港区議会 2020-02-26
令和2年2月26日総務常任委員会-02月26日
令和2年2月26日
総務常任委員会-02月26日令和2年2月26日総務常任委員会
総務常任委員会記録(令和2年第4号)
日 時 令和2年2月26日(水) 午後1時40分開会
場 所 第4委員会室
〇出席委員(8名)
委 員 長 杉本 とよひろ
副委員長 兵 藤 ゆうこ
委 員 なかね 大 黒崎 ゆういち
横 尾 俊 成 土 屋 準
二 島 豊 司 榎 本 茂
〇欠席委員
な し
〇出席説明員
副区長 田 中 秀 司
芝地区総合支所副総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務 高 嶋 慶 一
企画経営部長 浦 田 幹 男
企画課長・
区役所改革担当課長兼務 大 浦 昇 オリンピック・
パラリンピック推進担当課長・
全国連携推進担当課長兼務 白 石 直 也
用地・
施設活用担当課長 高 澤 大 輔 区長室長 大 澤 鉄 也
財政課長 荒 川 正 行 施設課長 大 森 隆 広
用地・
施設活用担当部長 中 島 博 子
防災危機管理室長 長谷川 浩 義
防災課長 白 井 隆 司 危機管理・
生活安全担当課長 滑 川 寛 之
総務部長 北 本 治
総務課長 湯 川 康 生 人権・
男女平等参画担当課長 江 村 信 行
情報政策課長 若 杉 健 次 人事課長 太 田 貴 二
人材育成推進担当課長 八 木 弘 樹 契約管財課長 吉 田 宗 史
会計管理者(
会計室長事務取扱) 亀 田 賢 治
選挙管理委員会事務局長 高 橋 辰 美
選挙管理委員会事務局次長 井 上 茂
監査事務局長 横 山 大地郎
監査事務局次長 伊 藤 忠 彦
〇会議に付した事件
1 審議事項
(1) 区長報告第1号 専決処分について(
気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・
港区立教育センター整備等事業に関する受託契約の変更)
(2) 議 案 第1号 港区個人番号の利用並びに特定個人情報の保護及び提供に関する条例の一部を改正する条例
(3) 議 案 第3号 港区
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
(4) 議 案 第4号 港区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
(5) 議 案 第20号 港区監査委員条例の一部を改正する条例
(6) 議 案 第21号 令和元年度港区一般会計補正予算(第6号)
(7) 議 案 第22号 令和元年度港区
国民健康保険事業会計補正予算(第1号)
(8) 議 案 第23号 令和元年度港区
後期高齢者医療会計補正予算(第1号)
(9) 議 案 第28号 工事請負契約の承認について(
港区立赤羽小学校新築工事)
(10) 議 案 第29号 工事請負契約の承認について(
港区立赤羽小学校新築に伴う電気設備工事)
(11) 議 案 第30号 工事請負契約の承認について(
港区立赤羽小学校新築に伴う機械設備工事)
(12) 議 案 第32号
包括外部監査契約の締結について
(以上2.2.21付託)
(13) 請 願元第4号 港区における
特定遊興飲食店営業の指定地域追加願いに関する請願
(元.6.20付託)
(14) 発 案元第3号 地方行政制度と財政問題の調査について
(元.5.29付託)
午後 1時40分 開会
○委員長(杉本とよひろ君) ただいまから総務常任委員会を開会いたします。
本日の署名委員は、二島委員、榎本委員にお願いいたします。
陳情書が議長宛てに提出され、当常任委員会に送付されました。お手元に配付してあります。ご参照ください。
これより、昨日お配りした視察予定表のとおり、視察に参りたいと思います。議会棟前に車を準備しておりますので、1時50分には出発したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、委員会を休憩いたします。
午後 1時40分 休憩
午後 2時45分 再開
○委員長(杉本とよひろ君) 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。
それでは、審議事項に入ります。初めに、審議事項(1)「区長報告第1号 専決処分について(
気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・
港区立教育センター整備等事業に関する受託契約の変更)」を議題といたします。理事者の説明を求めます。
○契約管財課長(吉田宗史君) ただいま議題となりました審議事項(1)「区長報告第1号 専決処分について(
気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・
港区立教育センター整備等事業に関する受託契約の変更)」につきまして、ご説明させていただきます。
本件は、平成21年6月19日に議決いただきました
気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・
港区立教育センター整備等事業に関する受託契約について、残土処分の実績による減額並びに物価等上昇に係る工事費の増額及び令和元年度分の人件費を計上することから、区長の専決処分により、契約金額を変更しましたので、ご報告するものです。2月25日付当委員会資料№1を補足資料として調製いたしましたので、ごらんください。
項番1、契約の内容です。契約の名称及び事業期間は記載のとおりで、契約の相手方は国で、
国土交通省関東地方整備局長です。
項番2、施設概要です。名称は、
港区立教育センター、
港区立みなと科学館です。所在地、敷地面積、建築面積、延床面積及び規模・構造は記載のとおりで、教育センターは4階の一部、みなと科学館は1階、2階の一部となります。
2ページをごらんください。項番3、変更の内容です。契約金額につきまして、変更前は32億3,859万445円であったものを、8,931万2,607円増額し、33億2,790万3,052円に変更いたしました。契約変更額の内訳を表に記載しております。
ここで、内訳の1つである物価変動(
インフレスライド)の説明をさせていただきます。別紙である3ページをごらんください。
インフレスライドにつきましては、
公共工事設計労務単価の上昇を受け、技能労働者への適切な賃金水準の確保のため、
インフレスライド条項の適用を求める国からの要請に基づき、区としても運用しています。
項番1、
インフレスライド条項は、事業契約締結後の賃金水準や物価水準の変動により、工事費の変更を規定したものです。
項番2、適用対象工事は、基準日以降、残工事が2カ月以上ある工事が対象となります。
項番4、
インフレスライド額の算出式は記載のとおりで、項番3、イメージ図でご説明いたします。中段中ほどにある基準日における変動前残工事金額(P1)が
インフレスライドの対象となる部分になります。これに賃金水準や物価変動の要素を加え、単価を入れかえて算出し直したものが、変動後残工事金額(P2)になります。変動後残工事金額(P2)から変動前残工事金額(P1)を差し引いた金額から、中段右端の受注者の負担額、変動前残工事金額P1の1%を差し引いたものが、
インフレスライド変更額(S)となります。
2ページにお戻りください。契約変更額の内訳です。まず、①物価変動(
インフレスライド)に基づく工事費です。2回分の
インフレスライドによる増額があり、1回目は基準日が平成30年8月30日で、変動前残工事金額20億8,923万8,125円を7,847万7,084円増額しました。2回目は基準日が平成31年4月26日で、変動前残工事金額11億2,638万2,795円を1,776万411円増額しました。併せて9,623万7,495円の増額となりました。
②国土交通省職員の令和元年度分人件費として、193万1,268円を計上しました。
③が
れき混じり残土処分費につきましては、当初219.3立米で2,386万8,000円を予定していましたが、実績として137.9立米となり、885万6,156円の減額となりました。
①から③の合計として、8,931万2,607円の増額となりました。
4ページをごらんください。
がれき混じり残土搬出範囲図です。図の太枠で囲われた斜線部分から発生しています。
5ページから6ページをごらんください。
がれき混じり残土搬出記録写真と搬出記録を添付しております。
2ページにお戻りください。項番4、契約変更日は記載のとおりで、項番5、変更理由は先ほどご説明したとおりです。
項番6、今後の予定は、4月1日に両施設を開設する予定です。
説明は以上です。よろしくご審議の上、ご了承いただけますようお願い申し上げます。
○委員長(杉本とよひろ君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご発言のある方はどうぞ。
○委員(土屋準君) 国土交通省職員の人件費の増額とあるのですけれども、これはどういうものなのでしょうか。
○契約管財課長(吉田宗史君) 国土交通省の人件費については、毎年計上させていただいておりまして、事業者との打ち合わせや工事監理など、区にかわってやっていただいている部分を人件費として委託ということでお願いしている経費になります。
○委員(土屋準君) 資料2ページの内訳の表を見ると、変更前の欄には数字がないのですが、変更後の欄の数字自体が増額になったということなのでしょうか。
○契約管財課長(吉田宗史君) 人件費につきましては、国との協定で毎年毎年積み上げるといいますか、その都度対応するということで、今回は令和元年度分なので、初めて計上したということになります。
○委員長(杉本とよひろ君) ほかにご質問等ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) なければ質疑は、これにて終了いたします。
採決については、簡易採決でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、審議事項(1)「区長報告第1号 専決処分について(
気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・
港区立教育センター整備等事業に関する受託契約の変更)」について、報告のとおり了承することにご異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) ご異議なきものと認め、本件は、満場一致をもって報告のとおり了承すべきものと決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(2)「議案第1号 港区個人番号の利用並びに特定個人情報の保護及び提供に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。
○情報政策課長(若杉健次君) ただいま議題となりました審議事項(2)「議案第1号 港区個人番号の利用並びに特定個人情報の保護及び提供に関する条例の一部を改正する条例」について、提案補足説明をさせていただきます。
2月25日付本委員会資料№2をごらんください。項番1の条例概要です。個人番号、いわゆるマイナンバーになりますが、個人番号を含む特定個人情報については、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆる番号法と呼んでおりますが、こちらに基づきまして、利用及び提供が認められております。
これを受けまして、区では、平成27年に港区個人番号の利用並びに特定個人情報の保護及び提供に関する条例を制定し、個人番号の利用範囲を定めているところでございます。
