっと上げれるということができてたんですが、恐らくは今回はそのこともなかなか難しい点が出てくるだろうというようなことも感じておりまして、職員採用について一遍に8人とると将来のまた職員の年齢構成とかで好ましい状況も出てくるかもしれませんが、ことしはどうしてもやっぱり再任用あたりで協力したるという職員も出てきてくれることを祈ったんですけどもなかなかそういう職員もいなくて、退職者を上回る雇用、採用も必要ではないかなというふうに今考えているところでございます。
ただ、それには先ほど申しました専門職、土木技士もそうですけども主任介護専門員、それらの職種も人材不足で、保健師もそうでしたけども、なかなか応募自体ないというような状況もございましたので、それを粘り強く途中にでも、年度中途にでも単町で採用するようなことも努力してみたいというふうに考えているところでございます。
また、事業を行うに当たって、町民、町内の事業者等が損失をこうむったりするようなことのないようにということでございます。
なかなか新しいことを始めるときに必ずしも順風満帆にいかないというようなことで、苦慮しておられる業者さんも実際にあります。そのあたりは県も一緒になって何とかそれがうまく回って、地元の雇用とかあるいは地域の活性化につながるようにということで支援しているところでございます。これからCCRCを推進するに……。
○議長(光井 哲治君) しばらく休憩します。
午後1時23分休憩
───────────────────────────────
午後1時23分再開
○議長(光井 哲治君) 再開します。
○町長(宮脇 正道君) そうやって苦労しとられるところもありますし、県も町も自分の地域の活性化につながるようなこと、雇用につながるようなことは積極的にやるというようなことで頑張って支援しているところでございます。
要は農業なんかでもそうですけれども、要するにやろうという人の気持ちをどのように実現するために町が汗かいて実現にこぎつけるか。今回、新規就農の予定者5人今活動して、いろんなところで勉強しておられるというようなこともお話ししましたが、そういうのに持っていけるのも、やっぱり町職員の力というものも大きいというふうに感じております。農業委員さんが力をかしてくださることもありますが、そのような意味から本当に実態を知って話をよく聞いてできるように、自分も汗をかいて進めていくということで頑張っていきたいなというふうに思っているところでございます。
それから、最後が財政上のことで土地開発公社の持っております財産の関係についてです。
近年少しずつ売れつつありまして、照会もあっているようでございます。おっしゃいますように、次の決算審査特別委員会のほうでまた担当課長のほうからきちんと説明したりして議論させてもらえばいいと思いますけれども、湯梨浜町の場合は確かに年度初めに貸し付けて年度末に返してもらうという格好でやっております。ですが、それが売れた場合には補填せないけんというお金については、既にこの議会でも何度か御承認いただいてルール化してやっとるわけでして、その金額は幾らぐらいになるかということもわかるわけですし、それが直に財政的な破綻とかそういうことにつながってはいかない話だろうと思っておりますが、いずれにしても売ればそれだけ早く固定資産税も入ってくるわけですし、全く反対の作用になってくるわけですから、引き続き売却に努めたいというふうに思っております。
近時の状況についてはちょっとまだよう聞いておりませんでして、不動産協会あたりのほうとも、宅建業協会あたりともその販売する手だてを講じたりしておりますけども、その辺の評判や評価といったものについても、また後ほど議論いただければというふうに思います。
○議長(光井 哲治君) 7番、酒井議員。
○議員(7番 酒井 幸雄君) 職員を採用されるにしても、なかなか資格を持った人がおらんとかいろんな問題があると思います。町内におられんでも、広域で何とか探してでも町民のために職員を確保していく。そういう姿勢をぜひ持っていただいて、頑張っていただきたいなっちゅうのが一つ。
先ほど申し上げました湯梨浜町が行う事業によってほんに不幸になってしまうような住民が出てくるというのは、本当に私たち決定にかかわった者としても許されるべきものじゃないわけでして、だけえ細心の注意を払って事業は進めていただくしかないわけでして、これからもその基本っちゅうのをきちんと確保していただきながら行っていただきたい。特に企業については監査委員も言われましたけど湯梨浜町は少ないわけで、どんどんこれからふやさないけん形ですね。今ある企業が破産してしまうとかマイナスに向いてしまうようなことがあったら、何のための町の事業なのかっちゅうことにもなってしまうわけでして、その辺も含めてしっかりと気構えを持って取り組んでいただきたいなっちゅうぐあいに思っております。
それと、これは特別委員会で議論するんで内部できちんと整理しといてほしいなと思うのは土地開発公社、日本にはいろんな自治体で第三セクターや何かに多くの金を貸し出しておるわけですね。それが総務省も法的には違法性でないけど、おかしいやり方だと。民間でいえば、さっき言いましたように粉飾決算に当たる。特に公な会計が民間に近づいていくことによってそれが今度は大きな問題になってくるということで、総務省もその指導をされとるようですね、なくせ。それで大阪府では2011年に条例をつくって、なくす方向を打ち出されていますね。その辺もきちんと調べていただいて、何とか財政状態がいいときに将来負担を減らしていく、その方向をぜひつくっておくべきだっちゅうぐあいに思うわけですね。その辺について、もう一度。
○議長(光井 哲治君) 宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) 人の採用を広域でということのお話が一番最初にございました。
県内の町村でも近隣の町でも、こだわらないで県下一円とかそういう広い範囲でやっておられます。湯梨浜町の場合は倉吉及び東伯郡ということで、中部地区に限ってしておる。この考え方は、地元で育った人間、地元の住民をきちんと優先しようという趣旨のあらわれでございます。ですがこういう時代になってくると、どこの市町村とも移住定住の促進ということで血眼になってやってるわけでございますから、よそから来られる人であっても、こちらに住んでいただけるということになればそれはプラスになることですし、範囲を狭くして現状のような範囲でやり続けるのか、あるいは一定の数は県外も受け入れる、どこからでもいいですよというような形でやるのかというのも一つの方法だろうと思っております。とりわけ人材の確保の難しい専門職についてはそういうことで取り組んでいかなきゃいけないというふうに考えておりまして、28年度これから単町でやったりする部分については、その辺もきちんと頭に置いてやってまいりたいというふうに思います。
それから、2番目の町が講じた施策によって町内の企業が傷むというようなことは、それはやっぱり避けねばならんことです。どういうことをやったときに、どのような企業が傷むおそれがあるのか。ある意味そのことを町がきちんと全域の業種、業務内容等を把握しておればいいんですが、必ずしもそうはいかない点もあろうと思っております。そのあたりの情報等について、やっぱり議員さん等からもこういうこともあるんじゃないかという御意見をいただければありがたいですし、そのことはやっぱり今あるものが元気になっていくということも町にとってとても基本となるべき大切なことですから、心してやってまいりたいと思います。
3番目の土地開発公社の問題ですけれども、土地を町のものにしてしまったらどうかという御意見もございます。そのあたり本格的な検討はしてないんですけれども、本来的にどちらがよいのか、正しいのかあたりのことをちょっと勉強させていただいて検討してみたいと思います。
○議長(光井 哲治君) よろしいですか。
そのほか。
9番、浦木議員。
○議員(9番 浦木 靖君) 多分、湯梨浜町の事業というのは、PDCAサイクルで事業は行っておるというふうに私は理解しております。そこの中において、きょう27年度の決算に対してどのように評価されて、次年度にどういうふうにつなげていくのか。これはPDCAの一つの大きな課題、問題ですね。というところについて、ちょっと質問させていただきたいというふうに思います。
きょうの冒頭で言われましたのは、27年度決算に対する評価の中において町長がこの評価の中で一番言われたかったことというのは、やっぱり平年ベースでは取り組むことのできない盛りだくさんの事業を実施することができたということが、一番大きな町長の言われたいとこだったんかなというふうに私は思っております。そこの中で具体的にウオーキングリゾートだとかあるいは地域おこし協力隊、あるいは農家に対する援助、あるいは
グラウンドゴルフ等々、成果の上がった分についてはこうした、こういう成果があったというところを上げておられます。
ただ、二、三点今後の反省あるいは今後の取り組みとして上げておられるのが、障がい者へのサービス支援等のさらなる環境整備が必要という、これは多分大分おくれている部分があるかなというふうに思います。それと介護保険についても、1割2割上がったがためにという問題があったですけども、今後精査して実際にどうなんか、どういうぐあいにやったらいいのかというようなことを今後やっていきたいと。これは多分反省の中の一つだと思いますけど、そういった成果の分、それから反省なりあるいは今後取り組まなくてはならない部分というのは二、三点ありました。
ただ、先ほども酒井議員も言われましたけども、私は執行部及び職員の方がいろいろ頑張られて一生懸命やられて、町長が最初思っておられた事業というのはある程度予定どおりというんですか、成果を上げてきとるというふうに思います。それで成果を上げとる中においても、この基金積み立ての総額が65億円余り。これは多分県下でいったら1番目か2番目。去年もそうだったと思いますんで、おとどしですか。多分また今年度も上がってますから多分1番か2番だと。事業をやりながら、なおかつ基金が積み立てが伸びているということ。これはすばらしいことでもあるかもしれませんけども、できたら私としたら使うところには目いっぱい使ってもらいたいなという思いはあります。
