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平成28年第5回定例会(第3号 9月 7日)

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    平成28年第5回定例会(第3号 9月 7日)


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    平成28年第5回定例会(第3号 9月 7日)                倉吉市議会会議録(第3号) 平成28年9月7日(水曜日)    第1 市政に対する一般質問 〇会議に付した事件  ◎日程第1                 午前10時00分 開議 ○議長(高田周儀君) これより本日の会議を開きます。  本日届け出のあった事故者は、議員及び当局ともありません。  以上、報告をいたします。 ○議長(高田周儀君) 本日の議事日程は、お手元にお配りしております日程書のとおり行います。  日程第1 市政に対する一般質問 ○議長(高田周儀君) 日程第1、昨日に引き続き、市政に対する一般質問を行います。
     まず、会派くらよしアイズ・倉吉自民共同の11番丸田克孝議員に市政に対する一般質問を許します。 ○11番(丸田克孝君)(登壇)(拍手) おはようございます。会派くらよしアイズ・倉吉自民共同丸田克孝です。  まず、質問の前に、先日、東北と北海道を襲った台風10号について、直接太平洋から上陸して大きな被害をもたらしております。いまだ行方不明の方もいらっしゃるようですが、今回の台風で被災された皆様、それで犠牲となられました多くの皆様にお見舞いとお悔やみを申し上げます。一日も早い復旧と復興をお祈りいたします。  毎回、私も自主防災組織のこと言っておりますけども、近年のこの気象状況、想定外だったということは言いわけにはならないということまで言われております。ふだんからの危機意識を持っての生活を考えないといけないと思っております。  それでは、質問に入ります。  先月、4年に1度のスポーツの祭典が終了しました。あすからパラリンピックも開かれるわけですけれども、今回のオリンピック、日本の代表としての仲間意識だとか団結力がすばらしい結果としてあらわれたんじゃないかなと思います。みんなが一緒になって盛り上げていくという力、それは本当にふだんよりはすばらしい結果として出てくるだろうと思っております。  そこで、毎年行われている倉吉の祭り、打吹まつりについてお尋ねをいたします。  祭りの開催っていうのは、倉吉市、あるいは地元の人が中心に、一度に多くの人が集まる最大のイベントであろうと思います。ことしの祭りはどのように総括されるのかお尋ねしたいわけですが、見学者の数が翌日の花火の日も含めて昨年よりはふえているということでした。どのような判断でそう発表されたのかお聞きしたいと思います。  また、踊りの参加人数も昨年よりはふえているということでした。しかし、チーム数は同じで、中身がやめられたチームだとか初参加だとかということで移動してるようですけれども、その原因はどこにあるのかをお尋ねします。地域性なのか、あるいは踊られる参加者の数が減少しているのか、あるいは会社等のリーダーの方の原因があるのか、わかれば教えていただきたいと思います。  ことしの祭りは見学者が少ないと言われる方もあります。確かに開会から踊りの始まる時間まではメーン通りはまばらな人でした。今回は本部とメーンステージが分かれていましたが、しかもかなり離れた端っこのほうにメーンステージがあり、本部は以前と同じ中央部分だということもある。また、ホテイ堂前の屋台村だとか商工会議所周辺の屋台、さらにそのメーンステージの周辺の屋台村ということで分散をしていました。その分散が悪いとは思いませんけども、明るい時間帯、4時、5時までの時間帯というのは、かなりお客さんが分散されて少なく感じられたのではないかなという思いはしております。メーンステージが一番端っこというのは、正直言って年寄りの方等移動が大変ではないかなと思っております。たからやの跡地の駐車場メーンステージということでしたけども、なぜ駐車場に開放されなかったのか、総括を含めてお尋ねをいたします。 ○市長(石田耕太郎君)(登壇) おはようございます。  丸田議員一般質問お答えをいたします。  まず、打吹まつりの総括ということでございます。倉吉にとって一番の大きなイベントでありますけれども、まず、昨年より参加者がふえたということで報告受けてるけど、その判断はどうやってしたのかということでございます。  まず、この打吹まつりについては、2日間にわたって多くの皆さんの御支援と御協力をいただいて、天候にも恵まれたということもあって、大勢の皆さんにお出かけいただき楽しんでいただけたのかと思っております。関係者皆さんに心より感謝を申し上げたいと思っております。  今回の開催に当たって、御指摘のあったように、会場を少し従来と工夫をさせていただいて、メーンステージを旧たからや跡の宮川町の観光駐車場に移して、WASSOですとか40周年の記念事業として企画をいたしました大食い大会、「ひなビタ♪」の生みの親のTOMOSUKEさんのトークショー、こういったものを開催する一方で、銀座通り商店街についても例年どおり金管パレードとか牛鬼、女みこし、打吹童子ばやしの巡行、みつぼし踊り、こういったものを開催して多くの皆さんに楽しんでいただけたんではないかと思っておりますけれども、ただ、みつぼし踊りの際に、2名の観客の方がけがをされたということで、大変申しわけなくおわびを申し上げたいと思っております。また、2日目については、こちらも非常に天候がよくて、一連のイベントを予定どおり開催することができたと思ってます。特にフィナーレの飛天花火大会については、約4,000発の花火を打ち上げて祭りを締めくくることができたんではないかと思っております。  見学者についてでありますけれども、1日目については「ひなビタ♪」との連携によって集客の増が図られたんではないかということで、昨年より約1,000人増の1万1,000人、2日目についても天候に恵まれたということで、かなり大勢の方にお出かけいただいて、こちらのほうも1,000人増の1万7,000人と見込んだところであります。主なイベントの状況でありますけれども、みつぼし踊りについては、参加団体は数としては昨年と同数の25チームでありましたけれども、参加人数については87人の増ということでございました。また、WASSOについては、銀座通りで行う飛天WASSOをやめてステージ上で行うキャラWASSOだけとした関係で参加チームは6チーム減りましたけれども、人数は60人の増ということになっております。  本部とイベント会場と距離があいたということでありますし、それの使い分けについては、みつぼし踊りまでの銀座通り商店街の混雑を解消するというそのための試みとしてWASSOを宮川町の観光駐車場で行うということにしたところであります。結果、みつぼし踊り以外のタイムスケジュールにも余裕ができて、参加団体が十分なパフォーマンスを行うことができたという反面、余裕のできた銀座通り商店街のほうの観客が少なかったという御意見もたくさんいただいているところであります。ここについては、来年度に向けてどういった会場構成をしていくのか、実行委員会の中でよく協議をしていきたいなと思っているところであります。  みつぼし踊りの参加チームが増減というか、出入りがあるわけですけども、やめられたところもあるわけですが、その理由についてそれぞれの事情があったんだろうと思ってます。もしわかれば部長からでもお答えをさせていただきたいと思います。  それから、なぜ宮川町の観光駐車場イベント会場にして駐車場として使わなかったのかということでありますけれども、やはり安全な会場構成という側面、それから、先ほど申し上げたように、明治町あたりの混雑緩和ということもあって、そういう会場構成をさせていただいたところであります。以前は宮川町のバス通りを使ってメーン会場を設置していたというのもあるわけで、そこ自体にそんな違和感があったとは思っておりませんけれども、会場構成については、より有効な会場設定ということについて今後も工夫をしていきたいと思っているところであります。以上です。 ○副市長(山﨑昌徳君) 私からみつぼし踊りの踊りの連の増減についての御説明をいたします。  ふえましたのは社踊り子連、それから、チームとりたんとして6人の方の参加を得ております。鳥取短期大学の学生を含めたチームであります。減になりましたのはNTTの連、それから、伯耆しあわせの郷民謡教室の連であります。どちらも人数がそろわなかったということ、それから、しあわせの郷の教室連につきましては、高齢になって人数がそろわないということで出場を見合わされたとお聞きしているところであります。以上です。 ○11番(丸田克孝君) ありがとうございます。会場と、いわゆる本部とメーンステージの場所が離れたんで、私も足が余りいいほうじゃないんで、正直言って歩くのが大変でした。それで、だんだんと高齢化が進んでいく中で、やっぱり1年に1度とはいえ、打吹まつり、みつぼし踊りが1万人以上の方が集まれるわけです。やっぱりそれをもうちょっと有効に祭りが華やかになる方法、以前にもお尋ねしたと思いますが、町に更地がふえて、あいてる場所があるわけです。ああいったところも何か利用する方法がないのかなという思いで見てるんですけども、実行委員会さんとの話がどういった形で来年以降に進まれるかわかりません。要するにたくさんの人が集まってくる。先ほど事故のことも触れられました。後で質問いたしますけども、高齢になられた方の見学者っていうのもふえてくるわけですけども、そういった方にもやっぱり祭りの見学で見るための勝手がいいっていうか、そういった施設づくりっていうのも必要じゃないか。それがまた逆に言ったらにぎやかさを表現できる方法じゃないかなという思いがしてるんで、その辺はまた検討していただきたいと思います。  それで、次の質問ですけど、私自身は踊りの時点での人出っていうのは多かっただろうと感じております。実際に昼間の明るいうち、3時とか4時っていうのは、先ほども言いました分散してるっていうこともあったし、バス通りには人がいなかったということで、寂しくは感じましたけど、踊りになったら、いわゆるメーンステージ倉野川トークショーも終わって、どっと出てこられただろうと思うんですけども、昨年よりは多かったのかなっていうことを感じました。  「ひなビタ♪」メーンステージTOMOSUKEさんのトークショーということで、本当に若い方たちがたくさん来ておられたのにびっくりしたわけですけれども、アスファルトの地べたに座って見学って、倉吉の市民の方には、まず考えられない光景ですよね。かなりの若い方たちが一緒になって楽しんでおられたっていう、この打吹まつりと「ひなビタ♪」同時開催っていうか、融合っていうのも功を奏した結果ではないかなと思っております。この同時開催についてことしが初めてのことですけど、今後もどういった形で倉野川姉妹都市とのコラボをどうされるのかっていう思いがあれば教えてほしいんですけども。  終わった後、踊りに出てこられたっていうのと、先ほど言った高齢化のため、見学者が歩道に座って足を投げ出いて見学しとられる。その後ろにも数が多かった分だけ立っておられると移動される方が車道に出て移動されるわけです。そうなると、私もことしは先頭の2トン車に乗って動いたわけですけども、軽自動車じゃなくて2トン車は正直危ない。途中とまって、私、窓から、足下げてくださいって声かけたんですけども、真ん中にはいわゆる照明のついてます。そうなると、非常に危ないなっていう思いで今回参加したんですけども、ああいった状況が、逆に小林薬局さんの前の交差点の人出につながって今回の事故が起きたんじゃないかなという思いがあるんです。毎年山車も数がふえたり、立派な山車になって本当に祭りを盛り上げていただいてるわけですけども、人出の中で四つ角にあれだけ人が集まられる。その中で照明灯が立ってるというようなことで起きたんじゃないかなという思いがしてるわけですけども、この事故についてどのような思いっていうか、原因があったのか、また、来年は逆に言ったらどうするのか。っていうのが、祭りはやっぱり年々人出をふやすための努力っていうのはされるわけですから、来年はまた1,000人ふえて1万2,000人になるかもわかんないっていうことであれば、その場所を使って、ことしと同じようなことが規模拡大になってできるのか、逆に言えば事故がどのように検証されてるかっていうことも含めて、この事故の責任は誰が負うのかということも聞きたいと思うし、会場を例えばどことは言いませんけども、今のままの状態で会場を利用して、例えば人数をふやす、盛大に行っていこうという形っていうのはなかなか難しい部分があると思うんですけども、その辺についてはどうお考えでしょうか。 ○市長(石田耕太郎君) 打吹まつりの特に場所の問題ですけれども、この銀座商店街にしても、この道路幅を今さら変えることはできないわけですので、今ある規格の中でどうやったら安全に楽しくイベントができるのかという視点で改善策を考えていかないといけないんだろうなと思っております。更地がふえておるし、高齢者の方々がふえておる中でのそういった祭りのあり方というのを考えないといけないと。これはそういう視点も持つ必要があるんだろうと思います。ことしも40周年ということもあって、何とか空き店舗を活用した取り組みができないかということで、けん玉の取り組みとか、あるいはアミティエの出店とかそういった工夫もさせていただいたところですけれども、どういう会場構成にするのか、改めてこの辺については実行委員会の中でよく検討していきたいなと思っております。  それから、「ひなビタ♪」とのコラボレーションということについては、ぜひ、だんだんとその輪が広がってきてますので、これからもいろんなイベントのかかわりの中で協調して取り組みができないかということは常に考えていきたいなと思ってますし、この打吹まつりについてもできれば継続的にやっていけたらなという気持ちでおるところであります。今後よくこの辺については「ひなビタ♪」関係者ともよく御相談しながら取り組みをしていきたいと思ってます。  それから、事故についてであります。その前に車の規格、2トン車などでは危なかったということでありました。車の規格とか山車の規格とか、この辺についても安全な祭りという視点でどういう規格でやっていくのか、その辺についても議論をしていきたいと思います。  それから、事故についてでありますけれども、みつぼし踊りの休憩後の踊りの際に、明治町交差点に設置をしておりました照明器具が歩道側に倒れて、見物しておられた女性の方お二人がその下敷きになってけがをされたということでございます。現在、お二人とも入院加療中だということでありまして、事故の原因については警察で捜査中でありますけれども、その事故の責任に対しては実行委員会としてしっかりと対応していきたいと思っているところであります。こういうことがあっては祭りも台なしになってしまいますので、やはり安全ということは第一にやっていく必要があるだろうと思っております。スタッフの人数とか照明を含めた機材の配置とか、祭り全体の中でどういった取り組みをしていくのか、これをしっかりとこれからも議論をして安全な祭りになるように努力をしていきたいと思います。 ○11番(丸田克孝君) ぜひ、けがされた方には誠意を持って対処していただけたらとは思います。  実際にことしがよかったということ、来年以降縮小するわけにはいきませんから、今以上に観客も動員できて、すばらしいイベントになるような形っていうのは考えていかれるし、いかなきゃいけないんだろうと思っております。ぜひとも先ほど言った更地の利用のことも含めて。  それと、車の件ですが、正直言って軽自動車だと二、三人が乗るのが限界っていって、我々2トン車使っている人は4人も5人も乗って、太鼓をいっぱい積んで動いているわけなんです。ですから2トン車は使えんってなっちゃうとまた困る部分もあるんですけども、ただ、とにかく安全な祭りをやらなきゃいけないという思いを持ってますんで、ぜひともよろしくお願いしたいと思うんです。  それと、踊りですが、昨年、一昨年と私、何度も言ってきたいわゆる25チーム踊り子なんですが、同時に踊り方が合うような踊り方をしてっていうことで、かけ声をかけて新しいCDもつくられてできたわけですけど、ことしは何となくばらばらだったんじゃないかなということでした。それで、開催前に練習もされるでしょうし、各チームにはそういった踊り方の講習っていうか、注意点っていうか、そういうことはされたのでしょうか、その辺についてお願いします。 ○市長(石田耕太郎君) みつぼし踊りについて少し踊りがばらばらだったんじゃないかということであります。私も踊ってて、太鼓をされる方の踊りと合わないなという感じを受けました。去年はもう少し合ってたなという感じがしたもんですから、何でかなという疑問をちょっと持ったところであります。一つには踊り自体に対する取り組みが必ずしも全部のチーム同じじゃないっていう、上達を目指すチームと楽しんで踊ろうというチームとあったような感じもしますので、その辺も一つの要因になっているのかもしれません。現在、合同練習を3回、それから、参加団体への講師の派遣、動画の提供による自主練習、こういったことをやっておりますけれども、来年に向けて合同練習への参加を要請するなど、どうすればきれいな踊りになるか専門部会や各チーム代表者皆さんとも今後よく御相談してみたいと思います。 ○11番(丸田克孝君) はい、わかりました。