倉吉市議会 > 2016-06-30 >
平成28年第4回定例会(第6号 6月30日)

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  1. 倉吉市議会 2016-06-30
    平成28年第4回定例会(第6号 6月30日)


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    最終取得日: 2022-12-10
    平成28年第4回定例会(第6号 6月30日)                倉吉市議会会議録(第6号) 平成28年6月30日(木曜日)    第1 委員長報告並びに同報告に対する質疑    1 建設企画常任委員会委員長    2 教育福祉常任委員会委員長    3 総務経済常任委員会委員長  第2 付議議案の討論・採決  第3 追加議案の審議 〇会議に付した事件  ◎日程第1から日程第3まで  ◎日程第4 議案第75号 財産の無償譲渡について                 午前10時00分 開議 ○議長(高田周儀君) これより本日の会議を開きます。  本日届け出のあった事故者は、議員及び当局ともありません。
     以上、報告をいたします。 ○議長(高田周儀君) 本日の議事日程は、お手元にお配りしております日程書のとおり行います。  日程第1 委員長報告並びに同報告に対する質疑 ○議長(高田周儀君) 日程第1、委員長報告並びに同報告に対する質疑を行います。  まず、建設企画常任委員会委員長の報告を求めます。  9番由田隆議員。 ○9番(由田 隆君)(登壇) 建設企画常任委員会委員長報告をいたします。  去る6月20日の本会議において当委員会に付託されました議案を審査するため、6月22日に委員会を開催し、担当職員の出席を求め、説明を聞き、慎重に審査をいたしましたので、その結果について御報告申し上げます。  まず、議案第67号 平成28年度倉吉市一般会計補正予算(第1号)のうち、当委員会の所管する部分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に、議案第74号 権利の放棄についてにつきましては、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  以上、建設企画常任委員会委員長報告といたします。 ○議長(高田周儀君) 次に、教育福祉常任委員会委員長の報告を求めます。  6番藤井隆弘議員。 ○6番(藤井隆弘君)(登壇) 教育福祉常任委員会委員長報告をいたします。  去る6月20日の本会議において当委員会に付託されました議案を審議するため、同月23日に委員会を開催し、担当職員の出席を求め、説明を聞き、慎重に審査いたしましたので、その結果について御報告いたします。  まず、議案第67号 平成28年度倉吉市一般会計補正予算(第1号)のうち、当委員会の所管する部分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第68号 平成28年度倉吉市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第71号 倉吉市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第72号 倉吉市指定地域密着型サービスの事業及び指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について、以上2件の条例案件については、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第73号 明倫小学校管理教室棟耐震補強建築主体)工事の工事請負契約の締結については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  続いて、陳情の取り扱いについて御報告いたします。  まず、陳情第11号 図書館に寄付された「琉球新報」に関する陳情については、賛成少数により不採択すべきものといたしました。  なお、本件につきましては、委員会として意見を付しておりますので、この際、申し上げます。  本陳情の審査に当たり、陳情の要旨、理由に賛同できない部分があり、委員会において賛成少数により不採択と決定しましたが、陳情の項目である八重山日報倉吉市立図書館に置くことについては、情報提供の一手段として差し支えないものと考えます。  次に、陳情第12号 保育士の処遇改善並びに職員配置基準の引き上げの緊急対応財源確保を求める意見書提出については、賛成多数により採択すべきものと決定いたしました。  続いて、閉会中の継続審査としておりました陳情第9号 倉吉市小学校再編具体案(草案)に示された高城小学校の統合に反対する陳情については、賛成多数により趣旨採択すべきものと決定いたしました。  以上、簡単ではありますが、教育福祉常任委員会委員長報告といたします。 ○議長(高田周儀君) 次に、総務経済常任委員会委員長の報告を求めます。  12番福谷直美議員。 ○12番(福谷直美君)(登壇) それでは、総務経済常任委員会委員長報告をいたします。  去る6月20日の本会議において当委員会に付託されました議案を審査するため、同月27日に委員会を開催し、担当職員の出席を求め、説明を聞き、慎重に審査をいたしましたので、その結果について御報告をいたします。  まず、議案第66号 倉吉市税条例及び倉吉市税条例等の一部を改正する条例の一部改正の専決処分については、原案のとおり承認すべきものと決定をいたしました。  次に、議案第67号 平成28年度倉吉市一般会計補正予算(第1号)のうち、当委員会の所管する部分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に、議案第69号 特別職の職員の給与等に関する条例の一部改正について、議案第70号 倉吉市現業職員の給与の種類及び基準に関する条例及び倉吉市公営企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について、以上2件の条例案件については、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に、議案第75号 財産の無償譲渡については、全員賛成により閉会中の継続審査すべきものと決定をいたしました。  続いて、陳情の取り扱いについて御報告をいたします。  まず、陳情第13号 地方財政の充実・強化を求める意見書提出については、全員賛成により趣旨採択すべきものと決定をいたしました。  次に、陳情第14号 「沖縄の米軍普天間飛行場代替施設建設早期実現沖縄米軍基地整理縮小及び負担軽減を求める意見書」の撤回を求める陳情については、賛成少数により不採択すべきものと決定をいたしました。  次に、陳情第15号 倉吉市議会だより発行については、委員長裁決により採択すべきものと決定をいたしました。  以上、簡単でありますが、総務経済常任委員会委員長報告といたします。 ○議長(高田周儀君) 続いて、ただいまの委員長の報告に対する質疑を求めます。  まず、建設企画常任委員会委員長の報告に対する質疑を求めます。  質疑を終結することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  次に、教育福祉常任委員会委員長の報告に対する質疑を求めます。  9番由田隆議員。 ○9番(由田 隆君) 教育福祉常任委員会委員長にお尋ねをいたします。  先ほど委員長報告で、継続審査の陳情第9号 倉吉市小学校再編具体案(草案)に示された高城小学校の統合に反対する陳情についてでありますが、委員長報告では、賛成多数により趣旨採択という報告があったところでありますが、委員会では賛成か反対かというところで、これは趣旨採択という動議が出て、このようになったと理解をいたしたいと思いますが、その趣旨採択を出された動議の中で、動議の理由についてはどのような意見があったのか、お尋ねをいたしますし、あわせて、この陳情の取り扱いに関する委員の意見、例えば賛成、反対、どのような意見があったのかをお知らせいただければと思います。 ○6番(藤井隆弘君) 由田議員から質問がございました。  3月議会からの継続ということで、学校再編についても、今、説明会等も始まってるところでございます。それで、いろいろな状況の中で、経過もしてることですから、その間の経過も踏まえながら、まずは、各委員の意見をお聞きしました。その中では、1つには、陳情そのものは内容的になかなか無理があるんではないかということですけど、教育委員会として進めてるんだけども、陳情そのものがちょっと理解できない、採択できないという意見もありました。それとか、趣旨採択が適当じゃないか。でもこれは動議という形になるわけですけれども、不採択とか、保護者の気持ちを第一に考えていくというようなことを考えていくと、採択、不採択は何となくそぐわないと。これはやっぱり趣旨採択がいいんじゃないかという意見もございました。  それと、これも後で動議という形、扱いにはなるわけですけども、やはりまだ地元の中でもいろんな具体的な動きがある中だから、本当はこれは継続がいいんじゃないかっていう意見もございました。それと、結論的には、教育委員会が進めてるような形で進めていただきたいという意見もありました。  それと、今の段階では、いろんな地域の動向とかがあるので、基本的には統合そのものについては個人的には難しいと。けれども、今の段階では、このいろんな状況を考えた中では、趣旨採択が妥当ではないかという形の中で、動議が一つは趣旨、あるいは継続ということがありまして、その中でお諮りして、賛成多数で趣旨採択という形に至りました。 ○9番(由田 隆君) 大体わかりました。  