項番2の改正理由をごらんください。今回、個人番号の利用事務でありました
女性福祉資金貸付事業の廃止に伴い、条例の規定を整備するものです。
次に、項番3の改正内容をごらんください。先ほどご説明申し上げました(1)に加えまして、(2)をごらんいただきたいと思います。その他規定の整備といたしまして、条例の別表第2で引用してございます、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、先ほどの番号法、こちらの一部改正により、項番が1つずれることによる条項ずれの解消を行うものです。
項番4、施行期日については、令和2年4月1日になります。
2月25日付本委員会資料№2-2をごらんください。新旧対照表になります。別表第1及び別表第2において、港区
女性福祉資金貸付条例の規定を削除するとともに、別表第2で引用しております法律の項番について、規定の整備を行います。
甚だ簡単ではございますが、ご説明は以上です。よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
○委員長(杉本とよひろ君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。ご質問等ございます方は、順次発言をお願いいたします。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) ご質問等がなければ、質疑はこれにて終了いたします。
採決については、簡易採決でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、審議事項(2)「議案第1号 港区個人番号の利用並びに特定個人情報の保護及び提供に関する条例の一部を改正する条例」について、原案のとおり可決することにご異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) ご異議なきものと認め、審議事項(2)「議案第1号 港区個人番号の利用並びに特定個人情報の保護及び提供に関する条例の一部を改正する条例」は、原案のとおり可決することに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(3)「議案第3号 港区
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。
○人事課長(太田貴二君) ただいま議題となりました審議事項(3)「議案第3号 港区
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例」について、提案補足説明をいたします。
本案は、児童相談所の設置準備に係る体制強化として、
会計年度任用職員を任用することに伴い、報酬額の上限を引き上げるものです。
それでは、2月25日付当委員会資料№4をごらんください。項番1、背景・経緯です。区は、令和3年度の児童相談所設置に向けまして、児童相談所の業務に精通した職員等を配置することにより、執行体制を強化してまいります。その一つの方策として、新たに
会計年度任用職員の職、
児童相談所人材育成専門員といいますが、その職を新たに設置いたします。これに伴いまして、この職に支給する報酬額が現行条例に規定されております上限額を上回りますことから、上限額を引き上げるために条例を改正するものです。
四角囲みの参考のところをごらんください。今、私が
児童相談所人材育成専門員と申し上げた内容の概要を説明したいと思います。この職の配置人数は1名で、必要な経験としては、児童相談所所長の経験者を考えております。業務内容としては、人材育成計画の作成、系統的研修の実施、OJTの実施などを予定しております。
採用は令和2年4月1日で、勤務条件については、所管等の調整により、今、予定しているところは、令和2年度、準備の1年間は週3日の勤務で、1日に6時間15分で、報酬月額は26万8,200円になります。
令和3年度は、1日当たりの勤務時間を1時間延ばしまして、報酬月額を31万1,000円とします。この勤務時間、勤務日数で、予定している業務内容は十分果たせると考えていますが、児童相談所については、区で初めての事業となること、開設してみて予想外のことも起こるかもしれないということで、週4日の勤務にも機動的に任用できるように、条例上は週4日の勤務日数を踏まえた報酬金額を設定したいと考えております。その額が条例上の額というところで記載をされています41万4,800円でございます。
項番2、改正内容ですけれども、これからご審議いただく条例については、
会計年度任用職員の報酬の上限額を定めている規定が現行は記載のとおり24万9,000円のところを、先ほど条例上の額として説明いたしました41万4,800円に改正するものでございます。
項番3、施行期日は公布の日としております。
甚だ簡単ですが、説明は以上です。よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願い申し上げます。
○委員長(杉本とよひろ君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。ご質問等ございます方は、順次発言をお願いいたします。
○委員(土屋準君) 人事に関するものは23区共通ということがありますけれども、この件については、港区独自ということでよろしいのでしょうか。
○人事課長(太田貴二君) 児童相談所については、児童福祉司や児童心理司など、配置基準が決まった職がある一方、体制の強化として、このご審議いただく職というのは、港区ならではの職という位置づけでございます。
○委員(土屋準君) 資料№4の参考の表の勤務日数等の下段に週4日と書いてあるのは、週4日も踏まえたという表現をされていましたけれども、弾力的ということなのでしょうか。
○人事課長(太田貴二君) 現時点で予定しているところでは、この業務内容は週3日の勤務で十分やっていけると考えておりますが、児童相談所を開設してみて、さらなる体制強化という形が必要だとなった場合、週4日の勤務が必要になった場合、機動的な対応をするためです。条例で上限を決めている以上、それを上げるためには、改めて議会での議決をいただかなければいけないため、そういった時間的なものを考えて、よりスピーディーに対応できるよう、今から週4日の勤務にたえられる条例内容にしておきたいという考えで、この内容をご提案させていただくものです。
○委員(横尾俊成君) 任用要件として、
児童相談所所長経験者ということですけれども、今回採用されるのは人材育成専門員ということで、人材育成のスキルが身についている方ということ、つまり、ほかのところには人材育成を専門とする方がいらっしゃらないから、所長のかわりにやっていただく、そのような認識ですか。
○人事課長(太田貴二君) 現在、児童相談所長については、採用活動を終えており、内定している者は、医師の資格を有して、児童相談所で14年の経験がある者を予定しています。内定者は十分な役割を果たせると考えますが、港区として、さらに高いレベルの児童相談所を目指してまいりたいと考えております。そのためには、やはり児童相談所は人と人との関係、ご家庭や子どもたちに寄り添った関係が大事ということもありまして、より高いレベルの職員を育成するためには、現行の法律等で決められた者だけではなく、港区ならではの職というものを配置して、体制を強化したいということで、この職を設置するものでございます。
○委員(横尾俊成君) 所長を補佐するという立場ではなくて、人材育成を専門に行う方という、そのような認識ですか。
○人事課長(太田貴二君) この表、資料№4の参考として記載させていただきましたけれども、児童相談所におけるこの職については、所長経験者ということで、非常に経験豊かな人を考えております。現在も、大学や児童養護施設などでご活躍されている方を区としてはイメージしておりますが、そういった経験の中で、より幅広な意見なりアドバイスなりは、児童相談所長やその下の課長を補佐するという役割も担っていただきたい。人材育成とともに課長の補佐も経験の中で生かせるような立場で、仕事をしていただきたいと考えております。
○委員長(杉本とよひろ君) ほかにご質問等ございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) なければ、質疑はこれにて終了いたします。
採決については、簡易採決でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、審議事項(3)「議案第3号 港区
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例」を採決いたします。
「議案第3号」は、原案のとおり可決することにご異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) ご異議なきものと認め、審議事項(3)「議案第3号 港区
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(4)「議案第4号 港区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。
○
人材育成推進担当課長(八木弘樹君) ただいま議題となりました審議事項(4)「議案第4号 港区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」につきまして、提案補足説明をいたします。
本案は、一時保護業務及び児童相談所業務に関する特殊勤務手当を新たに追加するものでございます。資料は、2月25日
付総務常任委員会資料№5、港区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について及び資料№5-2、港区職員の特殊勤務手当に関する条例新旧対照表でございます。
それでは、資料に基づき、ご説明いたします。資料№5をごらんください。項番1、経緯・概要でございます。特別区において児童相談所を設置していくにあたっての給与上の人材確保策につきまして、特別区全体で検討を行ってまいりました。このたび一時保護業務に従事する職員及び児童相談所に勤務する職員に対する特殊勤務手当について、特別区全体での申し合わせが決定されたことなどを踏まえ、本区といたしましても、特殊勤務手当を追加いたします。
今回追加する手当は、項番2、手当の内容に記載のとおり、一時保護業務手当と
児童相談所業務手当の2つの手当でございます。支給額は、それぞれ他自治体の同種の手当等の状況などを踏まえ、一時保護業務手当については日額1,470円、
児童相談所業務手当につきましては日額490円でございます。
対象業務は、一時保護業務手当につきましては、一時保護所における児童の一時保護業務でございます。
児童相談所業務手当につきましては、表の下部に米印2として、主なものを補記しておりますが、心理学的判定や里親、養子縁組などの業務に関する家庭訪問、指導、相談等でございます。
なお、本区における児童相談所の設置は令和3年4月の予定でございますが、本年4月に設置を予定する特別区もあることから、派遣があった際の給与上の均衡を図る観点から、他自治体の児童相談所に派遣される職員も支給対象といたします。
次に、項番3の施行日でございますが、ただいま申し上げました先行して設置する特別区の状況等も踏まえまして、令和2年4月1日としております。
なお、資料№5-2、新旧対照表につきましては、ただいまご説明いたしました内容が反映されておりますので、説明は省略させていただきます。