伝統ある盆踊りですから、同じ踊るんでしたら全ての連がそろったきれいな踊りになるのがベターじゃないかなと思います。確かに先ほどおっしゃった踊りが遊びっていうか、パフォーマンスを入れた踊り方っていうの悪くはないと思うんです。結構楽しいし、見ててもいいと思うんですけど、一斉の踊りはなるべくならそういった形でそろって踊れたらいいんじゃないかなと思います。よろしくお願いしたいと思います。  この祭りっていうのはいろんな、倉吉、上井でも行われる秋祭りもあるわけですけど、10月には音楽の祭典ということで打吹天女音楽祭も開催されます。今回が15年目となる記念すべき祭りだということなんですが、それはやっぱり町が元気になるためには、大勢の市民の皆さんが意識を持って参加していただくということ。それでいい汗をかいて協力をして祭りを成功に導いていくというのは大切じゃないかと思うんですけども、それは市長にお願いしときます。今回の音楽祭チケット、ぜひ職員の皆さんにもペア券1枚ぐらいは買っていただきたいと思うし、議員の皆様にもぜひ数枚の販売、購入をお願いしたいと思いますんで、よろしくお願いしたい思います。  次の質問に入ります。先ほど質問の中でも取り込みました「ひなビタ♪」でのトークショーの中で、次の質問は倉野川市のことですが、お祭り、その中でことしの秋には何かもみじ祭りというか秋祭りを開催したいというような、TOMOSUKEさんのトークショーで話が出てましたけども、その祭りっていうのは独自でやられるのか、あるいは倉吉がタッチされるのか、どのような内容なのかがわかれば教えていただきたいと思いますし、倉野川音頭という踊りも当日ステージでお披露目されました。今後、倉吉市として、その音頭の曲と踊りをどのような扱いにされていかれるのか、思いがあれば教えていただきたいと思います。  そして、ことしの4月から、倉野川市の住民票を発行しておられます。その住民票を今実際に何人、どれぐらいの方が取得されているのかということと、いわゆる倉野川市の住民になったらどんな特典があるのか、メリットがあるのかなということですが、その辺についてお尋ねをいたします。 ○市長(石田耕太郎君) 天女音楽祭について職員にも参加をしていただくようにということであります。議員さんにも御協力をということでございました。  天女音楽祭については、倉吉にとっての重要なイベントだと理解をしておりまして、職員にも参加要請をさせていただいているところであります。去年も4分の1ぐらいの数だったでしょうか、たくさんのチケットを職員の皆さんにも購入をしていただきました。御協力に感謝したいと思いますけれども、これからもこの天女音楽祭の支援について、職員の協力も求めながらやっていきたいと思っております。  それから、「ひなビタ♪」秋祭りはどんなものかということでありますけれども、「ひなビタ♪」との連携イベント桜まつり、それから、今回の打吹まつり、そして今度、秋祭りという形で取り組んでいただこうということにしていますけれども、くらよし紅葉祭りということで、これは地域資源を活用した観光地魅力創造事業という観光庁の事業、観光庁、国が直接コンサルタントに委託をして実施をする、そういう事業になります。ぜひこの「ひなビタ♪」をきっかけにして全国に倉吉の魅力を発信していく、知名度の向上を図っていく、そういうイベントにしていけたらと思っております。日程的には11月12日と13日、これ土曜日、日曜日ですけれども、こちらで予定をされております。内容については観光庁の事業ということもあってまだ詳細を御報告することはできませんけれども、倉野川音頭についても参加者皆さんと踊るような機会をつくりたいと聞いておるところであります。具体的な内容が決まり次第、ホームページなどで公表していきたいと思っております。  それから、倉野川市の住民票の状況でありますけれども、春のくらよし桜まつり以降、これは8月末現在ですけれども、1,249件の発行をしているという状況でありまして、白壁土蔵群観光案内所において発行をさせていただいているところでございます。  その特典はどうかということですけれども、住民票の目的は、一つには本市でしか入手できないようなアイテムを通して誘客を図ると。倉吉市じゃないとないものをということ、住民票自体が倉吉に来ないと発行できないということでありますので、それによって倉吉に来ていただこうということが目的であります。倉吉に来ていただくと、現在、赤瓦一号館で販売しておりますグッドスマイルカンパニーがつくっておられる倉吉市限定の「ひなビタ♪」グッズ、これが買えるということでありまして、そういう意味ではファンの皆さんにとっては住民票そのものが記念品というか、そういう性格を持っているものだと思っています。したがって、住民票取得者について何か特典を与えると、そういう性格のものじゃないんだろうなと思ってます。ただ、倉吉市に来ていただく「ひなビタ♪」のファンの皆さんに対して、どういった特典というのか、サービスができるのか、そういったことについては改めて政策の中でまたよく考えてみたいと思います。 ○11番(丸田克孝君) 「ひなビタ♪」秋祭り、実際にいろんな情報を全国に発信して倉吉市をアピールするということは大切なことだと思うし、原作者の方がそういったことを発表された。また、あの当時約600人という発表でしたけど、本当に県外から来ておられた若い方たちが大喜びで、また来るよとか、踊りも一緒になって踊ってっていうのはやっぱり倉吉市民にはない状況だったというのは感じてるんです。ですからあれを倉吉の人がやっぱりああいった方たちに負けないような元気さが出てくればいいんかなという思いで見たんですけども、ぜひぜひ倉吉を発信する意味で、この「ひなビタ♪」利用して、言葉悪いですけども、頑張っていただきたいと思うし、倉吉もできる限りの努力はしていただきたいと思います。  それで、先ほど住民票の件ですけど、1,249人ということでした。メリット、確かに倉吉に来ていただくというのも一つの手ですけど、実際に、この住民票を持ってきたら、例えば数%、5%でも割引きするとか、例えば食事に対してコーヒーの1杯でもサービスするとかってしてもいいよっていう業者も実際にあるんです。だからいわゆる行政側としてどうのこうのじゃなくて、そういったことをやっぱり市民なり巻き込んでやっていただくっていう方法も私はありかなという思いはしてるんで。せっかく遠くから来て倉野川市の住民票を持たれた。2度目、3度目のリピーターを得るためにもそういった形のものをぜひいわゆる町の商店の方だとか企業の方にも協力をお願いしていただけたらありがたいなという思いがありますので、よろしくお願いしたいと思います。  最後に、「ウラン節」ですけども、6月議会に「ウラン節」の原音はないかということで質問いたしましたが、その後、原音が見つかりまして、昔のいわゆるSPからの録音でしたんでかなりノイズはあるんですけども、一応全体がわかりました。その後、今度、次、私は踊りの復活が何とかならないかなという思いがしてるわけですけども、6月議会の答弁では、市長は地域で頑張っていただきたいという思いということでおっしゃりました。ただ、私としては、もちろん地域は地域で頑張っていらっしゃるんですけども、倉吉市の選定歌という形、まして倉吉市が全国で初めてウランが発掘された。それもかなりの有能なっていうか、濃度の濃いいあれだったというのを聞いてるわけですけど、それを風化っていうか、忘れちゃいけないなという思いがあるんです。ですから、ぜひとも「ウラン節」復活できればいいという、行政できることがあればぜひとも広報なりでお願いしたいなと思います。  それで、同時に通告しておりました博物館でのいわゆる「ウラン節」の展覧会というのが開催予定ということでしたけども、何かキャンセルが入ったということでしたんで、これは質問は取り下げますが、この「ウラン節」をCD化して全国発売をしようかという動きもあるということをお聞きしてるんです。この方は倉吉市出身の方なんで、ぜひ倉吉をそういった形での掘り起こしというか、頑張っていらっしゃるわけですけれども、これに市としてはどのような対応を考えておられるのか、もしあれば教えていただきたい。 ○市長(石田耕太郎君) まず、「ひなビタ♪」についてでありますけれども、特典をということでありますが、事業者の皆さん等も含めて、どんな取り組みができるか、また考えてみたいと思ってますけれども、市域外から来られる方だけの問題じゃなくて、やはり市民の皆さんにもこの「ひなビタ♪」というものをよく知っていただく、理解していただくということも必要なのかなと思っております。そういう面では今回打吹まつりの中にトークショーを入れ込んで、市民の皆さんにも楽しんでいただけた、体感をしていただけたということは理解を深める意味で意義があったのかなと思ってますし、打吹まつりにもそういう面で新しい参加者の方がふえたということにもなりますし、それによって銀座通り商店街だけじゃなくて、その周辺も含めた誘客にもつながったのかなと思ってますので、その辺は大事にしながらコラボレーションしていきたいと思っております。  それから、「ウラン節」についてでありますけれども、倉吉市内でウラン開発というか、そういう歴史的な動きがあったということ自体は、これは一つの歴史として大事にしないといけないことだと思いますので、そういう面での記録の保存というか、そういうことは取り組む必要があるのかなと思ってます。  ただ、「ウラン節」、あるいは踊りも含めて、それを市として掘り起こしていくというそこまでの考えは今持っておりませんし、地域の皆さんの中で具体的な取り組みがあれば、どういう御協力ができるか、それについてはまた考えていきたいと思います。 ○11番(丸田克孝君) 同じ答弁でしたけども、ウランっていえば放射能とつながっちゃうと、やっぱりどうしてもイメージ的に今は正直言ってあんまりいいイメージじゃないなって思いはあるんです。ただ、前に質問したときにも言いました。実際に歩谷、いわゆる菅原といいますか、あそこには穴掘ったときの廃材ではないですけど、掘った跡ですか、山になってウランのあれだって実際に立て看板が立ってるわけです。だからあれは原燃としては何十年かけてでもいずれは埋め立てるとかなんとかいうのもあるようなんですけれども、倉吉市としてはやっぱりウランが出たということをやっぱりそういう歴史は残していってほしいし、語り継いでいただきたいなという思いはありますんで、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。  それで、あとは祭りっていうか、全てのイベントに対して、子どもたちの参加っていうのは私いつも言ってるようにぜひ何とか協力をお願いしたいなと思います。子どもが参加すれば、親御さん、おじいさん、おばあさんも両親の方も参加されますので、やっぱり盛大にやるためには、ぜひとも子どもさんたちの参加を募るやり方っていうのは検討していただきたいと思います。よろしくお願いしたい。終わります。 ○市長(石田耕太郎君) こういうさまざまなイベントに子どもの参加をということでございます。打吹まつりについても、子どもさんにもぜひ参加していただきたいということで、連によっては子どもさんの参加もしていただいているところであります。ただ、夜になってしまう時間的な問題もありますので、この辺はその辺の状況を見ながら考えていきたいと思います。ただ、やはりこの倉吉の将来を担う子どもたちに倉吉の行事を知っていただくということは大事なことだと思いますので、そういう面での取り組みはやっていきたいと思います。 ○11番(丸田克孝君) 終わります。 ○議長(高田周儀君) 次に、同じく会派くらよしアイズ・倉吉自民共同の17番段塚廣文議員に市政に対する一般質問を許します。 ○17番(段塚廣文君)(登壇)(拍手) おはようございます。あらかじめ通告しております一般質問を行いたいと思いますが、まず、冒頭、今回の台風10号によって岩手県、北海道、多大の被害が発生いたしました。お見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方の御冥福をお祈りいたしたいと思います。  さて、本題の防災対策について質問をいたしたいと思いますが、私は防災対策は初めて、市長、質問いたします。いつも財政だとか予算、決算とか申し上げまして、嫌な顔をされておりますが、今回はちょっと目先を変えてみたいと思います。  私は防災対策の中でも、市長、防災士について質問いたしたいと思います。9月1日は、市長、防災の日でございました。9月10日は、しあさってですか、とっとり防災フェスタ2016が鳥取県で行われます。9月っていうのは鳥取県にとっても非常に災害に関連がある月でございます。1943年でしたかな、鳥取大震災がありました。それで、鳥取大震災を、市長、経験したというか、覚えとるのは、恐らく議員の中でも私ぐらいでないかと思うんです。ただ、経験しておりますけども、一切の記憶はありません。2歳ぐらいでしたから。ただ、母親から鳥取大震災の状況は聞かされたことがあります。何日たっても余震がおさまらずに畑に連れていっとっても心配だったと。それから、かなりの大地震だったそうでして、そのときのエピソードに木下大サーカスが鳥取であったと。その地震の割れ目に木下サーカスの団長代理さんが挟まって亡くなったっていう話があったそうです。そんな話を後で聞きましたが、これは余談ですが。  そこで、市長、今、全国的に、この間、防災の専門家が言っておりましたが、日本国中安全な場所がないとまで言い切っておりましたが、本当に多くの災害が起きます。2011年の3月には3月定例会の最中でしたが、東日本大震災が起きました。まるで映画のシーンを見るような場面を私どもは見させていただいた。そして、2016年4月16日には熊本地震が発生しました。そしてまた、今回台風10号によって多大の被害が生じたということで、やっぱり防災体制っていうのは、倉吉市は自主防災組織の組織率も79.2%ということ聞いておりますが、上がっておりますが、ただ、実際にそういう災害が発生したときの対応、あるいは住民の指導っていったものはどこまでなされるのだろうかと、こういう疑問を私は持ったわけです。  そして、そのときに防災士ということを私は不認識でしたが、少しだけ勉強しました。市長、ちょっと述べてみますと、防災制度の概要は、防災士とは、自助、共助、協働を原則として社会のさまざまな場で防災力を高める活動を期待され、そのための十分な意識と一定の知識・技能を修得したことを特定非営利活動法人日本防災士機構が認証した、そういう資格だそうです。しかし、防災士には家庭とか地域、職場において生命や財産に関する被害の軽減のため、実際の被災現場で実際に役に立つ活動を行うんだ。一、二そういうことが上がっておりますが、私、やっぱり一旦環境があった場合に、避難対応だとか、それから、地域における全体的なその場の対応だとか非常に大事だと思うんですが、指導者が中にはおるというものの、本市にとってはなかなか実際に事が起きたときにきちんと対応できるかという面から考えると、極めて私は軟弱だと思うんです。  特に近年の災害での犠牲者の多くは、やっぱり高齢者です。今回の台風10号でもあったように、高齢者に対する対応っていうのが行政の面でもおくれとるということがやっぱり露呈されとる。岩泉町の福祉施設の対応等については、恐らく行政が今度責任を問われるような事態が新聞紙上で私は見ておりますが、そういうことからすると、防災士を育成して地域におけるそういう防災活動、指導、そういったことに取り組むことがやっぱり実際の面で大事じゃなかろうかと思います。  そこで、この質問をするわけですが、市長として防災士に対する認識というのはどうなのか、まずそこから伺っていきたいと思います。よろしくお願いします。 ○市長(石田耕太郎君)(登壇) 段塚議員の御質問にお答えをいたします。  防災についてということでございます。特に自主防災組織が組織されているけども、なかなか十分な対応ができるかどうか非常に難しい側面もあるじゃないかと。そういう面で、防災士を配置して具体的な対応につなげていくようなことが必要ではないかということでございます。  結論から申し上げると、おっしゃる点だろうと思います。御指摘のあった今回の台風10号の岩泉町について、きょうの新聞などを見てても、役場の職員の方が電話対応に手を取られてたために、地域の皆さんの避難行動に対する取り組みが十分できなかったということが職員の方のコメントとして出ておりました。特にやはり避難に時間がかかる高齢者の方々の対応、避難準備情報という言葉に対する理解が責任者の方に十分なかったということで、準備情報は出ておりましたけれども、避難の実行につながってなかったという指摘もなされております。そういう面で、災害が起こったときに役場の職員、市の職員も含めて、そういう公的な役割を担う者だけでなかなか対応が十分できる状況にないっていうのは、恐らくそのとおりだろうなと思います。そういう面で、地域の中で自主的に判断をしてそういう避難とか現場対応とか、そういうことに取り組める人材を確保していくということは、自主防災組織をつくることとあわせて大事なことではないか。ある意味、自主防災組織のリーダーとなって活動していただける方を養成していくということは大事なポイントになるんじゃないかと思います。  防災士というのが、じゃあ、その中でどういう役割を果たすかということになると、自主防災組織のリーダーとなっていただくような方っていうのは、基本的には、まずはやっぱり消防団の方がそういう役割を果たしていただくことになるんだろうと思いますけれども、それにあわせて防災士のような資格を持ってきちっと防災に対する技術・知識を持った方が組織の中にいらっしゃるということは非常に心強いことでもあり、重要なことではないかなと思っています。