私のグループからも教育福祉常任委員会で議論をし、その中身については、その方の意見はよく承知しているわけでして、例えば、3月に継続したものでありますから、結論を出さなければならないとする意見もある中で、今の委員長の報告でいえば、今、各校区でこの問題を協議会として議論している中で、継続という意見もあったにもかかわらず、あえて趣旨採択、不採択でないという前提での、採択ではないけれども、趣旨採択という、この委員会の皆さんの気持ちは賛成多数でこれに決定したわけでありますが、まず、これは少なくても本議場で確認したいことは、不採択ではない、趣旨で採択したということを私は重く受けとめたいと考えているところでありまして、今の委員長の報告で大体わかりましたので、私の質問はここまでといたします。 ○議長(高田周儀君) 3番佐藤議員。 ○3番(佐藤博英君) 3番。私、質疑でもやったんですが、議案第68号 国保の特別会計、これどういう議論があったのか。  それから、議案第71号 家庭的保育事業です。この辺、これも私、質疑でやった覚えがあるんですけれども、その辺はどう議論されたか、まず伺います。 ○6番(藤井隆弘君) 今、確かに質疑で、佐藤議員から質疑があることは認識しております。  その中で、まず、議案第71号から具体的にありましたので、委員から問い合わせがあったのは、一つは、文面そのものがわかりづらいということがあって、改正前後でどう違うのかっていうことについての質問はありました。これについては、避難経路、あるいは階段室に行く前の付室っていうようなことのやりとりはありましたが、詰めた内容ということは正直なかったと思っています。  それと、議案第68号について、議案そのものに対する質疑というものは正直ございませんでしたが、この国保の関係については、事務方が資料をきちんと整えていただいて説明をしていただいて、それに対する質疑という場面ではなかったわけですが、国保会計そのものの考え方です。納付金のことであるとか、システム改修に伴ってのことであるとか、徴収の方法です。均等割であるとか平等割、あるいは所得割、資産割等についての考え方等々のさまざまな意見のやりとりはしましたが、質疑そのものとしてはなかったと。あとのというか、説明を求めた中でのやりとりはかなり話がありましたことは報告しておきます。 ○議長(高田周儀君) 8番伊藤議員。 ○8番(伊藤正三君) 陳情第11号 図書館に寄付された「琉球新報」に関する陳情、不採択でということでした。しかし、補足されました。この八重山日報図書館に置くことはよろしいというお答えだったように思うんですが、もうちょっと内容を詳しくお聞かせください。どういう議論があったのか。 ○6番(藤井隆弘君) 今、伊藤議員から質問がございました。結果的には採択そのものについては確かに不採択ということで、どんなやりとりがあったかということでございます。  八重山日報についてのどういったものであるかという、もちろんそういった現物っていいますか、それも用意してもらいながらの話だったんですけれども、まず一つには、委員からは、どのような形で寄附されたものに対する扱いをしてるのかというようなこともあり、これについては、例えば10万円分ぐらいの本とか金額の多いものについては、規則に基づいて決裁してる。ただ、個々の小さなもの、今回のようなものもそうなんですけれども、そういったものについては図書館長の決裁で行っておるというようなやりとりがありました。それと、この陳情者の方は、鳥取をよくする会の代表ということなんですが、その会についてどういう会かという質問もありましたが、この会の中身はよくわからないということでした。それ以上については、そのことについてはもうちょっと調べていただければというようなやりとりもあったと思っています。  それと、この八重山日報という、沖縄には多数、いろんな新聞があると認識しておりますけど、琉球新報は現在も置かれております。鳥取にも地方紙があるわけですけれども、沖縄ですから、たくさんいろんな地方紙がある中で、この八重山日報について、委員からは特色があると。ある程度保守的な新聞になると思うけども、図書館で置かれること自体は問題はないではないかと。要はどういう新聞、図書館長も見られて、中身自体は特に問題はないとは思うというようなやりとりが多かったんではないかと思いますけれども、委員会の中では、附帯意見でつけたように、陳情の最後の項目、沖縄の八重山日報図書館に置いてくださいというそこの部分については、問題はないけども、それ以前の、至る文面等についてちょっと疑義が生じたと、思いがあるというようなやりとりがありましたので、そこの部分で、結論からいくと、ちょっとわかりづらい部分、結論になったわけですけれども、陳情への採択、不採択については不採択であるが、通常考えられるような陳情ではなくて、置いていただける分には、その資料提供という部分ではよいのではないかという附帯意見をつけさせていただいたという経過でございます。 ○議長(高田周儀君) ほかに質疑ありますか。  質疑を終結することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  次に、総務経済常任委員会委員長の報告に対する質疑を求めます。  7番鳥飼議員。 ○7番(鳥飼幹男君) 7番。それでは、総務経済常任委員会福谷委員長に何点か御質問をさせていただきたいと思います。  まず、議案第75号 財産の無償譲渡について、この審議の経過なりを質問してみたいと思いますが、今、委員長報告では、閉会中の継続審査として、全員一致継続審査になったという、そういう御報告をいただきました。非常に市民の注目する今回の無償譲渡の議案でございます。きょうの日本海新聞にも書かれておりますが、仮契約書の中には、財産の所有権は7月1日に移転すると記されており、継続審査となれば、議案は事実上、廃案となる。このように書かれておりますし、私もそういう認識でおりましたが、今、閉会中の継続審査とおっしゃいました。これは一体どういうことなのか。また、どのような委員の皆さんの意見なり、継続審査になった理由についてお伺いをいたしたいと思います。  そして、全員一致ということですから、委員長もこの継続審査ということの判断であるのかどうなのか。このあたりもあわせてお聞きをしたいと思います。 ○12番(福谷直美君) 鳥飼議員の質問にお答えしたいと思います。  継続審査ということで、委員さん、4人全員が閉会中の継続審査でしようということです。今回もう時間がありませんし、この本会議はきょうで終わりますので、その間に議論の内容といたしましては、もう少し中身を精査したものを出していただいて、判断できるものを出していただいて、その後、臨時議会でも、9月議会でももう一度出してほしいと。そのときにまた議論をしたいということで、継続ということにさせていただきました。私は採決に加わっておりません。4人の委員さん、全員の賛成で継続審査になったということであります。 ○7番(鳥飼幹男君) 御答弁をいただきました。  これは廃案になるというより、9月議会、12月議会にも市長に再提案していただいて、賛成していきたいんだという思いなんでしょうか。  それから、これは私はそういうことにはならんと思います。で、倉吉の活性化のために、倉吉の市民が、約5万人の市民が将来の倉吉のために、その身を切ってまでみずから立ち上がってこの地域を、倉吉市の地域の活性化のために立ち上がろうと。そうした方々が30人近くいらっしゃる。そして、7,000万円を超える自己資金を準備して、このミュージアムの計画に対して立ち上がられた。このことが今回、議決を継続審査というようなことになると、そういう方々にとっては非常に大きな決断を迫られる時期に来るんだろうと思ってます。それで、そのことはまた後ほど討論でもさせていただきたいと思いますが、今、委員長は、自分は採決に加わってない、こうおっしゃった。ほんで、そこで、ちょっと聞きたい。委員長の職務、それから、委員長議事進行、議事の運営の進行に当たってのあなたの委員長としての考え方、委員長としてどういう考えでこの議事を、委員会を進行してこられましたか。そこを教えてください。 ○12番(福谷直美君) 総務経済常任委員会委員長として議事の整理、皆さんの御意見をお聞きして、それをまとめていくのが私の仕事だと思っております。 ○7番(鳥飼幹男君) 7番。それで、ところが、委員長、私、この委員会は初めて見ました。今回の委員会福谷委員長が、あなたが一番しゃべってる。一番発言してる。議論してる。私、見させていただきました、全部。それであなたが最初から最後まで全部しゃべってるんです。で、あなたのしゃべってることを聞いてると、継続審査とは思いませんでした。これは完全な否決だろうと思った。それで、委員長、今、おっしゃったけど、あなた、その職務を果たしてませんよ。倉吉市議会委員会条例第11条、委員長委員会の議事を整理して、秩序を保持することにある。こううたってあります。それから、委員長の発言に対して、倉吉市議会会議規則第120条、委員長が委員として発言しようとするときは委員席に着き、発言し、発言が終わった後、委員長席に復さなければならない。こう付してあるんです。あなたは委員長席で一番発言されてます。それで、もう1点聞きたい。そういう意味で、私は委員長に質問してるんです。  委員長は、その発言の中で、この事業は破綻するとおっしゃった。それで、委員長から許可をいただいて、総務経済常任委員会委員皆さんが、東京のフィギュアの会社に訪問されて、取締役の方々とお話をされた内容の文章を読ませていただきました。これは委員長から許可をいただいてますから。その中のどこにこの事業が破綻をするなんていうことを取締役が言ってますか。あなたは、破綻に向かっていくんだと。いくんですよと。破綻がわかっていることを私らは賛成するんですか。破綻すると言ってるんですよ、取締役は。破綻してもよいから、やれとゴーサインを執行部は出すのか。あなたはこういう発言をされてる。この文章の中でどこにありますか。取締役は本当にそんなことを言われたんですか。委員長が言ってるんです。これはどういうことでしょうか。 ○12番(福谷直美君) 破綻という文言がここにあるかないかは、ちょっと私は……(発言する者あり)ちょっと今、その議事録はないので、ちょっとわかりませんが、私も東京に行って、そのお話をさせていただいたときに、確かに私は聞いたと思っております。これは無理だと言葉でお聞きをした。無理だと、そういう言葉をおっしゃいましたよ。まあまあ、それは言った言わんは……、書いてないですか。