以上、甚だ簡単ではございますが、港区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の説明でございます。よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願い申し上げます。
○委員長(杉本とよひろ君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。ご質問等ございます方は、順次発言をお願いいたします。
○委員(土屋準君) これも23区全体というのと、区の立場というのがあると思うのですけれども、これはどのような形でなっているのでしょうか。
○
人材育成推進担当課長(八木弘樹君) 今回のこれら2つの特殊勤務手当につきましては、これまで特別区において児童相談所の課題に対して一体的で取り組んできたこと、また、今後、都区間及び特別区間において人事交流等が行われることも考慮しまして、特別区として一定の統一性を持った対応ということで申し合わせ等がされているところでございます。
○委員長(杉本とよひろ君) ほかにご質問等ございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) なければ、質疑はこれにて終了いたします。
採決については、簡易採決でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、審議事項(4)「議案第4号 港区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」について採決いたします。
「議案第4号」は、原案のとおり可決することにご異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) ご異議なきものと認め、審議事項(4)「議案第4号 港区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」は、原案のとおり可決することに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(5)「議案第20号 港区監査委員条例の一部を改正する条例」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。
○監査事務局次長(伊藤忠彦君) ただいま議題となりました審議事項(5)「議案第20号 港区監査委員条例の一部を改正する条例」につきまして、提案補足説明をさせていただきます。
本案は、地方自治法の一部改正を踏まえ、内部統制制度の導入や監査制度の充実強化を図るため、規定を整備するため改正をするものでございます。資料№6、港区監査委員条例の一部改正についてをごらんください。
まず、項番1、背景についてでございます。平成29年の地方自治法の改正のうち、令和2年4月施行分につきましては、地方公共団体等における適正な事務処理等の確保並びに組織及び運営の合理化を図るため、内部統制制度の導入や監査制度の充実強化が盛り込まれております。これを踏まえ、港区監査委員条例につきましても、これらの内容を反映して、改正いたします。
現行の港区監査委員条例は、監査等の具体的な内容につきまして、時期や方法が一つひとつ細かく規定されております。これとあわせて、新たな監査基準の公表や内部統制評価報告書の審査、勧告の公表時期や方法につきましても、他と同様のレベルで規定いたします。
具体的には、項番2、改正のポイントをごらんください。初めに、(1)監査基準の公表の方法についてでございます。改正法では、監査委員が監査等を行うにあたりまして、監査基準に従うこととし、監査基準は監査委員が定め、公表することとされます。条例では、第2条の2で監査基準を定め、変更したときの公表の方法を規定いたします。
資料№6-2は、新旧対照表になっております。こちらもあわせてごらんください。第2条の2で、港区公報に登載する旨を規定いたします。
また資料№6に戻っていただきまして、次に、(2)内部統制評価報告書審査の着手の時期についてでございます。改正法では、区長は、内部統制に関する方針を定め、必要な体制を整備するとともに、自ら評価した報告書を作成し、監査委員の審査に付すこととされます。条例では、第3条第4項で、当該報告書が監査委員の審査に付されたときの着手の時期を、速やかに着手する旨規定いたします。
次に、(3)勧告及び措置の内容の公表の時期及び方法でございます。改正法では、監査の結果に関する報告のうち、監査委員が特に措置を講ずる必要があると認める事項については、理由を付して必要な措置を講ずるよう勧告することができ、当該勧告の内容を公表すること、勧告を受けた者は必要な措置を講ずるとともに、当該措置の内容を監査委員に通知し、監査委員は当該措置の内容を公表することとされます。条例の方では、第4条第4項及び第5項で、監査委員が特に必要な措置を講ずるよう勧告したときの当該勧告の内容、及び勧告を受けた者から講じた措置の内容に係る通知を受けたときの当該措置の内容についての公表の時期は速やかに公表し、公表の方法は港区公報に登載する旨を規定いたします。
次に、(4)合議不調時における監査委員の意見の公表の方法です。改正法では、監査委員は監査結果の報告の決定について、監査委員の意見が一致しないことにより、合議により決定できない事項がある場合には、監査委員の意見を区長等に提出するとともに、これらを公表することとされます。条例では、第4条第2項及び第6項で、合議により決定できない事情がある場合の意見の公表の方法は、港区公報に登載する旨を規定いたします。
その他規定の整備等を実施いたしまして、その他改正法の条項番号に合わせて引用条項の記載を修正するなど、規定を整備するものでございます。
最後に項番3、施行期日は、改正法の施行日に合わせて、令和2年4月1日といたします。
甚だ簡単ではございますが、説明は以上でございます。よろしくご審議の上、ご決定くださいますようよろしくお願い申し上げます。
○委員長(杉本とよひろ君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。ご質問等ございます方は、順次発言をお願いいたします。
○委員(土屋準君) 条例の改定ということですけれども、例えば、監査基準の公表の方法について、今まで監査基準などの公表というのはどのようにされていましたでしょうか。
○監査事務局次長(伊藤忠彦君) これまでの監査基準につきましては、監査委員が利用するわけですので、内規としておりました。今回の法改正で、監査委員がみずから監査基準を策定、公表して、それに従って監査等を実施することが法律の中で義務づけられましたので、改めて監査基準について報告するという手続をとることになります。
○委員(土屋準君) 資料№6項番2(4)のところに、合議不調時についてが書いてあるのですけれども、今、合議不調時はどのようにされているのでしょうか。
○監査事務局次長(伊藤忠彦君) これまで合議不調となるようなことはございませんでした。したがって、公表したことはございません。
○委員長(杉本とよひろ君) ほかにご質問等ございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) なければ、質疑はこれにて終了いたします。
採決については、簡易採決でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、審議事項(5)「議案第20号 港区監査委員条例の一部を改正する条例」について採決いたします。
「議案第20号」は、原案のとおり可決することにご異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) ご異議なきものと認め、審議事項(5)「議案第20号 港区監査委員条例の一部を改正する条例」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(6)「議案第21号 令和元年度港区一般会計補正予算(第6号)」、審議事項(7)「議案第22号 令和元年度港区
国民健康保険事業会計補正予算(第1号)」、審議事項(8)「議案第23号 令和元年度港区
後期高齢者医療会計補正予算(第1号)」、3案を一括して議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。
○財政課長(荒川正行君) 審議事項(6)「議案第21号 令和元年度港区一般会計補正予算(第6号)」、審議事項(7)「議案第22号 令和元年度港区
国民健康保険事業会計補正予算(第1号)」及び審議事項(8)「議案第23号 令和元年度港区
後期高齢者医療会計補正予算(第1号)」について、ご説明いたします。お手元にお配りしてございます港区各会計補正予算の予算書及び予算説明書をごらんください。
初めに、議案第21号令和元年度港区一般会計補正予算(第6号)についてご説明いたします。2ページをごらんください。歳入歳出予算の補正額は82億7,244万3,000円の増額で、補正後の歳入歳出予算の総額は1,550億961万4,000円となります。次に、債務負担行為の説明です。内容は後ほどご説明いたします。
3ページをごらんください。第1表、歳入歳出予算補正です。歳入予算の補正額の内訳は、特別区税52億7,669万7,000円の増、分担金及び負担金871万4,000円の減、国庫支出金17億8,072万8,000円の減、都支出金9億8,809万3,000円の減、財産収入765万2,000円の減、寄附金3,900万円の増、繰入金6億8,252万6,000円の減、繰越金18億8,124万9,000円の増、諸収入45億4,321万円の増となり、歳入予算補正額の合計は82億7,244万3,000円の増額です。
4ページをごらんください。歳出予算の補正額の内訳です。議会費500万円の減、総務費61億1,357万2,000円の増、環境清掃費3,418万3,000円の減、民生費2億2,733万1,000円の増、衛生費1,500万円の減、産業経済費10億2,244万8,000円の減、土木費22億7,342万4,000円の減、教育費8億8,175万4,000円の増、5ページをごらんください。諸支出金43億9,984万1,000円の増となり、歳出予算補正額の合計は82億7,244万3,000円の増額です。
続いて、6ページをごらんください。第2表、債務負担行為補正です。既定の債務負担行為の追加が2件です。待機児童解消施設賃借(芝公園二丁目)は、期間を令和2年度から令和7年度、限度額を6,490万円、青山保育園解体は、期間を令和2年度、限度額を4,781万7,000円とするものでございます。
次に、議案第22号令和元年度港区
国民健康保険事業会計補正予算(第1号)に沿ってご説明いたします。8ページをごらんください。初めに、歳入歳出予算の補正です。歳入歳出予算の補正額は2,521万8,000円の減額で、補正後の歳入歳出予算の総額は242億6,990万4,000円となります。
9ページをごらんください。第1表、歳入歳出予算補正です。歳入予算の補正額の内訳は、国民健康保険料5億9,865万7,000円の減、都支出金3億5,259万1,000円の減、繰入金4億224万5,000円の減、繰越金13億2,827万5,000円の増となり、歳入予算補正額の合計は2,521万8,000円の減額です。
10ページをごらんください。歳出予算の補正額の内訳です。保険給付費1,068万9,000円の減、国民健康保険事業費納付金1億4,924万3,000円の減、保健事業費及び予備費は財源の更正を行い、諸支出金は1億3,471万4,000円を増額いたします。歳出予算補正額の合計は2,521万8,000円の減額です。
