台東区議会 2003-06-12 平成15年第2回定例会-06月12日-02号
そのためにも、頑張っている、素晴らしいと評価され、信頼されるに足りる区長、議長と言われますよう、さらには「坂の上の雲」を見ようとする気宇壮大な志をぜひ示してくださいますよう、心からお願いするところであります。
そのためにも、頑張っている、素晴らしいと評価され、信頼されるに足りる区長、議長と言われますよう、さらには「坂の上の雲」を見ようとする気宇壮大な志をぜひ示してくださいますよう、心からお願いするところであります。
日本人は戦後の焼け跡から坂の上の雲を目指し、きょうよりはあすの方がよくなるということを確信しながら、ひたすら高度成長の道を歩んできたのであります。世界第2位の経済大国になり、一時はアメリカをも追い越す勢いがあったのであります。 バブル崩壊によりすべてがはじけた日本経済は、不良債権というがんに冒され、糖尿病を患い、高血圧に悩む不健康な状態となっております。
施政方針に引用された司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」のあとがきで、著者は近代日本を切り拓いた明治のパイオニアたちが、夢や理想を抱きながらある種の楽天主義をもって、坂の上の青い空に輝く白い雲を目指した点に触れている。だが、国の行く末を思い、薪の上に臥して苦い肝を嘗める「臥薪嘗胆」ともいうべき決意なくして、先人たちの新たな創造と挑戦も叶わなかったのではないだろうか。
かつて作家の司馬遼太郎は、小説『坂の上の雲』のあとがきで、明治を切り拓いたパイオニアたちは、みな坂の上に輝く「白い雲」を見つめて、その坂を一心不乱にのぼった。」このように述べられております。「いま、私たちの社会に必要なことは、この坂の上に輝く「白い雲」という名の「夢」や「理想」を見つめ歩いていくことではないでしょうか。」このようにも述べられております。
かつて作家の司馬遼太郎は、小説『坂の上の雲』のあとがきで、明治を切り拓いたパ イオニアたちは、みな坂の上に輝く「白い雲」を見つめて、その坂を一心不乱にのぼったと述べて います。いま、私たちの社会に必要なことは、この坂の上に輝く「白い雲」という名の「夢」や 「理想」を見つめ歩いていくことではないでしょうか。
先月、司馬遼太郎の『坂の上の雲』を軸とした21世紀のまちづくり基本構想策定委員会が初会合を開き、「作品や司馬遼太郎氏の精神を伝えるまちづくりを」とか、「市全体が坂の上の雲記念館であるべき」などの意見があったそうであります。俳句の里のあかしとも言える300基以上の句碑や観光俳句ポストの設置もすばらしいと思います。