私は、そこのところはちょっと確認をさせてください。そこのところは確認させてください。(発言する者あり) ○議長(高田周儀君) 静粛にお願いします。  7番鳥飼議員委員長報告に対する質疑から外れないように気をつけて、質疑してください。 ○7番(鳥飼幹男君) 委員長報告から外れないように、委員長がおっしゃったことですから。それもケーブルテレビで中継をされてる。委員長、これはきちっと確認して、あなたの発言です。委員長の発言です。これは重いです。それから、議事運営のあり方についても問題があります。あなたが全て発言してる。それで、私は採決に携わっておりませんなんてことは言えますか。これね、大体審議の進行のあり方も、委員長の発言にも非常に、まだありますけど。これはこの質疑でやることじゃないでしょう。本当に、あなたは厳しいことをおっしゃってる。こんなもんできませんよみたいなことをおっしゃってる。これを、経済界の人、そして、このミュージアムに思いをかけて地域活性化のために立ち上がろうとしてる人、こういう人は、本当に非常に残念に思っておられると思います。これ以上やると、また、それから外れちゃいけませんので、質疑はこれで終わりますが、また、討論させていただきます。 ○12番(福谷直美君) 議事運営につきましては、おっしゃるような問題があったかなと、今、反省をしておりますが、私としては、私も委員の1人ですし、私の思いも少し申し上げさせていただいたというところであります。 ○議長(高田周儀君) 今の発言については、鳥飼議員の質問については、精査して、きちっと出すようにお願いしたいと思います。  ほかに質疑ありますか。  8番伊藤議員。 ○8番(伊藤正三君) では、福谷委員長の報告につきまして、二、三お聞きいたします。  まず、その内容について、継続審査ということに至った大きな主な理由をお聞かせください。 ○12番(福谷直美君) 先ほども鳥飼議員がおっしゃったように、いろんな多くの方がこれに参画をして、何とか成功させたいという思いもわかりますし、そこで、まだまだ中身が煮詰まってない。例えば市長がいつもおっしゃってます3つの課題というのはございますが、その中でも、1つはクリアして、あとの2つがクリアされてないということがありますんで、そういうことをクリアして、もう一度出していただいて、精査をしたらどうかということで、継続ということにいたしました。 ○8番(伊藤正三君) 済みません、それが何かということをお尋ねしとるわけです。1つがどうのこうのでなしに、その1つはどういうことか。足らなかった2つはどうなのかというところをお聞きしたいわけです。その詳しい議論の内容をお尋ねしとるわけですから、お願いします。 ○12番(福谷直美君) いつも市長がおっしゃっとる3つの課題、1つは、やはり3社の、A、B、Cある3社の会社の連携ができているのか。そこがやっぱりこの事業の鍵を握るところだろうということですんで、その3社の連携、これも我々議員としては確認できなんだ。それから、あとは、借入金に対して本当に、あとの6,000万円、7,000万円が本当に借り入れできるのか。事業計画にものっておりますが、そこのところがまだ確約してないと。これで大丈夫なのかと、これをもう一度精査してほしいということで申し上げました。  1つは、会社の設立、これはクリアされましたんで、先ほど言いました3つのうち、1つはクリアされた。あと2つがクリアされてないから、それを精査して、もう一度出してほしいということで、継続ということにさせていただきました。
    ○8番(伊藤正三君) わかりました。大体今までの議論がそうでございました。  お尋ねします。ずっとこの委員会を開かれた中で、こういう足らざるところを例えば委員会として調整したり、しっかりフォローしてやろうじゃないかというような意見は全く出なかったわけですか。問題視はしとられます。一つだけ、今、会社を設立なさった。あと、3社の連携、これができてないじゃないか。これは批判です。それから、銀行からの借入金、これは事業者がするわけですから。これに対して、どういう担保をとってこいというような中身があったんですか。どういうことを指して、この借入金、このことについてめどが立ってないっていうようなことは、事業が始まってないのに、こんなことはわからないことだと私の気持ちとしては思うわけです。どういうことを望んで、どういうことが足らないのか。この辺をはっきりもうちょっと教えてください。 ○12番(福谷直美君) 委員会の議論の中で、そういうそこまでの内容は委員会としては出ておりませんでした。どういうところが足らざるか。なら、どうしたらいいのか。なら、どうやってフォローするのかって。そういう意見は委員会の中では議論にはございませんので、私の私見しか言えませんので、その答えはちょっと言えません。 ○議長(高田周儀君) 8番伊藤議員、4回目です。 ○8番(伊藤正三君) 最後にします。  要するに、そういうことはなかったということですね。ですから、今までいろいろ足らざるところはある。しかし、この事業者、あるいはそれを支援する人たちをフォローしたり、応援したり、そういうような議論は委員会の中では一つもなかったということで御理解させていただいてよろしいですか。 ○12番(福谷直美君) 我々は、委員会としては、出された資料に沿って、精査するのが委員会の役目だと思っておりますんで、それをのせて、いや、こがにいしたらどうかという議論をする場ではないと私は思いますんで、それはありませんでした。(発言する者あり) ○議長(高田周儀君) ほかに質疑ありますか。  11番丸田議員。 ○11番(丸田克孝君) 委員長報告について質問いたします。  議案第75号について継続だということですけど、このことについてではなくて、私、質疑のときに、この円形校舎、フィギュア計画についての事業計画書の資料1の中から、オープン2年目には黒字に転じてる、1,200万円の雑収入の中身についての質疑をいたしました。部長からは後で報告するという答弁はいただいてるわけですけど、この常任委員会の中でその報告はあったかどうかをお尋ねしたいと思います。 ○12番(福谷直美君) 執行部からは、たしか聞いてないと思います。なかったと思います。 ○11番(丸田克孝君) はい、わかりました。ないということであれば、どうしようもないんですけど、実際にこの資金計画見るのに、正直、中身がはっきりとしたところがない、不透明な部分が多いっていうので、私はもう正直、ちょっと信用しがたいなっていう思いがあるんですけど、ないということであれば、これ以上、また言えませんので、終わります。 ○議長(高田周儀君) ほかに質疑ありますでしょうか。  質疑を終結することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  日程第2 付議議案の討論・採決 ○議長(高田周儀君) 日程第2、付議議案の討論・採決を行います。  初めに、議案及び陳情について一括して討論を求めます。  討論の通告がありますので、発言を許します。  3番佐藤博英議員。 ○3番(佐藤博英君)(登壇) 日本共産党の佐藤でございます。  早速、討論を行います。  まず、議案第68号の国民健康保険特別会計システム改修、つまり国保の市町村会計から都道府県会計へと責任体制を移すものであります。この国保の都道府県化は何を意味するのか。それは、政府が医療費を削減するために市町村の締めつけを強化し、国保料、税の値上げへの圧力と徴収を強化することにあります。もともと国保の問題は、国の負担率を下げて、国保加入者への負担を上げてきたことにあります。国保の加入者は、自営業者、農業、年金生活者、非正規労働者など所得の低い方々です。倉吉市の場合、平成28年4月末現在、加入者1万2,285人、27年度現年分の滞納額5,641万8,000円、資格証、短期証発行者365人にも上り、消費税増税などアベノミクスによる経済政策の中で、払いたくても払えない、受診したくてもできない方々がふえ続けています。まして、同時に病床ベッド数を減らし、入院給食費まで大幅な値上げをすることになります。後期高齢者医療も減免制度をなくします。私は、こうした国民皆保険の原則を大もとから揺るがす施策には断固反対するものであります。  次に、議案第71号の家庭的保育事業の基準緩和に関する条例改正であります。  これは、保育園に入れない、いわゆる待機児童がふえていることから、政府が保育基準の緩和を自治体に求め、無理やり入所、また保育施設をつくらせるための一つの方策であります。しかし、今回の改正は、子どもたちの安心・安全、また、火災から子どもたちを守る上で極めて危険なものと言えます。子ども・子育て支援法は保育の質の拡充を求めているにもかかわらず、こうした国の逆行する態度には従う必要はないと思います。まして、ここ倉吉には小規模事業所はありません。本来、待機児童対策は認可保育所をふやして対応するべきものであり、このような条例改正には反対するものであります。  次に、議案第75号の財産の無償譲渡、いわゆる円形校舎の活用に関する議案です。  長い間の議論の末、3月に市長は建物を株式会社円形劇場に無償譲渡する意向を固め、本6月議会に提案しました。その間、JAを含む地元経済界の応援や出資も実際行われ、大きくその実現性が出てきました。市長が示した3つの判断基準も先が見えてくる中で、さらに進めるためには無償譲渡が必要と判断されたものと理解しております。また、円形劇場と交わした仮契約が、市民の財産としての建物に対してリスク回避の内容が十分に担保されていると考えます。何よりも市民の皆さんの前向きな意欲を応援し、地域の活性化の願いに応えるのが議員の役割だと思います。(「そうだ」と呼ぶ者あり)今回の委員会継続審査の結果は、さらに問題を先送りし、意欲をそいでいくことになります。この議案を可決することを強く訴えるものであります。  次に、陳情第13号の自治労から出されている地方財政の充実・強化のために政府に対し意見書を送るよう求めている陳情であります。  委員長報告趣旨採択であります。しかし、この陳情は、趣旨採択では全く意味がありません。