そういった中において私がちょっと危惧するのは、その事業の内容がどうのこうのというのも大切ですけども、もう一つ大切なのはその事業をやって住民がどういうふうに感じ取られたんか。例えば5年前、10年前と比べて住民の方が本当に湯梨浜町というのは住みやすくなった町、環境的にも本当にすばらしい町になったということでしたら、その事業というのは私はどんどんやるべきだと思うんですけども、住民の方がそのことを余り感じない、思われないということであるならば、事業そのものを見直ししなくてはいけない場合もあるんじゃないかと。住民の意見は大してもう、住民は満足してないのにその事業が成功しとるけえどんどんやりましょうやと。それはお金をどんどんどんどんつぎ込むことはできますけども、それでは住民の満足度には達しないというふうに私は思っております。その辺のところについて町長は、議会も当然責任はありますけども、トップである町長はどのような思いをされているのか。確かにその事業というのは、総合計画に基づいてこういう事業ああいう事業ということをいろいろやっておられると思うんですけども、そういうことも全部踏まえて住民がなおさらまだ満足できない、しないってどういうところに原因があってどういうことをやらなくてはならない。そういった認識を持っておられるのか。この27年度決算を見られてですよ。どういうふうに感じておられるのか、ちょっと教えていただきたいというふうに思います。
○議長(光井 哲治君) 宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) お話ございましたように、情勢の変化とかそういうことに伴って対応しなければならないことでようまだ着手してないもの、これから着手する必要があるもの等があると思います、一つには。それからもう一つは、しなければならないことだとわかっていてする計画もあって、それが全く進んでいないものと言えるものもあるというふうに思っております。具体的に言いますと、ことしの場合でちょっとおくれているなというのは、例えば天女のふる里づくりのフラワーロードの関係ですね。東郷湖周に桜の木を1周植えたらどうかというような発想は前からあるけれども、その部分がまだハナミズキとかわずか出ただけで、根本的には動いてないということがありましたので、そのことを今力を入れてちょっと取り組もうかとしております。
それから、何年もかかって出している企画課のまちづくりの基本条例のこともございます。その基本条例につきましては、私は一旦もうことしは上げるのやめようかとも思ったりしとったんですけども、仕切り直して大学の先生にもお願いして始めかけたとこなんで続けたいということで置いてたんですが、新聞や何か読んでますとあれをつくって必ずしもプラスの面ばかりじゃないというようなことを書いてる新聞もあったりいたしまして、そういうことでそれほど職員のほうも急いでやるべきだというような認識がないのなら、この際やめようかなというふうに思っております。
3つ目にお話しになりましたスクラップ・アンド・ビルドという言葉がありますけども、そういうことを持ち込むことはとても大切なことです。欲張って仕事をどんどんやっていこうとすると、効果はわからないけどもなかなかやめにくくなるというようなこともきっとあるだろうと思っております。ことしのトライアスロンをやめた際にも、やっぱり8回でやめるんかいやというようなことも耳にしましたし、参加者の人は喜んでくれてるのにやめるのは悔しいなというような気持ちもございましたけれども、ある程度やっぱりその辺は客観的な情勢というのをきちんと捉まえながら、やめるものはやめていくというような姿勢も必要だろうというふうに思っております。そのあたりはまたどんどん御意見を賜れば、意見交換させていただければというふうに思います。そのようなことです。
○議長(光井 哲治君) 9番、浦木議員。
○議員(9番 浦木 靖君) 確かに、町独自の事業というのはなかなか大変なところがあると思います。だけん今の状況からいったら、国の施策、政策というのは結構変わるのが早過ぎるといいますか、時間が短過ぎてころころ変わっていっとる。そこについていこう思ったら、我々の地方のほうにおいたら振り回される可能性があるというふうに私もそれは認識はします。ただ、やっぱり一番大切な点は、さっきも言いましたけども住民の満足度がどうなんかというところなんですよね。確かにさっきも言いましたけど、事業をいろいろ取り組まれて成功裏に終わっとる事業もいっぱいあります。だけどそれでは住民の方が満足されないというのは、何かもっと違った理由があるんじゃないか。確かに年配の層、若い者の層、要求とか要望は違います。だから全部の年代に満足してもらおうというのは、これはなかなか至難のわざであるし大変だと思いますし、そこまでは私はする必要はないと思うんですけども、けども住民全体で考えた場合、何かしら私の、町長とはちょっと認識が違うかわかりませんけど、満足度はまんだちょっと低いんじゃないかなと。その辺のところをしっかりと考えて、事業の成功とか失敗ではないんですよね、私の言いたいところは。その辺のところを、基本的なところをもう一回きっちり述べていただきたいというふうに思います。
○議長(光井 哲治君) 宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) 今取り組んでおりますCCRCとか
グラウンドゴルフとウオーキングによるインバウンドの促進あたりにしましても、本当で町民のレベルでこのことがあっていいよねというようなことが中身にきちんと入って感じられる。そういうまちづくりが大切ですけども、なかなかそこまで持っていこうと思うと時間も労力もかかる。ただ、今そういう大きなことで町をより活気のあるものにしようというようなことを考えたときに、やる時期としては今しかないんじゃないか。今しかないと言うとおかしいですけれども、それは町が町の財源を使ってどんどんやれということになればそういうこともあるのかもしれませんけども、町の財源も議員お話ございましたけれども確かに県下で一、二だと今いってもこれから出ていくこともきっとあるわけで、中学校の建設の本格化、あるいは次には泊地域の公民館、小さな拠点絡みのハード、それからその次には恐らくこの役場庁舎といったようなものも、きっとそう遠くない時期に視野に入れてこなきゃいけないんじゃないかなというふうに感じております。そういうことを考えますと、それにもう一つは、近いところではその算定がえの部分の本当に5年目の影響というのがどの程度まで来てるかということを見きわめることも将来の湯梨浜町の財政のありようを想像する上で重要なことですから、そのあたりをきちんと見ながらやっていく必要があると思います。
今やらなければという気持ちでやっておりますけども、それはやっぱりスタミナを持って、例えば人がたくさん来てくれて買い物客がふえる、お店の利用がふえるというようなことになれば商売される方は喜ばしいでしょうし、また福祉の面ではその施策が充実していろんなところで住みやすくなったりとか、支援の手が差し伸べたりされることが充実してくれば、それでまた住民の皆さんは肌でよくなったなということを感じていただけるだろうと思っておりまして、そのあたりはやっぱり大きな事業ですから時間やスタミナも多少かかりますけどもでも粘り強くやっていって、その意義を目標に頑張っていかなきゃなというふうに思います。
○議長(光井 哲治君) よろしいですか。
そのほか、総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 以上で総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第78号、平成27年度
湯梨浜町住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第79号、平成27年度
湯梨浜町高齢者及び障がい者住宅整備資金貸付事業
特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第80号、平成27年度
湯梨浜町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第81号、平成27年度
湯梨浜町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第82号、平成27年度
湯梨浜町介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第83号、平成27年度
湯梨浜町温泉事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第84号、平成27年度
湯梨浜町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第85号、平成27年度
湯梨浜町農業集落排水処理事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第86号、平成27年度
湯梨浜町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第87号、平成27年度
湯梨浜町長瀬財産区
特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第88号、平成27年度
湯梨浜町橋津財産区
特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第89号、平成27年度
湯梨浜町宇野財産区
特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第90号、平成27年度
湯梨浜町舎人財産区
特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第91号、平成27年度
湯梨浜町東郷財産区
特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第92号、平成27年度
湯梨浜町花見財産区