ぜひ、まだまだ十分普及している制度だとは言えないだろうと思いますので、その制度の趣旨を踏まえてそういった防災士の養成などにもこれから取り組んでいきたいと思っております。以上です。 ○17番(段塚廣文君) 市長も防災士についての一定の認識はやっぱりお持ちだと思っております。話がしやすいと思っておりますが、市長、防災士の資格の問題ですが、事務方に聞いてみたら資格を取得するために大体経費が6万円ぐらいかかるそうです。そこで、市長、端的に申し上げますが、元気の出る地域づくり支援事業費交付金150万円の話がきのうも出ておりました。2番朝日議員だったですか。やっぱり私一つ提案するんですが、市長、地区振興協議会、13あります。その中で、1年にせめて1人育成していくというような10年計画ぐらい立てられませんか。10年たてば1地区振興協議会で10人育つんですよ。13ありますから130人、10年ですけどね。そうやって何かで6万円の負担というものは、やっぱり組織にとっては負担になりますから、そこらを活用してもらうと。義務づけまでせんけども、その中で1人は育てていただけませんかという行政で指導すれば私はできる話じゃないかと思ってます。これは災害はいろいろ昔から言われてるのが、忘れたころにやってくるとか、地震、雷、火事、おやじでも、怖いもんの一つですから、地震とは。ですから、日ごろの備えが大事だと思いますんで、実際に事が起きたときにどう対応するかでとうとい人命が失われるとか、災害を免れるとかってありますんで、実践的な指導、そういったことには防災士がやっぱり大事だと思うんです、育成が。  倉吉市の実態聞きますと、市長、市の職員で7名、消防団で3名だそうですね、計10名。平成28年では市職員1名と消防団員3名で4名。もう少しその地域の組織の中でやっぱり人を育てていく、そういう取り組みが私は必要じゃなかろうかと思いますんで、ぜひ、市長、前向きな取り組みをしてほしい。どうですか、私はこういう質問、初めてしますが、ひとつ前向きな答弁をいただきたい。 ○市長(石田耕太郎君) 防災士の養成について端的に御質問いただきましたので、端的にお答えしたいと思いますが、ぜひ考えてみたいと思います。地区の皆さんの御意見も伺う必要もあろうかと思いますけれども、自主防災組織を組織するだけでは意味がないわけですので、それだけの力をつけていただくという面で、やはりリーダーは不可欠だろうと思います。その一つのリーダーとしての能力を持った方っていうのが防災士ではないかと思いますので、今おっしゃったように、養成には費用もかかるようであります。6万円という御指摘ありましたけれども、これに県外に講習受けに行ったりすれば、交通費なり宿泊費なりというのも必要になってきますので、約10万円かかるという話になってきます。そういった負担をどうするのかということもあります。そういう面での支援も考えたいと思いますし、市町村だけじゃなくて、これはどこでもこの問題は共通するテーマだと思いますので、県の取り組みも要請をしていきたいと思ってます。あわせてそういった防災士の養成に向けての取り組みができればと思ってますので、十分検討したいと思います。 ○17番(段塚廣文君) 事は災害に対する対応の問題ですんで、検討を長引かせないように、来年の当初予算には市長の思いが予算化して我々の議案書として出るように期待しておりますので、よろしくお願いします。  次に、企業誘致について質問いたします。  企業誘致についてということにしておりますが、内容は、市長、いつも言いますが、日圧スーパーテクノロジーズの西倉吉工業団地の進出の問題です。それで、市長、私は大体1年に1回ぐらいはやっぱりこの日圧やっとりますんで。それで、きょうはちょっと市長に見てもらいたいもんが、はがき、はがきって、レポート。ちょっと読んで。これ、平成25年の分ですけど、市長には送ってない、後援会のメンバーじゃないから。ですけど、出した、平成25年に、市長。それで、その趣旨はあれですよ、市は7億円ぐらい投資しとるんですよ、日圧のために。だから今度は企業が責任を果たす番ですよというのが書いてある。それから、昨年の9月、この9月議会で、市長、私は日圧スーパーテクノロジーズの企業進出について一般質問しております。これまでも何度か市長にしましたが、大概、その答弁は変わっておりません。努力しますですよ。会議録ありますけど、あえて時間がないけ読みませんが、大体どうなってるんでしょうか、市長。いつ協定して、いつまでに何人雇用するという内容書いてあるんですよ。頭にあるでしょう、常に、市長。現在、どういう状況なんでしょうか、ちょっと教えてください。 ○市長(石田耕太郎君) 日圧スーパーテクノロジーズの増設計画についての御質問であります。たびたび御質問をいただいているわけであります。なかなかいいお返事ができてないわけでありますけれども、最終的には既に道路のつけかえ等の工事は行政としての作業は済んでいる状況でありまして、次は企業の責任っていうの、おっしゃるとおりだと認識をしております。日圧さんもそういう約束になっていること自体は十分御認識をいただいているところでありますけれども、やはり世界経済の状況等も非常に環境の厳しい中での計画ということでありますので、その辺の判断が必要な状況だということで御回答をいただいてるところであります。  私もたびたび大阪の本社などを訪問させていただいておりまして、ことしも2月に大阪のに行かせていただいて、代表取締役の方ともお話をさせていただいたところであります。若干の動きとしては、ことしに入って3月から4月にかけて、敷地内でのボーリング調査を実施されました。道路からも見えますので、ごらんになった方もあろうかと思いますけれども、そういう動きがあるということ。それから、従来、増設というか工事の順番として、本社ビル、それから院庄の工場、それから、西倉吉工場というこういう順番で考えているというお話であったわけですが、本社ビルはもうできておりますけれども、院庄は全く今動きがない状況であります。これについてもそういう順番ではなくて、順番っていうのはなくなったと伺っておりまして、今回のボーリング調査を踏まえて、今後、西倉吉工場の増設の検討が進めていただけるんではないかなと期待をしているところであります。引き続き、なかなか答弁が変わりませんが、働きかけをしていきたいと思っているところでございます。 ○17番(段塚廣文君) 市長、今、答弁なさったのが実態だと思うんです、進展がない、要は。私、協定書持っとりますが、協定が平成20年10月10日です。平成22年4月には200名の雇用で操業を始めると書いてある。協定してから8年、丸8年なんです。それから、倉吉市が道路の整備をして行政としての義務を果たしとるのが市道西倉吉工業団地1号線道路の舗装工事で完了したのが平成24年6月30日。そういう状況からして、やっぱり市長ね、200人の雇用っていうのは倉吉市の雇用対策としてはすばらしいことだと思うんです。これが半分にしてもです。やはり企業としての誠意をやっぱり見せていただかにゃならないと思います。  それから、市長も力強くやっておられるとは思うけども、もうちょっと姿勢を強く向こうにぶつけてほしい。やっぱり市長の姿勢もあると思うんです。我が同僚議員の福谷議員が、これ質問したことがあります。日圧の社長がどこだったかいな、シンガポール行ってみなさいって質問した。市長は行ってみたいと。行ってきなさい、市長。それぐらいの姿勢でやっぱり取り組んでほしい。そのことを申し上げます。余りくどくど言っても仕方ないけど、ただ、市長、これまでは気の毒がっとった、市民は。長谷川前市長の負の遺産受け継いで、市長、えらいでって言いよった。市長も2期目の折り返しですよ、今、市長。ここらでばちんとやらないけませんよ、それは。期待しとります。こんな終わります。  次に、3番目の人事管理について、市長、質問します。人事管理を言ったのは4番目の通告と関連しますが、これは平成28年4月9日の日本海新聞、パワハラ、過重労働で自殺。職員遺族が倉吉市提訴と。こういうのが新聞に出ました。これは気の毒なことに倉吉市の市の職員が、自分で自分の命を絶った。この内容がやっぱりパワハラ、過重労働。この過重労働というのが、市長、時間外勤務等でしょう、勤務の状態ですよ、これは。ここに若干書いてありますけど。これを踏まえて、人事管理はどう検証されて、どう改善されたのか。単なる建設部署だけではない、職員全体に言えることだ、時間外勤務のことなら。どう検証されてどう改善されて、二度とこういうことが起きないように対策を立てられたのか、職員に徹底されたのか、幹部職員の勤務命令に対して。そこらをちょっとまずお聞きしたい。 ○市長(石田耕太郎君) まず、日圧についてもっと強く働きかけをするようにと、シンガポールにも行ってはどうかということでございました。シンガポールに行くことにやぶさかではありませんけれども、やはりある程度の生産がないと無駄足になってしまいます。この件については市だけではなくて、県も一緒にかかわっての事業でありますので、県とも相談しながら働きかけをしっかりやっていきたいと思っております。  それから、人事管理についてであります。職員の自死という状況を受けて、どういう取り組みをしてるのかということであります。平成25年だったかと思いますけれども、職員の自死があったわけで、本当に残念でありますし、それが公務災害として認定をされておりますので、我々としてもしっかり受けとめないといけない事実だと思っているところであります。その原因が過重労働ということでありますが、時間外勤務が非常に多かったということであります。正直申し上げて、この勤務実態が十分把握できてなかったというところが一番問題だったと思っておりまして、そういう勤務実態を正確に把握するということから、職員の入庁退庁の管理がきちっとできるようなシステムを導入をしたところであります。また、あわせて管理職員によるマネジメント機能の強化ということで、組織全体としてきちっと進行管理をやっていく、始業、終業前に打合会をきちっとやって業務の進捗や抱えている問題点の共有を図る、こういった取り組みをするようにしておりますし、業務量に応じた職員体制になるように職員配置等の人事管理は十分にやっていきたいと思っているところであります。適正な人事管理というのは、やはり非常に重要な項目になっていきますので、今後とも継続して取り組んでいきたいと思っているところであります。 ○17番(段塚廣文君) 今、市長がみずから言われたように、実態は勤務実態が把握できていなかった、今、市長言われました。やっぱり時間外勤務というのは私も経験ありますが、命令権者がこの業務で仕事やりなさいと命令せにゃいけんわけです、時間外勤務命令。だからやっぱり上がしっかり把握しとかないけんもんだ。上から見ると、また能力はどうだいというような話もあってなかなか仕事が進まんから、これをきちんとこなせよということからすると、過重になってきたり負担になってきたりして精神的な面に出てくることがあると思いますけど、私はその専門家ではないが、ただ、こういう実態が起きた以上、やっぱり人事管理は適正にやらないけんと思いますんで、これからも二度とこういう悲惨な事件が起きちゃいけませんから、しっかりと勤務実態を把握して命令権者はやってほしいと思いますが、その時間外勤務についてこういう実態が起きとる、これについては検証もされておるだろうし、職員、部下にも指導されとると思いますんで、これ以上申し上げませんが。  そして、もう一つ、市長、人事管理について申し上げますが、先般6月定例会で例の総務経済常任委員会の中で、幹部職員の出張の問題が私もやったし他の議員からも指摘した。出張命令と復命の問題です、幹部職員。実際の出張がなぜ明らかにされなんだか。ここでとやかく言っても時間ばっかりかかりますから、後から次々出てくると。あんまり適切じゃない関係というか実態が。ですから、あわせて出張等についての人事管理についてもやっぱりきちんと取り組まれないけんと思います。あの審議場面を見た市民の中から何人か私に電話ありました、おかしいと、あの答弁は、幹部職員の。それから、かつて大幹部を務めた幹部職員のなんかも今OBです、退職者から、おかしいですよ、あれはって。信頼感に欠けることだって、部下にとっても。こういうことがないように、本人も大分その場で反省した答弁しておりますけども、あわせてやっぱり人事管理の面できちんと、幹部は幹部なりの人事管理をしてほしい、こういうことを申し上げておきたいと思います。  それで関連しますけど、パワハラの損害賠償請求については、今、提訴を受けて、恐らくこちらの弁護士さん出とりますから徐々に進展しとると思いますが、ただ、市長、平成28年4月9日の日本海新聞で我々は報道で知った。その後、4月の議員懇談会で経過だけの報告はあった。それ以降一遍もないです、何も、何もない。議会にも市民にも。これ市長、市が請求受けとるのが1億800万円です。市が完全勝訴すれば払わんでもええ。私は法律の専門家じゃないけど、完全勝訴はあり得んでしょう。労災認定ということを基準にして出いとりますから。そうすれば、まあ、微妙な時期ですから、微に入り細に入り議会に、あるいは市民に明らかにしなさいとは言いませんが、時には状況はやっぱり報告されとくべきだ。やがては賠償金だって予算化せないけんということがありますから、そこらは十分配慮しながら対応していただきたい。ただ、きょう、どういう状況ですかって言っても出んと思うんです、なかなか微妙な時期だし。わかる範囲で話してもらえば結構ですが、そういう意味で通告いたしました。微妙な時期でしょうからあえて言えないというならあえて言えないで結構ですが、言えることがあればお聞きして終わりたいと思います。どうですか。 ○市長(石田耕太郎君) 人事管理の面で出張についても同様なということであります。出張についても服務規程の中できちっと、もちろん出張を前提として旅行命令がないといけないわけですので、旅行命令した上で業務が済んだらきちっと復命をするという手続は定められておりますので、これも徹底するようにしっかりと指導をしていきたいと思っております。  それから、今回の自死に係る訴状についてありますけれども、平成28年の4月に提訴を受けているわけでありますが、その後、3回の口頭弁論が今までに行われております。今現在、双方の主張の争点整理を行っている段階であります。議会にも報告をということであります。係争中の案件でありますので、なかなか詳細を御報告することは難しいわけでありますが、可能な範囲で随時御報告をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(高田周儀君) よろしいですか。 ○17番(段塚廣文君) 終わります。 ○8番(伊藤正三君) 済みません、全部終わるまでちょっと待っておりました。  今、17番議員が冒頭に市長に資料か何か的なものを渡されました、それは当然恐らく前もって議長に許可を得られとると思うです。でないと出せれませんから。ただ、そのときに、やはり提出されるそういう資料というのは前もって何であるかということをある程度お示しを願わないと非常に不自然なんです。それに何か後援会のどうのこうの言われましたけど、誤解を受けます、選挙に直結するもんであるとか。だって後援会っていっても選挙と関係ないと言われても、後援会というのは、やはり政治に出る人や、あるいは芸能人やそういう特別な人なんです。大体普通の人が後援会なんかつくらんと思いますんで、要らない誤解も与えますし、やはり資料に対してはもうちょっとしっかりと細やかな配慮をいただかないと、もともとわけがわからない。何のために渡されたのかもわからないし、それが今の本当にいい内容の質問をされたわけですから、やはりその中でどういう部分でどういう形で影響を及ぼしたのかというか、そういうことがわからないと非常に何か不自然に感じたわけです。その辺のところを1回本人さんとお話をされて、今後のあり方というのを図っていただきたい。議長にお願いをしておきます。 ○議長(高田周儀君) 今の伊藤議員の発言ですけれども、倉吉市議会の会議規則の第62条の中に、質問される方は前もって議長の許可を得て質問するということになっております。その部分については何ら問題があることではありませんでした。私も今示された後援会の議会報告的なものだったもんですから、そういう面ではそれは出されて結構ですということで私の判断で議場での提出になりました。これからもやっぱりこういう形で会議規則にはちゃんと議会の前に議長に承認を得てっていうことがありますんで、そのことでそういう形をとらせていただいたということで、御報告をさせていただきたいと思います。  暫時休憩をいたします。                 午前11時16分 休憩                 午後 1時00分 再開 ○議長(高田周儀君) 再開いたします。  次に、同じく会派くらよしアイズ・倉吉自民共同の12番福谷直美議員に市政に対する一般質問を許します。 ○12番(福谷直美君)(登壇)(拍手) くらよしアイズ・倉吉自民共同の福谷直美でございます。午後のトップを切って質問をさせていただきます。少し順番を変えて質問をさせていただきます。  まず、県立美術館についてであります。  県立美術館建設問題は基本構想を練る有識者で県民にわかりやすく進めてこられました。ここに来て急速に透明度が落ちた感じがあります。県議会常任委員会、県立美術館問題を集中審議し、議員から議論が不足している、今のタイミングでは早い、規模や財政、今後の運営管理についてももっと議論が必要だと慎重論が相次いでおりましたが、知事が3期目の公約で美術館建設を上げ、県立博物館から美術部門を独立をさせる方針を明言。