社会保障、被災地復興、子育て支援、低所得者対策、高齢者対策など地方自治体が今、直面している問題に対し、地方交付税などで予算の確保を政府に求めています。私は、今、国が行っている一時的な地方創生予算では地方を活性化できるとは思いません。地方にわずかばかりの予算をつけて、それを奪い合わせ、国のめがねにかなった事業だけ採択するという中央集権では、絶対に地方創生はなりません。継続的な予算をつけて地方財政を強化することこそ、地方の安定、地方再生です。もともと地方を再生しなければならない政治を行ってきたのは国ではありませんか。まして、この趣旨の陳情は本議会でもたびたび可決されてきたものであります。この陳情を採択することを強く訴えるものであります。  最後になります。陳情第14号の連合から出されているものであります。内容は、昨年12月本議会において、沖縄米軍普天間飛行場を沖縄県内辺野古への新基地建設を促進するという内容の意見書が採択されました。それを撤回してほしいというものであります。  確かに正規の手続を経て採択した意見書ですから、撤回することはできません。しかし、その後、ことし4月に元米海兵隊員の米軍属による20歳の女性に対する殺人、強姦、拉致事件が発生し、その後も飲酒運転事件が続いています。過去にも射殺、刺殺、性的暴行、強制わいせつなどが発生し、近年では、米軍内の性暴力だけでも年間6,000件以上も発生しています。こうした米軍によるむごい事件は何度となく繰り返され、そのたびに沖縄県民は泣き寝入りを強いられてきました。何が綱紀粛正でしょうか。その原因は、米軍基地の存在と日米地位協定という世界でも例のない卑屈な沖縄差別とも言うべき不平等協定にあります。そして、こうした事件は、基地がある限り、続きます。先日行われた沖縄県議選での新基地建設反対派が勝利したことからも、その民意は明らかであります。こうした中、6月19日、沖縄県民大会が開かれ、6万人もの県民が抗議を行いました。そして、米海兵隊撤退を決議しました。  その中の声を少し紹介いたします。  基地ある限り、事件はなくならない。本土に届かない無力感がある。私たちは奴隷ではない。本土、国民を指して、第二の加害者はあなたたちだ。悲しい大会はこれを最後にしたい。平和に生きたい。  これらの声に応えて、せめて私は趣旨採択すべきであるということを訴えまして、討論といたします。 ○議長(高田周儀君) 傍聴者に御注意を申し上げます。  傍聴規則というものがあります。その中で拍手等は禁止となっておりますので、その傍聴規則を守って傍聴をお願いしたいと思います。  次に、7番鳥飼幹男議員に討論を許します。  7番鳥飼議員。 ○7番(鳥飼幹男君)(登壇) 議案第75号 財産の無償譲渡について、継続審査とする委員長報告に反対の立場で討論をいたします。  今、国は地方創生事業を推進する上で、地方経済の活性化を支える大きな柱の一つに観光を生かした地域づくりを上げております。本市にあっても、人口減少に歯どめがかからない。こうした中にあって、交流人口の拡大による地域活性化は重要な政策課題であります。そこで、倉吉市を含む1市4町では鳥取中部観光推進機構を設立し、広域観光の体制を確立いたしました。そうした中で、民間主導による円形校舎を活用したフィギュアミュージアム構想が持ち上がっているわけであります。この事業が実現に至れば、これからオープンする小川記念館、また倉吉淀屋を初め、中心市街地西側の新たな施設として、東側の赤瓦とあわせて中心市街地をめぐる回遊性が大いに期待できます。そうしたことを含めて、市内企業のいわゆる経済界の人たちを中心とした市民の皆さんがみずからの負担を覚悟して、倉吉、そして、中部圏域の活性化のためにミュージアム構想の実現に向けて立ち上がることを決意されました。今、現時点では29人で4,100万円、そして3,500万円と、30人近い人たちで7,600万円もの資金を調達し、株式会社円形劇場を設立されたわけであります。その姿勢、努力に対して、石田市長はフィギュアミュージアムの実現のチャンスをこのときに差し上げることが適当であると判断をされて、3月議会において円形校舎の無償譲渡を決断されました。私は、この市長の英断を高く評価するものであります。  総務経済常任委員会で訪問されたフィギュア会社の役員さんとのやりとりも読ませていただきました。運営に当たって、3社の協力体制に温度差がまだある。また、事業の採算性にも課題がある。入館者数の計画に甘さがある。そうした厳しい御指摘もいただいております。これはこれとして厳粛に受けとめて、運営に当たっていかなくてはなりません。ただ、役員の方がおっしゃっている指摘を乗り越える努力をしなければ、事業を永続的に発展させていくことはできないわけであります。株式会社円形劇場は今後、法人として役員が総力を挙げて課題解決に取り組んでいかれると思います。また、平成31年4月までに開業にこぎつけることができなければ、法人はみずからこの校舎を解体して返却しなければなりません。出資者の皆さんはそうしたリスクを背負ってでも、実現可能な事業にする、そういう強い意思を私はお話の中で感じております。より精緻な計画をつくり、そして、実現可能なプランにするためにも、円形校舎の無償譲渡を今議会において議会も決議すべきだと私は思います。いま一度議員各位の熟慮をいただき、本日の採決に臨んでいただきたいことを訴えて、私の討論とさせていただきます。(「いいぞ」と呼ぶ者あり)(拍手) ○議長(高田周儀君) 次に、14番福井康夫議員に討論を許します。  14番福井議員。 ○14番(福井康夫君)(登壇) 議案第75号 財産の無償譲渡について、委員長報告継続審査でありますが、これについて、私も反対の立場で討論をいたします。  既に議員や多くの市民の方々も、先日、6月27日開催の総務経済常任委員会での審議の内容、これはテレビの録画放映などで既にお聞きされていると思います。ことし3月以降の経過として、5月31日に大阪のいわゆるB社を訪ねての会議、続いて、6月21日の東京のいわゆるA社を訪ねての会議録は、それなりに事実経過として私も慎重に読ませていただきました。この報告に基づいて、委員会でも幾つか課題が指摘されております。しかし、それら、いわゆるビジネスとしての協議、これはこれから精緻な事業計画を進める中でやられる。また、資金のめどについては、資本の増資などでは4,100万円を既に積み上げられております。全体の運営費がかかるものなどは、いよいよこれからにならざるを得ないというのが現実だと思います。そういう意味では、現状が全く問題や課題がないというものではないと私も思っております。しかし、今、大事なことは、この円形劇場に対する出資者29名の、この民間の方々の熱い熱意と積み上げてきた機運を議会としても後押しを惜しまないことに尽きると思います。(「そうだ」と呼ぶ者あり)したがって、今回の委員会の決定した内容は、無償譲渡してミュージアム構想を進める行動を潰すものだと、このように私は思っています。今回、議会の決め方次第では、表現が適切かどうかありましょうが、そのことによって潮目が変わると思います。つまり、議案が継続審議ということは、先ほどもありましたように、この議案は廃案ということであります。したがって、今議会で結論を先送りして、果たして次の議会、9月議会でこの計画の賛同者が維持できるでしょうか。あの地、あの円形校舎の保存活用をどうしたらできるのかという視点から、地元の方々や、現在では多くの経済界の方々が本気で協力体制をつくってこられております。今、我々がこの事業に対して失敗、倒産を理由として反対する立場にないと思います。そのためにも、倉吉市と円形劇場の契約で、そのときは建物取り壊しの上、更地で返還することとしているのではないですか。契約書の中の第17条、契約解除の場合の乙の撤去義務等、これも課してあります。  そして、最後に申し上げます。  この旧明倫小学校校舎の保存か取り壊しかということで、明倫地区の公民館、地区の中でも賛成、また反対という住民の中で正反対の御意見が混在しております。そうした声にも耳を傾けながらも、判断は今しかないと思います。ここで、市長と議会にはこれの関係、これはあくまで政治意思決定の最終責任者は我々議会なんです。市長は、この議会の意思決定を受けて執行するという立場でございます。議会は政治判断を要すること、要しないことを見きわめ、決定をしております。つまり、政治が行政に介入しないではなく、政治としての介入をしなければならないとも言われております。したがって、私はこれまで以上に、今回はきょうのこの議場における議員の態度、意思、その結果は重く受けとめていきたいと申し上げます。以上、申し上げまして、私は、議案第75号 財産の無償譲渡について、委員長報告の反対討論といたします。  次に、陳情第13号 地方財政の充実・強化を求める意見書の提出について、委員長報告趣旨採択でありましたが、これは採択すべきものとして反対の討論をいたします。  昨年も同様の趣旨で陳情第10号として提出され、6月議会の最終日、昨年は6月24日に採択すべき立場で討論に立ちました。以前にも申し上げましたが、簡単に2点について申し上げます。  過去、経済財政諮問会議等の名のもとで、社会保障と地方財政が抑制されてきたという事実、結果として、国民生活と地域経済の疲弊につながっているということであります。もう1点は、地方創生への取り組みなど、かけ声だけになってしまうという、そういうことでございます。地方六団体こそ全国でそうした声を届けようという、今、大きなうねりとなっております。危機意識の欠如を指摘されても仕方ないと、そう思います。そのことを申し上げて、採択すべき立場として発言をいたします。  次に、陳情第14号 沖縄の米軍普天間飛行場代替施設建設早期実現沖縄米軍基地整理縮小及び負担軽減を求める意見書の撤回を求める陳情、これについては委員長報告は不採択でありましたが、私は、委員長報告に反対し、趣旨採択の立場で討論をいたします。  御存じのとおり、先ほどもありました、先般、4月に不明となっていた沖縄の若い女性が基地の米軍属犯人から殺害されて、見つかりました。こうした凶悪事件というのは1977年をピークに、当時は69件と、そういう報告がございます。その後は減り続けて、2013年を除いて、毎年1ないし7件の発生と言われております。