特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第93号、平成27年度
湯梨浜町国民宿舎事業特別会計決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第94号、平成27年度
湯梨浜町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
お諮りいたします。議案第77号から議案第94号までの18議案については、議長及び議会選出監査委員を除く議員全員で構成する平成27年度決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 異議なしと認めます。よって、議案第77号から議案第94号までの18議案については平成27年度決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定しました。
この特別委員会の委員長及び副委員長について、委員会条例第8条第2項の規定により、特別委員会において互選をお願いします。
それでは、しばらく休憩をいたします。
議員の皆さんは議員控室へお願いをいたします。再開予定は10分後です。2時3分ごろですかね。10分後。
午後1時51分休憩
───────────────────────────────
午後2時06分再開
○議長(光井 哲治君) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。
特別委員会の委員長及び副委員長の互選結果を報告します。
委員長に河田洋一議員、副委員長に米田強美議員が選任されました。
─────────────・───・─────────────
◎日程第23 議案第95号 から 日程第28 議案第100号
○議長(光井 哲治君) 日程第23、議案第95号、平成28年度
湯梨浜町一般会計補正予算(第3号)から日程第28、議案第100号、平成28年度
湯梨浜町農業集落排水処理事業特別会計補正予算(第1号)までの6議案を一括議題とします。
順次提案理由の説明を求めます。
宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) 議案第95号、平成28年度
湯梨浜町一般会計補正予算(第3号)から議案第100号、平成28年度
湯梨浜町農業集落排水処理事業特別会計補正予算(第1号)までの6会計の補正予算について、一括して提案理由を申し上げます。
まず、議案第95号、平成28年度
湯梨浜町一般会計補正予算(第3号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,734万8,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ106億8,953万9,000円とするもので、歳出の主な補正内容といたしましては、まず総務費で情報セキュリティー強化対策のために切りかえ用サーバーを整備するための経費309万8,000円、平成27年度実績による障害者自立支援給付費等の精算に伴う国庫負担金並びに県負担金の返還に要する経費1,408万7,000円、地方創生事業としまして若者夫婦・子育て世代で住宅新築、購入を行う者に対する助成経費の増額500万円、民生費ではあさひこども園におけるゼロ歳児入園に伴う職員配置等の経費166万1,000円、衛生費ではB型肝炎予防接種の定期接種化に伴う予防接種の委託経費192万4,000円、農林水産業費では戦略的スーパー梨団地整備事業として耕作放棄が進む山田谷地内において約1ヘクタールの果樹園を復旧し、「新甘泉」を中心とした果樹園として再整備するための経費660万円、今年度の事業量確定に伴う地籍調査事業費の減額1,347万4,000円、修繕不能となった活性化センターはまなすに設置しているコイン式全自動洗濯機の購入経費160万2,000円、漁業経営の改善を図るための省エネ型エンジン購入補助のための経費116万7,000円、陸上養殖施設が平成27年度に完成し、今年度事業として集客に係る休憩所、飲食場所等の施設整備を行うための経費790万円、土木費では生活基盤である町道の道路維持事業に要する経費525万2,000円、教育費では東郷中学校の施設の一部改修費に要する経費467万6,000円などを計上いたしております。
次に、議案第96号、平成28年度
湯梨浜町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,103万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ22億8,983万8,000円とするものでございます。
補正の主な内容は、歳入では国民健康保険税及び療養給付費等交付金の減額と繰越金の増額、歳出では額の確定に伴う介護納付金の減額と国庫支出金等の返還金などでございます。
続いて、議案第97号、平成27年度湯梨浜町介護保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,475万8,000円を増額し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ19億921万1,000円にするものです。
主な補正の内容としましては、歳入では前年度決算に基づく繰越金の確定、平成27年度介護給付費及び地域支援事業費等の実績による支払基金等追加交付金、歳出では介護給付費、地域支援事業費等の実績による国庫、県費負担金等の精算返納金を計上いたしております。
続いて、議案第98号、平成28年度
湯梨浜町温泉事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ93万6,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ941万円にするものでございます。
補正の内容は、歳入において繰越金を前年度決算に基づき増額し基金に積み立てするものでございます。
続きまして、議案第99号、平成28年度
湯梨浜町下水道事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ721万6,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ11億5,408万円とするものであります。
補正の主な内容は、東郷池周辺の内水対策を公共下水道の補助事業で実施するための基本計画策定に要する経費、及び不明水調査や維持管理費の増額でございます。
最後に、議案第100号、平成28年度
湯梨浜町農業集落排水処理事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ100万円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億8,558万3,000円とするものでございます。
補正の主な内容は、歳入では一般会計繰入金の増額、歳出では処理場設備等維持管理費の増額でございます。
以上、いずれも地方自治法第96条第1項の規定により、本議会の議決を求めるものでございます。
詳細につきましては、それぞれ担当課長が御説明申し上げますので、御審議の上、御議決を賜りますようお願いいたします。
○議長(光井 哲治君) 続いて、順次担当課長より補足説明を求めます。
総務課長。
○総務課長(蔵本 知純君) それでは、議案第95号、平成28年度
湯梨浜町一般会計補正予算(第3号)の補足説明をさせていただきます。
予算書をお願いいたします。最初に4ページです。第2表の債務負担行為補正です。追加です。
事項、庁舎ネットワーク再構築保守業務。期間、平成29年度から平成32年度まで。限度額291万1,000円でございます。
5ページ、第3表、地方債補正でございます。いずれも変更でございます。
過疎対策事業債につきましては、730万円を増額して2億2,840万円に増額します。それから、臨時財政対策債につきましては、発行可能額がこのたび確定したことによりまして3,561万9,000円減額をして、2億4,438万1,000円とするものでございます。起債の方法、利率、償還の方法については変更はございません。
2枚めくっていただきまして、8ページ、歳入でございます。
一番上の1款町税、3項軽自動車税、1目の軽自動車税です。437万2,000円の増額を計上しております。これは平成28年度から軽自動車のグリーン化を進める観点から、車両の環境負荷を基準に重課、軽課、いわゆる重たく課税する、軽く課税する、重課、軽課を導入することになりましたけれども、当初予算時点では必要な情報を持ち合わせていなかったということで、このたび精算をして増額をするものでございます。
1つ飛びまして、9款の地方交付税、1項地方交付税、1目の地方交付税1億4,511万6,000円の増額です。これは普通交付税が確定したことにより増額を計上するものでございます。
その次の13款の国庫支出金、1項国庫負担金の1目の民生費国庫負担金、1節の社会福祉費負担金、自立支援給付費負担金の81万3,000円。これは歳出でも申し上げますけれども、育成医療に係る経費の国の2分の1の負担金でございます。9ページの一番上にも、県の4分の1の負担金40万6,000円を計上しております。
9ページの中ほどからちょっと下のほうですけれども、14款県支出金、2項県補助金の4目農林水産業費県補助金の1節農業費県補助金、説明欄の上から4段目、国土調査事業補助金、マイナスの4,344万2,000円、そのすぐ下の防災・安全社会資本整備交付金(地籍調査事業)、これは28年度から新設された交付金でございますが、トータルで約1,000万円の減となっておりまして、歳出側で事業量を見直しをしております。そのすぐ下の戦略的スーパー梨団地事業県補助金660万円と、すぐ下の水産業費県補助金のもうかる6次化・農商工連携支援事業費補助金(水産業)526万6,000円につきましては、歳出側で説明をさせていただきます。
めくっていただきまして、10ページをお願いいたします。2段目の17款の繰入金、2項基金繰入金の1目の財政調整基金繰入金につきましては、1億2,200万円の減額をしております。これは交付税の増額や繰越金が確定したことによるものでございます。