県は整備基本構想を提案し、県議会も検討を進めることを認めてきた経緯があります。そして、基本計画を練る作業は有識者検討委員会に委ねられ、同検討委員会は美術館の必要性、コンセプト、機能、設備、想定工事費、運営費などの議論を重ねてきて、立地場所検討の専門委員会も組織をされ、この春までに大方の方向性を取りまとめました。  新美術館の延べ床面積は1万2,000平米、建設費が70億円から100億円、年間入場者20万人、運営費3億9,000万円と見込み、建設候補地も絞られておりましたが、6月27日、県教委は建設費60億円から80億円、年間入場者数を9万5,000人、年間運営費を3億2,800万円、ホールや県民ギャラリーなどを削り、全体の延べ床面積を9,200平米へ縮小すると案を示されました。建設見直し論まで出た県議会の意向に、県立美術館の建設は拙速だと指摘をした議員に対し、知事は、県民には大望論があり、既に誘致運動も起きている。時計の針を戻し過ぎていると答弁をされていますが、ここにきて知事も少し腰が引けてきているように見えます。そこで、今どのような状況なのか、6月議会からこの9月議会までにどういう流れになってきとるのかわかる範囲で市長の答弁を求めます。 ○市長(石田耕太郎君)(登壇) 福谷議員の一般質問お答えをいたします。  まず、美術館について、今どんな動きになっているのかということでありますけれども、6月議会以後の状況ということで申し上げますと、6月18日、19日と米子、倉吉で県民フォーラムが開催をされ、美術館に期待するもの、あるいは美術館と地域づくりなどについて議論が行われております。その後、議員からも御指摘があったわけですが、6月21日には候補地として4カ所に絞り込みが行われております。また、6月27日には第7回の検討委員会が開かれ、その中で建設費、運営費等の見直しなどについて議論が行われております。また、7月10日には鳥取で県民フォーラムが開催をされ、美術館と人づくりについて議論がされております。また、8月に入って9月にかけて、各地域で美術館キャラバンが行われ、美術館の活動の状況、コレクションの状況、県立美術館の検討状況、こういったものについて説明があり、意見交換が行われているところであります。8月30日に第8回の検討委員会が行われ、建築費の見直し等について大まかな方向性が示されたという状況ではないかと承知をしているところであります。今後さらに検討委員会で議論が行われた上で、10月ごろと聞いておりますけど、県民意識調査が予定をされておると聞いております。この県民意識調査でどんな結果が出てくるか、これも十分見きわめる必要があるのかなと思っております。今後は恐らく県議会の場で議論がなされることになっていくんではないかと思っておりますので、そういったあたりの状況を十分見きわめながら必要な対応をしていきたいと思っているところであります。以上でございます。
    ○12番(福谷直美君) 議長、12番。答弁いただきました。私、この質問をするときに、いつからこの質問をし始めたかなと議事録を調べてみましたら、平成22年の6月議会から、大概毎回この質問をさせていただいております、かなり長いこと。そのときの市長の答弁は、まあ、そういうときが来たら対応したいという答弁でありました。そのときが、今、本当にその目の前に来ております。今、市長もおっしゃった県内でキャラバン、倉吉で3カ所、それから、中部で北栄で2カ所、あと、町が1カ所ということであります。倉吉も多くの方が参加をされて意見を述べられたと聞いておりますし、私も行かせていただきました。その中でも、やはり必要性、そこの博物館の説明をされる方は、今、美術館って要るんですか。皆さん、どう思われますかというキャラバンでした。何という、今になってという感がありまして、それで私も発言をさせていただきました、欲しいと、するべきだと。県立美術館は必ず実現してほしいということも私も申し上げました。それからほかの方もぜひやれと、やってくださいと、それから少しトーンも落ちてきとると。そんなこと言わずにとにかくいいものを少しでも金がかかってもいいものを世界に誇れる美術館をしてほしいという意見もありましたし、それから、高齢の80代の方が切々と、もう私も50年も60年も70年も前から県立美術館が倉吉にあったらなという思いもずっとおっしゃっておられました。すごいなと、すごく何かいい会でありました。  それで、この間に新聞で報道されておりました。鳥取県の文化団体の方が知事にもしてほしいということで行かれたという新聞報道もありました。中部の文化団体の方はそうやってやはり行かれとるんかなと思いますが、実は先般、我々議員有志が県議会議長にお会いをしに行ってきました。やはり私たちとしては均衡のとれた鳥取県発展には、県立美術館は中部だと、中部の倉吉だということで言わせていただきました。県議会議長も西部の方ですから、私の立つ位置は東部でもない、中部でもない、西部ですから、適正な判断をしたいと思いますし、私の気持ちは皆様方と一緒ですということも言っていただきました。これはすごく私としては力強いお言葉でした。よかったです、非常に。  それで、さっきも市長おっしゃった、これから意識調査が始まるとおっしゃっておりました。始まると私もキャラバンでお聞きしましたが、県民の人口の密度によって選んで3,000人、鳥取県内から3,000人の意識調査をすると。ということは、鳥取市はそれなりに人口が多うございます。それから、中部は比べたら本当に少ない。西部が、我々としては期待するのは西部の方が、まあ、鳥取までということは言わんだろうなという思いでいるんですが、やはりこの意識調査を重視されるのか、それを本当にただ一つの意見として捉えるのか、そこでこの立地場所も決まってくると思っております。それで、行政としてどういったアピールの仕方がこれからあるのか、その辺も知りたいと思いますし、教えていただきたいと思います。 ○市長(石田耕太郎君) これからさらに煮詰まった議論が行われていくだろうと思います。それに基礎的なデータというか、恐らくそのための意識調査ということになるんでしょうけれども、この意識調査のやり方についても、恐らく検討委員会の中でまた議論が行われるんだろうと思います。当然、人口比でやることになると、中部の数は少ないということになるわけですので、この辺は分析の際に、やはりある程度補正をかけて、人口比による補正などもかけて分析していただくことも必要なのかなと思っております。  意識調査に向けてどういう働きかけをするのかということでありますが、これは県民の皆さんに一人一人に働きかけるというのは現実的には無理だと思いますので、今までの積み重ねの中でいろいろ取り組んできたことがどういうふうに御理解いただけるかなというところになるんではないかと思います。今後の検討委員会のそういう意味での議論などもよく見きわめていきたいと思っています。 ○12番(福谷直美君) 12番。当初、本来ですと平成27年末にはほぼ決定される。それから5月に延び、6月に延び、9月も決まりません。それからこれが12月には決まるんかなという思いもしておりますが、まあ、これもまだ未確定ですし、県議会のこともあると思いますが、それでも今、評価委員が点数をつけられ、立地場所も全てのことにやはりこの中部が断トツして点数的には高いと思っております。ですから、ここは外されんでしょうなと私は思っておりますが、どういう結果になるかと思っておりますが、でも、12月にはほぼ決めてほしいし、そうなってほしいと思っておりますんで、でも、できる努力は私はしたいと思います。今回も県議会議長にお目にかかったのは、いてもとにかくお会いしてお願いしときたいというのがありまして、後で知事のところには名刺だけは置いて帰りました。意味がわかるかわからんかわからんですけど、名刺だけは置かせていただいて帰ったということですんで、もうあと少し何カ月かでほぼ見えてくると思いますんで、やっぱり行政も市民も団体も一丸となってこの思いは伝えたいと思っております。  どうもお話を聞く中に、やはりいろんな要望、お願い、それの積み重ね、それが要するに美術館が要るんですか、要らないんですかという意識だという意識を持っておられるようです、知事は。ですから、行くことによって盛り上がったな、やっぱりつくらにゃいけんな、するべきだなということが出てくるので、やはりそれは知事のところにも要望行ってくださいという議長からの話もございました。そういうことですんで、市長も事あるごとに行って、お願いをしていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。一言でも答弁を。 ○市長(石田耕太郎君) 美術館にかける福谷議員の思いというのには敬意を表したいと思います。思いは一緒であります。機会を捉えて知事に限らず、関係者皆さんに要請をしていきたいと思っております。以上です。 ○12番(福谷直美君) 12番。次に、通学路、市道大谷大谷茶屋線の通学路についてであります。これは市長と教育長にもお聞きをしたいと思います。  きょうはそこに資料も出させていただいております。これは7月、8月に地区のPTA、保護者会、公民館の協議会、それから、学校、警察、行政ということで、2回ほど会が開かれました。私もちょっと出席をさせていただいてお話を伺ったんですが、そこの図面を見ていただきますとわかるように、赤いところと、それから、通学路は紫で、大谷茶屋から出てくるところの道からずっとテクノメタルの前を通っていくのが、今の道路であります。それで、そこ危険箇所と書いてございます。危険箇所、裏の写真を見ていただきましたら、そこが危険箇所であります。本当に狭く危ないところです。それでここは、今、通行規制、スピード規制がありませんので、60キロでここは走行しております。改めて私もけさ60キロで走ってみました。非常に暴走的な感じです。この狭いところのこの道に、とてもこのカーブは60キロでは走れません。私の自家用の軽トラックで走りましたが、本当に大変です、怖かったぐらいです。これはもう早急に交通規制はしてほしいなと思いますが。  それで、これを協議の中でいろんな皆さんがおっしゃったのは、とにかく危ないと。これは後で教育委員会にしたいと思いますが、私は思うのは工業団地が平成3年に造成をされて、それから平成16年に操業開始をされた。大体この時点で本来はこの道路が通学路というのは検討がなかったのか。私もミスと言えばミスっておりました。ここまでという思いがありませんでしたので。この当時からやはりこの当時にこの通学路ってどうするの、この道ってどうするの、将来的に工業団地として活用するのにこういうことは今になってからですけど、想定されたことだろうと思っております。それが今になって、ああ、ほんに遅かったな、危ないなという感じがしとるんですが。  私、最初、これは3月と6月、今回で3回目の質問になります。それで、私は最初に申し上げたのは、そこに図面を見ていただいたらわかりますように、テクノメタルから真っすぐに県道福光北条線、県道倉吉環状線に抜ける道をつければ一番これが危なくないのかなと。これが一番最短で一番いい道ができるんでないかなと。これをしていただいたらということでお願いをしましたが、コスト的にも高低差にもなかなか無理と。それから、事業者は、やはり県道福光北条線はカーブが多くて人家も多いので、こちらは通りたくない。そうですね、危ない、結構事故の多い道路ですんで、こちらは通りたくないということのお話でありました。じゃあ、市道大谷大谷茶屋線は危なくないのかと。非常に危ないです。これを市長も一度60キロで走ってみられたらよくわかりますが、怖いぐらいです。それで警察の方もおっしゃっておられます。これはもうやはりこの危険箇所、ここを早急に改善すべきだと。ここを改善して、それから順次広げていく。  それと、私の思うのは、大谷茶屋から出てくる通学路、それから、テクノメタルまでの、これは500メートルです。全体1.1キロですから、500メートルです。全体の予算が2億円ちょっとと聞いております。2億円、ですから、半分です。これ半分の区間だけは早急にこれをしていただいたら、テクノメタルから左の道路、これは大型車は通行しないと事業者もおっしゃっておられますんで、これは向こうは通らないということになれば、この間を早急に何とかしてほしいと思っております。ですから、これは当時の造成したときから行政の責任だと私は思っております。誰もここの事業所が、と言う方はございません。やはり事業者としてやはり発展もしてほしい。それから、倉吉の事業者さんですし、どんどん発展されればいいが、安全を守るのはやはり行政であり、我々だと思うんです。ですから、それは早急にやると言っていただいて、それからそれまでの間、どこかの通学路を変更してでもということになれば、父兄の方や皆さんが地元の方も納得されると思いますんで、考えてみるとか、そうですねでなしに、やろう、やりましょうと言うぐらい、市長、これはちょっと言ってほしいと思うんですが、どうでしょうか。 ○市長(石田耕太郎君) 市道大谷大谷茶屋線の改良についての御質問でございます。これはかねてから、福谷議員、佐々木議員から何度も御質問をいただいているところでありまして、いかようにするのがいいのか、庁内でも教育委員会も含めて議論をしてきているところであります。保護者の皆様、地域の皆様からは、やはり特にこのS字カーブのところの危険性が高いということで、改良を、歩道をつけてほしいという御要望をいただいているところであります。通学路の変更で対応できないかということで学校と、あるいはPTAの皆さんとも御相談もしてきておるわけでありますが、なかなか幾つか課題があるようであります。延長が長くなってしまうんで通学時間に非常に時間がかかってしまうということ、あるいは見通しが悪くて不審者などの危険性があるとか、いろいろな問題点も御指摘をいただいているところであります。やはり通学路の安全性というのも確保しなければなりませんし、もう一つ、せっかく企業にここに進出をしていただいているわけですので、安心して操業していただける環境をつくるというのも一面ではあるんだと思います。やはり企業にばっかりしわ寄せがいくようなことは避けないといけないということもあるわけですので、その辺の両面をにらんで考えていかないといけないのかなと思っています。整備するにしても、少し時間かかりますので、そういう面では当面どうするのかということも考えないといけないんだろうと思いますが、やはり根本的な対策として安全をきちっと確保するということが大事だろうと思っています。ここを改良するためには、先ほどもちょっと数字をおっしゃっていただいたんですが、多額の事業費がかかるということもあります。また、用地の協力も必要になってくるだろうと思います。そういう面で、地域の皆さんの御協力もいただかないとできないということもあります。地元や保護者の意見も踏まえながら、歩道の設置についても視野に入れて方策を検討したいと思います。  今後、対策案をまとめて、10月ごろに予定をされている倉吉市通学路の安全確保に係る連絡協議会の中で協議をしていきたいと思っております。  また、先ほど60キロ制限というか、制限がないんで60キロということになるわけですけれども、その速度の問題も当面どうするのかという問題も出てくると思いますので、こういったものも含めて対策案を考えていきたいと思ってるところであります。 ○12番(福谷直美君) 協議の中でやはり警察の方がおっしゃっておられました。大型トラック、これからふえるようです。21トントレーラーもかなりふえていく。それから11トントラックも大体、日に8便ぐらいは通る。それから、ここの事業所にやはり従業員の方がかなりふえられて、来年の3月には100人になるそうでございます。100人ということは100台、朝晩の通勤が始まるということです。それで、警察の方はトラックとかは、プロドライバーはそれなりに気をつけていただくところがあるが、一般の車が危ないと、これは。危ない。そこにやはり子どもたちがちょっとはみ出したらということになりますんで。これは、今、グリーンベルト、七、八年前ですか、私もお願いをいたしまして、その当時、長谷川市長が快くやろうと言っていただいて、していただいたように思っておりますが、すばらしい道路になりましたが、その後、またどんどんこの車の通行が多くなってきた。それから、さきも市長おっしゃった60キロ、どこに言えばいいのか、標識もない、何もない。県道倉吉由良線でも50キロ規制です。それから、県道福光北条線も40キロ規制です。なぜ通学路のあの市道が60キロなのか。今までそれを、これをするまでに気がつかなんだのは私らも責任があると思いますが、これは非常に怖い。ですから、夜でも、あそこはよく歩いとられる。もう皆さんがジョギングとか、歩いて健康とかされとる道路なもんですから、私らも夜走っても、すごく怖いときがあります。真っすぐですからスピード出るんです。この危険箇所を抜いたら、もう真っすぐなもんですから。ですから、これはどこに言えばいいのか、その辺は行政のほうでも早急に、対応してほしいなと思います。  警察の方がおっしゃっておりました。道路規制というのは最後の最後の手段だと。そういうことは、通行量が多いがために通行規制もなかなか難しい。例えば一方通行とかということだろうと思いますが、スピードに関しては通行規制ですけど、これに関しては私はできると思いますんで、それを40キロなり50キロなりにダウンしていただいて、早急にこれ、対応することがまず先だと思いますんで、よろしくお願いをしたいと思います。(発言する者あり)  ありがとうございます。そういうことですんで、市長、早急にしてあげてください。本当に、それは見れば見るほど危ないです。