発生が減っているからといって、これが評価できるものではありません。この防止策は基地撤去しかないという沖縄県民の声は大事にすべきだと思います。その意味では、沖縄の民意に寄り添うことはもちろん、この際、日米地位協定などの見直しを強く求めることだと私は思います。  反面、この陳情は、陳情趣旨として、第7項目に、議会としての意思決定をしたことに対して、市議会として統一見解を出すことは困難とした回答を撤回を求めておられます。このことについては、私は、あくまで現在の自治法上の解釈と運用において瑕疵ではないと考えるもので、結論は、私は趣旨採択としていただきたい。以上、申し上げて、反対の討論といたします。 ○議長(高田周儀君) ほかに討論ありますでしょうか。  15番坂井議員。 ○15番(坂井 徹君)(登壇) 私は、議案第75号、委員長報告にあった継続審査とするということに対して、反対の立場から討論いたします。  皆さん、物事には潮どき、タイミングというものがございます。今回の件、株式会社円形劇場は市の助成を当てにすることなく、倉吉市にはかつて見られなかった現象といっていいでしょう。個人、会社を含め、7,600万円もの資本金相当額を用意し、市の活性化のために事業展開を図ろうとしておられます。全ては倉吉中部の発展を願ってのことであります。しかも、民間事業者として、仮契約においては大変ハードルの高い市からの提示の全ての条件をのんでおられます。  別の言い方をわかりやすくすれば、例えばここに老朽化が進んで廃船間近の船がある。しかし、その船は日本最古の珍しい船であり、修繕、リニューアルすれば、すばらしい観光船となり、多くの観光客を引き寄せる目玉商品となると考えた事業者があらわれた。よし、それは必ず市の活性化の大きな起爆剤となるはずだと、30人近い個人、企業が7,600万円もの資金を用意された。市としては、この廃船を今ここで買ってくれと言っても、市場価値がゼロの物件であり、解体には5,000万円近い税金投入も必要となってくる。そこで、大変高いハードルではあるが、さまざまの条件をつけ、市に損害を与えることのない担保も、条件つき無償譲渡という仮契約も結ばれた。だから、市長は、将来の可能性にかけ、英断されたのであります。  委員長報告無償譲渡継続審査ということであるけれども、例えばそれは、結婚はあくまで反対だから、婚約すら認めないと言っているに等しい。その理由も、預金が少ない。銀行融資に不安を覚える。家計のやりくりが心配になる。うまくやっていけるのか、本当に仲がよいのか、愛し合っているのか、疑問だ。容姿も気に食わないと難癖をつけているに等しいと私は感じております。今回の市長提案で、市が損害をこうむることはないのであります。責任は円形劇場の役員を初めとした皆様が負われることであり、金も人も知恵も絞って、大変な覚悟の上で取り組もうとしておられます。まだ譲渡すら決まってない段階で、事業計画にこれ以上の精密さを求めること自体、異常なことであり、それは例えばグリーンスコーレの民間譲渡、このときと比べても、明らかに今回は中身の濃い事業計画を出しておられます。納得できないからといって対案も出さず、具体的修正案も示さず、不確実性のみあげつらう手法は市民に戸惑いを与えるだけだと考えます。考えてみてください。3社の協力が必要なのは、これは至極当たり前の話であります。しかし、現段階で譲渡すら決まっていないのに、3社は市長提案や一民間事業者の事業計画に積極的に関与するとしたら、それこそ越権行為そのものにもなりかねません。あくまで無償譲渡が決まり、その後、民間事業者と市から協力要請があれば、そのときには民間同士のビジネスとして協力すべきは協力するというスタンスをとられるのは当然の話であります。  さて、日本初、ひいては世界初のこのたびのミュージアム構想、地元の熱意はもちろん、当初より推進に賛同された署名も6,000人以上、円形劇場に対し、多くの個人、法人の出資者の方々の気持ちは、倉吉ゴルフ倶楽部の閉鎖が報じられ、沈滞ムードの漂う中、これがまさに地方創生、倉吉再生の可能性を秘めた計画と認められ、それにかけてみようとの思いが強いと思います。出資者として配当を当てにするといったどこかの知事と違い、流行語ともなったせこい考えなど全く持ち合わせておられません。安定的な市政運営を旨としておられる石田市長にして、よくぞ無償譲渡へかじを切られました。その英断に対しては、中部地区の多くの個人、団体の経済人が出資も含め、協力体制を示しておられることは御案内のとおりです。市長も、ここまでお膳立てされたフィギュアミュージアム構想をその両手でぐっとわしづかみして夢を引き寄せるためにも、円形劇場ともいい連携をとっていただきたいと思いますが、片や議会内ではさまざまの考え方がございます。しかし、だからこそ、さまざまの観点から検討を加えることもできたと思います。最初から賛成多数や全会一致で、深読みすることなく、すいすいスタートした企画で成功した例は少ないと実感しております。  さて、今や全国版ともなっている水木しげるロードでさえ、最初は見向きもされず、猛反対があったと聞いておりますが、現在は御案内の大盛況です。海洋堂のフィギュアミュージアムにしても、当初はそんなものと行政や地元の反対は大変大きいものがあったと、私も視察に出向いたとき、お聞きしております。しかし、今や車のすれ違いのできなかったアクセス道路も、12億円もかけて行政が整備をいたしました。それほど観光客が多いということでもございます。このたびの円形校舎を活用したフィギュアミュージアム建設計画、完成の暁には、市にとっても、税収の上でも、雇用の発生の上でも、また、空き家対策、移住定住対策、そして、何よりも全国的注目度アップはもちろんのこと、交流人口と観光客増も期待され、プラス要因に働くことはあっても、行政はもちろん、このことで損害をこうむる人はいないとさえ私は考えます。ただ、この場合、流入人口増により、トイレ、駐車場、食事場所等、さまざまの施設整備の必要性が生ずることは想像にかたくありませんが、それらは今後の課題として一つずつ対応処理していけばいいと考えますし、むしろ喜ぶべき現象として捉えるべきでしょう。雨降って地固まると言いますが、民主主義の基本は、正否につき、とことん話し合いを続け、意見が出尽くしたところで採決する。立場の異なる意見を積極的に聞いてみる姿勢を持つことは当然として、出た結果については潔く結果として受けとめ、まさにノーサイドとし、全員でリセットし直して、あすの中部倉吉の発展のために一層の研さんに励む、このことがとても大切なことだと考えます。  このたびの無償譲渡については、まちづくりの可能性の一つをふやす市長の英断と受けとめ、願わくば、全会一致で賛意をあらわしていただければ幸いと思う次第です。滅び行く倉吉の道をたどってはいけません。煮えたら食わいやの市民性を打ち破り、何としてでもなし遂げたいという円形劇場のフィギュアミュージアム構想実現のための第一歩として、議員の皆様方の無償譲渡という市長提案に対する御賛同を重ね重ねお願いし、このたびの委員長報告に対する反対討論とし、無償譲渡に対する賛成の考え方もあわせて述べさせていただきました。御清聴ありがとうございました。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(高田周儀君) 討論を終結することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、討論を終結いたしました。  続いて、議案及び陳情を順次採決いたします。  まず、議案第66号 倉吉市税条例及び倉吉市税条例等の一部を改正する条例の一部改正の専決処分について採決いたします。  本案は、承認することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第66号は、承認されました。  次に、議案第67号 平成28年度倉吉市一般会計補正予算(第1号)について採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第67号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第68号 平成28年度倉吉市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について、起立により採決いたします。  なお、起立しない者は反対とみなします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                  〔賛成者 起立〕 ○議長(高田周儀君) 起立多数であります。  よって、議案第68号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第69号 特別職の職員の給与等に関する条例の一部改正について及び議案第70号 倉吉市現業職員の給与の種類及び基準に関する条例及び倉吉市公営企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についての計2件を一括して採決いたします。  以上2件は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第69号及び第70号の計2件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第71号 倉吉市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、起立により採決いたします。  なお、起立しない者は反対とみなします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                  〔賛成者 起立〕 ○議長(高田周儀君) 起立多数であります。  よって、議案第71号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第72号 倉吉市指定地域密着型サービスの事業及び指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。