続いて、議案第23号令和元年度港区
後期高齢者医療会計補正予算(第1号)に沿ってご説明いたします。12ページをごらんください。初めに、歳入歳出予算の補正です。歳入歳出予算の補正額は6,723万7,000円の増額で、補正後の歳入歳出予算の総額は56億1,177万6,000円となります。
13ページをごらんください。第1表、歳入歳出予算補正です。歳入予算の補正額の内訳は、後期高齢者医療保険料1億4,448万1,000円の増、繰入金1億9,025万7,000円の減、繰越金1億1,301万3,000円の増となり、歳入予算の補正額の合計は6,723万7,000円の増額です。
14ページをごらんください。歳出予算の補正額の内訳です。総務費は5,245万2,000円の減、広域連合負担金は1億1,968万9,000円の増となり、歳出予算補正額の合計は6,723万7,000円の増額です。
続きまして、補正予算説明書について、会計ごとにご説明いたします。ページをおめくりいただきまして、令和元年度港区一般会計補正予算(第6号)説明書に沿ってご説明をさせていただきます。
まず、歳入の説明になります。6ページをごらんください。特別区税の補正額は52億7,669万7,000円の増額です。項の1、特別区民税を52億7,669万7,000円増額いたします。次に、分担金及び負担金の補正額は871万4,000円の減額です。項の1、負担金を871万4,000円減額いたします。内容は、保育園費を減額するものです。次に、国庫支出金の補正額は17億8,072万8,000円の減額です。項の1、国庫負担金を2億8,094万5,000円減額いたします。内容は、障害者福祉費を増額し、児童手当費などを減額するものでございます。項の2、国庫補助金を14億9,978万3,000円減額いたします。内容は、障害者福祉費を増額し、保育対策総合支援事業費及び8ページの社会資本整備総合交付金、プレミアム付商品券事業助成費などをそれぞれ減額するものでございます。
次に、都支出金の補正額は9億8,809万3,000円の減額です。項の1、都負担金を1億2,648万1,000円減額いたします。内容は、障害者福祉費などを増額し、児童手当費などを減額するものでございます。項の2、都補助金を8億1,914万9,000円減額いたします。内容は、障害者福祉費などを増額し、受動喫煙防止対策の強化に伴う喫煙環境整備費、子ども家庭支援費及び10ページの都市計画交付金、スクール・サポート・スタッフ配置事業費などをそれぞれ減額するものでございます。
項の3、都委託金を4,246万3,000円減額いたします。内容は、参議院議員選挙費、オリンピック・パラリンピック教育推進校事業費及び事務処理特例事業費をそれぞれ減額するものでございます。次に、財産収入の補正額は765万2,000円の減額です。項の1、財産運用収入を765万2,000円減額いたします。内容は、基金利子を減額するものです。次に、寄附金の補正額は3,900万円の増額です。項の1、寄附金を3,900万円増額いたします。内容は、指定寄附金を増額するものです。次に、繰入金の補正額は6億8,552万6,000円の減額です。項の1、基金繰入金を6億8,252万6,000円減額いたします。内容は、子育て王国基金繰入金、定住促進基金繰入金及び12ページの公共施設等整備基金繰入金、高齢者福祉施設等整備基金繰入金をそれぞれ減額するものです。
次に、繰越金の補正額は18億8,124万9,000円の増額です。次に、諸収入の補正額は45億4,321万円の増額です。項の7、雑入を45億4,321万円増額いたします。内容は、土地区画整理事業補償金などを増額し、港区保育室収入などを減額するものです。
続いて、歳出のご説明です。16ページをごらんください。議会費の補正額は500万円の減額です。項の1、区議会費を500万円減額いたします。内容は、職員人件費を減額するものです。
18ページをごらんください。総務費の補正額は61億1,357万2,000円の増額です。項の1、総務管理費を62億1,639万4,000円増額いたします。内容は、震災復興基金積立金を増額し、伝統文化交流館開設準備、基幹系業務システム保守・運用、赤坂地区総合支所維持管理及び旧飯倉小学校跡地活用施設整備などをそれぞれ減額し、安全安心施設対策基金積立金を計上するものです。
20ページをごらんください。項の2、徴税費を2,300万円減額いたします。内容は、職員人件費を減額するものです。
22ページをごらんください。項の3、戸籍住民基本台帳費を4,321万1,000円減額いたします。内容は、職員人件費、戸籍システム及び証明書自動交付事務をそれぞれ減額するものでございます。
24ページをごらんください。項の4、選挙費を2,551万1,000円減額いたします。内容は、区議会議員選挙及び参議院議員選挙を減額するものでございます。
26ページをごらんください。項の5、統計調査費を1,110万円減額いたします。内容は、職員人件費を減額するものです。
続きまして、28ページをごらんください。環境清掃費の補正額は3,418万3,000円の減額です。項の1、環境費を3,418万3,000円減額いたします。内容は、泳げるお台場の海創生事業などを減額するものです。
30ページをごらんください。民生費の補正額は2億2,733万1,000円の増額です。項の1、社会福祉費を1億9,170万3,000円増額いたします。内容は、障害児通所支援事業などを増額し、介護予防普及推進事業、特別養護老人ホーム維持補修及び麻布いきいきプラザ等改築などをそれぞれ減額し、障害者福祉推進基金積立金を計上するものです。
32ページをごらんください。項の2、児童福祉費を7,456万3,000円増額いたします。内容は、子育て王国基金積立金を計上し、職員人件費、児童手当、赤坂子ども中高生プラザ管理運営及び34ページの(仮称)港区子ども家庭総合支援センター整備などをそれぞれ減額するとともに、財源の更正を行うものでございます。
36ページをごらんください。項の3、生活保護費を3,893万5,000円減額いたします。内容は、生活困窮者自立支援事業を増額し、生活保護を減額するものでございます。
38ページをごらんください。衛生費の補正額は1,500万円の減額です。項の1、保健衛生費を1,500万円減額いたします。内容は、特定不妊治療費助成を減額するものです。
40ページをごらんください。産業経済費の補正額は10億2,244万8,000円の減額です。項の1、商工費を10億2,244万8,000円減額いたします。内容は、中小企業融資利子補給基金利子積立金を増額し、新製品・新技術開発支援及び(仮称)産業振興センター等整備などを減額するものでございます。
42ページをごらんください。土木費の補正額は22億7,342万4,000円の減額です。項の1、土木管理費を2億2,433万4,000円減額いたします。内容は、芝地区まちづくり課運営及び(仮称)芝公園駅自転車駐車場用地取得を減額するものです。
44ページをごらんください。項の2、道路橋りょう費を5億5,186万円減額いたします。内容は、芝地区道路・側溝等維持管理、芝地区歩道整備及び都市計画道路整備などをそれぞれ減額するものです。
46ページをごらんください。項の3、河川費を4,279万4,000円減額いたします。内容は、芝地区河川等維持管理を減額するものです。
48ページをごらんください。項の4、公園費を7,936万2,000円減額いたします。内容は、芝地区公園整備などを減額するものです。
50ページをごらんください。項の5、都市計画費を15億8,452万円減額いたします。内容は、職員人件費及び三田三・四丁目地区市街地再開発事業支援などを減額するものでございます。
52ページをごらんください。項の6、住宅費を7億5,085万6,000円増額いたします。内容は、シティハイツ車町建替を減額し、定住促進基金積立金を計上するとともに、財源の更正を行うものです。
54ページをごらんください。項の7、建築費を5億4,141万円減額いたします。内容は、職員人件費などを減額するものです。
続きまして、56ページをごらんください。教育費の補正額は8億8,175万4,000円の増額です。項の1、教育総務費を10億7,806万2,000円増額いたします。内容は、職員人件費、学力向上事業及び奨学資金貸付などをそれぞれ減額し、教育施設整備基金積立金を計上するものでございます。
58ページをごらんください。項の2、小学校費を6,691万6,000円減額いたします。内容は、職員人件費及び(仮称)芝浦第二小学校整備などを減額するものです。
60ページをごらんください。項の4、校外施設費を2,507万5,000円減額いたします。内容は、箱根ニコニコ高原学園管理運営を減額するものです。
62ページをごらんください。項の5、幼稚園費を7,975万円減額いたします。内容は、職員人件費を減額するものです。
続いて、64ページをごらんください。項の6、社会教育費を1,856万7,000円減額いたします。内容は、職員人件費及びみなと図書館維持管理を減額するものです。
66ページをごらんください。項の7、社会体育費を600万円減額いたします。内容は、職員人件費を減額するものです。
68ページをごらんください。諸支出金の補正額は43億9,984万1,000円の増額です。項の1、財政積立金を49億9,234万3,000円増額いたします。内容は、財政調整基金利子積立金を減額し、公共施設等整備基金積立金を計上するものです。
70ページをごらんください。項の2、他会計繰出金は5億9,250万2,000円の減額です。内容は、国民健康保険事業会計繰出金及び後期高齢者医療会計繰出金を減額するとともに、財源の更正を行うものでございます。
続きまして、78ページをごらんください。こちらは債務負担行為支出額予定調書でございます。待機児童解消施設賃借(芝公園二丁目)は、限度額を6,490万円、期間を令和2年度から令和7年度、財源につきましては、全て一般財源でございます。青山保育園解体は、限度額を4,781万7,000円、期間を令和2年度、財源は全て一般財源でございます。
以上が、一般会計補正予算(第6号)の内容の説明です。
続きまして、令和元年度港区
国民健康保険事業会計補正予算(第1号)説明書に沿ってご説明いたします。まず、歳入の説明になります。84ページをごらんください。
国民健康保険料の補正額は5億9,865万7,000円の減額です。項の1、国民健康保険料を5億9,865万7,000円減額いたします。内容は、後期高齢者支援分現年分及び医療給付費分現年分などを減額するものです。
次に、都支出金の補正額は3億5,259万1,000円の減額です。項の1、都補助金を3億5,259万1,000円減額いたします。内容は、普通交付金などを減額するものです。
次に、繰入金の補正額は4億224万5,000円の減額です。項の1、繰入金を4億224万5,000円減額いたします。内容は、一般会計繰入金などを減額するものです。
次に、繰越金の補正額は13億2,827万5,000円の増額です。
続いて、歳出の説明でございます。88ページをごらんください。保険給付費の補正額は1,068万9,000円の減額です。項の1、療養諸費は財源の更正を行うものです。
90ページをごらんください。項の4、出産育児諸費の補正額は1,068万9,000円の減額です。内容は、出産育児一時金支給を減額するものです。