先回も言いました。今、登校しとるのが16人。来年また三、四人ふえます。もう早急にしてあげてください。こんな小さい子が肩にかけて頑張って3キロも4キロも歩いていきよるんですから、してあげていただきたいと思います。  それで、あと、また市長にも答弁いただきたいのですが、次に、教育長に、そこの図面もありますように、今、教育委員会が、話の中ででしょうが、グリーンです、この通学路、下校変更ルート。この、1キロも2キロもふえるというのも、それは子どもたち、通えませんよ、そりゃあ。そりゃあもう、父兄の方がおっしゃっておられた、5キロぐらいのものを大体持って通うんだと。こんなん、そりゃあとても大変ですよ、できませんとおっしゃっておられました。でも、何とかせないけんのはせないけんです。  それで、協議会の中で主な意見がありました。ちょっと拾ってみたいと思いますが、保護者の方が、学校までが現在でも距離が長距離であるため、現在のルートがよい。これ以上時間がかかると帰宅するまでに暗くなってしまい、とても心配である。また、子どもの体力が厳しい。もう1点、市道不入岡6号線という、農家の方が利用しとられる道が真ん中にあるんです。これはやはりちょっと高いところにあって、それから、いろんな農産物、木々が生え、それからハウスがあったりして見えないと。これ、防犯にはもう非常に危険なところで、これも使えないと思っております。ですから、おっしゃってたのは、防犯ブザーを持たせてると。防犯ブザー持ってるけど、あんなところに、人がおらんところで鳴って、誰が助けに来るのということもおっしゃっておられました。ですから、防犯ブザーが使えるところでやはり登下校をさせるというのは、やっぱり親のあれだと思いますんで、その辺もしてほしいと思います。  それで、登校時に学校へ付き添っていくが、目をそらすと急にグリーンゾーンからはみ出したりする、S字カーブの箇所は特に危険だとPTAの方はおっしゃっておられました。  それから、校長先生もこんなことを言っておられました。現在、下校時に迂回してもらっているが、一時的な処置でお願いしている市道不入岡6号線の案では、ビニールハウスや市道大谷大谷茶屋線より標高が高い位置にあり、周囲から死角になる。冬になると特に暗くなり、不審者等のこともあるため、現道の歩道改良を強く要望するという、学校の校長先生も、やっぱりこの現道を早くしてほしいという要望をされておりました。  それから、地区公民館、上神、大谷、大谷茶屋の方ですが、通学距離が4キロになり、最短ルートでないと低学年には体力的に難しい。現道を改良することを強く望む。それと、協議会長のほうから、通学路の変更案として市道不入岡6号線の案があるが、農繁期には農家の人が朝早くから両サイドに停車しており、危険な道になっている。道路を規制するのは難しい。工場を誘致したのであれば道路改良を早急に実施していただきたい。例えば危険な箇所から優先的に実施するだとか、特にS字カーブが非常に危ないという意見がありました。  それから、警察の方が意見を言っておられます。大型車より一般車両のほうが心配だと。抜け道に使ったり急いで通勤してるような車のほうが特に危険だ。S字カーブは特に危険なので、これは改良をすべきだと言っておられました。  それから、さきも言いました工場への従業員の車が100台になると。この100台が朝晩通勤をする、それも60キロで。それこそ凶器ですよ、車が。本当に怖い、スピードの出る真っすぐの、危険です。これは早急にしてほしいと思いますんで。  それと、今も言いました、教育長、このグリーンの通学路変更ルート、これ使えると思いますか。答弁をお願いします。 ○市長(石田耕太郎君) 大谷大谷茶屋線の件でありますが、恐らく工業団地に立地されてるテクノメタルと明治製作所さんについては従業員に対する指導も徹底するんでしょうけども、むしろ危険なのは通過交通に使っておられる一般の方の車両ということになるんじゃないかと思います。そういう面での安全対策というものも考えていかないといけないだろうと思います。  それから、道路の幅員とか交通量とか法線とかということを考えると、60キロというのはやはり問題なんだろうと思います。一方通行にするとかというのはなかなか難しい面があるんでしょうけども、速度規制の場合は可能性も高いんじゃないかと思いますので、警察ともよく御相談をして、対策について考えていきたいと思います。いずれにしても、早急に方針を出すように努力したいと思います。 ○教育長(福井伸一郎君) くらよしアイズ・倉吉自民共同、福谷直美議員の大谷大谷茶屋線の通学路についての御質問でございました。  通学路については、先回の議会でも御答弁申し上げましたように、地元とも協議をしながら、今、議員からるる説明はなさったとおりでございます。  そうした意見をもとにしながら、通学路は今ある道路の中で一番安全なのはどれかなということを判断しながら、それを判断をしていくのが一つの考え方でございます。それから、こういうところは直してほしいというのも上げているところでございます。  今々、きちっとできるところのものとしまして、そこにグリーンのラインで上げてあるような県道倉吉環状線、そして県道倉吉由良線を回るルート、これが一番安全だということは間違いないわけです。しかし、そうはいっても、今までかかっていた時間よりもはるかに時間がかかってくるという現状があります。  したがいまして、8月25日の会議がありまして、現在はこういうルートをとっております。登校の場合でいきますと、登校時は大型トラックが通る時間帯ではないので、現行の市道大谷茶屋線を通って登校しているということでございます。ただし、下校時には大型トラックが通る時間帯に当たるため非常に危険であるということで、先ほどからありましたようなS字カーブ、そこのところを避けて通る。ですから、市道大谷大谷茶屋線の農道のところを通ってS字カーブを避けて、そこから市道大谷大谷茶屋線のほうに入ってグリーンベルトを通って帰るというルートを今、通っております。したがいまして、一番最も危険だと言われているS字カーブのところ、ここのところは避けることができたと思っています。  しかし、市道大谷大谷茶屋線でございます。先ほどありましたように車が100台通る、それから大型トラックも通るという、根本的な解決にはなっていません。そこのところは、歩道と車道との区別、今、グリーンベルトだけでございます。境界ブロックが最低限必要ですけども、それがない状態でございますので、やはりここのところは危険性は残ったままになるんではないか。一番安全なのは、歩く人と、それから車とをきちっと分離してしまう。そういう意味では、市道不入岡6号線のみを通学路としていくという線も考え方としてはあるのではないかと、私はこう思っています。  ただ、それについては、先ほどありましたように、農繁期等、車がとまっている。しかし、これは逆に、農繁期で農家の方がいらっしゃいますんで、防犯ブザー鳴らせば周りの人が助けてくれる、そういうよさもあるんであろうと思います。ただ、高くなって見通しが悪いということがありますけれども、その辺のところはどっちをとるかなということが、やっぱり協議の中で話をしていかないけんと思います。引き続き学校や保護者の皆さんと話し合っていきたいなと思います。  今、グリーンベルトのところは道幅は少ない、しかし、車は通らないけない、子どもの安全を守らないけないということで、グリーンベルトというのはひとつ、折衷案の中でいいアイデアを出されたなとは思っているんですけども、完全なものにはなってないと思いますので、そのあたりのところはまた引き続き協議をしながらいきたい。現在のところは、そういうルートを変更することによって今々の危険は少し回避できたということはお知らせを申し上げたいと思います。 ○12番(福谷直美君) 危険性は市長も教育長も認識をしていただいとると思います。これからこの事業が進んでいきますようによろしくお願いしたいと思います。  そこに写真をつけとります。けさ、私が撮ってきました。ちょうど狭いところを通ってましたんで、子どもたちを写したんですが、こういう状況です。トラックが非常に大回りして子どもたちに近づかないように通っておりますね、一番後ろの車。だから、すれ違いは一切これできないんです、すれ違いが。ですから、そういう状況ですんで、市長も教育長も認識をされておりますんで、早急にしていただきたいと思いますので、よろしくお願いしてこの質問は終わります。  次に、ナラ枯れについてであります。  皆さんも認識をされとると思います。今、本当に倉吉市内でナラ枯れ、クヌギ等が枯れてきております。私の裏山の四王寺山、それから、前のゴルフ場のある小田山、向山ですかね。それから、高城の議員にも聞いてみますと、もうすごいぞとおっしゃっておられますし、北谷もすごく今枯れとる。富海の辺に来てみいやという方もありますし、もうあちこちでナラ枯れが大発生。もう打吹山にも少し入ってます。これをどういう対応、対策していくのかな、できるのかなと思います。これは市民の方も心配をしとられます。というのが、この山ってみんな枯れちゃうのっておっしゃる方もありますし、これから枯れていって治水ができなくなる。大雨が降る、土砂災害が始まる、こういう状況にならないの、本当に市民の方が心配をしとられます。この辺は明快に、大丈夫なら大丈夫だと言って、行政としても言ってあげてほしいと思いますし、その対策、対応。それから、こないだ中山間地域活性化調査特別委員会で京都府、それから福井県に行ったときも、向こうのほうは、鳥取から向こうは入ってませんね。ほとんど見かけませんでした。それから、会合で私、岡山へ行ったときも、岡山から帰ってる道でも、三朝ぐらいに入るまでは、これも入ってません。最近、一番ひどいのは中部、このあたりです。何でかなと、私もちょっとわかりませんが、いろんな方から資料もいただいたりしておりますが、やっぱり鳥取県はかなりのスピードでふえております。これはそういう対策をするような森林の改正の法律もできよるようですし、その質問をすると言ったら、いろんな議員さんがこんなもあるでみたいな資料もいただきます。ですから、全て総合計して、市長にこのことに関しての見解をお聞きをいたします。 ○市長(石田耕太郎君) ナラ枯れについての対策ということであります。今、お話があったように、県内全体的に非常にナラ枯れが進行しているようでありまして、6月末時点のモニタリングの捕獲数でいくと前年同期の2倍以上、7月15日時点では3倍以上ということで、この媒介するカシノナガキクイムシ、これの分布が非常に広がっているという状況であります。全国的に同じような状況かというと、どうもそうでもないようで、特定のところ、秋田とか大阪とか、それに鹿児島、それに次ぐぐらいのところに鳥取県が入っておるようであります。  非常にそういう意味で危惧すべき状況だなと思ってますが、対策としては、前議会でも申し上げた薬剤を注入して対応する立木薫蒸処理というものを実施しているところでありますけれども、なかなか被害木の駆除に追いついていないというのが現状だと思います。松くい虫のように薬剤の空中散布というのがなかなか有効性がないということで、非常に樹冠が繁茂しますので薬剤が下に落ちていかないということで、このカシノナガキクイムシに直接薬剤が届かないということで、空中散布はなかなか有効性がないということのようであります。そういう意味でいくと、1本1本に個別の対応をしないといけないということになってきますので、対策が非常に難しいということであります。  この、長い名前ですんで、カシナガと言ってるようですけども、このカシナガを捕らえてしまうトラップ方式、わなですね、そういう方式もあるようです。どういうやり方をするのが有効なのかということを、これも県とも十分御相談しながら考えていきたいと思ってます。  このナラの類い、大山もミズナラの非常にたくさんある貴重な山ですので、大山にももう入ってきてるようですので、そういう面でも県も危機感を持っておられるところです。県とも十分御相談しながら、有効な対策、どういう対策がとれるかよく考えていきたいなと思ってるところであります。 ○12番(福谷直美君) 市長、その治水とかなんとかも対応、大丈夫ですか。その辺はどういう見解しとられますか。 ○市長(石田耕太郎君) ナラ枯れが進行すると、当然、ナラ類も非常に優良な材ですので、いわゆる森林の多面的機能、水源涵養とか災害防止とか、もちろん木材の生産という面もあるでしょう。そういう多面的機能が低下をしてくるということにもつながりますし、枯れると倒木の危険も出てきますので、道路のほうに倒れてくるとか、そういう危険もある。当然、山の中に茶色いのが点々と出てきますので、景観的にも非常によくない。さまざまな面で悪影響を及ぼしてくる可能性があるだろうと思います。そういう面で、何とか対策を考えていく必要があるんじゃないかなと思ってるところであります。 ○12番(福谷直美君) すぐ対策がとれない状況にあるのは私もよくわかっております。森林組合さんとかいろんな林業関係者にもお話をお聞きをしてみますと、県は、やはり大山だけは何とか守りたいみたいなことで、大山にはかなり力を入れて処理をされとるようであります。もうとにかく、ほかまで手が回らんというのが実態だそうでありますし、林業関係者に、なぜこうなったのってよく雑談の中で話をするんですが、昔は、やはり山を持っとられる人が山に入って炭をするのに切ったり、それから、枯れたらそれを切って持って帰って風呂炊きにしたり、いろんな山の守りをしてたと。が、今はほとんど誰も見向きもしない山になっちゃう。もうほったらかしだと。だからそういうことが起きてきてると。前はそうやって倒木して切ってしてたのが、今、誰も構わなくなったからそうなっちゃう。関係者によると、もうみんないけんでしょうとおっしゃる、ナラは。ほとんど全滅でしょうとおっしゃっておられます。全滅は全滅でもですが、さっきも言いましたように、それに今、災害が多くなって、土砂崩れとかそういうことが起きることを市民の方は危惧をしておられるです。だから、その木がその人体にすぐに影響があるわけでもないそうですし。でも、それで大丈夫か。例えば私のところの裏山の四王寺山、そこはイエローゾーンになっとるですわね、山が。そういうのは大丈夫かえ、もつかえ、もう枯れちゃったらみんな来りゃへんかえってよくおっしゃいます。ですから、でも市民が安心安全で暮らせるために、せないけんことはせないけんだろうと思います。これを、枯れたらこうなっちゃうから、なら、何とかせないけん。それが予算なのか実働なのか、何かの、やはり早急にせないけんかなと思いますんで、そのあたりは考えてみる間はもうないと思います、これだけ枯れてきたら。そのうちにどんどんどんどん進むような気がしますんで、早急な対応、対策を話し合っていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  もう3分しかなくなりました。  もう1点、もう2点あるですけど、もう一つ。健康寿命について。  今の日本人の平均寿命は大変、本当に延びて延びて、御存じだと思います。私が言うまでもありませんが、平均寿命、男性が80.2歳、それから女性が86.6歳です、今の平均寿命が。やっぱり若い人が亡くなってるんですから、本当は女性はもう90歳も95歳も、大体そうだろうと思っております。多くなっております。健康寿命というのが、男で71.1歳、女性で74.2歳、女性で12.4歳の差、それから、男性で9.1歳の差があるんです。要するに、どっかで病気になられたり、それから、痴呆になられる方もあるでしょうし、健康寿命と平均寿命との差が約10年あるんです。女性は12.4歳。この平均寿命を引き上げるにはどうすればいいか。これ、ちょっと調べたんですが、これは大体40歳から60歳までの方で、運動をする、体を動かす、何らかの体を動かす運動をする、歩く、それから、何でもいいです、ストレッチ、この方は大体10歳、健康寿命が延びるそうです。ですから、運動が一番やはり平均寿命を延ばすことだと。だから、ハードな運動でなくても、とにかく1日に1キロ歩くとか2キロ歩くとか、3キロ歩くとか、そういうことによって健康な体が保てると言われております。この健康寿命を保つにはどうするかと。やっぱり運動だと思うんです。その運動をする、健診を受けるのに、私はポイント制をして、よくありますが、市長、がん検診を受けないと。がん検診受けん、受けてって言うだけども受けてごしならん。だから、がん検診行きましたらポイントを差し上げますよ。ポイントが何点になったら、そこで例えば湯命館の入浴券を差し上げますよと。例えばですよ、いろんな方策があるんですけど。行政がやはり健康になるための何かの手助けをするという姿勢が、私は要ると思うんです。このあたりで健康寿命が10歳延びる。そしたら、医療費も安つく。それから、いろんなことにでるんですよ。これはきのう、おとつい、さきおとついですか、NHKのニュースでも、横浜市の例が出ておりました、偶然に。それから、私が思ったのは、豊岡でもこの点をしております。  担当者にも詳しく話をしてますんで、もう時間がありませんので、実施してください、これ。それで、話をしてますんで、実施して健康寿命を引き上げて、市民の方が楽しく生活できるようにしていただきたいと思いまして、時間がなくなりましたんで終わりますが、答弁をいただいて終わりたいと思います。 ○市長(石田耕太郎君) ナラ枯れ対策についてですけれども、御指摘があったように、やはり木の新陳代謝がないのが大きな要因になってるとも聞いています。