                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第72号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第73号 明倫小学校管理教室棟耐震補強建築主体)工事に係る工事請負契約の締結について及び議案第74号 権利の放棄についての計2件を一括して採決いたします。  以上2件は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第73号及び第74号の計2件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第75号 財産の無償譲渡については、総務経済常任委員会委員長より閉会中の継続審査の申し出がありました。  本案を起立により採決いたします。  なお、起立しない者は反対とみなします。  本案を委員長の申し出どおり、閉会中の継続審査とすることに賛成の諸君の起立を求めます。                  〔賛成者 起立〕 ○議長(高田周儀君) 起立少数であります。  よって、委員長の申し出どおり、閉会中の継続審査とすることは否決されました。  委員長の申し出が否決となりましたので、後ほど取り扱うことといたします。  それでは、進行いたします。  これより陳情の取り扱いについてお諮りいたします。  まず、陳情第11号 図書館に寄付された「琉球新報」に関する陳情について、起立により採決いたします。  なお、起立しない者は反対とみなします。  委員長報告は、不採択であります。  本陳情は、委員長報告のとおり取り扱うことに賛成の諸君の起立を求めます。                  〔賛成者 起立〕 ○議長(高田周儀君) 起立多数であります。  よって、本陳情は、委員長報告のとおりの取り扱いとすることに決定いたしました。  次に、陳情第12号 保育士の処遇改善並びに職員配置基準の引き上げの緊急対応財源確保を求める意見書提出について、起立により採決いたします。  なお、起立しない者は反対とみなします。  委員長報告は、採択であります。  本陳情は、委員長報告のとおり取り扱うことに賛成の諸君の起立を求めます。                  〔賛成者 起立〕 ○議長(高田周儀君) 起立全員であります。  よって、本陳情は、委員長報告のとおりの取り扱いとすることに決定いたしました。  次に、陳情第13号 地方財政の充実・強化を求める意見書提出について、起立により採決いたします。  なお、起立しない者は反対とみなします。  委員長報告は、趣旨採択であります。  本陳情は、委員長報告のとおり取り扱うことに賛成の諸君の起立を求めます。                  〔賛成者 起立〕 ○議長(高田周儀君) 起立多数であります。  よって、本陳情は、委員長報告のとおりの取り扱いとすることに決定いたしました。  次に、陳情第14号 「沖縄の米軍普天間飛行場代替施設建設早期実現沖縄米軍基地整理縮小及び負担軽減を求める意見書」の撤回を求める陳情について、起立により採決いたします。  なお、起立しない者は反対とみなします。  委員長報告は、不採択であります。  本陳情は、委員長報告のとおり取り扱うことに賛成の諸君の起立を求めます。                  〔賛成者 起立〕 ○議長(高田周儀君) 起立多数であります。  よって、本陳情は、委員長報告のとおりの取り扱いとすることに決定いたしました。  次に、陳情第15号 倉吉市議会だより発行について、起立により採決いたします。  なお、起立しない者は反対とみなします。  委員長報告は、採択であります。  本陳情は、委員長報告のとおり取り扱うことに賛成の諸君の起立を求めます。                  〔賛成者 起立〕 ○議長(高田周儀君) 起立多数であります。  よって、本陳情は、委員長報告のとおりの取り扱いとすることに決定いたしました。  続いて、閉会中の継続審査としておりました平成28年陳情第9号 倉吉市小学校再編具体案(草案)に示された高城小学校の統合に反対する陳情を起立により採決いたします。  なお、起立しない者は反対とみなします。  委員長報告は、趣旨採択であります。  本陳情は、委員長報告のとおり取り扱うことに賛成の諸君の起立を求めます。                  〔賛成者 起立〕 ○議長(高田周儀君) 起立多数であります。  よって、本陳情は、委員長報告のとおりの取り扱いとすることに決定いたしました。  日程第3 追加議案の審議 ○議長(高田周儀君) 日程第3、追加議案の審査を行います。  議会発議第5号 保育士の処遇改善並びに職員配置基準の引き上げの緊急対応財源確保を求める意見書提出についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  6番藤井議員。 ○6番(藤井隆弘君)(登壇) 議会発議第5号 保育士の処遇改善並びに職員配置基準の引き上げの緊急対応財源確保を求める意見書提出について、別紙のとおり提出するものです。  提案理由を申し上げます。  2015年4月、子ども・子育て支援新制度が施行されました。新制度では、消費税を財源に、保育の量的拡大及び質の改善を目指すとしていますが、財源確保を含めて、いまだ十分とは言えません。働く女性の増加に伴う就労支援の対策として、保育施設での低年齢児の受け入れを強化しており、また、保育現場の実態と合わない保育士の配置基準による労働条件の厳しさや給与水準の低さから、保育士不足が深刻であります。  こうした事態を解決するためには、国の責任による保育制度の改善と財源保障が不可欠です。新制度の実施主体である市町村が十分に役割を果たし、全ての子ども、子育て家庭を対象に、幼児教育、保育、地域の子ども・子育ての支援の質、量の拡充を図るとする子ども・子育て支援法の趣旨を踏まえた取り組みが推進されるよう、国として保育士の処遇改善と配置基準の引き上げを緊急に行い、そのために必要な財源を安定的に確保することが必要です。  よって、本市議会は政府に対し、保育士の処遇改善並びに職員配置基準の引き上げの緊急対応と安定的な財源確保に向け、次の事項の実現について強く求めます。  記。1、十分な予算を確保し、保育士の配置基準と処遇の改善を進めること。2、保育施設の開所日数、開所時間に見合う単価設定など、実態を踏まえて公定価格を改善すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成28年6月30日、倉吉市議会、宛先については、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣、少子化対策担当特命大臣、衆議院議長、参議院議長であります。   議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(高田周儀君) 続いて、質疑を求めます。  質疑を終結することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  お諮りいたします。  ただいま質疑を終結した議会発議は、委員会付託を省略し、この際、討論、採決を行うことに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、そのように進行いたします。  それでは、討論を求めます。  討論を終結することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、討論を終結いたしました。  これより議会発議第5号 保育士の処遇改善並びに職員配置基準の引き上げの緊急対応財源確保を求める意見書提出について、起立により採決いたします。  なお、起立しない者は反対とみなします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                  〔賛成者 起立〕 ○議長(高田周儀君) 起立全員であります。  よって、議会発議第5号は、原案のとおり可決されました。  それでは、議案第75号について、委員長からの閉会中の継続審査の申し出が否決となりましたので、委員会開催のため、暫時休憩をいたします。                 午前11時27分 休憩                 午後 3時00分 再開 ○議長(高田周儀君) 再開いたします。
     議案第75号を日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、そのように進行いたします。  日程第4 議案第75号 ○議長(高田周儀君) 日程第4、議案第75号 財産の無償譲渡についてを議題といたします。  まず、総務経済常任委員会委員長の報告を求めます。  12番福谷直美議員。 ○12番(福谷直美君)(登壇) それでは、総務経済常任委員会委員長報告をいたします。  まず、議案第75号 財産の無償譲渡については、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  なお、本件につきましては、委員会として意見を付しておりますので、この際、申し上げます。  当該財産の譲渡に当たっては、次の3点において、年内をめどに解決に努められたい。1つ、地元への説明と理解、2つ目、資金の確保、3、3社の協力体制の確立。  以上、簡単でありますが、総務経済常任委員会委員長報告といたします。 ○議長(高田周儀君) 続いて、質疑を求めます。  9番由田隆議員。 ○9番(由田 隆君) ただいまの総務経済常任委員会委員長報告に対して、質問をいたします。  この間、熟議を重ねられて、この無償譲渡を原案どおりの可決とされたことに対して、まず、敬意を表したいと思います。  そこで、委員会としての附帯意見について、委員長に一、二、質問をいたします。  当該財産の譲渡に当たっては、次の3点について年内をめどに努めることと伺いました。それが地元の説明と理解、資金の確保、3社の協力体制の確立、よくわかります。