92ページをごらんください。国民健康保険事業費納付金の補正額は1億4,924万3,000円の減額です。項の1、医療給付費分納付金は、8,584万2,000円の減額です。内容は、一般被保険者医療給付費分納付金を減額するとともに、財源の更正を行うものでございます。
94ページをごらんください。項の2、後期高齢者支援金等分納付金は、財源の更正を行うものです。
96ページをごらんください。項の3、介護納付金分納付金は6,340万1,000円の減額です。内容は、介護納付金分納付金を減額するとともに、財源の更正を行うものでございます。
98ページをごらんください。保険事業費は、財源の更正を行うものです。
100ページをごらんください。諸支出金の補正額は1億3,471万4,000円の増額です。項の1、償還金及び還付金を1億3,471万4,000円増額いたします。内容は、保険給付費等交付金償還金を増額するとともに、財源の更正を行うものでございます。
102ページをごらんください。予備費につきましては、財源の更正を行うものです。
以上が、
国民健康保険事業会計補正予算(第1号)の内容の説明になります。
引き続きまして、令和元年度港区
後期高齢者医療会計補正予算(第1号)説明書に沿ってご説明いたします。まず、歳入の説明でございます。110ページをごらんください。
後期高齢者医療保険料の補正額は1億4,448万1,000円の増額です。項の1、後期高齢者医療保険料を1億4,448万1,000円増額いたします。内容は、現年分などを増額するものです。
次に、繰入金の補正額は1億9,025万7,000円の減額です。項の1、繰入金を1億9,025万7,000円減額いたします。内容は、療養給付費等繰入金を減額するものです。
次に、繰越金の補正額は1億1,301万3,000円の増額です。
続きまして、歳出の説明でございます。114ページをごらんください。総務費の補正額は5,245万2,000円の減額です。項の1、総務管理費を5,245万2,000円減額いたします。内容は、後期高齢者医療保険料収納を減額するとともに、財源の更正を行うものでございます。
116ページをごらんください。広域連合負担金の補正額は1億1,968万9,000円の増額です。項の1、広域連合負担金を1億1,968万9,000円増額いたします。内容は、東京都後期高齢者医療広域連合負担金を増額するとともに、財源の更正を行うものでございます。
以上が、
後期高齢者医療会計補正予算(第1号)の内容の説明でございます。
補正予算の説明につきましては、以上でございます。よろしくご審議の上、ご決定いただきますようお願いいたします。
○委員長(杉本とよひろ君) 説明は終わりました。これより質疑を行います。ご質問等ございます方は、順次ご発言をお願いいたします。
○委員(土屋準君) いろいろ減額が多い中で、基金の積立金についても減額が多いのですけれども、その中で新しく設置される基金というのはあるのでしょうか。
○財政課長(荒川正行君) 新規にできた基金は、今回、ございません。
○委員(黒崎ゆういち君) 直接補正予算とは関係ないのですが、昨今、新型コロナウイルスの関係でイベント等が中止になっています。区が事業者に対して開催をお願いしているもの、もしくは関係団体や町会・自治会、区民が中心となってイベント等を企画していて、残念ながら延期もしくは中止になった場合で、会計年度をまたがる際の対応はどう考えていらっしゃるのでしょうか。お聞かせいただきたいです。
○財政課長(荒川正行君) 現時点では、イベントや何かで既に準備をしてしまって経費が発生しているようなもの、そういったものについてはきちんと経費をお支払いすることで調整をさせていただいているところでございます。
また、来年度については、まだ全体的な確認、調整がとれている状況ではございませんが、必要な財政措置については準備をしていきたいと考えてございます。
○委員(黒崎ゆういち君) まだまだ全然見えないですし、これからもっと影響が拡大する可能性もありますので、そこはぜひ幅広く対応いただくように要望させていただきます。
○委員長(杉本とよひろ君) ほかにご質問等ございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) なければ、質疑はこれにて終了いたします。
まず、「議案第21号」ですが、採決については、簡易採決でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、審議事項(6)「議案第21号 令和元年度港区一般会計補正予算(第6号)」について採決いたします。
「議案第21号」は、原案のとおり可決することにご異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) ご異議なきものと認め、審議事項(6)「議案第21号 令和元年度港区一般会計補正予算(第6号)」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
続いて、「議案第22号」ですが、採決については、こちらも簡易採決でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、審議事項(7)「議案第22号 令和元年度港区
国民健康保険事業会計補正予算(第1号)」について採決いたします。
「議案第22号」は、原案のとおり可決することにご異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) ご異議なきものと認め、審議事項(7)「議案第22号 令和元年度港区
国民健康保険事業会計補正予算(第1号)」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
続いて、「議案第23号」ですが、採決については、こちらも、簡易採決でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、審議事項(8)「議案第23号 令和元年度港区
後期高齢者医療会計補正予算(第1号)」について採決いたします。
「議案第23号」は、原案のとおり可決することにご異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) ご異議なきものと認め、審議事項(8)「議案第23号 令和元年度港区
後期高齢者医療会計補正予算(第1号)」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
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○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(9)「議案第28号 工事請負契約の承認について(
港区立赤羽小学校新築工事)」、審議事項(10)「議案第29号 工事請負契約の承認について(
港区立赤羽小学校新築に伴う電気設備工事)」、審議事項(11)「議案第30号 工事請負契約の承認について(
港区立赤羽小学校新築に伴う機械設備工事)」の3案を一括して議題といたします。
模型を用意していただいておりますので、少しお待ちください。
それでは、理事者から提案理由の説明を求めます。
○契約管財課長(吉田宗史君) ただいま議題となりました議案第28号、議案第29号及び議案第30号の3議案につきまして、一括して提案の補足説明をさせていただきます。これらの3議案は、
港区立赤羽小学校新築工事と整備に伴います関連工事の電気設備工事及び機械設備工事の工事請負契約につきましてご承認いただくものでございます。
初めに、議案第28号工事請負契約の承認について(
港区立赤羽小学校新築工事)をごらんください。工事の名称は記載のとおりで、規模は鉄筋コンクリート造、地下2階、地上5階建て、延べ1万1,800.15平米です。契約金額は43億2,300万円で、工期は契約締結の日の翌日から令和5年2月28日までです。契約の相手方は、新宿区西新宿四丁目32番22号、フジタ・埼和・中野建設共同企業体で、構成員は記載のとおりです。工事概要につきましては、後ほど施設課長からご説明申し上げます。
次に、2月25日付当委員会資料№7を補足資料として調製いたしましたので、ごらんください。表紙をおめくりいただきまして、1ページ、入札経過調書です。本件は、令和2年1月8日、制限を付した一般競争入札により落札決定したものです。4者が入札申し込みをされ、最低価格による入札者を落札者としております。
次に、議案第29号をごらんください。工事請負契約の承認について(
港区立赤羽小学校新築に伴う電気設備工事)につきまして、ご説明いたします。工事の名称は記載のとおりです。契約金額は4億1,030万円で、工期は建築工事と同様です。契約の相手方は、港区白金二丁目5番12号、西山電気株式会社です。
次に、補足資料2ページの入札経過調書をごらんください。本件は、令和2年1月8日、制限を付した一般競争入札及び特別簡易型総合評価方式により落札決定したものです。2者が入札の申し込みをし、うち1者を落札者としております。特別簡易型総合評価方式につきましては、後ほど説明させていただきます。
次に、議案第30号をごらんください。工事請負契約の承認について(
港区立赤羽小学校新築に伴う機械設備工事)につきまして、ご説明いたします。工事の名称は記載のとおりです。契約金額は9億860万円で、工期は建築工事と同様です。契約の相手方は、港区浜松町一丁目25番7号、株式会社朝日工業社本店です。
次に、補足資料3ページの入札経過調書をごらんください。本件は、令和2年1月8日、制限を付した一般競争入札及び特別簡易型総合評価方式により落札決定したものです。1者が入札の申し込みをし、落札者としております。
4ページをごらんください。港区工事契約における特別簡易型総合評価方式についてです。この方式は、価格に加え、技術等の要素を含めて総合的に評価し、最も評価の高い者を落札者とするものです。
資料の項番1、評価点についてです。価格評価点と技術等評価点を各25点満点、合計50点満点で評価します。価格評価点は、記載の計算式で算出します。入札価格が調査基準価格に近い場合は満点に近い点数となり、予定価格に近い場合は低い点数となります。技術等評価点は、工事成績等資料に記載の4項目の合計点となります。
項番2の評価結果をごらんください。本件の電気工事と機械工事について、特別簡易型総合評価方式による入札を実施しており、各事業者の価格評価点、技術等評価点、合計点は記載のとおりです。なお、電気工事の西山電気は、入札価格が調査基準価格に近かったため、価格点が25点となっています。また、機械工事の朝日工業社は、入札価格が予定価格に近かったため、価格点がゼロ点となっています。
私からの説明は以上です。引き続きまして、工事概要につきまして、施設課長からご説明させていただきます。よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願い申し上げます。
○施設課長(大森隆広君) それでは、私の方から、工事概要につきまして、議案第28号の参考資料、2月25日付当委員会資料№7にてご説明させていただきます。
当委員会資料№7の5ページ、配置図兼1階平面図にて、計画地の状況をご説明したいと思います。本日、現地をご視察いただきましたが、住所は港区三田二丁目37番9、10、12号でございます。敷地面積は3,910.97平米でございます。
敷地につきましては、北、西、東、3面の道路に接した敷地でございます。北側道路、いわゆる綱の手引き坂の東側の交差点を基準にいたしまして、図面では右側となりますが、敷地の地盤につきましては、そこからおおむね6メートルほど高い位置にあることから、北側と東側道路沿いには、現在、擁壁がございます。また、西側の交差点付近では3メートル、南西側では6.4メートルの高低差となる道路に接する状況から、平面計画ではその特性を生かした計画といたしました。