すぐ下の2目の減債基金繰入金2億1,893万3,000円、全額減としております。町長の決算評価にもございましたけれども、決算剰余金につきましては地方財政法の定めによりまして2分の1を下らない額を翌々年度までに基金に積み立てるか、あるいは起債の繰り上げ償還の財源に充てることとなっておりまして、今回は後段を選択をすることといたしまして全額減といたしました。
次の18款の繰越金、先ほども申し上げましたが、確定いたしましたので2億6,008万2,000円を増額をして3億8万2,000円とするものでございます。
11ページをお願いいたします。20款の町債、1項町債の1目の総務債と4目の農林水産業債、4つの事業については歳出側で説明いたします。
一番最後の臨時財政対策債につきましては、地方債補正で申し上げたとおりでございます。
めくっていただきまして、3の歳出でございます。12ページの中ほどをお願いいたします。
2款総務費、1項総務管理費の6目の企画費、町長提案理由にもありましたが、説明欄の3つ目、若者夫婦・子育て世代住宅支援事業(地方創生)500万円の増額でございます。新たな宅地分譲に対応するためのものでございまして、泊地域の住宅につきましては過疎債210万円を財源充当することとしております。
それから、めくっていただきまして14ページの上のほうをお願いいたします。3款民生費、1項社会福祉費の5目の障がい者福祉費、説明欄の丸、育成医療給付費162万7,000円。歳入でも申し上げましたけども、育成医療といいますのは身体に障がいのある子どもさんの症状を改善するための治療に要する費用を一部支給する制度でございまして、財源といたしましては国2分の1、県4分の1、町4分の1をそれぞれ負担する仕組みとなっております。このたび循環器系の高度医療を受けられたケースがあり、162万7,000円を増額計上するものでございます。
次に、15ページの中ほどをお願いいたします。4款衛生費、1項保健衛生費の2目の予防費、3つ目の丸、予防接種事業192万4,000円。平成28年10月1日から定期予防接種となります1歳未満の子どもさんを対象としたB型肝炎ウイルスワクチンの接種に要する経費を計上いたしました。
15ページの説明欄の下から2つ目の丸、農林水産業費、1項農業費の3目の農業振興費、戦略的スーパー梨団地整備事業660万円。これは6月補正予算に計上させていただいた事業でございますけれども、現地を精査したところハード整備に追加が必要なことが判明したために増額計上するものでございまして、財源は全額県費でございます。
めくっていただきまして、16ページの中ほどです。5目の地籍調査費、説明欄の一番下、地籍調査事業1,347万4,000円の減です。歳入でも申し上げましたが、国費の減額によりまして事業量を見直ししたことによるものでございます。当初計画面積1.29平方キロメートルを0.34平方キロメートル減じて、0.95平方キロメートルとするものでございます。
17ページの一番上をお願いいたします。6目の農業施設管理費の活性化センター管理経常経費の備品購入費151万7,000円。これははまなすのコイン式自動洗濯機が修理不能のために新たに購入するものでございまして、過疎対策事業債150万円を充当することとしております。
その次の3項水産業費の1目水産業振興費、説明欄の一番上、沿岸漁業活性化推進事業116万7,000円につきましては、漁船の省エネ型エンジンの購入経費に対しまして、補助対象事業費上限700万円の6分の1を町として助成するものでございまして、過疎対策事業債110万円を充当することとしております。なお、県の3分の1の補助金もございますが、これは直接漁協のほうへ交付されることとなっております。
そのすぐ下のもうかる6次化・農商工連携支援事業(水産業)790万円につきましては、泊漁港地内の陸上養殖場に休憩や飲食などの集客施設を整備する事業に対して助成するものでございまして、県3分の1、町6分の1、合わせて2分の1を支援するものでございます。なお、町の補助金には過疎対策事業債を充当することとしております。
その次の7款土木費、2項道路橋りょう費の2目の道路維持費、道路維持事業に525万2,000円を増額計上いたしました。これは来年度から道整備交付金を活用した集落内道路の整備を計画しておりまして、申請に伴う概略設計業務を委託する経費と、それから町道の緊急性の高い修繕必要箇所が多くあることから、工事請負費をこのたび増額計上いたしました。
めくっていただきまして最後です。18ページでございます。中ほどの9款教育費、3項中学校費、1目学校管理費の説明欄の真ん中、東郷中学校管理運営臨時経費467万6,000円。これは平成29年4月に車椅子を使用される生徒さんが入学予定となっておりまして、トイレの改修ですとか段差の解消などに要する経費を計上いたしました。
一般会計は以上でございます。
○議長(光井 哲治君) 続いて、
健康推進課長。
○
健康推進課長(瀬戸 隆行君) 議案第96号、平成28年度
湯梨浜町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきまして補足説明をさせていただきます。
はぐっていただきまして、6ページでございます。2の歳入でございます。
1款国民健康保険税、1項国民健康保険税、1目一般被保険者国民健康保険税及び2目の退職被保険者等国民健康保険税で、合わせて539万6,000円の減ということでございます。減額の主な要因といたしましては、被保険者数の減、世帯数、所得の減少に伴う減額でございます。これが1,450万ほどございます。一方、増加の要因といたしましては、税制改正に伴いまして課税限度額等が引き上げられまして、2割、5割の軽減分が約450万ほどふえたということでございます。また、限度超過額の見込みが7割程度にとどまったということで、これも460万ほど増加しておりまして、これらを合わせましてこのような減額となったものでございます。
続きまして、3款療養給付費等交付金、1項療養給付費等交付金、1目療養給付費等交付金でございますが、4,229万2,000円の減でございます。これにつきましては、退職医療制度の廃止に伴いまして、退職被保険者数が大幅に減少したということで減額したものでございます。
続きまして、7ページでございます。9款繰越金、1項繰越金、1目繰越金でございます。前年度の決算に伴いまして、繰越金が5,864万9,000円増額いたしました。
続きまして、歳出のほうでございます。9ページをごらんいただきたいと思います。
下のほうでございます。6款介護納付金、1項介護納付金、1目介護納付金でございます。402万8,000円の減額でございます。これは前々年度の納付金の額が確定したことに伴いまして約1,100万の減額精算と、それから今年度の概算額が700万増によりまして合計で減額となったものでございます。
続きまして、10ページをごらんいただきたいと思います。10款諸支出金、1項償還金及び還付加算金、1目一般被保険者保険税還付金45万1,000円の増でございます。これは過年度に遡及して社会保険への加入件数がふえたということで、還付金がふえたものでございます。
続いて、3目療養給付費交付金等償還金でございます。1,183万2,000円の増でございます。これは前々年度の事業費の確定に伴う償還金でございまして、内訳といたしましては特定健診の返還金、国費が14万9,000円、県費が18万8,000円、それと療養給付費負担金、国費でございますがこれが733万、それから療養給付費交付金、これは支払基金の分ですけども416万5,000円の増ということでございます。
最後に予備費でございます。259万、収支の調整を図らせていただくものでございます。以上でございます。
○議長(光井 哲治君) 続いて、長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(
地域包括支援センター所長)(竹本 恵子君) 議案第97号、平成28年度
湯梨浜町介護保険特別会計補正予算(第2号)の補足説明をさせていただきます。
6ページをお願いいたします。主な歳入を説明させていただきます。
4款支払基金交付金、1項支払基金交付金、1目介護給付費交付金につきましては、平成27年度介護給付費等の実績によりまして支払基金からの介護給付費交付金が376万円追加交付されることとなりましたので、予算計上させていただいております。
7ページをお願いいたします。7款1項1目繰越金につきましては、平成27年度の決算により繰越額が7,324万9,000円となりましたので、当初予算額との差額4,324万9,000円を増額させていただいております。
8款諸収入、2項雑入、3目介護予防・日常生活支援総合事業費収入の介護予防ケアマネジメント費につきましては、当初介護予防ケアマネジメント事業から包括支援センターに負担金としてケアマネジメント費を支払い、包括支援センター運営経常経費から委託事業所に介護予防ケアマネジメント事業費を支払う形としておりました。総合事業の介護予防ケアマネジメント費は、国保連を通さないためにこれらの処理が不要となりましたので、介護予防ケアマネジメント事業から直接委託事業所に委託料を支払うように改めております。このため、介護予防・日常生活支援総合事業費収入金額248万4,000円を全額減額としております。
8ページをお願いいたします。主な歳出を説明させていただきます。
3款地域支援事業費、1項1目介護予防・生活支援サービス事業費、負担金補助及び交付金につきましては、総合事業精算金負担金の40万5,000円を全額介護予防・生活支援サービス事業負担金に組み替えさせていただいております。総合事業精算金は、住所地特例の対象者が町外の総合事業サービスを利用した場合に支払うべき負担金でしたが、平成28年度より当町も総合事業を開始したことから、保険者及び住所地市町村のいずれも総合事業を行っている場合は介護予防・生活支援サービス事業費として支払えばいいこととなりますので、組み替えをさせていただいたものです。