このカシノナガキクイムシというのは、径の大きい大径木に入り込むということのようでありますので、そういう面では、若い木だったら入らないけども年とってくると入ってくるという、そこの切りかえができれば少しずつでも改善していくんでしょうが、なかなか現実にナラを使った、昔は炭を焼いたりとか、そういった使い道があったわけですけれども、なかなかそういう利用がもうなくなってきてますので、そういう新陳代謝が進まないというのも大きな要因だと思います。  そういう面でいくと、とれる対策というのが余りないということもあって、何とかしたいという思いはあるんですが、なかなか苦しんでるというのが現状であります。そうはいっても手を挙げてしまうわけにいきませんので、いろいろ考えていきたいと思います。  それから、いわゆる健康マイレージの件だと思います。健康に関するいろんな取り組みをポイント化して、それに対して何らかのキックバックをすることで、よりその取り組みを進めていこうという取り組みであります。どういう枠組みでやれば効果的なものができるか、よく考えていきたいと思います。 ○12番(福谷直美君) 終わります。 ○議長(高田周儀君) 次に、同じく会派くらよしアイズ・倉吉自民共同の6番藤井隆弘議員に市政に対する一般質問を許します。 ○6番(藤井隆弘君)(登壇)(拍手) くらよしアイズ・倉吉自民共同の藤井隆弘です。  早速質問に入らせていただきます。  倉吉市はくらしよし倉吉として住みやすいまちだと言われております。東洋経済新報社の住みよさランキング2015では、安心度の観点で倉吉市は全国1位となっています。また、同じく日本のいいまち2012では、高齢者が住みやすい街、こちら1番、出産・子育てしやすい街10位、安心・安全な街52位という結果でした。  まず初めに、市長にお聞きしますが、市長はこのようなランキングの結果をどう分析しておられるのか。そして、市長は誰もが安心して暮らせるまちとはどういう街だと捉えておられるのかお聞きいたします。 ○市長(石田耕太郎君) 藤井隆弘議員の一般質問お答えをいたします。  東洋経済のデータで、住みよさランキング、安心度が1位、あるいは日本のいいまちランキングで高齢者が住みやすい街で1位になったりしているけども、こういったランキングをどう分析しているのかということでありますけれども、御指摘のあったように、東洋経済都市データパックというものの住みよさランキングというものの中で、安心度が全国813の市区の中から3年連続で1位になっているということでございます。これは高齢者人口当たりの介護施設の定員数、あるいは人口当たりの病院、診療所の病床数、こういったものがトップクラスにあるということ、あるいは出生数、保育所の定員数などのデータが高水準であること、こういったものが評価をされて、安心度が1位になっているということであります。このデータパックの総合的なランキングは90位ということで、中国地方では第3位ということになっております。指標的にはそのほかの指標も見ますと、こういう高齢者や子どもへの安心度は高いわけですが、もう一方で、財政力とか税収入とか、そういう富裕度は低くなってるということで、いいことばっかりではないなというのが現状だと思います。  こういったいずれの雑誌のランキングについても指標の組み合わせですので、実際の安心度や暮らしやすさをどの程度反映してるかというのはちょっと定かではない面もあるわけですけれども、市の魅力をアピールする場合の好材料ということにもなりますので、積極的に活用はしていきたいと思います。ただ、目指すのはランキングの1位を目指すんじゃなくて、やはり市民の皆さんに住みよい安心して暮らせるまちという実感を持っていただくということが大切だろうと思いますので、そういう努力をしていきたいと思います。  それから、2点目として、誰もが安心して暮らせるまちということについて、市長はどう考えているかということであります。この誰もが安心して暮らせるまちという言葉の捉え方というか、それには人それぞれなんだろうと思いますけれども、いろんな要素が入ってくるんだと思います。先ほど申し上げたような福祉だとかいう問題以外にも、教育だとか防災・防犯、環境問題、交通経済など、いろんなものが要素としてやはり入ってくるんだと思います。安全、安心というのは行政にとって基本的な課題でありますし、住民の皆さんにとっても期待の大きい分野だろうと思います。都市としての利便性というものをさらに向上させるとともに、全ての世代の方々にとって快適で暮らしやすいまちづくりということに取り組んでいかないといけないんだろうと思っています。  市民の皆さんの生命、財産を守るということで言えば、自助、共助、公助の考えをベースに、市民の皆さん、住民自治組織の皆さん、事業者、行政、それらがそれぞれの責任と役割を明確にし、安全で安心な住みよいまちづくりを一緒になって進めていくということが必要なんだろうと思っています。これはハード面の整備だけじゃなくって、やはりソフトも含めて市民の皆さんと一緒にまちづくりを進めていく、そういうことが大事なんじゃないかと思います。子育てしたい、働きたい、ずっと住み続けたい、そう思っていただけるようなまちづくりを進めていくことが大切なんではないかと思ってるところであります。 ○6番(藤井隆弘君) 今、答弁いただいたように、私も快適で住みやすいまちということを市民の皆さんが実感できるまちづくりを進めていくことだとは認識しております。  そこで、安心安全ということでこれから質問していきますけれども、そういうことであれば、当然、防災面なども入ってくるわけですけれども、今回は誰もが安心なバリアフリー、そういったまちづくり、健康で長生きできるまちづくり、そして、安心して子育てできるまちという観点から質問をしていきたいと思っています。  まず、バリアフリーに関してです。国では平成18年度施行のバリアフリー新法というものに基づいてさまざまなバリアフリー化を進めています。翻って、私たちのまち倉吉ではどうなっているのかということで3点お聞きします。  1つは、国のバリアフリー新法に基づいて、倉吉ではどのような取り組みをしているのか。  2番目としては、倉吉にはバリアフリーの重点整備地区といったものはあるのでしょうか。また、あるとしたらばどのような具体的な取り組みをしているのか。  3つ目は、市の公共施設に限って言いますけれども、バリアフリーの実態、例えばトイレ、あるいはスロープ、そういったものの対応状況についてお聞きいたします。 ○市長(石田耕太郎君) 具体的に、今、バリアフリーについて御質問をいただきました。  倉吉市としてどのような取り組みを進めているのかということでありますけれども、国では、従来、ハートビル法という法律、これは建物についてであります。それから、交通バリアフリー法ということで、インフラの関係です。こういったものについて規制をしておったわけですけれど、それをあわせて新しいバリアフリー新法というものがつくられております。基本的にはこれが基本法になって進めているところでありますが、県でこれらを踏まえて鳥取県福祉のまちづくり条例というのを制定しております。そういう意味では、このバリアフリー法と福祉のまちづくり条例に基づいて、それぞれの市の整備する公共施設あるいは民間施設への指導というものをやっているところであります。当然、市のつくるものについては、これに適合した形で進めることになっておるわけでありますので、道路ですとか建築物とか、そういったものについては、この福祉のまちづくり条例あるいはバリアフリー法の基準を満たすように整備をしているところであります。  また、民間建築物のバリアフリー化を支援するということで、福祉のまちづくり推進事業補助金という制度をつくっております。これは、例えば車椅子用のトイレに改修するとかエレベーターをつけるとか、そういった場合の支援をするような制度をつくっております。こういうものを活用して、民間建築物についてもバリアフリー化を進めているところであります。  次に、バリアフリーの重点整備地区はあるかということでありますけれども、これはバリアフリー新法になる前の交通バリアフリー法に基づいて、高齢者の方や障がいのある方が日常生活を営む上で安心できるように、地区を定めてやっているものですけれども、倉吉市については平成17年11月に交通バリアフリー基本構想をつくって重点整備地区を定めております。具体的には倉吉駅周辺であります。倉吉駅を中心に歩行や車椅子で移動できるおおむね500メートルから1キロ圏内の範囲で、病院ですとか福祉施設ですとか公共施設、大規模商業施設、こういったものが分布をする範囲を定めているところであります。この重点整備地区内では、道路管理者、公共交通の事業者、JRとかバス会社などになりますけれども、こういったところで計画を定めてバリアフリー化の整備を進めていただいています。  主な内容としては、倉吉駅の橋上化に伴うエレベーター、エスカレーターの整備、これは市で実施をしているわけですが、それから、バスターミナルの乗降場の改良、それから、県道、市道の歩道の点字ブロックの整備、段差の解消などであります。基本的にはこの計画に基づいてバリアフリー化が進められております。歩道の点字ブロックの設置ですとか段差の解消なども基本的には解消しておりますが、歩道の電柱撤去と上井踏切の歩道設置、これがまだ未整備という状況になっております。現在でも市道の側溝整備などを行って、より安心な道路整備を進めているところでございます。  それから、市の公共施設のバリアフリー化の状況はどうなっているかという御質問でありますけれども、基本的には、先ほど申し上げたバリアフリー新法と県の福祉のまちづくり条例に基づく整備基準によって、トイレですとかスロープなどのバリアフリー化の整備を行っているところでございます。なお、法以前に、あるいは条例以前につくられた施設についてはこのバリアフリー化の規制対象にはならないわけですけれども、やはり実際の利用にあわせて対応していくことが必要ですので、例えばこの市役所の本庁舎についても、スロープですとかエレベーターですとか点字ブロックですとか、あるいは音声誘導装置、車椅子対応のトイレ、ベビーキープ、オストメート対応設備と、こういったようなバリアフリー化の整備を順次行っているところであります。これからもその施設の利用状況にあわせてバリアフリー化の整備に努めていきたいと思っております。以上です。 ○6番(藤井隆弘君) 今、お聞きしました。一つには県の条例に基づいて行っていると。それと、民間の建築物なども進めてるということは理解しました。  それで、県もバリアフリーの施設基準の見直しということで10年ほどたちましたんで、それで見直しを行っているわけですが、その基準の中には国の基準以上に進めるというか、そういった中で、例えば車椅子使用者では面積にかかわらず主要な玄関の段差解消を義務づける、前は100平米以上でした。それとか、高齢者に対しても一般トイレの1カ所以上の周囲に手すりをつける、そういったことを義務づけするということがあるようです。  それで、先ほどありましたけども、市の調査をいただきました。かなりの量がありますんで、きょうも学校のほうもいただいたんですが、そうやってみてみると、例えば敷地の入り口から玄関までの経路の中には段差があって、しかもスロープがないという施設が、運動施設、公民館、児童センター、保育園など結構あります。先ほどの規制以前のものだという認識をしておりますけれども、そういったこと、御承知だとは思いますけれども、まずはもう一度、新しい基準になってるわけですから、実情をよく把握していただいて取り組みを進めていただきたいと思いますが、いかがですか。  それと、先ほど倉吉駅周辺の重点整備地区のことについて伺いました。よく見てみると、確かに信号なんかも視覚障がいの方への対応とか、いろんなことが進んでいるというのはよくわかりますが、倉吉で人が集まられるところは、上井周辺だけじゃないです。ということになったら、それ以外のところをどうやって進めていくのかという計画はありますでしょうか。ありましたら教えていただければと思います。  それと、施設整備の改善。だんだんと改善は進んでいっているとは思いますけれども、例えば、先ほど言いました高齢者とか障がいを持っておられる方が参加していただいた上で検証して対策を講じるという、言葉で言ったらスパイラルアップという言葉を使うようですけれども、そういったことが責務として求められておりますが、倉吉においても、当然、そういった当事者の意見を聞いたりとか、実際に利用していただけることを検証するということを行っておられるのか。それと、市だけでできることではありませんので、このことに関して、改善に関して関係者や関係機関との話し合いというのは持っておられるんでしょうか、お聞きいたします。 ○市長(石田耕太郎君) 県の条例も改正されて新しい基準になってるということであります。これに基づいて、きちっとやはり点検をして、利用実態は十分踏まえながら必要な改善を図っていきたいと思います。  それから、駅以外のところについてどうするのかということでありますが、駅周辺にはいろんな施設が集積をしてるということでもありますし、交通の拠点にもなっておりますので、そういう関係で特に集中的にやろうということで、重点地区として指定をしてやっているわけですが、それ以外のところについても、やはり基本的にはこのバリアフリー法の趣旨を生かして、あるいは福祉のまちづくり条例の趣旨にのっとったものになるように個々の施設について取り組みを進めていく必要があるだろうと思ってます。これは、公共施設だけじゃなくて民間施設も含めて必要な指導をしていきたいと思っております。  それから、いろんな施設をつくるときに、障がい者の団体ですとか高齢者の団体、当事者の意見を聞いていく必要があるんじゃないかということであります。交通バリアフリー法に基づく基本構想をつくるときには、いろんな関係の団体の皆さんに入っていただいて、かかわり合っていただきながら構想をつくっております。総勢で60名の方にワークショップに参加をしていただいて、点検作業、課題の抽出をしていただいたところでありますし、平成26年に開催された障がい者芸術・文化祭とっとり大会のときも、周辺の道路等について、関係の団体、障がい者の団体などに参画をいただいて点検をして、それに基づいて整備をしたりしておりますし、その後の、整備後の状況についても御意見を伺ったりしているところであります。随時、必要に応じてそういった関係者の意見を伺っていきたいと思います。  ちなみに、市の事業ではありませんでしたけれども、社会福祉協議会の倉吉福祉センターをつくったときも、当然、障がい者の、あるいは高齢者の利用が多いわけですので、関係者の御意見も伺いながらつくったという経過がございます。同様に、市の公共施設をつくる場合も、必要に応じてそういった御意見を伺っていきたいと思います。 ○6番(藤井隆弘君) 今、お聞きしました。必要に応じてきちんと進めていただけると。こればっかりは本当に当事者にならないとわからない部分っていうのがあると思うんです。私のうちなどでも90歳になる父親もいますけども、せんだって東京に行ったときに、車椅子を使うというときには、本当にちょっとした段差であるとか、いろんな不自由というのは身をもって感じるわけです。そういった意味でも、ぜひとも本当に利用する側の立場に立って進めていただけたらなと思っています。  そういった意味でいったら、ハード面というのの整備というのはなかなか難しい部分、金かかりますんで。けれども、ハード面以上にソフト面の対応っていうのは充実が必要じゃないかなと思っております。今言いました、東京に行ったときもすぐ声かけをしていただいたりとか、駅員とかそういった関係の方がすぐ対応していただいた、連絡とってということもありました。そういった意味で、3点ほどお聞きしたいなと思っております。  1つはバリアフリー化に関連して、市の職員の研修というのはどのようなことが行われているのか。  2番目、バリアフリーについては子どものころから考えるということは大事だと思うんですけども、小・中学生についてはどのようなことを学習として取り扱っているのか。  3つ目としては、市の職員だけではこれも進みませんので、関係機関、あるいは関係者、市民とも言ってもいいかもしれませんが、そういった方との関係会という形は持たれているのか、3点お聞きいたします。 ○市長(石田耕太郎君) ハードだけじゃなくてソフト面での対応が大事じゃないかということであります。  ある意味、ハード面以上にソフト面での対応、いわゆる心のバリアフリーというか、そういった取り組みが大事なんだろうと思います。なかなかハードについては費用がかかりますので、全部が一度にできるわけでもありません。そういうところをどうカバーするかということになると、やはり配慮によって対応するということが大事なんだろうと思います。  そういう意味で、市役所としても来庁された方への配慮ということで、ハートフル駐車場ですとか、職員の呼び出しボタンを設置して迅速に対応するようにしておりますし、町舎内、玄関の付近に車椅子を設置して来庁される方に利用していただくとともに、介助の御要望があればすぐに対応できるようにしております。そういったことも含めて、やはりこの障がいのある方の人権という面でしっかり取り組んでいくことが必要だろうと思ってます。  先般、開催をいたしました部落解放研究倉吉市集会でも、これは毎年障がい者の人権ということで分科会をつくって、そういうテーマについて意識の共有をしているところであります。また、あわせて、職員についても、職場内の人権研修ですとか、人権学習、町内学習会にも参加をして人権意識を高めるようにしているところであります。特に今年度の職場内の人権研修では、障害者差別解消法の施行にあわせて策定をしております職員対応要領、障がい者の方々に対してどういう対応をしていくのかということを、要領化しております。これについて理解を深めて、障害者の方に対する配慮について学ぶようにしているところであります。これらを習得することで、よりきめ細かな職員の対応につなげていきたいと思っているところであります。今後も継続的にそういう人権問題としての意識改革を図っていきたいと思います。  それから、職員だけでなくて関係機関、関係者、市民との連携ということが必要ではないかということであります。これ、当然、そうだと思います。まちに出かけると、当然、職員が対応できるわけではありませんので、市民の皆さんの御協力をいただくということが必要になります。そういう意味でも、先般の市集会はいろんな関係の方に御参加をいただいたところでありまして、市民の意識改革という面でも意味のある取り組みであったんではないかと思っております。  また、倉吉市障がい者地域自立支援協議会というものを、これは障害者総合支援法に基づいて設置をしております。その中で、障がいに対する理解の普及ですとか障がいのある方への支援体制に関する課題、これらを共有して関係機関との連携を図っていくことにしているところであります。こういったさまざまな取り組みを通じて、障がいのある方や高齢の方などに対する配慮が普及するように努力をしていきたいと思っています。 ○教育長(福井伸一郎君) くらよしアイズ・倉吉自民共同の藤井隆弘議員のバリアフリーについての学校の取り組みの状況について御答弁申し上げたいと思います。  学校の教育課程の中のもの、それから体験的な学習、2つに大体大きく分けることができるかと思っております。