この間の質疑、討論でも、これらについては当該円形劇場がこれからの課題として鋭意努力する。それは議会でもどの議員も承知してるところでありますが、委員長、この附帯意見と契約書との関係はどのように委員会で議論をして、委員長はどのように理解されているのか。ましてや、年内、残すところ6カ月、年内をめど、仮に、この1、2、3の部分について、地元への説明と理解、これらについてもなかなか困難でもあるし、今までなかなか理解が得られなかったことを、これから6カ月、努力はされるでしょう。で、まず最初に、この附帯3項目については、これは委員会としてもう譲渡してしまった円形劇場に対しての意見なのか。あるいは、それも含めた執行部、関係当局の努力目標なのか。そこらについて、どのような認識か、まず、答弁いただければと思います。 ○12番(福谷直美君) 由田議員にお答えしたいと思います。  年内をめどにということは、早急に取り組むべきだと。やはり地元の方もどうなるだいやと不安に思っとられる。ですから、早急に地元に出向いて説明をし、理解をしていただけるように努力をしていただくという意味でさせていただいた。年内のめど、めどということではございますので、早急にしていただく。それが来年からとか、もうちょっと先でなしに、もう今からすぐにでもそういう行動はとっていただくという、そういう思いで年内をめどにということであります。  それと、我々は今のところ、円形劇場に物を申す立場にはありませんので、今、出させていただいたのは、市なり、執行部に対してでございます。 ○9番(由田 隆君) じゃあ、このように理解していいわけですね。この附帯意見の3項目は、地元への説明と理解というのは、執行部に、円形劇場にはもう譲渡してしまったのだから、なかなかそこまで言えないという今の委員長の御答弁でした。執行部、あるいは関係当局がそれを行えと。それはわかります。  2番目の資金の確保については、執行部が、関係当局がどのような努力をするのかっていうところをまず教えてください。  もちろん3社の協力体制についても、これもある意味行政の果たす役割として、その役割を果たせっていうことでは理解ができますが、資金の確保については、執行部が、あるいは関係当局がどのような努力を年内をめどに努めること。これはどういうことなんでしょうか。  そして、もう一つ、これらと本契約との関係、今、仮契約が済んでいます。きょうの議会の後、あす、7月1日には本契約を行います、本契約を。これが万が一、努力したけれども、ならなかった場合に、本契約との関係はどのように委員長が理解しておられるのか、答弁いただきたいと思います。 ○12番(福谷直美君) 資金につきましては、市なり、執行部が本契約に際してとか、これから円形劇場が進んでいく中で、早急に資金のめどはつけてほしいということを要望なりを言っていただく。そうすることによって、円形劇場の会社もそのことによって取り組んでいただけると思っております。これが次のステップに向かうには、ここが解決できなければ、3年後の開所は難しいかなというところがありますんで、それは執行部からまた円形劇場に要望なり、努力を言っていただくと思っております。(由田議員「本契約との関係は」と呼ぶ)  契約は、今のこの3点については、市と契約をされるときにも、その中に入れられるものなら入れてほしいとは思いますが、もう仮契約も済んでるでしょうから、それは指導ということで、これからしていただきたいなと思います。 ○9番(由田 隆君) じゃあ、今の委員長の意見をそのまま聞きますと、執行部がこれについて、この附帯意見3項目について鋭意努力せえと。円形劇場は言われなくても、自分たちの死活問題、もしならなかったら、あれを解体して、更地にして市に返すということになってるわけで、必死に頑張ります。じゃあ、これは市役所の努力目標ということで、本契約とは何ら関係ないということでいいんですね。そのことを委員長から言質をとっておきたいと思います。 ○12番(福谷直美君) 本契約に際しては、こういう思い、思いというか、文言に、議会でこういう附帯意見がついたということで契約の際には事業者に申し添えていただきたいと思います。 ○9番(由田 隆君) いやいや、委員長、言葉のニュアンスで変わるんです。例えば、今、この1番目の地元への説明と理解、あえて言わせていただきます。少数とはいえ、強い反対の意見があります。それが例えば地元の方が、いや、説明は来られたけど、理解はしてませんよ。この正月明け、年内をめど以降に言ってこられた場合に、この附帯意見の効力はどう認識されてるんですか。本契約はもう既に済んでいる。譲渡も済んでいる。それらについての認識があって、この附帯意見をつけたのかどうか。そして、もっと言えば、言ったように、反対者がおられるわけで、これは、今度は錦の御旗として、またぞろ、議会や、あるいは円形劇場に対して、これは不履行じゃないかというような心配もあるわけですよ。そういう認識が、この3項目決めたときに委員長は持っとられたんですか。持ってますかということをお伺いしとるんです。明快に答弁ください。 ○議長(高田周儀君) 今、4回目の質疑が終わりました。 ○12番(福谷直美君) 由田議員もよく御存じだと思います。地元に強い反対者がおられます。そういう方への今までの説明なり、円形劇場の会社なり、行政なりが本当に接触をして、それで、その理解を得られたのか。ほとんどそういう努力をされてないと思います。ですから、これを賛成するに当たっては、地元にしっかりと理解をしていただき、反対者にもそれを説明し、理解をいただく。この努力はすぐに始めていただき、それがまず、この円形劇場が成功する鍵でないですか。私はそういう思いから、この地元への理解というのは出させていただいたと思っております。 ○議長(高田周儀君) 5回目になります。 ○9番(由田 隆君) 大体わかりましたが、これは執行部に対しての、市に対しての附帯3項目ですからね、3項目。本契約とは何ら関係ないということが今、明らかになったと私は理解をして、質問終わります。 ○議長(高田周儀君) 14番福井議員。 ○14番(福井康夫君) 続いて、委員長に質問をいたしたいと思います。  今、お聞きしまして、いわゆる附帯意見、3項目にわたって、1つは地元への説明と理解、2点目が資金の確保、3点目が3社の協力ということでした。で、この位置づけというのは、本契約に反映したいと。ただ、これは希望だと。で、あくまで執行部に対して、この附帯意見を求めるものだということでしたけどね。いかに執行部であろうと、今、仮契約締結、これからあす、7月1日で本契約を締結したときに、この附帯意見が年内で守られない折に、効力はどのような位置づけにしとられるか。この本契約に、20条から成っとるこの契約、そのうちで16条の中で、契約の解除ということでもう縛りがある。そうした部分との与える効力というものは、波及させる意思が働いた折にはどうなんだと。だから、この契約と、それから附帯意見、これの位置づけはどうなのかということを一つ。  それからもう一つは、先ほどもありました地元への説明、地元の説明を年内に努力して同意をいただくように、これは我々もくどく言ってきた。必要でしょう。ただ、その地元という範囲の話し合いはあったのか。明倫地区の各公民館、明倫地区の方々が地元なのか。そういう狭義でいいのか。円形校舎っていうのは、明倫地区の人たちだけの財産じゃないでしょう。で、同意を得ろとおっしゃった。その範囲はどうなんだと。こういうこともある。例えば産業廃棄物処理施設設置の折でも、これも県のそうした条例の中でも、地元同意等が例えばあった折に、範囲はどうすんだと。あるいは、誰がその同意を大方が得られたと判断するか、しないか。館長が何人が賛成したらいいですか。1つの館長が、あるいは3つの公民館の館長が反対したらどうなんですかとか、話し合いがありましたか。いわゆる地元同意に係る、その同意が得られたというような判断というのをどうしていくのかというようなこと。それが今、話になくても、何々の例によりながらやっていくんだというような話し合いすらもありましたか。そのあたり、まず2つ、聞かせてください。 ○12番(福谷直美君) 福井議員にお答えしたいと思います。  最後の明倫地区への説明はどの範囲で、誰が、館長さんがどがにいだという、1人わてどこまで諮るんだということでありますが、なら、どの範囲、どなたが反対して、こがにいだから、そこまでという、なかなか私にも明確に把握はできませんが、でも、今、こういう地区の方が、明倫地区の方が、規模といいましても、やはり明倫地区だと思うんです。明倫地区の方で、反対者でチラシを持って大反対だって言っとられる方もございます。それから、館長さんの何人かも反対している方もございます。議会としても、我々はそれでも円形校舎に賛成をするんです。なら、この営業、事業が優先で地元の声、地元のそういう方の声は無視してもいいのかというわけには、私はここは一番重要なところだと思っております。ですから、ここは早急に説明に行き、円形校舎の近所の方、まだ一回もお話も聞いてないという方もたくさんございます。そういう方に説明をするのはごく当然のことだと思います。  それから、位置づけですね、その本契約との位置づけでしたかいね。本契約との位置づけ、本契約との位置づけにその3点がなるか、ならんかとはちょっと私も今ここで明確な答弁はできないですが、でも、これを円形校舎が、ここで皆さんが賛成をして進んでいく中では、これから進める中ではこれが一番の大事なことだと思うんです。それをするに当たっては、明確にそれをするためには、本契約にももしそれが入れられるものなら入れてほしいと思いますが、もう仮契約が済んでますんで、それはなかなかできんと思います。ですから、これは早急に市にしてほしいという要望だとは思っております。 ○14番(福井康夫君) あのね、一つは、執行部に対して、これの附帯意見だということです。で、これまで執行部が条件といいましょうか、努力をしていただいて、無償譲渡に近づけていくと。これは従来から説明があった。で、今回、この附帯意見とされた3点というのは、執行部に対して附帯意見をするんだという位置づけですけども、これは執行部だけでできるものでないのが入ってる。