2目介護予防ケアマネジメント事業費、委託料につきましては、総合事業を開始したことによる支出科目の更正でございます。231万7,000円を計上させていただいております。
その下にあります3款地域支援事業費、3項1目包括的支援事業・任意事業費、委託料からの組み替えでございます。19節負担金補助及び交付金につきましては、先ほど歳入のほうでも説明させていただきましたが、介護予防ケアマネジメント費の支払いに当たっては国保連合会を経由しないため、地域包括支援センターに負担金として支払う必要がなくなりましたので、全額の248万5,000円を減額させていただいております。
9ページをお願いいたします。4款1項1目予備費につきましては、歳入歳出の差し引きにより2,926万4,000円の増額を計上させていただいております。
5款諸支出金、1項償還金及び還付加算金、2目償還金につきましては、平成27年度の事業実績に基づく国庫支出金等の返還金1,793万4,000円を計上させていただいております。介護給付費の実績に係る返納金が1,788万4,000円、地域支援事業の実績に係る返納金が4万7,000円、低所得者保険料軽減負担金に係る返納金が3,000円となっております。以上でございます。
○議長(光井 哲治君) 続いて、産業振興課長。
○産業振興課長(前田 啓嗣君) 議案第98号、平成28年度
湯梨浜町温泉事業特別会計補正予算(第1号)の補足説明をいたします。
6ページをお願いいたします。3款繰越金、1項繰越金、1目繰越金、1節繰越金でございます。こちらは前年度繰越金の確定に伴い、93万6,000円を増額補正するものでございます。
次に、7ページでございます。歳出でございます。1款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費、25節の積立金でございます。先ほどの繰越金を財源といたしまして、93万6,000円を基金積み立てとするものでございます。以上でございます。
○議長(光井 哲治君) 続いて、
建設水道課長。
○
建設水道課長(小林 長志君) 議案第99号、議案第100号までの2会計について、連続して補足説明をいたします。
初めに、議案第99号、平成28年度
湯梨浜町下水道事業特別会計補正予算(第2号)の補足説明をいたします。
4ページをお願いします。第2表、地方債補正でございます。変更としまして、起債の目的、公共下水道整備事業債を変更しておりますが、このたびの補正で限度額を550万円の増額で5,830万円にしております。起債の方法、利率、償還の方法については変更前と同じでございます。
7ページをお願いします。歳入でございます。
3款国庫支出金、1項国庫補助金、1目事業費補助金ですが、増額の50万円を計上しております。
4款繰入金、1項他会計繰入金、1目一般会計繰入金ですが、増額の121万6,000円を計上しております。
6款町債でございます。増額の550万を計上しております。歳出側で説明しますが、国庫支出金それから町債、合計額600万円について補助事業費の増額を伴うものでございます。
8ページをお願いいたします。歳出でございます。
2款事業費、2項公共下水道整備事業費、1目維持管理費ですが、121万6,000円を計上しております。内訳としましては、公共下水道の維持における修繕料、それと不明水対策のための調査委託を追加で計上しております。
2目施設整備事業費でございますが、600万円を計上しております。委託料の内容につきましては、当初新中学校管渠布設測量実施設計を計上しておりました。計画の見直しで平成29年度、来年度へ振りかえる予定にしております。また、東郷池周辺の内水対策としまして、公共下水道の補助事業で実施するための基本設計策定に要する費用を委託料として計上しております。
3款について、公債費でございます。元金につきましては、財源振替によるものでございます。
続きまして、議案第100号、平成28年度
湯梨浜町農業集落排水処理事業特別会計補正予算(第1号)の補足説明をいたします。
6ページをお願いします。歳入でございます。3款繰入金、1項他会計繰入金、1目一般会計繰入金でございますが、増額の100万円を計上させていただいております。
下のほうのページになります。歳出でございます。2款事業費、1項処理施設費、1目維持管理費でございますが、処理場設備等修繕料としましてポンプ水位計、配管等の修繕料100万円を計上しております。以上でございます。
○議長(光井 哲治君) 以上で補正予算の提案理由の説明を終わります。
議案第95号から議案第100号までの審議は、9月23日に行います。
─────────────・───・─────────────
◎日程第29 議案第101号 から 日程第31 議案第103号
○議長(光井 哲治君) 日程第29、議案第101号、
湯梨浜町税条例等の一部を改正する条例についてから日程第31、議案第103号、
湯梨浜町指定地域密着型サービスの事業及び
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例についてまでの3議案を一括議題とします。
提案理由の説明を求めます。
宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) 議案第101号、
湯梨浜町税条例等の一部を改正する条例について提案理由を申し上げます。
このたびの条例改正は、平成28年度税制改正により地方税法等の一部を改正する法律及び所得税法等の一部を改正する法律が平成28年3月31日に公布されたことに伴い、改正を行おうとするものでございます。
主な改正の内容は、軽自動車税の環境性能割の導入による規定の新設、法人町民税法人税割の税率の見直しが行われたことなどから所要の改正を行うものであり、地方自治法第96条第1項の規定により本議会の議決を求めるものです。
続きまして、議案第102号、
湯梨浜町国民健康保険税条例の一部を改正する条例について提案理由を申し上げます。
このたびの条例改正は、所得税法等の一部を改正する法律が平成28年3月31日に公布されたことに伴い改正を行うものです。
改正内容は、特例適用配当等の額を国民健康保険税の算定に用いる総所得金額に含めることとしたことから、所要の改正を行うものであります。
続きまして、議案第103号、
湯梨浜町指定地域密着型サービスの事業及び
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例について提案理由を申し上げます。
平成28年4月1日から地域密着型通所介護の創設が施行され、国において指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等が一部改正されたことに伴い、本町の条例に地域密着型通所介護の基本方針を規定するほか、介護保険法等改正に伴う所要の改正を行うものでございます。
これらいずれも地方自治法第96条第1項の規定により、本議会の議決を求めるものでございます。
詳細につきましては、担当課長が御説明申し上げますので、御審議の上、御議決を賜りますようお願いいたします。
○議長(光井 哲治君) 続いて、担当課長より補足説明を求めます。
町民課長。
○町民課長(重松 雅文君) 議案第101号、湯梨浜町税等の一部を改正する条例についての補足説明をいたします。
なお、今回の条例改正につきましては、第1条から第3条の3つの条建てということになっております。
そうしますと、1ページでございます。第1条、
湯梨浜町税条例の一部を次のように改正するということで、改正前改正後新旧対照表をごらんいただきたいと思います。
まず、第18条の3でございますが、軽自動車税を種別割というふうに改正するものでございます。これは軽自動車税を廃止しまして、環境性能割というのが新設されます。これに伴いまして、これまでの軽自動車税は種別割というものに引き継がれるという内容のものでございます。
なお、この改正では施行日を29年の4月1日というふうにしておりますが、この8月の閣議で消費税の10%の引き上げ時期が2年半先送りになりました。平成31年の10月1日に変更になる。これに伴いまして関連する税制上の措置についても見直しが行われまして、その実施時期が平成31年の10月1日に変更になるということが決定をされております。
今後、9月の臨時国会の中で正式に実施時期が決定されるというような予定になっております。しかし、制度そのものの実施は法律で既に決定しておりますので、今回の条例改正でその内容を盛り込んで、国で実施時期が確定した段階で施行日について条例改正を行いたいというふうに考えております。
第19条、1ページの一番下でございますが、1ページから2ページ、3ページにかけまして第19条、これは新たに第86条の1というものを改正後に盛り込む内容でございます。
それから、3ページでございますが、第34条の4、法人税割の税率、当町では従来よりこの税率は標準税率を適用しておりますけども、これを100分の9.7から100分の6.0に引き下げるというものでございます。これにつきましても先ほどの軽自動車と考え方は一緒でございまして、その時期は平成31年の10月1日になる予定になっております。
それから、3ページから7ページにかけましての43条から50条までの改正につきましては、地方税法の改正によりまして延滞金額の計算の基礎となります期間などの見直しが行われたことによります改正になっております。
少しめくっていただきまして、9ページでございます。9ページの第80条から16ページの第91条までの改正につきましては、先ほど申し上げました自動車取得税を廃止し、軽自動車税に環境性能割というのを設けます。これに伴いまして、現行の軽自動車税は種別割になるという改正をするというふうに申し上げました。それに係るところの新規の内容を91条まで規定をしております。
それから、ずっとこれを飛んでいただきまして17ページになります。附則でございます。特定一般用医薬品等購入費を支払った場合の医療費控除の特例、附則の第6条でございます。ここの内容は、これまで医療費控除は治療ですとか療養に必要な医療費の購入の対価がその医療費控除の対象であったわけですけども、この特例によりまして健康の維持増進あるいは疾病の予防への取り組みに係る医療費の購入対価も対象になるということで、対象の幅が広がったという内容になっております。