図面の右側となります東側道路に面した地下1階レベルの駐車場は、その高低差を生かしたものでございまして、かつ既存の小学校校舎や新校舎の正門から離れた位置といたしました。
一方で、児童の動線となります正門でございます。正門につきましては、一体的な活動を行う北側敷地の主要動線を考慮しつつ、かつ浸水対策の観点からも、敷地レベルが高くなります西側の横断歩道付近の位置で計画をしたものです。
配置計画は、現在の小学校校舎がある北側敷地との一体的な活用と安全面から、2つの敷地をつなぐ道路上空通路を2階レベルで設置いたしまして、その効果的な利用の観点から、建物は北側に寄せた配置となってございます。その結果、南側からの採光の確保により、日当たりのよい遊び場、そして、学級菜園、広場を確保することができました。
なお、道路上空通路につきましては、本工事後、北側敷地の建物整備にあわせまして、第2期工事として整備する予定でございます。
また、東西の配置では、隣接いたします共同住宅との隣棟距離のバランスに配慮し、かつ西側の既存樹木の移植が可能となるような配置計画となっています。
それでは、各階の平面プランについてご説明させていただきます。資料が変わりまして、議案第28号参考資料の2ページをお開きください。地下2階平面図でございます。この階には、公式用バスケットコート、28メートル、15メートルがとれる体育館でございます。この階の廊下幅は、2.8メートルと広く確保いたしました。各3カ所の避難階段によりまして、児童の滞留が生じにくい計画としたものでございます。そのほか、防災備蓄倉庫、約70平米などを計画いたしました。
3ページをお開きください。地下1階平面図でございます。この階では、道路の高低差を生かしまして、駐車場、そして、地域開放用のエントランスを配置し、その関係性から、給食室やPTA室を計画いたしました。
4ページをお開きください。1階平面図でございます。正門に接し、全児童が一時避難できる約800平米のピロティがございます。日常は子どもの遊び場として利用するなど、この施設の特徴的な空間となるため、区協定木材を使用した天井ルーバーなどによるしつらえとさせていただきました。また、正門に面した位置には、初代の校舎から続く、赤羽小学校伝統の空間となります講堂を計画いたしました。さまざまな式典や軽運動場として、また、地域活動の多目的ホールとしても利用しやすい位置となってございます。
なお、凡例でお示ししました範囲につきましては、北側敷地の工事期間中でございます幼稚園として活用する部分で、将来的には特別支援学級の教室等で利用いたします。
5ページをごらんください。2階平面図でございます。1階からの大階段と、今後予定しています道路上空通路に面した位置に昇降口がございます。昇降口及び北側敷地を視認できる位置に当たる北側に校務ゾーンを設けまして、環境のよい南側には普通教室を、フロアの中央には階段、トイレを配置した、いわゆるセンターコア方式を採用したものでございます。明確でわかりやすい平面プランで、視認性がよく、将来のプラン変更に容易に対応できるフレキシブルな構成となっています。
6ページをごらんください。3階平面図です。北側には、全学年が利用いたします図書室、図工室、そして、理科室の特別教室を配置いたしまして、南側には普通教室を計画いたしました。
7ページをごらんください。4階平面図でございます。部屋の構成は、3階と同様でございます。特別教室として、音楽室、家庭科室がございます。
8ページをごらんください。5階平面図でございます。この階には、約1,000平米の屋上広場がございます。床はゴムチップ舗装といたしまして、約8.6メートルの防球ネットを設置し、球技にも対応できます。また、南側には、将来教室にも対応可能となります多目的室、また、電気室、非常用発電機室などがございます。
9ページをごらんください。屋上階平面図でございます。屋上には、10キロワットの太陽光パネル、防災の観点からのヘリサイン、そして、空調の機械置き場として活用いたします。
10、11ページでございます。こちらは、各階の立面図でございます。また、当委員会資料№7の6ページ、こちらにつきましては、綱の手引き坂から見た完成イメージ図ということでございます。外観デザインにつきましては、前の模型をもってご説明させていただきたいと思います。
12ページ、最後のページでございます。断面図となってございます。本建物の高さは、建築基準法による算定方式で、22.82メートルとなります。
それでは、模型をもって、外観デザインについてご説明させていただきたいと思いますが、杉本委員長、よろしいでしょうか。
○委員長(杉本とよひろ君) お願いいたします。
○施設課長(大森隆広君) よろしくお願いします。
今回の模型につきましては、300分の1で作製いたしました。将来的には、北側の敷地と一体活用するということなので、北側敷地約7,000平米も含めた全体的な模型ということで、これだけの大きなスケール感となってしまいました。
ちなみに、北側敷地、今現在、小学校がある敷地でございますけれども、約7,000平米の敷地に約5,300平米の校舎、そして、こちら、体育館等ですけれども、590平米、合わせて倍がちょうど新しい施設の規模ということになります。
外観デザインにつきましては、この地区一体がかなり広い範囲で文教地区に指定されてございます。文教地区ということもあって、周辺の建物の状況でございますけれども、非常に豊かな緑、そして、少しこの模型から外れていますけれども、イタリア大使館やオーストラリア大使館、そして、慶応義塾大学があるということで、非常に歴史を感じる建物が数多く存在しています。その中で、この敷地の綱の手引き坂という、北側の坂に面した幾つかの建物も、現地を見てみますと、タイルや石などを使用したかなり風格がある建物が幾つかございます。今回の学校のデザインにつきましては、赤羽小学校が大正15年に開校されていますので、その伝統ある学校の歴史を感じられるデザイン、また、綱の手引き坂の景観、非常に各建物が風格のあるデザインになっていますので、その辺をしっかりと統一感のあるデザインにしていきたい。そのようなコンセプトを持って設計させていただきました。
まず、綱の手引き坂を上っていただきますと、擁壁がございます。この擁壁については、石調のタイルを使ってしつらえていきたいと考えてございます。赤羽ということもあって、少し明るい色のタイルを使って、少し個性を出しながら、赤羽らしさ、やわらかさといいますか、温かさも出したイメージで考えています。
坂を上がっていただきますと、正面玄関にピロティがございます。ピロティもイメージ図をご用意いたしました。800平米の非常に開放的な空間でございます。その開放的な空間のデザインにつきましては、丸い柱、はりとはりの間にアーチをかけてということで、非常に特徴的なデザインといいますか、少しヨーロッパ的で歴史等も感じられるようなデザインで、かつ仕上げについてはタイルを使い、左官で仕上げ、また、先ほどご紹介させていただきましたけれども、天井には協定木材をしっかり使っていただくということで、この開放的な空間は自然素材を使った材料でしつらえて、かつ学校らしく、ところどころアーチを使って、優しさを演出したというところでございます。
また、建物の坂からの景観でございますけれども、約70メートルの長さの外壁がございます。非常に圧迫感があり、普通にバルコニーを回してしまうと、非常に単調なデザインになってしまいますので、今回見ていただきますと、真ん中のところに壁面緑化や、区の協定木材、人工木になりますけれども、一部協定木材を含有したルーバーを施しながら、少しアクセントを与えてございます。
それとあと、学校ですから、こういったバルコニーや外回りの外壁部分については、カドを落として、アールをとって、少し優しいイメージを感じ取れるようにという工夫をさせていただいてございます。
最後に色彩計画でございますけれども、学校ですから、明るいイメージということで、外壁の色は明度の高い明るい色を使いたいと思ってございます。
それと屋上に今回グラウンドを設置するということで、球技にも対応するということで、防球ネットを設置するということでございます。それに関しては、景観を損ねないようにグレーのネットを施しております。また、屋上という場所からネットを支える構造部材については、非常にエッジの効いた、かなりごついものを使っております。通常、屋上にネットを張るときの構造部材は非常にごついものになりますけれども、構造計画でしっかり強度を確保しながら、余り目につかないよう今回は非常に細い部材を使いながら、奇抜な形、重苦しい雰囲気にならないよう、構造的な配慮もさせていただきました。
ぐるりと模型を回したいと思います。今、杉本委員長に見ていただいているのが北側でございます。こちらは南側でございます。この建物に一番接近しているのが南側のマンションでございまして、このマンションの理事会と話をして、建物から8メートルぐらい、接近する場所でございますので、そこの部分は手すりを1.5メートルより少し高くして、手すりのピッチも細かくした、目線隠しということで、ほかの面とは少し違ったしつらえをして、近隣の方への配慮をさせていただいたところでございます。
模型を回させていただきます。今度、西面です。マンションが3棟建っているところです。こちらにつきましては、1階から2階に上がります階段が出っ張っていますので、この辺については、樹木を計画はするものの、もう少し緑を感じていただきたいとの思いで、壁面緑化をして、ハイレベルでしっかり緑を感じていただけるよう計画しました。
その意味では、先ほど坂から見た景観やデザインという形でご説明させていただきましたけれども、四方、しっかりとしたデザインで、かつコスト管理もしっかりとした材料を使いながら計画を進めてきたといったところでございます。
以上が工事、建物の概要となります。よろしくご審議の上、ご決定くださいますようよろしくお願いいたします。
○委員長(杉本とよひろ君) 説明は終わりました。これより質疑を行います。ご質問等ございましたら、順次発言をお願いいたします。
○委員(横尾俊成君) 今、ご説明いただいた防球ネットですが、上を閉じているのですよね。ゴルフ練習場のような感じ。子どもたちがキャッチボールをするとして、どれぐらいの高さまで投げられるようになっているのか教えてもらいたい。
あともう1点、この防球ネットを見ると、昨年の台風第15号による影響で倒壊したゴルフ練習場がどうしても思い浮かんでしまうのですけれども、台風などによる暴風の対策はどのようになっていますか。
○施設課長(大森隆広君) 屋上の防球ネットの仕様についてご質問いただきました。防球ネットの高さにつきましては、最高で8.6メートル。網目につきましては、一般的なボールで子どもたちが遊んでも外に出ないような、40ミリの網目のネットを設置してございます。
今回の防球ネットにかかわる構造の配慮といたしましては、先ほど横尾委員から昨年の台風第15号による事故についてご紹介ありましたけれども、構造的な検討もさることながら、場合によっては、雪が降るという予報のときにも簡単にネットをおろせる仕組みもしっかり取り入れています。構造的な検討プラス、万が一のことも考えながら、防球ネットの仕様を決定してございます。
○委員(横尾俊成君) 今回2件が特別簡易型総合評価方式で落札者が決まっていますが、価格評価点について、予定価格に近いと0点になるという、これは問題ないと思うのですけれども、技術等評価点が低いと、若干不安を感じてしまうのです。ここに関して足切りというか、そのようなことは特段設定しているわけではなくて、例えば、ここがもし0点であったとしても、価格評価点がよければ、落札できてしまう。きっとないでしょうけれども、この仕組みでは、その可能性はないのでしょうか。