     まず、やはり体験的な学習を通しながらということの中で、例えば小学校では車椅子体験、あるいはアイマスク体験、こういったものに取り組んでいます。それから、調べ学習の中では身近な施設について調べたり、障がい者の方からお話を聞いたりすることがございます。  中学校におきましては、職場体験、これは、高齢者の施設に御協力いただいて職場体験を実施し、そして、その中では車椅子の補助、こういったものをやりながらバリアフリーの大切さを実感できたと思っています。それからまた、サマーボランティアスクール、これは社会福祉協議会の主催で、倉吉市内の福祉施設に協力いただきまして、市の中学生から75名の生徒が参加しております。それから、人権学習の講師派遣事業ということで、車椅子バスケットボールの体験とか、あるいはユニバーサルデザイン出前授業ということで6校がその授業を受けております。  それから、教科とか道徳、総合的な学習の時間の中では、例えば国語であれば小学校の3年生では「もうどう犬の訓練」、こういったものを読み取りながら、内容的に盲導犬の必要性、こういったものについて勉強しております。それから、社会科では私たちの暮らしを支える政治、人権を尊重するまち、こういった観点の中で勉強をしておるところでございます。それから、道徳のところでは、「温かいことば」、あるいは「オトちゃんルール」というような教材を通しながら、助け合っていく、親切にする心、こういったものを勉強しています。それから、総合的な学習の時間では、みんなが暮らしやすいまちにということで、ユニバーサルデザインとか、あるいは倉吉養護学校との交流、こういったものを通しながら学んでいるところでございます。  中学校におきましても、家庭科分野で暮らしやすい地域づくりのための提案をしようという項目の中で、障がいのある人の立場に立って検討していくということを学んでおります。また、道徳では、「バスと赤ちゃん」、あるいは「やさしいうそ」というような題材の中で、障がいのある人に対する配慮、思いやり、こういったものを勉強しているところでございます。  小・中学校問わず、学校教育活動全般を通しまして、相手の立場に立つことの大切さというものを子どもたちに教えている、こういった現状でございます。以上です。 ○6番(藤井隆弘君) 今、お聞きしました。市長もおっしゃいましたけども、心のバリアフリー、国、国民全てがそういったおもてなしの心、特に倉吉ではそういった配慮ができておもてなしができるまちだというようなまちにできればなと思っていますので、子どもからお年寄りまで、みんながそういった形で進められればなと思っております。  続きまして、今度は健康で長生きできるまちづくりということについてお聞きします。せんだって、新聞に介護サービス縮小、厚労省という記事が載っておりました。平成27年度から要支援1、2を対象とした訪問介護と通所介護が段階的に市町村に移行中であります。本市においても、第6期倉吉市高齢者福祉・介護保険事業計画を策定し移行を進めてるところですが、そのさなか、今度は要支援1、2の人への生活援助縮小を検討しているという記事です。先ほど福谷議員がおっしゃいましたけども、ますます、健康寿命を延ばしていかなければならないということにもつながってくるかとは思います。  そこで、2点お聞きします。まず1点は、介護が必要となった原因というのはどういうことが原因となっているのか、御意見を上げていただければと思います。  2番目としては、福祉介護事業の見直し、移行内容について、簡単にポイントを教えてください。また、地域ぐるみの取り組み、地域包括ケアシステムともいいますけども、倉吉市ではどのような取り組みをされているのかお聞きいたします。 ○市長(石田耕太郎君) 健康についてということでありますが、まず、介護が必要となった原因はどうかということであります。厚生労働省が発表しております平成25年度版の国民生活基礎調査、これによると、要介護者が介護が必要となった主な原因、3つ上げますと、脳血管疾患、脳卒中等です。それから認知症、高齢による衰弱となっております。これが上位3つということであります。  それから、2点目として、昨年度から3年間で福祉介護の見直し、移行が行われているけれども、そのポイントはどうかということであります。これは2025年問題とよく言われますが、団塊の世代が後期高齢者、75歳を迎える、その時期を控えて、要介護者等の高齢者の多様な生活のニーズに地域全体で答えていくために、要支援1、2に対する予防給付、これの訪問介護と通所介護について、全国一律の基準に基づくサービスから地域の事情に応じて市町村が効果的かつ効率的に実施することができる、いわゆる新しい総合事業に移行するということになっております。また、予防給付の見直しにあわせて、市町村が中心となって生活支援コーディネーターの配置等を通じて地域の支え合いの体制づくりを推進して、既存の介護サービス事業者にあるサービス提供から、元気な高齢者を初め、住民が担い手として積極的に参加する支援まで、それぞれ地域の実情に応じてサービスの多様化を図っていく、こういったことになっております。サービスの利用に当たっては、これは従来と同様、地域包括支援センター等のケアマネジメントに基づいて具体的なサービスにつないでいくということになっておるところであります。そういう意味では市町村の役割が大きくなってくるということになろうかと思います。  それから、3点目として、地域包括ケアシステムというのはどういう取り組みをしてるのかということでありますけれども、先ほどお示しいただいた第6期の高齢者福祉・介護保険事業計画、この中で、この2025年度問題に向けて、介護、医療、予防のサービスとその前提としての住まい、生活支援、福祉サービスが相互に連携する地域包括ケアシステム、これを構築して、在宅の生活、在宅でできるだけ過ごせるようにという、そういう環境を整えていこうということを目指しているところであります。具体的には、地域包括支援センターの機能強化、これは個別の地域ケア会議を開催して、個々のサポート体制というのを関係機関、行政とか医療とか介護とか、地域の代表者などの関係機関が連携してサポートしていこうと、そういう仕組みづくりであります。  それから、地域のネットワークづくりということで、地域包括支援センターと一緒になって自治公民館長さん、民生児童委員さん、いきいきサロンなどのサロンの代表者、そういった方々のネットワーク、顔の見える関係づくりをつくっていこうということ、それから、特にここが課題になるんでしょうけども、在宅の医療と介護の連携、これを進めていく、これについては、昨年度から中部医師会、中部地区の1市4町、それから県中部の福祉保健局で在宅医療介護連携推進事業というものの準備会を立ち上げて、現在、協議を進めているところであります。やはり、医療の介在というのが非常に大事になってくるのではないかと思っております。  また、認知症の見守り体制をきちっとつくっていくということも非常に大事なポイントになってくるんじゃないかと思ってます。これは自治連のほうとも一緒になってそういった体制づくりを、今、進めているところであります。さらに、適切な介護保険サービスの利用ということも非常に大事なことに、ポイントになってくるだろうと思います。こういうように、地域包括ケアシステムというのは、介護と医療と予防、これのサービスと、その前提としての住まい、生活支援、福祉サービス、これが相互に連携をしながら適切なケアにつなげていく、サービスにつなげていくということがその目標になるだろうと。できるだけ在宅で、地域の中で長く生活ができる体制をつくっていくというのが地域包括ケアシステムの目指すところだと思います。当然、福祉部門だけじゃなくて全庁的な対応が必要になってくると思ってるところであります。以上です。 ○6番(藤井隆弘君) 今、答弁いただきました。  地域ぐるみで地域包括、確かに5つセンターもありますけど、本当によくやっておられると思うんです。取り組みを進めてもらえればなと思ってます。  実は、5月、教育福祉常任委員会で石川県七尾市に行きました。先ほど、厚労省のデータ、示されましたけど、こちらの七尾市は、いわゆる主治医の診断に基づいてどういうことで介護になるかということを、結果的には確かに認知症であったり脳血管障がい、あるいは整形外科的な部分、同じなんですけども、やっぱりそれをきちんとデータをとりながら、どうやって対策をとるかということでは、やっぱりきちんとできてたなと思いました。  そして、七尾市では、当然、認知症対策とともに、一つ、倉吉でもやっておられるのは知っておりますけども、医療と生活習慣なんか、全て絡んでくるので、筋力をつけて体の衰えを防いでいくということが大事だということで、体操ということに力を入れてました。貯筋体操、こういったいろんな腰痛とか何かに対応したような、そういったもの、あるいは、こちらのほうはこもりさんの身体ほぐしタイム、こもりさんという、いわゆる閉じこもりがちな方でも、これ、ニコニコちゃんねる、ケーブルテレビななおでやってるようなこともやってましたけど、どうしても、いわゆる、一般、第一次予防の、公民館等に行って一緒にやれるという方はいいんだけども、そうじゃない二次予防的な方というのは、予防事業という方は1人になりがちということもあるので、そういった家庭でもできるようなことをするということでやっておられました。  そこで、倉吉でもそういった介護予防というか、そうならないための事前のいろんな取り組みをされてるとは思いますけれども、具体的にどのような取り組みをされているのかということを、ちょっと例として教えていただければと思います。 ○市長(石田耕太郎君) 要介護にならないようにという意味で、やはり介護予防事業というのは大事なことだと思いますし、閉じこもり防止というか、そういうひきこもり対策という面でも大事なことになるんではないかなと思っています。できるだけ外出の機会をふやして、高齢者同士で交流をしていく中で要介護になることを防止しようということで、倉吉で実施しておるものとしては、なごもう会ですとかはつらつ教室、ホッといきいき教室、こういったものも開催しておりますし、体力、筋力の増進を目的とした通所型のトレーニングとして元気あっぷ教室、こういうものも開催をしております。  それから、介護予防の啓発ということで、地域包括支援センターが自治公民館のほうに出向いて介護予防教室を実施しております。  また、ボランティア活動を通じて生きがいを持っていただこうということで、介護支援ボランティア事業なども実施をしているところであります。ぜひこういったものに参加をいただいて、少しでも元気な期間を長く延ばしていただくようにお願いをしたいと思っています。 ○6番(藤井隆弘君) お答えいただきましたが、本当、七尾市の取り組みを見ながら、倉吉はどうなんだろうと思って改めて見てみると、大概のことはきちっとできていますし、いや、それ以上の取り組みもしておられるんだなと思って安心したわけです。介護ボランティアなんかも、七尾市でもやっていましたが、ポイント制ね。聞き取りの中で聞いてみたら、倉吉でもそれはやってますよということで、ああなるほど、やっておられるんだと思いながら、いつも思うのは、倉吉はいろんなことをきちんとやってるんだけども、そこのPRがやっぱり下手なんだと。こういった場も、これも一つのPRなんですけど、ホームページなんか見てもすぐわかる、あるいはいろんな場でこういうことをやってますよ、やっぱり選択肢の中で利用するかせんかは利用者なんですけども、そういった情報をきちんと伝えるという部分ではまだまだ改善の余地があるんではないかなと思って、この辺のところをお願いしたいなと思って、また後でこの辺についてはありましたらお願いしたいなと思っています。まず、ここでちょっと答弁お願いできたらと思います。 ○市長(石田耕太郎君) 体操などでも、くらよし元気体操のような取り組みもしておりますし、ただ、それが十分知られてないというか、PRの下手な面もまだ残ってるのかなとも思います。市報など、いろいろな周知の方法はありますので、これからもPR、周知については努力をしていきたいと思います。 ○6番(藤井隆弘君) よろしくお願いいたします。  じゃあ次に、安心して子育てできるまちづくりということについてです。学校、公立保育所の再編に絞って質問してまいります。  初めに、小学校についてです。6月7日、第1回の学校教育審議会がありました。そのときに、教育長は、学校の適正配置については大体7割から8割、統合せざるを得ないという理解をしていただけるようになったが、各論になってくるとなかなか難しいものがある。今後もしっかりと議論していきたいと挨拶されていました。また、昨日もありましたが、本年度に入りましてから、幼稚園、保育園、そして小学校、中学校の保護者アンケートをしておられます。そして、地区説明会について、そちらへの出席者へのアンケートもされています。このようなことを踏まえて、初めに3点お聞きします。  1問目は、これ、簡単でいいですから、ここに至るまでの経過。  2番目は、保護者、あるいは説明会、参加者へのアンケート結果をどのように分析、評価されているのか。  3つ目としては、統合予定の小学校適正配置協議会の立ち上げが、8月ということがたしか書いてあったと思うんですがどうなっているのか、この3点について初め、お聞きいたします。 ○教育長(福井伸一郎君) よりよい教育環境ということで、小学校の再編についての質問でございました。  小学校再編については、簡単にでございますが、平成25年3月に倉吉市小・中学校の適正配置の具体案の草案を発表しました。そして、説明会等を重ね、PTA連合会との協議も進め、平成27年2月には関金小学校・山守小学校統合準備委員会の設置、9月には関金、山守小学校の統合のための倉吉市小学校及び中学校設置条例の一部改正を行いました。そして、秋にかけまして中学校区で説明会を開催し、平成28年に入ってからは地区ごとに説明会を重ね、3月に倉吉市立小学校適正配置推進計画を策定をいたしました。4月に関金小学校の開校式を行いました。そして、5月から7月にかけて、適正配置の推進計画を13校区で説明をしました。出席者は484名ということでございました。5月27日、倉吉市総合教育会議で市長と推進計画を協議をいたしました。6月には幼稚園、保育園、小学校、中学校に保護者アンケート、回答は2,499名ございました。8月9日に倉吉市民シンポジウム、参加者は73名ということでございました。  2点目でございます。アンケート結果をどう分析、評価してるかということでございます。  これにつきましては、4,781件の中で2,499件ということで、52.3%の回収率がございました。これで大体保護者の意見はつかめたんではないかなと思っています。賛成については72%強ありました。スケジュールについては、前倒しも含めて50%以上がそのとおりしていくべきだ、しかし、納得いくまで話していくべきだというのが33%、そして、適正配置の協議会の発足は、これは早急、9月、11月を含めて50%を超えてる数字になっているところでございます。こうした中から、推進計画についても進めていかなければいけないなと思っています。  しかし、先ほどありましたように、例えば成徳、上小鴨、灘手、高城の地区におきましては、賛成と反対の数が大体4割、あるいは3割と5割という形の中で、非常に拮抗しております。こういったところは非常に丁寧に説明をしていかなければいけないと思いますし、こうしたところであればこそ、協議会のテーブルに着いていただいて、子どもたちのよりよい教育環境についてしっかりと議論をしていく必要がある、課題を明確化して、そしてしっかりまた地元と協議しながらやっていく必要があるんだろうと思っています。この協議に出る場、これをしっかりとつくっていかなければいけないと思っています。  それから、この後の考え方でございますが、協議会につきましては8月というふうに予定はしておりましたけども、やはりこういった状況の中であります。それから、また、協議会を立ち上げることにつきましても、もう少し地区内での協議をさせてくれということが、やはり声で来ております。  