それから、17ページの一番下の第15条の2から18ページの第15条の6までにつきましては、先ほど来申し上げております軽自動車税の環境性能割についての特例についての内容でございます。ここの附則第15条の2の中では、当分の間、軽自動車税の性能割については鳥取県が賦課徴収を行うということで、今の自動車取得税の内容と全く同じ流れになるということでございます。
それから、19ページになります。附則の第16条、これにつきましてはグリーン化特例についての内容でございます。これは既に本年度1年限りで既に実施しておるところなんですけども、これが1年間延長されてことし、平成28年4月の1日から来年の29年3月31日に新規に取得した一定の環境性能を持つ軽四輪の自動車等につきまして、その燃費性能に応じたグリーン化特例、税金を安くする経過ということですけど、これの導入がさらに1年間延長になったということの内容のものがこの内容でございます。
それから、20ページに移っていただきますと、これ第20条になります。特例適用利子等及び特例適用配当に係る個人の町民税の課税の特例ということで、これはこの部分に係る所得については所得を分離課税するという内容のものがこの規定になっております。
それから、これも何枚かめくっていただきまして24ページ、附則の第20条の3ですが、これは先ほどの20条の2が新たに加わった関係で条がずれたことに伴う改正でございます。これがずっと行きまして、これが第1条の関係でございます。
28ページに飛んでいただきたいと思います。第2条、
湯梨浜町税条例等の一部を改正する条例、平成26年の条例第12号の一部を次のように改正するということで、附則の6条が改正になっておりますけども、これも先ほど来申し上げています現行の自動車税を種別割に名称変更するといったことに伴います規定の整備ということになっております。
それから、めくっていただきまして30ページでございます。これは第3条でございます。
湯梨浜町税条例等の一部を改正する条例、27年の条例第15号の一部を次のように改正するということで、これはたばこ税の経過措置の内容ですけども、これについても今回この規定の整備を行っているというものでございます。
最後です。31ページ、附則といたしましてこの条例は公布の日から施行します。ただし、次の各号に掲げる規定はということで、内容によりまして平成29年の1月の1日、29年の4月1日あるいは30年の1月1日といった施行日があるということでございます。
それから、町民税に係る経過措置、それから軽自動車税に係る経過措置が附則として盛り込まれております。
続きまして、議案第102号、
湯梨浜町国民健康保険税条例の一部を改正する条例についての補足説明をさせていただきます。
めくっていただきまして、1ページでございます。これは附則の第12を追加するということでございますが、これは先ほど税条例の改正の中で申し上げました分離課税されます特例適用利子等の額を、国民健康保険税の所得割の算定及び軽減判定に用いる際の総所得額に含めるということの内容になっております。
はぐっていただきまして附則の13、これも同様でございます。分離課税されるところの特例適用、配当等の額を国保税の所得割の算定及び軽減判定に用いるところの総所得額に含めるということの内容になっております。
14、15、16につきましては、それぞれ項がずれたということで変更をするものでございます。
附則といたしまして、この条例は平成29年1月1日から施行するというふうにしております。以上でございます。
○議長(光井 哲治君) 続いて、長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(
地域包括支援センター所長)(竹本 恵子君) 議案第103号、
湯梨浜町指定地域密着型サービスの事業及び
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例について、補足説明をさせていただきます。
1枚はぐっていただけますでしょうか。このたび地域密着型サービスに移行された小規模な通所介護の基本方針を、新たに第6条の2を設け定めさせていただきました。内容は、改正後の下線の棒を引かれた部分でございます。第6条の2を朗読させていただきます。
指定地域密着型サービスに該当する地域密着型通所介護の事業は、要介護状態となった場合においても、その利用者が可能な限りその居宅においてその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、生活機能の維持または向上を目指し必要な日常生活上の世話及び機能訓練を行うことにより、利用者の社会的孤立感の解消及び心身の機能の維持並びに利用者の家族の身体的及び精神的負担の軽減を図るものでなければならないというふうに規定をさせていただいております。
続いて3ページ、第13条をお願いいたします。この13条につきましては、介護関係法令の一部改正により「複合型サービス」という名称が「看護小規模多機能型居宅介護」というふうに改められました。これを受けまして第13条の複合サービスという名称を改め、また括弧書きに示されているところを追加させていただいております。
また、介護保険法の一部改正によりまして条項のずれが生じておりますので、第2条、第9条、第10条、第11条の改正前、下線のある項を改正後、下線のとおり改めさせていただいております。
附則といたしまして、この条例は公布の日から施行するものとしております。以上でございます。
○議長(光井 哲治君) 以上で議案第101号から議案第103号までの提案理由の説明を終わります。
議案第101号から議案第103号までの審議は、9月23日に行います。
─────────────・───・─────────────
◎日程第32 議案第104号
○議長(光井 哲治君) 日程第32、議案第104号、
湯梨浜町過疎とみなされる区域に係る
過疎地域自立促進計画の変更についてを議題とします。
提案理由の説明を求めます。
宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) 議案第104号、
湯梨浜町過疎とみなされる区域に係る
過疎地域自立促進計画の変更について提案理由を申し上げます。
このたびの変更は、漁業後継者の育成及び担い手の支援策といたしまして、陸上養殖場における多目的スペースの整備や漁船の省エネ型エンジン購入に対する経費助成、
グラウンドゴルフふる里公園の国際化及び聖地化に係る展示棚やモニター設置などのソフト事業、活性化センターはまなすへのコイン式全自動洗濯機の整備を追加することにより、過疎地域の産業の振興、集落の整備を通じて地域の活性化を図るということを目的とするものでございます。過疎地域自立促進特別措置法第6条第7項の規定により準用する同条第1項の規定により、本議会の議決を求めるものでございます。御審議の上、御議決を賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(光井 哲治君) 続いて、担当課長より補足説明を求めます。
企画課長。
○企画課長(森 輝信君) 議案第104号、
湯梨浜町過疎とみなされる区域に係る
過疎地域自立促進計画の変更について補足説明をさせていただきます。
議案書をめくっていただいて、1ページでございます。変更後、変更前で表記をしております。下線を引いたところ及び2ページ以降の太線枠で囲ったところを追加するものでございます。
1ページ、1、基本的な事項、2、産業の振興、③水産業、(2)その対策、ウの2、漁業後継者の育成に「及び担い手の支援」を追加し、漁業担い手の安定した漁業経営のための支援についての記述を追記した上で、2ページの事業計画表に沿岸漁業活性化推進事業としまして省エネ型エンジン購入費助成を追加するもので、内容としましてはこのほか陸上養殖場に多目的スペースを整備し、各種研修や講座などが開催できる集客施設への整備助成を盛り込んでございます。
次に、⑤の観光及びレクリエーションではグラウンド・ゴルフ振興事業に3ページの上段、グラウンド・ゴルフ場国際化及び聖地化推進事業を追加するもので、内容としましては新規に計画の中にソフト事業分として展示棚、コインロッカー、モニター、パソコンのほか和風の畳ベンチの設置を盛り込むものでございます。
3点目でございます。3ページから4ページにかけまして、地域コミュニティーの活動拠点としての整備について追加をいたしまして、(2)過疎地域自立促進特別事業に活性化センターはまなす整備事業を追加するものでございます。
内容としましては、新規にコイン式全自動洗濯機の整備を盛り込むものでございます。以上でございます。
○議長(光井 哲治君) 以上で議案第104号の提案理由の説明を終わります。
議案第104号の審議は、9月23日に行います。
ここでしばらく休憩します。再開は議場の時計で10分後です。
午後3時00分休憩
───────────────────────────────
午後3時10分再開
○議長(光井 哲治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
─────────────・───・─────────────
◎日程第33 議案第105号 及び 日程第34 議案第106号
○議長(光井 哲治君) 日程第33、議案第105号、町道の路線変更について及び日程第34、議案第106号、町道の路線認定についての2議案を一括議題とします。
提案理由の説明を求めます。
宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) 議案第105号、町道の路線変更についてと議案第106号、町道の路線認定について提案理由を申し上げます。
議案第105号、町道の路線変更につきましては、今回の路線変更は田後地内の町道田後内河原上線の町道の変更をするものでございます。道路法第10条第3項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