○契約管財課長(吉田宗史君) この制度は、区内事業者優遇策の一環ということで取り入れておりまして、まず、工事に参入するにあたって、港区の工事実績が1件以上必要で、この部分でいうと、工事の技術等評価点の部分には、必ず点数が入ってくるので、0点とはならないです。ただ、横尾委員言われたように、足切りという制度は設けておりませんので、価格評価点と技術等評価点を足して、一番ポイントの高い事業者を選ぶという制度となっております。
○委員(横尾俊成君) わかりました。実績もあるし、特段問題ないのだということだと思うのですけれども、例えば、地域貢献等評価点に関しては、今回入札した事業者に、今後このようなことは守ってというか、ぜひ取り組んでいただきたいとお願いしているのでしょうか。
○契約管財課長(吉田宗史君) 直接的なお願いということはしていないのですけれども、地域貢献等評価点なので、評価項目をクリアしていただければ、当然、ポイントがどんどん重なります。これは、区内事業者への優遇策の一つということになりますので、事業者も引き続きご検討といいますか、ご配慮いただければ、我々としてはありがたいと思っております。
○委員(黒崎ゆういち君) きょう現地を視察してきまして、改めて大分住宅地にあるのだと感じました。特に隣には大きな高級マンションも建っている中で、この計画に至るまで地元とのやりとりがさまざま行われてきたと思うのですが、おおむね皆さん賛成していただいているとは思うのですが、地元の方からのご意見、ご要望、そして、まだ懸案事項として残っている内容があれば、教えていただきたいのです。
○施設課長(大森隆広君) この計画につきましては、ちょうど1年前でございますけれども、東京都中高層建築物の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例に基づき計画の説明をさせていただきました。それ以降今日に至るまで、12回、いろいろな形で近隣の方と意見を交わしながら、話し合いを進めてきて、今日に至っているということでございます。
いろいろご意見はいただいてございますが、今、この建物を建てるにあたっての懸案部分については、ご理解いただいたところでございます。今後、北側敷地と一体的な活動をするために、道路に上空通路を建てるデザインについては、来年度以降、もう少し意見交換をしながら計画を進めていこうと考えており、大きな懸案ではないのですけれども、課題としましては、上空通路のしつらえ、デザインというところが1つ残っているところでございます。
○委員(黒崎ゆういち君) ありがとうございました。
学校を建てるには12回の説明会が、多かったか少ないものなのかというところと、今まで12回のやりとりの中で、どういった内容が要望されていたのか。代表的なところで結構ですので、教えていただけますでしょうか。
○施設課長(大森隆広君) 学校計画地の西側に約330平米の土地が、これは、港区の土地でございますけれども、その土地の活用についてご意見がございました。学校の計画につきましては、屋上の校庭を活用することによる騒音、それと西側の既存の樹木の活用など、いろいろご意見をいただきました。技術的なところでは、西側の樹木の移植、西側に空間をとること、また、屋上の校庭を使用した際の騒音については、騒音シミュレーション等をして、騒音の軽減に向けた対策にご理解をいただいているというところでございます。
その他に、予定をしている介護施設については少しご意見がございまして、建物の配置や規模、あと、車で介護施設をご利用になる際、西側マンションの方が車を利用する場合の西側道路の見通しや安全面の確保、そういったことに関してご意見をいただいたということがあって、計12回の丁寧な説明会をさせていただいたというところです。
○委員(榎本茂君) ここは高台にあるからたしかハザードマップでは津波等による浸水エリアとして色は塗られていなかったところかと思うのですけれども、あえて発電機室、電気室を5階に持ってきた理由を教えていただいきたい。
○施設課長(大森隆広君) 榎本委員ご指摘のとおり、ハザードマップで詳細に確認したところ、浸水するおそれはないという地域、場所ではございますが、平成23年の東日本大震災後以降、発電機室、電気室については、念には念を入れて、1階レベルではなく、地上部分、屋上部分ということで、しっかりとした対策をしていきたいという流れの中から、屋上部分に発電機室、電気室を配置させていただきました。
○委員(榎本茂君) この発電機の能力、備蓄燃料等のスペックというのはおわかりになりますか。
○施設課長(大森隆広君) 非常用発電機については、オイルタンクは1,950リットルを設置して、発電機の能力については、80kVAでございます。
○委員(榎本茂君) これは連続発電が可能な、水冷方式ですか。消防法上の短時間だけのものではなくて、連続発電できるものですよね。
○施設課長(大森隆広君) 空冷方式でございます。
○委員(榎本茂君) 空冷方式ということは、発電機の稼働により発熱するので、これは災害拠点として一定時間の発電能力を持つ消防法上の避難に要するエレベーター等の使用ということで、消防法上の避難に要する電気を供給するものと理解していいですか。
○施設課長(大森隆広君) 申しわけございません。水冷方式ということでございます。今回、1,950リットルのタンクと小出し槽を入れて、先ほどご説明させていただいた容量の発電機も回して、72時間対応ということです。今考えているのは、地下2階に体育館がございますので、避難所となり得るので、エレベーター、各避難所となり得る講堂や体育館、普通教室等々、それの照明やコンセント、それと各設備のポンプ類、そういったものを72時間回していくということでございます。
○委員(なかね大君)
港区立赤羽小学校新築に伴う電気設備工事は西山電気株式会社が落札者ですけれども、先ほど横尾委員からもあったように、技術等評価点が8.5点と、それほど高くないと思うのです。この点数の内訳を教えてもらえればと思います。
○契約管財課長(吉田宗史君) 技術等評価点の①から③に該当する部分が5.5点、それから、④の地域貢献等評価点が3.0で、合わせて8.5点という内訳になります。
○委員(なかね大君) ②、③の部分というのは、それぞれ点数が配分されていて、何が何点というところまではわかりませんか。
○契約管財課長(吉田宗史君) まず、②配置予定技術者資格点が3点、次に、③配置予定技術者実績点が1.5点、次に、①工事成績評価点が1点となっていますが、この事業者は、港区の受注実績が1件しかなかったため、それを平均すると、ほかの平均値が下がってしまうということで、ポイントがとれていないということになります。一見して技術等評価点自体は高いのですけれども、3件調整すると低くなったということになります。
○委員(なかね大君) ありがとうございます。この8.5点の1つだけ見ると、技術的なスキルがどれぐらいあるのかがなかなか見えづらい部分があるので、お伺いしました。
○委員長(杉本とよひろ君) ほかにご質問等よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) 最後の確認という意味で私も2点お伺いします。
1点目は、今回、このJVで3者ということで、区外事業者が構成員の代表ということで、そこに区内事業者の2者が加わったわけです。これは制限付一般競争入札なので、金額を参考にしたと思うのですけれども、やはり基本的には区内事業者を何とか優遇する、これは契約の話なのですが、それを検討していかないといけないと思うのです。区内事業者も努力してやっているのに、区外事業者にとられる。先ほど地域貢献等評価点という、るるお話がございましたけれども、私は全てを知りませんが、契約をとって建物を建てて、はいそれで終わりというわけではなくて、ここは地域に何らかの、防災も含めてですけれども、貢献をしたいという事業者の声を結構聞く場面があるのです。この入札制度のあり方というのを改めて考えた方がいいのかと私は率直に思うのですが、そこら辺、もしも契約管財課として何かあれば教えてもらいたい。
○契約管財課長(吉田宗史君) 今回、4グループから応募がありまして、区内が2グループ、区外が2グループということです。私が着任してからですけれども、学校関係でいいますと、1グループ、2グループということで、なかなか応募数が多くない。今回は比較的多かったのですけれども、学校については開設時期の関係がありまして、おくれてしまうとどうしてもリスクがあるということで、なるべく幅広く手を挙げていただきたいということで、制限付き一般競争入札という方法にさせていただきました。
ただ、今後の可能性の一つとして、建築では今まで使っていないのですけれども、特別簡易型総合評価方式による入札方式の余地はあるかとは思いますので、それは施設課とも相談しながら、検討していきたいと思っています。
ただ、特別簡易型総合評価方式の場合ですと、区内事業者は1件、港区での実績があれば参加できます。一方、区外事業者は2件の受注実績が必要となり、どうしても入札にあたってのハードルとの関係性もありますので、引き続き施設課と調整しながら、次回以降、来年度以降のものについては検討させていただければと思います。
○委員長(杉本とよひろ君) そこら辺、検討した方がいいと思うのです。そのような声は恐らく契約管財課など、るる話が当然要望としては出ていると思います。
特に学校施設に関しては、不調に終わると開校できないという大きな問題というか、リスクがあるのは重々わかっているわけで、当然、区としても不調対策というのも恐らくとっているはずなのです。万万が一のときに、不調になる可能性もある。では、どうしたらいいかということで、私も今研究している最中なのですけれども、例えば、前倒しで募集するなど、他の自治体の例も研究されながら、入札契約制度のあり方を考えていただければという思いで質問をさせていただきました。
2点目は、これは今後教育委員会と具体的な検討になると思うのですけれども、きょう視察に行きまして、正門になるところが坂道になって、先ほども少し説明がございましたけれども、恐らくここは時間帯によっては車の通りが結構あると思うのです。問題は通学路となる歩道の幅員の関係で、生徒たちが登下校のときに、特に朝は結構集中すると予想され、そこら辺の交通安全対策を今後やっていく中で、擁壁を新しくするというお話もございましたので、そこら辺、所管課と検討していただきたいと思います。この点について何かあれば発言をお願いします。
○施設課長(大森隆広君) 杉本委員長ご指摘のとおり、北側の方で小学校の運営をしながらの工事ということでございます。今回の工事のポイントは、特に児童の安全管理、安全確保だと認識していますので、仮設計画をしっかりと立て、その際には事業者、我々、学校とで十分協議をし、ご納得していただく形で工事を実施していきたいと考えてございます。
○委員長(杉本とよひろ君) よろしくお願いします。
ほかには、よろしいでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、なければ質疑はこれにて終了いたします。
まず、「議案第28号」ですが、採決については、簡易採決でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、まず、審議事項(9)「議案第28号 工事請負契約の承認について(
港区立赤羽小学校新築工事)」について採決いたします。