私どもとしましては、8月の定例教育委員会でこの要綱案について協議をしました。9月の定例教育委員会で協議会の要綱を定めて、それを受けて各地区に委員の推薦をお願いしたいなと思っています。そうしたところですが、ただ、地域によってはもう少しちょっと時間を調整させてくれということがあるかと思います。これは地域との協議をさせてもらいながら進めていきたいなと思っています。しかし、アンケートの結果でもありましたように、何とか年内には立ち上げていきたいなというつもりでおります。ただ、これは地域との話し合いのところも大事にしていきたいと思ってますので、えいやっというわけにはならないと思っております。  課題は課題としてそのまま残っているわけですので、こういったところをしっかりと地域の皆様とも、じゃあどうするのかということは協議していかなければいけないんじゃないかなと思っていきたいと思います。以上です。 ○6番(藤井隆弘君) 今、説明を聞きながら、協議会についてはおくれてるけども、その理由があって、丁寧にということを理解いたしました。  それで、きょう、資料を用意しておりますけども、裏表になっておりますが、学校再編に関するアンケート2016というほうですが、これ、左のほうは先ほど教育長が答弁されてました保護者アンケート、上のほうは全体で2,499人、52.3%ですか、回答あった部分です。出席、シンポジウムとか説明会に出席したというのは全体では17.0%で、ここ、反対だけ取り上げてますけども、全体で反対と答えられた方は14.3%、納得まで延期っていうのが33.3%という見方でございます。  それと、右のほうについては、これは地区説明会のときの資料です。全体で363名ですからそんな多くはないわけですけども、反対としては41.6%、納得いくまで延期は39.7%あったという見方でございます。全体としては確かに賛成が72.9%でございますが、先ほど言われました地区によってかなり開きがあると。そういった説明会に対しては、100人に1人も行ったことがないという保護者と学校も、実際、残念ながらありました。そういった学校とそうじゃない学校というのはかなり違うと思いますし、地区の説明会でも、私も7カ所でしたか、行かせてもらいましたが、特に110名が回答されて、もっと参加者多かったと思うんですが、上小鴨地区などでは、これはちょっとしんどいなと、もっともっと理解していただくような段取りが必要じゃないかなと思って、ちょうど、議会の最終日だったと思いますけども、行かせていただき、話を聞いておりました。  それで、個別にこうやって見ていきますと、参加した保護者が多いのは灘手の83.3%、上小鴨82.0%、北谷が54.5%、高城が53.8%という状況です。  再編に反対というのは、全体では14.3%ですけれども、先ほど言いました上小鴨は反対が58.0%、それと、成徳43.4%、高城が42.3%、灘手が37.5%となっております。地区のほうも同じように見ていただくと、上小鴨の再編反対が85.5%、黄色いところが結構、数字としては高いところです。  ただ、左のほうに黄色と緑でつけておりますが、いわゆる再編が直接かかわってくる、学校の中でも結構温度差というか、賛成、反対も含めて結構違いがあります。  そういったことを考えたときに、この数字を、先ほど教育長が言われたんですが、改めてこれをごらんになってどう分析されるのかなということをお伺いしたいのと、それと、これまでいろんなことで再編についてメリット、デメリットは出尽くしたと思ってます。最終的には純粋に子どもにとってどうなのか、よりよい教育環境の問題であるという認識では一致できるんじゃないかと思います。  そこで、学校というのは当然ながら集団生活を通して学びの力を身につけるところだと、さまざまな力だと思いますけども、もう1枚、裏面のほうには、そういったことを考えるに当たっての資料です。いただいた資料をもとにつくりましたが、これは配付資料、学力、不登校、問題行動とか学校の児童数や学級数、職員配当についての一覧でございます。学校規模と資料にある子どもたちの実態や職員配当というものを考えて、教育長はこれをどう分析されるのかということを先にお伺いできたらと思います。 ○教育長(福井伸一郎君) 2点ございました。  まず、1点目は、地区ごとに保護者の参加率とかそういったものもありますけれども、状況をしっかりと理解していただきながら、そして、しっかりと考えていただいている地区と、やはり参加が足らないなというところはあります。それについては、PTAにも会議を開いていただきますれば私たちは出かけていきますのでということは伝えておりますので、もう少し保護者に迫っていかなければいけないなという思いでおります。困難なところといいますか、反対の意思の強いところというのはやっぱりありますので、それ自体はやっぱり情報をきちっと説明をしながら、こういう考え方もあります、こういう考え方ありますよ、それから、全体の動きはそうですよと。ただ、今、まだ私どもの言いましたのは、例えば60人という一つの数字は、いわゆる複式学級になるかならないかという大きな線です。そこを超えたところというのは、やっぱり危機感を持っていらっしゃると思います。ただ、今現在、100人とか90人のところは、まだいいじゃないかという安心感は持っていらっしゃる。まだ今でも十分じゃないか、そんな慌てなくてもいいんじゃないかという感触はやっぱり見られます。しかし、やがてこうなりますよということは、もう少し説明しなければいけないのかなと思っておるところでございます。  2点目でございます。非常に議員としてわかりやすい仕分けをしていただいております。ただ、答弁の中でも申し上げておりますように、なかなか、単年度だけの数字というのは出せますけれども、じゃあトータルとしてずっとそれが長いところで物が言えるのかということがなかなか言えないというところでいっております。これは一つの数字としてあると思いますし、言ってみれば、小規模のところは確かに目の行き届きやすいところはあるんだけども、しかし、大規模のほうも、学力的に見れば、子どもたちに対する時間の割合からすればはるかに小規模のほうがよいわけですので、そういった点からすると、大規模のほうであってもそんなに勉強の力という、そういったものについては差はないよということが言えるのかもしれないなと思ったりしました。  それから、問題行動、不登校の率でございますけれども、これについてはそう簡単にはなかなかすぱっと私も、この状況とかそういったものもわかってますし、あるいはその子が件数として何回もしてますので、このあたりのところは、じゃあ、だからこうですよということはなかなか言えないなと思いますが、それ以上になかなか難しいところがあるなと思います。  ただ、校長先生方のお話、あるいは私たちの経験の中でもあるんですけれども、小さい人数の子というのは非常にバランスよく目が行き届いていいんですけども、一旦人間関係が壊れると、この修復になかなか時間がかかるというのは、こういったところのデータにも反映してくるのかなという気持ちもあります。  それから、児童数、学級数、職員の配当数、それから市の職員の配当数、こういったものを出していただいています。職員の配当数、これを児童数で割れば1人当たりの職員が何名児童を担当してるかとなってくると、大きな規模の学校とそうじゃない学校と随分と差があります。やはりこれは一つの行政上の課題であると私は思っています。このあたりのところを、じゃあ押しなべてこうというわけにはなりませんけれども、しかし、このあたりのところもやっぱり市民と皆様にも考えていただきたいということで、計画の中の資料の中には幾分か出させてもらっているところでございます。これについてもやはり考えていかなければいけないんじゃないかなとは思っています。以上です。 ○6番(藤井隆弘君) 今、教育長から説明をいただきました。  多分にそうだなと思っております。数字だけ見ると、不登校の出現率などは、どちらかというと単学級、人数の少ないほうが高いんですね。問題行動についても同じです。あららと思いますけども、これは単純に数字だけでは見えない。実際の学校の実情、中身、わかりませんのでということがあります。  それと、学力問題についても、結果的にはそんな大差はないなという結論ですね、これは。ただ、先ほど、数字だけではわかりませんが、細かく見てみると職員配当とも関係するんですが、これは別の問題かもしれません。別のときに伺わないとだめかもしれませんが、それだけの職員を配置しているならば、それだけの成果を出して、例えば少人数指導などであれば、毎年、県のほうは成果はどうなっているかということを、金をつけるわけですから。市の配当をしています、33人学級、30人学級、200万円も出して払っている、これは県の取り組みの一環ですから全県的にそうだとは思いますが、倉吉の場合なんかは、先ほど60名という数字を出されて、複式学級ということがありました。市内でもそれこそ500万円をお出しして、複式解消のために拠出してるという学校もあるわけです。そういった中で、どのような形が市の全体で捉えたときに一番ふさわしいのか、あるいは個別が大事なのか、そういったことはこれから真剣に考えていかなければなりませんし、先ほど言われたように、これは再編に限らずいろんな場で協議をしていただく大きな課題だと私は思っております。  それで、私の私見といいますか、そういったことを、今まで言ったことを考えてみますと、こう考えてます。  まず1つは、児童数の現在、あるいは将来推計はもう出てますので、それを見たときに、これは、再編は、一つは必要な場面もあるのかなと思っております。特に極端に数が少なくなるというのは、これは学校長のアンケートなどもされていたと思いますが、私の経験上も、やっぱり研修であるとか、校務分掌の関係では、余りにも少なくなるというのはちょっとしんどい面があるんじゃないかなとは、学校長のアンケートでも出てましたが、そういう気はしております。  2番目としては、そうはいっても再編のタイミングというのはやはり大事だなと思っております。えいやで、それこそ度胸でもってやれる問題ではありませんので、そういった中では、やっぱりタイミングとか地区の状況というのを無視して進むのは、やはり問題があるんじゃないかなとは思っております。特に、保護者、地域とも4割以上の反対がある、納得いくまで延期だと答えられているのはそれなりの理由があるんじゃないかなと思っております。それは再編そのものへの課題なのか、いや、進め方が問題なのか、はたまた内容なのか、組み合わせなのか、そういったことを一回出されてきちんと話をされるということを、本音を吸い上げるということも大事じゃないのかなと思っています。  3つ目としては、1学級20人以上、1学校、児童数100人以上という数字がありますが、先ほど、若干、柔軟にという部分もお聞きしたんですけども、やはりこれは、先ほども言いましたが、現在、複式学級、あるいはそうなりそうなところからすぐやるんではないでしょうけども、意見を聞きながら、やっぱり危機感があるというのは、そこが問題だと思います。そして、推進計画をよく見てみましたら、いろんな書き方があるんでしょうけども、学校規模に関する基準にも、小学校は最低1学年1クラス以上を構成できる小学校とし複式学級の解消を図ると、これが一番大事じゃないかなと思いますし、いろんな議員がいろんなところに行って視察をしていますが、やはりここがベースでいくというのが一番取りかかりやすいんじゃないかなと思っております。  それと、4番目としては、地区と保護者の再編に対しての、よくよく見るっていうと、トーンが違うところがあるんです。そういうところはやっぱり地区内でもっともっと話をしていただく、保護者と地区の方との意思の疎通がちょっと違うんじゃないかというところもありますので、そういったところは慎重に話をしていただく。これは協議会に限らず、今、いろんな課題、地区での話を、教育を考える会とかありますね。どういった形がいいのかわかりませんけれども、子どもたちの育ちであるとか、あるいは地域づくりということは避けて通れない問題ですから、いろんな立場の中で本当に市民の話し合い、盛り上がった形の中での話し合いをどんどん進めていただく中で、学校再編というものが私は見えてくるんじゃないかなと思います。どうでしょうか。 ○教育長(福井伸一郎君) 今、4点ほど、御助言をいただきました。  確かに児童数の推移、こういったものから見ると再編は必要なんではないかということ、まさにそうだと思っています。  それから、じゃあどういうタイミングでいくのかということについて、やはりこの再編問題についても、平成24年度に表に出してましたから、5年目に入りました。やはりこういったところで、一つの方向性という形で推進計画を出させていただきました。これは一つの大きなタイミングであろうと思ってます。ただ、それを、じゃあ住民に同一のときにぴちゃっとやるのか、それはその地域ごとにやっていくのかということは、これはある程度の段階差があってもやむを得んではないかという捉え方を私たちはしております。地域の状況とかそういったものを見ながらやっていく必要があるんだろうと思っています。  3点目でございますが、最低20人以上で120人という一つの目安を私たちはつくらせていただきました。これにつきましては、文科省も手引の中でも言っていますけれども、その地方自治体によってそれは変えていくべきだと。しっかりと議論して自分たちの議論の中で考えてほしいということがあったと思います。これは私たちもそういう手順をふんできておりますけども、ただ、そこについてはまだ御意見のある方もございますので、これについては説明を申し上げたいと思います。  先ほど議員さんのほうが御紹介ありましたけども、例えば小規模校のデメリットとして、やはり校長先生方の声の中では、1人の教職員の中で校務分掌を非常に集中してしまって、学校運営上、非常に困る。それから、あるいは出張等もあったときに、本当にその補欠とかそういったものを、ある程度の人数がないと困るということは、やっぱり切実感として出ておりました。それだからやると、再編をするというのはちょっと論外、ちょっと違いますけれども、やはり運営上、そういった声もあるということでございます。  それから、複式学級の解消ということについては、やはり、私たちもこれでいいのかということはずっと思ってきておりましたので、これはせっかくの教育予算ですが、どのように有効に使っていくのか、効果的に使っていくのかということは、やっぱり議論をしていかなければいけないんじゃないかと思っています。  それから、地域の中での議論をやっぱりやっていく。地区の中ではやっとその地域と保護者とが、今まで言いにくかったけども意見を出せたという、そういう地域もあります。しかし、まだまだそれがきちっとできていないところもやっぱりあるということでございますので、この地区協議会は地域の代表、それから保護者の代表も交えてしっかりと議論をして、そして課題を整理していく、そしてまた、それを地元のほうにも戻していくという作業をしていきますので、そこから統合準備委員会というものをじゃあどうするのかということになると思います。まず議論をしっかりと、こうですよという議論をしていく場をやっぱりこしらえていかなければいけないなと思っています。これについては、アンケートの中にもありましたように、やはりその協議会の場は必要なんだということは多くの人が言っておられますから、反対の方も言っておられましたから、そういったところはしっかりと考えていかなければいけないと思ってます。  それから、説明会等に参加しない理由、これもちょっと聞きました。反対だからという方が大体2%ぐらいありました。しかし、賛成だからっていうのは大体15%ぐらいありました。だから、もう進めなさいというところも一つ、また、ちょっと注目しとかなければいけないかなということがございました。  そういったことも含めながら、数字をどう読むかというのはまた見方がありますから、どう使うかということは慎重にしなければいけませんけども、そうしたところの中で、そういう声もやっぱりあるんだということを踏まえながら、やっぱり協議会でしっかりと議論していくべきだと私は思っています。以上です。 ○6番(藤井隆弘君) 今、学校再編についてお聞きしました。  保育所については今回できませんでしたけども、いずれにしても、市の大きな課題であるかとは思っております。  今のやりとりをお聞きになって、市長、もし何かコメントがあればお願いいたします。 ○市長(石田耕太郎君) それぞれ、保護者の皆さんにしても地域の皆さんにしても、学校、あるいは保育所も含めて、思いの強いところだと思います。特に説明会などに出席していただいている方は、そういう面での意識の高い方だろうと思います。  なかなか地域の合意を全て得るというのは至難のわざだと思いますけれども、やはり子どもを取り巻く環境ということを考えると、この問題は避けて通れない。どういう枠組みでどういう形に持っていくかというのもいろいろ意見があるんだろうと思いますけれども、地域の合意をいただく努力をしながら進めていきたいと思ってるところであります。 ○6番(藤井隆弘君) 終わります。 ○議長(高田周儀君) 以上で本日の市政に対する一般質問を終了することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、本日の日程はこれをもって終了いたしました。  あすも午前10時から会議を開き、市政に対する一般質問を行うこととして、本日はこれをもって散会いたします。                 午後3時05分 散会...