続きまして、議案第106号、町道の路線認定について提案理由を申し上げます。
今回の路線認定は、はわい長瀬地内で開発行為により宅地造成された区域内の道路を町道三ツ江線として町道認定するものでございます。
それぞれ105号が道路法第10条第3項の規定により本議会の議決を求めるものでございますし、この106号は道路法第8条第2項の規定により議会の議決を求めるものでございます。
詳細につきましては、担当課長が御説明申し上げますので、御審議の上、御議決を賜りますようお願いいたします。
○議長(光井 哲治君) 続いて、担当課長より補足説明を求めます。
建設水道課長。
○
建設水道課長(小林 長志君) そうしますと、議案第105号それから第106号の2議案につきまして補足説明をいたしたいと思います。
まず、議案第105号、町道の路線変更の認定でございますが、このたびの路線変更でございます。路線番号3230、路線名、田後内河原上線、起点、終点で明記しておりますが、終点側のみ変更となります。旧で今現在でございます。湯梨浜町大字田後字内河原422の1番地を湯梨浜町大字田後字三ノ内河原390番地に変更するものでございます。
このたびの路線変更でございますが、全長84.5メートルを全長327.5メートルにするもので、平成25年12月の議会で民間開発予定ということ、一部243メートルを廃止したものでございます。このたび民間業者のほうから開発の取りやめが正式に参りましたので、このたびの路線変更を再度議案として提出するものでございます。
続きまして、議案第106号、町道の路線認定につきまして説明します。
路線番号3750、路線名、三ツ江線、起点、湯梨浜町はわい長瀬字三ツ江804の19、終点、湯梨浜町はわい長瀬字三ツ江804の16でございます。これにつきましては、民間の開発行為により宅地造成された区域内道路、延長125メートル、道路幅員6メートルの道路を新たに町道として認定するものでございます。以上でございます。
○議長(光井 哲治君) 以上で議案第105号及び議案第106号の提案理由の説明を終わります。
議案第105号及び議案第106号の審議は、9月23日に行います。
─────────────・───・─────────────
◎日程第35 議案第107号
○議長(光井 哲治君) 日程第35、議案第107号、財産(土地・建物)の貸付についてを議題とします。
提案理由の説明を求めます。
宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) 議案第107号、財産(土地・建物)の貸付について提案理由を申し上げます。
平成22年2月1日より、センコー株式会社へ羽合西コミュニティー施設の財産、土地と建物の貸し付けを行い、野菜の水耕栽培、花卉、キノコ類の栽培及び出荷作業を行ってまいりました。同社においては、地域の障がい者雇用にも力を入れていただいているところでございます。
このたび貸付契約期間が平成29年1月31日をもって満了しますので、株式会社センコースクールファーム鳥取からの財産使用許可申請に基づき、従前の契約を踏襲しながら、平成29年2月1日より平成37年1月31日まで8年間の財産貸し付けを行うもので、地方自治法第96条第1項第6号及び同法第237条第2項の規定により、本議会の議決を求めるものでございます。
詳細につきましては、担当課長が御説明いたしますので、御審議の上、御議決を賜りますようお願いいたします。
○議長(光井 哲治君) 続いて、担当課長より補足説明を求めます。
教育総務課長。
○
教育総務課長(西原 信男君) それでは、議案第107号、財産(土地・建物)の貸付について補足説明をさせていただきます。次のページをお願いいたします。
羽合西コミュニティー施設の貸し付け財産ですが、初めに土地についてでございます。所在地は鳥取県東伯郡湯梨浜町はわい長瀬1350番地、地目は学校用地でございます。面積は全体で1万5,785.9平方メートルでございます。研修室棟部分の土地貸し付け面積でございますが、8,539.44平方メートルのうち1,660.16平方メートルで、貸付料は38万3,058円(年額)でございます。面積は施設の南側の旧管理教室棟の3階部分を追加して、面積案分して貸し付けするものでございます。また、貸付料の算定方法につきましては、平成22年の当初貸し付けと同様に平成27年度の土地評価額を基準に当該土地の評価倍率、これを1.1と、それから調整率3%として貸し付け面積に乗じて求めた額でございます。また、屋外運動場の貸し付け面積は7,246.46平方メートルのうち3,633.23平方メートルで、貸付料は83万8,316円(年額)でございます。屋外運動場の貸し付け面積は、平成22年の当初貸し付けと変更はございません。土地の貸付料の合計でございます。合計いたしまして122万1,374円となります。
次に、建物でございます。所在地は同じく鳥取県東伯郡湯梨浜町はわい長瀬1350番地です。研修室棟の構造は鉄筋コンクリートで、面積は3,221.41平方メートルのうち1,759.25平方メートルで、貸付料は無償でございます。次に倉庫でございます。構造は瓦棒ぶきで、面積は48.00平方メートルで、こちらについても貸付料は無償でございます。プールでございます。構造はコンクリートで面積は800平方メートル、こちらも貸付料は無償でございます。
次に2、貸し付けの目的でございます。センコー株式会社の特例子会社でございます株式会社センコースクールファーム鳥取が野菜の水耕栽培、花卉、キノコ類の栽培等を実施することにより、地域の障がい者雇用の拡大及び地域の活性化を図るものでございます。
3、貸し付けの相手方でございます。湯梨浜町はわい長瀬1350番地、株式会社センコースクールファーム鳥取、代表取締役社長、小笠原雅明でございます。
最後に4の貸し付けの期間でございますが、平成29年2月1日から平成37年1月31日までの8年間でございます。以上でございます。
○議長(光井 哲治君) 以上で議案第107号の提案理由の説明は終わります。
議案第107号の審議は、9月23日に行います。
─────────────・───・─────────────
◎日程第36 議案第108号
○議長(光井 哲治君) 日程第36、議案第108号、
物品売買契約の締結についてを議題とします。
提案理由の説明を求めます。
宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) 議案第108号、
物品売買契約の締結について提案理由を申し上げます。
東郷小学校の通学用スクールバス3台のうち、町有の1台を老朽化により新規に購入するため8月25日に入札を行い、仮契約を締結いたしました。このため本契約を締結いたしたく、地方自治法第96条第1項及び湯梨浜町議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、本議会の議決を求めるものでございます。
詳細につきましては、担当課長が御説明申し上げますので、御審議の上、御議決を賜りますようお願いいたします。
○議長(光井 哲治君) 続いて、担当課長より補足説明を求めます。
教育総務課長。
○
教育総務課長(西原 信男君) 議案第108号、
物品売買契約の締結について補足説明をいたします。
1の契約の目的でございます。スクールバス1台の購入でございます。2、契約金額は消費税込みで1,976万4,000円でございます。3、契約の相手方は鳥取県鳥取市安長171の1、いすゞ自動車中国四国株式会社岡山・鳥取支社鳥取支店、支店長、戸板晋一郎でございます。4、契約の方法は指名競争入札でございます。
なお、参考といたしまして、物品売買仮契約書の写し及び入札結果表を添付しております。よろしくお願いいたします。以上でございます。
○議長(光井 哲治君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。
討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 討論がないようですから、討論を終結します。
これより採決します。
本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 異議なしと認めます。よって、議案第108号は、原案のとおり可決されました。
─────────────・───・─────────────
◎日程第37 報告第8号 及び 日程第38 報告第9号
○議長(光井 哲治君) 日程第37、報告第8号、平成27年度
湯梨浜町健全化判断比率の報告について及び日程第38、報告第9号、平成27年度
湯梨浜町資金不足比率の報告についての2件の報告を一括議題とします。
順次報告を求めます。
宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) 報告第8号、平成27年度
湯梨浜町健全化判断比率の報告及び報告第9号、平成27年度
湯梨浜町資金不足比率の報告について、一括して御報告を申し上げます。
これは地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、監査委員の意見を付して本議会に報告するものでございます。
平成27年度
湯梨浜町健全化判断比率につきまして、実質赤字比率は実質収支額が黒字でしたので比率算定対象外でした。連結実質赤字比率も、連結実質収支額が黒字でしたので比率算定対象外でした。実質公債費比率は14.8%、将来負担比率は6.3%で、4つの指標とも早期健全化基準以下でございました。
次に、平成27年度
湯梨浜町資金不足比率については、水道事業会計から温泉事業特別会計までの算定対象6会計がありますが、国民宿舎事業特別会計において資金不足比率が0.7となりました。この資金不足比率が生じた大きな要因については、売り上げ減少により現預金が対前年比1,152万1,000円の減となり、220万円の資金不足が生じたものでございます。
他の5会計については、資金不足が生じていないため比率算定対象外であり、経営健全化基準以下でございます。以上でございます。
○議長(光井 哲治君) 続いて、報告第8号及び報告第9号に対する監査委員の意見を求めます。