契約後に事業主体が、民間業者がやんなきゃいけないことでしょう。市が資金の確保をするんですか。市は一切出さないって言っとるんでしょう。混在してる。要するに、従来言ってきたことは、この努力をしてくださいよということは理解できるんです。ところが、わざわざこのたび、こういう状況の中で附帯意見をつけるということに対しての理解が少し私どももできかねる部分がある。しかも、言いますように、矛盾する面もあるじゃないか。  そして、もう一つ言えば、地元への同意に当たっても、年内ということで、非常に民間の事業者、あるいは市のほうも果たして可能性がありますか。それはあしたからでも努力せないけません。で、わざわざ付した附帯意見、これが年内でできかねると判断された折は、どういうふうな位置づけになりますか。もう一度聞かせてください。 ○12番(福谷直美君) 私は、本気で行政が、執行部が説明されれば、私はできると思っております。できる努力をしていただく、これが一番だと思います。なら、できるんですかじゃなくして、しなければいけないでしょう。理解を得て、事業を進めていく。できるんですかじゃない。しなくちゃいけない。だから、早急にめどをつけて、いつでもいいんじゃない。めどをつけてやってくださいって言ってるんです。福井議員、それがいけませんか。 ○14番(福井康夫君) あのね、先般、27日の委員会でも、ケーブルテレビで常任委員会委員長の発言も全て聞かせていただきました。きょうも7番議員が言いましたように、成功するか、しないか、失敗するようなところに何だというふうな発言もあったでしょうが。これができない折は、本契約のここで結ばれた契約解除等の適用になる、あるいは、その理由とするというところ、あるじゃないですか。ないのかな。そこを明確にしといてください。契約解除の条項に、この附帯意見というものが条件つきになりますよということなのかどうか。聞いた、聞かぬは単なる要望だという言い方もありましたけど。それはここのところで大きく違うと思います。どうなんですか。委員会での話というものを率直に答弁してください。 ○12番(福谷直美君) 副委員長がちょっとそこのところは答弁したいということですんで、副委員長に答弁させます。 ○17番(段塚廣文君) 17番。今、いろいろ意見を聞いた、由田議員と福井議員な。計画書でも今、出とんのは、スケジュールという欄がある。平成28年には具体的にどういうことをするっていうことを書いてあるんです。そういうところからのっとっても、いつまでも放っとく話じゃない。それで、今、本契約との関係って言うけども、本契約の中に契約解除は、このことは直接うたってない。だから、本契約との関係はどうだって言われても、具体的にそれをこれが履行されなんだら解除だということはうたってないんです。ただ、いろいろな議論があったように、課題点があるわけだから、課題点が、ここに上げとるのは。だから、一つ一つ課題を解決する努力をしてくださいと。それは年内を目標に努力してくださいと。市長みずから言っとるでしょう。円形校舎に出したって、丸投げしたって、そこでみんな、やりなさいじゃない。市も指導しなきゃいかん、関連がある。だから、端的に言えば、努力目標です、努力目標。だけえ、本契約との関係で、契約解除はどういうことって明快に明記してあるでしょうが。それに該当せんことは契約解除にならんということです。そういうことです。ええかな。 ○14番(福井康夫君) 結構です。そういう言質があれば、納得します。了解。 ○議長(高田周儀君) 15番坂井議員。 ○15番(坂井 徹君) まず、一般的には、附帯意見をつけて条件つきの採択というような手法をとることはあり得ない話だと私は理解しとります。そこで、もう一遍言いますけど、3点をつけた相手先は努力目標、努めることとは言いながら、執行部に対する附帯意見ですね。それを最初に確認します。 ○12番(福谷直美君) この議案は執行部から提案されたものですから、ですから、執行部にその努力目標を課しとるということです。 ○15番(坂井 徹君) それから、この中にうたってある地元への理解、これについて私は委員長の発言に対して大変不信感を持ちます。例えば準備室の段階で、円形劇場がまだ準備室の段階でも、説明会を何回も持たれた、議員向け、地元へ、経済界へ。それに出てこられた人のメンバーがわかってますか。地元への説明会、私もほとんど出てます。ほとんど出ておられないじゃないですか。その努力をしてるはずなのに、なぜ説明を聞こうとさえしないのか。だから、地元への理解なんていうのを、それがされてないというようなこと、努力されてないっていうようなことを言われることは心外です。  それから、無償譲渡が決定すれば、当然、所有権は円形劇場に移りますよね。そうしたら、移転登記された円形劇場はとにかく7,500万円の金を突っ込んで、既に用意しておられる。失敗すれば、みんな自分たちの負担になる。死に物狂いで努力するのは見えてます。譲渡契約の中に厳しい条件提示をして、条件つきの譲渡契約までしてあるのに、当然必死で努力されるのに、何でここであえて附帯意見をつける必要があるのかという疑問が残ります。したがって、あえて拘束力を持たない附帯意見をなぜここでつける必要があるのかと。しかも、期限を区切って。そんなことしなくても、ここまで来た以上は、一致団結して議会としても全面的に応援と、しっかりやってみろということでええんじゃないですか。放っといたってやられますよ、自分たちのことですから、市のために必死になってるんだから。それを、こういうようなことをするっていうのは私は合点がいきません。以上。 ○議長(高田周儀君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終了いたしました。  続いて、討論を求めます。  5番米田議員。 ○5番(米田勝彦君)(登壇) 5番米田です。このたびの案件は、つまり財産の無償譲渡は、私は引き続き継続審査にすべきだと考えております。一旦走ってしまえば、もう後戻りできません。つまり、渡してしまえば、行政は経営に口出しはできないわけです。継続審査という理由は、民間会社がつくられた事業計画に不安があるからです。例えば経営が安定してくる平成34年の利益及び資金計画を見てみますと、入館者数は8万人とあります。本当にこれは実現可能な数字でしょうか。また、仕入れ額は基本的にはゼロであります。このたびの株式会社円形劇場の収入は、主に仕入れを必要としない入館料収入です。入館料がこの会社の売り上げ全体の9割を占めております。例えば平成34年を見てみますと、売上高が約6,200万円です。そのうち入館料収入は約5,800万円です。展示品に魅力がないと、入館者数は少なくなってまいります。ということは、つまり、収入が少ないということになります。どういったものを展示するか。展示品を受け持つ協力会社との連携は十分とれているのでしょうか。そしてまた、金融機関からの借入金も、事業計画を見てみますと、約1億1,300万円となっております。これは本当に借り入れ可能なのでしょうか。  それからまた、もう一つ不安があります。この不安は、先般、総務経済常任委員会の調査によって出てきたものですけれども、このたびの事業に協力すると言われている事業所の会社役員と委員会委員との視察に行かれたときの会話の中から出てきたものです。先日の常任委員会のテレビ中継を見ておられた方は、会話の内容を一部御存じだと思います。会話の内容は、議会に提示された事業計画とは大きくかけ離れておりました。つまり、マイナスの要素を多く含んでいたものでした。民間がせっかくやろうとしてるのに、議員が口を出すことはないと言われることはあります。確かに円形校舎の無償譲渡によって市街地が活性化するならば、私は異論ありません。しかし、民間の計画が十分でない場合は、市街地の活性化は実現できません。そこに議員が口を出す理由があります。私の判断としましては、市が民間に円形校舎を無償譲渡されるならば、附帯意見をつけるよりも、しっかりとした納得できる不安のない事業計画を9月、あるいは12月議会に出していただいて、それまでは継続審査すべきだと考えます。終わります。 ○議長(高田周儀君) 米田議員に申し上げます。  継続審査については、もう既に否決されておりますので、そのつもりでお願いしたいと思います。  15番。 ○15番(坂井 徹君) 一言だけ。  実は、あす、出資者の皆さん全員はもちろんのこと、その他経済界の人たちが集まられます。何の目的で集まるかと言えば、役員の1人にお聞きしました。それは、さらなる資本金の充実のためのきめ細やかな活動を展開していくんだと。そして、その展開の仕方も、従来のような個別企業に当たっていくということにとどまらず、さまざまな方法を考えていらっしゃるのをお聞きしました。こうした動きに対し、組織上もそれぞれ分担を決めて、もっときめ細やかに、1人だけに負担がかかり過ぎないように、会社としての機能をどんどん充実させていくと。そのための努力も皆さんで、皆、考えていきたいと。そのための集まりだとおっしゃってました。こうした動きに対し、もろ手を挙げて後援姿勢をするのが議会人としての、議員としての私は務めだと思います。そういった意味を込めて、無償譲渡に全員でこぞって賛成すべきだという観点からの討論といたします。 ○議長(高田周儀君) 討論を終結することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、討論を終結いたしました。  続いて、議案第75号を起立により採決いたします。  なお、起立しない者は反対とみなします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                  〔賛成者 起立〕 ○議長(高田周儀君) 起立多数であります。  よって、議案第75号は、原案のとおり可決されました。  以上で本定例会に付議されました事件は全て終了いたしました。  これをもって平成28年第4回倉吉市議会定例会を閉会いたします。                 午後 3時35分 閉会                 署        名 この会議録の正当なることを認め署名する。  倉吉市議会議長     〃 議員     〃 議員...