「議案第28号」は、原案のとおり可決することにご異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) ご異議なきものと認め、審議事項(9)「議案第28号 工事請負契約の承認について(
港区立赤羽小学校新築工事)」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
続いて、「議案第29号」について、こちらも簡易採決でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、審議事項(10)「議案第29号 工事請負契約の承認について(
港区立赤羽小学校新築に伴う電気設備工事)」について採決いたします。
「議案第29号」は、原案のとおり可決することにご異議ありませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) ご異議なきものと認め、審議事項(10)「議案第29号 工事請負契約の承認について(
港区立赤羽小学校新築に伴う電気設備工事)」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
続いて、「議案第30号」について、こちらも簡易採決でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、審議事項(11)「議案第30号 工事請負契約の承認について(
港区立赤羽小学校新築に伴う機械設備工事)」について採決いたします。
「議案第30号」は、原案のとおり可決することにご異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) ご異議なきものと認め、審議事項(11)「議案第30号 工事請負契約の承認について(
港区立赤羽小学校新築に伴う機械設備工事)」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(12)「議案第32号
包括外部監査契約の締結について」、理事者から提案理由の説明を求めます。
○企画課長・
区役所改革担当課長兼務(大浦昇君) それでは、審議事項(12)「議案第32号 包括外部監査契約の締結について」、提案補足説明を行います。
港区は、港区外部監査契約に基づく監査に関する条例第2条第1項の規定に基づき、包括外部監査契約に基づく監査を受けるものと定めております。本議案は、地方自治法第252条の36第2項に基づき、令和2年度の包括外部監査契約を締結するにあたり、ご承認いただくため、ご提案するものでございます。
それでは、提案の補足資料を調製いたしましたので、資料№8をごらんください。項番1をごらん願います。契約の相手方は、公認会計士の資格を有する谷川淳氏でございます。
項番2をごらんください。選定理由です。(1)平成29年度及び平成30年度における包括外部監査の効果的な実施の②をごらんください。②平成30年度の実績、平成30年度の包括外部監査の実施について、包括外部監査人は、次のとおり質の高い監査を実施してございます。
ア、テーマ選定です。次のページをごらんください。今日性の観点とサービスを享受する区民の視点を重視し、学校教育に関する事業の財務事務の執行についてを選定いたしました。
イ、監査実施状況です。各所管課や学校から提出された資料を細部まで確認し、必要に応じヒアリングを実施いたしました。また、現場の様子を直接確認するため、区立幼・小・中学校も実査を行い、誠実かつ丁寧に各事業の把握に努めてございました。
ウ、監査結果です。適正な財務事務執行を確保するために改善すべき事項のみにとどまらず、小学校の警備業務の委託に関して、報告書等の見直しによる巡回警備の適切な計画及び確実な実績の確認につながってございます。
エ、地方自治体の事務への理解と経験を活かした円滑な監査の実施です。包括外部監査人及び補助者6名は個人事務所を開設しており、監査法人には所属しておりませんので、それぞれ独立した立場で監査を実施しました。また、全員が他の自治体での外部監査や行政機関での監査が豊富であり、効率的なヒアリング及び実査を行ってございます。
(2)同一人を連続して選定することによる質の高い包括外部監査の実施でございます。次のページをごらんください。
包括外部監査契約について、地方自治法の規定によりまして、同一人と3回まで連続して契約することを可としてございます。包括外部監査は第三者が実施するものであることから、継続して同一人が実施することで、包括外部監査人の区政への理解を深め、効果の高い監査を実施することが可能となります。
以上の理由から、令和2年度の包括外部監査人に谷川淳氏を選定いたしました。
簡単ではございますが、議案第32号の
包括外部監査契約の締結についての提案補足説明を終わらせていただきます。よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願い申し上げます。
○委員長(杉本とよひろ君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。ご質問等ございます方は、順次ご発言をお願いいたします。
○委員(土屋準君) 包括外部監査の期間についてですけれども、令和2年度ということは、単年度というか、1年ということなのでしょうか。前からこのような期間でしたでしょうか。
○企画課長・
区役所改革担当課長兼務(大浦昇君) まず、今回の契約期間でございますけれども、令和2年4月1日から令和3年3月31日まででございます。
○委員(土屋準君) これは前からそうでしたか。
○企画課長・
区役所改革担当課長兼務(大浦昇君) 毎回1年ごとに更新というか、指定をさせていただくという流れになっております。平成29年6月の地方自治法改正によりまして、条例を制定するときに、包括外部監査を実施する自治体は、その都度、その実施頻度を条例で定めるということになりました。これによりまして、港区では、平成29年第4回定例会において議案を提出させていただき、2年に1回行うということになりました。今回がその年になります。
○委員(土屋準君) 1年おきということですね。わかりました。
そうすると、この包括外部監査人の任期というのはどのような形になるのでしょうか。
○企画課長・
区役所改革担当課長兼務(大浦昇君) 包括外部監査人の任期は、令和2年4月1日から令和3年3月31日までの1年間が任期となります。
○委員(土屋準君) あと、包括外部監査補助者というのは、誰がどのような基準で選ぶのでしょうか。
○企画課長・
区役所改革担当課長兼務(大浦昇君) 包括外部監査補助者でございますけれども、包括外部監査人が選定してございまして、監査委員協議会を経ての告示になります。地方自治法によりまして、監査の事務をほかの者に補助させることができるという規定がございます。前回などは、公認会計士が包括外部監査補助者となってございます。
○委員(横尾俊成君) 連続して契約することが3回まで可能ということで、今回が3回目になるということなのですけれども、1人の方が何度もやるというのは、区政への理解を深め、効果の高い監査を実施が可能となる一方で、常に新しい方が入っている方が、別の視点で見られる、そのような利点もあるかと思うのです。それは考え方のお話なのですけれども、この方が悪いと言っているわけではないのですが、この方は包括外部監査補助者の期間も含めると相当長い間、包括外部監査補助者が5年間、それから、包括外部監査人として、今回で3年、合計8年になります。港区で包括外部監査を長くやられているということに対してのメリットは、区政への理解が深くなるというところぐらいなのかと思うのですが、その考え方を教えてもらえますか。
○企画課長・
区役所改革担当課長兼務(大浦昇君) 私の説明が悪くて大変申しわけございませんでした。包括外部監査ですけれども、第三者が実施するということでありますが、継続して同一人がある程度実施していただくということが、区政への理解を深め、効果の高い監査ができると考えてございます。
これまで谷川氏にやっていただいた監査ですけれども、平成29年度に1回、次が平成30年度に1回、そして、今回の議案が議決いただけましたら令和2年度に1回、合計3回でございます。
○委員(横尾俊成君) 包括外部監査補助者でいらっしゃったころは何回やられたのですか。
○企画課長・
区役所改革担当課長兼務(大浦昇君) 失礼いたしました。包括外部監査補助者として平成24年度から平成28年度まで5年間活動していただきました。
○委員(横尾俊成君) それは何回ですか。
○企画課長・
区役所改革担当課長兼務(大浦昇君) 5回でございます。
○委員(横尾俊成君) では、毎年やっていたけれども、最近では2年に1回ということですね。
○企画課長・
区役所改革担当課長兼務(大浦昇君) 2年に1回となったのが、今回ではなくて、平成30年度からでございまして、それまでは毎年、1年に1回行っておりました。平成30年度に1回やって、翌年度である今年度は実施しておりません。そして今回、令和2年度にまた1回やらせていただくという流れでございます。
○委員長(杉本とよひろ君) ほかにご質問等よろしいでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) ほかに質問がなければ、質疑はこれにて終了いたします。
採決については、簡易採決でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、審議事項(12)「議案第32号
包括外部監査契約の締結について」採決いたします。
「議案第32号」は、原案のとおり可決することにご異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) ご異議なきものと認め、審議事項(12)「議案第32号
包括外部監査契約の締結について」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(13)「請願元第4号 港区における
特定遊興飲食店営業の指定地域追加願いに関する請願」を議題といたします。
本請願について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) なければ、本請願につきましては、今期継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、今期継続と決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(14)「発案元第3号 地方行政制度と財政問題の調査について」を議題といたします。
本発案につきまして、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、本日継続と決定いたしました。
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○委員長(杉本とよひろ君) それでは、議案等の審査が終了いたしましたので、明日27日は調査日にしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、明日27日は調査日といたします。委員の皆様、所在、連絡先が容易に確認できるようお願いいたします。
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○委員長(杉本とよひろ君) そのほか、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) なければ、本日の委員会を閉会いたします。
午後 4時36分 閉会...