礒江代表監査。
○
代表監査委員(礒江 俊二君) 青色の表紙のものにまとめておりますんで、こちらを見ていただいたらと思います。
1ページですけれども、平成27年度財政健全化審査意見書ということで審査結果をまとめております。これは一般会計等に係ります健全化判断比率と、それから公営企業会計に係る資金不足比率ということで、はぐっていただいてまず財政健全化審査意見ということでございますが、総合意見のところにまとめております。経営健全化判断比率及び算定の基礎となる事項を記載した書類はいずれも適正に作成されておりました。
個別意見ですけれども、先ほど町長さんからありました。実質赤字比率、これは普通会計の実質赤字額が標準財政規模に対してどの程度になるかということで、黒字ですので該当なしということでございます。
連結実質赤字比率というのは、一般会計のほか特会だとか企業会計を含めた全会計の実質赤字額が標準財政規模に対してどうなるかということで、これも黒字ということです。
実質公債費比率につきましては、湯梨浜町が負担すべき起債償還額、これは広域連合の当町負担分等も含みますけれども、これが標準財政規模に対してどの程度になるかという比率で、直近3年間の平均でございます。27年度の実質公債費比率は前年度よりも0.7ポイント下がって14.8ということで、おおむね良好だということです。
主な減少要因は、決算報告でも申しました実質的な公債費の額が減少したということ。それから、24年度にかわって27年度が算定対象になりましたんで、平均値が下がってきたということでございます。
それから、将来負担比率につきましては、前年度よりも23.0ポイント下がった6.3ポイントだということで、健全化基準比率の350%を大きく下回っているということです。主な減少要因は繰り上げ償還の実施、それから新規起債の抑制等により将来負担額が減少したという一方で、充当可能な基金が増加したということによるものでございます。
改善事項は特にございません。
はぐっていただいて、公営企業の経営健全化比率でございます。公営企業会計の資金不足比率でございますが、対象の会計は先ほど町長から説明がありました水道事業会計以下6会計でございます。
下のほう、表のところに国民宿舎事業特別会計資金不足比率0.7ポイントというのが上がってきております。これが初めてでございまして、具体的には220万不足しとったということでございます、結果的に。
下のほうに(2)として個別意見のところでございますが、国民宿舎事業特別会計については資金不足比率が初めてプラスとなった。事業規模に対して220万円の資金不足が生じたためでございます。
そのほかについては、各会計とも資金不足額がゼロないしプラスとなるため、対象外で良好だということでございます。
それで(3)のところ、初めて資金不足が生じたということでございますが、国民宿舎事業に対しては毎年度一般会計から長期借入金という形で資金貸し付けをやっております。平成27年度は2,700万の資金貸し付けをやったところでございます。宿泊・観光事業でございますから、この営業を継続するためには、企業と同じで日々の運転資金というのが必ず要ります。決算報告でも言いましたけれども、消費税の支払い時期のずれ等で現実の資金ショートという事態は避けられましたけれども、他の一般会計の事業なんかと違って予算査定のときにはぎしぎしぎしぎし節減だ何だといってやるんじゃなくて、企業と同じようにある程度資金余裕を持った査定なり予算計上するという、この執行部側のほうも発想の転換をする必要があるんじゃないかということでございます。日々の資金確保の状況に注視するとともに、他の一般事業と違いある程度の余裕を考慮した予算計上なり予算執行の適切な執行を確保する必要がある。どうしても現場では長期借入資金ですから利息がつきますんで、できるだけ借りたくない、頑張りたいということですけれども、資金繰りが立たなくなったら民間企業はすぐ銀行に飛び込んでいく。それと同じ形態ですので、ぶっちゃけた話が2,700万貸し付けしてるんだったらこれを3,000万貸し付けといたら、この事態は発生しなかったということでございます。一般会計から補填すれば、幾ら当該事業が赤字でもここの資金不足比率というのは上がってきませんので。
ちなみに平成26年度県下の他の市町村調べてみたら、県下で2事業しかありませんでした。だから27年度は、この国民宿舎事業は2つか3つの事業に上がってくるということで、だから私どもは国民宿舎が悪いうわさ等が立って、資金不足で資金ショートになっとるよみたいな誤解生まないように配慮してほしいなというふうに思ったところでございます。以上です。
○議長(光井 哲治君) これより報告第8号、平成27年度
湯梨浜町健全化判断比率の報告についての質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。
続いて、報告第9号、平成27年度
湯梨浜町資金不足比率の報告についての質疑行います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。
以上で報告第8号及び報告第9号を終わります。
─────────────・───・─────────────
◎日程第39 報告第10号
○議長(光井 哲治君) 日程第39、報告第10号、平成27年度
湯梨浜町一般会計継続費精算書の報告についてを議題とします。
報告を求めます。
宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) 報告第10号、平成27年度
湯梨浜町一般会計継続費精算書の報告について。地方自治法施行令第145条第2項の規定により精算報告書を調製しましたので、報告いたします。
事業名は東郷地域新保育施設建設事業で、平成25年度から平成27年度までの3年間で整備したものでございます。
詳細につきましては、担当課長が御説明申し上げます。
○議長(光井 哲治君) 担当課長の補足説明を求めます。
子育て支援課長。
○
子育て支援課長(丸 真美君) それでは、報告第10号、平成27年度湯梨浜町一般会計継続費精算の報告について説明をさせていただきます。
1枚めくっていただきまして、主には真ん中の実績欄で説明をさせていただきます。最終年の27年度と3年間トータルの事業の説明をさせていただきます。
最終年度27年度につきましては、支出済み額2,781万2,160円でございます。財源内訳としましては、特定財源として地方債2,500万、一般財源が281万2,160円でございました。3年間のトータル実績としましては、総事業費支出済み額が5億8,352万6,334円でございます。財源内訳としましては、国県支出金としまして鳥取県緑の産業再生プロジェクト事業費補助金と県の補助金で1億5,100万円でございます。地方債としましては、合併特例債、公共施設最適化事業債を合わせまして3億8,350万円でございました。その他財源としましては、地域の元気臨時交付金ということで1,914万2,000円でございました。そのほかが一般財源2,988万4,334円でございます。以上でございます。
○議長(光井 哲治君) 以上で報告第10号を終わります。
─────────────・───・─────────────
◎日程第40 諮問第1号
○議長(光井 哲治君) 日程第40、諮問第1号、
湯梨浜町人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題とします。
提案理由の説明を求めます。
宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) 諮問第1号、
湯梨浜町人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて提案理由を申し上げます。
現在、本町では7人の人権擁護委員が法務大臣より委嘱されて基本的人権の擁護活動に携わっていただいておりますが、そのうち4人の方の任期が平成28年12月末日をもって満了となることから、その後任として次の方を推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、本議会の意見を求めるものでございます。
推薦候補者は、敬称は略させていただきます。湯梨浜町大字橋津、久葉俊二、再任です。湯梨浜町大字田後、朝倉千明、再任です。湯梨浜町大字宇谷、谷岡妃奈子、再任です。湯梨浜町大字はわい温泉、山本孝志、新任。以上でございます。
○議長(光井 哲治君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。
討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 討論がないようですから、討論を終結します。
お諮りいたします。本案は、原案のとおり適任者と認めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 異議なしと認めます。よって、諮問第1号は、原案のとおり適任者と決定いたしました。
─────────────・───・─────────────
○議長(光井 哲治君) お諮りいたします。9日から11日までは会議規則第10条第1項及び第2項の規定により、休会としたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(光井 哲治君) 異議なしと認めます。よって、9日から11日まで休会とすることに決定いたしました。
以上で本日の日程は全部終了いたしましたが、先ほど休憩中に監査意見書の中で事務方より提出があった書類の中で、数字等について差異があるのではないかというような申し出が代表監査のほうからありました。もう一度事務方より数字を再確認し、精査、確認した上で訂正したいという申し出を受けましたので、これを許可いたします。
よって、本日はこれで延会とします。
なお、12日の本会議は午前9時から会議を開きますので、定刻までに出席してください。大変お疲れさまでございました。
午後3時31分延会
───────────────────────────────...